JP5952637B2 - 線状体張力調整機構および駆動装置 - Google Patents

線状体張力調整機構および駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、線状体張力調整機構、およびこれを備える駆動装置に関する。
生産ラインなどでは、ワイヤーなどの線状体を動力伝達部材とした駆動装置が用いられている。例えば、ワイヤーを動力伝達部材とする場合においては、ワイヤーの一部をドラムに巻回し、当該ドラムが正転または逆転することで、ドラムに対してワイヤーが巻き取りあるいは繰り出される。そして、ワイヤーが巻き取りあるいは繰り出されると、それに伴いワイヤーに取り付けられたヘッドが駆動する。
ここで、駆動装置の動力伝達部材としては、ワイヤーの他に、チェーンや紐などが用いられることがあるが、何れの部材についても、駆動毎に引張力を受けることで伸びを生じる。線状体に伸びを生じた場合には、駆動に係る位置精度の低下や、駆動ができなくなってしまう場合も生じ得る。このため、このような線状体を動力伝達部材とする駆動装置などにおいては、ワイヤーなどの線状体の張力を調整する機構が設けられている(特許文献1,2など)。従来技術に係るワイヤーテンショナの構成について、図8を用い説明する。
図8(a)に示すように、従来技術に係るワイヤーテンショナで、ピン状であってZ軸方向頂のブリッジ部910aを除き中空の第1部材910と、リング状であって第1部材910の外周に装着される第2部材920と、第1部材910と第2部材920とを、互いにZ軸方向に離間させようと付勢するコイルばね940とを主な要素として構成されている。そして、ワイヤー930は、第1部材910におけるブリッジ部910aの下を通り、且つ、第2部材920の側壁溝底部920aの上を通るように配設される。
次に、図8(b)に示すように、ワイヤー930に伸びを生じた場合には、コイルばね940がZ軸方向に伸び、これにより第2部材920がZ軸方向上側へと持ちあげられる。それによって、ワイヤー930は、第1部材910のブリッジ部910aをボトムとして略V字状に湾曲される。
従って、ワイヤー930に伸びを生じた場合にあっても、コイルばね940の伸びに伴いワイヤー930が湾曲され、これにより張力が調整される。
特開2011−256911号公報 特開2011−256982号公報
しかしながら、上記のような従来技術に係るワイヤーテンショナでは、ワイヤーがある程度以上に伸びた場合にあっては、一旦、ラインを停止し、ワイヤーを張り直す必要がある。具体的には、図8(a)、(b)に示す従来技術のワイヤーテンショナでは、コイルばね940が伸び切ってしまった場合には、手作業でワイヤーを張り直して、図8(a)に示すような状態に戻す必要がある。このように従来技術では、ワイヤーの張り直しの度に生産ラインを止める必要があり、効率という観点から改善が求められる。
特に、ワイヤーなどの線状体の全長が長い場合には、張り直しのための作業を頻繁に行う必要が生じることになる。これによりラインのメインテナンスのためのランニングコストが上昇してしまうという問題を生じる。
また、ワイヤーなどの線状体の張力をある範囲に保つために、例えばモータなどの駆動装置を設け、常時あるいは断続的に線状体の張力を検出して駆動装置を駆動する、という構成も可能ではあるが、このような装置構成を採用する場合は、設備コストの上昇を招くことになる。
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、設備コストの上昇を抑えながら、煩雑なメインテナンス作業を行うことなく、線状体の大きな伸びにも対応できる線状体張力調整機構、および駆動装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明に係る線状体張力調整機構は、張設され、屈曲自在性を有する線状体の張力を調整する機構であって、互いに離合自在に設けられた第1および第2ユニットを備える。各ユニットは、次のように構成されている。
(1) 第1ユニットは、次の要素を有する。
(i) 第1ベース
(ii) カム: 一のカム面が形成されてなる。
(iii) 第1弾性体: カムを第1ベースに対してカム面と交差する方向である第1方向に弾性付勢する。
(2) 第2ユニットは、次の要素を有する。
(i) 第2ベース
(ii) 軸体: 第2ベースに対して回転自在に支持され、第1ユニットと第2ユニットとの離合方向に延設されている。
(iii) ドラム: 軸体に取り付けられ、当該軸体とともに回転自在であり、外周面が線状体の巻き取り領域である。
(iv) 第1および第2のワンウェイクラッチ: 軸体に取り付けられている。
