JP5904402B2 - ストレージ装置 - Google Patents

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本発明はドライブのリビルド時間を予測するストレージ装置に関する。
ストレージ装置は、複数のハードディスクドライブやソリッドステートドライブ等のドライブを搭載し、データを保存するために用いられる。一般的に、ストレージ装置は、1台又は複数のドライブが故障してもデータを失わないように冗長性を持たせてデータを複数のドライブに保存する。例えば、RAID1やRAID5は、冗長性を持たせてデータを複数のドライブに保存する代表的な手法である。
ストレージ装置のドライブが故障すると、保守員は故障したドライブを正常なドライブに交換する。ドライブが交換されると、ストレージ装置は、交換していないドライブのデータを参照しながら交換したドライブにデータを復元する。この復元処理をリビルド(再構築)と称する。保守員がドライブを交換する前にリビルドを開始できるように予めスペアドライブを備えるストレージ装置もある。
リビルドには、性能低下と多重障害リスクが伴う。リビルド中には、データを復元するためのドライブへのアクセスが発生するため、ストレージ装置の転送速度や応答時間が悪化する。また、交換していない1台又は複数台のドライブがリビルド中に故障すると、データの復元が出来なくなる。
技術進歩によるドライブの大容量化のため、リビルド時間は長くなっている。例えば、1ギガバイトあたり数分から数十分の速度で3テラバイトのHDDのデータ全体を復元するためには、数時間から数日を要する。
ストレージ装置の製造元は、リビルド時間の目安を公開している場合がある。利用者はこの目安を参考にしてシステムを設計する。具体的には、例えば、リビルドでストレージ装置の性能が一時的に低下しても業務に支障が生じないように、ソフトウェアを設計する。また、例えば、リビルド中にドライブが更に故障する可能性が低い高可用ドライブを採用する。
なお、リビルド時間の推定に言及した文献として、例えば、特開2009−252114号公報が知られている。
特開2009−252114号公報
しかし、従来のリビルド方法には、運用時のリビルド時間の予測が難しい点が検討課題として残されている。リビルド時間の予測が難しい理由は、製造元が公開しているリビルド時間の目安は低負荷状態で計測したものであるのに対し、実際のリビルド時間は運用負荷で変動するためである。また、論理ドライブの構成、リビルド優先の設定、ディスクドライブの回転数等もリビルド時間に大きく影響する。
そこで、本発明は、このような問題に鑑み、リビルド時間を正確に予測することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るストレージ装置は、複数のドライブと、複数のドライブの全部又は一部について擬似リビルドを実施し、擬似リビルドに関するリビルド性能情報を得るドライブ制御部と、リビルド性能情報に基づいて複数のドライブのうち一部のドライブを交換したときのリビルド時間を予測するリビルド時間予測部と、を備える。
本発明によれば、リビルド性能情報に基づいてリビルド時間を正確に予測することができる。
本実施形態に係わるストレージ装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係わる運用負荷を考慮して予測リビルド時間を計算する処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係わる擬似リビルドを用いて予測リビルド時間を計算する処理の流れを示すフローチャートである。
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係わるストレージ装置10の構成を示すブロック図である。
ストレージ装置10は、入出力部11と、設定情報管理部12と、ドライブ制御部13と、2つ以上のドライブ14と、統計情報取得部15と、リビルド時間予測部16とを備える。ストレージ装置10は、例えば、SAN(Storage Area Network)ストレージ、NAS(Network Attached Storage)、DAS(Direct Attached Storage)である。
