JP5795118B1 - データ取得システム - Google Patents

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Abstract

実施形態のデータ取得システムは、複数の保存手段、取得手段及び加工手段を備えている。前記複数の保存手段は、複数のデータ保存方式に対応して、互いに異なる加工処理が施された複数のデータを保存する。前記取得手段は、前記各保存手段のうちの予め指定されたデータ保存方式に対応した保存手段から、予め指定された通信方式を用いて前記データを取得する。前記加工手段は、前記取得したデータに、予め指定されたデータ取得方式に応じて加工処理を施す。

Description

本発明の実施形態は、データ取得システムに関する。
図1は従来の電力系統システムにおける監視装置及びその周辺構成を示す模式図である。従来の電力系統システムでは、複数の機器#1〜#nがデータを監視装置10aに送信し、監視装置10aが、当該データを専用バス11を介して電力系統DB12に保存する。
監視装置10a内の図示しないプロセッサは、図示しないメモリ内の複数の内部アプリケーションプログラムA〜C(以下、内部アプリケーションA〜Cという)を実行することにより、複数の内部アプリケーション部13A〜13Cとして機能する。複数の内部アプリケーション部13A〜13Cは、適宜、電力系統DB12からデータを読み出し、当該データを含むメッセージを互いに送受信する。
このように、従来の電力系統システムでは、主に内部アプリケーション部13A〜13C同士が直接連携するため、内部アプリケーション部13A〜13C毎に固有の方式によってメッセージが送受信される。このような方式は、相互間接続方式と呼ばれる。
近年、スマートコミュニティの発展により、内部アプリケーションでも複数のアプリケーション間の連携や、外部アプリケーションとの連携が必須となってきた。
アプリケーション間のメッセージ連携では、図2に示す如き、監視装置10b内の共通バス14及び複数のバス接続アダプタ15A〜15Cを介してメッセージが送受信される。このような方式は、共通バス方式と呼ばれる。
各バス接続アダプタ15A〜15Cは、メッセージング層L1、コネクティング層L2及びアダプタ層L3を備えている。メッセージング層L1は、メッセージの送受信機能をもっている。コネクティング層L2は、共通バス14への接続機能をもっている。アダプタ層L3は、メッセージの加工及び既存システムとの連携機能をもっている。
いずれの方式にしても、電力系統システムでは、機器等から取得した重要なデータを電力系統DB12に保持している。
また、電力系統システム内の内部アプリケーション部13A〜13Cは、外部アプリケーションとも連携しており、外部アプリケーションを用いたシステム(外部システム)からデータの提供要求を多く受ける。データの提供要求には、データ取得スピード、データの形式(IEC準拠等)などのデータの要素レベル(ボリューム)への要求が含まれる。データの要素レベル(ボリューム)としては、例えば、予測値、新鮮さ、正確性、標準形式、フォーマット、高速性及びセキュリティがある。
予測値は、例えば、電力予測又は天気予報などの如き、何らかの予測結果を示す値を意味している。
新鮮さは、例えば、リアルタイムデータ、2秒経過後のデータ、1分経過後のデータなどの如き、データ取得スピードを意味している。例えば、株取引では、リアルタイムデータが有料であり、20分後のデータが無料である等のように、新鮮さに応じてデータの価値が変わる。
正確性は、異常値がなく、正しい値のデータであることを意味している。
標準形式は、例えば、IEC(International Electrotechnical Commission)準拠、CIM(Common Information Model)準拠等、各国、地域又は業界標準に準じているデータであることを意味している。
フォーマットは、例えば、生データの羅列、CSV(comma-separated value)フォーマット、XML(extensible markup language)フォーマットなどの如き、データ形式を意味している。
高速性は、例えば、通信の速度を意味している。
セキュリティは、例えば、生データ、低レベルのセキュリティ、特殊アルゴリズムのセキュリティデータのように、データの秘匿レベルを意味している。
外部システムは、例えば、新鮮さの優先度が高い場合のように、高い優先度が指定された要素レベルに応じてチューニングされたデータを電力系統システムから取得する。以下、このように、指定された要素レベルに応じてデータを取得する方式を「データチューニング」と呼ぶ。
特開2007−193584号公報 特開平10−116190号公報
以上のようなデータチューニングは、通常は特に問題ないが、本発明者の検討によれば、次のような点で改良の余地がある。
すなわち、従来のデータチューニングは、いずれか1つの要素レベルが指定された場合には問題ないが、3つ以上の要素レベルが指定された場合には、データの取得が困難になることがある。
例えば、新鮮さ及びフォーマットという2つの要素レベルが指定された用途に対し、通常は、両者を優先してデータを取得することが困難であり、いずれか一方を優先してデータを取得することになる。例えば、新鮮さを優先して、フォーマットの質が落ちたデータを取得することになる。但し、例えば図3に示すように、新鮮なデータをフォーマットして取得可能なシステムを構築したとする。このシステムは、Twitter(登録商標)又はリアルタイム機器などからリアルタイムデータをDB21に保存し、DB21からバス22を介して読み出したリアルタイムデータをアダプタ23でフォーマットする。
しかしながら、このシステムは、大量のデータを取得したい場合には、アダプタ23でデータをフォーマットすることから、データを高速に取得することが困難となる。
