JP5920751B1 - 公共工事積算システムにおける積算結果のチェックシステム及び積算結果のチェックシステムを実装した公共工事積算システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、公共工事入札参加者が行う、公共工事積算システムによる積算結果を、発注者から電子媒体などで提供される発注図書を利用して誤りをチェックできるシステムを提供すること。また、このような機能を実装した、公共工事積算システムを提供すること。【解決手段】本発明は、発注図書を電子的に読み取った情報と、積算システムから電子情報としてアウトプットされた積算結果を照合チェックするために、使用されている同意味の用語を一つの用語に置換して照合する手順と、情報に含まれる数値を抽出して照合する手順と、照合対象の明細の集合(内訳表、単価表)の明細の順序関係が対応しない場合に照合する手順を実装することで公共工事積算における、積算結果のチェックシステムを構成している。また積算結果のチェックシステムを実装することで、積算結果のチェックシステムを実装した、公共工事積算システムを構成している。【選択図】図1

Description

本発明は、公共工事積算システムにおける、積算結果のチェックシステム及び積算結果のチェックシステムを実装した公共工事積算システムに関する。
公共工事発注時は発注者が発注図書を発行している。該発注図書は発注者の公共工事設計価格積算システムにより作成される。
近年、発注図書には、名称、規格、数量などに、土質や施工量などの施工条件を含む積算条件が明細行に詳細に書かれていることが多く、また発注図書はPDFやエクセルなどの電子データとして入札参加者に配布されることが多い。
入札参加者の一般的な公共工事積算システムは、発注図書を発注者の積算基準(公共工事の積算に使用する明細の構成と、数量を積算条件に対応させて定義している)に基づいて工事価格を積算するため、電子データで配布された発注図書を読み込み、名称、規格、数量等の積算条件の情報を電子情報として、もしくは、手入力によってインプットし、積算システムに実装された計算手順によって処理し、積算結果としての名称、規格、数量、単価、金額など、計算手順に使用した積算条件を紙媒体や、電子データとしてアウトプットする。
入札参加者は、一般的な公共工事積算システムによって作成した積算結果が、手入力ミスや、積算システムに実装された計算手順のエラーにより誤った積算結果がアウトプットされていないことを確認するために、発注図書に記載された名称、規格、数量などで示された積算条件と、一般的な公共工事積算システムによって積算結果としてアウトプットされた名称、規格、数量などで示された積算条件とを人手に頼って目視で照合チェックしている。
公共工事の発注図書に記載された情報を正確に反映して工事価格の積算をすることは、公共工事積算システムにとって最重要の課題である。
入札参加者の積算システムからアウトプットされる積算結果の名称、規格、数量などは、発注図書に記載された名称、規格、数量などと、それぞれ意味的には同じであっても表現方法が異なることが多い。このため人が見てその意味を判断しながら、照合チェックをしていた。
しかしながら、人手による照合チェックは、ヒューマンエラーによる見落としや思い込みなどのミスが発生するという問題や、人手による照合チェックに多くの時間を要するという問題が有った。
本発明は、以上のような問題に鑑み、公共工事積算システムの積算結果のチェックを、ヒューマンエラーによる見落としや思い込みによるチェックミスがなく、また、瞬時に照合チェック結果をアウトプットできる積算結果のチェックシステムを提供すること及び、このシステムを実装した公共工事積算システムを提供することを目的としている。
本発明における発注図書とは、発注者が公共工事発注のために作製する図書であって、木構造で階層的に表現された内訳表や単価表が該当する。内訳表や単価表は、発注内容の詳細が記載された明細の集合体であり表の形態を有している。前記表の行ごとに名称、規格、単位、摘要、備考などの文字項目と、数量、構成比等の数値項目が記載されている行を明細といい、明細を集約した名称、規格、算定単位等の文字項目と、算定数等の数値項目が記載されている行を表題という。発注図書の例の一部を、図3(d)に示している。発注図書には、入札前に入札参加者に入札案件の仕様を示す目的で単価、金額などを、空白にした金抜き設計書と、落札者決定後、入札参加者が積算結果の検証や、積算技術向上のため、発注者に請求して開示される、単価及び金額などを記入した金入り設計書がある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の公共工事積算システムにおける積算結果のチェックシステムは、コンピュータに、公共工事積算において、発注者の公共工事設計価格積算システムにより作成し、電子データとして出力した発注図書に記載された名称、規格、数量などで示された積算条件と、入札参加者の一般的な公共工事積算システムにより電子データとしてアウトプットされた積算結果の名称、規格、数量などで示された積算条件の、数値や、これに付随する大小関係を表す記号や特別な意味を持った用語の中で積算条件を判定するために必要な用語をリストにあげ、明細ごとに使用されている同意味の用語を一つの用語に置換して照合可能とする手順1と、
