JP5706481B2 - 電源回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電源回路に係り、特に、複数のLED照明灯へ定電流を供給する電源回路に関する。
従来、1つの灯具に2本の直管型LED照明灯が取り付けられる照明器具(例えば特許文献1参照)に電気を供給する電源回路は、各LED照明灯に、寿命に悪影響を与えず所定の明るさを発揮するための規格電流(規格電流値)が流れるように構成される。
各LED照明灯に規格電流が流れるようにする電源回路としては、例えば、図7に示すように、1本のLED照明灯7に対して1つの定電流供給回路部91を設ける、つまり、1つの灯具に定電流供給回路部91,91を2つ設ける構成のものが公知である。又は、図8に示すように、1つの定電流供給回路部91に2本のLED照明灯7,7を直列に接続した回路、或いは、図9に示すように、1つの定電流供給回路部91に2本のLED照明灯7,7を並列に接続した回路が公知であった。
登録実用新案第3156292号公報
しかし、図7の従来の電源回路は、2個の定電流供給回路部91,91を必要とするため装置が大型化し、また、コスト高となる等の問題があった。
また、図8の従来の電源回路は、一方のLED照明灯7Xを外した場合に、他方のLED照明灯7Yが消えてしまうといった問題があった。
また、図9の従来の電源回路を詳しく図示すると、図10に示すように、2本のLED照明灯7X,7Yが夫々取着接続される接続部98X,98Yを電気的並列接続した並列回路部92と、その並列回路部92に電流を供給するための定電流供給回路部91と、を備えている。
そして、定電流供給回路部91は、2本のLED照明灯7X,7Yの規格電流値の合計である規定電流Iaを、並列回路部92に供給していた。例えば、各LED照明灯7X,7Yの規格電流値が1Aであるとすると、2Aの電流を供給し、各LED照明灯7X,7Yに1Aの電流が流れるようにしていた。
しかし、一方のLED照明灯7Xを通電中に不注意等によって(不意に)外した場合には、他方のLED照明灯7Yに、2Aの電流が流れてしまうといった問題があった。
つまり、図10の電源回路は、一方のLED照明灯7Xを外した場合に、他方の(残った)LED照明灯7Yが過電流状態となり(過分に明るくなって)、ダメージを受けて寿命が短くなるといった問題があった。
そこで、本発明は、複数のLED照明灯の内、通電中に1本が(不意に)取り外された場合にあっても、残ったLED照明灯の明るさが変化せず、寿命に悪影響を与えない電源回路の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電源回路は、複数のLED照明灯が夫々取着接続される接続部を電気的並列接続した並列回路部と、該並列回路部に規定電流を供給するためのPWMパルス発生回路部を有する定電流供給回路部と、を備えた電源回路に於て、複数の上記LED照明灯の内の1本が上記接続部から通電中に外された際、外されたことを上記接続部の下流端の電流変化又は電圧変化によって瞬時に検知して、上記規定電流を残りの上記LED照明灯の規格電流に電流制限を行う検知制御手段を備え、上記検知制御手段は、上記接続部と同数設けられ上記下流端の電圧又は電流が所定閾値以下か否かを判定する判定回路部と、各上記判定回路部から送信される信号によって上記接続部に取着接続されている上記LED照明灯が何本か判定する総合判定部と、を備え、上記検知制御手段は、上記総合判定部から、取着接続されている上記LED照明灯の本数に対応するデューティ比変更指令信号を、上記PWMパルス発生回路部に送信して、上記PWMパルス発生回路部から出力されるパルス信号のデューティ比を、取着接続されている上記LED照明灯の本数に応じて変更させて、上記電流制限を行うものである。