また、フォーマット及び高速性という2つの要素レベルが指定された用途に対し、例えば図4に示すように、フォーマットされたデータを高速に取得するシステムを構築したとする。このシステムは、予めフォーマットしたデータをDB24に保存し、当該フォーマットされたデータを、DB24からバス25を介してアダプタ26が高速に取得する。
しかしながら、このシステムでは、予めフォーマットされたデータをDB24に保存することから、新鮮なデータを取得することができない。
すなわち、従来のデータチューニングは、用途に合わせてシステムを構築しているため、3つ以上の要素レベルが指定された場合には、データの取得が困難となる。
本発明が解決しようとする課題は、3つ以上の要素レベルが指定された場合でもデータを取得し得るデータ取得システムを提供することである。
実施形態のデータ取得システムは、複数の保存手段、取得手段及び加工手段を備えている。前記複数の保存手段は、複数のデータ保存方式に対応して、互いに異なる加工処理が施された複数のデータを保存する。前記取得手段は、前記各保存手段のうちの予め指定されたデータ保存方式に対応した保存手段から、予め指定された通信方式を用いて前記データを取得する。前記加工手段は、前記取得したデータに、予め指定されたデータ取得方式に応じて加工処理を施す。
図1は、従来の電力系統システムにおける監視装置及びその周辺構成を示す模式図である。 図2は、従来の共通バス方式を説明するための模式図である。 図3は、従来のシステムの一例を示す模式図である。 図4は、従来のシステムの他の例を示す模式図である。 図5は、各実施形態に共通する概念を説明するための模式図である。 図6は、各実施形態に共通する概念を説明するための模式図である。 図7は、各実施形態に共通する概念を説明するための模式図である。 図8は、各実施形態に共通する概念を説明するための模式図である。 図9は、第1の実施形態に係るデータ取得システムの構成を示す模式図である。 図10は、同実施形態における記憶媒体を説明するための模式図である。 図11は、同実施形態における動作の一例を示す模式図である。 図12は、同実施形態における動作の他の例を示す模式図である。 図13は、同実施形態における動作の他の例を示す模式図である。 図14は、同実施形態における動作の他の例を示す模式図である。 図15は、第2の実施形態に係るデータ取得システムの構成を示す模式図である。 図16は、同実施形態における課金DBを説明するための模式図である。 図17は、同実施形態における動作を説明するための模式図である。 図18は、同実施形態における動作を説明するための模式図である。 図19は、第3の実施形態に係るデータ取得システムの構成を示す模式図である。 図20は、第4の実施形態に係るデータ取得システムの構成を示す模式図である。 図21は、第5の実施形態に係るデータ取得システムの構成を示す模式図である。 図22は、同実施形態における保存領域の割り当てを説明するための模式図である。
以下、各実施形態について図面を用いて説明するが、その前に各実施形態に共通する概要について図5乃至図8を用いて述べる。
各実施形態では、保存方式、通信方式及びデータ取得方式を組合せることで、データチューニングに柔軟に対応する。
(1)保存方式に関しては、図5に示すシステムにより、データチューニングに柔軟に対応する。このシステムは、複数の記憶部(保存場所)31〜36を準備し、予測値、新鮮さ、正確性、標準形式、フォーマット及びセキュリティといった6つの要素レベルに応じて、予めデータを加工して各記憶部31〜36に保存する。これにより、このシステムは、所望のいずれかの記憶部31〜36からバス37を介してメッセージ制御アダプタ39がチューニング済みのデータを高速に取得できる。なお、要素レベルの数は6つに限定されない。また、要素レベルの種類は、予測値、新鮮さ、正確性、標準形式、フォーマット及びセキュリティに限定されない。
なお、図5に示す例では、図示しない予測システムから電力予測又は天気予報等の予測値データが第1記憶部31に記憶される。第1記憶部31内のデータは、予測値という要素レベルに対応している。第1記憶部31内のデータは、所定のルールやダブルチェック等の処理により、異常値が排除された後、残った正確なデータが第3記憶部33に書き込まれる。
また、Twitter又はリアルタイム機器などからリアルタイムデータが第2記憶部32に記憶される。第2記憶部32内のデータは、新鮮さという要素レベルに対応している。第2記憶部32内のデータは、所定のルールやダブルチェック等の処理により、異常値が排除された後、残った正確なデータが第3記憶部33に書き込まれる。
第3記憶部33は、第1及び第2記憶部31,32内のデータから加工された正確なデータと、異常値を排除する機能をもつ機器などから書き込まれた正確なデータとを記憶する。第3記憶部33内のデータは、正確性という要素レベルに対応している。第3記憶部33内のデータは、IECやCIM標準に準拠したデータに加工された後に第4記憶部34に書き込まれる。
第4記憶部34は、第3記憶部33内のデータから加工された標準形式のデータを記憶する。第4記憶部34内のデータは、標準形式という要素レベルに対応している。第4記憶部34内のデータは、XML、SML(simple markup language)又はCSV等のデータ形式に加工された後に第5記憶部35に書き込まれる。
第5記憶部35は、第4記憶部34内のデータから加工されたデータ形式のデータを記憶する。第5記憶部35内のデータは、フォーマットという要素レベルに対応している。第5記憶部35内のデータは、セキュリティレベルに応じて加工された後に第6記憶部36に書き込まれる。
第6記憶部36は、第5記憶部35内のデータから加工されたセキュリティレベルのデータを記憶する。第6記憶部36内のデータは、セキュリティという要素レベルに対応している。