ストレージ利用装置20は、ストレージ装置10の記憶資源を利用する装置であり、例えば、WWWサーバ、データベースサーバ、又は録画装置等である。ストレージ装置10とストレージ利用装置20は、ネットワーク30で直接的に又はスイッチを介して間接的に接続されている。ネットワーク30は、例えば、FibreChannel、Ethernet、SCSI、USBである。
ストレージ管理端末40は、ストレージ装置10の管理者が操作してストレージ装置10の設定情報を表示及び変更する端末であり、例えば、パーソナルコンピュータである。ストレージ装置10とストレージ管理端末40は、ネットワーク50で直接的に又はスイッチを介して間接的に接続されている。ネットワーク50は、例えば、FibreChannel、Ethernet、USB、RS232−Cである。ストレージ管理端末40は、ドライブ14を交換した場合の予測リビルド時間を表示する。また、例えば、ストレージ管理端末40は、ストレージ装置10のRAID構成設定、論理ドライブ構成設定、障害情報参照のためのユーザインタフェースをストレージ装置10の管理者に提供する。
なお、ネットワーク30,50は、必ずしも異なるネットワークである必要はなく、同一のネットワークでもよい。また、ストレージ利用装置20及びストレージ管理端末40の何れか一方又は両者は、ストレージ装置10に内蔵されていてもよい。例えば、ストレージ装置10は、WWWサーバやデータベースサーバの機能を有していてもよい。また、例えば、ストレージ装置10の設定情報を表示及び変更するための管理インタフェースをストレージ装置10が備えていてもよい。
入出力部11は、ストレージ利用装置20からリードとライトの要求を受け付けるインタフェースである。入出力部11は、例えば、FCやiSCSIのホストバスアダプタ(HBA)、又はEthernetやUSBのコントローラである。
設定情報管理部12は、各ドライブ14にどのようにデータを記憶するのかを示すとともに各ドライブ14がどのような状態であるかを示す構成情報と、予測リビルド時間情報とを含む設定情報を管理する。構成情報は、例えば、RAID構成情報と論理ドライブ構成情報とドライブ障害情報とを含む。設定情報は、予め計測されたドライブ性能情報を含んでもよい。設定情報にドライブ性能情報を静的に含めることは、交換され得るドライブの機種が限られている場合に特に有効である。また、設定情報は、リビルド処理の優先度を含んでもよい。設定情報は、ドライブ14に物理的又は論理的に記憶領域を確保して記憶してもよく、或いはドライブ14以外の記憶装置に記憶してもよい。
ドライブ制御部13は、ストレージ利用装置20からの要求を入出力部11から受け取り、設定情報管理部12の設定情報に基づいてドライブ14にリードとライトを要求し、その結果を入出力部11に応答する。また、ドライブ制御部13は、リードやライトの失敗でドライブ14の故障を検出すると、設定情報管理部12にその障害情報を記憶させる。ドライブ制御部13は、故障したドライブ14に対するリードとライトを中断し、ストレージ装置10の管理者がドライブ14を交換することを待つ。ドライブ14が交換されると、ドライブ制御部13は、リビルドを行う。リビルドが正常に完了すれば、ドライブ制御部13は、設定情報管理部12に記憶したドライブ障害情報を正常に戻す。
ドライブ14は、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)に代表されるリード(読み出し)とライト(書き込み)が可能な記憶装置である。ドライブ14は、ストレージ装置10に内蔵される内蔵型ドライブでもよく、或いはケーブル又はネットワークを介してストレージ装置10に接続される外付け型ドライブでもよい。ドライブ14は、一つ以上の物理的な記憶装置の一部又は全部を記憶領域とする論理的な記憶装置でもよい。
統計情報取得部15は、複数のドライブ14の全部又は一部について運用時の負荷情報を取得する。具体的には、統計情報取得部15は、ドライブ制御部13のリードとライトを監視して、各ドライブ14にリードとライトをどのくらい要求したかを示すドライブ負荷情報を含むアクセス統計情報を取得する。また、統計情報取得部15は、それぞれのドライブ14がリードとライトをどのくらい処理できるかを示すドライブ性能情報を取得し、ドライブ性能情報をアクセス統計情報に含めてもよい。アクセス統計情報にドライブ性能情報を動的に含めることは、交換され得るドライブ14の機種が限られていない場合に特に有効である。