また、2本のLED照明灯が夫々取着接続される接続部を電気的並列接続した並列回路部と、該並列回路部に規定電流を供給するためのPWMパルス発生回路部を有する定電流供給回路部と、を備えた電源回路に於て、2本の上記LED照明灯の内の1本が上記接続部から通電中に外された際、外されたことを上記接続部の下流端の電流変化又は電圧変化によって瞬時に検知して、上記規定電流を残りの上記LED照明灯の規格電流に電流制限を行う検知制御手段を備え、上記検知制御手段は、一方の上記接続部の下流端の電圧又は電流が所定閾値以下か否かを判定して二値化する第1二値化変換回路部と、他方の上記接続部の下流端の電圧又は電流が所定閾値以下か否かを判定して二値化する第2二値化変換回路部と、上記第1二値化変換回路部と上記第2二値化変換回路部に接続されるOR回路と、を有し、上記第1二値化変換回路部及び上記第2二値化変換回路部は、電圧又は電流が所定閾値を越えている場合は、上記LED照明灯が上記接続部に取着接続されていると判定して信号を発信せず、電圧又は電流が所定閾値以下の場合は、上記LED照明灯が上記接続部に取着接続されていないと判定して信号を上記OR回路に送信し、上記検知制御手段は、上記OR回路に送られてきた上記信号を、デューティ比変更指令信号として、上記PWMパルス発生回路部に送信して、該PWMパルス発生回路部から出力されるパルス信号のデューティ比を、第1デューティ比から第2デューティ比に切換えさせて、上記電流制限を行うものである。
本発明によれば、1つの定電流供給回路部で複数のLED照明灯の電流を供給可能で、小型かつ低コストのLED照明用灯具を得ることができる。複数のLED照明灯の内、通電中に1本が外されても、残ったLED照明灯に、過電流が流れるのを防止でき、明るさが変わらずに一定に維持されて、寿命が短くなることを防止できる。このように、残ったLED照明灯に悪影響が及ばなくできる。
本発明の実施の一形態を示す回路構成図である。 1本のLED照明灯が外された際の作用を説明するための回路構成図である。 検知制御手段の一例を示すブロック図である。 検知制御手段の一例を示す回路図である。 デューティ比を説明するためのグラフ図である。 作用を説明するためのグラフ図である。 従来技術を説明するための構成図である。 従来技術を説明するための構成図である。 従来技術を説明するための構成図である。 従来の図9の場合の電源回路の構成図である。 従来の電源回路の問題点を説明するためのグラフ図である。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明に係る電源回路は、図1に示すように、2本の直管型のLED照明灯7X,7Yが夫々着脱自在に取着接続される接続部28X,28Yを、電気的並列接続した並列回路部20と、並列回路部20に規定電流Iaを供給するための定電流供給回路部10と、を有している。
各LED照明灯7X,7Yは、寿命に悪影響を与えず所定の明るさが発揮される規格電流値が定められている。
そこで、定電流供給回路部10は、2本のLED照明灯7X,7Yの規格電流値の合計値(取着接続可能なLED照明灯7の本数と規格電流値の積の値)である規定電流(値)Iaを、並列回路部20に供給するように設けている。
定電流供給回路部10は、交流から直流に変換された電気を、一定の電流値をもった電流として、並列回路部20へ供給可能な回路であって、コンデンサ部11と、スナバ回路12と、プライマリコイル部13と、MOSFET部16と、PWMパルス発生回路部18と、セカンダリコイル部14と、整流回路部15と、を有している。
並列回路部20に供給される規定電流Iaは、オームの法則により接続部28X,28Yに均等に分割して電流Ix,Iyが流れる。つまり、図1に於て、接続部28には、規格電流(値)が流れ、各LED照明灯7X,7Yは寿命に悪影響が与えられず所定の明るさで点灯する。
そして、2本のLED照明灯7X,7Yの内の1本(一方のLED照明灯7X)が、図2に示すように、一方の接続部28Xから通電中に(不注意等によって不意に)外された際、外されたことを瞬時に検知して、並列回路部20に供給する規定電流Iaを極微小時間で残りのLED照明灯7Yの規格電流に電流制限を行う検知制御手段3を備えている。
ここで、「瞬時」とは、限りなく0秒に近い時間で、例えば、0.1μsec未満である。また、「極微小時間」とは、0.1μsec以上10μsec未満であって、例えば、1μsec〜5μsecである。
図1及び図2に示すように、検知制御手段3は、各接続部28X,28Yの下流端50X,50Yの電圧(値)変化を瞬時に検知可能に接続され、PWMパルス発生回路部18のPWMデューティサイクル可変回路部18aに制御信号を瞬時に送信可能に接続されている。
なお、検知制御手段3は、各接続部28X,28Yの下流端50X,50Yの電流(値)変化を瞬時に検知可能に接続しても良い。
