JP5801471B2 - モータ、並びにアタッチメント及び切断バリを受容するためのロック機構を有する、外科用ドリル器具 - Google Patents

モータ、並びにアタッチメント及び切断バリを受容するためのロック機構を有する、外科用ドリル器具 Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本願に記載される内容は、以下の本願と同一譲受人に譲渡された出願、「CUTTING BURR SHANK CONFIGURATION」と題する、同日付けで出願された、米国特許出願第xx/xxx,xxx号(代理人整理番号SYTH.01600US1)に開示される内容と関連し、それは、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる。
外科用ドリル器具は、2つの解放可能に取り付けられたモジ成要素、例えば、モータ/ロック機構及びアタッチメントを含んでもよく、アタッチメントは、ロック機構の端部に取り付けられる。これらのモジュール構成要素は、アタッチメントを通り抜け、例えば、80,000〜90,000R.P.M.の高速ドリリングのために、ロック機構によって係合される、高速切断バリを受容及び駆動する働きをする。モータ/ロック機構は、異なる種類及び寸法の切断バリ又はビット、並びに異なる種類及び寸法のアタッチメントを受容し得る。
切断バリ又はビットのモータ/ロック機構への取り付けは、使用が異なってもよい。例えば、切断バリをいくつかの外科用ドリルに据え付けるために、技師は、アタッチメントをロック機構に取り付け、レバーを外科用ドリル上に位置付け、次いで、切断バリをアタッチメントに挿入する必要があり得る。切断バリを取り外すために、レバーを上昇位置に配置し、切断バリを取り外すことによって、作業は逆にされ得る。次いで、プロセスは、次の切断バリを挿入するために反復される。上記のプロセスにおいて、切断バリが挿入される前に、レバー位置が上昇位置から動かされた場合、技師は、問題に遭遇する可能性がある。
他の急速解放連結機構は、後方及び前方二重Dコレットの使用を含む。コレットハウジングが、器具のハウジングと一致して載置され、2つの位置に回転可能である。第1のロック位置へのコレットハウジングの回転は、切断バリを定位置にロックするために、切断バリの遠位端に形成される環状溝に、ロッキングボールを付勢するように、閉鎖スリーブを位置付けるための螺旋スロットにボールを乗せる。切断バリの取り外しのために、逆の手順が実施される。例えば、コレットハウジングが第2の位置に回転させられ、閉鎖スリーブをボールから離れて移動させ、それが切断バ中の環状溝から解放することを可能にし、切断バリが取り外されることを可能にする。別の切断バリを挿入するために、切断バリが挿入され、コレットハウジングは、ロック位置まで戻って回転させられる。コレットハウジングがロック位置にある場合、切断バリは、挿入することができない。
したがって、急速解放連結機構は、特に、切断バリが10分未満にわたってのみ使用可能であり、外科手術中に数回交換されなければならないような手術中、それらの使用において問題を引き起こす。したがって、切断バリ交換手順の効率の良さ、容易さ、及び瞬時性が、外科手術に影響を及ぼし得る。
切断バリの近位端に形成されるダイヤモンド形部分を有する切断バリを受容する、ロック機構を有する、外科用装置が本明細書に開示される。ロック機構は、モータ駆動スピンドルを含んでもよく、ロッキング爪及び戻り止め爪がそれに枢動可能に取り付けられる。ロッキング爪は、切断バリを定位置にロックする働きをし得、戻り止め爪は、ロック機構が装填位置にあるとき、切断バリを定位置に保持し得、切断バリが不注意に外科用ドリル器具から外れて落ちる可能性を低減する働きをし得る。
いくつかの実施において、切断バリの近位ダイヤモンド形部分は、6面(例えば、六角形)ダイヤモンド構成として形成され、垂直後端表面を含んでもよい。切断バリの近位端に形成されるダイヤモンド形部分から軸方向に、ロック機構のロッキング爪の相補的表面と噛合する6面(例えば、六角形)ダイヤモンド形表面を有して形成される別のダイヤモンド形部分が配設される。一態様では、ロック機構内の切断バリのアタッチメントは、切断バリが実質的にゼロの軸方向運動を有し、外科用ドリルが作動条件下で実質的に正確に作動するようなものである。別の態様では、異なる設計を有する切断バリの挿入は、外科用ドリル器具を振動させ、したがって、誤った、又は不適合な切断バリが使用されていることを使用者に警告する。
いくつかの実施によると、ロッキング爪は、軸方向に配設されたダイヤモンド形部分に接触するロッキング爪の係合端の対向側の端部で、増加した質量部分を含んでもよい。使用中、質量端部に遠心力が適用され、ロッキング爪を枢動させ、切断バリの軸方向に配設されたダイヤモンド形部分に、より大きい圧力を適用し、したがって、外科用ドリル器具内のその強化されたロッキングを提供する。
この要約は、以下の「発明を実施するための形態」に更に記載される、簡略化した形態の概念選択を導入するために提供される。この要約は、請求項の内容の主要な特徴又は本質的な特徴を識別することを意図せず、請求項の内容の範囲を制限するために使用されることも意図しない。
上記の要約は、添付の図面と併せて読まれるとき、よりよく理解される。例示目的で、例示の実施が図面に示されるが、これらの実施は、開示される特定の方法及び手段に限定されない。図面は以下の通りである。
本開示の外科用ドリル器具及び切断バリを示す斜視分解図、並びにロック器具及びアタッチメントの斜視断面図。 本開示のアタッチメントをロック機構に取り付けるためのアタッチメント機構を示す、部分的に断面の斜視図。 本開示のカッターロックハウジング(中間スリーブ)、ロックアクチュエータ(外スリーブ)、及び外側ブレーキマウント(内スリーブ)を示す、ロック機構の遠近法かつ部分的に断面の部分図。 図3に示される本開示のロック機構のロックアクチュエータ(外スリーブ)を示す、断面図。 図3Aに示されるロックアクチュエータの端面図。 図3に示される本開示のロック機構の外側ブレーキマウント(内スリーブ)の斜視図。 図3Cに示される外側ブレーキマウントの断面図。 本開示のロッキング及び戻り止め爪、切断バリ停止ピン、並びにスピンドルインサートを示す、ロック機構の駆動スピンドルの斜視分解図。 最外ダイヤモンド形部分を示す、図7に示される切断バリの端面図。 最内ダイヤモンド形部分を示す、図7の線6−6に沿った断面図。 本開示の切断バリ及びロッキング爪の近位端を示す、部分斜視分解図。 装填位置を示す、本開示のロック機構の断面図。 本発明の外科用ドリル器具の装填及び作動条件中のスピンドル及びモータの制動を確実にするために提供される、制動及び非制動条件を示すためにある特定の構成要素が取り外された、部分的に断面の部分立面図。 作動位置を示す、本開示のロック機構の断面図。
