JP5950486B1 - 加齢化予測システム、加齢化予測方法及び加齢化予測プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、本実施形態では、加齢化予測システム20を用いる。この加齢化予測システム20には、入力部10、出力部15が接続されている。入力部10は、各種情報を入力するための手段であり、キーボードやポインティングデバイス、記録媒体からデータを取得する入力インターフェイス等により構成される。出力部15は、各種情報を出力するための手段であり、ディスプレイ等により構成される。
また、学習管理部210は、後述するテクスチャの相同モデル化処理において、顔特徴点の座標から、正規化したメッシュモデルの各頂点の座標の平均を算出する予め定めたテクスチャ平均算出ルールを記憶している。
更に、学習管理部210は、学習に用いる円柱座標系画像、円柱座標系座標、相同モデルを記録するための学習用メモリを備えている。
第2学習部212は、顔画像の質感(テクスチャ)について、加齢による変化を予測するためのモデルを作成する第2学習処理を実行する。
第3学習部213は、顔形状について、加齢による変化を予測するためのモデルを作成する第3学習処理を実行する。
第2処理部217は、顔画像の質感(テクスチャ)について、加齢による変化を予測する処理を実行する。本実施形態では、主成分分析を利用したテクスチャ加齢モデルと、ウェーブレット(WAVELET)変換を利用したテクスチャ加齢モデルとを用いて、テクスチャ加齢化処理を実行する。第2処理部217は、この処理に用いる重み係数wをメモリに記憶している。この重み係数wは、主成分分析を利用したモデルとウェーブレット変換を利用したモデルとを用いる場合、どちらのモデルに重点を置くかを決めるための値である。本実施形態では、重み係数wとして「1」を用いる。
第3処理部218は、3次元顔データを用いて、顔形状について加齢による変化を予測する処理を実行する。
次に、図2を用いて、各モデルの生成について、生成処理の概要を説明する。
まず、加齢化予測システム20の制御部21は、経年変化データ記憶部22に記憶された3次元顔データD1を用いて、円柱座標系画像D2と円柱座標系座標データD3とを生成する。円柱座標系画像D2は、3次元顔データを、円柱座標系に射影し、「900×900」の等間隔メッシュに補間して作成した2次元画像データである。円柱座標系座標データD3は、3次元顔データを、円柱座標系に射影して生成した「900×900」画像の各点の3次元座標に関するデータである。
そして、加齢化予測システム20の制御部21は、任意角度から撮影した2次元顔画像D8と正規化された顔特徴点データD6と3次元メッシュデータD7(相同モデル)とを用いて、2次元顔画像から3次元顔データへの変換についての第1学習処理を実行する。この第1学習処理の詳細は後述する。
次に、図3〜図11を用いて、上述した第1〜第3学習処理の前に行なわれる学習前処理を説明する。この処理は、経年変化データ記憶部22、スナップショットデータ記憶部23に記録された各3次元データについて、個別に行なわれる。
次に、加齢化予測システム20の制御部21は、顔特徴点の正規化処理を実行する(ステップS1−3)。この処理の詳細については、図7及び図8を用いて後述する。
次に、図4及び図5を用いて、円柱座標系への変換処理(ステップS1−1)を説明する。
次に、制御部21の学習管理部210は、円柱座標系座標の生成処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、学習管理部210は、3次元顔データの各座標(X,Y,Z)を円柱座標系に射影し、上述した「900×900」の画像各点について、円柱座標系の座標データ(径方向,角度,高さ)を生成する。そして、学習管理部210は、生成した2次元顔画像を、円柱座標系座標データD3として学習用メモリに記録する。
次に、図6を用いて、顔特徴点抽出処理(ステップS1−2)を説明する。ここで、顔特徴点とは、顔を構成する顔パーツ(眉毛、目、鼻、口、耳、頬部、下顎部等)における特徴的な位置(例えば、眉毛最外側点、眉毛最内側点、口角点等)である。本実施形態では、33個の顔特徴点を用いる。なお、顔特徴点を、ユーザーが任意に追加・削除できるようにしてもよい。この場合には、追加・削除された顔特徴点を用いて、後述する処理を行なう。
ここで、担当者は、出力部15に表示された顔画像上の顔特徴点の位置を確認し、必要に応じて修正を行なう。そして、顔画像上において顔特徴点の確認や修正の完了入力が行なわれた場合、学習管理部210は、各顔特徴点の円柱座標系座標を、各顔特徴点の番号に関連付けた顔特徴点データD4を生成して学習用メモリに記憶する。
