JP5975893B2 - connector - Google Patents
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Description
本発明は、外周面に一対の突起部を有する筒状の被嵌合部を備えた被連結コネクタに連結可能なコネクタに関するものである。 The present invention relates to a connector that can be connected to a connector to be connected that includes a cylindrical fitting portion having a pair of protrusions on an outer peripheral surface.
この種のコネクタとして、特開2004−63087号公報に開示されたBNCコネクタプラグが知られている。このBNCコネクタプラグは、円筒状の接続スリーブを備えて構成されている。また、接続スリーブには、周方向に沿って導入溝が形成されている。このBNCコネクタプラグをBNCレセプタクル(被連結コネクタ)に連結する際には、BNCレセプタクルにおける筒状の被嵌合部に設けられている一対のボス(突起部)を、接続スリーブに形成されている導入溝の先端部側の端部に進入させる。次いで、接続スリーブを90°程度回動させてボスを導入溝に嵌合させつつ接続スリーブを被嵌合部に向けて押し込むことで、接続スリーブに被嵌合部を挿入させる。これにより、BNCコネクタプラグとBNCレセプタクルとが連結される。また、BNCコネクタプラグとBNCレセプタクルとの連結を解除する際には、上記した回動の向きとは逆向きに接続スリーブを回動させつつ、接続スリーブと被嵌合部とを引き離す。これにより、BNCコネクタプラグとBNCレセプタクルとの連結が解除される。 As this type of connector, a BNC connector plug disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2004-63087 is known. This BNC connector plug includes a cylindrical connection sleeve. In addition, an introduction groove is formed in the connection sleeve along the circumferential direction. When this BNC connector plug is connected to a BNC receptacle (connector connector), a pair of bosses (protrusions) provided in a cylindrical mating portion of the BNC receptacle are formed on the connection sleeve. It is made to approach the edge part of the front-end | tip part side of an introduction groove | channel. Next, the connecting sleeve is rotated about 90 °, and the connecting sleeve is pushed into the fitting portion while fitting the boss into the introducing groove, thereby inserting the fitting portion into the connecting sleeve. Thereby, the BNC connector plug and the BNC receptacle are connected. Further, when releasing the connection between the BNC connector plug and the BNC receptacle, the connection sleeve and the fitted portion are separated while rotating the connection sleeve in the direction opposite to the above-described rotation direction. As a result, the connection between the BNC connector plug and the BNC receptacle is released.
ところが、上記のBNCコネクタプラグには、以下の課題がある。すなわち、このBNCコネクタプラグでは、BNCレセプタクルとの連結および連結解除の際に、接続スリーブを回動させる必要がある。しかしながら、例えば、BNCレセプタクルが狭い場所や手の届き難い場所に位置しているときには、接続スリーブを回動させる操作が困難なことがある。このように、従来のBNCコネクタプラグには、BNCレセプタクルとの連結および連結解除を行う際の操作性が悪いという課題が存在し、この点の解決が望まれている。 However, the above BNC connector plug has the following problems. That is, in this BNC connector plug, it is necessary to rotate the connection sleeve when connecting to and releasing from the BNC receptacle. However, for example, when the BNC receptacle is located in a narrow place or a place where it is difficult to reach, it may be difficult to rotate the connection sleeve. As described above, the conventional BNC connector plug has a problem that the operability when connecting to and disconnecting from the BNC receptacle is poor, and a solution to this problem is desired.
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、操作性を向上させ得るコネクタを提供することを主目的とする。 This invention is made | formed in view of this subject, and it aims at providing the connector which can improve operativity.
