JP5696132B2 - 部分的木構造に応じた適応型再構成装置及び方法及びプログラム - Google Patents

部分的木構造に応じた適応型再構成装置及び方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5696132B2
JP5696132B2 JP2012280605A JP2012280605A JP5696132B2 JP 5696132 B2 JP5696132 B2 JP 5696132B2 JP 2012280605 A JP2012280605 A JP 2012280605A JP 2012280605 A JP2012280605 A JP 2012280605A JP 5696132 B2 JP5696132 B2 JP 5696132B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tree structure
node
aggregation
cost
aggregation processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012280605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014126883A (ja
Inventor
健 山室
健 山室
史和 小西
史和 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2012280605A priority Critical patent/JP5696132B2/ja
Publication of JP2014126883A publication Critical patent/JP2014126883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5696132B2 publication Critical patent/JP5696132B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、部分的木構造に応じた適応型再構成装置及び方法及びプログラムに係り、特に、木構造を用いて文字列を探索する際に、探索対象の文字列から構成されたアンバランスな木構造(トライ木やパトリシア木)を再構成し、より探索の際に参照局所性を改善するための部分的木構造に応じた適応型再構成装置及び方法及びプログラムに関する。
文字列探索の木の最適化方法として、文字列探索のための木構造における冗長的なポインタと探索を削減するために、部分的なノードをカップリングすることで、ポインタの数を削減し、参照局所性を限定的に改善する方法がある(例えば特許文献1参照)。
また、文字列探索の木構造において、根ノードから単一の葉ノードまでの全ノード集合を単体物理ノードに再帰的に集約することで参照局所性を改善する方法がある(例えば、非特許文献1参照)。
特許4402120号公報
Roberto Gross and Giuseppe Ottaviano, 「Fast Compressed Tries through Path Decompositions」, ALENEX, 2012.
しかしながら、上記従来の特許文献1の手法では、探索対象の文字列から構築した木構造の形や各ノードの参照確率によって、参照局所性が極端に悪くなり、探索速度が著しく悪化するケースがある。また、非特許文献1の手法では、特に、高さのある木構造では、参照確率が低いアクセスされないノードまで集約されるため非効率である。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、階層型のメモリ構造において、分岐が少なく縦長、及び、分岐が多く横長でアンバランスな木構造の参照局所性を向上させることにより、探索速度を高速化可能な部分的木構造に応じた適応型再構成装置及び方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明(請求項1)は、長さNの文字列の中から任意の部分文字列Mを探索する際に、探索木構造が分岐の少ない縦長と分岐の多い横長の木構造であるとき、該木構造を再構成する木構造の再構成装置であって、
入力された探索木構造について、参照確率の高い根ノードから単一の葉方向にK個のノード単体物理ノードに集約し、その他のノードから構成される部分木は集約されたノードの子ノードとして再配置し、最適化木構造記憶手段に格納する単一パス集約処理手段と、
前記入力された探索木構造について、参照確率の高い根ノードからJ個の葉方向にK個のノード列を単体物理ノードに集約し、その他のノードから構成される部分木は集約されたノードの子ノードとして再配置し、前記最適化木構造記憶手段に格納する部分木集約処理手段と、
入力された集約起点ノードから前記単一パス集約処理手段と前記部分木集約処理手段を利用して集約されるノードの参照確率に基づいてコストを計算し、コストの高い手段を選択し、集約処理を実行させる木構造適応型集約処理手段と、を有する。