次に、図7を用いて、顔特徴点の正規化処理(ステップS1−3)を説明する。
まず、制御部21の学習管理部210は、抽出した顔特徴点データを用いて、重回帰分析による正規化処理を実行する(ステップS3−1)。ここでは、顔の特徴点から重回帰分析でXYZ軸での回転を求め、顔の向きを合わせる。顔のサイズは、両目中心の間隔が所定値(本実施形態では64mm)になるように正規化する。この処理の詳細については、図8を用いて後述する。
次に、図8(a)を用いて、重回帰分析による正規化処理(ステップS3−1)を説明する。この処理により、顔の向きを合わせるとともに、顔のサイズの正規化を行なう。
次に、図9(a)を用いて、相同モデル化処理(ステップS1−4)における形状の相同モデル化処理について説明する。
まず、制御部21の学習管理部210は、顔の特徴点座標の合わせ込み処理を実行する(ステップS5−1)。具体的には、学習管理部210は、メモリに記憶したジェネリックモデルのメッシュポイントの識別情報を用いて、正規化した各顔特徴点の座標を、特定したメッシュポイントの顔特徴点に一致させる。
次に、図10(a)を用いて、テクスチャの相同モデル化処理について説明する。
まず、制御部21の学習管理部210は、正規化したメッシュモデルの各頂点の座標について平均の算出処理を実行する(ステップS6−1)。具体的には、学習管理部210は、予め記憶しているテクスチャ平均算出ルールを用いて、正規化した各顔特徴点の座標から、各メッシュポイント(頂点)の平均座標を算出する。
そして、制御部21の学習管理部210は、各平均座標におけるテクスチャの平均を算出することにより、テクスチャの相同モデルを算出し、学習用メモリに記憶する。
図10(b)には、各メッシュモデルの平均座標に変形したテクスチャの平均化した平均顔を示す。
次に、正規化された円柱座標系画像の生成処理(ステップS1−5)を説明する。
ステップS2−2において生成した円柱座標系画像は、データ毎に顔パーツ(目、鼻、口等)の位置が異なっているため、そのまま解析できない。そこで、各データの顔パーツの位置が揃うように、円柱座標系画像の正規化を行なう。
制御部21の学習管理部210は、全データについて、画像正規化メッシュモデルの平均値と、各ポリゴンのテクスチャの平均値を算出する。
入力された円柱座標系画像を平均メッシュと一致させるように各ポリゴンを変形すると顔を構成するメッシュが平均顔メッシュに一致する。従って、円柱座標系画像が正規化されたことになる。
次に、図12を用いて、2次元顔画像の角度学習処理を説明する。この処理では、2次元顔画像から撮影された角度(顔の向き)を推定するモデルを生成する。この角度学習処理は、経年変化データ記憶部22及びスナップショットデータ記憶部23に記録された3次元顔データ(合計N個)の相同モデルを用いて実行される。なお、経年変化データ記憶部22に記録された3次元顔データにおいては、加齢後の3次元顔データのみの相同モデルを用いる。
まず、制御部21の第1学習部211は、指定角度への回転処理を実行する(ステップS7−1)。具体的には、第1学習部211は、3次元相同モデルを、所定対象角度に回転させる。そして、第1学習部211は、所定対象角度に回転させたときの回転角度を学習用メモリに記憶する。
以上の処理を、処理対象の角度毎にループを繰り返して実行する。
ここで、図13及び図14を用いて、機械学習処理を説明する。この機械学習処理では、ある特徴ベクトルx(従属変数である予測対象特徴量)から別の特徴ベクトルy(説明
変数である予測時に使用する特徴量)を予測する。この場合、重回帰分析を用いて、yとxの関係を学習し、xs(n),jからyi,jを予測するモデルを求める。具体的には、以下の式における「ai,s(n)」と「bi」を算出する。
そして、処理対象の主成分番号iを順次、特定し、以下の繰り返し処理を実行する。「i」は、処理対象として選択された次元番号である。この繰り返し処理においては、処理対象の主成分番号iが、変数セットに追加すべき成分(追加対象成分)か否かを判定する。
次に、図14を用いて、変数更新処理(ステップS8−8)を説明する。この処理においては、追加対象成分を含めた変数セットが妥当か否かを判定する。そして、妥当でない変数を削除することにより、妥当な変数セットになった場合には、この変数セットを説明変数として特定する。
まず、機械学習部214bは、新たな変数セットの設定処理を実行する(ステップS9−1)。具体的には、機械学習部214bは、メモリに記憶されている変数セットに追加対象成分(add_id)を追加して、新たな変数セット(select_id_new)を生成する。