(v) カムフォロア: 第1のワンウェイクラッチに取り付けられ、第1ユニットにおけるカムのカム面に対応して設けられている。
(vi) 第2弾性体: 第2ベースとの相対的な関係において、第1のワンウェイクラッチを第1弾性体の弾性力に抗する方向である第2方向に弾性付勢する。
上記構成において、第1ユニットと第2ユニットとが衝合した状態で、第1ユニットにおけるカムのカム面に対して第2ユニットにおけるカムフォロアが当接し、当該当接した状態では、第1弾性体による弾性力と、第2弾性体による弾性力および線状体の張力の和とが対抗する関係にある。
上記衝合状態においては、第1弾性体の弾性力が、第2弾性体による弾性力と線状体の張力との和よりも大きい場合には、第2ユニットにおける軸体が第1のワンウェイクラッチとともに第2方向とは逆向きに回転する。そして、第1ユニットと第2ユニットとが衝合した上記状態から、第1ユニットと第2ユニットとが離間した状態へと移行した場合において、第2ユニットにおける軸体は、第2のワンウェイクラッチにより回転が制限されるとともに、カムフォロアは、第2弾性体の弾性力により軸体に対して相対的に回転し、その位置がカム面との当接前の状態に戻されることを特徴とする。
なお、軸体に対する第1および第2のワンウェイクラッチの関係について、補足しておく。第1のワンウェイクラッチは、カムフォロアと軸体との間に介挿され、軸体に対するカムフォロアの回転について、一方向への相対的な回転を制限する。他方、第2のワンウェイクラッチは、第2ベースと軸体との間に介挿され、第2ベースに対する軸体の回転について、一方向への相対的な回転を制限する。そして、第1および第2のワンウェイクラッチの働きにより、カムフォロアが第2弾性体の弾性力に抗する方向に回転した場合には、第1のワンウェイクラッチとともに軸体が回転する。一方、カムフォロアが第2弾性体の弾性力により、上記とは逆向きに回転する場合には、第2のワンウェイクラッチの働きにより、第2ベースに対する軸体の回転(逆転)が制限されることになる。これについては、上述の通りである。
また、本発明に係る駆動装置は、次の構成を備える。
(i) ベース
(ii) ヘッド: ベースに対して相対的に移動自在である。
(iii) 駆動源: ヘッドのための駆動力を発生する。
(iv) 線状体: 駆動源で発生した駆動力をヘッドに伝達するために介挿され、屈曲自在性を有するとともに張設されている。
上記構成において、本発明に係る駆動装置では、線状体の張力を調整するために、上記の本発明に係る線状体張力調整機構が採用されていることを特徴とする。
本発明に係る線状体張力調整機構では、上記のように、第1ユニットと第2ユニットとが衝合した際に、第1ユニットのカムのカム面に対して、第2ユニットのカムフォロアが当接する。そして、このとき、カムを弾性付勢する第1弾性体の弾性力と、第1のワンウェイクラッチを弾性付勢する第2弾性体の弾性力および線状体の張力の和とが対抗する。このとき、第1弾性体の弾性力の方が勝った場合には、ドラムが回転して線状体を巻き取ることができる。これにより、線状体の張力が維持される。
その後、第1ユニットと第2ユニットとが離間した場合には、第2ユニットの軸体は第2のワンウェイクラッチの働きにより戻る方向への回転(逆転)が制限され、ドラムも回転が制限される。一方、第1のワンウェイクラッチは、第2弾性体の弾性力により、軸体に対して回転して、衝合前の状態に戻る。これに伴い、カムフォロアも衝合前の状態(位置)に復帰する。
本発明に係る線状体張力調整機構では、第1ユニットと第2ユニットとが離合を繰り返すことで、線状体の張力を一定の値以上に維持する。このように、本発明に係る線状体張力調整機構では、モータなどの駆動源を用いず、線状体の張力を維持することができる。これにより、装置コストの上昇を抑えることができる。
また、本発明に係る線状体張力調整機構では、ドラムの外周面に線状体を巻き取ることができる間、手作業での線状体の張り直しなどのメインテナンス作業を行う必要はなく、長期にわたって煩雑な作業を必要としない。
さらに、本発明に係る線状体張力調整機構では、一旦、ドラムに線状体が巻き取られた後は第2のワンウェイクラッチによりドラムの逆転(戻り)が抑制されるので、駆動などにより線状体に力がかかった場合にも線状体が緩むことがない。
従って、本発明に係る線状体張力調整機構では、設備コストの上昇を抑えながら、煩雑なメインテナンス作業をしなくても線状体の大きな伸びにも対応できる。
本発明に係る線状体張力調整機構では、次のようなバリエーション構成を採用することができる。
本発明に係る線状体張力調整機構では、上記構成において、第2ユニットにおけるドラムが、軸体の回転に対応して、軸体の延設方向に摺動する、という構成を採用することもできる。これにより、巻き取りに際してドラムを軸体の延設方向に沿って移動させることで、重なりなく線状体を巻き取ることができる。