上記目的を達成すべく請求項1記載のコネクタは、筒状に形成された被嵌合部の外周面に一対の突起部を有する被連結コネクタに連結可能なコネクタであって、筒状に形成されて、中心軸に沿う方向に形成された切込部を先端部に有して前記連結時において当該切込部に対して前記突起部を挿入させつつ前記被嵌合部の外側に嵌合する嵌合部と、前記嵌合部の前記中心軸を中心として予め決められた第1位置および第2位置の間で回動可能に当該嵌合部の外側に配設されて、前記第1位置に位置している状態において前記切込部に対する前記突起部の挿入および引き抜きを規制すると共に前記第2位置に位置している状態において当該切込部に対する当該突起部の挿入および引き抜きを許容する一対の規制部と、前記各規制部を第1位置と第2位置との間で回動させる回動機構とを備え、前記各規制部における先端部には、前記第1位置に位置している状態において前記切込部の先端部を閉塞すると共に前記第2位置に位置している状態において当該先端部を開放する閉塞部が設けられ、前記回動機構は、前記中心軸に沿う方向にスライド可能に構成された操作用のノブと、当該ノブのスライドに伴って動作して前記第1位置に向かう第1の向きおよび前記第2位置に向かう第2の向きに前記各規制部を押圧して当該各規制部を回動させる押圧部とを備えている。
In order to achieve the above object, a connector according to
また、請求項2記載のコネクタは、請求項1記載のコネクタにおいて、前記回動機構は、前記押圧部が前記第1の向きに前記各規制部を押圧するように当該押圧部を付勢する付勢部を備えている。
The connector according to
また、請求項3記載のコネクタは、請求項1または2記載のコネクタにおいて、前記嵌合部には、互いに等間隔に配置された4つの前記切込部が形成されている。 According to a third aspect of the present invention, in the connector according to the first or second aspect, the fitting portion is formed with the four cut portions arranged at equal intervals.
請求項1記載のコネクタでは、嵌合部の中心軸に沿う方向に回動機構のノブをスライドさせることで、切込部に対する被連結コネクタの突起部の挿入および引き抜きを規制する第1位置と許容する第2位置との間で規制部が回動させられる。このため、このコネクタによれば、コネクタを回動させて被連結コネクタとコネクタとを連結させる従来の構成とは異なり、回動させる操作を行うことなく、嵌合部の中心軸に沿う方向に被連結コネクタに対してコネクタを押し込むだけで、コネクタと被連結コネクタとを連結させることができ、また、中心軸に沿う方向にノブをスライド操作させてその方向にコネクタを引き抜くだけで、コネクタと被連結コネクタとの連結を解除させることができる。したがって、このコネクタによれば、被連結コネクタが狭い場所や手の届き難い場所に位置して、コネクタを回動させる操作が困難な場合においても、コネクタと被連結コネクタとの連結および連結解除の操作を容易に行うことができる結果、操作性を十分に向上させることができる。
In the connector according to
また、請求項2記載のコネクタによれば、押圧部が第1の向きに各規制部を押圧するように押圧部を付勢する付勢部を備えて回動機構を構成したことにより、ノブに対するスライド操作を行うことなく(ノブに対する操作を終了することで)、付勢部の付勢力によって規制部を自動的に第1位置の位置に位置させて、切込部に対する被連結コネクタの突起部の挿入および引き抜きを規制することができる。このため、このコネクタによれば、規制部を第1位置の位置に位置させるためにノブを操作する必要がある構成と比較して、操作性をさらに向上させることができる。 According to the connector of the second aspect of the present invention, the rotating mechanism is configured by including the urging portion that urges the pressing portion so that the pressing portion presses each regulating portion in the first direction. Without the slide operation on the knob (by completing the operation on the knob), the restricting portion is automatically positioned at the first position by the urging force of the urging portion, and the projection of the connected connector with respect to the notch portion The insertion and withdrawal of the part can be restricted. For this reason, according to this connector, the operability can be further improved as compared with the configuration in which the knob needs to be operated in order to position the restricting portion at the first position.
また、請求項3記載のコネクタによれば、互いに等間隔に配置された4つの切込部を嵌合部に形成したことにより、被連結コネクタにおける2つの突起部が水平方向に沿って配置されているとき、および垂直方向に沿って配設されているときのいずれのときにおいても、コネクタを回動(90°回動)させることなく同じ姿勢でコネクタと被連結コネクタとを連結させることができる。このため、このコネクタによれば、操作性をさらに向上させることができる。 Further, according to the connector of the third aspect, since the four cut portions that are arranged at equal intervals to each other are formed in the fitting portion, the two protruding portions in the connected connector are arranged along the horizontal direction. The connector and the connector to be connected can be connected in the same posture without rotating the connector (rotating 90 °) at any time when the connector is disposed along the vertical direction. it can. For this reason, according to this connector, operativity can further be improved.
以下、コネクタの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of a connector will be described with reference to the accompanying drawings.
