JP5921761B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関し、特にレンズのアイリス制御に関するものである。
カメラマンのカメラ操作の負担を軽減するために、輝度レベルが一定になるようにレンズのアイリスを自動的に制御するオートアイリス制御システムが知られている(特許文献1参照)。
従来は、輝度レベルを一定にするための検出エリアを、画面の中心部分で検出する中央重点測光や、画面を複数ブロックに分割する分割測光など、特定の画面エリアに基づいて検出を行っている。近年は、タッチパネル等で被写体中の人物やペットなどを選択し、その対象物の輝度レベルが一定になるようにアイリス制御するようなオートアイリス制御システムも登場している。
しかしながら、これらの方法では、スポーツ中継等の、複数台のカメラを切り替えて運用するテレビジョンカメラシステムにおいて、テニスコートの青色やサッカーグラウンドの緑色等、視聴者が着目しやすい色の部分の明るさを一定にしようとした場合、日光の当たり具合などによってカメラの位置毎に明るさが変化するために、従来の画面エリアに基づく検出方法では、明るさを一定にすることは困難である。
一方、テレビジョンカメラは、6色独立マスキングや12色マスキングと称される、画素ごとに特定の色相を検出し、画素ごとに特定の色相を補正する機能を有している(特許文献2参照)。
特開平8−181907 特開平9−247701
本発明はこの欠点を解決するため、従来の画面エリアに基づく検出ではなく、テニスコートの青色やサッカーグラウンドの緑色等の特定の色相部分の輝度レベルが一定になるようにレンズアイリスを制御することの実現を目的とする。
上記の目的を解決するため、本発明は、(6色独立マスキングや12色マスキング等の)画素ごとに特定の色相を検出(し、画素ごとに特定の色相を補正)する手段とレンズのアイリスを制御する手段とを有する撮像装置において、前記特定の色相の内の任意の色相領域の画素の輝度信号レベルを検出する手段と、前記検出した任意の色相領域の画素の輝度信号レベルが一定になるようにレンズのアイリスを制御する手段とを有し、前記特定の色相の内の任意の色相領域の画素の輝度信号レベルを検出し、前記検出した任意の色相領域の画素の輝度信号レベルが一定になるようにレンズのアイリスを制御することを特徴とする撮像装置である。
また、上記撮像装置において、(R−G、R−B、G−Bの)色差演算と該色差信号レベルの検出により、(R、G、Bの)原色色相領域と(Ye、Cy、Mgの)補色色相領域の特定の色相の内の任意の色相領域の画素の輝度信号レベルを検出する検出手段と、(R−G、R−B、G−Bの)色差演算と該色差信号レベルの検出および原色と補色と中間色の定数選択により、(R、G、Bの)原色色相領域と(Ye、Cy、Mgの)補色色相領域と中間色色相領域の特定の色相の内の任意の色相領域の画素の輝度信号レベルを検出する検出手段との少なくとも一方の検出手段を有することを特徴とする撮像装置である。
さらに上記撮像装置において、前記撮像装置の設定用メニューや前記特定の色相の内の任意の色相領域を表示する(ビューファインダやモニタディスプレイ等の)画像表示部を有し、画像表示部で前記特定の色相の内の任意の色相領域を選択する手段を有し、前記画像表示部に前記撮像装置の設定用メニューや前記特定の色相の内の任意の色相領域を表示して、前記特定の色相を選択する撮像装置である。
本発明によれば、テニスコートの青色やサッカーグラウンドの緑色等の特定の色相部分の輝度レベルが一定になるようにレンズアイリスを制御することを実現できる。