ここで、本発明に係る線状体張力調整機構では、上記構成において、第2ユニットにおける第2ベースに雄ねじまたは雌ねじが取り付けられており、第2ユニットにおけるドラムの内周面に第2ベースに取り付けられた雄ねじまたは雌ねじに対応するねじが刻まれているという構成を採用することができる。このような構成を採用する場合において、第2ベースに取り付けられたねじと、ドラムの内周面に刻まれたねじとが螺合し、且つ、ねじピッチを線状体の断面径以上に設定することにより、軸体が回転した場合に、ねじピッチに応じてドラムを軸方向に移動させることができる。これにより、別途の駆動源を設けなくても、軸体の回転に伴い、ドラムを軸体の軸方向に移動させることができる。
なお、本発明に係る線状体張力調整機構では、第1弾性体および第2弾性体が、ともにばね(例えば、コイルばね、ねじりばね、板ばね)であるという構成を採用することができる。ただし、第1弾性体および第2弾性体は、ばね以外にも、ゴムなどを用いることもできるし、一方をばね、他方をゴムとすることもできる。
また、本発明に係る駆動装置では、線状体の張力を調整するために、上記本発明に係る線状体張力調整機構を採用する。このため、本発明に係る駆動装置では、別途の駆動源を設けなくても、長期にわたって線状体の張力を一定に維持することができ、高い精度での駆動が可能である。
本発明に係る駆動装置は、次のようなバリエーション構成を採用することができる。
本発明に係る駆動装置では、上記構成において、線状体の一端が第2ユニットにおける第2ベースに取り付けられ、他端が第2ユニットにおけるドラムに取り付けられているという構成を採用することができる。このような構成を採用することにより、ヘッドが一往復するごとに、線状体の張力調整がなされることになり、線状体の張力を常に一定に維持することで、さらに確実に高い精度での駆動が可能となる。
本発明に係る駆動装置では、上記構成において、第1ユニットがベースに取り付けられ、第2ユニットがヘッドに取り付けられているという構成を採用することができる。このような構成を採用することにより、ヘッドの移動に伴い、第1ユニットと第2ユニットとが離合を繰り返すことになり、その都度、線状体の張力が調整されることになる。
本発明に係る駆動装置では、より具体的に、ヘッドがベースに対して直線状に摺動自在となっており、ヘッドが摺動範囲における一端に到達したときに、第1ユニットと第2ユニットとが衝合した状態となり、第1ユニットにおけるカムのカム面に対して第2ユニットにおけるカムフォロアが当接するという構成を採用することができる。このような構成とすることで、本発明に係る駆動装置は、線状体の張力を調整するための別途の駆動源を用いなくてもよく、設備コストの上昇を抑えることができる。
なお、本発明に係る駆動装置では、上記のようにヘッドの摺動の度に線状体の張力を調整することとしてもよいが、その他に、次のように張力調整を実行することもできる。例えば、通常の装置駆動時には、ヘッドの摺動範囲外となる箇所に第1ユニットを設けておき、始業時に一回、第1ユニットと第2ユニットとを衝合させるためにヘッドを移動させるようにすることなども可能である。
本発明の実施の形態に係るスライド駆動装置1の全体構成を示す模式斜視図である。 スライド駆動装置1におけるスライド駆動に係る構成を示す模式構成図である。 ワイヤーテンショナ24の構成を示す模式斜視図である。 ワイヤーテンショナ24の構成の内、可動ユニット21の構成を示す模式断面図である。 ワイヤーテンショナ24において、(a)は、互いに離間した状態での可動ユニット21と固定ユニット22とを示す模式斜視図であり、(b)は、カムフォロア216が巻取カム221のカム面221aに当接した状態での可動ユニット21と固定ユニット22とを示す模式斜視図である。 再び離間した状態での可動ユニット21と固定ユニット22とを示す模式斜視図である。 ワイヤーテンショナ24における張力調整に係る可動形態を模式的に示す図である。 従来技術に係るワイヤーテンショナの構成を示す模式断面図である。
以下では、本発明を実施するために形態について、図面を参酌しながら説明する。
なお、以下の説明に係る実施の形態は、本発明の構成上の特徴および当該特徴的構成から得られる作用効果を分かりやすく説明するための例として用いるものである。よって、本発明は、その本質的な特徴部分を除き、以下の形態に何ら限定を受けるものではない。
[実施の形態]
1.スライド駆動装置1の構成
