JP5961780B1 - 顎留めと肩掛けを組み合わせたバイオリン補助器。 - Google Patents

顎留めと肩掛けを組み合わせたバイオリン補助器。 Download PDF

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Abstract

【課題】過去のバイオリンの持ち方は、演奏を妨害する様々な問題があります。【解決手段】このバイオリン補助器は、人類が過去のそれぞれの時代に作り出したバイオリンの顎当てと肩当てを統一して、一体に機能するものにしようとしたものです。このバイオリンの肩掛けは、バイオリンに直接取り付け、堅固で安定した,バイオリンを支える台として肩と腕の筋肉に乗せ掛けます。人体で最も耐える力を持つ僧帽筋の上方の筋肉にバイオリンを乗せ掛けて、同時に顎留めで右から顎を支え、左顎の固定した位置を決め、左顎は 左方のバイオリン共鳴箱上に直接、自然に落としてバイオリンを持つ基本姿勢を形造る。その後三角筋と大胸筋の間で、バイオリン肩掛けの支腕とバイオリンを支える台と体の接触部分の位置を調整することで、各人に最も適したバイオリンの持ち方を獲得する。【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
現在、人々がバイオリンを勉強し、又演奏する時に、先ずどの様にバイオリンを持つて演奏するかという問題と遭遇します。
この発明は、伝統的なバイオリン演奏姿勢を基本的に保持しながら、伝統的な持ち方を改変します。この改変は、顎留めと肩掛けを組み合わせたバイオリン補助器によって実現します。
この発明は、そうした伝統的な持ち方の問題の分野に属します。
従来のバイオリンの持ち方は、バロック時代の絵画の中に見られる様に、左手の人差し指と親指の間にバイオリンのネックを押さえて、バイオリンの末端の部分を自然に左の胸の辺りに置いておくだけです。想像できるのは、演奏者たちが自分のレベルと自己の生理的条件で、具体的な持ち方を選択していることです。勿論この様な方法で、演奏家を大量に養成し、高いレベルを作って行く事は出来ません。しかしパガニーニの様に巨大な身長を持つ好条件に恵まれ、知力が非常に高い演奏家が登場し世界を驚かせる機会があります。つまり秀でた人にはチャンスがありました。我々は画家達の遺作によって、パガニーニが顎当を使っていないのを見る事が出来る。 彼はバイオリンを肩と顎の間に挟んでいる。更に又この様な絵画も残っている。彼はバイオリン尾部の右端に下顎を載せている。
現在のバイオリンの持ち方が行われ出したのは、1820年前後 Louis Spohr,(1783−1817)が顎当てを発明し,その結果左手がバイオリンを支える仕事から半ば解放された。顎当てを使う事で、左手がボジションを変える、ビブラートを演奏する、弦を押さえる、いずれの時も相対的に自由になりました。 顎当ての発明が、バイオリンの歴史の第一の変革となった。この方式の流れは、先ずバイオリンの末端が頸の下、左鎖骨の上に置かれ、同時に下顎が顎当てとバイオリンを挟んで固定する。その後、左手の親指と人差し指が作るY字型に棹を乗せて上に持ち上げる。バイオリンは橋のように両端の橋脚(鎖骨と左手の親指の肚、人差し指の指根が作るY字)に乗っている。 これが現在のバイオリンの持ち方の始めの形態です。下顎と鎖骨間の距離は様々で、19世紀初めに発明された顎当てはバイオリンを鎖骨の上に簡単に固定します。この様に、現代までのバイオリンの持ち方の最初期の形態が形成されました。しかし個々のバイオリニストの生理的条件は同じでは無く、鎖骨が廣い・狭い、深い・浅い、角度も千差万別です。そして狭くて浅い鎖骨の人は安定してバイオリンを押さえようとして、体に大きな犠牲を払わせる。その結果、多種類の職業病に悩まされる、と言う高い代価を払わなければならなくなった。
特にパガニーニの影響に因って、バイオリンの演奏は高低のポジション上を頻繁に、大幅且つ急速に替えることを要求されている。この事でバイオリンを安定して支える必要は大きく増加しました。現代の肩当てが発明される以前は、人々は色々な方法でバイオリンと体の間に挟む物を工夫しました。例えばスーツの内側に大きく、高い肩パットを入れる。或いは布団の様な物を作って、バイオリンの末端と体の接触面積を増やす。これは体の負担を軽減し左手が弦を押して演奏するのに便利なためです。
