JP5871931B2 - 熱を伝達する方法 - Google Patents

熱を伝達する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5871931B2
JP5871931B2 JP2013527596A JP2013527596A JP5871931B2 JP 5871931 B2 JP5871931 B2 JP 5871931B2 JP 2013527596 A JP2013527596 A JP 2013527596A JP 2013527596 A JP2013527596 A JP 2013527596A JP 5871931 B2 JP5871931 B2 JP 5871931B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat transfer
ocf
fluid
transfer system
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013527596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013537965A (ja
Inventor
ピア・アントニオ・グアルダ
ジャンフランコ・スパタロ
ヴァンサン・ピエール・ムニエ
Original Assignee
ソルヴェイ・スペシャルティ・ポリマーズ・イタリー・エッセ・ピ・ア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソルヴェイ・スペシャルティ・ポリマーズ・イタリー・エッセ・ピ・ア filed Critical ソルヴェイ・スペシャルティ・ポリマーズ・イタリー・エッセ・ピ・ア
Publication of JP2013537965A publication Critical patent/JP2013537965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5871931B2 publication Critical patent/JP5871931B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K5/00Heat-transfer, heat-exchange or heat-storage materials, e.g. refrigerants; Materials for the production of heat or cold by chemical reactions other than by combustion
    • C09K5/08Materials not undergoing a change of physical state when used
    • C09K5/10Liquid materials

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本出願は、2010年9月10日出願の欧州特許出願第10176092.4号明細書への優先権を主張し、本出願の全内容は、すべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、二次ループ熱伝達システムにおける熱伝達媒体としてのパーフルオロポリエーテル流体の使用に関する。
フッ素化エーテル流体が、化学安定性および熱安定性が高く、非毒性および非可燃性であることから、熱伝達媒体として使用するのに適しており、厳しい安全基準を遵守するのにかかる特性、特に非可燃性が非常に重要である熱伝達用途に特に適していることは当技術分野で公知である。かかる用途の代表的な例としては、航空機に搭載されている冷却回路、スーパーマーケット用の冷凍システムまたは工業プラントにおける熱伝達回路が挙げられる。
特に、ヒドロフルオロ(ポリ)エーテルは、低温でのその低い粘度を考慮して、低温用途における熱伝達媒体として、特に、熱源からヒートシンクへと熱を伝達するために、有利には、使用されることは当技術分野で公知である。しかしながら、主な欠点は、ヒドロフルオロ(ポリ)エーテル流体は一般に、必要とされる操作温度にわたって液相で維持されるために加圧熱伝達システムが必要となることである。
熱伝達システムにおける熱伝達媒体としてのフッ素化エーテル流体の使用に影響する主な問題の中でも、特に加圧システムにおいて一般に漏れ易い熱伝達媒体を一方のある本体から別の本体へと輸送し、循環させるのに適している、特にポリマーシーラントを通常備える二次ループ熱伝達システムに関して、大気中に流体が放出されることによって生じる地球温暖化が挙げられる。
さらに、当技術分野でよく知られているように、二次ループ装置は一般に、水分の影響を受ける。この水分は熱伝達流体によって運ばれ、通常二次ループ装置上で凝縮し、凍結して霜を形成する。この霜は、熱伝達システムの冷却効率を大幅に下げ、蓄積したままにしておくと、装置を通って循環する熱伝達流体の流れをブロックし、システムの総熱伝達容量を減少させる。
したがって、(特許文献1)(MINNESOTA MINING AND MANUFACTURING COMPANY)(1998年8月5日)には、通常−15℃未満の温度で動作する二次ループ冷凍システム用の熱伝達流体としてのヒドロフルオロエーテルの使用が開示されている。
また、(特許文献2)(3M INNOVATIVE PROPERTIES COMPANY)(2000年11月21日)には、特にKRYTOX(登録商標)KオイルおよびGALDEN(登録商標)HT流体として市販されているパーフルオロポリエーテルなどの二次冷媒の多段冷凍システムにおける使用が開示されている。
さらに、(特許文献3)(SOLVAY SOLEXIS S.P.A.)(2010年4月1日)には、熱源からヒートシンクに熱を伝達するための熱伝達媒体として官能基を含まないフッ素化流体と、特定の官能性(パー)フルオロポリエーテル流体とを含む粗製物の使用が開示されている。しかしながら、二次ループ熱伝達システムに一般的に存在するポリマーシーラントに対する前記熱伝達媒体の適合性について言及されていない。
