JP5769843B1 - 入場管理システム - Google Patents
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Abstract
Description
認証装置と施解錠装置とを備える入場管理システムであり、
前記認証装置は、
通行が認められた通信端末の識別情報を記憶する端末情報記憶部と、
第1通信エリアに入った通信端末から、識別情報を取得する第1取得部と、
前記端末情報記憶部が記憶した識別情報に、前記第1取得部が取得した識別情報が含まれているか否か判定する第1判定部と、
前記第1判定部が含まれていると判定した場合に、前記第1取得部が取得した識別情報を前記施解錠装置へ送信する第1識別情報送信部と
を備え、
前記施解錠装置は、
前記第1通信エリアとは異なる第2通信エリアに入った通信端末から、識別情報を取得する第2取得部と、
前記第1識別情報送信部から送信された識別情報に、前記第2取得部が取得した識別情報が含まれているか否か判定する第2判定部と、
前記第2判定部が含まれていると判定した場合に、扉を解錠する解錠部と
を備えることを特徴とする。
ことを特徴とする。
ことを特徴とする。
前記第2取得部が取得した識別情報を前記認証装置へ送信する第2識別情報送信部
を備え、
前記第1取得部は、前記扉の先のエリアである第3通信エリアに入った通信端末から、識別情報を取得し、
前記第1判定部は、前記第2識別情報送信部から送信された識別情報に、前記第3通信エリアに入った通信端末から前記第1取得部が取得した識別情報が含まれているか否か判定する
ことを特徴とする。
第1判定部は、含まれていると判定した場合に、前記第1取得部が取得した識別情報とともに記憶した認証情報に基づきユーザの認証を行い、
前記第1識別情報送信部は、前記第1判定部がユーザの認証に成功した場合に、前記第1取得部が取得した識別情報を前記施解錠装置へ送信する
ことを特徴とする。
そのため、第2通信エリアでは、少ない情報との照合で判定が済み、第2通信エリアでの処理負荷が少ない。また、第1通信エリア及び第2通信エリアの設定の仕方によっては、セキュリティを高くすることも可能である。
図1は、実施の形態1に係る入場管理システム1の概要説明図である。
ここでは、ビルの部屋の入場を管理する例を説明する。
ユーザは、スマートフォン等の通信端末10から、指定した部屋への入場申請を入管サーバ20へ送信する(1)。入場申請に対して入場を許可する場合には、入管サーバ20は、通信端末10へ許可応答を送信するとともに(2)、認証装置30へ通信端末10の識別情報を送信する(3)。
ユーザは、通信端末10を携帯して、ビルへ入り、ビルの入口付近に設置された無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントの通信エリア(第1通信エリア)に入る(4)。すると、通信端末10は、無線LANを介して、認証装置30へ識別情報を送信する(5)。認証装置30は、入管サーバ20から受信した識別情報に、通信端末10から受信した識別情報が含まれているか否かを判定する(6)。含まれている場合、認証装置30は、通信端末10から受信した識別情報を、施解錠装置40へ送信する(7)。
ユーザは、部屋へ向かい、部屋の前に設置された無線LANのアクセスポイントの通信エリア(第2通信エリア)に入る(8)。すると、通信端末10は、無線LANを介して、施解錠装置40へ識別情報を送信する(9)。施解錠装置40は、認証装置30から受信した識別情報に、通信端末10から受信した識別情報が含まれているか否かを判定する(10)。含まれている場合、施解錠装置40は、扉を解錠する(11)。
入場管理システム1は、通信端末10、入管サーバ20、認証装置30、施解錠装置40を備える。
通信端末10は、例えば、スマートフォンであり、アンテナ50を介して、携帯電話網に接続されるとともに、無線LANに接続可能である。入管サーバ20は、社内ネットワーク51に接続されている。入管サーバ20と認証装置30とは、ネットワーク52を介して接続されている。認証装置30と施解錠装置40とは、ネットワーク53を介して接続されている。また、認証装置30は、ビル毎に設けられた第1無線LAN54に接続されており、施解錠装置40は、部屋毎(扉毎)に設けられた第2無線LAN55に接続されている。
通信端末10は、携帯電話網や無線LANを介して社内ネットワーク51に接続することにより、入管サーバ20にアクセス可能である。