リビルド時間予測部16は、統計情報取得部15の統計情報に基づいてそれぞれのドライブ14又はドライブ14の組み合わせを交換した場合のリビルド時間を予測する。リビルド時間は、ドライブ負荷情報とドライブ性能情報とから計算できる。また、リビルド時間は、リビルド時間予測部16がドライブ制御部13に擬似リビルドを指示し、擬似リビルド中に取得したリビルド性能情報から計算することもできる。ドライブ性能情報は、統計情報取得部15がドライブ制御部13から取得したものを用いてもよく、或いは設定情報管理部12に保存してあるものを用いてもよい。ドライブ性能情報を予め設定情報管理部12に静的に保存しておくことは、交換される得るドライブ14の機種が限られている場合に特に有効である。
図2は本実施形態に係わる運用負荷を考慮して予測リビルド時間を計算する処理の流れを示すフローチャートである。
リビルド時間予測部16は、一部又は全部のドライブ14について、リビルド時間を計算する(ステップ201)。トリプルミラーやRAID6等の2つ以上のドライブ14を交換してもリビルドできる構成では、ドライブ14の組み合わせについてもリビルド時間を計算してもよい。
リビルド時間予測部16は、予め設定された閾値を超える予測リビルド時間があるか否かを判定する(ステップ202)。閾値は、管理者がトレージ管理端末40を介して設定することが可能であり、例えば、3時間である。閾値以内の時間で別のドライブ14が故障すると、データを失う可能性があるため、閾値はドライブ14の信頼性やデータの重要性を考慮して決定する。
閾値を越える予測リビルド時間がある場合には(ステップ202;YES)、リビルド時間予測部16は、ストレージ管理端末40に警告を表示して管理者に警告を促す(ステップ203)。警告メッセージは、例えば、「警告:HDD1、HDD2の何れかのディスクが故障すると、リビルドに3時間以上かかると予想されます。リビルド中に別のディスクが故障すると、データが失われる可能性があります。」等のメッセージが好ましい。一方、閾値を越える予測リビルド時間がない場合には(ステップ202;NO)、処理は終了する。
ステップ201〜203の処理は、自動的かつ定期的に繰り返してもよく、或いは管理者からの指示を受けて定期的に繰り返してもよい。繰り返し返し間隔は、例えば、10分である。論理ドライブの作成や複製等の保守作業中には、正確なリビルド時間の予測ができない場合や保守作業を遅延させる場合があるため、リビルド時間の計算処理の繰り返しを中断してもよい。リビルド時間の計算は、複数のドライブ14の全てについて実施してもよく、或いは複数のドライブ14の一部について実施してもよい。また、管理者が選択した一部のドライブ14についてのみリビルド時間を計算してもよい。
リビルド時間予測部16は、ドライブ負荷情報と、ドライブ性能情報と、必要に応じて設定情報とからリビルド時間を予測する。設定情報を必要とするのは、実際に有効なデータが保存されている記憶領域のみ復元するアルゴリズムでリビルドする場合やリビルドの優先度が設定できる場合等、設定情報がリビルド時間に影響するときである。
設定情報に含まれる構成情報は、例えば、RAID構成情報と論理ドライブ構成情報とを含んでもよい。以下の説明では、便宜上、ストレージ装置10が2台のドライブ14を備え、各ドライブ14が同機種のSSDである場合を例示する。2台のSSDは、合計1テラバイトの記憶容量を有し、RAID1で構成され、その記憶領域の全体が1つの論理ドライブとして構成されている。即ち、論理ドライブの記憶容量は、1テラバイトであり、何れか一方のSSDが故障しても、論理ドライブのデータは失われない。RAID1は、ライト時には、両方のドライブに同じデータを書き込み、リード時には、どちらかのドライブからデータを読み出す。
ドライブ負荷情報は、例えば、最近計測した、それぞれのSSDに対して単位時間あたりにリードしていた割合(ドライブリード率)又はライトしていた割合(ドライブライト率)を含む。例えば、10分間にリードしていた時間の合計が3分、ライトしていた時間の合計が2分であれば、ドライブリード率は30%であり、ドライブライト率は20%である。ここで、管理者からの指示による論理ドライブの複製や初期化等、保守に伴って一時的に発生する負荷は、ドライブリード率とドライブライト率から除外してもよい。
ドライブ性能情報は、例えば、予め計測された、SSDの最大秒間リード回数と、最大秒間ライト回数と、1回のI/Oで読み書きできる最大データサイズ(最大IOサイズ)とを含む。
