本発明の好ましい実施形態について、図面を参照することにより詳細に説明する。以下の説明では、本発明の必須ではない細かな点および機能は、本発明の概念をあいまいにしないように適宜省略される。
本発明の実施工程を明確に、かつ、詳細に説明するために、LTE−Aセルラー通信システムに適用可能ないくつかの具体例を以下に示す。本願発明は、具体的に示される実施形態に限定されないことをここに述べておく。むしろ、本願発明は、その他の通信システム、例えば、将来の第5世代システムなどにも適用可能である。
図3は、マルチセルセルラー通信システムの概要を示す図である。セルラーシステムは、サービス受信可能地域を、幾つかの近接する無線受信可能エリア(すなわちセル)に分割する。図3では、サービスエリアの全体が、セル100、102、および、104によって構成されている。セルの各々は、説明のために六角形で示されている。基地局(BS)200、202、および、204は、それぞれ、セル100、102、および、104に対応付けられている。当業者には公知であるが、BS200〜204の各々は、少なくとも送信機と受信機とを備えている。ここで、一般にセル内でサービングノードとなるBSは、リソーススケジューリング機能を持つ独立BS、独立したBSに属する送信ノード、または、中継ノード(一般にセルの対象範囲(カバレッジ、coverage)をさらに広げるために構成される)などになり得ることに注目する。図3に示すとおり、BS200〜204の各々は、セル100〜104のうちの対応する1つの所定のエリアに配置され、全指向性(omni-directional)アンテナが設けられている。しかしながら、セルラー通信システムのためのセル配置において、BS200〜204の各々に、一般にセクタと呼ばれる、セル100〜104のうちの1つで対応する部分的なエリアを指向的にカバーするために、指向性(directional)アンテナも設けることもできる。こうして図3において示される、マルチセルセルラー通信システムの図は、単に説明のために示されたのであって、本発明に係るセルラーシステムの実施態様を上述の特定の例に限定されることを意味しない。
図3に示すとおり、BS200〜204は、X2インターフェース300、302および304を介して、互いに接続されている。LTEシステムでは、基地局、無線ネットワーク制御ユニット、および、コアネットワークを含む、3層ノードネットワークアーキテクチャは、無線ネットワーク制御ユニットの機能は基地局に割り当てられ、“X2”と呼ばれる有線インターフェースによって、基地局間の協調および通信が行われるという2層ノードアーキテクチャに簡略化されている。
図3において、BS200〜204はまた、空中インターフェース(air interface)であるA1インターフェース310、312および314を介して、互いに接続されている。将来の通信システムにおいては、中継ノードという概念を導入する可能性がある。中継ノードは、無線インターフェースを介して互いに接続されていて、基地局を特別な中継ノードと考えることができる。こうして、“A1”と呼ばれる無線インターフェースを、基地局間の協調および通信のために利用することが可能となる。
さらに、BS200〜204の上位層エンティティ220を図3に示す。上位層エンティティ220は、ゲートウェイであったり、または、移動管理エンティティなどの他のネットワークエンティティであったりしてもよい。上記上位層エンティティ220は、S1インターフェース320、322および324を介して、基地局200〜204に接続されている。LTEシステムでは、“S1”と呼ばれる有線インターフェースは、上記上位層エンティティと上記基地局との間の協調および通信のために定義される。
図3に示すとおり、多くのユーザ端末装置(UEs;User Equipments)400〜430が、セル100〜104上に分布している。当業者には分かるとおり、UE400〜430のそれぞれは、送信機、受信機、および、移動端末制御ユニット(mobile terminal control unit)を備えている。UE400〜430は、それぞれのサービングBS(BS200〜204のうちのいずれか)を介して、セルラー通信システムにアクセスすることができる。図3には、16個のUEのみが図示されているが、実際には、非常に多数のUEが存在することを理解されたい。上記を踏まえて、図3におけるUEの描写はまた、説明のみを目的として記載されているものである。UE400〜430の各々は、それぞれのサービングBSを介して、セルラー通信システムにアクセスすることができる。通信サービスを特定のUEに直接提供するBSが、そのUEのサービングBSと呼ばれる一方、その他のBSは、そのUEの非サービングBSと呼ばれる。非サービングBSは、サービングBSの協同BSとして機能すること、および、サービングBSとともに、上記UEに通信サービスを提供することができる。
本実施形態の説明のために、UE416は、2本の受信アンテナを備えているものと考える。UE416のサービングBSは、BS202であり、非サービングBSは、BS200および204である。本実施形態では、UE416に焦点を当てているが、本発明が1つのUEが存在するのケースのみに適用可能であるということを示唆しているわけではない。むしろ、本発明は、複数のUEが存在するケースにも十分に適用可能である。例えば、本発明の方法を、図3に示されるように、UE408、410、430などに適用することが可能である。
さらに、3GPPの文献TS36.213 V9.1.0、“Physical layer procedures”によれば、20MHzの帯域を持つダウンリンクLTEシステムにおいて、周波数ドメインには、制御シグナリングエリアに加えて、約96のスペクトルリソースブロックが存在する。定義によれば、これらのスペクトルリソースブロックは、周波数に基づいて降順にソートされる。全部で8つの連続したスペクトルリソースブロックはサブバンドと呼ばれる。つまり、サブバンドは、約12個存在する。なお、標準プロトコルに準拠した上述のサブバンドの定義は、本発明の実施形態を説明するために例示されたものである。本発明の応用は、上述の定義に限定されず、その他の定義にも十分に適用することが可能である。本発明の実施形態を読めば、当業者は、本発明の解決手段がサブバンドの一般的な定義に適用可能であるということを理解することができる。
図4は、本発明に係るCSIフィードバックのためのリソース割り当て方法を示すフローチャートである。
図4に示すとおり、本発明に係るCSIフィードバックのためのリソース割り当て方法は、以下のステップを含む。ステップS400にて、UEごとのダウンリンク伝送方式およびフィードバックモードが設定される。ステップS410にて、各UEによってCSIフィードバックのために要求されたフィードバックリソースが、設定されたダウンリンク伝送方式およびフィードバックモードに基づいて、割り当てられると、1つのUEのための異なるフィードバックモードのさまざまなタイプが、1つのサブフレーム内で互いに衝突し合わなくなる。ステップS420にて、各UEは、設定されたダウンリンク伝送方式、フィードバックモード、および、割り当てられたフィードバックリソースを通知される。
1つのUEのための異なるフィードバックモードのさまざまなタイプが、1つのサブフレーム内で互いに衝突し合わないようにするために、1つのUEのための1つのフィードバックモードの各タイプのフィードバック周期は、別のフィードバックモードの別のタイプのフィードバック周期の倍数として、設定されてもよく、また、異なるフィードバックモードのさまざまなタイプのサブフレームオフセットは、互いに異なっていてもよい。
さらに、異なるフィードバックモードの同じタイプは、同じサブフレームオフセットを有している。
さらに、1つのフィードバックモードにおいて、RIフィードバックのサブフレームオフセットは、CQIフィードバックのサブフレームオフセットと同じである。
図5は、本発明に係るCSIフィードバック方法を示すフローチャートである。
図5に示すとおり、本発明に係るCSIフィードバック方法は、以下のステップを含む。ステップS500では、BSによって設定されたダウンリンク伝送方式およびフィードバックモードに基づいて、ダウンリンクCSIが、基地局(BS)へとフィードバックされる。ステップS510では、異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突し合う場合に、衝突解消規則に基づいて、上記衝突を解消する。
例えば、上記衝突解消規則は、より長い周期のタイプがより高い優先度を持つというタイプ優先規則(type-prioritized rule)として定義される。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。
あるいは、上記衝突解消規則は、より低いフィードバックのオーバヘッドを持つモードがより高い優先度を持つというモード優先規則(mode-prioritized rule)として定義される。モードの優先度は、上記モードに含まれているそれぞれのタイプの優先度となる。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。
あるいは、上記衝突解消規則は、各モードが予め定められた優先度を持つというモード優先規則(mode-prioritized rule)として定義される。モードの優先度は、上記モードに含まれているそれぞれのタイプの優先度となる。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。
あるいは、上記衝突解消規則は、ダウンリンクプライマリキャリアコンポーネントのモードが高い優先度を持つというダウンリンクプライマリキャリアコンポーネント優先規則(downlink primary carrier component-prioritized rule)として定義される。モードの優先度は、上記モードに含まれているそれぞれのタイプの優先度となる。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。
あるいは、上記衝突解消規則は、より多くの情報を運ぶタイプがより高い優先度を持つというコンテンツ優先規則(content-prioritized rule)として定義される。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。
さらに、複数のRI情報は、コーディング処理を経ずに、連結されて伝送されてもよい。
あるいは、複数のRI情報は、ジョイントコーディング処理にかけられた後に、同時に伝送されてもよい。
例えば、ジョイントコーディング処理は、指定されたフィードバックモードのRIを基準として、その他のフィードバックモードのRIが差分コーディングされるモード間(inter-mode)差分コーディング処理である。その上、上記指定されたフィードバックモードは、ダウンリンクプライマリキャリアコンポーネントのフィードバックモードである。あるいは、上記指定されたフィードバックモードは、上位層シグナリングでBSによって設定されたフィードバックモードである。
あるいは、上記ジョイントコーディング処理は、指定されたキャリアのフィードバックモードのRIを基準として、その他のフィードバックモードのRIが差分コーディングされるキャリア間(inter-carrier)差分コーディング処理である。さらに、指定されたキャリアは、ダウンリンクプライマリキャリアコンポーネントである。あるいは、指定されたキャリアは、上位層シグナリングでBSによって設定されたキャリアである。
さらに、複数の広帯域CQI情報が、ジョイントコーディング処理にかけられた後に、同時に伝送されてもよい。
例えば、上記ジョイントコーディング処理は、指定されたフィードバックモードのCQIを基準として、その他のフィードバックモードのCQIが差分コーディングされるモード間(inter-mode)差分コーディング処理であってもよい。さらに、指定されたフィードバックモードは、ダウンリンクプライマリキャリアコンポーネントのフィードバックモードである。あるいは、指定されたフィードバックモードは、上位層シグナリングでBSによって設定されたフィードバックモードである。
あるいは、上記ジョイントコーディング処理は、指定されたキャリアのフィードバックモードのCQIを基準として、その他のフィードバックモードのCQIが差分コーディングされるキャリア間(inter-carrier)差分コーディング処理であってもよい。さらに、指定されたキャリアは、ダウンリンクプライマリキャリアコンポーネントである。あるいは、指定されたキャリアは、上位層シグナリングでBSによって設定されたキャリアである。
さらに、複数のタイプは、コーディング処理を経ずに、連結されて伝送されてもよい。
あるいは、複数のタイプは、ジョイントコーディング処理にかけられた後に、同時に伝送されてもよい。
また、タイプ3と同じ周期を有する新しいタイプが、W1のフィードバックのために定義されてもよい。
あるいは、タイプ2またはタイプ4の周期の倍数となる周期を有する新しいタイプが、W1のフィードバックのために定義されてもよい。
あるいは、タイプ1の周期の倍数となる周期を有する新しいタイプが、W1のフィードバックのために定義されてもよい。
さらに、タイプ2またはタイプ4と同じフィードバックサブフレームオフセットを有する新しいタイプが、W1のフィードバックのために定義されてもよい。
あるいは、タイプ3と同じフィードバックサブフレームオフセットを有する新しいタイプが、W1のフィードバックのために定義されてもよい。
本発明によれば、1つのW1は、複数のモードで共有される。
本発明によれば、1つのW1は、複数のキャリアで共有される。例えば、上記複数のキャリアは、1つの伝送方式に含まれている。あるいは、上記複数のキャリアは、すべてのキャリアのうちの、任意の数のキャリアである。
本発明によれば、複数のW1は、1つのサブフレームに統合されて伝送されてもよい。
さらに、モード2−2Bという新しいモードが定義されてもよい。モード2−2Bでは、集合Sでのより良いM個のサブバンドの位置と、上記M個のサブバンドのサブバンドPMIと、上記M個の各サブバンドの個々のコードワードのサブバンドCQIと、集合Sの広帯域PMIと、集合Sでの個々のコードワードの広帯域CQIと、場合によってはRI情報とがフィードバックされる。
さらに、モード3−2という新しいモードが定義されてもよい。モード3−2では、集合Sにおける個々のサブバンドのサブバンドPMIと、集合Sにおける各サブバンドそれぞれの個々のコードワードのCQIと、集合Sにおける個々のコードワードの広帯域CQIと、集合Sの広帯域PMIと、場合によってはRI情報とがフィードバックされる。
新しく定義されたモード2−2B、または、モード3−2によれば、サブバンドPMIは、広帯域PMIに対して差分コーディングされる。
本実施形態の記載において、以下の、伝送方式およびフィードバックモードのシナリオが想定される。
実施例のシナリオ(a):BS202は、5つのダウンリンクキャリアが設けられ、伝送方式にしたがって、UE416によるフィードバックを設定するように改作されている。つまり、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であり、対応する集合Sは、上記キャリア#1およびキャリア#2を含んでいる。さらに、キャリア#3、キャリア#4およびキャリア#5の伝送方式は、“3)開ループ空間分割多重方式”であり、対応する集合Sは、上記キャリア#3、キャリア#4およびキャリア#5を含んでいる。ここで、キャリア#2は、ダウンリンクプライマリキャリアコンポーネント(DLPCC;DownLink Primary Carrier Component)である。
実施例のシナリオ(b):BS202は、5つのダウンリンクキャリアが設けられ、伝送方式にしたがって、UE416によるフィードバックを設定するように改作されている。つまり、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であり、対応する集合Sは、上記キャリア#1を含んでいる。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であり、対応する集合Sは、上記キャリア#2を含んでいる。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であり、対応する集合Sは、上記キャリア#3を含んでいる。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であり、対応する集合Sは、上記キャリア#4を含んでいる。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であり、対応する集合Sは、上記キャリア#5を含んでいる。ここで、キャリア#1は、ダウンリンクプライマリキャリアコンポーネント(DLPCC;DownLink Primary Carrier Component)である。
なお、実施例のシナリオにおいて想定されている条件は、本発明の実施形態を説明する目的のためだけに記載されている。本発明は、上述の想定に限定されず、他の想定に対しても十分に適用可能である。本発明の実施形態を読めば、当業者は、本発明の解決手段が一般的な状況に対しても適用できるということを理解することができる。
次に、本実施形態により与えられる、28個の応用の具体例について説明する。
具体例 1(a)
周期的にフィードバックする場合には、1つのUEに対する異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを、フィードバックリソースの割り当てによって避けることが提案される。本具体例において、すべてのフィードバックモードで、それぞれのタイプのフィードバック周期は、他のタイプのフィードバック周期の倍数となる。さらに、異なるフィードバックモードの様々なタイプは、異なるサブフレームオフセットを有している。このようにして、異なるフィードバックモードの様々なタイプが、1つのサブフレーム内で互いに衝突することを回避することができる。さらに、1つのフィードバックモードで、RIフィードバックのサブフレームオフセットが、CQIフィードバックのサブフレームオフセットと同じであってもよい。
上述の典型的なシナリオ(a)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。さらに、キャリア#3、#4、および、#5の伝送方式は、“3)開ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。
なお、モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
モード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
これに対し、モード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを回避するために、すべてのフィードバックモードにおいて、それぞれのタイプのフィードバック周期が、他のタイプのフィードバック周期の倍数である必要があり、異なるフィードバックモードの様々なタイプが、異なるサブフレームオフセットを有している必要がある。換言すれば、
は、
の倍数となるか、または、その逆となり、そして、
は、
と異なっている。
加えて、上記構成において、異なるフィードバックモードの同じタイプは、同じサブフレームオフセットを有していてもよい。
さらに、上記構成において、1つのフィードバックモードにおいて、RIフィードバックのサブフレームオフセットは、CQIオフセットのサブフレームオフセットと同じであってもよい。つまり、
は、ともにゼロであってもよい。
具体例 1(b)
周期的にフィードバックを行う場合、1つのUEについての異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを、フィードバックリソースの割り当てによって回避することが提案される。本具体例において、すべてのフィードバックモードにおいて、それぞれのタイプのフィードバック周期は、他のタイプのフィードバック周期の倍数となる。さらに、異なるフィードバックモードの様々なタイプは、異なるサブフレームオフセットを有している。このようにして、異なるフィードバックモードの様々なタイプが、1つのサブフレーム内で互いに衝突することを回避することができる。さらに、1つのフィードバックモードにおいて、RIフィードバックのサブフレームオフセットが、CQIフィードバックのサブフレームオフセットと同じであってもよい。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−1である。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−0である。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。
なお、モード1−0は、タイプ3とタイプ4との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ4のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。モード2−1は、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックと、タイプ1のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#2のモード2−1における、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#3のモード1−0における、タイプ3およびタイプ4のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#4のモード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#5のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
および、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを避けるために、すべてのフィードバックモードにおいて、それぞれのタイプのフィードバック周期が、他のタイプのフィードバック周期の倍数である必要があり、異なるフィードバックモードの様々なタイプが異なるサブフレームオフセットを有している必要がある。換言すれば、
のそれぞれは、互いに倍数であってよい。また、
は、互いに異なっている。
加えて、上記構成において、異なるフィードバックモードの同じタイプは、同じサブフレームオフセットを有していてもよい。
さらに、上記構成において、1つのフィードバックモードにおいて、RIフィードバックのサブフレームオフセットは、CQIオフセットのためのサブフレームオフセットと同じであってもよい。つまり、
は、ともにゼロであってもよい。
具体例 2(a)
周期的にフィードバックを行う場合、1つのUEについての異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを、衝突解消規則を定義することによって回避することが提案される。本具体例において、上記衝突解消規則は、より長い周期を持つタイプがより高い優先度を持つというタイプ優先規則として定義される。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。
上述の典型的なシナリオ(a)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。さらに、キャリア#3、#4、および、#5の伝送方式は、“3)開ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。
なお、モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
モード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
これに対し、モード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
モード1−1およびモード2−0のフィードバックタイプは、その周期の長さに基づいて、優先度の順位が設定されてもよい。ここでは、より長い周期を持つタイプが、より高い優先度を持つ。したがって、以下の規則(衝突解消規則)が定義されてよい。衝突が起きた場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、一方、低い優先度を持つタイプは破棄される。例えば、モード2−0のタイプ3が、モード1−1のタイプ2と衝突した場合、モード2−0のタイプ3の周期、
が、モード1−1のタイプ2の周期、
よりも長い場合には、モード2−0のタイプ3は、モード1−1のタイプ2に優先されることになる。換言すれば、そのような衝突が起きた場合、モード2−0のタイプ3だけが伝送され、一方、モード1−1のタイプ2は破棄されることになる。
なお、同じフィードバック周期を持つフィードバックタイプは、通常、互いに衝突することはない。一度衝突が起こると、そのような衝突は、同じ周期であるために常に起こることになってしまう。よって、そのような設定は、通常、BSで採用されない。そのため、一般的には、同じフィードバック周期のタイプ、すなわち、同じ優先度を有するタイプについての衝突解消規則を定義する必要性はない。
具体例 2(b)
周期的にフィードバックを行う場合、1つのUEについての異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを、衝突解消規則を定義することによって回避することが提案される。本具体例において、上記衝突解消規則は、より長い周期を持つタイプがより高い優先度を持つというタイプ優先規則として定義される。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−1である。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−0である。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。
なお、モード1−0は、タイプ3とタイプ4との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ4のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。モード2−1は、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックと、タイプ1のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#2のモード2−1における、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#3のモード1−0における、タイプ3およびタイプ4のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#4のモード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#5のためのモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#1のモード1−1、キャリア#2のモード2−1、キャリア#3のモード1−0、キャリア#4のモード2−0、および、キャリア#5のモード1−1のそれぞれのフィードバックタイプは、その周期の長さに基づいて、優先度の順位が設定されてもよい。ここでは、より長い周期を持つタイプが、より高い優先度を持つ。したがって、以下の規則(衝突解消規則)が定義されてよい。衝突が起きた場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、一方、低い優先度を持つタイプは破棄される。例えば、キャリア#3のモード1−0のタイプ4が、キャリア#5のモード1−1のタイプ3と衝突したとき、キャリア#3のモード1−0のタイプ4の周期が、キャリア#5のモード1−1のタイプ3の周期よりも短い場合には、キャリア#5のモード1−1のタイプ3は、キャリア#3のモード1−0のタイプ4に優先される。換言すれば、衝突が起きた場合、キャリア#5のモード1−1のタイプ3だけが伝送され、一方、キャリア#3のモード1−0のタイプ4は破棄されることになる。
なお、同じフィードバック周期を持つフィードバックタイプでは、通常、互いに衝突することはない。一度衝突が起こると、そのような衝突は、同じ周期であるために常に起こることになってしまう。よって、そのような設定は、通常、BSで採用されない。そのため、一般的には、同じフィードバック周期のタイプ、すなわち、同じ優先度を有するタイプについての衝突解消規則を定義する必要性はない。
具体例 3(a)
周期的にフィードバックを行う場合、1つのUEについての異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを、衝突解消規則を定義することによって回避することが提案される。本具体例において、上記衝突解消規則は、より小さいフィードバックオーバヘッドを持つモードがより高い優先度を持つというモード優先規則として定義される。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。
上述の典型的なシナリオ(a)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。さらに、キャリア#3、#4、および、#5の伝送方式は、“3)開ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。
なお、モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
モード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
これに対し、モード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
モード1−1のフィードバックタイプ、および、モード2−0のフィードバックタイプは、そのフィードバックのオーバヘッドに基づいて、優先度の順位が設定されてもよい。ここで、より小さいフィードバックのオーバヘッドを持つタイプが、より高い優先度を持つ。したがって、以下の規則(衝突解消規則)が定義されてよい。すなわち、衝突が起きた場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、一方、低い優先度を持つタイプは破棄される。例えば、モード1−1は、モード2−0よりも、小さいフィードバックオーバヘッドを持つ。したがって、モード1−1のタイプは、モード2−0のタイプよりも高い優先度を持つ。この場合に、モード2−0のタイプ3が、モード1−1のタイプ2と衝突したとき、モード1−1のタイプ2は、モード2−0のタイプ3に優先される。換言すれば、このような衝突が起こったとき、モード1−1のタイプ2だけが伝送され、一方、モード2−0のタイプ3は破棄されることになる。
具体例 3(b)
周期的にフィードバックを行う場合、1つのUEについての異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを、衝突解消規則を定義することによって回避することが提案される。本具体例において、上記衝突解消規則は、より小さいフィードバックオーバヘッドを持つモードがより高い優先度を持つというモード優先規則として定義される。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−1である。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−0である。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。
なお、モード1−0は、タイプ3とタイプ4との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ4のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIがフィードバックされる。モード2−1は、タイプ3、タイプ2およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ2のフィードバックおよびタイプ1のフィードバック、が、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIがフィードバックされる。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#2のモード2−1における、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#3のモード1−0における、タイプ3およびタイプ4のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#4のモード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#5のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#1のモード1−1、キャリア#2のモード2−1、キャリア#3のモード1−0、キャリア#4のモード2−0、および、キャリア#5のモード1−1の各フィードバックタイプは、そのフィードバックのオーバヘッドに基づいて優先度の順位が設定されてもよい。ここで、より小さいフィードバックのオーバヘッドを持つタイプが、高い優先度を持つ。したがって、以下の規則(衝突解消規則)が定義されてよい。すなわち、衝突が起きた場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、一方、低い優先度を持つタイプが破棄される。例えば、キャリア#3のモード1−0は、キャリア#4のモード2−0よりも、小さいフィードバックオーバヘッドを持つ。したがって、キャリア#3のモード1−0のタイプは、キャリア#4のモード2−0のタイプよりも高い優先度を持つ。この場合に、キャリア#4のモード2−0のタイプ3が、キャリア#3のモード1−0のタイプ4と衝突したとき、キャリア#3のモード1−0のタイプ4は、キャリア#4のモード2−0のタイプ3に優先される。換言すれば、このような衝突が起こったとき、キャリア#3のモード1−0のタイプ4だけが伝送され、一方、キャリア#4のモード2−0のタイプ3は破棄されることになる。
具体例 4(a)
周期的にフィードバックを行う場合、1つのUEについての異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを、衝突解消規則を定義することによって回避することが提案される。本具体例において、上記衝突解消規則は、各モードが設定された優先度を持つというモード優先規則として定義される。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。本具体例では、モードの優先度の設定は、BSによって実行されてもよい。将来の通信システムにおいては、モードの優先度の設定は、強化された処理性能を有するUEによって実行され、それからBSに通知されてもよい。
上述の典型的なシナリオ(a)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。さらに、キャリア#3、#4、および、#5の伝送方式は、“3)開ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。
なお、モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
モード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
これに対し、モード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
モード1−1およびモード2−0の優先度は、BSによって設定されてもよい。この場合、以下の規則が定義される。すなわち、衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。本具体例では、モード1−1のタイプが、モード2−0のタイプよりも高い優先度を持つように、BSによって設定される。モード2−0のタイプ3が、モード1−1のタイプ2と衝突した場合、モード1−1のタイプ2は、モード2−0のタイプ3に優先される。換言すれば、そのような衝突が起こった場合、モード1−1のタイプ2だけが伝送されて、モード2−0のタイプ3が破棄されることになる。
具体例 4(b)
周期的にフィードバックを行う場合、1つのUEについての異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを、衝突解消規則を定義することによって回避することが提案される。本具体例において、上記衝突解消規則は、各モードが設定された優先度を持つというモード優先規則として定義される。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。本具体例では、モードの優先度の設定は、BSによって実行されてもよい。将来の通信システムにおいては、モードの優先度の設定は、強化された処理性能を有するUEによって実行され、それからBSに通知されてもよい。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−1である。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−0である。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。
なお、モード1−0は、タイプ3とタイプ4との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ4のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。モード2−1は、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックと、タイプ1のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#2のモード2−1における、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#3のモード1−0における、タイプ3およびタイプ4のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#4のモード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#5のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#1のモード1−1、キャリア#2のモード2−1、キャリア#3のモード1−0、キャリア#4のモード2−0、および、キャリア#5のモード1−1の各フィードバックタイプは、BSによって設定されてもよい。この場合、以下の規則(衝突解消規則)が定義され得る。すなわち、衝突が起きた場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、一方、低い優先度を持つタイプは破棄される。例えば、キャリア#3のモード1−0のタイプが、キャリア#4のモード2−0のタイプより高い優先度を持つように、BSによって設定される。この場合、キャリア#4のモード2−0のタイプ3が、キャリア#3のモード1−0のタイプ4と衝突すると、キャリア#3のモード1−0のタイプ4は、キャリア#4のモード2−0のタイプ3に優先される。換言すれば、そのような衝突が起こった場合、キャリア#3のモード1−0のタイプ4だけが伝送されて、キャリア#4のモード2−0のタイプ3が破棄されることになる。
具体例 5(a)
周期的にフィードバックを行う場合、1つのUEについての異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを、衝突解消規則を定義することによって回避することが提案される。本具体例において、上記衝突解消規則は、ダウンリンクプライマリキャリアコンポーネントのモードが高い優先度を持つというダウンリンクプライマリキャリアコンポーネント(DLPCC;DownLink Primary Carrier Component)優先規則として定義される。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。非DLPCCのキャリア間の衝突を避けるために、これらのキャリアに対しては、さらに、高い優先度のキャリアのモードは高い優先度を持つという優先度が定義される。上記の場合においても、衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。
上述の典型的なシナリオ(a)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。さらに、キャリア#3、#4、および、#5の伝送方式は、“3)開ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。
なお、モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
モード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
これに対し、モード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
上述のとおり、実施例のシナリオ(a)において、キャリア#2は、DLPCCである。この場合、モード2−0のタイプが、モード1−1のタイプよりも高い優先度を持つ。したがって、以下の規則(衝突解消規則)が定義され得る。すなわち、衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。例えば、モード2−0のタイプ3が、モード1−1のタイプ2と衝突した場合には、モード2−0のタイプ3が、モード1−1のタイプ2に優先される。換言すれば、このような衝突が起こった場合、モード2−0のタイプ3だけが伝送されて、モード1−1のタイプ2は破棄されることになる。
具体例 5(b)
周期的にフィードバックを行う場合、1つのUEについての異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを、衝突解消規則を定義することによって回避することが提案される。本具体例において、上記衝突解消規則は、ダウンリンクプライマリキャリアコンポーネントのモードが高い優先度を持つというダウンリンクプライマリキャリアコンポーネント(DLPCC;DownLink Primary Carrier Component)優先規則として定義される。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。非DLPCCのキャリア間の衝突を避けるために、これらのキャリアに対しては、さらに、高い優先度のキャリアのモードは高い優先度を持つという優先度が定義される。上記の場合においても、衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−1である。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−0である。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。
なお、モード1−0は、タイプ3とタイプ4との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ4のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。モード2−1は、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックと、タイプ1のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#2のモード2−1における、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#3のモード1−0における、タイプ3およびタイプ4のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#4のモード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#5のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
上述したとおり、実施例のシナリオ(b)において、キャリア#1は、DLPCCである。この場合、キャリア#1のモード1−1のタイプは、他のどのモードのタイプよりも高い優先度を持つ。したがって、以下の規則(衝突解消規則)が定義され得る。すなわち、衝突が起きた場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、一方、低い優先度を持つタイプが破棄される。例えば、キャリア#1のモード1−1のタイプ2が、キャリア#4のモード2−0のタイプ4と衝突した場合には、キャリア#1のモード1−1のタイプ2が、キャリア#4のモード2−0のタイプ4に優先される。換言すれば、そのような衝突が起きた場合、キャリア#1のモード1−1のタイプ2だけが伝送される一方、キャリア#4のモード2−0のタイプ4は破棄されることになる。
具体例 6(a)
周期的にフィードバックを行う場合、1つのUEについての異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを、衝突解消規則を定義することによって回避することが提案される。本具体例において、上記衝突解消規則は、搬送する情報量がより多いタイプがより高い優先度を持つというコンテンツ優先規則として定義される。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。
上述の典型的なシナリオ(a)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。さらに、キャリア#3、#4、および、#5の伝送方式は、“3)開ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。
なお、モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
モード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
これに対し、モード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
実施例のシナリオ(a)では、例えば、モード2−0のタイプ1が、モード1−1のタイプ3と衝突する場合で、かつ、モード2−0のタイプ1が、より多い量の情報を搬送する場合には、モード2−0のタイプ1が、モード1−1のタイプ3に優先される。換言すれば、このような衝突が起こった場合、モード2−0のタイプ1だけが伝送され、モード1−1のタイプ3は破棄されることになる。
具体例 6(b)
周期的にフィードバックを行う場合、1つのUEについての異なるフィードバックモードの様々なタイプが1つのサブフレーム内で互いに衝突することを、衝突解消規則を定義することによって回避することが提案される。本具体例において、上記衝突解消規則は、搬送する情報量がより多いタイプがより高い優先度を持つというコンテンツ優先規則として定義される。衝突が起こった場合、高い優先度を持つタイプがフィードバックされ、低い優先度を持つタイプは破棄される。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−1である。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−0である。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。
なお、モード1−0は、タイプ3とタイプ4との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ4のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIがフィードバックされる。モード2−1は、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックと、タイプ1のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIがフィードバックされる。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#2のモード2−1における、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#3のモード1−0における、タイプ3およびタイプ4のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#4のモード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#5のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
実施例のシナリオ(b)では、例えば、キャリア#2のモード2−1のタイプ1が、キャリア#4のモード2−0のタイプ4と衝突する場合で、かつ、キャリア#2のモード2−1のタイプ1が、より多い量の情報を搬送する場合には、キャリア#2のモード2−1のタイプ1が、キャリア#4のモード2−0のタイプ4に優先される。換言すれば、このような衝突が起こった場合、キャリア#2のモード2−1のタイプ1だけが伝送され、キャリア#4のモード2−0のタイプ4は破棄されることになる。
具体例 7(a)
周期的にフィードバックを行う場合、統合フィードバック方法によって、様々なフィードバックモードの総フィードバックオーバヘッドの過多の問題を解決することが提案される。本具体例において、複数のRI情報(タイプ3)は、コーディング処理を経ずに、連結されて伝送される。上記具体例6(a)に関連して、連結されたタイプ3は、通常、他の連結されていないタイプよりも多くの量の情報を搬送する。よって、連結されたタイプ3は、他の連結されていないタイプよりも、高い優先度を有する。
上述の典型的なシナリオ(a)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。さらに、キャリア#3、#4、および、#5の伝送方式は、“3)開ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。
なお、モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
モード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
これに対し、モード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
ここで、モード1−1およびモード2−0のRI情報(タイプ3)は、統合されて伝送されてもよい。換言すれば、上記の2つのモードのタイプ3は、あらゆるコーディング処理を経ずに、連結されて伝送されてもよい。モード1−1およびモード2−0のタイプ3が、それぞれの3ビットのオーバヘッドを持つ場合には、統合伝送に要するオーバヘッドは、6ビットである。
具体例 7(b)
周期的にフィードバックを行う場合、統合フィードバック方法によって、様々なフィードバックモードの総フィードバックオーバヘッドの過多の問題を解決することが提案される。本具体例において、複数のRI情報(タイプ3)は、コーディング処理を経ずに、連結されて伝送される。上記具体例6(b)に関連して、連結されたタイプ3は、通常、他の連結されていないタイプよりも多くの量の情報を搬送する。よって、連結されたタイプ3は、他の連結されていないタイプよりも、高い優先度を有する。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−1である。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−0である。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。
なお、モード1−0は、タイプ3とタイプ4との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ4のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。モード2−1は、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックと、タイプ1のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#2のモード2−1における、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#3のモード1−0における、タイプ3およびタイプ4のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#4のモード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#5のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3、キャリア#2のモード2−1におけるタイプ3、および、キャリア#4のモード2−0におけるタイプ3は、統合されて伝送されてもよい。換言すれば、これらの3つのモードのタイプ3は、あらゆるコーディング処理を行わずに、連結されて伝送されてもよい。キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3と、キャリア#2のモード2−1におけるタイプ3と、キャリア#4のモード2−0におけるタイプ3とは、それぞれ3ビットのオーバヘッドを持つ場合、統合伝送に要するオーバヘッドは、9ビットである。
具体例 8(a)
周期的にフィードバックを行う場合、統合フィードバック方法によって、様々なフィードバックモードの総フィードバックオーバヘッドの過多の問題を解決することが提案される。本具体例において、複数のRI情報は、同時に、ジョイントコーディング処理にかけられて伝送される。上記具体例6(a)に関連して、統合されたタイプ3は、通常、他の統合されていないタイプと比較して、より多くの量の情報を搬送し、より高い優先度を有する。
上述の典型的なシナリオ(a)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。さらに、キャリア#3、#4、および、#5の伝送方式は、“3)開ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。
なお、モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
モード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
これに対し、モード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
ここで、モード1−1およびモード2−0のRI情報(タイプ3)は、ジョイントコーディング処理にかけられて、統合されて伝送されてもよい。換言すれば、上記の2つのモードにおけるタイプ3は、同時に、ジョイントコーディング処理にかけられて伝送されてもよい。ジョイントコーディング処理は、様々な先行技術を含んでいる。例えば、(冗長情報がブロック単位でコードブロックに付加される)ブロックコーディング、(符号化されたコードワードが事前に定義されたデジタル/アナログ特性を満足するように、情報ビットに対していくつかのチェックビットが付加される)巡回チェックコーディング、(様々なレベルの冗長情報が様々なコーディング部に付加され得る)不平衡ジョイントコーディング、および、(選択された基準に応じて、他の情報が差分コーディングされ得る)差分コーディング、などである。上記既存のジョイントコーディング技術を全部説明することはできないので、本実施例を説明するために、ここでは、差分コーディング方式を想定する。しかしながら、本実施例の説明から得るもので、当業者は、他のジョイントコーディング方式を容易に実施することができる。
本実施例では、モード間(inter-mode)差分コーディングがRI情報(タイプ3)に適用される。ここで、他のフィードバックモードのRIは、指定されたフィードバックモードのRIを基準として、差分コーディングされる。差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。
ある実施形態では、上記指定されたフィードバックモードは、DLPCCのフィードバックモードである。
上述の典型的なシナリオ(a)では、キャリア#2は、DLPCCである。したがって、キャリア#2におけるモード2−0のRIを基準として、その他のフィードバックモードのRIが、差分コーディングされる。この場合、差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表1は、RIの差分コーディングテーブルの一例である。表1に図示されている2ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表1のコーディングに限定されない。実際、1ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
表1によれば、モード2−0のRIは3であり、モード1−1のRIは2であると想定される。“モード2−0のRIが3である”というイベントは、3ビット(010)で示されてもよいし、“モード1−1のRIが2である”というイベントは、2ビット(10)で示されてもよい。したがって、これらの5ビットは、統合された伝送のためのRI情報(タイプ3)を構成するために連結される。
あるいは、上記指定されたフィードバックモードは、上位層シグナリングを介して、BSによって設定されるフィードバックモードである。
上述の典型的なシナリオ(a)では、BSは、上位層シグナリングの手段を用いて、モード1−1のRIが基準として利用され、他のフィードバックモードのRIは、上記基準に基づいて差分コーディングされるように、設定できる。この場合、差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表1は、RIの差分コーディングテーブルの一例である。表1に図示されている2ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表1のコーディングに限定されない。実際、1ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
表1によれば、モード2−0のRIは3であり、モード1−1のRIは2であると想定される。“モード1−1のRIが2である”というイベントは、3ビット(001)で示されてもよいし、“モード2−0のRIが3である”というイベントは、2ビット(10)で示されてもよい。したがって、これらの5ビットは、統合された伝送のためのRI情報(タイプ3)を構成するために連結される。
具体例 8(b)
周期的にフィードバックを行う場合、統合フィードバック方法によって、様々なフィードバックモードの総フィードバックオーバヘッドの過多の問題を解決することが提案される。本具体例において、複数のRI情報は、同時に、ジョイントコーディング処理にかけられて伝送される。上記具体例6(b)に関連して、統合されたタイプ3は、通常、他の統合されていないタイプと比較して、より多くの量の情報を搬送し、より高い優先度を有する。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−1である。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−0である。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。
なお、モード1−0は、タイプ3とタイプ4との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ4のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。モード2−1は、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックと、タイプ1のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#2のモード2−1における、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#3のモード1−0における、タイプ3およびタイプ4のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#4のモード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#5のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3、キャリア#2のモード2−1におけるタイプ3、および、キャリア#5のモード1−1におけるタイプ3は、ジョイントコーディング処理にかけられて、統合されて伝送されてもよい。換言すれば、上記の3つのモードにおけるタイプ3は、同時に、ジョイントコーディング処理にかけられて伝送されてもよい。ジョイントコーディング処理は、様々な先行技術を含んでいる。例えば、(冗長情報がブロック単位でコードブロックに付加される)ブロックコーディング、(符号化されたコードワードが事前に定義されたデジタル/アナログ特性を満足するように、情報ビットに対していくつかのチェックビットが付加される)巡回チェックコーディング、(様々なレベルの冗長情報が様々なコーディング部に付加され得る)不平衡ジョイントコーディング、および、(選択された基準に応じて、他の情報が差分コーディングされ得る)差分コーディング、などである。上記既存のジョイントコーディング技術を全部説明することはできないので、本実施例を説明するために、ここでは、差分コーディング方式を想定する。しかしながら、本実施例の説明から得るもので、当業者は、他のジョイントコーディング方式を容易に実施することができる。
本実施例では、キャリア間(inter-carrier)差分コーディングがRI情報(タイプ3)に適用される。ここで、他のフィードバックモードのRIは、指定されたキャリアのフィードバックモードのRIを基準として、差分コーディングされる。差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。
ある実施形態では、指定されたキャリアは、DLPCCである。
上述の典型的なシナリオ(b)では、キャリア#1は、DLPCCである。したがって、キャリア#1におけるモード1−1のRIを基準として、その他のフィードバックモードのRIが、差分コーディングされる。この場合、差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表1は、RIの差分コーディングテーブルの一例である。表1に図示されている2ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表1のコーディングに限定されない。実際、1ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
表1によれば、キャリア#1のモード1−1のRIは3であり、キャリア#2のモード2−1のRIは4であり、キャリア#5のモード1−1のRIは1であると想定される。“キャリア#1のモード1−1のRIが3である”というイベントは、3ビット(010)で示されてもよいし、“キャリア#2のモード2−1のRIが4である”というイベントは、2ビット(11)で示されてもよいし、“キャリア#5のモード1−1のRIが1である”というイベントは、2ビット(01)で示されてもよい。したがって、これらの7ビットは、統合された伝送のためのRI情報(タイプ3)を構成するために連結される。
あるいは、上記指定されたキャリアは、上位層シグナリングを介して、BSによって設定されるキャリアである。
上述の典型的なシナリオ(b)では、BSは、上位層シグナリングの手段を用いて、キャリア#5のモード1−1のRIが基準として利用され、他のフィードバックモードのRIは、上記基準に基づいて、差分コーディングされるように、設定できる。この場合、差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表1は、RIの差分コーディングテーブルの一例である。表1に図示されている2ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表1のコーディングに限定されない。実際、1ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
表1によれば、キャリア#1のモード1−1のRIは3であり、キャリア#2のモード2−1のRIは4であり、キャリア#5のモード1−1のRIは1であると想定される。“キャリア#5のモード1−1のRIが1である”というイベントは、3ビット(000)で示されてもよいし、“キャリア#2のモード2−1のRIが4である”というイベントは、2ビット(11)で示されてもよいし、“キャリア#1のモード1−1のRIが3である”というイベントは、2ビット(10)で示されてもよい。したがって、これらの7ビットは、統合された伝送のためのRI情報(タイプ3)を構成するために連結される。
具体例 9(b1)
周期的にフィードバックを行う場合、統合フィードバック方法によって、様々なフィードバックモードの総フィードバックオーバヘッドの過多の問題を解決することが提案される。本具体例において、複数の広帯域CQI情報(タイプ4)は、同時に、ジョイントコーディング処理にかけられて伝送される。上記具体例6(b)に関連して、統合されたタイプ4は、通常、他の統合されていないタイプと比較して、より多くの量の情報を搬送し、より高い優先度を有する。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−1である。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−0である。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。
なお、モード1−0は、タイプ3とタイプ4との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ4のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。モード2−1は、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックと、タイプ1のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#2のモード2−1における、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#3のモード1−0における、タイプ3およびタイプ4のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#4のモード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#5のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
ここで、キャリア#3のモード1−0におけるタイプ4、および、キャリア#4のモード2−0におけるタイプ4は、ジョイントコーディング処理にかけられて、統合されて伝送されてもよい。換言すれば、上記の2つのモードにおけるタイプ4は、同時に、ジョイントコーディング処理にかけられて伝送されてもよい。ジョイントコーディング処理は、様々な先行技術を含んでいる。例えば、(冗長情報がブロック単位でコードブロックに付加される)ブロックコーディング、(符号化されたコードワードが事前に定義されたデジタル/アナログ特性を満足するように、情報ビットに対していくつかのチェックビットが付加される)巡回チェックコーディング、(様々なレベルの冗長情報が様々なコーディング部に付加され得る)不平衡ジョイントコーディング、および、(選択された基準に応じて、他の情報が差分コーディングされ得る)差分コーディング、などである。上記既存のジョイントコーディング技術を全部説明することはできないので、本実施例を説明するために、ここでは、差分コーディング方式を想定する。しかしながら、本実施例の説明から得るもので、当業者は、他のジョイントコーディング方式を容易に実施することができる。
本実施例では、モード間(inter-mode)差分コーディングが広帯域CQI情報(タイプ4)に適用される。ここで、他のフィードバックモードの広帯域CQIは、指定されたフィードバックモードの広帯域CQIを基準として、差分コーディングされる。差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。
ある実施形態では、上記指定されたフィードバックモードは、DLPCCのためのフィードバックモードである。
上述の典型的なシナリオ(b)では、キャリア#4は、この例のために一時的に、DLPCCであると想定される。したがって、キャリア#4におけるモード2−0の広帯域CQI(タイプ4)を基準として、その他のフィードバックモードの広帯域CQIが、差分コーディングされる。この場合、差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表2は、広帯域CQIの差分コーディングテーブルの一例である。表2に図示されている3ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表2のコーディングに限定されない。実際、1ビットまたは2ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
表2によれば、キャリア#4におけるモード2−0の広帯域CQIは12であり、キャリア#3におけるモード1−0の広帯域CQIは10であると想定される。“キャリア#4におけるモード2−0の広帯域CQIが12である”というイベントは、4ビット(1100)で示されてもよいし、“キャリア#3におけるモード1−0の広帯域CQIが10である”というイベントは、3ビット(110)で示されてもよい。したがって、これらの7ビットは、統合された伝送のための広帯域CQI情報(タイプ4)を構成するために連結される。
あるいは、上記指定されたフィードバックモードは、上位層シグナリングを介して、BSによって設定されるフィードバックモードである。
上述の典型的なシナリオ(b)では、BSは、上位層シグナリングの手段を用いて、キャリア#3におけるモード1−0の広帯域CQI情報(タイプ4)が基準として利用され、他のフィードバックモードの広帯域CQIは、上記基準に基づいて、差分コーディングされるように、設定される。この場合、差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表2は、広帯域CQIの差分コーディングテーブルの一例である。表2に図示されている3ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表2のコーディングに限定されない。実際、1ビットまたは2ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
表2によれば、キャリア#4におけるモード2−0の広帯域CQIは12であり、キャリア#3におけるモード1−0の広帯域CQIは10であると想定される。“キャリア#3におけるモード1−0の広帯域CQIが10である”というイベントは、4ビット(1010)で示されてもよいし、“キャリア#4におけるモード2−0の広帯域CQIが12である”というイベントは、3ビット(010)で示されてもよい。したがって、これらの7ビットは、統合された伝送のための広帯域CQI情報(タイプ4)を構成するために連結される。
具体例 9(b2)
周期的にフィードバックを行う場合、統合フィードバック方法によって、様々なフィードバックモードの総フィードバックオーバヘッドの過多の問題を解決することが提案される。本具体例において、複数の広帯域CQI情報(タイプ4)は、同時に、ジョイントコーディング処理にかけられて伝送される。上記具体例6(b)に関連して、統合されたタイプ4は、通常、他の統合されていないタイプと比較して、より多くの量の情報を搬送し、より高い優先度を有する。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−1である。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−0である。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。
なお、モード1−0は、タイプ3とタイプ4との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ4のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。モード2−1は、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックと、タイプ1のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#2のモード2−1における、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#3のモード1−0における、タイプ3およびタイプ4のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#4のモード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1について、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#5のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
ここで、キャリア#3のモード1−0におけるタイプ4、および、キャリア#4のモード2−0におけるタイプ4は、ジョイントコーディング処理にかけられて、統合されて伝送されてもよい。換言すれば、上記の2つのモードにおけるタイプ4は、同時に、ジョイントコーディング処理にかけられて伝送されてもよい。ジョイントコーディング処理は、様々な先行技術を含んでいる。例えば、(冗長情報がブロック単位でコードブロックに付加される)ブロックコーディング、(符号化されたコードワードが事前に定義されたデジタル/アナログ特性を満足するように、情報ビットに対していくつかのチェックビットが付加される)巡回チェックコーディング、(様々なレベルの冗長情報が様々なコーディング部に付加され得る)不平衡ジョイントコーディング、および、(選択された基準に応じて、他の情報が差分コーディングされ得る)差分コーディング、などである。上記既存のジョイントコーディング技術を全部説明することはできないので、本実施例を説明するために、ここでは、差分コーディング方式を想定する。しかしながら、本実施例の説明から得るもので、当業者は、他のジョイントコーディング方式を容易に実施することができる。
本実施例では、キャリア間(inter-carrier)差分コーディングが広帯域CQI情報(タイプ4)に適用される。ここで、他のフィードバックモードの広帯域CQIは、指定されたキャリアのフィードバックモードの広帯域CQIを基準として、差分コーディングされる。差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。
ある実施形態では、指定されたキャリアは、DLPCCである。
上述の典型的なシナリオ(b)では、キャリア#4は、この例のために一時的に、DLPCCであると想定される。したがって、キャリア#4におけるモード2−0の広帯域CQI(タイプ4)を基準として、その他のフィードバックモードの広帯域CQIが、差分コーディングされる。この場合、差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表2は、広帯域CQIの差分コーディングテーブルの一例である。表2に図示されている3ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表2のコーディングに限定されない。実際、1ビットまたは2ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
表2によれば、キャリア#4におけるモード2−0の広帯域CQIは12であり、キャリア#3におけるモード1−0の広帯域CQIは10であると想定される。“キャリア#4におけるモード2−0の広帯域CQIが12である”というイベントは、4ビット(1100)で示されてもよいし、“キャリア#3におけるモード1−0の広帯域CQIが10である”というイベントは、3ビット(110)で示されてもよい。したがって、これらの7ビットは、統合された伝送のための広帯域CQI情報(タイプ4)を構成するために連結される。
あるいは、上記指定されたキャリアは、上位層シグナリングを介して、BSによって設定されるキャリアである。
上述の典型的なシナリオ(b)では、BSは、上位層シグナリングの手段を用いて、キャリア#3におけるモード1−0の広帯域CQI情報(タイプ4)が基準として利用され、他のフィードバックモードの広帯域CQIは、上記基準に基づいて、差分コーディングされるように、設定される。この場合、差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表2は、広帯域CQIの差分コーディングテーブルの一例である。表2に図示されている3ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表2のコーディングに限定されない。実際、1ビットまたは2ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
表2によれば、キャリア#4におけるモード2−0の広帯域CQIは12であり、キャリア#3におけるモード1−0の広帯域CQIは10であると想定される。“キャリア#3におけるモード1−0の広帯域CQIが10である”というイベントは、4ビット(1010)で示されてもよいし、“キャリア#4におけるモード2−0の広帯域CQIが12である”というイベントは、3ビット(010)で示されてもよい。したがって、これらの7ビットは、統合された伝送のための広帯域CQI情報(タイプ4)を構成するために連結される。
具体例 10(a)
周期的にフィードバックを行う場合、統合フィードバック方法によって、様々なフィードバックモードの総フィードバックオーバヘッドの過多の問題を解決することが提案される。本具体例において、複数のタイプは、コーディング処理を経ずに、連結されて伝送される。上記具体例6(a)に関連して、連結されたタイプは、通常、他の連結されていないタイプと比較して、より多くの量の情報を搬送し、より高い優先度を有する。
上述の典型的なシナリオ(a)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。さらに、キャリア#3、#4、および、#5の伝送方式は、“3)開ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。
なお、モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIがフィードバックされる。
モード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
これに対し、モード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
ここで、モード1−1におけるタイプ3、および、モード2−0におけるタイプ4は、統合されて伝送されてもよい。換言すれば、1つのタイプ3および1つのタイプ4は、コーディング処理を経ずに、連結されて伝送されてもよい。モード1−1のタイプ3が3ビットのオーバヘッドを持ち、モード2−0におけるタイプ4は4ビットのオーバヘッドを持つ場合には、統合された伝送に要求されるオーバヘッドは、7ビットである。なお、連結されて伝送される複数のタイプは、単一のモードにおけるタイプでもよいし、様々なモードにおけるタイプでもよい。
具体例 10(b)
周期的にフィードバックを行う場合、統合フィードバック方法によって、様々なフィードバックモードの総フィードバックオーバヘッドの過多の問題を解決することが提案される。本具体例において、複数のタイプは、コーディング処理を経ずに、連結されて伝送される。上記具体例6(b)に関連して、連結されたタイプは、通常、他の連結されていないタイプと比較して、より多くの量の情報を搬送し、より高い優先度を有する。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−1である。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−0である。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。
なお、モード1−0は、タイプ3とタイプ4との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ4のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。モード2−1は、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックと、タイプ1のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#2のモード2−1における、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#3のモード1−0における、タイプ3およびタイプ4のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#4のモード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#5のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3、キャリア#2のモード2−1におけるタイプ3、および、キャリア#4のモード2−0におけるタイプ4は、統合されて伝送されてもよい。換言すれば、これらの2つのタイプ3、および、1つのタイプ4は、コーディング処理を経ずに、連結されて伝送されてもよい。キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3が3ビットのオーバヘッドを持ち、キャリア#2のモード2−1におけるタイプ3が3ビットのオーバヘッドを持ち、キャリア#4のモード2−0におけるタイプ4が4ビットのオーバヘッドを持つ場合、統合された伝送のためのオーバヘッドは、10ビットが必要である。なお、連結されて伝送される複数のタイプは、単一のモードにおけるタイプでもよいし、様々なモードにおけるタイプでもよい。
具体例 11(a)
周期的にフィードバックを行う場合、統合フィードバック方法によって、様々なフィードバックモードの総フィードバックオーバヘッドの過多の問題を解決することが提案される。本具体例において、複数のタイプは、同時に、ジョイントコーディング処理にかけられて伝送される。ここで、上記ジョイントコーディング処理は、様々な先行技術を含んでいる。例えば、ブロックコーディング、不平衡ジョイントコーディング、および、差分コーディングなどである。上記具体例6(a)に関連して、統合されたタイプは、通常、他の統合されていないタイプと比較して、より多くの量の情報を搬送し、より高い優先度を有する。
上述の典型的なシナリオ(a)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。さらに、キャリア#3、#4、および、#5の伝送方式は、“3)開ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。
なお、モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
モード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
これに対し、モード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
ここで、モード1−1におけるタイプ3、および、モード2−0におけるタイプ4は、ジョイントコーディング処理にかけられて、統合されて伝送されてもよい。換言すれば、1つのタイプ3および1つのタイプ4は、同時に、ジョイントコーディング処理にかけられて伝送されてもよい。ジョイントコーディング処理は、様々な先行技術を含んでいる。例えば、(冗長情報がブロック単位でコードブロックに付加される)ブロックコーディング、(符号化されたコードワードが事前に定義されたデジタル/アナログ特性を満足するように、情報ビットに対していくつかのチェックビットが付加される)巡回チェックコーディング、(様々なレベルの冗長情報が様々なコーディング部に付加され得る)不平衡ジョイントコーディング、および、(選択された基準に応じて、他の情報が差分コーディングされ得る)差分コーディング、などである。上記既存のジョイントコーディング技術を全部説明することはできないので、本実施例を説明するために、ここでは、不平衡ジョイントコーディング方式を想定する。しかしながら、本実施例の説明から得るもので、当業者は、他のジョイントコーディング方式を容易に実施することができる。
モード1−1におけるタイプ3は、3ビットのオーバヘッドを持ち、モード2−0におけるタイプ4は、4ビットのオーバヘッドを持つと想定される。さらに、モード1−1におけるタイプ3に対して、高レベルのコーディング保護が与えられ、例えば、2ビットの冗長保護が追加される。一方、モード2−0におけるタイプ4に対して、低レベルのコーディング保護が与えられ、例えば、1ビットの冗長保護が追加される。この場合には、上記統合された伝送に必要とされるオーバヘッドは10ビットである。なお、同時に伝送される複数のタイプは、単一のモードにおけるタイプでもよいし、様々なモードにおけるタイプでもよい。
具体例 11(b)
周期的にフィードバックを行う場合、統合フィードバック方法によって、様々なフィードバックモードの総フィードバックオーバヘッドの過多の問題を解決することが提案される。本具体例において、複数のタイプは、同時に、ジョイントコーディング処理にかけられて伝送される。ここで、上記ジョイントコーディング処理は、様々な先行技術を含んでいる。例えば、ブロックコーディング、不平衡ジョイントコーディング、および、差分コーディングなどである。上記具体例6(b)に関連して、統合されたタイプは、通常、他の統合されていないタイプと比較して、より多くの量の情報を搬送し、より高い優先度を有する。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−1である。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−0である。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。
なお、モード1−0は、タイプ3とタイプ4との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ4のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。モード2−1は、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックと、タイプ1のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIがフィードバックされる。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#2のモード2−1における、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#3のモード1−0における、タイプ3およびタイプ4のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#4のモード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#5のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3、キャリア#2のモード2−1におけるタイプ3、および、キャリア#4のモード2−0におけるタイプ4は、統合されて伝送されてもよい。換言すれば、これらの2つのタイプ3、および、1つのタイプ4は、同時に、ジョイントコーディング処理にかけられて伝送されてもよい。ジョイントコーディング処理は、様々な先行技術を含んでいる。例えば、(冗長情報がブロック単位でコードブロックに付加される)ブロックコーディング、(符号化されたコードワードが事前に定義されたデジタル/アナログ特性を満足するように、情報ビットに対していくつかのチェックビットが付加される)巡回チェックコーディング、(様々なレベルの冗長情報が様々なコーディング部に付加され得る)不平衡ジョイントコーディング、および、(選択された基準に応じて、他の情報が差分コーディングされ得る)差分コーディング、などである。上記既存のジョイントコーディング技術を全部説明することはできないので、本実施例を説明するために、ここでは、不平衡ジョイントコーディング方式を想定する。しかしながら、本実施例の説明から得るもので、当業者は、他のジョイントコーディング方式を容易に実施することができる。
具体例 12(a)
周期的にフィードバックを行う場合、W1についての最適化方法によって、様々なフィードバックモードの総フィードバックオーバヘッドの過多の問題を解決することが提案される。
本具体例において、新しいタイプが、W1のために定義される。上記新しいタイプは、タイプ5と称する。
新しく定義されたタイプ5の周期は、タイプ3の周期と同じに設定されてもよいし、タイプ2またはタイプ4の周期の倍数に設定されてもよいし、タイプ1の周期の倍数に設定されてもよい。
新しく定義されたタイプ5のフィードバックサブフレームオフセットは、タイプ2またはタイプ4のサブフレームオフセットと同じに設定されてもよいし、タイプ3のサブフレームオフセットと同じに設定されてもよい。
新しく定義されたタイプ5の共有モードは、1つのW1が複数のモードで共有されるように設定されてもよいし、1つのW1が複数のキャリアで共有されるように設定されてもよい。
新しく定義されたタイプ5のキャリア共有モードは、上記複数のキャリアが、1つの伝送方式に含まれるように設定されてもよいし、上記複数のキャリアがすべてのキャリアのうちの、任意の数のキャリアであるように設定されてもよい。
新しく定義されたタイプ5の統合された伝送モードは、複数のW1が、単一のサブフレームに統合されて伝送されるように設定されてもよい。
上述の典型的なシナリオ(a)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。さらに、キャリア#3、#4、および、#5の伝送方式は、“3)開ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。
なお、モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIがフィードバックされる。
モード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
これに対し、モード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、モード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、モード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、モード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
例えば、LTE−Aシステムにおいて、モード2−0については、W1をフィードバックする必要がある。よって、W1のために、タイプ5と称する新しいタイプが定義される。
新しく定義されたタイプ5の周期は、タイプ3の周期
と同じに設定されてもよいし、タイプ2の周期
の倍数に設定されてもよいし、タイプ1の周期
の倍数に設定されてもよい。
新しく定義されたタイプ5のフィードバックサブフレームオフセットは、タイプ2のサブフレームオフセット
と同じに設定されてもよいし、タイプ3のサブフレームオフセット
と同じに設定されてもよい。
新しく定義されたタイプ5の共有モードは、例えば、単一のW1がモード1−1およびモード2−0で共有されるように設定されてもよい。すなわち、これらの2つのモードは、繰り返しフィードバックする必要のない、同じタイプ5を共有する。
または、新しく定義されたタイプ5の共有モードは、例えば、3つのキャリア#3、#4、#5を含むモード2−0が、1つのW1のみを有するように、すなわち、3つのキャリア#3、#4、#5が1つのW1を共有するように設定されてもよい。それは、これらの3つのキャリアは、繰り返しフィードバックされる必要のない同じタイプ5を共有するということである。
さらに、新しく定義されたタイプ5のキャリア共有モードは、「3)開ループ空間分割多重方式」という伝送方式を有するキャリア#3、#4、#5各々のために、例えば、伝送方式は、1つのW1のみ有する、即ち、3つのキャリア#3、#4、#5は、1つのW1を共有するように設定されてよい。それは、これらの3つのキャリアは、繰り返しフィードバックされる必要のない同じタイプ5を共有するということである。
または、新しく定義されたタイプ5のキャリア共有モードは、モード1−1およびモード2−0が、1つのW1のみを共有するように設定されてもよい。それは、これらの2つのモードのすべてのキャリアは、繰り返しフィードバックされる必要のない同じタイプ5を有するということである。
また、新しく定義されたタイプ5の統合された伝送モードは、モード1−1およびモード2−0のそれぞれが、1つのW1を有することができるように設定されてもよい。すなわち、これらの2つのモードは、異なるタイプ5を有してもよい。この場合には、W1情報は、上記の、RI情報の統合フィードバック、または、広帯域CQI情報の統合フィードバックのための手順を利用した統合方法で、フィードバックしてもよい。
ある実施形態では、上記指定されたフィードバックモードは、DLPCCのためのフィードバックモードである。
上述の典型的なシナリオ(a)では、キャリア#2は、DLPCCである。したがって、キャリア#2におけるモード2−0のW1を基準として、その他のフィードバックモードのW1は、差分コーディングされる。この場合、差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表3は、そのようなW1の差分コーディングテーブルの一例である。表3に図示されている2ビット差分コーディングは、典型例にすぎない。本発明の実施は、表3のコーディングに限定されない。実際、1ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
表3によれば、モード2−0のW1は3であり、モード1−1のW1は2であると想定される。“モード2−0のW1が3である”というイベントは、3ビット(010)で示されてもよいし、“モード1−1のW1が2である”というイベントは、2ビット(10)で示されてもよい。したがって、これらの5ビットは、統合された伝送のためのW1情報(タイプ5)を構成するために連結されてよい。
あるいは、上記指定されたフィードバックモードは、上位層シグナリングを介して、BSによって設定されるフィードバックモードである。
上述の典型的なシナリオ(a)では、BSは、上位層シグナリングの手段を用いて、モード1−1のW1が基準として利用され、他のフィードバックモードのW1は、上記基準に関して、差分コーディングされるように、設定することが可能である。この場合、差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表3は、そのようなW1の差分コーディングテーブルの一例である。表3に図示されている2ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表3のコーディングに限定されない。実際、1ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
表3によれば、モード2−0のW1は3であり、モード1−1のW1は2であると想定される。“モード1−1のW1が2である”というイベントは、3ビット(001)で示されてもよいし、“モード2−0のW1が3である”というイベントは、2ビット(10)で示されてもよい。したがって、これらの5ビットは、統合された伝送のためのW1情報(タイプ5)を構成するために連結されてよい。
具体例 12(b)
周期的にフィードバックを行う場合、W1についての最適化方法によって、様々なフィードバックモードの総フィードバックオーバヘッドの過多の問題を解決することが提案される。
本具体例において、新しいタイプが、W1のために定義される。上記新しいタイプは、タイプ5と称する。
新しく定義されたタイプ5の周期は、タイプ3の周期と同じに設定されてもよいし、タイプ2またはタイプ4の周期の倍数に設定されてもよいし、タイプ1の周期の倍数に設定されてもよい。
新しく定義されたタイプ5のフィードバックサブフレームオフセットは、タイプ2またはタイプ4のサブフレームオフセットと同じに設定されてもよいし、タイプ3のサブフレームオフセットと同じに設定されてもよい。
新しく定義されたタイプ5の共有モードは、1つのW1が複数のモードで共有されるように設定されてもよいし、1つのW1が複数のキャリアで共有されるように設定されてもよい。
新しく定義されたタイプ5のキャリア共有モードは、上記複数のキャリアが、1つの伝送方式に含まれるように設定されてもよいし、上記複数のキャリアは、すべてのキャリアのうちの、任意の数のキャリアであるように設定されてもよい。
新しく定義されたタイプ5の統合された伝送モードは、複数のW1が、単一のサブフレームに統合されて伝送されるように設定されてもよい。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−1である。キャリア#3の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−0である。キャリア#4の伝送方式は、“2)ダイバーシチ伝送方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード2−0である。最後に、キャリア#5の伝送方式は、“5)マルチユーザMIMO方式”であることを想定されており、対応する周期的なフィードバックモードは、モード1−1である。
なお、モード1−0は、タイプ3とタイプ4との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ4のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード1−1は、タイプ3とタイプ2との組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード1−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。モード2−0は、タイプ3、タイプ4およびタイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバック、タイプ4のフィードバックおよびタイプ1のフィードバックが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−0では、集合Sにおける第一コードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。モード2−1は、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1の組み合わせである。つまり、タイプ3のフィードバックと、タイプ2のフィードバックと、タイプ1のフィードバックとが、異なる周期で、および/または、異なるサブフレームオフセットで実行される。モード2−1では、集合Sの広帯域PMI、個々のコードワードの広帯域CQI、場合によってはRI情報が、BPにおける1つのより良いサブバンドの位置、および、上記サブバンドのCQIと共にフィードバックされる。
ここで、キャリア#1のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#1のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#2のモード2−1における、タイプ3、タイプ2、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#2のモード2−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#3のモード1−0における、タイプ3およびタイプ4のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数をである。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#3のモード1−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#4のモード2−0における、タイプ3、タイプ4、および、タイプ1のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ4において、
を、タイプ1において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#4のモード2−0におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
キャリア#5のモード1−1におけるタイプ3およびタイプ2のフィードバックサブフレームは、タイプ3において、
を、タイプ2において、
をそれぞれ満たす。
ここで、nfは、システムフレーム数である。nsは、1つの無線フレーム内のタイムスロット数である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるCQIフィードバックのサブフレームオフセット(広帯域CQIフィードバックのサブフレームオフセット、および、サブバンドCQIフィードバックのサブフレームオフセットの両方を表している)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるRIフィードバックのサブフレームオフセット(実際には、
についての付加的オフセット)である。
は、キャリア#5のモード1−1におけるフィードバックモードの周期的パラメータである。そして、上記のそれぞれは正の整数値である。
例えば、LTE−Aシステムにおいて、キャリア#4に関して、モード2−0のW1をフィードバックする必要がある。よって、W1のために、タイプ5と称する新しいタイプが定義される。
新しく定義されたタイプ5の周期は、タイプ3の周期
と同じであるように設定されてもよいし、タイプ4の周期
の倍数であるように設定されてもよいし、タイプ1の周期
の倍数であるように設定されてもよい。
新しく定義されたタイプ5のフィードバックサブフレームオフセットは、タイプ4のサブフレームオフセット
と同じであるように設定されてもよいし、タイプ3のサブフレームオフセット
と同じであるように設定されてもよい。
新しく定義されたタイプ5の共有モードは、例えば、1つのW1がキャリア#1のモード1−1およびキャリア#2のモード2−1で共有されるように設定されてもよい。それは、これらの2つのモードは、繰り返しフィードバックされる必要のない同じタイプ5を共有するということである。
または、新しく定義されたタイプ5の共有モードは、例えば、1つのW1は、キャリア#1のモード1−1、および、キャリア#2のモード2−1で共有されるように設定されてもよい。キャリア#1のモード1−1は、キャリア#1を含み、キャリア#2のモード2−1は、キャリア#2を含むので、上記2つのキャリアであるキャリア#1、#2は、1つのW1を共有してもよい。それは、これらの2つのキャリアは、繰り返しフィードバックされる必要のない同じタイプ5を共有するということである。
加えて、新しく定義されたタイプ5の統合された伝送モードは、キャリア#1のモード1−1、および、キャリア#2のモード2−1のそれぞれが、1つのW1を有することが可能なように設定されもよい。すなわち、これらの2つのモードは、異なるタイプ5を有してもよい。この場合には、W1情報は、上記の、RI情報、または、広帯域CQI情報の統合されたフィードバックのための手順を利用した統合方法で、フィードバックしてもよい。
ある実施形態では、指定されたキャリアは、DLPCCである。
上述の典型的なシナリオ(b)では、キャリア#1は、DLPCCである。したがって、キャリア#1におけるモード1−1のW1情報を基準として、その他のフィードバックモードのW1は、差分コーディングされる。この場合、差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表3は、W1の差分コーディングテーブルの一例である。表3に図示されている2ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表3のコーディングに限定されない。実際、1ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
表3によれば、キャリア#1のモード1−1のW1は3であり、キャリア#2のモード2−1のW1は4であり、キャリア#5のモード1−1のW1は1であると想定される。“キャリア#1のモード1−1のW1が3である”というイベントは、3ビット(010)で示されてもよいし、“キャリア#2のモード2−1のW1が4である”というイベントは、2ビット(11)で示されてもよいし、“キャリア#5のモード1−1のW1が1である”というイベントは、2ビット(01)で示されてもよい。したがって、これらの7ビットは、統合された伝送のためのW1情報(タイプ5)を構成するために連結されてよい。
あるいは、上記指定されたキャリアは、上位層シグナリングを介して、BSによって設定されるキャリアである。
上述の典型的なシナリオ(b)では、BSは、上位層シグナリングの手段を用いて、キャリア#5のモード1−1のW1が基準として利用され、他のフィードバックモードのW1は、上記基準に関して、差分コーディングされるように、設定することが可能である。この場合、差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表3は、そのようなW1の差分コーディングテーブルの一例である。表3に図示されている2ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表3のコーディングに限定されない。実際、1ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
表3によれば、キャリア#1のモード1−1のW1は3であり、キャリア#2のモード2−1のW1は4であり、キャリア#5のモード1−1のW1は1であると想定される。“キャリア#5のモード1−1のW1が1である”というイベントは、3ビット(000)で示されてもよいし、“キャリア#2のモード2−1のW1が4である”というイベントは、2ビット(11)で示されてもよいし、“キャリア#1のモード1−1のW1が3である”というイベントは、2ビット(10)で示されてもよい。したがって、これらの7ビットは、統合された伝送のためのW1情報(タイプ5)を構成するために連結されてよい。
具体例 13(a)
非周期的なフィードバック(PUSCHにおけるフィードバック)を強化するために、新しいフィードバックモードが提案される。
本具体例において、モード2−2B(モード2−2が強化されたモード)という新しいモードが定義される。その新しいモード、モード2−2Bでは、集合SにおけるM個のより良いサブバンドの位置、M個のサブバンドにおけるサブバンドPMI、上記M個のサブバンドごとの個々のコードワードのサブバンドCQI、集合Sにおける広帯域PMI、集合Sにおける個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。
上述の典型的なシナリオ(a)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する非周期的なフィードバックモードは、新しく定義されたモード2−2Bである。
キャリア#1および#2から構成された集合Sは、合計24個のサブバンドを有する。Mの値は、集合Sに含まれるサブバンドの数と関係するように設定される。本具体例において、Mは8に設定される。したがって、モード2−2Bでは、8個のより良いサブバンドの位置、8個のサブバンドにおけるサブバンドPMI(W1およびW2を含む)、サブバンドPMIから算出された上記8個のサブバンドごとの個々のコードワードのサブバンドCQI、集合Sにおける広帯域PMI(W1およびW2を含む)、集合Sにおける個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報をフィードバックすることが要求される。
フィードバックオーバヘッドを削減するために、本具体例では、サブバンドPMIは、広帯域PMIに対して、差分コーディングされる。差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表4は、サブバンドPMIの差分コーディングテーブルの一例である。表4に図示されている2ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表3のコーディングに限定されない。実際、1ビットまたは3ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。なお、表4はW2およびW1の両方に適用される。本具体例では、例として、サブバンドPMIの差分コーディングの実施が、W2について話をすることで説明される。しかしながら、本実施の形態を読むことで、当業者は、W1の差分コーディングの実施、および、その他のサブバンドPMIの差分コーディングの実施を容易に理解できるであろう。
表4によれば、集合Sにおける広帯域PMI(W2)は12であると想定される。この場合、8個のサブバンドのサブバンドPMI(W2)は、12(00)、13(01)、14(10)、および、15(11)の4つの値のうちの一つのみをとることが可能である。よって、総オーバヘッドは、4ビット(広帯域PMI)+8×2ビット(サブバンドPMI)=20ビットである。
具体例 13(b)
非周期的なフィードバック(PUSCHにおけるフィードバック)を強化するために、新しいフィードバックモードが提案される。
本具体例において、モード2−2B(モード2−2が強化されたモード)という新しいモードが定義される。その新しいモード、モード2−2Bでは、集合SにおけるM個のより良いサブバンドの位置、M個のサブバンドにおけるサブバンドPMI、上記M個のサブバンドごとの個々のコードワードのサブバンドCQI、集合Sにおける広帯域PMI、集合Sにおける個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する非周期的なフィードバックモードは、新しく定義されたモード2−2Bである。
キャリア#2から構成された集合Sは、合計12個のサブバンドを有する。Mの値は、集合Sに含まれるサブバンドの数と関係するように設定される。本具体例において、Mは4に設定される。したがって、モード2−2Bでは、4個のより良いサブバンドの位置、4個のサブバンドにおけるサブバンドPMI(W1およびW2を含む)、サブバンドPMIから算出された上記4個のサブバンドごとの個々のコードワードのサブバンドCQI、集合Sにおける広帯域PMI(W1およびW2を含む)、集合Sにおける個々のコードワードの広帯域CQI、および、場合によってはRI情報をフィードバックすることが要求される。
フィードバックオーバヘッドを削減するために、本具体例では、サブバンドPMIは、広帯域PMIに対して、差分コーディングされる。差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表4は、サブバンドPMIの差分コーディングテーブルの一例である。表4に図示されている2ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表3のコーディングに限定されない。実際、1ビットまたは3ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。なお、表4はW2およびW1の両方に適用される。本具体例では、例として、サブバンドPMIの差分コーディングの実施が、W2について話をすることで説明される。しかしながら、本実施の形態を読むことで、当業者は、W1の差分コーディングの実施、および、その他のサブバンドPMIの差分コーディングの実施を容易に理解できるであろう。
表4によれば、集合Sにおける広帯域PMI(W2)は12であると想定される。この場合、4個のサブバンドのサブバンドPMI(W2)は、12(00)、13(01)、14(10)、および、15(11)の4つの値のうちの一つのみをとることが可能である。よって、総オーバヘッドは、4ビット(広帯域PMI)+4×2ビット(サブバンドPMI)=12ビットである。
具体例 14(a)
非周期的なフィードバック(PUSCHにおけるフィードバック)を強化するために、新しいフィードバックモードが提案される。
本具体例において、モード3−2という新しいモードが定義される。その新しいモード、モード3−2では、集合Sにおける個々のサブバンドのサブバンドPMI、集合Sにおけるサブバンドごとの個々のコードワードのCQI、集合Sにおける個々のコードワードの広帯域CQI、集合Sにおける広帯域PMI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。
上述の典型的なシナリオ(a)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#1およびキャリア#2の伝送方式は、“8)二層ビームフォーミング伝送方式(PMI/RIフィードバックを伴う)”であることを想定されており、対応する非周期的なフィードバックモードは、新しく定義されたモード3−2である。
キャリア#1および#2から構成された集合Sは、合計24個のサブバンドを有する。よって、モード3−2では、24個全てのサブバンドのサブバンドPMI(W1およびW2を含む)、サブバンドPMIから算出された上記24個のサブバンドごとの個々のコードワードのCQI、集合Sにおける個々のコードワードの広帯域CQI、集合Sにおける広帯域PMI(W1およびW2を含む)、および、場合によってはRI情報をフィードバックすることが要求される。
フィードバックオーバヘッドを削減するために、本具体例では、サブバンドPMIは、広帯域PMIに対して、差分コーディングされる。差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表4は、サブバンドPMIの差分コーディングテーブルの一例である。表4に図示されている2ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表3のコーディングに限定されない。実際、1ビットまたは3ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。なお、表4はW2およびW1の両方に適用される。本具体例では、例として、サブバンドPMIの差分コーディングの実施が、W2について話をすることで説明される。しかしながら、本実施の形態を読むことで、当業者は、W1の差分コーディングの実施、および、その他のサブバンドPMIの差分コーディングの実施を容易に理解できるであろう。
表4によれば、集合Sにおける広帯域PMI(W2)は7であると想定される。この場合、24個のサブバンドのサブバンドPMI(W2)は、7(00)、8(01)、9(10)、および、10(11)の4つの値のうちの一つのみをとることが可能である。よって、総オーバヘッドは、4ビット(広帯域PMI)+24×2ビット(サブバンドPMI)=52ビットである。
具体例 14(b)
非周期的なフィードバック(PUSCHにおけるフィードバック)を強化するために、新しいフィードバックモードが提案される。
本具体例において、モード3−2という新しいモードが定義される。その新しいモード、モード3−2では、集合Sにおける個々のサブバンドのサブバンドPMI、集合Sにおけるサブバンドごとの個々のコードワードのCQI、集合Sにおける個々のコードワードの広帯域CQI、集合Sにおける広帯域PMI、および、場合によってはRI情報がフィードバックされる。
上述の典型的なシナリオ(b)は、この具体例において想定されている。3GPPの文献TS36.213 V9.1.0の“Physical layer procedures”によれば、キャリア#2の伝送方式は、“4)閉ループ空間分割多重方式”であることを想定されており、対応する非周期的なフィードバックモードは、新しく定義されたモード3−2である。
キャリア#2から構成された集合Sは、合計12個のサブバンドを有する。よって、モード3−2では、12個全てのサブバンドのサブバンドPMI(W1およびW2を含む)、サブバンドPMIから算出された上記12個のサブバンドごとの個々のコードワードのCQI、集合Sにおける個々のコードワードの広帯域CQI、集合Sにおける広帯域PMI(W1およびW2を含む)、および、場合によってはRI情報をフィードバックすることが要求される。
フィードバックオーバヘッドを削減するために、本具体例では、サブバンドPMIは、広帯域PMIに対して、差分コーディングされる。差分コーディング規則は、BSとUEとの間で予め取り決められた差分コーディングテーブルにしたがう。表4は、サブバンドPMIの差分コーディングテーブルの一例である。表4に図示されている2ビット差分コーディングは典型例にすぎない。本発明の実施は、表3のコーディングに限定されない。実際、1ビットまたは3ビット差分コーディングもまた実現可能である。1ビット差分コーディングの実施は、本実施例において示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。なお、表4はW2およびW1の両方に適用される。本具体例では、例として、サブバンドPMIの差分コーディングの実施が、W2について話をすることで説明される。しかしながら、本実施のを読むことで、当業者は、W1の差分コーディングの実施、および、その他のサブバンドPMIの差分コーディングの実施を容易に理解できるであろう。
表4によれば、集合Sにおける広帯域PMI(W2)は7であると想定される。この場合、12個のサブバンドのサブバンドPMI(W2)は、7(00)、8(01)、9(10)、および、10(11)の4つの値のうちの一つのみをとることが可能である。よって、総オーバヘッドは、4ビット(広帯域PMI)+12×2ビット(サブバンドPMI)=28ビットである。
上記の説明において、複数の実施例を挙げた。発明者は、相互に関連性のある実施例を示すようにしたが、そのことは、上記示された実施例となるように、上記と一致するようなものを有することを要求することを意味しない。選択された実施例における所定の条件が相互矛盾しないかぎり、多くの解決が、一致のない例を選択することによって達成されてよい。そのような解決は本発明の範囲に含まれる。
以上、好ましい実施例に基づいて、本発明を説明した。本発明の思想および範囲を超えない限り、各種の変更、入れ替え、追加が、当業者によって実施可能であるということは、理解されたい。よって、本発明の範囲は、上記所定の実施例に限定されず、添付されている特許請求の範囲によってのみ限定されるべきである。