JP5812643B2 - 固液二相流体の搬送装置 - Google Patents
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Description
本発明は、このような課題に基づいてなされたもので、配管を通ってきた固液二相流体における固体粒子の密度を均一に維持しながら処理部に流入させることのできる搬送装置を提供することを目的とする。
すなわち本発明の固液二相流体の搬送装置は、固体粒子と液体とを撹拌手段によって混合し、撹拌することで得られた固液二相流体を搬送する複数の配管と、各々の配管を搬送される固液二相流体が供給される処理部と、を備え、固液二相流体が、配管の固液二相流体の搬送方向の端部に接続されるディフューザを介して処理部に供給されることを特徴とする。
また、配管の口径を小さくできるので、処理部へ接続されるディフューザの長さを抑え、装置の小型化に寄与する。
本実施形態による固液二相流体Lの処理装置1は、混合・撹拌部2と、処理部3と、を備え、混合・撹拌部2により生成される固液二相流体Lを処理部3に搬送して所定の処理を行う。
混合・撹拌部2は、固液二相流体Lを構成する固体粒子と液体とを混合し、かつ撹拌翼などの撹拌手段により撹拌して、液体中に固体粒子が分散した密度の均一な固液二相流体Lを生成する。本発明は、混合・撹拌部2の具体的な形態を問わない。
搬送路4は、一端が混合・撹拌部2に接続され、他端がディフューザ7に接続される配管5を備える。この例では、搬送路4は4本の配管5を備えており、各々の配管5には混合・撹拌部2で生成された固液二相流体Lを処理部3に向けて送るためのポンプ6が設けられており、ポンプ6を作動させることで固液二相流体Lを処理部3に搬送、供給する。4本という配管5の本数は一例であり、2以上の数から適宜選択することができる。配管5の他端にはディフューザ7が接続されており、配管5はディフューザ7を介して、搬送される固液二相流体Lを供給可能に処理部3に接続される。なお、以上より理解できるように、本実施形態は単一種の固液二相流体Lを複数の配管5からディフューザ17を介して処理部3に供給するものである。
剥離を起させないで流体がディフューザ7の内部を通過するには、流路面積が徐々に拡大する程度、つまり軸方向に対する内壁面の傾斜角度θ(図1参照)を適切な範囲に設定する必要がある。この傾斜角度θは10°〜20°の範囲から選択されることが多い。
図2において、(a)は本実施形態に対応して4本のディフューザ7が処理部3に接続されているものを示し、(b)は本実施形態に対する比較例として1本のディフューザ17が処理部3に接続されているものを示している。
本実施形態において、1本のディフューザ7(配管5)から処理部3に供給される固液二相流体Lの流量(単位時間当たり)をQ1とする。仮に同じ流量Q1をディフューザ17を介して処理部3に供給するものとし、各ディフューザ7に繋がる配管5の開口面積及びディフューザ17に繋がる配管5の開口面積を、各々、ディフューザ7:A1、ディフューザ17:4A1とする。そうすると、ディフューザ7側の配管5を流れる固液二相流体Lの流速Vaは、ディフューザ17側の配管5を流れる固液二相流体Lの流速Vbの4倍となる。このように、配管5の口径を小さくした本実施形態は固液二相流体Lの流速を速くできるので、固体粒子の分散状態を維持しながら均一な密度で固液二相流体Lを搬送することができる。
図3(c)、(d)に示す例は、5本のディフューザ7を正方形の頂点と中心に配置している。この例は、図3(c)に示すように、全てのディフューザ7から処理部3に固液二相流体Lを供給する場合はもちろん、中心に位置するディフューザ7からの供給を止めても、対称性は維持される。しかも、当該ディフューザ7からの供給を停止することにより、処理部3への固液二相流体Lの供給量を調整することができる。
本実施形態において、固液二相流体Lは、図1に示すように、鉛直方向に立設するディフューザ7の中を下方より処理部3に向けて上向きに通過して処理部3に流入する。本発明は、固液二相流体Lが処理部3に流入する向きを問わない。つまり、処理部3に対して水平方向に固液二相流体Lが流入する場合、処理部3に対してその上方から下向きに流入する、等の形態を本発明は含む。ただし、本実施形態のように、固液二相流体Lが下方から上向きに流れる場合、固体粒子と液体の比重差に基づく固体粒子の沈降が最も生じやすいので、本発明の効果が顕著となる。
また、処理部3は、生産を伴うものに限定されず、処理部3に設けた機器、部材の性能を評価する、といった機能を包含する。したがって、処理部3における処理とは、固液二相流体Lについて行われる、受動的な処理又は能動的な処理の両者を包含する。
2 混合・撹拌部
3 処理部
4 搬送路
5 配管
6 ポンプ
7,17 ディフューザ
31 接続面
Claims (4)
- 固体粒子と液体とを撹拌手段によって混合し、撹拌することで得られた固液二相流体を搬送する複数の配管と、
各々の前記配管を通って前記固液二相流体が供給される処理部と、を備え、
各々の前記配管の固液二相流体の搬送方向の端部に接続されるディフューザを介して、前記固液二相流体が前記処理部に流入することを特徴とする、
固液二相流体の搬送装置。 - 処理部に接続される複数のディフューザは、
前記処理部との接続面において対称の位置に配置される、
請求項1に記載の固液二相流体の搬送装置。 - 前記固液二相流体は、ディフューザを、下方より前記処理部に向けて上向きに通過して前記処理部に流入する、請求項2に記載の固液二相流体の搬送装置。
- 前記撹拌手段は撹拌翼である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の固液二相流体の搬送装置。
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