JP5815189B2 - Fender protector - Google Patents
Fender protector Download PDFInfo
- Publication number
- JP5815189B2 JP5815189B2 JP2011262584A JP2011262584A JP5815189B2 JP 5815189 B2 JP5815189 B2 JP 5815189B2 JP 2011262584 A JP2011262584 A JP 2011262584A JP 2011262584 A JP2011262584 A JP 2011262584A JP 5815189 B2 JP5815189 B2 JP 5815189B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support panel
- groove
- slit
- thin
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
本発明は、車両のタイヤハウスの内側を覆うフェンダプロテクタの構成に関するものであり、特にバンパの下辺部裏面から内向きに延設されたフランジ部を固定するフェンダプロテクタの端部に形成したパネル部の構成に関するものである。 The present invention relates to a configuration of a fender protector that covers an inner side of a tire house of a vehicle, and in particular, a panel portion formed at an end portion of a fender protector that fixes a flange portion extending inwardly from a back surface of a lower side of a bumper. Is related to the configuration of
従来から、自動車の外装パネルとして使用されるバンパは、合成樹脂材を用いて製造したものが数多く用いられている。合成樹脂材を成形してバンパを製造することにより、バンパの軽量化を図ることができると共に、バンパを鋼板のプレス成形で構成した場合には得難い複雑な形状のバンパを、比較的容易に得ることができる。 Conventionally, many bumpers manufactured using a synthetic resin material are used as exterior panels of automobiles. By manufacturing a bumper by molding a synthetic resin material, it is possible to reduce the weight of the bumper, and relatively easily obtain a bumper having a complicated shape that is difficult to obtain when the bumper is formed by press forming of a steel plate. be able to.
そして、複雑な形状にバンパを製造することが可能になるので、曲線的で滑らかな流線型をしたデザインにバンパを構成することができ、空気抵抗を少なくした空気力学的に有利な形状にバンパを構成することができる。 And because it becomes possible to manufacture bumpers in complex shapes, the bumpers can be configured in a curved and smooth streamlined design, and the bumpers can be made into aerodynamically advantageous shapes with reduced air resistance. Can be configured.
また、鋼板で製造したバンパでは、跳ね上げた小石等によってバンパの表面にチッピング傷などが付くと、塗装が削られてしまい削られた傷の箇所に雨水等が接触して鋼板を腐食させてしまう問題も生じる。チッピング傷の影響を減らすためには、鋼板に対して耐チッピングの樹脂コーティングを塗装することが求められることになる。これらの理由から、バンパとしては、鋼板パネルに代えて樹脂パネルが数多く採用されてきている。 In addition, in bumpers made of steel plates, if the surface of the bumper has chipping scratches caused by pebbled pebbles, etc., the paint will be scraped off, and rainwater etc. will come into contact with the scraped scratches to corrode the steel plate. The problem will end up. In order to reduce the effect of chipping scratches, it is required to apply a chipping-resistant resin coating to the steel sheet. For these reasons, many resin panels have been adopted as bumpers instead of steel plate panels.
一方、自動車の下面を覆うアンダーパネルを採用することも増えている。アンダーパネルを採用することによって、例えば、ガソリン車やディーゼル車では、エンジンや補器類の下面を保護し、ハイブリッド車や電気自動車では、モータ、インバータ、二次電池などの下面を保護することができる。そして、空気抵抗面を改善するため、アンダーパネルの下面をフラットに形成することができる。 On the other hand, the use of an under panel that covers the lower surface of an automobile is also increasing. By adopting an under panel, for example, the lower surface of engines and accessories can be protected in gasoline vehicles and diesel vehicles, and the lower surfaces of motors, inverters, secondary batteries, etc. can be protected in hybrid vehicles and electric vehicles. it can. And in order to improve an air resistance surface, the lower surface of an under panel can be formed flat.
スポーティー車では、下面を広い範囲に亘って覆うことができるように、アンダーパネルも大型のパネルとして構成されている。ファミリー車においても、フロントバンパとフロントホイールハウスや、ラジエタの下からエンジンのオイルパンの前までをアンダーパネルで覆うことが行われることがある。例えば、フェンダプロテクタ(ホイールハウスのインナーライニング)の前方にフラット部を追加して、フラット部を延長した構成にして、バンパの下部(フロントスカート)までの間をフラット形状にした構成も採用されている。 In the sporty vehicle, the under panel is also configured as a large panel so that the lower surface can be covered over a wide range. Even in a family car, there are cases where the front bumper and the front wheel house, or under the radiator and before the engine oil pan are covered with an under panel. For example, a flat part is added to the front of the fender protector (the inner lining of the wheel house), and the flat part is extended, and the flat part between the lower part of the bumper (front skirt) is also adopted. Yes.
アンダーパネルを構成するものとして、ホイールハウス内において車輪を覆うフェンダプロテクタがある。このフェンダプロテクタの端部に形成したパネル部には、バンパに形成したフランジ部を取付けることができる。バンパのフランジ部をフェンダプロテクタのパネル部に固定したものとしては、フェンダライナ(本願発明におけるフェンダプロテクタに相当。)のバンパへの取付構造(特許文献1参照)などが提案されている。 A fender protector that covers the wheel in the wheel house is a component of the under panel. A flange formed on the bumper can be attached to the panel formed on the end of the fender protector. As a structure in which the flange portion of the bumper is fixed to the panel portion of the fender protector, a structure for attaching a fender liner (corresponding to the fender protector in the present invention) to the bumper has been proposed (see Patent Document 1).
