JP5770134B2 - 無線通信システムおよびアクセス制御方法 - Google Patents

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本発明は、基地局の配下の複数の端末がランダムアクセスにより許可されたタイムスロットでデータ送信を行う無線通信システムおよびアクセス制御方法に関する。
基地局が端末のデータ送信を制御する方法として、ALOHA−Reservation 方式(非特許文献1)がある。このALOHA−Reservation 方式では、図6に示すように、端末が基地局に送信する上りMACフレームをランダムアクセス領域とデータ領域に分け、各端末はランダムアクセス領域のいずれかのタイムスロット(RA用TS)で、データ領域でデータ送信するための帯域を要求するランダムアクセス信号(RA信号)を送信する。基地局は、正常に受信したRA信号に対応する端末に対してデータ領域を予約し、データを送信する時間位置を指示する送信予約通知を送信する。端末は、送信予約通知を受信すると、その通知で指示された時刻にデータ領域でデータを送信する。
ここで、複数の端末が同じRA用TSでRA信号を送信すると、RA信号が衝突し、基地局は正常なRA信号を受信することができない。このRA信号の衝突の確率は、各端末でのパケット生起率が大きくなるほど増大する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ALOHA 小川明、他、CDMA方式と次世代移動体通信システム、トリケップスグループ、1996年
従来のALOHA−Reservation 方式では、RA用TSを全端末で共有する。そのため、図7(1) に示すように、多くの端末が一斉にRA信号を送信するような過負荷状態になると、RA用TSで衝突が発生し、基地局に正常に受信されるRA信号が少なくなる。基地局では、正常に受信したRA信号に対応する端末に送信予約通知を送信するので、結果としてデータ送信ができない端末が増加する。
一方、図7(2) に示すように、RA信号の送信が少ない極めて低負荷な状態では、RA用TSで衝突する確率に小さく、RA信号を送信した端末に対してほぼ確実に送信予約通知が可能である。
ところで、基地局に正常に受信されるRA信号が少ない状態は、図7(1),(2) のいずれかであるが、基地局ではRA信号が過負荷状態で受信が少ないのか、低負荷状態で受信が少ないのか区別がつかない。そのため、無線帯域の容量を有効に使用できるように、端末からのRA信号の送信量を制御することができなかった。例えば、RA信号の受信が少ない状態を一律に過負荷状態と判断して送信抑止制御を行うと、低負荷状態の端末に対しては過剰な送信抑止となってしまう。
本発明は、ALOHA−Reservation 方式において、端末グループごとに適正負荷、過負荷、低負荷の各発生状態を高い精度で判定し、負荷状態に応じた送信抑止制御を行うことができる無線通信システムおよびアクセス制御方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、基地局の配下の複数の端末がRA信号を送信し、基地局から許可されたTSでデータ送信を行う無線通信システムにおいて、端末がRA信号の送信に用いる上りMACフレームのRA用TSは、1以上の端末を含む端末グループごとに専用使用する専用RA用TSと、全端末グループで使用する共用RA用TSに分割され、端末は、所属する端末グループに割り当てられた専用RA用TSと共用RA用TSのTS種別を区別せずに同じ確率で使用してRA信号を送信する構成であり、基地局は、端末グループごとおよびTS種別ごとのRA信号の受信数をカウントし、各端末グループにおける専用RA用TSでのRA信号の受信数が、共用RA用TSでのRA信号の受信数の所定数倍より大であれば、当該端末グループの共用RA用TSで過負荷と判定し、当該過負荷と判定された端末グループについてRA信号の送信を抑止する送信抑止レベルを設定する構成である。