本開示に含まれる説明は、ある特定の器具及び構成要素に対してある特定の名称を使用するが、本産業は、これらの同一の事項に対して他の名称を有してもよく、当業者によって理解されるように、かつ曖昧さを回避するために、以下の実施例が制限なく本明細書に提示される。外科用ドリル器具は、カッター、モータ、ドリル等と称されてもよく、切断バリは、溝付きボール、ダイヤモンドボール、ツイストドリル、ルータ等と称されてもよく、アタッチメントは、アングルアタッチメント、低侵襲アタッチメント、深さ制御アタッチメント、減速器等と称されてもよい。本明細書で使用されるカッターはまた、モータ及びロック機構も指す。
外科用ドリル器具の概要
高速外科用ドリルは、頸椎及び腰椎等の領域の細心の注意を要する骨切開を実施するとき、外科医によってますます使用されてきている。かかる外科用ドリルは、非常に高速のR.P.M.で動作し、複数の種類のアタッチメント及び切断バリを回転駆動させることができる。以下に記載されるように、本開示の外科用ドリル器具は、2つのダイヤモンド形部分を画定するシャンクを有する、切断バリを受容する。ダイヤモンド形部分は、外科用ドリルへ/からの切断バリの挿入及び取り外しの容易さを提供する。ダイヤモンド形部分はまた、切断バリの軸方向ロックを提供し、外科用ドリルが外科手術中に切断バリに、より高いレベルのトルクを誘導することを可能にする。
ここで図1を参照すると、外科用ドリル器具は概して、参照番号10によって示され、電気モータ12、ロック機構14、アタッチメント16、切断バリ18、及び切断ビット19を備える。アタッチメント16は、ロック機構14に適合し、それらにより、外科医の良好な視線を提供する器具の平滑な円筒部分及び移行先細部分を画定する、外側ケース部分33を含んでもよい。切断ビット19は、シャンク20の遠位端に配設される。
示されるように、電気ケーブル35が、モータ12から延在し、譲受人、Palm Beach Gardens,FloridaのThe Anspach Effort,Inc.から入手可能な種類の、フットペダル制御(図示せず)を含んでもよい市販の電気コンセント又はコンソールのいずれかを介して、モータ12に電力を送達する。モータ12は、スピンドル42、切断バリ18、ロック機構14、及びアタッチメント16を駆動させ得る。モータ12及びコンソールの詳細は当該技術分野において既知であるため、その説明は省略される。モータは、技師がモータをオンにするか、又はその速度を制御することを可能にする、制御レバー等、モータのハウジングに載置される制御を含んでもよい。モータはまた、空気圧モータ等であってもよい。外科用ドリル器具、アタッチメント、及び切断バリのために使用される材料は、医療機器の構造のために典型的に使用され、かつ加熱滅菌されることが好適であり得る種類の市販の材料である。外科用ドリル10及び切断バリ18の特徴がここで説明される。
ダイヤモンド形部分22及び24
図1、5、及び6に示されるように、シャンク20は、その近位端で、2つのダイヤモンド形部分22及び24を形成していてもよい。切断バリ18のシャンク20は、示されるように円筒形状であってもよく、又は断面が多角形等の多の形状をとってもよい。ダイヤモンド形部分22は、シャンク20の近位端の最内部に形成され、ダイヤモンド形状構成に圧延されてもよい。ダイヤモンド形部分22は、シャンク20の内径からシャンク20の外径に向かって整形されるテーパーを有する、先細前部壁28を含んでもよい。
ダイヤモンド形部分24は、シャンク20の近位端の最外部で圧延されてもよく、ダイヤモンド形状構成(例えば、キー、図5を参照されたい)及び垂直後部壁26を含んでもよい。ダイヤモンド形部分24は、外科用ドリル10のキースロット107に挿入されるようにキー付きであってもよい。ダイヤモンド形部分24のファセットは、時計方向及び反時計方向の両方の回転方向で、駆動凹部との正係合表面を提供する。例えば、いくつかの外科用ドリルは、双方向回転を提供し、外科医が種々の外科技術に対して選択的に回転を逆にすることを可能にする。従来の設計において、ビット端部と駆動凹部との間に回転ガタがある場合がある。しかしながら、ダイヤモンド形部分24の対称ダイヤモンドファセットは、いずれの方向にも実質的な駆動表面を提供し、したがって、高速で強い力の外科的応用に必要とされる強度及び信頼性要件を満たすのに十分な断面寸法を提供する。加えて、ダイヤモンド形部分24はまた、より古いドリル器具10との一方向後方適合性も提供する。切断バリ18が2つのダイヤモンド形部分を有すると記載されるが、平行四辺形、八角形、星形パターン等、他の多角形の形状が本開示によって想到されることに留意されたい。ダイヤモンド形部分22及び24が「ダイヤモンド形」であると記載されるが、かかる用語が、6つの交点で交わる平坦縁部、6点で交わる湾曲縁部、又は6面を形成するための両方の何らかの組み合わせを伴う、断面を有する、任意の6面(六角形)形状を包含するよう意図されることに留意されたい。平坦及び湾曲縁部、並びにそれらの組み合わせは、異なる数の面を有する他の多角形形状にも適用され得る。
図5及び6は、ダイヤモンド形部分22及び24の断面図である。2つのダイヤモンド形部分は、異なる寸法であってもよく、ダイヤモンド形部分24は、ダイヤモンド形部分22よりも大きい。ダイヤモンド形部分22及び24の頂点139及び146は、シャンク20の外径を下回ってもよく、ダイヤモンド形部分22及び24の両方は、互いに軸方向に整合し、並行関係で配向されてもよい。いくつかの実施において、ダイヤモンド形部分24及びダイヤモンド形部分22は、同一の寸法であってもよく、又はダイヤモンド形部分22は、ダイヤモンド形部分24よりも大きくてもよい。種々の構成において、ダイヤモンド形部分24及び22の頂点139及び146のそれぞれは、中心線Aと同一線に沿って、かつ同一平面にある。更に、ダイヤモンド形部分22及び24の寸法は、度(°)及びセンチメートル(インチ(”))で記載され、実質的に以下の通りである。
ダイヤモンド形部分22における6面ダイヤモンドのファセット角−a=47°、
ダイヤモンド形部分22における6面ダイヤモンドのファセット幅−b=0.117cm(0.046”)、
ダイヤモンド形部分24における6面ダイヤモンドのファセット幅−c=0.165cm(0.065”)、
ダイヤモンド形部分22及び24の間の空間におけるシャンク16の幅−d=0.074cm(0.029”)、
ダイヤモンド形部分22の長さ−e=0.173cm(0.068”)、及び
ダイヤモンド形部分22の近位端と後壁との間の長さ−f=0.378cm(0.149”)。
以下に記載されるように、ダイヤモンド形部分22が、外科用ドリル10の格納式ロッキング爪50(図4及び7)による軸方向ロックのための隣接表面として提供される一方で、回転力がダイヤモンド形部分24に入射されてもよい。ダイヤモンド形部分22の位置及び配向は、ダイヤモンド形部分22が、ロッキング爪50の係合端に形成される相補的表面と噛合する際に、ロッキング爪50が切断バリ18を外科用切断器具中にロックし得るものである。
ロック機構14
ロック機構14の態様は概して、図1、3、3A、3B、3C、3D、8、8A、及び9に示される。ロック機構14は、切断バリ18を受容し、ロッキング爪50及び戻り止め爪52を担持するモータ駆動スピンドル42を含んでもよい。ロック機構14の装填位置において、ロック機構14の内スリーブは、モータ12及びスピンドル42を制動するように、スピンドル42に係合する。内スリーブは、ロッキング爪50を係合し、それを切断バリ18のダイヤモンド形部分22に係合させない位置で保持する。その一方で、切断バリ18が内外に移動することを可能にするが、外科用切断器具が装填位置にあるとき、切断バリ18が不注意に外れて落ちる可能性を低減する、十分な力で、戻り止め爪52の係合端がダイヤモンド形部分22と接触するように、戻り止め爪52は、バネ64によって付勢される。
切断バリ18がロック機構14に挿入されると、ロック機構は、スピンドル42及びロッキング爪50を係合解除する位置で、内スリーブを軸方向に移動させるように回転させられる外スリーブによって、装填位置から作動位置に変化させられてもよく、したがって、ロッキング爪50が切断バリ18のダイヤモンド形部分22を配置及び係合し、それを位置でロックすることを可能にする。上記の通り、ロッキング爪50は、ダイヤモンド形部分22を係合することによって、切断バリ19を定位置にロックし、実質的に軸方向運動を低減する働きをする。作動位置において、外科用ドリル10及び切断バリ18は、外科手術で使用できる状態である。
ロック機構14の詳細がここで説明される。図1は、ロック機構14が、電気モータ12のハウジングに形成され、それに連結される相補的ねじ山(図示せず)である、リテーナリング34の外周面に形成されるねじ山36を介して、ネジ止めにより係合する隣接端に載置されるリテーナリング34を含んでもよいことを示す。スパナレンチがロック機構14をモータ12に固定することを可能にするために、リテーナリング34のより小さい直径部分に、スパナ係合開口部40が形成されてもよい。組み立てられたとき、アタッチメント16の遠位端は、ロック機構14を封入してもよく、モータにより、ハンドルとしての役割を果たす一方で、医療処置で使用する外科医の優良な視線を提供する、先細りの平滑な円筒形器具を画定する。ロック機構、スピンドル、アタッチメント、及び操作は、以下に記載される。
図3に示されるように、ロック機構14は、3つの同心スリーブ44、46、及び48、スピンドル42、ロッキング爪50、戻り止め爪52、ドエルピン54、コイルバネ56、一対の駆動ボール58及び60、並びに爪バネ262及び264を含んでもよい。モータ駆動スピンドル42は、回転運動のために軸Aの周囲に載置される。スリーブ44、46、及び48は、スピンドル42に対して同心円状に配設され、全て中心線Aの周囲で同軸状に配設される。ロッキング爪50及び戻り止め爪52は、スピンドル42に枢動可能に載置され、それらと共に回転する。
3つの同心スリーブ44、46、及び48は、以下に説明されるように、いくつかの機能を提供し得る。外スリーブ44は、スピンドル42に対して固定されるロックアクチュエータを画定し、最終的に内スリーブ48を直線的に位置付けるために、ボール58及び60を位置付ける目的で、小さい円周運動を有する。外スリーブ44は、外側ケース部分61、後端から放射状に外向きに延在する、外向きに突出するフランジ部分62、その先端から軸方向に延在する、一対の突起部又はタブ64、並びに正反対に配設された半球形スロット63及び65を含んでもよい。カッターロックハウジングを画定する中間スリーブ46は、スピンドル42及び外スリーブ(ロックアクチュエータ)44に対して固定され、後端に配設された放射状に外向きのフランジ部分68、及び先端に配設されたアタッチメント部分70を有する、主要中空円筒部材66から形成されてもよく、一対の正反対であるカムスロット86及び88が、その端部の中間に形成される。
図8に示されるように、フランジ部分62及びフランジ部分68は、互いから離間し、スリーブ44が回転するのに十分な空間を提供する、環状空間72を画定する。内スリーブ(外側ブレーキ)48は、ブレーキを画定し、ロッキング爪50の係合及び係合解除部材は、スピンドル42に対して固定され、直線的に移動可能である。内スリーブ48は、主要本体部分78、先細端部分80、並びにOリング83及び85を支持するための離間したOリング内側及び外側保持フランジ82及び84を含んでもよく、それらは、モータを異物並びに正反対である開口部77及び79から封止する働きをする。ボール58及び60の一部分は、開口部77及び79のそれぞれ、半球形スロット63、65のそれぞれ、並びにカムスロット86及び88のそれぞれを通って適合し、内スリーブ48を直線的に移動させる働きをする。外スリーブ44が回転させられるとき、ボール58及び60の一部分は、外スリーブ44中の半球形スロットが捕捉したボールを円周方向に回転させるように、外スリーブ44に対して重みがかかる。
ボール58及び60の一部分は、特定の直線的な動きを画定するように形成されるカムスロット86及び88のそれぞれを通過し、ボール58及び60の一部分は、開口部77及び79のそれぞれへと延在し、カムスロット86及び88の外形が、ボールに内スリーブ48を軸方向に移動させる働きをし、それにより、スピンドル42及びモータ12の制動及び非制動、並びにロッキング爪50の係合及び係合解除をもたらすようにする。この運動は、制動機能を提供し得るが、また、ロッキング爪50がスピンドル42の壁を通過し、切断バリ18のダイヤモンド形部分22を係合することを可能にする。コイルバネ56は、ロック機構の先端に向かって内スリーブ48を付勢するために、玉軸受90とOリング保持フランジ85との間に配設される。スリーブ48が一方向に回転させられるとき、バネ56は圧縮し、対向方向において、コイルバネ56は、非圧縮状態になる。
スピンドル42
スピンドル42は概して、図4、8、8A、及び9に示される。示されるように、ロッキング爪50及び戻り止め爪52は、スピンドル42に枢動可能に載置され、外科用ドリル器具10の操作中にそれと共に回転する。ロッキング爪50は、使用中のスピンドル42の回転が遠心力を質量端部128に適用するように、増加した質量端部128を含んでもよい。質量端部128への増加した力は、ロッキング爪50を枢動させ、より大きい圧力を切断バリ18のダイヤモンド形部分22に適用させ、したがって、外科用ドリル器具10内のその強化したロックを提供する。
更に、いくつかの実施によると、切断バリ18が外科用ドリル器具10に挿入されるとき、スピンドル42、ロッキング爪50、及び戻り止め爪52は、それらが回転均衡がとれ、実質的に振動の無い操作を提供するように、所定の整合で配置される。しかしながら、異なる(例えば、適合性の低い)切断バリが挿入される場合、スピンドル42、ロッキング爪50、及び戻り止め爪52は、所定の整合を達成しない可能性があり、したがって、外科用ドリル器具10は、使用中に振動し、不適合の可能性を技師に警告し得る。
スピンドル42は、モータ12の駆動シャフト(図示せず)に接続され、それによって駆動される後端の駆動アタッチメント端部92、及びアタッチメント16に取り付けるためにその先端にアタッチメント部分94を有する。固定スリーブ46の内側に配設された軸受160及び162は、回転運動のためにスピンドル42を支持する。スピンドル42の主要本体部分96は、円筒形かつ中空であり、その端部の中間に形成される、減少した直径部分98、その端部の中間に形成される制動表面を画定する、円錐形部分100、対向側平坦部分102、対向側バネリテーナ凹部104、及び複数の開口部を含んでもよい。スピンドル42は、スピンドル42の空洞中で強固に支持されるダイヤモンド形状キースロット107を画定するように圧延される、インサート106を含んでもよく、鋭い形状の入口端部109は、切断バリ18の整合及び挿入を促進する働きをする。
対向側ドリル穴108は、スピンドル42に挿入されるとき、かつその端部がそれと当接するとき、切断バリを位置付ける働きをする、ドエルピン54を受容するための、インサート106に形成される、対向側ドリル穴110と整合する。スピンドル42の円錐部分に形成される対向側ドリル穴112及び114は、枢動支持を提供するために、ロッキング爪50及び戻り止め爪52のそれぞれに形成される穴120及び122を通過する、軸116及び118のそれぞれを支持する働きをする。
図8、8A、及び9に最も良く示されるように、ロッキング爪50は、レバーアーム124、切断バリ係合端126、及び増加した質量端部128を含んでもよい。バネ262は、リテーナ104に適合し、レバー124の増加した質量部分の下面に対して重みがかかり、係合端126を中心線Aに向かって付勢し、反時計方向に軸116の周囲でロッキング爪を枢動させる。
戻り止め爪52は同様に構築されるが、増加した質量端部を含まない場合がある。戻り止め爪52の係合端129は、ロッキング爪50の係合端126とは異なって成形され、概して丘形状で成形され、係合端126の対向側で切断バリ中のダイヤモンド形部分に部分的に適合するように寸法決定される。切断バリが挿入および取り外されるとき、切断バリが内外に移動させられることを可能にするが、それでもなお、外科用切断器具が装填位置にあるとき、切断バリが不注意に外れて落ちることを防ぐ、十分な力で、丘形部分をダイヤモンド形部分に配置するために、バネ264は、軸118の周囲で時計方向に回転するようにレバー152を付勢する。以下により詳細に記載されるように、スピンドル42は、スピンドル42を通って延在し、ロッキング爪50がダイヤモンド形部分22を介して切断バリを係合することを可能にし、中央ボア156に挿入されるとき、戻り止め爪52が切断バリのダイヤモンド形部分22に部分的に適合するための通路を提供する、拡大カットアウト部分154を含んでもよい。
図7は、ロッキング爪50の係合部分の外形、並びにロッキング爪50の端部で質量128を増加させる翼形部分142及び144を示す。係合端126は、切断バリに形成されるダイヤモンド形部分のファセット136及び137に対して適合する、内表面132及び134を有する、V形状で成形されてもよい。ロッキング爪50の端部140の背面130は、ダイヤモンド形部分24の後端で内面138及び係合部分の構成と当接してもよい。ロッキング爪50の係合端126及び切断バリ18の隣接端の設計のおかけで、切断バリ18は、作動中軸方向に移動することができない。換言すれば、外科用切断器具において軸方向の遊びが実質的になく、それは、正確な切断、成形等を提供する。動作中、質量端部129でロッキング爪50の側壁から延在する翼142及び144は、スピンドル42の回転によって生成される遠心力により、作動中に係合端126に圧力を加える。
アタッチメント16
アタッチメント16は概して、図1及び2に示され、外科医又は技師が外科用ドリル器具を装填及び作動位置に配置するためのハンドル及び制御としての役割を果たす、カットアウト溝付き上面173を有する、主要ハウジング170を含んでもよい。アタッチメント16は、切断バリがそこを通過することを可能にする中央ボア、及びアタッチメント16の中央空洞172に横方向に載置されるディスク174を含んでもよく、本明細書で以下に詳細に記載されるように、装填及び作動位置に外科用器具を配置するための慎重に離間されたスロット178及び179を有して形成される。主要ハウジング170中の中央空洞172は、スリーブ44に適合し、リテーナリング34と当接するようにサイズ決定され、溝部分173を除いて、器具の平滑な外表面を画定する。ディスク174は、中央空洞172に固定され、中央ボア175、並びに一対の背中合わせの軸方向カットアウト176及び178を含んでもよい。
アタッチメント16をロック機構14に接続するために、ロック部材の端部が中央空洞172に挿入され、コグギア180のうちの任意の2つが、後端の表面184が中空ディスク174の端部186の後方に延在し、環状空間190に適合するように、カットアウト178を通過する。また、ロック機構14から延在する突起部又はラグ64は、図2に示されるように、カットアウト176に適合する。スリーブ44の外表面が、適切な位置に保持されるようにリング174の内表面に対してぴったりと適合するか、あるいはOリング183等の弾性部材が、カットアウト178に隣接してリング174の内表面に載置されてもよい。上記は、外科用ドリル器具10のロック機構14を装填位置に配置する。ロック機構14を作動位置に変化させるために、アタッチメント16は、主要ハウジング170を介して回転させられ、リング174の端部に隣接した空間190で、かつアクチュエータ16に接続されるラグ64の接続によって、コグホイール171及びコグギア180を回転させ、ロック機構は、作動位置に配置される。
したがって、ここで記載される外科用ドリル器具の種々の構成要素の構造及び相互動作と共に、外科用ドリル器具の操作及び使用がここで紹介される。
外科用ドリル器具10の操作
外科手術中、特定のアタッチメント16及び切断バリ18が、カッターと共に使用されるために、例えば、外科医又は技師によって選択されてもよい。技師は、アタッチメント16の主要ハウジング170がリテーナリング34と当接及び整合するように、最初に、アタッチメント16を挿入することによって、アタッチメント16をロック機構14に取り付けてもよい。コグホイール171及びコグギア部材180は、カットアウト178と整合し、後端が環状空間190に適合するまで、そこを通過する。また、ラグ64は、カットアウト176と整合および適合する。(図2を参照されたい)。
次いで、ダイヤモンド形部分24が、スピンドル42又はインサート106に形成されるダイヤモンド形キースロット107と整合及び適合するように、切断バリ18が、先端を通ってスピンドル42中の中央空洞を通って挿入される。これは、図8に示すように装填位置を構成する。ロック機構14は、ぴったりとした適合によって、又は弾性リング177を用いて、アタッチメント中の適切な位置で保持される。装填位置(図8及び8A)において、先細表面80がスピンドル42の円錐表面100に対して重みがかかり、スピンドル42をロックし、モータを制動する働きをし、それらが回転することを防止するように、スリーブ48は、コイルバネ56によって先端に向かって付勢される。スリーブ48は、ロッキング爪50に対して重みがかかり、それを係合解除位置で保持し、それが切断バリ18に係合することを防止する。
切断バリ18が完全に挿入されたとき、その端部は、ドエルピン54と当接し、切断バリがアタッチメント16を超えて突出する距離を規定する。スピンドル42に枢動可能に接続される戻り止め爪52は、ダイヤモンド形部分22に部分的に適合するように、スピンドル42中のカットアウト154を通って突出するように、バネ62によって付勢される。バネ62のバネレートは、戻り止め爪52が、切断バリ18がカッターから不注意に外れて落ちることを防止するが、それでもなお、かなりの力を必要とすることなく切断バリの取り外しを可能にする、十分な力を有することを確実にするように選択される。戻り止め爪52の表面129は、切断バリ18の取り外し及び挿入を促進するように成形される。
カッターを作動位置に配置するために、アタッチメント16の主要ハウジング170は、回転させられ、次いで、スリーブ48をロック機構14の後端に向かって軸方向に移動させる(図9及び8A)。これは、すぐに説明されるように、ボール58及び59を位置付けることによって引き起こされる。上記のように、ボール58及び60の一部分は、外スリーブ44の半球形スロット63及び65に適合し、スリーブ46のカムスロット86及び88を通って延在し、スリーブ48の開口部77及び79に適合する。アタッチメント16を回転させることによる、例えば、90度の外スリーブ44の回転は、ボール58及び60を、スリーブ46に形成されるカムスロット86及び88中で移動させる。
開口部77及び79に適合するボール部分は、スリーブ48を、ロック機構14の後端に向かって、バネ56の力に対して、軸方向に移動させる。図9及び8Aに示されるように、スリーブ48が後方に移動するとき、それは、ロッキング爪50及びスピンドル42の両方をロック解除する(図8Aの破線を参照されたい)。スリーブ48のこの運動は、ロッキング爪50の係合端126が、スピンドル42中の開口部154を通過し、6面ダイヤモンドの一部分を係合し(図9に見られるような上部)、切断バリ18を定位置にロックすることを可能にする。
いくつかの実施によると、ロック機構14が装填及び作動位置にあるとき、切断バリが取り付けられてもよい。例えば、外科手術中に、元の切断バリがすり減り、交換される必要がある場合、切断バリ18が取り外されることを可能にするために、ロック機構14は、装填位置に配置されてもよい。したがって、ボール58及び60は、元の位置に再配置され、バネ56が、スリーブ48をロック機構14の前側に向かって移動するように押すことを可能にする。これは、上記のように、スピンドル42をロックし、ロッキング爪50を後退させる。交換切断バリ18を挿入する前に、ロック機構14が装填位置から作動位置に位置付けられる場合、ロッキング爪50は、切断バリのダイヤモンド形部分22を係合するように、ロック位置に戻される。
この条件にもかかわらず、ロック機構が作動位置にあっても、切断バリ18はなお挿入され得る。具体的に、切断バリ18が挿入され、スピンドル42中のキースロット107に向かって内向きに押されると、切断バリ18の近位端における外径は、ロッキング爪50の係合端126の成形端部と当接し、それをバネ62の力に対して上向きに押す。バネ62のバネレートは、切断バリ18がキースロット107内でドエルピン54へと前進することを可能にする値であってもよい。したがって、切断バリ18がドエルピン54へと前進すると、バネ62は、ロッキング爪50の係合端126をダイヤモンド形部分22に係合させ、したがって、切断バリ18を適切な位置にロックする。したがって、外科用ドリル器具10はここで、医療処置で使用できる状態にある。
したがって、本明細書に記載されるように、本開示の装置は、製造が比較的単純で使いやすいロック機構及びアタッチメントを提供する。ロック機構及びアタッチメントは、切断バリの比較的容易な挿入及び取り外しを提供する。ダイヤモンド形部分は、切断バリの軸方向の遊びを制限し、外科用ドリル器具モータから、より高いトルクを有する切断バリを駆動するための実質的な表面積を提供する。
本明細書に記載される本主題の特定の態様が図示及び記載されてきたが、本明細書の教示に基づき、変更及び修正が、本明細書に記載される主題及びそのより広範な態様から逸脱することなく行われ得、したがって、添付の特許請求の範囲が、本明細書に記載される主題の真の趣旨及び範囲内であるように、かかる変更及び修正の全てをそれらの範囲内に包含するものとすることが当業者には明らかとなるであろう。
〔実施の態様〕
(1) 外科用ドリルであって、
中心軸の周囲で回転可能なスピンドルであって、切断バリの第1の6面部分を受容するように適合されるキースロットを画定する、スピンドルと、
前記スピンドルに解放可能に載置され、複数の同心円状に配設されたスリーブを備える、ロック機構と、
前記切断バリが軸方向で移動可能であるように、所定の力で前記切断バリの第2の6面部分に接触する一方で、前記ロック機構が装填位置にあるとき、前記外科用ドリル内で前記切断バリを保持する、戻り止め爪と、
前記スピンドルに枢動可能に取り付けられたロッキング爪であって、前記ロック機構が作動位置にあるとき、前記ロック機構内に受容される前記切断バリの前記第2の6面部分の隣接する面に係合するように適合される、係合端を有する、ロッキング爪と、
前記スピンドル及び前記ロック機構を駆動させるためのモータと、を備える、外科用ドリル。
(2) 前記切断バリが、
近位端で前記第1の6面部分を画定し、前記第1の6面部分から軸方向に離間した位置で、前記第2の6面部分を画定する、シャンク部分を備え、前記第1の6面部分及び前記第2の6面部分が、第1の6面ダイヤモンド形部分及び第2の6面ダイヤモンド形部分のそれぞれを備え、
前記ロッキング爪が、前記第2の6面ダイヤモンド形部分を係合し、前記キースロットが、前記第1の6面ダイヤモンド形部分を受容するように適合される、相補的ダイヤモンド形部分を備える、実施態様1に記載の外科用ドリル。
(3) 前記第1の6面ダイヤモンド形部分が、前記第2の6面ダイヤモンド形部分よりも大きい、実施態様2に記載の外科用ドリル。
(4) 各6面ダイヤモンド形部分の寸法が、
前記第2の6面ダイヤモンド形部分のファセット角が、約47°であり、
前記第2の6面ダイヤモンド形部分のファセット幅が、約0.117cm(0.046”)であり、
前記第1の6面ダイヤモンド形部分のファセット幅が、約0.165cm(0.065”)であり、
前記第1の6面ダイヤモンド形部分と前記6面第2のダイヤモンド形部分との間の軸方向スペースにおける前記シャンク部分の幅が、約0.074cm(0.029”)であり、
前記第2の6面ダイヤモンド形部分の長さが、約0.173cm(0.068”)である、実施態様2に記載の外科用ドリル。
(5) 前記第1の6面ダイヤモンド形部分及び前記第2の6面ダイヤモンド形部分のそれぞれの頂点が、前記スピンドルによって受容されるとき、前記スピンドル及び前記切断バリの前記シャンク部分によって画定される中心線と同一線に沿って、かつ同一平面にある、実施態様2に記載の外科用ドリル。
(6) 前記第1の6面ダイヤモンド形及び前記第2の6面ダイヤモンド形部分の2つの対向面がそれぞれ、前記シャンクの曲率半径によって画定される表面を有する、実施態様2に記載の外科用ドリル。
(7) 前記ロッキング爪が更に、
前記スピンドル上に枢動可能に載置される、ピボットレバーであって、前記ピボットレバーの一端部の係合端が、前記第2の6面部分を係合するように適合される、ピボットレバーと、
バネであって、前記切断バリを係合及び係合解除するように前記係合端を位置付けるために、前記レバーを枢動させる点で、前記スピンドルを圧迫する一端部、及び前記ピボットレバーを圧迫する前記バネの別の端部を有する、バネと、を備える、実施態様1に記載の外科用ドリル。
(8) 前記ロッキング爪が質量端部(mass end)を更に備え、前記スピンドルの回転が、遠心力を前記質量端部に適用させて前記ロッキング爪を枢動させ、前記係合端が、前記第2の6面部分に、より大きい圧力を適用する、実施態様7に記載の外科用ドリル。
(9) 前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が、異なる形状を有し、前記切断バリが前記外科用ドリルに挿入されるとき、前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が、前記スピンドルが回転させられるとき、それらが回転平衡がとれるように所定の整合を有する、実施態様1に記載の外科用ドリル。
(10) 不適合な切断バリが前記外科用ドリルに挿入される場合、前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が、前記所定の整合を達成せず、前記外科用ドリルが、前記スピンドルが回転させられるとき、振動する、実施態様9に記載の外科用ドリル。
(11) 前記ロック機構内の所定の距離で、前記切断バリを停止するように適合される、前記スピンドル中で横方向に延在する、ドエルピンを更に備える、実施態様1に記載の外科用ドリル。
(12) 前記キースロットが、鋭い入口端部を更に画定するインサート内に提供され、前記鋭い入口端部が、挿入中に前記切断バリを整合する、実施態様1に記載の外科用ドリル。
(13) 前記ロック機構が、前記スピンドルと同心かつそれと同軸の外スリーブと、前記外スリーブ及び前記スピンドルに同心円状に配設され、それらと同軸の内スリーブと、前記外スリーブ及び前記スピンドルに同心円状に配設され、それらと同軸の中間スリーブと、を含む、複数の同心円状に配設されたスリーブを備える、実施態様1に記載の外科用ドリル。
(14) 前記ロック機構の前記内スリーブが、前記ロッキング爪に隣接して配設され、前記ロッキング爪を係合及び係合解除するように移動可能であり、
前記ロック機構の前記外スリーブが、前記装填位置及び前記作動位置のうちの1つに前記内スリーブを配置するように円周方向に回転可能である、実施態様13に記載の外科用ドリル。
(15) 前記内スリーブの一端部に作用し、前記内スリーブを前方位置に付勢する、バネを更に備え、
前記内スリーブが、先細端部を含み、前記スピンドルが、前記ロック機構が前記装填位置にあるとき、前記スピンドルを制動するように前記先細端部を係合する、相補的傾斜外側部分を有する、実施態様13に記載の外科用ドリル。
(16) 外科用ドリルに切断バリを装填する方法であって、前記外科用ドリルが、モータと、ロック機構と、取り外し可能なアタッチメントとを備え、切断バリが、第1のダイヤモンド形部分及び軸方向に離間した第2のダイヤモンド形部分を画定する、シャンク部分を有し、前記ロック機構が、装填位置及び作動位置を含み、前記方法が、
前記ロック機構が前記装填位置になるように、前記取り外し可能なアタッチメントを前記ロック機構に取り付けることと、
前記ロック機構のスピンドルを制動し、前記ロック機構のロッキング爪を取り外し位置で保持することと、
前記切断バリの前記シャンクの前記第1のダイヤモンド形部分が、前記スピンドル中の画定されたキースロットに適合するように、かつ前記第2のダイヤモンド形部分が、前記切断バリを前記外科用ドリル中で保持すると同時に、前記切断バリの所定量の軸方向運動を提供するように、戻り止め爪によって係合されるように、前記切断バリを前記取り外し可能なアタッチメントの端部を通して前記外科用ドリルに、かつ前記ロック機構の前記スピンドルに挿入することと、
前記スピンドルの制動を中止するように、かつ実質的に軸方向運動なく、前記切断バリを前記外科用ドリル中にロックするために、前記ロッキング爪を前記シャンクの前記第2のダイヤモンド形部分に係合させるように、前記取り外し可能なアタッチメントを移動させることによって、前記外科用ドリルを前記作動位置に配置することと、を含む、方法。
(17) 更に、
前記ロック機構を前記装填位置に配置することによって、前記切断バリを元に戻すことと、
前記切断バリを取り外すことと、
その後、前記ロック機構が前記作動位置又は装填位置のいずれかにあるとき、新しい切断バリを前記外科用ドリルに挿入することと、
を含む、実施態様16に記載の方法。
(18) 前記ロッキング爪を前記スピンドルに枢動可能に取り付けることと、
前記スピンドルが回転するにつれて、前記ロッキング爪によって、より大きい圧力を前記第2のダイヤモンド形部分に適用することと、を更に含む、実施態様16に記載の方法。
(19) 前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が異なる形状を有し、前記方法が更に、
前記切断バリが前記外科用ドリルに挿入されるとき、かつ前記スピンドルが回転させられるとき、前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が回転均衡がとれるように、それらの所定の整合を画定することを含む、実施態様16に記載の方法。
(20) 外科用ドリルであって、
中心軸の周囲で回転可能なスピンドルであって、切断バリのシャンクの第1のダイヤモンド形部分を受容するように適合されるキースロットを画定する、スピンドルと、
前記スピンドルに解放可能に載置される、ロック機構と、
前記スピンドルに枢動可能に取り付けられたロッキング爪であって、前記ロック機構内に受容される前記切断バリの第2のダイヤモンド形部分の隣接したファセットを係合するように適合された係合端を有する、ロッキング爪と、
前記スピンドルに枢動可能に接続されるレバーを有する、戻り止め爪であって、係合端部分と、前記第2のダイヤモンド形部分に適合するように前記係合端部分を枢動させるための付勢端部分とを有する、戻り止め爪と、
前記スピンドル及び前記ロック機構を駆動させるためのモータと、
を備え、前記戻り止め爪の前記係合端部分が、前記ロッキング爪の前記係合端が前記切断バリを係合する位置と反対側の位置で、前記ダイヤモンド形部分中に延在する、外科用ドリル。
(21) 前記第1のダイヤモンド形部分が、前記第2のダイヤモンド形部分よりも大きい、実施態様20に記載の外科用ドリル。
(22) 各ダイヤモンド形部分の寸法が、
前記第2のダイヤモンド形部分のファセット角が、約47°であり、
前記第2のダイヤモンド形部分のファセット幅が、約0.117cm(0.046”)であり、
前記第1のダイヤモンド形部分のファセット幅が、約0.165cm(0.065”)であり、
前記第1のダイヤモンド形部分と前記第2のダイヤモンド形部分との間の軸方向スペースでの前記シャンクの幅が、約0.074cm(0.029”)であり、
前記第2のダイヤモンド形部分の長さが、約0.173cm(0.068”)である、実施態様20に記載の外科用ドリル。
(23) 前記第1のダイヤモンド形部分及び前記第2のダイヤモンド形部分のそれぞれの頂点が、前記スピンドルによって受容されるとき、前記スピンドル及び前記切断バリの前記シャンクによって画定される中心線と同一線に沿って、かつ同一平面にある、実施態様20に記載の外科用ドリル。
(24) 前記ロッキング爪が、質量端部を更に備え、前記スピンドルの回転が、遠心力を前記質量端部に適用させ、前記ロッキング爪を枢動させ、前記係合端が、前記第2のダイヤモンド形部分に、より大きい圧力を適用する、実施態様20に記載の外科用ドリル。
(25) 前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が、異なる形状を有し、前記切断バリが前記外科用ドリルに挿入されるとき、前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が、前記スピンドルが回転させられるとき、それらが回転平衡がとれるように所定の整合を有する、実施態様20に記載の外科用ドリル。
(26) 不適合な切断バリが前記外科用ドリルに挿入される場合、前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が、前記所定の整合を達成せず、前記外科用ドリルが、前記スピンドルが回転させられるとき、振動する、実施態様25に記載の外科用ドリル。
(27) 前記ロック機構内の所定の距離で、前記切断バリを停止するように適合される、前記スピンドル中で横方向に延在する、ドエルピンを更に備える、実施態様20に記載の外科用ドリル。
(28) 前記キースロットが、鋭い入口端部を更に画定するインサート内に提供され、前記鋭い入口端部が、挿入中に前記切断バリを整合する、実施態様20に記載の外科用ドリル。

Claims (24)

  1. 外科用ドリルであって、
    中心軸の周囲で回転可能なスピンドルであって、切断バリの第1の6面部分を受容するように適合されるキースロットを画定する、スピンドルと、
    前記スピンドルに解放可能に載置され、複数の同心円状に配設されたスリーブを備える、ロック機構と、
    前記切断バリが軸方向で移動可能であるように、所定の力で前記切断バリの第2の6面部分に接触する一方で、前記ロック機構が装填位置にあるとき、前記外科用ドリル内で前記切断バリを保持する、戻り止め爪と、
    前記スピンドルに枢動可能に取り付けられたロッキング爪であって、前記ロック機構が作動位置にあるとき、前記ロック機構内に受容される前記切断バリの前記第2の6面部分の隣接する面に係合するように適合される、係合端を有する、ロッキング爪と、
    前記スピンドル及び前記ロック機構を駆動させるためのモータと、を備え、
    前記ロック機構が、前記スピンドルと同心かつそれと同軸の外スリーブと、前記外スリーブ及び前記スピンドルに同心円状に配設され、それらと同軸の内スリーブと、前記外スリーブ及び前記スピンドルに同心円状に配設され、それらと同軸の中間スリーブと、を含む、複数の同心円状に配設されたスリーブを備え、
    前記ロック機構の前記内スリーブが、前記ロッキング爪に隣接して配設され、前記ロッキング爪を係合及び係合解除するように移動可能であり、
    前記ロック機構の前記外スリーブが、前記装填位置及び前記作動位置のうちの1つに前記内スリーブを配置するように円周方向に回転可能である、外科用ドリル。
  2. 前記切断バリが、
    近位端で前記第1の6面部分を画定し、前記第1の6面部分から軸方向に離間した位置で、前記第2の6面部分を画定する、シャンク部分を備え、前記第1の6面部分及び前記第2の6面部分が、第1の6面ダイヤモンド形部分及び第2の6面ダイヤモンド形部分のそれぞれを備え、
    前記ロッキング爪が、前記第2の6面ダイヤモンド形部分を係合し、前記キースロットが、前記第1の6面ダイヤモンド形部分を受容するように適合される、相補的ダイヤモンド形部分を備える、請求項1に記載の外科用ドリル。
  3. 前記第1の6面ダイヤモンド形部分が、前記第2の6面ダイヤモンド形部分よりも大きい、請求項2に記載の外科用ドリル。
  4. 各6面ダイヤモンド形部分の寸法が、
    前記第2の6面ダイヤモンド形部分のファセット角が、約47°であり、
    前記第2の6面ダイヤモンド形部分のファセット幅が、約0.117cm(0.046”)であり、
    前記第1の6面ダイヤモンド形部分のファセット幅が、約0.165cm(0.065”)であり、
    前記第1の6面ダイヤモンド形部分と前記6面第2のダイヤモンド形部分との間の軸方向スペースにおける前記シャンク部分の幅が、約0.074cm(0.029”)であり、
    前記第2の6面ダイヤモンド形部分の長さが、約0.173cm(0.068”)である、請求項2に記載の外科用ドリル。
  5. 前記第1の6面ダイヤモンド形部分及び前記第2の6面ダイヤモンド形部分のそれぞれの頂点が、前記スピンドルによって受容されるとき、前記スピンドル及び前記切断バリの前記シャンク部分によって画定される中心線と同一線に沿って、かつ同一平面にある、請求項2に記載の外科用ドリル。
  6. 前記第1の6面ダイヤモンド形及び前記第2の6面ダイヤモンド形部分の2つの対向面がそれぞれ、前記シャンクの曲率半径によって画定される表面を有する、請求項2に記載の外科用ドリル。
  7. 前記ロッキング爪が更に、
    前記スピンドル上に枢動可能に載置される、ピボットレバーであって、前記ピボットレバーの一端部の係合端が、前記第2の6面部分を係合するように適合される、ピボットレバーと、
    バネであって、前記切断バリを係合及び係合解除するように前記係合端を位置付けるために、前記レバーを枢動させる点で、前記スピンドルを圧迫する一端部、及び前記ピボットレバーを圧迫する前記バネの別の端部を有する、バネと、を備える、請求項1に記載の外科用ドリル。
  8. 前記ロッキング爪が質量端部を更に備え、前記スピンドルの回転が、遠心力を前記質量端部に適用させて前記ロッキング爪を枢動させ、前記係合端が、前記第2の6面部分に、より大きい圧力を適用する、請求項7に記載の外科用ドリル。
  9. 前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が、異なる形状を有し、前記切断バリが前記外科用ドリルに挿入されるとき、前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が、前記スピンドルが回転させられるとき、それらが回転平衡がとれるように所定の整合を有する、請求項1に記載の外科用ドリル。
  10. 不適合な切断バリが前記外科用ドリルに挿入される場合、前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が、前記所定の整合を達成せず、前記外科用ドリルが、前記スピンドルが回転させられるとき、振動する、請求項9に記載の外科用ドリル。
  11. 前記ロック機構内の所定の距離で、前記切断バリを停止するように適合される、前記スピンドル中で横方向に延在する、ドエルピンを更に備える、請求項1に記載の外科用ドリル。
  12. 前記キースロットが、鋭い入口端部を更に画定するインサート内に提供され、前記鋭い入口端部が、挿入中に前記切断バリを整合する、請求項1に記載の外科用ドリル。
  13. 前記内スリーブの一端部に作用し、前記内スリーブを前方位置に付勢する、バネを更に備え、
    前記内スリーブが、先細端部を含み、前記スピンドルが、前記ロック機構が前記装填位置にあるとき、前記スピンドルを制動するように前記先細端部を係合する、相補的傾斜外側部分を有する、請求項に記載の外科用ドリル。
  14. 外科用ドリルに切断バリを装填する方法であって、前記外科用ドリルが、モータと、ロック機構と、取り外し可能なアタッチメントとを備え、切断バリが、第1のダイヤモンド形部分及び軸方向に離間した第2のダイヤモンド形部分を画定する、シャンク部分を有し、前記ロック機構が、装填位置及び作動位置を含み、前記方法が、
    前記ロック機構が前記装填位置になるように、前記取り外し可能なアタッチメントを前記ロック機構に取り付けることと、
    前記ロック機構のスピンドルを制動し、前記ロック機構のロッキング爪を取り外し位置で保持することと、
    前記切断バリの前記シャンクの前記第1のダイヤモンド形部分が、前記スピンドル中の画定されたキースロットに適合するように、かつ前記第2のダイヤモンド形部分が、前記切断バリを前記外科用ドリル中で保持すると同時に、前記切断バリの所定量の軸方向運動を提供するように、戻り止め爪によって係合されるように、前記切断バリを前記取り外し可能なアタッチメントの端部を通して前記外科用ドリルに、かつ前記ロック機構の前記スピンドルに挿入することと、
    前記スピンドルの制動を中止するように、かつ実質的に軸方向運動なく、前記切断バリを前記外科用ドリル中にロックするために、前記ロッキング爪を前記シャンクの前記第2のダイヤモンド形部分に係合させるように、前記取り外し可能なアタッチメントを移動させることによって、前記外科用ドリルを前記作動位置に配置することと、を含む、方法。
  15. 更に、
    前記ロック機構を前記装填位置に配置することによって、前記切断バリを元に戻すことと、
    前記切断バリを取り外すことと、
    その後、前記ロック機構が前記作動位置又は装填位置のいずれかにあるとき、新しい切断バリを前記外科用ドリルに挿入することと、
    を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記ロッキング爪を前記スピンドルに枢動可能に取り付けることと、
    前記スピンドルが回転するにつれて、前記ロッキング爪によって、より大きい圧力を前記第2のダイヤモンド形部分に適用することと、を更に含む、請求項14に記載の方法。
  17. 前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が異なる形状を有し、前記方法が更に、
    前記切断バリが前記外科用ドリルに挿入されるとき、かつ前記スピンドルが回転させられるとき、前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が回転均衡がとれるように、それらの所定の整合を画定することを含む、請求項14に記載の方法。
  18. 外科用ドリルであって、
    中心軸の周囲で回転可能なスピンドルであって、切断バリのシャンクの第1のダイヤモンド形部分を受容するように適合されるキースロットを画定する、スピンドルと、
    前記スピンドルに解放可能に載置される、ロック機構と、
    前記スピンドルに枢動可能に取り付けられたロッキング爪であって、前記ロック機構内に受容される前記切断バリの第2のダイヤモンド形部分の隣接したファセットを係合するように適合された係合端を有する、ロッキング爪と、
    前記スピンドルに枢動可能に接続されるレバーを有する、戻り止め爪であって、係合端部分と、前記第2のダイヤモンド形部分に適合するように前記係合端部分を枢動させるための付勢端部分とを有する、戻り止め爪と、
    前記スピンドル及び前記ロック機構を駆動させるためのモータと、
    を備え、
    前記戻り止め爪の前記係合端部分が、前記ロッキング爪の前記係合端が前記切断バリを係合する位置と反対側の位置で、前記第2のダイヤモンド形部分中に延在
    前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が、異なる形状を有し、前記切断バリが前記外科用ドリルに挿入されるとき、前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が、前記スピンドルが回転させられるとき、それらが回転平衡がとれるように所定の整合を有し、
    不適合な切断バリが前記外科用ドリルに挿入される場合、前記戻り止め爪及び前記ロッキング爪が、前記所定の整合を達成せず、前記外科用ドリルが、前記スピンドルが回転させられるとき、振動する、外科用ドリル。
  19. 前記第1のダイヤモンド形部分が、前記第2のダイヤモンド形部分よりも大きい、請求項18に記載の外科用ドリル。
  20. 各ダイヤモンド形部分の寸法が、
    前記第2のダイヤモンド形部分のファセット角が、約47°であり、
    前記第2のダイヤモンド形部分のファセット幅が、約0.117cm(0.046”)であり、
    前記第1のダイヤモンド形部分のファセット幅が、約0.165cm(0.065”)であり、
    前記第1のダイヤモンド形部分と前記第2のダイヤモンド形部分との間の軸方向スペースでの前記シャンクの幅が、約0.074cm(0.029”)であり、
    前記第2のダイヤモンド形部分の長さが、約0.173cm(0.068”)である、請求項18に記載の外科用ドリル。
  21. 前記第1のダイヤモンド形部分及び前記第2のダイヤモンド形部分のそれぞれの頂点が、前記スピンドルによって受容されるとき、前記スピンドル及び前記切断バリの前記シャンクによって画定される中心線と同一線に沿って、かつ同一平面にある、請求項18に記載の外科用ドリル。
  22. 前記ロッキング爪が、質量端部を更に備え、前記スピンドルの回転が、遠心力を前記質量端部に適用させ、前記ロッキング爪を枢動させ、前記係合端が、前記第2のダイヤモンド形部分に、より大きい圧力を適用する、請求項18に記載の外科用ドリル。
  23. 前記ロック機構内の所定の距離で、前記切断バリを停止するように適合される、前記スピンドル中で横方向に延在する、ドエルピンを更に備える、請求項18に記載の外科用ドリル。
  24. 前記キースロットが、鋭い入口端部を更に画定するインサート内に提供され、前記鋭い入口端部が、挿入中に前記切断バリを整合する、請求項18に記載の外科用ドリル。
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