JP5736148B2 - 花器 - Google Patents

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本発明は、形状を変化させ得る花器に関する。
従来、変形可能な容器としては、拡幅及び縮小が可能となるように折り目がつけられた容器(例えば下記特許文献1参照)や、花保持部と花器部とが着脱自在に構成され、しかも当該花保持部が逆円錐状(放射状)を呈し、段階的に広がりを持たせて花量を自由に選択でき、花保持部の掛け具に係止する支え金によって花々を挿し易く固定器具を不要とする軽量、美観な変形花器(例えば下記特許文献2参照)が紹介されている。
特開平10−120044号公報 特開2006−87868号公報 特開2006−16681号公報
しかし、上記手法のいずれもが、全周囲に亘って均一な変形が行われることから、花の量やアレンジに応じた支持・固定の便が悪く、適宜変形を行うことによるデザインの余地も狭いと言う問題がある。例えば、フィギュアや置物や容器など金属の塑性変形を利用してシルエットを変化させ得る物品も市場において種々紹介されている様ではあるが(例えば上記特許文献3参照)、それらは、専らその素材の性質による効能を示したものに留まり、度重なる変形による劣化を最小限に抑えるべく、最小限の変形を以って花器として求められる機能(例えば、花器に収める草木の量に応じた適正な草木姿勢の維持機能等)と美観の多様性(例えば、花器に収める草木の量に応じた制御された草木姿勢の維持機能等)を満足し得る花器は見当たらない。
本願発明は、上記実情に鑑み、度重なる変形による劣化を最小限に抑えるべく最小限の変形を以って花器として求められる機能と美観の多様性を満足し得る形態と性状を具備した花器の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明による花器は、塑性変形可能な素材からなり、草木の最大収容本数に合わせた広さの開口部を有する花器本体と、当該花器本体の開口部の周縁(開口部を取り囲む縁)から略起立した複数の弁を一体的に備えると共に、最下位から徐々に幅広となる略正十二角形の水平断面形状を有する花器であって、花器本体が有する十二の側面のうち、隣接する二乃至四側面に対して一片の割合で、且つ、弁の最大厚よりも広い略均一な間隔を隔てて各弁を開口部の周縁に備え、各弁は直線的な側縁を有する先細りに成形し、且つ、先端を略平坦に成形することを特徴とする。
また、各弁は、同形状で直線的な側縁を有することが、隣接する弁間の抵触を避けて所望の変形を与えられる点で望ましく、花器本体の開口部の周縁より略起立した状態に成形加工することが、度重なる変形による劣化を最小限に抑える点で望ましい。
塑性変形可能な素材とは、例えば、Sn(錫)の含有率が99.0wt%から100.0wt%の範囲にある金属材料が挙げられる。Snの含有率がSn99.85wt%〜100.00wt%であれば、独特の金属光沢を有し、長期間にわたり金属光沢を維持することとなる。また、Sn99.95wt%以上で、かつPb(鉛)がPb0.020wt%以内であれば、塑性加工の際に錫独特の音色を得ることができ、加工の具合が音で確認できることを以って、過度な加工に起因した破損を回避することができる。加えて、Pbの含有率がPb0.000wt%〜0.020wt%であれば、有害な鉛の溶出が抑制されることから、衛生的である他、製品のくすみが軽減されることによって光沢の維持に有利である。
花器の肉厚は、弁にあっては約1.5mm〜約4.0mmが手作業による塑性加工の便宜の点で望ましく、花器本体にあっては、所望の保形強度に応じてそれ以上の肉厚に設定しても良い。この様に、本発明による花器は、ある程度厚みがあるので、重厚感をもったものが提供できる他、度重なる塑性加工で肉厚が減少し破れが生じることも回避できる。
