JP5936480B2 - 送信装置、送信装置の制御方法、制御プログラム、および制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

送信装置、送信装置の制御方法、制御プログラム、および制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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本発明は、受信装置にコンテンツを送信する送信装置等に関する。
携帯電話やスマートフォン等の携帯型の情報処理端末は、メールを受信した際、即座に着信音、バイブレーション等を鳴動させ、該情報処理端末のユーザに対して、メールを受信したことを通知する機能を有している。これは、持ち運ぶ事が可能であり、常に電源が投入されている携帯型の情報処理端末の特徴に則した機能である。この機能を備えているため、ユーザは、設置型の情報処理端末とは異なり、定期的にメールをチェックするという煩わしさを必要としない。
しかしながら、このような情報処理端末に対してメールを送信する場合、受信側の情報処理端末の鳴動動作が受信者にとって不都合となる場合がある。例えば、受信者が就寝している場合においては、受信者の情報処理端末の着信に伴う鳴動によって、受信者の睡眠が妨害されるおそれがある。また、ユーザが業務中である場合、学校で試験を受けている場合、および車の運転中の場合等においても、着信に伴う鳴動はユーザにとって不都合となり得る。
上記の問題に対し、受信者は、情報処理端末をマナーモードに設定するなど、鳴動機能をOFFにする対策を講じることが可能である。しかしながら、送信者は、受信者の情報処理端末が現在マナーモードに設定されているかどうかを知ることはできない。また、受信者がメールを受信しても問題ない状態であるかを知ることは困難である。
具体的には、例えば、受信者が勤務時間の不規則な業種に就いている場合や、受信者が海外にいる場合などのように、受信者の状態を推測することが難しいことがある。そのため、送信者は、例えば深夜にメールを送信したくても、受信者に迷惑がかかることを懸念し、翌朝になってからメールを送信するなど、受信者の状態を意識しなければならないという煩わしさがあった。
受信側の状態を考慮してメールを送信する技術に関し、特許文献1および特許文献2が開示されている。
特許文献1には、送信側携帯電話装置がメール本文に消音指定情報を付加したメールを中継サーバへ送信し、中継サーバは受信メールに消音指定制御情報が含まれている場合には、消音設定情報を設定した信号をメール本文に付加して携帯電話装置へ送信し、携帯電話装置は、消音指定情報が付加されて送信されたメールを受信したときには、着信音が鳴動しないように制御する携帯電話システムが開示されている。
また、特許文献2には、メール送信に先だって、受信者の通信装置の受信状態を確認してから、メール送信する通信装置が開示されている。
特開2006−115124号公報(2006年4月27日公開) 特開2003−78649号公報(2003年3月14日公開)
特許文献1に係る発明は、受信者の携帯電話装置が、消音指定情報が付加されたメールを受信したとき、着信音を鳴動させない機能を具備している必要がある。よって、送信者は、受信者の携帯電話装置が当該機能を具備していることを事前に知り得た上で、メールを送信する必要がある。
特許文献2に係る発明は、メールが受信者に確実に届く場合にのみメールを送信するものであって、受信者の都合を考慮したものではない。したがって、受信者が不都合な状況であっても、メールが受信者に確実に届く場合には、受信者にメールが送信される。したがって、受信者が不都合な状況であるときに、受信者の通信装置が鳴動するという問題を解決することはできない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、受信者が受信に適した状況にあると推認されるときコンテンツを送信する送信装置等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る送信装置は、受信装置にコンテンツを送信する送信装置であって、サービス提供装置が提供するサービスを利用するユーザに割り当てられたアカウントと、上記受信装置を識別する通信アドレスとを対応付けて記憶する記憶部と、コンテンツの送信先として指定された通信アドレスに対応付けて上記記憶部に格納されているアカウントで上記サービスが直近に利用された利用日時を、上記サービス提供装置から取得する取得手段と、上記取得した利用日時から現在までの経過時間が所定閾値以下であるとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信する送信手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明に係る送信装置の制御方法は、受信装置にコンテンツを送信する送信装置の制御方法であって、上記送信装置は、サービス提供装置が提供するサービスを利用するユーザに割り当てられたアカウントと、上記受信装置を識別する通信アドレスとを対応付けて記憶する記憶部を備えており、コンテンツの送信先として指定された通信アドレスに対応付けて上記記憶部に格納されているアカウントで上記サービスが直近に利用された利用日時を、上記サービス提供装置から取得する取得ステップと、上記取得した利用日時からの経過時間が所定閾値よりも少ないとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信する送信ステップとを含んでいることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記送信装置は、上記サービス提供装置が提供するサービスを利用するユーザに割り当てられたアカウントと、上記受信装置を識別する通信アドレスとを対応付けて記憶しているため、上記送信装置がコンテンツを送信する際、コンテンツの送信先として指定された通信アドレスに対応付けて記憶されているアカウントで上記サービスが直近に利用された利用日時を、上記サービス提供装置から取得する。そして、上記送信装置は、上記取得した利用日時から現在までの経過時間が所定閾値以下であるとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信する。
