JP5824591B1 - アイアン型ゴルフクラブヘッドの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな慣性モーメントと低いヘッド重心とを両立しうるアイアン型ゴルフクラブヘッドを提供する。【解決手段】ソール6の面に、トウ・ヒール方向にのびる凹溝34が形成されたヘッド本体30と、ヘッド本体30の凹溝34に固着された錘部材50とを含むアイアン型ゴルフクラブヘッド1の製造方法である。錘部材50は、トウ側錘部材51、ヒール側錘部材52及び凹溝34の全長さに亘ってトウ・ヒール方向にのびるソールカバー53を含んでいる。アイアン型ゴルフクラブヘッド1の製造方法は、凹溝34に、トウ側錘部材51及びヒール側錘部材52を挿入して嵌めこむ挿入工程と、ソールカバー53を、トウ側錘部材51及びヒール側錘部材52のソール側から覆うように配置する配置工程と、ソールカバー53を、ヘッド本体30に溶接固着する溶接工程とを含んでいる。【選択図】図4

Description

本発明は、アイアン型ゴルフクラブヘッドに関し、詳しくは、大きな慣性モーメントと低いヘッド重心とを有するアイアン型ゴルフクラブヘッドに関する。
近年、ヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントが大きいアイアン型ゴルフクラブヘッドが提案されている(下記特許文献1参照)。このようなヘッドは、フェースセンターよりもトウ側又はヒール側でボールを打撃した場合でもヘッドが前記垂直軸周りに回転し難いため、打球の方向性を改善することができる。
また、低いヘッド重心を持つアイアン型ゴルフクラブヘッドも提案されている(下記特許文献2及び3参照)。このようなヘッドは、フェースのスイートスポットよりも上側でボールを打撃する機会を高める。スイートスポットよりも上側でボールを打撃したとき、ヘッドは、ロフト角が大きくなる向きに微小角回転するため、打球の打ち出し角度が大きくなる。従って、低いヘッド重心を持つアイアン型ゴルフクラブヘッドは、打球が高く上がりやすい。これは、打球の飛距離を増大させるのに役立つ。
従って、大きな慣性モーメントと低いヘッド重心との両方を具えたアイアン型ゴルフクラブヘッドは、打球の飛距離と方向性とを向上させることができる。しかしながら、アイアン型ゴルフクラブヘッドにおいて、慣性モーメントを大きくすると、ヘッド重心の位置が高くなる傾向があった。
特開平9−253248号公報 特開平10−295861号公報 特開2014−410号公報
発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、アイアン型ゴルフクラブヘッドを6つの領域に仮想区分し、各領域の比重(平均比重)を相互に関連付けて規定することにより、大きな慣性モーメントと低いヘッド重心とを両立させることが可能であるとの知見を得た。
以上のように、本発明の主な目的は、大きな慣性モーメントと低いヘッド重心とを両立しうるアイアン型ゴルフクラブヘッドを提供することにある。
本発明は、アイアン型ゴルフクラブヘッドであって、規定のライ角及びロフト角で水平面に置かれたヘッドの基準状態において、前記水平面から17mmの高さに定義された水平な仮想の第1平面と、フェースセンターからトウ側に15mmの位置をヘッド前後方向にのびる垂直な仮想の第2平面と、フェースセンターからヒール側に15mmの位置をヘッド前後方向にのびる垂直な仮想の第3平面とにより、前記ヘッドが、上側ヒール領域、下側ヒール領域、上側中間領域、下側中間領域、上側トウ領域及び下側トウ領域の6つに仮想区分された場合において、次の関係(1)乃至(7)を充足することを特徴とする。
ρ1<ρ2 …(1)
ρ3<ρ4 …(2)
ρ5<ρ6 …(3)
ρ4<ρ2 …(4)
ρ4<ρ6 …(5)
ρ3<ρ1 …(6)
ρ3<ρ5 …(7)
ただし、符号は、次の通りであるである。
ρ1:上側ヒール領域の平均比重
ρ2:下側ヒール領域の平均比重
ρ3:上側中間領域の平均比重
ρ4:下側中間領域の平均比重
ρ5:上側トウ領域の平均比重
ρ6:下側トウ領域の平均比重
本発明の他の態様では、さらに、次の関係(8)を充足しても良い。
ρ6>ρ2 …(8)
本発明の他の態様では、さらに、次の関係(9)乃至(14)を充足しても良い。
