JP5878010B2 - Grasping forceps - Google Patents
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本発明は、例えば、肺癌の手術に用いられる把持鉗子に係り、特に、操作部と、該操作部に任意の方向から着脱可能に取り付けられ操作部による操作によって患部を把持する把持部とに分離・構成することにより、従来使用できなかった手術用開口部を介しての患部の切断を可能にし、患部を必要最小限の大きさで切断・摘出することができるように工夫したものに関する。 The present invention relates to a grasping forceps used in, for example, lung cancer surgery, and in particular, is separated into an operation unit and a grasping unit that is detachably attached to the operation unit from any direction and grips the affected part by an operation by the operation unit. -It is related with what was devised so that it could cut | disconnect an affected part through the opening part for surgery which could not be used conventionally, and to cut and extract an affected part by the required minimum size by comprising.
従来、例えば、肺癌の摘出手術は、図11に示すような鉗子101を用いて行われていた。この鉗子101は、2つの軸103、103′を交差させた状態で組み合わされており、支点105を中心に互いに回動可能となっている。また、上記軸103の先端側(図11中左側)にはリング状の把持部107が形成されており、同様に、上記軸103′の先端側(図11中左側)にもリング状の把持部107′が形成されている。また、上記軸103の後端側(図11中右側)には柄109が形成されており、上記軸103′の後端側(図11中右側)にも柄109′が形成されている。また、上記柄109、109′には操作用貫通孔110、110′が形成されている。また、上記柄109、109′同士が向かい合う側には、固定用係合部111、111′が形成されている。
Conventionally, for example, surgery for removing lung cancer has been performed using
上記鉗子101は、上記柄109、109′の操作用貫通孔110、110′に指などを貫通させて、上記軸103、103′の回動操作を行い、上記把持部107、107′間に対象物を挟むものである。
また、上記固定用係合部111、111′同士を係合させて、上記把持部107、107′間に対象物を挟んだ状態を維持することができる。すなわち、図12(a)に示すように、上記固定用係合部111に略三角形の横断面形状を有する複数の凸部113が形成されていると共に、上記固定用係合部111′に略三角形の横断面形状を有する複数の凸部113′が形成されている。そして、図12(b)に示すように、上記凸部113、113′同士を係合させることにより、上記鉗子101が対象物を把持した状態を維持することができるようになっている。また、上記凸部113、113′を係合させる場所によって、上記対象物を挟み込む強さを調整することもできる。また、係合させた状態の上記凸部113、113′を上下方向(図12(b)中上下方向)にずらすことで、上記係合させた状態を解除させることができる。
The
Further, the
例えば、上記鉗子101を用いた肺癌の摘出手術は、図13に示すようにして行われる。
まず、患者の体115に、例えば、3つの手術用開口部117a、117b、117cを開口する。これら手術用開口部117a〜117cは肋骨118の間に開口されるものであり、上記手術用開口部117aが図13中左側の開口部であり、上記手術用開口部117bが図13中中央の開口部であり、上記手術用開口部117cが図13中右側の開口部である。
次に、手術の対象となる肺119内の空気を抜く。そして、肺119の患部119aに一番近い上記手術用開口部117bから上記鉗子101を上記患者の体115内に挿入し、上記患部119aを上記把持部107、107′のリング内に入れて把持する。
For example, the operation for removing lung cancer using the
First, for example, three
Next, air in the
そして、上記患部119aを手前(図13中下側)に移動させて、上記肺119を引っ張った状態とし、上記手術用開口部117cから自動縫合機121を上記患者の体115内に挿入し、上記患部119aの上記手術用開口部117c側(図13中右側)を切断すると共に縫合する。
その後、上記手術用開口部117aから上記自動縫合機121を上記患者の体115内に挿入し、上記患部119aの上記手術用開口部117a側(図13中左側)を切断すると共に縫合する。
なお、その際、上記鉗子101や上記自動縫合機121が挿入されていない上記手術用開口部117a又は117cには、図示しない内視鏡が挿入され、上記患部119a付近の映像を手術を行う医師に伝達する。
Then, the affected
Thereafter, the
At that time, an endoscope (not shown) is inserted into the
また、上記鉗子101とは異なる構造のものであるが、患者の体内において患部等を挟み込むクリップ等が、特許文献1乃至特許文献3に開示されている。
Further, although the structure is different from that of the
しかし、上記従来の構成では、図13中線Aで示すように、患部119aを含んだ周囲を広範囲で切断せざるを得ないといった問題があった。これは次のような理由による。
まず、鉗子101によって患部119aを把持して肺119を引っ張った状態では、自動縫合機121を手術用開口部117a又は手術用開口部117cから患者の体115内に挿入するしかなく、つまり、患部119aに最も近い手術用開口部117bを使用して自動縫合機121を挿入することができないからである。
また、使用可能な手術用開口部117a、117cについても、そもそも患者に負担をかけないように、必要最小限の大きさに設定されているため、そこから自動縫合機121を挿入しても、体内で移動させることができる範囲に限界があるからであり、さらに、手術用開口部の数もいたずらに増やせないからである。
However, the conventional configuration has a problem in that it is necessary to cut the periphery including the affected
First, in a state where the affected
In addition, since the usable
本願発明は、このような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、患部を必要最小限の大きさで切断・摘出するべく、従来使用できなかった手術用開口部を介しての患部の切断を可能にする把持鉗子を提供することにある。 The present invention has been made on the basis of the above points, and the object of the present invention is through a surgical opening that could not be used conventionally in order to cut and remove the affected part with a minimum necessary size. It is an object of the present invention to provide a grasping forceps that enables cutting of an affected part of the subject.