まず、機械学習部214bは、新たな変数セット(select_id_new)を用いて重回帰分析を行ない、ベイズ情報量基準(bic)とすべての変数のt値の算出処理を実行する(ステップS9−2)。具体的には、機械学習部214bは、新たな変数セットを用いて重回帰分析により、ベイズ情報量基準を算出する。更に、公知のt検定によりt値を算出する。
ここで、最小のt値が「2」より小さい場合(ステップS9−3において「YES」の場合)、機械学習部214bは、新たな変数セットから最小のt値となる変数の削除処理を実行する(ステップS9−4)。具体的には、機械学習部214bは、新たな変数セットにおいて最小のt値を算出した変数を、この新たな変数セットから削除する。
そして、ステップS9−2以降の処理を繰り返して実行する。
次に、図15を用いて、2次元顔画像を3次元顔データに変換する第1学習処理を説明する。ここでは、同じ場面で任意の枚数の2次元顔画像がある場合や、任意の角度から撮影された2次元顔画像がある場合にも、的確な予測ができるようにするための学習を行なう。その場合、組み合わせが膨大になり、データベースの容量が問題となるため、予め指定された組み合わせ(例えば正面と側面)のみ学習しておき、それ以外の組み合わせの場合は、その都度、学習してモデルを作成する。
次に、図16及び図17を用いて、第1学習によって算出した2次元から3次元への変換に用いるモデルデータの検証処理を説明する。
F値はモデルの妥当性を示すパラメータである。t値は各変数の妥当性を示すパラメータである。F値及びt値は、それぞれ「2」以上であれば妥当とされているが、いずれの成分においても「2」以上の値が確保されていることが判明した。
図17(c)は、図17(a)に示した顔画像の2次元特徴点のみを用いて予測した加齢化後の顔画像である。また、図17(d)は、図17(a)に示した顔画像の2次元特徴点及び画像を用いて予測した加齢化後の顔画像である。
2次元特徴点のみでの予測よりも、2次元特徴点及び2次元画像での予測の方が、精度良く予測できていることが確認できる。
次に、図18を用いて、テクスチャ加齢化の第2学習処理を実行する。この第2学習処理においては、主成分分析を用いたテクスチャの加齢化処理と、ウェーブレット変換を用いたテクスチャの加齢化処理とを実行する。ここでは、主成分分析を用いたテクスチャの加齢化処理を説明した後、ウェーブレット変換を用いたテクスチャの加齢化処理について説明する。
ここでは、ステップS1−5において生成した正規化円柱座標系画像を用いて、3次元顔データにおける加齢によるテクスチャの変化を予測するモデルを機械学習で算出する。
次に、図19を用いて、主成分分析を利用したテクスチャにおいて加齢化に変換する処理を説明する。
次に、図22を用いて、ウェーブレット変換を利用したテクスチャの加齢化処理を説明する。上述した主成分分析を利用したテクスチャの加齢化処理では、加齢差分データを推定する。しかしながら、既に存在しているシミ、皺が存在する場合、主成分分析を利用した加齢化では、これらを濃くするわけではない。そこで、既に存在しているシミ、皺を利用して加齢化するために、ウェーブレット変換を利用した加齢変化推定を行なう。
なお、図22(a)に示す式において、iは各ウェーブレット係数番号、jはデータ番号、aは加齢化後、bは加齢化前を意味している。
次に、図23を用いて、3次元形状加齢化の第3学習処理を実行する。この場合、上述した形状の相同モデル化処理において生成した相同モデルを用いて、3次元顔画像における加齢による形状変化を予測するモデルを機械学習で算出する。この場合、選択した変数間の最大相関係数Cmaxは「0.15」に設定する。
次に、図24を用いて加齢化予測処理について説明する。
まず、加齢化予測システム20の制御部21は、特徴点抽出処理を実行する(ステップS16−1)。具体的には、制御部21の加齢管理部215は、処理対象の2次元顔画像データから、ステップS1−2と同様にして、顔特徴点抽出処理を実行する。
次に、加齢化予測システム20の制御部21は、テクスチャの加齢化処理を実行する(ステップS16−6)。この処理の詳細については、図25を用いて、後述する。
次に、図25〜図27を用いて、上述したテクスチャの加齢化処理(ステップS16−6)について説明する。
まず、制御部21の第2処理部217は、2つのウェーブレット係数の絶対値を比較し、大小関係の判定処理を実行する(ステップS17−2)。ここでは、主成分分析に基づくウェーブレット係数R1iの絶対値と、ウェーブレット変換を利用したテクスチャの加齢化処理により算出したウェーブレット係数R2iの絶対値に重み係数wを乗算した値とを比較する。そして、ウェーブレット係数R1iの絶対値が、ウェーブレット係数R2iの絶対値に重み係数wを乗算した値より大きいか否かを判定する。
以上の処理を、ウェーブレット係数番号iについて繰り返す。
以上の処理により、テクスチャを加齢化した画像を生成する。
(1)本実施形態の加齢化予測システム20の制御部21は、加齢後の顔画像を生成する加齢管理部215、顔画像の質感(テクスチャ)について加齢による変化を予測する処理を実行する第2処理部217、顔形状について加齢による変化を予測する第3処理部218を備えている。これにより、顔形状についての加齢と、顔画像の質感について加齢による変化を考慮した加齢化予測を行なうので、加齢化した顔画像を、より的確に生成することができる。
・上記実施形態の加齢化予測システム20の制御部21は、経年変化データ記憶部22に記憶された経年変化データと、スナップショットデータ記憶部23に記憶されたスナップショットデータとを用いてテクスチャ加齢モデル及び形状加齢モデルを生成した。経年変化データやスナップショットデータの属性(例えば、性別や年齢層)別に、テクスチャ加齢モデル及び形状加齢モデルを生成してもよい。この場合には、制御部21は、同じ属性の経年変化データやスナップショットデータを用いて、正規化された円柱座標系画像D5や正規化された顔特徴点データD6及び3次元メッシュデータD7(相同モデル)を生成する。そして、制御部21は、これらを用いて、属性別のテクスチャ加齢モデル及び形状加齢モデルを生成し、各属性情報に関連付けてモデル記憶部25に記憶する。制御部21は、加齢化予測処理においては、処理対象の2次元顔画像データとともに、この画像に含まれる顔の属性情報を取得する。制御部21は、取得した属性情報に対応する属性のテクスチャ加齢モデル及び形状加齢モデルを用いて、加齢化予測処理を実行する。これにより、性別や年齢層等の属性に応じたテクスチャや形状の影響を考慮して、より的確な顔画像データを生成することができる。
この処理においては、機械学習部214bは、各サンプルデータの「予測対象特徴量」と「予測時に使用する特徴量」とを結合して一つの行ベクトル(1次元ベクトル)を生成する。例えば、第1学習処理における「予測対象特徴量」としては「回転角度(θ,ω)」の主成分係数を用い、「予測時に使用する特徴量」としては「全データの2次元特徴点の主成分得点を標準偏差で除算したもの」の主成分係数を用いる。
そして、機械学習部214bは、直交化された「予測時に使用する特徴量」(行列Di,j)と、これに伴って変換された「予測対象特徴量」(行列Ei,j)とを用いて生成した予測モデルをモデル記憶部25に記録する。
このカップリング学習処理を用いることにより、変化が激しく、影響の大きい成分を優先的に使用しながら、全体バランスを考慮した予測データを算出することができる。
このPLS回帰は、独立変数(予測対象特徴量)と説明変数(予測時に使用する特徴量)の共分散wiを利用し、両者の相関の高い成分から順に変数に追加して重回帰分析を行なうことにより、回帰係数行列を算出する。具体的には、以下の処理〔1〕〜〔4〕を、交差判定誤差が最小になるまで繰り返す。ここで、交差判定誤差は、サンプルデータを予測対象と入力データとに分け、入力データを用いて予測対象を予測し、この予測結果と予測対象との誤差である。
Wi=Xi TYi/||Xi TYi||
この式で、Tは転置行列を意味している。
〔2〕次に、機械学習部214bは、独立変数Xiを共分散wiの空間に射影し、スコア行列tiを算出する。
〔4〕次に、機械学習部214bは、独立変数の更新処理を実行する。具体的には、説明変数の更新処理と同様に、機械学習部214bは、スコア行列より独立変数を予測する回帰係数行列を算出し、一度、回帰に用いた情報を削除し、残りの独立変数を算出する。この場合、制御部21は、「pi=Xi Tti(ti Tti)-1及びXi+1=Xi−tipi T」を用いる。
このPLS回帰分析を用いることにより、重回帰分析よりも適切な変数を選択することができるので、より妥当な予測を行なうことができる。
Claims (7)
- 顔形状の加齢による変化を予測する形状加齢モデルと、
顔表面のテクスチャの加齢による変化を予測するテクスチャ加齢モデルと、
2次元画像から3次元データを予測する3次元化予測モデルとを記憶したモデル記憶部と、
入力部、出力部に接続され、加齢化を予測する制御部とを備えた加齢化予測システムであって、
前記制御部が、