本実施の形態に係るスライド駆動装置1の構成について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るスライド駆動装置1は、Y軸方向に延設された主フレーム10とX−Z方向にコの字状をした4つの脚フレーム11により装置のベースが構成されている。主フレーム10のZ軸方向上側の面には、Y軸方向に延伸するリニアガイドレール101が敷設されており、当該リニアガイドレール101には、スライドヘッド20のガイドブロックが取り付けられている。
スライドヘッド20は、リニアガイドレール101の延設方向に沿ってY軸方向(矢印Aの方向)に摺動自在となっている。なお、スライドヘッド20には、ワイヤーテンショナの構成の一部である可動ユニット21が取り付けられている。これに対応して、主フレーム10のY軸方向左端には、固定ユニット22が取り付けられている。これらの構成については、後述する。
主フレーム10のX軸方向奥側の側面には、駆動源としてのステッピングモータ12と減速ギア13が取り付けられている。主フレーム10は、内部が空洞となっており、当該内部にワイヤーが張設されている。ステッピングモータ12の駆動力は、減速ギア13を介してワイヤーに伝達され、これによりスライドヘッド20が摺動する。なお、スライドヘッド20は、主フレーム10のX軸方向手前側の側面に開けられたスリット状の開口を通して、ワイヤーに接合されている。
脚フレーム11の一つには、コントローラ14が取り付けられており、ユーザの入力を受け付ける各種スイッチが設けられている。ステッピングモータ12は、コントローラ14からの信号により駆動・停止する。また、Y軸方向の両端の各脚フレーム11には、光電センサ15,16が取り付けられており、スライドヘッド20の近接を検知した時にコントローラ14に信号を出力する。コントローラ14は、光電センサ15,16からの信号の入力があったときに、ステッピングモータ12の回転数を落とし、スライドヘッド20の減速を実行させる。
2.スライド駆動装置1の駆動
上記構成を有するスライド駆動装置1の駆動について、図2を用いて説明する。
図2に示すように、本実施の形態に係るスライド駆動装置1では、一本のワイヤー30が動力伝達部材として使用されている。ワイヤー30は、一端がスライドヘッド20に固定され(固定箇所pos.1)、他端が可動ユニット21で固定されている(固定箇所pos.2)。また、ワイヤー30は、複数のプーリー31〜34,23を介して張設されており、その一部がドラム17の外周面に巻回されている。
ドラム17は、減速ギア13から延出した回転軸に固定されており、ステッピングモータ12の回転に従って、正転・逆転するようになっている(矢印B)。なお、ドラム17は、その回転に伴い、矢印Cのように長手方向にスライド移動できるようになっている。これにより、ドラム17の外周面に巻回されるワイヤー30が重なる状態となることがない。
ドラム17の回転により、ワイヤー30が巻き取りあるいは繰り出されることになり、プーリー31,32間では、矢印Dの方向に移動する。そして、これに伴い、スライドヘッド20がスライド駆動する。
なお、スライドヘッド20のスライド範囲の両端手前の箇所には、光電センサ15,16が設けられており、箇所E,Fをスライドヘッド20が通過した時に、信号をコントローラ14へと送出する。上述のように、光電センサ15,16からの信号を受けつけたコントローラ14は、スライドヘッド20のスライド速度を減速させるように、ステッピングモータ12へ減速指示信号を送出する。
また、スライドヘッド20が光電センサ15,16を逆向きに横切った際には、コントローラ14は、ステッピングモータ12に対して増速指示信号を送出する。例えば、図2において、スライドヘッド20がプーリー31側の停止位置からプーリー32側に向けてスライド駆動を開始した場合、箇所Eを通過すると増速指示がステッピングモータ12に送出される。
3.ワイヤーテンショナ24の構成
ワイヤーテンショナ24の構成について、図3および図4を用いて説明する。なお、図3では、可動ユニット21と固定ユニット22とが、互いに離間した状態を示している。本実施の形態に係るワイヤーテンショナ24は、可動ユニット21と固定ユニット22との組み合わせを以って構成されている。可動ユニット21は、スライドヘッド20に取り付けられているため、スライドヘッド20のスライド移動に伴って移動する。そして、スライドヘッド20がプーリー31側の停止位置に到達したときに、可動ユニット21と固定ユニット22とが衝合する。
図3に示すように、可動ユニット21は、一枚の金属板をコの字状に曲折加工された可動フレーム210を有する。可動フレーム210には、その両腕部分を挿通してシャフト211が取り付けられている。なお、シャフト211は、可動フレーム210に対してベアリングを介して取り付けられているが、図3などでは図示を省略している。
