JP5833765B2 - コンテンツネットワーク間のインターフェイシングを実現する方法および装置 - Google Patents

コンテンツネットワーク間のインターフェイシングを実現する方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツネットワーク間のインターフェイシングを実現する方法および装置に関する。
関連出願の相互参照
本願は、参照により完全に記述されたかのように組み込まれる2011年10月13日出願の米国特許仮出願第61/546819号明細書の特典を主張する。
モバイルネットワークオペレータ(MNO)やインターネットサービスプロバイダ(ISP)などの、アクセスプロバイダネットワーク内のアクセスプロバイダは、現在のところ、個々のコンテンツ配信を認識しない。このことは、エクスペリエンス品質(QoE)に関する問題を解決するためにアクセスプロバイダが配信を最適化する可能性を制限する。例えば、QoEを向上させるためにコンテンツがローカルに配信されることがあり、セッション配信転送を援助するためにモビリティが実装されることがあり、マルチキャストまたはポイントツーポイント(P2P)を使用して配信のセットをグループ化するために、コンテンツ人気度が実装されることがある。これは、アクセスプロバイダインフラストラクチャと緊密に一体化されることがあるコンテンツ配信ネットワーク(CDN)をアクセスプロバイダネットワーク内に配置することによって達成されることがある。
ブローカリングコンテンツネットワーク(BCN)は、それ自体のサロゲートを操作しないことがあり、その代わりに、他のCDNに相互運用性サービスを提供することがある。具体的には、BCNは、要求ルーティングおよびアカウンティングインターネットワーキングを実装することができる。CDN間の事前合意がない限り、現在のところ、アップストリームCDNがどのダウンストリームCDNと通信するかを判断する方法はない。
コンテンツ配信ネットワーク相互接続(CDNI)シグナリングを転送する方法および装置が説明される。CDNIルータコンテンツ配信ネットワーク(CDN)が、アップストリームおよびダウンストリームCDNとCDNIを確立することができる。前記CDNIルータCDNは、前記アップストリームCDNおよびダウンストリームCDNのうちの少なくとも1つからCDNIルートアドバタイズメントメッセージを受信することができる。前記CDNIルータCDNは、前記CDNIルートアドバタイズメントメッセージ内のインターネットプロトコル(IP)アドレスブロックに基づいて、少なくとも1つのエンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルを更新することができる。前記CDNIルータCDNは、更新したCDNIルートアドバタイズメントメッセージを前記アップストリームCDNおよびダウンストリームCDNのうちの少なくとも1つに送信することができる。前記アップストリームCDNおよびダウンストリームCDNのうちの少なくとも1つは、前記更新したCDNIルートアドバタイズメントメッセージ内の前記エンドユーザIPアドレスブロックに基づいて、少なくとも1つのエンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルを更新することができる。
添付の図面と共に例として与えられる以下の説明から、より詳細な理解を得ることができる。
1または複数の開示される実施形態を実装することのできる例示的通信システムを示す図である。 図1Aに示される通信システム内で使用することのできる例示的ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)である。 図1Aに示す通信システム内で使用することのできる例示的無線アクセスネットワークおよび例示的コアネットワークを示す図である。 コンテンツ配信ネットワーク(CDN)相互接続(CDNI)ルーティングの一例を示す図である。 ファブリックセットアップ、発見、およびルーティング段階を使用する、アップストリームCDNとダウンストリームCDNとの間のCDNIルーティングの一例を示す図である。 CDNIアーキテクチャ内のCDNIルーティング機能の一例を示す図である。 コンテンツ要求ルーティングでCDNIエンドユーザベースのルーティングをどのように使用することができるかの一例を示す図である。 (CDN再選択なしに)コンテンツを配信およびアグリゲートするためにアクセスCDNによって使用される論理の一例を示す図である。 アクセスCDNルーティングおよびコンテンツインターネットワーキングアーキテクチャを示す図である。 (CDNIルーティング機能に焦点を合わせる)CDNIルータCDNの内部アーキテクチャの一部を示す図である。 CDNIルータおよびアクセスCDNを配置する一例を示す図である。 外部IPマルチメディアネットワークインターネットワーキング参照アーキテクチャに対するインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)を示す図である。 CDNIルータを介する、およびアクセスCDN間の直接的なエンドユーザベースのルートアドバタイズメントの一例を示す図である。 CDNIルータを介する、およびアクセスCDN間の直接的なエンドユーザベースのルートアドバタイズメントの一例を示す図である。 要求ルーティング呼出しフローの一例を示す図である。 CDNIユニキャストルーティングを使用するコンテンツネットワークを示す図である。 CDNIユニキャストルーティングを使用するコンテンツネットワークを示す図である。 CDN位置サービスに関する使用の一例を示す図である。 CDNがグループに加入することができ、別のCDNがグループに発見要求を送ることのできるCDNIマルチキャストシナリオの一例を示す図である。 CDNがCDNIブロードキャスト発見要求を送るCDNIブロードキャストシナリオの一例を示す図である。
図1Aに、1または複数の開示される実施形態を実装することのできる例示的通信システム100を示す。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数のワイヤレスユーザに提供する多元接続システムでよい。通信システム100は、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、複数のワイヤレスユーザがそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などの1または複数のチャネルアクセス方法を利用することができる。
図1Aに示すように、通信システム100は、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含むことができるが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することを理解されよう。102a、102b、102c、102dのそれぞれは、ワイヤレス環境で動作および/または通信するように構成された任意のタイプの装置でよい。例として、ワイヤレス信号を送信および/または受信するようにWTRU102a、102b、102c、102dを構成することができ、WTRU102a、102b、102c、102dは、ユーザ機器(UE)、移動局、固定またはモバイルサブスクライバユニット、ページャ、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、コンシューマエレクトロニクスなどを含むことができる。
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bをも含むことができる。基地局114a、114bのそれぞれは、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインターフェイス接続して、コアネットワーク106、インターネット110、および/または他のネットワーク112などの1または複数の通信ネットワークへのアクセスを可能にするように構成された任意のタイプの装置でよい。例として、基地局114a、114bは、送受信基地局(BTS)、Node−B、進化型Node−B(eNB)、home Node−B(HNB)、home eNB(HeNB)、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどでよい。基地局114a、114bがそれぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことができることを理解されよう。
基地局114aはRAN104の部分でよく、RAN104は、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどの他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)をも含むことができる。基地局114aおよび/または基地局114bを、セル(図示せず)と呼ばれることがある特定の地理的領域内のワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成することができる。セルをさらにセルセクタに分割することができる。例えば、基地局114aに関連するセルを3つのセクタに分割することができる。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわちセルの各セクタについて1つのトランシーバを含むことができる。別の実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を利用することができ、したがって、セルの各セクタについて複数のトランシーバを利用することができる。
基地局114a、114bは、エアインターフェイス116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数と通信することができ、エアインターフェイス116は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)でよい。任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用してエアインターフェイス116を確立することができる。
より具体的には、上記のように、通信システム100は多元接続システムでよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどの1または複数のチャネルアクセス方式を利用することができる。例えば、RAN104内の基地局114aと、WTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))を使用してエアインターフェイス116を確立することができる、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
別の実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、long term evolution(LTE)および/またはLTE−advanced(LTE−A)を使用してエアインターフェイス116を確立することのできる進化型UTRA(E−UTRA)などの無線技術を実装することができる。
