JP5919179B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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本発明は、ソフトウェアプラットフォーム上で動作するソフトウェアモジュールのハードウェア機能の利用を制御する技術に関する。
ユーザ宅内のローカルネットワークを外部のネットワークに接続するGW(ゲートウェイ)装置は、バンドルと呼ばれるソフトウェアモジュールをダウンロードしてインストールすることにより、容易に機能拡張を図ることができる(非特許文献1参照)。
JavaVM(Virtual Machine)上にOSGiフレームワークを構成し、OSGi用にバンドルを作成することで、GW装置のハードウェアやOSの違いを吸収し、共通のバンドルを異なるGW装置において使用することができる(非特許文献2参照)。
一方、GW装置に採用されているハードウェアには、特定の機能をハードウェア処理することが可能なアプリケーションプロセッサも出始めている(非特許文献3参照)。このようなハードウェア機能を使用することで、特定の処理について、CPUでソフトウェア処理を行う場合よりも高速化を図ることが可能となる。
しかしながら、JavaVMやOSGiには特定の機能を実行する専用のハードウェア機能を用いるための共通的なIFが提供されていないため、どのGW装置でも動作するようにソフトウェア処理を用いる共通のバンドルでは、ハードウェア機能を利用できず、当該機能の処理性能を上げることができない(図7(a))。また、ハードウェア機能を利用する場合には、Nativeコードに対応したバンドルを別途作成する必要があり、バンドルの流通性が悪くなってしまう(図7(b))。
そのため、GW装置内のJavaVM等のソフトウェアプラットフォームに対して、ハードウェア機能とソフトウェア機能に関する共通IF(インタフェース)を提供することにより、同一のバンドルを用いて、GW装置のハード構成(ハードウェア機能の有無)に応じて、当該機能に関して、ハードウェア機能とソフトウェア機能を適切に実行させる方式が検討され始めている。例えば、図8に示すように、ハードウェア機能が無い場合にはソフトウェア機能が用いられ、ハードウェア機能が有る場合にはハードウェア機能が用いられるような共通IFを提供する。
大村弘之編著、「やさしいホームICT」、社団法人電気通信協会、平成23年11月、pp.83-85 大村弘之編著、「やさしいホームICT」、社団法人電気通信協会、平成23年11月、pp.90-93 西田享邦、小池恵一、「サービス品質を確かな通信で支える端末向けネットワーク処理技術」、NTT技術ジャーナル、平成22年12月、第22巻、第12号、pp.28-31
しかしながら、GW装置は、宅内に設置する装置であり、さほど高性能な部品により構成されていない。またハードウェア機能の部品も同じ機能に関して1個しか実装されていないケースが多い。そのため、GW装置にインストールされるバンドルの数が増え、複数のバンドルが同時に同じハードウェア機能を利用しようとした場合には、複数のバンドルの処理を並行して行うため、ハードウェア機能は一定時間毎に処理をバンドル単位で切り替える必要がある。バンドル毎の処理の切り替えにより発生する割り込み処理等がオーバーヘッドとなり、ハードウェア機能の処理性能が全体的に低下してしまうことが懸念される。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ソフトウェアモジュールであるバンドルが複数動作する装置において、特定の処理を実行するハードウェア機能の処理能力の低下を抑制することを目的とする。
第1の本発明に係る情報処理装置は、ソフトウェアプラットフォーム上で動作する複数のソフトウェアモジュールそれぞれについてハードウェア機能の利用可否を決定する情報処理装置であって、特定の機能に特化した処理を行うハードウェア機能手段と、前記ハードウェア機能手段による特定の機能をソフトウェアで処理するソフトウェア機能手段と、前記ハードウェア機能手段および前記ソフトウェア機能手段を利用するためのインタフェースを前記ソフトウェアモジュールに対して提供する共通インタフェースと、前記複数のソフトウェアモジュール毎に、前記ハードウェア機能手段の利用の可否を登録したソフトウェアモジュール管理テーブルと、新たなソフトウェアモジュールを前記ソフトウェアプラットフォームにインストールする際、前記ハードウェア機能手段の利用の競合が予想される場合に、前記新たなソフトウェアモジュールの前記ハードウェア機能手段の利用の可否を決定して前記ソフトウェアモジュール管理テーブルに登録するソフトウェアモジュール管理手段と、前記ソフトウェアモジュールを起動する際、前記ソフトウェアモジュール管理テーブルに登録された情報に基づき、前記ハードウェア機能手段の利用の可否を前記ソフトウェアモジュールに設定する設定手段と、を有し、前記ソフトウェアモジュールは、設定された前記ハードウェア機能手段の利用の可否に応じて前記共通インタフェースを呼び出すことを有することを特徴とする。
