JP5807051B2 - タッチ検出機能付き表示装置およびその駆動方法、駆動回路、ならびに電子機器 - Google Patents

タッチ検出機能付き表示装置およびその駆動方法、駆動回路、ならびに電子機器 Download PDF

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本発明は、外部近接物体を検出可能な表示装置に係り、特に静電容量の変化に基づいてタッチを検出するタッチ検出機能付き表示装置およびその駆動方法、駆動回路、ならびにそのような表示装置を備えた電子機器に関する。
近年、指等の外部近接物体を検出するタッチ検出機能を液晶表示装置等の表示装置に搭載し、その表示装置に各種のボタン画像等を表示させることにより、通常の機械式ボタンの代わりとして情報入力を可能とした表示装置が注目されている。このようなタッチ検出機能を有する表示装置は、キーボードやマウス、キーパッドのような入力装置を必要としないため、コンピュータのほか、携帯電話のような携帯情報端末などでも、使用が拡大する傾向にある。
タッチ検出方式にはいくつかの方式が存在するが、その一つとして静電容量式がある。例えば、特許文献1には、表示装置にもともと備えられている表示用の共通電極を、一対のタッチセンサ用電極のうちの一方として兼用し、他方の電極(タッチ検出電極)をこの共通電極と交差するように配置した表示装置が提案されている。この共通電極とタッチ検出電極との間には静電容量が形成され、外部近接物体に応じてその静電容量が変化する。この表示装置は、これを利用して、共通電極にタッチ検出用の駆動信号を印加したときにタッチ検出電極に現れるタッチ検出信号を解析することにより、外部近接物体を検出するようになっている。この表示装置では、共通電極に駆動信号を順次印加し、線順次走査を行うことにより表示動作が行われるとともに、その駆動信号に応じてタッチ検出電極に現れるタッチ検出信号を解析することによりタッチ検出動作が行われる。
特開2009−258182号公報
ところで、表示動作用の駆動信号(表示駆動信号)とタッチ検出動作用の駆動信号(タッチ検出駆動信号)は、共用して常に同じ共通電極に印加するほか、別々の信号を互いに異なる共通電極に印加する場合も考えられる。このように別々の信号を用いる場合には、表示動作とタッチ検出動作とを非同期で行うことができ、それぞれを独立に行うことが可能となるので、動作の自由度を高くすることができる。具体的には、例えば、タッチ検出動作の走査周期を表示動作の走査周期よりも短くすることによる、いわゆる追い越し走査が可能となる。しかしながら、この追い越し走査では、画素信号が印加される水平ラインが、タッチ検出駆動信号が印加された共通電極の領域を横切るため、その水平ラインの表示が乱れる恐れがある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、追い越し走査を行う際の表示の乱れを低減できるタッチ検出機能付き表示装置およびその駆動方法、駆動回路、ならびに電子機器を提供することにある。
本発明のタッチ検出機能付き表示装置は、複数の共通駆動電極と、表示素子と、タッチ検出素子と、走査駆動部とを備えている。複数の共通駆動電極は、一方向に延在するように並設されたものである。表示素子は、画素信号および表示駆動信号に基づいて表示を行うものである。タッチ検出素子は、タッチ検出駆動信号に基づいて外部近接物体を検出するものである。走査駆動部は、表示駆動信号を複数の共通駆動電極に時分割的に順次印加する第1の走査駆動と、第1の走査駆動と異なる走査速度をもって、タッチ検出駆動信号を複数の共通駆動電極に時分割的に順次印加する第2の走査駆動とを行うとともに、その第1および第2の走査駆動の対象として選択されていない共通駆動電極に直流電位を印加するものである。上記タッチ検出駆動信号は、表示素子に対して画素信号が印加される期間において直流電位に保たれた直流部分と、画素信号の印加期間以外の期間におけるパルス部分とを含んでいる。
本発明の駆動回路は、走査駆動部を備えている。走査駆動部は、一方向に延在するように並設された複数の共通駆動電極と、画素信号および表示駆動信号に基づいて表示を行う表示素子と、タッチ検出駆動信号に基づいて外部近接物体を検出するタッチ検出素子とを備えたタッチ検出機能付き表示部に対して、表示駆動信号を複数の共通駆動電極に時分割的に順次印加する第1の走査駆動と、第1の走査駆動と異なる走査速度を有し、タッチ検出駆動信号を複数の共通駆動電極に時分割的に順次印加する第2の走査駆動とを行うとともに、その第1および第2の走査駆動の対象として選択されていない共通駆動電極に直流電位を印加するものである。上記タッチ検出駆動信号は、表示素子に対して画素信号が印加される期間において直流電位に保たれた直流部分と、画素信号の印加期間以外の期間におけるパルス部分とを含んでいる。
本発明のタッチ検出機能付き表示装置の駆動方法は、一方向に延在するように並設された複数の共通駆動電極に表示駆動信号を時分割的に順次印加するとともに、表示駆動信号の印加に同期してその表示駆動信号の印加下にある共通駆動電極に対応した画素電極に画素信号を印加する動作を時分割的に順次行うことにより、画素信号および表示駆動信号に基づく表示を行う第1の走査駆動動作と、画素信号の印加期間に対応する直流波形部と画素信号の非印加期間に対応するパルス波形部とを含む外部近接物体検出用のタッチ検出駆動信号を、複数の共通駆動電極に、第1の走査駆動動作とは異なる走査速度で時分割的に順次印加する第2の走査駆動動作とを行い、第1および第2の走査駆動動作の対象として選択されていない供給駆動電極には、タッチ検出駆動信号における直流波形部の電位を印加するものである。
本発明の電子機器は、上記タッチ検出機能付き表示装置を備えたものであり、例えば、テレビジョン装置、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、ビデオカメラあるいは携帯電話等の携帯端末装置などが該当する。
本発明のタッチ検出機能付き表示装置、駆動回路、駆動方法、および電子機器では、表示走査のための第1の走査駆動と、タッチ検出走査のための第2の走査駆動が行われる。その第2の走査駆動において共通駆動電極に印加されるタッチ検出駆動信号は、画素信号の印加期間において、第1および第2の走査駆動の対象として選択されていない共通駆動電極に印加される直流電位を有する直流部分を含んでいる。これにより、第1の走査駆動の対象となる駆動電極に隣接する駆動電極には、追い越し状態であるか否かに係らず、画素信号の印加期間において、常に同じ直流電位が印加される。
本発明のタッチ検出機能付き表示装置では、例えば、走査駆動部が交流信号を伝える第1のスイッチを有し、第1の走査駆動において、第1のスイッチをオン状態にすることにより、交流信号を表示駆動信号として共通駆動電極に印加し、第2の走査駆動において、第1のスイッチを画素信号の印加期間以外の期間においてオン状態にすることにより、タッチ検出駆動信号のパルス部分を生成し共通駆動電極に印加するようにすることが望ましい。また、例えば、走査駆動部は第2のスイッチをさらに有し、第2のスイッチを画素信号の印加期間においてオン状態にすることにより、タッチ検出駆動信号の直流部分を生成し共通駆動電極に印加するようにするのが望ましい。例えば、走査駆動部は第2のスイッチをオン状態にすることにより、直流電位を共通駆動電極に印加するのが望ましい。
タッチ検出素子は、例えば外部近接物体の近接もしくは接触に基づく静電容量の変化を利用してその外部近接物体を検出することが好ましい。例えば、表示駆動信号は矩形波信号が望ましい。この場合、直流電位は、例えば、表示駆動信号の電圧の時間平均値に等しいことが望ましい。走査駆動部は、例えば、表示駆動信号の遷移の前後にまたがるパルスを含むマスク信号に基づいて、タッチ検出駆動信号を生成するようにしてもよい。
本発明のタッチ検出機能付き表示装置およびその駆動方法、駆動回路、ならびに電子機器によれば、画素信号の印加期間において、走査駆動の対象として選択されていない共通駆動電極に印加される直流電位を有する直流部分を含むタッチ検出駆動信号を用いるようにしたので、追い越し走査を行う際の表示の乱れを低減できる。
