JP5939522B2 - 急速コンデンサ放電による強磁性金属ガラスの形成 - Google Patents
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Description
・実質的に均一な断面を有する強磁性非晶質金属のサンプルを準備する段階と、
・電気エネルギの量子を生成及び放出することができる電気エネルギ供給源とサンプルを電気的に接触させる段階と、
・サンプルを通じて均一に電気エネルギの量子を放出し、ガラス転移温度と非晶質金属の平衡融点の間の処理温度までサンプルの全体を急速かつ均一に加熱し、電気エネルギの量子の放出が、サンプルにおいて電界を生成し、動的電界の電磁表皮深さが、サンプルの半径、幅、厚み、及び長さと比較して大きいが、電流パルスの立上り時間が、冷却不足液体領域において最適形成温度で非晶質金属を結晶化させることに関連付けられた時間を超えない段階と、
・加熱されたサンプルが依然としてガラス転移温度と平衡融点の間の温度にある間に加熱されたサンプルを成形するために変形力を印加する段階と、
・非晶質材料のガラス転移温度未満の温度に物品を冷却する段階と、
を含む急速コンデンサ放電を使用して磁気非晶質金属を急速かつ均一に加熱する方法に関する。
・実質的に均一な断面を有する強磁性非晶質金属のサンプルと、
・電気エネルギ供給源と、
・非晶質材料のサンプルに電気エネルギ供給源を接続し、実質的に密接な接続が電極とサンプルの間に形成されるようにサンプルに取り付けられた少なくとも2つの電極と、
・サンプルとの形成関係に配置された成形ツールと、
を含み、
・電気エネルギ供給源が、ガラス転移温度と非晶質金属の平衡融点の間の処理温度までサンプルの全体を均一に加熱するのに十分な電気エネルギの量子を生成及び放出することができ、電気エネルギの量子の放出が、サンプルにおいて電界を生成し、動的電界の電磁表皮深さが、サンプルの半径、幅、厚み、及び長さと比較して大きいが、電流パルスの立上り時間が、冷却不足液体領域において最適形成温度で非晶質金属を結晶化させることに関連付けられた時間を超えず、
・成形ツールが、加熱されたサンプルをネット形状物品に形成するのに十分な変形力を印加することができる、
強磁性非晶質金属を急速に加熱する急速コンデンサ放電装置に関する。
S=(1/ρ0)[dρ(T)/dT]T0 (式1)
ここで、Sは、(1/℃)の単位であり、ρ0は、室温T0での金属の抵抗率(Ohm−cm単位)であり、[dρ/dT]T0は、線形であると考えられる室温での抵抗率(Ohm−cm/C単位)の温度導関数である。一般的な非晶質材料は、大きいρ0(80μΩ−cm<ρ0<300μΩ−cm)であるが、S(−1x10-4<S<+1x10-4)の非常に小さい(かつ多くの場合負の)値を有する。
E=1/2CV2 (式2)
により与えられるコンデンサの総エネルギ、及びサンプル装填物の全熱容量CS(ジュール/C単位)に依存する。TFは、次式:
TF=T0+E/CS (式3)
により与えられる。加熱時間は、容量放電の時定数τRC=RCにより決まる。ここでは、Rは、サンプルの全抵抗+容量放電回路の出力抵抗である。従って、理論上では、金属ガラスの一般的な加熱速度は、次式:
dT/dt=(TF−T0)/τRC (式4)
により与えることができる。
・サンプル内の電流の均一性、及び
・動的加熱中の電力損失における不均質性の発生に対するサンプルの安定性。
=Scrit (式5)
ここで、Dは非晶質材料の温度伝導率(m2/s)であり、CSはサンプルの全熱容量であり、R0はサンプルの全抵抗である。Dの値及び金属ガラスの特徴を示すCSを使用し、かつ典型的に本発明に必要とされる長さ(L約1cm)及び入力電力I2R0約106ワットと仮定すると、Scrit約10-4〜10-5を取得することができる。均一な加熱のこの基準は、多くの金属ガラスに対して満たすべきである(上述のS値を参照されたい)。特に、多くの金属ガラスは、S<0を有する。このような材料(すなわち、S<0)は、加熱均一性に向けてこの要件を常に満たすことになる。この基準を満たす例示的な材料は、米国特許第5,288,344号明細書、米国特許第5,368,659号明細書、米国特許第5,618,359号明細書、及び米国特許第5,735,975号に定められており、これらの特許の開示内容は、引用により本明細書に組み込まれている。
