JP5786989B2 - 動画像符号化方法、動画像符号化装置、及び動画像符号化プログラム - Google Patents
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Description
表示時間=p×(fr/2) ・・・式(1)
1つの参照ピクチャリストのエントリ数が2以上であった場合、各動きベクトルは、参照ピクチャリスト内のインデックス番号(参照インデックス)によって、どの参照ピクチャを参照するかを指定する。特に参照ピクチャリストのエントリ数が1ピクチャしか含まない場合、そのリストに対応する動きベクトルの参照インデックスは自動的に0番となるため、明示的に参照インデックスを指定する必要はない。
mvd=mv−mvp ・・・式(2)
動画像復号装置は、refidx、mvd、mvp_idxを復号し、refidxに基づき、mvp_candを決定し、予測ベクトルmvpを、mvp_candのmvp_idx番目の予測ベクトル候補とする。動画像復号装置は、式(3)に基づき、処理対象ブロックの動きベクトルmvを復元する。
mv=mvd+mvp ・・・式(3)
次に、空間方向に隣接したブロックの説明をする。図1は、従来技術(その1)を説明するための図である。図1に示す例では、左隣接のブロックと、上隣接ブロックから予測ベクトル候補を選択する手順について説明する。
mvcx'=mvcx×(CurrPoc−CurRefPoc)÷(ColPicPoc−ColRefPoc) ・・・式(4)
mvcy'=mvcy×(CurrPoc−CurRefPoc)÷(ColPicPoc−ColRefPoc) ・・・式(5)
ただし、除算は計算量が大きいため、例えば、以下のようにして、mvc'は乗算とシフトで近似して算出される。
DiffPocD=ColPicPOC−ColRefPOC ・・・式(6)
DiffPocB=CurrPOC−CurrRefPOC ・・・式(7)
とすると、
TDB=Clip3(−128,127,DiffPocB) ・・・式(8)
TDD=Clip3(−128,127,DiffPocD) ・・・式(9)
iX=(0x4000+abs(TDD/2))/TDD ・・・式(10)
Scale=Clip3(−1024,1023,(TDB×iX+32)>>6)・・・式(11)
abs(・):絶対値を返す関数
Clip3(x,y,z):x、y、zの中央値を返す関数
>>:算術右シフト
最終的に求まったScaleをスケーリング係数とする。この例では、Scaleが256の場合、1倍の係数、すなわち、スケールしないことを意味する。このとき、Scale係数は小数点以下の精度として8ビットを有し、スケーリング係数を乗算することで、動きベクトルは小数点以下の精度が8ビット拡張される。
mvcx'=(Scale×mvcx+128)>>8 ・・・式(12)
mvcy'=(Scale×mvcy+128)>>8 ・・・式(13)
当業者には自明であるが、2N−1を加算してNビット右シフトすることは、小数点以下Nビットの値を最も近い整数に丸めることを意味する。また、このスケーリング処理は、H.264(非特許文献1)でも同様の処理が行われる。このmvc'は、予測ベクトル候補となる。
前記処理対象ブロックが参照可能なピクチャのピクチャ情報及び前記処理対象ブロックに対して空間的又は時間的に隣接するブロックの水平成分mvcx及び垂直成分mvcyを有する動きベクトルmvcと、該動きベクトルmvcが参照するピクチャを示す参照ピクチャ識別子とを含む動きベクトル情報を用いて、前記処理対象ブロックの動きベクトルmvに対する予測ベクトル候補mvc’を、前記隣接するブロックの動きベクトルmvcをスケーリングして算出する場合で、Scale係数は小数点以下の精度としてNビット有し、N=8ビットの場合、
mvcx’=sign(Scale×mvcx)×{(abs(Scale×mvcx)−a+128)>>8}
mvcy’=sign(Scale×mvcy)×{(abs(Scale×mvcy)−a+128)>>8}
abs(・):絶対値を返す関数
sign(・):符号(1または−1)を返す関数
としてスケーリング後の動きベクトルmvc’=(mvcx’、mvcy’)を求め、求めたスケーリング後の動きベクトルに対して、所定量aを、1≦a≦2N−2の範囲で、0ベクトル方向に補正して、補正した動きベクトルmvc’を予測ベクトル候補とし、