(2)通信方式に関しては、図6に示すシステムにより、データチューニングに柔軟に対応する。このシステムは、図5に示した保存方式に加え、互いに異なる通信速度をもつ複数の通信方式から、使用する通信方式を選択可能とすることにより、速度チューニングに対応できる。各通信方式は、高速性という要素レベルに対応している。
(3)データ取得方式に関しては、図7に示すシステムにより、データチューニングに柔軟に対応する。このシステムは、例えば、第2記憶部32からリアルタイムデータを取得した後に、予め選択された各要素レベルに応じてデータを加工することにより、より柔軟なデータチューニングを実施することができる
例えば、新鮮さを求めるが、フォーマットのみCSV形式にしたい場合には、第2記憶部32からリアルタイムデータを取得した後に、メッセージ制御アダプタ39が当該リアルタイムデータにCSVフォーマット加工のみを実行する。
その際、高速通信方式を選択することで、新鮮なCSV形式のデータを高速に取得できる。
(4)各方式(1)〜(3)の組合せに関しては、例えば、図8に示すシステムにより、データチューニングに柔軟に対応する。
メッセージ制御アダプタ39は、各要素レベルに応じて、どの保存方式、通信方式、データ取得方式を利用するかを選択する。
具体的には、メッセージ制御アダプタ39は、メッセージ毎に、どの記憶部31〜36にアクセスするか、どの通信方式を利用するか、どのデータ取得方式(データ加工)とするかのチューニング内容を選択する。この選択のため、メッセージ制御アダプタ39は、記憶媒体38内の設定データを参照する。この設定データには、メッセージ毎に、予めチューニング内容が設定されている。なお、メッセージのプロパティにチューニング内容が付加されている場合は、当該付加されたチューニング内容を優先する。また、記憶媒体38内の設定データは、外部システムから変更することも可能である。
また、「メッセージ制御アダプタ」という名称は、「アダプタ」、「データ取得アダプタ」又は「データチューニングアダプタ」といった任意の名称に読み替えてもよい。
以上が各実施形態に共通する概要の説明である。続いて、第1の実施形態から順次、具体的に説明する。
<第1の実施形態>
図9は第1の実施形態に係るデータ取得システムの構成を示す模式図である。このデータ取得システム30は、前述した第1〜第6記憶部31〜36、バス37、記憶媒体38及びメッセージ制御アダプタ39を備えている。メッセージ制御アダプタ39は、任意のアプリケーション部40に通信可能となっている。
ここで、第1〜第6記憶部31〜36は、図5を用いて述べた通り、それぞれ予測値データ、リアルタイムデータ、正確なデータ、標準形式のデータ、加工されたデータ形式をもつデータ、加工されたセキュリティレベルのデータを記憶している。第1〜第6記憶部31〜36は、複数のデータ保存方式に対応して、互いに異なる加工処理が施された複数のデータを保存する複数の保存手段の一例を構成している。第1〜第6記憶部31〜36は、例えば、メッセージ制御アダプタを有するコンピュータ内に設けてもよい。あるいは、第1〜第6記憶部31〜36は、当該コンピュータとは異なる複数台のコンピュータとして、クラウドコンピューティング等により実現してもよい。
バス37は、複数の通信方式に対応しており、第1〜第6記憶部31〜36とメッセージ制御アダプタ39との間に設けられている。
記憶媒体38は、図10に示すように、メッセージの種類を示すメッセージ種類、データ保存方式を指定する保存方式指定情報、予め通信方式を指定する通信方式指定情報、及び、記憶部31〜36から取得したデータに施す加工処理を指定する取得方式指定情報を関連付けて記憶する。記憶媒体38は、メッセージ制御アダプタ39から読出可能となっている。
ここで、メッセージ種類は、例えば、項目名「メッセージ種類」及びそれに対応する値「c1」、「c1a」、…などである。
保存方式指定情報は、例えば、項目名「予測値」、「新鮮さ」、「正確性」、「標準形式」、「フォーマット」及び「セキュリティ」と、各項目名に対応する優先度「高」とを含んでいる。
通信方式指定情報は、例えば、項目名「高速性」及びそれに対応する優先度である。
取得方式指定情報は、例えば、項目名「予測値」、「新鮮さ」、「正確性」、「標準形式」、「フォーマット」及び「セキュリティ」と、各項目名に対応する優先度「中」とを含んでいる。但し、取得方式指定情報は、優先度「中」に限らず、優先度「高」を含んでもよい。
例えば、メッセージ制御アダプタ39が、第2記憶部32からリアルタイムデータを取得し、当該リアルタイムデータをフォーマット加工するように動作するとする。
この場合、例えば、「新鮮さ:高、フォーマット:中」の第1パターンと、「新鮮さ:高、フォーマット:高」の第2パターンとのいずれの設定にしても、メッセージ制御アダプタ39は、同様に動作する。但し、第2パターンの場合、優先度以外の設定に基づき、「新鮮さ」を指定する保存方式指定情報と、「フォーマット」を指定する取得方式指定情報とを区別する必要がある。ここで、優先度以外の設定としては、例えば、メッセージプロパティの設定が使用可能となっている。
なお、要素レベル(ボリューム)の優先度は、図10中では高、中、低としたが、Lv1〜Lv10、Lv1〜Lv20など詳細に設定してもよい。すなわち、要素レベル(ボリューム)の優先度は、前述した2つのパターンにおける「高」、「中」などではなく、「Lvの値」で表現してもよい。この場合、Lvの値に基づき、保存方式指定情報と取得方式指定情報とを区別できるようにしてもよい。例えば、Lv1〜Lv5が取得方式指定情報に対応し、Lv6〜Lv10が保存方式指定情報に対応する等としてもよい。
記憶媒体38の内容は、メッセージ制御アダプタ39に読み出され、メッセージ毎の判断に用いられる。記憶媒体38の内容を一時的に変更する場合は、メッセージプロパティに設定すればよい。定常的に、記憶媒体38の内容を変更する場合は、メッセージ制御アダプタ39へリクエストを送信することにより、変更すればよい。
メッセージ制御アダプタ39は、図示しないプロセッサが、図示しないメモリ内のメッセージ制御プログラムを実行することにより実現する機能部である。