τth=csR2/ks (式5)
ここで、ks及びcsは、非晶質金属の熱伝導率及び比熱容量であり、Rは、非晶質金属サンプルの特徴的な長さ尺度(例えば、円筒形サンプルの半径)である。Zrベースのガラスの大体の値を表すks約10W/(mK)及びcs約5x106J/(m3K)及びR約1x10-3mを考慮して、τth約0.5sを取得する。従って、τRCが0.5sよりもかなり小さいコンデンサを使用して均一な加熱を保証すべきである。
BMGの熱塑性的成形及び形成は、ガラス転移温度Tgを超えて加熱された時に結晶化するBMGの傾向により大きく制限される。Tgよりも高い冷却不足液体内の結晶形成及び成長の速度は、急速に温度と共に増加し、一方、液体の粘性は落ちる。約20C/分の従来の加熱速度では、結晶化は、BMGがTgをΔT=30〜150℃超える温度に加熱された時に発生する。このΔTにより、液体を熱可塑処理することができる最高温度及び最低粘性が決まる。実際には、粘性は、約104Pa−s、より一般的には105〜107Pa−sよりも大きいように抑制され、それによってネット形状形成が厳しく制限される。RCDFを使用して、非晶質材料サンプルは、均一に加熱し、同時に104〜107C/sの範囲の加熱速度で形成することができる(ミリ秒単位の総所要処理時間に)。サンプルは、熱可塑性成形して遥かに大きいΔTでネット形状処理することができ、その結果、1〜104Pa−sの範囲の遥かに低い粘性が得られ、この粘性は、プラスチックの処理に使用される粘性の範囲であり、これには遥かに低い印加負荷、より短いサイクルタイムが必要であり、従って、遥かに良好なツール寿命が得られる。
ΔTの大きな拡大及びミリ秒への処理時間の大きな短縮により、遥かに多種類のガラス形成合金を処理することができる。具体的には、小さいΔTを有する合金又は遥かに速い結晶化速度及び遥かに劣等のガラス形成機能を有する合金をRCDFを使用して処理することができる。例えば、Zr、Pd、Pt、Au、Fe、Co、Ti、Al、Mg、Ni、及びCu、及び他の廉価な金属ベースのより廉価及びそうでなければより望ましい合金は、小さいΔT及び結晶化する強い傾向を有するかなり劣等なガラス形成合金である。これらの「限界ガラス形成」合金は、現在実施される方法のいずれを使用しても熱可塑処理することができないが、本発明のRCDF方法と共に簡単に使用することができる。
ダイカストのようなバルク非晶質物品を形成するために現在使用される従来の工程では、鋳造される部分の容積を遥かに超える供給原材料容積の使用が必要である。これは、鋳造物に加えてダイの放出された内容物全体が、全てがダイ穴の方向に溶融金属通過に必要であるゲート、湯道、湯口(又はビスケット)、及び鋳バリを含むからである。これとは対照的に、RCDF方法で放出される内容物は、殆どの場合に、部品のみを含み、射出成形装置の場合に、ダイカストと比較すると湯道はより短く、ビスケットは遥かに薄くされる。RCDF方法は、従って、特に、非晶質金属の宝石貴金属宝石類の処理のような高コストの非晶質材料の処理を伴う用途に魅力的なものになる。
ダイカスト、永久モールド鋳造、焼流し精密鋳造、及び金属粉末射出成形(PIM)のような競合する製造技術は、本質的に遥かにエネルギ効率が低い。RCDFでは、消費エネルギは、望ましい処理温度までサンプルを加熱するのに必要とされるエネルギを僅かに超えるだけである。高温るつぼ、RF誘導溶融システムなどは不要である。更に、1つの容器から別の容器に溶融合金を鋳込む必要性がなく、従って、必要とされる処理段階及び材料汚損及び材料損失の可能性が低減される。
他の製造技術と比較して、RCDF製造機器は、小さく、コンパクト、清潔、最小限の可動部品、かつ本質的に全ての「電子」工程での自動化に容易に供される。
RCDFによりサンプルを処理するのに必要とされるミリ秒時間尺度のために、周囲空気への加熱されたサンプルの露出が最小になることになる。従って、この工程は、空気露出が延長される時に溶融金属及び最終部分の厳しい酸化が発生する現在の処理方法とは対照的に、周囲環境内で実施することができる。
当業者は、本発明による付加的な実施形態が上述の一般的な本発明の開示の範囲であると考えられ、かつ上述の非限定的な例によりいずれの免責事項も決して意図していないことを認識するであろう。
