JP5828202B2 - 視力測定具 - Google Patents

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Description

本発明は、幼児検診や健康診断などで使用する幼児、児童、生徒などの視力検査に供する視力測定具に関する。
幼児の視力の発育は生後まもなくから始まり、視力は1歳程度で0.20〜0.25、3歳程度で0.6〜0.8となる。そして、4歳程度ともなると視力は0.8〜1.0となり、5〜6歳程度では1.0〜1.2となり、おおよそ6歳までに網膜や視神経の成長に伴う視力の発育が完成する。このように、視力の発育は6才までの幼少期であるので、例えば、小学生になる前年に行われる就学児健康診断において、何らかの理由で視力の発達が十分でない近視や弱視が発見されたとしてもその治療は非常に難しい。このため、感受性の高い3〜4歳の頃に治療を開始できるかどうかということは予後に大きくかかわってくるため、平成三年度から三歳児検診において視力検査が導入されている。
そして、三歳児検診の視力検査においては、大人の視力検査と同様に、輪の一箇所が切れたランドルト環という視標や、特別に子供用に絵が記載された視標などが使用されている。一般に、三歳児検診の視力検査において、0.5が見えていれば、小学校の就学時にほぼ問題なく発達していることが知られているため、その時点で0.5が見えていなければ早期に治療を始めるきっかけとすることができる。
ところが、それら視力検査に供される装置は通常の家庭などでは簡単に入手することができないものであり、病院や役所などでの検診時以外に家庭において検査することが困難である。
そこで、例えば、特許文献1には、日常でも簡便に近見視力を測定できるように、箸の端面や側面にランドルト環などの視標が表示されている形態が開示されている。
特開2007−167338号公報
しかしながら、特許文献1に記載の端面や側面にランドルト環などが表示されている箸では、2〜4歳の幼児にとって、そのランドルト環の切れ目がどの方向に向いているかを指し示すことは難しい。そして、2〜4歳の幼児がその方向を正しく指し示していたとしても、大人の話す内容を正確に理解して指し示しているかを把握することはできない。そこで、正確性を期すために、複数回視力検査を行おうとしても、2〜4歳の幼児はすぐに飽きてしまうので、何度も検査を繰り返すことは困難であった。
そこで、本発明は、2〜4歳などの幼児などであっても、ランドルト環などの視力検査に用いられる視標を正しく認識していることを客観的に把握することができ、さらに、その幼児が飽きずに複数回視力検査を行うことができ、近見視力及び遠見視力の視力検査を行うことができる視力測定具を提供することを課題とする。
〔1〕すなわち、本発明は、視力検査に用いられる視標と、
前記視標とは異なる識別表示とを備え、前記視標の周囲に前記識別表示が配置されて使用されることを特徴とする視力測定具である(実施形態1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11などが相当)。
〔2〕そして、本発明は、視力検査に用いられる視標が表示された第一部材と、
前記視標とは異なる識別表示を有し前記第一部材とは分離可能である第二部材と、を備え、前記視標の周囲に前記識別表示が配置されて使用されることを特徴とする視力測定具である(実施形態1,2,3,4,5,6,7,8,10などが相当)。
〔3〕そして、前記視標は、切欠が設けられた記号であることを特徴とする前記〔1〕又は前記〔2〕に記載の視力測定具である(実施形態1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11などが相当)。
〔4〕そして、前記第一部材と前記第二部材のうち少なくとも前記第二部材が平面形状であることを特徴とする前記〔2〕に記載の視力測定具である(実施形態1,2,3,4,5,7,10などが相当)。
〔5〕そして、前記識別表示が複数設けられていることを特徴とする前記〔1〕から前記〔3〕のいずれかに記載の視力測定具である(実施形態1,2,3,5,6,8,10,11などが相当)。
〔6〕そして、前記第一部材と前記第二部材のうち少なくとも一方が透明な材料からなることを特徴とする前記〔2〕又は前記〔4〕に記載の視力測定具である(実施形態1などが相当)。
