JP5830476B2 - 伝送システム、上位側伝送装置および下位側伝送装置 - Google Patents

伝送システム、上位側伝送装置および下位側伝送装置 Download PDF

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Description

本発明は、伝送システム、上位側伝送装置および下位側伝送装置に関する。
一般に、伝送システムは、複数の伝送装置(下位側伝送装置と称する)と、これらの下位側伝送装置を監視および制御する伝送装置(上位側伝送装置と称する)とを有している。このような伝送システムでは、監視および制御を行うためのプロトコルとして、例えばEthernet(登録商標)−OAM(Operation Administration Management)が用いられている。Ethernet−OAMは、レイヤ2レベルで定義される規格であり、IP(Internet Protocol)アドレスを必要とせず、MAC(Media Access Control address)アドレスにより対象を指定して監視を行うことができる。Ethernetの疎通確認は、例えば、レイヤ3のPingコマンドを用いて、IPアドレスを有する2拠点間の伝送装置間で行われる。ところが、伝送システムの障害の発生時に2拠点間を結ぶレイヤ2の網内で障害が発生した箇所を特定することが難しかった。そこで、Ethernet−OAMを使用することにより、レイヤ2の伝送装置間で疎通の確認が可能となり、レイヤ2の網内で障害が発生した箇所を特定できるようになった(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−015098号公報
ところが、遠隔で監視および制御を行う機能があるレイヤ2の伝送装置(スイッチ装置など)では、伝送装置を遠隔で監視および制御するためのIPアドレスや監視用のVLANなどレイヤ3の初期設定が行われている。例えば、保守者は、初期設定を行うために複雑なコマンド操作などを行わなければならず、伝送装置の初期設定に手間が掛かるという問題があった。
本発明の目的は、伝送装置を遠隔で監視および制御を行うための上位レイヤの初期設定を下位レイヤの疎通確認メッセージを利用して行うことができる伝送システム、上位側伝送装置および下位側伝送装置を提供することである。
一つの観点による伝送システムは、ネットワークを介して互いに通信される上位側伝送装置および少なくとも1つの下位側伝送装置を有する伝送システムであって、上位側伝送装置は、ネットワークに新たに接続される下位側伝送装置の下位レイヤの固有識別子と、固有識別子に対応させて当該下位側伝送装置の上位レイヤを初期設定するための初期設定情報とを含む下位側伝送装置との間の疎通を確認するための疎通確認メッセージを下位レイヤで送信する第1制御手段を有し、下位側伝送装置は、上位側伝送装置から受信する疎通確認メッセージに、自装置の固有識別子が含まれている場合に、当該固有識別子に対応する初期設定情報を用いて自装置の上位レイヤの初期設定を行う第2制御手段を有することを特徴とする。
一つの観点による上位側伝送装置は、ネットワークを介して接続される複数の下位側伝送装置と通信を行い、新たにネットワークに接続される下位側伝送装置の下位レイヤの固有識別子と、固有識別子に対応させて当該下位側伝送装置の上位レイヤを初期設定するための初期設定情報とを含む下位側伝送装置との間の疎通を確認するための疎通確認メッセージを下位レイヤで送信する制御手段とを有することを特徴とする。
一つの観点による下位側伝送装置は、ネットワークを介して接続される上位側伝送装置と通信を行い、上位側伝送装置から、下位レイヤの固有識別子と、固有識別子に対応させて上位レイヤを初期設定するための初期設定情報とが格納された上位側伝送装置との間の疎通を確認するための疎通確認メッセージを受信し、疎通確認メッセージの固有識別子が自装置の固有識別子である場合に、当該固有識別子に対応する初期設定情報を用いて自装置の上位レイヤの初期設定を行う制御手段を有することを特徴とする。
本件開示の伝送システム、上位側伝送装置および下位側伝送装置は、伝送装置を遠隔で監視および制御を行うための上位レイヤの初期設定を下位レイヤの疎通確認メッセージを利用して行うことができる。
本実施形態に係る伝送システム100の一例を示す図である。 CCMフォーマットの一例を示す図である。 Value情報の一例を示す図である。 L2SW101、L2SW102およびL2SW103の一例を示す図である。 設定情報テーブル203の一例を示す図である。 L2SW101の処理例を示すフローチャートである。 L2SW102の処理例を示すフローチャートである。