接続情報記憶部22は、ビル毎に、第1無線LAN54のアクセスポイントのSSID(Service Set Identifier)及びPIN(Personal Identification Number)を記憶している。
接続情報記憶部35は、ビルの部屋毎に、第2無線LAN55のアクセスポイントのSSID及びPINを記憶している。
通信端末10の入場申請部11は、ユーザの操作に従い、入場したいビル及び部屋を指定した指定情報と、通信端末10の識別情報とを含む入場申請を入管サーバ20へ送信する(S101)。すると、入管サーバ20の入場認証部21は、入場申請に対して入場を許可するか否かを判定する(S102)。例えば、入場認証部21は、管理者へ入場申請を電子メール等で転送し、管理者からの返信に従い、入場を許可するか否かを判定する。
入場を許可する場合(S102で許可)、入場認証部21は、通信端末10へ許可応答を送信するとともに(S103)、通信端末10の識別情報と入場が許可されたビル及び部屋を示す部屋情報とを認証装置30へ送信する(S104)。ここで、許可応答には、入場が許可されたビル及び部屋を示す部屋情報と、入場が許可されたビルに対応付けて接続情報記憶部22に記憶された第1無線LAN54のSSID及びPINとが含まれる。通信端末10の接続情報記憶部12は、図6に示すように、第1無線LAN54のSSID及びPINを記憶する(S105)。また、認証装置30の端末情報記憶部31は、図7に示すように、送信された部屋情報と識別情報とを対応付けて記憶する(S106)。
認証装置30の取得部32は、通信端末10から送信された識別情報を取得する(S109)。そして、認証装置30の判定部33は、端末情報記憶部31が記憶した識別情報に、取得した識別情報が含まれるか否かを判定する(S110)。含まれると判定された場合(S110で含まれる)、認証装置30の識別情報送信部34は、第1認証情報を通信端末10へ送信するとともに(S111)、通信端末10の識別情報と入場が許可されたビル及び部屋を示す部屋情報とを施解錠装置40へ送信する(S112)。ここで、第1認証情報には、識別情報に対応付けて端末情報記憶部31に記憶された部屋に対応する第2無線LAN55のSSID及びPINが含まれる。通信端末10の接続情報記憶部12は、図6に示すように、第2無線LAN55のSSID及びPINを記憶する(S113)。施解錠装置40の端末情報記憶部41は、図8に示すように、送信された部屋情報と識別情報とを対応付けて記憶する(S114)。
施解錠装置40の取得部42は、通信端末10から送信された識別情報を取得する(S117)。そして、施解錠装置40の判定部43は、端末情報記憶部41が記憶した識別情報に、取得した識別情報が含まれるか否かを判定する(S118)。含まれると判定された場合(S118で含まれる)、施解錠装置40の解錠部44は、扉を解錠する(S119)。
そのため、警備員等がいるビルの入口等に設定された第1通信エリアを通ることなく、扉の前までたどり着いたとしても、解錠されることはない。したがって、高いセキュリティが実現されている。
また、施解錠装置40では、認証装置30で認証された識別情報のみ有しており、データ量が少ないため、認証に時間がかからない。したがって、扉の前が混雑することを防止できる。認証装置30での認証処理は、ユーザが扉の前に到着するまでに終えればよいため、多少時間がかかっても構わない。
例えば、第1通信エリアに関しては、予めビルの入口付近等の指定範囲を第1通信エリアとすると定めておいてもよい。そして、携帯電話網の基地局の電波により通信端末10の位置を特定して、予め定めた指定範囲に通信端末10が入った場合に、通信端末10が携帯電話網を介して認証装置30へ識別情報を送信するようにしてもよい。
また、第2通信エリアに関しては、施解錠装置40のBluetooth(登録商標)や赤外線通信の通信エリアとしてもよい。そして、通信端末10がBluetooth(登録商標)や赤外線通信によって施解錠装置40と接続された場合に、Bluetooth(登録商標)や赤外線通信により施解錠装置40へ識別情報を送信するようにしてもよい。
例えば、図4のS101では、入場申請にユーザの顔写真を含めておく。S104では、入管サーバ20の入場認証部21が、ユーザの顔写真を識別情報等とともに認証装置30へ送信する。S110では、認証装置30の判定部33が、識別情報が含まれる場合に、ビルの入口付近に設置されたカメラによりユーザの顔写真を撮影して、撮影した顔写真と、S104で送信された顔写真との比較を行い、同一人物であるか否かを判定する。これにより、通信端末10を他人に貸す、あるいは、通信端末10を不正に取得する等して、入場を許可されていないユーザが部屋に入ることを防止できる。