別の実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、IEEE 802.16(すなわち、worldwide interoperability for microwave access(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 evolution−data optimized(EV−DO)、Interim Standard 2000(IS−2000)、Interim Standard 95(IS−95)、Interim Standard 856(IS−856)、global system for mobile communications(GSM(登録商標))、enhanced data rates for GSM evolution(EDGE)、GSM/EDGE RAN(GERAN)などの無線技術を実装することができる。
図1Aの基地局114bは、例えば、ワイヤレスルータ、HNB、HeNB、またはAPでよく、ビジネス、自宅、車両、キャンパスの場所などの局所化エリアでワイヤレス接続性を可能にするために任意の適切なRATを使用することができる。一実施形態では、基地局114b、およびWTRU102c、102dは、IEEE 802.11などの無線技術を実装して、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。別の実施形態では、基地局114b、およびWTRU102c、102dは、IEEE 802.15などの無線技術を実装して、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。さらに別の実施形態では、基地局114b、およびWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を使用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスする必要がないことがある。
RAN104はコアネットワーク106と通信していることがあり、コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数に音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスを提供するように構成された任意のタイプのネットワークでよい。例えば、コアネットワーク106は、呼出し制御、課金サービス、モバイル位置ベースのサービス、プリペイド呼出し、インターネット接続性、ビデオ配布などを実現することができ、かつ/またはユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実施することができる。図1Aには図示していないが、RAN104および/またはコアネットワーク106が、RAN104と同一のRATまたは異なるRATを利用する他のRANと直接的または間接的に通信していることがあることを理解されよう。例えば、E−UTRA無線技術を使用していることのあるRAN104に接続されていることに加えて、コアネットワーク106は、GSM無線技術を利用する別のRAN(図示せず)とも通信していることがある。
コアネットワーク106はまた、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしても働くことができる。PSTN108は、簡易電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含むことができる。インターネット110は、TCP/IPスイート中の伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、インターネットプロトコル(IP)などの一般的な通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよび装置のグローバルシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用されるワイヤードまたはワイヤレス通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同一のRATまたは異なるRATを利用することのできる、1または複数のRANに接続された別のコアネットワークを含むことができる。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちの一部またはすべては、マルチモード機能を含むことができ、すなわちWTRU102a、102b、102c、102dは、異なるワイヤレスリンクを介して異なるワイヤレスネットワークと通信する複数のトランシーバを含むことができる。例えば、図1Aに示すWTRU102cは、セルラベースの無線技術を利用することのできる基地局114a、およびIEEE 802無線技術を利用することのできる基地局114bと通信するように構成することができる。
図1Bに、図1Aに示す通信システム100内で使用することのできる例示的WTRU102を示す。図1Bに示すように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送受信要素(例えば、アンテナ)122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取外し不能メモリ130、取外し可能メモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、一実施形態に適合したままで、上記の要素の任意の部分組合せを含むことができることを理解されよう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1または複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、集積回路(IC)、状態機械などでよい。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102がワイヤレス環境で動作することを可能にする任意の他の機能を実施することができる。プロセッサ118をトランシーバ120に結合することができ、トランシーバ120を送受信要素122に結合することができる。図1Bはプロセッサ118およびトランシーバ120を別々の構成要素として示すが、プロセッサ118およびトランシーバ120を電子パッケージまたはチップ内に共に一体化することができる。
エアインターフェイス116を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信し、または基地局から信号を受信するように送受信要素122を構成することができる。例えば、一実施形態では、送受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナでよい。別の実施形態では、送受信要素122は、例えばIR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成された放射器/検出器でよい。さらに別の実施形態では、RF信号と光信号をどちらも送信および受信するように送受信要素122を構成することができる。ワイヤレス信号の任意の組合せを送信および/または受信するように送受信要素122を構成することができる。
さらに、図1Bでは送受信要素122が単一の要素として示されるが、WTRU102は、任意の数の送受信要素122を含むことができる。より具体的には、WTRU102はMIMO技術を利用することができる。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェイス116を介してワイヤレス信号を送信および受信する2つ以上の送受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含むことができる。
送受信要素122によって送信すべき信号を変調し、送受信要素122によって受信すべき信号を復調するようにトランシーバ120を構成することができる。上記のように、WTRU102はマルチモード機能を有することができる。したがって、トランシーバ120は、WTRU102が例えばUTRAやIEEE 802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にする複数のトランシーバを含むことができる。
スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)にWTRU102のプロセッサ118を結合することができ、プロセッサ118は、それらからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118はまた、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することができる。さらに、プロセッサ118は、取外し不能メモリ130および/または取外し可能メモリ132などの任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスし、そのメモリにデータを格納することができる。取外し不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶装置を含むことができる。取外し可能メモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことができる。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバやホームコンピュータ(図示せず)などのWTRU102上に物理的に位置しないメモリからの情報にアクセスし、そのメモリにデータを格納することができる。
プロセッサ118は、電源134から電力を受けることができ、WTRU102内の他の構成要素への電力を分配および/または制御するように構成することができる。電源134は、WTRU102に電力供給する任意の適切な装置でよい。例えば、電源134は、1または複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
プロセッサ118をGPSチップセット136に結合することもでき、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するようにGPSチップセット136を構成することができる。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、エアインターフェイス116を介して基地局(例えば、基地局114a、114b)から位置情報を受信し、かつ/または2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいてその位置を求めることができる。WTRU102は、一実施形態に適合したままで、任意の適切な位置決定方法によって位置情報を取得することができる。
プロセッサ118をさらに他の周辺機器138に結合することができ、周辺機器138は、追加の特徴、機能、および/またはワイヤードもしくはワイヤレス接続性を実現する1または複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。例えば、周辺機器138は、加速度計、eコンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、バイブレーション装置、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含むことができる。
図1Cに、図1Aに示す通信システム100内で使用することのできる例示的RAN104および例示的コアネットワーク106を示す。上記のように、RAN104は、E−UTRA無線技術を利用して、エアインターフェイス116を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104はまた、コアネットワーク106とも通信していることがある。
RAN104はeNB140a、140b、140cを含むことができるが、RAN104は、一実施形態に適合したままで、任意の数のeNBを含むことができることを理解されよう。eNB140a、140b、140cは、エアインターフェイス116を介してWTRU102a、102b、102cと通信する1または複数のトランシーバをそれぞれ含むことができる。一実施形態では、eNB140a、140b、140cはMIMO技術を実装することができる。したがって、例えばeNB140aは、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信し、WTRU102aからワイヤレス信号を受信することができる。
eNB140a、140b、140cのそれぞれを特定のセル(図示せず)と関連付けることができ、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクでのユーザのスケジューリングなどを処理するように構成することができる。図1Cに示すように、eNB140a、140b、140cは、X2インターフェイスを介して互いに通信することができる。
図1Cに示すコアネットワーク106は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME)142、サービングゲートウェイ144、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ146を含むことができる。上記の要素のそれぞれがコアネットワーク106の部分として示されるが、こうした要素のうちの任意の1つをコアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運用できることを理解されよう。
S1インターフェイスを介して、RAN104内のeNB140a、140b、140cのそれぞれにMME142を接続することができ、MME142は制御ノードとして働くことができる。例えば、MME142は、WTRUの102a、102b、102cのユーザの認証、ベアラ活動化/非活動化、WTRU102a、102b、102cの初期接続中の特定のサービングゲートウェイの選択の役割を果たすことができる。MME142はまた、RAN104と、GSMやWCDMAなどの他の無線技術を利用する他のRAN(図示せず)との間の切換えのための制御プレーン機能をも提供することができる。
S1インターフェイスを介して、RAN104内のeNB140a、140b、140cのそれぞれにサービングゲートウェイ144を接続することができる。サービングゲートウェイ144は一般に、WTRU102a、102b、102cに/からユーザデータパケットをルーティングし、転送することができる。サービングゲートウェイ144はまた、eNB間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリングすること、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cについて利用可能であるときにページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および格納することなどの他の機能も実施することができる。
PDNゲートウェイ146にサービングゲートウェイ144を接続することもでき、PDNゲートウェイ146は、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し、WTRU102a、102b、102cとIP使用可能装置との間の通信を可能にすることができる。
コアネットワーク106は、他のネットワークとの通信を可能にすることができる。例えば、コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102cにPSTN108などの回線交換網へのアクセスを提供し、WTRU102a、102b、102cと従来型固定通信装置との間の通信を可能にすることができる。例えば、コアネットワーク106は、コアネットワーク106とPSTN108との間のインターフェイスとして働くIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、またはそれと通信することができる。さらに、コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102cにネットワーク112へのアクセスを提供することができ、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される他のワイヤードまたはワイヤレスネットワークを含むことができる。
コンテンツは任意の形態のデジタルデータでよい。配布および配信に関する追加の制限を伴うコンテンツの重要な一形態は、連続的媒体でよい(すなわち、ストリーミングメディア)。
コンテンツ配信ネットワーク(CDN)は、ユーザエージェントへのコンテンツのより効果的な配信のためにネットワーク要素がレイヤ4からレイヤ7で協同することができるネットワークインフラストラクチャでよい。CDNは、要求ルーティングシステム、配布システム(サロゲートのセットを含む)、ロギングシステム、およびCDN制御システムからなることができる。
コンテンツ配信サービスプロバイダ(CDSP)は、CDNを運用するサービスプロバイダでよい。
パブリッシャ(またはコンテンツサービスプロバイダ(CSP))は、エンドユーザにコンテンツサービスを提供するエンティティでよい。パブリッシャは、コンテンツサービスの部分として利用可能なコンテンツを所有することができ、または別のパーティからのコンテンツ権を許諾することができる。
エンドユーザは、システムの「実際の」ユーザ、通常は人間でよいが、人間をエミュレートするハードウェアおよび/またはソフトウェアの何らかの組合せであることがある。
認可CDNは、アップストリームCDNでよい。このCDNまたはそのダウンストリームCDNによる配信についてパブリッシャによって契約されたアップストリームCDNでよい。
パブリッシャとCDNとの間で採集(ingestion)インターフェイスを確立することができ、採集インターフェイスを使用して、CDNにコンテンツおよびメタデータをアップロードすることができる。
CDNI制御インターフェイスは、他のインターフェイスの初期セキュア接続セットアップおよびブートストラッピングを可能にすることができる。他の機能は、機能交換およびコンテンツパージおよび事前配置を含むことができる。
特に、選択責任をCDNにわたって分割することができる(例えば、アップストリームCDNがダウンストリームCDNを選択する役割を果たすことができ、ダウンストリームCDNが、CDN内の実際のサロゲートを選択する役割を果たすことができる)場合、CDNI要求ルーティングインターフェイスは、相互接続されたCDN内の要求ルーティングシステムが通信することを可能にし、エンドユーザ要求をアップストリームCDNからダウンストリームCDN内のサロゲートに向ける(リダイレクトする)ことができることを保証することができる。
CDNIロギングインターフェイスを使用して、課金目的で使用されるような活動ログを交換することができる。
CDNIメタデータインターフェイスは、コンテンツの配布に関係するコンテンツメタデータを通信し、CDN間範囲を有することができる。例えば、ジオブロッキング情報、可用性(時間)ウィンドウ、およびアクセス制御機構が、CDNIメタデータの部分でよい。
要求ルーティングは、CDNIルーティングとは異なることがある。要求ルーティングを使用して、エンドユーザからの要求を履行することができる(要求ルーティングはCDNの機能である)。CDNIルーティングを使用して、1または複数のCDN(CDNIルータ)を通じてCDNIシグナリングをルーティングすることができる。
CDNは、静的イメージまたはファイル、ストリーミングコンテンツ、対話型サービスなどのコンテンツをエンドユーザに提供することができる。CDNIは、制御、要求ルーティング、ロギング、およびメタデータを含む、CDN間のインターフェイシングを実現することができる。ピアツーピアCDNIを使用して、CDNを互いに相互接続することができる。これらのCDNはCDNIルーティングを実装することができ、CDNIルーティングは、CDNIを使用して直接的には互いにピアされない2つのCDN間の通信を可能にする。CDNIルーティングは、CDN間の複数の要求ルーティング(RR)メッセージを使用することができる。具体的には、ロギングは、ビジネス関係の部分としてCDNIを通じてリンクされたCDN間の調停を可能にする。
図2に、CDNIルーティングの一例を示す。例えば、CDN#3がCDN#5を通じてCDN#1に配信を委任する場合、CDN#1とCDN#5との間に関連する調停があり、CDN#5とCDN#3との間に別の関連する調停があることがある。あるいは、CDNIログがCDNIルーティングを使用することができ、CDN#1とCDN#3との間の直接的調停を可能にする。
図3に、ファブリックセットアップ、発見、およびルーティング段階を使用する、アップストリームCDN305とダウンストリームCDN310との間のCDNIルーティングの一例を示す。1または複数のCDNIルータCDN315および中間CDNルータ320によってCDNIルーティングを実施することができる。アップストリームCDN305は、エンドユーザIPアドレスもしくはIPブロック、またはターゲットCDNノードIPアドレスを使用することにより、ダウンストリームCDN310にメッセージを送ることができる。初期メッセージの後にソースルーティングを使用することができる。
現在、2つのCDNの間でCDNIが想定される。第1のCDNは、第2のCDNにコンテンツ配信を委任することを決定することができ、第2のCDNは、別の相互接続されたCDNに対して委任することができる。CDNは、必ずしも直接的に相互接続されない別のCDNに委任することを決定することができる。したがって、CDN相互接続の範囲は、ローカルからグローバルにシフトすることができ、単一のコンテンツインターネットワーク内の多くのCDNを相互接続する。
図3に示すように、こうしたルーティング方法の説明は、ルーティングプロトコル、リモートピアCDN発見(これは、CDNIユニキャストに対して適用可能である)、および実際のCDNIメッセージルーティングを含むことができる。様々なルーティング方法の間で一般的なものは、CDNがCDNIをビジネス関係の部分として使用して互いに相互接続することである。複数の相互接続を有するCDNは、他のCDNにCDNIルーティングサービスを提供することができる。さらに、相互接続されたCDNの一部は、「アクセスCDN」、すなわちインターネットサービスプロバイダ(ISP)またはモバイルネットワークオペレータ(MNO)によって配置され、このオペレータのエンドユーザにより効率的にサービスするようにオペレータのネットワークに統合されたCDNでよい。
図4に、より大規模なCDNIアーキテクチャ内のCDNIルーティング機能を提示する。CDNIプロトコルを使用して、CDNIルータCDN315をアップストリームCDN305とダウンストリームCDN310の両方に直接的にピアすることができる。アップストリームCDN305とダウンストリームCDN310は直接的に相互接続されないが、それでも、CDNIルータCDN315の仲裁を通じて、要求ルーティング、メタデータ、ログ、およびコンテンツパージ要求メッセージなどの何らかの制御メッセージを交換することができる。CDNIルーティングプロトコルを使用して、相互接続されたCDNピア間のCDNIルートを交換することができる。
図4に示すCDNIルーティング機能は、様々なルーティング方法(cdni−local−link、end user based、cdni−unicast、cdni−multicast、cdni−broadcast)、ピアCDN発見(特に要求ルーティングに関する)、CDNIルーティングに関するプロトコル(すなわち、CDN間のルーティング情報交換)、CDNI要求ルーティングに関するプロトコル、およびアクセスCDN Roleをサポートすることができる。アクセスCDNは、「プル」CDN再選択機構を使用することができる。
CDNIルータは、CDNIを使用して2つ以上のCDNに相互接続され、ある相互接続されたCDNから別の相互接続されたCDNにCDNIシグナリングを転送することのできるエンティティである。例えば、CDN Aは、CDN BおよびCDN Cと相互接続することができる。CDN BとCDN Cは互いに相互接続されない。CDN Aは、CDN BおよびCDN Cが互いへのコンテンツ配信、ならびにログの交換などの他の関連するCDNI操作を委任することができるような形で、CDN BおよびCDN Cに「CDNIルーティング」サービスを提供する。
アクセスCDNは、アクセスプロバイダのエンドユーザにより良くサービスするために、セルラネットワークオペレータやISPなどのアクセスプロバイダによって配置されるCDNである。多くのCDNが互いに(直接的に、またはCDNIルータを通じて間接的に)相互接続される状況では、アクセスCDNは、IPアドレス範囲を使用することなどによって、「これがすべての自分のエンドユーザである」ことを他に公示することができる。この情報を使用して、所与のエンドユーザに関する「最良のCDN」を発見することができる。
「エンドユーザベースの」ルーティングは、すべての相互接続されたCDNにアクセスCDNエンドユーザ情報を流布するためにルーティングプロトコルが使用されるCDNIルーティング方式である。さらに、アップストリームCDNおよびすべての中間CDNIルータは、この情報を使用して、CDNIメッセージを、所与のエンドユーザに関する適切なアクセスCDNに向けて送ることができる。具体的には、コンテンツ要求を発信するエンドユーザに関連する要求ルーティングメッセージなど、このルーティング方式を使用して送られるCDNIメッセージを所与のエンドユーザに明白に関係付けることができる。
エンドユーザベースのルーティングでは、図4に示すアップストリームCDN315は、所与のコンテンツを所与のエンドユーザまたはエンドユーザのセットに配信するために最良のピアCDNを探し出すことができる。実際のピアCDNは、先験的に知られていないことがあるが、CDNIルーティング機構を通じて発見することができる。これを可能にするために、アクセスCDNは、CDNIを介して、その関連されるエンドユーザ(すなわち、この「アクセスCDN」を配置するアクセスプロバイダのエンドユーザ)のIPアドレスブロックのセットを公示することができる。CDNIルータCDNは、ルートを交換して、次のホップCDNに合致するIPアドレスブロックであるルーティングテーブルを構築することができる。
エンドユーザベースのCDNIルーティングが有益である使用ケースの例は、非グローバルCDNが世界中のエンドユーザに到達することを援助することを含み、したがってCDNの連合がグローバルCDNに対抗することを可能にし、MNOがマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)などのマルチキャスト解決策を使用して非常に人気のあるコンテンツを配信することによってネットワーク使用を最適化する。さらに、認可CDNは、一定のサービス品質を最も保証することのできるアクセスCDNに到達することができる。それが特定のエンドユーザのアクセスプロバイダのネットワークに統合されるからである。
図5に、CDNIエンドユーザベースのルーティングをコンテンツ要求ルーティングでどのように使用することができるかの一例を示す。エンドユーザリダイレクション(特に520、515、および530)は、CDN 1の特定の実装に応じて変動することがある。再帰的要求ルーティング方法を使用することができる(すなわち、全体の手順は515〜530の間で行われる)が、その代わりに反復ルーティング方法を使用することができる(すなわち、CDN1がエンドユーザをCDNIルータにリダイレクトし、エンドユーザは、CDNIルータCDNに要求を送信することができ、CDNIルータCDNは、Third Generation Partnership Project(3GPP)アクセスネットワークにリダイレクトすることができ、以下同様である)。通常は複数のホップが使用されるので、配信スタートアップ遅延およびエンドカスタマに到達するリダイレクション数を低減するために、再帰的要求ルーティング方法が好ましい方法である。
505では、CDNIを介してCDNIルーティング情報を交換することができる。これに基づいて、CDN1は、CDNIルータを通じてA.B.0.0/16およびC.D.0.0/16を管理するアクセスCDNに到達することができることを知ることができる。
510では、WTRU1上のウェブブラウザが、オリジンサーバからウェブページを得ることができ、オリジンサーバは、CDN1上に格納されたオブジェクトに対するポインタを含む(例えば、3GP−DASH準拠ムービーに関連するメタデータを指すユニフォームリソースロケーション(URL)http://media.example.cdn.com/movie1.mpd)。
515では、WTRU1は、media.example.cdn.comを解決することができる。ドメイン名システム(DNS)要求が、アクセスネットワーク(図示せず)内のローカルDNSサーバを通過することができる。ある時点で、DNS要求は、CDN1内の拡張DNSサーバに到達することができる(実際には、ローカルDNSサーバが、通常のDNS解決手順の部分として、いくつかのDNSサーバに次々に照会することができる)。図5は、CDN1の拡張DNSサーバに向かう単一の矢印を示す。この拡張DNSサーバは、要求ルーティング手順(520および525)を開始することができる。
520では、要求ルーティング手順の部分として、配信を委任するために、メッセージがCDNIルータCDNを通じて3GPPアクセスCDNに送られる。CDNIルータが、IPアドレスブロックA.B.0.0/16およびC.D.0.0/16へのルートを有したことを前に公示したので、このメッセージを送ることができる。エンドユーザローカルDNSサーバIPアドレスがこれらのブロックのうちの1つの中にあるので、CDN1は、要求ルーティングCDNIメッセージをCDNIルータに送ることができる。それ自体のルーティングテーブルに基づいて、CDNIルータは、CDNIを介して3GPPアクセスCDNにメッセージを転送することができる。
525では、3GPPアクセスCDNは、選択されたサロゲートのIPアドレスを受諾し、返すことができる。あるいは、DNSベースのコンテンツ要求(515)の代わりに、530で、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)GETを要求として使用し、リダイレクション HTTP 3xxを応答として使用することなどによってリダイレクションベースのコンテンツ要求が使用された場合、3GPPアクセスCDNは、IPアドレスの代わりにホスト名を返すことができる。
530では、DNS解決手順が、WTRU1が、CDN1から選択されたサロゲートIPアドレスを受信することで完了する。
次いで、535では、WTRU1は、HTTP GETを使用することなどによってコンテンツ配信を開始し、メタデータファイルを得ることができる。あるいは、530でエンドユーザに返されたIPアドレスが、サロゲートではなく、3GPPアクセスCDNリダイレクタ機能のIPアドレスであった場合、ここでは実際のサロゲートに対する別のリダイレクションが行われることがある。
540では、必要な場合、3GPPアクセスネットワークが、CDNIルータを通じてCDN1からメタデータを得ることができる。
545では、必要な場合、サロゲートがCDN1からコンテンツを取得することができる。
550では、3GPPアクセスネットワークサロゲートが、コンテンツ配信に進むことができる。
1または複数のCDNが、エンドユーザベースのルーティングを系統的に(または少なくとも人気のコンテンツについて)使用して、アクセスCDNに配信を委任する場合、アクセスCDNは、人気のあるコンテンツに関する新しい配信に対して適切な処置を取ることができる。例えば、所与の時間枠について毎秒n回の配信を超える受信のために、所与のコンテンツが非常に人気となる場合、アクセスCDNがその時点の前に配信要求を下げると仮定して、アクセスCDNは、この時点から、配信要求レートが下落するまで、配信自体を実施することを決定することができる。さらに、アクセスCDNはまた、この人気度の上昇の検出に基づいて、スケーラビリティを得るために、マルチキャストまたはP2P配信方法を使用して、コンテンツを配布することを決定することができる。図6に、このタイプのアクセスCDN挙動を示す。別の例では、アクセスCDNは、所与のパブリッシャまたは所与の認可CDNから発信されるコンテンツを、これらのエンティティとのビジネス関係の部分として配信することを受諾することを決定することができる。
CDNIルータCDNは、互いに相互接続することができ、アクセスCDNと他のCDNとの間のコンテンツインターネットワークを形成することができる。CDNがいくつかの相互接続(すなわち、同一のCDNに向かういくつかのルートの間の)のうちの1つを通じてメッセージをルーティングする選択肢を有するとき、それは、最短ルート、ラウンドロビン、またはコストを最小限に抑えるなどのポリシーに従うことができる。CDNは、CDNIルートアドバタイズメントメッセージを使用してルート情報(IPブロックおよびルート長を含む)を交換することができる。
図7に、定常状態のコンテンツインターネットワーク内の得られるルーティングテーブルを示す。ルーティングテーブルのサイズを限定するために、CDNIルータCDNは、そのピアに、(最短経路または別のアルゴリズムを使用して他のルートの中から選択された)所与のIPブロックに向かう単一のルートを公示することができるだけである。さらに、CDNIルータCDNは、しきい値よりも長いパス長を有する任意のルートを公示しないことを決定することもできる。
いくつかの「兄弟」アクセスCDNが、同一の範囲のエンドユーザをカバーすることができる。例えば、それらは、同一のIPブロックを共有することができ、サービスするメディアのタイプのみが異なり、またはさらにはそれらの間で負荷を共有する。これらの兄弟アクセスCDNは、同一のCDNIルータと相互接続することができ、事前決定された規則に従ってトラフィックを分割するようにCDNIルータとの間の合意を有することができる。図7では、CDNIルータ#2は、要求ルーティングメッセージフィールドで述べたメディアタイプに応じて、アクセスCDN#1および#2へのCDNIトラフィックを分割することができる。別の有効な例は、コンテンツIDのハッシュに従ってCDNIルータ#2に負荷を分割させることである(そのようなハッシュベースのロードバランシングアルゴリズムは、例えばキャッシュアレイルーティングプロトコル(CARP)で使用される)。
この機構はIPベースのルーティング(例えば、ボーダゲートウェイプロトコル(BGP))との類似性を帯びるが、CDNIルーティングは、BGPなどのプロトコルの上に構築することができ、あるいはそれとは全く別個のものでよく、より高いレイヤで動作することができる。CDNIルータCDNは、IP終点であるゲートウェイを通じて他のCDNと通信することができ、CDNIメッセージが転送されるとき、それを、CDNゲートウェイおよび宛先のうちの1つのIPアドレスを使用して、宛先CDNノードに向けて送ることができる。CDNIメッセージヘッダは、IPペイロード内部(例えば、javascript object notation(JSON)または拡張マークアップ言語(XML)として符号化されるHTTPペイロード内部)のCDNIメッセージ内に存在することができる。CDNIルーティング機能は、このヘッダのルーティング方法フィールドを使用して、どのルーティング方法を使用するか(エンドユーザベースの、CDNI−unicastなど)を決定することができ、次いで、この方法に応じて、他のフィールドを使用して、適切なCDNIルーティングテーブル内をルックアップすることができる。
CDN間の可能な調停のために、関連するメッセージについて(例えば、一定のコンテンツに関するすべてのメッセージについて)中間CDNIルータの連鎖を未修正のまま維持することができる。ソースルーティングを使用することができる。初期メッセージ(例えば、所与のコンテンツIDに関する第1のメッセージ)を送ることができ、途中でCDNIルータによってルートをメッセージ内に記録することができる(セッション開始プロトコル(SIP)でのヘッダ使用を介するのと同様に)。同一のコンテンツに関する任意の別のメッセージ(例えば、ログ)を、メッセージに含まれる事前記録されたルートと共に送ることができる。CDNIルータは、この情報を使用してメッセージをルーティングすることができる。この方法は厳密なソースルーティングとして知られ、IPおよびSIPで使用される。
CDNIルータは一般に分散エンティティであるので(それらは通常、本格的なCDNでよい)、内部ボーダゲートウェイプロトコル(IBGP)と同様に、様々な相互接続からの入力をマージするために、CDNIルータ内部で内部ルーティングプロトコル機構を使用することができる。図8に、CDNIルータ内の異なるCDNIゲートウェイでいくつかの相互接続がどのように終了するかを提示する。全体としてのCDNIルータが1つのルーティングテーブルを有する単一のエンティティとして働くように、ゲートウェイを互いに接続し、CDNIルーティング情報を交換することができる。この内部プロトコルに関する実装の一例は、CDNIルータのすべてのCDNIゲートウェイの間でルーティングテーブルを同期するために、CDNIルートアドバタイズメントを使用することである。
配置の一例では、グローバルCDN(例えば、Akamai、Limelight)は、それが相互接続するCDNに関するCDNIルータとして働くことができる。配置の別の例では、図9に示すように、CDNIルータとして働くより大規模なISPのCDNの下で、いくつかのローカルISP(それ自体のCDNを配置する)を連合させることができる。例えば、CableLabsの使用に従って動作するケーブルは、他のケーブルネットワークに関するCDNIルータとして働くことができる。
代替の配置シナリオでは、既存のパブリックインターネットルータ(自律システム(AS)間のBGPルータなど)をCDNIゲートウェイと重ね合わせることができる。例えば、BGPルータは、新しいCDNIゲートウェイ機能をサポートすることができ、あるいは、CDNIゲートウェイをBGPルータのそばのインターネット相互接続ポイントに配置することができる。このシナリオでは、CDNは、そのコアネットワークが配置されるASの境界に位置するCDNIゲートウェイと、そのサロゲートの一部がこのASの外側に位置する場合であっても相互接続することができる。いくつかのASを介して分散するCDNは、それがカバーするASのすべてまたは一部の中に位置するCDNIゲートウェイと相互接続することを決定することができる。
IMSを使用するMNOは、そのIMSネットワーク内にアクセスCDNを配置することを決定することができる。このアクセスCDNを他のCDNと相互接続するのに利用可能な配置オプションは、セッションボーダコントローラ(SBC)でよく、これは、シグナリングおよびメディアセットアップを制御するためにピアリング環境で使用される異なるサービスプロバイダネットワークの境界に配置することのできるネットワークベースのエンティティである。さらに、オペレータアクセスおよびバックボーンネットワークを示すようにSBCを配置することができる。3GPPIMSアーキテクチャでは、エントリ/エグジットポイントでのSBCの機能を相互接続ボーダ制御機能(IBCF)によって実施することができる。CDNIゲートウェイによって実施されるCDNIルーティングメッセージングおよびメディア中継機能を、IBCFにマッピングすることができる。すなわち、境界点で、IBCFそれ自体またはIBCFと共に相互運用するインターネットワーキング機能(IWF)が、CDNIルーティングを処理することができる。telecommunications and Internet converged services and protocols for advanced networks(TISPAN)アーキテクチャについて同様の配置を有効にすることもできる。この機能配布により、3GPPオペレータが、そのアクセスCDNネットワークと他の3GPPまたは非3GPPオペレータ(例えばIPTVネットワーク)CDNとの間の関係を明確に識別することができる。
CDNI相互接続の例は、IBCF−IBCF(SIPを使用して、2つのIMSベースのCDN間でCDNIを符号化する)、またはIWF−任意のCDNIゲートウェイ(IMSベースのCDNと非IMS CDNとの間のHTTPベースのCDNIを使用する)を含むことができる。図10に、外部IPマルチメディアネットワークインターネットワーキング参照アーキテクチャに対するインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)を示す。図10は、IBCF、IWF、IMSネットワーク、および外部IPマルチメディアネットワークの間の関係を示す。IWFまたはIBCFによってCDNIルーティングシグナリングを終了することができる。
新しいCDNIルーティングアドバタイズメントメッセージは、新しいCDNIルーティングアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)の部分でよい。このメッセージを使用して、アクセスCDNは、そのエンドユーザに(IPv4またはIPv6アドレスブロックのセットを)公示することができ、CDNIルータは、相互接続されたアクセスCDNのエンドユーザに向かうルートを公示することができる。この情報を初期CDNI接続時にCDNピア間で交換することができ、必要なときに後で更新することができる。アクセスCDNまたはCDNIルータの役割を持たない別のCDNは、ルート情報を公示することができないが、それを他から受信することができる。ルートアドバタイズメントの受信時に、CDNは、エンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルを埋め、または更新することができる。CDNは、同一のIPブロックまたは交差するIPブロックに向かういくつかのルートを維持することができる。これらのルート間のルーティング決定は、最短経路、最低コスト、フェイルオーバ、または他のポリシーに基づくことができる。CDNは、望まないアドバタイズメントまたは使用することができないアドバタイズメントを拒否することができる。CDNは、CDNI制御APIを使用して交換される機能を使用して、CDNIルーティングAPIをサポートするかどうかを互いに示すことができる。
ピアツーピアCDNIリンクは、ピア間のあらかじめ存在する信頼関係に基づくことができる。この信頼関係は、アクセスCDNがそのエンドユーザを適切に宣言すること、およびCDNIルータが正しいパス長でルートを適切に公示することを保証するのに重要である。
図11Aおよび11Bに、CDNIルータを介する、およびアクセスCDN間の直接的なエンドユーザベースのルートアドバタイズメントの一例を示す。CDNIルートアドバタイズメントは、XMLまたはJSON over HTTP、または他の符号化(例えばBGP拡張)を使用して符号化することのできる新しいCDNIメッセージである。CDNIルートアドバタイズメントは、送信側CDN ID(例えば、ドメイン名)、第1の初期アドバタイズメント後の後続の更新に関してセットされる「更新」フラグ、IPアドレスブロックをそれぞれ有するルートエントリのセット(例えば、IPv4またはIPv6)、ホップ数単位のパス長、いくつかのルートの間で選択するための追加の入力を与えることのできる、重みなどの追加のパラメータ、およびこのルートに関する追加のポリシーパラメータ(例えば、このルートの末端のアクセスCDNが、そのエンドユーザに対するすべての要求ルーティング手順に含まれることを望むことを示すフラグ)を含む様々なフィールドを含む。CDNは、IPアドレスブロックをそれぞれ有するルーティングエントリのセット(例えば、IPv4またはIPv6)、ホップ数単位のパス長、CDNIルートアドバタイズメントで与えられる追加のパラメータ、および次のホップCDN IDを含む新しいソフトウェアエンティティ(すなわち、エンドユーザベースのCDNIルーティングテーブル)を構築および維持することができる。
CDN要求ルーティング手順は、エンドユーザがコンテンツ要求を送るときに行うことができる。認可CDNがDNSベースのリダイレクション方法を使用する場合、コンテンツ要求は、CDNがそれに対して権限のある完全修飾ドメイン名(FQDN)を求めるDNS要求の形を取ることができる。あるいは、CDNがHTTPリダイレクション方法を使用している場合、コンテンツ要求は、オリジンサーバまたは認可CDNリダイレクタ機能に向けられる初期HTTP GETでよい。コンテンツ要求は、他の形態(例えば、SIP INVITE)を取ることもできる。コンテンツ要求は、適切なサロゲートを識別し、このサロゲートにエンドユーザを向けることを担当する認可CDN要求ルーティング機能に到達することができる。要求ルーティング手順は、別のCDNに配信を委任するCDN間通信を含むことができる。この手順は、1または複数のCDNに縦続接続することができる。
要求ルーティング手順を開始するアップストリームCDNは、エンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルをチェックし、コンテンツ配信のエンドユーザをサービスするアクセスCDNがあることを判定する。アップストリームCDNは、手順でこのアクセスCDNを使用することができる(例えば、CDNIルーティングテーブルエントリがこのエントリに関するこの挙動を要求するフラグを含んだため)。次いで、アップストリームCDNは、CDNI要求ルーティングメッセージを構築し、それをCDNIルーティングテーブル選択エントリによって示される次のホップに送ることができる。あらゆる中間CDNIルータは、そのエンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルに従ってメッセージをルーティングすることができる。あらゆる中間CDNIルータは、メッセージ内のそのCDN IDを追加することによって要求を更新することができる(CDNI応答に対してソースルーティングを使用することを可能にし、SIPヘッダを介するものと同様である)。最後に、メッセージはアクセスCDNに到達することができ、それは、コンテンツを配信するか否かを判定することができる。応答を構築するとき、アクセスCDNは、要求から記録されたルート情報を介してコピーすることができ、それを中間CDNIルータによって使用して、要求によって取られたのと同一のルートに沿ってこの応答を転送することができる。
図12に、要求ルーティング呼出しフローの一例を示す。XMLまたはJSON over HTTP、または他の符号化を使用して、これらの新しいCDNI要求ルーティングメッセージを符号化することができる。さらに、汎用CDNIメッセージヘッダが、すべてのCDNIメッセージ内に存在し、CDNIルーティング目的で使用することができる。
CDNIメッセージヘッダは、このメッセージをどのようにルーティングすべきかを示すコードを使用することにより、ルーティング方法を示すことができる。例えば、link−local方法では、このメッセージに対して実施すべきCDNIルーティングはなく、エンドユーザベースのCDNIルーティングでは、エンドユーザベースのCDNIルーティングテーブル内の(このメッセージ内の別のフィールドに存在する)エンドユーザIPアドレスと、送信側および後続のCDNIルータが(メッセージ内に存在する)記録されたルート内でそれら自体を見つけ、次いで記録されたルート内の次のCDNにメッセージを転送するソースルーティングの最良の一致を見つけることによってCDNIルーティングを実施することができる。
CDNI要求ヘッダは、メッセージの最後の宛先の識別子(例えば、ドメイン名)を使用して宛先CDNを示すことができ、宛先が未知のとき(例えば、エンドユーザベースのCDNIルーティングが使用されるとき)はそれは省略される。
CDNI要求ヘッダはソースCDNを示すことができる(要求では、認可CDNと同じであるべきである)。CDNI要求ヘッダはメッセージ IDを示すことができる(これは、所与のソースCDNの範囲内の固有IDである)。例えば、送信側は、送られるメッセージごとに1つだけ内部カウンタを増分することができる。
CDNI要求ヘッダは、経路中の中間CDNを記録するCDN IDのリストを使用して記録されるルートを示すことができ、それは、メッセージを転送するときにそのIDを追加している(これは、応答のルーティングを可能にし、ルーティングループを検出するためである)。
CDNI要求ヘッダは有効期間(TTL)フィールドを含むことができる(ルーティングループを回避するための代替)。
CDNI要求ルーティング要求(REQ)メッセージは、CDNIメッセージヘッダおよび配信識別(認可CDN ID、コンテンツID、およびIPアドレス(または、利用不能である場合、そのローカルDNSサーバIPアドレス)などのエンドユーザID)を含むことができる。
CDNI要求ルーティング応答(RSP)メッセージは、CDNIメッセージヘッダ(宛先およびソースCDNを適切に予約することができ、恐らくは予約された順序で、記録されたルートを要求からコピーすることができる)、配信識別(REQと同一のフィールド)、および配信する決定(Yes/No)を含むことができる。
CDNIユニキャストルーティングおよびサービスベースのCDN発見手順を以下のように実装することができる。ソースCDNは、直接に接続することのできる特定の宛先CDNに到達することを望むことがある。宛先CDN自体は既知であり、ルーティングはエンドユーザ位置に依存しない。この宛先は、ソースCDNによって「先験的に」知ることができ、あるいは発見機構を使用して、最良の宛先CDNを求める(通常、所与の配信のために使用する最良のCDNを求める)ことができる。したがって、この手順は、ルーティング側(ルーティングファブリックセットアップおよびルーティング自体をカバーする)と、宛先CDN発見側とを有する。
CDNIルータCDNに接続するCDNは、それ自体のノードのIPアドレスブロックのセット(通常は、CDNオペレータによって直接的に使用されるパブリックIPアドレス)を提供することができる。CDNは、ルーティング情報を交換することができ、それによってIPブロックは、エンドユーザIPブロックではなく、CDNコアネットワークIPブロックであり、非ルータCDNは、それ自体のローカルIPブロックを公示することができ(2つの非ルータCDNがこのようにして相互接続することができる)、CDNIルータは、それ自体のローカルIPブロックと、それがルーティングすることのできるIPブロックの両方を公示することができ、ここではアクセスCDN役割は関係がない。
CDNIルートアドバタイズメントに基づく相互接続されたCDNによってCDNIユニキャストルーティングテーブルを維持することができる。ルーティングテーブルは、エンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルとは別個のものでよいが、エンドユーザおよびCDNコアネットワークのIPアドレス空間は通常は同一のパブリックIPアドレス空間であるので、それらを分離する実際上の理由はないことがある。あるいは、CDNIユニキャストルーティングテーブルは、IPアドレスの代わりにCDN IDを使用することができ、そのケースでは、ルーティングテーブルは、互いに別個のままでよい。
CDNIルーティングアドバタイズメントでは、IPアドレスブロックは、アクセスCDNエンドユーザではなく、CDNコアネットワークに属することができる。CDNIユニキャストルーティングテーブルは、エンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルと同一のフィールドを有することができる。IPアドレスブロックは、アクセスCDNエンドユーザではなく、CDNコアネットワークに属することができる。あるいは、CDNIユニキャストルーティングテーブルに、IPアドレスではなく、CDN ID(ドメイン名など)をポピュレートすることができる。
図13Aおよび13Bは、CDNIユニキャストルーティングを使用するコンテンツネットワークを示す。ルーティングテーブルは定常状態で表される。
CDNIメッセージは、新しいルーティング方法フィールド値CDNIユニキャストを使用することができる。応答メッセージおよび他の関連メッセージは、ソースルーティングまたはCDNIユニキャストルーティングを使用することができる。ソースルーティングの利点は、すべての関連メッセージについて同一のルートを使用することができることを保証することができることである。CDNIユニキャストをサポートするようにCDNIメッセージヘッダを更新することができる。
CDNIメッセージヘッダに関するルーティング方法を新しい方法で更新することができ、それによってCDNIユニキャストについて、CDNIルータは、(ルックアップのために宛先IPアドレスを使用して)このメッセージを、ローカルCDNIユニキャストルーティングテーブル内の最良に一致するルーティングエントリから次のホップに転送することができる。ルーティングテーブルに一致が見つからない場合、メッセージをドロップすることができる。CDNI宛先IPアドレス(例えば、宛先CDNのCDNIゲートウェイまたは他のCDNIコアネットワークノードのIPアドレス)、およびCDNIソースIPアドレス(必要な場合、応答するために受信機によって使用される)を含む新しいフィールドを追加することができる。あるいは、これらの最後の2つの新しいフィールドをCDNI宛先/ソースCDN ID(ドメイン名など)で置換することができる。
オフラインプロビジョニング、外部発見サービス、およびCDNIマルチキャストまたはブロードキャストを使用する発見メッセージを含む様々な方式で宛先CDN発見を実施することができる。事前合意または単にオフラインマッピング決定に基づいて、宛先CDNIPアドレスブロックまたはIDでソースCDNをプロビジョニングすることができる。あるいは、外部発見サービスを使用して、CDNを登録および照会することができる。例えば、この目的でアプリケーション層トラフィック最適化(ALTO)を使用することができる。CDN内部のサロゲート選択のためにALTOを使用することができ、ALTOサーバ相互接続がCDNIに対して提案される。より高いレベルマッピングを使用することができ、それによって、所与のタイプのコンテンツを所与のエンドユーザに配信することを求める照会に応答して、潜在的なCDNのリスト、および他のパラメータを返すことができる。次いで、この情報に基づいて、CDNは、返されたCDNで要求ルーティング手順を開始することができる。
図14に、CDN位置サービスに関する使用の一例を示し、それによってピア発見が外部発見サービスを使用することができる。CDN登録および発見メッセージが図14に示される。これらのメッセージは、非CDNIメッセージでよく(例えば、サードパーティ運用サーバに送られるALTOメッセージ)、あるいはこれらのメッセージを、CDNIルーティングを使用してCDNIを介して送ることができる(例えば、相互接続されたCDNのうちの1つによってホストされる位置サービス)。
ソースCDNによってCDN発見メッセージを使用して、1または複数の候補を得ることができる。この発見メッセージは、エンドユーザベースのマルチキャストまたはブロードキャストCDNIルーティング方法を使用することができる。発見メッセージ応答は、CDNフットプリント、サポートされるメディアタイプなどについての情報を含むことができる。
CDNIピア発見REQメッセージは、CDNIメッセージメッセージヘッダおよび配布パラメータ(すなわち、エンドユーザIPアドレス範囲、メディアタイプなどのコンテンツ配布の特性であるもの)を含むことができる。これが存在する場合、受信機CDNは、これらのパラメータに対するその応答を限定することができる(例えば、それらは、所与のメディアタイプをサポートしない場合、要求を拒否することができる)。
CDNIピア発見RSPメッセージは、CDNIメッセージヘッダ、リターンコード(受諾/拒否、それによって、拒否を使用する代わりに、要求についてCDNIマルチキャストまたはCDNIブロードキャストが使用されるとき、応答を省略することができる)、および配布パラメータ(すなわち、エンドユーザIPアドレス範囲、メディアタイプなどの、このCDNにとって受け入れられるコンテンツ配布の特性であるもの)を含むことができる。
図15に、CDNがグループに加入することができ、別のCDNがグループに発見要求を送ることのできるCDNIマルチキャストシナリオの一例を示す。図15は、CDNIピア発見メッセージおよびマルチキャストを使用するピア発見の一例を表す。
図16に、CDNがCDNIブロードキャスト発見要求を送るCDNIブロードキャストシナリオの一例を示す。図16は、CDNIピア発見メッセージおよびブロードキャストを使用するピア発見の一例を表す。
CDNIマルチキャストルーティングでは、アップストリームCDNは、それが相互接続するCDNIルータCDNにグループメンバシッップ情報を提供するCDNの所与のグループに到達することを望むことがある。ルーティング情報を交換するとき、CDNIルータCDNは、グループメンバシップをも含むことができる。CDNIルーティング方法「CDNIマルチキャスト」を有するCDNIメッセージをグループに向けて送ることができ(新しいCDNIメッセージフィールド)、グループのすべてのメンバに到達するように、必要に応じてCDNIルータによって複製することができる。CDNIユニキャストルーティング方法を使用して、CDNI応答および別の関連メッセージを送ることができる。
CDNIグループメンバシップ管理に関する新しいCDNIメッセージ(このメッセージは、新しいCDNI「ルーティング」APIの部分でよい)は、CDNIメッセージヘッダ(通常はルーティング方法「link−local」を使用することができる)、加入または退出コマンド、およびグループID(例えば、文字列またはIPアドレス)を含むことができる。クラッシュを避けるため、既存のマルチキャストグループのグローバルレジストリを使用することができる。あるいは、IPアドレスをグループIDとして使用することができる。
例えば、CDNは、「Canadian」マルチキャストグループに加入することができる。すべての相互接続されるCDNIルータは、最後には、このグループのメンバに向かうルートを得ることに行きつくことができる。認可CDNは、このグループに発見メッセージを送り、カナダでコンテンツを配布することができ、そのことを望む、接続されたCDNのリストを得ることができる。通常、任意のCDNが、CDNIを介してCDNIルータピアに加入メッセージを送ることにより、マルチキャストグループに加入することを決定することができる。CDNIメッセージングを使用して、CDNIルータ間でグループメンバシップを広げることができる。例えば、プロトコル独立マルチキャストスパースモード(PIM−SM)または距離ベクトルマルチキャストルーティングプロトコル(DVMRP)に基づくCDNIプロトコルを使用することができる。
CDNIマルチキャストルーティングメッセージを移送するための新しいCDNIメッセージ(このメッセージは、新しいCDNI「Routing」APIの部分でよい)は、CDNIメッセージヘッダを含むことができる(通常は、ルーティング方法「link−local」を使用することができる)。(例えば、PIM−SMまたはDVMRPに基づいて)マルチキャストルーティングメッセージをカプセル化することができる。
CDNIマルチキャストをサポートするようにCDNIメッセージヘッダを更新することができる。新しいCDNIマルチキャスト方法でルーティング方法を更新することができ、それによってCDNIルータは、このグループに加入したすべてのCDNに向けてこのメッセージを転送することができ、宛先CDNIマルチキャストグループフィールドを含むことができる。
CDNIブロードキャストルーティングでは、アップストリームCDNは、(CDNI要求ルーティングメッセージで指定される他の制約内で)コンテンツを配信することを望む任意のCDNに到達することを望むことがある。例えば、メッセージは、nホップの限度内のすべてのCDNに到達することができる。このタイプのメッセージは、発見方式を実装するのに有用であることがあり、または緊急なネットワーク全体の警報メッセージのために有用であることがある。CDNIブロードキャストをサポートするようにCDNIメッセージヘッダを更新することができる。新しいCDNIブロードキャスト方法でルーティング方法を更新することができ、それによってCDNIルータは、反転経路転送(RPF)、メッセージ有効期間(TTL)フィールド、メッセージIDを使用する重複検出などの機構を使用してループを回避しながら、すべての他の相互接続されたCDNに向けてこのメッセージを転送することができる。
ルーティング決定は、コンテンツID(すなわち、コンテンツインターネットワークの範囲内の、1つのコンテンツを情報一意に記述する1つの情報)に基づくことができる。例えば、そのようなコンテンツIDを、このコンテンツに関する認可CDNのグローバルCDN ID(例えば、ドメイン名)、認可CDNによって提供されるパブリッシャID(例えば、口座番号)、またはパブリッシャによって提供されるパブリッシャID(例えば、ドメイン名)、およびこの特定のコンテンツについてパブリッシャによって提供される文字列の連結から構成することができる。
CDNIルータは、CDNIヘッダ内に存在するコンテンツIDを、CDNによって公示されるコンテンツID(またはコンテンツIDのセット)を格納する内部コンテンツルーティングテーブルと比較し、すべての一致する受信側に向けてメッセージを転送することができる。あるいは、CDNは、すべての受信側ではなく、1つの一致する受信側(例えば、最も近いもの)にメッセージを転送することができる。例えば、いくつかのCDNは、特定のパブリッシャ(例えば、Youtube)からコンテンツを配信することへのその関心を公示することができる。これらのCDNは、コンテンツIDベースのルーティング方法を使用してルーティング要求を受信することができる(かつ、ソースルーティング方法を使用して応答することができる)。
新しいCDNI「ルーティング」APIの新しいCDNIメッセージ部分は、CDNIコンテンツIDベースのルーティングメッセージを含むことができる。通常は、ルーティング方法「link−local」を使用することができる。メッセージは、送信側CDNが配信することに関心を持っているコンテンツIDのセットを含むことができる。コンテンツIDが構築される場合、ワイルドカードを使用して、所与のパブリッシャおよび/または所与の認可CDNからのすべてのコンテンツを指定することができる。
コンテンツIDベースのルーティングをサポートするようにCDNIメッセージヘッダが更新される。CDNIコンテンツIDベースのルーティングを使用する新しい方法でルーティング方法を更新することができ、それによってCDNIルータは、このコンテンツを公示するすべてのCDNに向けてこのメッセージを転送することができる。
本明細書に記載の様々な実施形態を、同一のルーティングファブリック上で同時に使用することができる。CDNIメッセージヘッダフィールド「routing method」を必要に応じて送信側で設定することができ、経路上のあらゆるCDNは、このフィールドで指定される方法に基づいてCDNIルーティングを実施することができる。
実施形態
1.CDNIシグナリングを転送するコンテンツ配信ネットワーク相互接続(CDNI)ルータコンテンツ配信ネットワーク(CDN)によって使用される方法であって、
第1のCDNIを第1のCDNで確立すること、
第2のCDNIを第2のCDNで確立すること、
第1のCDNおよび第2のCDNのうちの少なくとも1つからCDNIルートアドバタイズメントメッセージを受信することであって、CDNIルートアドバタイズメントメッセージはエンドユーザインターネットプロトコル(IP)アドレスブロックのセットを含むこと、
CDNIルートアドバタイズメントメッセージ内のIPアドレスブロックに基づいて、少なくとも1つのエンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルを更新すること、
更新したCDNIルートアドバタイズメントメッセージを、第1のCDNおよび第2のCDNのうちの少なくとも1つに送信すること
を含む方法。
2.第1のCDNおよび第2のCDNのうちの少なくとも1つは、更新したCDNIルートアドバタイズメントメッセージ内のエンドユーザIPアドレスブロックに基づいて、少なくとも1つのエンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルを更新する実施形態1の方法。
3.CDNIルートアドバタイズメントメッセージは、CDNIヘッダ内にコンテンツ識別(ID)を含む実施形態1〜2のいずれか1つの方法。
4.CDNIルートアドバタイズメントメッセージ内のコンテンツIDを、コンテンツIDを格納するコンテンツルーティングテーブルと比較すること、および
コンテンツルーティングテーブルによって示される少なくとも1つの一致する受信側に、CDNIルートアドバタイズメントメッセージを転送すること
をさらに含む実施形態3の方法。
5.CDNIルートアドバタイズメントメッセージは、ルーティングエントリのセットを含む実施形態1〜4のいずれか1つの方法。
6.各ルートエントリは、IPアドレスブロック、ホップ数単位のパス長、ルートを選択するのに使用されるパラメータ、および選択されるルートに関連するポリシーパラメータを含む実施形態5の方法。
7.エンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルのそれぞれは、ルーティングエントリのセットを格納する実施形態2〜6のいずれか1つの方法。
8.各ルートエントリは、IPアドレスブロック、ホップ数単位のパス長、ルートを選択するのに使用されるパラメータ、選択されるルートに関連するポリシーパラメータ、および次のホップCDN識別(ID)を含む実施形態7の方法。
9.第1のCDNおよび第2のCDNのうちの少なくとも1つによって受信される配信要求に基づいてコンテンツの人気度を決定すること、および
決定した人気度に基づいてマルチキャストまたはポイントツーポイント(P2P)配信方法を使用してコンテンツを配布すること
をさらに含む実施形態1〜8のいずれか1つの方法。
10.第1のCDNはアップストリームCDNであり、第2のCDNはダウンストリームCDNである実施形態1〜9のいずれか1つの方法。
11.CDNIルータCDNは、少なくとも1つのCDNIルータCDNおよび少なくとも1つの中間CDNルータを含む実施形態1〜10のいずれか1つの方法。
12.第1のCDNおよび第2のCDNのうちの少なくとも1つはアクセスCDNである実施形態1〜11のいずれか1つの方法。
13.コンテンツ配信ネットワーク相互接続(CDNI)シグナリングを転送するアップストリームコンテンツ配信ネットワーク(CDN)によって使用される方法であって、
エンドユーザからコンテンツ要求メッセージを受信すること、
エンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルにアクセスして、エンドユーザにサービスするアクセスCDNがあるかどうかを判定すること
CDNI要求ルーティングメッセージを生成すること、
CDNIルーティングテーブル内の選択されたエントリによって示される少なくとも1つの次のホップに、CDNI要求ルーティングメッセージを送信することであって、少なくとも1つの次のホップは少なくとも1つのCDNIルータであり、CDNIルータはこのCDNI要求ルーティング応答メッセージを更新し、アクセスCDNに転送すること、および
CDNI要求ルーティング応答メッセージを受信すること
を含む方法。
14.CDNI要求ルーティングメッセージは、ルーティング方法コードを示すCDNIメッセージヘッダを含む実施形態13の方法。
15.ルーティング方法コードは、CDNI要求ルーティングメッセージに対してCDNIルーティングを実施すべきか否かを示す実施形態14の方法。
16.CDNIメッセージヘッダは宛先CDNおよびソースCDNを識別する実施形態14の方法。
17.CDNIメッセージヘッダは有効期間(TTL)フィールドを含む実施形態14の方法。
18.CDNI要求ルーティング応答メッセージは、ルーティング方法コードを示すCDNIメッセージヘッダを含む実施形態13の方法。
19.CDNIルートアドバタイズメントメッセージを受信するように構成された入力であって、CDNIルートアドバタイズメントメッセージはルーティングエントリのセットを含み、各ルートエントリは、IPアドレスブロック、ホップ数単位のパス長、ルートを選択するのに使用されるパラメータ、および選択されるルートに関連するポリシーパラメータを含む入力と、
CDNIルートアドバタイズメントメッセージ内のIPアドレスブロックに基づいて、少なくとも1つのエンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルを更新するように構成されたプロセッサと、
更新したCDNIルートアドバタイズメントメッセージを送信するように構成された出力と
を備えるコンテンツ配信ネットワーク相互接続(CDNI)ルータコンテンツ配信ネットワーク(CDN)。
20.CDNIルータCDNは、少なくとも1つのCDNIルータCDNおよび少なくとも1つの中間CDNルータを含む実施形態19のCDNIルータCDN。
21.CDNIルートアドバタイズメントメッセージは送信側CDN識別(ID)を含む実施形態19のCDNIルータCDN。
22.CDNIルートアドバタイズメントメッセージは、第1の初期アドバタイズメント後の後続の更新に関してセットされる更新フラグを含む実施形態19のCDNIルータCDN。
特徴および要素が特定の組合せで上記で説明されるが、各特徴または要素を単独で、または他の特徴および要素との任意の組合せで使用できることを当業者は理解されよう。さらに、本明細書で説明される方法は、コンピュータまたはプロセッサによって実行するためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、ファームウェアで実装することができる。コンピュータ可読媒体の例は、電子信号(ワイヤードまたはワイヤレス接続を介して伝送される)およびコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、限定はしないが、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリ装置、磁気媒体(例えば、内部ハードディスクまたは取外し可能ディスク)、光磁気媒体、コンパクトディスク(CD)やデジタルバーサタイルディスク(DVD)などの光媒体を含む。ソフトウェアに関連してプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、Node−B、eNB、HNB、HeNB、AP、RNC、ワイヤレスルータ、または任意のホストコンピュータで使用する無線周波数トランシーバを実装することができる。

Claims (15)

  1. コンテンツ配信ネットワーク相互接続(CDNI)ルータによって使用されるCDNI方法であって、前記方法は、
    第1のCDNIを第1のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)と確立するステップと、
    第2のCDNIを第2のCDNと確立するステップと、
    前記第1のCDNおよび前記第2のCDNのうちの少なくとも1つから、CDNIルートアドバタイズメントメッセージを受信するステップであって、前記CDNIルートアドバタイズメントメッセージは、エンドユーザインターネットプロトコル(IP)アドレスブロックのセットを含む、ステップと、
    前記CDNIルートアドバタイズメントメッセージ内の前記IPアドレスブロックに基づいて、少なくとも1つのエンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルを更新するステップと、
    更新されたCDNIルートアドバタイズメントメッセージを、前記第1のCDNおよび前記第2のCDNのうちの少なくとも1つに送信するステップであって、前記第1のCDNおよび前記第2のCDNのうちの少なくとも1つは、前記更新されたCDNIルートアドバタイズメントメッセージ内の前記エンドユーザIPアドレスブロックに基づいて、少なくとも1つのエンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルを更新する、ステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. 前記CDNIルートアドバタイズメントメッセージは、CDNIヘッダ内にコンテンツ識別(ID)を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記CDNIルートアドバタイズメントメッセージ内の前記コンテンツIDを、コンテンツIDを格納するコンテンツルーティングテーブルと比較するステップと、
    前記コンテンツルーティングテーブルによって示された少なくとも1つの一致する受信者に、前記CDNIルートアドバタイズメントメッセージを転送するステップと
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記CDNIルートアドバタイズメントメッセージは、ルーティングエントリのセットを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. ルーティングエントリは、IPアドレスブロック、ホップ数におけるパス長、ルートを選択するために使用されるパラメータ、および前記選択されるルートに関連づけられたポリシーパラメータを含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記エンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルのそれぞれは、ルーティングエントリのセットを格納することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. ルーティングエントリは、IPアドレスブロック、ホップ数におけるパス長、ルートを選択するために使用されるパラメータ、前記選択されるルートに関連づけられたポリシーパラメータ、および次のホップCDN識別(ID)を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1のCDNおよび前記第2のCDNのうちの少なくとも1つによって受信された配信要求に基づいてコンテンツの人気を決定するステップと、
    決定した人気に基づいてマルチキャストまたはポイントツーポイント(P2P)配信方法を使用して前記コンテンツを配布するステップと
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1のCDNはアップストリームCDNであり、および前記第2のCDNはダウンストリームCDNであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. アップストリームコンテンツ配信ネットワーク(CDN)によって使用されるコンテンツ配信ネットワーク相互接続(CDNI)方法であって、前記方法は、
    エンドユーザからコンテンツ要求メッセージを受信するステップと、
    エンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルにアクセスして、前記エンドユーザにサービスするアクセスCDNがあるかどうかを判定するステップと、
    CDNI要求ルーティングメッセージを生成するステップと、
    前記CDNIルーティングテーブル内の選択されたエントリによって示された少なくとも1つの次のホップに、前記CDNI要求ルーティングメッセージを送信するステップであって、前記少なくとも1つの次のホップは、少なくとも1つのCDNIルータであり、前記CDNIルータは、前記CDNI要求ルーティングメッセージを更新し、かつ前記アクセスCDNに転送する、ステップと、
    CDNI要求ルーティング応答メッセージを受信するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  11. 前記CDNI要求ルーティングメッセージは、ルーティング方法コードを示すCDNIメッセージヘッダを含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. コンテンツ配信ネットワーク相互接続(CDNI)ルートアドバタイズメントメッセージを受信するように構成された入力であって、前記CDNIルートアドバタイズメントメッセージは、ルーティングエントリのセットを含み、各ルーティングエントリは、インターネットプロトコル(IP)アドレスブロック、ホップ数におけるパス長、ルートを選択するために使用されるパラメータ、および前記選択されるルートに関連づけられたポリシーパラメータを含む、入力と、
    前記CDNIルートアドバタイズメントメッセージ内の前記IPアドレスブロックに基づいて、少なくとも1つのエンドユーザベースのCDNIルーティングテーブルを更新するように構成されたプロセッサと、
    更新されたCDNIルートアドバタイズメントメッセージを送信するように構成された出力装置と
    を備えたことを特徴とするCDNIルータ。
  13. 前記CDNIルータは、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)であることを特徴とする請求項12に記載のCDNIルータ。
  14. 前記CDNIルートアドバタイズメントメッセージは送信者CDN識別(ID)を含むことを特徴とする請求項12に記載のCDNIルータ。
  15. 前記CDNIルートアドバタイズメントメッセージは、第1の初期アドバタイズメント後の後続の更新に対してセットされる更新フラグを含むことを特徴とする請求項12に記載のCDNIルータ。
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