JP5748382B1 - クラゲの切断加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】非直線状の切断刃や高圧水噴射装置、レーザ光照射装置、回転テーブルといった、普及品とは言えない特殊な道具や装置を使用しなければ、クラゲの直径よりも長い切り身を生産することができないという課題があった。【解決手段】円形状のクラゲJを、直交する2つの直径AA’,BB’に折り目を付けて直角4つ折りにし扇形OA’B,OAB’,OA’B’を中心角90度の扇形OABに折り重ねる折り重ねステップST1,ST2と、4つの半径OA,OA’,OB,OB’のうちのいずれか1つに切込みCを入れる切込みステップST3と、扇形OABに折り重ねて切込みCを入れたクラゲJを、ベルトコンベアF上に載せて扇形OABの弦Sと平行に直線状のギロチンカッターGで複数切断する切断ステップST4とを備えるようにする。【選択図】 図1

Description

この発明は、円形状を呈する食用のクラゲを、ギロチンカッターその他の切断手段を用いて直線状に切断し、細帯状のクラゲの切り身を生産するクラゲの切断加工方法に係るものである。
クラゲを食材として提供するために円形状のクラゲを細帯状の切り身に切断する切断加工方法「ギロチンカット」が広く普及している。この方法によると、ベルトコンベア上を搬送されてきた円形状のクラゲは、その直径と平行に直線状のギロチンカッターで複数切断される。一般にクラゲの切り身は長いものほど高級品として取り引きされるため、最長でもせいぜいクラゲの直径相当の長さの切り身しか生産することができない点は、「ギロチンカット」の欠点である。
この欠点を解消するために、例えば特許文献1では、非直線状(渦巻き状又は螺旋状)に形成した特殊な切断刃(切断手段)を使用し、円形状のクラゲを非直線状にプレス切断している。このようにすることで、円形の外周の一端からその中心の他端まで非直線状に繋がった、クラゲの直径よりも長い細帯状の切り身を生産できる。
また同文献では、クラゲを非直線状に切断する別の切断手段として、高圧水噴射装置又はレーザ光照射装置を使用している。回転テーブル上にクラゲを載置して回転させながら上記の切断手段をクラゲの中心から外周方向へ移動させてクラゲを非直線状に切断する。このようにすることでも、円形の外周の一端からその中心の他端まで非直線状に繋がった、クラゲの直径よりも長い細帯状の切り身を生産できる。
特許第3229306号
従来のクラゲの切断加工方法は以上のように構成されているので、非直線状の切断刃や高圧水噴射装置、レーザ光照射装置、回転テーブルといった、普及品とは言えない特殊な道具や装置を使用しなければ、クラゲの直径よりも長い切り身を生産することができないという課題があった。
この発明は上記の課題を解決するためになされたもので、普及品とは言えない特殊な道具や装置を一切使用することなく、クラゲの直径よりも長い切り身を簡単に生産することが可能なクラゲの切断加工方法を提供することを目的とする。
この発明に係るクラゲの切断加工方法は、円形状のクラゲを、少なくとも2つの異なる直径に折り目を付けて中心角が90度以下の扇形に折り重ね、この扇形の弦と平行に直線状の切断手段で複数切断するようにしたものである。
この発明に係るクラゲの切断加工方法は、扇形に折り重ねたクラゲを複数切断する前に、クラゲの半径の1つに切込みを入れるようにしたものである。
この発明によれば、円形状のクラゲを、少なくとも2つの異なる直径に折り目を付けて中心角が90度以下の扇形に折り重ね、この扇形の弦と平行に直線状の切断手段で複数切断するようにしたので、普及品とは言えない特殊な道具や装置を一切使用することなく、クラゲの直径よりも長い切り身を簡単に生産できるという効果が得られる。
この発明によれば、扇形に折り重ねたクラゲを複数切断する前に、クラゲの半径の1つに切込みを入れるようにしたので、切込み作業を1回行うだけで全ての切り身に一端及び多端をそれぞれ形成できるようになり、作業効率が向上するという効果が得られる。