言い換えると、メッセージ制御アダプタ39は、ハードウェア資源とソフトウェアとの組合せ構成で実施可能となっている。このソフトウェアとしては、予めネットワーク又は非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体(non-transitory computer-readable storage medium)からコンピュータにインストールされ、メッセージ制御アダプタ39の機能を当該コンピュータに実現させるためのメッセージ制御プログラムが用いられる。
但し、メッセージ制御アダプタ39は、ハードウェア資源とソフトウェアとの組合せ構成に限らず、ハードウェア構成の装置としても実施可能である。
ここで、メッセージ制御アダプタ39は、各記憶部31〜36のうちの予め指定されたデータ保存方式に対応した記憶部から、予め指定された通信方式を用いてデータを取得する取得機能と、当該取得したデータに、予め指定されたデータ取得方式に応じて加工処理を施す加工機能とをもっている。
例えば、メッセージ制御アダプタ39は、アプリケーション部40から受信したメッセージに応じてデータを取得及び加工する。具体的には例えば、メッセージ制御アダプタ39は、以下の各機能(f39-1)〜(f39-4)をもっている。
(f39-1) メッセージ種類を含むメッセージを受信する受信機能。メッセージ制御アダプタ39は、例えばアプリケーション部40からメッセージを受信する。
(f39-2) 受信したメッセージ内のメッセージ種類に基づいて、記憶媒体38から保存方式指定情報、通信方式指定情報及び取得方式指定情報を特定する特定機能。
(f39-3) 特定した保存方式指定情報に指定されたデータ保存方式に対応した記憶部31〜36から、当該特定した通信方式指定情報に指定された通信方式を用いてデータを取得する取得機能。
(f39-4) 取得したデータに、特定した取得方式指定情報に指定された加工処理に応じて加工処理を施す加工機能。
次に、以上のように構成されたデータ取得システムの動作について図11乃至図14を用いて説明する。
図11はデータ取得システムの動作の一例を示す模式図である。
図11に示す場合、メッセージ制御アダプタ39は、メッセージ種類「c1」を含むメッセージをアプリケーション部40から受信する。
メッセージ制御アダプタ39は、受信したメッセージ内のメッセージ種類「c1」に基づいて、記憶媒体38から保存方式指定情報「新鮮さ:高」及び通信方式指定情報「高速性:高」を特定する。なお、取得方式指定情報は、値「中」がないので特定されない。
メッセージ制御アダプタ39は、特定した保存方式指定情報「新鮮さ:高」に指定されたデータ保存方式に対応した第2記憶部32から、当該特定した通信方式指定情報「高速性:高」に指定された通信方式「通信方式3」を用い、バス37を介してデータを取得する。
なお、取得方式指定情報が特定されなかったので、メッセージ制御アダプタ39は、当該取得したデータを加工せずに、例えばアプリケーション部40に送信する。
従って、図11に示す場合、高速な通信方式3を選択し、新鮮さのデータを第2記憶部32から取得することで、より高速で新鮮なデータを取得することができる。
次に、動作の他の例を説明する。図12はデータ取得システムの動作の他の例を示す模式図である。
図12に示すように、メッセージ種類「c1a」の場合、フォーマット「中」を除き、他の指定情報が図11に示した値と同じである。
従って、図12に示す場合、メッセージ制御アダプタ39は、図11に示す場合に取得したデータに対し、フォーマット加工処理のみを施すことにより、新鮮なデータをCSV形式のフォーマットで高速に取得することができる。また、メッセージ制御アダプタ39は、当該フォーマット加工したデータを、例えばアプリケーション部40に送信する。
次に、動作の他の例を説明する。図13はデータ取得システムの動作の他の例を示す模式図である。
メッセージ制御アダプタ39は、受信したメッセージ内のメッセージ種類「c2」に基づいて、記憶媒体38から保存方式指定情報「正確性:高」、「標準形式:高」、「フォーマット:高」、「セキュリティ:高」及び通信方式指定情報「高速性:高」を特定する。なお、取得方式指定情報は、値「中」がないので特定されない。
メッセージ制御アダプタ39は、特定した保存方式指定情報「正確性:高」、「標準形式:高」、「フォーマット:高」及び「セキュリティ:高」に指定されたデータ保存方式に対応した第6記憶部36から、当該特定した通信方式指定情報「高速性:高」に指定された通信方式「通信方式3」を用い、バス37を介してデータを取得する。
なお、取得方式指定情報が特定されなかったので、メッセージ制御アダプタ39は、当該取得したデータを加工せずに、例えばアプリケーション部40に送信する。
従って、図13に示す場合、あらかじめ必要な正確性、標準形式、フォーマット及びセキュリティの加工処理が施されたデータを第6記憶部36から高速の通信方式3で取得することにより、必要とするデータを高速に取得できる。
次に、動作の他の例を説明する。図14はデータ取得システムの動作の他の例を示す模式図である。
メッセージ制御アダプタ39は、受信したメッセージ内のメッセージ種類「c3」に基づいて、記憶媒体38から保存方式指定情報「新鮮さ:中」、「正確性:高」、通信方式指定情報「高速性:中」、及び取得方式指定情報「フォーマット:中」、「セキュリティ:中」を特定する。
メッセージ制御アダプタ39は、特定した保存方式指定情報「新鮮さ:中」、「正確性:高」に指定されたデータ保存方式に対応した第3記憶部33から、当該特定した通信方式指定情報「高速性:中」に指定された通信方式「通信方式2」を用い、バス37を介して正確なデータを取得する。
メッセージ制御アダプタ39は、取得した正確なデータに、特定した取得方式指定情報「フォーマット:中」、「セキュリティ:中」に指定された加工処理に応じてフォーマット加工処理及びセキュリティ加工処理を施す。また、メッセージ制御アダプタ39は、当該各加工処理を施したデータを、例えばアプリケーション部40に送信する。