さらに、(特許文献4)(MONTEDISON S.P.A.)(1990年9月11日)には、試験用途に応じて−65℃と低い、かつ/または200℃と高い温度での、電子産業における特に熱衝撃試験用、グロスリーク試験用および試験用途における燃焼用の熱伝達試験用流体としてのパーフルオロポリエーテルの使用が開示されている。しかしながら、これらの用途では、電子部品を流体に浸漬することによって、電子部品を熱伝達流体と直接接触させる必要がある。
欧州特許出願公開第0856038A号明細書 米国特許第6148634号明細書 国際公開第2010/034698号パンフレット 米国特許第4955726号明細書
したがって、二次ループ熱伝達システムで使用するのに適したフッ素化エーテル熱伝達流体が当技術分野で依然として必要とされており、前記流体は有利には、
−−120℃から180℃までの広い動作温度においてヒドロフルオロ(ポリ)エーテル流体の粘度と同程度に低い粘度、
−大気圧での最大250℃の沸点、
−特に高温での、低い透過性および高い化学的適合性およびポリマーシーラントに対する耐性、
−固有の化学的不活性および安定性、および
−流体中での水の低い溶解性、を有し、
前記二次ループ熱伝達システムにおいてうまく使用され、その結果、システムの効率を高め、その保守を最小限にしながら、ポリマーシーラントを通じて漏れるリスクひいてはこれに対応する前記流体の雰囲気中への放出の低減さらには解消に成功することによって、厳しい安全基準が遵守される。
したがって、本発明の目的は、以下の工程:
(1)熱伝達流体を含む二次ループ通路によって、本体から第1熱伝達システムに熱を伝達する工程と、任意選択で、
(2)前記熱伝達流体を含む前記二次ループ通路によって、前記第1熱伝達システムと同じ、または異なる第2熱伝達システムから、前記本体に熱を伝達する工程と、
を含む、熱を伝達する方法であって、
−前記二次ループ通路は、ゴムシールおよびプラスチックパイプから選択される少なくとも1種類のポリマーシーラントを含み、
−前記熱伝達流体は、以下の式(I):
−(OCF(OCFCF(OCF(CFCF−OR(I)
(式中、各場合に等しいまたは異なるRは、C〜Cパーフルオロアルキル基であり、互いに等しいまたは異なるm、nおよびpは、0〜100、好ましくは0〜50に含まれる整数であり、m+nの合計は0を超え、zは1または2に等しい)
を有する1種または複数種の直鎖状パーフルオロポリエーテルを含み、
そして前記熱伝達流体が、工程(1)で前記本体から前記第1熱伝達システムに前記熱を伝達するために、そして任意選択で、工程(2)で前記第2熱伝達システムから前記本体に前記熱を伝達するために、前記二次ループ通路を通じて循環される、方法である。
驚くべきことに、本発明の方法によって、ポリマーシーラントに対する熱伝達流体の低い透過性および高い化学的適合性および耐性のために、ゴムシールおよびプラスチックパイプを通じた漏れの低減に成功し、したがって、厳しい安全基準を遵守し、かつ定期的な霜落し作業およびポリマーシーラントの定期的な交換を、有利には、減らすことによって、その保守も最小限に抑えながら、二次ループ熱伝達システムの効率が、有利には、高められることが判明した。
「本体」という用語は、本明細書において、特に密閉空間または物体を意味することが意図される。
本発明の方法に、概してかかわる本体の非制限的な例は、特に、コンパートメント、装置、反応器、チャンバ、バイアルが挙げられる。
本発明の方法の工程(1)の熱伝達システムは本明細書において、本体の温度よりも低い温度で維持されるシステムを意味することが意図される。本発明の方法の工程(2)の熱伝達システムは本明細書において、本体の温度よりも高い温度で維持されるシステムを意味することが意図される。
本発明の方法の工程(1)で使用するのに適した熱伝達システムの非制限的な例としては、流体、例えば空気および液体窒素、および冷凍システム、例えば深冷器が挙げられる。
本発明の方法の工程(1)および工程(2)の両方で使用するのに適した熱伝達システムの非制限的な例としては、特にサーモクライオスタットが挙げられる。
本発明の方法によって、本体の温度は、有利には、概して250℃まで、好ましくは150℃までの温度に設定される。
本発明の方法の本体の温度は、概して−15℃未満、好ましくは−25℃未満、さらに好ましくは−50℃未満の温度にうまく設定することができる。
本発明の方法の第1実施形態において、本発明の方法は特に、上記で定義される工程(2)が存在しない二次ループ熱伝達システムを操作するのに適合されている。
本発明のこの第1実施形態の方法は有利には、コンパートメント、例えばスーパーマーケットまたは航空機乗り物もしくはボートに搭載された輸送トロリーの食品コンパートメント、特に凍結手術または原子核およびエネルギー産業における装置または反応器、例えばリチウムイオン電池および燃料電池を冷却するのに、または燃料、特に液体窒素を保管するのに適している。
本発明の方法の第2実施形態において、本発明の方法は、上記で定義される工程(2)が存在しない二次ループ熱伝達システムを操作するのに特に適合されている。
本発明の方法の第2実施形態の第1変形形態において、上記で定義される工程(2)で使用するのに適した第2熱伝達システムは、上記で定義される工程(1)で使用するのに適した第1熱伝達システムと同じである。
本発明の方法の第2実施形態の第2変形形態において、上記で定義される工程(2)で使用するのに適した第2熱伝達システムは、上記で定義される工程(1)で使用するのに適した第1熱伝達システムと異なる。
本発明のこの第2実施形態の方法は有利には、装置および反応器を操作するのに、特に、
−真空チャンバに含まれる製品を凍結する工程であって、前記真空チャンバが、真空チャンバから熱伝達システムに熱を伝達するために使用される本発明の熱伝達流体を含む1つまたは複数の通路を含み、前記真空チャンバが−50℃未満、好ましくは−80℃未満の温度で維持される工程と、