前記明細ごとに含まれる 文字列中にカンマ、単位、記号とともに表現される場合や、単位が異なる場合において、数値を抽出して、表示の順序がことなる場合においても発注図書に含まれる全ての数値が、積算結果で抽出した数値と照合できれば一致と判定することで、照合可能とする手順2と、
前記発注図書の手順1と手順2より照合可能になった明細と、前記入札参加者の積算システムによりアウトプットされた積算結果の手順1と手順2より照合可能になった明細とを明細の集合体(内訳表、単価表)の明細の並びが発注図書と積算結果で異なる場合でも総当たりで照合して、前記名称、規格、数量などで示された積算条件が一致した明細ごとに消込、全て一致すれば、一致と判定する手順3と、を実行させることを特徴とする。
請求項2に記載の公共工事積算システムは、請求項1の積算結果のチェックシステムを前記積算システム内に実装したことを特徴とする。
請求項1に記載の積算結果のチェックシステムには以下のような効果がある。
これまで、発注図書と、積算結果の照合によるチェックは、発注者の使用する積算システムと、入札参加者が使用する積算システムが異なることにより、意味的には同じであっても、使用される用語や、表記法が異なるために、システムで電子的にチェックすることができず、人手による、目視によってチェックが行われている。
発注図書は、工事規模にもよるが、数百ページ、数千明細に及ぶ場合も少なくなく、明細の集合体である内訳表や単価表が、上位の明細に、下位の明細の集合(内訳表や単価表)がぶら下がる木構造によって、記述されている。そして、木構造の枝である階層は、10階層にも及ぶこともあり、これを順にたどって、各明細の集合(内訳表や単価表)の明細を目視でチェックするのは容易ではない。
しかも、明細で表現されている用語や記号は、例えば発注図書と積算結果で「不織布(合繊)厚10mm,強度9.8kN/m」や「合繊不織布 強度9.8 厚さ1cm」のように表現されることがあり、また発注図書と積算結果で「100mm以下」や「≦100mm」のように表現されることがある。
これらは、意味が同じであるが、使われる文字、記号も様々であり、表示順も一様ではないので、チェックする人は、常に集中力をもってチェックする必要がある。万一チェックミスがあれば、発注者の要求仕様に基づく正確な積算とはならず、発注者による工事の設計金額を正確に積算し、入札に参加することが、案件の落札につながることを考えれば、チェックミスがあることは、致命的でもある。
このように、目視によるチェックでは、集中力の欠如、慣れ、思い込み等のヒューマンエラーによるチェックミスが発生するリスクが大きいが、本発明の公共工事積算システムにおける積算結果のチェックシステムは、ヒューマンエラーを発生させず、より正確なチェックを実現できるという効果を奏する。
また、人手に頼って目視で照合チェックした場合は、木構造の枝にある明細を順にたどって確認するため相応の時間がかかるが、本発明の公共工事積算システムにおける積算結果のチェックシステムは、処理をプログラムに実装した手順により自動的に行うため、高速に、一般的な発注図書であれば数秒でチェック結果をアウトプットすることができるという効果を奏する。
請求項2に記載の積算結果のチェックシステムを実装した公共工事積算システムには、以下のような効果がある。
積算結果のチェックシステムのインプットである、積算システムに読み込まれた、発注図書の電子データと、積算システムによる積算結果データとは、ともに公共工事積算システムからアウトプットされた情報である。
積算結果のチェックシステムを、単独で使用する場合は、公共土木積算システムからアウトプットデータを出力し、積算結果のチェックシステムでこのデータをインプットする操作が必要になる。これに対して、積算結果のチェックシステムを公共工事積算システムに実装することにより、前記操作をプログラム上の手順として自動化できるため、これらの処理に係る操作ミスや、要する時間を短縮できる。