上記課題を解決するべく請求項1に記載された把持鉗子は、一対の開閉部材からなりバネにより開方向に付勢されていて回転操作により進退する開閉用ネジによって開閉される把持部と、上記把持部を着脱可能に保持する操作部と、上記操作部に着脱可能に取り付けられ上記開閉用ネジを回転させて進退させることにより上記一対の開閉部材を開閉する回転操作部材と、を具備し、上記操作部の先端には一対の挟み部が設けられていて、この一対の挟み部によって上記把持部を把持部の開閉方向に沿った両側及び開閉方向に直交する両側から把持可能にしたことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載された把持鉗子は、請求項1記載の把持鉗子において、上記操作部には上記回転操作部材をガイドするガイド部が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載された把持鉗子は、請求項1又は請求項2記載の把持鉗子において、上記操作部の挟み部には係合部が形成されており、上記把持部には開閉方向に沿った両側及び開閉方向に直交する両側に上記係合部が係合される被係合部が設けられていることを特徴とするものである。
In order to solve the above-described problem, a grasping forceps described in claim 1 is composed of a pair of opening and closing members, and a grasping portion that is opened and closed by an opening and closing screw that is biased by a spring and is advanced and retracted by a rotation operation, An operation unit that detachably holds the gripping unit, and a rotation operation member that is detachably attached to the operation unit and opens and closes the pair of opening and closing members by rotating and retracting the opening and closing screws. A pair of sandwiching portions is provided at the distal end of the operation unit, and the pair of sandwiching portions enables the gripping unit to be gripped from both sides along the opening / closing direction of the gripping unit and from both sides orthogonal to the opening / closing direction. It is a feature.
The grasping forceps described in claim 2 are characterized in that, in the grasping forceps according to claim 1, the operation portion is provided with a guide portion for guiding the rotation operation member .
According to a third aspect of the present invention, in the grasping forceps according to the first or second aspect , an engaging portion is formed at a sandwiching portion of the operation portion, and the holding portion is opened and closed. And an engaged portion to be engaged with the engaging portion is provided on both sides along the opening and closing direction .
以上述べたように、請求項1記載の把持鉗子によると、操作部と、上記操作部に任意の方向から着脱可能に取り付けられ上記操作部による操作によって患部を把持する把持部と、を具備したものであるため、患部を把持した上記把持部から一旦上記操作部を取り外し、他の手術用開口部から再度上記操作部を挿入し上記把持部に取り付けることにより、上記把持部、ひいては、上記患部を様々な方向に移動させることができる。また、上記患部を把持する際に上記把持鉗子を挿入していた手術用開口部から操作部を抜き取り、代わりに自動縫合機を挿入することができるので、上記患部に非常に近い位置を切断・縫合することができ、患者から切断・摘出される部分を小さなものとすることができる。
また、請求項2記載の把持鉗子によると、請求項1記載の把持鉗子において、上記把持部は上記操作部の操作によって開閉され閉じた場合に患部を挟むことができるものであるため、容易に上記患部を把持することができる。
また、請求項3記載の把持鉗子によると、上記把持部は上記操作部の操作によって回転されることにより進退する開閉用ネジと、該開閉用ネジの進退によって開閉される開閉部材と、から構成されており、上記操作部には上記開閉用ネジを回転させる回転操作部材が設けられているため、上記患部を容易に把持することができるとともに、その強さを容易に調整することができる。
また、請求項4記載の把持鉗子によると、請求項3記載の把持鉗子において、
上記操作部には上記回転操作部材をガイドするガイド部が設けられているため、上記回転操作部材を容易に回転操作することができるとともに、上記回転操作部材の脱落を防ぐことができる。
また、請求項5記載の把持鉗子によると、請求項1〜請求項4の何れかに記載の把持鉗子において、上記操作部には1組の挟み部が設けられており、上記把持部は上記1組の挟み部によって挟み込まれる若しくは挟み込みを解除されることで上記操作部に着脱されるものであるため、上記把持部を上記操作部に対して確実且つ容易に着脱することができる。
また、請求項6に記載された把持鉗子は、請求項5記載の把持鉗子において、上記操作部の挟み部には係合部が形成されており、上記把持部には上記係合部が係合される被係合部が設けられているものであるため、上記効果を更に確実に得ることができるものである。
As described above, according to the grasping forceps described in claim 1, the operation unit and the grasping unit that is detachably attached to the operation unit from any direction and grasps the affected part by the operation by the operation unit are provided. Therefore, once the operation unit is removed from the gripping part that grips the affected part, the operation part is inserted again from another surgical opening and attached to the gripping part. Can be moved in various directions. In addition, when grasping the affected part, the operation part can be extracted from the surgical opening in which the grasping forceps were inserted, and an automatic suturing machine can be inserted instead. The portion that can be sutured and cut and removed from the patient can be made small.
