JP5913041B2 - 秘密情報隠蔽装置、秘密情報復元装置、秘密情報隠蔽プログラムおよび秘密情報復元プログラム - Google Patents
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Description
秘密データm=参照データI1
カバーデータc=参照データI2
ステゴ鍵ks={F1,F2,a}
ステゴオブジェクトs=モーフィングデータI0
出力されるステゴオブジェクトsをモーフィングデータI0とし、このモーフィングデータI0を求めるために必要とされるデータを、秘密データm=I1、カバーデータc=I2、ステゴ鍵ks={F1,F2,a}とすると、
入力:m=I1,c=I2,ks={F1,F2,a}
出力:s=I0
となり、以下の3つのステップによって、秘密データの隠蔽が行われたモーフィングデータを求めることができる。
出力される秘密データmを参照データI1とし、この参照データI1を求めるために必要とされるデータを、ステゴオブジェクトs=モーフィングデータI0、カバーデータc=I2、ステゴ鍵ks={F1,F2,a}とすると、
入力:s=I0,c=I2,ks={F1,F2,a}
出力:m=I1
となり、以下の4つのステップによって、モーフィングデータI0から秘密データm(参照データI1)を抽出(復元、再現)することが可能となる。
カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、異なる種類の秘密要素を同じ形式で数値化したν個(ν>n)の秘密データm1〜mνと、スケーリングファクターAとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置であって、
秘密データmとして秘密データ{m1,m2,・・・,mν}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とスケーリングファクターAと秘密データの個数νとを設定し、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定し、sにI0 0の値を設定して、変数p,qおよびsの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合には、該当するj1及びj2に基づいて、
その後に、q<νを満たすか否かを判断し、
q<νを満たす場合に、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断する処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行することにより、
ν個の秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成するステゴオブジェクト生成手段とを有することを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、異なる種類の秘密要素を同じ形式で数値化したν個(ν>n)の秘密データm1〜mνと、スケーリングファクターAとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する方法を実現するための秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであって、
秘密データmとして秘密データ{m1,m2,・・・,mν}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とスケーリングファクターAと秘密データの個数νとを設定し、
前記秘密情報隠蔽装置の計算手段に、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定し、sにI0 0の値を設定して、変数p,qおよびsの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合には、該当するj1及びj2に基づいて、
その後に、q<νを満たすか否かを判断させ、
q<νを満たす場合に、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させる処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行させることにより、
ν個の秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成させるステゴオブジェクト生成機能とを実現させる秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであることを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個(ν>n)の秘密データm1〜mνと、スケーリングファクターAとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置であって、
カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とスケーリングファクターAと秘密データの個数νとを設定し、抽出される秘密データmを秘密データ{m1,m2,・・・,mν}として、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定して、変数p及びqの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加して、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合に、該当するj1及びj2に基づいて
その後に、q<νを満たすか否かを判断し、
q<νを満たす場合には、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断する処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行し、
q<νを満たさない場合には、
ステゴオブジェクトsに隠蔽されたν個の秘密データmを抽出する秘密データ再現手段とを有することを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個(ν>n)の秘密データm1〜mνと、スケーリングファクターAとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する方法を実現するための秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであって、
カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とスケーリングファクターAと秘密データの個数νとを設定し、抽出される秘密データmを秘密データ{m1,m2,・・・,mν}として、
前記秘密情報復元装置の計算手段に、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定して、変数p及びqの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合に、該当するj1及びj2に基づいて
その後に、q<νを満たすか否かを判断させ、
q<νを満たす場合には、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させる処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行させ、
q<νを満たさない場合には、
ステゴオブジェクトsに隠蔽されたν個の秘密データmを抽出させる秘密データ再現機能とを実現させる秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであることを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、数値で表現されているn個のデータm1〜mnとに基づいて、モーフィングデータI0と、モーフィングデータI0の特徴ベクトルF0と、スケーリングファクターAとを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置であって、
秘密データmとして数値で表現されているデータ{m1,m2,・・・,mn}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}を設定し、生成するステゴオブジェクトsをモーフィングデータI0とし、モーフィングデータI0の特徴ベクトルをF0とし、スケーリングファクターをAとして、
ai=mi×A (iに1からnまでの値を順次代入する)
に従って、各参照データIi(i=1,2,・・・,n)の貢献度ai(i=1,2,・・・,n)を秘密データmi(i=1,2,・・・,n)に基づいて決定する貢献度算出手段と、
参照データに対して数値で表現されているデータを隠蔽したモーフィングデータを生成するモーフィングデータ生成手段とを有することを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、数値で表現されているn個のデータm1〜mnとに基づいて、モーフィングデータI0と、モーフィングデータI0の特徴ベクトルF0と、スケーリングファクターAとを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する方法を実現するための秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであって、
秘密データmとして数値で表現されているデータ{m1,m2,・・・,mn}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}を設定し、生成するステゴオブジェクトsをモーフィングデータI0とし、モーフィングデータI0の特徴ベクトルをF0とし、スケーリングファクターをAとして、
前記秘密情報隠蔽装置の計算手段に、
ai=mi×A (iに1からnまでの値を順次代入する)
に従って、各参照データIi(i=1,2,・・・,n)の貢献度ai(i=1,2,・・・,n)を秘密データmi(i=1,2,・・・,n)に基づいて決定させる貢献度算出機能と、
参照データに対して数値で表現されているデータを隠蔽したモーフィングデータを生成させるモーフィングデータ生成機能とを実現させる秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであることを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、数値で表現されているn個のデータm1〜mnとに基づいて、モーフィングデータI0と、モーフィングデータI0の特徴ベクトルF0と、スケーリングファクターAとを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置であって、
ステゴオブジェクトsとしてモーフィングデータI0を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}を設定し、抽出される秘密データmを数値で表現されているn個のデータ{m1,m2,・・・mn}とし、モーフィングデータI0の特徴ベクトルをF0とし、スケーリングファクターをAとして、
求められた該貢献度aj(j=1,2,・・・,n)に基づいて、
参照データに隠蔽された秘密データを、モーフィングデータから抽出する秘密データ再現手段とを有することを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、数値で表現されているn個のデータm1〜mnとに基づいて、モーフィングデータI0と、モーフィングデータI0の特徴ベクトルF0と、スケーリングファクターAとを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する方法を実現するための秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであって、
ステゴオブジェクトsとしてモーフィングデータI0を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}を設定し、抽出される秘密データmを数値で表現されているn個のデータ{m1,m2,・・・mn}とし、モーフィングデータI0の特徴ベクトルをF0とし、スケーリングファクターをAとして、
前記秘密情報復元装置の計算手段に