特許文献1に記載された発明では、図13、図14に示す構成が開示されている。図13に示すように、バンパ33の下部後方側には、下辺フランジ34とリブ35とが平行に配されている。そして、フェンダライナ30のパネル部40における前端部40aには、凹陥部31が形成されている。凹陥部31を形成することによって、パネル部40の前端部40aにおける上下方向の高さ寸法が、下辺フランジ34とリブ35との間の間隔よりも僅かに大きな高さ寸法となるように構成されている。
In the invention described in
下辺フランジ34とリブ35との間に凹陥部31を圧入するとともに、リブ35に形成した取付孔36とフェンダライナ30のパネル部40に形成した挿通孔32に、クリップ37を挿入することで、バンパ33をパネル部40に固定することができる。
By inserting the
また、特許文献1に記載された発明には、図14に示す変形例も開示されている。図14に示す変形例では、バンパ33の下部後方側には、下辺フランジ34が配されているが、図13で示したリブ35は構成されていない。その代わり、フェンダライナ30のパネル部40の前端部には、切欠き部39を介してパネル部40の幅方向に沿った段差部38が形成されている。そして、パネル部40と段差部38との間に形成された隙間に下辺フランジ34を圧入した状態で、クリップ37をパネル部40の挿通孔32と下辺フランジ34の取付孔36との間に挿入することで、バンパ33をパネル部40に止着することができる。
The invention described in
特許文献1に記載された発明では、リブ35と下辺フランジ34とが平行に離間した構成に形成されている。しかも、リブ35の形成位置は、下辺フランジ34の位置から少し離れた高い位置に形成されている。そのため、バンパ33を樹脂成形によって成形するときには、リブ35の付け根部分において熱収縮に起因した溝状のライン、いわゆるヒケ線が発生し易くなる。ヒケ線が発生したときには、特に、車体色に合せてバンパ33の外表面に塗装を施したときには、このヒケ線が目立ってしまうことになる。このため、ヒケ線が目立ったバンパを装着した自動車では、自動車としての外観品質が低下してしまうことになる。
In the invention described in
また、特許文献1の車両におけるバンパ33の外表面形状では、比較的に直線的な外表面形状を有した構成になっている。しかし、近年においては、バンパの外表面形状として直線的な外表面形状を採用せずに、曲線的な外表面形状を多用した形状が多用されている。バンパの外表面形状を曲線的な外表面形状に形成したときには、角の部分においても大きな曲率面として構成されることになる。そして、フェンダライナ30のパネル部40の前端部40aにおける端縁形状は、バンパ33に合せた曲線形状に構成することになる。そして、パネル部40との間におけるバンパ33の取付け箇所も、複数の箇所で取付けることになる。
In addition, the outer surface shape of the
バンパ33とフェンダライナ30とは共に合成樹脂を成形した構成ではあるが、バンパ33とフェンダライナ30とに対して求められているそれぞれの要求性能に合せて、異なる性能を有した合成樹脂材が選択されている。バンパ33としては、外装の塗装を行うことができ、板厚としてもそれなりの厚みが必要となる。そのため、バンパ33用の合成樹脂材としては、板厚を構成することができ、剛性も高く構成できる合成樹脂材が選択される。
Both the
これに対して、フェンダライナとしては、ホイールハウスの内面を覆うことができ、タイヤによって巻き上げられた小石等がホイールハウス内面に当たったときの傷付きを防ぐことができればよい。そのため、小石等が衝突しても割れにくくなっていれば良く、板厚としても必ずしも厚く構成しておく必要がない。むしろ、車両の軽量化のためには、必要最小限の厚みとするのが好ましい。そして、ある程度柔らかい構成にしておくことができる。そのため、フェンダライナの合成樹脂材料としては、このような耐インパクト性を主眼におき、その他としては薄肉品の成形を可能にする流動性、即ち、成形加工性を有するものが選択される。 On the other hand, the fender liner only needs to be able to cover the inner surface of the wheel house and prevent damage when pebbles or the like wound up by the tire hit the inner surface of the wheel house. For this reason, it is only necessary that the pebbles or the like are not easily broken even when they collide with each other. Rather, in order to reduce the weight of the vehicle, it is preferable to have the minimum necessary thickness. And it can be made a soft structure to some extent. Therefore, as a synthetic resin material for the fender liner, a material having such fluidity that enables molding of a thin-walled product, that is, molding processability is selected with the focus on such impact resistance.
このように、バンパ33とフェンダライナ30とでは、異なる材質の合成樹脂がそれぞれ用いられることになり、バンパ33とフェンダライナ30との間には、熱変形に対する熱挙動に差異が生じることになる。
In this way, different synthetic resins are used for the
即ち、バンパ33を構成する合成樹脂材の線膨張係数と、フェンダライナ30を構成する合成樹脂材の線膨張係数とは、異なる線膨張係数を有することになる。その結果、バンパ33とフェンダライナ30とでは、温度変化によって熱膨張し、あるいは熱収縮する挙動が異なっている。即ち、バンパ33の方が熱変形に伴い熱伸縮率が小さく、フェンダライナ30の方が熱伸縮率が大きくなる。このような異なる特性を備えたバンパ33とフェンダライナ30とを、複数の固定点で相互に固定すると、固定点において過度の引張り力が加わったりする。
That is, the linear expansion coefficient of the synthetic resin material constituting the
そして、温度変化に伴って、フェンダライナ30の方がバンパ33よりも大きく伸び縮みを行うことになるので、フェンダライナ30が大きく伸びたときには、フェンダライナ30には弛みが発生することになる。また、伸び率の異なる部材間の間で、熱伸張や熱収縮を繰り返していると、伸び率の大きな部材であるフェンダライナ30には白濁化現象が発生し易くなり、白濁化した部位は強度が脆くなってしまう。その結果、バンパとフェンダライナとの間での建付けが悪くなり、隙間があくなどして美観を損ねることもある。
As the temperature changes, the
このように構成されているので、図13に示した構成では、高温時にフェンダライナ30のパネルの前端部40aに生じる熱膨張を吸収することができなくなる。そして、凹陥部31が下辺フランジ34から下方に垂れ下がってしまうことになり、バンパ33の見栄えを低下させてしまうことになる。
Since it is configured in this manner, the configuration shown in FIG. 13 cannot absorb thermal expansion that occurs at the
図14の構成では、例えば、外気温度が低温のときには、バンパ33における熱収縮よりもフェンダライナ30における熱収縮の方が大きくなるので、クリップ37でバンパ33を固定しているフェンダライナ30に形成した一対の挿通孔32間では、引張り力が作用することになる。即ち、バンパ33に係合したクリップ37が殆ど動かずに一対の挿通孔32間を略一定に保とうとするのに対して、フェンダライナ30では一対の挿通孔32間を大きく縮ませようとする。その結果、フェンダライナ30における一対の挿通孔32間では、引張り力が作用することになる。
In the configuration of FIG. 14, for example, when the outside air temperature is low, the heat shrinkage in the
そして、一対の挿通孔32において、孔の径が広がるように拡径されることになる。また、フェンダライナ30の挿通孔32間において作用する引張り力によって、切欠き部39が更に大きく裂けてしまうことにもなる。
このように、外気温度の変化によって、バンパ33とフェンダライナ30との間で生じる熱収縮の差異によって、上述したような不具合が発生してしまうことになる。
Then, in the pair of insertion holes 32, the diameter of the holes is increased. In addition, the
As described above, due to the change in the outside air temperature, the above-described problem occurs due to the difference in thermal shrinkage generated between the
本願発明では、上述した従来の問題を解決し、熱収縮の差異に伴う不具合を吸収して防止することができ、恒久的にバンパとフェンダプロテクタとの取付け関係を維持することができるフェンダプロテクタの提供を目的としている。 In the present invention, a fender protector that solves the above-described conventional problems, can absorb and prevent problems associated with differences in heat shrinkage, and can permanently maintain the mounting relationship between the bumper and the fender protector. The purpose is to provide.
