JP5713920B2 - グリコーゲン蓄積生物体におけるpha生産を最大にするためのプロセス - Google Patents

グリコーゲン蓄積生物体におけるpha生産を最大にするためのプロセス Download PDF

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Description

本出願は、以下の米国仮出願、2009年2月12日に出願された出願第61/151,940号からの35U.S.C.§119(e)による優先権を主張する。その出願は全体として参照により本明細書に組み込まれている。
ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)は、環境に優しいポリマー材料としての有望な候補物質と考えられている。これらのポリマーは、多様な材料特性を示し、再生可能資源から生産することができる。しかしながら、純粋微生物培養を用いて行われる伝統的なPHA生産に伴う高い生産費用によって、これらのポリマーの幅広い適用が制限されている。代替のPHA生産ストラテジーが混合培養の使用に基づいて提案されている。PHA生産に混合培養を用いることは、それが無菌条件を必要としないため、より費用効率が高くあり得る。さらに、それは、廃棄物又は廃棄副産物などの安価な基質の使用を可能にする。
本発明は、混合培養バイオマス中のPHAの生産を増加させるためのプロセスに関する。そのプロセスの第1ステージにおいて、基質に関連した有機材料が揮発性脂肪酸(VFA)に変換される。第2ステージにおいて、嫌気性・好気性選択プロセスを利用して、グリコーゲン蓄積生物体(GAO)を選択し、GAOが増殖して、開放系混合培養バイオマスを優占する(dominate)ようにさせる。選択プロセスの嫌気性相においてVFAの形で相対的に高い有機負荷を供給することによって、相対的に高いレベルの貯蔵グリコーゲンを有するGAOが生じる。ステージ3において、グリコーゲンに富むGAOバイオマスに、嫌気性若しくは好気性条件、又はそれらの組合せの条件下で、VFAが給送されるとき、PHA蓄積プロセスが実行される。外部から供給された、VFAに富む基質及び内部に貯蔵されたグリコーゲンの消費を通して、バイオマス中の相対的に高いレベルのPHAが生産される。その後、PHAは、残留バイオマスから分離される。
いくつかのプロセスにおいて、全ての3つのステージを必要とするとは限らない。例えば、基質がすでに、GAO選択を進める前の有機変換段階を不必要であると保証するのに十分、VFAに富んでいる場合がある。さらに、いくつかの場合、PHA蓄積プロセスをステージ2のGAO選択プロセスに組み込むことが可能であり得る。
より具体的には、本発明のプロセスは、選択プロセスの嫌気性相の間、バイオマスへのVFAの相対的に高い負荷比率が維持される、選択又は濃縮されたGAOの開放系混合培養によってPHAを生産することに関する。これは、相対的に高いレベルの細胞内グリコーゲンを生じ、それが、次に、相対的に高い量のPHAの蓄積を与える機構を促進することが見出されている。選択プロセスの嫌気性相の間のVFA負荷は変わり得るが、0.075〜0.126g−VFA/g−バイオマスの範囲の、バイオマス(乾燥重量)へのVFAの負荷比率が、約17%〜約60%PHAを含むバイオマスを生じるのに効果的であることが発見されている。この比率範囲は限定されない。0.126g−VFA/g−バイオマスを超えるより高い比率もまた、相当量のグリコーゲンを生産し、それが、次に、相当量のPHAを生産するのに効果的であることが、実験的試験を通して推論される。
GAO選択プロセスにおける典型的な嫌気性・好気性サイクルを示すチャートである。 嫌気性PHA蓄積プロセスを示すチャートである。 50C−mmol/Lのアセテートの2回のパルスがバイオマスに加えられた好気性PHA蓄積プロセスを示すチャートである。 50C−mmol/Lのアセテートの3回のパルスがバイオマスに加えられた好気性PHA蓄積プロセスを示すチャートである。 廃水処理システムへ組み込まれた、GAO選択プロセス及びPHA蓄積プロセスの一実施形態を示す概略図である。
ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)は、細胞内炭素及びエネルギー保存として細菌内で合成される一群のバイオポリマーである。グリコーゲン蓄積生物体(GAO)と名づけられた、バイオマスに見出される1つの群の生物体は、特定の条件下でPHAを生産する。GAOは、外部の炭素源、通常、揮発性脂肪酸(VFA)を代謝し、PHAの形で炭素を貯蔵する。
本発明は、GAOが濃縮された混合培養においてPHA生産を増加させることを含む。本明細書に記載されたプロセスは、少なくとも3つのステージを含み得る。第1ステージにおいて、基質を含む有機物が揮発性脂肪酸(VFA)へ変換される。第2ステージは、交互の嫌気性・好気性条件を用い、嫌気性期間の間にVFAを消費する、GAO選択プロセスである。VFAは、一般的に、GAOの好ましい基質として見られているが、他の型の有機化合物もまた基質として働き得る。このステージにおいて、GAOは成長及び増殖し、リン源が成長要求量を超えて供給されないならば、バイオマスを優占するようになる。第3ステージにおいて、GAOにおけるPHAが生産され、できるだけ高い程度まで蓄積される。本発明の目的は、多量のPHAを生産することである。このことが、全体的なプロセスにおける生産性能を向上させ、下流処理を実質的に向上させ、残留バイオマスからPHAを分離することをより容易且つより費用効率の高いものにするからである。本明細書に記載されたプロセスは、蓄積ステージにおいて達成されるPHAレベルが高ければ高いほど、ますます、経済的及び技術的により実現可能になる。
上記のように、本プロセスの第1ステージは、有機物をVFAに変換することを含む。これは、しばしば酸生成(acidogenesis)と呼ばれるプロセスにおいて嫌気性条件下で発酵バイオマスへ炭素基質を供給することによって達成される。炭素源は様々であり得るが、結果として生じたVFAは、アセテート、プロピオネート、酪酸、及びバレレートの混合物を含み得る。しかしながら、いくつかの状況において、GAOを濃縮するために用いられる基質は、すでに十分なVFA含有量を有している場合があり、又は様々な理由により、VFA含有量を増加させるために有機物を変換することが実用的でなく、若しくは実現可能でない場合がある。これらの状況において、本プロセスの第1ステージは、必要ではない可能性がある。いずれのシナリオにおいても、VFAを含む基質は、第2ステージの嫌気性相の間、GAOバイオマスに給送され、その際、安定なGAO淘汰圧(GAO selection pressure)を駆動し、且つ維持する。
GAO選択プロセスは、第2ステージで行うことができ、一実施形態において、そのステージは連続バッチリアクター(SBR)であり得る。しかしながら、他の実施形態において、GAO選択は、プラグフローリアクター、一連の混合タンク、又は他の連続フローリアクターの構造内で同様に達成することができる。GAO選択プロセスの嫌気性期間の間、VFAがGAOに給送される。GAOは、細胞内に貯蔵されたグリコーゲンを加水分解し、消費し、これらの反応中に生じたエネルギーは、VFAを消費してPHAを生産し、貯蔵するために用いられる。嫌気性条件下で、バイオマスへ酸素は供給されず、混合液中の溶存酸素レベルは存在せず、又はいずれにしろ相対的に低い。以下のGAO選択プロセスの好気性期間の間、VFA供給はもはや利用できず、したがって、内部貯蔵されたPHAが活性バイオマスの成長及び細胞内グリコーゲンの生産に用いられる。GAOはそのような嫌気性・好気性条件下で生育することができるが、多くの他の非グリコーゲン蓄積生物体はそのような条件下で生存することができないため、このプロセスは、バイオマスをGAOで選択的に濃縮する。好気性条件下で、酸素又は別の電子受容体が、細胞成長及びグリコーゲン貯蔵のための炭素源としてPHA消費を促進するバイオマスに利用可能である。酸素は、例えば、エアレータ又はミキサーを用いて供給することができる。別の実施形態において、GAO選択相は、好気性相と連結して用いられる無酸素相を含むことができる。さらに別の実施形態において、GAO選択プロセスは、嫌気性・無酸素条件を含んでもよい。無酸素相を用いる場合、NO (ニトレート)又はNO(ニトレート)を適切な無酸素電子受容体として用いることができる。