図3及び図4に示すように、検知制御手段3は、一方の接続部28Xの下流端50Xに接続されその下流端50Xの電圧(値)を増幅させる第1増幅回路部33Xと、第1増幅回路部33Xに接続され増幅した電圧(値)が所定閾値以下か否かを判定して二値化する第1二値化変換回路部35Xと、を有する第1判定回路部31Xを備えている。また、他方の接続部28Yの下流端50Yに接続されその下流端50Yの電圧(値)を増幅させる第2増幅回路部33Yと、第2増幅回路部33Yに接続され増幅した電圧(値)が所定閾値以下か否かを判定して二値化する第2二値化変換回路部35Yと、を有する第2判定回路部31Yを備えている。そして、第1判定回路部31X(第1二値化変換回路部35X)と第2判定回路部31Y(第2二値化変換回路部35Y)は、OR回路37に接続される。
第1・第2二値化変換回路部35X,35Yは、増幅した電圧(値)が所定の閾値を越えている場合は、LED照明灯7が接続部28に取り付けられていると判定して信号を発信せず、他方、増幅した電圧(値)が所定の閾値以下の場合は、LED照明灯7が接続部28に取り付けられていないと判定して信号DをOR回路37に送信する。
このOR回路37の出力信号は、フォトカプラー5を介して、前記PWMパルス発生回路部18へ送られる。即ち、第1・第2二値化変換回路部35X,35Yに於て、LED照明灯7X,7Yの内の少なくとも一方が取り外された瞬間に、(前記閾値以下として)信号DがOR回路37に送られ、直ちにフォトカプラー5を介してPWMパルス発生回路部18へ送信される。このときに送信される信号が、デューティ比変更指令信号Sbである(図2参照)。
なお、デューティ比変更指令信号SbをON-OFF信号に変換しても良い。例えば、デューティ比変更指令信号Sbが発信された時にOFF信号を出力し、デューティ比変更指令信号Sbが発信されていないとき(LED照明灯7X,7Yが2本有るとき)にON信号を発信するように、ON―OFF反転回路部を設けても良い。
ここで、定電流供給回路部10は、PWMパルス発生回路部18から出力するパルス信号によって、MOSFET部16のゲートにかける電圧(ゲート電圧)を、ON―OFFして、並列回路部20に、電流を流すようにしている。
つまり、図5に示すように、ゲート電圧は、所定の周期Tをもって、周期的にONとOFFを繰り返している。そして、並列回路部20に供給される電流の値は、ゲート電圧がONとなるパルス幅Tonと、周期(幅)Tと、の比であるデューティ比Ton/Tによって、変更可能としている。
検知制御手段3からPWMパルス発生回路部18に送信される指令信号Sa,Sbは、PWMデューティサイクル可変回路部18aに作用して、PWMパルス発生回路部18から出力されるパルス信号(ゲート電圧のパルス)のデューティ比Ton/Tを制御する信号である。
検知制御手段3は、PWMパルス発生回路部18に基準デューティ比指令信号Saを送信することで、第1デューティ比(基準デューティ比)Ton1/Tをもったパルス信号を出力するように指令している。
そして、PWMパルス発生回路部18にデューティ比変更指令信号Sbを送信することで、第2デューティ比(変更デューティ比)Ton2/Tをもったパルス信号を出力するように指令している。
ところで、図1に於て、基準デューティ比指令信号Saは、検知制御手段3から出力させているが、(所望により、)PWMパルス発生回路部18が、基準デューティ比指令信号Saを発信する回路を内部に有し、又は、別途に有していてもよい。その場合にも、図2に示す通り、デューティ比変更指令信号Sbは、検知制御手段3から送られ、そのとき、第1デューティ比Ton1/Tから第2デューティ比Ton2/Tに切換わる。
つまり、規定電流Iaを残りのLED照明灯7Yの規格電流に電流制限を行うとは、検知制御手段3がデューティ比Ton/Tを制御することで、2本のLED照明灯7X,7Yの内1本が取り外された場合に、取り外される前の電流値の2分の1を流すようにする。つまり、並列回路部20にLED照明灯7X,7YをN本接続可能に設けて、その内の1本が外された場合は、規定電流Iaを、(N-1)/Nに制限することである。