本願発明の課題は、請求項1〜6に記載された各発明により達成することができる。
即ち、本願発明は、ホイールハウス内において車輪を覆うフェンダプロテクタの端部に形成したパネル部に、バンパの下辺部裏面から内向きに延設されたフランジ部を取付けるフェンダプロテクタであって、
前記フランジ部を固定する前記パネル部が、前記フランジ部を下から支えて固定する支持パネルを有し、前記支持パネルは、離間して形成され、前記フランジ部を固定する二つ
の固定点と、前記二つの固定点間に形成され、前記支持パネルにおける熱伸縮の差異を吸収する差異吸収部と、前記差異吸収部と前記各固定点との間にそれぞれ形成され、前記フランジ部に係合する係合部と、を備え、
前記フランジ部に係合した前記各係合部の係合状態が、前記各係合部が前記フランジ部の側縁方向に沿って摺動可能となる係合状態になることを最も主要な特徴としている。
The object of the present invention can be achieved by the inventions described in
That is, the present invention is a fender protector for attaching a flange portion extending inwardly from the back side of the lower side of the bumper to the panel portion formed at the end portion of the fender protector that covers the wheel in the wheel house,
The panel portion for fixing the flange portion has a support panel for supporting and fixing the flange portion from below, and the support panel is formed to be separated from each other, and two fixing points for fixing the flange portion; A difference absorbing portion that is formed between the two fixing points and absorbs a difference in thermal expansion and contraction in the support panel, and is formed between the difference absorbing portion and each of the fixing points, and engages with the flange portion. An engagement portion,
The main feature is that the engagement state of each engagement portion engaged with the flange portion is an engagement state in which each engagement portion is slidable along the side edge direction of the flange portion. It is said.
また、本願発明では、前記支持パネルは、前記パネル部に形成した段差部に形成されてなることを主要な特徴としている。
更に、本願発明では、前記差異吸収部が、前記二つの固定点間を結ぶ線分に対して交差する方向に沿った長さ寸法を有し、前記支持パネルの下面側から下方に突出した凹部溝として形成されてなり、
前記凹部溝が、前記支持パネルの自由端縁を始点として形成され、前記凹部溝の終端には、前記凹部溝の溝幅以上の幅寸法を有し、前記パネル部の表裏両面間を貫通する開口が形成されてなることを主要な特徴としている。
The main feature of the present invention is that the support panel is formed in a stepped portion formed in the panel portion.
Furthermore, in this invention, the said difference absorption part has a length dimension along the direction which cross | intersects with the line segment which connects between the said two fixed points, and the recessed part which protruded below from the lower surface side of the said support panel Formed as a groove,
The recessed groove is formed with a free edge of the support panel as a starting point, and has a width dimension equal to or greater than the groove width of the recessed groove at the end of the recessed groove, and penetrates between the front and back surfaces of the panel portion. The main feature is that an opening is formed.
更にまた、本願発明では、前記差異吸収部が、前記二つの固定点間を結ぶ線分に対して交差する方向に沿った長さ寸法を有し、前記支持パネル部の表裏両面間を貫通する一対のスリットとして形成されてなり、
前記一方のスリットが、前記支持パネルの自由端縁を始点として形成され、前記他方のスリットが、前記一方のスリットの長手方向と略平行で、前記支持パネルの自由端縁から離れた領域内に形成され、前記他方のスリットにおける前記支持パネルの自由端縁から最も離れた端部には、同端部に連通して、前記他方のスリットのスリット幅以上の幅寸法を有し、前記パネル部の表裏両面間を貫通する開口が形成されてなることを主要な特徴としている。
Furthermore, in the present invention, the difference absorbing portion has a length dimension along a direction intersecting with a line segment connecting the two fixed points, and penetrates between the front and back surfaces of the support panel portion. Formed as a pair of slits,
The one slit is formed with a free edge of the support panel as a starting point, and the other slit is substantially parallel to the longitudinal direction of the one slit and in a region away from the free edge of the support panel. The end of the other slit that is farthest from the free edge of the support panel is in communication with the end and has a width dimension that is equal to or greater than the slit width of the other slit, and the panel portion The main feature is that an opening penetrating between both front and back surfaces is formed.
また、本願発明では、前記差異吸収部が、前記二つの固定点間を結ぶ線分に対して交差する方向に沿った長さ寸法を有する一対の薄肉付き溝として構成されてなり、
前記各薄肉付き溝が、互いに平行に配されて前記支持パネルの板厚内に形成されるとともに、前記一方の薄肉付き溝が、前記支持パネルの自由端縁を始点として形成され、前記他方の薄肉付き溝が、前記支持パネルの自由端縁から離れた領域内に形成され、
前記支持パネルの自由端から最も離れた前記他方の薄肉付き溝の端部には、同端部に連通して、前記薄肉付き溝の溝幅以上の幅寸法を有し、前記パネル部の表裏両面間を貫通する開口が形成されてなることを主要な特徴としている。
In the present invention, the difference absorbing portion is configured as a pair of thin grooves having a length dimension along a direction intersecting a line segment connecting the two fixed points.
Each of the thin-walled grooves is arranged in parallel to each other and formed within the plate thickness of the support panel, and the one thin-walled groove is formed starting from a free edge of the support panel, A thin groove is formed in a region away from the free edge of the support panel;
The end of the other thin-walled groove farthest from the free end of the support panel has a width dimension equal to or greater than the groove width of the thin-walled groove, and communicates with the same end. The main feature is that an opening penetrating between both surfaces is formed.
