JP5814321B2 - Cable support wire fixing member - Google Patents
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Description
本発明は光ファイバケーブル等の支持線を固定するケーブル支持線固定部材に関する。 The present invention relates to a cable support line fixing member for fixing a support line such as an optical fiber cable.
光ファイバケーブルを各加入者宅に配線するために、ドロップケーブルと呼ばれる光ファイバケーブルが使用されている。図18に断面図として示すように、ドロップケーブル80は、1つ又は複数の光ファイバ芯線83と、光ファイバ芯線83の両側に配置されたテンションメンバ84とを内蔵するケーブル部82と、ケーブル部82から切り離し可能に設けられた支持線86とを有する。支持線86は、典型的には金属や高強度FRP(繊維強化プラスチック)からなる芯線87が樹脂被覆88で覆われたものである。例えば、ドロップケーブルの芯線として、許容張力600N以上を有するφ1.2mm鋼線が使用されている。ドロップケーブルの敷設時には、ケーブルを住宅や電柱に対して固定したり、ドロップケーブル同士を直線接続したりする場合がある。このとき、ケーブルに内蔵されている光ファイバを接続すると共に、ケーブル部から支持線を所定長さだけ切り離し、支持線を他の支持線や固定部材に接続する。
In order to wire the optical fiber cable to each subscriber's house, an optical fiber cable called a drop cable is used. As shown in a sectional view in FIG. 18, the
ドロップケーブル同士を直線接続するために、支持線固定具とクロージャースリーブとからなるクロージャーが考案されている(特許文献1)。特許文献1の段落0015には以下のような記載がある。「支持線固定具5は、支持板11を備えており、支持板11の上面には、両端側にそれぞれ配置された支持線押さえ部12と、2つ配置された突起部13が突設されている。支持線押さえ部12は、断面略ひし形に形成された柱状部12Aと、その上端側に形成された傘部12Bとから構成されている。また、突起部13は、断面略楕円形に形成された柱部13Aと、その上端側に形成された傘部13Bとから構成されている。」
In order to connect drop cables with each other in a straight line, a closure composed of a support wire fixing tool and a closure sleeve has been devised (Patent Document 1). Paragraph 0015 of
さらに、段落0020には、「両端側から進入させた支持線3A、3Bを突起部13に巻き付け、進入方向に折り返し、折り返した支持線3A、3Bを支持線押え部12に押さえつけた後、折り返した支持線3A,3Bの先端部と、支持線3A、3Bとをテープ等により巻き付けて固定する」ことが記載されている。
Further, in paragraph 0020, “the support lines 3A and 3B entered from both ends are wound around the protrusion 13 and folded back in the approach direction, and the folded support lines 3A and 3B are pressed against the
また、ドロップケーブルを住宅に引き込むときには、支持線が住宅の壁面に対して支持線の固定具を介して固定される(例えば特許文献2)。特許文献2の段落0002には、「図9では、電柱21上を架空されて来た光ファイバ24を電柱21に設けた支持具であるフック金具25aと引留金具25bとで一旦支持させた後、家屋26に引込んでいる。そして、家屋26の引込み部は軒下等に設けた外壁引留金具27aと引留金具27bとで光ファイバ24を引留め、引込線収納箱28を設置して余長分を収納した後に屋内に引込む」ことが記載されている。
Further, when the drop cable is drawn into the house, the support line is fixed to the wall surface of the house via a support wire fixing tool (for example, Patent Document 2). In paragraph 0002 of Patent Document 2, “In FIG. 9, after the
ドロップケーブルを直線接続する、或いは、家屋の壁面に対して固定する場合には、ケーブルを無駄にすることなく接続することが好ましい。支持線はケーブルと一体的に作製されていることが多いため、できるだけ短い支持線の余長で支持線を固定できることが望まれている。また、支持線の固定作業は電柱上や梯子の上等の足場の悪い状況下で行われる場合が多い。そのため、支持線の固定作業は簡潔にできることが望まれている。 When the drop cable is connected in a straight line or fixed to the wall surface of the house, it is preferable to connect the cable without wasting it. Since the support line is often manufactured integrally with the cable, it is desired that the support line can be fixed with a surplus length of the support line as short as possible. In addition, the fixing work of the support line is often performed under poor conditions such as on a utility pole or ladder. Therefore, it is desired that the fixing work of the support line can be simplified.
本発明はその一態様において、短い余長で支持線を容易に固定できるケーブル支持線固定部材を提供する。 In one aspect, the present invention provides a cable support line fixing member capable of easily fixing a support line with a short extra length.
本発明はその一態様において、ケーブル支持線を固定するケーブル支持線固定部材であって、本体と、本体に移動可能に支持されたスライド部材とを含み、スライド部材は、ケーブル支持線を固定する係止部と、スライド部材を本体に固定する固定部とを有し、本体は、それぞれが固定部に係合可能な複数の固定孔を有し、スライド部材は、複数の固定孔から選択した固定孔に固定部が係合する位置で本体に固定され、選択した固定孔を変更することにより位置を変更できる、ケーブル支持線固定部材を提供する。 In one aspect, the present invention is a cable support line fixing member that fixes a cable support line, and includes a main body and a slide member that is movably supported by the main body, and the slide member fixes the cable support line. possess a locking portion and a fixing portion for fixing the slide member to the body, the body, each having engageable with a plurality of fixing holes on the fixed portion, the slide member is selected from a plurality of fixing holes fixing portion fixing hole is fixed to the body in a position to engage, Ru can change the position by changing the fixing hole selected, to provide a cable support wire fixing member.
本発明の一態様によるケーブル支持線固定部材によれば、短い余長で容易に支持線を固定することができる。 According to the cable support line fixing member according to one aspect of the present invention, the support line can be easily fixed with a short extra length.