従って、図14に示す場合、正確なデータを取得した後、フォーマット加工及びセキュリティ加工を実施することで、比較的短時間で、一定のセキュリティを保つデータを取得することができる。
上述したように本実施形態によれば、複数の記憶部31〜36が、複数のデータ保存方式に対応して、互いに異なる加工処理が施された複数のデータを保存し、メッセージ制御アダプタ39が、予め指定されたデータ保存方式に対応した記憶部から、予め指定された通信方式を用いてデータを取得し、当該取得したデータに、予め指定されたデータ取得方式に応じて加工処理を施す構成により、3つ以上の要素レベルが指定された場合でもデータを取得することができる。
具体的には、本実施形態では、メッセージ種類、保存方式指定情報、通信方式指定情報及び取得方式指定情報を関連付けて記憶媒体38に記憶し、メッセージ制御アダプタ39が、受信したメッセージ内のメッセージ種類に基づいて、記憶媒体38から保存方式指定情報、通信方式指定情報及び取得方式指定情報を特定し、当該特定した保存方式指定情報に指定されたデータ保存方式に対応した記憶部から、当該特定した通信方式指定情報に指定された通信方式を用いてデータを取得し、当該取得したデータに、当該特定した取得方式指定情報に指定された加工処理に応じて加工処理を施す構成により、3つ以上の要素レベルが指定された場合でもデータを取得することができる。
補足すると、本実施形態によれば、データチューニング方式において、データ保存方法と通信方式とデータ取得方法の組合せで、複数の要素レベル(ボリューム)のチューニングを実現できる。すなわち、柔軟なデータチューニング(新鮮さ、正確性、標準形式、フォーマット、高速性、セキュリティ)を実現することができる。
また、本実施形態によれば、データチューニング方式において、メッセージ制御アダプタ39がメッセージ毎にチューニング方式を判断することで、メッセージ毎のチューニングを実行することができる。例えば、記憶媒体38に記録したメッセージ毎のチューニング内容や、チューニング内容にあわせたチューニング方式(利用保存データ、通信方式、データ取得方式)により、メッセージ制御アダプタ39がチューニング方式を判断する構成により、メッセージ毎にチューニングを実行することができる。また、メッセージのプロパティで一時的にチューニング内容を変更したり、動的なチューニング内容の設定変更も可能とする場合、より柔軟な対応が可能となる。
<第2の実施形態>
図15は第2の実施形態に係るデータ取得システムの構成を示す模式図であり、図9と略同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、ここでは異なる部分について主に述べる。以下の各実施形態も同様にして重複した説明を省略する。
第2の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、課金サービスと連結することによって、データのチューニング度合いによって、課金を可能とするものである。
第2の実施形態は、具体的には、図9に示した構成に比べ、図15に示すように、課金比重を算出するための課金DB41を備えている。
ここで、課金DB(比重値記憶手段)41は、図16に示すように、加工処理のレベルを示すレベル値毎に、保存方式指定情報又は取得方式指定情報に対応する複数の加工処理の課金比重を示す複数の加工比重値、及び通信方式の課金比重を示す通信比重値を関連付けて記憶している。
このような課金比重は、通常契約のサービスレベル合意書(Service Level Agreement:SLA)を設定する際に決定される。通常レベルは全てLV2でデータを取得する契約の場合を意味している。また、セキュリティ及び標準形式等は、アルゴリズムや標準形式に利用料がかかるような場合に、課金比重が高くなるように設定されている。
これに伴い、メッセージ制御アダプタ39は、以下の各機能(f39-5)〜(f39-6)を備えている。
(f39-5) 取得機能(f39-3)に用いられた保存方式指定情報及び通信方式指定情報と、加工機能(f39-4)に用いられた取得方式指定情報とに基づいて、課金DB41から各加工比重値及び通信比重値を読み出す読出機能。
(f39-6) 読み出した各加工比重値及び通信比重値に基づいて、課金比重を算出する第1算出機能。
また、メッセージ制御アダプタ39は、以下の各機能(f39-7)〜(f39-8)を更に備えてもよい。
(f39-7) 算出された課金比重に基づいて、現在の課金金額を算出する第2算出機能。
(f39-8) 算出された課金金額が所定の限界金額を超えた場合、警告を出力する警告機能。
次に、以上のように構成されたデータ取得システムの動作を図17及び図18の模式図を用いて説明する。なお、データの保存、通信、取得及び加工の動作については、第1の実施形態と同様である。
メッセージ制御アダプタ39は、取得時に用いた保存方式指定情報及び通信方式指定情報と、加工時に用いた取得方式指定情報とに基づいて、課金DB41から各加工比重値及び通信比重値を読み出す。例えばセキュリティが最高レベルで、高速性が高速、あとは通常レベル(LV2)とした場合、メッセージ制御アダプタ39は、図17に破線で示すように、課金DB41から各加工比重値(1,1,1,1,1,3)及び通信比重値(1.5)を読み出す。
また、メッセージ制御アダプタ39は、読み出した各加工比重値及び通信比重値に基づいて、課金比重を算出する。
具体的には課金比重は、各加工比重値及び通信比重値を互いに乗算することにより、1×1×1×1×1×3×1.5=4.5[倍]と算出される。
また、通常契約のSLAの課金を超えそうな場合は、限界値(例、通常契約の課金の80%等)を予め設定しておき、ユーザに追加課金が必要となる旨をあらかじめ警告する。