本発明のテレビジョンカメラの一実施例を示すブロック図 R/G/Bの大小関係と対応する色相範囲を示す模式図 本発明の一実施例の色相検出補正部の構成を示すブロック図 本発明の一実施例の色調補正における色相領域の説明図 本発明の一実施例の色相領域の概念図 本発明の一実施例の原色成分と補色成分の算定原理の説明図 本発明の一実施例の6色独立色調補正方式による色調補正処理の説明図 本発明の一実施例の補正特性図 本発明の他の一実施例の色相検出補正部の構成を示すブロック図 本発明の他の一実施例の色調補正における色相領域の説明図 本発明の他の一実施例の色相領域の概念図 本発明の他の一実施例の原色成分と補色成分の算定原理の説明図 本発明の他の一実施例の補正特性図 本発明の一実施例のメニュー画面を示す模式図
以下、本発明の一実施例を図1〜図2を用いて説明する。
図1は本発明のテレビジョンカメラの一実施例を示すブロック図である。被写体からの入射光はレンズ部31で結像され、結像された入射光はテレビジョンカメラ30のプリズム部32で赤色光と緑色光および青色光に分解され、各々CCD(Charge Coupled Device)部33R・33G・33Bで光電変換される。光電変換されたR/G/Bの信号はAFE(アナログフロントエンドプロセッサ)34で、相関二重サンプリング、ゲイン補正、およびアナログ−デジタル変換を行い、色相検出補正機能付きの映像信号処理部の35に送られ、色補正、輪郭補正、ガンマ補正、ニー補正等の各種映像信号処理が行われる。
デジタル信号処理部5では各種映像信号処理などが施された後、Y=0.2126R+0.7152G+0.0722BPb=0.5389(B−Y)Pr=0.6350(R−Y)の計算式により、R/G/Bから輝度信号(Y)と色差信号(Pb/Pr)に変換する。そしてパラレル−シリアル変換部7でシリアル映像信号に変換され、外部に出力される。
CPU(Central Processing Unit)39は、テレビジョンカメラ1の各部を制御する。また、ビューファインダまたはモニタディスプレイの画像表示部40は撮像装置の設定用メニューや前記特定の色相の内の任意の色相領域を表示する。
ここで、本発明の一実施例の色相検出補正部の構成を示すブロック図の図3に示す、色相検出補正機能付き映像信号処理部35内の色相検出補正部38は、R/G/Bの各信号レベルの大小関係から、被写体の色がどの色相範囲にあるかを検出する。図2にR/G/Bの大小関係と対応する色相範囲を示す。なお、ここでは色相を6分割で表示しているが、R/G/Bの各信号レベルの大小関係をさらに細分化すれば、もっと色相を再分化することも可能である。
CPU9では、ユーザーが設定した任意の色相範囲の情報を色相検出補正機能付き映像信号処理部35内の色相検出補正部38へ渡し、色相検出補正機能付き映像信号処理部35内の色相検出補正部38は、ユーザー設定の色相範囲と一致したエリア情報をCPU9へ渡す。CPU9ではそのエリア情報に基づき、色相検出補正機能付き映像信号処理部35内のマトリクス変換部36からの輝度信号にゲートをかけ、ユーザーが設定した任意の色相範囲にあるエリアの輝度信号レベルが、ユーザーが設定した任意のレベルになるように、レンズ31のアイリスを制御する。なお、設定した色相範囲のエリアが被写体から外れた場合は、色相範囲のエリアが再度被写体に入ってくるまで、アイリス制御は停止(直前の状態を保持)しておく。
ビューファインダまたはモニタディスプレイの40では被写体の映像にメニュー画面を重畳し、ユーザーはメニュー画面を見ながら色相範囲や輝度信号レベルを設定する。また、ユーザーが設定した色相範囲が目的とする被写体の色に合致しているかを確認できるように、ビューファインダまたはモニタディスプレイの40の被写体映像に重ねて、設定した色相範囲と一致している箇所のエリアにマーカーを表示するようにしてもよい。
