JP5864754B2 - ポータブルコンピューティングデバイスのリソースを管理するためのシステムおよび方法 - Google Patents

ポータブルコンピューティングデバイスのリソースを管理するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Description

関連出願に関する陳述
本出願は、米国特許法第120条に基づく優先権を主張するものであり、2010年9月15日に出願された「SYSTEM AND METHOD FOR MANAGING RESOURCES OF A PORTABLE COMPUTING DEVICE」と題する米国特許出願第12/882,395号の一部継続出願であり、上記出願の明細書全体が参照により本明細書に組み込まれる。本特許出願は、2011年9月2日に出願された「SYSTEM AND METHOD FOR MANAGING RESOURCES OF A PORTABLE COMPUTING DEVICE」と題する米国特許仮出願第61/530,770号の米国特許法第119条(e)に基づく優先権も主張するものであり、上記出願の内容全体も参照により本明細書に組み込まれる。
ポータブルコンピューティングデバイス(PCD)は、個人レベルおよび専門レベルにおいて各人に必要なものになりつつある。これらのデバイスは、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、ポータブルゲームコンソール、パームトップコンピュータ、および他のポータブル電子デバイスを含み得る。これらのデバイスの各々は主要機能を含み得る。たとえば、セルラー電話は一般に、電話を受けたりかけたりする主要機能を有する。
これらのデバイスの多くは主要機能に加えて、周辺機能を含む。たとえば、セルラー電話は、上述したようにセルラー電話をかけるという主要機能、およびスチールカメラ、ビデオカメラ、全地球測位システム(GPS)ナビゲーション、ウェブブラウジング、電子メールの送受信、テキストメッセージの送受信、プッシュツートーク機能などの周辺機能を含み得る。そのようなデバイスの機能が増加するにつれて、そのような機能をサポートするために必要な計算能力または処理能力も増大する。さらに、計算能力の増大に伴い、計算能力をもたらす1つまたは複数のプロセッサを効果的に管理する必要性がますます高まっている。
過去には、ハードウェアまたはソフトウェア(または両方)によってサポートされる各周辺機能がセルラー電話のようなデバイスに導入されるのに伴って、周辺機能ごとに特定のアプリケーションプログラミングインターフェース(API)が導入された。たとえば、ビデオカメラ向けの別個のAPIおよびGPSナビゲーションアプリケーションソフトウェア向けの別個のAPIがあり得る。各APIは一般にそのアクションを独立してログ記録しており、各APIは一般にそれ自体のデータ構造を有し、そのため、新しい周辺機能の導入前に存在したセルラー電話の既存のハードウェアまたはソフトウェアを相互参照する必要がある。
周辺機能ごとに別個のAPIを導入することは、異なるハードウェア要素およびソフトウェア要素を相互参照するので、非常に煩雑で時間がかかる。セルラー電話の基本機能をサポートする各ハードウェア要素またはソフトウェア要素は、セルラー電話の相手先商標製造会社(OEM)および/またはセルラー電話の基本機能をサポートする基礎的電子技術のOEMによって定められた名称を与えられていることがある。ソフトウェアまたはハードウェア(または両方)に関連する新しい特徴または機能のログ記録およびデバッギングは、このポータブルコンピューティングデバイス分野では当業者によって、新しい製品または特徴(または両方)を提供する際の大きい問題として長い間認識されてきた。
必要なのは、相手先商標製造会社(OEM)によって構築されたシステムに追加された新しいソフトウェアまたはハードウェア(または両方)によってサポートされる新しい特徴または機能を導入することに関連する問題を克服し得るシステムおよび方法である。
ポータブルコンピューティングデバイスのリソースを管理するための方法およびシステムについて説明し、本方法およびシステムは、ノードを形成するための、ノードの一部である各リソースの一意の名前を含むノード構造データを受信するステップを含む。次に、ノード構造データは、1つまたは複数の従属性に関してレビューされ得る。次いで、インスタンス化されていないノードの従属性に関連する各リソースがノードフレームワーク内に存在するか否かが判断される。
本方法およびシステムはまた、インスタンス化されていないノードの各リソースが、要求をサポートすることに利用可能であるか否かを判断するステップを含み得る。インスタンス化されていないノードのリソースが、要求をサポートすることに利用不可能である場合、利用不可能なリソースを含むノードのインスタンス化を防止するように値が設定され得る。利用不可能なリソースは、差込み可能であって、PCDから取り外すことができるハードウェアを含み得る。
従属性に関連するリソースがまったく存在しない場合、ノード構造データは一時記憶装置に記憶され得る。ノード構造データ内の各従属性に関する各リソースが存在し、利用可能である場合、ノードはその1つまたは複数のリソースとともに作成またはインスタンス化され得る。ノードが作成/インスタンス化された場合、ノードは、通信を処理する準備ができた状態で、ノードの1つまたは複数のリソースに対応する1つまたは複数の一意の名前を使用して、ノードフレームワーク内で公開され得る。
本方法およびシステムは、インスタンス化されたノードの各リソースが、要求をサポートすることに利用可能であるか否かを判断するステップをさらに含み得る。インスタンス化されたノードのリソースが、いかなる要求をサポートすることにも利用不可能である場合、インスタンス化されたノードは他のリソースによるアクセスからロックされ得る。
本方法およびシステムは、ノードフレームワークにおいてプレースホルダーとして機能するスタブリソースを形成するためのデータを受信するステップをさらに含み得る。スタブデータを受信した後、本方法およびシステムは、ノードフレームワークが機能ノードのみを含むように完成され得るように、スタブリソースを機能リソースに置き換えるためのデータを受信することができる。
本方法およびシステムは、ノードフレームワーク内で管理されるクライアント要求が、能力および/またはパフォーマンスを向上させる目的で遅延した実行のために抑制可能であるか否かを判断するステップをさらに含み得る。本方法およびシステムは、抑制可能な要求に関する実行を遅延させるための1つまたは複数の条件が達成されているか否かを判断するステップをさらに含み得る。
本方法およびシステムは、リソースによる管理のための1つまたは複数のしきい値イベントを受信するステップをさらに含み得る。各しきい値イベントは、リソースによって追跡される少なくとも1つの条件を有し得る。
図中、別段規定されていない限り、同様の参照番号は、様々な図の全体を通じて、同様の部分を指す。「102A」または「102B」のような文字指定を伴う参照番号について、文字指定は、同じ図に存在する2つの同様の部分または要素を区別し得る。参照番号の文字指定は、参照番号が、すべての図において同じ参照番号を有するすべての部分を包含することが意図される場合には、省略されることがある。
閉位置におけるポータブルコンピューティングデバイス(PCD)の第1の態様の正面図である。 開位置におけるPCDの第1の態様の正面図である。 PCDの第2の態様のブロック図である。 処理システムのブロック図である。 図1のポータブルコンピューティングデバイスのリソースを管理するシステム向けのソフトウェアアーキテクチャの第1の態様の図である。 図1のPCDのリソースを管理するシステム向けのソフトウェアアーキテクチャの第2の態様を提供するノードまたはリソースグラフの図である。 固有であるが例示的なリソース名を有するノードを含むノードまたはリソースグラフの図である。 ソフトウェアアーキテクチャのリソースに対する追跡され得る例示的な温度しきい値イベントを示す図である。 リソースおよび各リソースによって追跡され得る対応する例示的な温度イベントであって、図6Cの温度しきい値イベントに対応し得る温度イベントのチャートを示す図である。 PCDのリソースを管理するためのソフトウェアアーキテクチャを作成するための方法を示すフローチャートである。 PCDのリソースを管理するためのソフトウェアアーキテクチャを作成するための方法を示す図7Aの続きのフローチャートである。 PCD向けの利用不可能になるインスタンス化されていないノードを管理するための方法を示す図7Aの続きのフローチャートである。 PCD向けの抑制可能な要求を管理するための方法を示す図7Bの続きのフローチャートである。 PCD向けの利用不可能になるインスタンス化されたノードを管理するための方法を示す図7Bの続きのフローチャートである。 PCDにおけるソフトウェアアーキテクチャにおけるノード構造データを受信するための図7A〜図7Bのサブ方法またはルーチンを示すフローチャートである。 PCD向けのソフトウェアアーキテクチャにおけるノードを作成するための図7A〜図7Bのサブ方法またはルーチンを示すフローチャートである。 PCD向けのソフトウェアアーキテクチャによって維持され得る例示的な名前テーブルのデータ構造の図である。 PCD向けのソフトウェアアーキテクチャにおけるリソースのエイリアスを作成するための方法を示すフローチャートである。 PCDのソフトウェアアーキテクチャにおけるクライアントを作成するための図9のサブ方法またはルーチンを示すフローチャートである。 PCD向けのソフトウェアアーキテクチャにおけるリソースに対するクライアント要求を作成するための方法を示すフローチャートである。 PCDのリソースに対する等時性クライアント要求で要求される作業を示す図である。 PCD向けのソフトウェアアーキテクチャにおけるリソースに対する等時性クライアント要求を作成するための図9のサブ方法またはルーチンを示すフローチャートである。 PCD向けのソフトウェアアーキテクチャにおけるリソースに対するしきい値イベントを作成するための方法を示すフローチャートである。 PCD向けのソフトウェアアーキテクチャにおける新しい(実際の)リソースにスタブリソースを置き換えるための方法を示すフローチャートである。
「例示的な」という言葉は、「一例、実例または例として」を意味するように本明細書で使用される。「例示的な」ものとして本明細書で説明する態様は、必ずしも他の態様よりも好ましい、または有利であると解釈されるわけではない。
本明細書では、「アプリケーション」という用語は、オブジェクトコード、スクリプト、バイトコード、マークアップ言語ファイル、およびパッチなど、実行可能コンテンツを有するファイルを含むこともある。加えて、本明細書で言及する「アプリケーション」は、開封される必要があり得るドキュメント、またはアクセスされる必要がある他のデータファイルなど、本質的に実行可能ではないファイルを含むこともある。
「コンテンツ」という用語は、オブジェクトコード、スクリプト、バイトコード、マークアップ言語ファイル、およびパッチなど、実行可能コンテンツを有するファイルを含むこともある。加えて、本明細書で言及する「コンテンツ」は、開封される必要があり得るドキュメント、またはアクセスされる必要がある他のデータファイルなど、本質的に実行可能ではないファイルを含むこともある。
本明細書で使用される場合、「構成要素」、「データベース」、「モジュール」、「システム」などの用語は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、実行中のソフトウェアを問わず、コンピュータ関連のエンティティを指すことが意図されている。たとえば構成要素は、プロセッサ上で作動しているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラムおよび/またはコンピュータであってよいが、これらであることに限定されない。例を挙げると、コンピューティングデバイス上で作動しているアプリケーションとコンピューティングデバイスの両方が構成要素であり得る。1つまたは複数の構成要素は、プロセスおよび/または実行スレッドの中に存在してよく、1つの構成要素を1つのコンピュータに局在化すること、および/または2つ以上のコンピュータに分散することが可能である。加えて、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。各構成要素は、1つまたは複数のデータパケット(たとえば、信号を介してローカルシステム、分散システムにおける別の構成要素と相互作用するある構成要素からのデータ、および/または信号を介してインターネットなどのネットワーク上で他のシステムと相互作用するある構成要素からのデータ)を有する信号に従うなどしてローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスを介して通信することができる。
本明細書では、「通信デバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「ワイヤレス電話」、「ワイヤレス通信デバイス」、および「ワイヤレスハンドセット」という用語は交換可能に用いられる。第3世代(「3G」)ワイヤレス技術および第4世代(「4G」)ワイヤレス技術が出現したことによって、利用可能な帯域が拡大されたので、より多くのワイヤレス機能を備えたより携帯が容易なコンピューティングデバイスが利用可能になっている。したがって、ポータブルコンピューティングデバイスは、セルラー電話、ページャ、PDA、スマートフォン、ナビゲーションデバイス、ワイヤレス接続またはリンクを有するハンドヘルドコンピュータであり得る。
最初に図1および図2を参照すると、例示的なポータブルコンピューティングデバイス(PCD)が示されており、全体的に100と表される。図示のように、PCD100は、ハウジング102を含み得る。ハウジング102は、上側ハウジング部104および下側ハウジング部106(図2)を含み得る。図1は、上側ハウジング部104がディスプレイ108を含み得ることを示している。特定の態様において、ディスプレイ108は、タッチスクリーンディスプレイでもよい。上側ハウジング部104は、トラックボール入力デバイス110を含むこともできる。さらに、図1に示すように、上側ハウジング部104は、電源投入ボタン112および電源切断ボタン114を含むことができる。図1に示すように、PCD100の上側ハウジング部104は、複数のインジケータライト116およびスピーカー118を含むことができる。各インジケータライト116は、発光ダイオード(LED)でもよい。
特定の態様では、図2に示すように、上側ハウジング部104は下側ハウジング部106に対して移動可能である。具体的には、上側ハウジング部104は下側ハウジング部106に対してスライド可能であってよい。図2に示すように、下側ハウジング部106はマルチボタン型キーボード120を含むことができる。特定の態様では、マルチボタン型キーボード120は標準型QWERTYキーボードであり得る。マルチボタン型キーボード120は、上側ハウジング部104が下側ハウジング部106に対して動かされたときに露出されてもよい。図2は、PCD100が下側ハウジング部106上にリセットボタン122を含み得ることをさらに示している。
図3を参照すると、ポータブルコンピューティングデバイス(PCD)の例示的な非限定的態様が示されており、全体的に100と表される。図示のように、PCD100はマルチコアCPU402を含むオンチップシステム322を含む。マルチコアCPU402は、第0のコア410、第1のコア412および第Nのコア414を含み得る。
図3に示すように、ディスプレイコントローラ328およびタッチスクリーンコントローラ330がマルチコアCPU402に結合される。次に、オンチップシステム322の外部にあるタッチスクリーンディスプレイ332が、ディスプレイコントローラ328およびタッチスクリーンコントローラ330に結合される。
図3は、マルチコアCPU402に結合された、ビデオエンコーダ334、たとえば位相反転線(PAL)エンコーダ、順次式カラーメモリ(SECAM)エンコーダ、または全米テレビジョン方式委員会(NTSC)エンコーダをさらに示している。さらに、ビデオ増幅器336が、ビデオエンコーダ334およびタッチスクリーンディスプレイ108に結合される。また、ビデオポート338がビデオ増幅器336に結合される。図3に示すように、ユニバーサルシリアルバス(USB)コントローラ340がマルチコアCPU402に結合される。また、USBポート342がUSBコントローラ340に結合される。メモリ404および加入者識別モジュール(SIM)カード346も、マルチコアCPU402に結合され得る。さらに、図3に示すように、デジタルカメラ348がマルチコアCPU402に結合され得る。例示的な態様では、デジタルカメラ348は、電荷結合デバイス(CCD)カメラまたは相補型金属酸化膜半導体(CMOS)カメラである。