以下、本件開示の伝送システム、上位側伝送装置および下位側伝送装置の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本実施形態に係る伝送システム100の一例を示す図である。図1において、伝送システム100は、スイッチ装置(L2SW)101と、スイッチ装置(L2SW)102と、スイッチ装置(L2SW)103とを有する。ここで、スイッチ装置は、ネットワーク上で伝送されるパケットの伝送経路などを制御するための伝送装置である。尚、L2SW101は上位側伝送装置に対応し、L2SW102およびL2SW103は下位側伝送装置に対応する。上位側伝送装置は、Ethernet−OAM(以降、E−OAMと称する)によって下位側伝送装置を遠隔で監視および制御する。また、E−OAMの通信は、レイヤ2のMACアドレスを用いて行われている。例えば、図1の場合、L2SW101のMACアドレスはMAC_Z、L2SW102のMACアドレスはMAC_A、L2SW103のMACアドレスはMAC_Bである。
E−OAMは、レイヤ2の区間で上位側伝送装置が下位側伝送装置を遠隔で監視および制御するための規格で、例えば、障害の検出と、障害が発生した箇所の切り分けと、通信品質のモニタなどを行うことができる。E−OAMの規格として、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.1agが知られている。また、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)のY.1731もE−OAMの規格として知られている。
遠隔で監視および制御を行う機能があるレイヤ2の伝送装置では、レイヤ3で通信を行うためのIPアドレスや監視用の仮想ネットワークなどの初期設定を保守者が行っていた。ここで、仮想ネットワークとして、例えばVLAN(Vertual Local Area Network)が用いられる。また、伝送装置の故障時に代替装置に置き換える場合、新たに伝送装置を設置する時と同様に、保守者が伝送装置の初期設定を行わなければならなかった。尚、IPアドレスの設定については、IPアドレスを自動的に割り当てるDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を利用できるが、監視用のVLAN設定は自動的に行うことができない。また、IPアドレスの場合でも、自動的に割り当てるタイミングによって、常に同じIPアドレスが割り当てられるとは限らないため、IPアドレスの固定化が難しい。このため、保守者は、手動でIPアドレスや監視用のVLAN設定などを行っている。しかし、保守者は、初期設定を行うために複雑なコマンド操作などを行うため、伝送装置の初期設定に手間が掛かるという問題があった。そこで、本実施形態に係る伝送システム100は、上位レイヤ(レイヤ3)において遠隔で監視および制御を行うための初期設定を下位レイヤ(レイヤ2)の疎通確認メッセージを利用して自動的に行う。これにより、本実施形態に係る伝送システムでは、保守者が初期設定を行うための手間を低減できる。
図1において、上位側のL2SW101は、下位側のL2SW102およびL2SW103に疎通確認メッセージを定期的に送信する。ここで、疎通確認メッセージは、例えばE−OAM規格の場合、CCM(Continuity Check Messages)が用いられる。
図2は、ITU−Tで規定されるE−OAM規格のCCMのフォーマット例を示す図である。図2において、CCMは、6オクテットの送信先MACアドレス(DA_MAC)と送信元MACアドレス(SA_MAC)を有するEthernetフレームである。尚、図2の[数字]は情報量を示し、例えば[6]は6オクテットのデータを有する。そして、Ethernetフレームのタイプ(TypeID)と、IEEE802.1Qに対応するVLAN_IDと、VLANタイプ(TypeID)とを有する。Ethernetフレームのタイプ(TypeID)は、例えばVLANフレームを示す16進数の0x8100に設定される。尚、0xは16進数であることを示す。また、VLANタイプ(TypeID)は、例えばE−OAMのフレームであることを示す16進数の0x8902に設定される。ここで、E−OAMでは、MEG(Maintenance Entity Group)単位で伝送システム内のグループが管理される仕組みになっている。図2の例では、MEL(MEG Level)情報以降がE−OAMのフレームに関連する情報である。MEL情報以降には、Version情報、E−OAMの指令内容を示すオペコード(OpCode)、フラグ(Flags)などの情報が付加される。そして、MEL情報からTLV(Type Length Value)情報が格納されている位置を示すオフセット(TLV_Offset)情報までがE−OAMのフレームに関連する情報である。さらに、フレームの順番を示すシーケンス番号(Sequence Number)、MEP_ID(MEG End Point IDentification)、MEG_ID、送受信フレームのカウンタなどが格納される。送受信フレームのカウンタは、例えば、TxFCf(Transmit Frame Counter forward),RxFCb(Receive Frame Counter back)などを有する。尚、本実施形態の説明に直接関係しない規格については説明を省略する。そして、TLV_Offsetで示されたフレーム内の位置にTLV情報が格納される。
ここで、本実施形態に係る伝送システム100は、E−OAM規格のOption_TLVの機能を利用する。Option_TLVは、伝送装置の製造メーカーが独自のTLV情報を付加できる機能である。図2の例では、点線で囲まれたOption_TLV151に独自のTLV情報が格納される。尚、最後のEnd_TLVは、TLV情報の終わりを示す識別子である。
Option_TLV151は、TLV_Type、TLV_Length、OUI(Organization Unique Identifier)、Subtype、Valueの各情報を有する。本実施形態に係る伝送システム100の場合、例えば、TLV_Typeを16進数の0x31に設定した場合、メーカー独自のTLV情報であることを示す。TLV_Lengthは、TLV情報の長さを示す。OUIは、レイヤ3の初期設定を自動的に行う機能を有するCCMであることを示す識別子である。本実施形態では、OUIが全て”1”に設定されている場合にレイヤ3の初期設定を自動的に行う機能を有するCCMであることを予め決めておく。Subtypeは、初期設定情報の種別を示す情報である。本実施形態では、Subtypeが”1”に設定されている場合にIPアドレスとVLAN_IDの設定内容がValue情報に格納されていることを示す。図3は、Value情報に格納される設定情報の一例を示し、3台の伝送装置の初期設定情報がValue情報として格納されている。ここで、初期設定情報は、1装置当たり20オクテットのレコード形式で格納され、複数の装置の初期設定情報を格納する場合は、装置(1)、装置(2)、装置(3)・・・のように、20オクテットの情報が連続して格納される。ここで、20オクテットの情報は、例えばMACアドレス、IPアドレス、Subnetマスク、GW(GateWay)アドレス、VLAN_IDを有する。MACアドレスは6オクテット、IPアドレス、SubnetマスクおよびGWアドレスはそれぞれ4オクテット、VLAN_IDは2オクテットであり、合計20オクテットである。
次に、上位側伝送装置のL2SW101と、下位側伝送装置のL2SW102およびL2SW103について説明する。
図4は、L2SW101,L2SW102およびL2SW103の一例を示す図である。図4において、L2SW101は、制御部201と、通信部202と、設定情報テーブル203とを有する。
制御部201は、CPU(Central Processing Unit)などが用いられ、L2SW101全体の制御を行う。また、制御部201は、L2SW102およびL2SW103の動作を監視し、制御する。例えば、制御部201は、通信部202を介して定期的に疎通確認メッセージをL2SW102に送信する。そして、L2SW1は、L2SW102から疎通確認メッセージに対する応答メッセージを受信した場合、L2SW102が正常に動作していると判断する。逆に、制御部201は、L2SW102から疎通確認メッセージに対する応答メッセージを受信できなかった場合、L2SW102が停止していると判断する。同様に、制御部201は、L2SW103についても疎通確認メッセージを定期的に送信して、L2SW103が正常に動作しているか否かを確認する。また、制御部201は、L2SW102およびL2SW103が新たに接続された場合に、疎通確認メッセージによってL2SW102およびL2SW103の初期設定を行う。本実施形態における伝送システム100は、初期設定を行うための疎通確認メッセージとして、例えば、図2で説明したOption_TLV151が付加されたCCMを用いる。そして、L2SW101は、CCMによってL2SW102およびL2SW103のIPアドレスやVLAN_IDなどのレイヤ3の初期設定を行う。
ここで、L2SW102およびL2SW103の初期設定情報は、L2SW101の設定情報テーブル203に予め記憶されている。
L2SW102は、制御部301と、通信部302とを有する。そして、通信部302は、通信ポート351を有する。尚、L2SW102の制御部301および通信部302は、L2SW103の制御部304および通信部304にそれぞれ対応する。同様に、L2SW102の通信ポート351は、L2SW103の通信ポート352に対応する。ここで、L2SW102について説明するが、L2SW103についても同様の機能を有する。
制御部301は、CPUなどが用いられ、L2SW102全体の制御を行う。また、制御部301は、通信部302を介してL2SW101から定期的に受信するレイヤ2の疎通確認メッセージに対して応答メッセージを返信する。さらに、L2SW101から受信する疎通確認メッセージに自装置宛の初期設定情報が含まれている場合は、自装置のレイヤ3の初期設定を行う。ここで、制御部301は、疎通確認メッセージに含まれる初期設定情報が自装置宛であるか否かをOption_TLV151に格納されたMACアドレスにより判別する。例えば、制御部301は、図3に示したOption_TLV151の装置(2)のMACアドレス(2)が自装置のMACアドレスに一致する場合、MACアドレス(2)に対応する初期設定情報を自装置の通信部302に設定する。図3の例では、MACアドレス(2)に対応する初期設定情報は、IPアドレス(2)、Subnetマスク(2)、GWアドレス(2)およびVLAN_ID(2)である。
このようにして、L2SW102およびL2SW103は、IPアドレス、Subnetマスク、GWアドレスを設定することができるので、IPアドレスを用いたレイヤ3の通信を行うことができる。また、L2SW102およびL2SW103は、VLAN_IDの設定も行うことができるので、例えば監視用VLANを利用したアラーム通報やメンテナンスなどが可能になる。
図5は、設定情報テーブル203の一例を示す図である。図5の例では、L2SW102のMACアドレスは「MAC_A」である。そして、L2SW102の初期設定内容は、監視用VLAN_IDが「10」、IPアドレスが「192.168.1.11」、Subnetマスクが「255.255.255.0」、GWアドレスが「192.168.1.0」である。同様に、L2SW103のMACアドレスは「MAC_B」である。そして、L2SW103の初期設定内容は、監視用VLAN_IDが「20」、IPアドレスが「192.168.1.10」、Subnetマスクが「255.255.255.0」、GWアドレスが「192.168.1.0」である。このように、設定情報テーブル203には、新たに設置される伝送装置のMACアドレスに対応させて、初期設定情報が予め記憶されている。
そして、制御部201は、疎通確認メッセージを送信する時に、設定情報テーブル203に記憶された初期設定情報を読み出して、疎通確認メッセージに格納してL2SW102およびL2SW103に送信する。
尚、E−OAMにおけるレイヤ2の通信は、MACアドレス、MAID(Maintenance Association IDentifier)、MEP_IDなどを利用して行われる。MAIDは、L2SW101を含む1つの管理単位を示す識別子である。また、MEP_IDは、通信の終端を識別するための識別子(終端識別子)で、MEP_IDで指定された通信ポート間で通信が行われる。図4の例では、L2SW101、L2SW102およびL2SW103のMAIDは、”init”である。
また、L2SW101の通信部202は、L2SW102およびL2SW103と通信するための通信ポート251および通信ポート252を有する。そして、通信ポート251および通信ポート252には、それぞれMEP_IDが設定され、このMEP_IDを用いて通信先の装置の通信ポートと通信する。
次に、L2SW101とL2SW102およびL2SW103との間の通信について説明する。例えば、L2SW101およびL2SW102は、それぞれの通信ポート251および通信ポート351の間で通信を行う。ここで、E−OAM規格では、各通信ポートに予め設定されたMEP_IDを指定して通信を行う。図4の例では、L2SW102の通信ポート351のMEP_IDは”1”に設定されているので、L2SW101は、MEP_IDに”1”を設定してメッセージを送信する。一方、L2SW103の通信ポート352のMEP_IDも”1”に設定されているので、L2SW101が送信するMEP_IDが”1”のメッセージは、L2SW102とL2SW103の両方で受信することができる。このようにして、L2SW101は、同じMEP_IDが設定された伝送装置に、同じメッセージをレイヤ2で一括して送信することができる。
次に、L2SW101側の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。尚、新たに接続される伝送装置は、MEP_IDが”1”、MAIDが”init”、VLAN_IDが”1”にそれぞれ設定されている。
(ステップS101)制御部201は、自装置の初期設定を行う。例えば、監視用のVLANなど主信号系の各種設定を行う。
(ステップS102)制御部201は、マスタ動作を開始する。ここで、マスタ動作とは、下位側の伝送装置(L2SW102,L2SW103など)を監視および制御を実行するための上位側伝送装置としての動作である。
(ステップS103)制御部201は、新たに設置される伝送装置の初期設定情報をL2SW101の設定情報テーブル203に記憶する。尚、新たに設置される伝送装置の初期設定情報は、例えばL2SW101に保守用の端末を接続して入力してもよいし、ネットワーク104を介して接続される遠隔地の端末から入力してもよい。また、本処理は、逐次、行うことができる。
(ステップS104)制御部201は、定期的にCCMを送信するために、前回のCCMの送信から所定時間(予め設定された時間)が経過したか否かを判別する。制御部201は、所定時間が経過した場合はステップS105の処理に進み、所定時間が経過していない場合はステップS103の処理に戻る。
(ステップS105)制御部201は、設定情報テーブル203に記憶された初期設定情報を読み出して、図3に示したように、Option_TLV151に格納し、初期設定情報が付加されたCCMを作成する。
(ステップS106)制御部201は、予め決められたMEP_ID(”1”)を指定してCCMを送信する。尚、MAIDも予め決められたID(例えば”init”)、VLAN_IDも予め決められたID”1”にそれぞれ設定される。制御部201は、CCMを送信後、ステップS103に戻って、同様の処理を繰り返し実行する。
このようにして、上位側伝送装置のL2SW101は、新たに設置される伝送装置の初期設定情報をOption_TLV151に格納したレイヤ2のCCMをネットワーク104に送信する。そして、ネットワーク104に新たに接続された伝送装置は、初期設定情報がOption_TLV151に格納されたCCMを受信して、レイヤ3の初期設定を行うことができる。
次に、新たに設置される伝送装置の動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。尚、ここでは、新たに設置される伝送装置がL2SW102の場合について説明するが、L2SW103の場合も同様に動作する。
(ステップS201)L2SW102は、例えば、L2SW102の設置前(製造時や出荷時など)に、全通信ポートが予め決められたMEP_IDに設定されている。尚、L2SW102は、MAIDおよびVLAN_IDも予め決められた値に設定しておく。ここでは、MEP_IDが”1”、MAIDが”init”、VLAN_IDが”1”にそれぞれ設定されている。
(ステップS202)制御部301は、MEP_IDが”1”のCCMが受信されたか否かを判別する。尚、CCMのMAIDは”init”、VLAN_IDは”1”である。そして、判別結果がYesの場合はステップS203の処理に進み、判別結果がNoの場合はステップS202の処理で待機する。ここで、L2SW101がネットワーク104に送信したCCMは、MEP_IDに”1”が設定されたL2SW102およびL2SW103の両方で受信され、同様の処理が実行される。
(ステップS203)制御部301は、受信したCCMが初期設定用のCCMであるか否かを判別する。そして、判別結果がYesの場合はステップS204の処理に進み、判別結果がNoの場合はステップS202の処理に戻る。尚、初期設定用のCCMであるか否かの判別は、Option_TLV151のTLV_Typeの値で判別する。例えば、Option_TLV151のTLV_Typeの値が”31”の場合、初期設定用のCCMであることを示すように予め決めておく。
(ステップS204)制御部301は、Option_TLV151のValue情報に自装置のMACアドレスが存在するか否かを判別する。そして、判別結果がYesの場合はステップS205の処理に進み、判別結果がNoの場合はステップS202の処理に戻る。
(ステップS205)制御部301は、Option_TLV151のValue情報の自装置のMACアドレスに対応して格納されている初期設定用のパラメータを全て自装置内に取り込んだか否かを判別する。そして、判別結果がYesの場合はステップS206の処理に進み、判別結果がNoの場合はステップS202の処理に戻る。尚、制御部301は、初期設定用のパラメータをテーブルとしてCPU内部のレジスタに保持してもよいし、専用のメモリなどに記憶してもよい。
(ステップS206)制御部301は、自装置内に取り込んだ初期設定パラメータに従ってレイヤ3の設定(IPアドレス、Subnetマスク、GWアドレス、監視用のVLAN_IDなど)を行う。例えば、図5に示したように、L2SW102は、監視用VLAN_IDが「10」、IPアドレスが「192.168.1.11」、Subnetマスクが「255.255.255.0」、GWアドレスが「192.168.1.0」に設定される。尚、監視用のVLAN_IDはCCMを受信した通信ポートに設定するのが好ましい。これにより、同じ通信ポートを継続して使用できる。
(ステップS207)制御部301は、初期設定が完了後、初期設定用のMEP_IDやMAIDなどを削除する。例えば、制御部301は、初期設定が終了すると、MEP_IDの”1”を削除する。これにより、L2SW102およびL2SW103は、一度だけ初期設定を行うことになり、L2SW101が同じCCMを繰り返し送信したとしても、重複して初期設定されることはない。
尚、本実施形態では、CCMを上位側のL2SW101から送信する例について説明したが、図4に示したように、L2SW101は、全通信ポートにおいて、MEP_IDを”2”に設定しておいてもよい。この場合、新たに設置される下位側のL2SW102およびL2SW103は、MEP_IDの”2”に対して通常のCCMを送信し、これを受信した上位側のL2SW101から図2に示した初期設定情報を含むCCMを送信することができる。
このようにして、本実施形態に係る伝送システム100は、レイヤ2(下位レイヤ)で定期的に送信されるCCMを利用して、レイヤ3(上位レイヤ)の初期設定を自動的に行うことができる。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
100・・・伝送システム;101・・・上位側のL2SW;102,103・・・下位側のL2SW;104・・・ネットワーク;201・・・制御部;202・・・通信部;203・・・設定情報テーブル;301,303・・・制御部;302,304・・・通信部;251,252,351,352・・・通信ポート

Claims (11)

  1. ネットワークを介して互いに通信される上位側伝送装置および少なくとも1つの下位側伝送装置を有する伝送システムであって、
    前記上位側伝送装置は、
    前記ネットワークに新たに接続される前記下位側伝送装置の下位レイヤの固有識別子と、前記固有識別子に対応させて当該下位側伝送装置の上位レイヤを初期設定するための初期設定情報とを含む前記下位側伝送装置との間の疎通を確認するための疎通確認メッセージを下位レイヤで送信する第1制御手段を有し、
    前記下位側伝送装置は、
    前記上位側伝送装置から受信する前記疎通確認メッセージに、自装置の前記固有識別子が含まれている場合に、当該固有識別子に対応する前記初期設定情報を用いて自装置の上位レイヤの初期設定を行う第2制御手段を有する
    ことを特徴とする伝送システム。
  2. 請求項1に記載の伝送システムにおいて、
    前記第1制御手段は、新たに接続される複数の前記下位側伝送装置がある場合、複数の前記下位側伝送装置のそれぞれ対応する前記固有識別子および上位レイヤの前記初期設定情報を1つの前記疎通確認メッセージに格納する
    ことを特徴とする伝送システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の伝送システムにおいて、
    前記第1制御手段は、複数の前記下位側伝送装置と通信するための複数の通信ポートを有し、
    前記第2制御手段は、前記上位側伝送装置と通信するための通信ポートを有し、
    前記第1制御手段および前記第2制御手段は、それぞれの前記通信ポートに設定された通信を終端する位置を示す終端点識別子を指定して、指定された前記終端点識別子間で前記疎通確認メッセージの送受信を行い、
    前記ネットワークに新たに接続される前記下位側伝送装置は、前記第2制御手段の前記通信ポートに予め決められた特定の前記終端点識別子に設定され、
    前記上位側伝送装置は、前記第1制御手段の複数の前記通信ポートから特定の前記終端点識別子に設定された前記下位側伝送装置に前記疎通確認メッセージを送信する
    ことを特徴とする伝送システム。
  4. 請求項3に記載の伝送システムにおいて、
    前記上位側伝送装置および前記下位側伝送装置は、イーサネットOAM(イーサネットは登録商標)に対応する監視制御を行い、且つ、前記疎通確認メッセージは、前記イーサネットOAMのCCMに対応し、
    前記第1制御手段は、前記下位側伝送装置の前記固有識別子および当該下位側伝送装置の前記初期設定情報を、前記CCMのOptionTLVに格納して、当該CCMを前記下位側伝送装置に送信し、
    前記通信ポートの前記終端点識別子は、前記イーサネットOAMのMEP_IDに対応し、且つ、前記固有識別子は、前記下位側伝送装置のMACアドレスである
    ことを特徴とする伝送システム。
  5. ネットワークを介して接続される複数の下位側伝送装置と通信を行い、新たに前記ネットワークに接続される前記下位側伝送装置の下位レイヤの固有識別子と、前記固有識別子に対応させて当該下位側伝送装置の上位レイヤを初期設定するための初期設定情報とを含む前記下位側伝送装置との間の疎通を確認するための疎通確認メッセージを下位レイヤで送信する制御手段と
    を有することを特徴とする上位側伝送装置。
  6. 請求項5に記載の上位側伝送装置において、
    前記制御手段は、新たに接続される複数の前記下位側伝送装置がある場合、1つの前記疎通確認メッセージに複数の前記下位側伝送装置にそれぞれ対応する下位レイヤの前記固有識別子および当該下位側伝送装置の前記初期設定情報を格納する
    ことを特徴とする上位側伝送装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の上位側伝送装置において、
    前記制御手段は、複数の前記下位側伝送装置と通信するための複数の通信ポートを有し、前記下位側伝送装置の通信ポートとの間で、それぞれの前記通信ポートに設定された通信を終端する位置を示す終端点識別子を指定して、指定された前記終端点識別子間で通信を行い、予め決められた特定の前記終端点識別子に設定された前記下位側伝送装置に前記疎通確認メッセージを送信する
    ことを特徴とする上位側伝送装置。
  8. 請求項7に記載の上位側伝送装置において、
    前記上位側伝送装置および前記下位側伝送装置は、イーサネットOAM(イーサネットは登録商標)に対応する監視制御を行い、且つ、前記疎通確認メッセージは、前記イーサネットOAMのCCMに対応し、
    前記制御手段は、前記下位側伝送装置の前記固有識別子および当該下位側伝送装置の前記初期設定情報を、前記CCMのOptionTLVに格納して、当該CCMを前記下位側伝送装置に送信し、
    前記通信ポートの前記終端点識別子は、前記イーサネットOAMのMEP_IDに対応し、且つ、前記固有識別子は、前記下位側伝送装置のMACアドレスである
    ことを特徴とする上位側伝送装置。
  9. ネットワークを介して接続される上位側伝送装置と通信を行い、前記上位側伝送装置から、下位レイヤの固有識別子と、前記固有識別子に対応させて上位レイヤを初期設定するための初期設定情報とが格納された前記上位側伝送装置との間の疎通を確認するための疎通確認メッセージを受信し、前記疎通確認メッセージの前記固有識別子が自装置の前記固有識別子である場合に、当該固有識別子に対応する前記初期設定情報を用いて自装置の上位レイヤの初期設定を行う制御手段
    を有することを特徴とする下位側伝送装置。
  10. 請求項9に記載の下位側伝送装置において、
    前記制御手段は、前記上位側伝送装置に接続するための通信ポートに設定された通信を終端する位置を示す終端点識別子を指定して通信を行い、前記通信ポートに特定の前記終端点識別子を設定して前記上位側伝送装置から前記疎通確認メッセージを受信する
    ことを特徴とする下位側伝送装置。
  11. 請求項10に記載の下位側伝送装置において、
    前記上位側伝送装置および前記下位側伝送装置は、イーサネットOAM(イーサネットは登録商標)に対応する監視制御を行い、且つ、前記疎通確認メッセージは、前記イーサネットOAMのCCMに対応し、
    前記上位側伝送装置は、前記下位側伝送装置の前記固有識別子および当該下位側伝送装置の前記初期設定情報を、前記CCMのOptionTLVに格納して、当該CCMを前記下位側伝送装置に送信し、
    前記通信ポートの前記終端点識別子は、前記イーサネットOAMのMEP_IDに対応し、且つ、前記固有識別子は、自装置のMACアドレスである
    ことを特徴とする下位側伝送装置。
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