シャフト211は、可動フレーム210に対して回転自在に支持されており、その両端部分にそれぞれワンウェイクラッチ212,215が取り付けられている。シャフト211に対するワンウェイクラッチ212,215の各回転制限方向については、後述する。
シャフト211には、可動フレーム210の両腕間の部分に巻取ドラム213が取り付けられている。巻取ドラム213は、その外周面213aがワイヤー30の巻取り面であり、キー214によりシャフト211とともに回転するとともに、シャフト211に対してY軸方向に摺動自在となっている(矢印G)。なお、矢印Iのように導入されてきたワイヤー30の一端は、巻取ドラム213の外周面213aに固定されている(固定箇所pos.2)。
可動フレーム210におけるY軸方向左側の腕部には、巻取ドラム213に向けて延びる雄ねじ218が取り付けられている。図4の模式断面図に示すように、雄ねじ218は、巻取ドラム213におけるY軸方向左側の内周面に刻設された雌ねじ213bと螺合するようになっている。そして、図4に示すように、雄ねじ218は中空の筒状体であって、その中をシャフト211が挿通している。シャフト211が回転した際にも、雄ねじ218には干渉しない。
図3に戻って、可動フレーム210の胴部の一部は、X軸方向奥側に向けて切り起こされており、当該切り起こされた部分にプーリー219が軸支されている。ワイヤー30は、プーリー219を介して巻取ドラム213に導かれている。
ワンウェイクラッチ215は、可動フレーム210との間でねじりばね217により弾性付勢されている。ねじりばね217は、Y軸方向左側から見たときに、ワンウェイクラッチ215を、可動フレーム210に対して左向きに回転するよう付勢している。これにより、ワンウェイクラッチ215の周面からY軸方向に対して直交する向きに延出された軸先のカムフォロア216も、同じ方向に向けて付勢されることになる。図4に示すように、ねじりばね217は、一端が可動フレーム210の突起210aに掛止され、他端がワンウェイクラッチ215の突起215aに掛止されている。
なお、ワンウェイクラッチ215は、可動フレーム210に設けられたストッパ部材(図示を省略)により、図3に示す位置よりもカムフォロア216がZ軸方向下向きに回転しないように制限されている。
次に、固定ユニット22は、固定ベース220を有する。固定ベース220は、主フレーム10に固定されている。固定ベース220のZ軸方向上側の主面からは、互いに間隔をあけた状態で、2本の支持アーム222が立設されている。
2本の支持アーム222間には、楔状の巻取カム221が軸支されており、巻取カム221のY軸方向右側部分には、そのZ軸方向上側にカム面221aが構成されている。巻取カム221のカム面221aに対しては、可動ユニット21が、固定ユニット22に対して矢印Hのように衝合する際に、カムフォロア216の周面が当接するようになっている。
巻取カム221と固定ベース220との間には、カム調節ばね226が介挿されており、Z軸方向上向きに弾性付勢されている。カム調節ばね226と固定ベース220との間には、ばね調節ボルト224とばね調節ナット225とが介挿されており、このばね調節ボルト224のZ軸方向位置の調節により、カム調節ばね226の弾性力が調節できるようになっている。なお、固定ベース220からは、ストッパ223も立設されており、その先端部分からX軸方向に延出されたストッパ部223aに巻取カム221の上面が当接するようになっている。
可動ユニット21と固定ユニット22とが離間している状態では、巻取カム221は、カム調節ばね226の弾性力により、ストッパ223のストッパ部223aに当接した状態となっており、他方、可動ユニット21におけるカムフォロア216は、ねじりばね217の弾性力により図3に示す状態になっている。
4.ワイヤーテンショナ24の可動形態
ワイヤーテンショナ24の可動形態について、図5および図6を用いて説明する。なお、以下の説明においては、ワイヤー30の張力が適正範囲よりも低い場合を想定している。
先ず、図5(a)に示すように、可動ユニット21と固定ユニット22とが互いに離間した状態にある場合には、カムフォロア216はねじりばね217の弾性付勢により、図に示すように略水平の原点位置にある。一方、巻取カム221についても、カム調節ばね226の弾性付勢によりZ軸方向上向きに押し上げられ、その上面がストッパ223のストッパ部223aに当接した原点位置にある。
次に、スライドヘッド20のスライド駆動に伴って、矢印Jの方向に可動ユニット21が移動し、スライドヘッド20が可動限までスライド移動したとき、図5(b)に示すように、可動ユニット21と固定ユニット22とが衝合する。このとき、カムフォロア216は、巻取カム221のカム面221aに乗り上げて当接する。二点鎖線で囲んだ部分に示すように、巻取カム221には、カムフォロア216からの力がカム面221aを介して加わり、先端がZ軸方向下向きに傾く(矢印K)。
対して、カムフォロア216も巻取カム221からの力を受けてZ軸方向上向きに押し上げられる(矢印L)。これにより、ワンウェイクラッチ215は、矢印Mの向きに回転し、これに伴ってシャフト211も矢印Nの向きに回転する。回転角は、同じである。そして、ワイヤー30を巻回する巻取ドラム213も矢印Oの向きに回転して、ワイヤー30を巻上げる。
なお、巻取ドラム213については、雄ねじ218との関係で回転に伴って矢印Pの方向に移動する。移動量は、回転量に比例するものであって、雄ねじ218のねじピッチをワイヤー30の断面径以上(直径以上)としている場合には、巻取ドラム213の外周面213aに巻き取られるワイヤー30が重ならないようになる。
次に、図6に示すように、図5(b)の状態からスライドヘッド20が移動し、これに伴って可動ユニット21が固定ユニット22から離間すると(矢印Q)、カムフォロア216は、巻取カム221からの抗力を受けなくなり、ワンウェイクラッチ215は矢印Rの向きに回転する。なお、ワンウェイクラッチ215の当該回転は、ねじりばね217の弾性力によるものである。
一方、図6に示すように、固定ユニット22の巻取カム221は、カムフォロア216からの抗力を受けなくなるため、ストッパ223のストッパ部223aに上面221bが当接した状態に戻る。
ここで、ワンウェイクラッチ215が矢印Rの向きに回転した場合にあっても、もう一方のワンウェイクラッチ212がシャフト211の逆転(矢印Rの向きへの回転)を制限する。このため、ワイヤー30を巻き取っている巻取ドラム213も、ワイヤー30が緩む方向に逆転することは抑制される。
以上のようにして、ワイヤー30の張力が適正範囲に維持される。本実施の形態に係るスライド駆動装置1では、スライドヘッド20の一往復毎に上記のような機構を以ってワイヤー30の張力が調整されることになる。
5.スライド駆動装置1の奏する効果
本実施の形態に係るスライド駆動装置1では、上記構成のワイヤーテンショナ24を備え、図5および図6に示すようなメカニズムを以ってワイヤー30の張力を調整することができる。このように、スライド駆動装置1では、モータなどの駆動源を用いず、線状体であるワイヤー30の張力を維持することができ、装置コストの上昇を抑えることができる。
また、スライド駆動装置1では、巻取ドラム213の外周面213aにワイヤー30を巻き取ることができる間(外周面213aの巻取り領域が無くなるまでの間)、手作業でのワイヤー30の張り直しなどのメインテナンス作業を行う必要はなく、長期にわたって煩雑な作業を必要としない。
さらに、スライド駆動装置1のワイヤーテンショナ24において、一旦、巻取ドラム213にワイヤー30が巻き取られた後はワンウェイクラッチ212により巻取ドラム213の逆転(戻り)が抑制されるので、スライドヘッド20のスライド駆動のためにワイヤー30に力がかかった場合にもワイヤー30が緩むことがない。よって、スライド駆動装置1では、高い精度でのスライド駆動が可能である。
従って、本実施の形態に係るスライド駆動装置1では、設備コストの上昇を抑えながら、煩雑なメインテナンス作業をしなくてもワイヤー30の大きな伸びにも対応できる。
6.ワイヤー30の巻取りに係る主要なメカニズム
ワイヤーテンショナ24におけるワイヤー30の巻取りに係る主要なメカニズムについて、図7を用いて補足説明する。
先ず、図7(a)に示すように、カムフォロア216から巻取カム221のカム面221aへの力F1が、巻取カム221のカム面221aからカムフォロア216への力F2よりも大きい場合、力F1と力F2とが等しくなるまでカム調節ばね226が圧縮される。このとき、カムフォロア216は大きく上向きに持ち上げられることはない。よって、この場合には、巻取カム221が押し下げられる量が相対的に大きい(矢印S)。巻取カム221の押し下げられる量は、カム調節ばね226の圧縮量に比例する(巻取カム221の回転半径とカム調節ばね226の取り付け位置との関係に基づく)。具体的には、カム調節ばね226が圧縮されて高さがH1になると、これに伴い、カム面221aにおけるカムフォロア216との当接面と固定ベース220との距離がH2となる。
ここで、力F1については、ねじりばね217の弾性力と、ワイヤー30の張力の和(合力)ということになる。
なお、図7(a)では、巻取カム221だけが押し下げられるように図示しているが、実際には、力F1と力F2との関係によりカムフォロア216も上向きに押し上げられることになる。ただし、図7(a)に示すように、ワイヤー30の弛みがほとんどない状態では、カムフォロア216は見掛け上、上向きに押し上げられない。
次に、図7(b)に示すように、ワイヤー30が緩んでいるとき、即ち、力F4に比べて力F3が小さいときには、図7(a)の状態に比べてカム調節ばね226の圧縮度合が緩和され、力F3と力F4とが等しくなるまで、カムフォロア216が上向きに押し上げられる。このため、カム調節ばね226の高さは、上記H1よりも高いH3となり、カム面221aにおけるカムフォロア216との当接面と固定ベース220との距離が上記H2よりも大きいH4となる。
これに連動して、ワンウェイクラッチ215は、矢印Tの向きに回転し、上述のようにワイヤー30が巻取ドラム213に巻き取られる。そして、ワイヤー30の張力が適正範囲になると、ワンウェイクラッチ215の回転動作が停止する。
以上のように、本実施の形態に係るスライド駆動装置1のワイヤーテンショナ24は、カム調節ばね226の弾性力に対する、ねじりばね217の弾性力とワイヤー30の張力との和の関係により、シャフト211の回転量が決定され、これによりワイヤー30の張力が初期に設定された適正範囲に維持される。よって、図3および図7(a)、(b)などに示すばね調節ボルト224とばね調節ナット225とでカム調節ばね226の弾性力を調節することで、ワイヤー30の設定張力を規定することができる。
[その他の事項]
上記実施の形態では、ワイヤーテンショナ24にコイル状のねじりばね217およびカム調節ばね226とを備える構成としたが、弾性付勢するための構成はこれに限定されるものではない。例えば、板ばねを採用することや、ゴムを採用することも可能である。ただし、ワイヤー30の張力の調整が容易であるという観点から、上記実施の形態に係る構成が好ましい。
また、上記実施の形態では、動力を伝達するための線状体としてワイヤー30を採用したが、屈曲自在性を有する線状体であれば、これに限定されるものではない。例えば、チェーンや紐などを採用することもできる。
また、上記実施の形態では、スライド駆動装置1の構成中に組み込まれたワイヤーテンショナ24を一例に線状体張力調整機構を説明したが、線状体張力調整機構だけを独立して製品とすることもできる。
また、上記実施の形態のワイヤーテンショナ24では、図3に示すようなワンウェイクラッチ212,215の配置、巻取ドラム213の配置を一例として採用したが、これらの配置は図3などに示すものに限定されるものではない。例えば、巻取ドラム213がシャフト211の軸端に取り付けられた形態なども採用することができる。
また、上記実施の形態では、ワイヤーテンショナ24において、巻取ドラム213を備える可動ユニット21側にカムフォロア216が設けられてなる構成としたが、可動ユニット21側に巻取カム221を備え、固定ユニット22側にカムフォロア216を備える構成とすることもできる。
また、スライド駆動装置1の駆動源については、ステッピングモータ12に限定を受けるものではなく、エンジンなどの内燃機関を採用することもできる。また、上記実施の形態では、駆動装置の一例としてスライド駆動装置1を採用したが、回転駆動するような駆動装置とすることもできる。
また、上記実施の形態に係るスライド駆動装置1では、スライドヘッド20が一往復する度にワイヤー30の張力を調整することとしたが、その他に、例えば、始業時などに一度だけワイヤー30の張力を調整することとしてもよい。具体的には、通常の装置駆動時には、スライドヘッド20のスライド駆動範囲外となる箇所に固定ユニット22を設けておき、始業時などに一回、可動ユニット21と固定ユニット22とを衝合させるためにスライドヘッド20を移動させるようにすることなども可能である。
本発明は、生産ラインなどにおいて、線状体を動力伝達部材とする駆動装置の線状体の張力を適正範囲に維持することで、ランニングコストの低減を図ることができる線状体張力調整機構およびこれを備えた駆動装置を実現するのに有用である。
1.スライド駆動装置
10.主フレーム
11.脚フレーム
12.ステッピングモータ
13.減速ギア
14.コントローラ
15,16.光電センサ
17.ドラム
20.スライドヘッド
21.可動ユニット
22.固定ユニット
24.ワイヤーテンショナ
30.ワイヤー
23,31,32,33,34,219.プーリー
101.リニアガイドレール
210.可動フレーム
211.シャフト
212,215.ワンウェイクラッチ
213.巻取ドラム
214.キー
216.カムフォロア
217.ねじりばね
218.雄ねじ
220.固定ベース
221.巻取カム
222.支持アーム
223.ストッパ
224.ばね調節ボルト
225.ばね調節ナット
226.カム調節ばね