該予測ベクトル候補mvc’=(mvcx’、mvcy’)を用いて前記処理対象ブロックの動きベクトルとの差分を算出する。
mvp'=mvCol×(T1÷T2) ・・・式(14)
予測ベクトルは、mvと等しい予測ベクトルが予測ベクトル候補から選択されると、差分ベクトルが0となり、符号化効率が向上する。よって、このmvp'がmvと等しい又は近似することが符号化効率を上げるのに重要となってくる。ここで、スケーリングされたmvp'とmvとの誤差を発明者らは調べた。
<構成>
図6は、実施例1における動画像復号装置100の構成の一例を示すブロック図である。図6に示す動画像復号装置100は、エントロピー復号部101、参照ピクチャリスト記憶部102、動きベクトル情報記憶部103、予測ベクトル生成部104、動きベクトル復元部105、予測画素生成部106、逆量子化部107、逆直交変換部108、復号画素生成部109、復号画像記憶部110を有する。
スケーリング係数を、以下のように計算する。
DiffPocD=ColPicPOC−ColRefPOC ・・・式(6)
DiffPocB=CurrPOC−CurrRefPOC ・・・式(7)
TDB=Clip3(−128,127,DiffPocB) ・・・式(8)
TDD=Clip3(−128,127,DiffPocD) ・・・式(9)
iX=(0x4000+abs(TDD/2))/TDD ・・・式(10)
Scale=Clip3(−1024,1023,(TDB*iX+32)>>6)・・・式(11)
abs(x):xの絶対値を返す関数
Clip3(x,y,z):x、y、zの中央値を返す関数
>>:算術右シフト
計算されたスケーリング係数は、小数点以下の精度として8ビット精度を有する。スケーリング係数計算部201は、計算されたスケール係数Scaleをスケーリング演算部203に出力する。
スケーリング部301は、スケーリング係数Scale×動きベクトル(mvcx,mvcy)を算出する。スケーリング係数は、小数点以下の精度としてNビットの精度を有していた場合、スケーリング係数を乗算することで得られるスケーリング後の動きベクトルの小数点以下の精度はNビットに拡張される。
mvcx'=sign(Scale×mvcx)×{(abs(Scale×mvcx)−a+2N−1)>>N} ・・・式(15)
mvcy'=sign(Scale×mvcy)×{(abs(Scale×mvcy)−a+2N−1)>>N} ・・・式(16)
abs(・):絶対値を返す関数
sign(・):符号(1または−1)を返す関数
式(15)、式(16)で絶対値を求める理由は、(Scale×mvcx)が正又は負の場合でも、aを減算することで0方向に補正するためである。式(15)、式(16)は、スケーリング後の動きベクトルに対し、0ベクトル方向に所定量a補正することを表す。aだけ0方向に補正することにより、スケーリング演算部203が出力する予測ベクトル候補の平均値を0に近づけることが出来る。
mvcx'=sign(Scale×mvcx)×{(abs(Scale×mvcx)−a+128)>>8} ・・・式(17)
mvcy'=sign(Scale×mvcy)×{(abs(Scale×mvcy)−a+128)>>8} ・・・式(18)
発明者らは所定量aに対する実験を行ったところ、所定量aが、1≦a≦2N−2の範囲にあるときに、符号化効率がよくなることが判明した。よって、例えばN=8の場合、所定量aは、1≦a≦64のいずれかの値とする。
a=MIN(2N−2、abs(Scale)>>3) ・・・式(19)
MIN(x、y):xとyで小さい方を返す関数
スケーリング係数Scaleの絶対値が大きいとき、所定量aが大きくなるので、0ベクトル方向に丸める度合いが大きくなる。式(19)は、スケーリング係数が大きくなればaの値が大きくなり、aの上限値が2N−2であることを表す式である。
次に、実施例1における動画像復号装置100の動作について説明する。図13は、実施例1における動画像復号装置の処理の一例を示すフローチャートである。図13に示す処理は、1処理単位ブロックにおける復号処理である。