第1の発明の無線通信システムにおいて、基地局は、過負荷と判定された端末グループが全端末グループの所定割合以上であれば、過負荷と判定された端末グループについて送信抑止レベルをワンランク上げ、所定割合未満であれば各端末グループの送信抑止レベルをワンランク下げる構成である。
第1の発明の無線通信システムにおいて、基地局は、過負荷と判定された端末グループについて、RA信号の再送回数に基づいて、RA信号の送信を抑止すべきと特定された過負荷源の端末グループに対して送信抑止レベルをワンランク上げ、過負荷源でない端末グループに対しては送信抑止レベルを変更しない構成である。また、基地局は、RA信号の送信を抑止すべきと特定された過負荷源の端末グループに対して、前回設定した送信抑止レベルに対してRA信号の受信数の増減をモニタし、当該抑止が不足と判断すれば送信抑止レベルをワンランク上げ、当該抑止のしすぎと判断すれば送信抑止レベルをワンランク下げる構成である。
第1の発明の無線通信システムにおいて、基地局は、RA信号の受信数がゼロの端末グループに対して、RA信号を専用RA用TSに迂回させる制御を行う構成である。
第2の発明は、基地局の配下の複数の端末がRA信号を送信し、基地局から許可されたTSでデータ送信を行う無線通信システムのアクセス制御方法において、端末がRA信号の送信に用いる上りMACフレームのRA用TSは、1以上の端末を含む端末グループごとに専用使用する専用RA用TSと、全端末グループで使用する共用RA用TSに分割され、端末は、所属する端末グループに割り当てられた専用RA用TSと共用RA用TSのTS種別を区別せずに同じ確率で使用してRA信号を送信し、基地局は、端末グループごとおよびTS種別ごとのRA信号の受信数をカウントし、各端末グループにおける専用RA用TSでのRA信号の受信数が、共用RA用TSでのRA信号の受信数の所定数倍より大であれば、当該端末グループの共用RA用TSで過負荷と判定し、当該過負荷と判定された端末グループについてRA信号の送信を抑止する送信抑止レベルを設定する。
第2の発明のアクセス制御方法において、基地局は、過負荷と判定された端末グループが全端末グループの所定割合以上であれば、過負荷と判定された端末グループについて送信抑止レベルをワンランク上げ、所定割合未満であれば各端末グループの送信抑止レベルをワンランク下げる。
第2の発明のアクセス制御方法において、基地局は、RA信号の受信数がゼロの端末グループに対して、RA信号を専用RA用TSに迂回させる制御を行う。
本発明は、RA用TSを端末グループごとに専用使用する専用RA用TSと全端末グループで使用する共用RA用TSに分け、それぞれのRA信号の受信数を比較することにより、共用RA用TSでの過負荷の発生を高い精度で判定することができる。その上で、過負荷と判定された端末グループについてRA信号の送信抑止制御を行うことにより、無線通信システム全体で共用RA用TSでの過負荷を効果的に改善することができる。
また、過負荷と判定された端末グループが全端末グループの所定割合以上のときに、当該端末グループに対してRA信号の送信抑止制御を行うことにより、たまたま過負荷と判定された端末グループへの過剰な送信抑止を回避することができる。
また、RA信号の受信数がゼロの端末グループに対して、一律に過負荷と判定して送信抑止制御を行わず、RA信号を専用RA用TSに迂回させる制御を行うことにより、共用RA用TSの負荷の抑止と、その端末グループが低負荷である場合のRA信号の廃棄回避との両立を図りながら、最低保証帯域を確保することができる。
本発明の無線通信システムの実施例を示す図である。 本発明の無線通信システムの基地局の処理手順例1を示すフローチャートである。 本発明の無線通信システムの基地局の処理手順例2を示すフローチャートである。 本発明の無線通信システムの基地局の処理手順例3を示すフローチャートである。 本発明の無線通信システムの基地局の処理手順例4を示すフローチャートである。 ALOHA−Reservation 方式の概要を説明する図である。 ALOHA−Reservation 方式の課題を説明する図である。