第3ステージにおいて、GAOにおけるPHAが生産され、できるだけ高いレベルまで蓄積される。バイオマスが、嫌気性期間の間、GAO選択装置から収集される場合には、GAOは、代謝されたVFAに起因する高レベルの貯蔵PHAを有する。したがって、バイオマスは、嫌気性相後に収集される場合には、さらなる処理を必要としない可能性がある。しかしながら、バイオマスが好気性期間の間にGAO選択装置から収集される場合には、GAOは、かなりの量の貯蔵PHAをグリコーゲンへと酸化している。したがって、バイオマスが、GAO選択プロセスの間、好気性期間中に収集され、有るか無しかの貯蔵PHAしか有しない場合には、PHAを生産し、蓄積するために追加の処理が必要である。嫌気性条件又は好気性条件の単独か又は組合せかのいずれかの下で、PHA生産を刺激するためにこの型のバイオマスにVFAを加えることができる。
上記のGAO選択相の様々なパラメータを制御することによって、GAOにおけるPHAの蓄積を増加させることができる。例えば、収集されたGAOにおけるグリコーゲン含有量が十分高いならば、蓄積ステージ中に加えられるVFAは、グリコーゲンの同時消費及びPHA生産を伴って、消費される。GAOは、嫌気性条件及び好気性条件下でのPHA合成についてグリコーゲンに依存する。したがって、GAO選択相の間、GAOにおける高グリコーゲン含有量を保証することによって、嫌気性ストラテジー又は好気性ストラテジーのいずれによる蓄積中でも、PHA生産能の増加が可能になる。
いくつかのパラメータは、GAO選択相の間、GAOにおけるグリコーゲン含有量を最大にすることに寄与する。グリコーゲン含有量を最大にするために用いられる1つのパラメータは、VFAのバイオマスに対する重量比率である。連続フローシステムにおいて、このパラメータは、しばしば、「フロック負荷」(“floc−loading”)と呼ばれる。VFAの量は、基質中に存在する全ての個々の揮発性脂肪酸の総量によって定義される。給送を受けることになっているバイオマスの量を表示する1つの方法は、総浮遊固形物(TSS)の測定を通してである。SBRについて、VFAのバイオマスに対する比率は、嫌気性相の開始時でのTSSとして測定されるバイオマスで割られた、嫌気性相の間にバイオマスに給送されるVFAの質量(g VFA/g TSS)として定義することができる。単純型又は分散型給送リアクター構造での連続的なフローについて、VFAのバイオマスに対する比率は、嫌気性ゾーンに供給されるバイオマスの流量(g TSS/時)で割られた、嫌気性ゾーンに供給されるVFAの流量(g VFA/時)として定義することができる。このパラメータを制御することによって、その後にバイオマス中のPHA蓄積能を最大にするために、GAOバイオマス中のグリコーゲンレベルを増加させる。以下で論じられているように、0.075〜0.126g−VFA/g−TSSの範囲のVFAのTSSに対する比率が、高レベルのPHAが蓄積するのを可能にする高い細胞内レベルのグリコーゲンを生じることが証明されている。一般的に、VFAのバイオマスに対する比率は、0.08g VFA/g TSS又はそれを超える値であるべきである。
GAO選択プロセスの嫌気性相の間の高い有機負荷は、高レベルの細胞内グリコーゲンを有するGAOを生じるのに重要であり、その細胞内グリコーゲンが、次に、嫌気性条件及び/又は好気性条件下でのその後のPHA蓄積中に高PHA生産をもたらす。VFAのTSSに対する比率が0.075から0.126までの範囲であるいくつかの実験を行い、VFAのTSSに対する高比率がPHAの高蓄積をもたらすことを確立した。