次に、予測ベクトル生成部104の動作について説明する。まず、処理対象ブロックと空間方向で隣接するブロックの予測ベクトル候補を生成する処理について説明する。図14は、実施例1における予測ベクトル生成部による処理(その1)の一例を示すフローチャートである。図14に示すステップS201で、ベクトル情報取得部202は、処理対象ブロックに対して空間方向に隣接したブロック(上隣接ブロック及び左隣接ブロック)の動きベクトル情報を、順次取得する。動きベクトル情報の取得については前述した通りである。
次に、処理対象ブロックと時間方向で隣接するブロックの予測ベクトル候補を生成する処理について説明する。図15は、実施例1における予測ベクトル生成部による処理(その2)の一例を示すフローチャートである。
次に、実施例2における動画像復号装置について説明する。実施例2では、予測ベクトル候補の動きベクトルが属するピクチャが、処理対象ブロックと空間方向に隣接するか、時間方向に隣接するかでスケーリング演算を切り替える。
実施例2における動画像復号装置の構成は、予測ベクトル生成部以外は実施例1と同様であるため、以下、予測ベクトル生成部について説明する。
次に、実施例2における動画像復号装置の処理について説明する。復号処理は、図13に示す処理と同様であるため説明を省略する。
次に、実施例3における動画像復号装置について説明する。実施例3では、予測ベクトル候補の動きベクトルの大きさに基づいて、スケーリング演算を切り替える。
実施例3における動画像復号装置の構成は、予測ベクトル生成部以外は実施例1と同様であるため、以下、予測ベクトル生成部について説明する。
次に、実施例3における動画像復号装置の処理について説明する。復号処理は、図13に示す処理と同様であるため説明を省略する。実施例3における予測ベクトル生成部による処理について説明する。
図19は、実施例3における予測ベクトル生成部による処理(その1)の一例を示すフローチャートである。図19に示すステップS501〜503の処理は、図14に示すステップS201〜S203の処理と同様である。
図20は、実施例3における予測ベクトル生成部による処理(その2)の一例を示すフローチャートである。
次に、実施例4における動画像復号装置について説明する。実施例4では、スケーリング前の動きベクトル(予測ベクトル候補)の属するピクチャの表示時間と、動きベクトルが参照するピクチャの表示時間との差に基づいて、スケーリング演算を切り替える。
実施例4における動画像復号装置の構成は、予測ベクトル生成部以外は実施例1と同様であるため、以下、予測ベクトル生成部について説明する。
次に、実施例4における動画像復号装置の処理について説明する。復号処理は、図13に示す処理と同様であるため説明を省略する。実施例4における予測ベクトル生成部による処理について説明する。
図22は、実施例4における予測ベクトル生成部による処理(その1)の一例を示すフローチャートである。図22に示すステップS701〜703の処理は、図14に示すステップS201〜S203の処理と同様である。
図23は、実施例4における予測ベクトル生成部による処理(その2)の一例を示すフローチャートである。
次に、実施例5における動画像符号化装置について説明する。実施例5における動画像符号化装置は、実施例1〜4のいずれかの予測ベクトル生成部を有する動画像符号化装置である。
図24は、実施例5における動画像符号化装置700の構成の一例を示すブロック図である。図24に示す動画像符号化装置700は、動き検出部701、参照ピクチャリスト記憶部702、復号画像記憶部703、動きベクトル情報記憶部704、予測ベクトル生成部705、差分ベクトル算出部706を有する。
次に、実施例5における動画像符号化装置700の動作について説明する。図25は、動画像符号化装置の処理の一例を示すフローチャートである。図25に示す符号化処理は、1処理単位ブロックの符号化処理を示す。
図26は、画像処理装置800の構成の一例を示すブロック図である。画像処理装置800は、実施例で説明した動画像符号化装置、又は動画像復号装置の一例である。図26に示すように、画像処理装置800は、制御部801、主記憶部802、補助記憶部803、ドライブ装置804、ネットワークI/F部806、入力部807、表示部808を含む。これら各構成は、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続されている。