本発明の課題解決手順を含む全体の流れ図である。 用語の照合方法の説明図であって(a)は用語のリストの例を示した図で、(b)は置換のための用語変換リストの例を示した図で、(c)は(a)及び(b)により発注図書情報と積算結果情報が同等であることを判定する例を示した図である。 数値の照合方法の説明図であって(d)は発注図書の表題及び明細の数量、及び明細の集合体である単価表を示した図である。(e)は積算結果の表題及び明細の数量、及び明細の集合体である単価表を示した図である。表題の算定数及び明細の数量を、独立した項目として判定する例を(d)及び(e)で示す。(f)は文字列中の数値を抽出して順不同で判定する例を示した図である。 明細の集合体(内訳表、単価表)の明細の並びが発注図書と積算結果で異なる場合の照合方法の説明図である。
本発明の公共工事積算システムにおける積算結果のチェックシステムは、コンピュータに、公共工事積算において、発注者の公共工事設計価格積算システムにより作成し、電子データとして出力した発注図書に記載された名称、規格、数量などで示された積算条件と、入札参加者の一般的な公共工事積算システムにより電子データとしてアウトプットされた積算結果の名称、規格、数量などで示された積算条件の、数値や、これに付随する大小関係を表す記号や特別な意味を持った用語の中で積算条件を判定するために必要な用語をリストにあげ、明細ごとに使用されている同意味の用語を一つの用語に置換して照合可能とする手順1と、
前記明細ごとに含まれる文字列中にカンマ、単位、記号とともに表現される場合や、単位が異なる場合において、数値を抽出して、表示の順序がことなる場合においても発注図書に含まれる全ての数値が、積算結果で抽出した数値と照合できれば一致と判定することで、照合可能とする手順2と、
前記発注図書の手順1と手順2より照合可能になった明細と、前記入札参加者の積算システムによりアウトプットされた積算結果の手順1と手順2より照合可能になった明細とを明細の集合体(内訳表、単価表)の明細の並びが発注図書と積算結果で異なる場合でも総当たりで照合して、前記名称、規格、数量などで示された積算条件が一致した明細ごとに消込、全て一致すれば、一致と判定する手順3と、を実行させる。
また、公共工事積算システムは、前記手順1乃至手順3の手順をコンピュータに実行させる積算結果のチェックシステムを、前記積算システム内に実装する形態がある。
以下、本発明の公共工事積算システムにおける積算結果のチェックシステムの全体構造を図1に基づいて説明する。
本発明の公共工事積算システムにおける積算結果のチェックシステムは、図1において、発注図書データを照合可能な形態に加工する手順80と、積算結果データを照合可能な形態に加工する手順90と、加工された発注図書データと積算結果データを照合チェックする手順100とを備える。次に、前記公共工事積算システムにおける積算結果のチェックシステムを実装した公共工事積算システムは、図1において、発注者から提供されたPDF、Excel等の電子データによる発注図書10、及び操作120を除き、手順20、発注図書30、手順40、手順50、手順60、積算結果データ70、手順80、手順90、手順100、手順110を備える。
まず手順20は、発注者から提供されたPDF、Excel等の発注図書10を積算システムに読み込む手順である。発注図書30は手順20に読み込まれたデータを保存したものである。
手順40は、発注図書30の積算システムで利用可能な一部のデータを抽出し、積算システムに実装された手順60にアウトプットする。
手順50は、発注図書に表現された情報のみでは、積算システムに実装された、積算手順60を実行するためのインプットの情報として十分ではなく、人の知識や経験に基づく判断を必要するインプットもあるため、積算システムの積算手順60へのインプットのための手入力手順である。
手順60は、手順40からの発注図書のデータと、手入力手順50によるインプットにより、積算を行う手順である。手順60により積算結果として、名称、規格、数量、単位、単価、金額など、採用した積算条件のデータがアウトプットされる。前記アウトプットされたデータが、積算結果データ70である。
前記積算結果データ70は、入札参加者の使用している積算システムの仕様によるもので、正しく積算条件が反映されていれば、元となった発注者の発注図書と、意味的には同じ内容である。前記積算結果データ70を人が見て判断することにより、発注図書の名称、規格、数量などで示された積算条件が正確に積算結果に反映していることをチェックすることが可能であるが、前記積算結果データ70をプログラムに実装した手順でチェックさせようとすると、単純にイコールかどうかを、チェックすることができない。