この発明の実施の形態1によるクラゲの切断加工方法を示すフローチャートである。 図1のクラゲの切断加工方法を説明するための模式的な平面図である。 図1のクラゲの切断加工方法を説明するための模式的な平面図である。 図1のクラゲの切断加工方法によってクラゲの直径よりも長い切り身が生産される部分を求めるための模式的な平面図である。 この発明の実施の形態3によるクラゲの切断加工方法を説明するための模式的な平面図である。 この発明の実施の形態3によるクラゲの切断加工方法を説明するための模式的な平面図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、各図面において、同一の又は相当する構成要素については共通する符号を付してある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるクラゲの切断加工方法を示すフローチャートである。また、図2−1及び図2−2は図1のクラゲの切断加工方法を説明するための模式的な平面図である。
切断加工開始前の図2−1(a)において、符号Jは円形状のクラゲであり、洗浄後に塩やミョウバンを加えて漬け込み、半乾燥させてある。また、OはクラゲJの中心、AA’及びBB’はそれぞれクラゲJの直径である。直径AA’と直径BB’とは中心Oにおいて直交している。
始めに図1のステップST1において、図2−1(a)のクラゲJを、直径AA’に折り目を付け、半径OBと半径OB’とが重なるように2つ折りにする(図2−1(b))。
続いてステップST2において、今度は図2−1(b)の半円状のクラゲJを、直径BB’(半径OB,OB’)に折り目を付け、半径OAと半径OA’とが重なるように直角4つ折りにし、クラゲJ(扇形OA’B,OAB’,OA’B’)を中心角90度の扇形OABに折り重ねる(図2−1(c))。
次にステップST3において、ステップST1,ST2で折り目を付けた直径AA’,BB’を構成する4つの半径OA,OA’,OB,OB’のうちのいずれか1つに、普及品のハサミやカッター、包丁などを用いて切込みCを入れる(図2−1(c))。ここでは半径OA’に切込みCを入れる。このとき、扇形OABに折り重ねたクラゲJを仮に展開してみると、図2−1(d)のような状態になっている。
このステップST3を実行する理由は、後述するように、切込みCを入れる作業を一回行うだけで、図1のクラゲの切断加工方法により生産された細帯状の各切り身にもれなく一端及び多端を形成できるからであり、作業効率が向上するためである。
さて、ステップST3まで手順が進んで図2−1(c)の状態となったら、最後のステップST4において、図2−2(e)に示すように、ベルトコンベアFの上流側にクラゲJを載せる。ベルトコンベアFの中ほどには、直線状の切断手段であるギロチンカッターGが搬送方向Dと直交するように設置されており、このステップST4でベルトコンベアF上にクラゲJを載せる際には、ギロチンカッターGと扇形OABの弦Sとが平行になるようにする。
こうしてベルトコンベアFに載せられたクラゲJは、ベルトコンベアFの上流側から搬送方向Dへ搬送されてギロチンカッターGに到達し、ギロチンカッターGにより弦Sと平行に複数切断され(ステップST4)、切断線g〜gが入った状態となって図2−2(e)の下流側まで搬送される。
ここで、切断線g〜gにより切断されたクラゲJの各切り身を展開し元の円形状にまとめると、図2−2(f)のようになる。正4角形ABA’B’よりも外周側の切断線gを除き、切断線g〜gは、点Oを中心とする同心状に、かつ、各対角線(各頂角)が同じ直径AA’,BB’の方向に揃った5つの正4角形として現れる。クラゲJを扇形OABに折り重ねたので、各正4角形状の切断線g〜gの各辺は、全て1つに重なった状態のときにギロチンカッターGにより切断することで形成されたものである。
そして注目すべきは、図2−2(g)に示した以下の3つの切り身J〜Jの長さである。
正4角形状の切断線gを内周とし、正4角形状の切断線gを外周とするリング型で細帯状の切り身J
正4角形状の切断線gを内周とし、正4角形状の切断線gを外周とするリング型で細帯状の切り身J
正4角形状の切断線gを内周とし、正4角形状の切断線gを外周とするリング型で細帯状の切り身J
切込みCが入った部分を一端及び多端とする各切り身J〜Jの一端から多端までの長さは、円形状だったクラゲJの直径AA’よりも長くなっていることが分かる(切断線gを内周とし切断線gを外周とする切り身については、切断線g側は直径AA’よりも長いが切断線g側が直径AA’よりも短いため、図2−2(g)には含めていない。)。