−チャンバを室温まで加熱しながら、製品を真空下にて脱水する工程と、
−凍結乾燥された製品を取り出した後、温度範囲120℃〜135℃にて高圧飽和蒸気により真空チャンバを滅菌する工程と
によって、凍結乾燥装置を操作するのに適している。
本発明の方法の熱伝達流体により、有利には、低温での低粘度および高沸点を示すと同時に、一般に−120℃〜180℃、好ましくは−100℃〜150℃、さらに好ましくは−70℃〜125℃の広い温度範囲で本発明の二次ループ熱伝達方法を操作することが可能となり、したがって熱伝達システム、特に密閉システムにおける圧力の過剰な上昇が回避され、ポリマーシーラントを通じた漏れが劇的に低減されることが判明した。
本発明の方法の熱伝達流体は、上述の式(I)を有する1種または複数種の直鎖状パーフルオロポリエーテルに加えて、パーフルオロカーボン(PFC)、ヒドロフルオロカーボン(HFC)、ヒドロフルオロエーテル(HFE)、ヒドロフルオロポリエーテル(HFPE)およびパーフルオロポリエーテル(PFPE)からなる群から選択される1種または複数種の他の流体も含み得る。
好適なパーフルオロカーボン(PFC)の非制限的な例としては、特にパーフルオロ(シクロ)アルカン、パーフルオロアルキルアミンおよび3MからFLUORINERT(登録商標)流体として市販されているパーフルオロアルキルエーテル、特にFLUORINERT(登録商標)FC−40、FC−43、FC−70、FC−71、FC−72、FC−75、FC−77、FC−80、FC−84、FC−104、FC−3283、FC−5311およびF2 Chemicals Ltd.からFLUTEC(登録商標)流体として市販されている流体、特にFLUTEC(登録商標)PP−1、PP−2、PP−3、PP−5、PP−9が挙げられる。
好適なヒドロフルオロカーボン(HFC)の非制限的な例としては、特にNippon Zeon Co.,Ltd.からZEORORA(登録商標)流体として、E.I.Du Pont de Nemours and Co.からVERTREL(登録商標)流体として、Solvay Fluor GmbHからSOLKANE(登録商標)365MFC流体として市販されているヒドロフルオロカーボンが挙げられる。
好適なヒドロフルオロエーテル(HFE)の非制限的な例としては、特に以下の式(II−A)または(II−B):
O−R’(II−A)または
O−J−(O)−R’(II−B)
(式中、互いに等しいまたは異なるRおよびR’が独立して、−C2m+1、−C2n+1−h、−C2zOC2y+1、−C2u−u’u’OC2w+1−w’w’および−C2u−u’u’OC2y+1基から選択され、m、u、w、y、zは1〜8、好ましくは1〜7の整数であり、h、u’およびw’は、h≦2n+1、u’≦2u、w’≦2w+1となる1以上の整数であり、但し、式(IIA)におけるRおよびR’の少なくとも1つが、−C2n+1−h基または上記で定義される−C2u−u’u’OC2w+1−w’w’基であることを条件とし、
Jは、炭素原子1〜12個を有する二価炭化水素基、直鎖状または分岐状、脂肪族または芳香族、好ましくは炭素原子1〜6個を有する脂肪族二価炭化水素基、例えば−CH−、−CHCH−または−CH(CH)−であり、
jは0または1に等しい)
のいずれかに従うヒドロフルオロエーテルが挙げられる。
本発明の方法において有用な、上述の式(II−A)を有する代表的な流体HFEとしては、限定されないが、以下の化合物およびその混合物:COCH、COCH、COC、C15OCが挙げられる。
本発明の方法において有用な、上述の式(II−B)を有する代表的な流体HFEとしては、限定されないが、米国特許出願公開第2007051916号明細書(3M INNOVATIVE PROPERTIES COMPANY)(2007年3月8日)または米国特許出願公開第2005126756号明細書(3M INNOVATIVE PROPERTIES COMPANY)(2005年6月16日)に開示されるHFEが挙げられる。
上述の式(II−B)を有する好適な流体HFEの非制限的な例としては、特に以下の化合物およびその混合物:
CFCFHCFCH(CH)OCFCFHCF、CFCFHCFCHOCFCFHCF、CFCF(CHOCFCFHCF)CFHCF(CF、CFCFHCF(CHOCFCFHCF)CF(CF、CFCF[CH(CH)OCFCFHCF]CFHCF(CF、CFCF[CH(CH)OCFCFHCF]CFHCFCF、CFCFCF[CH(CH)OCFCFHCF]CFHCF、CFCFHCFC(CHOCFCFHCF、CFCFHCFCHOCFCFHOC、CFCFHCFCH(OCFCFHCF)CHOCFCFHCF、CFCFHCFCHOCFCFHOC、CFCFHCFCHOCFCFHOCF、CFCFCFOCHCHCHOCFCFCF、CFCFCFCFOCHCHCHOCFCFCFCF、CFCFCFOCHCHOCFCFCF、CFCFCFCFCFOCHCHCHOCFCFCFCFCF、CFCFCF[CF(CF]OCHCHCHOCF[CF(CF]CFCFが挙げられる。
好適なヒドロフルオロポリエーテル(HFPE)の非制限的な例としては、以下の式(III):
O−R−R’(III)
に従うヒドロフルオロポリエーテルが挙げられ、
式中、互いに等しいまたは異なるRおよびR’が独立して、−C2m+1および−C2n+1−h基から選択され、m、nは1〜3の整数であり、hは、h≦2n+1となる1以上の整数であり、但し、RおよびR’の少なくとも1つが、上記で定義される−C2n+1−h基であることを条件とし、
は、以下:
(1)−(CFO)a1−(CFCFO)b1−(CF−(CFz’−CFO)c1(a1、b1およびc1は、100までの、好ましくは50までの整数であり、z’は1または2に等しい整数であり、a1≧0、b1≧0、c1≧0およびa1+b1>0であり、好ましくは、a1およびb1のそれぞれが0を超え、b1/a1が0.1〜10に含まれる)、