上記情報処理装置において、前記ソフトウェアモジュール管理手段は、前記ソフトウェアモジュール管理テーブルに登録された前記ハードウェア機能手段を利用可の前記ソフトウェアモジュールの総数と予め定めた最大数とを比較し、前記総数が前記最大数に達していない場合は、前記新たなソフトウェアモジュールを前記ハードウェア機能手段を利用可のソフトウェアモジュールとして前記ソフトウェアモジュール管理テーブルに登録し、前記総数が前記最大数に達している場合は、前記新たなソフトウェアモジュールを前記ハードウェア機能手段を利用不可のソフトウェアモジュールとして前記ソフトウェアモジュール管理テーブルに登録することを特徴とする。
第2の本発明に係る情報処理プログラムは、上記情報処理装置の前記ハードウェア機能手段以外の各部としてコンピュータを動作させることを特徴とする。
本発明によれば、ソフトウェアモジュールであるバンドルが複数動作する装置において、特定の処理を実行するハードウェア機能の処理能力の低下を抑制することができる。
第1の実施の形態における情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 バンドル管理テーブルの例を示す図である。 バンドルをバンドル管理テーブルに登録する処理の流れを示すフローチャートである。 優先度管理テーブルの例を示す図である。 バンドル間でHW機能の利用を切り替える処理の流れを示すシーケンス図である。 バンドル間でHW機能の利用を切り替えるときに処理されるデータを説明する図である。 従来の共通IFが無いGW装置の構成を示す図である。 従来の共通IFを備えたGW装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態における情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示す情報処理装置1は、ソフトウェアプラットフォーム11、バンドル管理部12、バンドル管理テーブル13、共通IF(インタフェース)14、HW(ハードウェア)機能チェック部15、CPU16、およびHW機能17を備える。情報処理装置1は、例えば、宅内に設置されるゲートウェイ装置であり、宅内のローカルネットワークを外部のネットワークに接続する。情報処理装置1は、バンドルと呼ばれるソフトウェアモジュールをダウンロードしてインストールすることで機能を拡張する。なお、情報処理装置1を演算処理装置、記憶装置等を備えたコンピュータにより構成して、各部の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムは情報処理装置1が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
ソフトウェアプラットフォーム11は、JavaVMとJavaVM上で動作するバンドルの実行環境であるOSGiで構成され、バンドル2A,2B,2Cを動作させる。
バンドル管理部12は、インストールされたバンドル2A,2B,2Cの名称及びHW機能利用の有無をバンドル管理テーブル13に登録し、インストールされたバンドルの数、HW機能を利用するバンドルの総数、およびHW機能を利用可能なバンドルの最大数を管理する。情報処理装置1が複数のHW機能を備える場合は、各HW機能について、HW機能を利用するバンドルの総数、HW機能を利用可能なバンドルの最大数を管理する。
バンドル管理テーブル13は、バンドルの名称とHW機能利用の有無(可否)を関連付けて格納する。図2に、バンドル管理テーブル13で管理するテーブルの例を示す。同図に示す例では、情報処理装置1は2つのHW機能を備え、2つのバンドルがインストールされている。いずれのバンドルもHW(1)の機能を利用し、HW(2)の機能は利用しない。HW(1)の機能を利用するバンドルの数は2、HW(2)の機能を利用するバンドルの数は0である。なお、バンドルの名称の代わりにバンドルを一意に識別する識別子を用いてもよい。
共通IF14は、HW機能17を利用するためのインタフェースを提供する。バンドル2A,2B,2Cは、情報処理装置1専用に作成されたソフトウェアモジュールではなく、共通IFを備えた他の装置上でも動作するように作成されている。例えば、他の装置がHW機能17を備えていない場合は、共通IFがHW機能17の機能をソフトウェアにより処理することで、同じバンドル2A,2B,2Cを実行可能とする。