BMGに対して、円筒形サンプル内のオーム放熱による容量放電により均一かつ急速なサンプル加熱が得られるという基本原則を明らかにするために、単一の実験室用スポット溶接機を実証のための成形ツールとして使用した。「Unitek 1048 B」スポット溶接機であるこの機械は、100ジュールまでのエネルギを約10μFのコンデンサ内に貯蔵する。貯蔵されたエネルギは、正確に制御することができる。RC時定数は、約100μsである。サンプル円筒体を閉じ込めるために、2つのラケット形電極には平坦な平行面が設けられていた。スポット溶接機は、上部電極への約80ニュートンまでの力の軸線方向の負荷の印加を可能にするバネ付勢型上部電極を有する。それによって約20MPaの範囲の一定の圧縮応力をサンプル円筒体に印加することができる。
別の実施例では、RCDF射出成形装置の作業プロトタイプを構成した。デバイスの概略図を図11a〜11eに示している。成形装置で行われた実験により、この装置を使用して、1秒未満でネット形状物品に数グラムの装填物を射出成形することができることが分かる。図示のようなシステムは、約6Kジュールの電気エネルギを貯蔵し、小さいネット形状BMG部品を生産するのに使用すべき約100MPaまでの制御処理圧力を印加することができる。
先に簡潔に説明したように、本発明のRCDF方法を使用して、結晶化に関連付けられた一般的な時間よりも遥かに短い時間尺度で均一に金属ガラス装填物を加熱するために電流のエネルギ消散を利用して広範な金属ガラスを加熱及び成形することができる。
Λ=[ρ0τ/μrμ0]1/2 (式6)
のように与えられ、ここで、τは、電流パルスの増加に関連付けられた時定数であり、ρ0は金属ガラスの抵抗率であり、μ0は空き領域の透磁率であり、μrは金属ガラスの比透磁率である。上述したように、均一な加熱をもたらすために、金属ガラス装填物の寸法は、Λより遥かに小さいものであるべきである。RCDFに利用される一般的な放電時間τRCは、約1msである。非磁性金属ガラスに約200μΩ−cmの一般的な抵抗率及びμr≒1の比透磁率を使用すると、表皮深さは、約40mmである。このような表皮深さが入手可能な金属ガラスの実用的な寸法よりも遥かに大きいので、均一な加熱が保証されることになる。しかし、強磁性金属ガラスは、典型的には遥かに高い比透磁率(102〜104のμr)を有し、0.5〜5mmの範囲の表皮深さΛが発生する。これらの表皮深さは、従って、金属ガラス装填物の実用的なサイズに相当する。その結果、約1msの従来の時間尺度で機能するRCDFを使用して強磁性ガラスを処理した時に不均一な加熱が発生することになる。
・システム応答がネーパー周波数により支配された場合に、パルス立上り時間は、τ=2L/Rで判断される。従って、回路に付加的なインダクタンスを導入することによって表皮深さを増加させることができる。例えば、放電回路と直列にワイヤのループ又はコイルの形態でインダクタを追加することによってこれをもたらすことができる。
・システム応答が角度周波数により支配された場合に、パルス立上り時間は、τ=√(LC)により決まる。従って、回路に付加的なインダクタンス及び/又は付加的なキャパシタンスを導入することによって表皮深さを増加させることができる。例えば、放電回路と直列にワイヤのループ又はコイルの形態でインダクタを追加することにより、及び/又は放電回路と直列に付加的なコンデンサを追加することによってこれをもたらすことができる。
dI/dt=−(IR+q/C)/L (式7)
dq/dt=I (式8)
初期条件は、I(t=0)=0及びq(t=0)=CV0である。上述の1組の微分方程式をサンプルA及びB(上述)にわたる放電に関連付けられたR、L、C、及びV0値に関して数値的に解いた。各サンプルに関連付けられた過渡電流応答のプロットが図13に示されている。プロットで分るように、サンプルAにわたる放電に関連付けられた電流パルスは、僅かに不足減衰であるように見え、かなり短い立上り時間τにより(すなわち、かなり高い周波数により)特徴付けられる。これとは対照的に、サンプルBにわたる放電に関連付けられた電流パルスは、僅かに過減衰であるように見え、かなり長い立上り時間τにより(すなわち、かなり低周波により)特徴付けられる。