求められた該貢献度aj(j=1,2,・・・,n)に基づいて、
参照データに隠蔽された秘密データを、モーフィングデータから抽出させる秘密データ再現機能とを実現させるための秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであることを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個(n≧3)の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anとに基づいて、モーフィングデータI0を生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置であって、
秘密データmとして参照データI1を設定し、カバーデータcとして参照データ{I2,I3,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、生成するステゴオブジェクトsを、モーフィングデータI0として、
複数(3個以上)の参照データに対して秘密データを隠蔽するI0生成手段とを有することを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個(n≧3)の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anとに基づいて、モーフィングデータI0を生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する方法を実現するための秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであって、
秘密データmとして参照データI1を設定し、カバーデータcとして参照データ{I2,I3,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、生成するステゴオブジェクトsを、モーフィングデータI0として、
前記秘密情報隠蔽装置の計算手段に
複数(3個以上)の参照データに対して秘密データを隠蔽させるI0生成機能とを実現させるための秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであることを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個(n≧3)の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anとに基づいて、モーフィングデータI0を生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置であって、
ステゴオブジェクトsとして、モーフィングデータI0を設定し、カバーデータcとして参照データ{I2,I3,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、抽出される秘密データmを参照データI1として、
複数の参照データに対して隠蔽された秘密データを抽出する秘密データ再現手段とを有することを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個(n≧3)の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anとに基づいて、モーフィングデータI0を生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する方法を実現するための秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであって、
ステゴオブジェクトsとして、モーフィングデータI0を設定し、カバーデータcとして参照データ{I2,I3,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、抽出される秘密データmを参照データI1として、
前記秘密情報復元装置の計算手段に、
複数の参照データに対して隠蔽された秘密データを抽出させる秘密データ再現機能とを実現させるための秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであることを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置であって、
秘密データmとして秘密データ{m1,m2,・・・,mν}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定し、sにI0 0の値を設定して、変数p,qおよびsの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合には、該当するj1及びj2に基づいて、
sp=MSB(I0 0p)+mq
を用いてステゴオブジェクトspを求めて、pの値を1だけ増加し、さらにqの値を1だけ増加して、
その後に、q<νを満たすか否かを判断し、
q<νを満たす場合に、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断する処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行することにより、
ν個の秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成するステゴオブジェクト生成手段とを有することを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する方法を実現するための秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであって、
秘密データmとして秘密データ{m1,m2,・・・,mν}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、
前記秘密情報隠蔽装置の計算手段に、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定し、sにI0 0の値を設定して、変数p,qおよびsの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合には、該当するj1及びj2に基づいて、
sp=MSB(I0 0p)+mq
を用いてステゴオブジェクトspを求めて、pの値を1だけ増加させ、さらにqの値を1だけ増加させ、
その後に、q<νを満たすか否かを判断させ、
q<νを満たす場合に、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させる処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行させることにより、
ν個の秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成させるステゴオブジェクト生成機能とを実現させるための秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであることを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個(ν>n)の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置であって、
カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、抽出される秘密データmを秘密データ{m1,m2,・・・,mν}として、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定して、変数p及びqの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加して、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合に、該当するj1及びj2に基づいて
mq=sp−MSB(sp)
を用いて、秘密データmqを求め、pの値を1だけ増加し、さらに、qの値を1だけ増加して、
その後に、q<νを満たすか否かを判断し、
q<νを満たす場合には、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断する処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行することにより、
ステゴオブジェクトに隠蔽されたν個の秘密データを抽出する秘密データ再現手段と を有することを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個(ν>n)の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する方法を実現するための秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであって、
カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、抽出される秘密データmを秘密データ{m1,m2,・・・,mν}として、
前記秘密情報復元装置の計算手段に、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定して、変数p及びqの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合に、該当するj1及びj2に基づいて
mq=sp−MSB(sp)
を用いて、秘密データmqを求めさせ、pの値を1だけ増加させ、さらに、qの値を1だけ増加させて、
その後に、q<νを満たすか否かを判断させ、
q<νを満たす場合には、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させる処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行させることにより、
ステゴオブジェクトに隠蔽されたν個の秘密データを抽出させる秘密データ再現機能とを実現させるための秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであることを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置であって、
秘密データmとして秘密データ{m1,m2,・・・,mν}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定し、sにI0 0の値を設定して、変数p,qおよびsの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加して、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合には、該当するj1及びj2に基づいて、
その後に、q<νを満たすか否かを判断し、
q<νを満たす場合に、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断する処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行することにより、
ν個の秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成するステゴオブジェクト生成手段とを有することを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する方法を実現するための秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであって、
秘密データmとして秘密データ{m1,m2,・・・,mν}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、
前記秘密情報隠蔽装置の計算手段に、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定し、sにI0 0の値を設定して、変数p,qおよびsの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合には、該当するj1及びj2に基づいて、
その後に、q<νを満たすか否かを判断させ、
q<νを満たす場合に、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させる処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行させることにより、