本実施の形態における共通IF14は、HW機能実行部141、SW機能実行部142、およびSW/HW機能切替部143を備える。HW機能実行部141は、HW機能17を利用して処理を行う。SW機能実行部142は、CPU16を利用してソフトウェアによりHW機能17と同等の機能を実行する。所定の処理をHW機能17で処理するか、CPU16で処理するかの選択は、HW機能17の利用が競合する場合あるいは競合が予想される場合に、バンドル2A,2B,2Cが共通IF14の提供する関数を呼び出すときにパラメータで指定する。本実施の形態では、HW機能実行部141とSW機能実行部142の関係性として、SW機能実行部142の提供する関数セットをHW機能実行部141の提供する関数セットのサブセットとする。
SW/HW機能切替部143は、HW機能チェック部15がHW機能17の異常を検知した場合、あるいはHW機能実行部141によりHW機能17を利用した際の返値にエラー値が返ってきた場合、SW機能実行部142に切り替えて処理を継続する。
HW機能チェック部15は、HW機能17の異常を検知する。
CPU16は、中央演算装置であり、ソフトウェアに従って処理を行う。
HW機能17は、特定の機能に特化したハードウェアであり、HW機能17を利用するためのドライバを介して共通IF14から命令を受け付けて処理を行って結果を返す。HW機能17による特定の機能としては、例えば、暗号化機能などがある。
次に、バンドルをバンドル管理テーブルに登録する処理の流れについて説明する。
図3は、バンドル管理部12がバンドルをバンドル管理テーブルに登録する処理の流れを示すフローチャートである。
バンドル管理部12は、ネットワーク等を介してバンドルを取得してインストールした後(ステップS101)、バンドル管理テーブル13を参照してHW機能を利用するバンドルの総数を取得する(ステップS102)。図2に示したバンドル管理テーブルの例では、HW(1)を利用するバンドルの総数は2であり、HW(2)を利用するバンドルの総数は0である。
そして、HW機能を利用するバンドルの総数と予め設定されたHW機能を利用可能なバンドルの最大数とを比較する(ステップS103)。複数のHW機能を有する場合は、HW機能それぞれについてHW機能を利用するバンドルの総数とHW機能を利用可能なバンドルの最大数を比較する。
HW機能を利用するバンドルの総数が予め設定されたバンドルの最大数に達している場合(ステップS103のYes)、インストールされたバンドルをHW機能を利用しないバンドルとし(ステップS104)、HW機能を利用するバンドルの総数が予め設定されたバンドルの最大数に達していない場合(ステップS103のNo)、インストールされたバンドルをHW機能を利用するバンドルとする(ステップS105)。
バンドル管理部12は、インストールされたバンドルの名称とHW機能の利用可否をバンドル管理テーブル13に登録する(ステップS106)。本実施の形態では、HW機能利用不可の場合は「0」、HW機能利用可の場合は「1」を登録し、HW機能を利用するバンドルの総数を更新する。
そして、バンドル管理部12は、インストールされたバンドルを起動し、起動したバンドルの内部変数にHW機能の利用可否を登録する(ステップS107)。
以上の処理により起動したバンドルは、HW機能17の機能を使用するとき、HW機能の利用可否が登録された内部変数をパラメータに設定して共通IF14の提供する関数を呼び出す。具体的には、HW機能17を利用する場合、つまり内部変数にHW機能利用可が登録されている場合は、関数の引数として指定する<bypass>パラメータ値を「0」とし、CPU16によるソフトウェアで処理する場合、つまり内部変数にHW機能利用不可が登録されている場合は、<bypass>パラメータ値を「1」とする。
なお、HW機能を利用可能なバンドルの最大数は、管理者が情報処理装置1の設定画面から手動で設定する方法や、情報処理装置1の出荷時に予め設定しておく方法がある。