当業者は、本発明の様々な好ましい実施形態の上述の実施例及び説明が、全体として本発明を単に例示するものであり、しかも、本発明の段階及び様々な構成要素の変更を本発明の精神及び範囲で行うことができることを認めるであろう。例えば、付加的な処理段階又は代替構成は、本発明の急速コンデンサ放電形成方法/装置の改良された特性に影響を与えず、同じく本方法/装置を使用目的に対して不適切にしないことは当業者には明らかであろう。従って、本発明は、本明細書に説明する特定の実施形態に限定されるのではなく、添付の特許請求の範囲によって定められる。
Tg ガラス転移温度
Claims (33)
- 急速コンデンサ放電を使用して磁気金属ガラスを急速かつ均一に加熱する方法であって、
均一な断面を有する金属ガラス形成合金で形成された強磁性金属ガラスのサンプルを準備する段階と、
電気エネルギを生成及び放出することができる電気エネルギ供給源に前記サンプルを電気的に接触させる段階と、
前記サンプルを通して均一に電気エネルギを放出し、前記金属ガラスのガラス転移温度と前記金属ガラス形成合金の平衡融点との間の処理温度まで該サンプルを均一に加熱し、該電気エネルギの放出が、該サンプルに電界を生成し、生成された該動的電界の電磁表皮深さが、該サンプルの半径、幅、厚み、及び長さと比較して大きいが、電気エネルギの放出による電流パルスの立上り時間が、冷却不足液体領域における最適形成温度での該サンプルの結晶化に要する時間を超えない段階と、
前記加熱されたサンプルが依然として前記金属ガラスの前記ガラス転移温度と前記金属ガラス形成合金の前記平衡融点の間の温度にある間に、該加熱されたサンプルを成形するために変形力を印加する段階と、
前記金属ガラスの前記ガラス転移温度よりも低い温度まで前記サンプルを冷却する段階と、
を含むことを特徴とする方法。 - 前記金属ガラスは、温度と共に増加しない抵抗率を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記サンプルの前記温度は、少なくとも500K/秒の速度で上昇することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記金属ガラスは、1x10-4℃-1よりも大きくない温度変化(S)の単位当たりの抵抗率の相対変化と80と300μΩ−cmの間の室温での抵抗率(ρ0)とを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記電気エネルギは、少なくとも100Jであり、前記電流パルスの前記立上り時間は、1msと100msの間であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記処理温度は、前記金属ガラスの前記ガラス転移温度と前記金属ガラス形成合金の前記平衡融点との間の中間であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記処理温度は、前記加熱されたサンプルの粘性が1から104Pa−sになる温度であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記サンプルは、欠陥がないことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記電流パルスの前記立上り時間は、電気回路のインダクタンスを増加させることによって制御されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記インダクタンスは、インダクタを前記サンプルと直列に追加することによって増加されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
- 前記放電の時定数が、電気回路のキャパシタンスを増加させることによって制御されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記電気エネルギを放出する前に前記サンプルをキュリー温度よりも高い予熱温度まで予熱する段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記予熱温度は、前記キュリー温度よりも高く、かつ前記ガラス転移温度よりも低いことを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 前記予熱処理は、容量放電パルスを使用して行われることを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 前記電気エネルギを放出する前記段階は、前記サンプルの両端に接続された少なくとも2つの電極を通じて行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記加熱されたサンプルに対する前記変形力は、前記電気エネルギの放出が完了された後に印加されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 強磁性金属ガラスを急速に加熱するための急速コンデンサ放電装置であって、