勿論、顎当ての発明には諸々の欠点があります。しかし、人々のバイオリンの持ち方を、鎖骨の上と顎当てに置くと言う方法に統一した歴史的功績があります。 又、現在に至るバイオリン教育の普及に堅実な基礎を作りました。
20世紀中期に至り、現代文明の発展によって経済生活が改善して行くと共に、多くの人が趣味と教養の為にバイオリンの勉強に列をなして参加して来ています。この様な時代の空気の呼びかけによって、現代の四つの足を着けた肩当 (図0003)が発明された。この発明者が誰か、インターネット上では20世紀の巨匠の1人メニュウイン氏であるとの説が広く流布している。氏は、世界バイオリン協会会長であると共に、音楽文化の普及と人材養成の重責を負っていました。
この発明によってバイオリンを演奏する人が、下顎と鎖骨でバイオリンを挟む負担を相対的に軽減出来るようになりました。今日に至って肩当の普及率は80%以上となっています。一説では、第二次大戦後メニュウインは肩の故障で数年間バイオリン演奏をしていない、しかし彼はその原因について口を閉ざして語らない。(多分、後続のバイオリン演奏者予備軍を恐れさせることを懸念してではないか)そして、これこそが彼がバイオリン用の肩当てを発明しなければならない理由ではなかったか。メニュウインが晩年に肩の手術を行った以外に、ハイフェツ、オイストラフ等20世紀の著名な演奏家は皆、肩の疾病に苦しみ、手術等の治療をしていました。近代の著名なバイオリンの演奏理論家であり<バイオリン演奏の新しい道>の著者、カト―・ハワーズは、その著作の第4ページでこのように指摘している。 ”この世の中のどんな仕事も、バイオリン演奏家の様に多くの職業病を持っていない。指先に沢山のたこが充満して・・・・・“と述べている。これは大袈裟な言葉ではない。
所謂、肩当はその名が示すように肩、胸に当てるパットで、バイオリンの末端部分と体の接触面積増やし,鎖骨と下顎でバイオリンを挟み、左手の支え持つ負担を軽減させます。
しかし、肩当ての発明の目的は“バイオリンを持つ環境の改良と改善”です。鎖骨と左手を使ったバイオリンの持ち方は従来どおりであって、バイオリン演奏の芸術的能力は、この発明によって高められません。バイオリンに固有な職業病も、この発明によって緩和したり、根治することはありません。 おそらく肩当てのこうした限界を原因として、発明以後すでに60余年の時間を経たにも拘らず、顎当てを発明したLouis Spohr,の様に世界史に発明者の名が刻まれる事は無いでしょう。
そして、現在肩当の使用を拒絶する演奏家も稀ではない。彼等が熱中するのはバイオリンと肉体の接触する“親密な空間”の感覚です。
発明が解決しようとする課題
以上に述べたところから、我々は現在のバイオリンの持ち方については、上述の様に演奏を妨害する様々な問題があると考えます。これに就いて、バイオリン演奏技法を集大成したカール・フレッツは、彼の著書<バイオリン演奏芸術>のバイオリンの持ち方篇の中で一つの具体的な定義を行っています。 “バイオリンの持ち方は、ピアノやチェロには及ばない”現在世界のバイオリン教育界は皆、この一言を言い訳に使っている。 何故なら、バイオリンを最後まで学び続けられるのは、バイオリン学習者全体の5%にも満たないからです。そこで責任逃れにこの言葉が用いられています。
他の著名なバイオリン理論家カトウ・ハワーズは、自己の著作<バイオリン演奏の新しい道> 第1章でこの様に強調している。 “全ての職業の中でバイオリンほど多くの職業病を持つものはない”これは教育界が秘密にして公開を望まない一面を明らかにするものです。バイオリンを勉強している人が、勉強に深く入って行けば行く程、現在のバイオリンの持ち方が徐除に演奏の妨害となって行き、又身体の健康に深刻な問題を引き起こして来ます。
どうしてか?その根本的原因は何よりも、バイオリンはピアノやチェロの様に地面の上に安定して置くことが出来ないからです。必ず鎖骨の上に置いて、同時に下顎で押さえ、左手でバイオリンの末端を持ち上げて演奏します。