尚、ここで塑性変形とは、力を加えるのをやめても元の状態には戻らないような変形のことを言いう。
本発明による花器によれば、塑性変形が容易な素材と適格な形状とが相俟って、以下の様な実用効果を得ることができる。
即ち、Snの含有率が99.0wt%から100.0wt%の範囲にある金属材料等の塑性変形可能な素材からなることを以って、花器として求められる機能と美観の多様性を満足し得る性状を得ることができる。
また、草木の最大収容本数に合わせた広さの開口部を有する花器本体と当該花器本体の開口部の周縁より延出する複数の弁を一体的に備える構成によって、花器として求められる機能と美観の多様性を満足し得る形態を比較的容易に形作ることが可能となる。
加えて、各弁を先細りに成形し当該弁の最大厚よりも広い略均一な間隔を隔てて設けたことによって、隣接する弁間の抵触を避けて所望の変形を与えることができ、各弁を花器本体の開口部の周縁より略起立した状態に成形加工することによって、度重なる変形による劣化を最小限に抑えるべく最小限の変形を以って花器として求められる機能と美観の多様性を満足させることができる。
先細りの弁は、開口部の口径の広狭を調整することが容易であって、しかも、その際における変形の量も最小限で足り、捩れを加える必要性も乏しく、緩やかな曲率での湾曲を以って足りる。また、最下位から徐々に幅広となる略正十二角形の水平断面形状を有する花器であって、花器本体が有する十二の側面のうち、隣接する二乃至四側面に対して一片の割合で、各弁を備えることによって、各弁の横断面形状が多角形状(隣接する二側面に対して一辺の割合で備えた場合は逆への字状)となり、当該弁の先端部においても生花の幹や枝や茎を支持することが可能となっている。そして更に、各弁の先端を略平坦にすることによって、ユーザーの安全に配慮すると共に、各弁の先端で生花の幹やその他の枝や茎や花を受けるのに好適な構成となっているため、従来に比べて格段に度重なる変形による劣化を抑えた上で、花器として求められる機能と美観の多様性を満足させることができる。
尚、錫などの金属は、抗菌性や滅菌性などによる防腐効果を以って、花器に生けた草木を長持ちさせることができる。
本発明による花器の一例を示す実施態様図であって、(A):成型加工したままの状態の側面図,(B):全ての弁を閉じた状態の側面図,(C):全ての弁を開いた状態の側面図,(D):一部の弁を閉じ一部の弁を開いた状態の側面図である。 本発明による花器の一例を示す成型加工したままの状態の(A):正(背)面図,(B):A−A線断面図,(C):平面図,(D):底面図,及び(E):左(右)側面図である。 本発明による花器の一例を示す弁を開いた状態の(A):正(背)面図,(B):左(右)側面図,(C):平面図,及び(D):底面図である。 本発明による花器の一例を示す弁を閉じた状態の(A):正(背)面図,(B):左(右)側面図,(C):平面図,及び(D):底面図である。 本発明による花器の一例を示す成型加工したままの状態の(A):正(背)面図,(B):左(右)側面図,(C):平面図,及び(D):底面図である。
以下、本発明による花器の実施の形態を図面に基づき説明する。
ここで示す実施の形態は、Sn含有率が99.96wt%の錫のインゴットを用い生型鋳造によりピンホールが生じないように成型加工したものであって、草木1の最大収容本数に合わせた広さの開口部2を有する花器本体3と、当該花器本体3の開口部2の周縁より延出する複数(当該例では六つ)の弁4を一体的に備えたものである。
図に示す花器は、最下位から徐々に幅広となる正十二角形の水平断面形状を有する形状を基調とし、その上部に全周にわたり等角度間隔で逆三角形状の切り込み5を入れることを以って、三角形状(直線的な側縁を持った先細り形状)の各々分割した相等しい六片の弁4を、開口部2の周縁から各弁4が略平行となるように起立した状態で形成したものである。