具体的には、メッセージ制御アダプタ39は、算出された課金比重に基づいて、現在の課金金額を算出し、当該算出された課金金額が所定の限界金額を超えた場合、警告を出力する。また、メッセージ制御アダプタ39は、限界金額を定常的に超えている場合には、SLA変更の案内を送付する。
なお、通常は契約時のSLAのレベルでデータを取得する。また、チューニングが必要な場合は、データ要求時にメッセージに設定するか、予めメッセージ制御アダプタ39に通知しておいてもよい。例えば、定期的にデータを送信する場合のチューニングレベルを変更する場合は、予めメッセージ制御アダプタ39にチューニングレベルの変更を通知しておけばよい。
このような課金の動作について図18を用いて概略的に説明する。
メッセージ制御アダプタ39は、アプリケーション部40からの要求(または事前設定)によりデータのチューニング方式に用いる保存方式指定情報、通信方式指定情報及び取得方式指定情報を特定する(ST1)。
メッセージ制御アダプタ39は、課金DB41と連携して、チューニングデータの課金比重を確認する(ST2)。
メッセージ制御アダプタ39は、ステップST1で特定した通信方式を利用する(ST3)。
メッセージ制御アダプタ39は、ステップST1で特定した保存方式指定情報に応じたチューニング済みデータを保存した記憶部(例、第4記憶部34)へアクセスする(ST4)。
メッセージ制御アダプタ39は、例えば第4記憶部34から取得したデータに、ステップST1で特定した取得方式指定情報に応じた加工処理(更なるチューニング処理)を施す(ST5)。
メッセージ制御アダプタ39は、ステップST5で加工処理を施したデータをアプリケーション部40に送出すると共に、課金超過の警告が必要な場合は警告をアプリケーション部40に送信する(ST6)。
上述したように本実施形態によれば、メッセージ制御アダプタ39が、取得に用いた保存方式指定情報及び通信方式指定情報と、加工に用いた取得方式指定情報とに基づいて、課金DB41から各加工比重値及び通信比重値を読み出し、当該読み出した各加工比重値及び通信比重値に基づいて、課金比重を算出する構成により、第1の実施形態の効果に加え、データチューニングに応じた課金にも柔軟に対応することができる。
補足すると、データチューニング方式と課金サービスとを連結することによって、データのチューニング度合いによって、課金比重を計算して、課金することが可能となる。また、課金比重を予め設定しておくことによって、動的に変更されたチューニング度合いによって、課金内容を変更できる。
また、本実施形態によれば、算出された課金比重に基づいて、現在の課金金額を算出し、当該課金金額が所定の限界金額を超えた場合、警告を出力する構成により、ユーザを追加課金から保護することが可能となる。
補足すると、データチューニング方式と課金サービスとを連結することによって、SLA締結の際に決定した課金を超えそうな場合には、限界値をあらかじめ設定しておき、ユーザに追加課金が必要となる旨をあらかじめ警告できる。
また、限界値をあらかじめ設定して警告することで、ユーザに追加課金の有無に応じたチューニングを選択させ、当該チューニングを実行できるようにする。また、定常的に追加課金が発生している場合、SLAの内容を変更することも提案できる。
<第3の実施形態>
図19は第3の実施形態に係るデータ取得システムの構成を示す模式図である。
第3の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、各記憶部31〜36の構成の適切化を図るものであり、具体的には図9に示す構成に比べ、図19に示すように、形成部42を備えている。
ここで、形成部42は、以下の各機能(f42-1)〜(f42-2)をもっている。
(f42-1) メッセージ制御アダプタ39の加工機能(f39-4)により施された加工処理の回数を集計する集計機能。
(f42-2) 集計された回数が基準値より多い場合、当該回数の多い加工処理を施したデータを保存する保存領域(35B,36B)を複数の記憶部(35,36)内に新規に形成する形成機能。なお、図19中の保存領域35Aは、図9における第5記憶部35に相当する。同様に、図19中の保存領域36Aは、図9における第6記憶部36に相当する。
以上のような構成によれば、メッセージ制御アダプタ39により施された加工処理の回数が基準値より多い場合、当該回数の多い加工処理を施したデータを保存する保存領域(35B,36B)を複数の記憶部(35,36)内に新規に形成するので、メッセージ制御アダプタ39による加工処理の負荷を低減することができる。
補足すると、データ取得後に必要となった加工内容を記録しておき、要望の多かった加工内容のデータ保存領域を新規に形成して、保存しておくことで、システムに優先度の高い、保存領域を用意することができる。
また、要望にあわせて、各要素加工の順番を入れ替えたり、スキップしたデータ保存も可能となる。
例えば、図19に示す場合、メッセージ制御アダプタ39が、第3記憶部33から正確なデータを取得した後、フォーマット加工及びセキュリティ加工を実施していたとする。この場合、メッセージ制御アダプタ39は、新たに形成された保存領域36Bからセキュリティ加工済みのデータを取得することで、データ取得後の処理が不要になり、高速でデータを取得することができる。
補足すると、データチューニング方式のデータ保存方法において、データ取得後の加工内容を記録しておき、要望にあわせて、各要素加工の順番を入れ替えたり、スキップしたデータを新規に保存可能にすることにより、データの取得方法の組合せを増やすとともに、高速にデータを取得可能とすることができる。
また、要望が多かった加工内容を集計し、必要に応じて、あらかじめ要望にあわせたデータを保存しておくことで、高速なデータを取得可能となり、より柔軟なチューニングが可能となる。
なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例として説明したが、これに限らず、第2の実施形態の変形例としても、同様に実施して同様の効果を得ることができる。