図1は、本発明の無線通信システムの実施例を示す。
図1において、基地局11と配下の複数の端末グループ0,1,2が無線アクセス網13を構成する。各端末グループには、それぞれ1以上の端末12が含まれる。
ここで、各端末のアクセス制御に用いる上りMACフレームのRA用TSについて、各端末グループごとに専用使用する専用RA用TSと、全端末グループで使用する共用RA用TSに分割する。専用RA用TSは、各グループに割り当てる最低限の無線帯域(以下、最低保証帯域という)の相対比率に合せて割り当てる。端末は、専用RA用TSと共用RA用TSのTS種別を区別せずに同じ確率でRA信号を送信する。また、端末は、RA信号の送信後、応答待ちタイマ満了前に送信予約通知を受信しない場合、バイナリバックオフによりRA信号を最大再送回数まで再送する。このとき、RA信号にはTS種別ごとの再送回数が付与される。
基地局は、正常なRA信号を受信すると、端末グループごと・TS種別ごとのRA信号受信数と再送回数をカウントし、共用RA用TSの過負荷の発生を精度よく判定し、共用RA用TSの過負荷の有無に応じたRA信号の送信抑止制御を行う。送信抑止制御には、基地局が指定した送信抑止レベルSに応じた比率でRA信号の廃棄を行う方法(例えば端末グループ1)と、RA信号の受信がない端末グループについて、RA迂回フラグをonとしてRA信号を専用RA用TSに迂回させる方法(例えば端末グループ2)がある。後者の方法は、共用RA用TSの負荷の十分な抑止と、低負荷の端末グループに対する過剰な抑止を回避する2つの目的がある。詳しくは後述する。
(基地局の処理手順例1)
図2は、本発明の無線通信システムにおける基地局の処理手順例1を示す。ここに示す処理手順1は、一定周期ごとに、基地局が周期内で収集した端末グループごと・TS種別ごとのRA信号受信数に基づいて実施される。
図2において、各端末グループごとに、周期内の専用RA用TSと共用RA用TSの各RA信号受信数を比較し、共用RA用TSの過負荷の有無を判定する(S1)。
ここで、端末グループAのRA生起率をPa 、その他の端末グループの共用RA用TSでのRA生起率の合計である「背景負荷」をPb 、端末グループAの専用RA用TSでのRA信号受信数をSa(専) 、共用RA用TSでのRA信号受信数をSa(共) とすると、Sa(専) およびSa(共) は以下の式で表される(非特許文献2)。
Sa(専) =Pa・exp(−Pa)
Sa(共) =Pa・exp(−(Pa+Pb))
この専用RA用TSと共用RA用TSのRA信号受信数の比をとると、
Sa(専)/Sa(共)=exp(Pb)≧1
となり、共用RA用TSの背景負荷Pb を一意に求めることができる。よって、許容する背景負荷の最大値である過負荷判定閾値をPb0とすると、
Sa(専)/Sa(共)≧exp(Pb0)
の場合、すなわちSa(専) がSa(共) のexp(Pb0) 倍より大であれば、端末グループAの共用RA用TSで過負荷と判定する。一方、Sa(専) がSa(共) の1倍未満であれば、端末グループAの共用RA用TSで過負荷でないと判定する。以上の判定処理を各端末グループに対して行う。
なお、Sa(専) とSa(共) の比を閾値(exp(Pb0) )と比較する代わりに、定常時のRA信号の負荷の下限が予想できる場合は、例えば専用RA用TSでのRA信号の受信数が閾値1以上で、共用RA用TSでのRA信号の受信数が閾値2以下のときに、当該端末グループは過負荷と判定してもよい。
次に、無線通信システム全体で共用RA用TSが過負荷か否かを判定する。ここでは、過負荷と判定した端末グループ数が過負荷でないと判定した端末グループ数以上か否か(過負荷の端末グループが過半数以上か否か)の場合に、無線通信システム全体で共用RA用TSが過負荷である、過負荷でないと判定する(S2)。なお、無線通信システム全体での過負荷判定の基準は「過半数以上」に限定されるものではない。
無線通信システム全体が過負荷でないと判定された場合は、各端末グループについて、送信抑止レベルSが1以上であれば1下げる(S3)。一方、無線通信システム全体で過負荷と判定された場合は、過負荷判定された端末グループについて次処理周期での送信抑止レベルSを1上げる(S4)。なお、送信抑止レベルSは、基地局が各端末グループごとに設定する。送信抑止レベルS=0では、RA信号の送信を抑止しない。送信抑止レベルSを1上げると、送信可能な確率を1/r倍にする。ここで、rを抑止乗数と呼ぶ。送信抑止レベルSの端末グループがRA信号を送信可能な確率は、(1/r)S となる。
このように、過負荷の有無に応じて、次処理周期の送信抑止レベルSの上げ下げを行うことにより、端末グループごとに適切な送信抑止レベルSとすることができる。過負荷判定された端末グループは、基地局が指定した送信抑止レベルSに応じた比率でRA信号の廃棄を行うことにより、無線通信システム全体で共用RA用TSが過負荷を解消することができる。
(基地局の処理手順例2)
図3は、本発明の無線通信システムにおける基地局の処理手順例2を示す。ここに示す処理手順は、一定周期ごとに、基地局が周期内で収集した端末グループごと・TS種別ごとのRA信号受信数および再送回数に基づいて実施される。
図3において、ステップS1〜S4の処理は、図2に示す処理手順例1と同じである。本処理手順例2では、ステップS2で過負荷判定された端末グループについて、さらにRA信号の再送回数に基づき、RA過負荷の原因となるRA負荷を加えている可能性が高い過負荷源であり、RA信号送信を抑止すべき端末グループであるか否かを特定する(S5)。ここでは、過負荷判定された各端末グループについて、送信抑止レベルS=0かつRA信号の再送回数が〔受信回数×T〕未満であれば(Tは抑止判定閾値)、当該端末グループは過負荷源でないと判定し(S5:No)、処理を終了する。
一方、過負荷判定された各端末グループについて、送信抑止レベルS≠0またはRA信号の再送回数が〔受信回数×T〕以上であれば、当該端末グループを過負荷源と判定し(S5:Yes )、次処理周期での送信抑止レベルSを1上げる(S4)。
(基地局の処理手順例3)
図4は、本発明の無線通信システムにおける基地局の処理手順例3を示す。ここに示す処理手順は、一定周期ごとに、基地局が周期内で収集した端末グループごと・TS種別ごとのRA信号受信数および再送回数に基づいて実施される。
図4において、ステップS1〜S5の処理は、図3に示す処理手順例2と同じである。本処理手順例3では、ステップS1,S2で過負荷判定され、さらにステップS5でRA信号送信を抑止すべきと特定された過負荷源の端末グループについて、以下の送信抑止のための処理を行う。
送信抑止の対象となった各端末グループについて、前回から送信抑止レベルSを上げてRA信号の成功数が減った、あるいは送信抑止レベルSを下げてRA信号の成功数が増えていれば(S6:Yes )、その端末グループに対して送信抑止のしすぎであるので、次処理周期での送信抑止レベルSが1以上であれば1下げる(S7)。一方、そうでなければ(S6:No)、その端末グループに対して送信抑止が不足しているので、次処理周期での送信抑止レベルSを1上げる(S4)。このように、送信抑止の対象となった端末グループに対して、次処理周期の送信抑止レベルSの上げ下げを行うことにより、端末グループごとに適切な送信抑止レベルSとすることができる。送信抑止の対象となった端末グループは、基地局が指定した送信抑止レベルSに応じた比率でRA信号の廃棄を行う。
(基地局の処理手順例4)
図5は、本発明の無線通信システムにおける基地局の処理手順例4を示す。ここでは、各端末グループごとの最低保証帯域を確保しながら、共用RA用TSの過負荷の有無に応じた送信抑止制御を行う手順を示す。
図5において、まず、RA迂回フラグon、かつ専用RA用TSのRA信号受信数が共用RA用TSのRA信号受信数より大きい端末グループは、送信抑止レベルSを0とする(S11)。次に、専用RA用TSまたは共用RA用TSでRA信号の受信がある端末グループは、RA迂回フラグをoff とする(S12)。
次に、各端末グループごとに、共用RA用TSの過負荷の有無を判定し(S1)、無線通信システム全体で共用RA用TSが過負荷か否かを判定する。ここでは、ステップS2と同様に、過負荷の端末グループが過半数以上である場合に加えて、全端末グループでRA信号の受信数がゼロの場合にも無線通信システム全体で共用RA用TSが過負荷と判定する(S13)。ただし、RA信号の受信数がゼロの場合は、過負荷によりRA信号の受信数がゼロの場合と、たまたまその処理周期でRA信号の送信がゼロ(低負荷)の場合が含まれるが、ここでは一旦過負荷として扱う。
無線通信システム全体が過負荷でないと判定された場合(S13:No)は、各端末グループについて、送信抑止レベルSが1以上であれば1下げる(S3)。
一方、無線通信システム全体が過負荷と判定された場合(S13:Yes )は、ステップS5と同様に、過負荷判定された端末グループの中からRA信号送信を抑止すべき端末グループを特定し、過負荷源でないと判定された端末グループについては処理を終了する。
一方、過負荷判定された各端末グループのうち、RA信号の受信数がゼロの端末グループについては再送回数から負荷を判定することができない。したがって、例えば起動中のためRA信号の送信がゼロの端末グループに対してRA信号を廃棄する送信抑止制御を行えば、通信を開始した端末グループは通信ができなくなる。そこで、RA信号の受信数がゼロの端末グループについては、RA信号の廃棄ではなく、図1の端末グループ2のように、基地局が指定した送信抑止レベルSに応じた比率でRA信号を専用RA用TSに迂回させるために、RA迂回フラグをonとする(S14)。これにより、実際に過負荷だった場合には共用RA用TSの負荷が抑止されて共用RA用TSでのRA信号の送信が可能となり、低負荷だった場合には専用RA用TSでのRA用TSの送信が可能となる。すなわち、共用RA用TSの負荷の抑止と、その端末グループが低負荷である場合のRA信号の廃棄回避との両立を図りながら、最低保証帯域を確保することができる。
次に、送信抑止の対象となった各端末グループについて、ステップS6,S7,S4により、次処理周期の送信抑止レベルSの上げ下げを行うことにより、端末グループごとに適切な送信抑止レベルSとすることができる。
また、端末グループごとに送信量監視カウンタをもち、RA信号を受信すると、その端末グループの送信量監視カウンタをアップし、そのカウント値が上限値以下であれば次のMACフレームでのデータ領域を予約してその端末に送信予約通知を送信するようにしてもよい。一方、送信量監視カウンタが上限値を超える場合は、端末に送信不可通知を送信する。送信量監視カウンタは、1フレーム周期ごとに最低保証帯域の相対比率で減算する。
なお、送信量監視カウンタの減算では、全端末グループで帯域を共有してもよいし、各端末グループに帯域を分割してもよい。例えば、単位時間当たりの減算値をデータ領域の容量と一致させて、ラウンドロビンで各カウンタから減算するとして、前者の場合は、ある減算周期で対象となる端末グループのカウンタが0であれば次の端末グループのカウンタを減算し、後者の場合は、対象となる端末グループのカウンタが0であればその減算周期の減算をスキップする。
0,1,2 端末グループ
11 基地局
12 端末
13 無線アクセス網

Claims (8)

  1. 基地局の配下の複数の端末がランダムアクセス信号(以下、「RA信号」という)を送信し、基地局から許可されたタイムスロット(以下、「TS」という)でデータ送信を行う無線通信システムにおいて、
    前記端末が前記RA信号の送信に用いる上りMACフレームのランダムアクセス領域のタイムスロット(以下、「RA用TS」という)は、1以上の端末を含む端末グループごとに専用使用する専用RA用TSと、全端末グループで使用する共用RA用TSに分割され、
    前記端末は、所属する端末グループに割り当てられた前記専用RA用TSと前記共用RA用TSのTS種別を区別せずに同じ確率で使用して前記RA信号を送信する構成であり、
    前記基地局は、前記端末グループごとおよび前記TS種別ごとの前記RA信号の受信数をカウントし、各端末グループにおける前記専用RA用TSでの前記RA信号の受信数が、前記共用RA用TSでの前記RA信号の受信数の所定数倍より大であれば、当該端末グループの共用RA用TSで過負荷と判定し、当該過負荷と判定された端末グループについて前記RA信号の送信を抑止する送信抑止レベルを設定する構成である
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、前記過負荷と判定された端末グループが全端末グループの所定割合以上であれば、前記過負荷と判定された端末グループについて前記送信抑止レベルをワンランク上げ、所定割合未満であれば各端末グループの前記送信抑止レベルをワンランク下げる構成である
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、前記過負荷と判定された端末グループについて、前記RA信号の再送回数に基づいて、前記RA信号の送信を抑止すべきと特定された過負荷源の端末グループに対して前記送信抑止レベルをワンランク上げ、過負荷源でない端末グループに対しては前記送信抑止レベルを変更しない構成である
    ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項3に記載の無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、前記RA信号の送信を抑止すべきと特定された過負荷源の端末グループに対して、前回設定した前記送信抑止レベルに対して前記RA信号の受信数の増減をモニタし、当該抑止が不足と判断すれば前記送信抑止レベルをワンランク上げ、当該抑止のしすぎと判断すれば前記送信抑止レベルをワンランク下げる構成である
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、前記RA信号の受信数がゼロの端末グループに対して、前記RA信号を前記専用RA用TSに迂回させる制御を行う構成である
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 基地局の配下の複数の端末がランダムアクセス信号(以下、「RA信号」という)を送信し、基地局から許可されたタイムスロット(以下、「TS」という)でデータ送信を行う無線通信システムのアクセス制御方法において、
    前記端末が前記RA信号の送信に用いる上りMACフレームのランダムアクセス領域のタイムスロット(以下、「RA用TS」という)は、1以上の端末を含む端末グループごとに専用使用する専用RA用TSと、全端末グループで使用する共用RA用TSに分割され、
    前記端末は、所属する端末グループに割り当てられた前記専用RA用TSと前記共用RA用TSのTS種別を区別せずに同じ確率で使用して前記RA信号を送信し、
    前記基地局は、前記端末グループごとおよび前記TS種別ごとの前記RA信号の受信数をカウントし、各端末グループにおける前記専用RA用TSでの前記RA信号の受信数が、前記共用RA用TSでの前記RA信号の受信数の所定数倍より大であれば、当該端末グループの共用RA用TSで過負荷と判定し、当該過負荷と判定された端末グループについて前記RA信号の送信を抑止する送信抑止レベルを設定する
    ことを特徴とするアクセス制御方法。
  7. 請求項6に記載のアクセス制御方法において、
    前記基地局は、前記過負荷と判定された端末グループが全端末グループの所定割合以上であれば、前記過負荷と判定された端末グループについて前記送信抑止レベルをワンランク上げ、所定割合未満であれば各端末グループの前記送信抑止レベルをワンランク下げる
    ことを特徴とするアクセス制御方法。
  8. 請求項6に記載のアクセス制御方法において、
    前記基地局は、前記RA信号の受信数がゼロの端末グループに対して、前記RA信号を前記専用RA用TSに迂回させる制御を行う
    ことを特徴とするアクセス制御方法。
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