(2)−(CO)a2−(CO)b2−(CFXO)c2−(Xは各場合に独立して、−Fおよび−CFから選択され、a2、b2およびc2は、100までの、好ましくは50までの整数であり、a2>0、b2≧0、c2≧0であり、好ましくは、b2およびc2>0であり、a2/b2は0.2〜5.0に含まれ、かつ(a2+b2)/c2は5〜50に含まれる)、
(3)−(CO)a3−(CFXO)b3−(Xは各場合に独立して、−Fおよび−CFから選択され、a3およびb3は、100までの、好ましくは50までの整数であり、a3>0、b3≧0、好ましくはb3>0であり、a3/b3は5〜50に含まれる)、から選択されるパーフルオロポリオキシアルキレン鎖である。
上述の式(III)を有する流体HFPEの非制限的な例としては特に、以下の式:HCFO(CFCFO)CFH、HCFO(CFCFO)CFH、HCFO(CFCFO)(CFO)CFH、HCFO(CFCFO)CFH、HCFO(CFCFO)(CFO)CFH、HCFO(CFCFO)CFH、HCFO(CFCFO)CFOCFH、HCFO(CFCFO)CFOCFH、CFO(CFCFO)CFH、CFO(CFCFO)(CFO)CFH、CFO(CFCFO)(CFO)CFH、CFO(CFCFO)(CFO)CFH、CFO(CFCF(CF)O)CFH、CFO(CFCF(CF)O)CFH、CFO(CO)(CF(CF)O)CFH、HCFCFO(CFCFO)CFCFH、HCFCFOCFC(CFCFOCFCFH、CHOCFCFOCH、CHO(CFCFO)CH、CHO(CFCFO)(CFO)(CFCFO)CH、CHO(CFCFO)CH、CHO(CFCFO)(CFO)(CFCFO)CH、COCFCFOC、CO(CFCFO)、CHOCFH、CHOCFCFOCFH、CHOCFCFOCFOCFH、COCFH、COCFCFOCFH、CO(CFCFO)CFHに従う流体が挙げられる。
本発明の方法で使用するのに適した上述の式(III)を有する好ましい流体HFPEは、式中、Rが、上述の構造(1)または(2)を有するパーフルオロポリオキシアルキレン鎖である、流体である。
本発明の方法で使用するのに適した上述の式(III)を有する最も好ましい流体HFPEは、式中、Rが、上述の構造(1)を有するパーフルオロポリオキシアルキレン鎖であり、RおよびR’のうちの1つが、上記で定義される−C2n+1−h基であり、残りの基が、上記で定義される−C2m+1基である、流体である。
好適なパーフルオロポリエーテル(PFPE)の非制限的な例としては、特に以下の式(IV):
O−R’−R’(IV)
を有するパーフルオロポリエーテルが挙げられ、
式中、互いに等しいまたは異なるRおよびR’が独立して、−C2m+1基から選択され、mは1〜3の整数であり、
’は、以下:
(1’)−(CO)a1’−(CO)b1’−(CFXO)c1’−(Xは各場合に独立して、−FおよびCFから選択され、a1’、b1’およびc1’は、100までの、好ましくは50までの整数であり、a1’>0、b1’≧0、c1’≧0であり、好ましくは、b1’およびc1’>0であり、a1’/b1’は0.2〜5.0に含まれ、かつ(a1’+b1’)/c1’は5〜50に含まれる)、
(2’)−(CO)a2’−(CFXO)b2’−(Xは各場合に独立して、−FおよびCFから選択され、a2’およびb2’は、100までの、好ましくは50までの整数であり、a2’>0、b2’≧0、a2’/b2’は5〜50に含まれる)、から選択されるパーフルオロポリオキシアルキレン鎖である。
本発明の方法で使用するのに適した上述の式(IV)を有するましい流体PFPEは、式中、R’が、上述の構造(2’)を有するパーフルオロポリオキシアルキレン鎖である、PFPEである。
上述の式(IV)を有する流体PFPEの非制限的な例としては、特にSolvay Solexis S.p.A.から商標名GALDEN(登録商標)の商標で市販されているPFPEが挙げられる。
本発明の方法の熱伝達流体はさらに、1種または複数種の添加剤も含み得る。
好適な添加剤の非制限的な例としては、特に抗摩耗添加剤、酸化抑制剤および防錆添加剤が挙げられる。
本発明の方法の熱伝達流体に有利には添加することができる添加剤の代表的な例としては、特にSolvay Solexis S.p.A.から商標名FOMBLIN(登録商標)DA305、FOMBLIN(登録商標)DA306、FOMBLIN(登録商標)DA308の商標で市販されている官能性PFPEおよび国際公開第2007/099055号パンフレット(SOLVAY SOLEXIS S.P.A.)(2007年9月7日)に記載の、ピリジン、アミン、アリールのクラスから選択される末端基を有する官能性PFPEが挙げられる。
本発明の方法の熱伝達流体は好ましくは、
−上述の式(I)を有する1種または複数種の直鎖状パーフルオロポリエーテルを少なくとも50モル%、さらに好ましくは少なくとも60モル%、またさらに好ましくは少なくとも70モル%と、
−任意選択で、上記で定義されるヒドロフルオロエーテル(HFE)、ヒドロフルオロポリエーテル(HFPE)およびパーフルオロポリエーテル(PFPE)から選択される1種または複数種の流体と、
−任意選択で、上記で定義される1種または複数種の添加剤と、を含む。
本発明の方法の熱伝達流体はさらに好ましくは、
−上述の式(I)を有する1種または複数種の直鎖状パーフルオロポリエーテルを少なくとも50モル%、さらに好ましくは少なくとも60モル%、またさらに好ましくは少なくとも70モル%と、
−任意選択で、上述の式(III)(式中、Rは、上述の構造(1)を有するパーフルオロポリオキシアルキレン鎖であり、RおよびRb’のうちの1つが上記で定義される−C2n+1−h基であり、残りの基が上記で定義される−C2m+1基である)を有する1種または複数種のヒドロフルオロポリエーテル流体(HFPE)を最大で40モル%、さらに好ましくは最大で30モル%、またさらに好ましくは最大で20モル%、含む。