前記入力部から予測対象画像を取得し、
前記予測対象画像の特徴点を抽出し、
抽出した前記特徴点を用いて、前記予測対象画像における顔向きを推定し、
前記3次元化予測モデル及び推定した前記顔向きに基づいて、第1の3次元データを生成し、
前記形状加齢モデルを用いて、前記第1の3次元データから第2の3次元データを生成し、
前記第1の3次元データに基づいて生成された2次元画像に対して、前記テクスチャ加齢モデルを適用して、加齢化テクスチャを生成し、
前記第2の3次元データに対して、前記加齢化テクスチャを合成して、加齢化顔モデルを生成して、前記出力部に出力する予測処理を実行することを特徴とする加齢化予測システム。 - 前記制御部は、
前記入力部から、出力用として指定された顔向き角度を取得し、
生成した前記加齢化顔モデルを用いて、前記顔向き角度の2次元顔画像を生成して、前記出力部に出力することを特徴とする請求項1に記載の加齢化予測システム。 - 前記制御部は、
取得した3次元顔サンプルデータに基づいて、2次元画像を生成し、
前記2次元画像において特徴点を特定し、
前記特徴点を用いて、前記3次元顔サンプルデータを正規化した正規化サンプルデータを生成し、
前記正規化サンプルデータを用いて、前記形状加齢モデル及びテクスチャ加齢モデルを生成して、前記モデル記憶部に記憶する学習処理を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の加齢化予測システム。 - 前記学習処理は、前記正規化サンプルデータを用いて前記3次元化予測モデルを生成して、前記モデル記憶部に記憶することを特徴とする請求項3に記載の加齢化予測システム。
- 前記モデル記憶部には、主成分分析を用いて算出した第1のテクスチャ加齢モデルと、ウェーブレット変換を用いて算出した第2のテクスチャ加齢モデルとが記憶されており、
前記制御部は、前記第1の3次元データに基づいて生成された2次元画像に対して、第1のテクスチャ加齢モデルを適用した画像をウェーブレット変換した第1のウェーブレット係数と、前記第1の3次元データに基づいて生成された2次元画像に対して、第2のテクスチャ加齢モデルを適用した第2のウェーブレット係数とを比較した結果に応じて、適用する前記テクスチャ加齢モデルを特定することを特徴とする請求項3又は4に記載の加齢化予測システム。 - 顔形状の加齢による変化を予測する形状加齢モデルと、
顔表面のテクスチャの加齢による変化を予測するテクスチャ加齢モデルと、
2次元画像から3次元データを予測する3次元化予測モデルとを記憶したモデル記憶部と、
入力部、出力部に接続された制御部とを備えた加齢化予測システムを用いて、加齢化を予測する方法であって、
前記制御部が、
前記入力部から予測対象画像を取得し、
前記予測対象画像の特徴点を抽出し、
抽出した前記特徴点を用いて、前記予測対象画像における顔向きを推定し、
前記3次元化予測モデル及び推定した前記顔向きに基づいて、第1の3次元データを生成し、
前記形状加齢モデルを用いて、前記第1の3次元データから第2の3次元データを生成し、
前記第1の3次元データに基づいて生成された2次元画像に対して、前記テクスチャ加齢モデルを適用して、加齢化テクスチャを生成し、
前記第2の3次元データに対して、前記加齢化テクスチャを合成して、加齢化顔モデルを生成して、前記出力部に出力する予測処理を実行することを特徴とする加齢化予測方法。 - 顔形状の加齢による変化を予測する形状加齢モデルと、
顔表面のテクスチャの加齢による変化を予測するテクスチャ加齢モデルと、
2次元画像から3次元データを予測する3次元化予測モデルとを記憶したモデル記憶部と、
入力部、出力部に接続された制御部とを備えた加齢化予測システムを用いて、加齢化を予測するプログラムであって、
前記制御部を、
前記入力部から予測対象画像を取得し、
前記予測対象画像の特徴点を抽出し、
抽出した前記特徴点を用いて、前記予測対象画像における顔向きを推定し、
前記3次元化予測モデル及び推定した前記顔向きに基づいて、第1の3次元データを生成し、
前記形状加齢モデルを用いて、前記第1の3次元データから第2の3次元データを生成し、
前記第1の3次元データに基づいて生成された2次元画像に対して、前記テクスチャ加齢モデルを適用して、加齢化テクスチャを生成し、
前記第2の3次元データに対して、前記加齢化テクスチャを合成して、加齢化顔モデルを生成して、前記出力部に出力する予測処理を実行する手段として機能させることを特徴とする加齢化予測プログラム。
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