ここで、上記取得した利用日時から現在までの経過時間が所定閾値以下であるとき、受信装置のユーザは、サービスを利用した直後であることから、例えば、業務中、試験中、就寝中、および運転中などではないと考えられる。よって、現時点では、受信装置のユーザは、コンテンツを受信するのに適した状況ではあると推認される。
したがって、受信装置のユーザが受信に適した状況にあると推認されるときに、受信装置に対してコンテンツを送信することができるという効果を奏する。
さらに、上記送信手段は、上記経過時間が上記所定閾値を越えているとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置へのコンテンツの送信を待機し、上記取得手段は、上記待機してから所定期間が経過したとき、上記利用日時を上記サービス提供装置から改めて取得し、上記送信手段は、さらに、当該改めて取得した利用日時から現在までの経過時間が上記所定閾値以下であるとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置に、上記待機中のコンテンツを送信することが好ましい。
上記の構成によれば、上記送信装置は、上記経過時間が上記所定閾値を越えているとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置へのコンテンツの送信を待機する。そして、上記送信装置は、上記待機してから所定期間が経過したとき、上記利用日時を上記サービス提供装置から改めて取得する。その後、上記送信装置は、さらに、当該改めて取得した利用日時から現在までの経過時間が上記所定閾値以下であるとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置に、上記待機中のコンテンツを送信する。
よって、上記送信装置は、上記待機してから上記所定期間が経過した後、改めて上記利用時間を取得し、受信装置のユーザがサービスを直近に利用したか否かを判定し、直近に利用されていた場合、上記送信装置は上記受信装置にコンテンツを送信する。
したがって、上記送信装置は、受信装置のユーザが受信に適した状況にないと推認される間はコンテンツの送信を待機することができるという効果を奏する。
さらに、上記送信手段は、上記経過時間が上記所定閾値を越え、かつ、上記経過時間が所定日時を経過しているとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信することが好ましい。
上記の構成によれば、上記送信装置は、上記経過時間が上記所定閾値を越え、かつ、上記経過時間が所定日時を経過しているとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信する。
よって、上記送信装置は、上記経過時間が上記所定閾値を越えている場合であっても、上記経過時間が上記所定日時となった場合、上記受信装置に対してコンテンツを強制的に送信する。
したがって、上記送信装置は、受信装置のユーザが受信に適さない状況が続いたとしても、遅くとも上記所定日時にはコンテンツを送信することができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る送信装置は、ユーザの操作を受け付ける操作部と、上記操作部にて受け付けた操作に応じてコンテンツを生成する生成手段とをさらに備え、上記送信手段は、上記生成されたコンテンツを上記受信装置に送信することが好ましい。
上記の構成によれば、上記送信装置は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に応じてコンテンツを生成し、上記生成されたコンテンツを上記受信装置に送信することができる。
よって、上記送信装置は、ユーザによって作成されたコンテンツを、受信装置のユーザが受信に適した状況にあると推認されるときに、受信装置に送信することができるという効果を奏する。なお、ユーザによって作成されたコンテンツとは、例えば、電子メールなどが挙げられる。電子メールは、緊急性の高いものを除き、受信者が都合の良いときに読むことができればよい。
なお、上記送信装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記送信装置をコンピュータにて実現させる上記送信装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る送信装置は、受信装置にコンテンツを送信する送信装置であって、サービス提供装置が提供するサービスを利用するユーザに割り当てられたアカウントと、上記受信装置を識別する通信アドレスとを対応付けて記憶する記憶部と、コンテンツの送信先として指定された通信アドレスに対応付けて上記記憶部に格納されているアカウントで上記サービスが直近に利用された利用日時を、上記サービス提供装置から取得する取得手段と、上記取得した利用日時から現在までの経過時間が所定閾値以下であるとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信する送信手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明に係る送信装置の制御方法は、受信装置にコンテンツを送信する送信装置の制御方法であって、上記送信装置は、サービス提供装置が提供するサービスを利用するユーザに割り当てられたアカウントと、上記受信装置を識別する通信アドレスとを対応付けて記憶する記憶部を備えており、コンテンツの送信先として指定された通信アドレスに対応付けて上記記憶部に格納されているアカウントで上記サービスが直近に利用された利用日時を、上記サービス提供装置から取得する取得ステップと、上記取得した利用日時からの経過時間が所定閾値よりも少ないとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信する送信ステップとを含んでいることを特徴としている。