リビルド時間予測部16は、構成情報とドライブ性能情報とからリビルドに必要なリード回数及びライト回数を計算する。リビルドで交換ドライブに非交換ドライブのデータ全体を先頭から末尾まで単純に復元する場合、リビルドに必要なリード回数(リビルドリード回数)及びライト回数(リビルドライト回数)は、ともにSSDの容量(1テラバイト)÷最大IOサイズで求められる。最大IOサイズを用いるのは、シーケンシャルアクセスでの単純なリードとライトでリビルドできるためである。例えば、最大IOサイズが128キロバイトであれば、リビルドリード回数とリビルドライト回数はともに8,000,000である。
リビルド時間予測部16は、ドライブ負荷情報とドライブ性能情報とからリビルドのI/O性能を計算する。ストレージ利用装置20からのI/Oが常にリビルドのためのI/Oよりも優先されるとすると、非交換ドライブからリビルドのためにリードできる秒間回数(秒間リビルドリード回数)は、最大秒間リード回数×(1−(ドライブリード率+ドライブライト率))で求められる。リビルドのために交換ドライブにライトできる秒間回数(秒間リビルドライト回数)は、交換ドライブにはリードの負荷がかからないため、最大秒間ライト回数×(1−ドライブライト率)で求められる。例えば、最大秒間リード回数が10,000、最大秒間ライト回数が5,000、ドライブリード率が30%、ドライブライト率が20%とすると、秒間リビルドリード回数は5,000、秒間リビルドライト回数は4,000である。
リビルド時間予測部16は、計算済みのリビルドリード回数、リビルドライト回数、秒間リビルドリード回数、及び秒間リビルドライト回数からリビルド時間を計算する。非交換ドライブからのリードと交換ドライブへのライトの遅い方が予測リビルド時間を決定する。上述の例では、ライトの方が遅いため、予測リビルド時間は、8,000,000÷4,000=2,000秒となる。
なお、上述の説明では、説明を簡略化するため、ドライブ14がSSDである場合を例示したが、ドライブ14はHDDでもよく、それ以外の記憶装置でもよい。ドライブ14がHDDである場合、ディスクの回転とヘッドのシークを考慮してドライブ性能情報を設計すればよい。特に、HDDは、SSDに比較してランダムアクセス性能が低いことを考慮する。秒間リビルドリード回数と秒間リビルドライト回数の計算方法は、ドライブ制御部13のソフトウェアの詳細設計と実装に大きく依存する。
また、説明を簡略化するため、ストレージ装置10が2台のドライブ14を備える構成を例示したが、3台以上のドライブ14を備えていてもよい。ドライブ14が3台以上の場合に、ボトルネックとなるドライブについて、予測リビルド時間を計算すればよい。CPUやHBAの性能が十分でなくそれらがボトルネックとなる可能性がある場合には、ドライブリード率とドライブライト率に加えてCPU使用率やHBA使用率を考慮してもよい。
また、説明を簡略化するため、ストレージ装置10が同機種のドライブ14を備える構成を例示したが、異機種のドライブ14を混載してもよい。例えば、本実施形態は、ストレージ装置10がHDD、SSD、その他の記憶装置を混載した場合にも適用できる。異機種のドライブ14を混載した場合においても、ボトルネックとなるドライブ14について予測リビルド時間を計算すればよい。
また、説明を簡略化するため、2台のドライブ14がRAID1で構成されている場合を例示したが、本実施形態は、RAID0を除くRAIDに適用可能である。また、本実施形態は、トリプルミラーやそれ以外の冗長性を持つドライブ構成にも適用可能である。RAID1以外の場合でも同様にボトルネックとなるドライブ、又はCPUやHBAについて、予測リビルド時間を計算すればよい。2台以上のドライブ故障に耐え得る構成では、2台以上のドライブの組み合わせを交換した場合の予測リビルド時間を計算してもよい。具体的には、例えば、HDD1とHDD2とHDD3でトリプルミラーが構成されているとき、HDD1のみ、HDD2のみ、HDD3のみ、HDD1とHDD2との組み合わせ、HDD2とHDD3との組み合わせ、HDD3とHDD1との組み合わせの6つのパターンについて予測リビルド時間を計算してもよい。例えば、HDD1とHDD2とを同時に交換するとき、HDD3からのリード、HDD1へのライト、HDD2へのライトのうち、最も時間のかかる処理が予測リビルド時間を決定する。
また、説明を簡略化するため、2つのドライブ14に一つの論理ドライブを設定する構成を例示したが、複数のドライブ14に複数の論理ドライブを設定してもよい。