実施の形態2では、第2通信エリアで認証を受けることなく、ユーザが部屋に入ってしまった場合の処理について説明する。
実施の形態2では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
認証を受けた通信端末10でなければ、部屋の中から扉を開けることができない仕組(アンチパスバック)が導入されている場合もある。このような場合には、認証を受けることなく部屋に入ったユーザは、部屋から出る際、扉を開けることができなくなってしまう。そこで、部屋の中にいるユーザの通信端末10を後追いで認証する必要がある。
施解錠装置40は、扉を解錠した場合、通信端末10から受信した識別情報を、認証装置30へ送信する(1)。
ユーザは、通信端末10を携帯して、部屋の中に入り、部屋の中に設定された無線LANのアクセスポイントの通信エリア(第3通信エリア)に入る(2)。すると、通信端末10は、無線LANを介して、認証装置30へ識別情報を送信する(3)。認証装置30は、入管サーバ20から受信した識別情報に、通信端末10から受信した識別情報が含まれているか否かを判定するとともに、施解錠装置40から受信した識別情報に、通信端末10から受信した識別情報が含まれているか否かを判定する(4)。
入管サーバ20から受信した識別情報に、通信端末10から受信した識別情報が含まれており、かつ、施解錠装置40から受信した識別情報に、通信端末10から受信した識別情報が含まれていない場合、認証装置30は、通信端末10を後追いで認証する(5)。つまり、認証装置30は、通信端末10が、第2通信エリアで認証を受けることなく、部屋に入ってしまったと判断して、通信端末10を後追いで認証する。
図10に示す入場管理システム1では、図2に示す入場管理システム1と比べ、認証装置30が第3無線LAN56に接続されている点が異なる。また、施解錠装置40が、識別情報送信部45(第2識別情報送信部)を備える点が異なる。
図11は、入管サーバ20の接続情報記憶部22が記憶する情報を示す図である。
接続情報記憶部22は、ビル毎に、第1無線LAN54のアクセスポイントのSSID及びPINを記憶するとともに、ビルの部屋毎に、第3無線LAN56のアクセスポイントのSSID及びPINを記憶している。
なお、図5に示すS103では、許可応答に、入場が許可されたビル及び部屋に対応付けて接続情報記憶部22に記憶された第3無線LAN56のSSID及びPINが含まれており、図5に示すS105では、通信端末10の接続情報記憶部12は、第3無線LAN56のSSID及びPINを記憶するものとする。
図5に示すS119で施解錠装置40の解錠部44が扉を解錠した場合、識別情報送信部45は、図5に示すS117で取得した識別情報を認証装置30へ送信する(S201)。認証装置30の端末情報記憶部31は、図13に示すように、送信された識別情報が施解錠装置40で認証済であると記憶する(S202)。
認証装置30の取得部32は、通信端末10から送信された識別情報を取得する(S205)。そして、認証装置30の判定部33は、端末情報記憶部31が認証済であると記憶した識別情報に、取得した識別情報が含まれるか否かを判定する(S206)。これにより、判定部33は、通信端末10が第2通信エリアで認証を受けているか否かを判定する。含まれている場合(S206で含まれる)、第2通信エリアで認証を受けているため、処理を終了する。
一方、含まれていない場合(S206で含まれない)、判定部33は、端末情報記憶部31が(認証済でないと)記憶した識別情報に、取得した識別情報が含まれており、かつ、端末情報記憶部31が、その識別情報と第3無線LAN56の設置された部屋の識別情報とを対応付けて記憶しているか否かを判定する(S207)。これにより、判定部33は、通信端末10が部屋への入場を許可されているか否かを判定する。許可されている場合(S207で許可)、端末情報記憶部31は、その識別情報が施解錠装置40で認証済であると記憶する(S208)。つまり、認証装置30は、後追いで認証する。
例えば、第1通信エリアと同様に、携帯電話網の基地局の電波により通信端末10の位置を特定する方式であってもよい。
従来、オフィス等では、営業日にだけ、各社員に配布されたICカードによって扉が解錠できるようにしている場合もある。この場合には、非営業日にオフィスに入りたい社員等(以下、臨時入室者)は、非営業日にも解錠可能な非営業日用のICカード(以下、臨時カード)を入手しておく必要がある。しかし、非営業日の前日等には、臨時カードを発行する窓口等が混雑し、臨時入室者に負担がかかっていた。しかし、以上の実施の形態で説明した入場管理システム1では、通信端末10を操作するだけで、入室許可を受けることができ、臨時入室者の負担を軽減できる。