一例において、GAO選択プロセスを、0.075g VFA/g TSSであるVFAのバイオマスに対する比率でSBRを用いて達成した。GAOは、好気性相の終わり時点で総浮遊固形物の18%グリコーゲンを含んだ。PHA蓄積相においてこのバイオマスに過剰のVFAを給送した場合、嫌気性条件下で、生じたTSSの17%PHAが得られた。
別の例において、GAO選択プロセスを、0.084g VFA/g TSSであるVFAのバイオマスに対する比率でSBRを用いて達成した。GAOは、好気性相の終わり時点で総浮遊固形物の24%グリコーゲンを含んだ。PHA蓄積相においてこのバイオマスに過剰のVFAを給送した場合、嫌気性条件下で、生じたTSSの30%PHAが得られ、また好気性条件下で、生じたTSSの25%PHAが得られた。
さらに別の例において、GAO選択プロセスを、0.126g VFA/g TSSであるVFAのバイオマスに対する比率でSBRを用いて達成した。GAOは、好気性相の終わり時点で総浮遊固形物の36%グリコーゲンを含んだ。PHA蓄積相においてこのバイオマスに過剰のVFAを給送した場合、嫌気性条件下で、生じたTSSの49%がPHAの形をとり、好気性条件下で、生じたTSSの60%がPHAの形をとった。
GAO選択プロセス及びPHA蓄積のより詳細な説明について、別紙1を参照されたい。
GAO選択相の間、細胞内グリコーゲン含有量を最大にすることに寄与する他のパラメータには、温度及び固形物滞留時間(SRT)が挙げられる。それでも、GAO選択プロセスについてのストラテジーは、広範囲の温度及びSRTにわたって実施することができる。
鍵となる重要なことは、GAO選択プロセス中にバイオマスが曝される交互の嫌気性期間と好気性期間の長さの設計である。GAO選択プロセスの嫌気性相は、VFA消費を可能にするのに十分長いが、貯蔵PHAの過度の嫌気性消費を避けるのに十分短くあるべきである。嫌気性相時間の典型的な範囲は、1時間から4時間の間である。GAO選択相の好気性期間中の時間は、細胞内PHA濃度を低下させるのに十分であるが、貯蔵グリコーゲンの過度の消費を避けるのに十分短くあるべきである。一般的に、好気性時間は、貯蔵PHA含有量が、TSSとして測定されたバイオマスの10%未満になるように十分長い。好気性相についての時間の典型的な範囲は、2時間から20時間の間である。
一例において、GAO選択プロセスを、VFA源としてアセテートを給送するSBRを用いて行い、約30℃で450日間、交互の嫌気性・好気性条件下で作動させた。この期間中、カンディダツス(Candidatus)コンペティバクター・ホスファティス(Competibacter phosphatis)がバイオマスの54%から70%の間で培養物を優占した。典型的嫌気性・好気性サイクルは図1に描かれている。図1に示されているように、GAO選択プロセスの嫌気性相の間、アセテート及びグリコーゲンが消費され、PHAが同時に生産された。その後の好気性相の間、PHAが消費され、活性バイオマス及びグリコーゲンが生産された。
GAO選択プロセスを、0.126g VFA/g TSSであるVFAのバイオマスに対する比率で達成した。嫌気性相の終わり時点で、PHA含有量はTSSの17±3%であり、グリコーゲン含有量はTSSの17±2%であった。好気性相の終わり時点では、グリコーゲン含有量はTSSの36±4%であった。GAO選択プロセスにおけるVFAのバイオマスに対する高い比率は、好気性相の終わりまでにGAOにおけるグリコーゲン含有量の増大を促進する。
嫌気性条件及び好気性条件下でのPHAの蓄積を、別々のバッチ実験で研究した。したがって、SBRからのバイオマスを好気性相の終わりに取り出し、バッチリアクターへ移した。アセテート又はプロピオネートなどのVFA源を、1Lあたり1g又は2gのアセテート又はプロピオネートの単一又は複数パルスでバイオマスに加えた。好気性条件又は嫌気性条件下でのPHAの蓄積は、グリコーゲンがGAOバイオマス中に存在する限り、進行した。PHAは、外部から供給されたVFA及び内部に貯蔵されたグリコーゲンの同時消費で生産される。