従来の「ギロチンカット」の場合、クラゲJを切断しても、直径AA’以下の長さの切り身しか生産することができなかった。これに対してこの実施の形態1によるクラゲの切断加工方法で生産した切り身J〜Jは直径AA’よりも長いため、より高級品として取り引きされるようになり、大きな経済的価値を生み出すことが可能となる。
また特許文献1の場合、非直線状の切断刃や高圧水噴射装置、レーザ光照射装置、回転テーブルといった、普及品とは言えない特殊な道具や装置を使用しなければ、直径AA’よりも長い切り身を生産することができなかった。これに対してこの実施の形態1によるクラゲの切断加工方法では、設備投資を全くすることなく、普及品のベルトコンベアF及びギロチンカッターGを使用して直径AA’よりも長い切り身J〜Jを生産することが可能となる。
図2−2(f)に示したようなクラゲJの切断パターンは、特許文献1に倣って、例えば切断線g〜gと切込みCとを転写した特殊な金型によるプレス切断でも実現は可能である。しかし、本願発明の大きなメリットは、そういった特殊な道具(金型)や装置を一切使用することなく、広く普及しているベルトコンベアF及びギロチンカッターGをそのまま使用して、しかも「ギロチンカット」の場合よりも長い切り身J〜Jを簡単に生産できる点にある。
以上のように、この実施の形態1によれば、円形状のクラゲJを、直交する2つの直径AA’,BB’に折り目を付けて直角4つ折りにし扇形OA’B,OAB’,OA’B’を中心角90度の扇形OABに折り重ねる折り重ねステップST1,ST2と、扇形OABに折り重ねたクラゲJを、ベルトコンベアF上に載せて扇形OABの弦Sと平行に直線状のギロチンカッターGで複数切断する切断ステップST4とを備えるようにしたので、普及品とは言えない特殊な道具や装置を一切使用することなく、クラゲJの直径AA’よりも長いリング型で細帯状の切り身J〜Jを簡単に生産できるという効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、折り目を付けた4つの半径OA,OA’,OB,OB’のうちのいずれか1つに切込みCを入れる切込みステップST3を折り重ねステップST1,ST2と切断ステップST4との間に備えるようにしたので、切込みCを入れる作業を一回行うだけで、生産した全ての切り身……,J,J,Jに一端及び多端をそれぞれ形成できるようになり、作業効率が向上するという効果が得られる。
なお、切込みステップST3はこの実施の形態1に必須の手順ではない。例えばステップST4の後に、細帯状の各切り身に1つずつ切込みを入れて一端及び多端を形成するようにしても構わない。
また、切込みステップST3では、半径OA,OB,OA’,OB’以外の、折り目を付けていない部分に切込みCを入れるようにしても良い。このようにしても、切込みCを入れる作業を一回行うだけで、生産した全ての切り身……,J,J,Jに一端及び多端をそれぞれ形成できるようになり、作業効率が向上するという同様の効果が得られる。
さらに、切込みステップST3は、折り重ねステップST1の前で実行しても良いし、折り重ねステップST1と折り重ねステップST2との間で実行するようにしても良く、作業効率が向上するという同様の効果が得られる。
さらに、切断ステップST4では、扇形OABに折り重ねたクラゲJを、ベルトコンベアF及びギロチンカッターGによって弦Sと平行に複数切断するようにしたが、この実施の形態1はこれに限定されず、普及品のハサミやカッター、包丁などといった他の直線状の切断手段で複数切断しても良い。このことによっても、普及品とは言えない特殊な道具や装置を一切使用することなく、クラゲJの直径AA’よりも長い切り身J〜Jを簡単に生産できるという同様の効果が得られる。
さらに、切断ステップST4で切断した切断線g〜gの数(又は細帯状の各切り身の幅)は特に限定されず、ベルトコンベアFの搬送スピード及びギロチンカッターGの切断スピードをそれぞれ調整するなどして、クラゲJの切断加工方法の実施者が切断線g〜gの数を適宜決定すれば良い。
実施の形態2.