また、図1及び図2に於て図示省略したが、PWMパルス発生回路部18と検知制御手段3の間に、図3及び図4に示すように、フォトカプラー5を設けて、PWMパルス発生回路部18と検知制御手段3の間を絶縁している。また、図1及び図2に示すように、並列回路部20は、各接続部28X,28Yの下流端50X,50Yと、アース接点の間に、0.1〜1.0Ωの測定用の抵抗部29X,29Yを設けている。また、MOSFET部16のドレイン側とアース接点の間に0.1〜1.0Ωの測定用の抵抗部19を設けている。
次に、本発明に係る電源回路の作用について説明する。
説明を容易にするために、2本のLED照明灯7X,7Yを取着接続可能に設け、各LED照明灯7X,7Yの規格電流値は1Aとし、2本のLED照明灯7X,7yが接続している場合の規定電流Iaを2Aとし、検知制御手段3の第1・第2二値化変換回路部35X,35Yが信号Dを発信するのは、接続部28X,28Yの下流端50X,50Yの電圧が1V以下のときであるとして説明する。
図1に示すように、2本のLED照明灯7X,7Yが夫々接続部28X,28Yに取着接続されている際は、各接続部28X,28Yの下流端50X,50Yの電圧値は1Vより大きく、検知制御手段3において、第1・第2判定回路部31X,31YはOR回路37に信号を送らず、OR回路37は基準デューティ比指令信号Saを発信する。PWMパルス発生回路部18は、基準デューティ比指令信号Saによって第1デューティ比Ton1/Tをもったパルス信号を出力し、定電流供給回路部10は並列回路部20に2Aの規定電流(基準規定電流)Iaを供給する。
図2に示すように、一方のLED照明灯7Xが通電中に外されると、一方の接続部28Xの下流端50Xは、電圧(値)が降下して0となる。検知制御手段3は、第1判定回路部31XがOR回路37に(照明無し)信号Dを送り、OR回路37はデューティ比変更指令信号Sbを発信してPWMパルス発生回路部18のデューティ比Ton/Tの制御(変更)を瞬時に制御する。つまり、デューティ比変更指令信号Sbによって第2デューティ比Ton2/Tをもったパルス信号を出力し、定電流供給回路部10は並列回路部20に1Aの規定電流(変更規定電流)Iaが流れるようになる。
ここで、図10及び図11を用いて従来の電源回路の作用を説明する。
図10に示すように、2本のLED照明灯7X,7Yが夫々取着接続される接続部98X,98Yを電気的並列接続した並列回路部92と、その並列回路部92に電流を供給するための定電流供給回路部91と、を備えている。しかし、検知制御手段3は備えていない。
図11のグラフ図に示すように、各接続部98X,98Y夫々に電流Ix,Iyが1Aで一定に流れているときに、一方の接続部98XからLED照明灯7Xが第1時間t1の時に外されると、図11の上グラフ図に示すように、一方の接続部98Xの電流Ixは0Aとなる。そして、検知制御手段3を備えていないため、定電流供給回路部91から常に2Aの規定電流Iaが、並列回路部92に流れる。
つまり、図11の下グラフ図に示すように、他方の接続部98Yに流れる電流Iyは、整流回路部15等の影響により、一方LED照明灯7Xが外された第1時間t1から1ms〜1000msec後である第2時間t2になると、1Aから上昇を開始し、第1時間t1から所定時間経過した第3時間t3では、2Aが流れる。つまり、他方のLED照明灯7Yに、規格電流値の2倍の電流値をもった過電流が流れ、明るくなると共に、寿命に著大なダメージ(悪影響)を与えてしまう。
ところが、本発明の電源回路は、図6と図1及び図2に示すように、2Aの規定電流Iaが並列回路部20に流れ各接続部28X,28Y夫々に電流Ix,Iyが1Aで一定に流れているときに、一方の接続部28XからLED照明灯7Xが第1時間t1の時に外されると、一方の接続部28Xの電流Ixは0Aとなり、下流端の電圧が0になるため、検知制御手段3による電流制限が極微小時間行われて、定電流供給回路部10から1Aの規定電流Iaが、並列回路部20に流れる。
電流制限が行われる時間、つまり、他方(1本の)LED照明灯7Yの規格電流(1Aの電流)に制限されるまでの時間は、極微小時間(例えば1μsec〜5μsec)であり、上述の第2時間t2と第1時間t1の差(上記1ms〜1000msec)よりも短い時間である。
従って、図6の下グラフ図に示すように、他方の接続部28Yに流れる電流Iyは、(従来では電流の上昇が始まっていた)第2時間t2になっても上昇することなく、1Aが一定して流れる。よって、他方のLED照明灯7Yに、過電流が流れず、明るさが変化せず、寿命にダメージ(悪影響)を受けない。