しかし、事実上この世のどんな楽器も、バイオリン程のスピードをもって、バイオリン程の複雑に変化する、多彩な魅力に富んだ表現と技法を持つものはありません。これに就いて、発明者は本当の根本的な原因は、バイオリンの末端を“鎖骨の上に置く+下顎で挟む+左手が上向きに持ち上げ続ける”と言う同時に組み合わされて成り立っているバイオリンの持ち方の構造が肝心な点であると考える。
1)バイオリンの末端を鎖骨の上に置くと、鎖骨の深い浅い、広い狭い、更に角度が様々である、等の生理的要素に影響される。
2)鎖骨は、略45度に傾いており、それがバイオリンを持つ自然な角度を形成する、演奏者は最大の努力をして、舵を取る様に左肘を右へ寄せる。この様にしてやっとG弦を押して正常に演奏を展開できる。こうした最大の努力を払ってなされる動作は、肩に多くの圧迫と捩じれる苦しみをもたらす。 45度のバイオリンを持つ角度は、こうして肩の疾病を作り出します。そして、同時に4本の弦上で和弦を演奏するとき、深刻な妨害となる。その故に、現在の演奏家達は誰も、<バッハ無伴奏><悪魔のトリル>等の音楽作品を、原譜通りに演奏する事が出来なくなっています。
3)、この45度のバイオリンの角度は、又右手の弓の運行角度を弓の背が外向きに傾斜する不自然な持ち方にさせる。 そして弓の運行が弓の根元に至ると、手首が持ち上がった状態となり、図21 運行が弓の先端に至ると、必ず手首が沈んだ状態となる。
4)、バイオリン末端の木質部分は、図003で示す様に非常に小さな面積で、鎖骨と木と言う硬いもの同士が固定的に接触します。多くのバイオリン購入者はその痛みを経験し、殊に鎖骨が浅く、狭い人はバイオリンの勉強を放棄してしまいます
5)顎でバイオリンを挟んで演奏する、この“挟む”ことが演奏の激烈さの程度によって、演奏者を容易に異常な緊張状態にさせ、精神の集中を妨害する隠れた危険となります。同時に容易に炎症を引き起こし、神経を傷つけ疼痛をもたらします。
6)左手はバイオリンを持って、 肩と共に橋脚となってバイオリンを下支えする少なからぬ重任を負っている。同時にバイオリン演奏で最も重要な弦を押さえる使命を受け持っている。この二つの重い使命は、左手の演奏の自由を奪い、正確な弦の押さえを失わせる。
7)、バイオリンを左手で支え持つ伝統的な方法を使った場合、バイオリンを支える為に、バイオリンの棹は親指と人差し指が作るY字を通って、人差し指の根元を上に向かわせます。バイオリン演奏の弦を押さえる運動は、指は必ず下向きに弦を押さえる。これは一種の梃と反梃式の弦を押さえる方法です。この方法は弦を押さえる四本の指のそれぞれの力の差によって、バランスの悪い大きな不均衡を産みます。
8)、テコと反テコ方式を使った弦を押さえる方法は、指を持ち上げる余計な動作を作り出します。この動作は、現代に於いてビブラートとトリルの数を数える事が出来ない原因となっています。カール・フレッツは、トリルとビブラートに就いて、有効なコントロールが出来ない、病的状態の弦を押さえる運動であると述べている。この様な方法が今日まで90年近くの間、普遍的教育原則として行われていました。
9)下顎と鎖骨を使って、左手で支えるバイオリンの持ち方は、実際の演奏中に一個の非常に微妙な、そして普遍的存在でもある重力の問題と遭遇します。 大型の協奏曲又は演奏時間が20〜30分に及ぶソナタを演奏している時、中国の“どんなに強い手も4両(200g)の物を持ち続けるのは難しい”と言う諺を思い浮かべます。これは経験した人が皆言うところですが、演奏時間が長くなると疲れによって、一種目に見えない力が働いて、鎖骨の上のバイオリンが下に落ちて行くのを止められない感じになる。特に鎖骨とバイオリンの末端が、この様に小さな接点しかない持ち方をしているので,安定した演奏の気分を維持するには大きな圧力と負担を掛けられています。
以上の9大問題は、現代の普及し高まりを見せつつあるバイオリン芸術を大きく退潮させかねない苦境の源泉となっている。これらの問題の上に築かれた非科学的なバイオリンの持ち方のせいで、人がバイオリンの勉強を開始すると、こうした各種各様の不断に反復し循環する基本問題に夢魔の様に纏わり着かれます。バイオリニストは、勉強と演奏の生涯を通して、これを振い落とす事が出来ず、この根本的障害を乗り越える方法をもっていません。
課題を解決するための手段
本発明(「0005 発明の実施1」及び「0005 発明の実施3」で述べるような)の方法は、この一連の問題を解決する唯一の方法です。顎留の発明と肩掛の発明で総合的に解決することがポイントとなります。 この解決の方式は、一番初めに圧力に最も抵抗力を持ち、忍耐強い僧坊筋の上部の厚い筋肉の上にバイオリン肩掛けを乗せ掛けます。これで鎖骨上にバイオリンを置く問題を解決し、同時に顎当てを使って顎で押える方法を止めます。演奏者は下顎を嘗て顎当てを置いた辺りの、バイオリン共鳴箱の上に直接自然に落とします。それによって顎でバイオリンを挟む問題は完全に解決します。
その次に、バイオリン肩掛けの曲線形の支腕を、三角筋と大胸筋と鎖骨の縁辺で作られている溝に乗せて調整し、安定した空間を獲得する。
従来の演奏姿勢の限界に対して、本発明は顎留めと肩掛けを組み合わせたバイオリン補助器を提起します。伝統的なバイオリンの演奏姿勢の基礎の上に、伝統を覆して従来の諸問題を解決するに最適なバイオリンの持ち方を示します。
本発明のバイオリン補助器の構造は、肩掛け部分と顎留め部分で構成されています。肩掛け部分は、留め付けフレーム、留め付けヘット、掛腕、支腕から成り立っています。留め付けフレームは、バイオリン背面の後部に左右の端から端へ横に置きます。留め付けフレームを中心として、その左右両端に留め付けヘットを設置し、それはバイオリンの左右の側板を固く挟みます。留め付けフレームの右端、体の僧坊筋上方部分に対応する位置に掛腕を、ネジ釘、ボルト等で取り付ける。留め付けフレームの中央部に、体の大三角筋と大胸筋の間に対応する位置に、支腕をネジ釘、ボルト等で取り付ける。
顎留め(その型は多種あります)を、バイオリン尾部の表板上に固定する。
バイオリンの表板を、汗の浸食から守るために、頤留め左の表板上に汗を避けるシートを設置します。
発明の実施部分について図面を参照して説明します。バイオリン補助器の最も重要なポイントは、図1に示したように、まずバイオリンの共鳴箱背部に基本のフレーム図1の1を確り固定します。このフレームに、僧坊筋上部の斜めの筋肉部分に合わせた曲線型の掛腕(図1の3)を取り付けます。従来のバイオリンの持ち方でバイオリンを支えていた鎖骨のすぐ近く、僧坊筋上部の厚い筋肉の部分に掛腕を伸ばす。この後、図6の3の様に、バイオリンを左へ1cm位移動し、人間の身体で最も持久力を持つ僧坊筋上部の筋肉にピッタリ合わせて大型掛腕を掛ける。
本発明の重大改革は、顎当てと肩当を統一して考えた点で、そこに革命的意義があります。 顎留は図2の6と図1の6の様に、左顎と鎖骨で固く挟む顎当てと比べて科学的であり、 顎留めは従来の顎当てに取って替わるでしょう。何故ならバイオリンを左へ1cm位移動し、僧坊筋上部の筋肉に乗せ掛けると、左顎とバイオリンの距離と角度は大きく接近します。図1の6の様に顎留をバイオリンの根元の中央部分に固定すると、左顎はその周辺に置かれます。その後、左顎は図6の13の様に自然にバイオリン左の共鳴箱上に直接落し、バイオリンを持つ基本姿勢を形成します。こうして顎をバイオリン共鳴箱上に直接落とす、そして僧坊筋に乗せ掛けた僧坊筋掛腕と、三角筋と大胸筋と鎖骨の縁が形成する大面積に作られた自然な溝に置かれた支腕が、バイオリンを咥える感じに掴む。此処で“挟”と言う言葉は使いません。それは、伝統的なバイオリンの持ち方で下顎と鎖骨と言う固いもの同士でバイオリンを挟む印象を思い出させるからです。バイオリンは当然力を込めて持つ、特に演奏が一定の緊張した高難度の部分では。
実施例[0008]と[0009]に続けて、図3の4の様に、この支腕で調整します。三角筋と大胸筋と鎖骨の末端が接する溝の部分の大面積に接触して調節します。こうして安定した正確なバイオリンの持ち方になります。人々は演奏時にバイオリンを僧坊筋に掛け、顎はバイオリン上に置いて、好い姿勢へ変わります。
図4の(a)は、一個の汗避けシート、又は汗避け用の化繊材料です。これは顎当てを使用した時、バイオリンと体が密接に接触した部分と同じ場所に、それに替わって挟まれます。その主な効能は練習時には頻繁に汗避けを必要とし、使用に便利でシンプルな事です。
