JP5897139B2 - ネットワーク共有アーキテクチャにおけるサービス差別化 - Google Patents
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Description
・ IPサービスを提供し、かつ、ユーザの加入契約を所有するオペレータが、「サービス・プロバイダ」(SP)と呼ばれる
・ 3gpp無線などの認可された無線への実際のアクセスを提供するオペレータが、「アクセス・プロバイダ」と呼ばれる
場合において、
多くのSPへのアクセスを提供するアクセス・プロバイダは、時として、「ホールセラー」と称される。
PLMN−Idをサポートするとは、サービス・プロバイダが、世界中のPLMNの全てとローミング協定を取決めなければならないことを意味し、これは煩雑なタスクである
〇 サービス・プロバイダが、RANを別のPLMNに単に委譲する(RAN共有)フルPLMN(full PLMN)である。この配備において、当該サービス・プロバイダは、「コア・オペレータ」とも呼ばれる。
○ コア・オペレータの身元が、(コアPLMN−Idに基づいて)UE上に表示される。
○ RANが、どのPLMNに当該RANが応対しているかを認識しており、すなわち、サービス・プロバイダ毎のサービスの分離/課金が可能である。
■ 無線にアクセスする際に、UEは、関連するRRC(無線リソース制御)を介してRANに対し、当該UEがどのコア・オペレータにアクセスすること望んでいるかを教える。この特徴は、UEからのサポートを必要とする(LTEについては義務付けられている)
■ たとえばRAN(たとえばENB)において、コア・オペレータ毎(QCI毎)の最小、最大(%)リソースを規定する構成パラメータが存在する。これらは、コア・オペレータとの協定に基づいて、アクセス(RAN)オペレータによって構成される。
■ この配備に関する問題とは、RANが、コアPLMN毎にCDR(課金記録)を維持するという煩雑なタスクを有することである
〇 各コアは、それ自体が所有するポリシー(HOポリシーについてのRANの制御、ローミング権、…)を執行する
〇 このことは、図2に描写されている
〇 サービス・プロバイダが、フルPLMN(これは、次いで、基本的なローミングの場合に対応する)であるか、または、PLMN−Idを有するMVNOであるか、のいずれかである。各オペレータ(アクセス・プロバイダ、サービス・プロバイダ)は、それ自体のPLMN−Idを所有する。
〇 UEが提携先のアクセス・プロバイダにキャンプ・オンしているとき、サービス・プロバイダの身元が、当該UE上に表示され得る(USIMパラメータ)
○ RANが、どのPLMNに当該RANが応対しているかを認識しておらず、すなわち、サービス・プロバイダ毎のサービス分離が、RANレベルにおいて可能ではない
○ コア・ポリシー(HOポリシーについてのRANの制御、ローミング権、…)が、アクセス・オペレータのものである(MVNOユーザは、ローマーとして取り扱われる)。アクセス・オペレータは、IMSIのPLMN−Idの一部に基づいて、サービス・プロバイダの身元を認識している
○ このことは、図3に描写されている。
この場合、サービス・プロバイダは、「提携先の」アクセス・プロバイダに繋がれるが、その理由は、サービス・プロバイダのユーザのIMSIが、この提携先のアクセス・プロバイダに属する範囲内において割り当てられているためである。逆の観点から見ると、このことは、SPが、提携先のアクセス・プロバイダのローミング協定から利益を得ることを可能にする。
○ MVNO UEのPLMN−Idは、提携先のアクセス・オペレータ(MNO)のPLMN−Idである
○ サービス・プロバイダの身元が、UE上に表示され得る(USIMパラメータ)
○ RANが、どのPLMNに当該RANが応対しているかを認識しておらず、すなわち、サービス・プロバイダ毎のサービス分離が、RANレベルにおいて可能ではない
○ コア・ポリシー(HOポリシーについてのRANの制御、ローミング権、…)が、アクセス・オペレータのものである(IMSI範囲に基づいて、MVNOユーザが検出され得る)(IMSI範囲は、MVNOに課金するために使用される)
○ このことは、図4に描写されている
○ ISP UEのPLMN−Idは、提携先のアクセス・オペレータ(MNO)のPLMN−Idである
○ サービス・プロバイダの身元が、UE上に表示され得る(USIMパラメータ)
○ RANが、どのPLMNに当該RANが応対しているかを認識しておらず、すなわち、サービス・プロバイダ毎のサービス分離が、RANレベルにおいて可能ではない。