特に、図4に示すように、接続部28(28X,28Y)の下流端50X,50Yの電圧変化を、電気回路にて二値化してLED照明灯7の有無判定を行い、さらに、OR回路37にて、LED照明灯7Xが取り外されたことを信号として出力し、図1及び図2に示すように、判定した信号をPWMデューティサイクル可変回路部18aに送って、PWMパルス発生回路部18から出力されるパルス信号のデューティ比Ton/Tを制御する場合は、電気の流れる速度をもって(瞬時に)、デューティ比Ton/Tの制御(変更)を行える。つまり、過電流が流れ始めたことを検出して、それを制御する方式よりも著しく高速で、かつ、安全に、残されたLED照明灯7Yに規格電流のままを供給できる。
また、一方の接続部28Xに、新たなLED照明灯7、又は、取り外したLED照明灯7Xが、再び取着接続されると、一方の接続部28Xの下流端は、電圧(値)が上昇する。検知制御手段3において、第1判定回路部31XはOR回路(部)37へ信号Dを送らず、OR回路37からデューティ比変更指令信号Sbの出力がなくなり、PWMパルス発生回路部18は、第1デューティ比Ton1/Tをもったパルス信号を出力し、定電流供給回路部10は2Aの規定電流Iaを供給し、各接続部28X,28Yに流れる電流Ix,Iyは、1Aの電流(規格電流)となる。
なお、本発明は、設計変更可能であって、接続部28を3つ以上設けて3本以上のLED照明灯7を取着接続可能に設けても良い。例えば、検知制御手段3に、接続部28の数と同数の判定回路部(検知回路部)31X,31Yを設け、各判定回路部31X,31Yから送信される照明有り信号と、照明無し信号と、によって、取着接続されているLED照明灯7が何本かを判定可能に、電気回路(OR回路やAND回路やNOT回路等を組み合わせた回路)、又は、演算処理器、或いは、電気回路と演算処理器の組合せから成るように(上述のOR回路37に代わって)総合判定部を設け、さらに、総合判定部から基準デューティ比指令信号Saを発信可能に設けると共に、取着接続されている本数に対応するようにデューティ比変更指令信号Sbの種類(数)を設ければ良い。
具体的には、接続部28を3つ設けて3本のLED照明灯7,7,7を取着接続可能に設けた場合は、総合判定部から送信する制御信号を、3本取着接続している場合の基準規定電流Iaを流すための基準デューティ比指令信号Saと、2本取着接続している場合の第1変更規定電流Ia´を流すための第1デューティ比変更指令信号Sb´と、1本取着しているときの第2変更規定電流Ia´´を流すための第2デューティ比変更指令信号Sb´´と、の3つを発信可能に設け、デューティ比Ton/Tを取着接続されているLED照明灯7の本数に応じて制御する(変化させる)ように設けても良い。
以上のように、本発明の電源回路は、複数のLED照明灯7X,7Yが夫々取着接続される接続部28X,28Yを電気的並列接続した並列回路部20と、並列回路部20に規定電流Iaを供給するための定電流供給回路部10と、を有する電源回路に於て、複数のLED照明灯7X,7Yの内の1本が接続部28Xから通電中に外された際、外されたことを瞬時に検知して、規定電流Iaを残りのLED照明灯7Yの規格電流に電流制限を行う検知制御手段3を備えたので、1つの定電流供給回路部10で複数のLED照明灯7X,7Yに対応できて、装置(LED照明器具)の構造の簡素化と小型化を図り、コストダウンを図り得る。しかも、不意に、通電中に1本のLED照明灯7Xが取り外された場合にも、残ったLED照明灯7Yには、過電流が流れることが全くなく、正規の寿命が維持できる。
また、検知制御手段3は、1本が通電中に外されたことを、接続部28X,28Yの下流端50X,50Yの電流変化又は電圧変化によって検知するように構成したので、最速でLED照明灯7Xが取り外されたことの検出が可能である。勿論、光電センサやリミットスイッチ等の検知器具よりも、照明の有無を瞬時かつ確実に検知できる。
また、定電流供給回路部10は、規定電流Iaを並列回路部20に流すためのPWMパルス発生回路部18を有し、検知制御手段3は、PWMパルス発生回路部18にデューティ比変更指令信号Sbを送って、PWMパルス発生回路部18から出力されるパルス信号のデューティ比Ton/Tを制御して、電流制限を行うので、並列回路部20に供給する電流の値を、確実かつ瞬時に降下させる(切り換える)ことができる。