PHA蓄積相においてバイオマスへ過剰VFAを給送した場合、TSSとして測定される生じたバイオマスの49%が、PHAの形であり、嫌気性条件下で4時間内に得られた。蓄積されたPHAは、3−ヒドロキシブチレート(3HB)及び3−ヒドロキシバレレート(3HV)の両方を含んだ。図2に示されているように、PHAの蓄積は、細胞内グリコーゲン含有量がTSSの3%未満に低下したときに止まり、PHA蓄積が、貯蔵されたグリコーゲンの量によって制限されたことを示している。
好気性条件におけるPHA蓄積相の間、50C−mmol/Lのアセテートの2回のパルスをバイオマスに加えた。これらの条件下で、TSSとして測定される生じたバイオマスの60%がPHAの形であった。好気性条件下での別個の実験において、50C−mmol/Lのアセテートの3回のパルスをバイオマスに加えた。これらの条件下で、TSSとして測定される生じたバイオマスの59%がPHAの形であった。両方の好気性蓄積実験において、蓄積されたPHAは3HBのみを含んだ。さらに、図3及び図4は、両方の好気性蓄積実験において、嫌気性条件下で観察されたように、PHA生産速度及びグリコーゲン消費速度が時間とともに減少した。したがって、細胞内グリコーゲンレベルが、嫌気性条件下と同様に好気性条件下でもPHA生産を制御する。
嫌気性条件下で4時間、続いて、好気性条件下で4時間、アセテートをパルスで供給しながら、1つの実験を行った。グリコーゲンプールが嫌気性PHA蓄積により消耗したとき(TSSの3%)、培養物について観察された最高PHA含有量(TSSの60%)未満のPHA含有量(TSSの47%)から明らかであるように、バイオマスがPHAで飽和していなかったにもかかわらず、好気性条件下でのさらなるPHA蓄積は起こらなかった。これは、GAOにおけるPHA合成が、好気性条件下でもグリコーゲン消費に依存することを示している。
上記のGAO選択プロセス及びPHA蓄積プロセスは、一般的に図5の数字10によって示されている廃水処理システムへ組み込んでもよい。本明細書に例示された実施形態において、廃水処理システムは、様々な型の水及び廃水を処理するために用いることができる。本明細書に用いられる場合、用語「廃水」は、工業的及び/又は家庭的な方法、プロセス、又は活動の出口として生じ得る任意の水流を意味する。共通したシナリオにおいて、出口水流は、方法、プロセス、又は活動の副産物として生じる有機化合物及び無機化合物を含む。しかしながら、例えば、汚泥発酵などの他の場合、水性出口は、揮発性脂肪酸に富む流れであることが意図され、方法、プロセス、又は活動の一次生成物である。このように、本明細書に用いられる場合、用語「廃水」は、本プロセスへの適切な流入であって、且つ典型的には、ある種の処理なしには環境へ直接、排出できないものを指す。
廃水処理システム10をより詳細に見ると、廃水流入12は、酸性相消化槽(APD)14へ注がれる。プロセスのこの相の間、廃水中の有機材料は、嫌気性条件下でVFAへ変換される。VFAへの有機材料の変換は、VFAのメタン及び二酸化炭素へのさらなる変換を許すことなく進行するようにする。APD14における固形物滞留時間及びpHを制御するために、バイオマス出口16及びpH調整入口20は、それぞれ、APD14に含まれてもよい。さらに、APD14は、ガス出口18を含んでもよい。APD14はバッチリアクター、連続バッチリアクター、又は連続フローリアクターであってもよい。さらに、APD14は、懸濁成長リアクター又はバイオフィルム成長リアクターであってもよい。入ってくる廃水流入の特徴に依存して、APD14が必要とされない場合がある。すなわち、廃水流入はVFAが十分豊富であるならば、APD14は迂回されてもよい。