バンドルをアンインストールする際には、バンドル管理テーブル13から該当する欄を削除し、HW機能を利用するバンドルの総数を更新する。このとき、削除したバンドルがHW機能を利用するものであり、他の動作中のバンドルにHW機能が利用不可が設定されたものがある場合、そのバンドルが再起動されると、図3のステップS102からの処理が行われ、HW機能を利用するバンドルの総数がHW機能を利用可能なバンドルの最大数に達していないときは、そのバンドルについてHW機能が利用可能として登録される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、バンドル管理テーブル13にバンドル2A,2B,2CそれぞれについてHW機能17の利用の有無を登録しておき、バンドル管理部12が新たなバンドルをバンドル管理テーブルに登録する際に、HW機能を利用するバンドルの総数とHW機能を利用可能なバンドルの最大数とを比較し、HW機能を利用するバンドルの総数がHW機能を利用可能なバンドルの最大数に達していない場合は、そのバンドルをHW機能利用可として登録し、達している場合は、そのバンドルをHW機能利用不可として登録することにより、多数のバンドルがHW機能17の利用を所望しても、HW機能17を利用できるバンドルの数を抑制し、HW機能17の利用の切り替えや競合によるオーバヘッドの増加を防ぐことが可能となる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、バンドル2A,2B,2C毎に予め設定された優先度に基づいてHW機能17の利用を切り替える。第2の実施の形態における情報処理装置の構成は、バンドル管理部12、バンドル管理テーブル13の代わりに優先度管理部、優先度管理テーブルを備える点で相違する以外は、第1の実施の形態とほぼ同様である。
図4に、優先度管理テーブルで管理するテーブルの例を示す。優先度管理テーブルは、各バンドルについて優先度(priority)と実行状態(execute)を格納している。本実施の形態では、普通の優先度を「0」、高い優先度を「1」とし、実行中を「1」、停止中を「0」とする。優先度はバンドルがインストールされたときに優先度管理テーブルに登録される。また、インストール後に、管理者が手動で優先度管理テーブルの優先度を設定してもよい。バンドルがアンインストールされた場合には、優先度管理テーブルから該当する欄を削除して更新する。なお、本実施の形態では優先度を「普通」、「高い」の2値としたが、3つ以上の優先度を用いてもよい。
実行状態は、バンドルの実行時に優先度管理部に対して実行を登録するとき、およびバンドルの停止時に優先度管理部に対して停止を登録するときに更新される。
次に、HW機能17の利用を切り替える処理の流れについて説明する。
図5は、バンドル間でHW機能17の利用を切り替える処理の流れを示すシーケンス図である。図5では、HW機能17を利用する優先度が普通のバンドルAが実行中に、優先度の高いバンドルBが実行を開始したときの処理の流れを示している。
優先度の高いHW機能17を利用するバンドルBが実行を開始すると(ステップS201)、優先度管理部に実行開始を登録する(ステップS202)。
優先度管理部は、バンドルBから実行開始の登録を受け付けると、優先度管理テーブルのバンドルBの実行状態を実行中に設定する(ステップS203)。
バンドルAがHW機能17を利用する関数を呼び出すとき(ステップS204)、優先度管理部にHW機能17が利用できるか否かを問い合わせる(ステップS205)。このとき、優先度の高いバンドルBが実行中であるので、優先度管理部は、その旨をバンドルAに通知する(ステップS206)。
バンドルAは、優先度管理部から優先度の高いバンドルBが実行中であることの通知を受けると、HW機能17を使わずに、CPU16によるSW処理を1単位分のデータについて行う(ステップS207)。具体的には、バンドルAは、<bypass>パラメータ値に「1」を設定して共通IF14の提供する関数を呼び出す。このとき、1単位分のデータについてSW処理を行うように関数を呼び出す。例えば暗号化処理を行う場合は1データブロック長を処理するようにパラメータを指定して関数を呼び出す。
バンドルBは実行が終了すると(ステップS208)、優先度管理部に実行終了を登録する(ステップS209)。
優先度管理部は、バンドルBから実行終了の登録を受け付けると、優先度管理テーブルのバンドルBの実行状態を停止中に設定する(ステップS210)。
そして、バンドルAは1単位分の処理が終わると、続く1単位分の処理を行う前に、優先度管理部にHW機能17が利用できるか否かを問い合わせる(ステップS211)。このとき、優先度の高いバンドルは停止中であるので、優先度管理部は、その旨をバンドルAに通知する(ステップS212)。
バンドルAは、優先度管理部から優先度の高いバンドルは停止中であることの通知を受けると、HW機能17を利用したHW処理を1単位分のデータについて行う(ステップS207)。具体的には、バンドルAは、<bypass>パラメータ値に「0」を設定して共通IF14の提供する関数を呼び出す。