最初に、コネクタユニット100の構成について、図面を参照して説明する。図1に示すコネクタユニット100は、例えば、電流や電圧などの物理量を検出するセンサの電気ケーブルの終端部に接続されて、センサから出力された電気信号を測定装置等の電子機器に入力する際に用いられる器具であって、同図に示すように、筐体150と、筐体150の先端部(同図における左手前側の端部)に配設されたコネクタ1とを備えて構成されている。なお、同図では、筐体150の先端部側のみを図示し、他の部分の図示を省略している。
First, the configuration of the
コネクタ1は、電子機器等に配設されている被連結コネクタとしてのBNC(Bayonet Neill Concelman )レセプタクル2(雌形コネクタ:以下単に「レセプタクル2」ともいう)との連結が可能に構成されている。この場合、レセプタクル2は、図6に示すように、円筒状に形成された被嵌合部21と、小径の円筒状に形成されて被嵌合部21の中央部に配設された被接続端子22とを備えて構成されている。また、被嵌合部21の外周面211における中心軸を挟んで対向する2つの位置(この例では、水平の位置)には、一対の突起部212が配設されている。
The
一方、コネクタ1は、図2,3に示すように、カバー10、第1嵌合部11、第2嵌合部12、規制部13a,13b(以下、区別しないときには「規制部13」ともいう)および回動機構14を備えて構成されている。
On the other hand, as shown in FIGS. 2 and 3, the
カバー10は、図3に示すように、先端部10aが円筒状に形成されると共に、基端部10bが直方体状に形成されて、第1嵌合部11、第2嵌合部12、規制部13a,13bおよび回動機構14を収容(取り付け)可能に構成されている。また、先端部10aには、レセプタクル2の被嵌合部21を挿入させるための開口部101aが形成された壁部101が設けられている。この場合、開口部101aには、被嵌合部21に配設されている突起部212を挿入させるための4つの切欠部101bが、先端部10aの中心軸(図示せず)を中心として互いに90°をなす位置(等間隔で離間する位置)に形成されている。また、基端部10bを構成する側壁102には、後述する回動機構14の押圧部42a,42b(図4,5参照)を支持するための支持孔102aが形成されている。
As shown in FIG. 3, the
第1嵌合部11は、図3に示すように、筒状体111および端子112を備えて構成されている。筒状体111は、レセプタクル2の被嵌合部21の内側に嵌合(挿入)可能な円筒状に形成されている。端子112は、同図に示すように、先端部(同図における左側の端部)が円錐状をなす円柱状に形成されて、筒状体111の中央部に配設されている。この端子112は、コネクタ1とレセプタクル2との連結時においてレセプタクル2の被接続端子22に接続される。
As shown in FIG. 3, the first
第2嵌合部12は、嵌合部の一例であって、図3に示すように、第1嵌合部11の筒状体111よりも大径の円筒状に形成されて、図2に示すように、内側に第1嵌合部11の筒状体111が挿入された状態で(つまり、第1嵌合部11を取り囲むようにして)、カバー10の先端部10a内に収容されている。また、図3に示すように、第2嵌合部12の先端部(同図における左側の端部)には、4つの切込部121が形成されている。この場合、各切込部121は、中心軸X1を中心として互いに90°をなす位置(等間隔で離間する位置)に形成されており、第2嵌合部12がカバー10の先端部10a内に配設されたときに、先端部10aの壁部101に形成されている4つの切欠部101bに各切込部121がそれぞれ対向する。
The 2nd
また、切込部121は、レセプタクル2の被嵌合部21に配設されている突起部212の挿入を可能とするために、突起部212の直径よりも広い幅に形成されている。また、図3に示すように、第2嵌合部12の基端部(同図における右側の端部)には、カバー10の先端部10a側の内部に配設される際にカバー10の基端部10b側に係合させて第2嵌合部12を固定するための係合部122が配設されている。
Further, the
規制部13a,13bは、図4に示すように、第2嵌合部12の中心軸X1を中心として回動可能に第2嵌合部12の外側にそれぞれ配設されている。なお、同図および後述する図5,7〜13,15では、発明の理解を容易とするため、カバー10を取り外した状態でコネクタ1を図示している。また、規制部13a,13bは、図3に示すように、円筒体の一部を切り取った形状にそれぞれ形成されて、図4,8,9,11に示すように、第2嵌合部12の外側に配設された状態において、いずれかの位置に隙間S1が生じる円筒体をなすように構成されている。
As shown in FIG. 4, the restricting
また、図3に示すように、各規制部13a,13bにおける先端部131(同図における左側の端部)の内周面132には、それぞれ2つ(コネクタ1全体としては、4つ)の閉塞部133が形成されている。この場合、閉塞部133は、同図に示すように、先端部131側に向かうほど幅が狭くなる(傾斜面133aを有する)三角柱状に構成されている。また、各規制部13a,13bの基端部(同図における右側の端部)には、後述する回動機構14の各押圧部42a,42bにおける腕部141cの先端部が係合する係合部134が形成されている。各規制部13a,13bは、第1位置P1に位置している状態(図4,7に示す状態)において第2嵌合部12の切込部121に対するレセプタクル2の突起部212の挿入および引き抜きを規制すると共に、第2位置P2に位置している状態(図11,12に示す状態)において切込部121に対する突起部212の挿入および引き抜きを許容する機能を有している。具体的には、各規制部13a,13bは、第1位置P1に位置している状態において、図7に示すように、第2嵌合部12の切込部121の先端部121a(同図における左側の端部)を閉塞部133によって閉塞し、第2位置P2に位置している状態において、図11に示すように、閉塞部133による切込部121の先端部121aの閉塞状態を解除する(先端部121aを開放する)。