○ コア・ポリシー(HOポリシーについてのRANの制御、ローミング権、…)が、提携先のアクセス・オペレータのものである(IMSI範囲に基づいて、ISPユーザが検出され得る)(IMSI範囲は、ISPに課金するために使用される)
○ このことは、図5に描写されている
○ (サービス・プロバイダがPLMN−Idを有しているときの、MVNOまたはGWCN)サービス・プロバイダがPLMN−Idを有しており、したがって、世界中のPLMNの全てとローミング協定を取決めなければならず、このことが煩雑なタスクである場合。
○ または、サービス・プロバイダがPLMN−Idを有していない場合、のいずれか。この場合、アクセス・プロバイダ(ホールセラー)のRANのレベルにおいて、サービス・プロバイダ毎のサービス分離が可能ではない。したがって、以下の特徴が可能ではない
■ サービス・プロバイダ毎のサービス差別化
■ アクセス・プロバイダとサービス・プロバイダとの間におけるSLAの監視を可能にする、RANレベルにおける統計の発行
・ アクセス・プロバイダのRANが、所与のSPに対し、無線インターフェイスを通じて、および、バックホール・リソースを通じて、最小および/または最大総計容量を割り当て得る。この総計容量は、QoSクラス毎に設定され得、たとえば、スループットに、またはベアラの数に対応し得る。
・ アクセス・プロバイダのRANに対し、SPのUEがどのネットワーク(PLMN−Id、無線アクセスのタイプ)にハンド・オーバーされ得るかについての規則が与えられ得る。
・ アクセス・プロバイダのRANは、アクセス・プロバイダ(ホールセラー)とサービス・プロバイダの各々との間におけるSLAを監視することを可能にする、性能&統計カウンタを保持し得る。
○ サービス・プロバイダが、PLMN−Idを必要とせず、したがって、世界中のPLMNの全てとローミング協定を取決める必要がない
○ サービス・プロバイダの身元がRANのインターフェイス上に追加され、アクセス・プロバイダのRANのレベルにおける、サービス・プロバイダ毎のサービス分離を可能にする
◆ PLMN−Idを有さないMVNO
◆ ISP
◆ 企業組織(たとえば、企業体または公共団体)。
1)アクセス・オペレータが、サービス・プロバイダの身元を特定する。
2)サービス・プロバイダの身元が、当該サービス・プロバイダが提供するサービスを誘導するために、アクセス・オペレータのアクセス・ゲートウェイ(MMEまたはSGSN)によって使用され、RANのインターフェイス(Gb、lu、Si)上に渡される
3)RANが、サービス・プロバイダ毎のサービス分離を執行する。ハンド・オーバー時に、サービス・プロバイダの身元は、出所RANノードから宛先RANノードに渡されるはずである。
1)アクセス・オペレータが、サービス・プロバイダの身元を特定する。
この特定は、以下の機構のいずれかに従って行われ得る
◆ IMSI範囲に基づく。各サービス・プロバイダは、提携先のアクセス・プロバイダのIMSIアドレッシング空間内の範囲に対応する。提携先のアクセス・オペレータのアクセス・ゲートウェイ(MMEまたはSGSN)は、このIMSI範囲に基づいて、サービス・プロバイダの身元を特定する。
i.このことは、アクセス・ゲートウェイ(MMEまたはSGSN)のインターフェイスの改変を必要としない
ii.しかしながら、このことは、提携先のアクセス・プロバイダのアクセス・ゲートウェイ(MMEまたはSGSN)においてのみ当てはまり得る。
◆ APNに基づいて特定される。いくつかのAPN値が、各サービス・プロバイダに対して確保される。
i.このことは、アクセス・ゲートウェイ(MMEまたはSGSN)のインターフェイスの改変を必要としないが、提携先のアクセス・プロバイダのアクセス・ゲートウェイ(MMEまたはSGSN)においてのみ当てはまり得る。さらに、APNが予め規定された値(IMSに対してGSMAによって規定されたものなど)を有するべきときに、それは何らかの困難をもたらし得る
◆ 加入契約に基づいて特定される。サービス・プロバイダの身元は、HSSからアクセス・ゲートウェイ(MMEまたはSGSN)に渡される。このことは、(3gpp TS29.272およびTS29.002において規定された)S6a/S6d/Grを通じた、このようなパラメータの追加を必要とする
◆ PCRFポリシーに基づいて特定される。PCRFは、そのポリシー規則エンジンに基づいて(たとえば、3gpp23.203において規定されたものなどの、ユーザ毎のポリシー・コンテキストを保持する、SPR、すなわちサービス・ポリシー・リポジトリ内のいくつかの加入契約パラメータおよび/またはIMSI範囲に基づいて)、サービス・プロバイダの身元を特定し、当該サービス・プロバイダの身元を、それ自体が所有するポリシーのために(または、それ自体が作成する、課金に関する情報のために)当該サービス・プロバイダの身元を使用し得るPGW/GGSNに対し、Gxを通じて渡し、当該サービス・プロバイダの身元を、S5/S8(3gpp23.401におけるSGWおよびMME/SGSNに向けたPGW/GGSNのインターフェイス)ならびにS4/S11を通じて、アクセス・ゲートウェイ(MMEまたはSGSN)に渡す。