図14は本発明の一実施例のメニュー画面を示す模式図である。TARGET LEVELではアイリス制御の収束目標とする輝度信号レベルを0〜100%の範囲で設定する。COLOR DEPENDでは、OFFに設定時は従来の画面エリア検出型のアイリス制御を行い、ONに設定時は本発明の色相依存型のアイリス制御を行う。また、ONに設定したときは、その下のPHASEにて、6分割の色相範囲(R−Mg,Mg−B,B−Cy,Cy−G,G−Ye,Ye−R)と各色相範囲をさらに1〜100に細分化した色相を設定する。また、その下のMARKERをONにすると、実際に選択している色相と一致している映像箇所に、縞模様のマーカーを重畳し、オートアイリス制御の目標とする被写体の色の選択をし易くすることが出来る。
以上のように本発明によれば、ユーザーが設定する任意の色相範囲にある輝度信号レベルが一定になるようにレンズアイリスを制御することにより、テニスコートの青色やサッカーグラウンドの緑色等の明るさを自動的に一定にすることができる。
以下、本発明の他の1実施例を図3〜図8を用いて説明する。
図3は、まず、演算・比較器1、2、3により、入力映像信号R、G、Bから色差信号R−G、R−B、G−Bの演算及びその大小比較を行ない、その結果を色相領域の判定回路4と、原色成分量及び補色成分量の算出回路5に供給する。
そこで、この演算・比較器1、2、3による演算結果により、まず色相領域の判定回路4では、図5に示すようにして、色相領域の判定を行なう。図5は、この色相領域の概念図で、中心点から各色方向に向かう直線を基準線として、これにより6個の色相領域に区切ったものである。
また、原色成分量及び補色成分量の算出回路4では、信号R、G、Bのレベル比較を行ない、図6に示すようにして最大レベル、中間レベル、最小レベルを判定する。そして、この比較判定の過程で、最大レベルと中間レベルのレベル差を求め、これを原色成分量とし、さらに中間レベルと最小レベルのレベル差を求め、これを補色成分量とする。ここで、最大レベルの色が原色に相当し、最小レベルの成分が白成分に相当する。そして、最大レベルの色と最小レベルの色の情報から補色が判定でき、この結果、図4に示すように、原色成分と補色成分を判定することができる。
図6の例では、最大レベルがRで、中間レベルはGになっているので、原色成分はRで、補色成分は、RとGの中間の色相であるYe(黄)になる。そして、原色成分量はR−Gで、補色成分量はG−B、そして最小レベルBの量が白成分量となる。従って、この図8の場合は、図4の下から2番目に示す結果となる。
判定回路4による色相領域の判定結果は定数選択回路6に供給され、判定結果に応じて特定の利得定数が選択され、それが乗算器7、8に供給されることにより、算出回路5で算出された原色成分量及び補色成分量にそれぞれ乗算されることにより補正が行なわれる。このため、定数選択回路6には、予め領域1から領域6までのそれぞれの色相領域に対応した特定の利得定数が設定してある。
こうして乗算器7、8により利得定数が乗算された原色成分量及び補色成分量は、加算・減算の選択及び映像信号R、G、Bに対する接続選択を行なうためのデータ選択加算回路11に、一方では直接、他方では補数器(−1倍乗算器)9、10を介して、それぞれ供給される。そして、このデータ選択加算回路11により加算先が選択された上で各加算器12、13、14に供給され、映像信号R、G、Bに加算されることになる。従って、以上の処理をフローチャートで示すと、図7のようになる。
そこで、いま、信号Rの色調補正を行なう場合、例えば彩度方向の補正であれば原色成分量R−Gに特定の定数Krを乗じてから映像信号Rに加算することになる。このとき、定数Krによる比率が−1倍から1倍の範囲であれば、この補正によっても、中間レベルと最小レベルのレベル差(補色成分量)、及び最小レベルの量(白成分量)は変化しない。