<第4の実施形態>
図20は第4の実施形態に係るデータ取得システムの構成を示す模式図である。
第4の実施形態は、第3の実施形態の変形例であり、チューニング方式の適切化を図るものであり、具体的には図19に示す構成において、図20に示すように、2つの経路P1,P2を比較している。
これに伴い、メッセージ制御アダプタ39は、以下の各機能(f39-9)〜(f39-11)を備えている。
(f39-9) リアルタイムデータの発生から当該リアルタイムデータに加工処理が施されたデータを各記憶部31〜36に保存し、当該保存したデータを取得機能により取得し、当該取得したデータに加工機能により加工処理を施して最終的なデータを得るまでの第1所要時間をシミュレーションにより導出する第1導出機能。
(f39-10) 取得機能により取得するデータが保存された記憶部31〜36と、加工機能が施す加工処理とを変更した設定で当該シミュレーションを実行して第2所要時間を導出する第2導出機能。なお、各導出機能は、シミュレーションをバックグラウンドで実行することが好ましい。
(f39-11) 当該第1所要時間と当該第2所要時間との比較結果に応じて、データの取得先の記憶部31〜36を変更するように取得機能を制御すると共に、加工処理を変更するように加工機能を制御する制御機能。
以上のような構成によれば、メッセージ制御アダプタ39は、第1経路P1に示すように、保存領域36Bからデータを取得した場合の第1所要時間と、第2経路P2に示すように、第3記憶部33からデータを取得し、フォーマット加工及びセキュリティ加工を施した場合の第2所要時間とのいずれが短いかを判断できる。
例えば、第1経路P1の場合、保存領域36Bから10秒前のデータを取得可能(保存領域36Bに保存されるまでに10秒かかる)とする。すなわち、第1所要時間が10秒であるとする。
第2経路P2の場合、第3記憶部33から3秒前のデータを取得可能とし、フォーマット加工及びセキュリティ加工に5秒かかるため、8秒前のデータを取得可能とする。すなわち、第2所要時間が8秒であるとする。
この場合、メッセージ制御アダプタ39は、第2経路の方式を選択する。
この選択基準は、メッセージ制御アダプタ39及び記憶媒体38に予め保存してある。メッセージ制御アダプタ39は、定期的に今の経路と他の経路との所要時間を比較し、短い所要時間の経路に更新する。
このように、本実施形態によれば、メッセージ制御アダプタ39が、第1所要時間及び第2所要時間を導出し、当該第1所要時間と当該第2所要時間との比較結果に応じて、データの取得先の記憶部31〜36を変更するように取得機能を制御すると共に、加工処理を変更するように加工機能を制御する構成により、常に最適なチューニング方式を利用することができる。
補足すると、データチューニング方式において、メッセージ制御アダプタ39が、複数のチューニング方式から状況に合わせたチューニング方式を選択することで、常に最適なチューニング方式を利用することができる。
また、保存データを直接取得するチューニング方式と、データを取得後に加工するチューニング方式との複数の選択肢がある場合、新鮮なデータを高速に取得できる方式を状況にあわせて判断することで、常に最適なチューニング方式を選択できる。なお、最適なチューニング方式は状況によって変化する。そのため、メッセージ制御アダプタ39は、チューニング方式を定期的に更新することにより、状況にあわせた最適なチューニング方式を利用できる。
なお、本実施形態は、第3の実施形態の変形例として説明したが、これに限らず、第1又は第2の実施形態の変形例としても、同様に実施して同様の効果を得ることができる。
<第5の実施形態>
図21は第5の実施形態に係るデータ取得システムの構成を示す模式図である。
第5の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、各データの保存方法を選択できるものであり、具体的には図9に示す構成に比べ、図21に示すように、選択部43を備えている。
ここで、選択部43は、以下の各機能(f43-1)〜(f43-2)をもっている。
(f43-1) 記憶部31,…毎に、当該記憶部31,…における複数種類のデータの保存領域を同一の記憶装置に割り当てるか、又は当該複数種類のデータの保存領域を個別の記憶装置に割り当てるかを選択する選択機能。例えば図22中、第5記憶部35は、同一の記憶装置に割り当てた場合を示している。また、図22中、第5記憶部35A,35Bは、個別の記憶装置に割り当てた場合を示している。選択機能が実行する選択は、例えば、ユーザの操作に応じた処理でもよく、予め設定された選択基準に基づく処理でもよい。
(f43-2) 当該選択された結果に基づいて、当該各記憶部31,…内の保存領域にデータを書き込む書込機能。
以上のような構成によれば、記憶部31,…毎に、当該記憶部31,…における複数種類のデータの保存領域を同一の記憶装置に割り当てるか、又は当該複数種類のデータの保存領域を個別の記憶装置に割り当てるかを選択し、当該選択された結果に基づいて、当該各記憶部31〜36にデータを書き込む構成により、リソースに合わせて記憶部31〜36を構成することができる。
例えば、フォーマットデータの保存時には、標準形式の加工処理をスキップした場合のデータと、標準形式の加工処理をスキップしない場合のデータとを同じ保存領域に保存する方法がある。また、当該スキップした場合のデータと、当該スキップしない場合のデータとを別々の保存領域に保存する方法が存在する。
本実施形態では、データチューニング方式のデータ保存方法において、複数種類のデータがある場合に、同じ保存領域、別々の保存領域を選択することを可能としている。
また、保存領域の集約、分散が可能であるため、リソースにあわせた保存方法を選択することができる。