i.この機構は、より多くの融通性をもたらすが、より多くのインターフェイス改変を必要とする
ii.PCRFは、QoS/課金/その他のポリシーを決定してユーザに適用するために、入力パラメータとしてサービス・プロバイダの身元を使用し得る。
サービス・プロバイダの身元は、
◆ (Gb/GERANに対する、すなわち3gpp TS48.018における)BSSGP、
◆ (lu/UTRANに対する、すなわち3gpp TS25.413における)RANAP、
◆ (S1/ERANに対する、すなわち3gpp TS36.413における)S1−AP、
のパラメータとして追加される。
サービス・プロバイダの身元は、PLMN−Idのように、アクセス・オペレータのMME/SGSN内で使用される(たとえば、PLMN−Id毎に規定された構成の強化または模倣は、MME/SGSNの、PLMN間およびRAT間のハンド・オーバー・ポリシーのためのものである)。
◆ サービス・プロバイダの身元は、PLMN−Idのように、アクセス・オペレータのRAN内で使用される(たとえば、PLMN−Id毎に規定された構成の強化または模倣は、コア・オペレータ毎に無線を通じて割り当てられ得るリソースの、たとえば最小、最大(%)を規定する)。
◆ サービス・プロバイダの身元は、関連する統計を発行するために、PLMN−Idのように、アクセス・オペレータのアクセス・ゲートウェイ(たとえばMME/SGSN)およびRAN内で使用される。これらの統計は、アクセス・プロバイダ(ホールセール)とサービス・プロバイダの各々との間におけるSLAをチェックするために使用される。
◆ サービス・プロバイダの身元は、関連する課金情報を発行するために、PLMN−Idのように、アクセス・オペレータのアクセス・ゲートウェイ(たとえばMME/SGSN)内で使用される。これらの統計は、サービス・プロバイダの各々に請求するために、アクセス・プロバイダ(ホールセール)によって使用される。
◆ サービス・プロバイダの身元は、ハンド・オーバーに関するシグナリングにおいて、出所RANノードから宛先RANノードに渡される
◆ 出所アクセス・ゲートウェイまたはRANが当該特徴をサポートしていない場合、いずれにしても、宛先アクセス・ゲートウェイ(MME/SGSN)もまた、当該サービス・プロバイダの身元を宛先RANに渡すはずである
◆ PCRFが、RANに対し、PCCに関する通信チャネルを介して(GxからPGWに、次いで、S5からSGWに、次いで、S4/S11からMME/SGSNに、次いで、Gb/lu/S1を通じて)、サービス・プロバイダ毎の総計QoSパラメータを提供する
◆ このことは、PCRFが、サービス・プロバイダの身元を特定するアクセス・オペレータのエンティティであることを想定している。
− UEが、アクセス・ゲートウェイ(MME/SGSN)に対し、アタッチ要求メッセージを送信する。
− アクセス・ゲートウェイ(MME/SGSN)が、APNに基づいて選択されたP−GWに対し、セッション作成要求メッセージ(IMSI、APNを包含する)を送信する。
− P−GWが、PCRFに対し、セッション作成の表示要求メッセージ(IMSI、APNを包含する)を送信する。
− PCRFが、SPRに対し、ユーザ・プロファイル獲得要求を送信する。
− PCRFが、(ユーザ・プロファイルを受信した後に)SP名を特定する。
− PCRFが、SP名を使用して、さらなるポリシー規則(IP−CANセッションに対するQoS、レーティング・グループ)を決定し得る。
− PCRFが、P−GWに対し、SP名を包含したポリシー規則を送信する。
− P−GWが、アクセス・ゲートウェイ(MME/SGSN)に対し、SP名を包含したセッション作成応答メッセージを送信する。
− アクセス・ゲートウェイ(MME/SGSN)が、SP名に基づいて、アクセス・ゲートウェイ・ポリシーを特定する。
− アクセス・ゲートウェイ(MME/SGSN)が、RANに対し、SP名を包含した初期コンテキスト・セットアップ要求メッセージを送信する。
− RANが、SP名に基づいて、RANポリシーを特定する。
− アクセス・ゲートウェイ(MME/SGSN)が、UEに対し、アタッチ受付メッセージを送信する。
− モバイル・ネットワークのエンティティが、SPの身元を特定するステップ
を含む。
− モバイル・ネットワークのエンティティが、別のモバイル・ネットワークのエンティティに対し、SPの身元を提供するステップ