ここで、上記取得した利用日時から現在までの経過時間が所定閾値以下であるとき、受信装置のユーザは、サービスを利用した直後であることから、現時点では、コンテンツを受信するのに適した状況ではあると推認される。
したがって、上記送信装置は、受信装置のユーザが受信に適した状況にあると推認されるときに、受信装置に対してコンテンツを送信することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る送信装置を含む送信システムの構成を示す概略図である。 上記送信システムにおける処理の流れの一例を示したフローチャートである。 上記送信システムにおける処理の流れの他の一例を示したシーケンス図である。
本発明の一実施形態について、図1〜図3に基づいて以下に詳細に説明する。
(システムの概要)
図1を参照しながら、本実施形態に係る送信装置1を含む送信システム900の概要について説明する。図1は、送信装置1を含む送信システム900の構成を示す概略図である。送信システム900は、送信装置1の他に、少なくとも、受信装置100、ネットワーク200、および、サービス提供装置300を含んでいる。
送信システム900は、送信装置1から受信装置100にコンテンツを送信するシステムである。コンテンツの典型例は電子メールであるが、動画、静止画、音楽、テキスト、プログラム、および、これらの組み合わせ等のどのようなコンテンツであってもよい。本実施形態では、送信装置1から受信装置100に送信するコンテンツは、電子メールであるものとして説明する。
送信装置1は、受信装置100に対して電子メールを送信する機能を備えた情報処理装置である。受信装置100は、送信装置1から送信される電子メールを受信する機能を備えた情報処理装置である。送信装置1および受信装置100は、典型的には、携帯電話、スマートフォン、タブレットPCなどの携帯型の情報処理装置であるが、据え置き型の情報処理装置であってもよい。
ネットワーク200は、送信装置1、受信装置100、およびサービス提供装置300がそれぞれ接続可能な通信ネットワークである。
サービス提供装置300は、ネットワークサービスを提供するサーバ装置である。サービス提供装置300が提供するネットワークサービスを利用する各ユーザには、サービスを利用するためのアカウントが割り当てられているものとする。各ユーザは、割り当てられたアカウントを用いて、送信装置1または受信装置100などの情報処理装置からサービス提供装置300にアクセスすることによって、ネットワークサービスを利用する。なお、1人のユーザに複数のアカウントが割り当てられていてもよい。
ネットワークサービスの典型例は、SNS(Social Network Service)であるが、これに限定されるものではなく、ユーザにアカウントが割り当てられるサービスであればどのようなものであってもよい。他の例としては、ブログ、ホームページ、電子掲示板、メッセンジャーサービスなどが挙げられる。本実施形態においては、サービス提供装置300はSNSを提供するものとして説明する。
また、サービス提供装置300は、外部装置からアカウントが指定されると、該指定されたアカウントでSNSが直近に利用された日時(以下、利用日時と表記する)を、当該外部装置に提供する機能を具備している。利用日時とは、典型的には、ログイン日時、投稿日時などである。
そして、当該機能を利用して利用日時を取得するための機構(以下、利用日時取得機構と表記する)が、サービス提供装置300を運営する事業者等から入手可能であるものとする。利用日時取得機構は、API(Application Programming Interface)、RSS(RDF(Resource Description Framework) Site Summary)などの形式で、ライブラリとして利用可能に構成されている。
(送信装置1の主特徴)
このような送信システム900において、送信装置1から受信装置100に電子メールを送信するにあたり、サービス提供装置300が提供するSNSを受信装置100のユーザ(以下、受信者とも表記する)が直近に利用した利用日時から現在日時までの経過時間が所定閾値以下であるときに、受信装置100に対して電子メールを送信することが、送信装置1の主特徴である。
(送信装置1の構成)
次に、送信装置1の構成について説明する。送信装置1は、図1に示すように、制御部2、通信部3、操作部4、表示部5、および、記憶部6を備えている。
制御部2は、送信装置1の全体を統括して制御するものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)等で構成することができる。制御部2は、通信部3、操作部4、表示部5、および記憶部6のそれぞれを制御する。制御部2の詳細な構成については後述する。
通信部3は、送信装置1がネットワーク200を介して受信装置100およびサービス提供装置300と通信を行うための通信インターフェースである。
操作部4は、送信装置1のユーザ(以下、送信者とも表記する)の操作を受け付けるものであり、典型的には、物理キー、キーボード、タッチパネルなどである。なお、表示部5がタッチパネルである場合、表示部5が操作部4の機能を兼ねる構成である。
表示部5は、制御部2の指示に基づいて画像を表示する表示装置である。LC(Liquid Crystal)表示パネル、EL(Electro Luminescence)表示パネル等を表示部5として適用することができる。なお、図示していないが、制御部2または表示部5の内部には、VDP(Video Display Processor)およびVRAM(Video RAM)等の画像を表示するために必要な構成が適宜設けられている。また、表示部5は、画像表示と操作入力との両機能を備えるタッチパネルであってもよい。
