JP5951274B2 - 重複macアドレスを特定するネットワーク監視システムおよび監視方法 - Google Patents
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Description
(F1)MACアドレス重複検出機能は、監視対象のネットワーク装置に対してMACアドレス重複検出の処理を開始する。
(F2)ネットワーク装置のMACアドレステーブルを参照し、登録されているMACアドレス、VLAN、ポートの情報を取得する。
(F3)取得したネットワーク装置名(ホスト名もしくはIPアドレス)、MACアドレス、VLAN、ポートを現在情報として保持する。
(F4)現在情報のMACアドレスを問い合わせのキーとして、MACアドレス履歴情報から過去のMACアドレステーブル情報を抽出する。
(F5)ネットワーク装置名(ホスト名もしくはIPアドレス)、ポート、VLAN、MACアドレス、ステータスを一組とする履歴情報として保持する。抽出されない場合は、NULL(情報無し)として履歴情報を保持する。
(F6)保持している現在情報と履歴情報を用いてMACアドレス重複の判定を実施する。
(F7)現在情報にあるMACアドレスが履歴情報に有るか無いかを確認する。無しの場合、F8に進み、有りの場合、F9に進む。F7以降は現在情報にあるMACアドレス毎に実行される。
(F8)ネットワーク装置に対して新規に接続された端末と判定し、履歴情報に、現在情報のネットワーク装置名、ポート、VLAN、MACアドレスを登録する。履歴情報のステータスとしては新規として登録する。
(F10)履歴情報のVLANと現在情報のVLANが同じか異なるかを確認する。異なる場合は、F11に進み、同じ場合は、F12に進む。
(F11)ネットワーク装置に対して新規に接続された端末と判定し、履歴情報に、現在情報のネットワーク装置名、ポート、VLAN、MACアドレスを登録する。履歴情報のステータスとしては新規として登録する。
(F12)現在情報のネットワーク装置名と履歴情報のネットワーク装置名が同じか異なるかを確認する。同じ場合は、F13に進み、異なる場合は、F15に進む。
(F13)現在情報のポートと履歴情報のポートが同じか異なるかを確認する。同じ場合は、F14に進み、異なる場合は、F15に進む。
(F14)ネットワーク装置名、ポート、VLAN、MACアドレスすべてが等しいため、ネットワーク装置に対して継続して接続している端末と判定し、履歴情報のステータスを更新として登録する。
(F15)ネットワーク装置に対して同一MACアドレス及び同一VLANであるが異なるネットワーク装置もしくは異なるポートに接続された端末となり、比較された履歴情報のステータスを消失として登録する。また、現在情報のネットワーク装置名、MACアドレス、VLAN、ポートとステータスを変更として登録する。
(F17)履歴情報のVLANと現在情報のVLANが同じか異なるかを確認する。異なる場合は、F18に進み、同じ場合は、F20に進む。
(F18)現在情報と同一のネットワーク装置名、ポート、VLAN、MACアドレスの情報が履歴情報に無い場合は、F19に進み、有る場合は、ループの先頭F17に戻る。
(F19)ネットワーク装置に対して新規に接続された端末と判定し、履歴情報に、現在情報のネットワーク装置名、ポート、VLAN、MACアドレスを登録する。履歴情報のステータスとしては新規として登録する。ループの先頭F17に戻る。
(F20)現在情報のネットワーク装置名と履歴情報のネットワーク装置名が同じか異なるかを確認する。同じ場合は、F21に進み、異なる場合は、F26に進む。
(F21)現在情報のポートと履歴情報のポートが同じか異なるかを確認する。同じ場合は、F22に進み、異なる場合は、F26に進む。
(F23)ネットワーク装置に対して継続して接続している端末と判定し、履歴情報のステータスを更新として登録する。ループの先頭F17に戻る。
(F24)MACアドレスが重複したと判定し、上位の監視システムに通知し、F25に進む。
(F25)履歴情報のステータスを変更として登録する。ループの先頭F17に戻る。
(F26)履歴情報のステータスが、新規もしくは更新であるか、変更もしくは消失であるかを確認する。新規もしくは更新である場合は、F27に進み、変更もしくは消失である場合は、F30に進む。
(F27)ネットワーク装置に対して同一MACアドレス及び同一VLANであるが異なるネットワーク装置もしくは異なるポートに接続された端末となり、比較された履歴情報のステータスを消失として登録する。
(F28)現在情報と同一のネットワーク装置名、ポート、VLAN、MACアドレスの情報が履歴情報に無い場合、F29に進み、有る場合、F34に進む。
(F29)現在情報のネットワーク装置名、ポート、VLAN、MACアドレスとステータスを変更として登録する。ループの先頭F17に戻る。
(F30)履歴情報のステータスが、変更であるか消失であるかを確認する。変更で有る場合は、F31に進み、消失である場合は、F32に進む。
(F31)履歴情報のステータスを消失として登録する。ループの先頭F17に戻る。