この実施の形態2では、図1のクラゲの切断加工方法によって、クラゲJの直径2rよりも長い切り身が生産される部分を求める。
図3は図1のクラゲの切断加工方法によってクラゲの直径よりも長い切り身が生産される部分を求めるための模式的な平面図である。
図3の半径rの円形状のクラゲJにおいて、直径AA’,BB’上の4点V,V’,W,W’はいずれも中心Oから上下左右の4方向へ距離arだけ離れている。ただし、0<a≦1とする。
ここで、4点V,W,V’,W’を4つの頂点とする正4角形VWV’W’の一辺の長さをxとすると、xは次の式(1)で表される。
x=ar÷cos45° 式(1)
既に説明したように、図1のクラゲJの切断加工方法によれば、点Oを中心とした同心状にリング型をした長さ4xの切り身が生産されるので、正4角形VWV’W’を切り身に見立て、式(1)の両辺を4倍して式(2)が得られる。
4x=4√2×ar 式(2)
切り身の長さ4xがクラゲJの直径2rよりも長くなる条件は、式(3)のように表される。
2r<4x 式(3)
したがって式(2),(3)からxを消去して、係数aの取り得る範囲を求めると、式(4)のようになる。
0.35……<a≦1 式(4)
以上より、0.35……×rよりも外周側、およそ半径rの1/3(=0.33……)よりも外周側において、直径2rよりも長い切り身を生産できることが分かる。
実施の形態3.
実施の形態1では、円形状のクラゲJを、中心角90度の扇形OABに折り重ねるようにしていたが、この他に例えば次のようなバリエーションも考えられる。
図4はこの発明の実施の形態3によるクラゲの切断加工方法を説明するための模式的な平面図であり、クラゲの折り重ねの第1のバリエーションに関するものである。
図4(a)において、隣接する直径と角度60°をなして中心Oで交わる3つの直径PP’,QQ’,RR’(半径OP,OP’,OQ,OQ’,OR,OR’)に折り目を付け、図4(b)に示すように、クラゲJを、すなわちクラゲJを構成する扇形であって扇形OPQ’以外の各扇形OQ’R,ORP’,OP’Q,OQR’,OR’Pを、中心角60°の扇形OPQ’に折り重ねる。
そして図1のステップ3と同様に、折り目を付けた6つの半径OP,OP’,OQ,OQ’,OR,OR’のうちの1つの半径OP’に切込みCを入れた後に、図1のステップ4と同様に、扇形OPQ’に折り重ねて切込みCを入れたクラゲJを、ベルトコンベアF上に載せて弦Sと平行に直線状のギロチンカッターGで複数切断する。
このようにすることでも、図4(c)に示すように、特殊な道具や装置を一切使用することなく、正6角形状の切断線gn−1(nは適当な自然数)を内周とし、正6角形状の切断線gを外周とするリング型で細帯状の、クラゲJの直径PP’よりも長い切り身Jを簡単に生産できる。
図5はこの発明の実施の形態3によるクラゲの切断加工方法を説明するための模式的な平面図であり、クラゲの折り重ねの第2のバリエーションに関するものである。
図5(a)において、隣接する直径と角度45°をなして中心Oで交わる4つの直径KK’,LL’,MM’,HH’(半径OK,OK’,OL,OL’,OM,OM’,OH,OH’)に折り目を付け、図5(b)に示すように、クラゲJを、すなわちクラゲJを構成する扇形であって扇形OKM以外の各扇形OML’,OL’H’,OH’K’,OK’M’,OM’L,OLH,OHKを、中心角45°の扇形OKMに折り重ねる。
そして図1のステップ3と同様に、折り目を付けた8つの半径OK,OK’,OL,OL’,OM,OM’,OH,OH’のうちの1つの半径OK’に切込みCを入れた後に、図1のステップ4と同様に、扇形OKMに折り重ねて切込みCを入れたクラゲJを、ベルトコンベアF上に載せて弦Sと平行に直線状のギロチンカッターGで複数切断する。
このようにすることでも、図5(c)に示すように、特殊な道具や装置を一切使用することなく、正8角形状の切断線gk−1(kは適当な自然数)を内周とし、正8角形状の切断線gを外周とするリング型で細帯状の、クラゲJの直径KK’よりも長い切り身Jを簡単に生産できる。