本発明のタッチ検出機能付き表示装置におけるタッチ検出方式の基本原理を説明するための図であり、指が接触または近接していない状態を表す図である。 本発明のタッチ検出機能付き表示装置におけるタッチ検出方式の基本原理を説明するための図であり、指が接触または近接した状態を表す図である。 本発明のタッチ検出機能付き表示装置におけるタッチ検出方式の基本原理を説明するための図であり、駆動信号およびタッチ検出信号の波形の一例を表す図である。 本発明の実施の形態に係るタッチ検出機能付き表示装置の一構成例を表すブロック図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示デバイスの概略断面構造を表す断面図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示デバイスの画素配列を表す回路図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示デバイスの駆動電極およびタッチ検出電極の一構成例を表す斜視図である。 実施の形態に係る走査駆動部の一構成例を表すブロック図である。 図8に示した駆動信号バッファの一構成例を表す回路図である。 図8に示した走査駆動部に係る入出力波形の一例を表すタイミング波形図である。 図8に示した走査駆動部の一動作例を表す模式図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示装置の一動作例を表すタイミング波形図である。 図8に示した表示走査部の一動作例を表すタイミング波形図である。 図8に示したタッチ検出走査部の一動作例を表すタイミング波形図である。 図8に示した駆動部の一動作例を表すタイミング波形図である。 図4に示したタッチ検出機能付き表示装置の一動作例を表す模式図である。 図8に示した走査駆動部の一動作例を表すタイミング波形図である。 図8に示した走査駆動部の他の動作例を表すタイミング波形図である。 比較例に係る走査駆動部の動作例を表すタイミング波形図である。 実施の形態を適用したタッチ検出機能付き表示装置のうち、適用例1の外観構成を表す斜視図である。 適用例2の外観構成を表す斜視図である。 適用例3の外観構成を表す斜視図である。 適用例4の外観構成を表す斜視図である。 適用例5の外観構成を表す正面図、側面図、上面図および下面図である。 各実施の形態の変形例に係るタッチ検出機能付き表示デバイスの概略断面構造を表す断面図である。 各実施の形態の変形例にかかわるタッチ検出機能付き表示装置の一動作例を表す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.静電容量式タッチ検出の基本原理
2.実施の形態
3.適用例
<1.静電容量式タッチ検出の基本原理>
まず最初に、図1〜図3を参照して、本発明のタッチ検出機能付き表示装置におけるタッチ検出の基本原理について説明する。このタッチ検出方式は、静電容量式のタッチセンサとして具現化されるものであり、例えば図1(A)に示したように、誘電体Dを挟んで互いに対向配置された一対の電極(駆動電極E1およびタッチ検出電極E2)を用い、容量素子を構成する。この構造は、図1(B)に示した等価回路として表される。駆動電極E1、タッチ検出電極E2および誘電体Dによって、容量素子C1が構成される。容量素子C1は、その一端が交流信号源(駆動信号源)Sに接続され、他端Pは抵抗器Rを介して接地されると共に、電圧検出器(タッチ検出部)DETに接続される。交流信号源Sから駆動電極E1(容量素子C1の一端)に所定の周波数(例えば数kHz〜数十kHz程度)の交流矩形波Sg(図3(B))を印加すると、タッチ検出電極E2(容量素子C1の他端P)に、図3(A)に示したような出力波形(タッチ検出信号Vdet)が現れる。
なお、この交流矩形波Sgは、後述するタッチ検出駆動信号Vcomtに相当するものである。
指が接触(または近接)していない状態では、図1に示したように、容量素子C1に対する充放電に伴って、容量素子C1の容量値に応じた電流I0が流れる。このときの容量素子C1の他端Pの電位波形は、例えば図3(A)の波形V0のようになり、これが電圧検出器DETによって検出される。
一方、指が接触(または近接)した状態では、図2に示したように、指によって形成される容量素子C2が容量素子C1に直列に追加された形となる。この状態では、容量素子C1、C2に対する充放電に伴って、それぞれ電流I1、I2が流れる。このときの容量素子C1の他端Pの電位波形は、例えば図3(A)の波形V1のようになり、これが電圧検出器DETによって検出される。このとき、点Pの電位は、容量素子C1、C2を流れる電流I1、I2の値によって定まる分圧電位となる。このため、波形V1は、非接触状態での波形V0よりも小さい値となる。電圧検出器DETは、検出した電圧を所定のしきい値電圧Vthと比較し、このしきい値電圧以上であれば非接触状態と判断する一方、しきい値電圧未満であれば接触状態と判断する。このようにして、タッチ検出が可能となる。
<2.第1の実施の形態>
[構成例](全体構成例)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るタッチ検出機能付き表示装置の一構成例を表すものである。なお、本発明の実施の形態に係る駆動回路、タッチ検出機能付き表示装置の駆動方法は、本実施の形態により具現化されるので、併せて説明する。このタッチ検出機能付き表示装置は、表示素子として液晶表示素子を用いており、その液晶表示素子により構成される液晶表示デバイスと静電容量式のタッチ検出デバイスとを一体化した、いわゆるインセルタイプの装置である。
タッチ検出機能付き表示装置1は、制御部11と、ゲートドライバ12と、ソースドライバ13と、駆動信号生成部15と、駆動電極ドライバ14と、タッチ検出機能付き表示デバイス10と、タッチ検出部40とを備えている。
制御部11は、外部より供給された映像信号Vdispに基づいて、ゲートドライバ12、ソースドライバ13、駆動信号生成部15、駆動電極ドライバ14、およびタッチ検出部40に対してそれぞれ制御信号を供給し、これらがお互いに同期して動作するように制御するものである。
ゲートドライバ12は、制御部11から供給される制御信号に基づいて、タッチ検出機能付き表示デバイス10の表示駆動の対象となる1水平ラインを順次選択する機能を有している。具体的には、ゲートドライバ12は、後述するように、走査信号Vscanを、走査信号線GCLを介して、画素PixのTFT素子Trのゲートに印加することにより、タッチ検出機能付き表示デバイス10の液晶表示デバイス20にマトリックス状に形成されている画素Pixのうちの1行(1水平ライン)を表示駆動の対象として順次選択するようになっている。
ソースドライバ13は、制御部11から供給される制御信号に基づいて、タッチ検出機能付き表示デバイス10の各画素Pix(後述)に画素信号Vpixを供給するものである。
具体的には、ソースドライバ13は、後述するように、画素信号Vpixを、画素信号線SGLを介して、ゲートドライバ12により順次選択される1水平ラインを構成する各画素Pixにそれぞれ供給するようになっている。
駆動信号生成部15は、制御部11から供給される制御信号に基づいて、交流矩形波形を有する交流駆動信号Vcomacおよび直流駆動信号Vcomdc生成し、後述する駆動電極ドライバ14に供給するものである。
駆動電極ドライバ14は、制御部11から供給される制御信号に基づいて、タッチ検出機能付き表示デバイス10の駆動電極COML(後述)に、駆動信号Vcomを供給するものである。具体的には、駆動電極ドライバ14は、駆動信号生成部15から供給された交流駆動信号Vcomacを、表示動作の対象となる駆動電極COMLに対して表示駆動信号Vcomdとして時分割的に順次印加するものである。また、駆動電極ドライバ14は、駆動信号生成部15から供給された交流駆動信号Vcomacおよび直流駆動信号Vcomdcに基づいてタッチ検出駆動信号Vcomt(後述)を生成し、タッチ検出動作の対象となる駆動電極COMLに対して時分割的に順次印加する機能を有している。
ゲートドライバ13および駆動電極ドライバ14は、走査駆動部50を構成する。走査駆動部50の構成については、後ほど詳細に説明する。
タッチ検出機能付き表示デバイス10は、タッチ検出機能を内蔵した表示デバイスである。タッチ検出機能付き表示デバイス10は、液晶表示デバイス20と、タッチ検出デバイス30とを有する。液晶表示デバイス20は、ゲートドライバ12から供給される走査信号Vscanおよび駆動電極ドライバ14から供給される表示駆動信号Vcomdに従って、1水平ラインずつ順次走査して表示を行うデバイスである。タッチ検出デバイス30は、上述した静電容量式タッチ検出の基本原理に基づいて動作するものであり、駆動電極ドライバ14から供給されるタッチ検出駆動信号Vcomtに基づいて、タッチ検出信号Vdetを出
力するものである。
タッチ検出部40は、制御部11から供給される制御信号と、タッチ検出機能付き表示デバイス10のタッチ検出デバイス30から供給されたタッチ検出信号Vdetに基づいて、タッチ検出デバイス30に対するタッチの有無を検出し、タッチがある場合においてタッチ検出領域におけるその座標などを求める回路である。このタッチ検出部40はアナログLPF(Low Pass Filter)部42と、A/D変換部43と、信号処理部44と、座標抽出部45と、検出タイミング制御部46とを有している。アナログLPF部42は、タッチ検出デバイス30から供給されるタッチ検出信号Vdetに含まれる高い周波数成分(ノイズ成分)を除去し、タッチ成分を取り出してそれぞれ出力する低域通過アナログフィルタである。アナログLPF部42の入力端子のそれぞれと接地との間には、直流電位(0V)を与えるための抵抗Rが接続されている。なお、この抵抗Rに代えて、例えばスイッチを設け、所定の時間にこのスイッチをオン状態にすることにより直流電位(0V)を与えるようにしてもよい。A/D変換部43は、アナログLPF部42から出力されるアナログ信号をそれぞれデジタル信号に変換する回路である。信号処理部44は、A/D変換部43の出力信号に基づいて、タッチ検出デバイス30におけるタッチの有無を検出する論理回路である。座標抽出部45は、信号処理部44においてタッチ検出がなされたときに、そのタッチパネル座標を求める論理回路である。検出タイミング制御部46は、これらの回路が同期して動作するように制御するようになっている。