本発明の関連技術によるケーブル支持線固定部材は、支持線を受容して固定する支持線受容部を有する、略長方体の部材である。支持線受容部は、主壁と、主壁の両側から略垂直方向に延出する2つの側壁と、側壁から略垂直に延出する副壁とによって、概略画定されている。ケーブル支持線固定部材は、一つの側壁に隣接して設けられた係止部をさらに有する。支持線は、先端を鉤状に折り曲げた状態でケーブル支持線固定部材に挿入される。支持線の端部がケーブル支持線固定部材の係止部に当接して係止され、支持線がケーブル支持線固定部材に対して固定される。このように本発明の関連技術によるケーブル支持線固定部材によれば、支持線の先端を折り曲げてケーブル支持線固定部材に挿入するだけで、支持線をケーブル支持線固定部材に対して容易に固定することができる。また、支持線をケーブル支持線固定部材に巻きつける必要がないので、必要とされる支持線の長さも短くできる。 The cable support wire fixing member according to the related art of the present invention is a substantially rectangular member having a support wire receiving portion for receiving and fixing the support wire. The support line receiving portion is roughly defined by a main wall, two side walls extending in a substantially vertical direction from both sides of the main wall, and a sub-wall extending in a substantially vertical direction from the side wall. The cable support line fixing member further includes a locking portion provided adjacent to one side wall. The support line is inserted into the cable support line fixing member with the tip bent in a hook shape. The end portion of the support line is brought into contact with and locked with the locking portion of the cable support line fixing member, and the support line is fixed to the cable support line fixing member. Thus, according to the cable support line fixing member according to the related art of the present invention, the support line can be easily fixed to the cable support line fixing member simply by bending the tip of the support line and inserting it into the cable support line fixing member. can do. Further, since it is not necessary to wind the support wire around the cable support wire fixing member, the length of the support wire required can be shortened.
以下図面を参照しながら、本発明のケーブル支持線固定部材を説明する。図1は本発明の第1の関連技術によるケーブル支持線固定部材1が支持線86a、86bを直線的に固定した状態を示す図であり、図2(a)はケーブル支持線固定部材1を示す上面図であり、図2(b)は右側面図である。
The cable support line fixing member of the present invention will be described below with reference to the drawings. Figure 1 is a diagram showing a linearly fixed state first related art due to cable support
図1に示すように、ケーブル支持線固定部材1は、内部に支持線受容部10を有する概略長方体の形状をしている。2つの支持線86a、86bはケーブル支持線固定部材1の長手方向両端部から支持線受容部10に挿入され、ケーブル支持線固定部材1に対して固定されている。図4に示すように、支持線86は、先端部863と基端部861との間で折り曲げられており、折り曲げ部862がケーブル支持線固定部材1の中心近傍に配置されている。
As shown in FIG. 1, the cable support
ケーブル支持線固定部材1は任意の材料から作製することができる。例えば、鉄やステンレス等の金属、各種プラスチック等から作製することができる。図示のケーブル支持線固定部材1は板状の金属を折り曲げ加工して形成されているが、作製方法はこれに限らず公知の作製方法で作製することができる。例えば、押し出し成型により断面が矩形の中空パイプを作製した後に、必要な部分を切削加工することでも作製することができる。また、ケーブル支持線固定部材1は、概略円柱形であっても良い。
The cable support
図2(a)及び図2(b)に示すように、ケーブル支持線固定部材1は概略長方形の主壁12と、主壁12の2つの長辺14a、14bから主壁12と概略垂直な方向に延出する側壁16a、16bとを有する。側壁16a、16bは対向して概略並行に配置されている。側壁16a、16bは支持線86の外径よりも若干大きい高さを有するように形成されている。
As shown in FIGS. 2A and 2B, the cable support
ケーブル支持線固定部材1は、それぞれの側壁16a、16bから連続的に形成され、ケーブル支持線固定部材1の長手方向中心線Cに向けて、主壁12と概略平行に延出する副壁18a、18bを更に有する。副壁18a、18bは、ケーブル支持線固定部材1の長手方向中心線C付近まで延出している。副壁18aと副壁18bとの間には、若干の隙間がある。この隙間はケーブル支持線固定部材の機能的に必要なものではないが、板状の金属を曲げ加工して成型する場合には隙間を設けた方がケーブル支持線固定部材の作製が容易となる。ケーブル支持線固定部材を押し出し加工された部材から作製する場合、この隙間を設ける必要はない。
The cable support
主壁12、側壁16a、16b及び副壁18a、18bは、断面形状が略矩形の内部空間(支持線受容部)10を概略画定する。なお概略画定するとは、主壁12、側壁16a、16b及び副壁18a、18b相互の間に隙間があっても良いことを意味し、完全に閉じた空間を画定する必要がないことを意味する。
The