また、説明を簡略化するため、ドライブ14のデータ全体を復元する場合を例示したが、本実施形態は、使用されている記憶領域のみを復元する場合にも適用可能である。この場合は、構成情報を参照してリビルドリード回数とリビルドライト回数とを計算すればよい。計算方法は、ドライブ制御部13のソフトウェアの詳細設計と実装に大きく依存する。
また、上述の説明では、リビルドでライトしたデータをチェックしないが、本実施形態は、リビルドでライトしたデータをリードして検証する場合にも適用できる。この場合は、交換ドライブについてもリビルドリード回数を考慮すればよい。
また、上述の説明では、同機種のドライブ14に交換する場合を例示したが、本実施形態は、異機種のドライブ14に交換する場合にも適用可能である。異機種のドライブ14に交換されることが予め分っている場合には、設定情報管理部12に交換後の機種を設定しておき、リビルド時間予測部16は、機種のドライブ性能情報を用いて予測リビルド時間を計算すればよい。機種のドライブ性能情報が存在しない場合には、予測精度が低下するが他のドライブ性能情報で代用してもよい。
ストレージ管理端末40は、自動的に又は管理者からの指示に基づいて、設定情報管理部12から予測リビルド時間を取得して表示する。ストレージ管理端末40は、全てのドライブ14又はドライブ14の組み合わせの予測リビルド時間を表示してもよく、一部のドライブ14又はドライブ14の組み合わせの予測リビルド時間を表示してもよい。また、予め設定された、又は管理者が設定した条件を満たす予測リビルド時間だけを表示してもよい。ストレージ管理端末40又はストレージ装置10は、その条件を満たす予測リビルド時間を電子メールやSNMP Trap等の手段で通知してもよい。
次に、擬似リビルドを用いて予測リビルド時間を計算する方法について説明する。
リビルド時間予測部16がドライブ制御部13に擬似的なリビルド(擬似リビルド)を指示すると、統計情報取得部15がドライブ制御部13からリビルド性能情報を取得し、リビルド時間予測部16がリビルド性能情報を用いて、予測リビルド時間を計算する。
擬似リビルドは、ドライブ14を交換せずに実施され、ドライブ制御部13は通常のリビルドでは交換ドライブにライトするデータを未使用ドライブに書き込み、又は書き込んだように見せかけてデータを破棄する。未使用ドライブは、例えば、スペアドライブやRAID未構成のドライブであり、交換ドライブと同機種であれば、異機種であるより信頼性の高い結果が得られる。未使用ドライブにライトするデータは、リードされることがないため、通常のリビルドと同じでなくてもよい。例えば、全ビットが0や1或いは擬似乱数のデータをライトしてよい。
統計情報取得部15は、ドライブ制御部13からリビルド性能情報を取得する。リビルド性能情報は、擬似リビルドに関する性能情報を含む。リビルド性能情報は、例えば、擬似リビルドの開始時刻と終了時刻である。
リビルド時間予測部16は、リビルド性能情報からリビルド時間を予測する。リビルド時間予測部16は、例えば、擬似リビルドの終了時刻と擬似リビルドの開始時刻との差分から擬似リビルドに要した時間を算出し、これを予測リビルド時間とする。
図3は本実施形態に係わる擬似リビルドを用いて予測リビルド時間を計算する処理の流れを示すフローチャートである。
リビルド時間予測部16は、ドライブ制御部13に擬似リビルド開始を指示する(ステップ301)。
ドライブ制御部13は、擬似リビルドが指示されると、擬似リビルドを開始する(ステップ302)。
擬似リビルドが終了すると、統計情報取得部15は、ドライブ制御部13からリビルド性能情報として擬似リビルドの開始時刻と終了時刻を取得する(ステップ303)。
リビルド時間予測部16は、統計情報取得部15から擬似リビルドの開始時刻と終了時刻を取得して予測リビルド時間を計算し、計算した予測リビルド時間を設定情報管理部12に記憶させる(ステップ304)。
ストレージ管理端末40は、設定情報管理部12から予測リビルド時間を取得し、これを表示する(ステップ305)。