また、信号Yeの彩度方向の補正を行なう場合、補色成分量G−Bに特定の定数Kyを乗じてからRとGにそれぞれ加算することになる。このときも、定数Kyによる比率が−1倍から1倍の範囲であれば、この補正によっても、最大レベルと中間レベルのレベル差(原色成分量)、及び最小レベルの量(白成分量)は変化しない。
従って、この場合には、定数Kr及びKyを操作すれば、白バランスを保ちながら原色Rと補色Yeの彩度方向の補正を独立して行なうことができる。なお、以上の6色独立色調補正方式では、同様に色度方向の補正も独立に行なえ、さらには入力映像信号が別の色相にある場合も同様に独立補正が可能であるが、詳細な説明は省略する。
以下、本発明他の一実施例の色調検出と補正装置について、図示の実施形態により詳細に説明する。まず図9は、本発明の一実施形態例で、15は中間色色相設定回路、16は原色/補色領域判定回路、17はα/β、β/α算出回路、18は定数選択回路、19、20は乗算器、21はデータ選択加減算回路であり、その他は図3に示した従来技術と同じである。
中間色色相設定回路15は、新たに基準色として設定したい中間色の設定を可能にする働きをするもので、例えば、RとYeの中間色である肌色(色相F)が予め設定されるものである。原色/補色領域判定回路16は、色相領域判定回路4からのデータと、中間色色相設定回路15から与えられている色相Fとにより、入力映像信号R、G、Bの色相を判別し、所定の制御信号Sを発生する働きをする。
α/β、β/α算出回路17は、中間色色相設定回路15から与えられるデータにより、所定の定数α/β、β/αを算出する働きをする。なお、これらの定数α/β、β/αについては後述する。定数選択回路18は、制御信号Sに応じて定数α/β、β/αの何れか一方を選択して出力する働きをする。
乗算器19、20は、原色成分量及び補色成分量の算出回路5から出力されてくる原色成分と補色成分に、定数選択回路18で選択された定数α/β、β/αの一方を乗算する働きをする。データ選択加減算回路21は、色相領域判定回路4による判定結果と制御信号Sに応じてデータを選択し、所定の加減算を行なう。なお、この回路の動作の詳細は後述する。
次に、この実施形態例の動作について説明する。図10、11は、本発明の動作原理を説明するため彩度(色飽和度)及び色度(色相)を表した図で、これらの図において、原点Oから遠ざかる方向が彩度、彩度に垂直な方向(円を描く方向)が色度を表わしている。
ここで本発明は、どのような中間色の補正にも適用可能であるが、特に肌色の補正に適用される場合が多いと考えられる。そこで、この実施形態例では、以下、主として、肌色の補正を例に挙げて説明する。そうすると、この肌色の色相はRとYeの間の領域、すなわち、領域6に位置するので、これらの図10、11ではR(赤)からYe(黄)の領域6だけを示し、ここで肌色の色相は点Fで表わされることになる。
そこで、この点を、図示のように、補助基準色Fとし、そのデータを、上記したように、中間色色相設定回路15に設定する。
これにより、領域6は、中心点Oから補助基準色F点を通る軸、つまり補助基準線により、2個の補助領域、すなわち、領域(1)と領域(2)とに分けられることになる。次に、入力映像信号の色相を、原色/補色領域判定回路16により、図2に示すように、RとFの間の領域(1)と、FとYeの間の領域(2)に分割して判定する。そうすると、まず、このときは、何れも色相領域判定回路4の判定結果が領域6になっているときの動作となるので、算出回路5から出力されている原色成分量と補色成分量は、それぞれ以下の通りになっている。
原色成分量=R−G=Rc補色成分量=G−B=Yc次に、入力映像信号の色相が、これらの領域(1)と領域(2)の何れにあるかを、原色/補色領域判定回路16の判定により識別し、それぞれ以下に示すように、別個に補正を行なうのである。