Further, according to the grasping forceps according to claim 2, in the grasping forceps according to claim 1, since the grasping portion can be opened and closed by an operation of the operation portion and can close the affected portion, The affected part can be gripped.
Further, according to the grasping forceps according to
Moreover, according to the grasping forceps according to claim 4, in the grasping forceps according to
Since the operation portion is provided with a guide portion that guides the rotation operation member, the rotation operation member can be easily rotated, and the rotation operation member can be prevented from falling off.
Further, according to the grasping forceps according to
The gripping forceps described in claim 6 are the gripping forceps according to
以下、図1乃至図10を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
本実施の形態による把持鉗子1は次のような構成を成している。
上記把持鉗子1は、図1及び図2に示すように、操作部3と把持部5とから構成されている。
The grasping forceps 1 according to the present embodiment has the following configuration.
As shown in FIGS. 1 and 2, the gripping forceps 1 includes an
まず、図1乃至図3を参照して上記操作部3の構成について説明する。
上記操作部3には、図2に示すように、2つの軸7、7′がある。これら軸7、7′は交差した状態で組み合わされており、支点9を中心に互いに回動可能となっている。
First, the configuration of the
The
上記軸7の先端側(図2中左側)は上記軸7′側に湾曲されており、先端部の中央部が切欠かれることでその幅方向(図2中上下方向)両端に爪11、11が形成されている。軸7′の先端側(図2中左側)も同様の構成となっており、先端部に爪11′、11′が形成されている。図1に示すように、上記爪11、11が形成された上記軸7の先端部と上記爪11′、11′が形成された上記軸7′の先端部との間に上記把持部5が挟まれることで、上記操作部3によって上記把持部5が掴まれて保持されている。すなわち、図2に示すように、上記軸7、7′の先端部がそれぞれ挟み部12、12′となっており、上記把持部5を挟み込んでいることになる。これによって、上記操作部3と上記把持部5とが一体となり、把持鉗子1が構成されている。また、上記爪11、11が形成された上記軸7の先端部と上記爪11′、11′が形成された上記軸7′の先端部が、それぞれ上記挟み部12、12′の係合部となっている。また、上記把持部5は上記操作部3に対して着脱可能に構成されていることになる。
The distal end side (left side in FIG. 2) of the
また、上記軸7の後端側(図2中右側)には柄13が形成されており、同様に上記軸7′の後端側(図2中右側)には柄13′が形成されている。上記柄13、13′には、操作用貫通孔15、15′が形成されている。また、上記柄13、13′同士が向かい合う側には、固定用係合部17、17′が形成されている。
上記柄13、13′、及び、上記固定用係合部17、17′は、前述した従来の鉗子101(図11及び図12に示す。)における柄109、109′及び固定用係合部111、111′と同様のものである。
A
The
また、上記固定用係合部17の上側(図2中上側)の面には、ドライバガイド部19が設けられている。このドライバガイド部19は略円筒形状の部材であり、貫通孔19aが形成されている。
A
上記ドライバガイド部19には回転操作部材としてのドライバ21が回転可能に取り付けられている。上記ドライバ21は、上記ドライバガイド部19の貫通孔19aを貫通した状態で取り付けられており、上記貫通孔19aに支持された状態で回転できるようになっている。また、上記ドライバ21は上記ドライバガイド部19に対して着脱可能に取り付けられる。
A
上記ドライバ21には、図3に示すように、まず、握り部23がある。上記握り部23は上記ドライバ21が回転操作される際に手などによって把持される部材である。また、上記握り部23には軸部25が接続されている。上記ドライバ21は、上記ドライバガイド部19の貫通孔19aを上記軸部25によって貫通された状態で、上記ドライバガイド部19に取り付けられる。また、上記軸部25の先端部(図3中左側)には挿入部25aが設けられており、この挿入部25aは断面形状が多角形形状(本実施の形態の場合には六角形)となっている。
As shown in FIG. 3, the
また、上記軸部25の基端部の外周面には周方向に沿って環状溝25bが形成されており、この環状溝25b内にはCリング27が嵌装されている。このCリング27はバネとして作用し、上記ドライバ21の軸部25が上記ドライバガイド部19の貫通孔19a内に挿入された際に、上記貫通孔19aの内周面を押圧し、滑り止めの役割を果たす。
また、図1に示すように、上記ドライバ21はドライバガイド19を貫通して設けられており、上記ドライバ21の握り部23が上記ドライバガイド19に当接することで、例えば、後述する肺癌の摘出手術の際、上記ドライバ21が患者の体115側に誤って脱落してしまわないように構成されている。
以上が上記操作部3の構成の説明である。
An
Further, as shown in FIG. 1, the
The above is the description of the configuration of the
次に、図4乃至図6を参照して、把持部5の構成について説明する。上記把持部5には、例えば、図4に示すように、開閉部材29がある。
