JP5946393B2 - 水着 - Google Patents

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Description

本発明は、水着に関する。詳細には、着用時に少なくとも着用者の腰部から膝上までを覆う水着に関する。
水泳、特に競泳においては、水の抵抗を低くした水着が求められる。水の抵抗としては、身体形状に依存する形状抵抗などがある。特許文献1〜2には、形状抵抗を低減するため、体幹安定性に着目した水着が記載されている。
特開2008−150768号公報 特開2008−280656号公報
しかし、競泳などにおいて、レースの進行に伴って疲れてくると、キックのテンポが落ち、腰の位置が上半身の位置より下がって身体が立ってしまうことがある。身体が立ってしまうと、脚の位置も下がることになる。図4Aは水泳におけるフラットな姿勢を側面から観察した場合を説明する側面模式図であり、図4Bは同姿勢時の水中の進行方向に対する身体の投影面積を示す説明図である。図4Cは、水泳における腰が水平位置から落ちた姿勢を側面から観察した場合を説明する側面模式図であり、図4Dは同姿勢時の水中の進行方向に対する身体の投影面積を示す説明図である。図4Eは、水泳における脚が水平位置から落ちた姿勢を側面から観察した場合を説明する側面模式図であり、図4Fは同姿勢時の水中の進行方向に対する身体の投影面積を示す説明図である。図4A−Bに示しているように、身体がフラットな姿勢(水平姿勢)の場合は、水中の進行方向における投影面積が小さく、水による形状抵抗が少ない。しかし、図4C−Fに示しているように、腰の位置や脚の位置が下がると、水中の進行方向における投影面積が大きくなり、水による形状抵抗が大きくなる。そのため、腰の位置や脚の位置が下がると、ストロークも短くなり、速度も低下し、結果的に運動パフォーマンスが低下する問題があった。例えば、フラットな姿勢に対して、腰の位置や脚の位置が下がると形状抵抗は約2倍以上になる。
本発明は、前記問題を解決するため、水泳時に腰や脚の位置が上半身の位置より下がることを抑制し、運動パフォーマンスを向上させることができる水着を提供する。
本発明は、着用時に少なくとも着用者の腰部から膝上までを覆う水着であって、強緊締部Aは、大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に30%以上を覆う領域と、ハムストリングスの一部を覆う領域に配置されており、縦方向後面から見て逆ハ字状になっており、前記強緊締部Aは、前記強緊締部Aの周縁部上に配置された外側貼り合わせ部と、前記外側貼り合わせ部の内側に配置された内側貼り合わせ部を含み、前記外側貼り合わせ部と内側貼り合わせ部は、臀部から内股部まで伸びており、縦方向後面から見て逆ハ字状になってことを特徴とする水着に関する。
本発明の水着において、前記強緊締部Aは、大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に50%以上90%以下を覆う領域と、ハムストリングスの半腱様筋と半膜様筋の一部とを覆う領域に配置されていることが好ましい。また、前記強緊締部Aは、JIS L 1096 8.14.A法に基づいて測定する身体の長軸方向に20%伸長時の荷重が10〜30Nであることが好ましい。また、前記強緊締部Aは、JIS L 1096 8.14.A法に基づいて測定する身体の短軸方向に20%伸長時の荷重が5〜30Nであることが好ましい。前記強緊締部Aにおいて、前記大臀筋を覆う領域は、水着を構成する第1の生地に第2の生地を重ね合せて形成してもよい。また、本発明の水着は、ハーフスパッツ型であってもよく、スパッツ型であってもよい。
本発明は、着用時に大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に30%以上を覆う領域と、ハムストリングスの一部を覆う領域に、縦方向後面から見て逆ハ字状になるように、強緊締部Aを配置することにより、水泳時に腰や脚が上半身の位置より下がることを抑制し、運動パフォーマンスを向上させることができる水着を提供する。