支持線受容部10に、後述するように先端を鉤状に折り曲げた支持線86を挿入することで、支持線86がケーブル支持線固定部材1に対して固定される。したがって、支持線受容部10の高さ寸法(つまり側壁16a、16bの高さ寸法)は、使用される支持線86の外径よりも若干大きい寸法であることが好ましい。他方、支持線86がケーブル支持線固定部材1の支持線受容部10内で、ケーブル支持線固定部材1の延在方向に関して回転しないように、支持線受容部10の高さは支持線86の外径の2倍を越えない寸法であることが好ましい。
The
主壁12の幅W(つまり対向する側壁間の距離)は、支持線86の材質や折り曲げ寸法により適宜決定される。支持線86は主壁12の面内方向に折り曲げられるため、支持線86の折り曲げに対する特性が主壁の幅寸法への制約となる。主壁12の幅Wは、折り曲げ部892の支持線86が強度を大幅に損なわない程度の曲げ半径となる寸法に設定される。
The width W of the main wall 12 (that is, the distance between the opposing side walls) is appropriately determined depending on the material of the
ケーブル支持線固定部材1は、図2(a)に示すように、一方の長辺14a側に設けられた側壁16aと並んで、ケーブル支持線固定部材1の端部側に、主壁12から略垂直方向に延出している傾斜壁20を有する。傾斜壁20は主壁12から側壁16と略同一方向に延出しているが、傾斜壁20の延在方向は側壁16の延在方向(ケーブル支持線固定部材1の長手方向)と所定の角度を成している。傾斜壁20の側壁16a側の端部は、傾斜壁20の他方の端部よりも、長手方向中心線C寄りに位置している。つまり、傾斜壁20と側壁16bとの間の距離が、ケーブル支持線固定部材1の長手方向端部側で広くなり、長手方向中心側で狭くなるように、傾斜壁20は傾斜して配置されている。傾斜壁20は支持線86を挿入するときに支持線86を支持線受容部10に向けて案内するため、支持線挿入作業を容易にする。
As shown in FIG. 2A, the cable support
ケーブル支持線固定部材1は、傾斜壁20の一方の端部に、係止部22を有する。係止部22は、傾斜壁20の端面部分であり、傾斜壁20と隣接する側壁16aよりも、長手方向中心線C寄りに位置している。係止部22は、側壁16aよりも支持線86の半径と概略等しい寸法だけ長手方向中心線C寄りの位置に配置されている。支持線96の先端は鉤状に折り曲げられた状態でケーブル支持線固定部材1に挿入される。そして、対向する側壁16a、16b間の距離は、支持線86の端部864と基端部861との距離よりも小さく設定されるので、ケーブル支持線固定部材1の内部では、支持線86の先端部863は基端部861に向かって弾性的に圧縮された状態に置かれる。この圧縮によって生じる支持線86の弾性反発力によって、先端部863と基端部861は、それぞれに隣接する側壁16a、16bの内面に対して押し付けられる。これにより端部864は側壁16aの内面に接することになり、支持線86の端面は係止部22と当接できる位置に配置される。このようにして係止部22は支持線86の端部864と係止し、支持線86をケーブル支持線固定部材1に対して固定する。
なお、端部864とは、支持線86の先端部863における、折り曲げ部862とは反対側に位置する一端である。
The cable support
Note that the
係止部22は支持線86の先端部863と当接できる、任意の位置に配置することができる。上述のように支持線86の端部864が側壁16aの内面に接する場合、係止部22を、支持線86の直径を越えない範囲で、側壁16aの内面から長手方向中心線C寄りに離れた位置に配置することができる。
The locking
ケーブル支持線固定部材1は、1つの側壁16aと、傾斜壁20との間に、解除部24を更に有する。図3は、解除部24付近を、ケーブル支持線固定部材1の下面からみた拡大図である。解除部24は、支持線86がケーブル支持線固定部材1に固定されたときに、支持線86の先端部863と隣接する側壁16aに隣接して配置される。図示の解除部24では、解除部24に隣接している主壁12の一部が切除されている。また解除部24は、側壁16及び副壁18を有していない。そのため係止部22に係止している支持線86の端部864付近が解除部24を通して外部に露出している。
Cable support
支持線86とケーブル支持線固定部材1との係止を解除するときには、解除部24を通して、支持線86の端部864を支持線86の基端部861側に押し込んで、支持線86の端部864と係止部22との係止を解除する。その状態で支持線86をケーブル支持線固定部材1から離れる方向に抜去すると、支持線86をケーブル支持線固定部材1から取り外すことができる。ケーブル支持線固定部材1が解除部24を有すると、加入者の引越し等でケーブルを撤去する場合に、容易に支持線をケーブル支持線固定部材から取り外すことができる。
When releasing the locking between the
解除部24は主壁12と、側壁16と、副壁18とを有さないが、解除部24はこの形態に限定されるものではない。解除部24は、支持線86の先端部863を操作することで係止部22との係止を解除できるものであればよい。例えば、隣接した副壁18aの一部が解除部24を部分的に覆うようにしてもよいし、主壁12の一部に切り欠きを設けなくともよい。
A cancel
或いは、解除部24は主壁12、副壁18a又は側壁16aに開口部を設けることでも形成することができる。解除部24を主壁12、副壁18a又は側壁16aに開口を設けて形成する場合、例えばマイナスドライバをその開口に挿入して係止部22と先端部863との係止を解除することができる。また、解除部24は端部864と折り曲げ部862との間の支持線の部分と隣接する、ケーブル支持線固定部材1の任意の位置に配置することができる。つまり、解除部24を係止部22と直接隣接する位置に配置してもよいし、係止部22と離間して隣接する位置に配置してもよい。
Alternatively, the
図2(a)に示すように、ケーブル支持線固定部材1は、解除部24が設けられている長辺14aに対向する長辺14b側で、副壁18bに隣接して支持線ガイド部26を有する。支持線ガイド部26は、ケーブル支持線固定部材1の長手方向端部に隣接して配置されている。支持線ガイド部26は、ケーブル支持線固定部材1の端部付近の主壁12から延出する側壁16bと、側壁16bから所定の間隔だけ離れて、側壁16bと略並行に対向配置されたガイド片28とを有する。ガイド片28と側壁16bとの間の寸法は、支持線86の直径よりも若干大きい寸法とすることができる。
As shown in FIG. 2 (a), cable support
後述するように、折り曲げ部862に隣接する基端部861が支持線ガイド部26に受容されるように支持線86を配置した後、支持線86をケーブル支持線固定部材1に挿入する。したがって、支持線ガイド部26は副壁18によって覆われていない状態とすることが好ましい。もちろん、支持線ガイド部26に支持線86を配置可能なように、ガイド片28の先端から充分に隙間を空けて副壁18を配置することも可能である。
As will be described later, after the
支持線ガイド部26は、支持線86がケーブル支持線固定部材1に挿入されるときに、支持線86を案内するだけでなく、支持線86の座屈を防止する機能を果たすことができる。ケーブル支持線固定部材1では、支持線86がケーブル支持線固定部材1に対して固定された状態になる前に、支持線86の先端部863が傾斜壁20と当接する。傾斜壁20において、先端部863は基端部861側に変位させられるので、その変位によって生じる支持線86の弾性反発力によって、支持線86はケーブル支持線固定部材1から離れる方向に力を受ける。そのため、支持線86をケーブル支持線固定部材1に挿入するには、弾性反発力により生じる反力、及びそれにより生じる支持線86とケーブル支持線固定部材1間の摩擦力よりも大きい力で支持線86を押す必要がある。このとき、ガイド片28がないと、作業者が支持線86を押す力の大きさによっては、作業者が保持している支持線86の場所と折り曲げ部862との間の支持線86が先端部863側に向けて屈曲する恐れがある。
The support
支持線ガイド部26のガイド片28は、支持線86の基端部861と先端部863との間に位置するので、基端部861が先端部863側に向かって撓んだときにガイド片28が支持線86の基端部861に当接し、支持線86の屈曲を防ぐことができる。このため、支持線ガイド部26を設けることで、支持線86の挿入作業をより容易なものとすることができる。
Since the
支持線ガイド部26は更に、支持線86の折り曲げ部862に対して、ケーブル支持線固定部材1の長手方向から支持線86の先端部863側に傾いた方向に引っ張り力が作用することを防ぐことができる。例えば施工時や強風下等に、支持線86がケーブル支持線固定部材1の長手方向から傾いた方向に引っ張られる場合が考えられる。そのような場合、ガイド片28がないと、支持線86の剛性や先端部863の長さ寸法によっては、支持線86の先端部863がケーブル支持線固定部材1の中で主壁12に平行な面内で回動する恐れがある。或いは、折り曲げ部862の曲率半径が小さくなり、折り曲げ部の支持線が弾性領域を超えて曲げられることとなり、先端部863が基端部861から離れる方向に作用している支持線86の弾性反発力が減少することも考えられる。上記のような状況が生じた場合、ケーブル支持線固定部材1が支持線86を固定する力が、所期の力を下回る恐れがある。しかし、支持線ガイド部26は、ケーブル支持線固定部材1の長手方向から支持線86の先端部863側に傾いた方向に支持線が引っ張られることを防ぐので、上述のような状況が生じにくくなる。
Further, the support
次に図4〜図6を参照し、ケーブル支持線固定部材1に支持線86を固定する手順を説明する。
Referring now to FIGS. 4 to 6, a procedure for fixing the
必要に応じて、支持線86をケーブル部82から必要長だけ切り離す。そして、支持線86の端部864から所定長離れた位置で、支持線86を鉤状に折り曲げる。このとき、支持線の端部864と基端部861との距離Lが、ケーブル支持線固定部材1の対向する側壁16a、16b間の距離Wよりも大きくなるようにする。(図4)
If necessary, the
次に、支持線86の折り曲げ部862をケーブル支持線固定部材1に配置する。このとき、基端部861の折り曲げ部862に隣接する部分は、支持線ガイド部26に受容される(図5)。
Next, the
支持線1をケーブル支持線固定部材1に向けて押し込む。支持線86の先端部863は傾斜壁20に当接し、支持線86の基端部861側に変位する(図6)。さらに支持線86をケーブル支持線固定部材1に押し込んで、先端部863が傾斜壁20を超えてケーブル支持線固定部材1の中心側に位置するようになると、先端部863は弾性的に広がる。支持線86の先端部863と基端部861は、それぞれに隣接する側壁16b、16aの内面に対して、支持線86の弾性反発力よって当接する。その状態で支持線86の端部864は係止部22と対向する場所に位置し、支持線86の端部864が係止部22と係止する(図3参照)。
The
これら一連の工程をケーブル支持線固定部材1の他端においても行うことで、図1に示すように2つの支持線86a、86bを直線的に接続することができる。
By performing these series of steps also at the other end of the cable support
以上、本発明のケーブル支持線固定部材の第1の関連技術を説明した。以下、本発明の他の関連技術や変形例を説明する。なお、上述の関連技術と対応する要素には、共通の参照符号をつける。 The first related technique of the cable support wire fixing member of the present invention has been described above . Hereinafter, other related techniques and modifications of the present invention will be described. In addition, a common reference symbol is attached to an element corresponding to the related technology described above.
図7には本発明によるケーブル支持線固定部材の第2の関連技術を示す。本関連技術によるケーブル支持線固定部材101は、その長手方向の略中心に阻止壁30を有し、阻止壁30の両側に補強部材32を有することにおいて、第1の関連技術と異なる。
FIG. 7 shows a second related technique of the cable support line fixing member according to the present invention. Cable support
阻止壁30は、支持線受容部10に突出するように切り起こされた主壁12の一部分である。阻止壁30はケーブル支持線固定部材101の長手方向に概略中心に位置している。阻止壁30は支持線受容部10に挿入された支持線86の折り曲げ部862と当接できる高さに切り起こされており、ケーブル支持線固定部材101の一方の端部から挿入された支持線86が、誤ってケーブル支持線固定部材101の他端側に侵入することや、さらには他端側からケーブル支持線固定部材101の外部に突き抜けることを防止できる。したがって、阻止壁30は支持線86の折り曲げ部862と当接できるように構成されていれば良く、副壁18や側壁16の一部を折り曲げて構成することも可能であるし、別部材をケーブル支持線固定部材101に組付けて構成することも可能である。
The blocking
補強部材32は、支持線86がケーブル支持線固定部材101に固定された後に、支持線86の折り曲げ部862の内側に配置される。支持線86に過大な張力が印加されたときに、補強部材32は支持線86と接触し、折り曲げ部862の曲率半径が小さくなることを防ぐので、補強部材32がない場合に比べてケーブル支持線固定部材101による支持線86の固定強度を高めることができる。図示の構成では、ケーブル支持線固定部材101の主壁12に雌螺子(図示せず)を設け、支持線86をケーブル支持線固定部材101に固定した後に、螺子(補強部材)32をケーブル支持線固定部材に螺合させる。補強部材32は支持線86の固定強度を高める効果を発揮できるので、必要とされる支持線固定強度によっては、補強部材32のみで支持線86をケーブル支持線固定部材101に固定することも可能である。つまり、補強部材32が係止部として機能することが可能である。
The reinforcing
また、図7に示すように、必要に応じて補強部材32と副壁18a、18bとの干渉を防ぐ目的で、副壁18a、18bに凹部34を設けても良い。補強部材32はケーブル支持線固定部材101と一体に設けてもよいし、ケーブル支持線固定部材101とは別部材として設けてもよい。補強部材32をケーブル支持線固定部材101とは別部材として設けるときには、図示の螺子以外に、円柱状や角柱状などの任意の形状の部材を補強部材として使用することができる。補強部材32をケーブル支持線固定部材101と一体に設ける場合には、主壁12又は副壁18の一部を支持線受容部10側に折り曲げて、補強部材32とすることもできる。
Moreover, as shown in FIG. 7, you may provide the recessed
図8には本発明によるケーブル支持線固定部材の第3の関連技術を示す。本関連技術によるケーブル支持線固定部材201は、その長手方向一端側に円形の開口部36を有することにおいて、第1の関連技術と異なる。
FIG. 8 shows a third related technique of the cable support line fixing member according to the present invention. The cable support
ケーブル支持線固定部材201は、例えば家屋の壁面に支持線86を固定する場合や、電柱に支持線86を固定する場合等に使用できる。開口部36に既設のフック等を掛けることで、ケーブル支持線固定部材201を家屋等に固定することができる。つまり、支持線86同士を直線的に接続しない場合においても、ケーブル支持線固定部材を使用することができる。
Cable support
図9に本発明によるケーブル支持線固定部材の第4の関連技術を示す。本関連技術においては、副壁318がケーブル支持線固定部材301の一方の長辺側に設けられた側壁16bのみから延出している点において、第1の関連技術と異なる。副壁318と他方の側壁16aとの間の設けられている隙間は支持線86の外径よりも小さく設定されているので、他方の側壁16aから延出する副壁を有さなくとも、支持線86を支持線受容部10に受容することができる。また、支持線86の基端部側861と隣接する側壁16bから副壁318をケーブル支持線固定部材301の長手方向に延出させ、副壁318が支持線86の折り曲げ部862をある程度覆うようにすると、支持線86が基端部861を中心として軸方向に関して回転できなくなる。そのため副壁318と他方の側壁16aとの間の隙間が支持線86の外径よりも大きい寸法を有していても、支持線86がその隙間を通って支持線受容部10外に脱落することを防げる。
FIG. 9 shows a fourth related technique of the cable support line fixing member according to the present invention. In this related art, in that the sub-wall 318 is extended from only one
上述の各々の関連技術において、さらに以下のよう種々の変形を行うことができる。
上述の関連技術では、傾斜壁20の端部を係止部22としていたが、係止部22は他の形態で設けることができる。例えば、図10に示すように、傾斜壁20を長手方向に延長し、その延長した部分21を外側に折り曲げて係止部22とすることもできる。或いは、副壁、副壁もしくは側壁の一部を折り曲げて係止部としてもよい。これに加え、傾斜壁20は対向する側壁16bと実質的に平行に配置しても良い。
In each of the related technologies described above, various modifications can be further made as follows.
In the related art described above, the end portion of the
図11に示すように、端部864が基端部861から離れる方向に向くように、先端部863を支持線86の端部864近傍で折り曲げてもよい。支持線86にこのような加工をした場合、係止部22を、隣接する側壁16aよりもケーブル支持線固定部材1の長手方向中心線C寄りの位置に配置することもできるし、隣接する側壁16aと略同一の平面内に位置するように配置したり、隣接する側壁16aよりもケーブル支持線固定部材1の長手方向中心線Cから離れた位置に配置したりすることができる。これに加え、傾斜壁20は対向する側壁16bと実質的に平行に配置しても良い。
As shown in FIG. 11, the
更なる他の変形例として、端部864が主壁12から離れる方向に向くように、先端部863を端部864近傍で折り曲げてもよい。この場合、副壁18の端部や副壁18に設けた開口部等を係止部22とすることができる。もしくは端部864が主壁12の方向を向くように、端部864を主壁12方向に折り曲げてもよい。この場合、主壁12に開口等を設けて係止部22とすることができる。これに加え、傾斜壁20は対向する側壁16bと実質的に平行に配置しても良い。
As yet another modification, the
つぎに、図12を参照し、本発明の実施形態を説明する。本発明の第1の実施形態によるケーブル支持線固定部材501は、本体503と、本体に移動可能に支持されているスライド部材504とから構成されている。スライド部材504は、本体の主壁12、第1の側壁16a、16b及び副壁18a、18bが構成する断面形状が略矩形の内部空間10に挿入可能な大きさを有しており、スライド部材504上面に支持線86を配置して、支持線86とともに本体503の内部空間10に挿入、固定される。
Next, with reference to FIG. 12, illustrating the implementation of the invention. The cable support
本体503は、概略長方形の主壁12と、主壁12の2つの長辺から主壁12と概略垂直な方向に延出する第1の側壁16a、16bとを有する。第1の側壁16a、16bはスライド部材504が挿入可能な高さを有している。本体503はさらに、その主壁12の長手方向中心線に上に、スライド部材504を本体503に固定する固定部である複数の固定孔540を有する。
The
本体503は、それぞれの第1の側壁16a、16bから連続的に形成され、本体の長手方向中心線Cに向けて、主壁12と概略平行に延出する副壁18a、18bを更に有する。
The
スライド部材504は、ベース550と、ベース550に支持された操作部材570とを有する。ベース550は略直方体の部材であり、その一端側に支持線86が係止され、他端側に操作部材570が支持されている。スライド部材504は、図12に示すように、支持線86が係止される一端側が、ケーブル支持線固定部材501の外側に向くように、本体503に配置される。
The
スライド部材504の一端側の上面552には、一対の第2の側壁17a、17bがスライド部材504の長手方向に延在する。一対の第2の側壁17a、17bの略中間には、支持線86を係止するリブ状の部分である係止部556が、第2の側壁17a、17bと略並行に延在する。鉤状に折り曲げられた支持線86は、その折り曲げ部862の内側にリブ556の端部がくるように、スライド部材504に配置される。一対の第2の側壁17a、17bは支持線86の先端を弾性的に挟持し、支持線86の先端を鉤状に保つ。係止部556の厚さは支持線86の直径よりも小さくすることができるので、折り曲げ部862における支持線86の曲げ半径を小さくすることができる。第2の側壁17a、17bと係止部556とは協働して、支持線86をスライド部材504に対して強固に係止する。