上記開閉部材29は、図5(a)に示すように、リング部29aと、このリング部29aの後端側(図5中右側)に突出・形成されたジョイント部29bとから構成されている。上記リング部29aは、図5(a)に示すように、中央に貫通孔29cが形成されており、図4に示すように、下側の面(図4中下側の面)には滑り止め用凹凸部29dが形成されている。
Next, the configuration of the
As shown in FIG. 5A, the opening / closing
また、上記ジョイント部29bの後方側には凸部29eが突出・形成されている。また、図6(a)に示すように、上記ジョイント部29bの幅方向(図6中左右方向)両端には下方(図6中下方向)に向けてジョイント板29f、29fが突出・形成されている。上記ジョイント板29fには貫通孔29gが穿孔されている。また、図5(a)に示すように、上記ジョイント部29bの上側の面(図5(a)中紙面表側の面)には、幅方向(図5中上下方向)に延長された被係合部としての係合溝29h、29hが形成されている。また、上記凸部29eの後端には、図5に示すように、凹部29iが形成されている。この凹部29iは、後述するように、上記開閉部材29が回動されて上記把持部5が開動作を行った際、開閉用ネジ35の軸部35aに当接し、上記開閉部材29がそれ以上回動しないようにしているものである。
A
また、上記把持部5には、例えば、図4に示すように、開閉部材31がある。この開閉部材31も、上記開閉部材29と同様に、リング部31aとジョイント部31bとから構成されている。上記リング部31aは、図5(b)に示すように、中央に貫通孔31cが形成されており、図4に示すように、上側の面(図4中上側の面)には滑り止め用凹凸部31dが形成されている。上記ジョイント部31bには、図4及び図6(a)に示すように、上方(図6中上方向)に向けてジョイント用凸部31eが突出・形成されている。このジョイント用凸部31eには幅方向(図6中左右方向)に延長・形成された図示しない貫通孔と前後方向(図6中紙面垂直方向)に延長・形成された図示しない貫通孔がある。また、図5(b)に示すように、上記ジョイント部31bの上記リング部31aとの境界付近には、幅方向(図5中上下方向)両側に被係合部としての係合溝31f、31fが形成されている。また、上記ジョイント部31bの下側の面(図5(b)中紙面表側の面)には、幅方向(図5中上下方向)に延長された被係合部としての係合溝31g、31gが形成されている。
In addition, the
上記開閉部材29と上記開閉部材31とは、図6(a)に示すように、上記ジョイント板29f、29fの間に上記ジョイント用凸部31eを挿入された状態で組み合わされている。また、個々の上記ジョイント板29fの貫通孔29gに挿入・固定されたピン33、33が上記ジョイント用凸部31eの幅方向(図6中左右方向)に延長・形成された図示しない貫通孔内にも挿入されており、これによって上記開閉部材29と上記開閉部材31とが回動可能に接続されている。
As shown in FIG. 6A, the opening / closing
また、上記開閉部材31のジョイント用凸部31eの前後方向(図6中紙面垂直方向)に延長・形成された図示しない貫通孔の内周面には雌ネジ部が形成されており、この雌ネジ部に開閉用ネジ35が螺合されている。上記開閉用ネジ35には、図4に示すように、まず、雄ネジ部が形成された軸部35aがある。この軸部35aが上記ジョイント用凸部31eの図示しない貫通孔の雌ネジ部に螺合されている。また、上記軸部35aの先端側は上記ジョイント用凸部31eを貫通して前方(図4中左側)に突出しており、上記軸部35aの先端の図示しない貫通孔には雌ねじ部が形成されていてこの雌ねじにはボルト35bが螺合されている。このボルト35bの頭部が上記ジョイント用凸部31eに当接することによって上記開閉用ネジ35のそれ以上の回転が規制され、それによって、上記開閉用ネジ35のそれ以上の後方側(図4中右側)への移動ひいては脱落を防止するようにしている。
A female screw portion is formed on the inner peripheral surface of a through hole (not shown) extended and formed in the front-rear direction (vertical direction in FIG. 6) of the joint
また、図4に示すように、上記軸部35aの後端には頭部35cがある。この頭部35cの前方側(図4中左側)は略円錐台形状のテーパ部35c1となっている。また、図4に示すように、上記頭部35cの後端側は略円柱形状となっており、その外周面には環状溝35c2が形成されている。また、図6(b)に示すように、上記頭部35cの後端面(図6(b)中紙面方向表面)には係合凹部35c3が形成されている。この係合凹部35c3は、前述したドライバ21の挿入部25aの形状に対応したものとなっている。
上記頭部35cは、上記開閉用ネジ35が前進(図4中左側に移動)された際、上記開閉部材29を付勢するものである。
Further, as shown in FIG. 4, a
The
また、図4及び図6(a)に示すように、上記開閉部材29、31間にはバネ37、37が設置されている。このバネ37は、その弾性力によって上記開閉部材29、31をその先端側(図4中左側)が互いに離間するように回動・付勢している。なお、上記バネ37は上記ピン33によって貫通されることで、脱落しないように設置されている。
以上が、上記把持部5の構成についての説明である。
As shown in FIGS. 4 and 6A, springs 37 and 37 are installed between the opening and
The above is the description of the configuration of the
次に、図7乃至図10を参照して、本実施の形態による把持鉗子1の作用について説明する。
まず、把持部5によって患部を把持させる際の開動作及び閉動作について、図7及び図8を参照しながら説明する。上記把持部5の開閉用ネジ35には係合凹部35c3が形成されており、図7に示すように、この係合凹部35c3に操作部3に設けられたドライバ21の挿入部25aを挿入・係合させることができる。このような状態とすることで上記ドライバ21によって上記開閉用ネジ35を回転させることができる。
なお、このとき、後述するように、図8に示すような状態で開閉部材31が操作部3によって固定されている。
Next, with reference to FIG. 7 thru | or FIG. 10, the effect | action of the grasping forceps 1 by this Embodiment is demonstrated.