なお、説明を簡略化するため、擬似リビルドを完了させる場合を例示したが、擬似リビルドは、リビルド性能情報を取得することが目的であるため、十分な情報が得られた段階で擬似リビルドを中断してもよい。例えば、リビルド性能情報は、擬似リビルドの開始時刻と中断時刻と中断時の進捗率を含めてよい。この場合、予測リビルド時間=(中断時刻−開始時刻)÷進捗率となる。また例えば、リビルド性能情報には、擬似リビルドのリード速度とライト速度を含めてもよい。この場合、リビルド時間予測部16は、構成情報からリビルドに必要なリード及びライトのデータ量を計算し、リードデータ量を擬似リビルドのリード速度で割ってリード時間を計算し、ライトデータ量を擬似リビルドのライト速度で割ってライト時間を計算し、リード時間とライト時間のうち長い方を予測リビルド時間とすればよい。アクセスするアドレスによって、性能が変化するドライブでは、性能の変化を考慮して、予測リビルド時間を補正してもよい。例えば、内周になる程転送速度の低下するHDDでは、内周のリード及びライトを外周より遅く補正してもよい。
本実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限定されない。
(付記1)
複数のドライブ14と、
複数のドライブ14の全部又は一部について運用時の負荷情報を取得する統計情報取得部15と、
運用時の負荷情報に基づいて複数のドライブ14のうち一部のドライブ14を交換したときのリビルド時間を予測するリビルド時間予測部16と、
を備えるストレージ装置10。
(付記2)
付記1に記載のストレージ装置10であって、
統計情報取得部15は、複数のドライブ14の全部又は一部について読み書きに関する性能情報を取得し、
リビルド時間予測部16は、運用時の負荷情報及び性能情報に基づいて複数のドライブ14のうち一部のドライブ14を交換したときのリビルド時間を予測する、ストレージ装置10。
(付記3)
複数のドライブ14と、
複数のドライブ14の全部又は一部について擬似リビルドを実施し、擬似リビルドに関するリビルド性能情報を得るドライブ制御部13と、
リビルド性能情報に基づいて複数のドライブ14のうち一部のドライブ14を交換したときのリビルド時間を予測するリビルド時間予測部16と、
を備えるストレージ装置10。
(付記4)
付記1乃至付記3のうち何れか一つに記載のストレージ装置10であって、
予測されたリビルド時間を表示するための管理端末40を更に備える、ストレージ装置10。
(付記5)
付記1乃至付記3のうち何れか一つに記載のストレージ装置10であって、
予測されたリビルド時間が所定の閾値を超えている場合に、管理者に警告を表示する管理端末40を更に備える、ストレージ装置10。
10…ストレージ装置
11…入出力部
12…設定情報管理部
13…ドライブ制御部
14…ドライブ
15…統計情報取得部
16…リビルド時間予測部
20…ストレージ利用装置
30…ネットワーク
40…ストレージ管理端末
50…ネットワーク

Claims (5)

  1. 複数のドライブと、
    前記複数のドライブの全部又は一部について擬似リビルドを実施し、擬似リビルドに関するリビルド性能情報を得るドライブ制御部と、
    前記リビルド性能情報に基づいて前記複数のドライブのうち一部のドライブを交換したときのリビルド時間を予測するリビルド時間予測部と、
    を備えるストレージ装置。
  2. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    前記複数のドライブの全部又は一部について運用時の負荷情報を取得する統計情報取得部を更に備え、
    前記リビルド時間予測部は、前記運用時の負荷情報に基づいて前記複数のドライブのうち一部のドライブを交換したときのリビルド時間を予測する、ストレージ装置。
  3. 請求項2に記載のストレージ装置であって、
    前記統計情報取得部は、前記複数のドライブの全部又は一部について読み書きに関する性能情報を取得し、
    前記リビルド時間予測部は、前記運用時の負荷情報及び前記読み書きに関する性能情報に基づいて前記複数のドライブのうち一部のドライブを交換したときのリビルド時間を予測する、ストレージ装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載のストレージ装置であって、
    前記予測されたリビルド時間を表示する管理端末を更に備える、ストレージ装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載のストレージ装置であって、
    前記予測されたリビルド時間が所定の閾値を超えている場合に、管理者に警告を表示する管理端末を更に備える、ストレージ装置。
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