更に、本願発明では、前記差異吸収部が、前記二つの固定点間を結ぶ線分に対して交差する方向に沿った長さ寸法を有し、互いに略平行に配された薄肉付き溝及びスリットの組合せとして構成されてなり、
前記薄肉付き溝が、前記支持パネルの板厚内に形成されるとともに、前記スリットが、前記支持パネル部の表裏両面間を貫通して形成され、前記薄肉付き溝又は前記スリットが、前記支持パネルの自由端縁を始点として形成され、前記スリット又は前記薄肉付き溝が、前記支持パネルの自由端縁から離れた領域内に形成され、
前記支持パネルの自由端縁から離れた領域内に形成された前記スリット又は前記薄肉付き溝における前記支持パネルの自由端から最も離れた端部には、同端部に連通して、同端部を有する前記スリットのスリット幅又は前記薄肉付き溝の溝幅以上の幅寸法を有し、前記パネル部の表裏両面間を貫通する開口が形成されてなることを主要な特徴としている。
Further, in the present invention, the difference absorbing portion has a length dimension along a direction intersecting a line segment connecting the two fixed points, and the thin groove and slit disposed substantially parallel to each other It is composed as a combination of
The thin groove is formed within the thickness of the support panel, and the slit is formed to penetrate between the front and back surfaces of the support panel, and the thin groove or the slit is the support panel. The slit or the groove with the thin wall is formed in a region away from the free edge of the support panel.
An end portion farthest from the free end of the support panel in the slit or the groove with a thin wall formed in a region away from the free edge of the support panel communicates with the same end portion. It has a width dimension equal to or larger than the slit width of the slit having the above or the groove width of the thin-walled groove, and is characterized in that an opening penetrating between the front and back surfaces of the panel portion is formed.
本願発明に係わるフェンダプロテクタでは、バンパを支持パネルの固定点で固定しても、フェンダプロテクタとバンパとの間で生じる熱収縮の差異を、差異吸収部が伸びたり縮んだりして変形することによって吸収できる。しかも、フランジ部との係合状態を維持し
ながら各係合部は、フランジ部の側縁方向に沿って摺動することができる。これによって、フェンダプロテクタに作用する外気の温度変化によって、フェンダプロテクタの固定点間で発生する伸びや収縮が発生しても、差異吸収部での吸収とともに、各係合部によってフェンダプロテクタがバンパから垂れ下がってしまうのを防止できる。
In the fender protector according to the present invention, even if the bumper is fixed at the fixing point of the support panel, the difference in thermal shrinkage that occurs between the fender protector and the bumper is deformed by the difference absorbing portion extending or contracting. Can be absorbed. In addition, each engagement portion can slide along the side edge direction of the flange portion while maintaining the engagement state with the flange portion. As a result, even if the expansion or contraction that occurs between the fender protector's fixed points occurs due to the temperature change of the outside air that acts on the fender protector, the fender protector is removed from the bumper by each engaging part along with the absorption at the differential absorbing part. It can prevent drooping.
また、低温時にフェンダプロテクタの固定点間で発生する収縮は、差異吸収部が広がることによって吸収することができる。そして、固定点において引張り力が高まってしまうのを低減させることができる。 Moreover, the shrinkage | contraction which generate | occur | produces between the fixing points of a fender protector at low temperature can be absorbed when a difference absorption part spreads. And it can reduce that tensile force will increase in a fixed point.
差異吸収部の構成としては、支持パネルの下面側から下方に突出した凹部溝として形成しておくことができる。そして、凹部溝の構成としては、二つの固定点間を結ぶ線分に対して交差する方向に沿った長さ寸法を有した構成とし、支持パネルの自由端縁を始点として形成し、凹部溝の終端には、凹部溝の溝幅以上の幅寸法を有してパネル部の表裏両面間を貫通する開口を形成しておくことができる。 As a structure of a difference absorption part, it can form as a recessed groove which protruded below from the lower surface side of the support panel. And as a structure of a recessed part groove | channel, it is set as the structure which had the length dimension along the direction which cross | intersects with respect to the line segment which ties between two fixed points, formed the free edge of a support panel as a starting point, At the terminal end, an opening having a width dimension equal to or larger than the groove width of the recessed groove and penetrating between the front and back surfaces of the panel portion can be formed.
このように差異吸収部を構成することにより、温度変化によるフェンダプロテクタの固定点間での伸びや収縮を、凹部溝の変形によって効率よく吸収することができる。しかも、凹部溝の終端には、開口が形成されているので、凹部溝における挙動を行い易く構成できる。即ち、開口が形成されていないと、凹部溝の終端側はフェンダプロテクタのフランジ部と連接された構成になるが、開口を形成しておくことにより、凹部溝の終端側が自由になり、終端側での挙動が行い易くなる。 By configuring the difference absorbing portion in this manner, it is possible to efficiently absorb the expansion and contraction between the fixing points of the fender protector due to the temperature change by the deformation of the concave groove. In addition, since the opening is formed at the end of the recessed groove, the behavior in the recessed groove can be easily performed. That is, if the opening is not formed, the end side of the recessed groove is connected to the flange portion of the fender protector, but by forming the opening, the end side of the recessed groove becomes free and the end side It becomes easy to perform the behavior.
差異吸収部の構成としては、一対のスリットを用いた構成や一対の薄肉付き溝を用いた構成、或いは、スリットと薄肉付き溝とを組合せた構成を採用することができる。スリットや薄肉付き溝は、二つの固定点間を結ぶ線分に対して交差する方向に沿った長さ寸法を有した構成とし、一方のスリット又は薄肉付き溝を支持パネルの自由端縁を始点として形成し、他方の薄肉付き溝又はスリットを支持パネルの自由端縁から離れた領域内に形成することができる。 As the configuration of the difference absorbing portion, a configuration using a pair of slits, a configuration using a pair of thin grooves, or a configuration combining a slit and a thin groove can be adopted. The slit or the groove with thin wall has a length dimension along the direction intersecting the line connecting the two fixed points, and one slit or the groove with thin wall starts from the free edge of the support panel. The other thin groove or slit can be formed in a region away from the free edge of the support panel.
そして、支持パネルの自由端縁から離れた領域内に形成した他方の薄肉付き溝又はスリットの端部には、同端部を有する薄肉付き溝の溝幅又はスリットのスリット幅以上の幅寸法を有してパネル部の表裏両面間を貫通する開口を形成しておくことができる。 Then, the end of the other thin groove or slit formed in the region away from the free edge of the support panel has a width dimension equal to or greater than the groove width of the thin groove having the same end or the slit width of the slit. And an opening penetrating between the front and back surfaces of the panel portion can be formed.