次に、公共工事積算システムにおける積算結果のチェックシステムについて説明する。
手順80は、発注図書30から電子的に読み込まれ積算システムに記録した電子データを、発注図書データを照合可能な形態に加工する手順である。手順90は、積算結果データ70を照合可能な形態に加工する手順である。
手順100は、手順80と手順90で加工されたデータを電子データとして、照合チェックする手順である。よって手順80、手順90、手順100を備える公共工事積算システムにおける積算結果のチェックシステムにより、ヒューマンエラーによる見落としや思い込みによるチェックミスがなく、また、瞬時に照合チェック結果をアウトプットできる。
手順110は手順100の結果を、例えば、コンピュータの画面上に表示する手順である。
操作120は、利用者はこの手順110による表示を見て修正の必要がある場合、積算条件などの手入力手順50に修正情報をインプットして修正を行う操作である。
前記手順80、手順90、手順100を備える公共工事積算システムにおける積算結果のチェックシステムは、公共工事入札参加者の一連の積算業務の中で使用される機能であるので、前記公共工事積算システムにおける積算結果のチェックシステム1を、公共工事入札参加者の使用する公共工事積算システム2に実装することで、より効率的な運用が可能になる。
次に、発注図書に記載された名称、規格、数量などの積算条件と、積算システムによりアウトプットされた積算結果の名称、規格、数量などの積算条件を照合チェックするために、明細ごとに使用されている同意味の用語を一つの用語に置換して照合可能とする手順1について説明する。
図2は発注図書で使用されている用語と、積算システムで使用している用語と照合する方法の説明図である。
図2(a)に積算条件を判定するために必要な用語リストの例を示し、図2(b)に比較するための用語の置換テーブルの例を示し、図2(c)に用語を置換し、照合した例を示している。
発注図書の情報に含まれる名称、規格などの文字列は、一般的に数値や、これに付随する大小関係を表す記号や特別な意味を持った用語で表現される。照合チェックは、積算条件を特定できる用語に対して行う。たとえば、図2(a)に示すような、アスコンやコンクリートなどの材料を示す用語や、以下や1回のように、条件を示す用語が該当する。アスコンは、アスファルトコンクリート、AS混合物、アスファルト混合物と表現されることもある。コンピュータでは、アスコンとアスファルトコンクリートは、用語不一致と判定される。したがって、積算条件を判定するために必要な用語をリストにあげ、置換する必要がある。
図2(b)は、(a)のリストで示した用語を、用語の変換リストを使って、一つの用語に置換した例である。例えばアスファルトコンクリート、アスコン、AS混合物、アスファルト混合物の用語を、アスコンに置き換える。
図2(c)に判定した結果を示す。用語を置換した結果、例c−1、例c−3、例c−4は一致と判断され、例c−2は双方にコンクリートという用語が用いられているが置換の結果、発注図書ではアスコンとなり、積算結果ではコンクリートとなり、別物として不一致と判定する。
次に、明細ごとに含まれる数値を抽出して照合可能とする手順2について説明する。
図3(d)と(e)は、数値を単純に照合できる場合の説明図である。図3(f)は、名称や規格などの文字列に数値が含まれていて、単純に照合できない場合の説明図である。
図3(d)は、発注図書の単価表を示した図である。図3(e)は積算結果の単価表を示した図である。表題の算定数などや明細の数量などは、独立した項目として表現されているので、容易に数値として照合できる
図3(f)は、文字列中にカンマ、単位、記号とともに表現される場合や、単位が異なる場合や、表示の順序がことなる場合があるため、目視で人が判断して意味的に照合することはできても、電子的に単純に比較することができない例を示した図である。
図3(f)の抽出した数値の項目列は明細の文字列に含まれる数値を照合するために、数値を抽出した例である。
例f−1は、発注図書に名称1,000kg土のう、積算結果に土嚢1000kgと有る場合、カンマを除いて数値1000を抽出して照合した結果、一致と判定している。
例f−2は、発注図書に1t土のう、積算結果に土嚢1000kgとある場合、発注図書の1tを単位換算後1000として抽出して照合した結果、一致と判定している。
例f−3は発注図書に丸型,径110cm×長108cm、積算結果に丸型 長108cm 径110cmと表示されている。数値が複数ある時は順不同で照合し、全て一致した結果、一致と判定している。