A pair of
スライド部材504の他端側の上面554は、一端側の上面552よりも高い位置に設けられており、段差部分に前壁560が形成されている。この前壁560は、スライド部材504上に配置された支持線86が、所定の位置よりも他端側に位置ずれすることを防止する。
The
スライド部材504の他端側には、操作部材570が配置されている。操作部材570は本体503と係止可能に構成されており、スライド部材504を本体503に対して固定する。図13の断面図に示すように、スライド部材504の他端側には、ベース550の上下方向に貫通する貫通孔558を有する。貫通孔558は、上側の小径部558aと、小径部558aの下側の拡径部558bとを有し、小径部558aと拡径部558bとの段差部分に当接面558cを有している。
An
操作部材570の操作部574がベース550の上面554側に位置するように、操作部材570の軸部576が貫通孔558に挿入されている。操作部材570は、操作部574とは反対側の先端576a近傍にフランジ部578を有する。操作部材570は、フランジ部578の上面578aと貫通孔558の当接面558cとの間に、操作部材570と略同軸状に配置された圧縮コイルバネ580を有する。
The
軸部576の先端576aがフランジ部578の下面578bから突出し、かつ、フランジ部578の下面578bとベース550の下面550bとが略同一面内に位置したときに、圧縮コイルバネ580が圧縮された状態となる軸部576上の位置に、フランジ部578は配置されている。このように構成することで、圧縮コイルバネ580が操作部材570を本体503の固定孔540に向かって付勢する。
The
操作部材570と固定孔540との位置が略一致する位置にスライド部材504を移動させると、圧縮コイルバネ580のバネ力により操作部材570の軸部576の先端5576aが固定孔540に嵌入され、図13に示すようにスライド部材504が本体503に対して係止される。また、圧縮コイルバネ580は、操作部材570と固定孔540とが係止した状態でもバネ力を発揮しているので、意図せずにスライド部材504と本体503との係止が解除されることを防止できる。
When the
スライド部材504を移動させる場合には、操作部材570を圧縮コイルバネ580のバネ力に反して引き上げることで操作部材570と固定孔540との係止を容易に解除することができる。
When the
これまで述べたように、本実施形態のケーブル支持線固定部材501においては、支持線86はスライド部材504の一端側の上面552に配置された状態で、本体503に対して固定される。つまり、スライド部材504上面552と、一対の第2の側壁17a、17bと、副壁18a、18bとによって、支持線受容部510が確定されている。
As described above, in the cable support
本実施形態のケーブル支持線固定部材501を使用してドロップケーブル80の光ファイバ84の接続と、支持線86固定とを行う手順の一例を説明する。
An example of a procedure for connecting the
1:相互に接続する一方のドロップケーブル80から、所定の長さにわたって支持線86とケーブル部82とを分離する。
2:本体503の端部にスライド部材504を配置する。そして、先端を鉤状に折り曲げた支持線86を、スライド部材504の上面552に配置する(図12)。
3:操作部574を保持してスライド部材504をケーブル支持線固定部材501の中心方向に移動させ、本体503の最も中央側の固定孔540に対して操作部材570を係止させて、スライド部材504を本体503に固定する。
4:他方のドロップケーブル80についても、上記の1〜3を行う。この状態で、支持線86同士が機械的に接続されるので、光ファイバ84の接続作業中にドロップケーブル80に意図せぬ張力が加わっても、光ファイバ84の接続部に張力が加わることを防止できる。また、スライド部材504をケーブル支持線固定部材501の最も中央寄りに位置させて双方のドロップケーブルを接近させているので、光ファイバ84の取り回しが容易となり、光ファイバ84の接続作業性が向上する。
5:双方のドロップケーブル80の光ファイバ84を、メカニカルスプライスやコネクタ等の任意の接続手段によって、光学的に接続する。光ファイバ84の接続部は、適当なケースに収納しても良い。
6:光ファイバ84の接続後に、支持線86部分の長さに比べ、メカニカルスプライス等の接続手段で接続されたケーブル部82の長さが長くなることがある。その場合、ケーブル部82が過剰に撓んでしまい、ケーブル部82の曲げによって過剰の光学損失(曲げ損失)が発生する恐れがある。そこで、必要に応じて、一方又は双方のスライド部材504をケーブル支持線固定部材501の端部側に向けて移動し、所望の固定孔504と操作部材570とを係止させてケーブル部82の過剰な撓みを除去する。
1: The
2: The
3: Holding the
4: The above 1 to 3 are also performed for the
5:
6: After the
このように、本実施形態のケーブル支持線固定部材501を使用すると、ケーブル部82の接続作業時に余長を長くとれるので光ファイバの接続作業性が向上する。また、ケーブル部82の接続後に、ケーブル部82の撓みをスライド部材504を移動することで容易に調整できるので、ケーブル部82に過剰な光学損失が生じないようにすることができる。
As described above, when the cable support
上述の構成では主壁12と副壁18とが平行に設けられている場合について説明しているが、上述の機能を阻害しない程度において、主壁12と副壁18とは非平行であってもよい。また、側壁16は主壁12から略垂直に延出する平面状の部分として説明しているが、側壁16は平面状でなくともよく、例えば支持線86の外径に沿うように、ケーブル支持線固定部材の外側に膨らんだ所定の曲率半径を有する凸面状としてもよい。
In the above-described configuration, the case where the
本発明の第2の実施形態によるケーブル支持線固定部材601を、図14から図16を参照し説明する。図14は第2の実施形態によるケーブル支持線固定部材601を示す分解斜視図であり、図15はケーブル支持線固定部材601によって支持線86を接続した状態を示す斜視図であり、図16は図15の部分断面図である。
A cable support
本実施形態のケーブル支持線固定部材601は、図14及び図15に示すように、本体603と、本体603に移動可能に支持されたスライド部材604とを有する。
As shown in FIGS. 14 and 15, the cable support
本体603は略長方体を有しており、他の実施形態同様に板状の金属を折り曲げる加工をすることで作製することができる。本体603は、概略長方形の主壁612と、主壁612の2つの長辺から主壁612と概略垂直な方向に延出する一対の側壁616a、616bとを有する。
The
主壁612は、その長手方向中心線Cに沿って、本体603の端部近傍から中心付近に延在するガイド開口642を有する。ガイド開口642は、スライド部材604を移動させるときに、スライド部材604を案内する。
The
主壁612は更に、両側辺に隣接して複数の固定孔640を有する。この固定孔640は、後述するように、スライド部材604の固定片676を係止し、スライド部材604を本体603に対して固定する固定部としての機能を有する。また、複数の固定孔640のうちの任意の固定孔640を選択して使用することで、第1の実施形態のケーブル支持線固定部材501同様、ケーブル部82の接続作業時にはケーブル部82の余長を長くすることができ、ケーブル部82の接続後にはケーブル部82に生じた過剰な撓みを除去することができる。
The
スライド部材604は、中央に第1開口部652を有する略矩形の第1枠部650と、基端部654で第1枠部650と連続して第1開口部652に突出している、中央に第2開口部660を有する略矩形の第2枠部658とを有する。
The
第2枠部658は、図14で図示されるように、基端部654と対向する第2先端部662から、下側に向けて突出する第1ガイド片664を有する。第1ガイド片664の幅は、本体603のガイド開口642の幅よりも狭くなっている。
As illustrated in FIG. 14, the
第1ガイド片664は、その先端に左右に広がっている第1フック666を有している。第1フック666の幅は主壁612のガイド開口642の幅よりも大きくなっており、第2枠部658の下面658b(図16参照)から本体603の主壁612の厚みと略同じか、それよりも若干大きい間隔を開けて配置されている。
The
スライド部材604は、図16に示すように、第1枠部650の下面650bと本体603の主壁612の上面612aとが対向するように、本体603の主壁612上に配置される。スライド部材604が本体603と組み合わされたときに、第1ガイド片664はガイド開口642に挿入され、第1フック666は主壁612の下面612b側に突出する。本体603の主壁612は、第1フック666と第2枠部658との間に包持される。これによって、スライド部材604はガイド開口642に沿って案内されるとともに、本体603から脱落することが防止される。
As shown in FIG. 16, the
第1ガイド片664は、図14に示すように、その下端に略半円形の凹部668を有する。凹部668は支持線86の半径と略同じ曲率半径を有している。後述のように、支持線86の折り曲げ部862の内側が凹部668に配置されることで(図16参照)、安定して支持線86を係止することができる。つまり、第1ガイド片664は、支持線86を係止する係止部としての機能を併せ持っている。
As shown in FIG. 14, the
スライド部材604は、基端部654に連続して、下側に向けて突出する第2ガイド片670を有する。第2ガイド片670は、左右に広がっている第2フック672を先端に有する。第2ガイド片670は、中央部に凹部を有さない点を除いて第1ガイド片664と同様である。
The
第2枠部658は、第1ガイド片664と第2ガイド片670とによって、長手方向の2箇所で本体603に対して支持されている。このため、第2枠部658に上方向に、つまり本体603から離れる方向に、力が作用しても、第2枠部658の浮き上がりが防止される。
The
基端部654と対向する第1枠部650の第1先端部656から、固定孔640に係止されてスライド部材604を本体603に固定する固定部である固定片676が、第1枠部650の下面650b側に向かって突出している。
A fixing
一対の固定片676の間には、固定片676と固定孔640との係止を解除する操作部である操作片674が延出している。操作片674は、第1先端部656から下方に延出し、さらに第1枠部650と略平行な方向に略直角に曲がり、本体603の中心方向に向かって延出している。
Between the pair of fixed
図16に示されるように、スライド部材604が本体603に配置され固定されている状態では、スライド部材604の一対の固定片676は本体603の主壁612の固定孔640に挿入されて係止され、操作部674は本体603のガイド開口642から主壁612の下面612b側に突出している。
As shown in FIG. 16, in a state where the
固定片676と固定孔640とが係止した状態で操作片674を上方に向かって変位させると、第1枠部650は基端部654を基点として撓み、第1先端部656が本体603の主壁612上面612aから離れることができる。この第1先端部656の変位によって、固定片676も本体603の主壁612から離れる方向に変位して固定片676が固定孔640から離脱し、固定片676と固定孔640との係止が解除される。
When the
再び図14を参照すると、基端部654からは、更に、ケーブルガイド部678が延出している。ケーブルガイド部678は、基端部654の幅よりも狭い幅を有し、ケーブル支持線固定部材601の長手方向に延在する連結部680と、連結部680から略直角に折れ曲がり、上方に延出するガイド板部682とを有する。ガイド板部682は連結部680よりも広い幅を有し、下辺682bから上辺682aに向かって延在する第1ガイド溝684と、第1ガイド溝684よりも長い第2ガイド溝686とを有する。ケーブルガイド部678は、図15に示すように、支持線86の先端部863を保持するとともに、ドロップケーブル80がケーブル支持線固定部材601から略直線状に延出するように、ドロップケーブル80の延出方向をコントロールする。
Referring again to FIG. 14, a
次に、図16を参照し、本実施形態のケーブル支持線固定部材601における支持線86の固定状態を説明する。ドロップケーブル80は、支持線86とケーブル部82とが一括して、ガイド板部682の第2ガイド溝686に受容されている。支持線86の基端部861側がスライド部材604の上面に沿って配置される。支持線86は第1ガイド片664先端の凹部668を通って、第2枠部658の上面658a側から下面658b側に折り返される。支持線86の折り曲げ部862は、折り曲げ部862の内側に第1ガイド片664が位置するように、スライド部材604に配置される。支持線86の先端部863は第2開口部660を下から上に通過して、スライド部材604の基端部654の上面側658aを通り、ガイド板部682に向かって延在している。支持線86は、その端部864近傍で第1ガイド溝684に受容されている。
Next, with reference to FIG. 16, the fixed state of the
支持線86の先端部863は、側面から見たときに略への字状に折り曲げられた状態となる。このように先端部863をへの字状にすることで、支持線86の折り曲げ部862が係止部である第1ガイド片664に対してより強く押し当てられることになり、支持線86と係止部664との抵抗が増大する。つまり、基端部654は、支持線86の先端部863を、単にUターンさせた状態よりも支持線86の基端部861側に近づけさせるバイアス部として機能し、ケーブル支持線固定部材601による支持線86の固定強度を効果的に増大させることができる。
The
本実施形態のケーブル支持線固定部材601においても、支持線86をケーブル支持線固定部材601に容易に取り付けることができる。支持線の先端を鉤状に折り曲げ、折り曲げ部862を第1開口部652とガイド開口642へ上側から下側に向けて挿入する。先端部863がガイド開口642を完全に通過するまで挿入したのち、支持線86を挿入方向とは反対側に引っ張り、先端部863を第2開口660の下側から上側に通過させる(図17)。支持線86の折り曲げ部862内側に、係止部である第1ガイド片664が配置される。折り曲げ部862内側が係止部664と当接するまで支持線86を引っ張ってから、支持線86の端部864近傍を第1ガイド溝684に受容させ、支持線86の基端部861側をケーブル部82とともに第2ガイド溝686に受容させる。このような手順により、支持線86をケーブル支持線固定部材601に固定することができる。
Also in the cable support
第2の実施形態のケーブル支持線固定部材601においても、第1の実施形態のケーブル支持線固定部材501と同様に、ケーブル部82の光ファイバ84接続時に必要に応じてスライド部材604を前に移動させて、光ファイバ84の接続作業中に余長を長くすることができる。さらに、光ファイバ84の接続後にスライド部材604を後に移動させ、接続されたケーブル部82の過剰な撓みが解除される位置で、スライド部材604を本体603に対して固定することができる。
Similarly to the cable support
本実施形態のケーブル支持線固定部材601では、その一対の側壁616a、616bの間に、光ファイバを接続したスプライスやコネクタの光ファイバ接続手段を配置することができる。そのため、光ファイバの接続手段とケーブル支持線固定部材601とを容易に一体的に取り扱うことができる。また、光ファイバ接続手段や、その前後の支持線を引き剥がしたケーブル部に意図しない張力や外力から保護することもできる。
In the cable support
第2の実施形態のケーブル支持線固定部材601は上述の実施形態に限られるものではなく、各種の変形が行える。上記の実施形態では、第1ガイド片664が係止部として機能しているが、他の部位を係止部としてもよい。例えば、第1ガイド片を他の部位に配置して、第2枠部の第2先端部を係止部としてもよい。
The cable support
スライド部材を本体に移動可能に支持する構造も本実施形態に限られず、公知の任意の構造をとることができる。また、本体に副壁を設けて、第1の実施形態と同様にスライド部材を移動可能に支持してもよい。 The structure for supporting the slide member movably on the main body is not limited to this embodiment, and any known structure can be adopted. Further, by providing a sub-wall in the body may be movably supports the slide member as in the first embodiment.
ガイド板部682は、1つのガイド溝のみを有し、1つのガイド溝が支持線86の先端部863と、支持線86の基端部861とケーブル部82とを受容するようにしてもよい。例えば、1つのガイド溝に、縦にケーブル部82と支持線86の基端部861と先端部863とを配置してもよい。このようにすると、ケーブル支持線固定部材601の幅方向(ケーブル支持線固定部材の長手方向に垂直な方向であり、かつ、主壁の面内方向と平行な方向)に関して、支持線86の先端部863と基端部861とが同じ位置に配置される。そのため、折り曲げ部862前後で支持線86にねじりが加わらないので、支持線86の先端部863側と基端部861側の双方が、ケーブル支持線固定部材601から直線的に導出され、ドロップケーブル80に不要な曲げやねじりの力が生じる恐れを、さらに低くすることができる。
The
本明細書では光ファイバ芯線を内蔵するドロップケーブルを例にケーブル支持線固定部材の各実施形態を説明したが、本発明はドロップケーブル以外の光ファイバケーブルへも適用できるし、電力ケーブル等の光ファイバケーブル以外のケーブルへも適用できる。また、ケーブル部と支持線とが一体的に構成されていないケーブルについても、同様に本発明を適用することができる。 In the present specification, each embodiment of the cable support line fixing member has been described by taking a drop cable having a built-in optical fiber core as an example. However, the present invention can be applied to an optical fiber cable other than a drop cable, and an optical cable such as a power cable. It can also be applied to cables other than fiber cables. Further, the present invention can be similarly applied to a cable in which the cable portion and the support wire are not integrally configured.
1 ケーブル支持線固定部材
12 主壁
16 側壁
18 副壁
20 傾斜壁
22 係止部
24 解除部
26 支持線ガイド部
80 ドロップケーブル
86 支持線
503、603 本体
504、604 スライド部材
540、640 固定孔
570 操作部材
676 固定片
861 基端部
862 折り曲げ部
863 先端部
864 端部
DESCRIPTION OF
Claims (2)
本体と、
該本体に移動可能に支持されたスライド部材とを含み、
前記スライド部材は、前記ケーブル支持線を固定する係止部と、前記スライド部材を前記本体に固定する固定部とを有し、
前記本体は、それぞれが前記固定部に係合可能な複数の固定孔を有し、
前記スライド部材は、前記複数の固定孔から選択した固定孔に前記固定部が係合する位置で前記本体に固定され、該選択した固定孔を変更することにより該位置を変更できる、ケーブル支持線固定部材。 A cable support line fixing member for fixing a cable support line,
The body,
A slide member movably supported on the main body,
The slide member is closed a locking portion for fixing the cable support wire, and a fixing unit for fixing the sliding member to the main body,
The main body has a plurality of fixing holes each of which can engage with the fixing portion;
The slide member, wherein the fixing part into the fixing hole selected from a plurality of fixing holes is secured to the body at a position to engage, Ru can change the position by changing the fixing holes and the selected cable support Wire fixing member.
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