各弁4をこの様な形状とすることによって、定常状態(塑性変形がなされていない状態(当該例では成型時と同じ状態))にあっては(図2参照)、小菊の様な花や茎や葉が密集した花を櫛の様に支持して生けることが出来る他(図1(A)参照)、弁4を花器の中心に向けて適宜湾曲させることで(図4参照)、花器に収容する草木(以下生花1と記す)の本数に応じた生花1の幹(花器に差し入れられて起立する生花1の茎や枝)の支持領域を包囲することができ(図1(B)参照)、且つ当該支持領域6の面積及びその位置を適宜調整することができると共に、弁4を花器の外側へ向けて適宜湾曲させることで(図3参照)、花器の上方で広がった生花1の葉や花や茎を複数の弁4で下支えすることができる(図1(C)参照)。
当該花器では、定常状態においてそのシルエットが上下に直線的であり、各弁4は、花器本体3が有する十二の側面3aの各々に連続して略起立し、隣接する二側面に対して一片の割合で備える。
当該例にあっては、各弁4の側方から見た形状は略二等辺三角形を呈し、各弁4は、各々の基部が各弁4の基部の肉厚よりも広い略均一な間隔(各弁の基部の肉厚の約二倍から約三倍程度の間隔)7を隔てた配置となっている。
これを以って、各弁4は、隣接する弁4との干渉が生じることなく開口部2を閉鎖する方向へ湾曲させることができ(図1(B)(D)参照)、場合によっては、当該間隔7の存在によって生じる隙間8を以って生花1の枝や茎や葉を支持することができる。
当該例の花器は、最大幅が約60mmから約80mmであり、口径が約50mmから約70mm、肉厚は、弁にあっては、約1.5mmから約4.0mmが適当であるが(図2(B)参照)、花器本体3は、当該弁4と同程度であっても良いし、花器本体3の保形強度を適宜考慮して弁4よりも厚肉とすることもできる。また、花器本体3に打撃処理を適宜行い必要な場所を必要な硬度に制御することもできる。当該例にあっては、花器全体に亘って均一な肉厚に設定されている。
各弁4の長さは、デザイン面を考えれば花器本体3の開口部2の内径を超える長さで適宜選択すれば良いが、実用面を考えれば花器本体3の口径の約三倍以内が望ましい。また、各弁4の先端は、ユーザーの安全に配慮する上でも、各弁4の先端で生花1の幹やその他の枝や茎や花を受ける点でも、当該生花1の幹の径の約一倍から約三倍に相当する幅に亘って略平坦にすることが望ましい。
尚、図に示す例では、上記の如く隣接する二側面3a,3aに対して一片の割合で弁4を備える構成を採ることによって、各弁4の横断面形状が逆への字状となり、当該弁4の先端部においても生花1の幹や枝や茎を支持することが可能となっている(図1(D)参照)。同様の機能を果たすためには、隣接する三側面又は四側面に対して一片の割合で弁4を備える構成としてもよい。
1 草木(生花),2 開口部,
3 花器本体,3a 側面,
4 弁,5 切り込み,6 支持領域,7 間隔,8 隙間,

Claims (2)

  1. 塑性変形可能な素材からなり、
    草木(1)の最大収容本数に合わせた広さの開口部(2)を有する花器本体(3)と、当該花器本体(3)の開口部(2)の周縁から略起立した複数の弁(4)を一体的に備えると共に、最下位から徐々に幅広となる略正十二角形の水平断面形状を有する花器であって、
    花器本体(3)が有する十二の側面(3a)のうち、隣接する二乃至四側面(3a)に対して一片の割合で、且つ、弁(4)の最大厚よりも広い略均一な間隔(7)を隔てて各弁(4)を開口部(2)の周縁に備え、
    各弁(4)は、直線的な側縁を有する先細りに成形し、且つ、先端を略平坦に成形することを特徴とする花器。
  2. Snの含有率が99.0wt%から100.0wt%の範囲にある金属材料を素材とすることを特徴とする前記請求項記載の花器。
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