金属ガラス形成合金で形成された金属ガラスの均一な断面を有するサンプルと、
電気エネルギ供給源と、
前記金属ガラスのサンプルに前記電気エネルギ供給源を相互接続し、電極と該サンプルの間に接続が形成されるように該サンプルに取り付けられた少なくとも2つの電極と、
前記サンプルとの形成関係に配置された成形ツールと、
を含み、
前記電気エネルギ供給源は、前記金属ガラスのガラス転移温度と前記金属ガラス形成合金の平衡融点との間の処理温度まで前記サンプルを均一に加熱するのに十分な電気エネルギを生成及び放出することができ、該電気エネルギの放出が、該サンプルに電界を生成し、生成された該動的電界の電磁表皮深さが、該サンプルの半径、幅、厚み、及び長さと比較して大きいが、電気エネルギの放出による電流パルスの立上り時間が、冷却不足液体領域における最適形成温度での金属ガラスの結晶化に要する時間を超えず、
前記成形ツールは、前記加熱されたサンプルをネット形状物品に形成するのに十分な変形力を印加することができる、
ことを特徴とする装置。 - 前記成形ツールは、射出成形モールド、動的鍛造、スタンプ鍛造、及びブロー成形モールドから構成された群から選択されることを特徴とする請求項17に記載の装置。
- 前記成形ツールは、前記電極の少なくとも1つから少なくとも部分的に形成されることを特徴とする請求項17に記載の装置。
- 前記成形ツールは、該ツールをキュリー温度よりも高く、かつ前記金属ガラスの前記ガラス転移温度よりも低い温度まで加熱するための温度制御式加熱要素を更に含むことを特徴とする請求項17に記載の装置。
- 前記金属ガラスは、温度と共に増加しない抵抗率を有することを特徴とする請求項17に記載の装置。
- 前記サンプルの温度が、少なくとも500K/秒の速度で増大することを特徴とする請求項17に記載の装置。
- 前記金属ガラスは、1x10-4℃-1よりも大きくない温度変化(S)の単位当たりの抵抗率の相対変化と80と300μΩ−cmの間の室温での抵抗率(ρ0)とを有することを特徴とする請求項17に記載の装置。
- 前記電気エネルギは、少なくとも100Jであり、前記電流パルスの立上り時間は、1msと100msの間であることを特徴とする請求項17に記載の装置。
- 前記処理温度は、前記金属ガラスの前記ガラス転移温度と前記金属ガラス形成合金の前記平衡融点との間の中間であることを特徴とする請求項17に記載の装置。
- 前記処理温度は、前記加熱されたサンプルの粘性が1から104Pas−secになる温度であることを特徴とする請求項17に記載の装置。
- 前記サンプルは、欠陥がないことを特徴とする請求項17に記載の装置。
- 電極材料が、Cu、Ag、又はNi、又は少なくとも95at%のCu、Ag、又はNiのうちの1つを含有する合金から構成された群から選択されることを特徴とする請求項17に記載の装置。
- 前記電流パルスの前記立上り時間は、回路のインダクタンスを増加させることによって修正されることを特徴とする請求項28に記載の装置。
- 前記放電の時定数が、少なくとも1つの付加的なインダクタを前記サンプルと直列に追加することによって修正されることを特徴とする請求項29に記載の装置。
- 前記放電の時定数が、回路のキャパシタンスを増加させることによって修正されることを特徴とする請求項28に記載の装置。
- 前記供給源は、前記電気エネルギを放出する前にキュリー温度よりも高い予熱温度まで前記サンプルを予熱するように構成された予熱放電を供給するように更に構成されることを特徴とする請求項17に記載の装置。
- 前記予熱温度は、前記キュリー温度よりも高く、かつ前記ガラス転移温度よりも低いことを特徴とする請求項32に記載の装置。
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