First, an opening operation and a closing operation when the affected part is grasped by the
At this time, as will be described later, the opening / closing
まず、図7(a)に示すように、上記ドライバ21を上記把持部5の後方側(図7中右側)から見て時計回り方向に回転させると、上記開閉用ネジ35が前進(図7中左側に移動)する。その際、上記開閉用ネジ35の頭部35cによって開閉部材29の凸部29eが付勢され、上記開閉部材29はピン33、33を中心に開閉部材31側へと回動(図7中反時計回り方向に回動)される。このように操作することで上記把持部5を閉動作させることができる。
First, as shown in FIG. 7A, when the
なお、上記開閉部材29が反開閉部材31側へと限界まで回動(図7中時計回り方向に回動)されて上記把持部5が開ききった状態では、上記開閉部材29の凹部29iが上記開閉用ネジ35の軸部35aに当接し、それ以上の回動が禁止されている。この状態から上記開閉用ネジ35を前進させたときに上記開閉用ネジ35の頭部35cと上記開閉部材29の凸部29eとが当接する箇所の高さ(図7中上下方向の位置)は、上記開閉部材29の回動中心となるピン33、33の高さ(図7中上下方向の位置)よりも高くなっている(上記開閉用ネジ35の頭部35cと上記開閉部材29の凸部29eとが当接する箇所が、上記ピン33、33よりも図7中上側に位置している)。そのため、この状態から上記開閉用ネジ35が前進すれば、前述のように、上記開閉部材29は開閉部材31側へと回動(図7中反時計回り方向に回動)される。
In the state where the opening / closing
また、上記把持部5が開ききった状態から上記開閉用ネジ35を前進させると、まず、上記開閉用ネジ35の頭部35cの前方側の端面(図7中左側の端面)が上記開閉部材29の凸部29eに当接するため、上記開閉部材29は水平方向(図7中左方向)に付勢されることになる。
しかし、ある程度上記開閉用ネジ35が前進されれば、上記開閉部材29の凸部29eが上記開閉用ネジ35の頭部35cのテーパ部35c1に当接するようになるため、上記開閉用ネジ35は上記開閉部材29の凸部29eを上記テーパ部35c1のテーパ面に垂直な方向(図7中左上方向)へと付勢するようになる。このような方向に上記開閉部材29の凸部29eが付勢されると、上記ピン33、33を中心にして上記開閉部材29の先端側(図7中左側)を下方向(図7中下側)に移動させやすくなり、上記開閉部材29の凸部29eが上記開閉用ネジ35の頭部35cの前方側の端面(図7中左側の端面)に当接していたときに比べて、上記把持部5の閉動作が容易に行われることになる。
Further, when the opening /
However, if it is advanced to some extent the closing
また、図7(b)に示すように、上記ドライバ21を上記把持部5の後方側(図7中右側)から見て反時計回り方向に回転させると、上記開閉用ネジ35が後退(図7中右側に移動)する。その際、バネ37の弾性復帰力により、上記開閉部材29はピン33、33を中心に反開閉部材31側へと回動(図7中時計回り方向に回動)される。このように操作することで上記把持部5を開動作させることができる。
以上が、上記把持部5の開動作及び閉動作についての説明である。
Further, as shown in FIG. 7B, when the
The above is the description of the opening operation and the closing operation of the
次に、図1、図2、図8、及び、図9を参照しながら、上記操作部3によって上記把持部5を掴み、保持する動作について説明する。
まず、上記操作部3は挟み部12と挟み部12′によって、上記把持部5を挟み込んで掴むことができるものである。すなわち、上記操作部3は、図2に示すような軸7、7′の先端(図2中左端)が互いに離間した状態から、図1に示すような上記軸7、7′の先端(図1中左端)が互いに近接した状態となることで、上記挟み部12と上記挟み部12′の間に上記把持部5を挟み込んで保持するようになっている。また、上記操作部3は、図1に示すような上記軸7、7′の先端(図1中左端)が互いに近接した状態から、図2に示すような軸7、7′の先端(図2中左端)が互いに離間した状態となることで、上記挟み部12と上記挟み部12′の間に挟み込んで保持していた上記把持部5を開放するようになっている。
Next, the operation of grasping and holding the
First, the
このような上記操作部3による上記把持部5の保持と開放は、上記操作部3の軸7、7′が互いに回動操作されることによって行われる。すなわち、上記軸7、7′の後端側に設けられた柄13、13′の操作用貫通孔15、15′に指などを入れて、上記軸7、7′を支点9を中心として回動操作させる。