Further, as shown in FIG. 3, there are two (four as a whole for the connector 1) on the inner
回動機構14は、規制部13を第1位置P1と第2位置P2との間で回動させる機構であって、図3に示すように、ノブ41、押圧部42a,42b(以下、区別しないときには「押圧部42」ともいう)および一対のスプリング(コイルスプリング)43を備えて構成されている。ノブ41は、規制部13を回動させる操作を行う際に用いられる操作用のノブであって、第2嵌合部12の中心軸X1に沿う方向(図4に示す矢印A,Bの向き)にスライド可能に(スライド操作が可能に)カバー10における基端部10bの上部に配設されている(図2参照)。
The
押圧部42は、図3,5に示すように、T字状に接合した3つの腕部141a,141b,141cを備えて構成されている。また、押圧部42の中央部(各腕部141a,141b,141cの接合部分)には、支持軸142が設けられている。また、腕部141bの先端部には、スプリング43を係合させるための係合用突起143が設けられている。また、押圧部42は、カバー10における基端部10bの側壁102に形成されている支持孔102aに支持軸142が挿入されることによって支持軸142を中心として回動可能にカバー10の基端部10b内に取り付けられている。
As shown in FIGS. 3 and 5, the pressing portion 42 includes three
これらの押圧部42は、ノブ41に対して矢印Aの向き(図5参照)へのスライド操作がされたときに、腕部141aの先端部にノブ41が当接して、ノブ41のスライドに伴って矢印Cの向き(同図参照)に回動(作動)する。また、押圧部42は、同図に示すように、矢印Dの向きに回動するように、腕部141bがスプリング43によって付勢されており、ノブ41に対するスライド操作がされていない初期状態では(または、ノブ41に対して矢印Bの向きへのスライド操作がされたときには)、スプリング43の付勢力によって矢印Dの向きに回動(作動)する。
When the pressing portion 42 is slid in the direction of the arrow A (see FIG. 5) with respect to the
また、押圧部42は、図5に示すように、腕部141cの先端部が規制部13の係合部134に係合しており、矢印Cの向きに回動したときに、腕部141cの先端部によって係合部134を矢印Eの向き(規制部13が第2位置P2に向かう第2の向き)に押圧して規制部13を矢印Eの向きに回動させる。また、押圧部42は、矢印Dの向きに回動したときに、腕部141cの先端部によって係合部134を矢印Fの向き(規制部13が第1位置P1に向かう第1の向き)に押圧して規制部13を矢印Fの向きに回動させる。
Further, as shown in FIG. 5, the pressing portion 42 has an
スプリング43は、付勢部の一例であって、押圧部42の腕部141bに設けられている係合用突起143が一端部に挿入された状態で係合用突起143に係合すると共に(図5参照)、他端部がカバー10の基端部10bに形成されている図外の係合部に係合した状態で基端部10bに収容されている。このスプリング43は、押圧部42が上記した第1の向き(同図に示す矢印Fの向き)に規制部13を押圧するように押圧部42を付勢する(同図における右向きに腕部141bを付勢する)。
The
次に、コネクタユニット100の使用方法(コネクタユニット100のコネクタ1とレセプタクル2との接続方法)について、図面を参照して説明する。
Next, a method of using the connector unit 100 (a method of connecting the
一例として、図6に示す電子機器300に取り付けられているレセプタクル2にコネクタユニット100のコネクタ1を連結するときには、図7に示すように、コネクタ1をレセプタクル2に近づける。次いで、コネクタ1におけるカバー10の先端部10aの壁部101に形成されている開口部101a(図3参照)とレセプタクル2の被嵌合部21の先端部とを対向させる。この際に、被嵌合部21に配設されている突起部212が開口部101aに形成されている切欠部101bに対向するようにレセプタクル2に対してコネクタ1を位置合わせする。
As an example, when connecting the
続いて、コネクタユニット100をレセプタクル2に向けて押しつけて、レセプタクル2における被嵌合部21の先端部をコネクタ1のカバー10の開口部101aに挿入させる。この際に、開口部101aに挿入された被嵌合部21の先端部が、コネクタ1の第2嵌合部12における先端部の内側に挿入される。つまり、第2嵌合部12の先端部が被嵌合部21の外側に嵌合する。また、これに伴って、コネクタ1の第1嵌合部11における筒状体111の先端部が、被嵌合部21の内側に嵌合(挿入)される。