(タッチ検出機能付き表示デバイス10)
次に、タッチ検出機能付き表示デバイス10の構成例を詳細に説明する。
図5は、タッチ検出機能付き表示デバイス10の要部断面構造の例を表すものである。このタッチ検出機能付き表示デバイス10は、画素基板2と、この画素基板2に対向して配置された対向基板3と、画素基板2と対向基板3との間に挿設された液晶層6とを備えている。
画素基板2は、回路基板としてのTFT基板21と、このTFT基板21上にマトリックス状に配設された複数の画素電極22とを有する。TFT基板21には、図示していないものの、各画素の薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)や、各画素電極22に画像信号Vpixを供給する画素信号線SGL、各TFTを駆動する走査信号線GCL等の配線が形成されている。
対向基板3は、ガラス基板31と、このガラス基板31の一方の面に形成されたカラーフィルタ32と、このカラーフィルタ32の上に形成された複数の駆動電極COMLとを有する。カラーフィルタ32は、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の3色のカラーフィルタ層を周期的に配列して構成したもので、各表示画素にR、G、Bの3色が1組として対応付けられている。駆動電極COMLは、液晶表示デバイス20の共通駆動電極として機能するとともに、タッチ検出デバイス30の駆動電極としても機能するものである。駆動電極COMLは、図示しないコンタクト導電柱によって画素基板2と連結され、このコンタクト導電柱を介して、画素基板2から駆動電極COMLに交流矩形波形の駆動信号Vcom(表示駆動信号Vcomdおよびタッチ検出駆動信号Vcomt)が印加されるようになっている。ガラス基板31の他方の面には、タッチ検出デバイス30の検出電極であるタッチ検出電極TDLが形成され、さらに、このタッチ検出電極TDLの上には、偏光板35が配設されている。
液晶層6は、電界の状態に応じてそこを通過する光を変調するものであり、例えば、TN(ツイステッドネマティック)、VA(垂直配向)、ECB(電界制御複屈折)等の各種モードの液晶が用いられる。
なお、液晶層6と画素基板2との間、および液晶層6と対向基板3との間には、それぞれ配向膜が配設され、また、画素基板2の下面側には入射側偏光板が配置されるが、ここでは図示を省略している。
図6は、液晶表示デバイス20における画素構造の構成例を表すものである。液晶表示デバイス20は、マトリックス状に配列した複数の画素Pixを有している。画素Pixは、TFT素子Trおよび液晶素子LCを有している。TFT素子Trは、薄膜トランジスタにより構成されるものであり、この例では、nチャネルのMOS(Metal Oxide Semiconductor)型のTFTで構成されている。TFT素子Trのソースは画素信号線SGLに接続され、ゲートは走査信号線GCLに接続され、ドレインは液晶素子LCの一端に接続されている。液晶素子LCは、一端がTFT素子Trのドレインに接続され、他端が駆動電極COMLに接続されている。
画素Pixは、走査信号線GCLにより、液晶表示デバイス20の同じ行に属する他の画素Pixと互いに接続されている。走査信号線GCLは、ゲートドライバ12と接続され、ゲートドライバ12より走査信号Vscanが供給されるようになっている。画素Pixは、画素信号線SGLにより、液晶表示デバイス20の同じ列に属する他の画素Pixと互いに接続されている。画素信号線SGLは、ソースドライバ13と接続され、ソースドライバ13より画素信号Vpixが供給されるようになっている。
さらに、画素Pixは、駆動電極COMLにより、液晶表示デバイス20の同じ行に属する他の画素Pixと互いに接続されている。駆動電極COMLは、駆動電極ドライバ14と接続され、駆動電極ドライバ14より駆動信号Vcomが供給されるようになっている。
この構成により、液晶表示デバイス20では、ゲートドライバ12が走査信号線GCLを時分割的に線順次走査するように駆動することにより、1水平ラインが順次選択され、その1水平ラインに属する画素Pixに対して、ソースドライバ13が画素信号Vpixを供給することにより、1水平ラインずつ表示が行われるようになっている。この表示動作を行う際、駆動電極ドライバ14は、その1水平ラインに対応する駆動電極COMLに対して表示駆動信号Vcomdを印加するようになっている。
図7は、タッチ検出デバイス30の一構成例を斜視的に表すものである。タッチ検出デバイス30は、対向基板3に設けられた、駆動電極COMLおよびタッチ検出電極TDLにより構成されている。駆動電極COMLは、図の左右方向に延在する複数のストライプ状の電極パターンに分割されている。タッチ検出動作を行う際は、各電極パターンには、駆動電極ドライバ14によってタッチ検出駆動信号Vcomtが順次供給され、走査駆動が行われるようになっている。タッチ検出電極TDLは、駆動電極COMLの電極パターンの延在方向と直交する方向に延びるストライプ状の電極パターンから構成されている。タッチ検出電極TDLの各電極パターンは、タッチ検出部40のアナログLPF部42の入力にそれぞれ接続されている。駆動電極COMLとタッチ検出電極TDLにより互いに交差した電極パターンは、その交差部分に静電容量を形成している。
この構成により、タッチ検出デバイス30では、タッチ検出動作を行う際、駆動電極ドライバ14が駆動電極COMLを時分割的に順次走査するように駆動し、タッチ検出電極TDLからタッチ検出信号Vdetを出力することにより、タッチ検出が行われるようになっている。つまり、駆動電極COMLは、図1〜図3に示したタッチ検出の基本原理における駆動電極E1に対応し、タッチ検出電極TDLは、タッチ検出電極E2に対応するものであり、タッチ検出デバイス30はこの基本原理に従ってタッチを検出するようになっている。図7に示したように、互いに交差した電極パターンは、静電容量式タッチセンサをマトリックス状に構成している。よって、タッチ検出デバイス30のタッチ検出面全体にわたって走査することにより、外部近接物体の接触または近接が生じた位置の検出も可能となっている。
(走査駆動部50)
次に、ゲートドライバ12および駆動電極ドライバ14により構成される走査駆動部50の構成例を詳細に説明する。
図8は、走査駆動部50の一構成例を表すものである。走査駆動部50は、走査制御部51と、表示走査部52と、タッチ検出走査部53と、駆動部540とを備えている。表示走査部52と、走査制御部51および駆動部540の一部はゲートドライバ12を構成している。また、タッチ検出走査部53と、走査制御部51および駆動部540の一部は駆動電極ドライバ14を構成している。駆動部540は、N個の駆動部54(1)〜54(N)から構成されている。以後、N個の駆動部54(1)〜54(N)のうちの任意の一つをさす場合には、単に駆動部54を用いるものとする。
走査制御部51は、制御部11より供給された図示しない制御信号に基づいて、表示走査部52およびタッチ検出走査部53に対してそれぞれ制御信号を供給するとともに、駆動部540に対してマスク信号Smaskを供給するものである。
表示走査部52は、シフトレジスタを含んで構成され、走査信号Vscanを順次印加する走査信号線GCLを選択するための信号Sdを生成するものである。また、この信号Sdは、表示駆動信号Vcomdを順次印加する駆動電極COMLを選択するためにも用いられるようになっている。具体的には、表示走査部52は、後述するように、走査制御部51から供給された制御信号に基づいて、それぞれが各走査信号線GCLに対応する複数の信号Sdを生成する。そして、表示走査部52が高レベルの信号をn番目の信号Sd(n)としてn番目の駆動部54(n)に供給したときに、この駆動部54(n)は、n行目の走査信号線GCLに走査信号Vscan(n)を印加するととともに、n行目の駆動電極COML(n)に対して表示駆動信号Vcomdを印加するようになっている。すなわち、表示走査部52は、高レベルの信号Sdを出力することにより、駆動部540に対して表示駆動を指示するものである。