ν個の秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成させるステゴオブジェクト生成機能とを実現させるための秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであることを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個(ν>n)の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置であって、
カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、抽出される秘密データmを秘密データ{m1,m2,・・・,mν}として、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定して、変数p及びqの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加して、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合に、該当するj1及びj2に基づいて
その後に、q<νを満たすか否かを判断し、
q<νを満たす場合には、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断する処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行することにより、
ステゴオブジェクトに隠蔽されたν個の秘密データを抽出する秘密データ再現手段と を有することを特徴とする。
カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個(ν>n)の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する方法を実現するための秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであって、
カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、抽出される秘密データmを秘密データ{m1,m2,・・・,mν}として、
前記秘密情報復元装置の計算手段に、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定して、変数p及びqの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合に、該当するj1及びj2に基づいて
その後に、q<νを満たすか否かを判断させ、
q<νを満たす場合には、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させる処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行させることにより、
ステゴオブジェクトに隠蔽されたν個の秘密データを抽出させる秘密データ再現機能とを実現させるための秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであることを特徴とする。
まず、実施の形態1として、計算部15が、複数の参照データに対して複数の秘密データを隠蔽したステゴオブジェクトを生成し、また、このようにして生成されたステゴオブジェクトから秘密データを抽出する処理について説明を行う。
秘密データm=I1、カバーデータc={I2,I3,・・・,In}、ステゴ鍵ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}、ステゴオブジェクトs=I0
a1+a2+・・・+an=1
を満たす必要がある。従って、n個の貢献度a1〜anの中で、n−1個の貢献度を設定すればよい。このようにして定義された、m,c,ksを入力されたデータとして、計算部15は、ステゴオブジェクトsを出力する処理を行う。
入力:m=I1,c={I2,I3,・・・,In},ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}
出力:s=I0
・STEP1(図4(a)に示すステップS.1)
計算部15が、次式に基づいてモーフィングデータI0の特徴ベクトルF0を求める。
計算部15が次式に基づいて、秘密データと参照データとを変形して、データIw j(j=1,2,・・・,n)を求める。
計算部15が、次式に基づいてモーフィングデータ(ステゴオブジェクト)I0を求める。
ステゴオブジェクトs=I0、カバーデータc={I2,I3,・・・,In}、ステゴ鍵ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}、秘密データm=I1
このようにして定義された、s,c,ksを入力されたデータとして、計算部15は、秘密データmを抽出する処理を行う。
入力:s=I0,c={I2,I3,・・・,In},ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}
出力:m=I1
・STEP1(図4(b)に示すステップS.11)
計算部15は、次式に基づいて、モーフィングデータI0の特徴ベクトルF0を求める。
計算部15は、次式に基づいて各参照データIj(j=2,3,・・・,n)の変形されたデータIw j(j=2,3,・・・,n)を求める。
計算部15は、変形されたデータIw j(j=2,3,・・・,n)を用いて、次式に従って、秘密データI1の変形Iw 1を求める。
計算部15は、次式に基づいて秘密データを再現する。
次に、実施の形態2として、秘密データとしてモーフィングできないデータを用いる場合において、複数の参照データに秘密データを隠蔽し、また抽出する処理について説明を行う。
秘密データm={m1,m2,・・・,mn}、カバーデータc={I1,I2,・・・,In}、ステゴ鍵ks={F1,F2,・・・,Fn}、ステゴオブジェクトs={I0,F0,A}
ここで、m1〜mnは、モーフィングできないデータからなる秘密データ、I1〜Inは参照データ、F1〜Fnは参照データI1〜Inのそれぞれに対応する特徴ベクトル、I0とF0とは、参照データから得られるモーフィングデータと、このモーフィングデータの特徴ベクトルを示している。
入力:m={m1,m2,・・・,mn},c={I1,I2,・・・,In},ks={F1,F2,・・・,Fn}
出力:s={I0,F0,A}
計算部15が、次式に基づいてスケーリングファクターAを求める。
計算部15が次式に従って、各参照データIi(i=1,2,・・・,n)の貢献度ai(i=1,2,・・・,n)を、秘密データmi(i1=1,2,・・・,n)に基づいて決定する。
ai=mi×A (iに1からnまでの値を順次代入する)
この処理において計算部15は、図6に示す貢献度算出部42として機能する。
計算部15が次式に基づいて、モーフィングデータI0の特徴ベクトルF0を求める。
計算部15が次式に基づいて、各参照データIj(j=1,2,・・・,n)の変形されたデータIw j(j=1,2,・・・,n)を求める。
計算部15が、次式に基づいてモーフィングデータ(ステゴオブジェクト)I0を求める。
ステゴオブジェクトs={I0,F0,A}、カバーデータc={I1,I2,・・・,In}、ステゴ鍵ks={F1,F2,・・・,Fn}、秘密データm={m1,m2,・・・,mn}
このようにして定義された、s,c,ksを入力されたデータとして、計算部15は、秘密データmを抽出する処理を行う。
入力:s={I0,F0,A},c={I1,I2,・・・,In},ks={F1,F2,・・・,Fn}
出力:m={m1,m2,・・・,mn}
計算部15が次式に基づいて、各参照データの変形されたデータを求める。
計算部15は、次の2つの式に基づいて連立方程式の解を求めて、貢献度aj(j=1,2,・・・,n)を求める。
計算部15は、求められた貢献度aj(j=1,2,・・・,n)に基づいて、次式を用いて、秘密データを抽出する。
[文献A]J. Smith and B. Comiskey,"Modulation and information hiding in images," Proc. First International Workshop on Information Hiding; Lecture Notes in Computer Science, Springer, Vol. 1174, pp. 207-227, 1996.
に提案されたspread spectrum steganography(以下、SSS法という)によく似ている。
[文献B]J. F. Cardoso,"Blind signal separation: statistical principles," Proceedings of the IEEE, Special Issue on Blind Identification and Estimation, Vol. 9, No. 10, pp. 2009-2025, 1998.
次に、実施の形態3として、参照データの要素数(Nd)の範囲内で、秘密データの数(個数、データ数)が比較的多い場合に、モーフィングに基づくステガノグラフィーを用いて、参照データに秘密データを隠蔽し、また抽出する処理について説明を行う。
2)モーフィングに基づくステガノグラフィーでは、全ての参照データをモーフィングによりデータ変形させる必要があるので、秘密データを隠蔽(埋め込み)する場合であっても、抽出する場合であっても、膨大な計算量が必要とされ、計算コストが高くなる可能性がある。
a1,+a2+・・・+an=1
を満足させることになる。
(Iw j1,p−Iw j2,p)=Δp(j1,j2)=0となる場合には、秘密データxを隠蔽しても、後で隠蔽した秘密データを抽出(復元、再現)することができない。
秘密データm={m1,m2,・・・,mν}、カバーデータc={I1,I2,・・・,In}、ステゴ鍵ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an;A;ν}、ステゴオブジェクトs
このようにして定義された、m,c,ksを入力されたデータとして、計算部15は、ステゴオブジェクトsを出力する処理を行う。
入力:m={m1,m2,・・・,mν},c={I1,I2,・・・,In},ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an;A;ν}
出力:s
まず、計算部15が、
次に、計算部15が、
計算部15が、秘密データを隠蔽する前のモーフィングデータI0 0を、
計算部15が、秘密データを、次の式でスケーリングする。
次に、計算部15が、p=1,q=1,s=I0 0の値を設定し、データの初期化を行う。
計算部15は、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を行う(図10に示すステップS.46)
Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在しない場合(ステップS.46においてNoの場合)、計算部15は、pの値を1だけ増加させ(p=p+1:ステップS.48)、処理をSTEP6(図10に示すステップS.46)へ移行する。
計算部15は、pの値を1だけ増加させ(p=p+1)、さらに、qの値を1だけ増加させる(q=q+1)(ステップS.49)。そして計算部15は、q<νを満たすか否かを判断し(ステップS.50)、q<νを満たす場合(ステップS.50においてYesの場合)には、処理をSTEP6(図10に示すステップS.46)へと移行する。一方で、q<νを満たさない場合(ステップS.50においてNoの場合)、計算部15は、最終的に処理を終了する。
sp=I0 0p+xqΔp (21')
と示すことができる。この場合、Δpは、(Iw j1,p−Iw j2,p)には限定されず、一般的に、参照データ、参照データの変形、実質的カバーデータI0 0の関数として定義することができる。このため、Δp=(Iw j1,p−Iw j2,p)は一例にすぎない。
ステゴオブジェクトs、カバーデータc={I1,I2,・・・,In}、ステゴ鍵ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an;A;ν}、秘密データm={m1,m2,・・・,mν}
このようにして定義された、s,c,ksを入力されたデータとして、計算部15は、秘密データmを抽出する処理を行う。
入力:s,c={I1,I2,・・・,In},ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an;A;ν}
出力:m={m1,m2,・・・,mν}
計算部15は、次式を用いて、モーフィングデータI0の特徴ベクトルF0を求める。但し、貢献度a1,a2,・・・anは事前に正規化されているものとする。
計算部15は、次式を用いて、各参照データの変形を求める。
計算部15は、次式を用いて、秘密データを隠蔽する前のモーフィングデータI0 0を求める。
次に、計算部15が、p=1,q=1の値を設定し、データの初期化を行う。
Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を行う(図12に示すステップS.65)。Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在する場合(ステップS.65においてYesの場合)、計算部15は、予め定めたルールに基づいて、該当するj1とj2とを選び、スケーリングされた秘密データを次式(22)で求めてから(ステップS.66)、処理を次述するSTEP7(ステップS.68)へ移行する。
Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在しない場合(ステップS.65においてNoの場合)、計算部15は、pの値を1だけ増加させ(p=p+1:ステップS.67)、処理をSTEP5(図12に示すステップS.65)へ移行する。
計算部15は、pの値を1だけ増加させ(p=p+1)、さらに、qの値を1だけ増加させる(q=q+1)(ステップS.68)。そして計算部15は、q<νを満たすか否かを判断し(図12に示すステップS.69)、q<νを満たす場合(図12に示すステップS.69においてYesの場合)には、処理をSTEP5(図12に示すステップS.65)へと移行する。一方で、q<νを満たさない場合(図12に示すステップS.69においてNoの場合)には、次述するSTEP8(図12に示すステップS.70)へ処理を移行する。
計算部15は、次式(23)で秘密データの抽出を行い処理を終了する。
実施の形態3において示した式(21)
sp=I0 0p+mqΔp (24)
と示すことが可能となる。
sp=MSB(I0 0p)+x (25)
秘密データm={m1,m2,・・・,mν}、カバーデータc={I1,I2,・・・,In}、ステゴ鍵ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}、ステゴオブジェクトs={s1,s2,・・・,sν}
ここで、m1〜mνは秘密データ、I1〜Inは参照データ、F1〜Fnは参照データI1〜Inのそれぞれに対応する特徴ベクトル、a1〜anはそれぞれの参照データにおける貢献度である。また、s1〜sνはステゴオブジェクトであって、参照データから得られるモーフィングデータI0 0に基づいて求められる。
入力:m={m1,m2,・・・,mν},c={I1,I2,・・・,In},ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}
出力:s={s1,s2,・・・,sν}
まず、計算部15が、
次に、計算部15が、
計算部15が、秘密データを隠蔽する前のモーフィングデータI0 0を求める。
次に、計算部15が、p=1の値を設定し、データの初期化を行う。
そして、計算部15は、
sp=MSB(I0 0p)+mp (26)
に基づいて、ステゴオブジェクトsを求める
その後、計算部15は、pの値を1だけ増加させ(p=p+1:ステップS.86)、pがνより小さいか否か(p<ν)の判断を行う(ステップS.87)。p<νを満たす場合(ステップS.87においてYesの場合)には、処理をSTEP5(図14に示すステップS.85)へと移行する。一方で、p<νを満たさない場合(ステップS.87においてNoの場合)、計算部15は、最終的に処理を終了する。
ステゴオブジェクトs={s1,s2,・・・,sν}、秘密データm={m1,m2,・・・,mν}
計算部15は、ステゴオブジェクトsを入力されたデータとし、このステゴオブジェクトsから、秘密データmを抽出する処理を行う。
入力:s={s1,s2,・・・,sν}
出力:m={m1,m2,・・・,mν}
まず、計算部15は、p=1の値を設定し、データの初期化を行う。
計算部15は、秘密データmpを、次式(27)で求めてから(ステップS.92)、処理を次述するSTEP3(ステップS.93)へ移行する。
mp=sp−MSB(sp) (27)
計算部15は、pの値を1だけ増加させる(p=p+1:ステップS.93)。そして、計算部15は、p<νを満たすか否かを判断し(図16に示すステップS.94)、p<νを満たす場合(図16に示すステップS.94においてYesの場合)には、処理をSTEP2(図16に示すステップS.92)へと移行する。一方で、p<νを満たさない場合(図16に示すステップS.94においてNoの場合)には、処理を終了する。このような処理を行うことによって、複数の秘密データをステゴオブジェクトから抽出することが可能になる。
次に、実施の形態5について説明する。上述した実施の形態4では、モーフィングデータの最下位bビットに秘密データを隠蔽することを特徴としているため、秘密データの抽出を行うためにカバーデータやステゴ鍵を必要としない。このため、ステゴオブジェクトがあれば、誰でも秘密データを抽出することができ、さらに、データが改ざんされた場合であっても、ステゴオブジェクトを取得した側で改ざんを確認することができないという問題があった。
sp=MSB(I0 0p)+x (25)
を利用して、秘密データxを、I0 0pの最下位bビットに埋め込む(隠蔽する)ことを特徴としている。Δpの値が所定の値をとらない場合には、モーフィングデータ(実質的なカバーデータ)I0 0pの値をそのまま使うか、所定の「確認情報」を埋め込むことが可能である。
秘密データm={m1,m2,・・・,mν}、カバーデータc={I1,I2,・・・,In}、ステゴ鍵ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}、ステゴオブジェクトs
ここで、m1〜mνは秘密データ、I1〜Inは参照データ、F1〜Fnは参照データI1〜Inのそれぞれに対応する特徴ベクトル、a1〜anはそれぞれの参照データにおける貢献度である。また、sはステゴオブジェクトであって、参照データから得られるモーフィングデータI0に基づいて求められる。
入力:m={m1,m2,・・・,mν},c={I1,I2,・・・,In},ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}
出力:s
まず、計算部15が、
次に、計算部15が、
計算部15が、秘密データを隠蔽する前のモーフィングデータI0 0を、
次に、計算部15が、p=1,q=1,s=I0 0の値を設定し、データの初期化を行う。
計算部15は、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を行う(図18に示すステップS.115)。
Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在する場合(ステップS.115においてYesの場合)、計算部15は、予め定めたルールで、j1とj2とを選び、ステゴオブジェクトsを
sp=MSB(I0 0p)+mq 式(26)
に基づいて求めて(ステップS.116)、処理を後述するSTEP7(ステップS.118)へ移行する。ここで、spは、sのp番目の要素を示しており、mqはmのq番目の要素を示している。但し、qは、q≦νである。
Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在しない場合(ステップS.115においてNoの場合)、計算部15は、pの値を1だけ増加させ(p=p+1:ステップS.117)、処理をSTEP5(図18に示すステップS.115)へ移行する。
計算部15は、pの値を1だけ増加させ(p=p+1)、さらに、qの値を1だけ増加させる(q=q+1)(ステップS.118)。そして計算部15は、q<νを満たすか否かを判断し(ステップS.119)、q<νを満たす場合(ステップS.119においてYesの場合)には、処理をSTEP5(図18に示すステップS.115)へと移行する。一方で、q<νを満たさない場合(ステップS.119においてNoの場合)、計算部15は、最終的に処理を終了する。
ステゴオブジェクトs、カバーデータc={I1,I2,・・・,In}、ステゴ鍵ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}、秘密データm={m1,m2,・・・,mν}
このようにして定義された、s,c,ksを入力されたデータとして、計算部15は、ステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出する処理を行う。
入力:s,c={I1,I2,・・・,In},ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}
出力:m={m1,m2,・・・,mν}
計算部15は、次式を用いて、モーフィングデータI0の特徴ベクトルF0を求める。但し、貢献度a1,a2,・・・anは事前に正規化されているものとする。
計算部15は、次式を用いて、各参照データの変形を求める。
次に、計算部15が、p=1,q=1の値を設定し、データの初期化を行う。
計算部15は、Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を行う(図20に示すステップS.124)。Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在する場合(ステップS.124においてYesの場合)、計算部15は、予め定めたルールに基づいて、該当するj1とj2とを選び、スケーリングされた秘密データを、
mq=sp−MSB(sp) (27)
の式で求めてから(ステップS.125)、処理を後述するSTEP6(ステップS.127)へ移行する。ここで、spは、sのp番目の要素を示しており、mqはmのq番目の要素を示している。但し、qは、q≦νである。
Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在しない場合(ステップS.124においてNoの場合)、計算部15は、pの値を1だけ増加させ(p=p+1:ステップS.126)、処理をSTEP4(図20に示すステップS.124)へ移行する。
計算部15は、pの値を1だけ増加させ(p=p+1)、さらに、qの値を1だけ増加させる(q=q+1)(ステップS.127)。そして計算部15は、q<νを満たすか否かを判断し(図20に示すステップS.128)、q<νを満たす場合(図20に示すステップS.128においてYesの場合)には、処理をSTEP4(図20に示すステップS.124)へと移行する。一方で、q<νを満たさない場合(図20に示すステップS.128においてNoの場合)には、処理を終了する。
次に、実施の形態6について説明する。実施の形態6は、実施の形態5で説明した方法をさらに改良したものである。具体的には、秘密データxを、モーフィングデータの最下位ビットに埋め込む際に、直接に埋め込むのではなく、参照データやモーフィングデータ等などに関連する数値yと秘密データxとでビット単位のXOR(排他的論理和)演算を行ってから埋め込みを行うことを特徴とする。即ち、
sp=MSB(I0 0p)+x (25)を、
1)y=LSB(I0 0p) ・・・I0 0pの最下位bビットをyとする。
2)y=LSB(Iw 1,p−Iw 2,p)
・・・Iw 1,p−Iw 2,pの最下位bビットをyとする。
3)y=LSB(Iw j,p) ・・・Iw j,pの最下位bビットをyとする。
つまり、yとして、I0 0,Iw npあるいは、(Iw j1,p−Iw j2,p)のいずれかであって、bビットの数値からなるデータを設定することができる。また、bビットの数値からなるデータであれば、必ずしも最下位bビットには限定されないが、実施の形態6では、一例として、最下位bビットのデータを用いて説明を行う。
秘密データm={m1,m2,・・・,mν}、カバーデータc={I1,I2,・・・,In}、ステゴ鍵ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}、ステゴオブジェクトs
ここで、m1〜mνは秘密データ、I1〜Inは参照データ、F1〜Fnは参照データI1〜Inのそれぞれに対応する特徴ベクトル、a1〜anはそれぞれの参照データにおける貢献度である。また、sはステゴオブジェクトであって、参照データから得られるモーフィングデータI0 0に基づいて求められる。
入力:m={m1,m2,・・・,mν},c={I1,I2,・・・,In},ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}
出力:s
まず、計算部15が、
次に、計算部15が、
計算部15が、秘密データを隠蔽する前のモーフィングデータI0 0を、
次に、計算部15が、p=1,q=1,s=I0 0の値を設定し、データの初期化を行う。
計算部15は、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を行う(図21に示すステップS.135)
Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在する場合(ステップS.135においてYesの場合)、計算部15は、予め定めたルールで、j1とj2とを選び、ステゴオブジェクトspを
Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在しない場合(ステップS.135においてNoの場合)、計算部15は、pの値を1だけ増加させ(p=p+1:ステップS.137)、処理をSTEP5(図21に示すステップS.135)へ移行する。
計算部15は、pの値を1だけ増加させ(p=p+1)、さらに、qの値を1だけ増加させる(q=q+1)(ステップS.138)。そして計算部15は、q<νを満たすか否かを判断し(ステップS.139)、q<νを満たす場合(ステップS.139においてYesの場合)には、処理をSTEP5(図21に示すステップS.135)へと移行する。一方で、q<νを満たさない場合(ステップS.139においてNoの場合)、計算部15は、最終的に処理を終了する。
ステゴオブジェクトs、カバーデータc={I1,I2,・・・,In}、ステゴ鍵ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}、秘密データm={m1,m2,・・・,mν}
このようにして定義された、s,c,ksを入力されたデータとして、計算部15は、秘密データmを抽出する処理を行う。
入力:s,c={I1,I2,・・・,In},ks={F1,F2,・・・,Fn;a1,a2,・・・,an}
出力:m={m1,m2,・・・,mν}
計算部15は、次式を用いて、モーフィングデータI0の特徴ベクトルF0を求める。但し、貢献度a1,a2,・・・anは事前に正規化されているものとする。
計算部15は、次式を用いて、各参照データの変形を求める。
次に、計算部15が、p=1,q=1の値を設定し、データの初期化を行う。
計算部15は、Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を行う(図22に示すステップS.144)。Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在する場合(ステップS.144においてYesの場合)、計算部15は、予め定めたルールに基づいて、該当するj1とj2とを選び、スケーリングされた秘密データを、
Δp(j1,j2)≠0となるj1とj2とが存在しない場合(ステップS.144においてNoの場合)、計算部15は、pの値を1だけ増加させ(p=p+1:ステップS.146)、処理をSTEP4(図22に示すステップS.144)へ移行する。
計算部15は、pの値を1だけ増加させ(p=p+1)、さらに、qの値を1だけ増加させる(q=q+1)(ステップS.147)。そして計算部15は、q<νを満たすか否かを判断し(図22に示すステップS.148)、q<νを満たす場合(図22に示すステップS.148においてYesの場合)には、処理をSTEP4(図22に示すステップS.144)へと移行する。一方で、q<νを満たさない場合(図22に示すステップS.148においてNoの場合)には、処理を終了する。
Step1:参照データ集合のメンバ数をNとする。n(1<n<N)個の相違なる整数の乱数i1,i2,…,inを生成し、それらをインデックスとして、参照データ集合からn個の参照データを取得する。
Step2:それぞれの参照データの特徴ベクトルF1,F2,…,Fnを定義する。
Step3:n個の正(>0)の乱数r1,r2,…,rnを生成して、
Step5:ステゴオブジェクトの指定場所(事前に指定されたステゴ鍵が埋め込まれた場所であって、秘密データが埋め込まれていない場所)に、従来のステガノグラフィー技術を用いて、インデックス情報i1,i2,…,inと特徴ベクトルF1,F2,…,FnとIj番目の参照データの貢献度a1,a2,…,anとを埋め込む。つまり、ステゴ鍵を、ステゴオブジェクトに隠蔽する。
Step6:秘密データとステゴ鍵とが隠蔽されたステゴオブジェクトを、オープンなネットワークを介して受信側に送信する。
受信側では、オープンなネットワークを介してステゴオブジェクトを取得する。そして、受信側では、以下のようにして、秘密データを復元する。
Step1:ステゴオブジェクトの指定場所(事前に受信者に指定されたステゴ鍵が埋め込まれる場所)から、インデックス情報i1,i2,…,inと特徴ベクトルF1,F2,…,Fnと貢献度a1,a2,…,anとを抽出する。
Step2: インデックス情報i1,i2,…,inに基づいて、参照データ集合からn個の参照データを選び、ij番目の参照データの特徴ベクトルをFj、貢献度をajとして、実施の形態4〜6で説明した方法を用いて秘密データを復元する。
Step1:サーバは、参照データ集合を生成し、生成された参照データ集合を暗号化して、サーバの参照データ記憶装置に記憶させる。ここで、暗号化・復号化鍵は、サーバ管理者等によって管理される。また、暗号化・復号化鍵は、可変なものであってもよい。
Step2:サーバをwebサーバとして機能させることにより、端末加盟申請用ウェブサイトを開設する。
Step3:さらに、サーバでは、ユーザ申請用ウェブサイトを開設する。
Step4:ローカル端末では、加盟申請に必要な情報(識別コード、機種、IPアドレス、配置状態、所属、管理者、使用者、公開暗号化鍵など)を、端末加盟申請用ウェブサイトを通してサーバに提出する。
Step7:ローカル端末では、受信した参照データ集合を暗号化のままでローカル端末側の参照データ記憶装置に保存する。
Step8:ユーザは、メンバ申請に必要な情報(ID番号、顔写真などの認証情報、職業、勤め先、連絡方法など)を、ユーザ申請用ウェブサイトを通してサーバに提出する。
Step11:サーバでは、ステゴオブジェクトとステゴ鍵(インデックス、特徴ベクトル、貢献度など)を2つの部分(α部分とβ部分)に分け(分け方は1方法には限定されず、さまざまな方法を用いることが可能である)、分割されたα部分をサーバのユーザテーブルに保存する。
Step12:また、サーバでは、分割されたβ部分を暗号化して、ユーザに送信する。この送信はメールなどを一例として用いることができる。なお、暗号化されたβ部分を復号化するための復号化鍵も、サーバによりユーザテーブルに登録される。
Step13:ユーザは、サーバより送られてきた鍵情報(β部分)を暗号化のままで、携帯デバイスの指定領域に保存する。
Step1:ユーザが携帯デバイスをローカル端末に提示する。ローカル端末には、携帯デバイスから必要な情報の読み書きを行うための読み書き装置などが設けられている。この読み書き装置を介してデータの送受信を行うことが可能となっている。
Step6:そして、サーバでは、ユーザテーブルから取得した鍵情報をローカル端末の公開鍵を利用して暗号化し、端末に送る。
Step7:ローカル端末がサーバから受信した情報を秘密鍵で復号化する。
Step8:ローカル端末が、ユーザの認証情報を再現するための鍵情報(ステゴ鍵)のβ部分(暗号化したもの)を、携帯デバイスから取得し、取得した部分を、サーバから取得した復号化鍵を利用して復号化する。
Step9:ローカル端末が、ユーザの認証情報を再現するための鍵情報(αとβ)と、参照データ記憶装置に記録されるデータとを合わせて、ユーザの認証情報を再現する。
Step10:再現したユーザ認証情報に基づいて、オペレータがユーザを認証する。
2 …秘密情報復元装置
3 …ネットワーク
4 …サーバ
6 …装置本体
7 …表示部
8 …データ入力部
9 …命令入力部
10 …アルゴリズム実行部
11 …通信部
12 …補助記憶部
15 …計算部(計算手段)
16 …ROM
17 …RAM
18 …記憶部
21、31、43、61、71、81、91 …データ変形部(データ変形手段)
22、32、44、72、82、92 …F0生成部(F0生成手段)
23 …I0生成部(I0生成手段)
74 …ステゴオブジェクト生成部(ステゴオブジェクト生成手段)
24、34、47、64、75、88、98、103 …秘密データ記憶部
25、35、48、65、76、85、95 …カバーデータ記憶部
26、36、49、66、77、86、96 …ステゴ鍵記憶部
27、37、50、67、78、87、97、101 …ステゴオブジェクト記憶部
28、38、51、68、79、89、99 …ワーキングメモリ
33、63、84、94、102 …秘密データ再現部(秘密データ再現手段)
41 …スケーリングファクター算出部(スケーリングファクター算出手段)
42、62 …貢献度算出部(貢献度算出手段)
46 …モーフィングデータ生成部(モーフィングデータ生成手段)
73、83 …実質的カバーデータ生成部(実質的カバーデータ生成手段)
110 …認証システム
111 …リモートサーバ
112 …ローカル端末
112a …カードリーダ
113 …カード
A、B …コンピュータ
Claims (20)
- カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、異なる種類の秘密要素を同じ形式で数値化したν個(ν>n)の秘密データm1〜mνと、スケーリングファクターAとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置であって、
秘密データmとして秘密データ{m1,m2,・・・,mν}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とスケーリングファクターAと秘密データの個数νとを設定し、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定し、sにI0 0の値を設定して、変数p,qおよびsの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合には、該当するj1及びj2に基づいて、
その後に、q<νを満たすか否かを判断し、
q<νを満たす場合に、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断する処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行することにより、
ν個の秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成するステゴオブジェクト生成手段と
を有し、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、sp,I0 0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、s,I0 0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、j1とj2とは、1≦j1<j2≦nを満たす自然数であり、貢献度aj(j=1,2,・・・,n)の値は予め正規化され、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たし、スケーリングファクターAは1未満の正の実数とする
ことを特徴とする秘密情報隠蔽装置。 - カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個(ν>n)の秘密データm1〜mνと、スケーリングファクターAとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置であって、
カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とスケーリングファクターAと秘密データの個数νとを設定し、抽出される秘密データmを秘密データ{m1,m2,・・・,mν}として、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定して、変数p及びqの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加して、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合に、該当するj1及びj2に基づいて
その後に、q<νを満たすか否かを判断し、
q<νを満たす場合には、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断する処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行し、
q<νを満たさない場合には、
ステゴオブジェクトsに隠蔽されたν個の秘密データmを抽出する秘密データ再現手段と
を有し、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、sp,I0 0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、s,I0 0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、j1とj2とは、1≦j1<j2≦nを満たす自然数であり、貢献度aj(j=1,2,・・・,n)の値は予め正規化され、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たし、スケーリングファクターAは1未満の正の実数とする
ことを特徴とする秘密情報復元装置。 - カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、数値で表現されているn個のデータm1〜mnとに基づいて、モーフィングデータI0と、モーフィングデータI0の特徴ベクトルF0と、スケーリングファクターAとを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置であって、
秘密データmとして数値で表現されているデータ{m1,m2,・・・,mn}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}を設定し、生成するステゴオブジェクトsをモーフィングデータI0とし、モーフィングデータI0の特徴ベクトルをF0とし、スケーリングファクターをAとして、
ai=mi×A (iに1からnまでの値を順次代入する)
に従って、各参照データIi(i=1,2,・・・,n)の貢献度ai(i=1,2,・・・,n)を秘密データmi(i=1,2,・・・,n)に基づいて決定する貢献度算出手段と、
参照データに対して数値で表現されているデータを隠蔽したモーフィングデータを生成するモーフィングデータ生成手段と
を有し、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、I0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、I0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、スケーリングファクターAは1未満の正の実数とする
ことを特徴とする秘密情報隠蔽装置。 - カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、数値で表現されているn個のデータm1〜mnとに基づいて、モーフィングデータI0と、モーフィングデータI0の特徴ベクトルF0と、スケーリングファクターAとを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置であって、
ステゴオブジェクトsとしてモーフィングデータI0を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}を設定し、抽出される秘密データmを数値で表現されているn個のデータ{m1,m2,・・・mn}とし、モーフィングデータI0の特徴ベクトルをF0とし、スケーリングファクターをAとして、
求められた該貢献度aj(j=1,2,・・・,n)に基づいて、
参照データに隠蔽された秘密データを、モーフィングデータから抽出する秘密データ再現手段と
を有し、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、I0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、I0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、スケーリングファクターAは1未満の正の実数とする
ことを特徴とする秘密情報復元装置。 - カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個(n≧3)の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anとに基づいて、モーフィングデータI0を生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置であって、
秘密データmとして参照データI1を設定し、カバーデータcとして参照データ{I2,I3,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、生成するステゴオブジェクトsを、モーフィングデータI0として、
複数(3個以上)の参照データに対して秘密データを隠蔽するI0生成手段と
を有し、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、I0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、I0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たすものとする
ことを特徴とする秘密情報隠蔽装置。 - カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個(n≧3)の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anとに基づいて、モーフィングデータI0を生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置であって、
ステゴオブジェクトsとして、モーフィングデータI0を設定し、カバーデータcとして参照データ{I2,I3,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、抽出される秘密データmを参照データI1として、
複数の参照データに対して隠蔽された秘密データを抽出する秘密データ再現手段と
を有し、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、I0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、I0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たすものとする
ことを特徴とする秘密情報復元装置。 - カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置であって、
秘密データmとして秘密データ{m1,m2,・・・,mν}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定し、sにI0 0の値を設定して、変数p,qおよびsの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合には、該当するj1及びj2に基づいて、
sp=MSB(I0 0p)+mq
を用いてステゴオブジェクトspを求めて、pの値を1だけ増加し、さらにqの値を1だけ増加して、
その後に、q<νを満たすか否かを判断し、
q<νを満たす場合に、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断する処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行することにより、
ν個の秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成するステゴオブジェクト生成手段と
を有し、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、sp,I0 0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、s,I0 0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、j1とj2とは、1≦j1<j2≦nを満たす自然数であり、貢献度aj(j=1,2,・・・,n)の値は予め正規化され、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たし、また、秘密データmq(q=1,2,・・・,ν)は、bビットのデータであり、I0 0pはBビットのデータであって、MSB(I0 0p)は、I0 0pのうち上位B−bビットのデータを取り出す関数を意味する
ことを特徴とする秘密情報隠蔽装置。 - カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個(ν>n)の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置であって、
カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、抽出される秘密データmを秘密データ{m1,m2,・・・,mν}として、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定して、変数p及びqの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加して、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合に、該当するj1及びj2に基づいて
mq=sp−MSB(sp)
を用いて、秘密データmqを求め、pの値を1だけ増加し、さらに、qの値を1だけ増加して、
その後に、q<νを満たすか否かを判断し、
q<νを満たす場合には、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断する処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行することにより、
ステゴオブジェクトに隠蔽されたν個の秘密データを抽出する秘密データ再現手段と
を有し、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、sp,I0 0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、s,I0 0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、j1とj2とは、1≦j1<j2≦nを満たす自然数であり、貢献度aj(j=1,2,・・・,n)の値は予め正規化され、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たし、また、秘密データmq(q=1,2,・・・,ν)は、bビットのデータであり、spはBビットのデータであって、MSB(sp)は、spのうち上位B−bビットのデータを取り出す関数を意味する
ことを特徴とする秘密情報復元装置。 - カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置であって、
秘密データmとして秘密データ{m1,m2,・・・,mν}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定し、sにI0 0の値を設定して、変数p,qおよびsの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加して、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合には、該当するj1及びj2に基づいて、
その後に、q<νを満たすか否かを判断し、
q<νを満たす場合に、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断する処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行することにより、
ν個の秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成するステゴオブジェクト生成手段と
を有し、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、sp,I0 0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、s,I0 0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、j1とj2とは、1≦j1<j2≦nを満たす自然数であり、貢献度aj(j=1,2,・・・,n)の値は予め正規化され、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たし、また、秘密データmq(q=1,2,・・・,ν)は、bビットのデータであり、I0 0pはBビットのデータであって、MSB(I0 0p)は、I0 0pのうち上位B−bビットのデータを取り出す関数を意味し、さらに、
ことを特徴とする秘密情報隠蔽装置。 - カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個(ν>n)の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置であって、
カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、抽出される秘密データmを秘密データ{m1,m2,・・・,mν}として、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定して、変数p及びqの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加して、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行し、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合に、該当するj1及びj2に基づいて
その後に、q<νを満たすか否かを判断し、
q<νを満たす場合には、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断する処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行することにより、
ステゴオブジェクトに隠蔽されたν個の秘密データを抽出する秘密データ再現手段と
を有し、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、sp,I0 0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、s,I0 0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、j1とj2とは、1≦j1<j2≦nを満たす自然数であり、貢献度aj(j=1,2,・・・,n)の値は予め正規化され、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たし、また、秘密データmq(q=1,2,・・・,ν)は、bビットのデータであり、spはBビットのデータであって、MSB(sp)は、spのうち上位B−bビットのデータを取り出す関数を意味し、さらに、
ことを特徴とする秘密情報復元装置。 - カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、異なる種類の秘密要素を同じ形式で数値化したν個(ν>n)の秘密データm1〜mνと、スケーリングファクターAとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであって、
秘密データmとして秘密データ{m1,m2,・・・,mν}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とスケーリングファクターAと秘密データの個数νとを設定し、
前記秘密情報隠蔽装置の計算手段に、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定し、sにI0 0の値を設定して、変数p,qおよびsの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合には、該当するj1及びj2に基づいて、
その後に、q<νを満たすか否かを判断させ、
q<νを満たす場合に、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させる処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行させることにより、
ν個の秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成させるステゴオブジェクト生成機能と
を実現させ、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、sp,I0 0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、s,I0 0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、j1とj2とは、1≦j1<j2≦nを満たす自然数であり、貢献度aj(j=1,2,・・・,n)の値は予め正規化され、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たし、スケーリングファクターAは1未満の正の実数とする
ことを特徴とする秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラム。 - カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個(ν>n)の秘密データm1〜mνと、スケーリングファクターAとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであって、
カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とスケーリングファクターAと秘密データの個数νとを設定し、抽出される秘密データmを秘密データ{m1,m2,・・・,mν}として、
前記秘密情報復元装置の計算手段に、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定して、変数p及びqの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合に、該当するj1及びj2に基づいて
その後に、q<νを満たすか否かを判断させ、
q<νを満たす場合には、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させる処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行させ、
q<νを満たさない場合には、
ステゴオブジェクトsに隠蔽されたν個の秘密データmを抽出させる秘密データ再現機能と
を実現させ、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、sp,I0 0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、s,I0 0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、j1とj2とは、1≦j1<j2≦nを満たす自然数であり、貢献度aj(j=1,2,・・・,n)の値は予め正規化され、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たし、スケーリングファクターAは1未満の正の実数とする
ことを特徴とする秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラム。 - カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、数値で表現されているn個のデータm1〜mnとに基づいて、モーフィングデータI0と、モーフィングデータI0の特徴ベクトルF0と、スケーリングファクターAとを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであって、
秘密データmとして数値で表現されているデータ{m1,m2,・・・,mn}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}を設定し、生成するステゴオブジェクトsをモーフィングデータI0とし、モーフィングデータI0の特徴ベクトルをF0とし、スケーリングファクターをAとして、
前記秘密情報隠蔽装置の計算手段に、
ai=mi×A (iに1からnまでの値を順次代入する)
に従って、各参照データIi(i=1,2,・・・,n)の貢献度ai(i=1,2,・・・,n)を秘密データmi(i=1,2,・・・,n)に基づいて決定させる貢献度算出機能と、
参照データに対して数値で表現されているデータを隠蔽したモーフィングデータを生成させるモーフィングデータ生成機能と
を実現させ、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、I0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、I0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、スケーリングファクターAは1未満の正の実数とする
ことを特徴とする秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラム。 - カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、数値で表現されているn個のデータm1〜mnとに基づいて、モーフィングデータI0と、モーフィングデータI0の特徴ベクトルF0と、スケーリングファクターAとを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであって、
ステゴオブジェクトsとしてモーフィングデータI0を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}を設定し、抽出される秘密データmを数値で表現されているn個のデータ{m1,m2,・・・mn}とし、モーフィングデータI0の特徴ベクトルをF0とし、スケーリングファクターをAとして、
前記秘密情報復元装置の計算手段に
求められた該貢献度aj(j=1,2,・・・,n)に基づいて、
参照データに隠蔽された秘密データを、モーフィングデータから抽出させる秘密データ再現機能と
を実現させ、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、I0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、I0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、スケーリングファクターAは1未満の正の実数とする
ことを特徴とする秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラム。 - カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個(n≧3)の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anとに基づいて、モーフィングデータI0を生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであって、
秘密データmとして参照データI1を設定し、カバーデータcとして参照データ{I2,I3,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、生成するステゴオブジェクトsを、モーフィングデータI0として、
前記秘密情報隠蔽装置の計算手段に
複数(3個以上)の参照データに対して秘密データを隠蔽させるI0生成機能と
を実現させ、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、I0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、I0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たすものとする
ことを特徴とする秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラム。 - カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個(n≧3)の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anとに基づいて、モーフィングデータI0を生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであって、
ステゴオブジェクトsとして、モーフィングデータI0を設定し、カバーデータcとして参照データ{I2,I3,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、抽出される秘密データmを参照データI1として、
前記秘密情報復元装置の計算手段に、
複数の参照データに対して隠蔽された秘密データを抽出させる秘密データ再現機能と
を実現さ、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、N d は、I 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、I0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、I0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たすものとする
ことを特徴とする秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラム。 - カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであって、
秘密データmとして秘密データ{m1,m2,・・・,mν}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、
前記秘密情報隠蔽装置の計算手段に、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定し、sにI0 0の値を設定して、変数p,qおよびsの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合には、該当するj1及びj2に基づいて、
sp=MSB(I0 0p)+mq
を用いてステゴオブジェクトspを求めて、pの値を1だけ増加させ、さらにqの値を1だけ増加させ、
その後に、q<νを満たすか否かを判断させ、
q<νを満たす場合に、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させる処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行させることにより、
ν個の秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成させるステゴオブジェクト生成機能と
を実現させ、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、sp,I0 0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、s,I0 0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、j1とj2とは、1≦j1<j2≦nを満たす自然数であり、貢献度aj(j=1,2,・・・,n)の値は予め正規化され、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たし、また、秘密データmq(q=1,2,・・・,ν)は、bビットのデータであり、I0 0pはBビットのデータであって、MSB(I0 0p)は、I0 0pのうち上位B−bビットのデータを取り出す関数を意味する
ことを特徴とする秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラム。 - カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個(ν>n)の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであって、
カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、抽出される秘密データmを秘密データ{m1,m2,・・・,mν}として、
前記秘密情報復元装置の計算手段に、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定して、変数p及びqの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合に、該当するj1及びj2に基づいて
mq=sp−MSB(sp)
を用いて、秘密データmqを求めさせ、pの値を1だけ増加させ、さらに、qの値を1だけ増加させて、
その後に、q<νを満たすか否かを判断させ、
q<νを満たす場合には、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させる処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行させることにより、
ステゴオブジェクトに隠蔽されたν個の秘密データを抽出させる秘密データ再現機能と
を実現させ、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、sp,I0 0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、s,I0 0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、j1とj2とは、1≦j1<j2≦nを満たす自然数であり、貢献度aj(j=1,2,・・・,n)の値は予め正規化され、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たし、また、秘密データmq(q=1,2,・・・,ν)は、bビットのデータであり、spはBビットのデータであって、MSB(sp)は、spのうち上位B−bビットのデータを取り出す関数を意味する
ことを特徴とする秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラム。 - カバーデータcに秘密データmを隠蔽させることによりステゴオブジェクトsを生成するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成する秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラムであって、
秘密データmとして秘密データ{m1,m2,・・・,mν}を設定し、カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、
前記秘密情報隠蔽装置の計算手段に、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定し、sにI0 0の値を設定して、変数p,qおよびsの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合には、該当するj1及びj2に基づいて、
その後に、q<νを満たすか否かを判断させ、
q<νを満たす場合に、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させる処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行させることにより、
ν個の秘密データが隠蔽されたステゴオブジェクトsを生成させるステゴオブジェクト生成機能と
を実現させ、
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、N d は、I 0 0 およびI w j (j=1,2,・・・,n)の要素数を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、sp,I0 0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、s,I0 0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、j1とj2とは、1≦j1<j2≦nを満たす自然数であり、貢献度aj(j=1,2,・・・,n)の値は予め正規化され、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たし、また、秘密データmq(q=1,2,・・・,ν)は、bビットのデータであり、I0 0pはBビットのデータであって、MSB(I0 0p)は、I0 0pのうち上位B−bビットのデータを取り出す関数を意味し、さらに、
ことを特徴とする秘密情報隠蔽装置の秘密情報隠蔽プログラム。 - カバーデータcに秘密データmが隠蔽されたステゴオブジェクトsから秘密データmを抽出するステガノグラフィー技術に対して、
n個の参照データI1〜Inと、各参照データI1〜Inの特徴ベクトルF1〜Fnと、それぞれの参照データI1〜Inにおける貢献度a1〜anと、ν個(ν>n)の秘密データm1〜mνとに基づいて、モーフィングデータを生成するモーフィング技術を適用することにより、
秘密データをステゴオブジェクトsより復元する秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラムであって、
カバーデータcとして参照データ{I1,I2,・・・,In}を設定し、ステゴ鍵ksとして特徴ベクトル{F1,F2,・・・,Fn}と貢献度{a1,a2,・・・,an}とを設定し、抽出される秘密データmを秘密データ{m1,m2,・・・,mν}として、
前記秘密情報復元装置の計算手段に、
pに1の値を設定し、qに1の値を設定して、変数p及びqの初期化を行った後に、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在しない場合には、pの値を1だけ増加させて、Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かの判断を繰り返し実行させ、
Δp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在する場合に、該当するj1及びj2に基づいて
その後に、q<νを満たすか否かを判断させ、
q<νを満たす場合には、上述したΔp(j1,j2)=(Iw j1,p−Iw j2,p)≠0となるj1とj2とが存在するか否かを判断させる処理に移行して当該判断処理をq≧νとなるまで繰り返し実行させることにより、
ステゴオブジェクトに隠蔽されたν個の秘密データを抽出させる秘密データ再現機能と
を実現させ
但し、Fjp(j=0,1,・・・,n)は、Fjのp番目の要素を示し、N f は、F j (j=0,1,・・・,n)の要素数を示し、Iw j(j=1,2,・・・,n)はIjの変形を示し、Wは変形(ワーピング)関数を示し、変形関数WによりIj(j=1,2,・・・,n)が変形されて、特徴ベクトルがF 0 であるIw j(j=1,2,・・・,n)が生成され、また、sp,I0 0p,Iw 1p,・・・,Iw npは、それぞれ、s,I0 0,Iw 1,・・・,Iw nのp番目の要素を示し、さらに、j1とj2とは、1≦j1<j2≦nを満たす自然数であり、貢献度aj(j=1,2,・・・,n)の値は予め正規化され、貢献度の和の値は、a1+a2+・・・+an=1を満たし、また、秘密データmq(q=1,2,・・・,ν)は、bビットのデータであり、spはBビットのデータであって、MSB(sp)は、spのうち上位B−bビットのデータを取り出す関数を意味し、さらに、
ことを特徴とする秘密情報復元装置の秘密情報復元プログラム。
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