十分な量のVFAが廃水中に生成した後、廃水は、APD14から廃水処理リアクター(WWT)22へ注がれる。WWT22において、(VFAが大半を占める)有機材料は、バイオマス及び二酸化炭素へ変換される。バイオマスは、廃水と混合されて、混合液を形成する。バイオマスは、GAO選択プロセスを体現する交互の嫌気性・好気性条件に曝される。別の実施形態において、無酸素条件が、好気性条件の代わりに、又は好気性条件と組み合わせて用いることができる。VFAのバイオマスへの相対的に高い負荷比率は、GAOにおけるグリコーゲンレベルの増加を促進する。WWT22は、連続バッチリアクター、連続フローリアクター、直列式タンク、プラグフローリアクター、従来型給送リアクター、又はステップ給送リアクターであってもよい。WWT22はまた、化学物質添加入口24、給気入口26、及びガス出口28を含んでもよい。
その後、GAOが濃縮されたバイオマスを含む廃水は、セパレータ30に注がれ、そこでバイオマスは、処理された廃水の排水32から分離される。一実施形態において、GAOが濃縮されたバイオマスは、バイオマスが十分なレベルのPHAを有する場合には、下流処理システム(DSP)34へ注がれる。すなわち、バイオマスが、GAO選択プロセスの嫌気性相の間に収集されるならば、バイオマスのPHA含有量は、すでに十分であり得、さらなるPHA蓄積を必要としないであろう。しかしながら、バイオマスはGAO選択プロセスの好気性相の間に収集された場合には、バイオマスは、有るか無しかのPHA含有量を有するであろう。したがって、この型のバイオマスは、さらなる処理のためにPHA生産プロセス(PPP)36へ注がれ得る。
PPP36において、VFAがバイオマスに加えられる。一実施形態において、APD14を出て行くVFAが濃縮された廃水は、PPP36へ注ぐことができる。別の実施形態において、VFAに富む、導入される廃棄流38は、PPP36に注がれる。さらに別の実施形態において、APD14からのVFAが濃縮された廃水とVFAに富む導入される廃棄流38の両方が、PPP36へ注ぐことができる。PPP36におけるバイオマスは、好気性条件、嫌気性条件、又は嫌気性・好気性サイクルに曝される。PPP36は、バッチリアクター、連続バッチリアクター、又は連続フローリアクターであってもよい。さらに、PPP36は、化学物質添加、給気入口40、及びガス出口42の設備を含んでもよい。
PPP36におけるPHA蓄積は、嫌気性及び好気性PHA蓄積の両方の間において、GAO内のグリコーゲン含有量に依存する。これらのグリコーゲンレベルは、WWT22内でのGAO選択におけるVFA負荷によって制御することができる。
十分なレベルのPHAがGAOバイオマス内で生産された後、バイオマスは、セパレータ44に注がれ、そこでバイオマスは、棄却水から分離される。一実施形態において、棄却水はAPD14へ再循環されてもよい。その後、分離されたバイオマスは、下流処理(DSP)34プロセスへ注がれる。DSP34は、残留バイオマスからPHAを分離するための任意の手段を含む。これには、非PHAバイオマスをPHAから除去し、続いて、PHAの分離及び乾燥を行うための入口46を通しての化学物質及び機械的エネルギーの添加を挙げることができる。その後、DSP34は、PHA50から残留バイオマス、又は「非PHA細胞物質」(NCPM)48を分離する。NCPMは、バイオガス生産に用いられてもよいし、APD14又はWWT22へ返送されてもよい。
もちろん、本発明は、本発明の範囲及び本質的特徴から逸脱することなく、本明細書に示されたこと以外の特定の方法で行うことができる。したがって、本実施形態は、全ての態様において、例示するものであって、制限するものではないと解釈されるべきであり、添付された特許請求の範囲の意味及び等価範囲内に入る全ての変化が、それに包含されるものとする。

Claims (10)

  1. 混合培養バイオマスにおいて高ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)生産能を有するグリコーゲン蓄積生物体(GAO)を選択することによって、廃水を処理し、且つポリヒドロキシアルカノエート(PHA)を生産する方法であって、