本発明の方法の熱伝達流体はまたさらに好ましくは、上述の式(I)を有する1種または複数種の直鎖状パーフルオロポリエーテルからなる。
本発明の方法で上述の式(I)を有する1種または複数種の直鎖状パーフルオロポリエーテルからなる熱伝達流体を使用することによって、非常に良い結果が得られた。
上述の式(I)を有する直鎖状パーフルオロポリエーテルは、以下の式(I−ビス):
R’−(OCFn’(OCFCFm’−OR’(I−ビス)
に従い、
式中、各場合に等しいまたは異なるR’は、C〜Cパーフルオロアルキル基であり、m’およびn’は0を超え50までの整数、好ましくは20までの整数であり、m’/n’は0.1〜10に含まれる。
上述の式(I)を有する直鎖状パーフルオロポリエーテルは有利には、20℃でASTM D445に従って測定された、最大で20cSt、好ましくは最大で10cSt、さらに好ましくは最大で5cStの粘度を有する。
上述の式(I)または(I−ビス)のいずれかを有する直鎖状パーフルオロポリエーテルは、国際公開第2008/122639号パンフレット(SOLVAY SOLEXIS S.P.A.)(2008年10月16日)に記載の手順に従って、続いて欧州特許出願公開第0193028A号明細書(MONTEDISON S.P.A.)(1986年9月3日)に記載の手順に従って光化学フッ素化することによって、製造することができる。
回収された蒸留留分に応じて、明確な温度範囲で動作する特定の二次ループ熱伝達システムで使用するのに適した沸点を有する、上述の式(I)または(I−ビス)のいずれかを有する直鎖状パーフルオロポリエーテルが得られるだろう。
本発明の方法で使用するのに適した熱伝達流体の非制限的な例としては特に、一般に範囲80℃〜250℃、好ましくは100℃〜200℃、さらに好ましくは110℃〜180℃の沸点を有する、上述の式(I)を有する1種または複数種の直鎖状パーフルオロポリエーテルを含む熱伝達流体が挙げられる。
好適なゴムシールの非制限的な例としては、Oリング、ホース、ダイアフラム、ガスケット、ブランケットが挙げられる。
本発明の方法で使用される二次ループ通路で使用するのに適した、好ましいゴムシールは特に、エチレンプロピレン(いわゆるEPDM)、シリコーン、フルオロシリコーン、ニトリル、ブチル、フルオロカーボン、シス−ポリイソプレン、ポリウレタン、ポリアクリレート、クロロプレン、ポリスルフィド、スチレンブタジエンゴムで構成されるゴムシールが挙げられる。
本発明の方法で使用される二次ループ通路で使用するのに適した、最も好ましいゴムシールは、EPDM、シリコーンおよびフルオロシリコーンゴムで構成されるゴムシールである。
本発明の方法で使用される二次ループ通路で使用するのに適した、好ましいプラスチックパイプは特に、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、アクリル、エポキシ、ポリスルホン、フェノール樹脂、ポリアミド、アクリロニトリルブタジエンスチレンで構成されるパイプが挙げられる。
本発明の方法で使用するのに適した二次ループ通路の非制限的な例は好ましくは、上記で定義される少なくとも1種類のゴムシールを含む。
本明細書に参照により組み込まれる特許、特許出願および出版物の開示内容のいずれかが、用語を不明確にし得る程度まで本出願の記述と矛盾する場合は、本発明の記述が優先される。
本発明は、例示のみを目的としかつ本発明の範囲を制限するものではない以下の実施例を参照して、より詳細に説明される。
原料
式CFO(CFO)(CFCFO)−CF(I−A)(平均m/n比が1.7である)を有し、数平均分子量560を有する、直鎖状パーフルオロポリエーテル。その物理的性質を以下の表1に示す。
3Mから市販されているNOVEC(登録商標)7500ヒドロフルオロエーテル。その物理的性質を以下の表1に示す。
Figure 0005871931
透過性試験
ASTM D814−95標準手順に従って、厚さ1.5mmを有するEPDM、シリコーンおよびフルオロシリコーンゴムシートと流体を100℃で接触させることによって、透過特性を測定した。その結果を以下の表2に示す。
流体抵抗試験
ASTM D471−06標準手順に従って、100℃にて168時間、流体に対するゴムの耐薬品性を測定した。DIN53504標準手順を用いて修正されたASTM D471−06標準手順に従って、流体で処理した後のゴムの機械的性質も測定した。その結果を以下の表4に示す。
機械的性質試験
DIN53504標準手順に従ってS2ダンベル形試験片を使用して、かつASTM D2240−02b標準手順に従って、厚さ3.11mmを有するEPDMゴムの試験片および厚さ2.65mmを有するシリコーンとフルオロシリコーンゴムの試験片を使用して、ゴムの機械的性質を測定した。その結果を以下の表3に示す。
実施例1
式(I−A)を有する直鎖状パーフルオロポリエーテルの製造
国際公開第2008/122639号パンフレット(SOLVAY SOLEXIS S.P.A.)(2008年10月16日)に記載の手順に従って、テトラフルオロエチレンの光化学酸化から誘導される過酸化パーフルオロポリエーテルの接触水素化によって、PFPEジアシルフルオライドを得た。110℃〜150℃の範囲に沸点を有するPFPEジアシルフルオライドの留分を得るために、得られた混合物を蒸留した。フッ化アシル鎖が完全に転化し、上述の式(I−A)を有する直鎖状パーフルオロポリエーテルが得られるまで、式TO(CFO)(CFCFO)−T’(TおよびT’は−CF(2%)および−CFCOF(98%)基であり、平均m/n比が1.7である)を有し、かつ数平均分子量620を有する、回収されたPFPEジアシルフルオライドを、欧州特許出願公開第0193028A号明細書(MONTEDISON S.P.A.)(1986年9月3日)に記載の手順に従って0℃で光化学フッ素化にかけた。
実施例2
上記に定義される試験手順に従って、上述の式(I−A)を有する直鎖状パーフルオロポリエーテルをEPDM、シリコーンおよびフルオロシリコーンゴムと接触させた。その結果を以下の表2および4に示す。