図1Aは本発明の一実施形態の水着の正面図であり、図1Bは同背面図である。 図2Aは本発明の他の一実施形態の水着の正面図であり、図2Bは同背面図である。 図3Aは本発明の他の一実施形態の水着の正面図であり、図3Bは同背面図である。 図4Aは水泳におけるフラットな姿勢を側面から観察した場合を説明する側面模式図であり、図4Bは同姿勢時の水中の進行方向に対する身体の投影面積を示す説明図である。図4Cは、水泳における腰が水平位置から落ちた姿勢を側面から観察した場合を説明する側面模式図であり、図4Dは同姿勢時の水中の進行方向に対する身体の投影面積を示す説明図である。図4Eは、水泳における脚が水平位置から落ちた姿勢を側面から観察した場合を説明する側面模式図であり、図4Fは同姿勢時の水中の進行方向に対する身体の投影面積を示す説明図である。 図5は水泳時にフラットな姿勢を維持する際の身体の背部における皮膚の伸びを示す説明図である。 図6は本発明の水着を着用した際の筋張力を評価する筋骨格モデルの背面を示す説明図である。
本発明者らは、水泳時に腰や脚の位置が上半身の位置より下がることで、形状抵抗が大きくなり、運動パフォーマンスが低下する問題を解決するため、鋭意検討した。まず、フラットな姿勢で水泳する際(けのび時)の身体の背部における皮膚の伸びを特許3831348号公報に記載の手法を用いて解析した。その結果を図5に示している。図5において、300は皮膚の伸びの度合を示し、IからII方向へ行くほど、皮膚の伸びの程度が高いことを示す。図5から分かるように、フラットな姿勢時に臀部から臀溝(臀部と大腿部の境界)に掛けて皮膚伸びが大きい。本発明の水着では、この部分に強緊締部を配置してサポートすることで、水泳時に腰や脚の位置が上半身の位置より下がることを抑制し、フラットな姿勢を維持し、運動パフォーマンスを向上させることができる。また、高校生の競泳選手の大腿部において、大腿四頭筋断面積の全筋断面積に対する割合が54〜55%であるというデータが発表されている(「プロサッカー選手を選抜した潜在的な要因」、星川佳広、浜松ホトニクス(株)、スポ-ツ方法学研究 、 83-89、 2007-12、 日本スポ-ツ方法学会)。すなわち、大腿部の骨格筋において、前腿(大腿前面)の筋である大腿四頭筋が54〜55%を占め、後腿(大腿後面)の筋であるハムストリングスが45〜46%を占めることになる。ハムストリングスは、大腿後面(下肢後面)にある大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋を合わせた呼び方である。本発明の水着では、強緊締部を配置して後腿のハムストリングスをサポートすることで、水泳時に腰や脚の位置が上半身の位置より下がることを抑制し、フラットな姿勢を維持し、運動パフォーマンスを向上させることができる。
本発明では、着用時に少なくとも着用者の腰部から膝上までを覆う水着において、大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に30%以上を覆う領域(大臀筋を覆う領域)と、ハムストリングスの一部を覆う領域(ハムストリングスを覆う領域)に、縦方向後面から見て逆ハ字状になるように、強緊締部Aを配置することにより、フラットな姿勢時に皮膚伸びが大きい臀部から臀溝までの部分や水泳選手の大腿において筋肉量が相対的に少ないハムストリングスをサポートする。それにより、水泳時に腰や脚が上半身より下がることを抑制し、フラットな姿勢を維持し、運動パフォーマンスを向上させる。また、競泳選手は股関節を内旋させた状態でキックを打つことで推進力を発揮するので、上記のように強緊締部Aを臀部から内股に掛けて、大臀筋を覆う領域とハムストリングスを覆う領域に配置すると、キックを阻害せずに脚(膝)が外へ開くのを抑制でき、運動パフォーマンスが向上する。前記強緊締部Aは、大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に50%以上90%以下を覆う領域と、ハムストリングスの半腱様筋と半膜様筋の一部とを覆う領域に配置されていることが好ましい。より効果的に、水泳時に腰や脚が上半身より下がることを抑制し、フラットな姿勢を維持し、運動パフォーマンスを向上させることができる。また、より効果的に、脚(膝)が外へ開くのを抑制し、運動パフォーマンスを向上させることができる。