(付記1)
処理対象ブロックごとに、該処理対象ブロックの動きベクトルと該動きベクトルの予測ベクトル候補とを用いて復号処理を行う動画像復号装置であって、
前記処理対象ブロックが参照可能なピクチャのピクチャ情報を記憶する参照ピクチャリスト記憶部と、
前記処理対象ブロックに対して空間的及び時間的に隣接するブロックの動きベクトル、該動きベクトルが参照するピクチャを示す参照ピクチャ識別子を含む動きベクトル情報を記憶する動きベクトル情報記憶部と、
前記処理対象ブロックの動きベクトルに対する予測ベクトル候補に、前記ピクチャ情報及び前記動きベクトル情報を用いてスケーリングを行う場合、該予測ベクトル候補を0方向に所定量補正する予測ベクトル生成部と、
を備える動画像復号装置。
(付記2)
前記予測ベクトル生成部は、
前記ピクチャ情報及び前記動きベクトル情報を用いてスケーリング係数を計算するスケーリング係数計算部と、
前記スケーリング係数の大きさに基づいて前記所定量を計算し、計算された該所定量を用いて前記予測ベクトル候補を補正するスケーリング演算部と、
を備える付記1記載の動画像復号装置。
(付記3)
前記スケーリング係数は、小数点以下の精度として所定の精度を有し、
前記スケーリング演算部は、
前記スケーリング係数を予測ベクトル候補に乗算して所定の小数点以下の精度に拡張し、スケーリングされた予測ベクトル候補を求めるスケーリング部と、
前記スケーリング部でスケーリングされた予測ベクトル候補を0方向に所定量補正する補正部と、
前記スケーリング部で所定の小数点以下の精度を有するスケーリング係数でスケーリングされ前記補正部で補正された予測ベクトル候補を、最も近い整数に変換する調整部と、
を備える付記1又は2記載の動画像復号装置。
(付記4)
前記所定の小数点以下の精度がNビットである際に、前記調整部は、2N-1を加算した後にNビット分右シフトすることを特徴とする付記3記載の動画像復号装置。
(付記5)
前記予測ベクトル生成部は、
前記予測ベクトル候補が時間方向に隣接するブロックに属する場合に、予測ベクトル候補の補正処理を行う付記1乃至4いずれか一項に記載の動画像復号装置。
(付記6)
前記予測ベクトル生成部は、
前記予測ベクトル候補の大きさが第1所定値以下の場合に、予測ベクトル候補の補正処理を行う付記1乃至4いずれか一項に記載の動画像復号装置。
(付記7)
前記予測ベクトル生成部は、
予測ベクトルの属するピクチャと、該予測ベクトルが参照するピクチャとの間隔が第2所定値以下の場合に、予測ベクトル候補の補正処理を行う付記1乃至4いずれか一項に記載の動画像復号装置。
(付記8)
前記スケーリング係数の小数点以下の精度がNビットであった際に、前記補正部で補正する所定値は、1以上2N−2以下とする付記1乃至7いずれか一項に記載の動画像復号装置。
(付記9)
入力画像が分割された処理対象ブロックごとに、該処理対象ブロックの動きベクトルと該動きベクトルの予測ベクトル候補とを用いて符号化処理を行う動画像符号化装置であって、
前記処理対象ブロックが参照可能なピクチャのピクチャ情報を記憶する参照ピクチャリスト記憶部と、
前記処理対象ブロック空間的及び時間的に隣接するブロックの動きベクトル、該動きベクトルが参照するピクチャを示す参照ピクチャ識別子を含む動きベクトル情報を記憶する動きベクトル情報記憶部と、
前記処理対象ブロックの動きベクトルに対する予測ベクトル候補に、前記ピクチャ情報及び前記動きベクトル情報を用いてスケーリングを行う場合、該予測ベクトル候補を0方向に所定量補正する予測ベクトル生成部と、
を備える動画像符号化装置。
(付記10)
処理対象ブロックごとに、該処理対象ブロックの動きベクトルと該動きベクトルの予測ベクトル候補とを用いて復号処理を行う動画像復号装置が実行する動画像復号方法であって、
前記処理対象ブロックが参照可能なピクチャのピクチャ情報及び前記処理対象ブロックに対して空間的及び時間的に隣接するブロックの動きベクトルと、該動きベクトルが参照するピクチャを示す参照ピクチャ識別子とを含む動きベクトル情報を用いて、前記処理対象ブロックの動きベクトルに対する予測ベクトル候補にスケーリングを行う場合、該予測ベクトル候補を0方向に所定量補正してスケーリングし、
スケーリングされた予測ベクトル候補を用いて前記処理対象ブロックの動きベクトルとの差分を算出する動画像復号方法。
(付記11)
入力画像が分割された処理対象ブロックごとに、該処理対象ブロックの動きベクトルと該動きベクトルの予測ベクトル候補とを用いて符号化処理を行う動画像符号化装置が実行する動画像符号化方法であって、
前記処理対象ブロックが参照可能なピクチャのピクチャ情報及び前記処理対象ブロックに対して空間的及び時間的に隣接するブロックの動きベクトルと、該動きベクトルが参照するピクチャを示す参照ピクチャ識別子とを含む動きベクトル情報を用いて、前記処理対象ブロックの動きベクトルに対する予測ベクトル候補にスケーリングを行う場合、該予測ベクトル候補を0方向に所定量補正してスケーリングし、
スケーリングされた予測ベクトル候補を用いて前記処理対象ブロックの動きベクトルとの差分を算出する動画像符号化方法。
(付記12)
処理対象ブロックごとに、該処理対象ブロックの動きベクトルと該動きベクトルの予測ベクトル候補とを用いて復号処理を行う動画像復号装置に実行させる動画像復号プログラムであって、
前記処理対象ブロックが参照可能なピクチャのピクチャ情報及び前記処理対象ブロックに対して空間的及び時間的に隣接するブロックの動きベクトルと、該動きベクトルが参照するピクチャを示す参照ピクチャ識別子とを含む動きベクトル情報を用いて、前記処理対象ブロックの動きベクトルに対する予測ベクトル候補にスケーリングを行う場合、該予測ベクトル候補を0方向に所定量補正してスケーリングし、
スケーリングされた予測ベクトル候補を用いて前記処理対象ブロックの動きベクトルとの差分を算出する、
処理を動画像復号装置に実行させる動画像復号プログラム。
(付記13)
入力画像が分割された処理対象ブロックごとに、該処理対象ブロックの動きベクトルと該動きベクトルの予測ベクトル候補とを用いて符号化処理を行う動画像符号化装置に実行させる動画像符号化プログラムであって、
前記処理対象ブロックが参照可能なピクチャのピクチャ情報及び前記処理対象ブロックに対して空間的及び時間的に隣接するブロックの動きベクトルと、該動きベクトルが参照するピクチャを示す参照ピクチャ識別子とを含む動きベクトル情報を用いて、前記処理対象ブロックの動きベクトルに対する予測ベクトル候補にスケーリングを行う場合、該予測ベクトル候補を0方向に所定量補正してスケーリングし、
スケーリングされた予測ベクトル候補を用いて前記処理対象ブロックの動きベクトルとの差分を算出する、
処理を動画像符号化装置に実行させる動画像符号化プログラム。
101 エントロピー復号部
102 参照ピクチャリスト記憶部
103 動きベクトル情報記憶部
104 予測ベクトル生成部
105 動きベクトル復元部
106 予測画素生成部
107 逆量子化部
108 逆直交変換部
109 復号画素生成部
110 復号画像記憶部
201 スケーリング係数計算部
202 ベクトル情報取得部
203 スケーリング演算部
301 スケーリング部
302、304、306 補正部
303、305 調整部
361 オフセット計算部
401 ブロック判定部
402、502、602 スケーリング演算部A
403、503、603 スケーリング演算部B
501 動きベクトル判定部
601 時間差判定部
700 動画像符号化装置
701 動き検出部
702 参照ピクチャリスト記憶部
703 復号画像記憶部
704 動きベクトル情報記憶部
705 予測ベクトル生成部
706 差分ベクトル算出部
707 予測画素生成部
708 予測誤差生成部
709 直交変換部
710 量子化部
711 逆量子化部
712 逆直交変換部
713 復号画素生成部
714 エントロピー符号化部
Claims (3)
- 入力画像が分割された処理対象ブロックごとに、該処理対象ブロックの動きベクトルと該動きベクトルの予測ベクトル候補とを用いて符号化処理を行う動画像符号化装置が実行する動画像符号化方法であって、
前記処理対象ブロックが参照可能なピクチャのピクチャ情報及び前記処理対象ブロックに対して空間的又は時間的に隣接するブロックの水平成分mvcx及び垂直成分mvcyを有する動きベクトルmvcと、該動きベクトルmvcが参照するピクチャを示す参照ピクチャ識別子とを含む動きベクトル情報を用いて、前記処理対象ブロックの動きベクトルmvに対する予測ベクトル候補mvc’を、前記隣接するブロックの動きベクトルmvcをスケーリングして算出する場合で、Scale係数は小数点以下の精度としてNビット有し、N=8ビットの場合、