Subsequently, the
次いで、コネクタユニット100をレセプタクル2に向けてさらに押しつける。この際に、被嵌合部21が第2嵌合部12内にさらに挿入され、被嵌合部21に配設されている突起部212が、カバー10の切欠部101bを通ってコネクタ1内に挿入される。ここで、このコネクタ1では、ノブ41に対するスライド操作がされていないときには、規制部13が第1位置P1に位置しており、この状態では、切欠部101bに対向する第2嵌合部12の切込部121の先端部121aを規制部13の閉塞部133が閉塞している。このため、切欠部101bを通ってコネクタ1内に挿入された突起部212が、図8に示すように、閉塞部133の傾斜面133aに当接する。なお、同図および図9では、発明の理解を容易とするため、レセプタクル2における被嵌合部21の図示を省略して突起部212のみを図示している。
Next, the
続いて、コネクタユニット100をレセプタクル2に向けてさらに押しつけたときには、図9,10に示すように、レセプタクル2の突起部212が、閉塞部133の傾斜面133aを押圧しつつコネクタ1規制部13の奥側に向かって挿入される。これにより、図10に示すように、回動機構14の押圧部42を介して矢印Fの向きに規制部13を付勢するスプリング43の付勢力に抗して、規制部13が矢印Eの向きに回動させられる。また、この規制部13の回動に伴い、規制部13の係合部134に腕部141cが係合している押圧部42が矢印Cの向きに回動させられる。
Subsequently, when the
次いで、コネクタユニット100をレセプタクル2に向けてさらに押しつけたときには、図11に示すように、レセプタクル2の突起部212が、閉塞部133の傾斜面133aを押圧しつつコネクタ1規制部13の奥側にさらに挿入され、これにより、同図および図12に示すように、規制部13が第2位置P2に位置させられる。この状態では、図11に示すように、閉塞部133による切込部121の先端部121aの閉塞状態が解除されて、切込部121に対する突起部212の挿入が可能となる。このため、突起部212が切込部121に挿入されつつ被嵌合部21が第2嵌合部12内にさらに挿入される。続いて、図13に示すように、突起部212が切込部121における基端部側(奥側)の端部に当接した時点で、レセプタクル2に対するコネクタユニット100の押しつけを終了する。これにより、被嵌合部21の外側に第2嵌合部12が嵌合され、被嵌合部21の内側に第1嵌合部11の筒状体111が嵌合される。また、第1嵌合部11の端子112がレセプタクル2の被接続端子22に接続される。
Next, when the
また、突起部212が切込部121に挿入されたときには、閉塞部133の傾斜面133aに対する突起部212による押圧が解除される。このため、図13に示すように、スプリング43の付勢力によって押圧部42が矢印Dの向きに回動させられて、この押圧部42の回動に伴って規制部13が矢印Fの向きに回動させられる結果、規制部13が第1位置P1に位置する。この状態では、同図に示すように、切込部121の先端部121aが規制部13の閉塞部133によって閉塞されて、切込部121からの突起部212の引き抜きが規制される。これにより、コネクタ1とレセプタクル2とが連結された状態を維持する。
Further, when the protruding
一方、コネクタ1とレセプタクル2との連結を解除する際には、ノブ41を矢印Aの向きにスライドさせる。この際に、押圧部42の腕部141aの先端部がノブ41に当接して、ノブ41のスライドに伴って押圧部42が図13に示す矢印Cの向きに回動させられる。また、この押圧部42の回動に伴い、ノブ41の腕部141cの先端部が規制部13の係合部134を矢印Eの向きに押圧する。これにより、規制部13が矢印Eの向きに回動させられて、図11に示すように、規制部13が第2位置P2に位置する。この状態では、同図に示すように、規制部13の閉塞部133による切込部121の先端部121aの閉塞状態が解除されて、切込部121からの突起部212の引き抜き、つまりレセプタクル2の引き抜きが可能となる。
On the other hand, when the connection between the
次いで、コネクタユニット100をレセプタクル2から引き離す。この際に、被嵌合部21が突起部212と共にコネクタ1から引き抜かれ、これによってコネクタ1の端子112とレセプタクル2の被接続端子22との接続が解除されると共に、第1嵌合部11および第2嵌合部12と被接続端子22との嵌合状態が解除される。
Next, the
続いて、ノブ41に対するスライド状態を解除する。この際に、スプリング43の付勢力により、図7に示すように、押圧部42が矢印Dの向きに回動させられて、この押圧部42の回動に伴って規制部13が矢印Fの向きに回動させられる結果、規制部13が第1位置P1に位置して初期状態に復帰する。
Subsequently, the sliding state with respect to the
ここで、このコネクタ1では、カバー10の先端部10aに4つの切欠部101bが等間隔で形成され、第2嵌合部12の先端部に4つの切込部121が等間隔で形成されている。このため、図14に示すように、2つの突起部212が垂直方向に沿って位置するように配設されたレセプタクル2とコネクタユニット100のコネクタ1とを連結する場合においても、図15に示すように、コネクタユニット100を回動(90°回動)させることなく、コネクタ1を上記したレセプタクル2との接続時の姿勢と同じ姿勢に維持して、コネクタユニット100をレセプタクル2に押しつけることで連結を行うことができる。
Here, in this
このように、このコネクタ1では、第2嵌合部12の中心軸X1に沿う方向に回動機構14のノブ41をスライドさせることで、切込部121に対するレセプタクル2の突起部212の挿入および引き抜きを規制する第1位置P1と許容する第2位置P2との間で規制部13が回動させられる。このため、このコネクタ1によれば、コネクタ1を回動させてレセプタクル2とコネクタ1とを連結させる従来の構成とは異なり、回動させる操作を行うことなく、第2嵌合部12の中心軸X1に沿う方向(矢印Bの向き)にレセプタクル2に対してコネクタ1(コネクタユニット100)を押し込むだけで、コネクタ1とレセプタクル2とを連結させることができ、また、中心軸X1に沿う方向(矢印Aの向き)にノブ41をスライド操作させてその方向(その向き)にコネクタ1(コネクタユニット100)引き抜くだけで、コネクタ1とレセプタクル2との連結を解除させることができる。したがって、このコネクタ1によれば、レセプタクル2が狭い場所や手の届き難い場所に位置して、コネクタ1(コネクタユニット100)を回動させる操作が困難な場合においても、コネクタ1とレセプタクル2との連結および連結解除の操作を容易に行うことができる結果、操作性を十分に向上させることができる。
Thus, in this
また、このコネクタ1によれば、押圧部42が第1の向き(上記の矢印Fの向き)に各規制部13を押圧するように押圧部42を付勢するスプリング43を備えて回動機構14を構成したことにより、ノブ41に対するスライド操作を行うことなく(ノブ41に対する操作を終了することで)、スプリング43の付勢力によって規制部13を自動的に第1位置P1の位置に位置させて、切込部121に対するレセプタクル2の突起部212の挿入および引き抜きを規制することができる。このため、このコネクタ1によれば、規制部13を第1位置P1の位置に位置させるためにノブ41を操作する必要がある構成と比較して、操作性をさらに向上させることができる。
Moreover, according to this
また、このコネクタ1によれば、互いに等間隔に配置された4つの切込部121を第2嵌合部12に形成したことにより、レセプタクル2における2つの突起部212が水平方向に沿って配置されているとき、および垂直方向に沿って配設されているときのいずれのときにおいても、コネクタ1を回動(90°回動)させることなく同じ姿勢でコネクタ1とレセプタクル2とを連結させることができる。このため、このコネクタ1によれば、操作性をさらに向上させることができる。
Moreover, according to this
なお、コネクタの構成や使用方法は、上記の構成および方法に限定されない。例えば、コネクタ1をコネクタユニット100に組み込んだ例について上記したが、コネクタユニット100に組み込んでいない状態のコネクタ1を用いる(つまり、コネクタ1を単独で用いる)こともできる。
In addition, the structure and usage method of a connector are not limited to said structure and method. For example, although an example in which the
また、コイルスプリングで構成されたスプリング43を付勢部として用いる例について上記したが、他の付勢部(例えば、板ばねや、ねじりコイルばね)を用いる構成を採用することもできる。また、押圧部42の腕部141bを付勢する例について上記したが、腕部141aや腕部141cなどの他の部位を付勢する構成を採用することもできる。また、ノブ41と押圧部42とを連結部材等を介して連結して、付勢部によってノブ41を付勢する構成を採用することもできる。さらに、付勢部による付勢を行わずに、ノブ41に対するスライド操作だけで規制部13を回動させる構成を採用することもできる。
Moreover, although the example using the
また、押圧部42a,42bを別体に構成した例について上記したが、押圧部42a,42bを一体にした構成を採用することもできる。また、4つの切込部121を第2嵌合部12に形成した例について上記したが、切込部121を2つだけ形成した構成を採用することもできる。また、カバー10を備えてコネクタ1を構成した例について上記したが、カバー10を備えていないコネクタを採用することもできる。
Moreover, although it mentioned above about the example which comprised the
1 コネクタ
2 レセプタクル
12 第2嵌合部
13a,13b 規制部
14 回動機構
21 被嵌合部
41 ノブ
42a,42b 押圧部
43 スプリング
111 筒状体
112 端子
121 切込部
133 閉塞部
133a 傾斜面
212 突起部
X1 中心軸
P1 第1位置
P2 第2位置
DESCRIPTION OF
Claims (3)
筒状に形成されて、中心軸に沿う方向に形成された切込部を先端部に有して前記連結時において当該切込部に対して前記突起部を挿入させつつ前記被嵌合部の外側に嵌合する嵌合部と、
前記嵌合部の前記中心軸を中心として予め決められた第1位置および第2位置の間で回動可能に当該嵌合部の外側に配設されて、前記第1位置に位置している状態において前記切込部に対する前記突起部の挿入および引き抜きを規制すると共に前記第2位置に位置している状態において当該切込部に対する当該突起部の挿入および引き抜きを許容する一対の規制部と、