比較例2
上述の式(I−A)を有する直鎖状パーフルオロポリエーテルの代わりにNOVEC(登録商標)7500ヒドロフルオロエーテルを使用した以外、本発明の実施例2に従う同じ手順を行った。その結果を表2および4に示す。
上記で詳述される手順に従って測定された透過試験(以下の表2を参照)から、上述の式(I−A)を有する直鎖状パーフルオロポリエーテル流体とEPDM、シリコーンおよびフルオロシリコーンゴムのいずれか1つを接触させると、NOVEC(登録商標)7500ヒドロフルオロエーテル流体と接触させて得られた値と比較して、前記ゴムに対して低い透過度数値を得ることに成功したことがわかる。
Figure 0005871931
上記で詳述される手順に従った流体抵抗試験もまた、NOVEC(登録商標)7500ヒドロフルオロエーテル流体と前記ゴムを接触させた場合に得られる変化と比較して、上述の式(I−A)を有する直鎖状パーフルオロポリエーテル流体と前記ゴムを接触させた場合に、EPDM、シリコーンおよびフルオロシリコーンのいずれか1つの質量と容積の両方のより少ない変化が得られること、つまり、NOVEC(登録商標)7500ヒドロフルオロエーテル流体と接触させた場合よりも上述の式(I−A)を有する直鎖状パーフルオロポリエーテル流体と接触させた場合に、前記ゴムの膨潤が少ないことを示している(以下の表4を参照)。
上記で詳述される手順に従って測定された、未処理EPDM、シリコーンおよびフルオロシリコーンゴムの機械的性質を以下の表3に示す。
Figure 0005871931
以下の表4に示されるように、上記で詳述される手順に従って、上述の式(I−A)を有する直鎖状パーフルオロポリエーテル流体でEPDM、シリコーンおよびフルオロシリコーンゴムを処理した後も、前記処理されたゴムの機械的性質は、二次ループ通路のポリマーシーラントが本発明の方法において十分に機能することを可能にするのに依然として適していることがさらに判明した。
Figure 0005871931
したがって、有利には熱伝達流体に対する水の低い溶解性を有する、上述の式(I)を有する1種または複数種の直鎖状パーフルオロポリエーテルを含む熱伝達流体の存在下にて、本発明の方法を行うことは、二次ループ熱伝達システムの管理およびそれに伴う費用を最小限に抑えると同時に、前記ポリマーシーラントに対する前記流体の透過性が低く、化学的適合性が高く、かつ耐性があるため、二次ループ通路に
おけるポリマーシーラントの気密を有利には高めることによって、成功することが判明した。

Claims (11)

  1. 以下の工程:
    (1)熱伝達流体を含む二次ループ通路によって、本体から第1熱伝達システムに熱を伝達する工
    含む、熱を伝達する方法であって、
    前記二次ループ通路が、ゴムシールおよびプラスチックパイプから選択される少なくとも1種類のポリマーシーラントを含み、
    前記熱伝達流体が、以下の式(I):
    −(OCF(OCFCF(OCF(CFCF−OR(I)
    (式中、各場合に等しいまたは異なるRが、C〜Cパーフルオロアルキル基であり、互いに等しいまたは異なるm、nおよびpが、0〜100に含まれる整数であり、m+nの合計が0を超え、zは1または2に等しい)
    を有する1種または複数種の直鎖状パーフルオロポリエーテルを含み、
    前記熱伝達流体が、工程(1)で前記第1熱伝達システムに前記本体から前記熱を伝達するために、前記二次ループ通路を通じて循環される、方法。
  2. 前記本体の温度が、一般に−15℃未満の温度に設定される、請求項1に記載の方法。
  3. (2)前記第1熱伝達システムと同じまたは異なる第2熱伝達システムから、前記熱伝達流体を含む前記二次ループ通路によって前記本体に熱を伝達する工程
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記熱伝達流体が、工程(2)で前記本体に前記第2熱伝達システムから前記熱を伝達するために循環される、請求項3に記載の方法。
  5. 請求項に規定する第2熱伝達システムが、請求項1に規定する第1熱伝達システムと同じである、請求項3に記載の方法。
  6. 請求項に規定する第2熱伝達システムが、請求項1に規定する第1熱伝達システムと異なる、請求項3に記載の方法。
  7. 前記熱伝達流体が、
    請求項1に規定する式(I)を有する1種または複数種の直鎖状パーフルオロポリエーテルを少なくとも50モル%と
    ドロフルオロエーテル(HFE)、ヒドロフルオロポリエーテル(HFPE)およびパーフルオロポリエーテル(PFPE)から選択される1種または複数種の流体と、
    種または複数種の添加剤と、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記熱伝達流体が、
    請求項1に規定する式(I)を有する1種または複数種の直鎖状パーフルオロポリエーテルを少なくとも50モル%と
    下の式(III):
    O−R−Rb’(III)
    を有する1種または複数種のヒドロフルオロポリエーテル流体(HFPE)を最大で40モル%とを
    [上記式中、互いに等しいまたは異なるRおよびRb’が独立して、−C2m+1および−C2n+1−h基から選択され、m、nは1〜3の整数であり、hは、h≦2n+1となる1以上の整数であり、但し、RおよびRb’の1つが、上記で定義される−C2n+1−h基であり、残りの基が上記で定義される−C2m+1基であることを条件とし、
    は、以下の構造:
    (1)−(CFO)a1−(CFCFO)b1−(CF−(CFz’−CFO)c1(a1、b1およびc1は、100までの整数であり、z’は1または2に等しい整数であり、a1≧0、b1≧0、c1≧0およびa1+b1>0であ)、
    を有するパーフルオロポリオキシアルキレン鎖である]、請求項に記載の方法。