〔7〕そして、前記第二部材が貫通孔を有し、前記第一部材と前記第二部材を重ね合わせて前記貫通孔から前記視標が視認可能に使用されることを特徴とする前記〔2〕、前記〔4〕、前記〔6〕のいずれかに記載の視力測定具である(実施形態2,10などが相当)。
〔8〕そして、前記第一部材と前記第二部材のうち少なくとも一方から28〜32cmの長さの連結具が取り付けられ、前記紐の末端に覗き窓を有する眼鏡を備えていることを特徴とする前記〔2〕又は前記〔4〕に記載の視力測定具である(実施形態1などが相当)。
〔9〕そして、前記識別表示が視認可能に前記第一部材が前記第二部材に対して回動可能に重ね合わせられていることを特徴とする前記〔2〕又は前記〔4〕に記載の視力測定具である(実施形態5などが相当)。
〔10〕そして、前記第一部材と前記第二部材のうち少なくとも前記第一部材が立体形状であり、前記第一部材に複数の前記視標が一つの面に一つずつ設けられていることを特徴とする前記〔2〕又は前記〔4〕に記載の視力測定具である(実施形態6,7などが相当)。
〔11〕そして、前記第一部材が平面形状であり、一の面に複数の視標が記載され、前記第二部材が平面状であり、一の面に前記第一部材を配設するレールが設けられていることを特徴とする前記〔2〕又は前記〔7〕に記載の視力測定具である(実施形態10などが相当)。
〔12〕そして、視力検査に用いられる視標を表示する第一表示手段と、前記視標とは異なる識別表示を前記視標の周囲に表示する第二表示手段と、を備える電子計算機からなることを特徴とする視力測定具である(実施形態9などが相当)。
本発明の視力測定具によれば、2〜4歳などの幼児などであっても、ランドルト環などの視力検査に用いられる視標を正しく認識していることを客観的に把握することができ、さらに、その幼児が飽きずに複数回視力検査を行うことができ、近見視力及び遠見視力の視力検査を行うことができる。
本発明の第1実施形態を示す視力測定具の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態を示す視力測定具の使用状態図である。 本発明の第2実施形態を示す視力測定具の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態を示す視力測定具の使用状態図である。 本発明の第3実施形態を示す視力測定具の分解斜視図である。 本発明の第4実施形態を示す視力測定具の分解斜視図である。 本発明の第5実施形態を示す視力測定具の使用状態図である。 本発明の第6実施形態を示す視力測定具の分解斜視図である。 本発明の第6実施形態を示す視力測定具の使用状態図である。 本発明の第7実施形態を示す視力測定具の使用状態図である。 本発明の第8実施形態を示す視力測定具の使用状態図である。 本発明の第9実施形態を示す視力測定具の使用状態図である。 本発明の第10実施形態を示す視力測定具の使用状態図である。 本発明の第11実施形態を示す視力測定具の使用状態図である。
以下、本発明に係る視力測定具に関する実施形態について詳しく説明する。
本発明における第一部材1は、視力検査に用いられる視標11が表示されている媒体である。そして、第一部材1は、多角形や円形などの外形を有し、紙やカードなどのように厚みが薄い平面形状を備えている。若しくは、第一部材1は、正六面体、正十二面体などの正多面体や直方体などの三次元に広がりを有する立体形状を備えている。
そして、第一部材1は、紙、合成樹脂、金属などの材料からなる。また、第一部材1は、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、6,6−ナイロンなどの合成樹脂を材料として透明とすることもできる。
視標11は、視力検査に用いられる標識であり、第一部材1に印刷、付着、彫刻などの方法により表示されている。例えば、視標11として、一方向側に切れ目が設けられた記号を備えるランドルト環及びEチャートやアルファベットを用いるスネレン視標などを使用することができる。
第二部材2は、視標11とは異なる識別表示21を有しており、第一部材1とは分離可能な部材からなる媒体である。そして、第二部材2は、多角形や円形などの外形を有し、紙やカードなどのように厚みが薄い平面形状を備えている。若しくは、第二部材2は、正六面体、正十二面体などの正多面体や直方体などの三次元に広がりを有する立体形状を備えている。そして、第二部材2が平面形状である場合、第二部材2は、その裏面、すなわち、識別表示21が表示されていない面に粘着層を有し、平面形状である第一部材1に対して貼り付けたり剥がしたりすることにより、視標11に対して相対的に位置を変更することもできる。
識別表示21は、視標11とは異なる図柄であり、第二部材2に印刷、付着、彫刻などの方法により表示されている。識別表示21として、動物、植物、数字、アルファベットや平仮名などの文字、アニメや漫画などに登場するキャラクターなどが用いられる。例えば、動物として蟻など1種類を用いて、それに赤、青、黄、緑などに着色し、色彩として区別できるように用いることが可能である。また、犬、猫、うさぎ、ねずみなどそれぞれ異なる動物として区別できるように用いることも可能である。
識別表示21は、第二部材2に一つまたは二つ以上の複数設けられている。識別表示21が第二部材2に一つ設けられている場合、識別表示21は、視標11の周囲に配置されるように取り付けられて使用される。例えば、識別表示21は、視標11を中心として、12時方向、3時方向、6時方向、9時方向となる位置の4箇所に設けられて使用される。
また、識別表示21が第二部材2に二つ以上の複数設けられている場合、識別表示21は、第一部材1と第二部材2を組み合わせると視標11の周囲に配置されるように第二部材2に設けられている。例えば、識別表示21は、視標11を中心として、12時方向、3時方向、6時方向、9時方向となる位置の4箇所に設けられる。このため、第一部材1と第二部材2を組み合わせると、識別表示21は、視標11の周囲に配置されて使用される。
上記説明において、視標11と識別表示21は、それぞれ別部材の第一部材1と第二部材2に示されているが、紙、合成樹脂、金属などの材料からなる平面状などの一つ部材に、視標11の周囲に識別表示21が配置されて共に示された視力測定具であってもよい。
このように、識別表示21が視標11の周囲に配置されて使用されることにより、とりわけ2〜4歳の幼児に対して識別表示21を答えさせると視標11を正しく認識していることを客観的に把握することができる。また、2〜4歳の幼児の興味を引き付けて検査を行うことができるので飽きさせずに複数回検査を行うことができる。例えば、視標11を食べ物と見立てて、識別表示21である動物のうちどれが食べたかと、大人が幼児に問うことにより判断できる。また、家庭でも日常の遊びの中で適宜確認することができる。また、視力測定と検査対象者との距離を適宜調整することにより、30cm、40cm、50cmの距離で測定された近見視力、2.5m、5mの距離で測定された遠見視力のいずれも測定することができる。
また、第一部材1と第二部材2の形状の組み合わせとして、第一部材1が平面形状であり第二部材2が平面形状である場合、第一部材1が平面形状であり第二部材2が立体形状である場合、第一部材1が立体形状であり第二部材2が平面形状である場合、第一部材1が立体形状であり第二部材2が立体形状である場合の4通りの組み合わせが存在する。
以下、本発明に係る視力測定具に関する各実施形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、範囲を示す表示は上限と下限を含むものである。
〔第1実施形態〕
図1及び図2に示すように、第二部材2は、CDケースやDVDケースのような一端が枢設されて開閉可能である透明部材である。そして、その第二部材2に識別表示21である蟻4匹がそれぞれ異なる色彩を有して表示されている。また、第二部部材2には、連結具3である長さ28〜32cmの紐が取り付けられており、その紐のもう一方の末端に貫通する覗き窓41を有する眼鏡4が取り付けられている。
そして、カード状の第一部材1の表面に、視標11である切欠112を設けられた記号111として、ランドルト環が表示されている。なお、図示しないが、視力0.1〜0.8程度まで0.1刻みで、測定したい視力に応じて複数枚のランドルト環が表示された第一部材1が用意されていても良い。
図2に示すように、第一部材1が第二部材2により挟持されて、第一部材1に表示されたランドルト環が、紐の長さであるおおよそ30cm離れた距離から眼鏡4の覗き窓41を通して視認される。すなわち、検査官である大人が、幼児に対して、事前にランドルト環がドーナツなどの食べ物と説明しておき、どの色の蟻がドーナツを食べたかと問うて、ランドルト環の切欠112を幼児に答えさせることにより、幼児が正しく視認できているかを判断することができる。念のため、ランドルト環が表示された第一部材1を抜き出して回転させて異なる色の蟻が食べたと答えられるか複数回検査を行うこともでき、視力検査の精度を向上させることができる。このとき、一般に行われる無機質な検査と異なり、物語性を持たせているので、その大人は幼児を飽きさせることなく検査を行うことができる。
なお、他の実施形態において、CDケースやDVDケースのような部材を第一部材1としてランドルト環などの視標11を表示し、そこに蟻などの識別表示21が表示されたカード状の第二部材2を抜き差し、視力検査を行うこともできる。
〔第2実施形態〕
図3及び図4に示すように、第二部材2は、中ほどに貫通孔22を有する不透明な平坦な紙でできている。そして、その第二部材2に識別表示21である蟻4匹がそれぞれ異なる色彩を有して貫通孔22の周囲に表示されている。また、第1実施形態と同様に、第二部部材2に、連結具3である長さ28〜32cmの紐を取り付け、その紐のもう一方の末端に貫通する覗き窓41を有する眼鏡4を取り付けることもできる。
そして、絵本として構成される第一部材1の任意の頁に、視標11である切欠112を設けられた記号111として、ランドルト環が表示されている。なお、異なる頁に、視力0.1〜0.8程度まで0.1刻みで、ランドルト環が表示されるようにすることも可能である。視標11が表示された第一部材1を絵本とすることで、幼児により物語性を感じさせ、話の世界に引き込ませることができるので、幼児が飽きることなく複数回検査を行うことができる。例えば、草原に複数の蟻が住んでおり、そのうちの4匹の蟻が散歩しているとドーナツを見つけ、さらにそのうちの1匹の蟻が素早く食べてしまったというストーリーを見せておくなどすると、絵本のストーリーとして自然な流れで検査を行うことができ、幼児の親が家庭でも気軽に検査を行うことができる。
図4に示すように、ランドルト環である視標11が表示された第一部材1に、蟻である識別表示21が表示された第二部材2を、ランドルト環が貫通孔22を通して見えるように重ねて検査を行う。第一部材1と第二部材2は分離可能な別の部材であるので、第二部材2を第一部材1に対して90度、180度、270度回転させて複数回検査を行うことができ、さらに、異なる頁に表示され異なる大きさのランドルト環に対しても同様の検査を行うことができる。
〔第3実施形態〕
図5に示すように、第二部材2は、平坦な紙でできている。そして、その第二部材2に識別表示21である蟻8匹がそれぞれ異なる色彩を有して放射線状に表示されている。また、第1実施形態と同様に、第二部部材2に、連結具3である長さ28〜32cmの紐を取り付け、その紐のもう一方の末端に貫通する覗き窓41を有する眼鏡4を取り付けることもできる。
そして、八角形状の第一部材1の表面に、視標11である切欠112を設けられた記号111として、ランドルト環が表示されている。また、第一部材1の裏面に、貼ったり剥がしたりできる粘着剤が設けられていても良い。そのように粘着剤が設けられていると、ふいに幼児が第二部材2を叩いても第一部材1は落ちない。また、第一部材1を貼り付けた状態で第二部材2を立てかけることもできる。なお、図示しないが、視力0.1〜0.8程度まで0.1刻みで、測定したい視力に応じて複数枚のランドルト環が表示された第一部材1が用意されていても良い。
第二部材2の中央に、第一部材1を所望の角度で載置し、幼児にどの色の蟻がドーナツに模したランドルト環を食べたかを答えさせることにより検査を行う。第一部材1と第二部材2は分離可能な別の部材であるので、第一部材1を第二部材2に対して45度単位で回転させて複数回検査を行うことができる。
〔第4実施形態〕
図6に示すように、第二部材2は、平坦な紙でできている。そして、その第二部材2に識別表示21である蟻1匹が任意の色彩を有して表示されている。そして、それぞれ異なる色彩を有する1匹の蟻が表示された第二部材2が他に3枚存在する。また、第二部材2の裏面に、貼ったり剥がしたりできる粘着剤が設けられていても良い。そのように粘着剤が設けられていると、ふいに幼児が第一部材1を叩いても第二部材2は落ちない。また、第二部材2を貼り付けた第一部材1を立てかけることもできる。
そして、正方形状の第一部材1の表面に、視標11である切欠112を設けられた記号111として、Eチャートが表示されている。なお、図示しないが、視力0.1〜0.8程度まで0.1刻みで、測定したい視力に応じて複数枚のEチャートが表示された第一部材1が用意されていても良い。また、第1実施形態と同様に、第一部部材1に、連結具3である長さ28〜32cmの紐を取り付け、その紐のもう一方の末端に貫通する覗き窓41を有する眼鏡4を取り付けることもできる。
第一部材1のEチャートの周囲に、第二部材2を載置し、幼児にどの色の蟻がドーナツに模したEチャートを食べたかを答えさせることにより検査を行う。第一部材1と第二部材2は分離可能な別の部材であるので、第二部材2を第一部材1に対する配置を変更することができ、複数回検査を行うことができる。
〔第5実施形態〕
図7に示すように、第二部材2は、円形状の平坦な台紙でできている。そして、その第二部材2に識別表示21である蟻4匹がそれぞれ異なる色彩を有しての円の中心の周囲に表示されている。また、第1実施形態と同様に、第二部部材2に、連結具3である長さ28〜32cmの紐を取り付け、その紐のもう一方の末端に貫通する覗き窓41を有する眼鏡4を取り付けることもできる。
そして、第二部材2よりも径の小さい円形状の第一部材1の表面に、視標11である切欠112を設けられた記号111として、ランドルト環が表示されている。そして、第一部材1は、第二部材2に対して時計回り又は反時計回りに回転できるように軸設されている。なお、図示しないが、視力0.1〜0.8程度まで0.1刻みで、測定したい視力に応じて複数枚のランドルト環が表示された第一部材1を取替えることができるように用意されていても良い。
このように、4匹の蟻が表示された第二部材2に対して、第一部材1を所望の角度で調節し、幼児にどの色の蟻がドーナツに模したランドルト環を食べたかを答えさせることにより検査を行う。第一部材1と第二部材2は分離可能な別の部材であるので、第一部材1を第二部材2に対して90度単位で回転させて複数回検査を行うことができる。
〔第6実施形態〕
図8に示すように、第二部材2は、サイコロ状の六面体である立方体でできている。そして、その第二部材2のそれぞれの表面に識別表示21である蟻21a、図形21b、動物21cなどのキャラクターが表示されている。その第二部材2は4個用意され、それぞれにおいて色彩を変えたり図柄を変えたりすることもできる。
そして、第二部材2と同程度の大きさのサイコロ状の立方体である第一部材1の各表面に、視標11である切欠112を設けられた記号111として、ランドルト環が表示されている。第一部材1の各表面に、同じ大きさのランドルト環を表示することもできるし、視力の各段階を検査するために異なる大きさのランドルト環を表示することができる。
図9に示すように、ランドルト環が表示された第一部材1の4方向を囲むように、4個の第二部材2を、カテゴリーが共通する識別表示21を上面にして配置して、幼児にどの色の蟻がドーナツに模したランドルト環を食べたかを答えさせることにより検査を行う。第一部材1と第二部材2は分離可能な別の部材であるので、第一部材1を第二部材2に対して90度単位で回転させて複数回検査を行うことができるし、幼児がより興味を抱く識別表示21に変えて再度検査を行うことができる。
〔第7実施形態〕
図10に示すように、第二部材2は、平坦な紙でできている。そして、その第二部材2に識別表示21である蟻1匹が任意の色彩を有して表示されている。そして、それぞれ異なる色彩を有する1匹の蟻が表示された第二部材2が他に3枚存在する。また、第二部材2の裏面に、貼ったり剥がしたりできる粘着剤が設けられていても良い。
そして、サイコロ状の立方体である第一部材1の各表面に、視標11である切欠112を設けられた記号111として、ランドルト環が表示されている。第一部材1の各表面に、同じ大きさのランドルト環を表示することもできるし、視力の各段階を検査するために異なる大きさのランドルト環を表示することができる。
そして、ランドルト環が表示された第一部材1の4方向を囲むように、4個の第二部材2を配置して、幼児にどの色の蟻がドーナツに模したランドルト環を食べたかを答えさせることにより検査を行う。第一部材1と第二部材2は分離可能な別の部材であるので、蟻が表示されている第二部材2を貼り替えて複数回検査を行うことができる。また、第一部材1の面として異なる大きさのランドルト環が表示されている面を用いることにより、多段階の検査を行うことができる。
〔第8実施形態〕
図11に示すように、第二部材2は、サイコロ状の六面体である立方体でできている。そして、その第二部材2のそれぞれの表面に識別表示21である蟻21a、図形21b、動物21cなどのキャラクターが表示されている。その第二部材2は4個用意され、それぞれにおいて色彩を変えたり図柄を変えたりすることもできる。
そして、正方形状の第一部材1の表面に、視標11である切欠112を設けられた記号111として、Eチャートが表示されている。なお、図示しないが、視力0.1〜0.8程度まで0.1刻みで、測定したい視力に応じて複数枚のEチャートが表示された第一部材1が用意されていても良い。また、第1実施形態と同様に、第一部部材1に、連結具3である長さ28〜32cmの紐を取り付け、その紐のもう一方の末端に貫通する覗き窓41を有する眼鏡4を取り付けることもできる。
第一部材1のEチャートの周囲に、立方体状の第二部材2を載置し、幼児にどの色の蟻がドーナツに模したEチャートを食べたかを答えさせることにより検査を行う。第一部材1と第二部材2は分離可能な別の部材であるので、第二部材2を第一部材1に対する配置を変更することができ、複数回検査を行うことができる。また、幼児がより興味を抱く識別表示21に変えて再度検査を行うことができる。
〔第9実施形態〕
図12に示すように、スマートフォンやタブレット端末など平板状の電子計算機Cの画面Sに、視標11である切欠112を設けられた記号111として、ランドルト環を表示させ、そして、識別表示21である4匹の蟻を前記視標の周囲に表示させる処理を実行させる。なお、ランドルト環と蟻を表示させるタイミングは、同時でも良いし、時間差を設けて表示させても良い。これら表示手段は、電子計算機が有する記憶媒体にアプリケーションソフトウエアの一部として処理されるものであることが好ましい。なぜなら、各個人が持っているスマートフォンやタブレット端末などに、ダウンロードで簡単に使用することができるからである。また、電子計算機は、スマートフォンやタブレット端末などに限られるものでなく、ノート型パソコン、デクストップ型パソコンであってもよい。
第一部材1のランドルト環の周囲に、識別表示21である4匹蟻を表示し、幼児にどの色の蟻がドーナツに模したランドルト環を食べたかを答えさせることにより検査を行う。また、電子計算機の特性を活用して、第2実施形態の絵本である第二部材2のように、動画によって物語性を持たせて幼児の興味を引き付けることができる。例えば、草原に複数の蟻が住んでおり、そのうちの4匹の蟻が散歩しているとドーナツを見つけ、さらにそのうちの1匹の蟻が素早く食べてしまったというストーリーを見せた後に、検査を行うことができる。
さらに、電子計算機の特性を活用して、ランドルト環の大きさを変更したり、識別表示21である蟻を他の記号やキャラクターなどに変更したりすることができる設定手段を設けてもよい。この設定手段を設けることにより、幼児がどの程度の視力であるかを調べることができ、さらに幼児がより興味を抱く識別表示21に変えて幼児を飽きさせず複数回検査を行うことができる
〔第10実施形態〕
図13(a)に示すように、矩形状の第一部材1と第二部材2は組み合わされて使用される。矩形状の第一部材1の表面に、視標11である切欠112を設けられた記号111として、ランドルト環が複数表示されている。そして、第二部材2は、中ほどに貫通孔22を有する平坦な部材でできており、その第二部材2に識別表示21である4匹の動物がそれぞれ貫通孔22の周囲に表示されている。
そして、図13(b)は、矩形状の第一部材1の表面を示しており、視標11である切欠112を設けられた記号として、同じ大きさであって切欠112の箇所がそれぞれ異なるランドルト環が一列に複数表示されている。測定したい視力によって、大きさの異なるランドル環が示された他の第一部材に取り換えて使用することができる。例えば、近見視力を測定するために、近見視力値として「0.3」、「0.5」、「0.8」などに対応し、複数のランドルト環などの視標11が示された第一部材を取り換えて使用することができる。また、本実施形態において、視標11はランドルト環であるが、他の実施形態において、円環状のドーナツが一部欠けた絵などのように、より幼児等に興味が持ちやすいような視標とすることもできる。なお、本実施形態において、視標11であるランドルト環が4つ示されているが、他の実施形態において、3つ又は5つ以上示されていてもよい。
図13(c)は矩形状の第一部材1と第二部材2は組み合わされた視力測定具を裏面から見た図である。第一部材1の裏面には、表面に示された複数の指標11の切欠112の箇所が上下左右などどの箇所であるかについてそれぞれ対応する印12である矢印が仕切13により区画して示されている。これにより、検査する者が、表面にある指標11の切欠112の箇所をいちいち表面から確認しなくとも裏面から判断することができる。そして、第二部材2の裏側には、貫通孔22の上下に略平行である2本のレール23が設けられており、第一部材1をそのレール23の間に配設し、適宜第一部材1を長手方向に移動させることより、一の視力値について円滑に検査することができる。また、レール23には、貫通孔22を挟み、第一部材1の仕切13に対応するように複数の目印231が表示されている。これにより、第一部材1の表面に示された視標11が適切に貫通孔22から視認できる位置にあることをいちいち表面から確認しなくとも裏面から判断することができる。
〔第11実施形態〕
図14に示すように、平面状のシート部材に、視標11が示されており、識別表示21が視標11の周囲に配置されて示されており、そのシート部材が複数枚重ね合わされ日めくりカレンダーのような冊子となっている。視標11である切欠112を設けられた記号111として、ランドルト環が表示されている。そして、識別表示21である4匹の動物がそのランドルト環の周囲にそれぞれ表示されている。また、図14には視標11と識別表示21が共に示された1枚目しか示していないが、2枚目以降において、切欠112のある箇所が1枚目とは異なる記号111が示されていたり、さらには、1枚目とは異なる動物などの識別表示21が示されていたりしてもよい。
1・・・第一部材
11・・視標
111・記号
112・切欠
12・・印
13・・仕切
2・・・第二部材
21・・識別表示
22・・貫通孔
23・・レール
231・目印
3・・・連結具
4・・・眼鏡
41・・覗き窓
C・・・電子計算機
S・・・画面

Claims (4)

  1. 視力検査に用いられる視標が表示された第一部材と、
    前記視標とは異なる識別表示を有し前記第一部材とは分離可能である第二部材と、を備え、
    前記視標の周囲に前記識別表示が配置されて使用され
    前記第一部材と前記第二部材のうち少なくとも一方が透明な材料からなることを特徴とする視力測定具。
  2. 視力検査に用いられる視標が表示された第一部材と、
    前記視標とは異なる識別表示を有し前記第一部材とは分離可能である第二部材と、を備え、
    前記視標の周囲に前記識別表示が配置されて使用され、
    前記第二部材が貫通孔を有し、前記第一部材と前記第二部材を重ね合わせて前記貫通孔から前記視標が視認可能に使用されることを特徴とする視力測定具。
  3. 視力検査に用いられる視標が表示された第一部材と、
    前記視標とは異なる識別表示を有し前記第一部材とは分離可能である第二部材と、を備え、
    前記視標の周囲に前記識別表示が配置されて使用され、
    前記第一部材と前記第二部材のうち少なくとも前記第一部材が立体形状であり、前記第一部材に複数の前記視標が一つの面に一つずつ設けられていることを特徴とする視力測定具。
  4. 視力検査に用いられる視標が表示された第一部材と、
    前記視標とは異なる識別表示を有し前記第一部材とは分離可能である第二部材と、を備え、
    前記視標の周囲に前記識別表示が配置されて使用され、
    前記第一部材が平面形状であり、一の面に複数の視標が記載され、前記第二部材が平面形状であり、一の面に前記第一部材を配設するレールが設けられていることを特徴とする視力測定具。
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