w3<w4 …(9)
w5<w6 …(10)
w4<w2 …(11)
w4<w6 …(12)
w3<w1 …(13)
w3<w5 …(14)
ただし、符号は、次の通りである。
w1:上側ヒール領域の質量
w2:下側ヒール領域の質量
w3:上側中間領域の質量
w4:下側中間領域の質量
w5:上側トウ領域の質量
w6:下側トウ領域の質量
本発明の他の態様では、さらに、次の関係(15)を充足しても良い。
w1−w2<1(g) …(15)
本発明の他の態様では、アイアン型ゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体と、前記ヘッド本体に固着された錘部材とを含み、前記ヘッド本体には、ソールにトウ・ヒール方向にのびる凹溝が形成されており、前記凹溝には、前記錘部材が固着されており、前記錘部材は、前記凹溝のトウ側に嵌めこまれたトウ側錘部材と、前記凹溝のヒール側に嵌めこまれたヒール側錘部材と、前記トウ側錘部材及び前記ヒール側錘部材を覆って前記凹溝に固着されるソールカバーとを含んでも良い。
本発明の他の態様では、前記ソールカバーは、前記ヘッド本体よりも大きい比重を有し、前記トウ側錘部材及び前記ヒール側錘部材は、いずれも、前記ソールカバーよりも大きい比重を有しても良い。
本発明の他の態様では、前記トウ側錘部材は、前記ヒール側錘部材よりも大きい比重を有しても良い。
本発明の他の態様では、前記ソールカバーは、前記ヘッド本体に溶接固着されており、前記トウ側錘部材及び前記ヒール側錘部材は、前記ヘッド本体及び前記ソールカバーに固着されることなくこれらの間で保持されていても良い。
本発明の他の態様では、前記ソールカバーは、前記トウ側錘部材の下方に位置するトウ側薄肉領域と、前記ヒール側錘部材の下方に位置するヒール側薄肉領域と、これらの間のセンター厚肉領域とを含んでいても良い。
本発明のアイアン型ゴルフクラブヘッドは、大きな慣性モーメントと低いヘッド重心とを両立させることができる。
本実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッドの基準状態の正面図である。 図1のアイアン型ゴルフクラブヘッドをトウ側から見た側面図である。 6つの領域に仮想区分された図1のアイアン型ゴルフクラブヘッドの概略図である。 本実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。 本実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッドの基準状態の底面図である。 図5のA−A線断面図である。 図6のヒール側部分の拡大図である。 従来例のアイアン型ゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッド(以下、単に、「ヘッド」ということがある。)1の基準状態の正面図が示されている。図2は、図1をトウ側から見た側面図である。ここで、ヘッド1の基準状態とは、ヘッド1が、規定のライ角α及びロフト角βで水平面HPに置かれた状態である。特に言及されていない場合、ヘッド1は、常にこの基準状態に置かれているものとして理解されなければならない。
規定のライ角とは、当該ヘッド1に定められた(表示された)ライ角であり、シャフト中心線CLと水平面HPとのなす角度である。規定のロフト角とは、当該ヘッド1に定められた(表示された)ロフト角であり、垂直面に対するフェース4の角度である。これらの角度は、いずれも、シャフト中心線CLが、任意の垂直面内に配された状態で特定される。
ヘッド1は、本体2と、ホーゼル部3とを含んでいる。
本体2は、フェース4、トップ5、ソール6及びトウ7を含んでいる。
フェース4は、ボールを打撃する実質的に平坦な面である。このフェース4には、例えば、スコアライン10等のインパクトエリアマーキングが設けられている。最も長いスコアライン10Mの中点Xを通ってフェース4を上下に横断する位置は、フェース4のトウ・ヒール方向の中心位置であるフェースセンターFCとして定義される。
トップ5は、フェース4の上縁からヘッド後方にのびているヘッド1の上面部分である。ソール6は、フェース4の下縁からヘッド後方にのびているヘッド1の底面部分である。トウ7は、ホーゼル部3から最も離れた部分であり、トップ5とソール6との間を滑らかに接続している部分である。