前記強緊締部Aは、JIS L 1096 8.14.A法(定速伸長法)に基づいて測定する身体の長軸方向に20%伸長時の荷重(以下において、単に20%長軸荷重とも記す。)が10N以上であることが好ましく、より好ましくは12N以上であり、さらに好ましくは14N以上である。20%長軸荷重が10N以上であれば、水泳時に大臀筋とハムストリングスに対してサポート効果を発揮でき、腰や脚が上半身より下がることや脚が外に開くのを効果的に抑制できる。前記強緊締部Aは、20%長軸荷重が30N以下であることが好ましく、より好ましくは27N以下であり、さらに好ましくは24N以下である。20%長軸荷重が、30N以下であれば、履きやすく、着用感も良好になる。前記強緊締部Aは、特に限定されないが、20%長軸荷重が、その他の部分より5N以上高いことが好ましく、10N以上高いことがより好ましい。
前記強緊締部Aは、特に限定されないが、JIS L 1096 8.14.A法に基づいて測定する身体の長軸方向に10%伸長時の荷重(以下において、単に10%長軸荷重とも記す。)が、5〜15Nであることが好ましく、より好ましくは8〜13Nである。10%長軸荷重が上記範囲内であると、臀部や大腿に対してより優れたサポート効果が得られる。
前記強緊締部Aは、特に限定されないが、JIS L 1096 8.14.A法に基づいて測定する身体の長軸方向に40%伸長時の荷重(以下において、単に40%長軸荷重とも記す。)が、20〜50Nであることが好ましく、より好ましくは25〜45Nである。40%長軸荷重が上記範囲内であると、臀部や大腿に対して優れたサポート効果が得られるとともに、着用感も良好である。
前記強緊締部Aは、特に限定されないが、JIS L 1096 8.14.A法に基づいて測定する身体の短軸方向に20%伸長時の荷重(以下において、単に20%短軸荷重と記す。)が5N以上であることが好ましく、より好ましくは9N以上であり、さらに好ましくは13N以上である。また、前記強緊締部Aは、特に限定されないが、20%短軸荷重が30N以下であることが好ましく、より好ましくは28N以下であり、さらに好ましくは26N以下である。20%短軸荷重が、上記の範囲であれば、水泳時に大臀筋とハムストリングスに対するサポート効果が得られ、履きやすく、着用感も良好になる。
前記強緊締部Aは、特に限定されないが、一枚の生地で構成されてもよく、二枚の生地を重ね合せた二重生地で構成してもよい。所望の緊締力が得られやすいという観点から、二重生地で構成することが好ましい。例えば、水着を構成する第1の生地に第2の生地を重ね合わせて二重生地にすることができる。前記第1の生地と第2の生地は、同じ生地であってもよく、異なる生地であってもよい。
前記強緊締部Aにおいて、大臀筋を覆う領域のみを第1の生地と第2の生地の二重生地で構成してもよい。また、前記強緊締部Aは、ホットメルト層により第3の生地を、第1の生地及び/又は第2の生地に貼り合わせた部分を有してもよい。前記貼り合わせ部分は、少なくとも臀溝を覆う領域に配置されている臀溝貼り合わせ部を含むことが好ましい。また、前記貼り合わせ部分は、強緊締部Aの周縁部に配置されている外側貼り合わせ部を含むことがより好ましい。また、前記貼り合わせ部分は、前記外側貼り合わせ部の内側に配置されている内側貼り合わせ部を含むことがさらに好ましい。前記外側貼り合わせ部と内側貼り合わせ部は、臀部から内股部まで伸びており、縦方向後面から見て逆ハ字状になっていることが好ましい。なお、前記貼り合わせ部分は、腰部を覆う領域に配置されている腰貼り合わせ部を含んでもよい。前記第3の生地は、第1の生地及び/又は第2の生地と同じ生地であってもよく、異なる生地であってもよい。
本発明において、前記強緊締部Aなどの水着を構成する生地の身体の長軸方向に伸長時の荷重を測定する際は、幅5cm、チャック間隔10cm、掴みしろを両端に2.5cmずつ設けた試験片を用い、引張速度20cm/分で測定する。同様に、前記強緊締部Aなどの水着を構成する生地の身体の短軸方向に伸長時の荷重を測定する際は、幅5cm、チャック間隔5cm、掴みしろを両端に2.5cmずつ設けた試験片を用い、引張速度20cm/分で測定する。前記強緊締部Aの荷重測定用試験片としては、大臀筋を覆う領域で、上述したサイズの生地片をカットして用いる。
