JP5774185B1 - 音声録音プログラム、音声録音端末装置、及び音声録音システム - Google Patents
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Description
(1)同じ映像であっても、ユーザ自身の音声を録音することで、オリジナルの動画を作成することができる。
(2)さらに、台詞をアレンジすることによって、より独創的な動画を作成することができる。
(3)映像を確認しながら音声を録音することができるので、その作品(コンテンツ)に応じた音声(例えば、感情を込めた音声)を録音することができる。
(4)音声録音の際、従声役(主声役以外の声役)の音声を再生することで、さらにその作品に応じた臨場感をもって音声録音することができる。
(5)録音速度計が、主声役の録音時間帯における進行状況や残り時間を動的に示すので、あらかじめ定められた録音時間帯に適切に音声録音することができる。
(6)ユーザ自身が録音した音声と、あらかじめ入力された声優の音声を再生することによって、声優との共演を実現することができる。
(7)無線又は有線による通信手段を通じて、複数の音声録音端末装置の接続が可能な音声録音システムとすると、同一の映像に対して、見知らぬ者どうしが非同期で(時間と場所を選ばず)共演することができる。
本願発明の実施形態の例を説明するにあたって、はじめにここで用いる用語の定義を示しておく。
動画は、映像と音声を表示したものである。なおここで映像とは、既述したとおり、多数の静止画を高速で切り替えることで動きを表現するもののほか、複数の静止画を断続的に切り替える、いわゆるコマ送りによる表現も含まれる。一方、コンテンツは、映像データとタイムラインデータを含むもので、アニメーションや物語のタイトル(作品)ごとに用意される。タイムラインは映像中の音声時間を設定するものであり、このタイムラインに従って音声を録音し、あるいは出力する。つまり、コンテンツを動画再生手段で再生したものが、「動画」として表示されるわけである。
タイムラインについて、図1を参照しながらさらに詳しく説明する。図1は、タイムラインを説明するためのモデル図である。タイムラインは、この図に示すように、映像の開始から終了までの間、どのタイミングで、しかもどの程度の時間幅(いわゆる尺)で、音声を表現するかを設定するものであり、いわば音声時間を決める設計図の役割を果たすものである。
次に、本願発明の音声録音プログラムについて、図を参照しながら説明する。図2は、本願発明の音声録音プログラムのうち主に音声録音に関する処理の流れの例を示すフロー図であり、図3は、主に動画再生に関する処理の流れの例を示すフロー図である。なお、それぞれのフロー図は、中央の列に実施する処理を示し、左列にはその処理に必要な入力情報を、右列にはその処理から発生する出力情報を示している。また、ここで示す処理は、具体的にはコンピュータによって実行される。
ここでは、本願発明の音声録音端末装置、及び音声録音システムについて、図を参照しながら説明する。なお、音声録音プログラムで説明した内容と重複する説明は避け、音声録音端末装置、及び音声録音システムに特有の内容のみ説明することとする。すなわち、ここに記載されていない内容は、音声録音プログラムで説明したものと同様である。
はじめに、図5を参照しながら、音声録音システムを構成する音声録音端末装置100について説明する。図5は、本願発明の音声録音システムのうち主に音声録音に必要な構成を示すブロック図である。音声録音端末装置100は、音声録音プログラムの処理(全部または一部)を実行するものであり、専用のものとして製造することもできるが、汎用的なコンピュータ装置を利用することもできる。このコンピュータ装置は、パーソナルコンピュータ(PC)や、iPad(登録商標)といったタブレット型端末やスマートフォン、あるいはPDA(Personal Data Assistance)などによって構成することができる。コンピュータ装置は、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリを具備しており、さらにマウスやキーボード等の入力手段やディスプレイ(映像表示手段103)を含むものもある。なお、一般的なPCであればマウスやキーボード等のデバイスから入力するが、タブレット型端末やスマートフォンではタッチパネルを用いた操作(タップ、ピンチイン/アウト、スライド等)で入力することが多い。
音声録音システムは、図5に示すように、音声録音端末装置100と、コンテンツ入力手段201、コンテンツサーバ200、音声サーバ300で構成される。ここでコンテンツ入力手段201は、コンテンツサーバ200にコンテンツを入力するためのものである。なお、既述のとおりコンテンツサーバ200は音声録音端末装置100に具備させることもできるし、同様に、コンテンツ入力手段201も音声録音端末装置100に具備させることができる。さらに、ユーザ情報サーバ400を含めて、音声録音システムを構成することもできる。
図7は、本願発明の音声録音システムを使用した1例を示すブロック図である。この図では、クライアントがコマーシャル(CM)用に映像を作成し、その映像の声役に適した音声役(ユーザ)を探し出すケースを示している。クライアントは、映像とともにタイムラインを作成し、映像とタイムラインからなるコンテンツをコンテンツサーバ200に登録する。このとき、映像中、採用したい声役(つまり主音声)を明確にしておくのが望ましい。