3 検知制御手段
7X LED照明灯
7Y LED照明灯
10 定電流供給回路部
18 PWMパルス発生回路部
20 並列回路部
28X 接続部
28Y 接続部
31X 判定回路部
31Y 判定回路部
35X 第1二値化変換回路部
35Y 第2二値化変換回路部
37 OR回路部
50X 下流端
50Y 下流端
信号
Ia 規定電流
Sb デューティ比変更指令信号
Ton/T デューティ比
Ton1/T 第1デューティ比
Ton2/T 第2デューティ比

Claims (2)

  1. 複数のLED照明灯(7X)(7Y)が夫々取着接続される接続部(28X)(28Y)を電気的並列接続した並列回路部(20)と、該並列回路部(20)に規定電流(Ia)を供給するためのPWMパルス発生回路部(18)を有する定電流供給回路部(10)と、を備えた電源回路に於て、
    複数の上記LED照明灯(7X)(7Y)の内の1本が上記接続部(28X)から通電中に外された際、外されたことを上記接続部(28X)(28Y)の下流端(50X)(50Y)の電流変化又は電圧変化によって瞬時に検知して、上記規定電流(Ia)を残りの上記LED照明灯(7Y)の規格電流に電流制限を行う検知制御手段(3)を備え
    上記検知制御手段(3)は、上記接続部(28X)(28Y)と同数設けられ上記下流端(50X)(50Y)の電圧又は電流が所定閾値以下か否かを判定する判定回路部(31X)(31Y)と、各上記判定回路部(31X)(31Y)から送信される信号によって上記接続部(28X)(28Y)に取着接続されている上記LED照明灯(7X)(7Y)が何本か判定する総合判定部と、を備え、
    上記検知制御手段(3)は、上記総合判定部から、取着接続されている上記LED照明灯(7X)(7Y)の本数に対応するデューティ比変更指令信号(Sb)を、上記PWMパルス発生回路部(18)に送信して、上記PWMパルス発生回路部(18)から出力されるパルス信号のデューティ比(Ton/T)を、取着接続されている上記LED照明灯(7X)(7Y)の本数に応じて変更させて、上記電流制限を行うことを特徴とする電源回路。
  2. 2本のLED照明灯(7X)(7Y)が夫々取着接続される接続部(28X)(28Y)を電気的並列接続した並列回路部(20)と、該並列回路部(20)に規定電流(Ia)を供給するためのPWMパルス発生回路部(18)を有する定電流供給回路部(10)と、を備えた電源回路に於て、
    2本の上記LED照明灯(7X)(7Y)の内の1本が上記接続部(28X)から通電中に外された際、外されたことを上記接続部(28X)(28Y)の下流端(50X)(50Y)の電流変化又は電圧変化によって瞬時に検知して、上記規定電流(Ia)を残りの上記LED照明灯(7Y)の規格電流に電流制限を行う検知制御手段(3)を備え、
    上記検知制御手段(3)は、一方の上記接続部(28X)の下流端(50X)の電圧又は電流が所定閾値以下か否かを判定して二値化する第1二値化変換回路部(35X)と、他方の上記接続部(28Y)の下流端(50Y)の電圧又は電流が所定閾値以下か否かを判定して二値化する第2二値化変換回路部(35Y)と、上記第1二値化変換回路部(35X)と上記第2二値化変換回路部(35Y)に接続されるOR回路(37)と、を有し、
    上記第1二値化変換回路部(35X)及び上記第2二値化変換回路部(35Y)は、電圧又は電流が所定閾値を越えている場合は、上記LED照明灯(7X)(7Y)が上記接続部(28X)(28Y)に取着接続されていると判定して信号(D)を発信せず、電圧又は電流が所定閾値以下の場合は、上記LED照明灯(7X)(7Y)が上記接続部(28X)(28Y)に取着接続されていないと判定して信号(D)を上記OR回路(37)に送信し、
    上記検知制御手段(3)は、上記OR回路(37)に送られてきた上記信号(D)を、デューティ比変更指令信号(Sb)として、上記PWMパルス発生回路部(18)に送信して、該PWMパルス発生回路部(18)から出力されるパルス信号のデューティ比(Ton/T)を、第1デューティ比(Ton1/T)から第2デューティ比(Ton2/T)に切換えさせて、上記電流制限を行うことを特徴とする電源回路。
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