また、固定用係合部17、17′を係合させることで、上記把持部5を掴んで保持した状態を維持させる。また、この固定用係合部17、17′を係合させる位置によって、上記操作部3によって上記把持部5を掴む強さが変えられる。すなわち、上記柄13、13′が最も近接した位置で上記固定用係合部17、17′を係合させれば、上記操作部3は最も強く上記把持部5を掴み、上記柄13、13′が最も離間した位置で上記固定用係合部17、17′を係合させれば、上記操作部3は最も弱く上記把持部5を掴むことになる。
Such holding and releasing of the
Further, by engaging the engaging
上記把持部5は、図8に示すように後方側(図8(a)中右側)から上記操作部3によって掴まれ保持されるようになっているとともに、図9に示すように幅方向(図9(a)中上下方向両側)の何れか一方側から上記操作部3によって掴まれ保持されるようになっている。
以下、図8に示す場合、及び、図9に示す場合について詳細に説明する。
The
Hereinafter, the case shown in FIG. 8 and the case shown in FIG. 9 will be described in detail.
まず、図8に示すように、上記把持部5が後方側(図8中右側)から上記操作部3によって掴まれ保持される場合であるが、この場合、上記操作部3の爪11、11間の凹部及び爪11′、11′間の凹部が、上記把持部5の開閉部材31の係合溝31f、31fに係合されている。図8(a)は、このような状態を上記開閉部材31側から見た様子を示しており、図8(b)は上記係合溝31f、31fと上記爪11、11間の凹部及び上記爪11′、11′間の凹部が係合された状態を示す断面図である。
First, as shown in FIG. 8, the
また、図9に示すように、上記把持部5が幅方向(図9(a)中上下方向)の何れか一方側から上記操作部3によって掴まれ保持される場合であるが、この場合、上記操作部3の爪11、11が上記把持部5の開閉部材31の係合溝31g、31gに係合されているとともに、上記操作部3の爪11′、11′が上記把持部材29の係合溝29h、29hに係合されている。図9(a)は、このような状態を上記開閉部材31側から見た様子を示しており、図9(b)は上記係合溝31g、31gと上記爪11、11とが係合されると共に、上記係合溝29h、29hと上記爪11′、11′とが係合された状態を示す断面図である。
Further, as shown in FIG. 9, the
なお、図9においては、上記操作部3が上記把持部5を真横(図9(a)中上側又は下側)から掴んだ状態を図示しているが、上記操作部3によって、上記把持部5を斜め後方側(図9(a)中右上側又は右下側)や斜め前方側(図9(a)中左上側又は左下側)から掴んだ場合でも、上記操作部3の爪11、11が上記把持部5の開閉部材31の係合溝31g、31gに係合されるとともに、上記操作部3の爪11′、11′が上記把持部材29の係合溝29h、29hに係合され、上記操作部3によって上記把持部5を保持することができるものである。
また、図9においては、上記操作部3によって上記把持部5を図9(a)中上側から掴んだ状態を示しているが、上記操作部3によって上記把持部5を図9(a)中下側から掴むことも可能である。
9 shows a state in which the
9 shows a state where the
なお、前述の説明では、上記操作部3の爪11、11が上記把持部5の開閉部材31の係合溝31g、31gに係合されるとともに、上記操作部3の爪11′、11′が上記把持部材29の係合溝29h、29hに係合される場合を示したが、上記操作部3の爪11、11が上記把持部5の開閉部材29の係合溝29h、29hに係合されるとともに、上記操作部3の爪11′、11′が上記把持部材31の係合溝31g、31gに係合される場合も考えられる。
In the above description, the
次に、図10を参照しながら、本実施の形態による把持鉗子1を用いて、例えば、肺癌の摘出手術を行う方法の一例について説明する。
まず、図10(a)に示すように、患者の体115に手術用開口部117a、117b、117cを開口する。その後、手術を行う側の肺119から空気を抜き、潰れた状態とする。
その後、例えば、上記手術用開口部117aから内視鏡39を上記患者の体115内に挿入する。また、把持鉗子1を把持部5が操作部3によって後方(図10(a)中下側)から掴まれている状態とする。この把持鉗子1を、図10(a)に示すように、上記肺119の患部119aに一番近い上記手術用開口部117bから上記患者の体115内へと挿入する。そして、上記内視鏡39で上記患部119a付近を観察しながら、上記把持部5によって上記患部119aを把持する。このとき、上記患部119aは上記把持部5の開閉部材29のリング部29a内及び開閉部材31のリング部31a内に把持されていることになる。
Next, an example of a method for performing, for example, lung cancer extraction surgery using the grasping forceps 1 according to the present embodiment will be described with reference to FIG.
First, as shown in FIG. 10A,
Thereafter, for example, the
次に、上記把持鉗子1の把持部5を上記患者の体115内において上記操作部3から取外す。すなわち、上記患者の体115内には上記患部119aを把持した状態の把持部5が留置されることになる。また、上記操作部3及び上記内視鏡39を一旦、上記患者の体115内から外に出す。
Next, the grasping
次に、図10(b)に示すように、上記内視鏡39を上記手術用開口部117cから上記患者の体115内に挿入するとともに、上記操作部3を上記手術用開口部117aから挿入する。そして、図10(b)に示すように、上記患者の体115内に留置された上記把持部5を図10(b)中左側から上記操作部3によって掴み、保持する。
その後、上記把持部5を図10(b)中左側へ移動させることで上記患部119aを移動させるとともに上記肺119を引っ張り、上記患部119aの図10(b)中右側を上記手術用開口部117bから挿入した自動縫合機121によって切断・縫合する。
Next, as shown in FIG. 10 (b), the
Thereafter, the
次に、上記把持鉗子1の把持部5を上記患者の体115内において上記操作部3から取外す。すなわち、上記患者の体115内には上記患部119aを把持した状態の把持部5が留置されることになる。また、上記操作部3、上記内視鏡39、及び、上記自動縫合機121を一旦、上記患者の体115内から外に出す。
Next, the grasping
次に、図10(c)に示すように、上記内視鏡39を上記手術用開口部117aから上記患者の体115内に挿入するとともに、上記操作部3を上記手術用開口部117cから挿入する。そして、図10(c)に示すように、上記患者の体115内に留置された上記把持部5を図10(c)中右側から上記操作部3によって掴み、保持する。
その後、上記把持部5を図10(c)中右側へ移動させることで上記患部119aを移動させるとともに上記肺119を引っ張り、上記患部119aの図10(c)中左側を上記手術用開口部117bから挿入した自動縫合機121によって切断・縫合する。
このようにして、上記患部119a付近は図10(c)中に符号Bで示す線に沿って切断され、上記患部119aが上記肺119から切り離されることになる。
Next, as shown in FIG. 10 (c), the
Thereafter, the
In this manner, the vicinity of the affected
そして、上記把持部5を上記操作部3によって掴んで、切り離した上記患部119aごと上記患者の体115外へと取り出す。また、上記内視鏡39及び上記自動縫合機121も上記患者の体115外へと取り出す。
最後に、上記手術用開口部117a、117b、117cを縫合して閉鎖する。
以上が、本実施の形態による把持鉗子1を用いた肺癌を除去する手術の説明である。
なお、上記説明では、先に上記患部119aの図10中右側を切断・縫合し、その後、上記患部119aの図10中左側を切断・縫合していたが、逆の順番で切断・縫合を行ってもよい。
Then, the
Finally, the
The above is the description of the operation for removing lung cancer using the grasping forceps 1 according to the present embodiment.
In the above description, the right side of the
次に、本実施の形態による把持鉗子1による効果について説明する。
まず、上記把持鉗子1は操作部3が把持部5とから構成されており、上記把持部5は上記操作部3に対して着脱可能となっているとともに上記操作部3によって様々な方向から掴まれて保持されるようになっている。そのため、例えば、患部119aを把持する際に上記把持鉗子1を挿入していた手術用開口部117bから上記操作部3を抜き取り、他の手術用開口部から上記把持部5を掴み、上記手術用開口部117bから上記自動縫合機121を挿入することができる。これによって、上記自動縫合機121により上記患部119aに非常に近い部分を切断・縫合できるようになる。したがって、上記患部119aを患者の肺119から切除する場合において、上記患部119a周辺の切り取り部位を非常に小さくすることができる。
Next, effects of the grasping forceps 1 according to the present embodiment will be described.
First, the grasping forceps 1 includes an
また、上記把持部5上記患者の体115に大きさや位置が限定された手術用開口部117a、117b、117cしかなくても、一度把持した患部119aを放すことなく上記把持部5を様々な方向へ移動させることができる。
Further, even if the
また、上記操作部3の挟み部12には爪11、11が形成されていると共に挟み部12′には爪11′、11′が形成されており、上記把持部5には係合溝29h、29h、31f、31f、31g、31gが形成されているため、上記操作部3によって上記把持部5を容易且つ確実に掴んで保持することができる。
Further,
また、上記把持部5は、開閉部材31に対して開閉部材29を回動されて閉じられることで上記開閉部材29、31間に患部119aを把持することができる。そして、図7に示すように、上記把持部材5は、開閉用ネジ35がドライバ21によって回転されて前進(図7中左側へ移動)すると上記開閉用ネジ35によって上記開閉部材29が付勢されて開閉部材31側に回動(図7中反時計回り方向へ回動)されることで閉じ、開閉用ネジ35がドライバ21によって回転されて後退(図7中右側へ移動)するとバネ37の弾性復帰力によって上記開閉部材29が反開閉部材31側に回動(図7中時計回り方向へ回動)されることで開くようになっている。そのため、上記ドライバ21によって上記開閉用ネジ35を回転させ上記開閉ネジ35の図7中左右方向の位置を調整することで、上記患部119aを把持する際の強さを容易且つ精密に調節することができる。
Further, the
また、上記ドライバ21の挿入部25aが上記開閉用ネジ35の係合凹部35c3に挿入されることで、上記ドライバ21によって上記開閉用ネジ35が回転されるようになっている。そのため、上記操作部3に対して上記把持部5を分離することができる構成とした上記把持鉗子1においても、上記把持部5の開閉動作を容易且つ確実に行なえるようにすることができる。
Further, the
また、上記ドライバ21は、その軸部25を貫通孔19aに貫通させて上記操作部3のドライバガイド19に設けられているため、上記ドライバ21が脱落するのを防止することができる。特に、上記ドライバ21の握り部23が上記ドライバガイド19と当接することで、上記ドライバ21が患者の体115側に誤って脱落してしまうことを防止できる。
Further, since the
なお、本発明は、前述した一実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記把持鉗子1は、肺癌の摘出手術以外にも使用できるものである。また、検査のために組織を採取する際にも使用することができる。
また、上記操作部3の軸7、7′の挟み部12、12′にはそれぞれ2つずつの爪11、11及び爪11、11′が形成されているが、この爪の数についても様々な場合が考えられる。
また、手術用開口部の位置、大きさ、個数は様々な場合が考えられる。
The present invention is not limited to the one embodiment described above.
For example, the grasping forceps 1 can be used for operations other than surgery for removing lung cancer. It can also be used when collecting tissue for examination.
In addition, two
In addition, there are various cases in which the position, size, and number of surgical openings are different.
本発明は、例えば、肺癌の手術に用いられる把持鉗子に係り、特に、操作部と、該操作部に任意の方向から着脱可能に取り付けられ操作部による操作によって患部を把持する把持部とに分離・構成することにより、従来使用できなかった手術用開口部を介しての患部の切断を可能にし、患部を必要最小限の大きさで切断・摘出することができるように工夫したものに係り、例えば、肺癌の摘出手術に用いる把持鉗子に好適である。 The present invention relates to a grasping forceps used in, for example, lung cancer surgery, and in particular, is separated into an operation unit and a grasping unit that is detachably attached to the operation unit from any direction and grips the affected part by an operation by the operation unit. -By constructing, it is possible to cut the affected part through a surgical opening that could not be used conventionally, and it is devised so that the affected part can be cut and extracted with the minimum necessary size, For example, it is suitable for grasping forceps used in the operation for removing lung cancer.
1 把持鉗子
3 操作部
5 把持部
12 挟み部(係合部)
12′ 挟み部(係合部)
19 ドライバガイド部
21 ドライバ(回転操作部材)
29 開閉部材
29h 係合溝(被係合部)
31 開閉部材
31f 係合溝(被係合部)
31g 係合溝(被係合部)
35 開閉用ネジ
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
12 'clamping part (engagement part)
19
29 Opening / closing
31 Opening / closing
31g engaging groove (engaged part)
35 Opening and closing screw
Claims (3)
上記把持部を着脱可能に保持する操作部と、
上記操作部に着脱可能に取り付けられ上記開閉用ネジを回転させて進退させることにより上記一対の開閉部材を開閉する回転操作部材と、
を具備し、
上記操作部の先端には一対の挟み部が設けられていて、この一対の挟み部によって上記把持部を把持部の開閉方向に沿った両側及び開閉方向に直交する両側から把持可能にしたことを特徴とする把持鉗子。 A gripping portion comprising a pair of opening and closing members, which is biased in an opening direction by a spring and opened and closed by an opening and closing screw which advances and retreats by a rotation operation ;
An operation unit for detachably holding the gripping unit;
A rotation operation member that is detachably attached to the operation unit and opens and closes the pair of opening and closing members by rotating and reversing the opening and closing screws;
Comprising
A pair of sandwiching portions is provided at the distal end of the operation unit, and the pair of sandwiching portions enables the gripping unit to be gripped from both sides along the opening / closing direction of the gripping unit and from both sides orthogonal to the opening / closing direction. A characteristic grasping forceps.
上記操作部には上記回転操作部材をガイドするガイド部が設けられていることを特徴とする把持鉗子。 The grasping forceps according to claim 1,
The grasping forceps, wherein the operation portion is provided with a guide portion for guiding the rotation operation member .
上記操作部の挟み部には係合部が形成されており、
上記把持部には開閉方向に沿った両側及び開閉方向に直交する両側に上記係合部が係合される被係合部が設けられていることを特徴とする把持鉗子。 In the grasping forceps according to claim 1 or 2,
An engaging part is formed in the sandwiching part of the operation part,
The grasping forceps, wherein the grasping portion is provided with engaged portions to which the engaging portion is engaged on both sides along the opening / closing direction and on both sides orthogonal to the opening / closing direction .
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