ホーゼル部3は、クラブシャフト(図示省略)を保持するためのシャフト差込穴8を有した、例えば筒状である。
本実施形態では、図3に示されるように、ヘッド1が、6つの領域に仮想区分され、各領域の平均比重が互いに関連付けて規定されている。
図3は、基準状態のヘッド1の概略図であり、ヘッド1を6つの領域に仮想区分するために、ヘッド1に、第1平面P1、第2平面P2及び第3平面P3の3つの平面が定義されている。
第1平面P1は、水平面HPから17mmの高さに定義された水平な仮想の平面である。第1平面P1の高さが17mmとされているのは、アイアン型ゴルフクラブヘッド1で正しくボールを打撃した場合の大凡の打撃位置(高さ)を想定したものである。
第2平面P2は、フェースセンターFCからトウ側に15mmの位置をヘッド前後方向にのびる垂直な仮想の平面である。第3平面は、フェースセンターFCからヒール側に15mmの位置をヘッド前後方向にのびる垂直な仮想の平面である。ここで、ヘッド前後方向とは、図2に符合Fで示されるように、シャフト中心線CLが配置されている垂直面と直交する方向である。種々の打撃実験を考慮の上、アベレージゴルファの主たる打撃領域を定めるために、第2平面P2及び第3平面P3が、それぞれフェースセンターFCから15mmを隔てて定義されている。
図3に示したように、基準状態のヘッド1に上記3つの平面P1乃至P3を定義することにより、ヘッド1が、上側ヒール領域21、下側ヒール領域22、上側中間領域23、下側中間領域24、上側トウ領域25及び下側トウ領域26の6つに仮想区分される。そして、各領域21乃至26の平均比重ρ1乃至ρ6は、次の関係(1)乃至(7)を充足することを特徴とする。
ρ1<ρ2 …(1)
ρ3<ρ4 …(2)
ρ5<ρ6 …(3)
ρ4<ρ2 …(4)
ρ4<ρ6 …(5)
ρ3<ρ1 …(6)
ρ3<ρ5 …(7)
ただし、符号は、次の通りである。
ρ1:上側ヒール領域の平均比重
ρ2:下側ヒール領域の平均比重
ρ3:上側中間領域の平均比重
ρ4:下側中間領域の平均比重
ρ5:上側トウ領域の平均比重
ρ6:下側トウ領域の平均比重
ここで、上記「平均比重」とは、対象領域が1種の材料から構成されている場合には、当該材料の比重を意味し、対象領域が複数種の材料から構成されている場合には、各材料の比重を、各材料の体積で重み付けした加重平均で計算される。
本実施形態のヘッド1は、上記関係(1)乃至3により、上側ヒール領域21の平均比重ρ1が下側ヒール領域22の比重ρ2よりも小さく、上側中間領域23の平均比重ρ3が下側中間領域24の平均比重ρ4よりも小さく、上側トウ領域25の平均比重ρ5が下側トウ領域26の平均比重ρ6よりも小さい。これらの関係により、ヘッド1は、比較的容易に、第1平面P1よりも上側の領域が軽量化される一方、第1平面P1よりも下側により多くの質量が配分され得る。これは、ヘッド1の重心をより低く位置させるのに役立つ。
また、本実施形態のヘッド1は、上記関係(4)乃至(7)により、下側中間領域24の平均比重ρ4が、下側ヒール領域22の平均比重ρ2及び下側トウ領域26の平均比重ρ6よりも小さく、かつ、上側中間領域23の平均比重ρ3が、上側ヒール領域21の平均比重ρ1及び上側トウ領域25の平均比重ρ5よりも小さい。これらの関係により、第2平面P2と第3平面P3との間の中間領域を軽量化しうる一方、第2平面P2よりもトウ側の領域及び第3平面P3よりもヒール側の領域に、より多くの質量が配分され得る。これにより、ヘッド1は、より大きな慣性モーメントを提供し、打球の方向性を改善することができる。なお、本明細書で単に「慣性モーメント」という場合、それは、ヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントを意味している。
より好ましい実施形態では、ヘッド1は、次の関係(8)を充足することができる。
ρ6>ρ2 …(8)
ヘッド1のホーゼル部3は、ヒール側の比較的高い位置に比較的大きな質量を提供する。一方、上記関係(8)により、ホーゼル部3とは反対側、即ち、トウ側の低い位置にある下側トウ領域26の平均比重ρ6が、下側ヒール領域22の平均比重ρ2よりも大きく構成されることで、ヘッド1の低重心化を図りながら、効果的に慣性モーメントを増大させることができる。