<領域(1)での補正処理>このときは、各回路からの出力は以下の通りとなる。まず、定数選択回路18では定数β/αが選択され、この定数β/αが乗算器19、20に出力される。次に、データ選択加減算回路21からは信号〔Rc−Yc×(β/α)〕、信号(−Yc)、それに信号〔Yc×(β/α)〕が出力される。さらに、定数選択回路6では定数Kr、Kfが選択され、これらの定数Kr、Kfが乗算器7、8に出力される。
そして、これらの結果、データ選択加算回路11からは、まず、信号〔Rc−Yc×(β/α)〕×Kr+Kf×〔Yc×(β/α)〕が加算器12に出力されて信号Rに加算され、次に、信号〔(−Yc)×Kf〕が加算器14に出力されて信号Bに加算されることになる。
そこで、図10において、いま、A点を入力映像信号の座標とし、ベクトルAで表わすと、このベクトルAは、R成分ベクトルR1と肌色成分ベクトルF1の合成で表される。
A=R1+F1次に、Rの彩度方向調整専用の利得定数をKrとし、肌色の彩度方向調整専用の利得定数をKfとすると、Rの彩度方向の色補正を行なう場合には、|R1|×KrをRの彩度方向に加算、つまりRに加算してやれば良く、肌色の彩度方向の色補正を行なう場合には、|F1|×Kfを肌色彩度方向に加算してやれば良い。
そこで、これらの量|R1|、|F1|の算出方法及び肌色彩度方向への加算方法について説明すると、このためには、全ての補正を、R、G、B成分への補正として表現してやれば良い。そこで、まずR成分基本ベクトルをR、肌色成分基本ベクトルをF、Ye成分基本ベクトルをY、そしてB成分基本ベクトルをBとし、F=α×Y+β×R=α×(−B)+β×Rとする。
次に、入力映像信号の座標ベクトルAをR成分とYe成分の合成で表わす。ここで、A=Y×Yc+R×Rcと、Rc及びYcは、従来の色調補正方式で説明したように、簡単に求まる。この場合、R>G>Bであり、従って、図9から明らかなように、Rc=R−G、Yc=G−Bとなる。
そうすると、 A=Y×Yc+R×Rc=(1/α)×(F−β×R)×Yc+R×Rc =F×Yc/α+R×(Rc−β×Yc/α)となり、よって、|R1|=Rc−β×Yc/α|F1|=Yc/αとなる。
そこで、F×Yc/αをベクトルRとベクトルBで表現すると、F×Yc/α=(α×(−B)+β×R)×Yc/α=B×(−Yc)+R×(β×Yc/α)となる。
従って、以上の結果をまとめると、以下の通りである。すなわち、まず、Rの彩度方向の色補正を行なうためには、|R1|Kr=(Rc−β×Yc/α)×KrをRに加算すればよい。次に、肌色の彩度方向の色補正を行なうためには、|F1|×Kfを肌色彩度方向に加算すればよいが、このことは、−Yc×KfをBに加算し、(β×Yc/α)×KfをRに加算することに等しい。
ここで、いま、Rベクトルと肌色ベクトルの間の角度をθとすると、α×Sin(60°−θ)=β×Sin(θ)であるため、β/α=Sin(60°−θ)/Sin(θ)となる。
従って、θ=20°のときは、β/α=1.8794になるが、これを≒2.0とすると、このときの補正は、Rの彩度方向の色補正については、(Rc−2×Yc)×KrをRに加算すればよく、肌色の彩度方向の色補正については、−Yc×KfをBに加算し、2×Yc×KfをRに加算すればよい。そして、β/αを変えることにより、肌色の基準軸を調整することができる。
以上は彩度方向の補正についての説明であるが、色度方向の補正に対しても同様の概念が適用できるため、説明は省略する。
<領域(2)での補正処理>このときは、各回路からの出力は以下の通りとなる。まず、定数選択回路18では定数α/βが選択され、この定数α/βが乗算器19、20に出力される。次に、データ選択加減算回路21からは信号〔Yc−Rc×(α/β)〕、信号(Rc)、それに信号〔−Rc×(α/β)〕が出力される。さらに、定数選択回路6では定数Ky、Kfが選択され、これらの定数Ky、Kfが乗算器7、8に出力される。