記憶部6は、制御部2が実行する(1)各部の制御プログラム、(2)OS(Operation System)プログラム、(3)アプリケーションプログラム、および、(4)これらプログラムを実行するときに読み出す各種データを記憶するものである。記憶部6は、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置によって構成される。また、記憶部6は、制御部2が上述の各種プログラムを実行する過程でデータを一時的に保持するための作業領域として、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置によって構成される領域を有している。
なお、記憶部6は、必ずしも送信装置1内に備えられる必要はなく、送信装置1に着脱可能な外部記憶装置、または、ネットワーク200上の外部記憶装置として、送信装置1に接続される構成であってもよい。
そして、記憶部6は、特に、メールデータ21、電話帳22、および、設定情報23を記憶する。
メールデータ21は、受信装置100に送信する電子メールそのものである。
電話帳22は、受信装置100を識別する通信アドレスとしての、電子メールの宛先を示すメールアドレス(以下、宛先メールアドレスと表記する)と、サービス提供装置300が提供するSNSを利用するユーザに割り当てられた1または複数のアカウントとが対応付けられて成るデータである。
設定情報23は、少なくとも、メール送信条件判定部13が参照する「閾値TH」(所定閾値)および「アクセス間隔AI」(所定期間)を含むデータである。設定情報23は、送信装置1の出荷時に予め設定されていてもよいし、後述するように送信者により設定可能であってもよい。
(制御部2の詳細な構成)
次に、制御部2の構成について詳細に説明する。制御部2は、メール作成部(生成手段)11、利用日時取得部(取得手段)12、メール送信条件判定部13、メール送信部(送信手段)14、および現在日時取得部15を備えている。さらに、図示のとおり、設定部16を備える構成であってもよい。
メール作成部11は、電子メールを作成する機能として、一般に知られている電子メールアプリケーションと同様の機能を提供するものである。メール作成部11は、電子メールの宛先メールアドレスおよび本文などの入力を、操作部4を介して送信者から受け付けることによって電子メールを生成するとともに、該生成した電子メールを表示部5に表示する。
そして、メール作成部11は、操作部4を介して送信者から電子メールの送信指示を受け付けることによって、該生成した電子メールをメールデータ21として記憶部6に格納する。なお、当該格納処理を、以下では「送信登録」とも表記する。
次に、利用日時取得部12は、メール作成部11が生成した電子メールの受信者がサービス提供装置300にて提供されているSNSを直近に利用した利用日時を、サービス提供装置300から取得するものである。そのために、利用日時取得部12は、上述した利用日時取得機構を利用するように構成されている。
そして、利用日時取得部12は、まず、メール作成部11が生成した電子メールの宛先メールアドレスに対応付けて記憶部6の電話帳22に格納されているアカウントを特定し、該特定したアカウントを取得する。
そして、利用日時取得部12は、利用日時取得機構を用いて、上記取得したアカウントでSNSが直近に利用された利用日時を、利用日時取得機構を利用してサービス提供装置300から取得する。
なお、アカウントは必ずしも電話帳22から取得する必要はなく、メール作成部11にて電子メールを生成する際に送信者が指定する構成であってもよい。
なお、利用日時取得部12は、メール作成部11からの指示だけでなく、メール送信条件判定部13からの指示をトリガとして、サービス提供装置300から利用日時を取得することがある。これについては、後述する。
次に、現在日時取得部15は、送信装置1における現在のシステム時刻を取得するものである。なお、外部装置から現在のシステム時刻を取得する構成であってもよい。
次に、メール送信条件判定部13は、利用日時取得部12が取得した利用日時と、現在日時取得部15が取得したシステム時刻とを比較し、メールデータ21として記憶部6に格納されている電子メールを送信するか否かを決定するものである。この決定にあたり、メール送信条件判定部13は、記憶部6に格納されている設定情報23を参照する。
具体的には、メール送信条件判定部13は、利用日時取得部12が取得した利用日時から現在日時取得部15が取得したシステム時刻までの経過時間が閾値TH以下であるとき(すなわち、現在日時から利用日時を引いた差分が閾値TH以下である場合)、電子メールを送信することを決定する。そして、メール送信部14に対して、メールデータ21として記憶部6に格納されている電子メールの送信を指示する。
一方、上記経過期間が閾値THを越えているとき、メール送信条件判定部13は、現時点では電子メールを送信しないと決定する。そして、メール送信条件判定部13は、メール送信部14に対して電子メールの送信を指示することなく、アクセス間隔AIで示される期間だけ待機する。
そして、待機してから、アクセス間隔AIで示される期間が経過したとき、メール送信条件判定部13は、利用日時取得部12に対して、利用日時の取得を指示する。
この指示を受けた利用日時取得部12は、送信待機中の電子メールの受信者がSNSを直近に利用した利用日時を、サービス提供装置300から改めて取得する。そして、再び、メール送信条件判定部13による判定処理を行なう。
つまり、利用日時取得部12が改めて取得した利用日時から現在日時取得部15が取得したシステム時刻までの経過時間が閾値TH以下であるとき、送信待機中の電子メールを送信することを決定する。そして、メール送信部14に対して、メールデータ21として記憶部6に格納されている電子メールの送信を指示する。
このように、メール送信条件判定部13における判定条件を満たすまで、利用日時取得部12は、サービス提供装置300への定期的なアクセスを繰り返し、利用日時を取得する。なお、送信待機中の電子メールの送信が完了したときは、利用日時取得部12は、サービス提供装置300への定期的なアクセスを停止する。