(F32)履歴情報のステータスに、F秒以上(デフォルトは10秒)、消失が存在するかを確認する。存在する場合は、F33に進み、存在しない場合は、F34に進む。
(F33)履歴情報から該当の情報を削除する。ループの先頭F17に戻る。
(F34)監視対象のネットワーク装置に対してMACアドレス重複検出の処理を終了する。
(1)MACアドレス重複検出機能の1回目の動作
(F3)現在情報として、下記の表1が抽出される。
(F9)現在情報の最初の行のMACアドレスBと等しい、NW装置名、MACアドレス、VLAN、ポート、ステータスの組を抽出する。下記表3が抽出される。抽出した履歴情報が複数であるため、F16に進む。
(F7)現在情報の6番目の行のMACアドレスAは、履歴情報に存在するため、F9に進む。
(F9)現在情報の6番目の行のMACアドレスAと等しい、NW装置名、MACアドレス、VLAN、ポート、ステータスの組を抽出する。下記の表4が抽出される。抽出した履歴情報が単一であるため、F10に進む。
(F15)比較された履歴情報のステータスを消失として登録する。また、現在情報の6番目の行のネットワーク装置名、ポート、VLAN、MACアドレスとステータスを変更として登録する。履歴情報として、下記表5になる。
(F3)現在情報として、下記表6が抽出される。
(F7)現在情報の最初の行のMACアドレスAは、履歴情報に存在するため、F9に進む。
(F9)現在情報の最初の行のMACアドレスAと等しい、NW装置名、MACアドレス、VLAN、ポート、ステータスの組を抽出する。下記表7が抽出される。抽出した履歴情報が複数であるため、F16に進む。
・1回目の判定
(F17)抽出した履歴情報の最初の行と現在情報の最初の行とを比較する。VLANが同じため、F20に進む。
(F20)ネットワーク装置名が同じため、F21に進む。
(F21)ポートが同じため、F22に進む。
(F22)履歴情報のステータスが消失であるため、F24に進む。
(F24)MACアドレスが重複したと判定し、上位の監視システムに通知する。
(F25)履歴情報のステータスを変更として登録する。
・2回目の判定
(F17)抽出した履歴情報の第2の行と現在情報の最初の行とを比較する。VLANが同じため、F20に進む。
(F20)ネットワーク装置名が同じため、F21に進む。
(F21)ポートが異なるため、F26に進む。
(F26)履歴情報のステータスが変更であるため、F30に進む。
(F30)履歴情報のステータスが変更であるため、F31に進む。
(F31)履歴情報のステータスを消失として登録する。
(1)MACアドレス重複検出機能の1回目の動作
(F3)現在情報として、下記表8が抽出される。
(F9)現在情報の6番目の行のMACアドレスAと等しい、NW装置名、MACアドレス、VLAN、ポート、ステータスの組を抽出する。下記表10が抽出される。抽出した履歴情報が単一であるため、F10に進む。
(F15)比較された履歴情報のステータスを消失として登録する。また、現在情報の6番目の行のネットワーク装置名、ポート、VLAN、MACアドレスとステータスを変更として登録する。履歴情報として、下記表11になる。
(F3)現在情報として、上記と同じ表8が抽出される。
(F4)履歴情報として、今回は上記表11になる。
(F7)現在情報の6番目の行のMACアドレスAは、履歴情報に存在するため、F9に進む。
(F9)現在情報の最初の行のMACアドレスAと等しい、NW装置名、MACアドレス、VLAN、ポート、ステータスの組を抽出する。表12が抽出される。抽出した履歴情報が複数であるため、F16に進む。
・1回目の判定
(F17)抽出した履歴情報の最初の行と現在情報の6番目の行とを比較する。VLANが同じため、F20に進む。
(F20)ネットワーク装置名が同じため、F21に進む。
(F21)ポートが異なるため、F26に進む。
(F26)履歴情報のステータスが消失であるため、F30に進む。
(F30)履歴情報のステータスが消失であるため、F32に進む。
(F32)ここで、F秒以上(デフォルトは10秒)、消失が存在する場合、F33に進む。
(F33)履歴情報から該当の情報を削除する。
・2回目の判定
(F20)ネットワーク装置名が同じため、F21に進む。
(F21)ポートが同じため、F22に進む。
(F22)履歴情報のステータスが、更新であるため、F23に進む。
(F23)ネットワーク装置に対して継続して接続している端末と判定し、履歴情報のステータスを更新として登録する。
X、Y、Z 物理サーバ
10−1、20−1、30−1、10−2、20−2、30−2、10−3、20−3、30−3 仮想マシン
2 ネットワーク監視システム
21 MACアドレス重複検出機能
22 MACアドレス履歴情報
Claims (7)
- MACアドレスの状態遷移を示すステータスを付加したMACアドレス関連情報の履歴を保存するMACアドレス履歴情報と、
ネットワーク装置で管理されているMACアドレステーブルから、該ネットワーク装置に端末が接続した際に登録されるMACアドレス関連情報を現在情報として取得する取得手段と、