図3にさらに示されるように、ステレオオーディオコーデック350が、マルチコアCPU402に結合され得る。さらに、オーディオ増幅器352が、ステレオオーディオコーデック350に結合され得る。例示的な態様では、第1のステレオスピーカー354および第2のステレオスピーカー356が、オーディオ増幅器352に結合される。図3は、マイクロフォン増幅器358もステレオオーディオコーデック350に結合され得ることを示している。加えて、マイクロフォン360が、マイクロフォン増幅器358に結合され得る。特定の態様では、周波数変調(FM)無線チューナー362がステレオオーディオコーデック350に結合され得る。また、FMアンテナ364がFM無線チューナー362に結合される。さらに、ステレオヘッドフォン366がステレオオーディオコーデック350に結合され得る。
図3は、高周波(RF)トランシーバ368がマルチコアCPU402に結合され得ることをさらに示している。RFスイッチ370がRFトランシーバ368およびRFアンテナ372に結合され得る。図3に示すように、キーパッド374がマルチコアCPU402に結合され得る。また、マイクロフォンを備えたモノヘッドセット376がマルチコアCPU402に結合され得る。さらに、バイブレータデバイス378がマルチコアCPU402に結合され得る。図3は、電源380がオンチップシステム322に結合され得ることも示している。特定の態様では、電源380は電力を必要とするPCD100の様々な構成要素に電力を供給する直流(DC)電源である。さらに、特定の態様では、電源は、充電式DCバッテリまたは交流(AC)電源に接続されたAC-DC変換器から導かれたまたはDC電源である。
図3は、PCD100が、データネットワーク、たとえばローカルエリアネットワーク、パーソナルエリアネットワーク、または任意の他のネットワークにアクセスするために使用できる、ネットワークカード388も含み得ることをさらに示している。ネットワークカード388は、Bluetooth(登録商標)ネットワークカード、WiFiネットワークカード、パーソナルエリアネットワーク(PAN)カード、パーソナルエリアネットワーク超低電力技術(PeANUT)ネットワークカード、または当技術分野でよく知られている任意の他のネットワークカードであってよい。さらに、ネットワークカード388は、チップに組み込まれてよく、すなわち、ネットワークカード388は、チップでのフルソリューションであってもよく、個別のネットワークカード388でなくてもよい。
図3に示すように、タッチスクリーンディスプレイ332、ビデオポート338、USBポート342、カメラ348、第1のステレオスピーカー354、第2のステレオスピーカー356、マイクロフォン360、FMアンテナ364、ステレオヘッドフォン366、RFスイッチ370、RFアンテナ372、キーパッド374、モノヘッドセット376、バイブレータ378、および電源380は、オンチップシステム322の外部にある。
特定の態様において、本明細書で説明する方法ステップのうちの1つまたは複数は、コンピュータプログラム命令としてメモリ404に記憶され得る。これらの命令は、本明細書で説明する方法を実行するために、マルチコアCPU402によって実行され得る。さらに、マルチコアCPU402、メモリ404またはそれらの組合せは、中央処理装置402内のデータをサンプリングするために本明細書で説明する方法ステップのうちの1つまたは複数を実行するための手段として働くことができる。
図4を参照すると、処理システムが示され、全体的に400と表される。特定の態様では、処理システム400は、図3に関して上述したPCD100に組み込まれ得る。図示のように、処理システム400は、マルチコア中央処理装置(CPU)402、およびマルチコアCPU402に接続されたメモリ404を含むことができる。マルチコアCPU402は、第0のコア410、第1のコア412および第Nのコア414を含み得る。第0のコア410は、その上で実行される第0の動的クロックおよび電圧スケーリング(dynamic clock and voltage scaling:DCVS)アルゴリズム416を含み得る。第1のコア412は、その上で実行される第1のDCVSアルゴリズム417を含み得る。さらに、第Nのコア414は、その上で実行される第NのDCVSアルゴリズム418を含み得る。特定の態様では、各DCVSアルゴリズム416、417、418は、それぞれのコア410、412、414上で独立して実行され得る。
さらに、図示のように、メモリ404は、オペレーティングシステム420を記憶し得る。オペレーティングシステム420はバスアービタまたはスケジューラ422を含むことができ、スケジューラ422は第1の実行キュー424、第2の実行キュー426、および第Nの実行キュー428を含み得る。メモリ404は、第1のアプリケーション430、第2のアプリケーション432、および第Nのアプリケーション434も記憶し得る。
特定の態様において、アプリケーション430、432、434は、マルチコアCPU402内のコア410、412、414で処理される1つまたは複数のタスク436をオペレーティングシステム420に送ることができる。タスク436は、単一のタスク、スレッド、またはそれらの組合せとして処理または実行され得る。さらに、スケジューラ422は、マルチコアCPU402内で実行するタスク、スレッド、またはそれらの組合せをスケジュールすることができる。加えて、スケジューラ422は、実行キュー424、426、428にタスク、スレッド、またはそれらの組合せを配置することができる。コア410、412、414は、タスク、スレッド、またはそれらの組合せを、たとえばオペレーティングシステム420によってコア410、412、414でそれらのタスクおよびスレッドを処理または実行するよう命令された場合、実行キュー424、426、428から取り出すことができる。
図4は、メモリ404にフレームワーク管理プログラム440が記憶され得ることも示している。フレームワーク管理プログラム440は、オペレーティングシステム420およびマルチコアCPU402に接続され得る。具体的には、フレームワーク管理プログラム440は、オペレーティングシステム420内のスケジューラ422に接続され得る。本明細書で説明するように、フレームワーク管理プログラム440は、コア410、412、414の作業負荷を監視することができ、かつフレームワーク管理プログラム440は、後述するようにコア410、412、414からデータをサンプリングすることができる。
特定の態様では、フレームワーク管理プログラム440はソフトウェアプログラムであり得る。しかし、代替態様では、フレームワーク管理プログラム440は、メモリ404の外部にあるハードウェアコントローラとすることができる。いずれの場合も、フレームワーク管理プログラム440、メモリ404、コア410、412、414、またはそれらの組合せは、コア410、412、414からデータをサンプリングするために本明細書で説明する方法ステップのうちの1つまたは複数を実行するための手段として働くことができる。
図5は、図1のポータブルコンピューティングデバイス(PCD)のリソースを管理するシステムのソフトウェアアーキテクチャ500Aの第1の態様の図である。図5は、ソフトウェアまたはハードウェア(または両方)を表す機能ブロックを含む図である。図5は、限定はしないが以下のような複数のハードウェア要素およびソフトウェア要素に結合されたアーキテクチャまたはフレームワーク管理プログラム440を示している。一般に第1のハードウェア要素(ハードウェア要素#1)とも呼ばれる中央処理装置402、一般に第2のハードウェア要素(ハードウェア要素#2)とも呼ばれるCPU402のクロック442、一般に第3のハードウェア要素(ハードウェア要素#3)とも呼ばれるバスアービタまたはスケジューラ422、一般に第1のソフトウェア要素(ソフトウェア要素#1)とも呼ばれるバスプログラムA-444A、一般に第2のソフトウェア要素(ソフトウェア要素#2)とも呼ばれるバスプログラムB-444B、一般に第3のソフトウェア要素(ソフトウェア要素#3)とも呼ばれるクロックプログラムAHB、一般にキープレスとして示されるソフトウェア要素によって監視されるアクションまたは機能448、およびソフトウェア要素またはハードウェア要素または両方を含むレガシー要素450。
レガシーソフトウェア要素の一例には、限定はしないが、Dynamic Environment Manager(「DEM」)がある。これは、プロセッサスリープイベントのプロセッサ間通知を処理するソフトウェアモジュールである。たとえば、第1のプロセッサAはDEMを使用して、第2のプロセッサBがアイドル状態になった/アイドル状態から復帰したとの通知を受信する。より新しいハードウェアでは、このソフトウェア機能は、ルートプロセッサモジュール(「RPM」)サブシステム/通信プロトコルに組み込まれている。他のレガシーソフトウェア要素も存在し、本発明の範囲内に含まれる。
レガシーハードウェア要素の一例には、限定はしないがAMBA(「Advanced Microcontroller Bus Architecture」)のAdvanced High-performance Bus(「AHB」)がある。より古いPCD100では、AHBは一次システムバスを含み得るのに対し、より新しいPCD100では、システムバス構造(system bus fabric)は完全に異なり、AHBバスは、新しいシステムバス構造を介して通信するように更新されてはいないモジュールと通信する特別なアプリケーションにのみ使用される。他のレガシーハードウェア要素も存在し、本発明の範囲内に含まれる。
フレームワーク管理プログラム440は、前述のハードウェア要素およびソフトウェア要素の各々と通信する(以下で説明する)ノードのようなデータ構造を管理するコンピュータ命令のライブラリを含むことができる。フレームワーク管理プログラム440は、図5の破線Aの右側に示されているノード602、622、642、および646を形成し得る1つまたは複数のリソースの作成を担当することができる。フレームワーク管理プログラムは、コードのライブラリを含み得る。ライブラリの部分は、PCD100の各ハードウェア要素上に常駐し得る。
一方、フレームワーク管理プログラム440によって確立され、インスタンス化される各ノード602、622、642、および646は、図5の破線Aの左側にある各ソフトウェア要素またはハードウェア要素の代表またはモデルである。本開示の残りについては、一般的なノードまたは不特定のノードが、図6Aに示す参照番号601により指定される。
すでに述べたように、図5の例示的な各ノード602、622、642、および646は、1つまたは複数のリソースを含むことができる。リソースは、ソフトウェア要素またはハードウェア要素または両方を含むことができる。たとえば、第1のノード602は、第1のハードウェア要素または中央処理装置402に概ね対応する単一のリソースを含む。本開示で説明する本発明のソフトウェアアーキテクチャでは、ノード601の各リソースは、1つまたは複数の英数字文字を含む一意の名前を与えられ得る。図5に示す例示的な実施形態では、第1のノード602のリソースは、「/core/cpu」というリソース名を割り当てられている。この例示的なリソース名は、当業者に知られている従来型のファイル命名構造に概ね対応する。ただし、当業者が認識するように、英数字文字および/または記号の任意の他の組合せを含む他のタイプのリソース名も、本発明の範囲内に十分に入る。
図5の例示的な実施形態では、第2のノード622は複数のリソースを含む。詳細には、この特定の例示的な実施形態では、第2のノード622は、バスアービタまたはスケジューラ422に対応する単一のハードウェア要素を含む第1のリソースを有する。第2のノード622の第2のリソースは、バスプログラムA 444Aの第1のソフトウェア要素に概ね対応するソフトウェア要素を含む。第2のノード622の第3のリソースは、バスプログラムB 444Bの第2のソフトウェア要素に概ね対応する別のソフトウェア要素を含む。当業者は、所与のノード601に関するリソースおよびリソースタイプの任意の組合せおよび任意の数が本発明の範囲内に十分に入ることを認識する。
図5はまた、2つのソフトウェア要素448、450のアクションまたは機能に概ね対応する第1のクライアント648を示している。図5に示す例示的な実施形態では、クライアント648は、ポータブルコンピューティングデバイス100によってサポートされる特定のアプリケーションプログラム内で生じ得るキープレスアクションに概ね対応する。ただし、キープレス以外のソフトウェア要素の他のアクションおよび/または機能が本発明の範囲内に十分に入ることを、当業者は認識する。クライアント648およびそれらのそれぞれの作成については、図12に関連して以下でさらに詳しく説明する。
図5はまた、特定のアーキテクチャの要素間の関係を示している。たとえば、図5は、クライアント648と第1のノード602との間の関係を示している。詳細には、第1のクライアント648は、破線で示されているクライアント要求675Aを生成することができ、この要求は、リソース「/core/cpu」を含む第1のノード602によって管理または処理される。一般に、所定のまたは決められた数のタイプのクライアント要求675がある。クライアント要求675については、図13に関連して以下でさらに詳しく説明する。
図5に表示されている他の関係は、破線で示されている従属性680を含む。従属性は、別のノード601のそれぞれのリソースの間の関係である。従属関係は通常、第1のリソース(A)に情報を提供し得る第2のリソース(B)に第1のリソース(A)が依存していることを示す。この情報は、第2のリソース(B)によって実行された動作の結果である場合、またはそれは、第1のリソース(A)が必要とするステータス情報を含むにすぎない場合、またはそれらの任意の組合せである場合がある。第1のリソース(A)および第2のリソース(B)は、同じノード601の一部である場合、または異なるノード601の一部である場合がある。
図5では、第1のノード602で始まり、第2のノード622まで延びている従属性矢印680Bによって示されるように、第1のノード602は第2のノード622に従属している。図5はまた、従属性矢印680Aによって示されるように、第1のノード602が第3のノード642にも従属していることを示している。図5はまた、従属性矢印680Cによって示されるように、第2のノード622が第4のノード646に従属していることを示している。当業者は、図5の破線矢印で示されている従属性680が本質的に例にすぎないこと、およびそれぞれのノード601間の従属性の他の組合せが本発明の範囲内にあることを認識する。
アーキテクチャまたはフレームワーク管理プログラム440は、限定はしないが、図5に示すクライアント要求675、および従属性680を含む上述の関係を維持することを担当する。フレームワーク管理プログラム440は、所与のノード601の従属性680が完全である限り、できるだけ多くのノード601をインスタンス化または作成することを試みる。従属性をサポートするリソースが、存在するか、従属性680に関係する情報を処理する準備ができた状態にあるときに、従属性680は完全である。
たとえば、第1のノード602と第3のノード642との間に存在する従属関係680Aを理由に、単一のリソース「/clk/cpu」を含む第3のノード642が作成されていない場合には、単一のリソース「/core/cpu」を含む第1のノード602がフレームワーク管理プログラム440によって作成または確立され得ない。第3のノード642がフレームワーク管理プログラム440によって作成されると、従属関係680Aを理由に、フレームワーク管理プログラム440は第1のノード602を作成することができる。
従属性680のうちの1つまたは複数が不完全であることから、フレームワーク管理プログラム440が特定のノード601を作成またはインスタンス化することができない場合、フレームワーク管理プログラム440は、フレームワーク管理プログラム440によってうまく作成されたノード601に対応するステップを引き続き実行する。フレームワーク管理プログラム440は通常、従属リソースが作成されていない不完全な従属性のために存在し得ない特定のノード601に対するコールを飛ばし、不完全なステータスを反映する当該コールに対するメッセージを返信する。
図4に示すようなマルチコア環境では、フレームワーク管理プログラム440は、図4の第0のコア410、第1のコア412、および第Nのコア414のような別個のコアでノード601を作成またはインスタンス化することができる。ノード601は一般に、ノード601が互いに従属していない限り、かつ後述するように特定のノードの対応する従属性のすべてが完全である場合に、マルチコア環境において別個のコアで並行して作成され得る。
図6Aは、図1のPCD100のリソースを管理するシステム向けのソフトウェアアーキテクチャの第2の態様の一般的な図500B1である。この一般的な図では、各ノード601の1つまたは複数のリソースは、一意の名前を与えられていない。図6Aのノードまたはリソースグラフ500B1は、アーキテクチャまたはフレームワーク管理プログラム440によってサポートされるノード601、クライアント648、イベント690、および照会機能695のみ含む。各ノード601は、卵形およびノード601内のリソース間のそれぞれの従属性を表す特定の方向を有する矢印680により示されている。
図6A〜図6Bに示されているノードアーキテクチャ内のコールは、ノード601内のリソースのエイリアス、または実際のリソース名に対し行われ得る。たとえば、第1のノード601Aは、第1のノード601Aが第2のノード601Bの2つのリソース(リソース#2および#3)に従属していることを示す従属性矢印680Aを有する。図6Aはまた、第1のノード601Aのクライアント648がどのようにしてクライアント要求675を第1のノード601Aに出し得るかを示している。これらのクライアント要求675が出された後、第2のノード601Bは、イベント690をトリガするか、応答を照会695に提供することができ、この場合、イベント690および照会695に対応するメッセージがクライアント648に還流する。
図6Bは、図1のPCD100のリソースを管理するシステム向けのソフトウェアアーキテクチャの第2の態様の具体的な図500B2である。図6Bは、具体的でありながらも例示的なリソース名を有するノード601、ならびにクライアント648、イベント690、および照会機能695(図5のそれらに対応するもの)のみ含むノードまたはリソースグラフ500B2を示している。各ノード601は、卵形およびノード601内のリソース間のそれぞれの従属性を表す特定の方向を有する矢印680により示されている。
たとえば、第1のノード602は、第1のノード602が第2のノード622の3つのリソースに従属していることを示す従属性矢印680Bを有する。同様に、第2のソフトウェア要素444Bを含み、図6において全体的に参照文字「C」で表される第3のリソース「/bus/ahb/sysB/」は、第3のリソース(C)が第4のノード646の単一の「/clk/sys/ahb」リソースに従属していることを示す従属性矢印680Cを有する。
図6Bはまた、1つまたは複数のイベント690または照会機能695を含み得るノード601からの出力データを示している。照会機能695は、イベント690と類似している。照会機能695は、固有であるか固有でない照会ハンドルを有し得る。
照会機能は一般的に、外部では識別されず、一般的に照会機能は状態を有さない。照会機能695を使用して、ノード601の特定のリソースの状態を判断することができる。照会機能695およびイベント690は、既存クライアント648との関係を有することがあり、これらの関係は、それぞれのイベント690および照会機能695からの情報が特定のクライアント648に渡されることを示す方向矢印697によって表されている。
図6のノードまたはリソースグラフ500Bは、図4のメモリ404などのメモリ内に存在する関係を表し、この関係はフレームワーク管理プログラム440およびノード601を含み得る関連データ構造によって管理される。ノードまたはリソースグラフ500Bは、フレームワーク管理プログラム440によって管理されるそれぞれの要素間の関係を識別するための、かつソフトウェアチームによるトラブルシューティングのための有用なツールとして、フレームワーク管理プログラム440によって自動生成され得る。
図6Cは、ソフトウェアアーキテクチャ500のリソースに対する追跡され得る例示的な温度しきい値イベント690を示す図である。図6Cに示すしきい値イベント690は温度に関係するが、当業者は、PCD100内で監視され得る任意のタイプの条件にしきい値イベントが関連付けられ得ることを認識する。たとえば、他のしきい値イベントは、限定はしないが、電力消費、バッテリ充電のステータス/状態、スリープまたは低電力の状況、良い、普通および芳しくない高周波(「RF」)受信などの特定のハードウェアの状況、百万命令毎秒(「MIPS」)のような負荷に関係し得る動作状況、クロック周波数、バス周波数、電圧、DCVSの状況およびアルゴリズムなどに関係するしきい値イベントを含む。
しきい値イベント690は通常、1つまたは複数のトリガ条件を含む。図6Cに示す例では、トリガ条件は、PCD100により測定され得る1つまたは複数の温度を含むことができる。図6Cの例では、3つのしきい値温度、すなわち、A)PCD100の高温熱状態を表し得る摂氏80度、B)PCD100の標準温熱状態を表し得る摂氏65度、およびC)PCD100の低温熱状態を表し得る摂氏50度、が選択されている。
温度が摂氏50度以下であるときの温熱条件を追跡するために、第1のしきい値イベント690Aが作成されている。温度が摂氏50度以下であるとき、または温度が摂氏80度以上であるときの温熱条件を追跡するために、第2のしきい値イベント690Bが作成されている。温度が摂氏65度以下であるときの温熱条件を追跡するために、第3のしきい値イベント690Cが作成されている。温度が摂氏50度以下であるとき、または摂氏65度に達したとき、または摂氏80度に達したときの温熱条件を追跡するために、第4のしきい値イベント690Dが作成されている。
図6Dに関連して以下でさらに詳細に説明するように、PCD100の同じ、異なる、または様々な組合せのリソースに、これらの4つの異なるしきい値イベント690A、690B、690C、690Dの各々が割り当てられ得る。フレームワーク管理プログラム440によってサポートされるソフトウェアアーキテクチャ500のどのユーザも、リソースに対するしきい値イベント690をセットアップすることができる。しきい値イベント690を作成するソフトウェアアーキテクチャ500のユーザは、リソースのオーサー、ノードのオーサー、リソース、または実行スレッドを含み得る。しきい値イベント690に割り当てられたリソースは、1つまたは複数の異なるリソースにしきい値イベントのステータスを報告するように命令され得る。
図6Dは、リソースおよび各リソースによって追跡され得る対応する例示的な温度しきい値イベント690のチャート697を示す図である。図6Dのこれらの温度しきい値イベント690は、図6Cの温度しきい値イベント690に対応する。この例示的な実施形態によれば、チャート697の第1の列は、第2の列に記載されたしきい値イベントを追跡することを担う各リソースを記載している。第3の列は、しきい値に達するときのしきい値イベントのステータスを受信するリソース受信側を記載している。
図6Aの第1のリソース(リソース#1)は、2つの温度しきい値イベント、すなわち、図6Cの第1の温度しきい値イベント690Aおよび第2の温度しきい値イベント690Bを割り当てられている。第1のリソースは、そのしきい値ステータスを単一のリソース、すなわち、第4のリソースに送信する。図6Aの第2のリソース(リソース#2)は、2つの温度しきい値イベント、すなわち、図6Cの第1の温度しきい値イベント690Aおよび第3の温度しきい値イベント690Cを割り当てられている。第2のリソースは、そのしきい値ステータスを単一のリソース、すなわち、第5のリソースに報告する。そして、図6Aの第3のリソース(リソース#3)は、単一の温度しきい値イベント、すなわち、図6Cの第4の温度しきい値イベント690Dを割り当てられている。第3のリソースは、そのしきい値ステータスを2つのリソース、すなわち、第4のリソースおよび第6のリソースに報告する。
図6Dのチャート697は、しきい値イベント690がリソースに割り当てられ得る方法およびこれらのイベント690が報告され得る方法のフレキシビリティおよびスケーラビリティを示している。フレームワーク管理プログラム440は、チャート697に記載されたリソース間の通信を監視しサポートすることを担う。しきい値イベント690を作成するための方法またはプロセス1600については、図16に関して以下で説明する。しきい値イベント690を作成するための方法1600は、ソフトウェアアーキテクチャ500を作成するための、およびPCD100のリソースを管理するための方法700Aが実行された後に実行され得る。
図7Aは、ソフトウェアアーキテクチャを作成するためのおよびPCD100のリソースを管理するための方法700Aを示すフローチャートである。ブロック705は、PCD100のリソースを管理するための方法またはプロセス700の第1のルーチンである。ブロック705において、ノード構造データを受信するためにフレームワーク管理プログラム440によってルーチンが実行され得る。ノード構造データは、特定のノード601が他のノード601との間で有し得る従属性を略述する従属性配列を含むことができる。ノード構造データおよびこのルーチンまたはサブ方法705に関するさらなる詳細は、図8に関連して以下でより詳細に説明する。
次に、ブロック710において、フレームワーク管理プログラム440は、ブロック705において受信されたノード構造データの一部である従属性データをレビューすることができる。決定ブロック715において、フレームワーク管理プログラム440は、ノード構造データがリーフノード601を定義しているか否かを判断することができる。リーフノード601は一般に、ノード構造データに基づいて作成されるノードが従属性をまったく有さないことを意味する。決定ブロック715への照会が肯定である場合、最新ノードを作成するためのノード構造データが従属性をまったく有さないことを意味し、フレームワーク管理プログラム440はルーチンブロック725に続く。
決定ブロック715への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐が決定ブロック720に至り、フレームワーク管理プログラムがノード構造データ内のハードな従属性のすべてが存在するか否かを判断する。ハードな従属性は、リソースがそれなしでは存在できないものを含むことができる。一方、ソフトな従属性は、リソースが随意のステップとして従属リソースを使用できるものを含むことができる。ソフトな従属性は、ソフトな従属性を有するノード601またはノード601のリソースが、ソフトな従属性が存在しないときでもノードアーキテクチャ内に作成またはインスタンス化され得ることを意味する。
ソフトな従属性の一例として、複数のリソースを含むリソース指向(resource oriented)ノード601の動作に不可欠ではない最適化特徴が挙げられる。フレームワーク管理プログラム440は、存在するすべてのハードな従属性に関して、作成されないソフトな従属性を有するノードまたはリソースに関してソフトな従属性が存在しないときでも、ノードまたはリソースを作成またはインスタンス化することができる。コールバック特徴を使用してソフトな従属性を参照することができ、それにより、ソフトな従属性をフレームワーク管理プログラム440が利用できるようになったとき、フレームワーク管理プログラム440は、ソフトな従属性が現在利用可能であるという、ソフトな従属性を参照する各コールバックを知らせる。
決定ブロック720への照会が否定である場合、「いいえ」の分枝がブロック731に至り、ノード構造データがフレームワーク管理プログラム440によってメモリなどの一時記憶装置に記憶される。フレームワーク管理プログラム440はこのインスタンス化されないノードに関連するコールバック特徴を作成する。ブロック731の前であって、決定ブロック720の否定状態または肯定状態のいずれかの後、利用不可能になるインスタンス化されていないノード601を管理するための随意の方法700Cが実行され得る。この随意の方法700Cは、図7Aにおいて、ブロック720とブロック731との間に破線で示されている。随意の方法700Cのさらなる詳細については、図7Cに関連して以下で説明する。
決定ブロック715への照会が肯定である場合、「はい」の分枝はルーチン725に至り、ルーチンブロック705において受信されたノード構造データに基づいてノード601が作成またはインスタンス化される。ルーチンブロック725のさらなる詳細については、図9に関連して以下で説明する。次に、ブロック732において、フレームワーク管理プログラム440は、新規作成されたノード601を、その一意のリソース名を使用して公開し、それにより他のノード601が、新規作成されたノード601に情報を送ること、または新規作成されたノード601から情報を受信することができるようになる。
次に図7Aの続きのフローチャートである図7Bを参照すると、ブロック735において、フレームワーク管理プログラム440は、新規作成されたノード601に従属する他のノード601に対し、新規作成されたノード601がインスタンス化されており、情報を送受信する準備ができていることを通知する。
例示的な一態様によれば、図6Aのノード601Bのような従属ノードが作成されたときにただちに通知が開始される、すなわち、通知が再帰的に実行される。したがって、図6Aのノード601Bが構築された場合、ノード601Aはただちに通知される。この通知により、(ノード601Bはノード601Aが最後に従属するものであったので)ノード601Aを構築することができる。ノード601Bの構築により他のノード601が通知される、といった状況が生じ得る。ノード601Bに従属する最後のリソースが完成するまで、ノード601Bは完成しない。
第2の、前記実装形態よりも若干複雑な実装形態では、通知のすべてを個別の通知キューに配置し、次いで一時点でキューを通読する(run through)、すなわち、通知は反復的に実行される。したがって、図6Aのノード601Bが構築されたとき、ノード601Aに対する通知がリストに渡される。次いで、そのリストが実行され、ノード601Aが通知を受ける。これにより、(図6Aに示されていない、ノード601A以外の)他の追加ノード601に対する通知が同じリストに掲載され、次いでその通知は、ノード601Aに対する通知が送られた後に送られる。(ノード601Aに対する通知以外の)他のノード601に対する通知は、ノード601Bおよびノード601Aに関連する作業がすべて完了するまで生じない。
論理的には、これら2つの実装形態はまったく同等であるが、実施されたときのメモリ消費特性が異なる。再帰的実現は単純であるが、恣意的なスタックスペース量を消費する可能性があり、スタック消費は従属性グラフの深さの関数である。反復的実装形態はこれよりも若干複雑になっており、これよりも若干多くのスタックメモリ(通知リスト)を必要とするが、図6Aに示すように従属性グラフの深さにかかわりなくスタック使用は一定である。
また、ブロック735におけるノード作成の通知は他のノードに限定されない。これはエイリアス構築に内部使用できる。他のノードにとどまらず、システム500における任意の恣意的な要素が同じ機構を使用して、ノード(またはマーカー)が利用可能になったときの通知を要求することができる。ノードと非ノードの両方が同じ通知機構を使用することができる。
決定ブロック740において、フレームワーク管理プログラム440は、最新ノード601の作成に基づいて作成またはインスタンス化するために他のノード601またはソフトな従属性が現在解放されているか否かを判断する。作成またはインスタンス化を最近経験している最新ノードによっていくつかの従属関係680が満たされていることを理由にリソースが現在作成可能であるか否かを、決定ブロック740は一般に判断している。
決定ブロック740への照会が肯定である場合、「はい」の分枝はルーチンブロック725に戻り、作成されたばかりのノード601による従属性の充足を理由に、解放されているノード601を現在作成またはインスタンス化することができる。
決定ブロック740への照会が否定である場合、「いいえ」の分枝はブロック741に至り、フレームワーク管理プログラム440は、図5および図6に示すようにソフトウェアアーキテクチャの要素間の通信を管理することができる。ブロック741とブロック753との間に、抑制可能な要求を管理するための随意の方法700Dが、フレームワーク管理プログラム440およびリソースによって実行され得る。随意の方法700Dのさらなる詳細については、図7Dに関連して以下で説明する。
次に、ブロック753において、かつ随意の方法700Dの後、フレームワーク管理プログラム440は、特定のリソースに関連するリソース名を使用することによって、リソースによって行われるアクションを引き続きログ記録または記録することができる。フレームワーク管理プログラム440、またはリソース、ノード601、クライアント648、イベント690、および照会機能695のような、フレームワーク管理プログラム440によって管理される要素のうちのいずれかによって行われる任意のアクションの後、フレームワーク管理プログラム440によってブロック753が実行され得る。ブロック753は、本発明のさらに1つの重要な態様であり、ここではフレームワーク管理プログラム440は、ノード601のリソースのような特定の要素を作成したオーサーによって提供される一意の識別子または名前に従って各要素によって実行されるアクションを列挙する活動の実行ログを維持することができる。
従来技術と比較して、システムの各リソースに割り当てられた一意の名前を列挙するブロック753における活動のログ記録は固有のものであり、デバッギングおよび誤りトラブルシューティングで使用されるような、大きい利点をもたらすことができる。システム500を固有のものにする多くのものの別の態様は、別個のチームが互いに独立して異なるハードウェア要素および/またはソフトウェア要素に取り組めることであり、この場合、各チームは、他のチームおよび/または相手先商標製造会社(OEM)によって割り当てられたさほど有意義ではなく一般にまぎらわしいリソース名を翻訳するためのテーブルを作成する必要なく、一意で追跡しやすいリソース名を使用することができる。
次に、決定ブロック755において、フレームワーク管理プログラム440は、フレームワーク管理プログラム440によって記録された活動のログが要求されているか否かを判断する。決定ブロック755への照会が否定である場合、「いいえ」の分枝はプロセスの最後に至り、プロセスはルーチン705に戻る。決定ブロック755への照会が肯定である場合、「はい」の分枝はブロック760に至り、フレームワーク管理プログラム440は、有意義なリソース名およびリソース名によって実行されるそれぞれの活動を含む活動ログを、プリンタまたはディスプレイスクリーンおよび/または両方などの出力デバイスに送る。利用不可能になるインスタンス化されたノード601を管理するための随意の方法700Eが、ブロック760の後、実行され得る。方法700Eのさらなる詳細については、図7Eに関連して以下で説明する。ブロック760の後、プロセス700Bは上述のルーチンブロック705に戻ることができる。
図7Cは、PCD100向けの利用不可能になるインスタンス化されていないノード601を管理するための随意の方法700Cを示す図7Aの続きのフローチャートである。ノード601のリソースがオフラインに置かれているか、または障害状況に直面しているとき、ノード601は利用不可能と特徴付けられ得る。例示的な一態様によれば、リソースは、USBポートタイプのデバイスなど、PCD100から取り出され得るハードウェアである場合に利用不可能になり得る。ハードウェアリソースのドライバは図5のフレームワーク管理プログラム440に対し、ハードウェアリソースがPCD100から取り出されていて、フレームワーク管理プログラム440によって管理され得るいかなる要求を処理することにも利用不可能であるときに通知することができる。
この随意の方法700Cは、PCD100に結合され得る差込み可能な/差込み不可能なタイプのリソースに好適であり得る。この随意の方法700Cはまた、図7Aのルーチンブロック725においてインスタンス化または作成されていないノード601に適している。言い換えれば、随意の方法700Cは、フレームワーク管理プログラム440によって作成されていない(そのような作成/インスタンス化は通常、図7Aのルーチンブロック725において生じる)ノード601のノード構造データを管理する。随意の方法700Cは、ノード601が作成されることを、ノードに対応するリソースがシステム500から抜かれているか、または1つまたは複数の障害状況に直面しているかのいずれの理由で利用不可能であるときに、防止する。
決定ブロック721が、随意の方法700Cの最初のステップである。この決定ブロック721において、図5のフレームワーク管理プログラム440は、システム500が利用可能な差込み可能なリソースに関してデバイスドライバから受信し得るメッセージを監視していることがある。すでに述べたように、システム500が利用可能な差込み可能なリソースを管理することに加えて、随意の方法700Cは、障害状況に直面していて、リソースがフレームワーク管理プログラム440によって送られた要求を受け入れるか、または当該要求に従って行動することを防止するリソースを管理することもできる。リソースのデバイスドライバは、決定ブロック721においてフレームワーク管理プログラム440に対し、ノード601の特定のリソースが、フレームワーク管理プログラム440がリソースおよびその対応するノード601をオフラインに置く必要がある障害状況に直面しているか否かを通知することができる。
決定ブロック721への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐がブロック722に至り、プロセスは図7Aのブロック731に戻るか(「いいえ」の分岐が決定ブロック720から来ている場合)、またはプロセスはルーチンブロック725に戻る(「はい」の分岐が決定ブロック720から来ている場合)。図7Cの決定ブロック721への照会が肯定である場合、「はい」の分岐がブロック723に至る。
ブロック723において、フレームワーク管理プログラム440は、インスタンス化されていないノード601を従属ノード601として、1つまたは複数の他のリソースによるアクセスからロックする。言い換えれば、フレームワーク管理プログラム440は、他のノード601がインスタンス化されていないノード601を参照することを、その1つまたは複数のリソースをシステム500が他のノード601、スレッド、クライアント648などによって出された要求を処理するために利用することが不可能であるときに、防止する。
ブロック724において、フレームワーク管理プログラム440はインスタンス化されていないノード601を、フレームワーク管理プログラム440がそれを後にインスタンス化または作成することを防止するために無効にする。言い換えれば、このブロック724において、フレームワーク管理プログラム440は、インスタンス化されていないノード601を形成するリソースがシステム500からの要求を受け入れることに利用可能になるまで、インスタンス化されていないノード601が図6Aのフレームワークまたはリソースグラフ500B1の一部になることを防止するフレームワーク管理プログラム440によって追跡されるフラグまたは値を設定することができる。
決定ブロック726において、フレームワーク管理プログラム440は、インスタンス化されていないノード601のリソースの1つまたは複数のデバイスドライバに確認して、利用不可能である1つまたは複数のリソースがシステム500にとって利用可能になるように状態を変更したか否かを判断する。決定ブロック726への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐がブロック730に至り、プロセス700は図7Aのブロック731に戻る。
決定ブロック726への照会が肯定である場合、「はい」の分岐がブロック727に至り、フレームワーク管理プログラム440はインスタンス化されていないノード601を、図7Aのルーチン725が開始したときにインスタンス化または作成できるように有効にする。このブロック727において、図7Aのインスタンス化ルーチン725の間にフレームワーク管理プログラム440によってインスタンス化されていないノード601が処理され得るように、フレームワーク管理プログラム440は、インスタンス化されていないノード601に関連するフラグをクリアまたはリセットすることができる。
決定ブロック728において、フレームワーク管理プログラム440は、再び有効になったがまだインスタンス化されていないノード601の従属性も有効になっているか否かを判断することができる。この決定ブロック728により、フレームワーク管理プログラム440は、再び有効になったがまだインスタンス化されていないノード601が従属し得るノード601またはノード601のリソースが、それら自体有効になっていることを確認することができる。決定ブロック728への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐がブロック730に戻り、プロセス700は図7Aのブロック731に戻るか(「いいえ」の分岐が決定ブロック720から決定ブロック721に来ている場合)、またはプロセスはルーチンブロック725に戻る(「はい」の分岐が決定ブロック720から決定ブロック721に来ている場合)。
図7Cの決定ブロック728への照会が肯定である場合、「はい」の分岐がブロック729に至り、再び有効になったインスタンス化されていないノード601がフレームワーク管理プログラム440によってアンロックされる。図7Aのインスタンス化ルーチン725の実行後、図6Aのリソースグラフ500B1が生成されたとき、再び有効になったインスタンス化されていないノード601は、他のリソースによるアクセスのためにアンロックされる。次いで、随意の方法700Cはブロック731に戻るか(「いいえ」の分岐が決定ブロック720から決定ブロック721に来ている場合)、またはプロセスはルーチンブロック725に戻る(「はい」の分岐が決定ブロック720から決定ブロック721に来ている場合)。
図7Dは、クライアント、リソース、および/またはスレッドなどによって出された抑制可能な要求を管理するための随意の方法700Dを示す図7Aの続きのフローチャートである。抑制可能な要求は、リソースが、特定のリソースに関する条件またはしきい値が満たされているときに無視または保留することができる要求である。しきい値または条件は、リソースごとに確立可能であり、一意であり得る。例示的なしきい値または条件は、限定はしないが、スリープ状態、高温熱状況、低バッテリ状況、および芳しくない無線受信などを含み得る。抑制可能な要求は通常、図13に関連して以下で説明するステップ1305など、方法1300Aの間に作成されると、そういうものとして識別される。
抑制可能な要求は、クライアントによって要求の作成中に設定されるフラグまたは変数を使用して識別され得る。リソースは、抑制可能な要求の特徴を、その要求を管理する際に利用することを選択できるか、または要求が抑制可能であるか否かを無視することを選択できる。
所与のシナリオにおいて、要求を一時停止または保留することで、PCD100にとってより大きい効果が生じ得るとリソースが判断したとき、抑制可能な要求はリソースにとって有利である。たとえば、リソースがバスを管理することを担うと仮定する。リソースは、バスに結合されたCPUがアイドル状態に入ることを希望するときの条件を知ることもある。
リソースは、バスによってサポートされている帯域幅を拡大することを求める要求を受信し得る。一方で、リソースは、CPUがアイドル状態に入ろうとしているというメッセージを受信したばかりであり得る。帯域幅の拡大を求めるバス要求が抑制可能な要求であることをリソースが知っている場合、リソースは、CPUがそのアイドル状態から抜け出すまでバス要求を抑制することができる。CPUがアイドル状態にある間にバス要求を抑制するようにバスを管理するリソースのこの能力は、電力を節約するためにPCD100に著しい効率生をもたらす。抑制可能な要求によりリソースを管理する効率性を高めるための他の例示的なシナリオは、当業者であれば、この例を考えれば容易に理解する。
決定ブロック742が、抑制可能な要求を管理するための方法700Dの最初のステップである。決定ブロック742において、ノード601のリソースは、1つまたは複数の抑制された要求を現在処理しているか否かを判断することができる。決定ステップ742への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐が決定ブロック745に至る。
決定ブロック742への照会が肯定である場合、「はい」の分岐が決定ブロック743に至る。決定ブロック743において、リソースは、以前抑制された1つまたは複数の要求を実行するための1つまたは複数の条件が存在するか否かを判断する。たとえば、アイドル状態に入るCPU402に関して上記で述べた例示的なシナリオでは、リソースは、CPU402が、1つの条件としてそのアイドル状態から離れているか否かを判断することができる。CPU402がそのアイドル状態から離れていることを意味する、この条件が真である場合、リソースは以前抑制された要求を実行することができる。言い換えれば、決定ブロック743への照会が肯定である場合、「はい」の分岐が決定ブロック744に至ることができ、リソースは以前抑制された1つまたは複数の要求を実行する。基本的に、この時点でのコードは、抑制条件が真になるとき(すなわち、CPU402がアイドルになる場合)の新しい状態は何であるべきかを計算し、それを記憶しておく。次いで、その条件が真になったとき、コードは他方の状態を適用する。これは、当業者には理解されるように、遅延した実行の形態である。
判断ブロック743への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐が決定ブロック745に至る。決定ブロック745において、リソースは、抑制可能として識別されている要求を抑制するための1つまたは複数の条件が存在するか否かを判断することができる。決定ブロック745は、CPUがアイドル状態に入ろうとしている前述の例に対応し得る。判断ブロック745への照会が肯定である場合、「はい」の分岐がブロック746に至ることができ、リソースは1つまたは複数の抑制可能な要求を、リソースによる後の実行のためにアグリゲートすることができる。決定ブロック745への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐がブロック747に至ることができ、方法700Dは図7Bのブロック753に戻る。
図7Eは、PCD100向けの利用不可能になるインスタンス化されたノード601を管理するための随意の方法700Eを示す図7Aの続きのフローチャートである。随意の方法700Eが、図7Aのルーチン725に基づいてすでにインスタンス化されているノード601に関するものであることを除いて、随意の方法700Eは随意の方法700Cとまったく同様である。
前述のように、ノード601は、ノードのリソースがオフラインに置かれているか、または障害状況に直面しているとき、利用不可能と特徴付けられ得る。例示的な一態様によれば、リソースは、USBポートタイプのデバイスなど、PCD100から取り出され得るハードウェアである場合に利用不可能になり得る。ハードウェアのドライバは図5のフレームワーク管理プログラム440に対し、リソースがPCD100から取り出されていて、フレームワーク管理プログラム440によって管理され得るいかなる要求を処理することにも利用不可能であるときに通知することができる。
この随意の方法700Eは、随意の方法700Cと同様に、PCD100に結合され得る差込み可能な/差込み不可能なタイプのリソースに好適であり得る。この随意の方法700Eは、図7Aのルーチンブロック725においてインスタンス化または作成されているノード601に適している。言い換えれば、随意の方法700Eでは、ノード601は、フレームワーク管理プログラム440によって作成されていて、図6Aのリソースグラフ500B1などのリソースグラフにすでに存在する。
決定ブロック766が、図7Aのブロック721と同様に、随意の方法700Dの最初のステップである。決定ブロック766において、フレームワーク管理プログラム440は、図6Aの例示的なノードリソースグラフ500B1に示すような特定のノード601がオフラインに置かれるべきか否かを判断することができる。決定ブロック766において、図5のフレームワーク管理プログラム440は、システム500が利用可能な差込み可能なリソースに関してデバイスドライバから受信し得るメッセージを監視していることがある。前述のように、システム500が利用可能な差込み可能なリソースを管理することに加えて、随意の方法700Eは、障害状況に直面していて、リソースがフレームワーク管理プログラム440によって送られた要求を受け入れるか、または当該要求に従って行動することを防止するリソースを管理することもできる。リソースのデバイスドライバは、決定ブロック766においてフレームワーク管理プログラム440に対し、ノード601の特定のリソースが、フレームワーク管理プログラム440がリソースおよびその対応するノード601をオフラインに置く必要がある障害状況に直面しているか否かを通知することができる。
決定ブロック766への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐が図7Aのブロック705に戻る。決定ブロック766への照会が肯定である場合、「はい」の分岐がブロック768に至る。
ブロック768において、フレームワーク管理プログラム440は、ノード601がオフラインに置かれる前に、ノード601のリソースの現在の状態を記録する。次いでフレームワーク管理プログラム440は、リソースおよびその対応するノード601をオフラインに置くことができる。
ブロック770において、フレームワーク管理プログラム440は、既存ノード601を従属ノード601として、1つまたは複数の他のリソースによるアクセスからロックする。言い換えれば、フレームワーク管理プログラム440は、他のノード601がノード601を参照することを、その1つまたは複数のリソースをシステム500が他のノード601、スレッド、クライアント648などによって出された要求を処理するために利用することが不可能であるときに、防止する。
ブロック772において、フレームワーク管理プログラム440は、ノード601およびその現在の状態を無効にする。決定ブロック774において、フレームワーク管理プログラム440は、無効になったノード601のリソースの1つまたは複数のデバイスドライバに確認して、利用不可能である1つまたは複数のリソースがシステム500にとって利用可能になるように状態を変更したか否かを判断する。
決定ブロック774への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐が図7Aのブロック705に戻る。決定ブロック774への照会が肯定である場合、「はい」の分岐がブロック776に至り、フレームワーク管理プログラム440はノード601を、システム500にとって再び利用可能になるように有効にする。ブロック778において、既存ノード601は、その以前の状態に戻されるように再初期化される。言い換えれば、既存ノード601は、ノード601をフレームワーク管理プログラム440によってオフラインに置かれる直前の状態に置くために再初期化される。
決定ブロック780において、フレームワーク管理プログラム440は、再び有効になったノード601の従属性も有効になっているか否かを判断することができる。この決定ブロック728により、フレームワーク管理プログラム440は、再び有効になった既存ノード601が従属し得るノード601またはノード601のリソースが、それら自体有効になっていることを確認することができる。決定ブロック780への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐が図7Aのブロック705に戻り得る。
決定ブロック780への照会が肯定である場合、「はい」の分岐がブロック782に至り、再び有効になった既存ノード601がフレームワーク管理プログラム440によってアンロックされる。再び有効になった既存ノード601は、図6Aのリソースグラフ500B1に示すように他のリソースによるアクセスのためにアンロックされる。次いで、随意の方法700Eは、図7Aのブロック705に戻る。
図8は、PCD100のソフトウェアアーキテクチャにおけるノード構造データを受信するための図7のサブ方法またはルーチン705を示すフローチャートである。決定ブロック802が、図8のサブ方法またはルーチン705における最初のステップである。
決定ブロック802において、フレームワーク管理プログラム440は、ノード構造データがスタブリソースを作成することを求める要求を含んでいるか否かを判断する。スタブリソースは、リソースのオーサーが図6Aのフレームワークまたはリソースグラフ500B1においてプレースホルダーを作成できるようにするソフトウェア開発ツールである。スタブリソースは、他のリソースを形成できるようにし得る、他のリソースが従属し得るプレースホルダーである。このようにして、他のリソースおよび最終的にノードおよびクライアントは、特定のリソースが利用可能ではないか、またはまだ開発されていないときに、インスタンス化ルーチン725の間にフレームワーク管理プログラム440によって作成され得る。
ノードの他のリソースは、スタブリソースに対するイベントを登録することができる。ただし、スタブリソースはイベントをサポートし得るアクティブな機能または特徴をまったく含まないので、スタブリソースがイベントの値を返すことは決してない。スタブリソースは、後の段階において、実際のまたは実行中のリソースに置き換えられ得る。スタブリソースを実際のリソースに置き換えることができる方法に関するさらなる詳細については、図17に関連して以下で説明する。
決定ブロック802への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐がブロック805に至る。決定ブロック802への照会が肯定である場合、「はい」分岐がブロック803に至り、フレームワーク管理プログラム440は、スタブリソースの作成のために詳細な名前およびデータを受信することができる。次いで、プロセス705は、図7Aのブロック710に戻る。
ブロック805において、フレームワーク管理プログラム440は、図5のCPU402およびクロック442のようなソフトウェア要素またはハードウェア要素の一意の名前を受信することができる。前に説明したように、ノード601は少なくとも1つのリソースを参照しなければならない。各リソースは名前を有し、その名前はシステム500において一意でなければならない。システム500内のすべての要素が一意の名前により識別され得る。各要素は、文字の観点から一意の名前を有する。言い換えれば、一般に、同じ名前を有する2つの要素はシステム500内に存在しない。
システムの例示的な態様によれば、ノード601のリソースは一般にシステム全体で一意の名前を有することができるが、クライアントまたはイベントの名前は、要望に応じて一意であってもよいが、一意である必要はない。
便宜上、限定はしないが、CPU402の「/core/cpu」およびクロック442の「/clk/cpu」のような、一意の名前を作成するための前スラッシュ「/」文字を用いる従来型のツリーファイル命名構造またはファイル命名「メタファー」を用いることができる。ただし、当業者が認識するように、英数字文字および/または記号の任意の他の組合せを含む他のタイプのリソース名も、本発明の範囲内に十分に入る。
次に、ブロック810において、フレームワーク管理プログラム440は、作成されるノード601の1つまたは複数のリソースに関連する1つまたは複数のドライバ機能に関するデータを受信することができる。ドライバ機能は一般に、特定のノード601に関する1つまたは複数のリソースによって完了するアクションを含む。たとえば、図6において、ノード602のリソース/core/cpuに関するドライバ機能は、要求されている所要量の処理を提供するために必要とする量のバス帯域幅およびCPUクロック周波数を要求することができる。これらの要求は、ノード642およびノード622におけるリソースのクライアント(不図示)を介して行われる。ノード642における/clk/cpuに関するドライバ機能は通常、ノード602の/core/cpuリソースから受信した要求に従って物理クロック周波数を実際に設定することを担当する。
ブロック815において、フレームワーク管理プログラム440はノード属性データを受信することができる。ノード属性データは一般に、安全性(ユーザ空間アプリケーションを介してノードにアクセスできるか)、遠隔性(システムにおいて他のプロセッサからノードにアクセスできるか)およびアクセス可能性(リソースは複数の並列クライアントをサポートできるか)などのノードポリシーを定義するデータを含む。フレームワーク管理プログラム440はまた、要求評価またはログ記録ポリシーなど、リソースがデフォルトフレームワーク行動を無効にすることを許容する属性を定義することができる。
その後、ブロック820において、フレームワーク管理プログラム440は、作成される特定のノード601に関するカスタマイズされたユーザデータを受信することができる。ユーザデータは、「C」プログラミング言語に関して当業者によって理解されている空の「スター(star)」フィールドを含むことができる。ユーザデータはまた、「トラストミー(trust me)」フィールドとして当業者に知られている。例示的なカスタマイズされたユーザデータは、限定はしないが、テーブル、たとえば周波数テーブル、レジスタマップなどを含むことができる。ブロック820において受信されたユーザデータは、システム500によって参照されないが、リソースのカスタマイズを、カスタマイズがフレームワーク管理プログラム440によって認識されていないか、十分にサポートされていない場合に許容する。このユーザデータ構造は、特別な使用または特定の使用のために拡張されることが意図された「C」プログラミング言語における基本クラスである。
当業者は、特定のクラスの特定の使用を拡張するための他の種類のデータ構造が、本発明の範囲内にあることを認識する。たとえば、プログラミング言語「C++」(C-プラス-プラス)において、同等の構造が、ノード601内のリソースの拡張機構になるキーワード「パブリック(public)」を含むことができる。
次に、ブロック825において、フレームワーク管理プログラム440は従属性配列データを受信することができる。従属性配列データは、作成されるノード601が従属する1つまたは複数のリソース601の一意かつ特定の名前を含むことができる。たとえば、図6Bの第1のノード602が作成されている場合、このブロック825において、従属性配列データは、第1のノード602が従属する第2のノード622の3つのリソースのリソース名および第3のノード642の単一のリソース名を含むことができる。
続いて、ブロック830において、フレームワーク管理プログラム440はリソース配列データを受信することができる。リソース配列データは、作成される最新ノードに関するパラメータ、たとえば、図6の第1のノード602が作成されている場合にこの第1のノード602に関連するパラメータを含むことができる。リソース配列データは、以下のデータのうちの1つまたは複数を含むことができる。他のリソースの名前、ユニット、最大値、リソース属性、プラグインデータ、およびブロック820のカスタマイズユーザデータに類似した任意のカスタマイズされたリソースデータ。プラグインデータは、一般に、ソフトウェアライブラリから取り出された機能を識別し、通常、作成される特定のノードまたは複数のノードによってサポートされ得るクライアントタイプを列挙する。プラグインデータはまた、クライアントの作成および破壊のカスタマイズを可能にする。ブロック830の後、プロセスは図7のブロック710に戻る。
図8において、属性データブロック815、カスタマイズユーザデータブロック820、および従属性配列データブロック825は、これらの特定のステップが随意であり、所与のノード601に必要なものではないことを示すために破線で示されている。一方、一意の名前ブロック805、ドライバ機能ブロック810、およびリソース配列データブロック830は、ルーチン705のこれらのステップがノード601を作成するために一般に必須であることを示すために実線で示されている。
図9は、PCD100向けのソフトウェアアーキテクチャにおけるノードを作成するための図7のサブ方法またはルーチン725を示すフローチャートである。ルーチンブロック905は、例示的な一実施形態によるノード601をインスタンス化または作成するためのサブ方法またはルーチン725における第1のルーチンである。ルーチンブロック905において、インスタンス化されているノード601に関連する1つまたは複数のクライアント648が、このステップで作成される。ルーチンブロック905に関するさらなる詳細については、図12に関連して以下でさらに詳しく説明する。
ブロック910において、フレームワーク管理プログラムは、ブロック705のノード構造データに対応する1つまたは複数のリソースを作成またはインスタンス化することができる。次に、ブロック915において、フレームワーク管理プログラム440は、ルーチンブロック705のリソース配列データブロック830において受信された最大値を使用して、ルーチンブロック705のルーチンブロック810において受信されたドライバ機能をアクティブ化することができる。例示的な一態様によれば、ドライバ機能は、ルーチンブロック705のリソース配列データブロック830において受信された最大値を使用してアクティブ化され得る。別の好ましい例示的な態様によれば、各ドライバ機能は、ルーチン705からノード構造データとともに渡された随意の初期値によりアクティブ化され得る。初期データが提供されない場合、ドライバ機能は最小値0に初期設定される。ドライバ機能はまた、通常は、初期設定されていることがわかるようにアクティブ化される。これによりリソースは、初期設定に固有であるが、通常動作またはルーチン動作中に実行される必要のない動作を実行することができる。そして、プロセスは図7のステップ730に戻る。
図10は、PCD100向けのソフトウェアアーキテクチャによって維持され得る例示的な名前テーブル1000のデータ構造の図である。例示的な名前テーブル1000は、データの2つの列を含むことができる。第1の列は、リソース601に対応するエイリアス1005を含むことができ、第2の列は、図6に示すノード601間の関係を維持するためのフレームワーク管理プログラム440によって維持されるノード601の実際のリソース名1010を含むことができる。複数のエイリアスが同じリソース601に使用され得る。エイリアスは従属性と考えられ、図12に関連して後述するようにクライアントの作成中に作成可能である。
名前テーブル1000により、いくつかのハードウェア要素および/またはソフトウェア要素に焦点を当てるソフトウェアドライバの相手先商標製造会社(OEM)のような第1の設計チームは、ハードウェアまたはソフトウェアの特定の部分に取り組んでいる第1の設計チームにとって内的な一意の名前を提供することができる。名前テーブル1000により、第2および第3の(またはさらに先の)外部設計チームは、第2および第3の外部設計チームの者が好むエイリアスを使用することによって、第1の設計チームの(この例ではOEMの)ハードウェア要素またはソフトウェア要素を参照することができる。
たとえば、OEMは、図10のテーブル1000の1行目の2列目に示されているように、図5の中央処理装置402に名前「/cpu 0」を割り当てることができる。一方、OEMに関係する第2の専門チームは、同じ中央処理装置402に異なる名前またはエイリアスを割り当てることを希望することがある。第2のチームは、図10のテーブル1000の1行目の1列目に示されているように、「/cpu 0」というリソース名に対応する「メインプロセッサ」というエイリアスを割り当てることができる。
図11は、PCD100向けのソフトウェアアーキテクチャにおけるリソースのエイリアスを作成するための方法1100を示すフローチャートである。ブロック1105が、リソース601のエイリアス1005を作成するための方法1100における最初のステップである。ブロック1105において、フレームワーク管理プログラム440は、リソース601の特定の名前1010に対応する、ユーザによって選択されたエイリアス1005を受信する。次に、決定ブロック1110において、フレームワーク管理プログラム440は、選択されたエイリアスによって参照されるリソースがフレームワーク管理プログラム440によって作成されているか否かを判断する。当業者は、エイリアスがリソースに対して、または別のエイリアスに対して定義され得ることを諒解しよう。リソース名にとどまらず、公開される任意の名前がエイリアス化され得る。
決定ブロック1110への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐がブロック1115に至り、リソースが作成されるまで一時記憶装置にエイリアスが記憶される。詳細には、定義されていない名前に対するエイリアスが作成されるとき、このエイリアスはメモリに記憶され、プロセスは戻って、より多くのエイリアスが定義されるのを待つ。エイリアスがインスタンス化されるとき、まだ定義されていない名前(エイリアス)に対するコールバックとともにメモリにエイリアス名が記憶される。この定義されていない名前(エイリアス)が公開されるとき、それはエイリアスに通知し、次いでそれを公開させる。この行動は、従属性がなくなっているときのリソース作成プロセスと基本的に同じである。
次いで、プロセスはブロック1105に戻る。決定ブロック1110への照会が肯定である場合、「はい」の分岐がブロック1120に至り、エイリアスがフレームワーク管理プログラム440によって公開され、その結果、他のリソースが、作成されたばかりのエイリアスに対応するリソースにアクセスできるようになる。次いで、プロセスは戻る。
図12は、PCD100のソフトウェアアーキテクチャにおけるクライアント648を作成するための図9のサブ方法またはルーチン905を示すフローチャートである。ブロック1205は、1つまたは複数のリソース601のクライアント648が作成されるルーチンブロック905の第1のステップである。ブロック1205において、フレームワーク管理プログラム440は、作成されるクライアント648に割り当てられた名前を受信する。リソース名と同様に、クライアント648の名前は、任意のタイプの英数字および/または記号を含むことができる。
次に、ブロック1210において、作成されるこのクライアント648に関する特定のカスタマイズがある場合に、カスタマイズされたユーザデータがフレームワーク管理プログラム440によって受信され得る。ブロック1210は、このステップが随意であることを示すために破線で示されている。ブロック1210のカスタマイズされたユーザデータは、ノード601のリソースの作成に関連して上述したカスタマイズされたユーザデータに類似している。
ブロック1215において、フレームワーク管理プログラム440は、作成される特定のクライアントに割り当てられたクライアントタイプカテゴリーを受信する。本明細書執筆時点でクライアントタイプカテゴリーは、4つのタイプのうちの1つを含むことができる。(a)必須、(b)インパルス、(c)ベクトル、および(d)等時性。クライアントタイプカテゴリーのリストは、システム500によって管理されているリソースに応じて、またノード601のリソースに依存するアプリケーションプログラムに応じて、拡大し得る。
必須カテゴリーは、必須クライアント648から特定のリソース601に渡されるスカラー値の処理に概ね対応する。たとえば、必須要求は、数百万命令毎秒(「MIPS」)を含むことができる。一方、インパルスカテゴリーは、開始時間または停止時間の指定のない一定期間内に何らかの活動を完了させるよう求める要求の処理に概ね対応する。
等時性カテゴリーは、通常は再発しており、明確な開始時間および明確な終了時間を有するアクションに対する要求に概ね対応する。ベクトルカテゴリーは、直列または並列に要求される複数のアクションの一部であるのが普通であるデータの配列に概ね対応する。
続いて、ブロック1220において、フレームワーク管理プログラム440は、クライアント648が同期に指定されているか、それとも非同期に指定されているかを示すデータを受信する。同期クライアント648は、リソース601が同期クライアント648から要求されたタスクを完了したことを示すデータおよび指示をリソース601が返信するまで、ノード601のリソースをロックすることをフレームワーク管理プログラム440に対し通常要求するクライアントである。
一方、非同期クライアント648は、フレームワーク管理プログラム440によってアクセスされる1つまたは複数のスレッド436(図4参照)によって並列に処理され得る。フレームワーク管理プログラム440は、スレッド436に対するコールバックを作成することができ、コールバックがそれぞれのスレッド436によって実行されているときに値を戻すことができる。当業者は、同期クライアント648のタスクが実行されているときに同期クライアント648がリソースをロックするように、非同期クライアント648がリソースをロックすることはないことを認識する。
ブロック1220の後、決定ブロック1225において、フレームワーク管理プログラム440は、クライアント648によって識別されるリソースが利用可能であるか否かを判断する。決定ブロック1225への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐がブロック1230に至り、クライアント648をこの時点で作成できないことを示すヌル値またはメッセージがユーザに返信される。
決定ブロック1225への照会が肯定である場合、「はい」の分岐が決定ブロック1235に至り、フレームワーク管理プログラム440は、クライアント648によって識別される各リソースがブロック1215において提示されたクライアントタイプをサポートするか否かを判断する。決定ブロック1235への照会が否定である場合、「いいえ」の分岐がブロック1230に戻り、クライアント648をこの時点で作成できないことを示すヌル値またはメッセージが返信される。
決定ブロック1235への照会が肯定である場合、「はい」の分岐がブロック1240に至り、フレームワーク管理プログラム440はメモリ内にクライアント648を作成またはインスタンス化する。次に、ブロック1245において、随意の引数のような任意のカスタマイズされたユーザデータがブロック1210において受信された場合、これらの随意の引数が特定のノード601のそれぞれのリソースにマップされ得る。次に、ブロック1250において、新規作成されたクライアント648が、アイドル状態において、または上記の図6Bで示したように要求された状態において、その対応する1つまたは複数のリソースに結合される。そして、プロセスは図9のブロック910に戻る。
図13は、PCD100向けのソフトウェアアーキテクチャにおけるリソース601に対するクライアント要求675を作成するための方法1300を示すフローチャートである。方法1300は一般に、図7および図12に関連して上述したようにクライアント作成およびノード作成の後、実行される。ブロック1305は、リソース601に対するクライアント要求675を作成するための方法1300における第1のステップである。方法1300は、以下の3つのタイプの要求675がフレームワーク管理プログラム440によってどのように処理されるかを表している。(a)必須、(b)インパルス、および(c)ベクトル。第4のタイプの要求675、すなわち(d)等時性要求の処理については、図15に関連して後述する。クライアント要求675は、作成され、図12に関連して上述したクライアントタイプに概ね対応する。
ブロック1305において、フレームワーク管理プログラム440は、上述した3つ、すなわち(a)必須、(b)インパルス、および(c)ベクトルのうちの1つのような特定のクライアント要求675に関連するデータを受信することができる。必須要求に関連するデータは一般に、必須クライアント648から特定のリソース601に渡されるスカラー値を含む。たとえば、必須要求は、数百万命令毎秒(「MIPS」)を含むことができる。一方、インパルス要求は、開始時間または停止時間の指定のない一定期間内に何らかの活動を完了させるよう求める要求を含む。ベクトル要求に関するデータは一般に、直列または並列に完了することが求められる複数のアクションの配列を含む。ベクトル要求は、値の任意の長さを含むことができる。ベクトル要求は通常、サイズ値および値の配列を有する。ノード601の各リソースは、ベクトル要求をサポートするためにポインタフィールドを有するように拡張され得る。「C」プログラミング言語では、ポインタフィールドは、当業者によって理解されているように、統合機能(union function)によってサポートされている。
クライアント要求データはまた、要求が抑制可能であるか否かを示すことができる。抑制可能な要求は、図7Dの方法700Dに関連して上記で説明したように、リソース自体の選択に従ってリソースによって別様に処理され得る。
次に、ブロック1310において、フレームワーク管理プログラム440は、図13に関連して上述した方法によって作成されたクライアント648を通じて要求を出す。続いて、ブロック1315において、フレームワーク管理プログラム440は、要求が必須タイプまたはベクトルタイプである場合に、クライアントを通じて渡されている要求データを二重バッファする。要求がインパルスタイプである場合、ブロック1315はフレームワーク管理プログラム1440によって飛ばされる。
必須要求の場合、このブロック1315において、先行する要求からの値がメモリ内に維持され、それによりフレームワーク管理プログラム440は、以前の要求された値と要求された値の現在のセットとの間に差異があるか否かを判断することができる。ベクトル要求の場合、先行する要求は通常、メモリ内に維持されないが、ノード601のリソースは、特定の実装形態で望まれるように、それを維持することができる。したがって、ブロック1315はベクトルタイプの要求の場合には随意である。
ブロック1320において、フレームワーク管理プログラム440は、要求された値の以前のセットと要求された値の現在のセットとの間のデルタまたは差異を計算する。決定ブロック1325において、フレームワーク管理プログラムが、要求された値の現在のセットが要求された値の以前のセットと同じであるか否かを判断する。言い換えれば、フレームワーク管理プログラム440は、要求された値の現在のセットと要求された値の以前のセットとの間に差異があるか否かを判断する。要求された値の現在のセットと以前のセットとの間に差異がない場合、「はい」の分枝が(ブロック1330〜ブロック1370を飛ばして)ブロック1375に至り、プロセスは終了する。
決定ブロック1325への照会が否定である場合、要求された値のセットが以前の要求された値のセットと異なることを意味し、「いいえ」の分枝が決定ブロック1330に至る。
決定ブロック1330において、フレームワーク管理プログラム440は、現在の要求が非同期要求であるか否かを判断する。決定ブロック1330への照会が否定である場合、「いいえ」の分枝がブロック1340に至り、クライアント要求675に対応するリソース601がフレームワーク管理プログラム440によってロックされる。決定ブロック1330への照会が肯定である場合、現在の要求が非同期要求タイプであることを意味し、「はい」の分枝がブロック1335に至り、図4のマルチコアシステムのようなマルチコアシステムがフレームワーク管理プログラム440によって現在管理されている場合に、要求を別のスレッドに渡すことができ、別のコアによって実行することができる。ブロック1335は、PCD100が単一コア中央処理システムである場合にこのステップが随意であり得ることを示すために破線で示されている。
続いて、ブロック1340において、要求675に対応するリソース601がフレームワーク管理プログラム440によってロックされる。次に、ブロック1345において、リソース601は、図8のブロック830において受信されたリソース配列データのプラグインデータに概ね対応する更新機能を実行する。更新機能は一般に、新しいクライアント要求に照らして新しいリソース状態を確保する機能を含む。更新機能は、クライアント要求における要求された状態と以前の状態とを比較する。要求された状態が以前の状態よりも大きい場合、更新機能はクライアント要求を実行する。一方、要求された状態が現在の状態以下であり、現在の状態でリソースが動作している場合、古い状態は要求された状態を達成しているか満たしているので、効率性を高めるためにクライアント要求を実行することはない。更新機能は、クライアントからの新しい要求を受け取り、それを他のアクティブな要求すべてと統合して、リソースの新しい状態を判断する。
一例として、複数のクライアントがバスクロック周波数を要求していることがある。バスクロックの更新機能は通常、最大限のすべてのクライアント要求を受け取り、バスクロックの新しい所望の状態としてそれを使用する。すべてのリソースが同じ更新機能を使用する場合は該当しないが、複数のリソースによって使用される更新機能がいくつかある。いくつかの共通する更新機能は、最大限のクライアント要求を受け取ること、最小限のクライアント要求を受け取ること、およびクライアント要求を合算することである。あるいは、リソースは、何らかの固有の方法で要求を統合する必要がある場合に、それら自体のカスタム更新機能を定義することができる。
次に、ブロック1350において、フレームワーク管理プログラム440は、クライアント要求648に対応するリソースにデータを渡して、リソースがノード601のリソースに固有のドライバ機能を実行できるようにする。ドライバ機能は、更新機能によって計算される通りにリソース状態を適用する。これは、ハードウェア設定を更新すること、従属リソースに要求を出すこと、レガシー機能を呼び出すこと、または前記の何らかの組合せを伴うことがある。
前述の例では、更新機能は、要求されたバスクロック周波数を計算した。ドライバ機能は、その要求された周波数を受信することができ、クロック周波数制御ハードウェアを更新して、その周波数で作動させることができる。更新機能が計算した正確な要求された状態をドライバ機能が満たすことは不可能な場合もあることに留意されたい。この場合、ドライバ機能は、要求を最も満たす周波数を選択することができる。たとえば、バスクロックハードウェアは128MHzおよび160MHzでのみ作動できるが、要求された状態は150MHzである場合がある。この場合、ドライバ機能は、要求された状態を上回る160MHzで作動すべきである。
次に、ブロック1355において、フレームワーク管理プログラム440は、ブロック1350においてドライバ機能を実行したリソースから状態制御を受信する。続いて、ブロック1360において、リソースに対して定義されている場合、イベント690をトリガすることができ、それによりデータは、イベント690に対応するクライアント648に戻される。イベントは別のスレッドで処理され得る。これにより、ロックされたリソースで費やされる時間量を最小限に抑えることができ、図4に示したようなマルチコアシステムにおけるさらなる並列的な動作が可能になる。本方法1300で説明するようにリソースに対して要求を定義できる方法と同様に、リソースに対して1つまたは複数のイベント690を定義することができる。言い換えれば、イベント作成プロセスは、クライアント作成プロセスに概ね匹敵する。イベントと異なる1点は、いくつかのしきい値を超えたときのみトリガされるイベントを定義することが可能である点である。
しきい値に基づいてのみトリガされるイベントのこの定義により、システムの過負荷状態を示す、リソースがオーバーサブスクライブされている(サポートできる数を超える同時ユーザを有する)時期、または他の物が断たれること、システムがオーバーサブスクライブされたときに無効になった機能を回復させることなどが可能になる、リソースが低水準/オフになる時期を通知することができる。イベント登録はしきい値により行うことができるので、システムがイベント通知に関して行わなければならない作業の量が減り、本当に必要なものがあるときのみイベント通知が生じるようになる。あらゆる状態変化に関するイベントを登録することも可能である。
次に、随意のブロック1365において、処理されている要求がベクトル要求である場合、この随意のブロック1365はたいてい実行される。随意のブロック1365は一般に、ベクトルポインタが依然として、ユーザがベクトルに渡した同じデータに位置付けられているか否かを査定するチェックまたは判断を含む。この随意のブロック1365への照会が肯定である場合、ポインタは依然として、ユーザによってベクトルに渡された同じデータを指していることを意味し、古いデータの参照が維持されないようにポインタが除去される。この随意のブロック1365は一般に、インパルス要求および必須要求と比較して、ベクトル要求が処理されているときに上述の二重バッファリングブロック1315を考慮して(account for)実行される。
続いて、ブロック1370において、フレームワーク管理プログラム440は、要求されたリソースのロックを解除し、それにより他のクライアント要求648は、特定のノード601の現在のものであるが今解放された要求されたリソースによって処理され得る。次いでプロセスは、次のクライアント要求を受信するために第1のブロック1305に戻る。
図14は、PCD100のリソースに対する等時性クライアント要求で要求される作業を示す図1400である。図1400は、X軸およびY軸を有するグラフを含む。X軸は一般に経過時間を含み、Y軸は要求された百万命令毎秒(MIPS)のような要求されたアクション値を含むことができる。すでに述べたように、等時性クライアント要求は一般に、明確な開始時間Aおよび明確な終了時間または期限Cを含む。図14に示す例示的な実施形態では、グラフは、要求された作業150MIPSが時間Aに開始し、時間Bに完了しており、時間Bは要求された期限Cの前に生じていることを示す。
図15は、PCD100向けのソフトウェアアーキテクチャにおけるリソースに対する等時性クライアント要求を作成するための図9のサブ方法またはルーチン1300Bを示すフローチャートである。サブ方法またはルーチン1300Bは、図13に関連して上述したステップを作り直すか、またはこれらのステップとともに実行される。これは、この図15で列挙されるステップが、図13で提示される参照番号に対応して順に位置することを意味する。以下でより詳細に説明するように、ステップの順序または順番が、実行されるステップからの所望の出力に影響しない場合、本発明はそのような順序または順番に限定されない。
ブロック1307が、等時性要求675を処理するためのサブ方法またはルーチンの最初のステップである。ブロック1307は、図13のブロック1305の後、かつブロック1310の前に生じる。ブロック1307において、フレームワーク管理プログラム440は、図14に関連して上述したような期限Cなどの期限データを受信することができる。
次に、ブロック1309において、フレームワーク管理プログラム440は、現在の時間とブロック1307において提供された期限との間の差異を計算することができる。続いて、図13のブロック1360の後、ただしブロック1365の前に生じるブロック1362において、フレームワーク管理プログラム440は、開始時間Aおよび完了時間Bを期限Cと比較する(図14参照)。ブロック1363において、フレームワーク管理プログラム440は要求された活動の量を提供されているので、またフレームワーク管理プログラム440は開始時間Aおよび完了時間Bを追跡するので、次いでブロック1363において、フレームワーク管理プログラム440は、特定のノード601のリソースによって実行された作業の量を計算することができる。
次に、図13のブロック1365の後、ただしブロック1370の前に生じるブロック1367において、最適化プロセスが実行され得る。ブロック1367は、このステップが随意であること、またはこのステップがPCD100に対してオフラインかつオフデバイス(off device)で実行できることを示すために破線で示されている。最適化プロセスは、電力消費や応答性などの多くの異なる変数を考慮しつつ、作業がどのようにして開始時間と期限との間に最善の形で完了し得るかを判断することを試みることができる。いくつかの例示的な実施形態では、本発明の範囲から逸脱することなく、このブロック1367を完全に飛ばすことができる。次いでプロセスは、次のクライアント要求675を処理するために図13のブロック1305に戻る。
図16は、PCD100向けのソフトウェアアーキテクチャ500におけるリソースに対するしきい値イベント690を作成するための方法1600を示すフローチャートである。図16は、図6C、図6Dに関連して上記で説明したしきい値イベント690に概ね対応する。すでに述べたように、図6Cに示すしきい値イベント690は温度に関係するが、当業者は、PCD100内で監視され得る任意のタイプの条件にしきい値イベント690が関連付けられ得ることを認識する。
たとえば、他のしきい値イベントは、限定はしないが、電力消費、バッテリ充電のステータス/状態、スリープまたは低電力の状況、良い、普通および芳しくない高周波(「RF」)受信などの特定のハードウェアの状況、百万命令毎秒(「MIPS」)のような負荷に関係し得る動作状況、クロック周波数、バス周波数、電圧、DCVSの状況およびアルゴリズムなどに関係するしきい値イベントを含む。しきい値イベント690は通常、1つまたは複数のトリガ条件を含む。図6Cに示す例では、トリガ条件は特定の温度値に関係する。
ここで再び図16を参照すると、ブロック1605が、1つまたは複数のしきい値イベント690を作成するための方法1600の最初のステップである。方法1600は一般に、図7に示すPCD100のリソースを管理するための方法700の後、実行される。ブロック1605において、図5Aのフレームワーク管理プログラム440は、ノード601のリソースに対するしきい値イベント690を作成することを求める1つまたは複数の要求を受信することができる。
上記のように、フレームワーク管理プログラム440によってサポートされるソフトウェアアーキテクチャ500のどのユーザも、リソースに対するしきい値イベント690をセットアップすることができる。しきい値イベント690を作成するソフトウェアアーキテクチャ500のユーザは、リソースのオーサー、ノードのオーサー、リソース、または実行スレッドを含み得る。しきい値イベント690に割り当てられたリソースは、1つまたは複数の異なるリソースにしきい値イベントのステータスを報告するように命令され得る。
次に、ブロック1610において、フレームワーク管理プログラム440は、ノード601の1つまたは複数のリソースに対するイベント/条件を追跡する1つまたは複数の機能を受信し得る。このブロック1610は、図6Cに示すしきい値イベント690に概ね対応する。ブロック1615において、フレームワーク管理プログラム440は、1つまたは複数の機能によって追跡されている1つまたは複数のしきい値または条件を受信する。具体的には、ブロック1610および1615では、フレームワーク管理プログラム440は、図6Cに示すしきい値イベント690A〜Dのうちの1つを受信する。図6Cに示す各しきい値イベント690は、温度監視機能およびその機能によって追跡されている特定の温度を有する。
次に、ブロック1620において、フレームワーク管理プログラム440は、しきい値イベントの通知を受信する1つまたは複数のリソースの1つまたは複数の名前を受信する。ブロック1620は、図6Dに示すチャート697に概ね対応する。チャート697は第3の列に、第2の列に記載されたしきい値イベントの受信側リソースを記載している。
次に、ブロック1625において、リソースに対する1つまたは複数のしきい値イベントがフレームワーク管理プログラム440に登録される。次いで、ブロック1630において、各リソースは、方法1600において定義されたそのしきい値イベントのその監視を開始する。次いで、方法1600は戻る。
図17は、PCD100向けのソフトウェアアーキテクチャ500における新しい(実際の)リソースにスタブリソースを置き換えるための方法1700を示すフローチャートである。図17は、スタブリソースが作成され得る図8のブロック803に概ね対応する。図8に関連してすでに述べたように、スタブリソースは、リソースのオーサーが図6Aのフレームワークまたはリソースグラフ500B1においてプレースホルダーを作成できるようにするソフトウェア開発ツールである。スタブリソースは、他のリソースを形成できるようにし得る、かつ他のリソースが従属し得るプレースホルダーである。このようにして、他のリソースおよび最終的にノードおよびクライアントは、特定のリソースが利用可能ではないか、またはまだ開発されていないときに作成され得る。
ノードの他のリソースは、スタブリソースに対するイベントを登録することができる。ただし、スタブリソースはイベントをサポートし得るアクティブな機能または特徴をまったく含まないので、スタブリソースがイベントの値を返すことは決してない。スタブリソースは、図17に記述されているように、実際のまたは実行中のリソースに置き換えられ得る。
ブロック1705が、スタブリソースを新しい(実際の)機能リソースに置き換えるための方法1700における最初のステップである。ブロック1705において、フレームワーク管理プログラム440は、スタブリソースが従属する1つまたは複数のリソースの識別情報を受信し得る。次に、ブロック1710において、フレームワーク管理プログラム440は、スタブリソースが従属する1つまたは複数のリソースを、これらの他のリソースがさらなる要求を出さないようにロックすることができる。
次に、ブロック1715において、スタブリソースのデータ構造に記載されている各クライアントが、スタブリソースを置き換えることになる新しい機能リソースのリストに追加され得る。ブロック1720において、スタブリソースの各クライアントのポインタが、スタブリソースを置き換えている新しい機能リソースを指すように調整される。
ブロック1725において、フレームワーク管理プログラム440は、古いスタブリソースに従属するリソースごとに1つまたは複数のアクティブな要求を出すことができる。次に、ブロック1730において、フレームワーク管理プログラム440は、古いスタブリソースを置き換えている新しいリソースの新しい状態を再アグリゲートすることができる。次に、ブロック1735において、フレームワーク管理プログラム440は、ルーチンブロック705のリソース配列データブロック830において受信された最大値を使用して、ルーチンブロック705のルーチンブロック810において受信されたドライバ機能をアクティブ化することができる。
例示的な一態様によれば、ドライバ機能は、ルーチンブロック705のリソース配列データブロック830において受信された最大値を使用してアクティブ化され得る。別の好ましい例示的な態様によれば、各ドライバ機能は、ルーチン705からノード構造データとともに渡された随意の初期値によりアクティブ化され得る。初期データが提供されない場合、ドライバ機能は最小値0に初期設定される。ドライバ機能はまた、通常は、初期設定されていることがわかるようにアクティブ化される。これによりリソースは、初期設定に固有であるが、通常動作またはルーチン動作中に実行される必要のない動作を実行することができる。
次に、ブロック1740において、フレームワーク管理プログラム440は、スタブリソースを置き換えている新しい機能リソースに対する、スタブリソースに関して以前登録された1つまたは複数のイベントを再び出すことができる。次いで、プロセス1700は戻る。
本発明が説明通りに機能するように、本明細書で説明されたプロセスまたはプロセスの流れの特定のステップが他のステップよりも前に行われるのは当然である。しかしながら、ステップの順序または手順によって本発明の機能が変わることがない場合、本発明は説明されたステップの順序に限定されない。つまり、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、あるステップを他のステップの前に実行しても、後に実行してもよく、または他のステップと並行して(実質的に同時に)実行してもよいことを認識されたい。いくつかの事例では、あるステップが、本発明から逸脱することなく、省略されてもよく、または実行されなくてもよい。さらに、「その後」、「次いで」、「次に」などの語は、ステップの順序を限定することを意図していない。これらの語は、単に例示的な方法の説明を通じて読者を導くために使用されている。
さらに、プログラミングの当業者は、たとえば本明細書のフローチャートおよび関連する説明に基づいて、コンピュータコードを書くか、または適切なハードウェアおよび/もしくは回路を特定し、開示された発明を容易に実施することができる。
したがって、特定の1組のプログラムコード命令または詳細なハードウェアデバイスの開示が、本発明をどのように製作し使用すべきかについて適切に理解するうえで必要であるとは見なされない。特許請求されるコンピュータで実施される処理の発明性のある機能は、上の説明において、かつ、様々な処理の流れを示し得る図面とともに、より詳細に説明される。
1つまたは複数の例示的な態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装することができる。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上で送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の使用可能な媒体とすることができる。限定ではなく、例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM、または他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得るとともに、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含み得る。
また、任意の接続をコンピュータ可読媒体と呼ぶのが妥当である。たとえば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、またはワイヤレス技術、たとえば赤外線、無線、およびマイクロ波を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義内に含まれる。
本明細書で使用する場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フレキシブルディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザで光学的にデータを再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
選択された態様について詳細に説明し、詳述してきたが、以下の請求項によって定義されるような本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な置換および改変を実施できることが理解されよう。
100 PCD
102 ハウジング
104 上側ハウジング部
106 下側ハウジング部
108 ディスプレイ
110 トラックボール入力デバイス
112 電源投入ボタン
114 電源切断ボタン
116 インジケータライト
118 スピーカー
120 マルチボタン型キーボード
122 リセットボタン
322 オンチップシステム
328 ディスプレイコントローラ
330 タッチスクリーンコントローラ
332 タッチスクリーンディスプレイ
334 ビデオエンコーダ
336 ビデオ増幅器
338 ビデオポート
340 ユニバーサルシリアルバス(USB)コントローラ
342 USBポート
346 加入者識別モジュール(SIM)カード
348 デジタルカメラ、カメラ
350 ステレオオーディオコーデック
352 オーディオ増幅器
354 第1のステレオスピーカー
356 第2のステレオスピーカー
358 マイクロフォン増幅器
360 マイクロフォン
362 周波数変調(FM)無線チューナー
364 FMアンテナ
366 ステレオヘッドフォン
368 高周波(RF)トランシーバ
370 RFスイッチ
372 RFアンテナ
374 キーパッド
376 マイクロフォンを備えたモノヘッドセット、モノヘッドセット
378 バイブレータデバイス、バイブレータ
380 電源
388 ネットワークカード
400 処理システム
402 マルチコア中央処理装置(CPU)、中央処理装置、CPU
404 メモリ
410 第0のコア、コア
412 第1のコア、コア
414 第Nのコア、コア
416 第0の動的クロックおよび電圧スケーリング(DCVS)アルゴリズム、DCVSアルゴリズム
417 第1のDCVSアルゴリズム、DCVSアルゴリズム
418 第NのDCVSアルゴリズム、DCVSアルゴリズム
420 オペレーティングシステム
422 バスアービタまたはスケジューラ
424 第1の実行キュー、実行キュー
426 第2の実行キュー、実行キュー
428 第Nの実行キュー、実行キュー
430 第1のアプリケーション、アプリケーション
432 第2のアプリケーション、アプリケーション
434 第Nのアプリケーション、アプリケーション
436 タスク
440 フレームワーク管理プログラム
500 ソフトウェアアーキテクチャ、システム
500B1 フレームワークまたはリソースグラフ、ノードリソースグラフ
601 参照番号、ノード、他のノード、従属ノード、インスタンス化されていないノード、インスタンス化されたノード、特定のノード、既存ノード、リソース
602 ノード
622 ノード
642 ノード
646 ノード
648 クライアント
675 第4のタイプの要求、等時性要求、クライアント要求
690 温度しきい値イベント、しきい値イベント、イベント
690A 第1のしきい値イベント、第1の温度しきい値イベント、しきい値イベント
690B 第2のしきい値イベント、第2の温度しきい値イベント、しきい値イベント
690C 第3のしきい値イベント、第3の温度しきい値イベント、しきい値イベント
690D 第4のしきい値イベント、第4の温度しきい値イベント、しきい値イベント
697 チャート
700 プロセス
700A 方法
700B プロセス
700C 随意の方法
700D 随意の方法、方法
700E 随意の方法
1000 名前テーブル、テーブル
1005 エイリアス
1010 リソース名
1100 方法
1300A 方法
1300B サブ方法またはルーチン
1400 図
1600 方法またはプロセス
1700 方法、プロセス

Claims (40)

  1. 少なくとも1つのプロセッサによって制御される複数のデバイスリソースを有するポータブルコンピューティングデバイスのリソースを管理するための方法であって、
    ノードを形成するための、前記ノードの一部である前記ポータブルコンピューティングデバイス内に含まれる各リソースの一意の名前を含むノード構造データを受信するステップと、
    前記ポータブルコンピューティングデバイス内に存在する1つまたは複数の従属性に関して前記ノード構造データをレビューするステップと、
    インスタンス化されていないノードの従属性に関連する各リソースが前記ポータブルコンピューティングデバイスの、グラフによって定義されるノードフレームワーク内に存在するか否かを判断するステップであって、前記グラフの各ノードは、前記ポータブルコンピューティングデバイスの前記プロセッサによって制御される1つまたは複数のリソースを表し、前記グラフの少なくとも1つのノードは、前記ポータブルコンピューティングデバイスの前記プロセッサによって制御される複数のリソースを表し、前記複数のリソースは、クライアント要求を管理するように構成され、前記グラフの隣接ノード間の結合は、リソース従属性を表す、前記判断するステップと、
    インスタンス化されていないノードの各リソースがクライアント要求をサポートすることに利用可能であるか否かを判断するステップと、
    インスタンス化されていないノードのリソースが、いかなるクライアント要求をサポートすることにも利用不可能である場合、前記利用不可能なリソースを含むノードのインスタンス化を防止するように値を設定するステップと、
    従属性に関連するリソースが存在しない場合、前記ノード構造データを前記ポータブルコンピューティングデバイス内の一時記憶装置に記憶するステップと、
    各従属性に関する各リソースが存在し、利用可能である場合、前記ポータブルコンピューティングデバイスをサポートするために前記ノードをその1つまたは複数の対応するリソースとともにインスタンス化するステップと、
    前記ノードがインスタンス化された場合、他のノードが前記ポータブルコンピューティングデバイス内の新規にインスタンス化されたノードに情報を送ること、または前記新規にインスタンス化されたノードから情報を受信することができるように、ノードの1つまたは複数のリソースに対応する前記1つまたは複数の一意の名前を使用して、前記ノードフレームワーク内で前記ノードを公開するステップと
    を含む方法。
  2. 各リソースは、ソフトウェア要素およびハードウェア要素のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  3. インスタンス化されたノードの各リソースが要求をサポートすることに利用可能であるか否かを判断するステップと、
    インスタンス化されたノードのリソースが、いかなる要求をサポートすることにも利用不可能である場合、他のリソースから前記インスタンス化されたノードをロックするステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ノードフレームワークにおいてプレースホルダーとして機能するスタブリソースを形成するためのデータを受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. スタブリソースを機能リソースに置き換えるためのデータを受信するステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記ノードフレームワーク内で管理されるクライアント要求が、遅延した実行のために抑制可能であるか否かを判断するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記抑制可能な要求の実行を遅延させるための1つまたは複数の条件が達成されているか否かを判断するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. リソースによる管理のための1つまたは複数のしきい値イベントを受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 各しきい値イベントは、リソースによって追跡される少なくとも1つの条件を含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記ポータブルコンピューティングデバイスは、携帯電話、携帯情報端末、ページャ、スマートフォン、ナビゲーションデバイス、およびワイヤレス接続またはワイヤレスリンクを含むハンドヘルドコンピュータのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  11. 少なくとも1つのプロセッサによって制御される複数のデバイスリソースを有するポータブルコンピューティングデバイスのリソースを管理するためのコンピュータシステムであって、
    プロセッサを含み、前記プロセッサは、
    ノードを形成するための、前記ノードの一部である前記ポータブルコンピューティングデバイス内に含まれる各リソースの一意の名前を含むノード構造データを受信するステップと、
    前記ポータブルコンピューティングデバイス内に存在する1つまたは複数の従属性に関して前記ノード構造データをレビューするステップと、
    インスタンス化されていないノードの従属性に関連する各リソースが前記ポータブルコンピューティングデバイスの、グラフによって定義されるノードフレームワーク内に存在するか否かを判断するステップであって、前記グラフの各ノードは、前記ポータブルコンピューティングデバイスの前記プロセッサによって制御される1つまたは複数のリソースを表し、前記グラフの少なくとも1つのノードは、前記ポータブルコンピューティングデバイスの前記プロセッサによって制御される複数のリソースを表し、前記複数のリソースは、クライアント要求を管理するように構成され、前記グラフの隣接ノード間の結合は、リソース従属性を表す、前記判断するステップと、
    インスタンス化されていないノードの各リソースがクライアント要求をサポートすることに利用可能であるか否かを判断するステップと、
    インスタンス化されていないノードのリソースが、いかなるクライアント要求をサポートすることにも利用不可能である場合、前記利用不可能なリソースを含むノードのインスタンス化を防止するように値を設定するステップと、
    従属性に関連するリソースが存在しない場合、前記ノード構造データを前記ポータブルコンピューティングデバイス内の一時記憶装置に記憶するステップと、
    各従属性に関する各リソースが存在し、利用可能である場合、前記ポータブルコンピューティングデバイスをサポートするために前記ノードをその1つまたは複数の対応するリソースとともにインスタンス化するステップと、
    前記ノードがインスタンス化された場合、他のノードが前記ポータブルコンピューティングデバイス内の新規にインスタンス化されたノードに情報を送ること、または前記新規にインスタンス化されたノードから情報を受信することができるように、ノードの1つまたは複数のリソースに対応する前記1つまたは複数の一意の名前を使用して、前記ノードフレームワーク内で前記ノードを公開するステップと
    を行うように動作可能である、システム。
  12. 各リソースは、ソフトウェア要素およびハードウェア要素のうちの少なくとも1つを含む、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記プロセッサは、
    インスタンス化されたノードの各リソースが要求をサポートすることに利用可能であるか否かを判断するステップと、
    インスタンス化されたノードのリソースが、いかなる要求をサポートすることにも利用不可能である場合、他のリソースから前記インスタンス化されたノードをロックするステップと
    を行うようにさらに動作可能である、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記プロセッサは、
    前記ノードフレームワークにおいてプレースホルダーとして機能するスタブリソースを形成するためのデータを受信する
    ようにさらに動作可能である、請求項11に記載のシステム。
  15. 前記プロセッサは、
    スタブリソースを機能リソースに置き換えるためのデータを受信する
    ようにさらに動作可能である、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記プロセッサは、
    前記ノードフレームワーク内で管理されるクライアント要求が、遅延した実行のために抑制可能であるか否かを判断する
    ようにさらに動作可能である、請求項11に記載のシステム。
  17. 前記プロセッサは、
    抑制可能な要求に関する実行を遅延させるための1つまたは複数の条件が達成されているか否かを判断する
    ようにさらに動作可能である、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記プロセッサは、
    リソースによる管理のための1つまたは複数のしきい値イベントを受信する
    ようにさらに動作可能である、請求項11に記載のシステム。
  19. 各しきい値イベントは、リソースによって追跡される少なくとも1つの条件を含む、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記ポータブルコンピューティングデバイスは、携帯電話、携帯情報端末、ページャ、スマートフォン、ナビゲーションデバイス、およびワイヤレス接続またはワイヤレスリンクを含むハンドヘルドコンピュータのうちの少なくとも1つを含む、請求項11に記載のシステム。
  21. 少なくとも1つのプロセッサによって制御される複数のデバイスリソースを有するポータブルコンピューティングデバイスのリソースを管理するためのコンピュータシステムであって、
    ノードを形成するための、前記ノードの一部である前記ポータブルコンピューティングデバイス内に含まれる各リソースの一意の名前を含むノード構造データを受信するための手段と、
    前記ポータブルコンピューティングデバイス内に存在する1つまたは複数の従属性に関して前記ノード構造データをレビューするための手段と、
    インスタンス化されていないノードの従属性に関連する各リソースが前記ポータブルコンピューティングデバイスの、グラフによって定義されるノードフレームワーク内に存在するか否かを判断するための手段であって、前記グラフの各ノードは、前記ポータブルコンピューティングデバイスの前記プロセッサによって制御される1つまたは複数のリソースを表し、前記グラフの少なくとも1つのノードは、前記ポータブルコンピューティングデバイスの前記プロセッサによって制御される複数のリソースを表し、前記複数のリソースは、クライアント要求を管理するように構成され、前記グラフの隣接ノード間の結合は、リソース従属性を表す、前記判断するための手段と、
    インスタンス化されていないノードの各リソースがクライアント要求をサポートすることに利用可能であるか否かを判断するための手段と、
    インスタンス化されていないノードのリソースが、いかなるクライアント要求をサポートすることにも利用不可能である場合、前記利用不可能なリソースを含むノードのインスタンス化を防止するように値を設定するための手段と、
    従属性に関連するリソースが存在しない場合に前記ノード構造データを前記ポータブルコンピューティングデバイス内の一時記憶装置に記憶するための手段と、
    各従属性に関する各リソースが存在し、利用可能である場合、前記ポータブルコンピューティングデバイスをサポートするために前記ノードをその1つまたは複数の対応するリソースとともにインスタンス化するための手段と、
    前記ノードがインスタンス化された場合、他のノードが前記ポータブルコンピューティングデバイス内の新規にインスタンス化されたノードに情報を送ること、または前記新規にインスタンス化されたノードから情報を受信することができるように、ノードの1つまたは複数のリソースに対応する前記1つまたは複数の一意の名前を使用して、前記ノードフレームワーク内で前記ノードを公開するための手段と
    を含むシステム。
  22. 各リソースは、ソフトウェア要素およびハードウェア要素のうちの少なくとも1つを含む、請求項21に記載のシステム。
  23. インスタンス化されたノードの各リソースが要求をサポートすることに利用可能であるか否かを判断するための手段と、
    インスタンス化されたノードのリソースが、いかなる要求をサポートすることにも利用不可能である場合、他のリソースから前記インスタンス化されたノードをロックするための手段と
    をさらに含む、請求項22に記載のシステム。
  24. 前記ノードフレームワークにおいてプレースホルダーとして機能するスタブリソースを形成するためのデータを受信するための手段
    をさらに含む、請求項21に記載のシステム。
  25. スタブリソースを機能リソースに置き換えるためのデータを受信するための手段
    をさらに含む、請求項24に記載のシステム。
  26. 前記ノードフレームワーク内で管理されるクライアント要求が、遅延した実行のために抑制可能であるか否かを判断するための手段
    をさらに含む、請求項21に記載のシステム。
  27. 抑制可能な要求に関する実行を遅延させるための1つまたは複数の条件が達成されているか否かを判断するための手段
    をさらに含む、請求項26に記載のシステム。
  28. リソースによる管理のための1つまたは複数のしきい値イベントを受信するための手段をさらに含む、請求項21に記載のシステム。
  29. 各しきい値イベントは、リソースによって追跡される少なくとも1つの条件を含む、請求項28に記載のシステム。
  30. 前記ポータブルコンピューティングデバイスは、携帯電話、携帯情報端末、ページャ、スマートフォン、ナビゲーションデバイス、およびワイヤレス接続またはワイヤレスリンクを含むハンドヘルドコンピュータのうちの少なくとも1つを含む、請求項21に記載のシステム。
  31. コンピュータ可読プログラムコードを含むコンピュータプログラムであって、前記コンピュータ可読プログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサによって制御される複数のデバイスリソースを有するポータブルコンピューティングデバイスのリソースを管理するための方法を実施するために実行されるように適合され、前記方法は、
    ノードを形成するための、前記ノードの一部である前記ポータブルコンピューティングデバイス内に含まれる各リソースの一意の名前を含むノード構造データを受信するステップと、
    前記ポータブルコンピューティングデバイス内に存在する1つまたは複数の従属性に関して前記ノード構造データをレビューするステップと、
    インスタンス化されていないノードの従属性に関連する各リソースが前記ポータブルコンピューティングデバイスの、グラフによって定義されるノードフレームワーク内に存在するか否かを判断するステップであって、前記グラフの各ノードは、前記ポータブルコンピューティングデバイスの前記プロセッサによって制御される1つまたは複数のリソースを表し、前記グラフの少なくとも1つのノードは、前記ポータブルコンピューティングデバイスの前記プロセッサによって制御される複数のリソースを表し、前記複数のリソースは、クライアント要求を管理するように構成され、前記グラフの隣接ノード間の結合は、リソース従属性を表す、前記判断するステップと、
    インスタンス化されていないノードの各リソースがクライアント要求をサポートすることに利用可能であるか否かを判断するステップと、
    インスタンス化されていないノードのリソースが、いかなるクライアント要求をサポートすることにも利用不可能である場合、前記利用不可能なリソースを含むノードのインスタンス化を防止するように値を設定するステップと、
    従属性に関連するリソースが存在しない場合、前記ノード構造データを前記ポータブルコンピューティングデバイス内の一時記憶装置に記憶するステップと、
    各従属性に関する各リソースが存在し、利用可能である場合、前記ポータブルコンピューティングデバイスをサポートするために前記ノードをその1つまたは複数の対応するリソースとともにインスタンス化するステップと、
    前記ノードがインスタンス化された場合、他のノードが前記ポータブルコンピューティングデバイス内の新規にインスタンス化されたノードに情報を送ること、または前記新規にインスタンス化されたノードから情報を受信することができるように、ノードの1つまたは複数のリソースに対応する前記1つまたは複数の一意の名前を使用して、前記ノードフレームワーク内で前記ノードを公開するステップと
    を含む、コンピュータプログラム。
  32. 各リソースは、ソフトウェア要素およびハードウェア要素のうちの少なくとも1つを含む、請求項31に記載のコンピュータプログラム。
  33. 前記方法を実施する前記コンピュータ可読プログラムコードは、
    インスタンス化されたノードの各リソースが要求をサポートすることに利用可能であるか否かを判断するステップと、
    インスタンス化されたノードのリソースが、いかなる要求をサポートすることにも利用不可能である場合、他のリソースから前記インスタンス化されたノードをロックするステップと
    をさらに含む、請求項31に記載のコンピュータプログラム。
  34. 前記方法を実施する前記コンピュータ可読プログラムコードは、
    前記ノードフレームワークにおいてプレースホルダーとして機能するスタブリソースを形成するためのデータを受信するステップ
    をさらに含む、請求項31に記載のコンピュータプログラム。
  35. 前記方法を実施する前記コンピュータ可読プログラムコードは、
    スタブリソースを機能リソースに置き換えるためのデータを受信するステップ
    をさらに含む、請求項34に記載のコンピュータプログラム。
  36. 前記方法を実施する前記コンピュータ可読プログラムコードは、
    前記ノードフレームワーク内で管理されるクライアント要求が、遅延した実行のために抑制可能であるか否かを判断するステップ
    をさらに含む、請求項31に記載のコンピュータプログラム。
  37. 前記方法を実施する前記コンピュータ可読プログラムコードは、
    抑制可能な要求に関する実行を遅延させるための1つまたは複数の条件が達成されているか否かを判断するステップ
    をさらに含む、請求項36に記載のコンピュータプログラム。
  38. 前記方法を実施する前記コンピュータ可読プログラムコードは、
    リソースによる管理のための1つまたは複数のしきい値イベントを受信するステップ
    をさらに含む、請求項31に記載のコンピュータプログラム。
  39. 各しきい値イベントは、リソースによって追跡される少なくとも1つの条件を含む、請求項38に記載のコンピュータプログラム。
  40. 前記ポータブルコンピューティングデバイスは、携帯電話、携帯情報端末、ページャ、スマートフォン、ナビゲーションデバイス、およびワイヤレス接続またはワイヤレスリンクを含むハンドヘルドコンピュータのうちの少なくとも1つを含む、請求項31に記載のコンピュータプログラム。
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