なお、図4及び図5も折り重ねのバリエーションの一例であって、本願発明はこれらに限定されるものではなく、クラゲJを、中心角のさらに小さい扇形に折り重ねるようにしても良い。ポイントは、円形状のクラゲJを、少なくとも2つの異なる直径に折り目を付けて中心角が90度以下の扇形に折り重ね、その後に、扇形のクラゲJを、扇形の弦Sと平行に直線状の切断手段で複数切断することである。
クラゲJはある程度の厚みがあってあまり多くは折り重ねられないため、その点で、折り目を付ける直径の数が必要最低限の2つで済む実施の形態1は最も現実的であり、作業性も高い。しかしながら、この実施の形態3のように、折り目を付ける直径の数を増やすと、各切断線が示す正2N角形状(Nは2以上の自然数)のNの値が大きくなって正2N角形状がクラゲJの円形状をより正確に近似するので、無駄の少ない切断加工が可能になる。
以上のように、この実施の形態3によれば、円形状のクラゲJを、隣接する直径と角度60°をなして中心Oで交わる3つの直径PP’,QQ’,RR’に折り目を付けて中心角60°の扇形OPQ’に折り重ねる折り重ねステップと、折り目を付けた各直径PP’,QQ’,RR’のうちの1つの半径に切込みCを入れる切込みステップと、扇形OPQ’に折り重ねて切込みCを入れたクラゲJを、ベルトコンベアF上に載せて弦Sと平行に直線状のギロチンカッターGで複数切断する切断ステップとを備えるようにしたので、特殊な道具や装置を一切使用することなく、正6角形状の切断線gn−1(nは適当な自然数)を内周とし、正6角形状の切断線gを外周とするリング型で細帯状の、クラゲJの直径PP’よりも長い切り身Jを簡単に生産できるという効果が得られるとともに、各切断線が示す正6角形状がクラゲJの円形状をより正確に近似するので、無駄の少ない切断加工が可能になるという効果が得られる。
また、この実施の形態3によれば、円形状のクラゲJを、隣接する直径と角度45°をなして中心Oで交わる4つの直径KK’,LL’,MM’,HH’に折り目を付けて中心角45°の扇形OKMに折り重ねる折り重ねステップと、折り目を付けた各直径KK’,LL’,MM’,HH’のうちの1つの半径に切込みCを入れる切込みステップと、扇形OKMに折り重ねて切込みCを入れたクラゲJを、ベルトコンベアF上に載せて弦Sと平行に直線状のギロチンカッターGで複数切断する切断ステップとを備えるようにしたので、特殊な道具や装置を一切使用することなく、正8角形状の切断線gk−1(kは適当な自然数)を内周とし、正8角形状の切断線gを外周とするリング型で細帯状の、クラゲJの直径KK’よりも長い切り身Jを簡単に生産できるという効果が得られるとともに、各切断線が示す正8角形状がクラゲJの円形状をより正確に近似するので、無駄の少ない切断加工が可能になるという効果が得られる。
以上、本願明細書では、クラゲの切断加工方法についての説明を容易にするために、「円形」、「直径」、「扇形」、「弦」、「平行」、「直線」、「中心」、「直交」、「中心角90度」、……などといった幾何学上の用語を種々用いてきた。しかしながら、これらの用語は、本願発明に対し幾何学的厳密さを要求するものではない。
例えば、「円形」状のクラゲが真円である必要はないし、「扇形」に折り重ねたクラゲが正確に扇形である必要もないし、「直線」状のギロチンカッターが完全な直線である必要もないし、「中心角90度」が寸分の狂いもなく90度である必要もない。本願発明が実施可能な限りにおいて各用語がこういった誤差の許容範囲を持っていることは、当業者であれば本願明細書から容易に理解されるであろう。
AA’,BB’,HH’,KK’,LL’,MM’,PP’,QQ’,RR’ 直径、C 切込み、D 搬送方向、F ベルトコンベア、G ギロチンカッター、g〜g,gn−1,gk−1,g,g 切断線、J クラゲ、J〜J,J,J 切り身、O 中心、S 弦、VWV’W’ 正4角形。

Claims (2)

  1. 円形状のクラゲを、円形の中心で交わる少なくとも2つの直径に折り目を付けて中心角が90度以下の扇形に折り重ね、この扇形の弦と平行に直線状の切断手段で複数切断することを特徴とするクラゲの切断加工方法。
  2. 扇形に折り重ねたクラゲを複数切断する前に、クラゲの半径の1つに切込みを入れることを特徴とする請求項1記載のクラゲの切断加工方法。
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