また、本発明(請求項2)は、前記木構造適用型集約処理手段において、
前記単一パス集約処理手段でノードの集約を行った場合の集約コストとして、選択されたパスにおける最後のノードの参照確率をパスの集約コストCpとするパス集約コスト計算手段と、
前記部分木集約処理手段でノードの集約を行った場合の集約コストとして、選択される部分木における葉のノードの参照確率の平均値を部分木集約コストCTに設定する部分木集約コスト計算手段と、
前記パスの集約コストCpが前記部分木集約コストCTより大きい場合は前記単一パス集約処理手段による集約を行い、該部分木集約コストCTが該パスの集約コストCpより大きい場合は前記部分木集約処理手段による集約を行う集約方法判定手段と、を含む。
上記のように、本発明によれば、長さNの文字列の中から任意の部分文字列M(N>>M前提)を効率的に探索するための木構造(トライ木)を構成した場合に起こるアンバランスな構造、特に、分岐が少なく縦長な木構造や、分岐が多く横長の木構造等のアンバランスな木構造の部分要素毎にコストを求め、コストが高くより参照されやすい方法を選択して単体物理ノードに集約することで、アンバランスだった木構造全体が平衡化して階層型メモリにおける参照局所性が向上し、結果として探索速度が改善される。
本発明の概要を示す図である。 本発明の一実施の形態における木構造再構成装置の構成例である。 本発明の一実施の形態における集約起点候補ノード記憶部のデータフォーマットである。 本発明の一実施の形態におけるパス情報記憶部のデータフォーマットである。 本発明の一実施の形態における木構造入力装置から入力されるデータ例である。 本発明の一実施の形態における木構造最適化処理部のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における木構造適応型集約処理部のフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるパス集約計算モジュールのフローチャートである。 本発明の一実施の形態における部分木集約コスト計算モジュールのフローチャートである。 本発明の一実施の形態における部分木集約処理モジュールのフローチャートである。 本発明の一実施の形態における単一パス集約処理モジュールのフローチャートである。 本発明の一実施の形態における入力の特徴と再構成の具体例である。 本発明の一実施の形態におけるコスト計算を説明するための図である。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の概要を示す図である。
本発明は、文字列探索のためのアンバランスな木構造を最適化するものであり、具体的には、探索対象の文字列から構成されたアンバランスな木構造(トライ木/パトリシア木)を再構成することでより探索の際の参照局所性を改善した木構造を生成する。
同図(a)は文字列探索のための木構造を示しており、左が縦長の木構造の例であり、右が横長の木構造の例である。本発明では、このように探索対象の文字列から当該入力文字列の特性に依存したアンバランスな木が入力されるものとする。同図(a)のような縦長な木構造と横長の木構造が組み合わされた木構造から、アンバランス性を改善し、同図(b)に示すように、最適化された木構造を出力する。
図2は、本発明の一実施の形態における木構造再構成装置の構成例である。
同図に示す木構造再構成装置10は、木構造最適化処理部11、集約起点候補ノード記憶部12、単一パス集約処理部13、ノード情報記憶部14、最適化木構造記憶部15、木構造記憶部16、部分木集約処理部17、パス情報記憶部18、木構造適応型集約処理部19を有し、木構造最適化処理部11は、外部の木構造入力装置1と結果出力装置2に接続されている。
集約起点候補ノード記憶部12は、最初は外部から入力された根ノードが設定され、以降は単一パス集約処理部13から入力される集約起点候補ノードが格納される。集約起点候補ノード記憶部12の例を図3に示す。同図に示すように、集約起点候補ノード記憶部12は、更新順序番号毎にノード番号が格納され、先頭から順に参照される。
ノード情報記憶部14は、単一パス集約処理部13や部分木集約処理部17によって、木構造記憶部16から処理対象ノードに対応するノード情報が読み出されて格納される。
最適化木構造記憶部15は、木構造最適化処理部11及び単一パス集約処理部13で最適化処理されたノード番号の集合(パス)が格納される。
木構造記憶部16は、木構造最適化処理部11から入力された入力木構造が格納され、単一パス集約処理部13及び部分木集約処理部17によって、処理対象ノードが検索され読み出される。
パス情報記憶部18は、部分木集約処理部13で決定されたパス集合を格納する。パス情報記憶部18の例を図4に示す。更新順序番号とパスを構成するノード番号を格納する。部分木集約処理部17の実行前は何も格納されていない。
木構造入力装置1から入力されるデータは、文字列から構成した探索木構造であり、図5(a)に示すように、ノード番号、隣接ノード番号、参照確率からなり、当該データは、例えば、同図(b)に示すような縦長の木構造と横長の木構造の両方が組み合わされたものである。本発明ではこのように、ノード[1]⇒[2]⇒[4]⇒[5]⇒[7]⇒[8]のような縦長の木構造と、ノード[3]⇒[9],[3]⇒[10],[3]⇒[11],[3]⇒[12]のような横長の木構造の両方を含む木構造を集約する場合を考える。
以下、上記の構成における処理を説明する。
図6は、本発明の一実施の形態における木構造最適化処理部のフローチャートである。
ステップ10) 木構造最適化処理部11は、木構造入力装置1から文字列探索のための入力木構造を受け取るまで待機する。
ステップ20) 木構造入力装置1から、図5に示すような入力木構造を取得する。入力されるデータは、ノード番号、隣接ノード番号、参照確率であり、同図(b)に示すように縦に長い木構造と横に長い木構造のイメージである。木構造最適化処理部11は、入力された入力木構造を木構造記憶部16に格納し、指定された根のノードを集約起点候補ノード記憶部12に挿入する。また、木構造最適化処理部11は、木構造適応型集約処理部19に集約起点ノードの情報を出力し、木構造適応型集約処理部19は木構造記憶部16から当該集約起点ノードに対応する木構造を処理対象ノードとして抽出し、ノード情報記憶部14に格納する。ノード情報記憶部14には、例えば、図5(a)に示すように、ノード番号、隣接ノード番号、参照確率が格納される。
ステップ30) 集約回数用のカウンタiを0で初期化する。
ステップ40) 集約起点候補ノード記憶部12から集約起点となるノードを1つ取得する。最初の集約起点ノードは、ステップ20で得られた根のノードであり、次回以降は集約起点候補ノード記憶部12の中で更新順序番号が最も小さいノードを集約起点ノードとして取得する。また、取得した当該ノードを当該集約起点候補ノード記憶部12から削除する。これにより、集約起点候補ノード記憶部12に残るのは未処理の候補ノードのみとなる。
ステップ50) ステップ40で取得した集約起点ノードを木構造適応型集約処理部19に入力し、木構造適応型集約処理部19に図7の処理を実行させる。
ステップ60) 木構造最適化処理部11は、集約起点ノードノード記憶部12内に存在する候補数Sを取得し、Sが0より大きければステップ70に移行し、そうでなければ、最適化完了通知を結果出力装置2に出力して当該木構造最適化処理部11の処理を終了する。
ステップ70) カウンタiを1増加させ(i=i+1)、iが、集約回数の入力パラメータであるNUM_COMPACTIONより小さい場合は、ステップ415に移行し、そうでない場合はステップ80に移行する。なお、NUM_COMPACTION(集約回数)は、ステップ40〜70を繰り返す回数であり、事前に決定され、入力手段(図示せず)から入力される、または、メモリ(図示せず)に格納されているものとする。
ステップ80) 集約起点候補ノード記憶部12内に残された集約対象とならなかったノード集合を最適化構造記憶部15に記録する。なお、NUM_COMPACTIONは、予め設定されているものとする。当該処理は、図7に示す木構造適応型集約処理部19の処理において集約対象とならなかった集約起点候補ノード記憶部12内の残りのノード集合を最適化構造記憶部15に格納することで、当該最適化構造記憶部15に木全体の情報が記録されることになる。
図7は、本発明の一実施の形態における木構造適応型集約処理部のフローチャートである。当該処理の前処理として、木構造最適化処理部11が、図5に示すような入力木構造のデータを取得し、木構造記憶部16に格納しておく。また、木構造最適化処理部11が集約起点ノード候補記憶部12から集約起点ノードを取得し、木構造適応型集約処理部19に出力するものとする。
ステップ100) 木構造適応型集約処理部19は、木構造最適化処理部11から入力された集約起点ノードを取得して当該ノードを処理対象ノードとする。
ステップ200) 対象となる集約起点ノードを入力として、後述するパス集約コスト計算モジュールの処理(図8)を実行する。
ステップ300) ステップ200のパス集約コスト計算モジュールで求められたパス集約のコストをCpに設定する。
ステップ400) 対象となる集約起点ノードを入力として、後述する部分木集約コスト計算モジュールの処理(図9)を実行する。
ステップ500) ステップ400の部分木集約コスト計算モジュールで求められた部分木集約コストをCTに設定する。
ステップ600) パス集約のコストCpと部分木集約コストCTを比較し、Cp<CTであればステップ700に移行し、そうでなければステップ800に移行する。
ステップ700) 対象となる集約起点ノードを部分木集約処理部17への入力として、を部分木集約処理部17に部分木集約のための集約処理モジュール(図10)を実行させ、結果を最適化木構造記憶部15に格納させ、処理を終了する。
ステップ800) 対象となる集約起点ノードを単一パス集約処理部13への入力としてパス集約のための集約処理モジュール(図11)を実行させ、結果を最適化木構造記憶部15に格納させ、処理を終了する。
次に、上記の図7のステップ200の処理について説明する。
図8は、本発明の一実施の形態におけるパス集約コスト計算モジュールのフローチャートである。
ステップ210) 木構造適応型集約処理部19は、木構造最適化処理部11から入力された集約起点ノードを取得して処理対象ノードとする。
ステップ220) カウンタiを初期化(i=1)する。
ステップ230) 処理対象ノードに基づいて木構造記憶部16を参照し、当該処理対象ノードの子ノードが存在する場合には、当該子ノードをノード情報記憶部14に格納する。子ノードがない場合は、ステップ260に移行する。
ステップ240) 取得した子ノードの集合の中で、最も参照確率の高いノードを次の処理対象ノードとする。ノード情報記憶部14をクリアする。
ステップ250) カウンタiをインクリメント(i=i+1)し、iがKより小さい場合はステップ230に戻り、iがK以上の場合はステップ260に移行する。ここで、Kは、予め与えられたノードの数である。
ステップ260) 現在の処理対象ノード(最終の処理対象ノード)の参照確率を返却値(パス集約のコストCp)に設定し、処理を終了する。
次に、上記の図7のステップ400の処理について説明する。
図9は、本発明の一実施の形態における部分木集約コスト計算モジュールのフローチャートである。
ステップ410) 木構造適応型集約処理部19は、木構造最適化処理部11から入力された集約起点ノードを取得して処理対象ノードとする。
ステップ415) カウンタiを初期化(i=0)する。
ステップ420) メモリ上の部分木集約コストCTの初期値を0.0とする。
ステップ425) 処理対象ノードに基づいて木構造記憶部16を参照し、当該処理対象ノードの子ノードが存在する場合には、当該子ノード集合を参照確率との組としてノード情報記憶部14に格納する。
ステップ430) ノード情報記憶部14に記録されているノード集合の中で最も参照確率の高いノードを探索する。このとき、該当ノードがない場合はステップ465に移行する。
ステップ435) 該当ノードをノード情報記憶部14から取得し、また、取り出したノードはノード情報記憶部14から削除する。
ステップ440) 取り出したノードと次の処理対象ノードとする。
ステップ445) 処理対象ノードと現在の集約起点ノードとの距離(ノード数)Sを取得し、Sが所定のノード数Kより小さい場合はステップ425に移行し、そうでない場合はステップ450に移行する。
ステップ450) 部分木集約コストCTに処理対象ノードの参照確率を加算する。
ステップ455) iをインクリメント(i=1+1)し、iが所定の葉方向のノードの数Jより小さければステップ430に戻り、そうでない場合はステップ460に移行する。
ステップ460) 部分木集約コストCT/J(平均値)を返却値に設定し、処理を終了する。
ステップ465) 0.0を返却値に設定値し、処理を終了する。
次に、上記の図7のステップ700の処理について説明する。当該処理は、パス集約コストCpより部分木集約コストCTが大きい場合に実行される処理である。
図10は、本発明の一実施の形態における部分木集約処理モジュールのフローチャートである。当該部分木集約処理モジュールは、部分木集約処理部17で行われる処理である。
ステップ710) 部分木集約処理部17は、入力された集約起点ノードを取得して処理対象ノードとする。
ステップ715) カウンタiを初期化(i=0)する。
ステップ720) 処理対象ノードに基づいて木構造記憶部16を参照し、当該処理対象ノードの子ノード集合を参照確率と組にしてノード情報記憶部14に格納する。
ステップ725) ノード情報記憶部14に格納されているノード集合の中で最も参照確率の高いノードを探索し、該当ノードがない場合は当該処理を終了する。
ステップ730) 該当ノードがある場合は、当該ノードをノード情報記憶部14から取得し、当該ノードをノード情報記憶部14から削除する。
ステップ735) 取り出したノードを、次の処理対象ノードとする。
ステップ740) 処理対象ノードと現在の集約起点ノードとの距離(ノード数)Sを取得し、Sが所定の値Kより小さい場合はステップ720に戻る。そうでない場合はステップ745に移行する。
ステップ745) 処理対象ノードと集約起点ノード間のパスをパス情報記憶部18に格納する。
ステップ750) カウンタiをインクリメントし(i=i+1)、iが所定の葉方向のノード数Jより小さい場合はステップ725に移行し、そうでない場合はステップ755に移行する。
ステップ755) パス情報記憶部18から決定したパス集合を取得する。
ステップ760) 取得したパス集合から集約部分木ノードを構成し、最適化記憶部18に格納する。
次に、上記の図7のステップ800の処理について説明する。当該処理は、パス集約コストCpが部分木集約コストCTより大きい場合に実行される処理である。
図11は、本発明の一実施の形態における単一パス集約処理モジュールのフローチャートである。当該部分木集約処理モジュールは、単一パス集約処理部13で行われる処理である。
ステップ810) 単一パス集約処理部13は、木構造最適化処理部11から入力された集約起点ノードを取得して処理対象ノードとする。
ステップ815) カウンタiを初期化(i=0)する。
ステップ820) 処理対象ノードを木構造記憶部16から読み出してノード情報記憶部14に格納する。
ステップ825) ノード情報記憶部14から処理対象ノードの子ノード集合を探索し、子ノードがない場合はステップ845に移行する。
ステップ830) 取得した子ノード集合の中で最も参照確率の高いノードを次の処理対象ノードとしてノード情報記憶部14に設定する。
ステップ835) 処理対象ノードとされた以外の子ノードを全て集約起点ノード候補記憶部12に挿入する。
ステップ840) カウンタiをインクリメント(i=i+1)し、iが所定のノード数Kより小さければステップ820に移行する。
ステップ845) ノード情報記憶部14からノード列(パス)を取得する。
ステップ850) 取得したノード群から物理的に単一な集約ノードパスを構成し、最適化木構造記憶部15に格納する。
上記の図10のステップ760、図11のステップ850の処理により、最適化木構造記憶部15に最適化された木構造が格納されると、木構造最適化処理部11は最適化完了通知として、最適化された木構造を結果出力装置2に出力する。
以下に具体的に説明する。
図12は、本発明の一実施の形態における入力の特徴と再構成の具体例を示す。
同図(a)では、コスト計算の結果、単一パス集約処理部13によって、ノード[1]を集約起点ノードとして、葉の方向にK個(K=5)ノードのノード列[1][2][4][5][7][8]が集約される。また、部分木集約処理部17によって、ノード[3]を集約起点ノードとして、J個の葉の方向にK個(J=3/K=2)のノード列[3][10][11][12](J=3/K=2)が集約される。
この結果、同図(b)に示すように、単一パス集約処理部13により、集約ノード{1,2,4,5,7}が生成され、部分木集約処理部17により、集約ノード{3,10,11,22}が集約される。集約された各ノードの子ノードに再構成された各部分木(同図中の点線の三角で示す)に対して、同様のノード集約を再帰的に実施することで、さらにアンバランスな木構造が集約される。
上記のように、単一パス集約処理部13及び部分木集約処理部17で集約されたノード群は、メモリ(図示せず)上に隣接領域に配置され、それらのノード群の子ノードについては、参照確率の最も高いノードを処理対象ノードとして図7の処理を繰り返し行うことで集約することができる。
図13は、本発明の一実施の形態におけるコスト計算の例を示す。
前述の図7のフローチャートのステップ200では、K=5で集約した場合に、パス[1][2][4][5][7]が選択され、最後のノードの参照確率をパス集約コストCpとして設定する。同図の例では、ノード[7]の参照確率がCpとなる。また、ステップ400では、選択される部分木における葉(J=3)のノードの参照確率の平均値を部分木集約コストCTとして設定する。同図の例では、ノード[4][9][11]の参照確率の平均値がCTとなる。その結果、CT>Cpであれば、単一パス集約処理部13によりノード集約を行い、CT<Cpであれば、部分木集約処理部17によりノード集約を行う。なお、ノードの参照確率は、そのノードを根とした場合の木の全体の合計参照確率とする。
上記のように、入力された木構造入力データのノードが有する参照確率から単一パス集約処理部13、部分木集約処理部17のいずれの処理を行った場合にコストが高くなり、参照されやすいかを判定し、コストの高い集約処理を実行して、物理的集約ノードを生成し、集約ノードの子ノードは再配置することにより、階層型メモリ上の木構造探索において、参照局所性が向上する。
なお、上記の図2の木構造再構成装置の各構成要素の動作をプログラムとして構築し、木構造再構成装置として利用されるコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
1 木構造入力装置
2 結果出力装置
10 木構造再構成装置
11 木構造最適化処理部
12 集約起点候補ノード記憶部
13 単一パス集約処理部
14 ノード情報記憶部
15 最適化木構造記憶部
16 木構造記憶部
17 部分木集約処理部
18 パス情報記憶部
19 木構造適応型集約処理部

Claims (5)

  1. 長さNの文字列の中から任意の部分文字列Mを探索する際に、探索木構造が分岐の少ない縦長と分岐の多い横長の木構造であるとき、該木構造を再構成する木構造の再構成装置であって、
    入力された探索木構造について、参照確率の高い根ノードから単一の葉方向にK個のノード単体物理ノードに集約し、その他のノードから構成される部分木は集約されたノードの子ノードとして再配置し、最適化木構造記憶手段に格納する単一パス集約処理手段と、
    前記入力された探索木構造について、参照確率の高い根ノードからJ個の葉方向にK個のノード列を単体物理ノードに集約し、その他のノードから構成される部分木は集約されたノードの子ノードとして再配置し、前記最適化木構造記憶手段に格納する部分木集約処理手段と、
    入力された集約起点ノードから前記単一パス集約処理手段と前記部分木集約処理手段を利用して集約されるノードの参照確率に基づいてコストを計算し、コストの高い手段を選択し、集約処理を実行させる木構造適応型集約処理手段と、
    を有することを特徴とする部分的木構造に応じた適応型再構成装置。
  2. 前記木構造適用型集約処理手段は、
    前記単一パス集約処理手段でノードの集約を行った場合の集約コストとして、選択されたパスにおける最後のノードの参照確率をパスの集約コストCpとするパス集約コスト計算手段と、
    前記部分木集約処理手段でノードの集約を行った場合の集約コストとして、選択される部分木における葉のノードの参照確率の平均値を部分木集約コストCTに設定する部分木集約コスト計算手段と、
    前記パスの集約コストCpが前記部分木集約コストCTより大きい場合は前記単一パス集約処理手段による集約を行い、該部分木集約コストCTが該パスの集約コストCpより大きい場合は前記部分木集約処理手段による集約を行う集約方法判定手段と、
    を含む請求項1記載の部分的木構造に応じた適応型再構成装置。
  3. 長さNの文字列の中から任意の部分文字列Mを探索する際に、探索木構造が分岐の少ない縦長と分岐の多い横長の木構造であるとき、該木構造を再構成する木構造の再構成方法であって、
    単一パス集約処理手段、部分木集約処理手段、最適木構造記憶手段、木構造適応型集約処理手段とを有する装置において、
    前記単一パス集約処理手段が、入力された探索木構造について、参照確率の高い根ノードから単一の葉方向にK個のノード単体物理ノードに集約し、その他のノードから構成される部分木は集約されたノードの子ノードとして再配置し、前記最適化木構造記憶手段に格納する単一パス集約処理ステップと、
    前記部分木集約処理手段が、前記入力された探索木構造について、参照確率の高い根ノードからJ個の葉方向にK個のノード列を単体物理ノードに集約し、その他のノードから構成される部分木は集約されたノードの子ノードとして再配置し、前記最適化木構造記憶手段に格納する部分木集約処理ステップと、
    前記木構造適応型集約処理手段が、入力された集約起点ノードから前記単一パス集約処理ステップと前記部分木集約処理ステップを利用して集約されるノードの参照確率に基づいてコストを計算し、コストの高いいずれかのステップを選択し、集約処理を実行させる木構造適応型集約処理ステップと、
    を行うことを特徴とする部分的木構造に応じた適応型再構成方法。
  4. 前記木構造適用型集約処理ステップにおいて、
    前記単一パス集約処理ステップを用いてノードの集約を行った場合の集約コストとして、選択されたパスにおける最後のノードの参照確率をパスの集約コストCpとするパス集約コスト計算ステップと、
    前記部分木集約処理ステップを用いてノードの集約を行った場合の集約コストとして、選択される部分木における葉のノードの参照確率の平均値を部分木集約コストCTに設定する部分木集約コスト計算ステップと、
    前記パスの集約コストCpが前記部分木集約コストCTより大きい場合は前記単一パス集約処理ステップを行い、該部分木集約コストCTが該パスの集約コストCpより大きい場合は前記部分木集約処理ステップを行う集約方法判定ステップと、
    を含む請求項3記載の部分的木構造に応じた適応型再構成方法。
  5. コンピュータを、
    請求項1または2に記載の部分的木構造に応じた適応型再構成装置の各手段として機能させるための部分的木構造に応じた適応型再構成プログラム。
JP2012280605A 2012-12-25 2012-12-25 部分的木構造に応じた適応型再構成装置及び方法及びプログラム Expired - Fee Related JP5696132B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012280605A JP5696132B2 (ja) 2012-12-25 2012-12-25 部分的木構造に応じた適応型再構成装置及び方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012280605A JP5696132B2 (ja) 2012-12-25 2012-12-25 部分的木構造に応じた適応型再構成装置及び方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014126883A JP2014126883A (ja) 2014-07-07
JP5696132B2 true JP5696132B2 (ja) 2015-04-08

Family

ID=51406359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012280605A Expired - Fee Related JP5696132B2 (ja) 2012-12-25 2012-12-25 部分的木構造に応じた適応型再構成装置及び方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5696132B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114721266B (zh) * 2022-03-30 2023-05-05 大连理工大学 飞机舵面结构性缺失故障情况下的自适应重构控制方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03184168A (ja) * 1989-12-13 1991-08-12 Nec Corp 二分探索木データ管理方式
JPH1166096A (ja) * 1997-08-25 1999-03-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データ蓄積方法、そのデータ蓄積方法によって蓄積されたデータベース及びそのデータベースの検索方法
FI991261A (fi) * 1999-06-02 2000-12-03 Nokia Networks Oy Trie-rakenteeseen perustuva funktionaalinen muisti
JP5241832B2 (ja) * 2007-06-27 2013-07-17 ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション マルチメディアコンテンツの特定のためのシグネチャポインターを含む検索ツリーのインクレメンタル構造
US8972356B2 (en) * 2010-09-13 2015-03-03 Nec Corporation Device, system, method and program for data integration process

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014126883A (ja) 2014-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9934324B2 (en) Index structure to accelerate graph traversal
CN111324577B (zh) 一种Yml文件读写的方法及装置
CN109656798B (zh) 基于顶点重排序的超级计算机大数据处理能力测试方法
Lee et al. Parallel mesh simplification using embedded tree collapsing
JP6434162B2 (ja) データ管理システム、データ管理方法およびプログラム
JP5844824B2 (ja) Sparqlクエリ最適化方法
JP6428615B2 (ja) 多次元範囲検索装置及び多次元範囲検索方法
JP5696132B2 (ja) 部分的木構造に応じた適応型再構成装置及び方法及びプログラム
JP5670993B2 (ja) 単一パス集約による木構造の再構成装置及び方法及びプログラム
US11271732B2 (en) Robust repeatable entropy extraction from noisy source
Allen et al. Incremental voronoi diagrams
Gawrychowski et al. LZ77 factorisation of trees
CN116128701A (zh) 一种用于执行图计算任务的装置、图计算方法
JP5383776B2 (ja) グラフインデックス更新装置
CN104850591A (zh) 一种数据的转换存储方法及装置
JP5667158B2 (ja) 部分木集約による木構造の再構成装置及び方法及びプログラム
CN110807092B (zh) 数据处理方法及装置
JP6045415B2 (ja) データ構造化方法、データ再構成方法、データ構造化プログラム、データ再構成プログラム及びデータ符号化装置
JP5867208B2 (ja) データモデル変換プログラム、データモデル変換方法およびデータモデル変換装置
Jekovec et al. Parallel query in the suffix tree
JP2011257877A (ja) 情報検索装置、情報検索方法、及びプログラム
JP4394964B2 (ja) データ圧縮装置、データ復元装置、テンプレート生成装置およびデータ圧縮システム
JP5871842B2 (ja) 情報可視化装置、方法及びプログラム
JP2020098479A (ja) カラムストアデータベースシステム及びデータベース処理高速化方法
Li et al. Dynamic “succincter”

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5696132

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees