JP5852293B2 - コンパクトなアンテナシステム - Google Patents

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Description

本発明は、概ね、アンテナ、より具体的には、後方半球における減少させた指向性パターンを備えるコンパクトなアンテナシステムに関する。
全地球ナビゲーション衛星システム(GNSSs)は、高い精度で位置を測定することができる。現在配備されているGNSSsとしては、米国の全地球測位システム(GPS)及びロシアのGLONASSが挙げられる。他のGNSSs、例えば、ヨーロッパのGALILEOシステムが、開発中である。GNSSsは、広い範囲の用途、例えば、測量、地質学及び地図作製に使用される。
GNSSでは、ナビゲーションレシーバが、このナビゲーションレシーバの視野内に位置する衛星により送信された無線シグナルを受信し、処理する。GNSSの重要な構成要素は、レシーバアンテナである。このアンテナの重要な特性は、帯域幅、多経路排除、サイズ及び重量である。
高精度のナビゲーションレシーバは、典型的には、2つの周波数帯からのシグナルを処理する。2つの一般的な周波数帯は、1164〜1300MHzの範囲における低周波数帯、及び、1525〜1610MHzの範囲における高周波数帯である。
携帯式のナビゲーションレシーバについて、軽量でコンパクトなサイズのアンテナが望ましい。測量用途では、例えば、アンテナは、測量用ポール上に搭載される。このアンテナの寸法は、標準的な測量用ポール上に搭載して収容するのに十分小さくあるべきである。このアンテナの重量も、ポール搭載アッセンブリの容易な取扱いを確保するのに十分小さくあるべきである。重すぎる場合、重心が高くなりすぎ、このポール搭載アッセンブリは取扱いにくい。
ナビゲーションレシーバは、それらが、衛星からの直接的な視野の無線シグナルのみを受信する場合に、最も高い精度を達成する。しかしながら、ナビゲーションレシーバは、典型的には、無線シグナルが環境表面、例えば、地球及び水並びに物体、例えば、ビル、タワー及び自動車に反射する環境において動作する。ナビゲーションレシーバにより検出された反射したシグナルは、多経路シグナルと呼ばれる。多経路シグナルは、ナビゲーションレシーバの位置が測定され得る精度を低下させる。
したがって、多経路シグナルの受信を排除又は抑制するアンテナが望ましい。国際公開第2004/027920号(I.Soutiaguineら)には、例えば、広い帯域幅にわたって動作し、GPSシグナルの多経路受信を減少させるアンテナシステムが記載されている。図1は、アンテナシステム100の断面図を示す。アンテナシステム100は、2つのマイクロパッチアンテナを含む。マイクロパッチアンテナ120は、直接励振能動アンテナであり、マイクロパッチアンテナ130は、能動マイクロパッチアンテナ120のフィールドにより励振される受動アンテナである。
能動マイクロパッチアンテナ120は、グランドプレーン102及び放射型パッチ104を含む。グランドプレーン102及び放射型パッチ104は、絶縁基板106により分離される。放射型パッチ104は、励振ピン108により能動的に駆動される。
受動マイクロパッチアンテナ130は、グランドプレーン102及び放射型パッチ110を含む。グランドプレーン102及び放射型パッチ110は、絶縁基板112により分離される。放射型パッチ10は、励振ピンを有さず、能動マイクロパッチアンテナ120からのフィールドにより駆動される。
マイクロパッチアンテナ120及びマイクロパッチアンテナ130のフィールドは、後方半球において互いに抑制され、その結果として、後方半球における指向性パターンのレベルが低下する。しかしながら、アンテナシステム100は、狭い帯域幅内の多経路シグナルのみを抑制し、重ね合わせられたアンテナ構造は、大きな重量及び大きな寸法の更なる不利益を有する。
アンテナシステム100の動作帯域幅は、放射型パッチ104とグランドプレーン102との距離により決まる。アンテナ寸法を小さくし、前方半球における指向性パターンを拡張するために、放射型パッチ104とグランドプレーン102との間の空間は、絶縁基板106により充填される。しかしながら、動作周波数帯にわたる適切な絶縁材料は、高い密度を有する。この結果として、このアンテナシステムの重量は、著しく増加する。
上記されたように、測量用途では、アンテナは、測量用ポール上に搭載される。ポール搭載GPSアンテナの例は、欧州特許出願公開第1503176号(F.Ohtomoら)及び米国特許出願公開第20100211314号(Zhukovら)に提供される。両事例において、アンテナは、(特に横方向寸法に沿って)ポールを越えてかなり伸び、外側搭載要素の構成が、ポール搭載アッセンブリ全体の安定性を低下させる。
したがって、コンパクトなサイズ、軽量、高い多経路排除を有するGNSSアンテナが有益である。2周波数帯にわたって動作することができ、標準的な測量用ポール上に容易に搭載されることができ、取扱いの容易性が維持されているアンテナが、更に有益である。
実施形態において、アンテナシステムは、グランドプレーンと、グランドプレーン上に配設された能動アンテナと、グランドプレーン下に配設された受動アンテナと、を含む。グランドプレーンは、実質的に平坦であり、上面、底面、周辺部及びアンテナ軸と実質的に一致する垂直軸を含む。
能動アンテナは、グランドプレーンの上面に対して実質的に平行であり、このグランドプレーンの上面の上に配設された第1の導電性リングを含む。第1の放射導体は、第1の導電性リングの中心を実質的に通過し、第1の放射導体の端部は、第1の導電性リングに電気的に接続される。励振ピンは、第1の放射導体に電気的に接続される。
リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットは、第1の導電性リングとグランドプレーンの上面との間で電気的に接続される。リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットは、アンテナ軸に対して実質的に平行に配設される。
受動アンテナは、グランドプレーンの底面に対して実質的に平行であり、このグランドプレーンの底面の下に配設された第2の導電性リングを含む。第2の放射導体は、第2の導電性リングの中心を実質的に通過し、第2の放射導体の端部は、この導電性リングに電気的に接続される。受動アンテナは、励振ピンを含まない。
リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットは、第2の導電性リングとグランドプレーンの底面との間で電気的に接続される。リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットは、アンテナ軸に対して実質的に平行に配設される。
アンテナシステムの実施形態は、直線偏波放射用又は円偏波放射用に構成され得る。アンテナの実施形態は、1周波数帯又は2周波数帯の動作用に構成され得る。アンテナシステムの実施形態は、可撓性のプリント回路基板により安価に製造され得る。アンテナシステムの実施形態は、軽量で、コンパクトであり、全地球ナビゲーション衛星システムとの用途の測量用ポールと容易に一体化され得る。
当業者には、以下の、発明を実施するための形態及び添付図面を参照することにより、本発明の上述及び他の利点が明らかとなるであろう。
図1は、従来技術のパッチアンテナの概略図を示す。
図2は、入射光線及び反射光線についての参照幾何形状を示す。
図3Aは、直線偏波放射用の1周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図3Bは、直線偏波放射用の1周波数帯アンテナの実施形態を示す。
図4Aは、管状の基板の幾何学的形態の例を示す。 図4B〜図4Fは、管状の基板の幾何学的形態の例を示す。
図5A〜図5Fは、グランドプレーンについての幾何学的形態の例を示す。
図6は、絶縁基板上に構成されたキャパシタンス性インピーダンス素子の概略図を示す。
図7Aは、円偏波放射用の1周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図7Bは、円偏波放射用の1周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図7Cは、円偏波放射用の1周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図7Dは、円偏波放射用の1周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図7Eは、円偏波放射用の1周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図7Fは、円偏波放射用の1周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図7Gは、円偏波放射用の1周波数帯アンテナの実施形態を示す。
図8Aは、直線偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図8Bは、直線偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。
図9Aは、円偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図9Bは、円偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図9Cは、円偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図9Dは、円偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図9Eは、円偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図9Fは、円偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図9Gは、円偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図9Hは、円偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図9Iは、円偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図9Jは、円偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。 図9K〜図9Lは、円偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。
図10A〜図10Cは、絶縁基板の一面上に構成されたキャパシタンス性インピーダンス素子の概略図を示す。
図11A及び図11Bは、絶縁基板の二面上に構成されたキャパシタンス性インピーダンス素子の概略図を示す。
図12は、円偏波放射用の2周波数帯アンテナの実施形態を示す。
図13は、等価伝送線路モデルの概略図を示す。
図14は、インピーダンス素子の概略図を示す。
図15は、相対周波数ミスマッチの関数としての相対アドミタンスのプロットを示す。
図16Aは、放射体及びインピーダンス素子により構成された絶縁基板の概略図を示す。 図16Bは、放射体及びインピーダンス素子により構成された絶縁基板の概略図を示す。 図16Cは、放射体及びインピーダンス素子により構成された絶縁基板の概略図を示す。 図16Dは、放射体及びインピーダンス素子により構成された絶縁基板の概略図を示す。
図17は、インピーダンス素子の概略図を示す。
図18は、等価伝送線路モデルの概略図を示す。
図19は、相対周波数ミスマッチの関数としてのインピーダンスのプロットを示す。
図20は、測量用ポール上に搭載されたアンテナシステムの実施形態の概略図を示す。
図21A及び図21Bは、磁流モデルの概略図を示す。
図22は、グランドプレーン寸法の関数としてのアンテナパラメータのプロットを示す。
図23は、グランドプレーン寸法の関数としての低下/上昇比のプロットを示す。
図2は、地球202上に位置するアンテナ204の概略図を示す。アンテナ204は、例えば、測量用途のための測量用ポール(図示せず)上に搭載され得る。この図の面は、x−軸201及びz−軸203により規定されるx−z平面である。+y方向は、この図の面内に向いている。屋外環境において、+z(上)方向は、天頂とも呼ばれ、空に向いている。−z(下)方向は、地球に向かっている。水平線は、x−y平面に当たる。本願明細書では、用語「地球」は、陸環境及び水環境の両方を含む。グランドプレーンに言及して使用される際に、「電気的」接地との混乱を避けるため、陸地に言及して使用される場合の「地理的」接地は、本願明細書では使用されない。
図2において、電磁波は、x−軸に対する入射角θにおいて、アンテナ204上に入射する光線として表される。水平線は、θ=0度に相当する。遮るもののない空から入射する光線、例えば、光線210及び光線212は、正の値の入射角を有する。地球202から反射された光線、例えば、光線214は、負の値の入射角を有する。本願明細書では、正の値の入射角を有する空間領域は、直接的なシグナル領域と呼ばれる。
直接的なシグナル領域は、前方半球及び上半球とも呼ばれる。本願明細書では、負の値の入射角を有する空間領域は、多経路シグナル領域と呼ばれる。多経路シグナル領域は、後方半球及び下半球とも呼ばれる。入射光線210は、アンテナ204に直接衝突する。入射光線212は、地球202に直接衝突する。地球202からの入射光線212の反射による反射光線214は、アンテナ204に衝突する。
反射シグナルを排除又は抑制するアンテナの能力を定量的に特徴付けるために、下記の比が、一般的に使用される。
Figure 0005852293
パラメータDU(θ)(下/上比)は、ミラー角における前方半球でのアンテナ指向性パターンレベルF(θ)に対する、後方半球におけるアンテナ指向性パターン(DP)レベルF(−θ)の比に等しい。式中、Fは、電圧レベルを表わす。dBで表された場合、この比は、下記のとおりである。
Figure 0005852293
後方半球における多経路シグナルの高い排除性を有するコンパクトで、軽量なアンテナシステムが以下に記載される。本発明の実施形態は、下記特徴を有する電磁放射を受信又は送信をするように構成されたアンテナシステムについて記載される。(1)1周波数帯、直線偏波放射、(2)1周波数帯、円偏波放射、(3)2周波数帯、直線偏波放射、及び(4)2周波数帯、円偏波放射。特定の特徴を有する電磁放射用に構成されたアンテナシステムは、この特定の特徴を有する電磁放射の受信又は送信をするように構成されたアンテナシステムを意味する。周知のアンテナ相反定理から、送信モードにおけるアンテナ特性、例えば、指向性パターンは、受信モードにおけるアンテナ特性に対応する。
図3A及び図3Bは、直線偏波放射用に構成された1周波数帯アンテナシステムの斜視図を示す。まず、アンテナシステム全体が記載され、ついで、種々の構成要素の詳細が続けられる。アンテナシステム300は、能動アンテナ310と、受動アンテナ340と、グランドプレーン302と、を含む。動作時に、能動アンテナ310は、空に向かって面し、受動アンテナ340は、地球に向かって面する。アンテナ軸(長手方向軸とも呼ばれる)301は、+z軸に沿って向いている。
本願明細書において、能動アンテナは、放射素子が励振ピンを有するアンテナを意味し、受動アンテナは、放射素子が励振ピンを有さないアンテナを意味する。このアンテナの送信モードでは、励振ピンは、トランスミッタの出力に結び付けられ、励振ピンは、このトランスミッタからのシグナルにより駆動される。このアンテナの受信モードでは、励振ピンは、レシーバの入力に結び付けられる。能動アンテナにより受信されたシグナルは、典型的には、励振ピンから送信され、レシーバにおける低ノイズ増幅器(LNA)に入力される。励振ピンとトランスミッタの出力又はレシーバの入力との間に、中間部品、例えば、コンバイナ及びスプリッタ、ケーブル並びにコネクタポートが存在してもよい。
図3A(視野P1)を参照する。能動アンテナ310は、管状の絶縁基板312を含む。実施形態において、管状の絶縁基板312は、チューブ状に巻かれる、可撓性のプリント回路基板(PCB)から製造される。片面又は両面金属被覆化が使用され得る。管状の絶縁基板312の一方の端部には、導電性リング314がある。管状の絶縁基板312の他方の端部には、導電性リング316がある。導電性リング316は、グランドプレーン302に電気的に接続される。
管状の絶縁基板312の内側には、平面の絶縁基板322、例えば、プリント回路基板があり、片面又は両面金属被覆化が使用されてもよい。平面の絶縁基板322上には、放射導体324及び励振ピン326がある。励振ピン326は、動力線を介して、アンテナポート(図示せず)に接続される。ついで、低ノイズ増幅器(図示せず)が、このアンテナポートに接続される。励振ピン326の位置は、所望の整合する入力インピーダンスを提供するために特定される。
放射導体324は、例えば、はんだ接続328及びはんだ接続330により、導電性リング314に電気的に接続されている。平面の絶縁基板322は、ファスナータブ332により、管状の絶縁基板312に取り付けられている。管状の絶縁基板312は、平面の絶縁基板322により構造的な補強をもたらされる。
アンテナシステムの断面寸法を小さくするために、インピーダンス素子318のセットが、導電性リング314に電気的に接続され、インピーダンス素子320のセットが、導電性リング316に電気的に接続される。断面寸法は、横寸法とも呼ばれ、アンテナ軸301に対して直交して測定された寸法を意味する。軸寸法は、垂直寸法又は高さ寸法又は長手方向寸法とも呼ばれ、アンテナ軸301に対して平行に測定された寸法を意味する。このインピーダンス素子の更なる詳細は、以下に記載される。
図3B(視野P2)を参照する。受動アンテナ340は、能動アンテナ310に類似する。受動アンテナ340は、能動アンテナ310からの電磁場により駆動される。すなわち、受動アンテナ340は、能動アンテナ310に電磁的に接続される。受動アンテナ340は、管状の絶縁基板342を含む。管状の絶縁基板342の一方の端部には、導電性リング344がある。管状の絶縁基板342の他方の端部には、導電性リング346がある。導電性リング346は、グランドプレーン302に電気的に接続される。
管状の絶縁基板312の内側には、平面の絶縁基板352がある。平面の絶縁基板352上には、放射導体354があり、励振ピンは存在しない。放射導体354は、例えば、はんだ接続358及びはんだ接続360により、導電性リング344に電気的に接続されている。
アンテナシステムの断面寸法を小さくするために、インピーダンス素子348のセットが、導電性リング344に電気的に接続され、インピーダンス素子350のセットが、導電性リング346に電気的に接続される。このインピーダンス素子の更なる詳細は、以下に記載される。
管状の絶縁基板312の詳細は、図4A〜図4Fに示される。図4Aは、管状の絶縁基板312の側面図(視野A)を示す。管状の絶縁基板312は、長手方向軸401、外壁402、内壁404、端面406及び端面408を有する。外壁402及び内壁404は、長手方向軸401に対して実質的に平行である。端面406及び端面408は、長手方向軸401に対して実質的に直交している。管状の絶縁基板312の長さ(又は高さ)403は、端面408から端面406に、長手方向軸401に対して平行に測定される。
本願明細書では、幾何学的条件は、それらがユーザ規定の許容範囲内に収まっている場合に「実質的に」満たされる。ユーザ規定の許容範囲としては、アンテナシステムの性能がユーザに受容可能である、典型的な製造許容範囲及び設計許容範囲が挙げられる。ここで、「ユーザ」は、例えば、アンテナ設計のエンジニアを意味する。用語を単純にするために、特に断らない限り、幾何学的条件(例えば、平行、直交、円形及び円柱形)及び寸法値(例えば、長さ及び角度)は、「実質的に」の用語により黙示的に修飾される。
管状の絶縁基板312の断面図(視野X−X')を示す、図4B−図4Fを参照する。この断面図は、長手方向軸401に対して直交する(図4A)。図4Bは、円形状を有する断面を示し、外壁402B及び内壁404Bは、同心円である。外壁402Bは、直径405を有し、内壁404Bは、直径407を有する。図4Cは、楕円形状を有する断面を示し、外壁402C及び内壁404Cは、同心楕円である。外壁402Cは、長軸409及び短軸415を有する。内壁404Cは、長軸411及び短軸413を有する。図4Dは、外壁402D及び内壁404Dを有する正方形断面を示す。図4Eは、外壁402E及び内壁404Eを有する長方形断面を示す。図4Fは、外壁402F及び内壁404Fを有する六角形断面を示す。他のユーザ規定の幾何形状が使用されてもよい。
管状の絶縁基板312が、円形状を有する断面を有する場合、導電性リング314及び導電性リング316(図3A)は、円形状を有する。同様に、管状の絶縁基板312が、円形状を有さない断面を有する場合、導電性リング314及び導電性リング316は、円形状を有さない。本願明細書では、「リング」は、円形状に限定されない。リングは、例えば、楕円、正方形、長方形又は六角形の幾何形状を有してもよい。一般的には、リングは、ユーザ規定の幾何形状を有してもよい。
管状の絶縁基板342の幾何形状は、管状の絶縁基板312のそれらに類似する。
図5A〜図5Fは、グランドプレーン302の詳細を示す。図5Aは、グランドプレーン302の側面図(視野A)を示す。グランドプレーン302は、厚み503を有する導電性プレートである。垂直軸501は、グランドプレーン302の幾何中心を通過する。グランドプレーン302は、例えば、シート状の金属又は全ての表面上に金属被覆された絶縁基板から製造され得る。グランドプレーン302は、表面502及び表面506を有する。参考までに、表面502は、上面と呼ばれ、表面506は、底面と呼ばれる。図3Aに示された幾何形状に関して、能動アンテナ310は、グランドプレーン302の上に位置し、受動アンテナ340は、グランドプレーン302の下に位置する。
図5B〜図5Fは、種々の幾何形状を有するグランドプレーンの平面図(視野B)を示す。図5Bは、円形状を有するグランドプレーンを示し、円は、直径503を有する。図5Cは、楕円形状を有するグランドプレーンを示し、楕円は、長軸505及び短軸507を有する。図5D、図5E、及び図5Fは、正方形状、長方形状及び六角形状をそれぞれ有するグランドプレーンを示す。他のユーザ規定の幾何形状が使用されてもよい。図5B〜図5Fの平面図に示されるように、グランドプレーン302は、周辺部506が境界となる。
管状の絶縁基板312の長手方向軸、管状の絶縁基板342の長手方向軸及びグランドプレーン302の垂直軸は全て、アンテナ軸301に沿って整列される。平面の絶縁基板322の平面は、アンテナ軸301に対して平行であり、アンテナ軸301は、平面の絶縁基板322の平面上にある。同様に、平面の絶縁基板352の平面は、アンテナ軸301に対して平行であり、アンテナ軸301は、平面の絶縁基板352の平面上にある。平面の絶縁基板322に対する平面の絶縁基板352の、アンテナ軸301を中心にして測定された方位角は、可変であり、設計仕様に従って設定される。
管状の絶縁基板312、管状の絶縁基板342及びグランドプレーン302の幾何形状及び寸法は、独立して可変であり、設計仕様に従って設定される。特に、管状の絶縁基板312及び管状の絶縁基板342の形状及び寸法は、同じである必要はない。例えば、アンテナシステムは、円形断面を有する管状の絶縁基板312、正方形断面を有する管状の絶縁基板342及び六角形状を有するグランドプレーン302の組み合わせにより構成され得る。説明を簡易にするために、以下の例では、管状の絶縁基板312及び管状の絶縁基板342は、円形断面を有し、グランドプレーン302は、円形状を有する。
能動アンテナ310による受動アンテナ340の励振効率は、グランドプレーン302の横寸法の関数である。管状の絶縁基板が直径d1を有する円柱であり、グランドプレーンが直径d2>d1を有する円盤である場合、例えば、値a=(d2−d1)/2は、アンテナの動作波長のおおよそ0.12〜0.15倍である。GPSアンテナについて、aは、おおよそ25〜35mmである。aの最適な範囲のより詳細な分析は、以下に提供される。
上記されたように、実施形態において、管状の絶縁基板312及び管状の絶縁基板342は、可撓性のプリント回路基板から製造され、ついで、チューブ状に巻かれる。図6は、平坦なシートに広げられた際の、管状の絶縁基板312の断面を示す。導電性リング314(図3A)は、シート状の金属から製造され得る。導電性リング314はまた、図6に示されるように、管状の絶縁基板312の縁部に沿ってストリップを金属被覆することによっても製造され得る。ストリップは、例えば、外壁、内壁及び端面に沿って金属被覆されて、連続的な導電性リングを形成する。導電性リング314の幅は、幅601である。導電性リング316は、類似の様式において製造され得る。導電性リング316の幅は、幅621である。
図6には、導電性リング314に電気的に接続されたインピーダンス素子318のセット、及び、導電性リング316に電気的に接続されたインピーダンス素子320のセットの詳細も示される。この例では、インピーダンス素子は、キャパシタンス性素子である。実施形態において、各インピーダンス素子318は、長さ603及び幅605を有する長方形状の金属ストリップである。連続する長方形状のストリップ間の空間は、空間607である。同様に、各インピーダンス素子320は、長さ623及び幅625を有する長方形状の金属ストリップである。連続する長方形状のストリップ間の空間は、空間627である。インピーダンス素子320のセットは、インピーダンス素子318のセットと交互嵌合している。インピーダンス素子318と隣接するインピーダンス素子320との間のオフセット空間は、オフセット空間609である。インピーダンス素子のセットは、標準的なプリント回路基板技術により製造され得る。インピーダンス素子のより詳細な説明は、以下に提供される。具体的には、キャパシタンス性素子以外のインピーダンス素子が使用され得る。
図3Aに示された能動アンテナ310は、2つの絶縁基板である、管状の絶縁基板312及び平面の絶縁基板322により作製される。他の実施形態は、1つの絶縁基板(平面の絶縁基板を有さない管状の絶縁基板の組み合わせ、又は、管状の絶縁基板を有さない平面の絶縁基板の組み合わせ)により作製され、又は、絶縁基板によらずに作製され得る。
平面の絶縁基板322は、例えば、放射導体324及び励振ピン326が、支持基板を必要としないシート状の金属から作製される場合、除去されてもよい。放射導体324及び励振ピン326は、1つの単位として作製されてもよく、又は、励振ピン326は、放射導体324にはんだ付けされてもよく、又は、機械的に固定されてもよい。
管状の絶縁基板312は、例えば、導電性リング314が、支持基盤を必要としない金属ワイヤ又はシート状の金属から作製される場合、除去されてもよい。インピーダンス素子のセットは、導電性リング314にはんだ付け又は機械的に固定されて一体的に作製されたワイヤ又はピンから作製されてもよい。導電性リング316及びインピーダンス素子320のセットは、同様に作製されてもよい。一部の実施形態では、導電性リング316が除去されてもよく、インピーダンス素子320のセットが、グランドプレーン302上に直接はんだ付けされてもよい。
絶縁基板を有しない実施形態では、導電性リング314は、適切な絶縁ポストにより、グランドプレーン302の上に支持されてもよい。ただし、図12を参照して後述されるように、インピーダンス素子の他の構成が、導電性リング314をグランドプレーン302と接続するのに使用されてもよい。例えば、インピーダンス素子は、別々のコンポーネント又はプリント回路基板上の薄膜コンポーネントから作製されてもよい。インピーダンス素子が導電性リング314及びグランドプレーン302に導線により接続された場合、例えば、導電性リング314は、このインピーダンス素子により支持されてもよく、絶縁ポストは必要ない。
能動アンテナ310の上記された種々の製作技術は、適切な変更を伴って、受動アンテナ340並びに以下に記載される能動及び受動アンテナについて適用されてもよい。
図7Aは、円偏波放射用に構成された1周波数帯アンテナシステムの斜視図(視野P3)を示す。アンテナシステム700は、能動アンテナ710と、受動アンテナ740と、グランドプレーン302と、を含む。アンテナシステム700は、下記を除いてアンテナシステム300に類似する。アンテナシステム300では、管状の絶縁基板312の内側に、1つの平面の絶縁基板322が存在し、管状の絶縁基板342内に、1つの平面の絶縁基板352が存在する。アンテナシステム700では、管状の絶縁基板312の内側に、2つの平面の絶縁基板が存在し、管状の絶縁基板342内に、2つの平面の絶縁基板が存在する。
図7Bは、管状の絶縁基板312が取り除かれたアンテナシステム700の上面斜視図(視野P4)を示す。平面の絶縁基板722及び平面の絶縁基板742は、互いに直交しており、グランドプレーン302に対して直交している。平面の絶縁基板722と平面の絶縁基板742との間の交線は、アンテナ軸301に沿っている。平面の絶縁基板722上には、放射導体724及び励振ピン726がある。同様に、平面の絶縁基板742上には、放射導体744及び励振ピン746がある。
受信モードにおいて、励振ピン726は、グランドプレーン302中の孔を通過する動力線784を介して、直交コンバイナ790の入力ポート794に接続される。同様に、励振ピン746は、グランドプレーン302中の孔を通過する動力線782を介して、直交コンバイナ790の入力ポート792に接続される。入力ポート792と入力ポート794との間には、90度の位相シフトが存在する。直交コンバイナ790の出力ポート796は、アンテナポート(図示せず)に接続される。ついで、低ノイズ増幅器(図示せず)が、このアンテナポートに接続される。励振ピンの位置は、適切に整合する入力インピーダンスを提供するために特定される。[注記、送信モードでは、このアンテナポートは、トランスミッタに接続され、直交コンバイナは、直交スプリッタとして機能する。]
図7Cは、管状の絶縁基板312と管状の絶縁基板342の両方が取り除かれたアンテナシステム700の側面図(視野E)を示す。平面の絶縁基板722は、この図の平面内にあり、平面の絶縁基板742の平面は、この図の平面に対して直交している。
図7Bにおける構造に加えて、受動アンテナ740中に、平面の絶縁基板752及び平面の絶縁基板772が示される。平面の絶縁基板752及び平面の絶縁基板772は、互いに直交しており、グランドプレーン302に対して直交している。平面の絶縁基板752と平面の絶縁基板772との間の交点のラインは、アンテナ軸301に沿っている。平面の絶縁基板752の平面と平面の絶縁基板772の平面とは、この図の平面に対して傾斜している。
平面の絶縁基板752上には、放射導体754がある。同様に、平面の絶縁基板772上には、放射導体774がある。平面の絶縁基板752及び平面の絶縁基板772上には、励振ピンは存在しない。平面の絶縁基板722及び平面の絶縁基板742に対する平面の絶縁基板752及び平面の絶縁基板772の、アンテナ軸301を中心に測定された方位角は、可変であり、設計仕様に従って設定される。一実施形態では、方位角は、約45度である。
図7D〜図7Gは、個々の平面の絶縁基板の詳細を示す。これらの図において、ドットのハッチングは、金属被覆されていない平面の絶縁基板の領域を表わし、ジグザグのハッチングは、金属被覆されている平面の絶縁基板の領域を表わす。
図7Dを参照する。平面の絶縁基板722は、長さ701及び幅703を有する。平面の絶縁基板722上には、放射導体724、導電性ストリップ728及び励振ピン726がある。スロット729は、取付けに使用される。
図7Eを参照する。平面の絶縁基板742は、長さ705及び幅707を有する。平面の絶縁基板742上には、放射導体744、導電性ストリップ748及び励振ピン746がある。スロット749は、取付けに使用される。平面の絶縁基板722と平面の絶縁基板742とは、スロット729及びスロット749により、直交して組み合う。導電性ストリップ728及び導電性ストリップ748は、構造的補強を提供するために、互いにはんだ付けされ得る。導電性ストリップ728及び導電性ストリップ748は、グランドプレーン302にもはんだ付けされる。
図7Fを参照する。平面の絶縁基板752は、長さ709及び幅711を有する。平面の絶縁基板752上には、放射導体754及び導電性ストリップ758があり、励振ピンは存在しない。スロット759は、取付けに使用される。
図7Gを参照する。平面の絶縁基板772は、長さ713及び幅715を有する。平面の絶縁基板772上には、放射導体774及び導電性ストリップ778があり、励振ピンは存在しない。スロット729は、取付けに使用される。平面の絶縁基板752と平面の絶縁基板772とは、スロット759及びスロット729により、直交して組み合う。導電性ストリップ758及び導電性ストリップ778は、構造的補強を提供するために、互いにはんだ付けされ得る。導電性ストリップ758及び導電性ストリップ778は、グランドプレーン302にもはんだ付けされる。
絶縁基板、スロット、放射導体、導電性ストリップ及び励振ピンの幾何形状及び寸法は全て、独立して可変であり、設計仕様に従って設定される。
図8A及び図8Bは、直線偏波放射用に構成された2周波数帯アンテナシステムの斜視図を示す。GPS用に、低周波数(LF)帯は、L2帯(1215〜1240MHz)に対応することができ、高周波数(HF)帯は、L1帯(1563〜1588MHz)に対応することができる。L5帯(1164〜1189MHz)も、GPS用に割り当てられている。GLONASS用に、LF帯は、1240〜1256MHzに対応することができ、HF帯は、1591〜1610MHzに対応することができる。
他の計画中のGNSS、例えば、GALILEOは、他の周波数帯を使用する。アンテナは、2つ以上のGNSSにより動作するようにも設計されてもよく、種々のサービス用の周波数割り当てが、経時的に展開する。GNSS用途について、おおよそ1150〜1300MHzの範囲に周波数を有するLF帯、及び、おおよそ1500〜1650MHzの範囲に周波数を有するHF帯が、現在適している。本発明の実施形態は、GNSSに将来割り当てられる他の周波数帯用に構成され得る。本発明の実施形態は、他の用途、例えば、無線遠距離通信に使用される周波数帯用にも構成され得る。
アンテナシステム800は、低周波数(LF)能動アンテナ810、LF受動アンテナ830、高周波数(HF)能動アンテナ850、HF受動アンテナ870及びグランドプレーン302を含む。動作時には、LF能動アンテナ810及びHF能動アンテナ850は、空に向かって面し、LF受動アンテナ830及びHF受動アンテナ870は、地球に向かって面する。
図8A(視野P5)を参照する。LF能動アンテナ810は、管状の絶縁基板812を含む。管状の絶縁基板812の一方の端部には、導電性リング814がある。管状の絶縁基板812の他方の端部には、導電性リング816がある。導電性リング816は、グランドプレーン302に電気的に接続される。
管状の絶縁基板812の内側には、平面の絶縁基板822がある。平面の絶縁基板822上には、放射導体824及び励振ピン826がある。放射導体824は、導電性リング814に電気的に接続される。
HF能動アンテナ850は、管状の絶縁基板852を含む。管状の絶縁基板852の一方の端部には、導電性リング854がある。管状の絶縁基板852の他方の端部には、導電性リング856がある。HF能動アンテナ850は、LF能動アンテナ810の上に積み重ねられる。HF能動アンテナ850の導電性リング856は、LF能動アンテナ810の放射導体824に電気的に接続される。
管状の絶縁基板852の内側には、平面の絶縁基板862がある。平面の絶縁基板862上には、放射導体864及び励振ピン866がある。放射導体864は、導電性リング864に電気的に接続される。
LF能動アンテナ810の励振ピン826は、動力線を介して、LFアンテナポート(図示せず)に接続される。HF能動アンテナの励振ピン866は、動力線を介して、HFアンテナポート(図示せず)に接続される。受信モードでは、LF低ノイズ増幅器(図示せず)が、LFアンテナポートに接続され、HF低ノイズ増幅器(図示せず)が、HFアンテナポートに接続される。励振ピンの位置は、適切に整合した入力インピーダンスを提供するのに特定される。
図8B(視野P6)を参照する。LF受動アンテナ830は、LF能動アンテナ810に類似する。LF受動アンテナ830は、管状の絶縁基板832を含む。管状の絶縁基板832の一方の端部には、導電性リング834がある。管状の絶縁基板832の他方の端部には、導電性リング836がある。導電性リング836は、グランドプレーン302に電気的に接続される。
管状の絶縁基板832の内側には、平面の絶縁基板842がある。平面の絶縁基板842上には、放射導体844があり、励振ピンは存在しない。放射導体844は、導電性リング834に電気的に接続される。
HF受動アンテナ870は、HF能動アンテナ850に類似する。HF受動アンテナ870は、管状の絶縁基板872を含む。管状の絶縁基板872の一方の端部には、導電性リング874がある。管状の絶縁基板872の他方の端部には、導電性リング876がある。HF受動アンテナ870は、LF受動アンテナ830下に積み重ねられる。HF受動アンテナ870の導電性リング876は、LF受動アンテナ830の放射導体844に電気的に接続される。
管状の絶縁基板872の内側には、平面の絶縁基板882がある。平面の絶縁基板882上には、放射導体884があり、励振ピンは存在しない。放射導体884は、導電性リング874に電気的に接続される。
管状の絶縁基板812の長手方向軸、管状の絶縁基板852の長手方向軸、管状の絶縁基板832の長手方向軸、管状の絶縁基板872の長手方向軸及びグランドプレーン302の垂直軸は全て、アンテナ軸801に沿って整列される。平面の絶縁基板822の平面は、アンテナ軸801に対して平行であり、アンテナ軸801は、平面の絶縁基板822の平面上にある。平面の絶縁基板862の平面は、アンテナ軸801に対して平行であり、アンテナ軸801は、平面の絶縁基板862の平面上にある。平面の絶縁基板842の平面は、アンテナ軸801に対して平行であり、アンテナ軸801は、平面の絶縁基板842の平面上にある。平面の絶縁基板882の平面は、アンテナ軸801に対して平行であり、アンテナ軸801は、平面の絶縁基板882の平面上にある。
平面の絶縁基板822と平面の絶縁基板862とは、同一平面上である。平面の絶縁基板842と平面の絶縁基板882とは、同一平面上である。平面の絶縁基板842及び平面の絶縁基板882に対する平面の絶縁基板822及び平面の絶縁基板862の、アンテナ軸801を中心に測定された方位角は、可変であり、設計仕様に従って設定される。
アンテナシステムの断面寸法を小さくするために、インピーダンス素子のセットが、4つの管状の絶縁基板の外壁上に構成される。典型例は、管状の絶縁基板812上に参照される(図8Aを参照のこと。)。インピーダンス素子818のセットは、導電性リング814に電気的に接続され、インピーダンス素子820のセットは、導電性リング816に電気的に接続される。
図9A及び図9Bは、円偏波放射用に構成された2周波数帯アンテナシステムの斜視図を示す。アンテナシステム900は、低周波数(LF)能動アンテナ910、LF受動アンテナ940、高周波数(HF)能動アンテナ970、HF受動アンテナ9100及びグランドプレーン302を含む。動作時には、LF能動アンテナ910及びHF能動アンテナ970は、空に向かって面し、LF受動アンテナ940及びHF受動アンテナ9100は、地球に向かって面する。
図9A(視野P7)を参照する。LF能動アンテナ910は、管状の絶縁基板912を含む。管状の絶縁基板912の一方の端部には、導電性リング914がある。管状の絶縁基板912の他方の端部には、導電性リング916がある。導電性リング916は、グランドプレーン302に電気的に接続される。
管状の絶縁基板912の内側には、平面の絶縁基板922及び平面の絶縁基板932がある。平面の絶縁基板922と平面の絶縁基板932とは、互いに直交して取り付けられる。平面の絶縁基板922上には、放射導体924及び励振ピン(この図では示さないが、以下により詳細に示される)がある。放射導体924は、導電性リング914に電気的に接続される。平面の絶縁基板932上には、放射導体934及び励振ピン(この図では示さないが、以下により詳細に示される)がある。放射導体934は、導電性リング914に電気的に接続される。
HF能動アンテナ970は、管状の絶縁基板972を含む。管状の絶縁基板972の一方の端部には、導電性リング974がある。管状の絶縁基板972の他方の端部には、導電性リング976がある。HF能動アンテナ970は、LF能動アンテナ910の上に積み重ねられる。HF能動アンテナ970の導電性リング976は、LF能動アンテナ910の放射導体924及び放射導体934に電気的に接続される。
管状の絶縁基板972の内側には、平面の絶縁基板982及び平面の絶縁基板992がある。平面の絶縁基板982と平面の絶縁基板992とは、互いに直交している。平面の絶縁基板982上には、放射導体984及び励振ピン(この図では示さないが、以下により詳細に示される)がある。放射導体984は、導電性リング974に電気的に接続される。平面の絶縁基板992上には、放射導体994及び励振ピン(この図では示さないが、以下により詳細に示される)がある。放射導体994は、導電性リング974に電気的に接続される。
図9B(視野P8)を参照する。LF受動アンテナ940は、LF能動アンテナ910に類似する。LF受動アンテナ940は、管状の絶縁基板942を含む。管状の絶縁基板942の一方の端部には、導電性リング944がある。管状の絶縁基板942の他方の端部には、導電性リング946がある。導電性リング946は、グランドプレーン302に電気的に接続される。
管状の絶縁基板942の内側には、平面の絶縁基板952及び平面の絶縁基板962がある。平面の絶縁基板952と平面の絶縁基板962とは、互いに直交している。平面の絶縁基板952上には、放射導体954があり、励振ピンは存在しない。放射導体954は、導電性リング944に電気的に接続される。平面の絶縁基板962上には、放射導体964があり、励振ピンは存在しない。放射導体964は、導電性リング944に電気的に接続される。
HF受動アンテナ9100は、HF能動アンテナ970に類似する。HF受動アンテナ9100は、管状の絶縁基板9102を含む。管状の絶縁基板9102の一方の端部には、導電性リング9104がある。管状の絶縁基板9102の他方の端部には、導電性リング9106がある。HF受動アンテナ9100は、LF受動アンテナ940の下に積み重ねられる。HF受動アンテナ9100の導電性リング9106は、LF受動アンテナ940の放射導体954及び放射導体964に電気的に接続される。
管状の絶縁基板9102の内側には、平面の絶縁基板9112及び平面の絶縁基板9122がある。平面の絶縁基板9112と平面の絶縁基板9122とは、互いに直交している。平面の絶縁基板9112上には、放射導体9114があり、励振ピンは存在しない。放射導体9114は、導電性リング9104に電気的に接続される。平面の絶縁基板9122上には、放射導体9124があり、励振ピンは存在しない。放射導体9124は、導電性リング9104に電気的に接続される。
アンテナシステムの断面寸法を小さくするために、インピーダンス素子のセットが、4つの管状の絶縁基板の外壁上に構成される。典型例は、管状の絶縁基板912上に参照される(図9Aを参照のこと。)。インピーダンス素子918のセットは、導電性リング914に電気的に接続され、インピーダンス素子920のセットは、導電性リング916に電気的に接続される。
図9Cは、アンテナ軸901を有する、アンテナシステム900の側面図(視野F)を示す。原理的な寸法が示され、この寸法は、独立して可変であり、設計仕様に従って設定される。グランドプレーン302は、直径903及び厚み905を有する。LF能動アンテナ910は、直径911及び長さ(高さ)913を有する。HF能動アンテナ970は、直径915及び長さ917を有する。LF受動アンテナ940は、直径921及び長さ923を有する。HF受動アンテナ9100は、直径925及び長さ927を有する。
GPS L1及びL2周波数帯において動作する2周波数帯アンテナについて、実施形態についての特徴的な寸法は、以下のとおりである。
直径915:19mm
直径925:19mm
直径911:28mm
直径921:28mm
直径917:12mm
直径927:12mm
直径913:20mm
直径927:20mm
a=(直径903−直径911)/2:25mm
アンテナの実施形態についてのおおよその重量は、10〜30グラムの範囲である。
図9D及び図9Eは、グランドプレーン302に対する、放射導体及び励振ピンの斜視図を示す。
図9Dは、能動アンテナの構成要素の斜視図(視野P9)を示す。影になっている構成要素は、第1の平面上にある。影になっていない構成要素は、第2の平面上にある。第1の平面と第2の平面とは、互いに直交している。LF能動アンテナ910は、放射導体924及び励振ピン926並びに放射導体934及び励振ピン936を有する。HF能動アンテナ970は、放射導体984及び励振ピン986並びに放射導体994及び励振ピン996を有する。
受信モードにおいて、動力線は、LF能動アンテナ910の励振ピン926及び励振ピン936を、LF直交コンバイナ(図示しないが、図7Bに示された構成に類似する)に接続する。LF直交コンバイナの出力ポートは、LFアンテナポートに接続される。同様に、動力線は、HF能動アンテナ970の励振ピン986及び励振ピン996を、HF直交コンバイナ(図示しないが、図7Bに示された構成に類似する)に接続する。HF直交コンバイナの出力ポートは、HFアンテナポートに接続される。
図9Eは、受動アンテナの構成要素の斜視図(視野P10)を示す。影になっている構成要素は、第3の平面上にある。影になっていない構成要素は、第4の平面上にある。第3の平面と第4の平面とは、互いに直交している。LF受動アンテナ940は、放射導体954及び放射導体964を有し、励振ピンは存在しない。HF受動アンテナ9100は、放射導体9114及び放射導体9124を有し、励振ピンは存在しない。
図9F〜図9Iは、個々の平面の絶縁基板の詳細を示す。これらの図において、ドットのハッチングは、金属被覆されていない平面の絶縁基板の領域を表わし、ジグザグのハッチングは、金属被覆されている平面の絶縁基板の領域を表わす。
図9Fを参照する。平面の絶縁基板922及び平面の絶縁基板982は、1つの平面の絶縁基板として作製される。平面の絶縁基板922上には、放射導体924、導電性ストリップ928及び励振ピン926がある。平面の絶縁基板982上には、放射導体984、導電性ストリップ988及び励振ピン986がある。スロット989は、取り付けに使用される。
図9Gを参照する。平面の絶縁基板932及び平面の絶縁基板992は、1つの平面の絶縁基板として作製される。平面の絶縁基板932上には、放射導体934、導電性ストリップ938、及び励振ピン936がある。平面の絶縁基板992上には、放射導体994、導電性ストリップ998、及び励振ピン996がある。スロット939は、取り付けに使用される。平面の絶縁基板922及び平面の絶縁基板982は、スロット989及びスロット939により、平面の絶縁基板932及び平面の絶縁基板992と直交して組み合う。導電性ストリップ928及び導電性ストリップ988は、構造的補強を提供するために、導電性ストリップ938及び導電性ストリップ998にはんだ付けされ得る。
図9Hを参照する。平面の絶縁基板962及び平面の絶縁基板9122は、1つの平面の絶縁基板として作製される。平面の絶縁基板962上には、放射導体964及び導電性ストリップ968があり、励振ピンは存在しない。平面の絶縁基板9122上には、放射導体9124及び導電性ストリップ9128があり、励振ピンは存在しない。スロット969は、取り付けに使用される。
図9Iを参照する。平面の絶縁基板952及び平面の絶縁基板9112は、1つの平面の絶縁基板として作製される。平面の絶縁基板952上には、放射導体954及び導電性ストリップ958があり、励振ピンは存在しない。平面の絶縁基板9112上には、放射導体9114及び導電性ストリップ9118があり、励振ピンは存在しない。スロット9119は、取り付けに使用される。平面の絶縁基板962及び平面の絶縁基板9122は、スロット969及びスロット9119により、平面の絶縁基板952及び平面の絶縁基板9122と直交して組み合う。導電性ストリップ968及び導電性ストリップ9128は、構造的補強を提供するために、導電性ストリップ958及び導電性ストリップ9118にはんだ付けされ得る。
図9Jは、アンテナシステム900の視野Gを示す。図9Jは、管状の絶縁基板が、その内部における平面の絶縁基板を表示するために取り除かれていること以外は、図9Cに類似する。平面の絶縁基板932及び平面の絶縁基板992は、この図の平面内にある。平面の絶縁基板922及び平面の絶縁基板982は、この図の平面に対して直交する。平面の絶縁基板952、平面の絶縁基板9112、平面の絶縁基板962、及び平面の絶縁基板9122は、この図の平面に対して傾斜している。
図9K及び図9Lは、平面の絶縁基板の更なる図を示す。
図9Kは、−z軸に沿って見える、能動アンテナにおける平面の絶縁基板の視野Hを示す。平面の絶縁基板922及び平面の絶縁基板982は、x−軸903に沿って方向付けられる。平面の絶縁基板932及び平面の絶縁基板992は、y−軸905に沿って方向付けられる。
図9Lは、+z軸に沿って見える、受動アンテナにおける平面の絶縁基板の視野Iを示す。平面の絶縁基板952及び平面の絶縁基板9112は、x'−軸907に沿って方向付けられる。平面の絶縁基板962及び平面の絶縁基板9122は、y'−軸909に沿って方向付けられる。z'−軸は、z−軸901と一致している。z−軸を中心に測定された、x−y軸とx'−y'軸との間の方位角を、角度911と呼ぶ。角度911は可変であり、設計仕様に従って設定される。実施形態において、角度911は、おおよそ45度である。
上記されたように、アンテナシステムの断面寸法は、管状の絶縁基板上にインピーダンス素子のセットを構成することにより小さくされ得る。図10A〜図10Cは、一構成を示す。図10Aは、可撓性のプリント回路基板である絶縁基板1002の端視図(視野A)を示し、図10Bは、同絶縁基板の正面図(視野C)を示す。ついで、この可撓性のプリント回路基板は、チューブ状に巻かれる。図10Cは、ギャップ1019(以下参照)の拡大図を示す。
絶縁基板1002は、厚み1001を有する。絶縁基板1002は、正面1002A、背面1002B、上面1002C、底面1002D、左面1002E、及び右面1002Fを有する。これらの面の指定は、これらの図に関する記述的言及についての厳密に使用される。絶縁基板1002がチューブ状に巻かれた際に、正面1002Aは、外壁になり、背面1002Bは、内壁になる(図4Aと図4Bとを比較)。
図10Bを参照する。この図の平面は、正面1002Aである。ハッチ領域は、金属被覆化された領域を表わす。上縁に沿って、導電性ストリップ1014Aがあり、底縁に沿って、導電性ストリップ1016がある。絶縁基板1002がチューブ状に巻かれた際に、導電性ストリップ1014A及び導電性ストリップ1016は、導電性リングになる(例えば、図3Aにおける、各導電性リング314及び導電性リング316)。示された例では、導電性ストリップ1014Bは、背面1002Bの上端に沿って伸びる(図10Aを参照のこと。)。絶縁基板1002を通過する金属被覆化されたバイアス(メッキされたスルーホール)1014Cは、導電性ストリップ1014Bを、導電性ストリップ1014Aに電気的に接続する。絶縁基板1002がチューブ状に巻かれた際に、例えば、導電性ストリップ1014A及び導電性ストリップ1014Bは、外壁及び内壁を有する連続的な導電性リングになる(例えば、図3Aにおける導電性リング314)。
インピーダンス素子1018のセットは、導電性ストリップ1014に電気的に接続され、インピーダンス素子1020のセットは、導電性ストリップ1016に電気的に接続される。この例では、インピーダンス素子1018のセット及びインピーダンス素子1020のセットは、ギャップ空間1003を有するギャップ1019により分離されたキャパシタンス性素子のセットを形成するために交互嵌合される。
図11A及び図11Bは、インピーダンス素子のセットの別の構成を示す。図11Aは、可撓性のプリント回路基板である絶縁基板1102の端視図(視野A)を示し、図11Bは、同絶縁基板1102の正面図(視野C)を示す。絶縁基板1102は、厚み1101を有する。絶縁基板1102は、正面1102A、背面1102B、上面1102C、底面1102D、左面1102E及び右面1102Fを有する。絶縁基板1102がチューブ状に巻かれた際に、正面1102Aは、外壁になり、背面1102Bは、内壁になる。
図11Bを参照する。この図の平面は、正面1102Aである。ドットのハッチングは、金属被覆されていない絶縁基板1102の領域を表わす。ジグザグのハッチングは、正面1102A上の金属被覆領域を表わす。四角格子ハッチングは、背面1102B上の金属被覆領域を表わす。
導電性ストリップ1116及びインピーダンス素子1120のセットは、正面1102A上に配設される。導電性ストリップ1114及びインピーダンス素子1118のセットは、背面1102B上に配設される。インピーダンス素子1120のセット及びインピーダンス素子1118のセットは、絶縁基板1102により分離されるため、図10A〜図10Cに示された構成においてより、インピーダンス素子のセットの構成において、より高い度合いの自由度が存在する。インピーダンス素子1120のセット及びインピーダンス素子1118のセットは、平行平板キャパシタのセットを形成する。ただし、図11A及び図11Bに示された構成は、図10A〜図10Cに示された構成のそれより、高いエネルギー損失を有する。図11Aでは、電界1113は、絶縁基板1102内に留められる。可撓性のプリント回路基板におけるエネルギー損失は高い。図10Cでは、電界1013は、部分的に空気中にある。空気中のエネルギー損失は、可撓性のプリント回路基板におけるエネルギー損失と比較して無視できるほどである。
図12は、円偏波放射用に構成された2周波数帯アンテナシステムの斜視図(視野P11)を示す。
アンテナシステム1200は、2周波数能動アンテナ1210、2周波数受動アンテナ1240及びグランドプレーン302を含む。アンテナシステム1200は、2周波数帯アンテナシステム900(図9A及び図9B)の重ね合わせられたHF−LF構成と比較して(アンテナ軸1201に沿って測定された場合)より短い。
能動アンテナ1210は、管状の絶縁基板1212を含む。管状の絶縁基板1212の一方の端部には、導電性リング1214がある。管状の絶縁基板1212の他方の端部には、導電性リング1216がある。導電性リング1216は、グランドプレーン302に電気的に接続される。管状の絶縁基板1212の内側には、平面の絶縁基板のペアが存在する。平面の絶縁基板1222と平面の絶縁基板1232とは、互いに直交している。平面の絶縁基板1222上には、以下に記載されたように、放射導体1224及び励振ピン1226がある。放射導体1224及び励振ピン1226は、2つの周波数帯にわたって動作する。放射導体1224は、導電性リング1214に電気的に接続される。平面の絶縁基板1232上には、以下に記載されたように、放射導体1234及び励振ピン1236がある。放射導体1234及び励振ピン1236は、2つの周波数帯にわたって動作する。放射導体1234は、導電性リング1214に電気的に接続される。
この実施形態では、受信モードにおいて、励振ピン1226及び励振ピン1236は、動力線を介して、直交コンバイナの入力ポートに接続される。直交コンバイナの出力ポートは、低ノイズ増幅器の入力に接続される。直交コンバイナ及び低ノイズ増幅器は、2つの周波数帯からのシグナルを処理するのに十分広いバンド幅を有する。
受動アンテナ1240は、能動アンテナ1210に類似する。受動アンテナ1240は、管状の絶縁基板1242を含む。管状の絶縁基板1242の一方の端部には、導電性リング1244がある。管状の絶縁基板1212の他方の端部には、別の導電性リング(図示せず)がある。別の導電性リングは、グランドプレーン302に電気的に接続される。管状の絶縁基板1212の内側には、平面の絶縁基板のペア(図示せず)が存在する。このペアは、励振ピンが存在しないこと以外は、能動アンテナ1210における平面の絶縁基板のペアに類似する。受動アンテナ1240は、能動アンテナ1210からの電磁場により駆動される。
管状の絶縁基板1212上に、インピーダンス素子1218のセットが、導電性リング1214と導電性リング1216との間に電気的に接続される。同様に、管状の絶縁基板1242上に、インピーダンス素子1248のセットが、2つの導電性リング間に電気的に接続される。能動アンテナ1210及び受動アンテナ1240の2周波数動作は、以下により詳細に記載されるように、周波数におけるインピーダンス素子の特定の依存性により達成される。
能動アンテナ1210及び受動アンテナ1240両方の周波数パラメータは、図13に示された等価伝送線路モデルにより推定され得る。等価伝送線路は、レッグ1302及びレッグ1304を有する。レッグ1302及びレッグ1304の長さは、l1301である。長さl1301は、導電性リング1216の半径に等しい。レッグ1302及びレッグ1304は、短絡1306により一端において短絡され、アドミタンスYs1308により他端において装荷される。
アドミタンスYsは、おおよそ以下により求められる。
Figure 0005852293
式中、Yiは、1つのインピーダンス素子1218のアドミタンスであり、Nは、インピーダンス素子1218の数である。
共鳴条件は、レッグについてのアドミタンス、
Figure 0005852293
及びアドミタンスYs(f)の合計をゼロに設定することにより求められる。
Figure 0005852293
ここで、Y0は、等価伝送線路の波のアドミタンスであり、
Figure 0005852293
は、波数であり、fは、周波数であり、cは、波の伝播速度である。条件(E4)を満たすアドミタンスYs(f)の周波数依存性は、HF及びLF帯の平均周波数に対応して、2つの周波数f1及びf2について保持されなければならない。
各インピーダンス素子が、図14に示されるように回路素子1400として構成される場合、要求された周波数依存性が実現され得る。端子1401及び端子1403を備える回路素子1400は、2つの並列分岐を有する。一方の分岐は、キャパシタC21402を有する。他方の分岐(分岐1410と呼ばれる)は、インダクタL11406と直列のキャパシタC11404を有する。
図15は、
Figure 0005852293
及びである場合についての、リアクタンス性アドミタンスYl、リアクタンス性アドミタンスYs及びそれらの合計(Yl+Ys)についての周波数依存性の例を示す。ここで、
Figure 0005852293
は、中心周波数であり、λ0は、周波数f0に対応する真空における波長である。この関数の論拠は、相対的な周波数ミスマッチ
Figure 0005852293
である。図15は、相対アドミタンスのプロットを示す。プロット1502は、Im(Yl)/Y0に対応し、プロット1504は、Im(Ys)/Y0に対応し、プロット1506は、Im(Yl+Ys)/Y0に対応する。
このプロットから、 δf=±10%に対応する周波数について、Yl及びYsは、等しい値及び反対の記号を有し、これらの周波数におけるその合計であるYl+Ysは、ゼロである。すなわち、共鳴条件(E4)が満たされる。
したがって、インピーダンス素子1400を備えるアンテナシステム1200では、この共鳴条件が、HF及びLF帯それぞれの平均周波数に対応して、2つの周波数f1及びf2において満たされる。
キャパシタC1、C2及びインダクタンスL1は、小型ケース又は絶縁基板(可撓性又は剛直性)上に構成された印刷された素子内における、集中素子(分離したコンポーネント)の形式で作製され得る。インピーダンス素子は、リード線を介して、例えば、導電性リング1214及びグランドプレーン302に取り付けられ得る。導電性リング1214は、このインピーダンス素子のセットにより支持され得る。基板(管状又は平面型)は、支持体を必要としない。
2周波数帯アンテナシステム1200に類似する2周波数帯アンテナシステムの実施形態は、直線偏波放射用に構成され得る。能動アンテナ及び受動アンテナはそれぞれ、1つの平面の絶縁基板を備えている。
(図7A及び図7Bに示された)円偏波放射用に構成された1周波数帯アンテナシステム700は、平面の絶縁基板の構成を変更することにより、円偏波放射用に構成された2周波数帯アンテナシステムに変更され得る。
図16A〜図16Dは、図7D〜図7Gそれぞれに先に示された平面の絶縁基板の変形例を示す。図16A及び図16Bは、能動アンテナにおける平面の絶縁基板を示す。図16C及び図16Dは、受動アンテナにおける平面の絶縁基板を示す。
図16Aでは、アンテナ軸1601から距離Δl1603離れた導電体1602及び導電体1612は、放射導体724に電気的に接続される。リアクタンス性インピーダンス素子Z1604は、導電体1602と接触パッド1606との間に電気的に接続される。接触パッド1606は、グランドプレーン302に電気的に接続される。リアクタンス性インピーダンス素子Z1614は、導電体1612と接触パッド1616との間に電気的に接続される。接触パッド1616は、グランドプレーン302に電気的に接続される。
図16Bでは、アンテナ軸1601から距離Δl1603離れた導電体1622及び導電体1632が、放射導体744に電気的に接続される。リアクタンス性インピーダンス素子Z1624は、導電体1622と接触パッド1626との間に電気的に接続される。接触パッド1626は、グランドプレーン302に電気的に接続される。リアクタンス性インピーダンス素子Z1634は、導電体1632と接触パッド1636との間に電気的に接続される。電気パッド1636は、グランドプレーン302に電気的に接続される。
図16Cでは、アンテナ軸1601から距離Δl1603離れた導電体1642及び導電体1652が、放射導体754に電気的に接続される。リアクタンス性インピーダンス素子Z1644は、導電体1642と接触パッド1646との間に電気的に接続される。接触パッド1646は、グランドプレーン302に電気的に接続される。リアクタンス性インピーダンス素子Z1654は、導電体1652と接触パッド1656との間に電気的に接続される。接触パッド1656は、グランドプレーン302に電気的に接続される。
図16Dでは、アンテナ軸1601から距離Δl1603離れた導電体1662及び導電体1672が、放射導体774に電気的に接続される。リアクタンス性インピーダンス素子Z1664は、導電体1662と接触パッド1666との間に電気的に接続される。接触パッド1666は、グランドプレーン302に電気的に接続される。リアクタンス性インピーダンス素子Z1674は、導電体1672と接触パッド1676との間に電気的に接続される。接触パッド1676は、グランドプレーン302に電気的に接続される。
本願明細書において、リアクタンス性インピーダンス素子Z1604、Z1614、Z1624、Z1634、Z1644、Z1654、Z1664及びZ1674は、周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と呼ばれる。図17は、典型的な周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子の回路構成を示す。端子1701及び端子1703を備える周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子Z1700は、インダクタL21706と直列である、平行の振動性回路1710を含む。回路1710は、キャパシタC11704と並列で、インダクタL11702を含む。
2周波数帯アンテナについての等価伝送線路図が、図18に示される。伝送線路は、それぞれ長さl1801を有する、レッグ1802及びレッグ1804を含む。この伝送線路の一方の端部は、キャパシタC1808により装荷される。Cの値は、図7Aにおけるインピーダンス素子318のセット及びインピーダンス素子320のセットのそれである。この伝送線路の他方の端部は、短絡1806により短絡される。短絡1806からの距離Δl1803において、インピーダンス素子Z1819は、レッグ1802及びレッグ1804にわたって電気的に接続される。
周波数f1において、並列回路1710の共鳴は、伝送線路のセクションΔlにおける、アイドリングモード(Z=∞)に対応して発生する。周波数f2において、回路インピーダンスC11は、キャパシタンス特性を有する。直列接続インダクタL21706は、共鳴を発生させ、伝送線路のセクションΔlにおける短絡回路と同等である。従って、周波数f1では、放射体の共鳴長は変化せず、lに等しい。ただし、周波数f2では、同等の共鳴長は、l−Δlに低下する。図19は、相対的な周波数ミスマッチδf(%)の関数としての、リアクタンス性コンポーネント[Im(Z)]のプロット1902を示す。δf=−10%の値は、周波数f1に相当し、δf=10%の値は、周波数f2に相当する。
直ぐ上に記載された2周波数帯アンテナシステムに類似する2周波数帯アンテナシステムの実施形態は、直線偏波放射用に構成され得る。能動アンテナ及び受動アンテナはそれぞれ、1つの平面の絶縁基板を備えている。
上記されたように、測量用途では、アンテナは、多くの場合、測量用ポール上に搭載される。上記のコンパクトで、軽量なアンテナシステムは全て、測量用ポール(測地ポールとも呼ばれる)と一体化され得る。図20は、z軸2001による、ポール搭載アンテナアッセンブリの断面図を示す。ポールケース2002は、測量用ポール2010を覆うように嵌合される。ポールケース2002の端部は、フランジ2004である。例示のように、アンテナシステム900(図9A)が、図20に示される。受動アンテナ940及び受動アンテナ9100は、ポールケース2002の中に挿入される。グランドプレーン302は、フランジ2004に据えられる。
能動アンテナ910及び能動アンテナ970は、ポールケース2002の上に据えられる。能動アンテナは、アンテナハウジング2006により覆われる。アンテナハウジング2006の端部は、フランジ2008である。フランジ2008は、フランジ2004と噛み合う。簡潔にするために、種々の搭載ハードウェアは示されていない。ポールケース2002及びアンテナハウジング2006は、無線周波数電磁放射に対して実質的に透過性の材料から作製される。適切な材料の例としては、Xenoy5220及びLexan143が挙げられる。
上記されたように、受動アンテナの励振効率は、グランドプレーンの周辺部と能動アンテナの周辺部との間の距離αに直接関連する。距離αはまた、アンテナシステムの最大断面寸法も決定する。距離αにおけるアンテナシステムの動作の依存性の分析が、以下に表される。設計ルールは、後方半球から反射された多経路シグナルの高い抑制を維持しながら、距離αを最小化するために導出される。
(E1)において先に表されたように、反射されたしシグナルを排除又は抑制するアンテナの能力を定量的に特徴付けるために、下記の比が、一般的に使用される。
Figure 0005852293
式中、θは、水平線から測定される。衛星用途において、多くの場合、角度θ=90°に対する値が、特徴的なパラメータとして使用される。
この分析は、図21Aに示された、単純化された二次元放射モデルを使用して行われ得る。このモデルは、理想的に導電性の平面2102を含む。軸2101は、平面2102に対して垂直であり、その中心を通過する。軸2101と平面2102の周辺部との間の距離は、a2103である。したがって、平面2102の長さの合計は、2aである。
平面2102の上には、表面密度jm12104を有する磁流(上側磁流と呼ばれる)があり、能動アンテナをシミュレートする。平面2102の下には、表面密度jm22106を有する磁流(下側磁流と呼ばれる)であり、受動アンテナをシミュレートする。これらの電流の表面密度は、下記により与えられる。
Figure 0005852293
ここで、U1及びU2は、インピーダンス素子(例えば、図9Aに示されたアンテナシステム900におけるインピーダンス素子918のセット及びインピーダンス素子920のセット)の領域における実効電圧である。電圧U1及びU2は、能動放射体及び受動放射体それぞれにより励振された電界の振幅を決定する。パラメータh12105及びh22107は、インピーダンス素子の垂直サイズであり、この分析においては、h1=h2=hと仮定する。
振幅U1が公知の量であると仮定する。受動アンテナは、導電体のセットにより形成された共鳴器である[例えば、アンテナシステム900において、この共鳴器は、放射導体964、グランドプレーン302及び管状の絶縁基板942上のインピーダンス素子のセットにより形成される(図9B及び図9Eを参照)。例えば、この共鳴器のリアクタンス性アドミタンスは、下記のとおりである。
Figure 0005852293
値bは、受動アンテナの構造的詳細により決定され、以下で検討されるパラメータに従って変動し得る。図21Aでは、リアクタンス性アドミタンスyは、リアクタンス性アドミタンス2108により表される。
振幅U2は、上部放射体と底部放射体との間での結合を特徴付ける。
Figure 0005852293
ここで、Y12は、上側及び下側の磁流間の相互アドミタンスであり、Y22は、下側磁流の放射アドミタンスである。
このシステムのフィールドは、上側及び下側の磁流場の合計である。
Figure 0005852293
そのとき、以下のようになる。
Figure 0005852293
ここで、F1(θ)は、U1=1及びU2=0を含むソースjm1の指向性パターンレベルである。F2(θ)は、U2=1及びU1=0を含むソースjm2の指向性パターンレベルである。
上記されたように、θ=90°における比DU(θ)は、一般的に、衛星用途において特徴的なパラメータとして使用される。このパラメータは、DU90として指定される。そのとき、
Figure 0005852293
ここで、
Figure 0005852293
磁流jm1及びjm2は、平面2102に対して対称である。そのとき、F1(90°)=F2(−90°)かつF1(−90°)=F2(90°)。そのとき、以下のようになる。
Figure 0005852293
(E11)から、そのとき、以下のようになる。
Figure 0005852293
アンテナシステムがDU90の値を最小化するように設計されると仮定する。そのとき、(E14)において、分子が最小化される必要があり、分母が最大化される必要がある(すなわち、上側及び下側のソースフィールドが、最下点(θ=−90°)近くの領域において、加えられるのではなく、差し引かれる必要がある。)。分子がゼロに設定された場合、
Figure 0005852293
そのとき、分母が、以下のように表される。
Figure 0005852293
以下の場合、分母が最大化される。
Figure 0005852293
条件(E15)は、能動要素が(E7)に存在しないため完全には満たされ得ない。したがって、システムパラメータ(距離a及びリアクタンス性b)は、条件(E15)が可能な限り満たされるように選択される。
距離aが変化する際に、係数Aの位相及び絶対値の依存性のグラフを考慮する。このグラフは、モーメント法を使用して、電気力的課題を数的に解決することにより得られた。図22において、プロット2202は、a/λにおける(角度において測定された)arg(A)の依存性を示す。λは、波長である。0.15λまでのaの値について、位相変化は、関数−2ka(プロット2204)に従って変化する。ここで、
Figure 0005852293
Figure 0005852293
ここで、システムを変調し、最小比DU90を得るのに必要とされる受動アンテナのアドミタンスについての式(E7)が導かれる。(E15)を(E8)に置き換えることにより算出される。
Figure 0005852293
式(E19)の能動成分は負であるため、受動システムについての条件(E15)は、満たされ得ない。ただし、受動アンテナアドミタンスの能動成分は、ゼロに設定され得る(E7)。そのとき、受動アンテナを変調するための条件は、以下のとおりである。
Figure 0005852293
図23において、プロット2300は、条件(E20)が満たされる場合に、(波長λの単位おいて測定された)aの関数としての、(dBにおいて測定された)上/下比DU90の依存性を示す。aが0.1λ−0.3λの範囲にわたって変化する場合、値DU90は減少する。0.12λ−0.15λより高い値について、改善(減少)は遅くなる。したがって、長さa=0.12λ−0.15λ(GPS周波数についておおよそ25〜35mm)が最適である。この結果は、E18に基づいている。
上述の発明を実施するための形態は、あらゆる点で例示を目的とするものであり、本発明を限定するものとして理解すべきではなく、更に、本明細書に開示された本発明の範囲は、発明を実施するための形態から判断すべきものではなく、特許法で規定される全容に基づいて解釈される請求項から判断すべきものである。本明細書に記載かつ示された諸実施形態が単に本発明の原理を例示するものにすぎないこと、並びに、種々の変更が本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく当業者により実行され得るものであることを理解されたい。当業者は、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な他の特徴の組み合わせを実施することが可能である。

Claims (51)

  1. アンテナ軸を有するアンテナシステムであって、第1の表面と、第2の表面と、周辺部と、垂直軸と、を有する、実質的に平坦なグランドプレーンであって、前記垂直軸が、前記アンテナ軸と実質的に一致している、グランドプレーンと、
    能動アンテナであって、
    第1の導電性リングであって、
    前記第1の導電性リングが、前記第1の表面に対して実質的に平行であり、
    前記第1の導電性リングが、前記第1の表面から離間しており、
    前記第1の導電性リングが、第1の中心であって、前記第1の中心が前記アンテナ軸上に実質的に配設されている第1の中心を有する、第1の導電性リングと、
    第1の端部及び第2の端部を有する第1の放射導体であって、
    前記第1の端部が、前記第1の導電性リング上の第1の点に電気的に接続され、
    前記第2の端部が、前記第1の導電性リング上の第2の点に電気的に接続され、
    前記第1の放射導体が、前記第1の中心を実質的に通過する、第1の放射導体と、
    前記第1の放射導体に電気的に接続された励振ピンと、
    リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットであって、前記リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットにおける各リアクタンス性インピーダンス素子について、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子が、第1の末端及び第2の末端を有し、
    前記第1の末端が、前記第1の導電性リングに電気的に接続され、
    前記第2の末端が、前記第1の表面に電気的に接続され、
    任意の1つのリアクタンス性インピーダンス素子の前記第1の末端が、任意の他のリアクタンス性インピーダンス素子の前記第1の末端から離間しており、
    任意の1つのリアクタンス性インピーダンス素子の前記第2の末端が、任意の他のリアクタンス性インピーダンス素子の前記第2の末端から離間している、リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットと、を備える、能動アンテナと、
    受動アンテナであって、
    第2の導電性リングであって、
    前記第2の導電性リングが、前記第2の表面に対して実質的に平行であり、
    前記第2の導電性リングが、前記第2の表面から離間しており、
    前記第2の導電性リングが、第2の中心であって、前記第2の中心が前記アンテナ軸上に実質的に配設されている第2の中心を有する、第2の導電性リングと、
    第3の端部及び第4の端部を有する第2の放射導体であって、
    前記第3の端部が、前記第2の導電性リング上の第3の点に電気的に接続され、
    前記第4の端部が、前記第2の導電性リング上の第4の点に電気的に接続され、
    前記第2の放射導体が、前記第2の中心を実質的に通過する、第2の放射導体と、
    リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットであって、前記リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットにおける各リアクタンス性インピーダンス素子について、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子が、第3の末端及び第4の末端を有し、
    前記第3の末端が、前記第2の導電性リングに電気的に接続され、
    前記第4の末端が、前記第2の表面に電気的に接続され、
    任意の1つのリアクタンス性インピーダンス素子の前記第3の末端が、任意の他のリアクタンス性インピーダンス素子の前記第3の末端から離間しており、
    任意の1つのリアクタンス性インピーダンス素子の前記第4の末端が、任意の他のリアクタンス性インピーダンス素子の前記第4の末端から離間している、リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットと、を含む、受動アンテナと、を備える、アンテナシステム。
  2. 前記アンテナシステムが、直線偏波電磁放射用に構成されている、請求項1に記載のアンテナシステム。
  3. 前記リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットが、キャパシタンス性インピーダンス素子のセットを備える、請求項1に記載のアンテナシステム。
  4. 前記キャパシタンス性インピーダンス素子のセットが、交互嵌合されたキャパシタのセット又は平行平板キャパシタのセットを備える、請求項3に記載のアンテナシステム。
  5. 前記リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットが、キャパシタンス性インピーダンス素子のセットを備える、請求項1に記載のアンテナシステム。
  6. 前記キャパシタンス性インピーダンス素子のセットが、交互嵌合されたキャパシタのセット又は平行平板キャパシタのセットを備える、請求項5に記載のアンテナシステム。
  7. 前記能動アンテナが、管状の絶縁基板を更に備え、
    前記第1の導電性リングが、前記管状の絶縁基板上に配設され、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットが、前記管状の絶縁基板上に配設されている、請求項1に記載のアンテナシステム。
  8. 前記受動アンテナが、管状の絶縁基板を更に備え、前記第2の導電性リングが、前記管状の絶縁基板上に配設され、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットが、前記管状の絶縁基板上に配設されている、請求項1に記載のアンテナシステム。
  9. 前記能動アンテナが、前記アンテナ軸に対して実質的に平行な、実質的に平面の絶縁基板を更に備え、
    前記第1の放射導体が、前記実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記励振ピンが、前記実質的に平面の絶縁基板上に配設されている、請求項1に記載のアンテナシステム。
  10. 前記受動アンテナが、前記アンテナ軸に対して実質的に平行な、実質的に平面の絶縁基板を更に備え、
    前記第2の放射導体が、前記実質的に平面の絶縁基板上に配設されている、請求項1に記載のアンテナシステム。
  11. 前記リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセット及び前記リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットが、電磁放射に応じて、前記アンテナが、第1の周波帯及び第2の周波数帯において動作し、前記第2の周波数帯における任意の周波数が、前記第1の周波数帯における任意の周波数より高くなるように構成されている、請求項1に記載のアンテナシステム。
  12. 前記第1の周波数帯が、約1150MHzから約1300MHzの周波数を含み、
    前記第2の周波数帯が、約1500MHzから約1650MHzの周波数を含む、請求項11に記載のアンテナシステム。
  13. 前記リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットにおける各リアクタンス性インピーダンス素子及び前記リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットにおける各リアクタンス性インピーダンス素子が、少なくとも1つのキャパシタ及び少なくとも1つのインダクタを備える、請求項11に記載のアンテナシステム。
  14. 前記能動アンテナが、
    第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子であって、
    前記第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、第5の末端及び第6の末端を有し、
    前記第5の末端が、前記第1の放射導体上の第5の点に電気的に接続され、
    前記第6の末端が、前記第1の表面上の第6の点に電気的に接続され、
    前記第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸と前記励振ピンとの間に配設され、前記第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と前記アンテナ軸との間の第1の空間が、ユーザ規定空間値である、第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と、
    第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子であって、
    前記第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、第7の末端及び第8の末端を有し、
    前記第7の末端が、前記第1の放射導体上の第7の点に電気的に接続され、
    前記第8の末端が、前記第1の表面上の第8の点に電気的に接続され、
    前記第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子から前記アンテナ軸の第1の対辺上に配設され、前記第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と前記アンテナ軸との間の第2の空間が、前記ユーザ規定空間値に実質的に等しい、第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と、を更に備え、
    前記受動アンテナが、
    第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子であって、
    前記第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、第9の末端及び第10の末端を有し、
    前記第9の末端が、前記第2の放射導体上の第9の点に電気的に接続され、
    前記第10の末端が、前記第2の表面上の第10の点に電気的に接続され、
    前記第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と前記アンテナ軸との間の第3の空間が、前記ユーザ規定空間値に実質的に等しい、第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と、
    第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子であって、
    前記第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、第11の末端及び第12の末端を有し、
    前記第11の末端が、前記第2の放射導体上の第11の点に電気的に接続され、
    前記第12の末端が、前記第2の表面上の第12の点に電気的に接続され、
    前記第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子から前記アンテナ軸の第2の対辺上に配設され、前記第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と前記アンテナ軸との間の第4の空間が、前記ユーザ規定空間値に実質的に等しい、第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と、を更に備える、請求項1記載のアンテナシステム。
  15. 前記第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、前記第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、前記第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、前記第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、及び前記ユーザ規定空間値が、電磁放射に応じて、前記アンテナシステムが、第1の周波帯及び第2の周波数帯において動作し、前記第2の周波数帯における任意の周波数が、前記第1の周波数帯における任意の周波数より高くなるように構成されている、請求項14に記載のアンテナシステム。
  16. 前記第1の周波数帯が、約1150MHzから約1300MHzの周波数を含み、
    前記第2の周波数帯が、約1500MHzから約1650MHzの周波数を含む、請求項15に記載のアンテナシステム。
  17. 前記第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、前記第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、前記第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、及び前記第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子のそれぞれが、少なくとも1つのキャパシタ及び少なくとも1つのインダクタを備える、請求項15に記載のアンテナシステム。
  18. 前記励振ピンが、第1の励振ピンであり、
    前記能動アンテナが、
    第5の端部及び第6の端部を有する第3の放射導体であって、
    前記第5の端部が、前記第1の導電性リング上の第5の点に電気的に接続され、
    前記第6の端部が、前記第1の導電性リング上の第6の点に電気的に接続され、
    前記第3導電性放射体が、前記第1の中心を実質的に通過し、
    前記第3の放射導体が、前記第1の放射導体に対して実質的に直交している、第3の放射導体と、前記第3の放射導体に電気的に接続されている第2の励振ピンと、を更に備え、
    前記受動アンテナが、
    第7の端部及び第8の端部を有する第4の放射導体であって、
    前記第7の端部が、前記第2の導電性リング上の第7の点に電気的に接続され、
    前記第8の端部が、前記第2の導電性リング上の第8の点に電気的に接続され、
    前記第4の放射導体が、前記第2の中心を実質的に通過し、
    前記第4の放射導体が、前記第2の放射導体に対して実質的に直交している、第4の放射導体を更に備える、請求項1に記載のアンテナシステム。
  19. 前記アンテナシステムが、円偏波電磁放射用に構成されている、請求項18に記載のアンテナシステム。
  20. 前記能動アンテナが、
    前記アンテナ軸に対して実質的に平行な、第1の実質的に平面の絶縁基板であって、
    前記第1の放射導体が、前記第1の実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第1の励振ピンが、前記第1の実質的に平面の絶縁基板上に配設されている、第1の実質的に平面の絶縁基板と、
    前記アンテナ軸に対して実質的に平行な、第2の実質的に平面の絶縁基板であって、
    前記第3の放射導体が、前記第2の実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第2の励振ピンが、前記第2の実質的に平面の絶縁基板上に配設されている、第2の実質的に平面の絶縁基板と、を更に備える、請求項18に記載のアンテナシステム。
  21. 前記受動アンテナが、
    前記アンテナ軸に対して実質的に平行な、第1の実質的に平面の絶縁基板であって、
    前記第2の放射導体が、前記第1の実質的に平面の絶縁基板上に配設されている、第1の実質的に平面の絶縁基板と、
    前記アンテナ軸に対して実質的に平行な、第2の実質的に平面の絶縁基板であって、
    前記第4の放射導体が、前記第2の実質的に平面の絶縁基板上に配設されている、第2の実質的に平面の絶縁基板と、を更に備える、請求項18に記載のアンテナシステム。
  22. 前記リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセット及び前記リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットが、電磁放射に応じて、前記アンテナシステムが、第1の周波帯及び第2の周波数帯において動作し、前記第2の周波数帯における任意の周波数が、前記第1の周波数帯における任意の周波数より高くなるように構成されている、請求項18に記載のアンテナシステム。
  23. 前記第1の周波数帯が、約1150MHzから約1300MHzの周波数を含み、
    前記第2の周波数帯が、約1500MHzから約1650MHzの周波数を含む、請求項22に記載のアンテナシステム。
  24. 前記リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットにおける各リアクタンス性インピーダンス素子及び前記リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットにおける各リアクタンス性インピーダンス素子が、少なくとも1つのキャパシタ及び少なくとも1つのインダクタを備える、請求項22に記載のアンテナシステム。
  25. 前記能動アンテナが、
    第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子であって、
    前記第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、第5の末端及び第6の末端を有し、
    前記第5の末端が、前記第1の放射導体上の第5の点に電気的に接続され、
    前記第6の末端が、前記第1の表面上の第6の点に電気的に接続され、
    前記第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸と前記第1の励振ピンとの間に配設され、前記第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と前記アンテナ軸との間の第1の空間が、ユーザ規定空間値である、第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と、
    第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子であって、
    前記第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、第7の末端及び第8の末端を有し、
    前記第7の末端が、前記第1の放射導体上の第7の点に電気的に接続され、
    前記第8の末端が、前記第1の表面上の第8の点に電気的に接続され、
    前記第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子から前記アンテナ軸の第1の対辺上に配設され、前記第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と前記アンテナ軸との間の第2の空間が、前記ユーザ規定空間値に実質的に等しい、第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と、
    第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子であって、
    前記第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、第9の末端及び第10の末端を有し、
    前記第9の末端が、前記第3の放射導体上の第9の点に電気的に接続され、
    前記第10の末端が、前記第1の表面上の第10の点に電気的に接続され、
    前記第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸と前記第2の励振ピンとの間に配設され、前記第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と前記アンテナ軸との間の第3の空間が、前記ユーザ規定空間値に実質的に等しい、第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と、
    第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子であって、
    前記第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、第11の末端及び第12の末端を有し、
    前記第11の末端が、前記第2の放射導体上の第11の点に電気的に接続され、
    前記第12の末端が、前記第1の表面上の第12の点に電気的に接続され、
    前記第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子から前記アンテナ軸の第2の対辺上に配設され、前記第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と前記アンテナ軸との間の第4の空間が、前記ユーザ規定空間値に実質的に等しい、第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と、を更に備え、
    前記受動アンテナが、
    第5の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子であって、
    前記第5の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記第5の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、第13の末端及び第14の末端を有し、
    前記第13の末端が、前記第2の放射導体上の第13の点に電気的に接続され、
    前記第14の末端が、前記第2の表面上の第14の点に電気的に接続され、
    前記第5の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と前記アンテナ軸との間の第5の空間が、前記ユーザ規定空間値に実質的に等しい、第5の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と、
    第6の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子であって、
    前記第6の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記第6の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、第15の末端及び第16の末端を有し、
    前記第15の末端が、前記第2の放射導体上の第15の点に電気的に接続され、
    前記第16の末端が、前記第2の表面上の第16の点に電気的に接続され、
    前記第6の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記第5の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子から前記アンテナ軸の第3の対辺上に配設され、前記第6の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と前記アンテナ軸との間の第6の空間が、前記ユーザ規定空間値に実質的に等しい、第6の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と、
    第7の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子であって、
    前記第7の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記第7の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、第17の末端及び第18の末端を有し、前記第17の末端が、前記第4の放射導体上の第17の点に電気的に接続され、
    前記第18の末端が、前記第2の表面上の第18の点に電気的に接続され、
    前記第7の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と前記アンテナ軸との間の第7空間が、前記ユーザ規定空間値に実質的に等しい、第7の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と、
    第8の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子であって、
    前記第8の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記第8の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、第19の末端及び第20の末端を有し、
    前記第19の末端が、前記第4の放射導体上の第19の点に電気的に接続され、
    前記第20の末端が、前記第2の表面上の第20の点に電気的に接続され、
    前記第8の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子が、前記第7の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子から前記アンテナ軸の第4の対辺上に配設され、前記第8の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と前記アンテナ軸との間の第8の空間が、前記ユーザ規定空間値に実質的に等しい、第8の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子と、を更に備え、
    電磁放射に応じて、前記アンテナシステムが、第1の周波帯及び第2の周波数帯において動作し、前記第2の周波数帯における任意の周波数が、前記第1の周波数帯における任意の周波数より高い、請求項18に記載のアンテナシステム。
  26. 前記第1の周波数帯が、約1150MHzから約1300MHzの周波数を含み、
    前記第2の周波数帯が、約1500MHzから約1650MHzの周波数を含む、請求項25に記載のアンテナシステム。
  27. 前記第1の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、前記第2の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、前記第3の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、前記第4の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、前記第5の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、前記第6の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、前記第7の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子、及び前記第8の周波数−制御リアクタンス性インピーダンス素子のそれぞれが、少なくとも1つのキャパシタ及び少なくとも1つのインダクタを備える、請求項25に記載のアンテナシステム。
  28. ポールケースと、
    アンテナハウジングと、を更に備え、
    前記ポールケース及び前記アンテナハウジングが、無線周波数の電磁放射に対して実質的に透過性の材料を含み、
    前記受動アンテナが、前記ポールケース内に挿入され、
    前記アンテナハウジングが、前記能動アンテナ上に嵌合され、
    前記アンテナハウジングが、前記ポールケースに噛合され、
    前記ポールケースが、測量用ポール上に搭載されるように構成されている、請求項1に記載のアンテナシステム。
  29. アンテナ軸を有する2周波数帯アンテナシステムであって、
    第1の表面と、第2の表面と、周辺部と、垂直軸と、を有する、実質的に平坦なグランドプレーンであって、前記垂直軸が、前記アンテナ軸と実質的に一致している、グランドプレーンと、
    第1の能動アンテナであって、
    第1の導電性リングであって、
    前記第1の導電性リングが、前記第1の表面に対して実質的に平行であり、
    前記第1の導電性リングが、前記第1の表面から離間しており、
    前記第1の導電性リングが、第1の中心であって、前記第1の中心が前記アンテナ軸上に実質的に配設されている、第1の中心を有し、
    前記第1の導電性リングが、第1の横寸法を有する、第1の導電性リングと、
    第1の端部及び第2の端部を有する第1の放射導体であって、
    前記第1の端部が、前記第1の導電性リング上の第1の点に電気的に接続され、
    前記第2の端部が、前記第1の導電性リング上の第2の点に電気的に接続され、
    前記第1の放射導体が、前記第1の中心を実質的に通過する、第1の放射導体と、
    前記第1の放射導体に電気的に接続された第1の励振ピンと、
    リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットであって、前記リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットにおける各リアクタンス性インピーダンス素子について、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子が、第1の末端及び第2の末端を有し、
    前記第1の末端が、前記第1の導電性リングに電気的に接続され、
    前記第2の末端が、前記第1の表面に電気的に接続され、
    任意の1つのリアクタンス性インピーダンス素子の前記第1の末端が、任意の他のリアクタンス性インピーダンス素子の前記第1の末端から離間しており、
    任意の1つのリアクタンス性インピーダンス素子の前記第2の末端が、任意の他のリアクタンス性インピーダンス素子の前記第2の末端から離間している、リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットと、を備える、第1能動アンテナと、
    第2の能動アンテナであって、
    第2の導電性リングであって、
    前記第2の導電性リングが、前記第1の表面に対して実質的に平行であり、
    前記第2の導電性リングが、第2の中心であって、前記第2の中心が前記アンテナ軸上に実質的に配設されている第2の中心を有し、
    前記第2の導電性リングが、第2の横寸法であって、前記第2の横寸法が前記第1の横寸法未満である第2の横寸法を有し、
    前記第2の導電性リングが、前記第1の放射導体に電気的に接続される、第2の導電性リングと、
    第3の導電性リングであって、
    前記第3の導電性リングが、前記第1の表面に対して実質的に平行であり、
    前記第3の導電性リングが、前記第2の導電性リングから離間しており、
    前記第3の導電性リングが、第3の中心であって、前記第3の中心が前記アンテナ軸上に実質的に配設されている、第3の中心を有し、
    前記第3の導電性リングが、第3の横寸法であって、前記第3の横寸法が前記第2の横寸法に実質的に等しい、第3の横寸法を有する、第3の導電性リングと、
    第3の端部及び第4の端部を有する第2の放射導体であって、
    前記第3の端部が、前記第3の導電性リング上の第3の点に電気的に接続され、
    前記第4の端部が、前記第3の導電性リング上の第4の点に電気的に接続され、
    前記第2の放射導体が、前記第3の中心を実質的に通過し、
    前記第2の放射導体が、前記第1の放射導体に対して実質的に平行である、第2の放射導体と、
    前記第2の放射導体に電気的に接続された第2の励振ピンと、
    リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットであって、前記リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットにおける各リアクタンス性インピーダンス素子について、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子が、第3の末端及び第4の末端を有し、
    前記第3の末端が、前記第3の導電性リングに電気的に接続され、
    前記第4の末端が、前記第2の導電性リングに電気的に接続され、
    任意の1つのリアクタンス性インピーダンス素子の前記第3の末端が、任意の他のリアクタンス性インピーダンス素子の前記第3の末端から離間しており、
    任意の1つのリアクタンス性インピーダンス素子の前記第4の末端が、任意の他のリアクタンス性インピーダンス素子の前記第4の末端から離間している、リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットと、を備える、第2の能動アンテナと、
    第1の受動アンテナであって、
    第4の導電性リングであって、
    前記第4の導電性リングが、前記第1の表面に対して実質的に平行であり、
    前記第4の導電性リングが、前記第2の表面から離間しており、
    前記第4の導電性リングが、第4の中心であって、前記第4の中心が前記アンテナ軸上に実質的に配設されている第4の中心を有し、
    前記第4の導電性リングが、第4の横寸法を有する、第4の導電性リングと、
    第5の端部及び第6の端部を有する第3の放射導体であって、
    前記第5の端部が、前記第4の導電性リング上の第5の点に電気的に接続され、
    前記第6の端部が、前記第4の導電性リング上の第6の点に電気的に接続され、
    前記第3の放射導体が、前記第4の中心を実質的に通過する、第3の放射導体と、
    リアクタンス性インピーダンス素子の第3のセットであって、前記リアクタンス性インピーダンス素子の第3のセットにおける各リアクタンス性インピーダンス素子について、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子が、第5の末端及び第6の末端を有し、
    前記第5の末端が、前記第4の導電性リングに電気的に接続され、
    前記第6の末端が、前記第2の表面に電気的に接続され、
    任意の1つのリアクタンス性インピーダンス素子の前記第5の末端が、任意の他のリアクタンス性インピーダンス素子の前記第5の末端から離間しており、
    任意の1つのリアクタンス性インピーダンス素子の前記第6の末端が、任意の他のリアクタンス性インピーダンス素子の前記第6の末端から離間している、リアクタンス性インピーダンス素子の第3のセットと、を備える、第1の受動アンテナと、
    第2の受動アンテナであって、
    第5の導電性リングであって、
    前記第5の導電性リングが、前記第2の表面に対して実質的に平行であり、
    前記第5の導電性リングが、第5の中心であって、前記第5の中心が前記アンテナ軸上に実質的に配設されている第5の中心を有し、
    前記第5の導電性リングが、第5の横寸法であって、前記第5の横寸法が前記第4の横寸法未満である第5の横寸法を有し、
    前記第4の導電性リングが、前記第3の放射導体に電気的に接続される、第5導電性リングと、
    第6の導電性リングであって、
    前記第6の導電性リングが、前記第2の表面に対して実質的に平行であり、
    前記第6の導電性リングが、前記第5の導電性リングから離間しており、
    前記第6の導電性リングが、第6の中心であって、前記第6の中心が前記アンテナ軸上に実質的に配設されている第6の中心を有し、
    前記第6の導電性リングが、第6の横寸法であって、前記第6の横寸法が前記第5の横寸法と実質的に等しい第6の横寸法を有する、第6の導電性リングと、
    第7の端部及び第8の端部を有する第4の放射導体であって、
    前記第7の端部が、前記第6の導電性リング上の第7の点に電気的に接続され、前記第8の端部が、前記第6の導電性リング上の第8の点に電気的に接続され、
    前記第4の放射導体が、前記第6の中心を実質的に通過し、
    前記第4の放射導体が、前記第3の放射導体に対して実質的に平行である、第4の放射導体と、
    リアクタンス性インピーダンス素子の第4のセットであって、前記リアクタンス性インピーダンス素子の第4のセットにおける各リアクタンス性インピーダンス素子について、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子が、前記アンテナ軸に対して実質的に平行であり、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子が、第7の末端及び第8の末端を有し、
    前記第7の末端が、前記第6の導電性リングに電気的に接続され、
    前記第8の末端が、前記第5の導電性リングに電気的に接続され、
    任意の1つのリアクタンス性インピーダンス素子の前記第7の末端が、任意の他のリアクタンス性インピーダンス素子の前記第7の末端から離間しており、
    任意の1つのリアクタンス性インピーダンス素子の前記第8の末端が、任意の他のリアクタンス性インピーダンス素子の前記第8の末端から離間している、リアクタンス性インピーダンス素子の第4のセットと、を備える、第2受動アンテナと、を備える、2周波数帯アンテナシステム。
  30. 前記第1の能動アンテナ及び前記第1の受動アンテナが、第1の周波数帯における電磁放射用に構成され、
    前記第2の能動アンテナ及び前記第2の受動アンテナが、第2の周波数帯における電磁放射用に構成され、前記第2の周波数帯における任意の周波数が、前記第1の周波数帯における任意の周波数より高い、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  31. 前記第1の周波数帯が、約1150MHzから約1300MHzの周波数を含み、
    前記第2の周波数帯が、約1500MHzから約1650MHzの周波数を含む、請求項30に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  32. 前記2周波数帯アンテナシステムが、直線偏波電磁放射用に構成されている、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  33. 前記リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットが、キャパシタンス性インピーダンス素子のセットを備える、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  34. 前記キャパシタンス性インピーダンス素子のセットが、交互嵌合されたキャパシタのセット又は平行平板キャパシタのセットを備える、請求項33に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  35. 前記リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットが、キャパシタンス性インピーダンス素子のセットを備える、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  36. 前記キャパシタンス性インピーダンス素子のセットが、交互嵌合されたキャパシタのセット又は平行平板キャパシタのセットを備える、請求項35に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  37. 前記リアクタンス性インピーダンス素子の第3のセットが、キャパシタンス性インピーダンス素子のセットを備える、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  38. 前記キャパシタンス性インピーダンス素子のセットが、交互嵌合されたキャパシタのセット又は平行平板キャパシタのセットを備える、請求項37に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  39. 前記リアクタンス性インピーダンス素子の第4のセットが、キャパシタンス性インピーダンス素子のセットを備える、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  40. 前記キャパシタンス性インピーダンス素子のセットが、交互嵌合されたキャパシタのセット又は平行平板キャパシタのセットを備える、請求項39に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  41. 前記第1の能動アンテナが、管状の絶縁基板を更に備え、
    前記第1の導電性リングが、前記管状の絶縁基板上に配設され、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子の第1のセットが、前記管状の絶縁基板上に配設されている、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  42. 前記第2の能動アンテナが、管状の絶縁基板を更に備え、
    前記第2の導電性リングが、前記管状の絶縁基板上に配設され、
    前記第3の導電性リングが、前記管状の絶縁基板上に配設され、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子の第2のセットが、前記管状の絶縁基板上に配設されている、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  43. 前記第1の受動アンテナが、管状の絶縁基板を更に備え、
    前記第4の導電性リングが、前記管状の絶縁基板上に配設され、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子の第3のセットが、前記管状の絶縁基板上に配設されている、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  44. 前記第2の受動アンテナが、管状の絶縁基板を更に備え、
    前記第5の導電性リングが、前記管状の絶縁基板上に配設され、
    前記第6の導電性リングが、前記管状の絶縁基板上に配設され、
    前記リアクタンス性インピーダンス素子の第4のセットが、前記管状の絶縁基板上に配設されている、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  45. 前記アンテナ軸に対して実質的に平行な、実質的に平面の絶縁基板を更に備え、
    前記第1の放射導体が、前記実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第1の励振ピンが、前記実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第2の放射導体が、前記実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第2の励振ピンが、前記実質的に平面の絶縁基板上に配設されている、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  46. 前記アンテナ軸に対して実質的に平行な、実質的に平面の絶縁基板を更に備え、
    前記第3の放射導体が、前記実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第4の放射導体が、前記実質的に平面の絶縁基板上に配設されている、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  47. 前記第1の能動アンテナが、
    第9の端部及び第10の端部を有する第5の放射導体であって、
    前記第9の端部が、前記第1の導電性リング上の第9の点に電気的に接続され、
    前記第10の端部が、前記第1の導電性リング上の第10の点に電気的に接続され、
    前記第5の放射導体が、前記第1の中心を実質的に通過し、
    前記第5の放射導体が、前記第1の放射導体に対して実質的に直交している、第5の放射導体と、
    前記第5の放射導体に電気的に接続されている第3の励振ピンと、を更に備え、
    前記第2の能動アンテナが、
    第11の端部及び第12の端部を有する第6の放射導体であって、
    前記第11の端部が、前記第3の導電性リング上の第11の点に電気的に接続され、
    前記第12の端部が、前記第3の導電性リング上の第12の点に電気的に接続され、
    前記第6の放射導体が、前記第3の中心を実質的に通過し、
    前記第6の放射導体が、前記第2の放射導体に対して実質的に直交している、第6の放射導体と、
    前記第6の放射導体に電気的に接続されている第4の励振ピンと、を更に備え、
    前記第1の受動アンテナが、
    第13の端部及び第14の端部を有する第7の放射導体であって、
    前記第13の端部が、前記第4の導電性リング上の第13の点に電気的に接続され、
    前記第14の端部が、前記第4の導電性リング上の第14の点に電気的に接続され、
    前記第7の放射導体が、前記第4の中心を実質的に通過し、
    前記第7の放射導体が、前記第3の放射導体に対して実質的に直交している、第7の放射導体を備え、
    前記第2の受動アンテナが、
    第15の端部及び第16の端部を有する第8の放射導体であって、
    前記第15の端部が、前記第6の導電性リング上の第15の点に電気的に接続され、
    前記第16の端部が、前記第6の導電性リング上の第16の点に電気的に接続され、
    前記第8の放射導体が、前記第6の中心を実質的に通過し、
    前記第8の放射導体が、前記第4の放射導体に対して実質的に直交している、第8の放射導体を更に備える、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  48. 前記2周波数帯アンテナシステムが、円偏波電磁放射用に構成されている、請求項47に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  49. 前記アンテナ軸に対して実質的に平行な、第1の実質的に平面の絶縁基板であって、
    前記第1の放射導体が、前記第1の実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第1の励振ピンが、前記第1の実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第2の放射導体が、前記第1の実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第2の励振ピンが、前記第1の実質的に平面の絶縁基板上に配設されている、第1の実質的に平面の絶縁基板と、
    前記アンテナ軸に対して実質的に平行な、第2の実質的に平面の絶縁基板であって、
    前記第5の放射導体が、前記第2の実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第3の励振ピンが、前記第2の実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第6の放射導体が、前記第2の実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第4の励振ピンが、前記第2の実質的に平面の絶縁基板上に配設されている、第2の実質的に平面の絶縁基板と、を更に備える、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  50. 前記アンテナ軸に対して実質的に平行な、第1の実質的に平面の絶縁基板であって、
    前記第3の放射導体が、前記第1の実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第4の放射導体が、前記第1の実質的に平面の絶縁基板上に配設されている、第1の実質的に平面の絶縁基板と、
    前記アンテナ軸に対して実質的に平行な、第2の実質的に平面の絶縁基板であって、
    前記第7の放射導体が、前記第2の実質的に平面の絶縁基板上に配設され、
    前記第8の放射導体が、前記第2の実質的に平面の絶縁基板上に配設されている、第2の実質的に平面の絶縁基板と、を更に備える、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
  51. ポールケースと、
    アンテナハウジングと、を更に備え、
    前記ポールケース及び前記アンテナハウジングが、無線周波数の電磁放射に対して実質的に透過性の材料を含み、
    前記第1の受動アンテナ及び前記第2の受動アンテナが、前記ポールケース内に挿入され、
    前記アンテナハウジングが、前記第1の能動アンテナ及び前記第2の能動アンテナ上に嵌合され、
    前記アンテナハウジングが、前記ポールケースに噛合され、
    前記ポールケースが、測量用ポール上に搭載されるように構成されている、請求項29に記載の2周波数帯アンテナシステム。
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