Claims (8)

  1. 張設され、屈曲自在性を有する線状体の張力を調整する線状体張力調整機構であって、
    互いに離合自在に設けられた第1および第2ユニットを備え、
    前記第1ユニットは、第1ベースと、一のカム面が形成されてなるカムと、前記カムを前記第1ベースに対して前記カム面と交差する方向である第1方向に弾性付勢する第1弾性体とを有し、
    前記第2ユニットは、第2ベースと、前記第2ベースに対して回転自在に支持され、前記第1ユニットと前記第2ユニットとの離合する方向に延設された軸体と、前記軸体に取り付けられ、前記軸体とともに回転自在であり、外周面が前記線状体の巻き取り領域であるドラムと、前記軸体に取り付けられた第1および第2のワンウェイクラッチと、前記第1のワンウェイクラッチに取り付けられ、
    前記第1ユニットにおける前記カムのカム面に対応して設けられたカムフォロアと、前記第2ベースとの相対的な関係において、前記第1のワンウェイクラッチを前記第1弾性体の弾性力に抗する方向である第2方向に弾性付勢する第2弾性体とを有し、
    前記第1ユニットと前記第2ユニットとが衝合した状態において、前記第1ユニットにおける前記カムのカム面に対して前記第2ユニットにおけるカムフォロアが当接し、当該当接した状態においては、前記第1弾性体による弾性力と、前記第2弾性体による弾性力および前記線状体の張力の和とが対抗する関係であり、
    前記第1弾性体による弾性力が、前記第2弾性体による弾性力と前記線状体の張力との和よりも大きい場合には、前記第2ユニットにおける前記軸体が前記第1のワンウェイクラッチとともに前記第2方向とは逆向きに回転し、
    前記第1ユニットと前記第2ユニットとが衝合した前記状態から、前記第1ユニットと前記第2ユニットとが離間した状態へと移行した場合において、前記第2ユニットにおける前記軸体は、前記第2のワンウェイクラッチにより回転が制限されるとともに、前記カムフォロアは、前記第2弾性体の弾性力により前記軸体に対して相対的に回転し、前記カムフォロアの位置が前記カム面との当接前の状態に戻される
    ことを特徴とする線状体張力調整機構。
  2. 前記第2ユニットにおける前記ドラムは、前記軸体の回転に対応して、前記軸体の延設方向に摺動することを特徴とする請求項1に記載の線状体張力調整機構。
  3. 前記第2ユニットにおける前記第2ベースには、雄ねじまたは雌ねじが取り付けられており、
    前記第2ユニットにおける前記ドラムには、その内周面に前記第2ベースに取り付けられた雄ねじまたは雌ねじに対応するねじが刻まれており、
    前記第2ベースに取り付けられたねじと、前記ドラムの内周面に刻まれたねじとが螺合しており、且つ、ねじピッチが前記線状体の断面径以上に設定されており、
    前記軸体が回転した場合において、前記ねじピッチに応じて前記ドラムが軸方向に移動する
    ことを特徴とする請求項2に記載の線状体張力調整機構。
  4. 前記第1弾性体および前記第2弾性体は、ともにばねである
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の線状体張力調整機構。
  5. ベースと、当該ベースに対して相対的に移動自在のヘッドと、前記ヘッドのための駆動力を発生する駆動源と、前記駆動源で発生した駆動力を前記ヘッドに伝達するために介挿され、屈曲自在性を有するとともに張設された線状体とを備える駆動装置であって、
    前記線状体の張力を調整するために、請求項1から請求項4の何れかの線状体張力調整機構が設けられている
    ことを特徴とする駆動装置。
  6. 前記線状体は、一端が前記第2ユニットにおける前記第2ベースに取り付けられ、他端が前記第2ユニットにおける前記ドラムに取り付けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  7. 前記第1ユニットは、前記ベースに取り付けられ、
    前記第2ユニットは、前記ヘッドに取り付けられている
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の駆動装置。
  8. 前記ヘッドは、前記ベースに対して直線状に摺動自在となっており、
    前記ヘッドが前記摺動自在となっている範囲における一端に到達したときに、前記第1ユニットと前記第2ユニットとが衝合した状態となり、前記第1ユニットにおける前記カムのカム面に対して前記第2ユニットにおけるカムフォロアが当接する
    ことを特徴とする請求項5から請求項7の何れかに記載の駆動装置。
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