本発明の水着に用いる生地、例えば前記第1の生地、第2の生地及び第3の生地などとしては、通常水着に用いられる伸縮性生地であればよく、特に限定されない。また、前記第2の生地及び/又は第3の生地としては、前記第1の生地より、伸縮性が低い生地を用いてもよい。
本発明の水着に用いる生地、例えば前記第1の生地、第2の生地及び第3の生地などとしては、特に限定されないが、弾性糸を含むワンウエイ又はツーウエイの織物又は編物が好ましい。前記弾性糸は、ポリウレタン系弾性糸及びポリエステル系弾性糸から選ばれる少なくとも一つであることが好ましい。ストレッチ性が高く、スポーツ衣料に適しているからである。前記弾性糸は、ベアヤーン(裸糸)として、非弾性糸(リジッド糸)と引きそろえて使用してもよいし、又は表面にポリエステル繊維もしくはナイロン繊維が被覆されたカバードヤーンとして使用してもよい。
前記第1の生地、第2の生地及び第3の生地の目付は50〜400g/m2の範囲であることが好ましく、より好ましくは80〜300g/m2の範囲であり、さらに好ましくは100〜200g/m2の範囲である。この範囲であれば透けなどの問題を起こさず、審美性に適しており、また重量感もなく着用性が高い。
本発明の水着は、着用時に少なくとも着用者の腰部から膝上までを覆う水着であればよく、そのタイプは特に限定されない。ハーフスパッツ型、ロングスパッツ型(スパッツ型)、ショートジョンワンピース型、ロングジョンワンピース型、フルボディワンピース型のいずれであってもよい。
水着は、通常、着用者の身体の表面にほぼ密着した状態で着用される。「ほぼ密着」の状態を作るには、人体の裸のサイズに対して、周囲方向は50%以上110%以下、さらに好ましくは70%以上95%以下、丈は75%以上100%以下、さらに好ましくは85%以上100%以下として水着を形成する。もちろん人体のサイズは個人差があるので、前記の比率は目安である。より具体的には、JASPO規格に従ってサイズを決める。
以下図面を用いて説明する。図1Aは本発明の一実施形態における水着100の正面図、図1Bは同背面図である。水着100は、男性用ハーフスパッツ型水着である。図1Bに示しているように、強緊締部A(1a、1b)は、着用時に大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に30%以上を覆う領域と、ハムストリングスの一部を覆う領域に配置する。好ましくは、強緊締部A(1a、1b)は、着用時に大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に50%以上90%以下を覆う領域と、ハムストリングスの半腱様筋及び半膜様筋の一部を覆う領域に配置する。強緊締部A(1a、1b)は、縦方向後面から見て逆ハ字状になっている。強緊締部A(1a、1b)は、大臀筋を覆う大臀筋強緊締部(1c、1d)と、ハムストリングスを覆うハムストリングス強緊締部(1e、1f)に分割することができる。強緊締部A(1a、1b)において、大臀筋強緊締部(1c、1d)は、水着を構成する第1の生地に第2の生地を重ね合せて形成することができる。前記第1の生地と第2の生地は、同じ生地であってもよく、異なる生地であってもよい。また、強緊締部A(1a、1b)は、臀溝を覆う領域に配置されている臀溝貼り合わせ部(2a、2b)と、腰部を覆う領域に配置されている腰貼り合わせ部(3a、3b)と、強緊締部A(1a、1b)の周縁部に配置されている外側貼り合わせ部(4a、4b)と、外側貼り合わせ部(4a、4b)の内側に配置されている内側貼り合わせ部(5a、5b)を含む。外側貼り合わせ部(4a、4b)と内側貼り合わせ部(5a、5b)は、臀部から内股部まで伸びており、縦方向後面から見て逆ハ字状になっている。上記貼り合わせ部分は、第1の生地及び/又は第2の生地にホットメルト層により第3の生地を貼り合わせることで形成することができる。前記第3の生地は、第1の生地及び/又は第2の生地と同じ生地であってもよく、異なる生地であってもよい。