前記現在情報内のMACアドレスを問い合わせのキーとして、前記MACアドレス履歴情報から過去のMACアドレス関連情報を履歴情報として抽出する抽出手段と、
MACアドレスの重複を検出する重複検出判断処理手段を備え、
前記重複検出判断処理手段は、重複検出判断処理を複数回行い、初回の処理では、前記現在情報と前記MACアドレス履歴情報を比較して、前記MACアドレス履歴情報にMACアドレス関連情報を追加し、および前記MACアドレス履歴情報のステータスを変化させ、初回以降の処理では、前記初回の処理で処理された後のMACアドレス履歴情報に前記現在情報のMACアドレスと等しいMACアドレスのMACアドレス関連情報が複数登録されている場合に、前記現在情報と前記初回の処理で処理された後のMACアドレス履歴情報を比較し、また、前記初回の処理で処理された後のMACアドレス履歴情報のステータスを判定し、その比較および判定の結果からMACアドレスの重複を検出することを特徴とするネットワーク監視システム。 - 前記MACアドレス関連情報は、VLANを含み、
前記重複検出判断処理手段は、MACアドレスが同じでVLANが異なる場合、MACアドレスの重複検出と判定しないことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク監視システム。 - 前記ステータスは、新規、更新、変更および消失であり、
前記MACアドレス関連情報は、ネットワーク装置名、ポート、VLAN、およびMACアドレスであり、
前記重複検出判断処理手段の初回の処理は、
前記現在情報のみに存在するMACアドレスに対して、MACアドレス関連情報を前記MACアドレス履歴情報に新規として登録し、
前記現在情報と前記履歴情報の両方に存在するMACアドレスのMACアドレス関連情報に対して、
VLANが異なり、MACアドレスが同じMACアドレス関連情報を前記MACアドレス履歴情報にステータスを新規として登録し、
ネットワーク装置、ポート、VLAN、およびMACアドレスがすべて同じMACアドレス関連情報に対応する前記MACアドレス履歴情報のMACアドレス関連情報のステータスを更新とし、
VLAN、およびMACアドレスが同じで、ポートまたはネットワーク装置が異なるMACアドレス関連情報に対応する前記MACアドレス履歴情報のMACアドレス関連情報のステータスを消失とし、前記現在情報のMACアドレス関連情報を前記MACアドレス履歴情報にステータスを変更として登録することを特徴とする請求項1または2に記載のネットワーク監視システム。 - 前記重複検出判断処理手段の初回以降の処理は、
前記現在情報と前記履歴情報の両方に存在するMACアドレスのMACアドレス関連情報に対して、
ネットワーク装置、ポート、VLAN、およびMACアドレスがすべて同じMACアドレス関連情報に対応する前記MACアドレス履歴情報のステータスが消失であった場合、MACアドレスの重複検出と判定することを特徴とする請求項3に記載のネットワーク監視システム。 - 前記重複検出判断処理手段の初回以降の処理は、
前記現在情報と前記履歴情報の両方に存在するMACアドレスのMACアドレス関連情報に対して、
VLAN、およびMACアドレスが同じで、ポートまたはネットワーク装置が異なるMACアドレス関連情報に対応する前記MACアドレス履歴情報のステータスが消失であった場合、移動と判断して該MACアドレス関連情報を前記MACアドレス履歴情報から削除することを特徴とする請求項3または4に記載のネットワーク監視システム。 - 前記端末は、物理サーバおよび該物理サーバ内に仮想的に構築された仮想マシンであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のネットワーク監視システム。
- ネットワーク装置で管理されているMACアドレステーブルから、該ネットワーク装置に端末が接続した際に登録されるMACアドレス関連情報を現在情報として取得する取得ステップと、
前記現在情報内のMACアドレスを問い合わせのキーとして、MACアドレスの状態遷移を示すステータスを付加したMACアドレス関連情報の履歴を保存するMACアドレス履歴情報から、過去のMACアドレス関連情報を履歴情報として抽出する抽出ステップと、
MACアドレスの重複を検出する重複検出判断処理ステップを有し、
前記重複検出判断処理ステップは、重複検出判断処理を複数回行い、初回の処理では、前記現在情報と前記MACアドレス履歴情報を比較して、前記MACアドレス履歴情報にMACアドレス関連情報を追加し、および前記MACアドレス履歴情報のステータスを変化させ、初回以降の処理では、前記初回の処理で処理された後のMACアドレス履歴情報に前記現在情報のMACアドレスと等しいMACアドレスのMACアドレス関連情報が複数登録されている場合に、前記現在情報と前記初回の処理で処理された後のMACアドレス履歴情報を比較し、また、前記初回の処理で処理された後のMACアドレス履歴情報のステータスを判定し、その比較および判定の結果からMACアドレスの重複を検出することを特徴とするネットワーク監視方法。
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