101 コンテンツ読出し手段
102 主声役選択手段
103 映像表示手段
104 録音支援手段
105 音声録音手段
106 受信手段
107 送信手段
108 ユーザ情報入力手段
200 コンテンツサーバ
300 音声サーバ
400 ユーザ情報サーバ
500 動画再生装置
501 再生音声選択手段
502 再生音声読出し手段
503 動画再生手段
504 評価手段
505 受信手段
506 送信手段
601 選択情報送信手段
602 選択情報受信手段
Claims (20)
- コマ送りされる画像の連続表示を含む「映像」を確認しながら、音声を録音する機能をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記映像及びタイムラインを、有する「コンテンツ」を読み出すコンテンツ読出し処理を、前記コンピュータに実行させる機能を備えるとともに、
前記タイムラインには、2以上の声役が設定されるとともに、該声役ごとに前記映像中に割り当てられる録音時間帯が設定され、
2以上の前記声役のうち、録音対象とする主声役を選択する主声役選択処理と、
前記映像を表示する映像表示処理と、
前記タイムラインに基づいて、前記主声役の録音時間帯になると録音速度計を表示する録音支援処理と、
2以上の前記声役のうち前記主声役を除く「従声役」に対して記憶された2以上の録音ユーザによる音声のうち、所望の録音ユーザの音声を選択する従音声選択処理と、
録音する際、前記従声役に対して設定された録音時間帯で、前記従音声選択処理で選択された種類の音声を出力する従音声出力処理と、
前記主声役の録音時間帯内に録音された音声を、当該録音時間帯と関連付けて記憶する音声記憶処理と、を前記コンピュータに実行させる機能を備え、
前記録音速度計は、前記主声役の録音時間帯における進行状況及び/又は残り時間を動的に示すことで、音声の録音を支援し、
前記従音声出力処理によって前記従音声が出力されることで、主声役の録音タイミングを計りやすくした、ことを特徴とする音声録音プログラム。 - 前記録音速度計は、一定の範囲内を始点から終点まで移動する移動針を有し、該移動針の移動速度が録音時間帯の長さに応じて変化する、ことを特徴とする請求項1記載の音声録音プログラム。
- 前記従音声選択処理では、前記従声役に対して記憶された2種類以上の音声の一部又は全部が出力され、
ユーザが音声を試聴したうえで所望の種類の音声を選択することができる、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の音声録音プログラム。 - 前記従音声選択処理では、前記従声役に対して録音した者に係る属性情報が表示され、
ユーザが前記属性情報を確認したうえで所望の種類の音声を選択することができる、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の音声録音プログラム。 - 前記録音支援処理は、前記従声役に対して設定された録音時間帯にも、前記録音速度計を表示し、
さらに前記録音支援処理は、前記主声役で表示される前記録音速度計と、前記従声役で表示される前記録音速度計と、を識別可能に表示する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の音声録音プログラム。 - 前記主声役に対して設定された録音時間帯で、あらかじめ録音された音声を出力する主音声出力処理を、前記コンピュータに実行させる機能をさらに備えた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の音声録音プログラム。
- 1の声役に対して2種類以上の音声が録音され、
前記主声役に対して、記憶された音声のうち所望の種類の音声を選択する主音声選択処理を、前記コンピュータに実行させる機能をさらに備え、
前記主音声出力処理では、前記主音声選択処理で選択された種類の音声を出力する、ことを特徴とする請求項6記載の音声録音プログラム。 - 前記タイムラインには、効果音及び/又は背景音楽を出力するために割り当てられる音響時間帯が設定され、
前記音響時間帯で、あらかじめ録音された効果音及び/又は背景音楽を出力する音響出力処理を、前記コンピュータに実行させる機能をさらに備えた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の音声録音プログラム。 - 前記音声記憶処理で録音された音声を、対応する前記録音時間帯に合わせて、前記映像とともに出力する動画再生処理を、前記コンピュータに実行させる機能をさらに備えた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の音声録音プログラム。
- 1の声役に対して2種類以上の音声が録音され、
声役に対して、記憶された音声のうち所望の種類の音声を選択する再生音声選択処理を、前記コンピュータに実行させる機能をさらに備え、
前記動画再生処理では、前記再生音声選択処理で選択された種類の音声を出力する、ことを特徴とする請求項9記載の音声録音プログラム。 - コマ送りされる画像の連続表示を含む「映像」を確認しながら、音声録音する端末装置であって、
前記映像及びタイムラインを、有する「コンテンツ」を読み出すコンテンツ読出し手段を、備えるとともに、
前記タイムラインには、2以上の声役が設定されるとともに、該声役ごとに前記映像中に割り当てられる録音時間帯が設定され、
2以上の前記声役のうち、録音対象とする主声役を選択する主声役選択手段と、
2以上の前記声役のうち前記主声役を除く「従声役」に対して記憶された2以上の録音ユーザによる音声のうち、所望の録音ユーザの音声を選択する従音声選択手段と、
録音する際、前記従声役に対して設定された録音時間帯で、前記従音声選択手段で選択された種類の音声を出力する従音声出力手段と、
前記映像を表示する映像表示手段と、
前記タイムラインに基づいて、前記主声役の録音時間帯になると録音速度計を表示する録音支援手段と、
音声を録音する音声録音手段と、を備え、
前記録音速度計は、前記主声役の録音時間帯における進行状況及び/又は残り時間を動的に示すことで、音声の録音を支援し、
前記従音声出力手段が前記従音声を出力することで、主声役の録音タイミングを計りやすくした、ことを特徴とする音声録音端末装置。 - 前記主声役の録音時間帯内に録音された音声を、当該録音時間帯と関連付けて記憶する音声記憶手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項11記載の音声録音端末装置。
- 無線又は有線による通信手段を通じて、前記コンテンツを受信する受信手段と、
無線又は有線による通信手段を通じて、前記音声録音手段で録音された音声を送信する送信手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項11又は請求項12記載の音声録音端末装置。 - コマ送りされる画像の連続表示を含む「映像」及びタイムラインを、有する「コンテンツ」を入力するコンテンツ入力手段と、
入力された前記コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記コンテンツが有する前記映像を確認しながら、音声を録音する音声録音端末装置と、
前記音声録音端末装置で録音された音声を、記憶する音声記憶手段と、を備え、
前記タイムラインには、2以上の声役が設定されるとともに、該声役ごとに前記映像中に割り当てられる録音時間帯が設定され、
前記音声録音端末装置は、
前記コンテンツ記憶手段から前記コンテンツを読み出すコンテンツ読出し手段と、
2以上の前記声役のうち、録音対象とする主声役を選択する主声役選択手段と、
2以上の前記声役のうち前記主声役を除く「従声役」に対して記憶された2以上の録音ユーザによる音声のうち、所望の録音ユーザの音声を選択する従音声選択手段と、
録音する際、前記従声役に対して設定された録音時間帯で、前記従音声選択手段で選択された種類の音声を出力する従音声出力手段と、
前記映像を表示する映像表示手段と、
前記タイムラインに基づいて、前記主声役の録音時間帯になると録音速度計を表示する録音支援手段と、
音声を録音する音声録音手段と、を具備し、
前記音声記憶手段は、録音時間帯内に録音された音声を、当該録音時間帯と関連付けて記憶し、
前記録音速度計は、前記主声役の録音時間帯における進行状況及び/又は残り時間を動的に示すことで、音声の録音を支援し、
前記従音声出力手段が前記従音声を出力することで、主声役の録音タイミングを計りやすくした、ことを特徴とする音声録音システム。 - 前記音声記憶手段は、1の声役に対して2種類以上の音声を記憶し、
声役に対して、前記音声記憶手段で記憶された音声のうち、所望の種類の音声を選択する再生音声選択手段と、
前記再生音声選択手段で選択された音声を、前記音声記憶手段から読み出す再生音声読出し手段と、
前記再生音声読出し手段で読み出された音声を、対応する前記録音時間帯に合わせて、前記映像とともに出力する動画再生手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項14記載の音声録音システム。 - 前記再生音声選択手段は、前記音声記憶手段で記憶された2種類以上の音声のうち所望の音声を再生し、再生した音声を確認したうえで所望の種類の音声を選択し得る、ことを特徴とする請求項15記載の音声録音システム。
- 各々の声役で選択した再生音声の組み合わせを、一つの音声グループとして登録する音声グループ登録手段を、さらに備え、
前記再生音声選択手段は、既登録の前記音声グループを選択し得る、ことを特徴とする請求項15又は請求項16記載の音声録音システム。 - 声役に対して録音した者に対する評価を入力する評価手段を、さらに備えたことを特徴とする15乃至請求項17のいずれかに記載の音声録音システム。
- 音声録音する録音ユーザの属性情報を入力する、ユーザ情報入力手段と、
前記ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、をさらに備え、
前記音声記憶手段は、録音された音声を、該音声を録音した録音ユーザに係る前記ユーザ情報と関連付けて記憶し、
前記再生音声選択手段は、前記音声記憶手段に記憶された音声に係る前記録音ユーザの属性情報を表示する、ことを特徴とする15乃至請求項18のいずれかに記載の音声録音システム。 - 選択情報送信手段と、
選択情報受信手段と、をさらに備え、
前記再生音声選択手段によって音声が選択されると、選択された前記録音ユーザを示すユーザ選択情報が、前記選択情報送信手段によって送信されるとともに、前記選択情報受信手段によって受信される、ことを特徴とする請求項19記載の音声録音システム。
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