強緊締部A(1a、1b)により、水泳時に、腰や脚が上半身より下がることや脚が外へ開くのを効果的に抑制し、運動パフォーマンスを向上させることができる。水着100を着用し、水泳時にキックを打つと、強緊締部A(1a、1b)により、矢印6で示す方向に力が掛かり、この力は矢印7で示す方向の力と矢印8で示す方向の力として機能する。矢印7で示す方向の力は、股関節内旋方向の力となり、脚(膝)が外へ開くのを防ぐことができる。また、矢印8で示す方向の力は、股関節伸展方向の力となり、脚が落ちるのを防ぐことができる。水着100において、主に大腿の前面を覆う領域101と主に大腿の後面を覆う領域102は、異なる生地で構成されてもよく、同様の生地で構成されてもよい。例えば、主に大腿の後面を覆う領域102を構成する生地の10%長軸荷重は、主に大腿の前面を覆う領域101を構成する生地の10%長軸荷重より大きいことが好ましい。
図2Aは本発明の他の一実施形態における水着110の正面図、図2Bは同背面図である。水着110は、男性用ハーフスパッツ型水着である。図2Bに示しているように、強緊締部A(10a、10b)は、着用時に大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に30%以上を覆う領域と、ハムストリングスの一部を覆う領域に配置する。好ましくは、強緊締部A(10a、10b)は、着用時に大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に50%以上90%以下を覆う領域と、ハムストリングスの半腱様筋及び半膜様筋の一部を覆う領域に配置する。強緊締部A(10a、10b)は、縦方向後面から見て逆ハ字状になっている。強緊締部A(10a、10b)は、大臀筋を覆う大臀筋強緊締部(10c、10d)と、ハムストリングスを覆うハムストリングス強緊締部(10e、10f)に分割することができる。強緊締部A(10a、10b)において、大臀筋強緊締部(10c、10d)は、水着を構成する第1の生地に第2の生地を重ね合せて形成することができる。前記第1の生地と第2の生地は、同じ生地であってもよく、異なる生地であってもよい。また、強緊締部A(10a、10b)は、臀溝を覆う領域に配置されている臀溝貼り合わせ部(11a、11b)と、腰部を覆う領域に配置されている腰貼り合わせ部(12a、12b)と、強緊締部A(10a、10b)の周縁部に配置されている外側貼り合わせ部(13a、13b)と、外側貼り合わせ部(13a、13b)の内側に配置されている内側貼り合わせ部(14a、14b)を含む。外側貼り合わせ部(13a、13b)と内側貼り合わせ部(14a、14b)は、臀部から内股部まで伸びており、縦方向後面から見て逆ハ字状になっている。上記貼り合わせ部分は、第1の生地及び/又は第2の生地にホットメルト層により第3の生地を貼り合わせることで形成することができる。前記第3の生地は、第1の生地及び/又は第2の生地と同じ生地であってもよく、異なる生地であってもよい。強緊締部A(10a、10b)により、水泳時に、腰や脚が上半身より下がることや脚が外へ開くのを効果的に抑制し、運動パフォーマンスを向上させることができる。水着110を着用し、水泳時にキックを打つと、強緊締部A(10a、10b)により、矢印16で示す方向に力が掛かり、この力は矢印17で示す方向の力と矢印18で示す方向の力として機能する。矢印17で示す方向の力は、股関節内旋方向の力となり、脚(膝)が外へ開くのを防ぐことができる。また、矢印18で示す方向の力は、股関節伸展方向の力となり、脚が落ちるのを防ぐことができる。水着110において、主に大腿の前面を覆う領域111と主に大腿の後面を覆う領域112は、異なる生地で構成されてもよく、同様の生地で構成されてもよい。例えば、主に大腿の後面を覆う領域112を構成する生地の10%長軸荷重は、主に大腿の前面を覆う領域111を構成する生地の10%長軸荷重より大きいことが好ましい。
水着100と、水着110は、強緊締部Aの形状が異なるのみである。具体的には、水着100における強緊締部A(1a)と強緊締部A(1b)の上部が、それぞれ、水着110における強緊締部A(10a)と強緊締部A(10b)の上部より内側に配置されている。