なお、アクセス間隔AIは必ずしも設定情報23から取得する必要はなく、操作部4を介して送信者が指定する構成であってもよい。
次に、メール送信部14は、メール送信条件判定部13から指示を受けたとき、受信装置100に対して、メールデータ21として記憶部6に格納されている電子メールを送信する。
次に、設定部16は、記憶部6に格納されている電話帳22および設定情報23を、操作部4にて受け付ける送信者の操作に応じて設定する。このとき、設定部16は、電話帳22および設定情報23を表示部5に出力する構成であってもよい。
なお、電話帳22は、必ずしも送信者によって設定される構成である必要はない。例えば、指定された電子メールアドレスに対応するアカウントをサービス提供装置300から取得する機構が提供されている場合、当該機構を利用することによって、宛先メールアドレスに対応するアカウントをサービス提供装置300から自動的に取得し、電話帳22を自動的に設定する構成であってもよい。
(宛先メールアドレスに対応するアカウントが複数存在するケース)
メール作成部11が生成した電子メールの宛先メールアドレスに対応付けて電話帳22に記憶されているアカウントが複数存在する場合、利用日時取得部12は、当該複数のアカウントのそれぞれでSNSが直近に利用された利用日時をサービス提供装置300から取得する。
そして、メール送信条件判定部13は、上記取得した利用日時のそれぞれについて、現在日時取得部15が取得したシステム時刻までの経過時間が閾値TH以下であるか否かを判定する。そして、1つでも経過時間が閾値TH以下であれば、電子メールを送信することを決定する。
(宛先メールアドレスが複数指定されたケース)
電子メールの宛先メールアドレスが複数指定された場合、利用日時取得部12は、当該複数の宛先メールアドレスのそれぞれに対応付けて記憶部6の電話帳22に格納されているアカウントを特定し、該特定したアカウントを取得する。そして、利用日時取得部12は、上記取得したアカウント毎に、SNSが直近に利用された利用日時をサービス提供装置300から取得する。
そして、メール送信条件判定部13は、上記取得した利用日時のそれぞれについて、現在日時取得部15が取得したシステム時刻までの経過時間が閾値TH以下であるか否かを判定する。そして、閾値TH以下である経過時間の導出元である宛先メールアドレスに対して電子メールを順次送信する。この送信方法に代えて、上記複数のうちの一部または全ての宛先メールアドレスに対応するアカウントのそれぞれについて、利用日時から現在のシステム時刻までの経過時間が閾値TH以下となった時点で、上記複数の宛先メールアドレスに対して一斉に電子メールを送信する方法を採用してもよい。さらに、これらの送信方法を、送信者が選択できる構成であってもよい。
(閾値THおよびアクセス間隔AI)
閾値THは任意の値を取り得るが、小さければ小さいほど、受信者がサービスを利用した直後に電子メールを送信することが可能となる。ただし、通信コストおよび電力消費の増大を抑制することを考慮すると、閾値THは10分程度であることが望ましい。
また、サービス提供装置300から利用時間を取得するために要する時間を考慮すると、アクセス間隔AIは閾値THより小さい値であることが望ましい。
(変形例1)
上述の構成では、受信者がSNSを利用するまで電子メールを送信することができない。そのため、所定日時(以下、「強制送信日時FD」と表記する)に達したら強制的に電子メールを送信する処理(以下、「強制送信処理」とも表記する)を追加することが好ましい。強制送信処理により、受信者がSNSを長期間利用しなかった場合であっても、遅くとも強制送信日時FDには電子メールを送信することが可能となる。
この場合、送信装置1は次のとおり動作する。すなわち、利用日時取得部12が取得した利用日時から現在日時取得部15が取得したシステム時刻までの経過時間が閾値THを越えるとき(すなわち、現在日時から利用日時を引いた差分が閾値THを越える場合)、メール送信条件判定部13は、引き続き、現在日時取得部15が取得したシステム時刻が強制送信日時FDを超過しているか否かを判定する。そして、システム時刻が強制送信日時FDを超過しているとき、メール送信条件判定部13は、電子メールを送信すると決定する。そして、メール送信条件判定部13は、メール送信部14に対して、メールデータ21として記憶部6に格納されている電子メールの送信を指示する。
一方、上記経過期間が閾値THを越えており、かつ、現在日時取得部15が取得したシステム時刻が強制送信日時FDを超過していないとき、メール送信条件判定部13は、現時点では電子メールを送信しないことを決定する。そして、メール送信条件判定部13は、メール送信部14に対して電子メールの送信を指示することなく、アクセス間隔AIで示される期間だけ待機する。
そして、待機してから、アクセス間隔AIで示される期間が経過したとき、メール送信条件判定部13は、利用日時取得部12に対して、利用日時の取得を指示する。この指示を受けた利用日時取得部12は、送信待機中の電子メールの受信者がSNSを直近に利用した利用日時を、サービス提供装置300から改めて取得する。そして、再び、メール送信条件判定部13による判定処理を行なう。
つまり、利用日時取得部12が改めて取得した利用日時から現在日時取得部15が取得したシステム時刻までの経過時間が閾値TH以下であり、かつ、システム時刻が強制送信日時FDを超過しているとき、送信待機中の電子メールを送信することを決定する。そして、メール送信部14に対して、メールデータ21として記憶部6に格納されている電子メールの送信を指示する。
なお、強制送信日時FDは、設定情報23に含めて記憶部6に記憶する構成であってもよいし、メール作成部11にて電子メールを生成する際に送信者が指定する構成であってもよい。
また、強制送信日時FDとして設定する日時は、受信者が電子メールを受信しても不都合ではないと推認される日時であることが好ましい。例えば、深夜は受信者が睡眠中である可能性が高いので、受信者が起床しているであろう翌朝(例えば午前10時)を、強制送信日時FDとして設定することが好ましい。