このように、構成することにより、温度変化に伴うフェンダプロテクタの熱伸縮を差異吸収部によって効率良く吸収することができる。しかも、パネル部の表裏両面間を貫通する開口によって、支持パネルの自由端縁から離れた領域内に形成したスリット又は薄肉付き溝が熱変形するのを効率よく行わせることができる。 Thus, by comprising, the thermal expansion-contraction of the fender protector accompanying a temperature change can be efficiently absorbed by the difference absorption part. In addition, the slits or thin grooves formed in the region away from the free edge of the support panel can be efficiently thermally deformed by the openings penetrating the front and back surfaces of the panel portion.
本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。本願発明に係わるフェンダプロテクタとしては、以下においては前輪用のフェンダプロテクタの構成を例に挙げて説明を行うが、本願発明に係わるフェンダプロテクタとしては、前輪用のフェンダプロテクタに限定されるものではなく、後輪用のフェンダプロテクタとしても好適に適用することができる。このため、本発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。 Preferred embodiments of the present invention will be specifically described below with reference to the accompanying drawings. The fender protector according to the present invention will be described below by taking the configuration of the fender protector for the front wheel as an example, but the fender protector according to the present invention is not limited to the fender protector for the front wheel. Also, it can be suitably applied as a fender protector for the rear wheel. For this reason, this invention is not limited to the Example demonstrated below, A various change is possible.
図1に示すように、前方側から見て略半円弧状或いは略逆U字状に形成されたフェンダプロテクタ2の前端部には、平面形状が略扇状に形成されたパネル部2aが構成されている。フェンダプロテクタ2の後端部には、略水平状に延設された後部取付部2bが構成されている。そして、フェンダプロテクタ2のパネル部2aによって、バンパ1(図3参照)に形成したフランジ部1aを固定することができる。
フェンダプロテクタ2は、後部取付部2bとフェンダプロテクタ2の前方側に形成した図示せぬ取り付け部材を介して、車体に取り付けることができる。
As shown in FIG. 1, a
The
パネル部2aの先端側には、バンパ1のフランジ部1aを下面側から支持して固定する支持パネル3と、フランジ部1aを上面側から被せて固定する延設部19と、が形成されている。そして、支持パネル3及び延設部19は共に、パネル部2aから延設された段差部として構成されている。また、パネル部2aの強度を向上させるため、パネル部2aには、補強凹部9が複数形成されている。
A
バンパ1及びフェンダプロテクタ2は、それぞれ合成樹脂を射出成形することにより成形されている。バンパ1には剛性を有する性能が求められているので、剛性の性質を備えた合成樹脂材を用いて板厚に成形されている。また、フェンダプロテクタ2には、弾性的に変形可能となる性能が求められているので、弾性的に変形可能となる性質を備えた合成樹脂材を用いて薄肉状に成形されている。
The
図3には、支持パネル3とパネル部2aとの間に形成した段差3bを示している。段差3bから先端側に延設して支持パネル3が形成されている。バンパ1とフェンダプロテクタ2との取付け構成として、以下では車両の左前方側におけるバンパ1とフェンダプロテクタ2との取付け構成を用いて説明を行うが、車両の右側前方におけるバンパ1とフェンダプロテクタ2との取付け構成は、図示した車両の左前方側におけるバンパ1とフェンダプロテクタ2との取付け構成と同様の取付け構成になっている。そのため、車両の右側前方におけるバンパ1とフェンダプロテクタ2との取付け構成の図示は省略している。
FIG. 3 shows a
図2、図3に示すように、支持パネル3には、バンパ1のフランジ部1aを固定する一対の固定点7が形成されており、延設部19には、バンパ1のフランジ部1aを固定する取付点16が形成されている。一対の固定点7及び取付点16は、クリップ8を挿入することができる孔形状に形成されており、フランジ部1aに形成した取付孔との間にクリップ8を挿入することで、バンパ1のフランジ部1aを支持パネル3及び延設部19に固定することができる。バンパ1をフェンダプロテクタ2に取付ける固定具として、クリップ8を用いる代わりに、ビスなどの固定具を用いることもできる。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
一対の固定点7間には、熱変化に伴うフェンダプロテクタ2の熱変形を吸収する差異吸収部5が形成されている。実施例1に示す構成では、差異吸収部5として支持パネル3の下面から下方に突出した凹部溝10として構成されている。凹部溝10は、一対の固定点7間を結ぶ線分に対して交差する方向に形成されており、支持パネル3の自由端3aからパネル部2aの本体側に向かった溝として形成されている。
Between the pair of
凹部溝10と各固定点7との間には、それぞれフランジ部1aを挟み込んで係合する係合部6が形成されている。係合部6は、支持パネル3から上方に立設され、立設された途中から前方側に屈折した、側面視において略逆L字状の形状に構成されている。係合部6をフェンダプロテクタ2と一体的に射出成形によって形成するときには、フェンダプロテクタ2の内面側を成形する金型の面から上方に突出する突起を形成しておくことができる。この突起によって逆L字状の内面をフェンダプロテクタ2の成形と同時に係合部6を成形することができる。そして、上記突起が配設されていた後には、係合部6の前方側に配された開口6aが成形されることになる。
Between the recessed
支持パネル3の自由端3aから遠い側にある凹部溝10の端部である凹部溝10の終端には、終端に連通しパネル部2aを上下方向に貫通する開口11が形成されている。開口11の幅は、凹部溝10の溝幅以上の幅寸法として形成しておくことができる。開口11の形成により、熱変形に伴う凹部溝10の終端での挙動を行い易くすることができる。即ち、パネル部2aによって凹部溝10の終端における挙動が規制されてしまうのを防いでおくことができ、熱変形に伴って凹部溝10は、パネル部2aとは略独立した状態で変動することができる。
At the end of the recessed
これにより、熱変形時には凹部溝10の変形によって、バンパ1とフェンダプロテクタ2との相対的な変位を吸収することができる。即ち、図2のVIII−VIII断面図である図8に示すように、常温状態の支持パネル3は、各固定点7においてクリップ8を介してフランジ部1aを固定している。そして、係合部6によって、フランジ部1aを挟持した状態になっている。
Thereby, the relative displacement between the
この状態から外気の温度が高温状態になると、図9に示すように、フェンダプロテクタ2の方がバンパ1に比べて温度に対する熱伸張率が高いため、クリップ8で固定された一対の固定点7間では、バンパ1の伸びに比べてフンダプロテクタ2では大きな伸びを生じることになる。このとき、図12(a)に示すように、仮に差異吸収部5である凹部溝10が一対の固定点7間に形成されていない構成であったときには、図12(b)で示すように一対の固定点7間におけるフェンダプロテクタ2の伸びを吸収することができずに、フェンダプロテクタ2は下方に垂れ下がってしまうことになる。
When the temperature of the outside air changes from this state to a high temperature state, as shown in FIG. 9, the