図1の6は、右顎留を装着した時そのシートの末端図5の12が押えられている状態です。
発明の効果
バイオリン演奏を学ぶ人々が、本発明のバイオリン補助器を選択することで、バイオリンの勉強は成功率を高めるでしょう。 嘗ては、勉強を開始した時必ず経験した顎と鎖骨でバイオリンを固く挟む疼痛、鶏を殺す様な音色、等の苦痛を忍耐する人だけがやっと報われてバイオリンを弾けるようになりました。伝統的なバイオリンの持ち方が作り出した“バイオリンの持ち方はピアノやチェロに及ばない”と言う言葉は、実際に経験する感覚によって空虚なものとなるでしょう。
プロの演奏家達も障害となっていた職業病を克服し、当然ながら左手の自由を獲得して、その演奏能力は増大します。特にバッハ、パガニーニの最高傑作を完全再現する画期的能力を獲得するでしょう。
子供時代からバイオリンを勉強する人々は、身長の変化に伴って少なくても3回は補助器を更新しなくてはなりません。そして現在既に発展した国家を除いて、発展中の新興国家の20年後の人口は30億を超すと言われています。中国市場の経験から、13億の人口中バイオリンを勉強する人は少なく見ても500万人を超えます。全世界のバイオリンの新旧市場の広範な広がりは2500万人以上となるでしょう。更に、バイオリン演奏の普及は人類の素質を高めます。NHKスペシャル“細胞のパワー”で紹介された、ロスアンジェルスの貧困地区の小学校で展開した“大型音程ハーモニイー”プラン(バイオリン演奏実習)が10歳の子供に対して始められ、6年間に亘って追跡調査し、中高の卒業すら稀であった状況から、現在の大学進学率が96%と言う高さになった事を確認しました。この結果に全米が大きな感動を受けました。これはバイオリンの勉強に関する最も良い証明のひとつとなります。
本発明の肩掛け、頤留めを取り付けた構造を示す。 頤留めの構造を示す。 肩掛けの構造を示す。 (a)汗避けシート外形図。(b)頤留めの立体的形状 「図4」(a)をバイオリンに取り付けた位置図 肩掛け、頤留めを取り付けたバイオリンを持った図。
1、留め付けフレーム 2、留め付けヘット 3、掛け腕 4、支腕
5、バイオリン 6、頤留め 7、留め金具 8、留め付けヘットの金属板
9、ネジ釘 10、金属フック 11、クッション 12、汗避けシート
13、左頤をバオリンの共鳴箱上に落とす
14、フレーム右端とバイオリン裏板の間隔は1cm以内として、鎖骨との接触を避ける。

Claims (2)

  1. バイオリン演奏時にバイオリンを支え持つための補助器であり前記補助器は、
    1、バイオリン、ビオラ等の各種型号を支え持つために使用され、
    2,顎留め、及び、肩掛けから成り立っており、前記肩掛けは、
    A)バイオリンに固定した、バイオリン肩掛のフレームの上方末端から、バイオリンの縁周りに伸び出し、僧帽筋の上方の厚いマット状の筋肉に乗せ掛けて用いる掛腕、及び
    B)バイオリンに固定した、バイオリン肩掛のフレームの中央から下方へ伸び出し、大胸筋と三角筋と、鎖骨の縁の溝部分に置き、バイオリン肩掛けを自分に合わせて調整可能とする支腕を有し、
    C)前記掛腕、及び前記支腕は、共に伸縮性を持ち、調整ができることを特徴とする補助器。
  2. バイオリン演奏時にバイオリンを支え持つための補助器であり、前記補助器は、バイオリンに固定した肩掛である。
    1、前記肩掛けは、バイリン、ビオラ等の各種型号を支え持つために使用され、
    2、前記肩掛けは、
    A)バイオリンに固定した、バイオリン肩掛のフレームの上方末端から、バイオリンの縁周りに伸び出し、僧帽筋の上方の厚いマット状の筋肉に乗せ掛けて用いる掛腕、及び
    B)バイオリンに固定した、バイオリン肩掛のフレームの中央から下方へ伸び出し、大胸筋と三角筋と、鎖骨の縁の溝部分に置き、バイオリン肩掛けを自分に合わせて調整可能とする支腕を有し、
    D)前記掛腕、及び前記支腕は、共に伸縮性を持ち、調整ができることを特徴とする補助器である。
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