例f−4は、発注図書に山積0.8m3、積算結果に山積0.8m3/平積0.6m3と表示されている。発注図書にある積算条件を正しく反映していることを、照合チェックするので、発注図書に含まれる全ての数値が、積算結果で抽出した数値と照合できれば、一致と判定している。実際、山積0.8m3/平積0.6m3の表現は、山積0.8m3をより正確に表現しているもので、さし示している積算条件は同じである。
次に発注図書の手順1と手順2より照合可能になった明細と、積算システムによりアウトプットされた積算結果の手順1と手順2より照合可能になった明細とを照合して、前記名称、規格、数量などで示された積算条件が一致した明細ごとに消込をする手順3を説明する。
図4は、手順3の説明図であって、明細の集合体(内訳表、単価表)の明細の並びが発注図書と積算結果で異なる場合の照合方法の説明図である。
図4(g)は明細の並びが異なる場合の照合方法を示している。発注者の使用している積算システムと、入札参加者が使用している積算システムは、同じ積算基準を使用し、同じ結果の金額が得られる場合でも、明細の並びが一致しないことがあるので、照合は、発注図書の明細を基準として、明細を総当たりで行い、一致した行を消込、発注図書の全ての明細が消し込まれたとき、一致したと判定する。例えば、図4(g)では発注図書の明細1行目の土木一般世話役と、2行目の特殊作業員が、積算結果の明細では、明細1行目が特殊作業員、2行目が土木一般世話役となっており、表示順序が逆になっているが、総当たりで照合すれば全て一致するので、一致と判定する。
図4(h)は、発注図書と、積算結果の明細数が一致しない場合の照合の方法を示している。積算結果には積算手順の都合上、諸雑費行のように、発注図書にない明細が追加されることがあるが、発注図書にある積算条件を正しく反映していることを、照合チェックするので、積算結果に消し込まれていない明細があっても、発注図書の明細が全て消し込まれれば一致と判定している。実際、積算結果で追加された諸雑費行は、通常積算結果に影響を与えない。
以上より、前記手順1及び前記手順2は、手順80及び手順90に実装され、前記手順3は、手順100に実装される。
次に、手順3の結果が、手順110によってコンピュータの画面などに表示される。このようにして、照合チェックした結果を一致と不一致の場合とで文字色の変更や、警告表示をして不一致箇所を判別しやすくしている。
また、発注図書のデータは数百ページになることもあるので、発注図書情報のツリー構造で表示し下位階層を隠した状態で、発注図書が数百ページであっても、下位階層に相違を発見した明細があるとき、上位階層にも警告表示を行うことで、利用者はまず、マクロ的に相違場所を確認し、階層を順に展開することで、容易に相違明細に到達して、相違内容の確認と修正を行うことができる。
1 公共工事積算システムにおける積算結果のチェックシステム
2 公共工事積算システム
10 発注図書
20 手順
30 発注図書
40 手順
50 手順
60 手順
70 積算結果データ
80 手順
90 手順
100 手順
110 手順
120 操作

Claims (2)

  1. コンピュータに、公共工事積算において、発注者の公共工事設計価格積算システムにより作成し、電子データとして出力した発注図書に記載された名称、規格、数量などで示された積算条件と、入札参加者の一般的な公共工事積算システムにより電子データとしてアウトプットされた積算結果の名称、規格、数量などで示された積算条件の、数値や、これに付随する大小関係を表す記号や特別な意味を持った用語の中で積算条件を判定するために必要な用語をリストにあげ、明細ごとに使用されている同意味の用語を一つの用語に置換して照合可能とする手順1と、
    前記明細ごとに含まれる文字列中にカンマ、単位、記号とともに表現される場合や、単位が異なる場合において、数値を抽出して、表示の順序がことなる場合においても発注図書に含まれる全ての数値が、積算結果で抽出した数値と照合できれば一致と判定することで、照合可能とする手順2と、
    前記発注図書の手順1と手順2より照合可能になった明細と、前記入札参加者の積算システムによりアウトプットされた積算結果の手順1と手順2より照合可能になった明細とを明細の集合体(内訳表、単価表)の明細の並びが発注図書と積算結果で異なる場合でも総当たりで照合して、前記名称、規格、数量などで示された積算条件が一致した明細ごとに消込、全て一致すれば、一致と判定する手順3と、を実行させるための積算結果のチェックシステム。
  2. 請求項1の積算結果のチェックシステムを実装したことを特徴とする公共工事積算システム。
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