これに対して、本願発明では、一対の固定点7間には差異吸収部5である凹部溝10が形成されているので、外気の温度が高温状態になった場合であっても、図9に示すように凹部溝10の溝幅が狭くなる方向に凹部溝10が変形することで、フェンダプロテクタ2は下方に垂れ下がってしまうのを防止できる。
On the other hand, in the present invention, since the recessed
また、外気の温度が低温状態になった場合には、図12(a)に示す構成では、バンパ1の熱収縮率がフェンダプロテクタ2の熱収縮率に比べて小さいので、一対の固定点7間における間隔はそれ程狭くならないのに対して、フェンダプロテクタ2の方は大きく縮もうとする。そのため、一対の固定点7に挿入したクリップ8によって、フェンダプロテクタ2に対して引張り力が作用することになる。
When the temperature of the outside air becomes a low temperature state, in the configuration shown in FIG. 12A, the heat shrinkage rate of the
この引張り力の作用によって、クリップ8が挿入されたフェンダプロテクタ2の各固定点7における取付孔は、大きく拡径することになる。その後、外気の温度変化が繰り返されてフェンダプロテクタ2の伸縮が起こると、時間の経過とともに一対の固定点7における取
付孔の孔径が大きくなった状態のままになってしまうとともに、固定点7における取付孔の周囲が白濁化して、脆くなってしまう。このような状態になると、フェンダプロテクタ2がクリップ8から外れてしまうことにもなる。
Due to the action of the tensile force, the attachment holes at the
これに対して本願発明では、一対の固定点7間には差異吸収部5である凹部溝10が形成されている。そのため、外気の温度が低温状態になった場合において、一対の固定点7に挿入したクリップ8によって、フェンダプロテクタ2に対して引張り力が作用しても、図10に示すように、凹部溝10の溝幅を広げる方向に凹部溝10は変形することができる。この凹部溝10の変形によって、フェンダプロテクタ2に作用する引張り力を吸収することができる。
On the other hand, in the present invention, a recessed
しかも、本願発明では、図11に示すように係合部6は、バンパ1のフランジ部1aに係合しているが、フェンダプロテクタ2の伸縮に合せてフランジ部1a上を摺動することができる係合状態になっている。このため、凹部溝10の変形によってフェンダプロテクタ2の伸び量を全て吸収することができなくても、フェンダプロテクタ2の伸縮動を妨げることなくフランジ部1a上を摺動することができる係合部6によって、フェンダプロテクタ2が下方に垂れ下がるのを防止しておくことができる。
Moreover, in the present invention, as shown in FIG. 11, the engaging
このように本願発明のフェンダプロテクタ2では、バンパ1とフェンダプロテクタ2との間に生じる熱収縮の差異に伴う不具合を吸収して防止することができる。その結果、バンパ1とフェンダプロテクタ2との取付け関係を恒久的に維持しておくことができる。
As described above, in the
図4、図5を用いて、本願発明に係わるフェンダプロテクタ2の差異吸収部5に関する他の構成について説明する。実施例2においても、差異吸収部5の構成として、実施例1と同様に支持パネル3の下面から下方に突出した凹部溝20〜22として構成されている。実施例1における凹部溝10は、溝の長さ方向に亘って略同じ溝幅を有した構成になっているが、図4で示した凹部溝20では、支持パネル3の自由端3a側である凹部溝20の一端側における溝幅を広く構成し、凹部溝20の他端側に向かうのに従って溝幅が漸減する形状に構成されている。
The other structure regarding the
また、図5(a)に示した凹部溝21は、並列に2列形成された構成になっている。図5(a)では、凹部溝21として並列に2列形成した構成を示しているが、凹部溝21の形成個数としては、2列に限定されるものではなく2列以上の複数列として構成しておくこともできる。
Further, the
凹部溝21の長さ方向に亘った溝幅形状としては、凹部溝21の長さ方向に亘って略同じ溝幅を有した形状に構成しておくこともできる。また、支持パネル3の自由端3a側である凹部溝21の一端側における溝幅を広く構成し、凹部溝21の他端側に向かうのに従って溝幅が漸減する形状に構成しておくこともできる。
The groove width shape extending in the length direction of the recessed
図5(b)に示した凹部溝22では、凹部溝22の底部、即ち、凹部溝の中央で屈曲している部分の断面形状が、実施例1のように略半円弧状の形状ではなく、略V字状の形状に構成されている。凹部溝22の長さ方向に亘った溝幅形状としては、凹部溝22の長さ方向に亘って略同じ溝幅を有した形状に構成しておくこともできる。また、支持パネル3の自由端3a側である凹部溝22の一端側における溝幅を広く構成し、凹部溝22の他端側に向かうのに従って溝幅が漸減する形状に構成しておくこともできる。
In the
実施例2における差異吸収部5の構成以外の構成は、実施例1の構成と同様の構成にしておくことができる。そのため、実施例1と同様の構成については、実施例1で用いた部
材符号を用いることで、その部材に付いての説明を省略する。
The configuration other than the configuration of the
実施例2において、図4のように凹部溝20が形成されているので、支持パネル3が熱収縮を行うと支持パネル3は熱収縮にともなって、略扇子状に広がったり閉じられたりする挙動を示すことになる。本願発明では、凹部溝20の溝幅形状として、支持パネル3の自由端3a側であり凹部溝20の一端側における溝幅を広く形成し、凹部溝20の他端側に向かうに従って溝幅が漸減するように形成されている。そのため、支持パネル3における略扇状の挙動に凹部溝20の変形は追従することができる。
このように、外表面形状として曲面を多用したバンパ1(図3参照)にも本願発明のフェンダプロテクタ2を好適に適用させることができる。
In Example 2, since the recessed
Thus, the
図5(a)のように凹部溝21を複数列に形成しておくことにより、常温時における凹部溝21の下方への突出量を低く抑えておくことができる。そして、支持パネル3が熱収縮を行うときには、凹部溝21によって、支持パネル3の変形を充分に吸収することができる。
By forming the recessed
図5(b)のように凹部溝22を略V字形状に形成しておくことにより、支持パネル3が熱収縮を行うときには、略V字の底部を中心として凹部溝22が変形し易くなるので、凹部溝22が変形するときの応答性を良好にさせることができる。
By forming the recessed
図6、図7を用いて、本願発明に係わるフェンダプロテクタ2の差異吸収部5に関する別の構成について説明する。実施例3では、差異吸収部の構成として、図6に示すように、一対のスリット14a、14bを用いた構成や、図7に示すようにスリット14と薄肉付き溝17との組合せとして構成されている。尚、図7では、スリット14と薄肉付き溝17との組合せにより構成して例を示しているが、図7におけるスリット14 の代わりに薄肉付き溝17を形成して、一対の薄肉付き溝を用いた構成としておくこともできる。
6 and 7, another configuration relating to the
スリット14,14a、14b及び薄肉付き溝17は、それぞれ図1に示した一対の固定点7間を結んだ線分に対して交差する方向に形成されている。望ましくは、一対の固定点7間を結んだ線分に対して直交する方向にスリット14,14a、14b及び薄肉付き溝17を形成しておくことが望ましい構成になる。
The
実施例3における差異吸収部の構成以外の構成は、実施例1の構成と同様の構成にしておくことができる。そのため、実施例1と同様の構成については、実施例1で用いた部材符号を用いることで、その部材に付いての説明を省略する。 The configuration other than the configuration of the difference absorbing unit in the third embodiment can be the same as the configuration of the first embodiment. Therefore, about the structure similar to Example 1, the description about the member is abbreviate | omitted by using the member code | symbol used in Example 1. FIG.