そして、これらの結果、データ選択加算回路11からは、まず、信号〔Rc×Kf〕が加算器12に出力されて信号Rに加算され、次に、信号−〔Yc−Rc×(α/β)〕×Ky−Kf×〔Rc×(α/β)〕が加算器14に出力されて信号Bに加算されることになる。
そこで、図3において、今度はC点を入力映像信号の座標とし、これをベクトルCで表わすと、このベクトルCは、Ye成分ベクトルY1と肌色成分ベクトルF2の合成で表される。
C=Y1+F2次に、Yeの彩度方向調整専用の利得定数をKyとし、肌色の彩度方向調整専用の利得定数をKfとすると、Yeの彩度方向の色補正には、|Y1|×KyをBから減算してやれば良く、肌色の彩度方向の色補正には、|F2|×Kfを肌色彩度方向に加算してやれぱ良い。
次に、これら|Y1|、|F2|の算出方法及び肌色彩度方向への加算方法については、上記した領域(1)のときと同じであり、従って、以下のようになる。C=Y×Yc+R×Rc=Y×Yc+(1/β)×(F−α×Y)×Rc =F×Rc/β+Y×(Yc−α×Rc/β)となり、よって|Y1|=Yc−α×Rc/β|F2|=Rc/βとなる。
ここで、F×Rc/βをベクトルRとベクトルBで表現すると、F×Rc/β=(α×(−B)+β×R)×Rc/β=−B×(α×Rc/β)+R×Rcとなる。
従って、以上の結果をまとめると、以下の通りとなる。すなわち、まず、Yeの彩度方向の色補正を行なう場合には、|Y1|×Ky=(Yc−α×Rc/β)×KyをBから減算すれば良い。次に、肌色の彩度方向の色補正を行なう場合には、|F2|×Kfを肌色彩度方向に加算するのであるが、このことは(−α×Rc/β)×KfをBに加算し、Rc×KfをRに加算することに等しい。
そこで、Rベクトルと肌色ベクトルの間の角度θを、上記した領域(1)のときと同じく20°とすると、α/β=0.5321になるので、これを≒0.5とすると、このときの補正はYeの彩度方向の色補正を行なう場合、(Yc−0.5Rc)×KyをBから減算すれば良く、肌色の彩度方向の色補正を行なう場合、−0.5×Rc×KfをBに加算し、Rc×KfをRに加算してやれば良い。
以上は、彩度方向の補正についての説明であるが、色度方向の補正に対しても同様の概念が適用できるため、説明は省略する。
上記領域(1)及び領域(2)の各項で説明した補正によって得られる特性を示すと、図4の通りになる。この図4の特性は、Rの彩度方向の色補正、Yeの彩度方向の色補正、及び肌色の彩度方向の色補正のそれぞれの利得特性を重ねて示したもので、図示のように、肌色の彩度方向利得定数Kfを制御してやれば、Rの彩度方向利得定数Krと、Yeの彩度方向の利得定数Kyに関係なく、肌色の彩度方向の色補正を行なえることが判る。
従って、この実施形態例によれば、RとYeへの影響を最小限に押さえ、肌色に対して有効な色調補正を行なうことができ、テレビジョンカメラを切換えたときなどでの違和感を確実に無くすことができる。
次に、図5は、本発明の他の実施形態例による補正特性を示したもので、この実施形態例では、肌色軸Fを中心とした利得特性を持つ補正関数を生成し、これを取り出す。これを従来の機能に加算したものが、この図5の実施形態例で、この方式によれば、従来方式で補正しきれない領域を補うような形で補正することができる。
なお、上記実施形態例では、色相の範囲をRとYeに限定して説明したが、本発明は、任意の色相に適用可能なことは、言うまでもなく、また、基準色の種類や数についても任意に設定可能なことは、言うまでもない。
本発明によれば、テニスコートの青色やサッカーグラウンドの緑色等の特定の色相部分の輝度レベルが一定になるようにレンズアイリスを制御することを実現でき、スポーツ中継の放送用カメラを実現することができる。