このように、バンドルAは、HW機能17で処理できる最小単位分のデータを処理する毎に、優先度管理部にバンドルAより優先度の高いバンドルが実行中であるか否かを問い合わせ、優先度の高いバンドルが実行中である場合は、CPU16を用いたSW処理を行い、優先度の高いバンドルが停止中である場合は、HW機能17を用いたHW処理を行う。
図6に、バンドルA,Bによるデータ処理の様子を示す。図6に示す例では、バンドルBの優先度はバンドルAの優先度よりも高く、バンドルAの実行中にバンドルBが実行を開始、終了するときに、CPU16とHW機能17のどちらを用いて1単位毎のデータが処理されるのかを示している。図6中の四角の一つ一つがデータ1単位毎の処理を示しており、四角の中に斜線のある処理はHW機能17が実行し、白抜きの四角の処理はCPU16が実行する。
バンドルAのみが実行中は、HW機能17で処理され、バンドルBが実行を開始したときに、バンドルBのデータはHW機能17で処理され、バンドルAのデータはCPU16で処理される。その後、バンドルBが停止したときに、バンドルAのデータは再びHW機能17で処理される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、バンドル2A,2B,2C毎に予め設定された優先度を優先度管理テーブルで管理し、優先度が普通のバンドルがHW機能17を利用する場合は、1単位の実行毎により優先度の高いバンドルの実行状態を調べて、より優先度の高いバンドルが実行されている場合は、ソフトウェアによりHW機能17の特定の機能を処理することにより、HW機能17を利用するバンドルの競合を無くして、優先度が普通のバンドルがHW機能17を占有することによる装置全体の性能低下を防ぐことができる。
1…情報処理装置
11…ソフトウェアプラットフォーム
12…バンドル管理部
13…バンドル管理テーブル
14…共通IF
141…HW機能実行部
142…SW機能実行部
143…SW/HW機能切替部
15…HW機能チェック部
16…CPU
17…HW機能
2A,2B,2C…バンドル

Claims (3)

  1. ソフトウェアプラットフォーム上で動作する複数のソフトウェアモジュールそれぞれについてハードウェア機能の利用可否を決定する情報処理装置であって、
    特定の機能に特化した処理を行うハードウェア機能手段と、
    前記ハードウェア機能手段による特定の機能をソフトウェアで処理するソフトウェア機能手段と、
    前記ハードウェア機能手段および前記ソフトウェア機能手段を利用するためのインタフェースを前記ソフトウェアモジュールに対して提供する共通インタフェースと、
    前記複数のソフトウェアモジュール毎に、前記ハードウェア機能手段の利用の可否を登録したソフトウェアモジュール管理テーブルと、
    新たなソフトウェアモジュールを前記ソフトウェアプラットフォームにインストールする際、前記ハードウェア機能手段の利用の競合が予想される場合に、前記新たなソフトウェアモジュールの前記ハードウェア機能手段の利用の可否を決定して前記ソフトウェアモジュール管理テーブルに登録するソフトウェアモジュール管理手段と、
    前記ソフトウェアモジュールを起動する際、前記ソフトウェアモジュール管理テーブルに登録された情報に基づき、前記ハードウェア機能手段の利用の可否を前記ソフトウェアモジュールに設定する設定手段と、を有し、
    前記ソフトウェアモジュールは、設定された前記ハードウェア機能手段の利用の可否に応じて前記共通インタフェースを呼び出すことを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記ソフトウェアモジュール管理手段は、前記ソフトウェアモジュール管理テーブルに登録された前記ハードウェア機能手段を利用可の前記ソフトウェアモジュールの総数と予め定めた最大数とを比較し、前記総数が前記最大数に達していない場合は、前記新たなソフトウェアモジュールを前記ハードウェア機能手段を利用可のソフトウェアモジュールとして前記ソフトウェアモジュール管理テーブルに登録し、前記総数が前記最大数に達している場合は、前記新たなソフトウェアモジュールを前記ハードウェア機能手段を利用不可のソフトウェアモジュールとして前記ソフトウェアモジュール管理テーブルに登録することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載の情報処理装置の前記ハードウェア機能手段以外の各部としてコンピュータを動作させることを特徴とする情報処理プログラム。
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