図6に示すように、一対のスリット14a、14bのうち、支持パネル3の自由端3a側からパネル部2aに向かって形成されるスリット14aは、スリット14aの奥に向かうのに従ってスリット幅が漸減する形状に形成されている。またスリット14bは、スリット14aと略平行に形成されており、支持パネル3の自由端3aを含まない支持パネル3の領域内に形成されている。
As shown in FIG. 6, among the pair of
スリット14bにおける支持パネル3の自由端3a側から最も離れた端部には、同端部に連通した開口15が、パネル部2aに形成されている。開口15は、パネル部2aの表裏方向に貫通する形状に形成されており、開口15の幅寸法は、スリット14bの幅寸法以上の寸法として形成されている。
At the end of the
スリット14bは、スリット14bの長さ方向に亘って同じスリット幅を有する形状に形成されているが、開口15側に向かうのに従ってスリット幅が漸次幅広となるように形成しておくこともできる。
開口15を形成しておくことにより、支持パネル3が熱変形するときには、スリット14bにおける開口15側の端部における挙動を生じ易く構成しておくことができる。
The
By forming the
スリット14aのスリット幅の形状としては、図6に示すように奥に行くのに従ってスリット幅が漸減する形状に構成しておく代わりに、同じスリット幅として形成しておくこともできる。
As the shape of the slit width of the
支持パネル3の熱収縮にともなって、支持パネル3が略扇子状に広がったり閉じられたりする挙動を示すことになるが、スリット14aにおける支持パネル3の自由端3a側におけるスリット幅を広く形成しておくことにより、この支持パネル3における略扇子状の挙動にスリット14aが追従することができる。
As the
図7で示す差異吸収部における構成としては、図6においてスリットとして形成したスリット14aの代わりに薄肉付き溝17として構成されている。即ち、スリット14aの下面側に薄肉部17aを設けた構成になっている。他の構成は、図6に示した構成と同様の構成になっている。そのため、図7に示した差異吸収部としての機能は、図6に関して説明したと同様の作用を奏することができる。
7 is configured as a thin-
本願発明の技術思想は、異なる熱変形を伴う部材間での固定構成として適用することができる。 The technical idea of the present invention can be applied as a fixed configuration between members with different thermal deformations.
1・・・バンパ、
1a・・・フランジ部、
2・・・フェンダプロテクタ、
2a・・・パネル部、
3・・・支持パネル、
5・・・差異吸収部、
6・・・係合部、
6a・・・開口、
7・・・固定点、
10、20、21、22・・・凹部溝、
11・・・開口、
14、14a、14b・・・スリット、
15・・・開口、
17・・・薄肉付き溝、
30・・・フェンダライナ、
31・・・凹陥部、
33・・・バンパ、
34・・・下辺フランジ、
35・・・リブ、
38・・・段差部、
39・・・切欠き部、
40・・・パネル部。
1 ... Bumper,
1a: flange part,
2 ... Fender protector,
2a ... Panel part,
3 ... support panel,
5 ... difference absorption part,
6 ... engaging part,
6a ... opening,
7: Fixed point,
10, 20, 21, 22 ... concave groove,
11 ... opening,
14, 14a, 14b ... slits,
15 ... opening,
17 ... Thin groove,
30 ... fender liner,
31 ... concave part,
33 ... Bumper,
34 ... lower flange,
35 ... ribs,
38 ... Step part,
39 ... notch,
40: Panel portion.
Claims (6)
前記フランジ部を固定する前記パネル部が、前記フランジ部を下から支えて固定する支持パネルを有し、
前記支持パネルは、離間して形成され、前記フランジ部を固定する二つの固定点と、前記二つの固定点間に形成され、前記支持パネルにおける熱伸縮の差異を吸収する差異吸収部と、前記差異吸収部と前記各固定点との間にそれぞれ形成され、前記フランジ部に係合する係合部と、を備え、
前記フランジ部に係合した前記各係合部の係合状態が、前記各係合部が前記フランジ部の側縁方向に沿って摺動可能となる係合状態になることを特徴とするフェンダプロテクタ。 A fender protector for attaching a flange portion extending inwardly from the back surface of the lower side of the bumper to the panel portion formed at the end of the fender protector that covers the wheel in the wheel house,
The panel portion for fixing the flange portion has a support panel for supporting and fixing the flange portion from below;
The support panel is formed to be spaced apart, the two fixing points that fix the flange portion, the difference absorbing portion that is formed between the two fixing points and absorbs the difference in thermal expansion and contraction in the support panel, An engagement portion that is formed between the difference absorbing portion and each of the fixing points, and engages with the flange portion,
The fender wherein the engagement state of the engagement portions engaged with the flange portion is an engagement state in which the engagement portions are slidable along the side edge direction of the flange portion. Protector.