通信端末10、入管サーバ20、認証装置30、施解錠装置40は、コンピュータである。通信端末10、入管サーバ20、認証装置30、施解錠装置40の各要素をプログラムで実現することができる。
通信端末10、入管サーバ20、認証装置30、施解錠装置40のハードウェア構成としては、バスに、演算装置901、外部記憶装置902、主記憶装置903、通信装置904、入出力装置905が接続されている。
プログラムは、入場申請部11、識別情報送信部13、入場認証部21、取得部32、判定部33、識別情報送信部34、取得部42、判定部43、解錠部44、識別情報送信部45として説明している機能を実現するプログラムである。
更に、外部記憶装置902にはオペレーティングシステム(OS)も記憶されており、OSの少なくとも一部が主記憶装置903にロードされ、演算装置901はOSを実行しながら、上記プログラムを実行する。
また、実施の形態1,2の説明において、接続情報記憶部12、接続情報記憶部22、端末情報記憶部31、接続情報記憶部35、端末情報記憶部41が記憶する等と説明した情報等が主記憶装置903にファイルとして記憶されている。
Claims (5)
- 認証装置と施解錠装置とを備える入場管理システムであり、
前記認証装置は、
通行が認められた通信端末の識別情報を記憶する端末情報記憶部と、
第1通信エリアに入った通信端末から、識別情報を取得する第1取得部と、
前記端末情報記憶部が記憶した識別情報に、前記第1取得部が取得した識別情報が含まれているか否か判定する第1判定部と、
前記第1判定部が含まれていると判定した場合に、前記第1取得部が取得した識別情報を前記施解錠装置へ送信する第1識別情報送信部と
を備え、
前記施解錠装置は、
前記第1通信エリアとは異なる第2通信エリアに入った通信端末から、識別情報を取得する第2取得部と、
前記第1識別情報送信部から送信された識別情報に、前記第2取得部が取得した識別情報が含まれているか否か判定する第2判定部と、
前記第2判定部が含まれていると判定した場合に、扉を解錠する解錠部と、
前記第2取得部が取得した識別情報を前記認証装置へ送信する第2識別情報送信部と
を備え、
前記第1取得部は、前記扉の先のエリアである第3通信エリアに入った通信端末から、識別情報を取得し、
前記第1判定部は、前記第2識別情報送信部から送信された識別情報に、前記第3通信エリアに入った通信端末から前記第1取得部が取得した識別情報が含まれているか否か判定するとともに、前記第2識別情報送信部から送信された識別情報に含まれていない場合には、前記端末情報記憶部が記憶した識別情報に、前記第3通信エリアに入った通信端末から前記第1取得部が取得した識別情報が含まれているか否か判定する
ことを特徴とする入場管理システム。 - 前記第2通信エリアは、前第第1通信エリアよりも前記扉に近いエリアである
ことを特徴とする請求項1に記載の入場管理システム。 - 前記第2通信エリアは、前第第1通信エリアよりも狭いエリアである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の入場管理システム。 - 前記端末情報記憶部は、通信端末の識別情報とともに、ユーザの認証情報を記憶し、
第1判定部は、含まれていると判定した場合に、前記第1取得部が取得した識別情報とともに記憶した認証情報に基づきユーザの認証を行い、
前記第1識別情報送信部は、前記第1判定部がユーザの認証に成功した場合に、前記第1取得部が取得した識別情報を前記施解錠装置へ送信する
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の入場管理システム。 - 前記扉は、前記第1判定部が前記端末情報記憶部が記憶した識別情報に含まれていると判定した、前記第3通信エリアに入った通信端末から前記第1取得部が取得した識別情報と、前記第2判定部が含まれていると判定した識別情報とのいずれかの識別情報を有する通信端末により、前記扉の先のエリアから開けられるように設定された
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の入場管理システム。
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