を含む。
− ANのエンティティが、SPの身元に基づいて、そのサービスを適合させるステップ
を含む。
− ANのエンティティが、SPの身元に基づいて、そのポリシーを特定するステップ
を含む。
− ANのエンティティが、SPの身元に基づいて、そのローミングおよび/またはハンド・オーバーのポリシーを特定するステップ
を含む。
− 前記ANを運用するアクセス・プロバイダのIMSIアドレッシング空間内におけるIMSI範囲に基づいて、SPの身元を特定するステップ
を含む。
− 前記SPに対して確保されたアクセス・ポイント名APNの値に基づいて、SPの身元を特定するステップ
を含む。
− 加入契約情報に基づいて、SPの身元を特定するステップ
を含む。
− ポリシー・マネージャによって管理されるポリシーに基づいて、SPの身元を特定するステップ
を含む。
− 前記ANは、無線アクセス・ネットワークRANを備える。
− 前記ANは、無線アクセス・ネットワークRANを備え、1つまたは複数の、コア・ネットワークCNのノードは、前記RANに接続されている。
− MMEまたはSGSN、
− PCRF、
のうちの少なくとも1つによって実施される、SPの身元を特定するステップを含む。
− HSSが、MMEまたはSGSNに対し、SPの身元を提供するステップ、
− PCRFが、P−GWに対し、SPの身元を提供するステップ、
− P−GWが、MMEまたはSGSNに対し、SPの身元を提供するステップ、
− MMEまたはSGSNが、RANに対し、SPの身元を提供するステップ、
のうちの少なくとも1つを含む。
− MMEまたはSGSNが、SPの身元に基づいて、そのポリシーを特定するステップ、
− RANが、SPの身元に基づいて、そのポリシーを特定するステップ、
のうちの少なくとも1つを含む。
Claims (9)
- モバイル・ネットワーク用のネットワーク共有アーキテクチャにおけるサービス差別化のための方法であって、アクセス・ネットワークANが、異なるサービス・プロバイダSPによって共有されており、前記方法が、前記ANにおけるサービス差別化のために、SPの身元によるSPの識別であって、このSPがPLMN−Idを所有することを必要としない、SPの識別に基づいた、少なくとも1つのステップを含み、前記SPがPCRFポリシーに基づいて特定される、方法。
- − 前記PCRFが、前記SPの身元を特定するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。 - 前記PCRFは、QoS/課金のポリシーを決定してユーザに適用するために、入力パラメータとして前記SPの身元を使用する、請求項1または2に記載の方法。
- 前記PCRFが、所与のユーザに対するポリシー規則に加え、サービス・プロバイダ毎に総計QoSパラメータを提供するステップを含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
- 前記PCRFが前記SPの身元をPGWに送信するステップ、
前記PGWが前記SPの身元をMMEまたはSGSNに送信するステップ、および
前記MMEまたはSGSNは前記SPの身元をRANに送信するステップを含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。 - 前記PCRFが、PGWに対し、前記SPの身元を包含するポリシー規則を送信するステップ、
前記PGWが、MMEまたはSGSNに対し、前記SPの身元を包含するセッション作成応答メッセージを送信するステップ、および
前記MMEまたは前記SGSNが、RANに対し、前記SPの身元を包含する初期コンテキスト・セットアップ要求メッセージを送信するステップを含む、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。 - PCRFが、RANに対し、PCCに関する通信チャネルを介してサービス・プロバイダ毎の総計QoSパラメータを提供するステップを含む、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
- 前記MMEまたは前記SGSNが、前記SPの身元に基づいて、自らのポリシーを特定するステップ、および
前記RANが、前記SPの身元に基づいて、自らのポリシーを特定するステップの内の少なくとも1つを含む、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法を実施するための手段を含む、モバイル・ネットワークのエンティティ。
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