1,2,3:演算・比較器、4:色相領域判定回路、5:原色成分量及び補色成分量算出回路、6:定数選択回路、7,8:乗算器9,10:補数器(−1倍乗算器)、11:データ選択加算回路12,13,14:加算器、15:中間色色相設定回路、16:原色/補色領域判定回路、17:α/β、α/β算出回路、18:定数選択回路、19,20:乗算器、21:データ選択加減算回路30:テレビジョンカメラ、31:レンズ、32:プリズム、33R,33G,33B:CCD(電荷結合素子)、34R,34G,34B:AFE(アナログフロントエンドプロセッサ)、35:色相検出補正機能付き映像信号処理部、37:パラレル−シリアル変換部、39:CPU、40:ビューファインダ、

Claims (3)

  1. 画素ごとに特定の色相を検出する手段とレンズのアイリスを制御する手段とを備え、
    前記特定の色相の内の任意の色相領域の画素の輝度信号レベルを検出する手段と、
    前記検出した任意の色相領域の画素の輝度信号レベルが一定になるようにレンズのアイリスを制御する手段とを有し、
    前記特定の色相の内の任意の色相領域の画素の輝度信号レベルを検出し、該検出した任意の色相領域の画素の輝度信号レベルが一定になるようにレンズのアイリスを制御する撮像装置であって、
    (R−G、R−B、G−Bの)色差演算と該色差信号レベルの検出により、(R、G、Bの)原色色相領域と(Ye、Cy、Mgの)補色色相領域の特定の色相の内の任意の色相領域の画素の輝度信号レベルを検出する検出手段と、
    前記撮像装置の設定用メニューや前記特定の色相の内の任意の色相領域を表示する画像表示部を有し、
    画像表示部で前記特定の色相の内の任意の色相領域をユーザにより選択される手段を有し、
    該選択された色相領域が撮像画像から外れた場合は、再度前記選択された色相領域が撮像画像に入ってくるまで前記アイリス制御を停止することを特徴とする撮像装置。
  2. 画素ごとに特定の色相を検出する手段とレンズのアイリスを制御する手段とを備え、
    前記特定の色相の内の任意の色相領域の画素の輝度信号レベルを検出する手段と、
    前記検出した任意の色相領域の画素の輝度信号レベルが一定になるようにレンズのアイリスを制御する手段とを有し、
    前記特定の色相の内の任意の色相領域の画素の輝度信号レベルを検出し、該検出した任意の色相領域の画素の輝度信号レベルが一定になるようにレンズのアイリスを制御する撮像装置であって、
    (R−G、R−B、G−Bの)色差演算と該色差信号レベルの検出および原色と補色と中間色の定数選択により、(R、G、Bの)原色色相領域と(Ye、Cy、Mgの)補色色相領域と中間色色相領域の特定の色相の内の任意の色相領域の画素を補正する手段と、
    前記撮像装置の設定用メニューや前記特定の色相の内の任意の色相領域を表示する画像表示部を有し、
    画像表示部で前記特定の色相の内の任意の色相領域をユーザにより選択される手段を有し、
    該選択された色相領域が撮像画像から外れた場合は、再度前記選択された色相領域が撮像画像に入ってくるまで前記アイリス制御を停止することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置であって、
    前記画像表示部に前記撮像装置の設定用メニューや前記特定の色相の内の任意の色相領域を表示して、前記特定の色相をユーザにより選択される手段を有し、
    前記画像表示部に表示された撮像画像と前記ユーザにより選択された特定の色相とが一致している場合に当該一致している箇所にマーカーを表示することを特徴とする撮像装置。
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