前記各規制部を第1位置と第2位置との間で回動させる回動機構とを備え、
前記各規制部における先端部には、前記第1位置に位置している状態において前記切込部の先端部を閉塞すると共に前記第2位置に位置している状態において当該先端部を開放する閉塞部が設けられ、
前記回動機構は、前記中心軸に沿う方向にスライド可能に構成された操作用のノブと、当該ノブのスライドに伴って動作して前記第1位置に向かう第1の向きおよび前記第2位置に向かう第2の向きに前記各規制部を押圧して当該各規制部を回動させる押圧部とを備えているコネクタ。 A connector that can be connected to a connected connector having a pair of protrusions on the outer peripheral surface of the fitted portion formed in a cylindrical shape,
It is formed in a cylindrical shape and has a notch portion formed in a direction along the central axis at the tip portion, and the projection portion is inserted into the notch portion at the time of the connection while the fitting portion is inserted. A fitting portion that fits outside;
The fitting portion is disposed outside the fitting portion so as to be rotatable between a predetermined first position and a second position around the central axis of the fitting portion, and is located at the first position. A pair of restricting portions for restricting insertion and withdrawal of the protruding portion with respect to the notched portion in a state and permitting insertion and withdrawal of the protruding portion with respect to the notched portion in a state positioned at the second position;
A rotation mechanism for rotating each of the restricting portions between a first position and a second position;
The front end portion of each of the restricting portions closes the front end portion of the notch portion when the front end portion is located at the first position and opens the front end portion when the front end portion is located at the second position. Part is provided,
The rotating mechanism includes an operation knob configured to be slidable in a direction along the central axis, a first direction toward the first position, and a second position that operate in accordance with the sliding of the knob. And a pressing portion that presses each of the restricting portions in a second direction toward the head and rotates the restricting portions.
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JP5975893B2 true JP5975893B2 (en) | 2016-08-23 |
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US6305963B1 (en) * | 1996-08-16 | 2001-10-23 | Agilent Technologies, Inc. | Push-lock BNC connector |
-
2013
- 2013-01-28 JP JP2013013401A patent/JP5975893B2/en active Active
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