mvcx’=sign(Scale×mvcx)×{(abs(Scale×mvcx)−a+128)>>8}
mvcy’=sign(Scale×mvcy)×{(abs(Scale×mvcy)−a+128)>>8}
abs(・):絶対値を返す関数
sign(・):符号(1または−1)を返す関数
としてスケーリング後の動きベクトルmvc’=(mvcx’、mvcy’)を求め、求めたスケーリング後の動きベクトルに対して、所定量aを、1≦a≦2N−2の範囲で、0ベクトル方向に補正して、補正した動きベクトルmvc’を予測ベクトル候補とし、
該予測ベクトル候補mvc’=(mvcx’、mvcy’)を用いて前記処理対象ブロックの動きベクトルとの差分を算出する動画像符号化方法。 - 入力画像が分割された処理対象ブロックごとに、該処理対象ブロックの動きベクトルと該動きベクトルの予測ベクトル候補とを用いて符号化処理を行う動画像符号化装置であって、
前記処理対象ブロックが参照可能なピクチャのピクチャ情報を記憶する参照ピクチャリスト記憶部と、
前記処理対象ブロックに対して空間的又は時間的に隣接するブロックの水平成分mvcx及び垂直成分mvcyを有する動きベクトルmvc、該動きベクトルmvcが参照するピクチャを示す参照ピクチャ識別子を含む動きベクトル情報を記憶する動きベクトル情報記憶部と、
前記ピクチャ情報及び前記動きベクトル情報を用いて、前記処理対象ブロックの動きベクトルmvに対する予測ベクトル候補mvc’を、前記隣接するブロックの動きベクトルmvcをスケーリングして算出する場合で、Scale係数は小数点以下の精度としてNビット有し、N=8ビットの場合、
mvcx’=sign(Scale×mvcx)×{(abs(Scale×mvcx)−a+128)>>8}
mvcy’=sign(Scale×mvcy)×{(abs(Scale×mvcy)−a+128)>>8}
abs(・):絶対値を返す関数
sign(・):符号(1または−1)を返す関数
としてスケーリング後の動きベクトルmvc’=(mvcx’、mvcy’)を求め、求めたスケーリング後の動きベクトルに対して、所定量aを、1≦a≦2N−2の範囲で、0ベクトル方向に補正して、補正した動きベクトルmvc’を予測ベクトル候補とする予測ベクトル生成部と、
を備える動画像符号化装置。 - 入力画像が分割された処理対象ブロックごとに、該処理対象ブロックの動きベクトルと該動きベクトルの予測ベクトル候補とを用いて符号化処理を行う動画像符号化装置に実行させる動画像符号化プログラムであって、
前記処理対象ブロックが参照可能なピクチャのピクチャ情報及び前記処理対象ブロックに対して空間的又は時間的に隣接するブロックの水平成分mvcx及び垂直成分mvcyを有する動きベクトルmvcと、該動きベクトルmvcが参照するピクチャを示す参照ピクチャ識別子とを含む動きベクトル情報を用いて、前記処理対象ブロックの動きベクトルmvに対する予測ベクトル候補mvc’を、前記隣接するブロックの動きベクトルmvcをスケーリングして算出する場合で、Scale係数は小数点以下の精度としてNビット有し、N=8ビットの場合、
mvcx’=sign(Scale×mvcx)×{(abs(Scale×mvcx)−a+128)>>8}
mvcy’=sign(Scale×mvcy)×{(abs(Scale×mvcy)−a+128)>>8}
abs(・):絶対値を返す関数
sign(・):符号(1または−1)を返す関数
としてスケーリング後の動きベクトルmvc’=(mvcx’、mvcy’)を求め、求めたスケーリング後の動きベクトルに対して、所定量aを、1≦a≦2N−2の範囲で、0ベクトル方向に補正して、補正した動きベクトルmvc’を予測ベクトル候補とし、
該予測ベクトル候補mvc’=(mvcx’、mvcy’)を用いて前記処理対象ブロックの動きベクトルとの差分を算出する、
処理を動画像符号化装置に実行させる動画像符号化プログラム。
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