  9. 前記熱伝達流体が、請求項1に規定する式(I)を有する1種または複数種の直鎖状パーフルオロポリエーテルからなる、請求項に記載の方法。
  10. 請求項1に規定する式(I)を有する直鎖状パーフルオロポリエーテルが、以下の式(I−ビス):
    R’−(OCFn’(OCFCFm’−OR’(I−ビス)
    (式中、各場合に等しいまたは異なるR’が、C〜Cパーフルオロアルキル基であり、m’およびn’が、0を超え50までの整数であり、m’/n’が0.1〜10に含まれる)
    に従う、請求項1に記載の方法。
  11. 前記二次ループ通路が、少なくとも1つのゴムシールを含む、請求項1に記載の方法。
JP2013527596A 2010-09-10 2011-09-08 熱を伝達する方法 Expired - Fee Related JP5871931B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP10176092.4 2010-09-10
EP10176092 2010-09-10
PCT/EP2011/065517 WO2012032106A1 (en) 2010-09-10 2011-09-08 Method for transferring heat

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013537965A JP2013537965A (ja) 2013-10-07
JP5871931B2 true JP5871931B2 (ja) 2016-03-01

Family

ID=43531248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013527596A Expired - Fee Related JP5871931B2 (ja) 2010-09-10 2011-09-08 熱を伝達する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9568250B2 (ja)
EP (1) EP2614125B1 (ja)
JP (1) JP5871931B2 (ja)
CN (1) CN103210054B (ja)
WO (1) WO2012032106A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3757190B1 (en) * 2019-06-26 2021-10-13 Alpraaz AB Liquid heat transfer mixture and use thereof
JP7338596B2 (ja) * 2020-09-17 2023-09-05 トヨタ自動車株式会社 非水冷却液組成物及び冷却システム
CN113621352B (zh) * 2021-06-25 2023-07-07 浙江巨化技术中心有限公司 一种组合物、液冷剂及其应用以及浸没冷却系统
CN113717698B (zh) * 2021-07-15 2023-06-06 浙江巨化技术中心有限公司 一种组合物、含氟烯烃齐聚物液冷剂及其制备方法以及浸没冷却系统
CN113773812B (zh) * 2021-09-13 2023-07-04 浙江巨化技术中心有限公司 一种包含杂环促进剂的组合物、及其用于液冷剂的用途以及浸没式液冷系统
CN113861949B (zh) * 2021-10-12 2023-08-15 浙江巨化技术中心有限公司 一种传热组合物及其应用以及浸没冷却系统
CN113969144B (zh) * 2021-10-12 2023-07-04 浙江巨化技术中心有限公司 一种组合物及其用于液冷剂的用途以及液冷系统
CN114231259B (zh) * 2021-12-20 2023-10-20 浙江巨化技术中心有限公司 一种浸没式单相液冷剂及其应用、液冷方法和浸没式单相液冷系统

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1226566A (ja) * 1967-04-04 1971-03-31
US4664766A (en) 1985-02-13 1987-05-12 Montedison S.P.A. Photochemical process for neutralizing perfluoropolyethers
IT1201416B (it) 1985-04-24 1989-02-02 Montefluos Spa Perfluoropolieteri impiegati come fluidi per il testing nell'elettronica
JP3521011B2 (ja) * 1994-09-06 2004-04-19 三菱重工業株式会社 熱搬送装置
CA2233874A1 (en) 1995-10-20 1997-04-24 Gregory J. Sherwood Hydrofluoroethers as low temperature refrigerants
US6148634A (en) 1999-04-26 2000-11-21 3M Innovative Properties Company Multistage rapid product refrigeration apparatus and method
US6610250B1 (en) 1999-08-23 2003-08-26 3M Innovative Properties Company Apparatus using halogenated organic fluids for heat transfer in low temperature processes requiring sterilization and methods therefor
US6303080B1 (en) 1999-10-08 2001-10-16 3M Innovative Properties Company Hydrofluoroethers as heat-transfer fluids in low temperature processes requiring sterilization
JP2001304703A (ja) * 2000-04-18 2001-10-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷凍サイクル装置
US20020023447A1 (en) * 2000-06-28 2002-02-28 Oleg Podtchereniaev High efficiency very-low temperature mixed refrigerant system with rapid cool down
CN100483040C (zh) * 2000-06-28 2009-04-29 布鲁克斯自动化公司 用于深度低温的制冷系统的混合制冷剂
ITMI20020012A1 (it) * 2002-01-08 2003-07-08 Ausimont Spa Uso di liquidi fluorurati
US6953082B2 (en) 2003-12-16 2005-10-11 3M Innovative Properties Company Hydrofluoroether as a heat-transfer fluid
EP1655358A1 (de) * 2004-11-04 2006-05-10 Solvay Fluor GmbH Arbeitsfluid zur Wärmeübertragung
US7582801B2 (en) 2005-02-07 2009-09-01 Los Alamos National Security, Llc Synthesis of [1-13C]pyruvic acid], [2-13C]pyruvic acid], [3-13C]pyruvic acid] and combinations thereof
US7691282B2 (en) * 2005-09-08 2010-04-06 3M Innovative Properties Company Hydrofluoroether compounds and processes for their preparation and use
ITMI20060381A1 (it) 2006-03-02 2007-09-03 Solvay Solexis Spa Fluidi di scambio termico
EP1980583A1 (en) 2007-04-10 2008-10-15 Solvay Solexis S.p.A. A method for preparing carbonylic perfluoropolyethers
EP2025731A1 (en) * 2007-08-06 2009-02-18 Solvay Solexis S.p.A. Heat Transfer fluid
JP5591806B2 (ja) * 2008-09-26 2014-09-17 ソルヴェイ・スペシャルティ・ポリマーズ・イタリー・エッセ・ピ・ア 熱伝達方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012032106A1 (en) 2012-03-15
US20130168049A1 (en) 2013-07-04
CN103210054A (zh) 2013-07-17
CN103210054B (zh) 2016-06-15
EP2614125B1 (en) 2015-11-25
EP2614125A1 (en) 2013-07-17
JP2013537965A (ja) 2013-10-07
US9568250B2 (en) 2017-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5871931B2 (ja) 熱を伝達する方法
JP6891925B2 (ja) 作動媒体および熱サイクルシステム
US10829674B2 (en) Working medium and heat cycle system
US8999192B2 (en) Method for transferring heat
WO2014080868A1 (ja) ランキンサイクル用作動媒体およびランキンサイクルシステム
US9518204B2 (en) HFO refrigerant composition having improved slidability
KR102290938B1 (ko) 퍼플루오로폴리에테르 추출 공정
US6746620B2 (en) Use of fluorinated liquids
TW201343899A (zh) 冷凍機用潤滑油組成物(三)
KR20140142242A (ko) 냉매 조성물 및 불화탄화수소의 분해 억제 방법
US6677284B2 (en) Lubricant composition for ammonia based refrigerants with good seal performance
JP2012233091A (ja) 炭化水素冷媒用の潤滑油基油
JP5229844B2 (ja) 良好な密封性能を備えたアンモニアベース冷却剤用の潤滑組成物
AU2001250853A1 (en) Lubricant composition for ammonia based refrigerants with good seal performance
EP3083014A1 (en) Method for removing carbon dioxide from gas mixtures
JPH02132179A (ja) 圧縮式冷凍機用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5871931

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees