JP5814556B2 - 信号処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弾性波である超音波を用いて試料の断層像もしくは三次元像を取得する信号処理装置、超音波装置にかかり、特に高反射体などの特異領域の検出を行なう信号処理装置、超音波装置に関する。
従来の一般的な弾性波である超音波を用いて断層像を得る装置は、弾性波である超音波を試料に送信するための送信部と、反射波を受信するための受信部と、送受信波を走査するための走査手段とを有する。さらに、受信した反射信号を輝度信号に変換、可視化するための手段が設けられる。そして、以上の手段によって得られた時系列断層画像を用いて試料の内部を観察することが行われている。また、上記装置の一つの形態においては、上記走査手段によって超音波を上下左右に走査し三次元像を得ることも行われている。
ところで、超音波による観察の検査対象物の1つとして生体が挙げられる。超音波が有するリアルタイム性、簡便さ、非侵襲性などが有利な点となり、生体の内部を観察するのに超音波がよく用いられている。
生体内を観察するのに用いられる超音波は、複数の電気機械変換素子(主には圧電素子、容量型超音波変換素子等)によって送受信される。
送信時は、フォーカス位置において超音波の位相が一致するように時間をずらして複数の素子に電気信号を与えることで、フォーカス位置において収束する超音波を発生させる。このような駆動により発生した超音波が通過する領域は、駆動した複数素子の中央の位置とフォーカス位置とを結んだ直線を中心とする領域となり、当該領域を通過するように送信ビームを形成する。受信時は、受信した超音波により複数の素子で発生した電気信号に対して、フォーカス位置に対応する時間遅れを補正し加算することで、フォーカス位置における超音波の反射信号の取得を行なう。複数の素子からの電気信号を加算したものは超音波の波形を保持した受信波形データとなる。次にこの受信波形データの包絡線を取得すること(包絡線検波ともいう)で受信波形データを強度データに変換する。最終的にこの強度データを表示する画像のピクセルに合わせてデータの間引きや丸め、さらに必要に応じて補間を行なうことで画像を形成する。なお、受信時のフォーカス位置はリアルタイムに変化させることが可能である。また、先ほどの送信ビームに対して、受信処理によって生じるフォーカス位置の領域が受信ビームが通過する領域となる。
このような送受信の制御を行なうことで、超音波診断装置は観察したい部分に対して超音波を送信し、その反射波を受信し、生体内部を画像化することが可能となる。なお、これらの送信ビームならびに、受信ビームによって取得される直線状の領域を走査線と呼び、この走査線のデータを複数本並べることで画像を形成する。
上記のような原理によって超音波は生体内を非侵襲的に画像化することができるため、体内の様々な様態を検出する目的で超音波は広く使われている。その中の一つに結石のような高反射体の検出がある。医療現場でよく行なわれている結石の検出方法の一つは、結石の後方側、つまり探触子から遠い側、より深い部位の画像に音響陰影が生じているかどうかによって、結石を検出する手法である。なお音響陰影とは高反射体の後方には超音波パルスが届かず、また受信ビームが高反射体で遮られるため、高反射体の後方の画像が形成されず生じる影の部分である。
特許文献1では、走査線の密度を設定するために、隣接する走査線の相関を取得し、その結果によって送信ビームフォーマもしくは受信ビームフォーマを制御する超音波装置が開示されている。また、特許文献2では、画像データに基づいて組織の輪郭を抽出する超音波装置が開示されている。さらに特許文献3には、被検体内部に弾性波のビームを走査して複数の走査線の受信波形データを取得し、該複数の走査線の受信波形データから前記被検体の断層像を形成するために信号処理を行う信号処理装置であって、第1の走査線と、該第1の走査線と所定の相関を有する第2の走査線との間の受信波形データの相関値を、該走査線上の複数の位置について、算出する走査線間相関算出部と、前記走査線上の複数の位置の中から、前記相関値が所定の値と異なる値となる位置を、特異領域が存在し得る位置として抽出する相関変化位置抽出部と、を備える信号処理装置が開示されている。
また特許文献4では、反射波の位相情報を用いることにより断層像における線状境界あるいは3次元情報における境界面を検出する超音波映像化装置が開示されている。具体的な手段としては、指定された位置から走査線同士の相互相関関数が最大となる時間を求め、その時間から求められる位置をつなぐことで被検体内の輪郭情報及び物体の連続する境界を表示するものが開示されている。
非特許文献1では隣接走査線間での相関値を求め、同じ深さにおける相関値の変化(低下)から結石位置の抽出を行なう手法が開示されている。また、同じ深さにおける相関値の変化に対してパターンマッチング法を適用することで結石抽出の位置精度を向上させる手法も開示されている。
特開2003−339696号公報 特開2005−169155号公報 特開2010−051782号公報 特開平4−317641号公報
瀧宏文,松田哲也,佐藤亨,"微小結石検出のためのエコー信号間の相互相関とフィルタを用いた医用超音波イメージング法",日本音響学会講演論文集,2009年3月
しかしながら、高反射体の位置、大きさ、形状によっては上記の音響陰影が生じにくい場合があり、その際には高反射体の抽出は困難となる。一つには先ほども述べた受信時のフォーカス位置をリアルタイムに移動する技術を採用する場合である。この技術は観察対象の全ての深さにおいて受信ビームを細くすることが可能であり、そのため画像全体の解像度が向上する効果を有する。図1を参照して説明する。図1において100は高反射体、101は受信フォーカス、102は受信ビームである。例えば高反射体100よりも深い位置に受信フォーカス101を設定した場合、高反射体が存在する深さでは受信ビーム102の幅が広がり、その結果高反射体の横をすり抜けた超音波を受信してしまう。それゆえ、高反射体100による音響陰影が生じにくくなり、音響陰影の探索は難しくなる。また高反射体の大きさや形状によっては高反射体にフォーカスしたビームの反射波(反射エコー又は反射信号ともいう)の強度が小さくなる場合がある。例えば高反射体の大きさが小さい場合(例えば高反射体の形状を球で近似した場合に直径が1mm以下である場合)には検出器で検出される反射波の強度が小さくなる。また形状が不均一(一部に平面や凹凸を含む場合、非対称な形状の場合等)であって最も反射率の高い反射面が検出器側に
存在しない場合には検出器で検出される反射波の強度が小さくなる。即ち高反射体であっても検出信号は小さい場合がある。このような場合は高反射体が存在する位置とその周囲とで得られる反射波の信号強度の差が小さくなる。
さらに、先述の通り、最終的な画像データは、素子毎に受信した超音波信号を次のように加工することで得られる。即ち、(1)時間遅れ補正ならびに加算処理によって受信波形データと、(2)包絡線の取得により強度データとを得て、(3)強度データに対する間引き・丸め・補間を行い、画像データを得る。しかし、このような処理過程で、超音波信号から多くの情報が失われてしまう場合がある。例えば、高反射体からの反射エコー強度と面状の組織界面からの反射エコー強度とが同程度である場合、画像上では組織界面からの反射エコーの中に高反射体からの反射エコーが埋もれてしまう場合がある。図2から図4はその様子を模式的に示した図である。図2は模擬的な組織103の中に高反射体104を設置したものである。模擬的な組織103の上面に超音波探触子001を設置し、超音波の送受信を行なう。図2中のA−A´、B−B´、C−C´の深さからの反射エコー強度を模式的にプロットしたグラフが図3である。図3のグラフ中、横軸の中央付近に高反射体が設置されている。グラフを見て分かるように高反射体からのエコーは周辺組織の反射エコーから突出している。次に、図4は、高反射体を設置せずに層状の組織105を設置した模擬的な組織103である。層状の組織105は高反射体よりも反射率が低く設定されている。図4中のA−A´、B−B´、C−C´の深さからの反射エコー強度を模式的にプロットしたグラフを、図3に重畳して表示する。図3のグラフ中、凡例「高反射体A−A´」で示される実線は、先に説明したように、高反射体からの反射エコー強度をプロットしたものである。このグラフを見て分かるように、反射率の低い層状の組織からの反射エコー強度であっても、反射率の高い高反射体からの反射エコー強度と同程度の強度を有している。このように、反射エコーの強度のみでは高反射体が存在するのかそうでないのかを判別することは難しい。即ち高反射体が存在しない場合でもある程度の強度を有する信号が検出される場合がある。
さらに、微小散乱体からの反射エコーの干渉によってスペックルパターンが生じ、その中に高反射体の反射エコーが混在する場合には、微小散乱体のみに起因する信号を選択的に抽出して他の信号と鑑別することは困難である。特に高反射体が小さく点状のエコーとして画像上に現れる場合は高反射体の鑑別がより困難となる。
なお、特許文献4に記載されている超音波映像化装置は、指定された位置から走査線間の相互相関関数が最大となる時間ずれを有する位置を求め、この位置をつないで境界を表示しようとする装置である。従って、高反射体が点状のエコーとして存在する場合(隣接する走査線上にエコーが検出されない場合)には、当該点状のエコーにはつなぐべき他の位置が周囲に存在しない(高反射体位置の一点が存在するのみ)こととなる。このため、特許文献4に記載されている手法を適応して高反射体を抽出することは困難である。
上記のような場合に、高反射体の有無ならびに位置情報を抽出するには、画像データを使用するよりもさらに高反射体特有の特徴を考慮した感度の高い技術が必要となる。
また、非特許文献1に記載されている結石位置抽出の技術は同じ深さ位置の相関値を用いて結石位置を抽出する技術である。この技術を、結石が存在せず、反射超音波が少ない深さに対して適用することを考える。その場合、反射超音波が少ないことから信号のSN比が低く、結石が存在しない領域であっても隣接走査線間の相関値を低く算出する可能性がある。その結果、結石位置抽出の精度が低下し、不安定な位置抽出の結果となる可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、弾性波の受信波形データから高反射体、特に微小な高反射体などの特異領域の存在し得る位置を精度良く安定的に検出可能な技
術を提供することを目的とする。
本発明は以下の構成を採用する。すなわち、
被検体内部に弾性波のビームを走査して、複数の走査線の受信波形データを取得する振動子と、
前記複数の走査線の受信波形データから信号強度を算出し、算出した信号強度が第1の所定の値よりも高い位置を高強度位置として出力する信号強度判定部と、
前記複数の走査線から第1の走査線および前記第1の走査線と所定の相関を有する第2の走査線を選択し、前記第1および第2の走査線上の複数の一定幅の区間において、前記第1の走査線および前記第2の走査線の受信波形データ間の相関値を算出する走査線間相関算出部と、
前記複数の一定幅の区間のうち、前記相関値が第2の所定の値よりも低い区間において、前記信号強度判定部から出力された高強度位置に対応する位置を、特異領域が存在し得る候補位置として抽出する相関変化位置抽出部と、
前記複数の走査線の受信波形データから前記被検体の断層像を形成するために信号処理を行う画像処理部と、
を備え、
前記走査線間相関算出部は、前記複数の一定幅の区間のうち、前記信号強度判定部から出力された高強度位置に対応する位置を含む区間における相関値のみを算出する
ことを特徴とする信号処理装置である。
また、被検体内部に弾性波のビームを走査して、複数の走査線の受信波形データを取得する振動子と、
前記複数の走査線の受信波形データから信号強度を算出し、算出した信号強度が第1の所定の値よりも高い位置を高強度位置として出力する信号強度判定部と、
前記複数の走査線から第1の走査線および前記第1の走査線と所定の相関を有する第2の走査線を選択し、前記第1および第2の走査線上の複数の一定幅の区間において、前記第1の走査線および前記第2の走査線の受信波形データ間の相関値を算出する走査線間相
関算出部と、
前記複数の一定幅の区間のうち、前記相関値が第2の所定の値よりも低い区間において、前記信号強度判定部から出力された高強度位置に対応する位置を、特異領域が存在し得る候補位置として抽出する相関変化位置抽出部と、
前記複数の走査線の受信波形データから前記被検体の断層像を形成するために信号処理を行う画像処理部と、
を備え、
前記信号強度判定部は、前記第1の所定の値よりも高い信号強度のうち、最も小さい信号強度を閾値信号強度として出力し、
前記走査線間相関算出部は、前記相関値に加えて、前記一定幅の区間に含まれる前記第1の走査線と前記第2の走査線の信号電力を算出し、
前記相関変化位置抽出部は、前記算出された信号電力および前記閾値信号強度を用いた所定の条件により選択された相関値のみを用いて得られた相関値の平均値と標準偏差を用いて、前記第2の所定の値を決定する
ことを特徴とする信号処理装置である。
また、被検体内部に弾性波のビームを走査して、複数の走査線の受信波形データを取得する振動子と、
前記複数の走査線の受信波形データから信号強度を算出し、算出した信号強度が第1の所定の値よりも高い位置を高強度位置として出力する信号強度判定部と、
前記複数の走査線から第1の走査線および前記第1の走査線と所定の相関を有する第2の走査線を選択し、前記第1および第2の走査線上の複数の一定幅の区間において、前記第1の走査線および前記第2の走査線の受信波形データ間の相関値を算出する走査線間相関算出部と、
前記複数の一定幅の区間のうち、前記相関値が第2の所定の値よりも低い区間において、前記信号強度判定部から出力された高強度位置に対応する位置を、特異領域が存在し得る候補位置として抽出する相関変化位置抽出部と、
前記複数の走査線の受信波形データから前記被検体の断層像を形成するために信号処理を行う画像処理部と、
を備え、
前記複数の一定幅の区間の中に、前記相関変化位置抽出部により抽出された候補位置が含まれる区間が存在する割合が、第3の所定の値を超えるかどうかを判定する相関変化継続性判定部をさらに備える
ことを特徴とする信号処理装置である。
本発明によれば、弾性波の受信波形データから高反射体、特に微小な高反射体などの特異領域の存在し得る位置を精度良く安定的に検出することができる。
図1は受信ビームの幅の広がりを説明するための図である。 図2は高反射体が存在する擬似組織モデルを示す図である。 図3は高反射体が存在する場合の反射エコー強度を示す図である。 図4は層状の組織が存在する擬似組織モデルを示す図である。 図5は候補位置を示すフローチャートの一例である。 図6本発明の実施例1の超音波装置のブロック図である。 図7は相互相関を算出する手法を説明する図である。 図8は隣接する走査線について説明するための図である。 図9は受信した信号強度を模式的に示した図である。 図10A,Bは断層像および高反射体の位置情報の表示例である。 図11A,Bはそれぞれ信号強度と相関値をプロットした図である。 図12A,Bは相関値のヒストグラムを示した図である。 図13は本発明の実施例2の超音波装置のブロック図である。 図14は本発明の実施例3の超音波装置のブロック図である。 図15は本発明の実施例4の超音波装置のブロック図である。 図16A,Bは実施例4の効果を説明する図である。
本発明において弾性波とは超音波を含む振動波を意味する。
本発明において特異領域とは、被検体内において周囲とは異なる状態の領域をいう。例えば周囲と組成、構造、物性等が異なる領域であって、層状組織を有する領域や典型的には石灰化等により超音波に対して高反射体となっている領域をいう。
本発明において検出する1つの目標である微小な高反射体の大きさは、当該高反射体を球の形状で近似した場合に当該球の直径が2mm以下のものをいう。さらに1mm以下、特に100μm以下のものをいう。微小な高反射体を球の形状で近似した場合に当該球の
直径が2mm以下になると、従来の方法では、反射波自体が小さくなり検出が困難になる、或いは反射波の信号が周囲の信号に紛れて鑑別が困難になる。
本発明において、信号強度とは、受信波形データの包絡線から得られる振幅をいう。
また本発明においては、信号強度が高い位置を含む一定幅の区間で算出された走査線間の相関値(相互相関値)の低下する位置を抽出することで高反射体の有無の検出を行う。このような信号強度が高い部分を含む区間のデータを用いることで、SN比の低い信号を用いて相関値を算出することを避けることが可能になる。そのため、走査線間の相関値を精度良く求めることができ、相関値が低下する位置を安定して抽出できる。
高反射体のない領域においてある一定以上の相関値を有している走査線同士のデータを使用すれば、微小な高反射体の検出が可能である。発明者らの知見によれば、例えば、0.5程度の相互相関を有する走査線同士であっても高反射体の検出が可能である。
高反射体の検出の精度を向上させるためにはさらに相互相関の高い走査線を用いるのが好ましい。例えば近接する2本の走査線又は隣接する2本の走査線が相互相関の高い走査線となり得る。
本発明において上記相互相関を算出する対象となる第1の走査線と第2の走査線との関係は以下の条件を満たす関係にあるものを意味する。即ち上記第1の走査線と第2の走査線との相関値は、被検体内の高反射体が存在しない領域において第1の走査線と第2の走査線との相関値が0.5以上である関係にあるものである。そして当該相関値は好ましくは0.7以上、最適には0.9以上であることが本発明においては適している。
ここで上記第1の走査線と第2の走査線との相関値についてさらに説明する。第1の走査線と第2の走査線との相関値が1.0である場合、第1の走査線と第2の走査線とは同一の波(信号)であることを意味する。また第1の走査線と第2の走査線との相関値が0である場合は第1の走査線と第2の走査線とは大きく(典型的には全く)異なる波(信号)であることを意味する。そして走査線の間の相関値が高いほど、反射波(反射エコー)の発生した領域の音響インピーダンスの分布の状態が類似していることを意味する。超音波による画像化を行う場合、隣接する走査線はビーム幅の範囲内で重複する領域があると相関値が一定の値を有するため、ビーム幅の範囲で重複する領域が得られるビーム間隔でビームを送信することが好ましい。
本発明は前記相関値が0.5以上である場合に、高反射体により、一方の走査線が反射された場合に、前記相関値(高反射体により反射される前の相関値)と高反射体の位置よりも深い位置での第1の走査線と第2の走査線との相関値との有意差を得ることができる。
また本発明は、被検体内で一定の反射率を有する反射体として高反射体(特に微小な石灰化部分等)と層状組織との鑑別が可能である。なお、大きな高反射体は従来の手法であっても反射が大きい領域が大きい為鑑別可能である。
本発明によれば近接または隣接する走査線間の相関値の変化から高反射体又は層状組織が存在し得る位置を特定することができる。即ち、(微小な)高反射体の場合には近接または隣接する2本の走査線のうち一方のみが当該(微小な)高反射体の位置を通過し、他方は高反射体の位置を通過しない。送信した超音波が高反射体の位置を通過する際には、高反射体で反射されると共に高反射体を通過することになる。通常の生体内での超音波はボルン近似が成立し、波形が歪むことなく減衰するが、高反射体ではクリーピング波の発
生、高反射体内を通過する音速の早い波の存在、回折や高反射体内での多重反射などによって、波形が歪む。そのため、高反射体の位置を通過した超音波と高反射体の位置を通過しない超音波とでは波形が変化し、相関値が低下する。これに対して層状組織の位置を通過する場合は、ボルン近似が成立するため、波形の歪みが生じることはなく相関値はほとんど変化しない。
このように本発明によれば高反射体又は層状組織の存在する位置を基準として、近接または隣接する2本の走査線の相関値が小さくなった場合には高反射体であり、変化がない、又は少ない場合には層状組織であると鑑別し得る。そして本発明の信号処理装置又は超音波装置には必要に応じて上記鑑別方法に基づいて高反射体と層状組織とを鑑別する鑑別部を設けることができる。
本発明者らの知見によれば、上記第1の走査線と第2の走査線とは互いに相関が強い(大きい)関係にあることが好ましく、典型的には隣接している2本の走査線が好ましい。しかし、前記相関値の関係を満たす場合には、第1の走査線と第2の走査線とは必ずしも隣接している必要は無く、これらの走査線の間に別の走査線が存在していても良い。従って上記関係を満たす範囲で近接する2本の走査線も利用することができる。
図5に本発明の高反射体の候補位置を求める際の一手順を説明するフローチャートを示す。
まず、走査線を形成(S400)する前提として、高反射体のない領域での第1の走査線と第2の走査線との間の相関値は0.5以上であることが必要である。次いで上記条件を満たす送信ビームを形成し、被検体に送信する(S401)。被検体内の特定の位置からの反射波を受信(S402)する。受信波形の信号強度を算出し(S403)、あらかじめ設定した設定値と比較する(S404)。比較結果が所定の条件を満たさない場合には、次の走査線を形成する。信号強度の比較結果が所定の条件を満たした場合は、相関値を算出し(S405)、あらかじめ設定した設定値と比較する(S406)。比較結果が所定の条件を満たす場合には位置情報を取得する(S407)。比較結果が所定の条件を満たさない場合には、(S400)に戻って次の走査線を形成する。S407の工程で位置情報を取得した後に当該情報を画像に重畳する(S408)。
上記手順は一例であって本発明は上記手順に限られるものではない。例えば、信号強度の算出(S403)と比較(S404)に対して、相関値の算出(S405)と比較(S406)は互いに、手順の交換が可能である。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。また弾性波として超音波を用いた装置、方法について説明する。
<実施例1>
以下、実施例1では信号強度が高い位置を含む領域の隣接する走査線の相互相関を算出し、相関が設定値以下になる位置情報を示す超音波装置について説明する。
図6は本発明の実施例1に係る超音波装置のシステム概略図である。この超音波装置は、通常の超音波断層像を生成・表示するための機能と、生体内の高反射体を検出し、その存在位置の候補を表示するための機能(走査線間相関算出部009、相関変化位置抽出部010、信号強度判定部011)とを有する。後者の機能は、例えば結石や微小石灰化領域の検出などに利用される。
(断層像の生成・表示)
まず、図6を用いて断層像を表示するまでの流れを説明する。本実施例の超音波装置は複数の振動子002を有する超音波探触子001が接続されたシステムである。超音波を送信する位置(送信フォーカス)が設定されると、システム制御部004から送信回路系003にその設定情報が送られる。送信回路系003はその情報に基づいて、時間遅延ならびに強度を決定した後、超音波探触子001内の複数の振動子002を駆動するための電気信号を送信する。この電気信号は振動子002において変位に変換され、被検体内部を超音波として伝播する。このようにして送信された超音波は被検体内で直線的な音圧分布を形成する。これを送信ビームと呼ぶ。被検体内を伝播した超音波は被検体内の音響的性質により散乱・反射されたエコーとして振動子002に戻ってくる。このエコーが振動子002により電気信号に変換され、受信回路系005に入力される。受信回路系005では、システム制御部004から与えられた受信フォーカス位置に関する情報を元に時間遅延量を算出し、入力された時系列の電気信号に対して時間遅延処理を行なった後、それらを加算する。この処理によって被検体内の受信フォーカス位置における反射波(反射エコーともいう)を選択的に抽出することが出来る。このような処理によって形成される受信感度を有する領域を送信ビームに対して受信ビームと称する。
このようにして得られた時系列の受信波形データは受信回路系005から断層信号処理系006に送られる。断層信号処理系006では、入力された時系列の受信波形データに対して必要であればバンドパスフィルタなどのフィルタ処理を行なった後、データの包絡線を検出し強度データとして出力する。この強度データは画像処理系(画像処理部)007に送信される。画像処理系007は、システム制御部004から送られた送信ビームならびに受信ビームの位置情報と強度データとを使用して、表示画像のピクセルに合わせてデータを間引き、丸め、若しくは補間し、観察領域内の各位置での輝度信号を生成する。このような一連の動作によって1本の走査線に対する画像が形成される。送信ビームと受信ビームの方向や位置を変化させ、再度同様な処理を行なうことによって被検体内の違う領域に走査線を形成する。このようにして観察領域内に複数本の走査線を形成することで観察領域の断層像を形成することが可能となる。画像処理系007は、このようにして得られた断層像を画像表示装置008に送信し表示する。
なお、ここでは1本の送信ビームと1本の受信ビームによって形成される走査線を一例として説明した。しかし、本発明はこれに限らず、1回の送信に対して複数の受信ビームを形成して複数の走査線を同時に形成する手法にも本発明が適用可能である。また、本発明は2次元の断層像に限るものではなく3次元的な領域を観察する場合にも適用可能である。
(高反射体の検出・表示)
次に、図6から図9を用いて、高反射体を検出し、その存在位置の候補を表示するための処理について説明する。
図6に示すように、超音波装置は、走査線間相関算出部009と相関変化位置抽出部010、信号強度判定部011とを備える。受信回路系005によって生成された時系列の受信波形データが走査線間相関算出部009と信号強度判定部011とに送られる。
走査線間相関算出部009は、受信波形データとシステム制御部004から送られる走査線位置の情報から、隣接する走査線間の時間軸に沿った相互相関を算出する。図7にその概念図を示す。第1の走査線の受信波形データ106の解析表現をS(r)、隣接する第2の走査線の受信波形データ107の解析表現をS(r)とする。走査線間相関算出部009は、走査線上に注目位置(注目深さ)を設定し、それぞれの受信波形データから注目位置を基準とする所定幅の領域(一定幅の区間)の波形データを抽出する(切り出す)。そして、その抽出した(切り出した)受信波形データ間の相互相関算出108を行
なう。この演算により注目位置の相関値(相互相関値ともいう)が得られる。そして、注目位置を深さ方向に(受信波形データとしては時間軸方向に)移動させながら上記演算を繰り返すことで、走査線上の複数の位置(深さ)についての相関値を求めることができる。このように求めた相関値の深さ方向の変化を表すのが図7のグラフ109である。例えば、相関値は、数1のY(τ)のτに関する最大値として求める。
Figure 0005814556
なお、z1は注目深さ(注目位置)、z2-z1は相互相関を取得する区間幅を示す。注目深
さz1を変化させることで違う位置の相関値を求める。τは送信する超音波の波長程度から波長の数十倍の範囲で設定される。
図7は、第1の走査線上に高反射体100が存在している例を示している。高反射体100よりも深い位置での相互相関109が低下することがわかる。
図8を用いて隣接する走査線について説明する。図8は超音波探触子001と被検体内で形成された5本の走査線201、202、203、204、205、さらに高反射体200、層状組織210を模式的に表した図である。例えば走査線201のデータを取得した後、走査線202のデータを取得した場合、走査線201、202は互いに隣接しているため、走査線間相関算出部009は走査線201、202間の相互相関を算出する。例えば走査線の取得順が走査線201、走査線203、走査線205、走査線202、走査線204という順であった場合は、走査線202を初めて取得した場合に隣接する走査線のデータを取得したことになる。従って、その時点で走査線間相関算出部009が走査線201、202間の相互相関値を算出する。
走査線間相関算出部009は2本の走査線の受信波形データの相互相関を時間軸に沿って(被検体の深さに沿って)算出する。隣接する走査線は観察領域の一部が互いに重なるように設定されているため、2本の走査線にまたがって層状組織が存在する場合、高い相関を示すのが一般的である。例えば走査線204と走査線205との相互相関は被検体の深い位置で層状組織210が存在する部分ではある一定以上の相関値を有する。しかし、走査線202と走査線203に注目すると、走査線203の途中に高反射体200が存在する。このため、走査線202と走査線203の相互相関は、高反射体200よりも深い部分では相互相関が低下する。このような性質を有する、場所ごとに求めた相関値を走査線間相関算出部009から相関変化位置抽出部010に送信する。
図9は走査線201から205の送受信によって、信号強度判定部011において算出される信号強度201Bから205Bを模式的に示したものである。層状組織210、高反射体200の位置で超音波が反射されるため、それらに対応する位置で信号強度が大きくなっている。信号強度判定部011では、撮像領域内の信号強度のうち、別途定められる割合で上位の信号強度を有する位置を抽出し、その位置情報を出力する。
発明者の知見によると、通常の超音波診断の画像において、結石などの高反射体の信号強度は撮像領域内で上位10%に含まれることが多く、典型的には上位1%に含まれる。
そのため別途定める割合(第1の所定の値)は10%もしくは1%、状況によっては0.5%などの値を設定可能である。なお、この割合を大きくした場合は、信号強度が小さい、より微小な高反射体を見つけることが可能であり、割合を小さくした場合は高反射体の位置抽出の特異度が高くなる。
例えば図9においては領域211Bや領域211Cにおける信号強度が高いため、これらの領域に関する位置情報が出力される。
ここで領域211A,211B,211Cに注目する。211Bにおいては、高反射体が存在するため、ここまでに説明したように、走査線202と走査線203との相関値は低くなる。また領域211Cにおいては、層状組織が存在することから走査線204と走査線205との相関値は高くなる。ところが領域211Aについては、層状組織などの反射体が無いため、受信される信号強度が低くなる。このような受信された信号強度が低い部分ではSN比が悪いため、走査線間の相関値を算出した場合、隣接した走査線間であっても低い相関値が出る可能性がある。このような場合に生じる低い相関値は高反射体の位置抽出の精度ならびに安定性を損なう可能性がある。
相関変化位置抽出部010では、走査線間相関算出部009から出力された位置ごとの相関値と信号強度判定部011から出力された位置情報とを受け取る。相関変化位置抽出部010は信号強度判定部011から出力された位置を相関窓(相関値を求める式中のz1とz2とで表せる深さ範囲)の中に含む相関値のみを抽出する。
この抽出した相関値の平均値よりもある一定以上低い相関値を有する位置情報を相関変化位置抽出部010は出力する。
このようにして抽出された相関値の集合は、SN比が悪い領域から求められた低い相関値を除いた状態になっている。そのため、低い相関値を有する位置が高反射体の存在位置である精度が向上し、より安定した抽出結果を得ることが出来る。
画像処理系007は入力された位置情報を断層画像上に重畳し、画像表示装置008に送信する。図10A、図10Bは、相関変化位置抽出部から得られた位置情報の表示例であり、相関変化位置抽出部010から出力された位置を矢印211や線分212などのマーカーで表示した例を示している。なお、この他にも断層像の色相を変化させる、丸で囲むなど、検出された位置が操作者に伝わる表現であればどのようなものでもよい。
以下では、図11,図12を用いて、本実施例の効果について説明する。図11Aは生体を模したファントム中に層状組織を模した薄膜と、高反射体を模した3本のワイヤとを設置したものを超音波の送受信で画像化したものである。図中の白丸の中央付近に3点の高反射体が存在している。
走査線間相関算出部009によって観察領域内の隣接走査線同士の相関値を求めた結果が図11Bである。
層状組織を含む領域301では相関値が高く、層状組織がない領域302,303では相関値が比較的低いことが分かる。領域302,303はスペックルパターンが優位であり、層状組織などの反射超音波が比較的強い対象が存在しないため、隣接走査線の間の相関値であっても低い値になっている。
図12Aは観察領域内全ての相関値のヒストグラムである。この相関値には、先ほどの領域302,303の相関値も含まれている。それぞれに対応する位置情報とここで述べ
たような相関値が相関変化位置抽出部010に出力される。
信号強度判定部では、受信波形データから信号強度を算出し、上位の信号強度を有する位置情報(高強度位置)を出力する。
相関変化位置抽出部010では入力された相関値のうち、信号強度判定部011から入力された位置を含む領域の相関値のみを抽出する。このようにして抽出された相関値のヒストグラムの一例が図12Bである。図12Aと図12Bのヒストグラムとを比較すると、低い相関値の部分が大幅に減少していることが分かる。これはつまり層状組織や高反射体が存在しない領域、例えば図11Bの領域302,303における相関値が低く算出されていたことを示している。
信号強度判定部011からの位置情報を用いることで、相関変化位置抽出部010においては高反射体とは無関係な低い相関値を除外することができる。相関変化位置抽出部010はこの抽出された相関値の中から設定値(第2の所定の値)よりも低い相関値を有する位置情報を出力する。なお、設定値には、例えば抽出された相関値の平均値から標準偏差のX倍を減じた値などを用いることができる。発明者の知見によるとXの値は1から3が望ましいが、それ以外でも本発明の効果は得られる。
また、このXの値は別途制御画面から入力される値に変更することも可能である。Xの値を小さくすれば、より高い感度で高反射体を検出可能である。Xの値を大きくすれば、より高い特異度で高反射体を検出可能となる。
本実施例では、観察領域内全てのデータに対して相関値を算出し、さらに上位の信号強度を有する位置を抽出したが、観察領域内の一部分に本発明を適用することも可能である。
また、高反射体の存在位置付近に送信ビームをフォーカスすると、高反射体の影響をより強く受けるため、大きく相関値が変化する(低下する)。そのため高反射体の候補位置を抽出した後、さらに送信フォーカスをその候補位置の近くに設定することで、より高い精度で高反射体の候補位置を抽出できる。
以上、説明したように本実施例においては、隣接する走査線の受信波形データの相関値を算出し、さらに観察領域内の上位の信号強度を有する位置情報に対応する領域の相関値を処理することによって、高反射体の存在位置候補を抽出することが出来る。
<実施例2>
以下、実施例2では、信号強度判定部からの位置情報で走査線間の相関値を求める場合の例について説明を行う。
図13は本実施例のシステムの概要を示す図である。実施例1と違う部分に絞って説明を行う。
信号強度判定部011では、撮像領域内の信号強度のうち、別途定められる割合で上位の信号強度を有する位置を抽出し、その位置情報を走査線間相関算出部009に出力する。走査線間相関算出部009では、受信回路系005から入力された受信波形データと信号強度判定部011から入力された位置情報を用いて、走査線間の相関値を求める。このとき、入力された位置情報で示された位置に対応した領域の受信波形データのみを用いて走査線間の相関値を算出する。算出された相関値は対応する位置情報と共に相関変化位置抽出部010に出力される。
相関変化位置抽出部010の処理ならびにその後の処理は実施例1と同様である。
信号強度判定部011では撮像領域内の上位の信号強度を有する位置情報、典型的には上位10%以上の位置情報を出力する。そのため走査線間相関算出部009では撮像領域内の10%以下の領域の走査線間の相関を算出するだけでよい。走査線間の相関を求める計算は計算規模が大きいため、全ての撮像領域の相関を求めるのに比べて一部の領域の相関を求めればよい本実施例では、よりシステムのコンパクト化を行うことが可能で、低コストで超音波装置を提供できる。
<実施例3>
以下、実施例3では、観察領域内の上位の信号強度だけでなく、相関窓内の信号強度も使用する場合の例について説明を行う。
図14は本発明の実施例3に係る超音波装置のシステム概略図である。
実施例1と実施例2と違う部分に絞って説明を行う。
断層信号処理系006においてデータの包絡線を算出する。この包絡線の強度データを信号強度データとして信号強度判定部011に出力する。信号強度判定部011では観察領域内の上位の信号強度を有する位置情報を走査線間相関算出部009に出力する。さらに信号強度判定部011は上位の信号強度のうち一番小さい閾値信号強度Itを相関変化位置抽出部010に出力する。
走査線間相関算出部009では入力された位置情報で示された位置に対応した領域の受信波形データを用いて走査線間の相関値を算出する。また、相関値を算出する際に、数2、数3で示した電力P1(z1)、P2(z1)を求める。これらの相関値及び電力P1(z1)、P2(z1)を相関変化位置抽出部010に出力する。
Figure 0005814556
Figure 0005814556
このようにして相関変化位置抽出部010では、信号強度判定部011から上位の信号電力を有する位置情報と閾値信号強度Itとが入力され、走査線間相関算出部009からは相関値と電力P1(z1)、P2(z1)が入力される。
相関変化位置抽出部010では、数4を満たす位置の相関値のみを抽出する。
Figure 0005814556
αは1を超える任意の定数である。
この条件を満たす相関値を用いて、相関値の平均値と標準偏差を算出する。この平均値
と標準偏差を用いて、相関値の基準値を設定し、その基準値以下の相関値を有する位置情報を画像処理系007へ出力する。
上記のような処理を行った際の効果について述べる。数4の左辺は2つの走査線における相関を算出する区間内の電力値の相乗平均になっている。この相乗平均の値が信号強度判定部011から出力された閾値信号電力Itの定数倍以上になるということは、2つの走査線のどちらにも比較的強い反射超音波が存在するか、相関を求める区間内に複数の層状組織が含まれていると考えられる。つまり数4を満たす位置で求めた相関値はSN比が高い領域で、かつ層状組織からの反射波形を含む領域の相関値を優先的に抽出することになる。このような相関値の抽出を行うことで、相関値の平均値、標準偏差をより安定的に精度よく求めることができる。つまり、高反射体が存在する候補位置をより精度良く、安定的に抽出することができる。
本実施例では相乗平均と閾値信号電力とを比較したが、相加平均やそのほかの処理でも構わない。
<実施例4>
以下、実施例4では、相関変化位置抽出部からの位置情報を用いてさらに精度良く高反射体の候補位置を抽出する場合について説明する。
図15は本発明の実施例4に係る超音波装置のシステム概略図である。
実施例3と違う部分に絞って説明を行う。
相関変化位置抽出部010からは実施例3と同様な処理で求められた位置情報が出力され、相関変化継続性判定部012に入力される。相関変化継続性判定部012では、入力された位置情報を含む相関値を算出するのに用いた区間幅(複数の一定幅の区間)の中に、相関変化位置抽出部010から出力された位置情報がどれだけ存在するかを判定する。その存在の割合が設定値を超えた場合に、最終的に高反射体が存在する位置候補として、その位置情報を相関変化継続性判定部012から画像処理系007へと出力する。
図16は本実施例の効果を説明する図である。図16Aのように隣接する走査線の一方に高反射体200が存在する場合、隣接走査線間の相関値を求める区間を301のように動かしてそれぞれに相関値を算出してゆく。この場合、相関値を求める区間の中に高反射体が含まれている間、相関値は低い値を示す。つまり、信号強度が高い位置(この場合は高反射体の位置)を含む区間幅の中に、相関変化位置抽出部010から出力される位置情報が存在する割合が高い。
次に図16Bのように、隣接する走査線の両方に層状組織210が斜めに存在する場合、隣接走査線間の相関値を求める区間を301のように動かしてそれぞれに相関値を算出していく。この場合、片側の走査線の相関値を求める区間には層状組織210が含まれているが、もう一方の走査線の区間には層状組織が含まれない状態が生じる。その際の相関値は低い値を示すことになる。しかし、2つの走査線の区間のいずれにも層状組織210が含まれる場合には、高い相関値が算出される。つまり、信号強度が高い位置(この場合は層状組織を含む位置)を含む区間幅の中に、一部の低い相関値と大部分の高い相関値を有することとなる。言い換えると、相関変化位置抽出部010から出力される位置情報が存在する割合が低い。
このことから、相関変化継続性判定部012で、区間幅の中に含まれる、相関変化位置抽出部010から出力された位置情報の割合が高いものを判定すれば、より精度よく高反射体の存在位置候補を抽出することができる。
発明者の知見によると割合の設定値(第3の所定の値)としては50%以上が好ましい。この割合を高く設定すれば高反射体抽出の特異度が向上し、低く設定すれば感度が向上する。
002:振動子,003:送信回路系,004:システム制御部,005:受信回路系,006:断層信号処理系,007:画像処理系,009:走査線間相関算出部,010:相関変化位置抽出部,011:信号強度判定部

Claims (14)

  1. 被検体内部に弾性波のビームを走査して、複数の走査線の受信波形データを取得する振動子と、
    前記複数の走査線の受信波形データから信号強度を算出し、算出した信号強度が第1の所定の値よりも高い位置を高強度位置として出力する信号強度判定部と、
    前記複数の走査線から第1の走査線および前記第1の走査線と所定の相関を有する第2の走査線を選択し、前記第1および第2の走査線上の複数の一定幅の区間において、前記第1の走査線および前記第2の走査線の受信波形データ間の相関値を算出する走査線間相関算出部と、
    前記複数の一定幅の区間のうち、前記相関値が第2の所定の値よりも低い区間において、前記信号強度判定部から出力された高強度位置に対応する位置を、特異領域が存在し得る候補位置として抽出する相関変化位置抽出部と、
    前記複数の走査線の受信波形データから前記被検体の断層像を形成するために信号処理を行う画像処理部と、
    を備え、
    前記走査線間相関算出部は、前記複数の一定幅の区間のうち、前記信号強度判定部から出力された高強度位置に対応する位置を含む区間における相関値のみを算出する
    ことを特徴とする信号処理装置。
  2. 被検体内部に弾性波のビームを走査して、複数の走査線の受信波形データを取得する振動子と、
    前記複数の走査線の受信波形データから信号強度を算出し、算出した信号強度が第1の所定の値よりも高い位置を高強度位置として出力する信号強度判定部と、
    前記複数の走査線から第1の走査線および前記第1の走査線と所定の相関を有する第2の走査線を選択し、前記第1および第2の走査線上の複数の一定幅の区間において、前記第1の走査線および前記第2の走査線の受信波形データ間の相関値を算出する走査線間相関算出部と、
    前記複数の一定幅の区間のうち、前記相関値が第2の所定の値よりも低い区間において、前記信号強度判定部から出力された高強度位置に対応する位置を、特異領域が存在し得
    る候補位置として抽出する相関変化位置抽出部と、
    前記複数の走査線の受信波形データから前記被検体の断層像を形成するために信号処理を行う画像処理部と、
    を備え、
    前記信号強度判定部は、前記第1の所定の値よりも高い信号強度のうち、最も小さい信号強度を閾値信号強度として出力し、
    前記走査線間相関算出部は、前記相関値に加えて、前記一定幅の区間に含まれる前記第1の走査線と前記第2の走査線の信号電力を算出し、
    前記相関変化位置抽出部は、前記算出された信号電力および前記閾値信号強度を用いた所定の条件により選択された相関値のみを用いて得られた相関値の平均値と標準偏差を用いて、前記第2の所定の値を決定する
    ことを特徴とする信号処理装置。
  3. 被検体内部に弾性波のビームを走査して、複数の走査線の受信波形データを取得する振動子と、
    前記複数の走査線の受信波形データから信号強度を算出し、算出した信号強度が第1の所定の値よりも高い位置を高強度位置として出力する信号強度判定部と、
    前記複数の走査線から第1の走査線および前記第1の走査線と所定の相関を有する第2の走査線を選択し、前記第1および第2の走査線上の複数の一定幅の区間において、前記第1の走査線および前記第2の走査線の受信波形データ間の相関値を算出する走査線間相関算出部と、
    前記複数の一定幅の区間のうち、前記相関値が第2の所定の値よりも低い区間において、前記信号強度判定部から出力された高強度位置に対応する位置を、特異領域が存在し得る候補位置として抽出する相関変化位置抽出部と、
    前記複数の走査線の受信波形データから前記被検体の断層像を形成するために信号処理を行う画像処理部と、
    を備え、
    前記複数の一定幅の区間の中に、前記相関変化位置抽出部により抽出された候補位置が含まれる区間が存在する割合が、第3の所定の値を超えるかどうかを判定する相関変化継続性判定部をさらに備える
    ことを特徴とする信号処理装置。
  4. 前記第3の所定の値が50%以上の値である
    ことを特徴とする請求項3に記載の信号処理装置。
  5. 前記相関変化位置抽出部は、前記走査線間相関算出部により算出された相関値の平均値と標準偏差を用いて前記第2の所定の値を決定する
    ことを特徴とする請求項1、3またはに記載の信号処理装置。
  6. 前記所定の条件は、前記閾値信号強度に1を超える数を乗じた値である
    ことを特徴とする請求項2に記載の信号処理装置。
  7. 前記第1の所定の値は、算出した信号強度のうち上位から10%の値である
    ことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか1項に記載の信号処理装置。
  8. 前記第2の所定の値は、算出された相関値の平均値から標準偏差の1倍以上3倍以下の値を減じた値である
    ことを特徴とする請求項1から7のうちいずれか1項に記載の信号処理装置。
  9. 前記第1の走査線と前記第2の走査線との所定の相関とは、前記第1の走査線と前記第
    2の走査線との相関値が0.5以上である
    ことを特徴とする請求項1からのうちいずれか1項に記載の信号処理装置。
  10. 前記第1の走査線と前記第2の走査線は隣接している
    ことを特徴とする請求項1からのうちいずれか1項に記載の信号処理装置。
  11. 前記画像処理部は、前記候補位置を、前記被検体の断層像に重畳して表示する
    ことを特徴とする請求項1から10のうちいずれか1項に記載の信号処理装置。
  12. 前記候補位置に送信フォーカスが合うように送信ビームが形成され、当該送信ビームに基づく受信波形データが前記走査線間相関算出部による相関値の算出に用いられる
    ことを特徴とする請求項1から11のうちいずれか1項に記載の信号処理装置。
  13. 前記特異領域とは、被検体内部で弾性波に対して高反射体となっている領域である
    ことを特徴とする請求項1から12のうちいずれか1項に記載の信号処理装置。
  14. 前記特異領域とは、当該特異領域を球の形状で近似した場合に直径が2mm以下となる石灰化した領域である
    ことを特徴とする請求項13に記載の信号処理装置。
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