(変形例2)
上述では、メール作成部11は、生成した電子メールをメールデータ21として記憶部6に一旦格納するという「送信登録」を行なうものとして説明した。しかしながら、「送信登録」を行なう代わりに、通常どおりに直ちに受信者宛てに送信することを送信者が指示できる構成であってもよい。
この場合、メール送信部14は、メール作成部11が生成した電子メールを受信装置100に直ちに送信する。
(処理の流れ1)
次に、送信システム900における処理の流れについて、図2に基づいて説明する。図2は、送信システム900における処理の流れの一例を示したフローチャートである。なお、この例は、強制送信処理を含むフローチャートである。
まず、送信装置1が備えるメール作成部11は、送信者からの入力操作に従い、電子メールを作成する(ステップ(以下、単に「S」表記する)1)。
そして、該生成した電子メールの送信指示を受け付けたとき、メール作成部11は、該生成した電子メールをメールデータ21として記憶部6に格納する(S2)。
そして、送信装置1が備える利用日時取得部12は、メール作成部11が生成した電子メールの宛先メールアドレスに対応付けて記憶部6の電話帳22に格納されているアカウントを特定し、該特定したアカウントを取得する(S3)。
そして、利用日時取得部12は、上記取得したアカウントでSNSが直近に利用された利用日時をサービス提供装置300から取得する(S4、取得ステップ)。このとき、利用日時取得部12は、サービス提供装置300に対して、利用日時の取得を要求する(M1)。該要求の応答として、サービス提供装置300は、利用日時を送信装置1に送信する(M2)。
なお、受信者は、任意のタイミングでSNSを利用する(S9、M3)。例えば、日記の投稿などを行なう。そして、サービス提供装置300は、受信者がSNSを利用すると、利用日時を更新する(S10)。
続いて、送信装置1が備えるメール送信条件判定部13は、利用日時取得部12が取得した利用日時と、現在日時取得部15が取得したシステム時刻とを比較し、メールデータ21として記憶部6に格納されている電子メールを送信するか否かを決定する(S5)。具体的には、メール送信条件判定部13は、利用日時取得部12が取得した利用日時から現在日時取得部15が取得したシステム時刻(現在日時)までの経過時間が、閾値TH以下であるか否かを判定する。
そして、上記経過時間が閾値TH以下である場合(S5でYes)、メール送信部14に対して、メールデータ21として記憶部6に格納されている電子メールの送信を指示する。そして、メール送信部14は、受信装置100に対して電子メールを送信する(S8、M4)。
一方、上記経過時間が上記閾値THを超える場合(S5でNo)、メール送信条件判定部13は、さらに、現在日時取得部15が取得したシステム時刻が強制送信日時FDを超過しているか否かを判定する(S6)。
そして、システム時刻が強制送信日時FDを超過しているとき(S6でYes)、メール送信条件判定部13は、メール送信部14に対して、メールデータ21として記憶部6に格納されている電子メールの送信を指示する。そして、メール送信部14は、受信装置100に対して電子メールを送信する(S8、M4、送信ステップ)。
一方、システム時刻が強制送信日時FDを超過していないとき(S6でNo)、メール送信条件判定部13は、メール送信部14に対して電子メールの送信を指示することなく、アクセス間隔AIで示される期間だけ待機する(S7)。そして、アクセス間隔AIで示される期間が経過したとき、ステップS4に戻り、利用日時取得部12は、電子メールの受信者がSNSを直近に利用した利用日時をサービス提供装置300から改めて取得する(S4、取得ステップ)。
このように、ステップS5またはステップS6の判定条件が満たされるまで、ステップS4〜ステップS7が繰り返される。
なお、上述の例では、ステップS6をステップS5の後に行なっている例を示したが、異なるスレッドを用いてステップS6とステップS5とを非同期に行なってもよい。
(処理の流れ2)
次に、送信システム900における処理の流れの他の一例について、図3に基づいて説明する。図3は、送信システム900における処理の流れの他の一例を示したシーケンス図である。
この例では、送信装置1は、サービス提供装置300から受信者の利用日時を4回取得した後、受信装置100に対して電子メールを送信している。
なお、この例では、閾値THは15分に設定されており、また、アクセス間隔AIは10分に設定されているものとする。また、簡略化のため、強制送信処理(図2に示すステップS6の判定に対応)は行っていない。
まず、受信者は、17時10分にサービス提供装置300にアクセスしてSNSを利用したものとする(S21)。そのため、サービス提供装置300では、受信者がSNSを利用した利用日時として「17時10分」が登録されている。
そして、送信者が電子メールを作成し、23時32分に該作成した電子メールの送信登録が行われたものとする(S22)。そして、送信装置1は、サービス提供装置300にアクセスし、受信者が直近にSNSを利用した利用日時として「17時10分」を取得する。また、送信装置1は、現在のシステム時刻として「23時32分」を取得する。
ここで、送信装置1は、上記取得した利用日時から現在のシステム時刻までの経過時間が閾値TH以下であるか否かを判定する(図2に示すステップS5の判定に対応)。このケースでは、経過時間は、「23時32分」−「17時10分」=「322分」である。閾値THが15分に設定されているため、経過時間は閾値THを超えている。それゆえ、送信装置1は、この時点では電子メールの送信を行わず、待機状態となる(S23)。
その後、送信装置1は、アクセス間隔AIとして設定されている10分間だけ待機する。そして、10分後の23時42分に、送信装置1はサービス提供装置300への2回目のアクセスを行い、改めて、受信者が直近にSNSを利用した利用日時を取得する(S24)。
ここで、サービス提供装置300への1回目のアクセスから現在までの間に、受信者はSNSを利用していないものとする。そのため、送信装置1は、1回目のアクセス(S22)の際に取得した利用日時と同じ日時である「17時10分」を取得する。そして、再び、送信装置1は、利用日時から現在日時までの経過時間が閾値TH以下であるか否かを判定する。経過時間は「23時42分」−「17時10分」=「332分」であり、閾値THを超えているため、送信装置1は、電子メールの送信を行わず、再び待機状態となる。
その後、再び、送信装置1は、アクセス間隔として設定されている10分間だけ待機状態となる。そして、10分後の23時52分に行われるサービス提供装置300への3回目のアクセスを行い、改めて、受信者が直近にSNSを利用した利用日時を取得する(S25)。ここで、サービス提供装置300への2回目のアクセスから現在までの間に、受信者はSNSを利用していないものとする。そのため、送信装置1は、1回目のアクセス(S22)の際に取得した利用日時と同じ日時である「17時10分」を取得する。そして、再び、送信装置1は、利用日時から現在日時までの経過時間が閾値TH以下であるか否かを判定する。経過時間は「23時52分」−「17時10分」=「342分」であり、閾値THを超えているため、送信装置1は、電子メールの送信を行わず、再び待機状態となる。
この時点から3分後の23時55分に、受信者がSNSを利用したものとする(S26)。これに伴い、サービス提供装置300は、受信者がSNSを利用した利用日時として「23時55分」を登録する。
そして、送信装置1は、3回目のアクセス(S25)から10分後の24時02分に、サービス提供装置300への4回目のアクセスを行い、受信者が直近にSNSを利用した利用日時として「23時55分」を取得する(S27)。ここで、送信装置1は、利用日時から現在日時までの経過時間が閾値TH以下であるか否かを判定する。経過時間は「24時02分」−「23時55分」=「7分」であり、閾値THである15分を下回っている。したがって、送信装置1は、受信装置100に対して、送信登録されている電子メールを送信する(S28)。
(効果)
以上のように、送信装置1は、電子メールを送信するにあたり、電子メールの送信先である受信者によってSNSが利用された利用日時をサービス提供装置300から取得する。そして、当該利用日時から現在日時までの経過時間が閾値TH以下であった場合、受信装置100に対して電子メールを送信する。例えば、送信者が電子メールを送信する操作を行った時点から過去の閾値TH以内の時間帯に受信者がSNSを利用していた場合には、送信装置1は、受信装置100に対して即座に電子メールを送信する。
一方、過去の閾値TH以内の時間帯に受信者がSNSを利用していない場合は、送信装置1は、アクセス間隔AIで示される期間だけ、電子メールの送信を待機する。そして、当該期間を経過したとき、電子メールの受信者によってSNSが利用された利用日時をサービス提供装置300から改めて取得する。
そして、当該期間中に受信者がSNSを利用していた場合において、新たに取得した利用日時から現在日時までの経過時間が閾値TH以下であった場合は、送信装置1は、受信装置100に対して送信待機中の電子メールを送信する。
このように、送信装置1は、受信者がSNSを直近に利用しているときは、受信者が電子メールを送信しても問題ない状態であると判断し、受信装置100に対して電子メールを送信する。
特に、受信者は、SNSを利用した直後であれば、電子メールを受信しても不都合はないと推認される。なぜなら、SNSを利用した直後は、例えば、受信者が業務中、試験中、就寝中、および運転中などではないと推認されるためである。
送信装置1の構成によれば、送信装置1が自動的に電子メールの送信を制御し、受信者にとって不都合ではない状況のときに電子メールを送信するため、送信者は受信者の状況を意識することなく(言い換えれば、送信者は受信者に気兼ねすることなく)、電子メールを送信することができる。
したがって、送信者の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、受信者がSNSを直近に利用したか否かを判定する処理は送信装置1にて行なうため、受信装置100には特別な機能を備える必要がない。
さらに、過去の閾値TH以内の時間帯に受信者がSNSを利用していない場合であっても、現在日時が強制送信日時FDを超えている場合であれば、送信装置1は受信装置100に対して即座に電子メールを送信する強制送信処理を備えることが好ましい。これにより、受信者がSNSを長期間利用しない状況が続いても、遅くとも強制送信日時FDには必ず電子メールを送信することが可能となる。
(ソフトウェアによる実現例)
最後に、送信装置1の各ブロック、特に制御部2は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、送信装置1は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである送信装置1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記送信装置1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、一時的でない有形の媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、送信装置1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明に係る送信装置は、コンテンツを送信する機能を備えた情報処理装置に適用することができる。特に、電子メールを送信する機能を備えた携帯電話、スマートフォン、タブレットPC、ゲーム機器などの様々な情報処理装置に幅広く適用することができる。
1 送信装置
4 操作部
6 記憶部
11 メール作成部(生成手段)
12 利用日時取得部(取得手段)
13 メール送信条件判定部
14 メール送信部(送信手段)
21 メールデータ(コンテンツ)
22 電話帳(記憶部)
100 受信装置
300 サービス提供装置
TH 閾値(所定閾値)
FD 強制送信日時(所定日時)
AI アクセス間隔(所定期間)

Claims (8)

  1. 受信装置にコンテンツを送信する送信装置であって、
    サービス提供装置が提供するサービスを利用するユーザに割り当てられたアカウントと、上記受信装置を識別する通信アドレスとを対応付けて記憶する記憶部と、
    コンテンツの送信先として指定された通信アドレスに対応付けて上記記憶部に格納されているアカウントで上記サービスが直近に利用された利用日時を、上記サービス提供装置から取得する取得手段と、
    上記取得した利用日時から現在までの経過時間が所定閾値以下であるとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信する送信手段とを備え
    上記送信手段は、上記経過時間が上記所定閾値を越えているとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置へのコンテンツの送信を待機し、
    上記取得手段は、上記待機してから所定期間が経過したとき、上記利用日時を上記サービス提供装置から改めて取得し、
    上記送信手段は、さらに、当該改めて取得した利用日時から現在までの経過時間が上記所定閾値以下であるとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置に、上記待機中のコンテンツを送信することを特徴とする送信装置。
  2. 上記送信手段は、さらに、
    上記経過時間が上記所定閾値を越え、かつ、現在の日時が所定日時を経過しているとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 受信装置にコンテンツを送信する送信装置であって、
    サービス提供装置が提供するサービスを利用するユーザに割り当てられたアカウントと、上記受信装置を識別する通信アドレスとを対応付けて記憶する記憶部と、
    コンテンツの送信先として指定された通信アドレスに対応付けて上記記憶部に格納されているアカウントで上記サービスが直近に利用された利用日時を、上記サービス提供装置から取得する取得手段と、
    上記取得した利用日時から現在までの経過時間が所定閾値以下であるとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信する送信手段とを備え
    上記送信手段は、さらに、
    上記経過時間が上記所定閾値を越え、かつ、現在の日時が所定日時を経過しているとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信する
    ことを特徴とする送信装置。
  4. ユーザの操作を受け付ける操作部と、
    上記操作部にて受け付けた操作に応じてコンテンツを生成する生成手段とをさらに備え、
    上記送信手段は、上記生成されたコンテンツを上記受信装置に送信することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の送信装置。
  5. 受信装置にコンテンツを送信する送信装置の制御方法であって、
    上記送信装置は、サービス提供装置が提供するサービスを利用するユーザに割り当てられたアカウントと、上記受信装置を識別する通信アドレスとを対応付けて記憶する記憶部を備えており、
    コンテンツの送信先として指定された通信アドレスに対応付けて上記記憶部に格納されているアカウントで上記サービスが直近に利用された利用日時を、上記サービス提供装置から取得する取得ステップと、
    上記取得した利用日時からの経過時間が所定閾値よりも少ないとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信する送信ステップとを含み、
    上記送信ステップは、上記経過時間が上記所定閾値を越えているとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置へのコンテンツの送信を待機し、
    上記取得ステップは、上記待機してから所定期間が経過したとき、上記利用日時を上記サービス提供装置から改めて取得し、
    上記送信ステップは、さらに、当該改めて取得した利用日時から現在までの経過時間が上記所定閾値以下であるとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置に、上記待機中のコンテンツを送信することを特徴とする送信装置の制御方法。
  6. 受信装置にコンテンツを送信する送信装置の制御方法であって、
    上記送信装置は、サービス提供装置が提供するサービスを利用するユーザに割り当てられたアカウントと、上記受信装置を識別する通信アドレスとを対応付けて記憶する記憶部を備えており、
    コンテンツの送信先として指定された通信アドレスに対応付けて上記記憶部に格納されているアカウントで上記サービスが直近に利用された利用日時を、上記サービス提供装置から取得する取得ステップと、
    上記取得した利用日時からの経過時間が所定閾値よりも少ないとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信する送信ステップとを含み、
    上記送信ステップは、さらに、
    上記経過時間が上記所定閾値を越え、かつ、現在の日時が所定日時を経過しているとき、上記指定された通信アドレスにより識別される受信装置にコンテンツを送信することを特徴とする送信装置の制御方法。
  7. 請求項1から4のいずれか1項に記載の送信装置が備えるコンピュータを動作させる制御プログラムであって、上記コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。
  8. 請求項に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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