    揮発性脂肪酸(VFA)及び混合培養バイオマスを含む廃水を供給すること;
    相対的に高いレベルの細胞内貯蔵グリコーゲンを含むGAOを有するGAO優占バイオマスを生じる交互の嫌気性処理及び好気性又は無酸素処理に、該バイオマスを曝すこと;
    該嫌気性処理中、該GAO優占バイオマス中のGAOが該VFA及び該細胞内貯蔵グリコーゲンを消費してPHAを生産するように、該好気性又は無酸素処理中より該嫌気性処理中のバイオマスへ、より多いVFAを供給すること;
    供給された総浮遊固形物(TSS)の1gあたり少なくとも0.08gのVFAの比率で、嫌気性処理中のバイオマスに該VFAを供給すること
    によって、
    該GAO優占バイオマスを選択し、該バイオマスにおいて該GAOが増殖して、他の微生物より優占になるようにすること;
    及び該GAO優占バイオマス内に該PHAを蓄積させることを含む、上記方法。
  2. GAO優占バイオマスを選択する前に、嫌気性条件下での前記廃水の処理、及び酸生成発酵を通して有機化合物を前記VFAに変換することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 選択されたバイオマスを副流PHA生産ゾーンへ注ぎ、該PHA生産ゾーン内のバイオマスにVFAを給送することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 好気性又は無酸素処理相中、前記GAO優占バイオマスを収集し、該GAO優占バイオマスを第1のセパレータへ注ぎ、該GAO優占バイオマスを前記廃水から分離すること、及びその後、収集されたGAO優占バイオマスを、分離されたGAO優占バイオマスにVFAが給送される副流PHA生産ユニットへ注ぐことを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 嫌気性条件下で処理される間に前記バイオマスに供給される前記VFAが、供給された総浮遊固形物(TSS)の1gあたり0.08〜0.50gのVFAである、請求項1に記載の方法。
  6. 前記バイオマス及び廃水を混合して混合液を形成し、該バイオマスを交互の嫌気性処理及び好気性又は無酸素処理に曝すことによって、該混合液中の総浮遊固形物に対して、好気性又は無酸素条件下で少なくとも18%の細胞内貯蔵グリコーゲンを含むGAOを有するGAO優占バイオマスが生じる、請求項1に記載の方法。
  7. 前記バイオマス及び廃水を混合して混合液を形成し、該バイオマスを交互の嫌気性処理及び好気性又は無酸素処理に曝すことによって、該混合液中のTSSに対して、好気性又は無酸素条件下で少なくとも30%の細胞内貯蔵グリコーゲンを含むGAOを有するGAO優占バイオマスが生じる、請求項1に記載の方法。
  8. 前記GAOが選択された後、引き続いて、VFAを前記バイオマスに給送して、該バイオマス中の該GAOが該VFAを消費し、PHAを生産するようにし、分離されたバイオマスに引き続いてVFAを給送するによって、前記廃水中のTSSに対して少なくとも45%のPHAが生じる、請求項1に記載の方法。
  9. 前記廃水をリアクターに注ぎ、該廃水を前記バイオマスで生物学的に処理することを含み、前記GAO優占バイオマス中のGAOが前記VFA及び前記細胞内貯蔵グリコーゲンを消費して、PHAを生産する、請求項1に記載の方法。
  10. 請求項9に記載の方法であって、前記廃水が相当なVFAを含むか、又は該方法が前記廃水中の有機物をVFAに変換することを含み、前記嫌気性処理相中にVFAが前記バイオマスに利用可能になっており、且つ該方法が、好気性又は無酸素処理相中のVFA負荷と比較して相対的に高いVFA負荷を前記嫌気性処理相中に供給することを伴う、上記方法。
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