前記凹部溝が、前記支持パネルの自由端縁を始点として形成され、前記凹部溝の終端には、前記凹部溝の溝幅以上の幅寸法を有し、前記パネル部の表裏両面間を貫通する開口が形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のフェンダプロテクタ。 The difference absorbing portion has a length dimension along a direction intersecting a line segment connecting the two fixed points, and is formed as a recessed groove protruding downward from the lower surface side of the support panel. ,
The recessed groove is formed with a free edge of the support panel as a starting point, and has a width dimension equal to or greater than the groove width of the recessed groove at the end of the recessed groove, and penetrates between the front and back surfaces of the panel portion. The fender protector according to claim 1 or 2, wherein an opening is formed.
前記一方のスリットが、前記支持パネルの自由端縁を始点として形成され、前記他方のスリットが、前記一方のスリットの長手方向と略平行で、前記支持パネルの自由端縁から離れた領域内に形成され、
前記他方のスリットにおける前記支持パネルの自由端縁から最も離れた端部には、同端部に連通して、前記他方のスリットのスリット幅以上の幅寸法を有し、前記パネル部の表裏両面間を貫通する開口が形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のフェンダプロテクタ。 The difference absorbing portion has a length dimension along a direction intersecting a line segment connecting the two fixed points, and is formed as a pair of slits penetrating between the front and back surfaces of the support panel portion. Become
The one slit is formed with a free edge of the support panel as a starting point, and the other slit is substantially parallel to the longitudinal direction of the one slit and in a region away from the free edge of the support panel. Formed,
The end of the other slit that is farthest from the free edge of the support panel communicates with the end and has a width dimension that is equal to or greater than the slit width of the other slit. The fender protector according to claim 1, wherein an opening penetrating the gap is formed.
前記各薄肉付き溝が、互いに平行に配されて前記支持パネルの板厚内に形成されるとともに、前記一方の薄肉付き溝が、前記支持パネルの自由端縁を始点として形成され、
前記他方の薄肉付き溝が、前記支持パネルの自由端縁から離れた領域内に形成され、
前記支持パネルの自由端から最も離れた前記他方の薄肉付き溝の端部には、同端部に連通して、前記薄肉付き溝の溝幅以上の幅寸法を有し、前記パネル部の表裏両面間を貫通する開口が形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のフェンダプロテクタ。 The difference absorbing portion is configured as a pair of thin grooves having a length dimension along a direction intersecting a line segment connecting the two fixed points,
The thin-walled grooves are arranged in parallel to each other and formed within the thickness of the support panel, and the one thin-walled groove is formed starting from the free edge of the support panel,
The other thin groove is formed in a region away from the free edge of the support panel;
The end of the other thin-walled groove farthest from the free end of the support panel has a width dimension equal to or greater than the groove width of the thin-walled groove, and communicates with the same end. The fender protector according to claim 1 or 2, wherein an opening penetrating between both surfaces is formed.
前記薄肉付き溝が、前記支持パネルの板厚内に形成されるとともに、前記スリットが、前記支持パネル部の表裏両面間を貫通して形成され、
前記薄肉付き溝又は前記スリットが、前記支持パネルの自由端縁を始点として形成され
、
前記スリット又は前記薄肉付き溝が、前記支持パネルの自由端縁から離れた領域内に形成され、
前記支持パネルの自由端縁から離れた領域内に形成された前記スリット又は前記薄肉付き溝における前記支持パネルの自由端から最も離れた端部には、同端部に連通して、同端部を有するスリットのスリット幅又は前記薄肉付き溝の溝幅以上の幅寸法を有し、前記パネル部の表裏両面間を貫通する開口が形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のフェンダプロテクタ。 The difference absorbing portion has a length dimension along a direction intersecting a line segment connecting the two fixed points, and is configured as a combination of a thin-walled groove and a slit arranged substantially parallel to each other. Become
The thin-walled groove is formed in the thickness of the support panel, and the slit is formed to penetrate between the front and back surfaces of the support panel portion,
The thin groove or slit is formed starting from the free edge of the support panel,
The slit or the groove with the thin wall is formed in a region away from a free edge of the support panel;
An end portion farthest from the free end of the support panel in the slit or the groove with a thin wall formed in a region away from the free edge of the support panel communicates with the same end portion. 3. The opening according to claim 1, wherein the opening has a width dimension equal to or greater than a slit width of the slit having a thickness or a groove width of the thin-walled groove, and penetrates between both front and back surfaces of the panel portion. Fender protector.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011262584A JP5815189B2 (en) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | Fender protector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011262584A JP5815189B2 (en) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | Fender protector |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013112289A JP2013112289A (en) | 2013-06-10 |
JP5815189B2 true JP5815189B2 (en) | 2015-11-17 |
Family
ID=48708230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011262584A Expired - Fee Related JP5815189B2 (en) | 2011-11-30 | 2011-11-30 | Fender protector |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5815189B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107364496A (en) * | 2016-05-11 | 2017-11-21 | 标致雪铁龙集团 | For pre-installing the fixed structure of mud guard and including its vehicle |
-
2011
- 2011-11-30 JP JP2011262584A patent/JP5815189B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013112289A (en) | 2013-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1783005B1 (en) | Bumper fixture and bumper mounting structure | |
US8002335B2 (en) | Vehicle cowl structure | |
JP4533924B2 (en) | Shock absorbing structure for vehicle | |
JP5492167B2 (en) | Bumper structure for vehicles | |
EP2096000B1 (en) | Installation structure of resin garnish | |
JPWO2011013195A1 (en) | Bumper mounting structure | |
JP5815189B2 (en) | Fender protector | |
JP6131328B2 (en) | Body bumper structure | |
JP2002193051A (en) | Hood garnish structure | |
JP5247408B2 (en) | Vehicle under cover | |
JP2011093367A (en) | Molding mounting structure | |
JP4064686B2 (en) | Structure of radiator grill for vehicles | |
JP6339481B2 (en) | Bumper absorber and seal structure | |
JP4753983B2 (en) | Side splash guard mounting structure | |
JP6099451B2 (en) | Vehicle fender panel structure | |
JP3972083B2 (en) | Radiator grille mounting structure | |
JP6466726B2 (en) | Fender liner mounting structure and fender liner mounting clamping member | |
JP2013244834A (en) | Fender protector | |
JP4257170B2 (en) | Side splash guard mounting structure | |
JP5951310B2 (en) | Car body mounting structure of resin fender for vehicles | |
JP2004276719A (en) | Front grill for vehicle | |
JP7245137B2 (en) | roof mall | |
JP6873091B2 (en) | Member assembly | |
JP2009154642A (en) | Weatherstrip for vehicle | |
JP6206554B2 (en) | undercover |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150910 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150915 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150923 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5815189 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |