JP5800946B2 - 画像表示装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、液晶表示装置の表示特性は経年劣化により変化し、表示特性の変化により表示画像の階調性も変化してしまう。そのため、常に安定した階調性の画像を表示するためには、表示特性のキャリブレーションを定期的に行う必要がある。特に、診断用途で使用される医療用の表示装置においては、上記階調性の変化による診断への妨げが懸念されるため、安定した階調性の確保が重要視されている。
また、バックライトを各々が1つ以上のLEDを有する複数の発光部で構成し、入力画像データの輝度情報(輝度の統計量など)に応じて複数の発光部の発光量(発光強度)を個別に制御することによって表示画像のコントラストを高める制御方法が知られている。このような制御は、一般に“ローカルディミング制御”と呼ばれる。ローカルディミング制御では、明るい領域に対応する発光部の発光量を高い値に設定し、暗い領域に対応する発光部の発光量を低い値に設定することで、表示画像のコントラストが高められる。
図14に入力画像1401、表示画像1402、バックライトの発光パターン1403の一例を示す。
入力画像1401(黒背景に白い物体が存在する画像)が入力された場合、ローカルディミング制御によって、画面の領域のうち、黒背景が表示される領域に対応する発光部(LED_Bk)の発光量が低い値に設定される。そして、白い物体が表示される領域に対応する発光部(LED_W)の発光量が高い値に設定される。これにより、表示画像のコントラストを高めることができる。
しかしながら、LED_BkとLED_Wの間の発光量の差が大きいために、LED_
Wからの光がLED_Bkに対応する領域へ漏れ込み、表示画像の領域Aでハロー現象が生じてしまう。ハロー現象は、明るい領域周辺の暗い領域が明るく表示される現象であり、図14の例では、黒背景の黒輝度が明るく表示されるハロー現象が生じてしまう。即ち、領域Aからの光は、周囲の領域に対応する発光部からの光によって変化してしまう。
そして、図14の例では、ハロー現象が生じる領域Aの一部を含む領域からの光が光センサで検出されるため、光センサの検出値の誤差が大きくなり、精度良くキャリブレーションを行うことができない。
画面の領域を構成する複数の分割領域に対応する複数の発光部と、
各発光部の発光量と入力画像データとに基づく透過率で前記複数の発光部からの光を透過することにより、前記画面に画像を表示する表示パネルと、
前記入力画像データの各分割領域における輝度情報に基づく発光量で、各発光部を発光させる第1制御手段と、
前記画面の所定の領域における前記表示パネルから透過した光の検出値をセンサから取得する取得手段と、
各分割領域の輝度情報に基づく各発光部の前記発光量に基づいて、前記所定の領域からの光に、前記発光部間の発光量の違いによる変化が生じるか否かを判定する第1判定手段
と、
前記センサの検出値を用いて、前記画面の、表示輝度及び表示色のうち少なくともいずれか一方を較正するキャリブレーションを行うキャリブレーション手段と、
前記第1判定手段で前記変化が生じると判定されているときに得られた検出値をそのまま用いたキャリブレーションが行われないように、前記センサ、前記取得手段、及び、前記キャリブレーション手段の少なくともいずれかを制御する第2制御手段と、
を有する
ことを特徴とする。
画面の領域を構成する複数の分割領域に対応する複数の発光部と、
各発光部の発光量と入力画像データとに基づく透過率で前記複数の発光部からの光を透過することにより、前記画面に画像を表示する表示パネルと、
を有する画像表示装置の制御方法であって、
前記入力画像データの各分割領域における輝度情報に基づく発光量で、各発光部を発光させる第1制御ステップと、
前記画面の所定の領域における前記表示パネルから透過した光の検出値をセンサから取得する取得ステップと、
各分割領域の輝度情報に基づく各発光部の前記発光量に基づいて、前記所定の領域からの光に、前記発光部間の発光量の違いによる変化が生じるか否かを判定する第1判定ステップと、
前記センサの検出値を用いて、前記画面の、表示輝度及び表示色のうち少なくともいずれか一方を較正するキャリブレーションを行うキャリブレーションステップと、
前記第1判定ステップで前記変化が生じると判定されているときに得られた検出値をそのまま用いたキャリブレーションが行われないように、前記センサ、前記取得ステップ、及び、前記キャリブレーションステップの少なくともいずれかを制御する第2制御ステップと、
を有することを特徴とする。
以下、本発明の実施例1に係る画像表示装置及びその制御方法について図面を用いて説明する。本実施例に係る画像表示装置は、表示特性のキャリブレーションを実行可能な画像表示装置である。キャリブレーションは、光センサの検出値を用いて行われる。光センサは、画面の所定の領域からの光を検出する。また、本実施例に係る画像表示装置は、画面の領域を構成する複数の分割領域に対応する複数の発光部からの光を透過することにより、画面に画像を表示する。そして、本実施例に係る画像表示装置は、各発光部の発光量(発光強度)を個別に制御するローカルディミング制御を実行可能な画像表示装置である。本実施例に係る画像表示装置は、ローカルディミング制御の実行中においても、表示特性のキャリブレーションを精度良く行うことができる。
図1に示すように、画像表示装置100は、バックライト101、表示部103、光センサ104、パッチ描画部105、輝度検出部106、発光パターン計算部107、センサ使用判定部108、判定エリア決定部109、キャリブレーション部110などを有する。
102を有する。各発光部102は、1つ以上の光源を有する。光源としては、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)、冷陰極管、有機ELなどを用いることができる。
表示部103は、入力画像データに基づく透過率でバックライト101(複数の発光部102)からの光を透過することにより、画面に画像を表示する表示パネルである。例えば、表示部103は、入力画像データに基づいて透過率が制御される複数の液晶素子を有する液晶パネルである。なお、表示部103は、液晶パネルに限らない。例えば、表示部103が有する表示素子は、透過率を制御することのできる素子であればよく、液晶素子に限らない。
光センサ104は、画面の所定の領域(画面の一部の領域;測光領域)からの光を検出する。
発光パターン計算部107は、発光部毎に、輝度検出部106で取得された各分割領域の輝度情報に基づいて発光量を決定し、各発光部を上記決定された発光量で発光させる(第1制御処理;発光制御処理)。なお、本実施例では、発光部102毎に、その発光部102に対応する分割領域の輝度情報に基づいて、当該発光部102の発光量が決定されるものとするが、発光量の決定方法はこれに限らない。例えば、1つの発光部102の発光量は、複数の分割領域の輝度情報(例えば、対応する分割領域と、その周辺の分割領域との輝度情報)を用いて決定されてもよい。
割領域として決定される。センサ使用判定部108は、判定エリア決定部109から分割領域の決定結果を取得し、取得した決定結果に応じた発光量を使用して変化判定処理を行う。なお、判定エリア決定部109では、変化判定処理の対象の分割領域に対応する発光部が決定されてもよい。また、変化判定処理の対象の分割領域が予め決まっている場合(例えば、光センサ104の位置(即ち、測光領域)が変更不可能である場合)には、画像表示装置100は判定エリア決定部109を有していなくてもよい。
バックライト101の構成の一例を図2に示す。図2は、画面の領域が水平方向10個×垂直方向8個の計80個の分割領域に分割されており、バックライト101が、80個の分割領域に対応する80個の発光部102(水平方向10個×垂直方向8個の計80個の発光部102)を有する場合の例である。なお、分割領域(及び発光部)の数は80個より多くても少なくてもよい。例えば、水平方向1個×垂直方向20個の計20個の分割領域が設定されてもよい。分割領域の数は任意であり、例えば、用途に応じた適切な数の分割領域が設定される。
図3は、光センサ104の位置の一例を示す。図3の例では、光センサ104は、検出面が測光領域と対向するように、画面上に配置されている。
図4は、光センサ104の位置と、パッチ画像の表示位置との位置関係の一例を示す。図4の実線で示された領域401は、光センサ104が設けられた領域である。図4の破線で示された領域402は、パッチ画像の表示領域であり、測光領域(光センサで検出される光を発する領域)である。このように、パッチ画像は測光領域に表示される(残りの領域には入力画像データが表示される)。なお、図4には、パッチ画像の表示領域が測光領域と等しい場合の例を示したが、パッチ画像の表示領域は測光領域より広くてもよい。
光センサ104では、センサ使用判定部108の変化判定処理において変化が生じないと判定されているときにのみ、測光領域からの光(具体的にはパッチ画像の輝度や色)が検出される。
例えば、発光パターン計算部107は、取得されたAPLが低い分割領域を“入力画像データの輝度が低い部分に対応する分割領域”と判断し、当該分割領域に対応する発光部102を低い発光量で発光させる処理を行う。そして、発光パターン計算部107は、取得されたAPLが高い分割領域を“入力画像データの輝度が高い部分に対応する分割領域”と判断し、当該分割領域に対応する発光部102を高い発光量で発光させる処理を行う。これにより、表示部103に表示される画像のコントラストを高めることができる。なお、上述した処理は、従来のローカルディミング制御でよく行われる処理であるため、その詳細な説明(発光量の決定方法の詳細な説明など)は省略する。なお、発光パターン計算部107の処理は、APLに基づいて発光量を制御する処理に限るものではなく、発光パターン計算部107の処理として、従来のローカルディミング制御で行われる処理を適用することができる。
入力画像501は、黒背景に白い物体が存在する画像であり、黒背景の領域を多く含む分割領域ではAPLが低い値となり、白い物体の領域を多く含む分割領域ではAPLは高い値となる。
上述したように、発光パターン計算部107では、取得されたAPLが低い分割領域に対応する発光部102を低い発光量で発光させ、取得されたAPLが高い分割領域に対応する発光部102を高い発光量で発光させる処理が行われる。そのため、図5の発光パターン503に示すように、黒背景の領域を多く含む分割領域に対応する発光部102_Bk5を低い発光量で発光させ、白い物体の領域を多く含む分割領域に対応する発光部102_W5を高い発光量で発光させる処理が行われる。
上述した処理により、表示画像のコントラストを高めることができる。
しかし、発光部102_Bk5と発光部102_W5(発光部102_Bk5に対応する分割領域の2つ下の分割領域に対応する発光部)の間の発光量の差が大きい。そのため、発光部102_W5からの光が発光部102_Bk5に対応する分割領域へ漏れ込み、表示画像502の領域Aでハロー現象が生じてしまう。即ち、領域Aからの光(領域Aの輝度や色)が、周囲の領域に対応する発光部からの光によって変化してしまう。具体的には、黒背景の領域のうちの領域Aが、黒背景の領域のうちの他の領域に比べ明るく表示されてしまう。
さらに、図5に示すようにハロー現象が測光領域で生じる場合には、光センサ104において、ハロー現象によって変化した光(黒浮きなどが発生している状態での光)が検出されてしまう。即ち、ハロー現象が測光領域で生じる場合には、光センサの検出値の誤差が大きくなってしまう。そして、そのような検出値を用いてしまうと、精度良くキャリブレーションを行うことができない。
入力画像601は、画像全体が白色の画像であり、各分割領域においてAPLは高い値となる。そのため、図6の発光パターン603に示すように、発光パターン計算部107では、各発光部を高い発光量で発光させる処理が行われる。それにより、画面内における輝度が均一の表示画像602が表示される。
この場合、発光部間の発光量の差(例えば、発光部102_W6aと発光部102_W6b(発光部102_W6aに対応する分割領域の2つ下の分割領域に対応する発光部)との間の発光量の差が小さい。そのため、ハロー現象は顕著に現れない。図6の例では、発光部間の発光量の差が0であるため、ハロー現象は発生しない。勿論、測光領域においても、ハロー現象は発生しない。そのため、このような場合には、光センサで誤差の小さい検出値を得ることができ、精度良くキャリブレーションを行うことができる。
なお、変化判定処理の対象の分割領域の選択方法は上記方法に限らない。例えば、測光領域を含む分割領域と、その分割領域に隣接する分割領域とが、変化判定処理の対象の分割領域として選択されてもよい。即ち、1つの分割領域分の大きさを上記所定の範囲の大きさとしてもよい。上記方法のように、上記所定の範囲の大きさは、水平方向と垂直方向とで異なっていてもよい。
なお、測定領域を含む分割領域は、少なくとも一部に測定領域を含む分割領域であってもよいし、分割領域に含まれる測定領域のサイズの、当該分割領域のサイズに対する割合が所定の割合以上の分割領域であってもよい。
である。図7の例の場合、破線で示された9個の発光部の発光量の最大値L_maxから最小値L_minを減算した差分値の、最大値L_maxに対する割合が、第1判定値Lum_Diffとして算出される。そして、センサ使用判定部108は、第1判定値Lum_Diffを閾値L_Thと比較する。具体的には、センサ使用判定部108は、式1に示すように、第1判定値Lum_Diffが閾値L_Th以下か否かを判定する。そして、第1判定値Lum_Diffが閾値L_Thより大きい場合に、センサ使用判定部108は、光の検出が不可能であると判断する(光を検出してはならないと判断する)。また、第1判定値Lum_Diffが閾値L_Th以下である場合に、センサ使用判定部108は、光の検出が可能である(光を検出してもよい)と判断し、その判断結果を示すフラグF1を光センサ104に出力する。これは、第1判定値Lum_Diffが閾値L_Thより大きい場合には、測定領域に顕著なハロー現象が生じる可能性が高く、第1判定値Lum_Diffが閾値L_Th以下である場合には、測定領域に顕著なハロー現象が生じる可能性が低いからである。
Lum_Diff=(L_max−L_min)÷L_max≦L_Th
・・・(式1)
光センサ104では、フラグF1を受信しているときに限り、測光領域からの光(パッチ画像の輝度や色)の検出が行われる。
なお、センサ使用判定部108は、第1判定値Lum_Diffが閾値L_Th以下である場合には何も出力せず、第1判定値Lum_Diffが閾値L_Thより大きいときに、光の検出が不可能であることを示す情報を出力してもよい。センサ使用判定部108は、第1判定値Lum_Diffが閾値L_Th以下である場合に光の検出が可能であることを示す情報を出力し、第1判定値Lum_Diffが閾値L_Thより大きい場合に光の検出が不可能であることを示す情報を出力してもよい。
なお、閾値L_Thは、どのような値であってもよい。閾値L_Thは、例えば、キャリブレーションの精度やキャリブレーションで使用される検出値の取得頻度などに基づいて設定される。閾値L_Thの値が小さいほど、キャリブレーションで使用される検出値の誤差を小さくすることができ、キャリブレーションの精度を高めることができる。また、閾値L_Thの値が大きいほど、キャリブレーションで使用される検出値を取得され易くすることができる。具体的には、閾値L_Thの値が大きいほど、光センサ104による光の検出頻度を高めることができる。
なお、閾値L_Thは固定値であってもよいし、変更可能な値であってもよい。閾値L_Thは、例えば、ユーザによって設定されてもよいし、入力画像データの種類や輝度に基づいて設定されてもよい。
理)を行う画像判定部をさらに設けてもよい。そして、画像判定部で入力画像データが動画の画像データであると判定されているときに得られた検出値を使用せずにキャリブレーションが行われるように、キャリブレーション部110が制御されてもよい。画像判定部で入力画像データが動画の画像データであると判定されているときに得られた検出値がセンサから取得されないように、キャリブレーション部110が制御されてもよい。また、画像判定部で入力画像データが動画の画像データであると判定されているときにキャリブレーションが行われないように、キャリブレーション部110が制御されてもよい。また、センサ使用判定部108が、画像判定部で入力画像データが動画の画像データであると判定されているときに光の検出が行われないように、光センサを制御してもよい。それらの構成を採用すれば、表示する画像データが光センサによる光の検出期間中に変化することによる検出値の誤差の増大を抑制することができる。
また、本実施例では、光センサ104が測光領域と対向するように画面上に配置されている構成を例として説明したが、これに限らない。光センサ104は、画像表示装置100とは異なる装置であってもよい。一般的な外付けのキャリブレーション用の光センサを用いた場合や、画像表示装置のフロントベゼル内に光センサを配置して、画面の見えない部分で光の検出を行う場合においても、本発明は適用できる。
以下、本発明の実施例2に係る画像表示装置及びその制御方法について図面を用いて説明する。
実施例1では、判定エリア決定部109において、測光領域から所定の範囲内に存在する分割領域が、変化判定処理の対象の分割領域として決定(選択)された。そして、判定エリア決定部109で選択された分割領域に対応する発光量に基づいて、測光領域からの光に発光部間の発光量の違いによる変化が生じるか否かが判定された。
しかし、画像表示装置のコストを削減するためなどの理由によって発光部102の個数が削減されている場合には、各発光部102から測光領域へ漏れる光は多く、測定領域にハロー現象が発生しやすい。
そこで、本実施例では、発光パターン計算部107で決定された全ての発光部102の発光量に基づいて、測光領域からの光に上記変化が生じるか否かを判定する例を説明する。
本実施例では、バックライト201は、図9に示すように水平方向4個×垂直方向3個の計12個の発光部102を有する。
センサ使用判定部208は、図9の破線で示す発光部102、即ち全ての発光部102の発光量に基づいて、測光領域からの光に変化が生じるか否かを判定する。具体的には、第1判定値として、発光パターン計算部107で決定された発光量の最大値から最小値を減算した差分値の、最大値に対する割合が算出される。他の機能は実施例1と同様である。
以下、本発明の実施例3に係る画像表示装置及びその制御方法について図面を用いて説明する。実施例1,2では、第1判定値(決定された発光量の最大値から最小値を減算した差分値の、最大値に対する割合)に基づいて、測光領域からの光に、発光部間の発光量の違いによる変化が生じるか否かを判定した。本実施例では、実施例1,2と異なる方法で測定領域からの光に変化が生じるか否かを判定する例を説明する。
本実施例に係る画像表示装置の機能構成は実施例1と同じである。但し、センサ使用判定部108の処理(具体的には変化判定処理)が実施例1と異なる。なお、他の処理は実施例1と同じであるため、その説明は省略する。
入力画像1001は、黒背景に白い物体が存在する画像であり、黒背景の領域を多く含む分割領域ではAPLが低い値となり、白い物体の領域を多く含む分割領域ではAPLは高い値となる。
実施例1で述べたように、発光パターン計算部107では、取得されたAPLが低い分割領域に対応する発光部102を低い発光量で発光させ、取得されたAPLが高い分割領域に対応する発光部102を高い発光量で発光させる処理が行われる。そのため、図10の発光パターン1003に示すように、黒背景の領域を多く含む分割領域に対応する発光部102_Bk10を低い発光量で発光させ、白い物体の領域を多く含む分割領域に対応する発光部102_W10を高い発光量で発光させる処理が行われる。
上述した処理により、表示画像のコントラストを高めることができる。
しかし、発光部102_Bk10と発光部102_W10(発光部102_Bk10に対応する分割領域の下に隣接する分割領域に対応する発光部)の間の発光量の差が大きい。そのため、発光部102_W10からの光が発光部102_Bk10に対応する分割領域へ漏れ込み、表示画像1002の領域Aでハロー現象が生じてしまう。即ち、領域Aからの光(領域Aの輝度や色)が、周囲の領域に対応する発光部からの光によって変化してしまう。具体的には、黒背景の領域のうちの領域Aが、黒背景の領域のうちの他の領域に比べ明るく表示されてしまう。
さらに、図10に示すようにハロー現象が測光領域で生じる場合には、光センサ104において、ハロー現象によって変化した光(黒浮きなどが発生している状態での光)が検出されてしまう。即ち、ハロー現象が測光領域で生じる場合には、光センサの検出値の誤差が大きくなってしまう。そして、そのような検出値を用いてしまうと、精度良くキャリブレーションを行うことができない。
入力画像1101は、画像全体が白色の画像であり、各分割領域においてAPLは高い値となる。そのため、図11の発光パターン1103に示すように、発光パターン計算部107では、各発光部を高い発光量で発光させる処理が行われる。それにより、画面内における輝度が均一の表示画像1102が表示される。
この場合、発光部間の発光量の差(例えば、発光部102_W11aと発光部102_W11b(発光部102_W11aに対応する分割領域の下に隣接する分割領域に対応する発光部)との間の発光量の差が小さい。そのため、ハロー現象は顕著に現れない。図1
1の例では、発光部間の発光量の差が0であるため、ハロー現象は発生しない。勿論、測光領域においても、ハロー現象は発生しない。そのため、このような場合には、光センサで誤差の小さい検出値を得ることができ、精度良くキャリブレーションを行うことができる。
そこで、本実施例では、分割領域に対応する発光部の発光量と、当該分割領域に隣接する分割領域に対応する発光部の発光量との間の差分値に基づいて、測光領域で顕著なハロー現象が生じるか否かを判定する。即ち、分割領域に対応する発光部の発光量と、当該分割領域に隣接する分割領域に対応する発光部の発光量との間の差分値に基づいて、測光領域からの光に、発光部間の発光量の違いによる変化が生じるか否かを判定する。具体的には、センサ使用判定部108は、判定エリア決定部109で決定(選択)された分割領域(測光領域から所定の範囲内に存在する分割領域)に対応する発光部の発光量と、当該分割領域に隣接する分割領域に対応する発光部の発光量との間の差分値を算出する。そして、センサ使用判定部108は、算出した差分値の最大値である第2判定値Lum_Diff_2を閾値L_Th_2と比較する。具体的には、センサ使用判定部108は、第2判定値Lum_Diff_2が閾値L_Th_2以下か否かを判定する。そして、第2判定値Lum_Diff_2が閾値L_Th_2より大きい場合に、センサ使用判定部108は、光の検出が不可能であると判断する(光を検出してはならないと判断する)。また、第2判定値Lum_Diff_2が閾値L_Th_2以下である場合に、センサ使用判定部108は、光の検出が可能である(光を検出してもよい)と判断し、その判断結果を示すフラグF1を光センサ104に出力する。これは、第2判定値Lum_Diff_2が閾値L_Th_2より大きい場合には、測定領域に顕著なハロー現象が生じる可能性が高く、第2判定値Lum_Diff_2が閾値L_Th_2以下である場合には、測定領域に顕著なハロー現象が生じる可能性が低いからである。
なお、ハロー現象は明るい領域から暗い領域へ発光部の光が漏れることにより発生する。そのため、測光領域を含む分割領域に対応する発光部の発光量を、当該分割領域に隣接する分割領域に対応する発光部の発光量から減算した差分値の最大値を第2判定値として用いてもよい。
なお、本実施例の判定と、実施例1,2の判定との両方が行われてもよい。そして、第1判定値が閾値より大きいという条件と、第2判定値が閾値より大きいという条件との少
なくとも一方の条件が満たされる場合に、測光領域で顕著なハロー現象が生じると判定されてもよい。
以下、本発明の実施例4に係る画像表示装置及びその制御方法について図面を用いて説明する。実施例1〜3では、変化判定処理で変化が生じる(測定領域に顕著なハロー現象が生じる)と判定されているときに得られた検出値を使用しない例を説明した。本実施例では、光センサが変化判定処理の判定結果に拘わらずに光の検出を行い、変化判定処理で変化が生じると判定されているときに得られた検出値をそのまま使用せず、間接的に使用する例を説明する。
図12に示すように、画像表示装置400は、実施例1に係る画像表示装置100に重み設定部411と合成値計算部412を加えた構成を有する。なお、実施例1と同じ機能部には同じ符号を付し、その説明が省略する。
本実施例では、明るさが互いに異なる3つのキャリブレーション用画像が同時または順番に表示される。そして、光センサ104では、3つのキャリブレーション用画像に対応する3つの検出値が取得される。
なお、判定値は第2判定値であってもよい。
なお、重みは、第1判定値の値(変化判定処理の判定結果)に拘わらず設定されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、第1判定値が閾値L_Thより大きい場合(変化判定処理で変化が生じると判定されている場合)にのみ設定されてもよい。その場合には、閾値より大きい第1判定値と、重みとの対応関係が予め定められていればよい。
なお、合成値の算出は、変化判定処理の判定結果に拘わらずに行われてもよいし、変化判定処理で変化が生じると判定されているときにのみ行われてもよい。
なお、閾値以下の第1判定値に対しては、合成値が検出値と一致するように重みが定められており、変化判定処理の判定結果に拘わらずに合成値の算出が行われてもよい。その場合には、合成値計算部412は、変化判定処理の判定結果に拘わらずに合成値を出力してもよい。それにより、変化判定処理で変化が生じないと判定されているときに検出値が出力され、変化判定処理で変化が生じると判定されているときに合成値が出力されることとなる。
なお、合成値計算部412は、変化判定処理の判定結果に拘わらずに合成値の算出を行い、合成値と検出値の両方を出力してもよい。そして、キャリブレーション部410は、変化判定処理の判定結果に応じて、合成値と検出値のいずれかをキャリブレーションに使用する値として選択してもよい。
なお、キャリブレーションに合成値と検出値のどちらを使用するかは、キャリブレーション部410や合成値計算部412以外の機能部によって決定されてもよい。例えば、画像表示装置が、変化判定処理の結果に応じた値(検出値または合成値)を用いたキャリブレーションが行われるようにキャリブレーション部410を制御する制御部を有していてもよい。
次に、合成値計算部412が、以下の式2を用いて、重みRel(n)と、検出値Lum(n−16),Lum(n),Lum(n+16)とから、合成値Cal_Lum(n)を算出する。合成値Cal_Lum(n)は、階調値nのキャリブレーション用画像を表示したときの検出値に相当する値であり、ハロー現象による誤差が低減された値である。
Cal_Lum(n)
=Lum(n)×Rel(n)
+(1.0−Rel(n))×(Lum(n+16)−Lum(n―16))
・・・(式2)
Lum(n)として検出値Lum(n)を補正した値が得られる。具体的には、第1判定値が大きいほど、Lum(n)に対するLum(n+16)−Lum(n―16)の重みが高くなるように重みが設定されて、合成値Cal_Lum(n)が算出される。
Claims (20)
- 画面の領域を構成する複数の分割領域に対応する複数の発光部と、
各発光部の発光量と入力画像データとに基づく透過率で前記複数の発光部からの光を透過することにより、前記画面に画像を表示する表示パネルと、
前記入力画像データの各分割領域における輝度情報に基づく発光量で、各発光部を発光させる第1制御手段と、
前記画面の所定の領域における前記表示パネルから透過した光の検出値をセンサから取得する取得手段と、
各分割領域の輝度情報に基づく各発光部の前記発光量に基づいて、前記所定の領域からの光に、前記発光部間の発光量の違いによる変化が生じるか否かを判定する第1判定手段と、
前記センサの検出値を用いて、前記画面の、表示輝度及び表示色のうち少なくともいずれか一方を較正するキャリブレーションを行うキャリブレーション手段と、
前記第1判定手段で前記変化が生じると判定されているときに得られた検出値をそのまま用いたキャリブレーションが行われないように、前記センサ、前記取得手段、及び、前記キャリブレーション手段の少なくともいずれかを制御する第2制御手段と、
を有する
ことを特徴とする画像表示装置。 - 前記第2制御手段は、前記第1判定手段で前記変化が生じると判定されているときに得られた検出値を使用せずに、前記第1判定手段で前記変化が生じないと判定されているときに得られた検出値を使用して前記キャリブレーションが行われるように、前記キャリブレーション手段を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記第2制御手段は、前記第1判定手段で前記変化が生じると判定されているときに前記光の検出が行われないように、前記センサを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記所定の領域に明るさが互いに異なる3つのキャリブレーション用画像が表示され、
残りの領域に前記入力画像データに応じた画像が表示されるように前記入力画像データを補正することにより、表示用画像データを生成する生成手段と、
中間の明るさのキャリブレーション用画像の検出値と、残り2つのキャリブレーション用画像間の検出値の差分値とを合成することにより、合成値を算出する算出手段と、
をさらに有し、
前記表示パネルは、前記表示用画像データに基づく透過率で前記複数の発光部からの光を透過することにより、前記画面に画像を表示し、
前記第1判定手段は、前記第1制御手段で決定された各発光部の発光量に基づいて前記変化の生じ易さを表す判定値を算出し、前記判定値を閾値と比較することにより前記変化が生じるか否かを判定し、
前記算出手段は、前記第1判定手段で算出された判定値が大きいほど、前記中間の明るさのキャリブレーション用画像の検出値に対する、前記残り2つのキャリブレーション用画像間の検出値の差分値の重みが高くなるように重みを設定して、前記合成値を算出し、
前記第2制御手段は、前記変化が生じないと判定されているときに、前記センサの検出値をそのまま用いて前記キャリブレーションが行われ、前記変化が生じると判定されているときに、前記算出手段で算出された合成値を用いて前記キャリブレーションが行われるように、前記キャリブレーション手段を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記第1判定手段は、前記決定された発光量の最大値から最小値を減算した差分値の、前記最大値に対する割合である第1判定値が閾値より大きい場合に、前記変化が生じると判定する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記第1判定値は、前記所定の領域から所定の範囲内に存在する分割領域に対応する発光部の発光量の最大値から最小値を減算した差分値の、前記最大値に対する割合である
ことを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。 - 前記第1判定手段は、分割領域に対応する発光部の発光量と、当該分割領域に隣接する分割領域に対応する発光部の発光量との間の差分値の最大値である第2判定値が閾値より大きい場合に、前記変化が生じると判定する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記第2判定値は、前記所定の領域から所定の範囲内に存在する分割領域に対応する発光部の発光量と、当該分割領域に隣接する分割領域に対応する発光部の発光量との間の差分値の最大値である
ことを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。 - 前記第2判定値は、前記所定の領域を含む分割領域に対応する発光部の発光量を、当該分割領域に隣接する分割領域に対応する発光部の発光量から減算した差分値の最大値である
ことを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。 - 前記入力画像データが動画の画像データであるか静止画の画像データであるかを判定する第2判定手段をさらに有し、
前記第2制御手段は、前記第2判定手段で前記入力画像データが動画の画像データであると判定されているときに得られた検出値を用いたキャリブレーションが行われないように、前記センサ、前記取得手段、及び、前記キャリブレーション手段の少なくともいずれかを制御する
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 画面の領域を構成する複数の分割領域に対応する複数の発光部と、
各発光部の発光量と入力画像データとに基づく透過率で前記複数の発光部からの光を透過することにより、前記画面に画像を表示する表示パネルと、
を有する画像表示装置の制御方法であって、
前記入力画像データの各分割領域における輝度情報に基づく発光量で、各発光部を発光させる第1制御ステップと、
前記画面の所定の領域における前記表示パネルから透過した光の検出値をセンサから取得する取得ステップと、
各分割領域の輝度情報に基づく各発光部の前記発光量に基づいて、前記所定の領域からの光に、前記発光部間の発光量の違いによる変化が生じるか否かを判定する第1判定ステップと、
前記センサの検出値を用いて、前記画面の、表示輝度及び表示色のうち少なくともいずれか一方を較正するキャリブレーションを行うキャリブレーションステップと、
前記第1判定ステップで前記変化が生じると判定されているときに得られた検出値をそのまま用いたキャリブレーションが行われないように、前記センサ、前記取得ステップ、及び、前記キャリブレーションステップの少なくともいずれかを制御する第2制御ステップと、
を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法。 - 前記第2制御ステップでは、前記第1判定ステップで前記変化が生じると判定されているときに得られた検出値を使用せずに、前記第1判定ステップで前記変化が生じないと判定されているときに得られた検出値を使用して前記キャリブレーションが行われるように、前記キャリブレーションステップを制御する
ことを特徴とする請求項11に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記第2制御ステップでは、前記第1判定ステップで前記変化が生じると判定されているときに前記光の検出が行われないように、前記センサを制御する
ことを特徴とする請求項11に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記所定の領域に明るさが互いに異なる3つのキャリブレーション用画像が表示され、残りの領域に前記入力画像データに応じた画像が表示されるように前記入力画像データを補正することにより、表示用画像データを生成する生成ステップと、
中間の明るさのキャリブレーション用画像の検出値と、残り2つのキャリブレーション用画像間の検出値の差分値とを合成することにより、合成値を算出する算出ステップと、をさらに有し、
前記表示パネルは、前記表示用画像データに基づく透過率で前記複数の発光部からの光を透過することにより、前記画面に画像を表示し、
前記第1判定ステップでは、前記第1制御ステップで決定された各発光部の発光量に基づいて前記変化の生じ易さを表す判定値を算出し、前記判定値を閾値と比較することにより前記変化が生じるか否かを判定し、
前記算出ステップでは、前記第1判定ステップで算出された判定値が大きいほど、前記中間の明るさのキャリブレーション用画像の検出値に対する、前記残り2つのキャリブレーション用画像間の検出値の差分値の重みが高くなるように重みを設定して、前記合成値を算出し、
前記第2制御ステップでは、前記変化が生じないと判定されているときに、前記センサの検出値をそのまま用いて前記キャリブレーションが行われ、前記変化が生じると判定されているときに、前記算出ステップで算出された合成値を用いて前記キャリブレーションが行われるように、前記キャリブレーションステップを制御する
ことを特徴とする請求項11に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記第1判定ステップでは、前記決定された発光量の最大値から最小値を減算した差分値の、前記最大値に対する割合である第1判定値が閾値より大きい場合に、前記変化が生じると判定する
ことを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記第1判定値は、前記所定の領域から所定の範囲内に存在する分割領域に対応する発光部の発光量の最大値から最小値を減算した差分値の、前記最大値に対する割合である
ことを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記第1判定ステップでは、分割領域に対応する発光部の発光量と、当該分割領域に隣接する分割領域に対応する発光部の発光量との間の差分値の最大値である第2判定値が閾値より大きい場合に、前記変化が生じると判定する
ことを特徴とする請求項11〜16のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記第2判定値は、前記所定の領域から所定の範囲内に存在する分割領域に対応する発光部の発光量と、当該分割領域に隣接する分割領域に対応する発光部の発光量との間の差分値の最大値である
ことを特徴とする請求項17に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記第2判定値は、前記所定の領域を含む分割領域に対応する発光部の発光量を、当該分割領域に隣接する分割領域に対応する発光部の発光量から減算した差分値の最大値である
ことを特徴とする請求項17に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記入力画像データが動画の画像データであるか静止画の画像データであるかを判定する第2判定ステップをさらに有し、
前記第2制御ステップでは、前記第2判定ステップで前記入力画像データが動画の画像データであると判定されているときに得られた検出値を用いたキャリブレーションが行われないように、前記センサ、前記取得ステップ、及び、前記キャリブレーションステップの少なくともいずれかを制御する
ことを特徴とする請求項11〜19のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
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