図3Aは本発明の他の一実施形態における水着200の正面図、図3Bは同背面図である。水着200は、女子用ハーフスパッツ型水着である。図3Bに示しているように、強緊締部A(20a、20b)は、着用時に大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に30%以上を覆う領域と、ハムストリングスの一部を覆う領域に配置する。好ましくは、強緊締部A(20a、20b)は、着用時に大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に50%以上90%以下を覆う領域と、ハムストリングスの半腱様筋及び半膜様筋の一部を覆う領域に配置する。強緊締部A(20a、20b)は、縦方向後面から見て逆ハ字状になっている。強緊締部A(20a、20b)は、大臀筋を覆う大臀筋強緊締部(20c、20d)と、ハムストリングスを覆うハムストリングス強緊締部(20e、20f)に分割することができる。強緊締部A(20a、20b)において、大臀筋強緊締部(20c、20d)は、水着を構成する第1の生地に第2の生地を重ね合せて形成することができる。前記第1の生地と第2の生地は、同じ生地であってもよく、異なる生地であってもよい。また、強緊締部A(20a、20b)は、臀溝を覆う領域に配置されている臀溝貼り合わせ部(21a、21b)と、腰部を覆う領域に配置されている腰貼り合わせ部(22a、22b)と、強緊締部A(20a、20b)の周縁部に配置されている外側貼り合わせ部(23a、23b)と、外側貼り合わせ部(23a、23b)の内側に配置されている内側貼り合わせ部(24a、24b)を含む。外側貼り合わせ部(23a、23b)と内側貼り合わせ部(24a、24b)は、臀部から内股部まで伸びており、縦方向後面から見て逆ハ字状になっている。上記貼り合わせ部分は、第1の生地及び/又は第2の生地にホットメルト層により第3の生地を貼り合わせて形成することができる。前記第3の生地は、第1の生地及び/又は第2の生地と同じ生地であってもよく、異なる生地であってもよい。強緊締部A(20a、20b)により、水泳時に、腰や脚が上半身より下がることや脚が外へ開くのを効果的に抑制し、運動パフォーマンスを向上させることができる。水着200を着用し、水泳時にキックを打つと、強緊締部A(20a、20b)により、矢印26で示す方向に力が掛かり、この力は矢印27で示す方向の力と矢印28で示す方向の力として機能する。矢印27で示す方向の力は、股関節内旋方向の力となり、脚(膝)が外へ開くのを防ぐことができる。また、矢印28で示す方向の力は、股関節伸展方向の力となり、脚が落ちるのを防ぐことができる。水着200において、主に身体の前面を覆う領域201と主に身体の後面を覆う領域202は、異なる生地で構成されてもよく、同様の生地で構成されてもよい。例えば、主に身体の後面を覆う領域202を構成する生地の10%長軸荷重は、主に身体の前面を覆う領域201を構成する生地の10%長軸荷重より大きいことが好ましい。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
生地Iと生地IIを用い、図1A〜1Bに示すような男性用ハーフスパッツ型水着100(JASPO規格Mサイズ)を作製した。生地Iは主に大腿の前面を覆う領域101を構成し、生地IIは主に大腿の後面を覆う領域102を構成した。そして、図1Bに示しているように、着用時に大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に65%を覆う領域と、ハムストリングスの半腱様筋及び半膜様筋の一部を覆う領域に強緊締部A(1a、1b)を配置した。強緊締部A(1a、1b)は、縦方向後面から見て逆ハ字状になっていた。
強緊締部A(1a、1b)において、大臀筋強緊締部(1c、1d)は、生地IIを重ね合せて二重生地にして形成した。ホットメルト接着剤( ユタックス社製、品名「J861」)により、生地IIに生地IIIを貼り合わせて、臀溝貼り合わせ部(2a、2b)と、腰貼り合わせ部(3a、3b)と、外側貼り合わせ部(4a、4b)と、内側貼り合わせ部(5a、5b)を形成した。外側貼り合わせ部(4a、4b)と内側貼り合わせ部(5a、5b)は、臀部から内股部まで伸びており、縦方向後面から見て逆ハ字状になっていた。
生地Iは、平織りの織物で、目付けは98g/m2であり、織物の繊維組成は、ナイロン68%、ポリウレタン32%であった。経糸は、ポリウレタン(繊度:44dtex)にナイロン(繊度:22dtex)をカバーリングした糸を用いた。緯糸は、ポリウレタン(繊度:33dtex)にナイロン(繊度:22dtex)をカバーリングした糸を用いた。密度(打ち込み本数)は、経糸210本/インチ、緯糸194本/インチであった。生地IIは、平織りの織物で、目付けは131g/m2であり、織物の繊維組成は、ナイロン65%、ポリウレタン35%であった。経糸は、ポリウレタン(繊度:78dtex)にナイロン(繊度:33dtex)をカバーリングした糸を用いた。緯糸は、ポリウレタン(繊度:55dtex)にナイロン(繊度:33dtex)をカバーリングした糸を用いた。密度(打ち込み本数)は、経糸185本/インチ、緯糸172本/インチとした。生地IIIは、平織りの織物で、目付けは140g/m2であり、織物の繊維組成は、ナイロン63%、ポリウレタン37%であった。経糸は、ポリウレタン(繊度:78dtex)にナイロン(繊度:33dtex)をカバーリングした糸を用いた。緯糸は、ポリウレタン(繊度:55dtex)にナイロン(繊度:33dtex)をカバーリングした糸を用いた。密度(打ち込み本数)は、経糸178本/インチ、緯糸180本/インチとした。
参考例1
内側貼り合わせ部(5a、5b)を設けていない以外は、実施例1と同様にして、水着を作製した。
参考例2
領域101を生地IIで構成した以外は、参考例1と同様にして、水着を作製した。
(実施例4)
領域101を生地IIで構成した以外は、実施例1と同様にして、水着を作製した。
生地I、生地II及び強緊締部Aの身体の長軸方向に10〜50%伸長時の荷重を下記表1に示した。また、生地I、生地II及び強緊締部Aの身体の短軸方向に10〜50%伸長時の荷重を下記表2に示した。
Figure 0005946393
Figure 0005946393
(比較例1)
強緊締部を設けず、生地Iのみを用いて実施例1と同様にして男性用ハーフスパッツ型水着を作製した。
(比較例2)
強緊締部を設けず、生地IIのみを用いて実施例1と同様にして男性用ハーフスパッツ型水着を作製した。
実施例1の水着及び現行品の水着(ミズノ株式会社製の「GX−MOTION」)を男子大学生3名に着用させ、けのび姿勢12.5mのタイムを測定した。その結果を下記表3に示した。
Figure 0005946393
上記表3の結果から分かるように、実施例1の水着を着用した方が、タイムが速く、運動パフォーマンスが向上した。
実施例1及び比較例3の水着を男子大学生6名に着用させ、レース形式のタイムを測定した。その結果を下記表4に示した。
Figure 0005946393
また、下記表5に示す項目についてアンケートをとった。各項目に対する評価が悪い場合を1とし、普通の場合を3とし、よい場合を5とし、1〜5の間の数値で評価の度合を示した。その結果を下記表5に示した。
Figure 0005946393
表5の結果から、本発明の水着を着用すると、臀部(お尻)に対するサポート力と浮き感を感じ、大腿が動きやすいことが分かった。
実施例と比較例の水着を着用して水泳する際(けのび時、平泳ぎ時、クロール時)の股関節筋群、関節伸筋群、股関節内旋筋群の筋張力を下記のように評価し、水着を着用していない裸体に対する相対的な筋張力の結果を下記表6に示した。股関節筋群は、大臀筋、中臀筋、小殿筋、大腿直筋、ハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)、大腿筋膜張筋、大内転筋、長内転筋、短内転筋、恥骨筋、腸腰筋、薄筋、縫工筋、梨状筋、内閉鎖筋及び大腿方形筋を含み、股関節伸筋群は、大臀筋、中臀筋、小殿筋及びハムストリングスを含み、股関節内旋筋群は、半腱様筋、半腱膜筋、中臀筋(外側)、小殿筋(外側)及び大腿筋膜張筋を含む。
(筋張力の評価方法)
筋張力は、JIS L 1096 8.14.A法に準じ、チャック間隔10cm、引張速度20cm/分で測定する身体の長軸方向における生地の荷重−伸長率曲線を筋骨格モデルにおいて新たに線要素の物性値として入力して評価した。線要素は、骨要素と筋要素を含む筋骨格モデルにおいて、骨要素に対して固定された複数の点をつなぐワイヤ要素として設定した。強緊締部A、生地I及び生地IIの荷重−伸長率曲線を、順次、線要素T1、線要素T2及び線要素T3の物性値として設定した。線要素T1、T2及びT3は、それぞれ、強緊締部Aを構成する生地、下腹部から大腿前部を覆う生地、腸骨稜周辺から大転子周辺を経由して大腿骨外側上顆周辺に至る範囲を覆う生地を想定して設定した。線要素T1及びT3の始点、経由点及び終点は図6に示したとおりである。線要素T2は、身体前面から見て骨盤を形成する腸骨の上縁かつ正中線と腸骨外縁部との間のおよそ50%の点から開始し、身体前面から見ておよそ股関節(中心)を経由し、身体前面から見て膝関節(中心)に至る。
Figure 0005946393
表6のデータから、実施例1、4及び参考例1、2の水着を着用した場合、比較例1〜2の水着を着用した場合に比べて、けのび時の股関節筋群の筋張力が小さく、水着により股関節筋群がサポートされていることが分かった。また、実施例1、4及び参考例1、2の水着を着用した場合、比較例1〜2の水着を着用した場合に比べて、平泳ぎ時及びクロール時の股関節伸筋群及び股関節内旋筋群の筋張力が小さく、水着により股関節伸筋群及び股関節内旋筋群がサポートされていることが分かった。
本発明の水着は、とくに競泳用水着に好適である。
1a、1b、10a、10b、20a、20b 強緊締部A
1c、1d、10c、10d、20c、20d 大臀筋強緊締部
1e、1f、10e、10f、20e、20f ハムストリングス強緊締部
2a、2b、11a、11b、21a、21b 臀溝貼り合わせ部
3a、3b、12a、12b、22a、22b 腰貼り合わせ部
4a、4b、13a、13b、23a、23b 外側貼り合わせ部
5a、5b、14a、14b、24a、24b 内側貼り合わせ部
100、110、200、210 水着
101、111 主に大腿の前面を覆う領域
102、112 主に大腿の後面を覆う領域
201 主に身体の前面を覆う領域
202 主に身体の後面を覆う領域
300 皮膚の伸びの程度を示す度合

Claims (6)

  1. 着用時に少なくとも着用者の腰部から膝上までを覆う水着であって、
    強緊締部Aは、大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に30%以上を覆う領域と、ハムストリングスの一部を覆う領域に配置されており、縦方向後面から見て逆ハ字状になっており、
    前記強緊締部Aは、前記強緊締部Aの周縁部上に配置された外側貼り合わせ部と、前記外側貼り合わせ部の内側に配置された内側貼り合わせ部を含み、前記外側貼り合わせ部と内側貼り合わせ部は、臀部から内股部まで伸びており、縦方向後面から見て逆ハ字状になっていることを特徴とする水着。
  2. 前記強緊締部Aは、大臀筋の腰椎から外側に向けて連続的に50%以上90%以下を覆う領域と、ハムストリングスの半腱様筋と半膜様筋の一部とを覆う領域に配置されている請求項1に記載の水着。
  3. 前記強緊締部Aは、JIS L 1096 8.14.A法に基づいて測定する身体の長軸方向に20%伸長時の荷重が10〜30Nである請求項1又は2に記載の水着。
  4. 前記強緊締部Aは、JIS L 1096 8.14.A法に基づいて測定する身体の短軸方向に20%伸長時の荷重が5〜30Nである請求項1〜3のいずれか1項に記載の水着。
  5. 前記強緊締部Aにおいて、前記大臀筋を覆う領域は、水着を構成する第1の生地に第2の生地を重ね合せて形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の水着。
  6. ハーフスパッツ型又はスパッツ型である請求項1〜5のいずれか1項に記載の水着。
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