なお、第5の実施形態は、第1の実施形態の変形例として説明したが、これに限らず、第2乃至第4の各実施形態の変形例としても、同様に実施して同様の効果を得ることができる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、複数の記憶部31〜36が、複数のデータ保存方式に対応して、互いに異なる加工処理が施された複数のデータを保存し、メッセージ制御アダプタ39が、予め指定されたデータ保存方式に対応した記憶部から、予め指定された通信方式を用いてデータを取得し、当該取得したデータに、予め指定されたデータ取得方式に応じて加工処理を施す構成により、3つ以上の要素レベルが指定された場合でもデータを取得することができる。
なお、上記の各実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が上記実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
さらに、各実施形態における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から上記の各実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。
なお、各実施形態におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、上記の各実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
また、各実施形態におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

Claims (6)

  1. 複数のデータ保存方式に対応して、互いに異なる加工処理が施された複数のデータを保存する複数の保存手段と、
    メッセージの種類を示すメッセージ種類、前記データ保存方式を指定する保存方式指定情報、予め通信方式を指定する通信方式指定情報、及び、前記保存手段から取得したデータに施す加工処理を指定する取得方式指定情報を関連付けて記憶する指定情報記憶手段と、
    前記メッセージ種類を含むメッセージを受信する受信手段と、
    前記受信したメッセージ内のメッセージ種類に基づいて、前記指定情報記憶手段から前記保存方式指定情報、前記通信方式指定情報及び前記取得方式指定情報を特定する特定手段と、
    前記特定した保存方式指定情報に指定されたデータ保存方式に対応した保存手段から、前記特定した前記通信方式指定情報に指定された通信方式を用いて前記データを取得する取得手段と、
    前記取得したデータに、前記特定した取得方式指定情報に指定された加工処理に応じて加工処理を施す加工手段と
    を備えたことを特徴とするデータ取得システム。
  2. 請求項に記載のデータ取得システムにおいて、
    前記加工処理のレベルを示すレベル値毎に、前記保存方式指定情報又は前記取得方式指定情報に対応する複数の加工処理の課金比重を示す複数の加工比重値、及び前記通信方式の課金比重を示す通信比重値を関連付けて記憶する比重値記憶手段と、
    前記取得手段に用いられた前記保存方式指定情報及び前記通信方式指定情報と、前記加工手段に用いられた前記取得方式指定情報とに基づいて、前記比重値記憶手段から前記各加工比重値及び前記通信比重値を読み出す読出手段と、
    前記読み出した前記各加工比重値及び前記通信比重値に基づいて、前記課金比重を算出する第1算出手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ取得システム。
  3. 請求項に記載のデータ取得システムにおいて、
    前記算出された課金比重に基づいて、現在の課金金額を算出する第2算出手段と、
    前記算出された課金金額が所定の限界金額を超えた場合、警告を出力する警告手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ取得システム。
  4. 請求項に記載のデータ取得システムにおいて、
    前記加工手段により施された加工処理の回数を集計する集計手段と、
    前記集計された回数が基準値より多い場合、当該回数の多い加工処理を施したデータを保存する保存領域を前記複数の保存手段内に新規に形成する形成手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ取得システム。
  5. 請求項に記載のデータ取得システムにおいて、
    リアルタイムデータの発生から当該リアルタイムデータに前記加工処理が施されたデータを前記保存手段に保存し、当該保存したデータを前記取得手段が取得し、当該取得したデータに前記加工手段が加工処理を施して最終的なデータを得るまでの第1所要時間をシミュレーションにより導出する第1導出手段と、
    前記取得手段が取得するデータが保存された前記保存手段と、前記加工手段が施す加工処理とを変更した設定で前記シミュレーションを実行して第2所要時間を導出する第2導出手段と、
    前記第1所要時間と前記第2所要時間との比較結果に応じて、前記データの取得先の前記保存手段を変更するように前記取得手段を制御すると共に、前記加工処理を変更するように前記加工手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ取得システム。
  6. 請求項に記載のデータ取得システムにおいて、
    前記保存手段毎に、当該保存手段における複数種類のデータの保存領域を同一の記憶装置に割り当てるか、又は当該複数種類のデータの保存領域を個別の記憶装置に割り当てるかを選択する選択手段と、
    前記選択された結果に基づいて、前記各保存手段内の保存領域にデータを書き込む書込手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ取得システム。
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