タッチ検出走査部53は、シフトレジスタを含んで構成され、タッチ検出駆動信号Vcomtを順次印加する駆動電極COMLを選択するための信号Stを生成するものである。具体的には、タッチ検出走査部53は、後述するように、走査制御部51から供給された制御信号に基づいて、それぞれが各駆動電極COMLに対応する複数の信号Stを生成する。そして、タッチ検出走査部53が高レベルの信号をn番目の信号St(n)としてn番目の駆動部54(n)に供給したときに、この駆動部54(n)は、n行目の駆動電極COML(n)にタッチ検出駆動信号Vcomtを印加するようになっている。すなわち、タッチ検出走査
部53は、高レベルの信号Stを出力することにより、駆動部540に対してタッチ検出駆動を指示するものである。
駆動部540は、表示走査部52から供給された信号Sdおよびタッチ検出走査部53から供給された信号Stに基づいて、走査信号Vscanを走査信号線GCLに印加するとともに、駆動信号Vcom(表示駆動信号Vcomdおよびタッチ検出駆動信号Vcomt)を駆動電極COMLに印加するものである。その際、駆動部540は、走査駆動部51から供給されたマスク信号Smaskに基づいて、タッチ検出駆動信号Vcomtを生成する機能も有している。駆動部54は、表示走査部51およびタッチ検出走査部52の出力信号の組に対応して1つずつ設けられており、対応する走査信号線GCLに対して走査信号Vscanを印加するとともに、対応する駆動電極COMLに対して駆動信号Vcomを印加するようになっている。
駆動部54は、ゲートバッファ55と、論理積回路56と、論理和回路57と、駆動スイッチ回路58とを備えている。
ゲートバッファ55は、表示走査部52から供給された信号Sdに基づいて、走査信号線GCLに走査信号Vscanを印加する回路である。具体的には、ゲートバッファ55は、この例では、信号Sdを、液晶表示デバイス20のTFT素子Trをオンオフ制御することができる振幅レベルに増幅するとともに、走査信号Vscanとしての適切なパルス幅に変更する機能を有している。
論理積回路56は、走査制御部51から供給されたマスク信号Smaskおよびタッチ検出走査部52から供給された信号Stの論理積(AND)を生成して出力するものである。
論理和回路57は、表示走査部53から供給された信号Sdおよび論理積回路56の出力信号の論理和(OR)を生成して信号Seldとして出力するものである。
駆動スイッチ回路58は、論理和回路57から供給された信号Seldに基づいて、駆動電極COMLに駆動信号Vcomを印加する回路である。
図9は、駆動スイッチ回路58の一構成例を表すものである。駆動スイッチ回路58は、インバータ61と、バッファ66,67と、スイッチSW1,SW2とを備えている。インバータ61は、論理和回路57から供給された信号Seldの反転論理を生成して出力するものである。バッファ66は、入力された信号Seldを、スイッチSW1をオンオフ制御することができる振幅レベルに増幅する機能を有している。スイッチSW1は、バッファ66から供給される信号に基づいてオンオフ制御されるものであり、一端には交流駆動信号Vcomacが供給され、他端は駆動スイッチ回路58の出力端子に接続されている。
バッファ67は、インバータ61の出力信号を、スイッチSW2をオンオフ制御することができる振幅レベルに増幅する機能を有している。スイッチSW2は、バッファ67から供給される信号に基づいてオンオフ制御されるものであり、一端には直流駆動信号Vcomdcが供給され、他端は駆動スイッチ回路58の出力端子に接続されている。
この構成により、駆動スイッチ回路58は、入力信号Seldが高レベルの場合には、交流駆動信号Vcomacを駆動信号Vcom(n)として出力し、入力信号Seldが低レベルの場合には、直流駆動信号Vcomdcを駆動信号Vcom(n)として出力するようになっている。
図10は、駆動部54(n)に係る信号のタイミング波形図を表すものであり、(A)は交流駆動信号Vcomacの波形を示し、(B)は直流駆動信号Vcomdcの波形を示し、(C)はマスク信号Smaskの波形を示し、(D)〜(F)は駆動信号Vcom(n)の波形の一例をそれぞれ示す。
交流駆動信号Vcomacは、図10(A)に示したように、振幅Vdを有する矩形波信号である。直流駆動信号Vcomdcは、図10(B)に示した例では、0Vの直流信号である。マスク信号Smaskは、図10(C)に示したように、交流駆動信号Vcomacが遷移するタイミングの前後においてのみ高レベルとなる信号である。
駆動部54(n)は、図10(A)〜(C)に示した信号に基づいて、駆動電極COML(n)に対して駆動信号Vcomを印加する。すなわち、駆動部54(n)は、表示走査部52から供給された信号Sd(n)が高レベルの場合には、表示駆動の指示と解釈して、駆動電極COML(n)に対して、交流駆動信号Vcomacを表示駆動信号Vcomdとして印加する(図10(D))。また、駆動部54(n)は、タッチ検出走査部53から供給された信号St(n)が高レベルの場合には、タッチ検出駆動の指示と解釈し、図10(E)に示したように、マスク信号Smaskが高レベルの期間では駆動電極COML(n)に交流駆動信号Vcomacを印加し(パルス部分P1)、マスク信号Smaskが低レベルの期間では直流駆動信号Vcomdcを印加する(直流部分P2)。すなわち、駆動部54(n)は、交流駆動信号Vcomac、直流交流駆動信号Vcomdcおよびマスク信号Smaskに基づいて、パルス部分P1および直流部分P2を有するタッチ検出駆動信号Vcomtを生成して駆動電極COML(n)に対して印加するようになっている。
駆動部54(n)は、表示走査部52から供給された信号Sd(n)およびタッチ検出走査部53から供給された信号St(n)が共に高レベルである場合には、駆動電極COML(n)に対して、交流駆動信号Vcomacを表示駆動信号Vcomdとして印加する(図10(D))。つまり、駆動部54(n)は、表示駆動とタッチ検出駆動の両方の指示を受けた場合には、表示駆動の指示を優先するようになっている。また、駆動部54(n)は、表示走査部52から供給された信号Sd(n)およびタッチ検出走査部53から供給された信号St(n)がともに低レベルである場合には、表示駆動の指示でもタッチ検出駆動の指示でもないと解釈し、駆動電極COML(n)に直流駆動信号Vcomdcを印加する(図10(F))。
図11は、走査駆動部50の一動作例を表すものである。走査駆動部50は、表示駆動信号Vcomdおよびタッチ検出駆動信号Vcomtを、駆動電極COMLに順次印加する。その際、表示駆動信号Vcomdを印加する対象となる駆動電極COMLと、タッチ検出駆動信号Vcomtを印加する対象となる駆動電極COMLとが重なった場合には(図11(B))、上述した表示駆動を優先するしくみにより、その重なった駆動電極COMLに対して表示駆動信号Vcomdを印加するようになっている。
ここで、駆動電極COMLは、本発明における「共通駆動電極」の一具体例に対応する。液晶素子LCは、本発明における「表示素子」の一具体例に対応する。交流駆動信号Vcomacは、本発明における「交流信号」の一具体例に対応する。直流駆動信号Vcomdcは、本発明における「直流電位」の一具体例に対応する。スイッチSW1,SW2は、本発明における「第1のスイッチ」および「第2のスイッチ」の一具体例にそれぞれ対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態のタッチ検出機能付き表示装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
制御部11は、外部より供給された映像信号Vdispに基づいて、ゲートドライバ12、ソースドライバ13、駆動信号生成部15、駆動電極ドライバ14、およびタッチ検出部40に対してそれぞれ制御信号を供給し、これらがお互いに同期して動作するように制御する。ゲートドライバ12は、液晶表示デバイス20に走査信号Vscanを供給し、表示駆動の対象となる1水平ラインを順次選択する。ソースドライバ13は、ゲートドライバ12により選択された1水平ラインを構成する各画素Pixに、画素信号Vpixを供給する。駆動信号生成部15は、交流駆動信号Vcomacおよび直流駆動信号Vcomdcを生成する。駆動電極ドライバ14は、表示動作では、表示駆動の対象となる1水平ラインに係る駆動電極COMLに対して交流駆動信号Vcomacを表示駆動信号Vcomdとして順次印加し、タッチ検出動作では、交流駆動信号Vcomacおよび直流駆動信号Vcomdcに基づいてタッチ検出駆動信号Vcomtを生成し、タッチ検出動作に係る駆動電極COMLに対して順次印加する。タッチ検出機能付き表示デバイス10は、ゲートドライバ12、ソースドライバ13、および駆動電極ドライバ14により供給された信号に基づいて表示動作を行うとともに、駆動電極ドライバ14により供給されたタッチ検出駆動信号Vcomtに基づいてタッチ検出動作を行い、タッチ検出電極TDLからタッチ検出信号Vdetを出力する。アナログLPF部42は、タッチ検出信号Vdetの高い周波数成分を除去して出力する。A/D変換部43は、アナログLPF部42から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。信号処理部44は、A/D変換部43の出力信号に基づいて、タッチ検出機能付き表示デバイス10に対するタッチの有無を検出する。座標抽出部45は、信号処理部44においてタッチ検出がなされたときに、そのタッチパネル座標を求める。検出タイミング制御部46は、アナログLPF部42、A/D変換部43、信号処理部44、座標抽出部45が同期して動作するように制御する。
以下に、タッチ検出機能付き表示装置1の詳細動作を説明する。
(表示動作およびタッチ検出動作)
図12は、タッチ検出機能付き表示装置1の表示動作およびタッチ検出動作の一例を表すものであり、(A)は交流駆動信号Vcomacの波形を示し、(B)は駆動信号Vcomの波形を示し、(C)は走査信号Vscanの波形を示し、(D)は画素信号Vpixの波形を示し、(E)はタッチ検出信号Vdetの波形を示す。この例は、図12(B)に示したように、(n−2)行目から(n+2)行目の駆動電極COML(n-2)〜COML(n+2)が表示駆動の対象として順次選択されるとともに、(k−4)行目から(k+5)行目の駆動電極COML(k-4)〜COML(k+5)がタッチ検出駆動の対象として順次選択される場合を示している。
タッチ検出機能付き表示装置1では、表示動作において、ゲートドライバ12が、走査信号線GCLに対して走査信号Vscanを印加し(図12(C))、駆動電極ドライバ14が、その走査信号線GCLに対応する駆動電極COMLに対して表示駆動信号Vcomd(図12(B)における駆動信号Vcom(n-2)〜Vcom(n+2))を順次印加することにより表示走査を行う。そして各1水平期間(1H)では、走査信号Vscanおよび表示駆動信号Vcomdが印加された1水平ラインに対してソースドライバ13が画素信号Vpixを供給することにより、その1水平ラインの表示が行われる。タッチ検出動作では、駆動電極ドライバ14が、この例では6本の駆動電極COMLに対してタッチ検出駆動信号Vcomt(図12(B)における駆動信号Vcom(k-4)〜Vcom(k+5))を印加し、そのタッチ検出駆動信号Vcomtを印加する駆動電極COMLを1水平期間ごとに2本ずつシフトすることによりタッチ検出走査を行う。つまり、タッチ検出走査は、表示走査の2倍の走査速度で行われる。各1水平期間(1H)では、タッチ検出部40が、タッチ検出信号Vdetに基づいてタッチを検出する。以下に、その詳細を説明する。
まず、駆動電極ドライバ14は、タイミングt1において、駆動電極COMLに対して駆動信号Vcomを印加する。具体的には、駆動電極ドライバ14は、(n−1)行目の駆動電極COML(n-1)に対して表示駆動信号Vcomd(駆動信号Vcom(n-1))を印加する(図12(B))。同時に、この駆動電極ドライバ14は、(k−4)行目から(k+1)行目の6本の駆動電極COML(k-4)〜COML(k+1)に対してタッチ検出駆動信号Vcomt(駆動信号Vcom(k-4)〜Vcom(k+1))のパルス部分P1を印加する(図12(B))。これにより、1水平期間(1H)が開始する。
次に、駆動電極ドライバ14は、タイミングt2において、タッチ検出駆動信号Vcomtの直流部分P2を印加する(図12(B))。
次に、ゲートドライバ12は、タイミングt3において、(n−1)行目の走査信号線GCL(n-1)に対して走査信号Vscanを印加し、走査信号Vscan(n-1)が低レベルから高レベルに変化する(図12(C))。
次に、ソースドライバ13は、タイミングt4において、画素信号線SGLに対して画素信号Vpixを印加し(図12(D))、1水平ラインに対する表示を行う。ソースドライバ13による画素信号Vpixの供給が終了したのち、ゲートドライバ12は、(n−1)行目の走査信号線GCL(n-1)の走査信号Vscan(n-1)を高レベルから低レベルに変化させる(図12(C))。
次に、駆動電極ドライバ14は、タイミングt5において、タッチ検出駆動信号Vcomtのパルス部分P1を印加する(図12(B))。このとき、このタッチ検出駆動信号Vcomtは、静電容量を介してタッチ検出電極TDLに伝わり、タッチ検出信号Vdetが変化する(図12(E))。
次に、A/D変換部43は、サンプリングタイミングts1において、タッチ検出信号VdetをA/D変換する(図12(E))。
次に、駆動電極ドライバ14は、タイミングt11において、駆動電極COMLに対して駆動信号Vcomを印加する。具体的には、駆動信号生成部15は、交流駆動信号Vcomacを反転させ(図12(A))、駆動電極ドライバ14は、n行目の駆動電極COML(n)に対して表示駆動信号Vcomd(駆動信号Vcom(n))を印加する(図12(B))。同時に、この駆動電極ドライバ14は、(k−2)行目から(k+3)行目の6本の駆動電極COML(k-2)〜COML(k+3)に対してタッチ検出駆動信号Vcomt(駆動信号Vcom(k-2)〜Vcom(k+3))のパルス部分P1を印加する(図12(B))。これにより、次の1水平期間(1H)が開始する。このとき、この表示駆動信号Vcomdおよびタッチ検出駆動信号Vcomtは、静電容量を介してタッチ検出電極TDLに伝わり、タッチ検出信号Vdetが変化する(図12(E))。
次に、A/D変換部43は、サンプリングタイミングts2において、タッチ検出信号VdetをA/D変換する(図12(E))。タッチ検出部40の信号処理部44では、サンプリングタイミングts1におけるA/D変換結果と、サンプリングタイミングts2におけるA/D変換結果の差に基づいて、タッチ検出を行う。
次に、駆動電極ドライバ14は、タイミングt12において、タッチ検出駆動信号Vcomtの直流部分P2を印加する(図12(B))。そして、ゲートドライバ12が、タイミングt13において、n行目の走査信号線GCL(n)に対して走査信号Vscanを印加し、走査信号Vscan(n)が低レベルから高レベルに変化した後(図12(D))、ソースドライバ13が、タイミングt14において、画素信号線SGLに対して画素信号Vpixを印加する(図12(D))。なお、この例では、タッチ検出機能付き表示装置1は反転駆動を行うため、ソースドライバ13が印加する画素信号Vpixは、一つ前の1水平期間のものと比べて、その極性が反転している。ソースドライバ13による画素信号Vpixの供給が終了したのち、ゲートドライバ12は、n行目の走査信号線GCL(n)の走査信号Vscan(n)を高レベルから低レベルに変化させる(図12(C))。
次に、駆動電極ドライバ14は、タイミングt15において、タッチ検出駆動信号Vcomtのパルス部分P1を印加する(図12(B))。そのタッチ検出駆動信号Vcomtの変化に応じてタッチ検出信号Vdetが変化した後(図12(E))、A/D変換部43は、サンプリングタイミングts11において、タッチ検出信号VdetをA/D変換する(図12(E))。
次に、駆動電極ドライバ14は、タイミングt21において、駆動電極COMLに対して駆動信号Vcomを印加する。具体的には、駆動信号生成部15は、交流駆動信号Vcomacを反転させ(図12(A))、駆動電極ドライバ14は、(n+1)行目の駆動電極COML(n+1)に対して表示駆動信号Vcomd(駆動信号Vcom(n+1))を印加する(図12(B))。同時に、この駆動電極ドライバ14は、k行目から(k+5)行目の6本の駆動電極COML(k)〜COML(k+5)に対してタッチ検出駆動信号Vcomt(駆動信号Vcom(k)〜Vcom(k+5))のパルス部分P1を印加する(図12(B))。その表示駆動信号Vcomdおよびタッチ検出駆動信号Vcomtの変化に応じてタッチ検出信号Vdetが変化した後(図12(E))、A/D変換部43は、サンプリングタイミングts12において、タッチ検出信号VdetをA/D変換する(図12(E))。タッチ検出部40の信号処理部44では、サンプリングタイミングts11におけるA/D変換結果と、サンプリングタイミングts12におけるA/D変換結果の差に基づいて、タッチ検出を行う。
これ以降、上述した動作を繰り返すことにより、タッチ検出機能付き表示装置1は、液晶表示デバイス20の全面にわたり順次走査することによりその全面に対する表示動作を行うとともに、タッチ検出デバイス30の全面にわたり順次走査することによりその全面に対するタッチ検出動作を行う。
次に、上述した表示動作およびタッチ検出動作を行う際の走査駆動部50の動作について詳細に説明する。以下では、最初に走査駆動部50の構成要素である、表示走査部52、タッチ検出走査部53、および駆動部54の説明を行い、その後に走査駆動部50の説明を行う。
(表示走査部52およびタッチ検出走査部53の詳細動作)
図13は、表示走査部52の一動作例を表すものであり、(A)は交流駆動信号Vcomacの波形を示し、(B)は出力信号Sdの波形を示す。
表示走査部52は、駆動信号生成部15が生成する交流駆動信号Vcomac(図13(A))の電圧遷移に対応したタイミングで、1水平期間(1H)に対応するパルス幅を有する信号を、信号Sdとして順次出力する。駆動部54は、この信号Sd(例えば、信号Sd(n-2)〜Sd(n+2))に基づいて、図12(C)に示した走査信号Vscan(例えば、走査信号Vscan(n-2)〜Vscan(n+2))を生成するとともに、図12(B)に示した表示駆動信号Vcomd(例えば、駆動信号Vcom(n-2)〜Vcom(n+2))を生成する。
図14は、タッチ検出走査部53の一動作例を表すものであり、(A)は交流駆動信号Vcomacの波形を示し、(B)は出力信号Stの波形を示す。
タッチ検出走査部53は、この例では、駆動信号生成部15が生成する交流駆動信号Vcomac(図14(A))の電圧遷移に対応したタイミングで、同時に6つの信号が高レベルになるように、そしてその高レベルとなる信号Stが1水平期間(1H)ごとに2つずつシフトするように信号Stを順次出力する。駆動部54は、この信号St(例えば、信号St(k-4)〜St(k+5))に基づいて、図12(B)に示したタッチ検出駆動信号Vcomt(例えば、駆動信号Vcom(k-4)〜Vcom(k+5))を生成する。
(駆動部54の詳細動作)
図15は、駆動部54(n)の一動作例を表すものであり、(A)は交流駆動信号Vcomacの波形を示し、(B)は直流駆動信号Vcomdcの波形を示し、(C)はマスク信号Smaskの波形を示し、(D)は信号Sd(n)の波形を示し、(E)は信号St(n)の波形を示し、(F)は信号Seldの波形を示し、(G)は走査信号Vscan(n)の波形を示し、(H)は駆動信号Vcom(n)の波形を示す。
駆動部54(n)は、表示走査部52から供給された信号Sd(n)が高レベルのとき、タイミングt31〜t32に示したように、走査信号Vscan(n)を高レベルにするとともに(図15(G))、表示駆動信号Vcomdを駆動信号Vcom(n)として出力する(図15(H))。具体的には、ゲートバッファ55は、信号Sd(n)が高レベルのとき、信号Sd(n)に基づいて走査信号Vscan(n)を生成し出力する(図15(G))。また、論理和回路57は、高レベルの信号を信号Seldとして出力し(図15(F))、駆動スイッチ回路58が、交流駆動信号Vcomac(図15(A))を表示駆動信号Vcomdとして出力する(図15(H))。すなわち、駆動部54(n)は、高レベルの信号Sd(n)と低レベルの信号St (n)により、表示駆動の指示と解釈し、駆動電極COML(n)に対して表示駆動信号Vcomdを供給する。
駆動部54(n)は、タッチ検出走査部53から供給された信号St(n)が高レベルのとき、タイミングt41〜t44に示したように、タッチ検出駆動信号Vcomtを駆動信号Vcom(n)として出力する(図15(H))。具体的には、論理和回路57は、信号St(n)が高レベルの期間のみ、マスク信号Smaskと同様の信号を信号Seldとして出力する(図15(F))。そして、駆動スイッチ回路58は、信号Seldが高レベルの期間には、交流駆動信号Vcomac(図15(A))を出力し(図15(H)のパルス部分P1)、信号Seldが低レベルの期間には、直流駆動信号Vcomdc(図15(B))を出力することにより(図15(H)の直流部分P2)、タッチ検出駆動信号Vcomtを生成し出力する。すなわち、駆動部54(n)は、高レベルの信号St(n)と低レベルの信号Sd(n)により、タッチ検出駆動の指示と解釈し、駆動電極COML(n)に対してタッチ検出駆動信号Vcomtを供給する。
以上では、表示走査部52から供給される信号Sdおよびタッチ検出走査部53から供給される信号Stのうちの一方が高レベルであり他方が低レベルである場合について説明したが、これらの両方が高レベルとなる場合がある。以下に、その状態について説明する。
図12に示したように、駆動電極ドライバ14は、表示動作において、表示駆動信号Vcomdを駆動電極COMLに印加する際には、その印加対象となる駆動電極COMLを1水平期間ごとに1つずつシフトすることにより順次走査を行い、タッチ検出動作において、タッチ検出駆動信号Vcomtを駆動電極COMLに印加する際には、1水平期間ごとに2つずつシフトすることにより順次走査を行う。つまり、タッチ検出走査は、この例では、表示走査の2倍の走査速度で行われる。
図16は、表示走査およびタッチ検出走査を模式的に表すものである。タッチ検出機能付き表示装置1では、走査駆動部50が、表示走査Scandおよびタッチ検出走査Scantを独立して行うことができ、表示動作のための表示駆動信号Vcomdおよびタッチ検出動作の為のタッチ検出駆動信号Vcomtを、駆動電極COMLに対してそれぞれ別々に印加することができる。その際、タッチ検出走査Scantの速度を表示走査Scandの速度とは別々に設定し、タッチ検出の走査速度を速くすることができるため、外部近接物体によるタッチにすぐに応答することができ、タッチ検出に対する応答特性を改善することができる。
図16に示したように、表示走査Scandは、タッチ検出走査の速度と表示走査の速度よりも早いため、タイミングW1において、タッチ検出走査Scantにより追い越されることとなる。このとき、表示駆動の対象となる駆動電極COMLと、タッチ検出駆動の対象となる駆動電極COMLとは、重なるようになる。すなわち、その駆動電極COML(n)に係る駆動部54(n)には、表示走査部52から高レベルの信号Sd(n)が供給されるとともに、タッチ検出走査部53から高レベルの信号St(n)が供給されることとなる。
駆動部54(n)は、図15に示したように、表示走査部52から供給された信号Sd(n)およびタッチ検出走査部53から供給された信号St(n)の両方が高レベルのとき、走査信号Vscan(n)を高レベルにするとともに(図15(G))、表示駆動信号Vcomdを駆動信号Vcom(n)として出力する(図15(H))。具体的には、まずタイミングt51〜t52において、信号St(n)のみが高レベルになったとき、論理和回路57は、マスク信号Smaskと同様の信号を信号Seldとして出力し(図15(F))、駆動スイッチ回路58は、その信号Seldに基づいてタッチ検出駆動信号Vcomtを生成し出力する(図15(H))。次に、タイミングt52〜t53において、信号Sd(n)が高レベルになると、ゲートバッファ55は、信号Sd(n)に基づいて走査信号Vscan(n)を生成し出力する(図15(G))。それと同時に、論理和回路57は高レベルの信号を出力し(図15(F))、駆動スイッチ回路58は、交流駆動信号Vcomacを表示駆動信号Vcomdとして出力する(図15(H))。すなわち、駆動部54(n)は、表示駆動とタッチ検出駆動の両方の指示を受けた場合には、表示駆動を優先することにより、表示駆動の指示と解釈する。次に、タイミングt53〜t54において、信号Sd(n)が低レベルになったとき、論理和回路57は、信号St(n)が高レベルの期間のみ、マスク信号Smaskと同様の信号を信号Seldとして出力し(図15(F))、駆動スイッチ回路58は、その信号Seldに基づいてタッチ検出駆動信号Vcomtを生成し出力する(図15(H))。
(走査駆動部50の詳細動作)
図17は、走査駆動部50のタッチ検出駆動動作の一例を表すものである。図17に示したように、走査駆動部50は、6本の隣接する駆動電極COML(例えば(n−2)行目から(n+3)行目の駆動電極COML(n-2)〜COML(n+3))に対してタッチ検出駆動信号Vcomt(例えば駆動信号Vcom(n-2)〜Vcom(n+3))を印加する。そして、走査駆動部50は、タッチ検出駆動信号Vcomtを印加する駆動電極COMLを1水平期間ごとに2本ずつシフトすることによりタッチ検出走査を行う。
図18は、走査駆動部50の表示駆動動作とタッチ検出駆動動作の一例を表すものであり、表示走査がタッチ検出走査に追い越される場合を示す。すなわち、図18は、図16において、タイミングW1付近の動作を示すものである。走査駆動部50は、表示駆動の対象に係る駆動電極COMLに対して表示駆動信号Vcomdを印加するとともに、タッチ検出駆動の対象Aに係る駆動電極COMLに対してタッチ検出駆動信号Vcomtを印加する。図18において、斜線部は、表示駆動の対象に係る駆動電極COMLに印加された表示駆動信号Vcomdを示しており、その期間において、ソースドライバ13が、その駆動電極COMLに対応する1水平ラインに対して画素信号Vpixを供給する。表示走査がタッチ検出走査に追い越される場合には、表示駆動の対象に係る駆動電極COMLとタッチ検出駆動の対象Aに係る駆動電極COMLとが重なることとなる。このとき、走査駆動部50は、表示駆動を優先するように動作し、図18に示したように、駆動電極COMLに表示駆動信号Vcomdを印加する。
このように、タッチ検出機能付き表示装置1では、ソースドライバ13が画素信号Vpixを印加している水平ラインに係る駆動電極COMLには、追い越し状態であるか否かにかかわらず表示駆動信号Vcomdが印加される。すなわち、タッチ検出機能付き表示装置1では、走査駆動部50が表示駆動を優先するように動作するため、追い越し状態において、画素信号Vpixを印加している水平ラインに係る駆動電極COMLにタッチ検出駆動信号Vcomtが印加されることがない。これにより、追い越しに起因する表示の乱れを最低限に抑えることができる。
(比較例)
次に、本実施の形態の比較例に係る走査駆動部50Rについて説明する。本比較例に係る走査駆動部50Rは、本実施の形態に係る走査駆動部50において、常に高レベルのマスク信号Smaskを用いたものである。すなわち、走査駆動部50Rが出力するタッチ検出駆動信号Vcomtrは、表示駆動信号Vcomdと同様の波形である。言い換えれば、走査駆動部50Rは、表示駆動信号Vcomdをタッチ検出駆動信号Vcomtrとしても共用したものである。
図19は、走査駆動部50Rの表示駆動動作とタッチ検出駆動動作の一例を表すものであり、表示走査がタッチ検出走査に追い越される場合を示す。走査駆動部50Rは、タッチ検出の対象となる駆動電極COMLに対して、表示駆動信号Vcomdと同様の波形を有するタッチ検出駆動信号Vcomtrを印加する。走査駆動部50Rは、表示走査がタッチ検出走査に追い越される場合には、本実施の形態に係る走査駆動部50と同様に、表示駆動を優先することにより、駆動電極COMLに対して表示駆動信号Vcomdを印加する。このとき、図19に示したように、画素信号Vpixを印加している水平ラインに係る駆動電極C
OMLに隣接する駆動電極COMLには、直流駆動信号Vcomdcが印加されている場合と、タッチ検出信号Vcomtrが印加されている場合との両方が存在する。すなわち、隣接する駆動電極COMLには、追い越し状態でない場合では直流駆動信号Vcomdcが印加されるが(例えば波形W2)、追い越し状態の場合ではタッチ検出駆動信号Vcomtrが印加される(例えば波形W3)。
本比較例では、図19に示したように、追い越し状態であるか否かによって、画素信号Vpixを印加している水平ラインに係る駆動電極COMLに隣接する駆動電極COMLの電圧レベルが異なる。この隣接する駆動電極COMLに印加されたタッチ検出駆動信号Vcomtrが、例えば寄生容量を介して、画素信号Vpixを印加している水平ラインに影響を与えることにより、その水平ラインの表示は、追い越し状態と、追い越し状態でない場合とで異なったものになるおそれがある。具体的には、追い越し状態において画素信号Vpixが印加された水平ラインが“すじ”のように見えるおそれがある。
一方、本実施の形態では、タッチ検出駆動信号Vcomtは、表示期間Tdにおいて直流駆動信号Vcomdcになっている。つまり、表示期間Tdでは、ソースドライバ13が画素信号Vpixを印加している水平ラインに係る駆動電極COMLに隣接する駆動電極COMLには、追い越し状態であるか否かにかかわらず、常に直流駆動信号Vcomdcが印加される。よって、その水平ラインの表示は、追い越し状態であるか否かによって影響されることはないため、追い越しに起因する表示の乱れを最低限に抑えることができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、表示期間Tdにおいて直流駆動信号Vcomdcになるタッチ検出駆動信号を用いたので、水平ラインの表示は、それに隣接する駆動電極に印加されたタッチ検出駆動信号による影響を最小限に抑えることができ、追い越し走査を行う際の表示の乱れを低減できる。
また、本実施の形態では、表示走査とタッチ検出走査を独立して行うことができるようにしたので、タッチ検出走査の走査速度を表示走査の走査速度よりも速くすることができ、タッチ検出の応答性能を改善することができる。
上記実施の形態では、走査駆動部50が、6本の駆動電極COMLに対してタッチ検出駆動信号Vcomtを同時に印加したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば5本以下もしくは7本以上の駆動電極COMLに対してタッチ検出駆動信号Vcomtを同時に印加してもよい。
上記実施の形態では、走査駆動部50が、タッチ検出駆動信号Vcomtを印加する駆動電極COMLを1水平期間ごとに2本ずつシフトするようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば1本ずつシフトしてもよいし、3本以上の所定本数ずつシフトしてもよい。
<3.適用例>
次に、図20〜図24を参照して、上記実施の形態および変形例で説明したタッチ検出機能付き表示装置の適用例について説明する。上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示装置は、テレビジョン装置、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなどのあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。言い換えると、上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示装置は、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
(適用例1)
図20は、上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表すものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル511およびフィルターガラス512を含む映像表示画面部510を有しており、この映像表示画面部510は、上記実施の形態等に係るタッチ検出機能付き表示装置により構成されている。
(適用例2)
図21は、上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示装置が適用されるデジタルカメラの外観を表すものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部521、表示部522、メニュースイッチ523およびシャッターボタン524を有しており、その表示部522は、上記実施の形態等に係るタッチ検出機能付き表示装置により構成されている。
(適用例3)
図22は、上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示装置が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表すものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体531、文字等の入力操作のためのキーボード532および画像を表示する表示部533を有しており、その表示部533は、上記実施の形態等に係るタッチ検出機能付き表示装置により構成されている。
(適用例4)
図23は、上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示装置が適用されるビデオカメラの外観を表すものである。このビデオカメラは、例えば、本体部541、この本体部541の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ542、撮影時のスタート/ストップスイッチ543および表示部544を有している。そして、その表示部544は、上記実施の形態等に係るタッチ検出機能付き表示装置により構成されている。
(適用例5)
図24は、上記実施の形態等のタッチ検出機能付き表示装置が適用される携帯電話機の外観を表すものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740、サブディスプレイ750、ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そのディスプレイ740またはサブディスプレイ750は、上記実施の形態等に係るタッチ検出機能付き表示装置により構成されている。
以上、実施の形態および電子機器への適用例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
上記の実施の形態等では、TNやVA、ECB等の各種モードの液晶を用いた液晶表示デバイス20とタッチ検出デバイス30とを一体化してタッチ検出機能付き表示デバイス10を構成したが、これに代えて、FFS(フリンジフィールドスイッチング)やIPS(インプレーンスイッチング)等の横電界モードの液晶を用いた液晶表示デバイスとタッチ検出デバイスとを一体化しても良い。例えば、横電界モードの液晶を用いた場合には、タッチ検出機能付き表示デバイス90を、図25に示したように構成可能である。この図は、タッチ検出機能付き表示デバイス90の要部断面構造の一例を表すものであり、画素基板2Bと対向基板3Bとの間に液晶層6Bを挟持された状態を示している。その他の各部の名称や機能等は図5の場合と同様なので、説明を省略する。この例では、図5の場合とは異なり、表示用とタッチ検出用の双方に兼用される駆動電極COMLは、TFT基板21の直ぐ上に形成され、画素基板2Bの一部を構成する。駆動電極COMLの上方には、絶縁層23を介して画素電極22が配置される。この場合、駆動電極COMLとタッチ検出電極TDLとの間の、液晶層6Bをも含むすべての誘電体が容量C1の形成に寄与する。
上記の実施の形態等では、タッチ検出走査を表示走査の2倍の速度で行うようにしたが、これに限定されるものではなく、追い越し走査をするものであれば、どのような速度であってもよい。例えば、図26(A)に示したように、タッチ検出走査を表示走査の3倍の速度で行ってもよいし、図26(B)に示したように表示走査の4倍の速度でおこなってもよい。
1…タッチ検出機能付き表示装置、2…画素基板、3…対向基板、6…液晶層、10…タッチ検出機能付き表示デバイス、11…制御部、12…ゲートドライバ、13…ソースドライバ、14…駆動電極ドライバ、15…駆動信号生成部、20…液晶表示デバイス、21…TFT基板、22…画素電極、30…タッチ検出デバイス、31…ガラス基板、32…カラーフィルタ、35…偏光板、40…タッチ検出部、42…アナログLPF部、43…A/D変換部、44…信号処理部、45…座標抽出部、46…検出タイミング制御部、50…走査駆動部、51…走査制御部、52…表示走査部、53…タッチ検出走査部、54…駆動部、55…ゲートバッファ、56…論理積回路、57…論理和回路、58…駆動スイッチ回路、A…タッチ検出駆動の対象、COML…駆動電極、Cp1〜Cp4…寄生容量、GCL…走査信号線、LC…液晶素子、Pix…画素、P1…パルス部分、P2…直流部分、R…抵抗、Scand…表示走査、Scant…タッチ検出走査、Sd,Seld,St…信号、SGL…画素信号線、Smask…マスク信号、Td…表示期間、TDL…タッチ検出電極、Tr…TFT素子、Tt…タッチ検出期間、Vcom…駆動信号、Vcomd…表示駆動信号、Vcomac…交流駆動信号、Vcomdc…直流駆動信号、Vcomt…タッチ検出駆動信号、Vdet…タッチ検出信号、Vpix…画素信号、Vscan…走査信号。

Claims (14)

  1. 一方向に延在するように並設された複数の共通駆動電極と、
    画素信号および表示駆動信号に基づいて表示を行う表示素子と、
    タッチ検出駆動信号に基づいて外部近接物体を検出するタッチ検出素子と、
    前記共通駆動電極に駆動信号を印加する走査駆動部とを備え、
    該走査駆動部は、
    前記表示駆動信号を前記複数の共通駆動電極に水平ライン期間ごとに時分割的に順次印加する第1の走査駆動と、
    前記第1の走査駆動と異なる走査速度をもって、前記タッチ検出駆動信号を前記第1の走査駆動の対象となっている共通駆動電極以外の共通駆動電極のうち、複数の共通駆動電極に時分割的に順次印加する第2の走査駆動とを行い、
    前記第2の走査駆動は、1つの前記水平ライン期間内に、複数の前記共通駆動電極に前記タッチ検出駆動信号を印加する
    タッチ検出機能付き表示装置。
  2. 前記タッチ検出駆動信号は、
    直流電位に保たれた直流部分と、
    該直流部分よりも高レベル又は低レベルとなるパルス部分とを備え、
    前記走査駆動部は、
    前記第1の走査駆動の対象となる共通駆動電極に前記表示駆動信号として交流駆動信号を順次印加し、
    前記第2の走査駆動の対象となる共通駆動電極に対し、前記交流駆動信号の遷移するタイミングで前記タッチ検出駆動信号のパルス部分を印加する
    請求項1に記載のタッチ検出機能付き表示装置。
  3. 前記タッチ検出駆動信号は、
    直流電位に保たれた直流部分と、
    該直流部分よりも高レベル又は低レベルとなるパルス部分とを備え、
    前記走査駆動部は、
    前記第1の走査駆動の走査対象となる共通駆動電極に印加される共通駆動信号を生成する交流駆動信号を備えると共に、
    第2の走査駆動の対象となる共通駆動電極に対し、前記交流駆動信号の遷移するタイミングで前記タッチ検出信号のパルス部分を印加する
    請求項1に記載のタッチ検出機能付き表示装置。
  4. 前記走査駆動部は、前記交流駆動信号を伝える第1のスイッチを有し、
    前記第1の走査駆動において、前記第1のスイッチをオン状態にすることにより、前記交流駆動信号を前記表示駆動信号として前記共通駆動電極に印加し、
    前記第2の走査駆動において、前記第1のスイッチを前記交流駆動信号の遷移期間においてオン状態にすることにより、前記タッチ検出駆動信号の前記パルス部分を生成して前記共通駆動電極に印加する
    請求項2又は請求項3に記載のタッチ検出機能付き表示装置。
  5. 前記走査駆動部は、前記直流電位を伝える第2のスイッチをさらに有し、
    前記第2のスイッチを前記交流駆動信号の遷移期間以外の期間においてオン状態にすることにより、前記タッチ検出駆動信号の前記直流部分を生成して前記共通駆動電極に印加する
    請求項2又は請求項3に記載のタッチ検出機能付き表示装置。
  6. 前記走査駆動部は、前記第2のスイッチをオン状態にすることにより、前記直流電位を前記共通駆動電極に印加する
    請求項5に記載のタッチ検出機能付き表示装置。
  7. 前記交流駆動信号は矩形波信号である
    請求項2から請求項6のいずれか1つに記載のタッチ検出機能付き表示装置。
  8. 前記タッチ検出素子は、外部近接物体の近接もしくは接触に基づく静電容量の変化を利用してその外部近接物体を検出する
    請求項1から請求項のいずれか1つに記載のタッチ検出機能付き表示装置。
  9. 前記交流駆動信号の周期は、示駆動の対象となる1水平ライン期間に等しい
    請求項2から請求項のいずれか1つに記載のタッチ機能付き表示装置。
  10. 前記直流電位は、前記表示駆動信号の電圧の時間平均値に等しい
    請求項2、3、5、6のいずれか1つに記載のタッチ検出機能付き表示装置。
  11. 前記走査駆動部は、前記交流駆動信号の遷移の前後にまたがるパルスを含むマスク信号に基づいて、前記タッチ検出駆動信号を生成する
    請求項2から請求項5、7、9のいずれか1つに記載のタッチ検出機能付き表示装置。
  12. 一方向に延在するように並設された複数の共通駆動電極と、画素信号および表示駆動信号に基づいて表示を行う表示素子と、タッチ検出駆動信号に基づいて外部近接物体を検出するタッチ検出素子と、前記共通駆動電極に駆動信号を印加する走査駆動部とを備えたタッチ検出機能付き表示部に対して、前記表示駆動信号を前記複数の共通駆動電極に水平ライン期間ごとに時分割的に順次印加する第1の走査駆動と、前記第1の走査駆動と異なる走査速度をもって、前記タッチ検出駆動信号を複数の共通駆動電極に時分割的に順次印加する第2の走査駆動とを行い、
    前記第2の走査駆動は、1つの前記水平ライン期間内に、複数の前記共通駆動電極に前記タッチ検出駆動信号を印加する
    駆動回路。
  13. 一方向に延在するように並設された複数の共通駆動電極に表示駆動信号を時分割的に順次印加するとともに、前記表示駆動信号の印加に同期してその表示駆動信号の印加下にある共通駆動電極に対応した画素電極に画素信号を印加する動作を水平ライン期間ごとに時分割的に順次行うことにより、前記画素信号および前記表示駆動信号に基づく表示を行う第1の走査駆動動作と、
    外部近接物体検出用のタッチ検出駆動信号を、前記第1の走査駆動動作の対象となっている共通駆動電極以外の共通駆動電極のうち、前記複数の共通駆動電極に、前記第1の走査駆動動作とは異なる走査速度で時分割的に順次印加する第2の走査駆動動作と
    を行い、
    前記第2の走査駆動動作は、1つの前記水平ライン期間内に、複数の前記共通駆動電極に前記タッチ検出駆動信号を印加する
    タッチ検出機能付き表示装置の駆動方法。
  14. タッチ検出機能付き表示装置と、
    前記タッチ検出機能付き表示装置を利用した動作制御を行う制御部と
    を備え、
    前記タッチ検出機能付き表示装置は、
    一方向に延在するように並設された複数の共通駆動電極と、
    画素信号および表示駆動信号に基づいて表示を行う表示素子と、
    タッチ検出駆動信号に基づいて外部近接物体を検出するタッチ検出素子と、
    前記共通駆動電極に駆動信号を印加する走査駆動部とを備え、
    該走査駆動部は、
    前記表示駆動信号を前記複数の共通駆動電極に水平ライン期間ごとに時分割的に順次印加する第1の走査駆動と、前記第1の走査駆動と異なる走査速度をもって、前記タッチ検出駆動信号を前記第1の走査駆動の対象となっている共通駆動電極以外の共通駆動電極のうち、複数の共通駆動電極に時分割的に順次印加する第2の走査駆動とを行い、
    前記第2の走査駆動は、1つの前記水平ライン期間内に、複数の前記共通駆動電極に前記タッチ検出駆動信号を印加する
    電子機器。
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