好ましい態様では、関係(1)乃至(8)において、比較される2つの比重の差は、少なくとも0.5以上であるのが望ましい。これにより、より低いヘッド重心とより大きな慣性モーメントを得るための効果的な重量配分が実現される。
本実施形態では、6つの領域において、平均比重ρ1乃至ρ6は、次のように設定されている。
ρ3<ρ5<ρ4<ρ1<ρ2<ρ6
好ましい態様では、6つの領域の中で最も小さい平均比重を持つ上側中間領域23の平均比重ρ3は、例えば6.0未満とされ、より好ましくは5.8以下、さらに好ましくは5.5以下とされる。
好ましい態様では、6つの領域の中で最も大きい平均比重を持つ下側トウ領域26の平均比重ρ6は、9.0以上、より好ましくは9.5以上、さらに好ましくは9.8以上とされる。
上記のように構成されたヘッド1は、さらに、次の関係(9)乃至(14)を充足することが望ましい。
w3<w4 …(9)
w5<w6 …(10)
w4<w2 …(11)
w4<w6 …(12)
w3<w1 …(13)
w3<w5 …(14)
ただし、符号は、次の通りである。
w1:上側ヒール領域の質量
w2:下側ヒール領域の質量
w3:上側中間領域の質量
w4:下側中間領域の質量
w5:上側トウ領域の質量
w6:下側トウ領域の質量
ヘッド1が、上記関係(1)乃至(14)を充足することによって、より確実に、低いヘッド重心と大きな慣性モーメントを提供することができる。さらに好ましい態様では、下記関係(15)を満足することが望ましい。従来のアイアン型ゴルフクラブヘッドでは、w1>w2であり、かつ、その差W1−W2が6g(グラム)以上とされていたが、関係(15)を満たすことにより、ヒール側において、より低い位置に多くの質量を配分することができる。さらに好ましくは、w2>w1とされる。
w1−w2<1(g) …(15)
図4には、上述のような比重及び質量の関係を充足することができるヘッド1の一例が、分解して示されている。この実施形態のヘッド1は、構成部品で区分した場合、ヘッド本体30と、ヘッド本体30に固着された錘部材50とを含んでいる。
好ましい態様では、ヘッド本体30は、フェース4の主要部を構成するフェースプレート31と、このフェースプレート31が装着される受け枠32とを含んでいる。
フェースプレート31は、構成要素の中で最も小さい比重を有する材料で構成されている。フェースプレート31には、好ましくは比重が4.5以下のチタン合金が好適に採用され得る。
本実施形態の受け枠32は、トップ5、ソール6及びトウ7で囲まれてヘッド前後方向に貫通する開口部Oを有している。受け枠32は、開口部Oの周りに、フェースプレート31の周縁部が固着されるフェース取付部33が設けられている。開口部Oは、フェース取付部33にフェースプレート31が固着されることにより、閉じられる。また、受け枠32は、ホーゼル部3を一体に具えている。ヘッド本体30には、さらに、ソール6の面にトウ・ヒール方向にのびる凹溝34が形成されている。好ましい態様として、このような受け枠32は、基本的な強度と良好な加工性などを具えている鉄基合金が採用され、好ましくはステンレス又は炭素鋼などが用いられる。
図5は、ヘッド1の基準状態の底面図である。図4及び図5に示されるように、凹溝34は、例えば、ソール6のトウ・ヒール方向に沿ってのびる長尺状である。本実施形態の凹溝34は、ソール6のトウ・ヒール方向のほぼ全域に亘って形成されており、そのトウ側の端部及びヒール側の端部は、それぞれトウ7及びホーゼル部3の一部にまで達している。図5に示されるように、凹溝34は、リーディングエッジL1とトレーリングエッジL2との間に収まるヘッド前後方向の幅を具えている。
図6は、図5のA−A線断面図である。図4及び図6に示されるように、凹溝34は、トウ側凹溝部34aと、ヒール側凹溝部34bと、これらの間を繋ぐ中間凹溝部34cとを含んでいる。図6からも明らかなように、トウ側凹溝部34a及びヒール側凹溝部34bは、中間凹溝部34cよりも、より深くソール6の外表面から凹んでいる。
錘部材50は、上記凹溝34に固着されるもので、本実施形態では、トウ側錘部材51、ヒール側錘部材52及びソールカバー53の3つの要素を含んでいる。これらの各錘部材51、52及び53は、いずれも、ヘッド本体30(フェースプレート31及び受け枠32)よりも大きい比重を有する。好ましい態様では、これらの錘部材50の比重は、9.0以上とされる。
トウ側錘部材51は、ヘッド1のトウ側により集中的に質量を提供するように、フェースセンターFCよりもトウ側に設けられている。トウ側錘部材51は、トウ側凹溝部34aにほぼ隙間なく挿入される立体形状を有している。従って、トウ側錘部材51は、トウ側凹溝部34aへの挿入により、ヘッド前後方向、上方向及びトウ・ヒール方向の実質的な移動が拘束される。一方、トウ側錘部材51の下面は、ソール6の外表面を構成しないようソール6の外表面よりも上側に位置している。トウ側錘部材51の形状は、特に限定されるものではない。
ヒール側錘部材52は、ヘッド1のヒール側により集中的に質量を提供するように、フェースセンターFCよりもヒール側に設けられている。ヒール側錘部材52は、ヒール側凹溝部34bにほぼ隙間なく挿入可能な立体形状を有している。従って、ヒール側錘部材52は、ヒール側凹溝部34bへの挿入により、ヘッド前後方向、上方向及びトウ・ヒール方向の実質的な移動が拘束される。一方、ヒール側錘部材52の下面も、ソール6の外表面を構成しないように、ソール6の外表面よりも上側に位置している。ヒール側錘部材52の形状は、特に限定されるものではない。
ソールカバー53は、フェースセンターFCを横切るように、トウ・ヒール方向にのびている。本実施形態のソールカバー53は、凹溝34の全長さに亘ってトウ・ヒール方向にのびている。これにより、本実施形態のソールカバー53は、トウ側錘部材51及びヒール側錘部材52をそれらの下側(ソール側)から覆うように配置される。
好ましい態様では、より低いヘッド重心とさらに大きな慣性モーメントを得るために、上記関係(2)、(4)及び(5)を満足すべく、トウ側錘部材51及びヒール側錘部材52は、ソールカバー53よりも大きい比重を有する。さらに、関係(8)を満足させるために、トウ側錘部材51は、ヒール側錘部材52よりも大きな比重を有するのが望ましい。
トウ側錘部材51の比重は、好ましくは14よりも大きく、さらに好ましくは15以上、さらに好ましくは16以上とされる。ヒール側錘部材52の比重は、好ましくは10よりも大きく、さらに好ましくは11以上、より好ましくは13以上とされる。ソールカバー53の比重は、好ましくは9以上10以下であるのが望ましい。
本実施形態では、上記各錘部材51、52及び53は、いずれもW、Ni及びFeを含むタングステン・ニッケル・鉄合金で構成されている。各錘部材51、52及び53の比重は、主として、高比重のWの添加量によって調節される。即ち、合金の化学成分中、Wの割合を高めることによって、大きな比重を得ることができる。本実施形態では、トウ側錘部材51及びヒール側錘部材52の合金材料は、ソールカバー53の合金材料よりも多くのWを含んでおり、これにより、ソールカバー53よりも大きい比重を持つ。
タングステン・ニッケル・鉄合金は、Wの添加量が増えることにより大きな比重を持ち得る一方、鉄基合金との溶接性が低下する。従って、トウ側錘部材51及びヒール側錘部材52により多くのWを含有するタングステン・ニッケル・鉄合金が用いられた場合、トウ側錘部材51及びヒール側錘部材52は、鉄基合金のヘッド本体30との間で十分な強度を持った溶接継手を形成するのが困難になる。一方、Wの割合が、トウ側錘部材51及びヒール側錘部材52よりも少ないソールカバー53は、これらの錘部材51及び52に比べて、鉄基合金との溶接が十分に可能である。
本実施形態では、ソールカバー53は、ヘッド本体30(受け枠32)に溶接固着されている。しかし、トウ側錘部材51及びヒール側錘部材52は、受け枠32には溶接固着されていないし、ソールカバー53とも溶接されていない。即ち、トウ側錘部材51及びヒール側錘部材52は、本質的に、ヘッド本体30とソールカバー53とによって画定されるヘッド内部の空間に密に適合した状態で保持されている。このような構成によれば、3つの錘部材51乃至53をヘッド本体30に固着する際、トウ側錘部材51及びヒール側錘部材52は、それぞれの形状に適合(フィット)するトウ側凹溝部34a及びヒール側凹溝部34bに挿入して嵌めこむことで容易に位置決めでき、その後、ソールカバー53だけをヘッド本体30の凹溝34に溶接固着すれば足りる。従って、本実施形態のヘッド1は、非常に少ない工数で、錘部材50をヘッド本体30に固着することが可能である。
より大きな慣性モーメントとより低いヘッド重心を得るために、トウ側錘部材51及びヒール側錘部材52の比重は、好ましくは10以上、より好ましくは12以上、さらに好ましくは13以上が望ましい。一方、鉄基合金のヘッド本体30とのより強固な溶接接合を実現するために、ソールカバー53の比重は、好ましくは10未満であるのが望ましい。
さらに好ましい態様として、図6に示されるように、ソールカバー53は、トウ側薄肉領域53aと、ヒール側薄肉領域53bと、これらの間をのびているセンター厚肉領域53cとを含んでいる。
ソールカバー53のトウ側薄肉領域53aは、トウ側錘部材51の下方に位置する部分として定義される。また、ソールカバー53のヒール側薄肉領域53bは、ヒール側錘部材52の下方に位置する部分として定義される。これらのトウ側薄肉領域53a及びヒール側薄肉領域53bは、極力薄く構成されることが望ましい。これにより、トウ側錘部材51及びヒール側錘部材52は、それぞれ、より下方(ソール6の外表面側)に配置され、より低いヘッド重心を提供できる。特に好ましい態様では、トウ側薄肉領域53aの厚さt1及びヒール側薄肉領域53bの厚さt2は、例えば、3.0mm以下、より好ましくは2.5mm以下、さらに好ましくは2.0mm以下で構成される。
ソールカバー53のセンター厚肉領域53cは、トウ側薄肉領域53aの厚さt1及びヒール側薄肉領域53bの厚さt2よりも大きな厚さt3で構成されている。このような厚さの差を利用して、本実施形態のソールカバー53の上面のトウ側薄肉領域53aとの境界部分には、階段状の段差54が設けられている。同様に、ソールカバー53の上面のヒール側薄肉領域53bとの境界部分には、階段状の段差55が設けられている。これらの段差は、凹溝34の内部に溶接されずに配置されているトウ側錘部材51及びヒール側錘部材52のトウ・ヒール方向の位置をより確実に拘束し、ヘッド内部での位置をより安定させ得る。これにより、望ましくない打撃フィーリングや打撃音の発生が防止される。
図7には、本発明の他の実施形態として、図6のヒール側部分の拡大図が示されている。図7では、図6とは逆に、ソール6が上側に向いた状態で描かれている。この実施形態では、ヒール側錘部材52の位置をより安定させるために、仮留め部材60が用いられている。
仮留め部材60は、溶融金属の固化物である。好ましくは、溶融金属は、ヘッド本体30(より具体的には受け枠32)と同一又は主成分が共通する金属材料で構成されている。ヒール側凹溝部34bにヒール側錘部材52が挿入された後、例えば、ステンレスの溶融金属が、例えば、スポット的にヒール側錘部材52とヒール側凹溝部34bとの境界部に盛られる。特に好ましい態様では、図7に示されるように、溶融金属の一部は、ヒール側錘部材52のソール6側の面52aを覆うように断面鉤爪状に配置される。このような溶融金属は、ヒール側錘部材52と金属結合するものではないが、ヘッド本体30とは連続性をもって一体的に固着される。このため、ヒール側錘部材のソール側への移動をより確実に防止することができる。なお、図示していないが、このような仮留め部材60は、トウ側錘部材51についても同様に適用され得る。
以上本発明の実施形態が、詳細に説明されたが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図1〜7に示した本実施形態のヘッドが試作され、慣性モーメント及びヘッド重心の高さが測定された。また、比較のために、図8に示されるように、フェースプレートaと、受け部bと、錘部材cとからなるヘッドについても、同様に測定された。この錘部材cは、ホーゼル部dを一体に含んでいる(詳細は特許第5572249号公報を参照のこと)。各ヘッドの主な仕様やテスト方法は、以下の通りである。
<共通仕様>
ヘッド:6番アイアン
ライ角α:61.5°
ロフト角β:27°
<実施例(図4)>
錘部材の材料:タングステン・ニッケル・鉄合金
トウ側錘部材の比重:16
ヒール側錘部材の比重:14
ソールカバーの比重:9.5
フェース部材の材料:チタン合金(比重:4.4)
フェース受け部の材料:SUS630(比重:7.8)
<従来例(図8)>
錘部材の材料:タングステン・ニッケル・鉄合金(比重:9.5)
フェース部材の材料:チタン合金(比重:4.4)
フェース受け部の材料:SUS630(比重:7.8)
テスト方法は、次の通りである。
<重心高さ>
基準状態のヘッドにおいて、水平面からヘッド重心までの垂直高さが測定された。
<慣性モーメント>
基準状態のヘッドにおいて、ヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントが INERTIA DYNAMICS Inc 社製のMOMENT OF INERTIA MEASURING INSTRUMENTの MODEL NO.005-002を用いて測定された。
テストの結果、実施例のヘッドは、従来例のヘッドに比べて、大きな慣性モーメントを維持したまま低いヘッド重心を提供していることが確認できた。
1 アイアン型ゴルフクラブヘッド
2 本体
3 ホーゼル部
4 フェース
5 トップ
6 ソール
7 トウ
21 上側ヒール領域
22 下側ヒール領域
23 上側中間領域
24 下側中間領域
25 上側トウ領域
26 下側トウ領域
30 ヘッド本体
31 フェースプレート
32 受け枠
34 凹溝
34a トウ側凹溝部
34b ヒール側凹溝部
34c 中間凹溝部
50 錘部材
51 トウ側錘部材
52 ヒール側錘部材
53 ソールカバー
53a トウ側薄肉領域
53b ヒール側薄肉領域
53c センター厚肉領域
P1 第1平面
P2 第2平面
P3 第3平面

Claims (6)

  1. ソールの面に、トウ・ヒール方向にのびる凹溝が形成されたヘッド本体と、前記ヘッド本体の前記凹溝に固着された錘部材とを含むアイアン型ゴルフクラブヘッドの製造方法であって、
    前記錘部材は、トウ側錘部材、ヒール側錘部材及び前記凹溝の全長さに亘ってトウ・ヒール方向にのびるソールカバーを含み、
    前記アイアン型ゴルフクラブヘッドの製造方法は、
    前記凹溝に、前記トウ側錘部材及び前記ヒール側錘部材を挿入して嵌めこむ挿入工程と、
    前記ソールカバーを、前記トウ側錘部材及び前記ヒール側錘部材のソール側から覆うように配置する配置工程と、
    前記ソールカバーを、前記ヘッド本体に溶接固着する溶接工程と、
    前記挿入工程の後かつ前記溶接工程の前に、前記トウ側錘部材及び前記ヒール側錘部材の少なくとも一方と、前記凹溝との境界部に溶融金属が盛られる仮留め工程とを含み、
    前記溶融金属は、前記ヘッド本体と同一又は主成分が共通する金属材料で構成されており、かつ、前記トウ側錘部材及び前記ヒール側錘部材と金属結合するものではないが、前記ヘッド本体とは連続性をもって一体的に固着されるアイアン型ゴルフクラブヘッドの製造方法。
  2. 前記ヘッド本体には、鉄基合金が用いられ、
    前記トウ側錘部材、前記ヒール側錘部材及び前記ソールカバーには、いずれもタングステン・ニッケル・鉄合金が用いられる請求項1に記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドの製造方法。
  3. 前記トウ側錘部材及び前記ヒール側錘部材の比重は、10以上であり、
    前記ソールカバーの比重は、10未満である請求項1又は2に記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドの製造方法。
  4. 前記ソールカバーには、前記トウ側錘部材及び前記ヒール側錘部材のトウ・ヒール方向の位置を拘束する段差が設けられている請求項1乃至3のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドの製造方法。
  5. 前記挿入工程において、前記トウ側錘部材及び前記ヒール側錘部材は、前記ヘッド本体に溶接固着されない請求項1乃至4のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドの製造方法。
  6. 前記溶融金属の一部は、前記トウ側錘部材及び前記ヒール側錘部材の少なくとも一方のソール側の面を覆うように断面鉤爪状に配置される請求項1乃至5のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドの製造方法。
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