JP5692406B2 - 通信システム、通信方法、エッジ装置、エッジ装置制御方法、エッジ装置制御プログラム、非エッジ装置、非エッジ装置制御方法、及び、非エッジ装置制御プログラム - Google Patents

通信システム、通信方法、エッジ装置、エッジ装置制御方法、エッジ装置制御プログラム、非エッジ装置、非エッジ装置制御方法、及び、非エッジ装置制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、イーサネット(登録商標)網と、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網と、が接続された通信システムに関する。
イーサネット(登録商標)網と、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網と、が接続された通信システムが知られている。
この種の通信システムの一つとして、特許文献1に記載の通信システムにおいて、イーサネット網を構成する通信装置は、フレーム種別情報と、MPLS通信装置識別情報と、処理内容情報と、を含むOAMフレームを送信する。
ここで、フレーム種別情報は、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを表す情報である。また、MPLS通信装置識別情報は、MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための情報である。また、処理内容情報は、処理の内容を表す情報である。
MPLS−TP網を構成する通信装置のうちの、イーサネット網と接続されている通信装置であるエッジ装置は、イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行する。
特表2010−514368号公報
ところで、MPLS−TP網にて、OAM処理(例えば、ループバック処理)を行う場合において、OAMフレームの宛先がMIP(Maintenance Intermediate Point)であるとき、OAMフレームを転送するためにTTL(Time To Live)値が用いられることが多い。
TTL値は、通信装置がフレームを転送する毎に、1ずつ減算される。そして、MPLS−TP網を構成するMIPは、受信したOAMフレームに含まれるTTL値が0になった場合、そのOAMフレームに基づいてOAM処理を実行する。
従って、上記通信システムにおいては、エッジ装置が、MIPを識別するためのMPLS通信装置識別情報と、TTL値と、を対応付けたテーブルを予め記憶するとともに、イーサネット網からOAMフレームを受信した場合、当該OAMフレームに含まれるMPLS通信装置識別情報を、上記テーブルに基づいてTTL値に変換する必要がある。
即ち、上記通信システムにおいては、エッジ装置が上記テーブルを記憶するための記憶領域を確保する必要がある。従って、この記憶領域を確保する(例えば、メモリを新たに設ける、又は、メモリの記憶容量を増加させる)ために、通信システムを製造するために要するコストが高くなる。
また、MPLS−TP網の構成が変更された(例えば、MIPが追加された、又は、MIPが削除された)場合、エッジ装置が記憶している上記テーブルも、この変更に合わせて更新する必要がある。従って、通信システムを運用するために要するコストが比較的高くなる。
このように、上記通信システムにおいては、通信システムを製造するために要するコスト、及び、通信システムを運用するために要するコストが過大となる虞があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「通信システムを製造するために要するコスト、及び、通信システムを運用するために要するコストが過大となる場合が生じること」を解決することが可能な通信システムを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である通信システムは、
イーサネット(登録商標)網と、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網と、が接続されたシステムである。
更に、この通信システムは、
上記イーサネット網を構成する通信装置が、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを表すフレーム種別情報と、上記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するためのMPLS通信装置識別情報と、処理の内容を表す処理内容情報と、を含むOAMフレームを送信するOAMフレーム送信手段と、
上記MPLS−TP網を構成する通信装置のうちの、上記イーサネット網と接続されている通信装置であるエッジ装置が、上記イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行するカプセル化処理実行手段と、
を備え、
上記カプセル化処理実行手段は、フレームの種別がOAMフレームであることを、上記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、当該フレームに含まれるMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む上記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成され、
上記通信システムは、
上記MPLS−TP網を構成する通信装置が、フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が上記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる上記処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するOAM処理実行手段を備える。
また、本発明の他の形態である通信方法は、
イーサネット(登録商標)網と、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網と、が接続された通信システムに適用される方法である。
更に、この通信方法は、
上記イーサネット網を構成する通信装置が、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを表すフレーム種別情報と、上記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するためのMPLS通信装置識別情報と、処理の内容を表す処理内容情報と、を含むOAMフレームを送信し、
上記MPLS−TP網を構成する通信装置のうちの、上記イーサネット網と接続されている通信装置であるエッジ装置が、上記イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行するように構成され、
上記カプセル化処理は、フレームの種別がOAMフレームであることを、上記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、当該フレームに含まれるMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む上記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成され、
上記通信方法は、更に、
上記MPLS−TP網を構成する通信装置が、フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が上記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる上記処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するように構成される。
また、本発明の他の形態であるエッジ装置は、
MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、イーサネット(登録商標)網と接続されている通信装置である。
更に、このエッジ装置は、
上記イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行するカプセル化処理実行手段を備え、
上記カプセル化処理実行手段は、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを、上記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、上記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための、当該フレームに含まれるMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む上記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成され、
上記エッジ装置は、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が上記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するOAM処理実行手段を備える。
また、本発明の他の形態であるエッジ装置制御方法は、
MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、イーサネット(登録商標)網と接続されている通信装置であるエッジ装置に適用される方法である。
更に、このエッジ装置制御方法は、
上記イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行するように構成され、
上記カプセル化処理は、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを、上記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、上記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための、当該フレームに含まれるMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む上記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成され、
上記エッジ装置制御方法は、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が上記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するように構成される。
また、本発明の他の形態であるエッジ装置制御プログラムは、
MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、イーサネット(登録商標)網と接続されている通信装置であるエッジ装置に実行されるプログラムである。
更に、このエッジ装置制御プログラムは、
上記エッジ装置に、
上記イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行させるように構成され、
上記カプセル化処理は、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを、上記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、上記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための、当該フレームに含まれるMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む上記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成され、
上記エッジ装置制御プログラムは、上記エッジ装置に、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が上記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行させるように構成される。
また、本発明の他の形態である非エッジ装置は、
MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、当該MPLS−TP網を構成する通信装置のみと接続された通信装置である。
更に、この非エッジ装置は、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報がOAM(Operations,Administration and Maintenance)識別子を含み、且つ、上記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するOAM処理実行手段を備える。
また、本発明の他の形態である非エッジ装置制御方法は、
MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、当該MPLS−TP網を構成する通信装置のみと接続された通信装置である非エッジ装置に適用される方法である。
更に、この非エッジ装置制御方法は、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報がOAM(Operations,Administration and Maintenance)識別子を含み、且つ、上記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するように構成される。
また、本発明の他の形態である非エッジ装置制御プログラムは、
MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、当該MPLS−TP網を構成する通信装置のみと接続された通信装置である非エッジ装置に実行されるプログラムである。
更に、この非エッジ装置制御プログラムは、
上記非エッジ装置に、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報がOAM(Operations,Administration and Maintenance)識別子を含み、且つ、上記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行させるように構成される。
本発明は、以上のように構成されることにより、製造するために要するコスト、及び、運用するために要するコストを低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る通信システムの概略構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係るイーサネット網を構成する通信装置の機能の概略を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るイーサネット網におけるOAMフレームを概念的に示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係るMPLS−TP網を構成する通信装置のうちのエッジ装置の機能の概略を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るMPLS−TP網におけるOAMフレームを概念的に示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係るMPLS−TP網を構成する通信装置のうちの非エッジ装置の機能の概略を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るエッジ装置がイーサネットフレームを受信した際に実行する処理を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る非エッジ装置が実行する処理を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るエッジ装置がMPLSフレームを受信した際に実行する処理を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る通信システムの作動の一例を概念的に示した説明図である。 本発明の第2実施形態に係る通信システムの機能の概略を表すブロック図である。
以下、本発明に係る、通信システム、通信方法、エッジ装置、エッジ装置制御方法、エッジ装置制御プログラム、非エッジ装置、非エッジ装置制御方法、及び、非エッジ装置制御プログラム、の各実施形態について図1〜図11を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(構成)
図1に示したように、第1実施形態に係る通信システム1は、複数の通信装置C1,CE1,PE1,P1,P2,PE2,CE2,C2を備える。本例では、複数の通信装置C1,CE1,PE1,P1,P2,PE2,CE2,C2のそれぞれは、フレームを中継するルータ装置である。なお、複数の通信装置C1,CE1,PE1,P1,P2,PE2,CE2,C2のそれぞれは、ネットワーク・スイッチであってもよい。
通信装置C1、及び、通信装置CE1は、イーサネット(登録商標)網EN1を構成している。また、通信装置PE1、通信装置P1、通信装置P2、及び、通信装置PE2は、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網MNを構成している。また、通信装置CE2、及び、通信装置C2は、イーサネット網EN2を構成している。
通信装置PE1は、通信装置CE1、及び、通信装置P1のそれぞれと接続されている。即ち、通信装置PE1は、MPLS−TP網MNを構成する通信装置のうちの、イーサネット網EN1と接続されているエッジ装置である。また、通信装置PE1は、MEP(Maintenance End Point)を構成している。
また、通信装置PE2は、通信装置CE2、及び、通信装置P2のそれぞれと接続されている。即ち、通信装置PE2は、MPLS−TP網MNを構成する通信装置のうちの、イーサネット網EN2と接続されているエッジ装置である。また、通信装置PE2は、MEPを構成している。
このように、通信システム1は、イーサネット網EN1とMPLS−TP網MNとが接続され、且つ、イーサネット網EN2とMPLS−TP網MNとが接続された通信システムである。
また、通信装置P1は、通信装置PE1、及び、通信装置P2のそれぞれと接続されている。即ち、通信装置P1は、MPLS−TP網MNを構成する通信装置のうちの、当該MPLS−TP網MNを構成する通信装置のみと接続されている非エッジ装置である。また、通信装置P1は、MIP(Maintenance Intermediate Point)を構成している。
また、通信装置P2は、通信装置PE2、及び、通信装置P1のそれぞれと接続されている。即ち、通信装置P2は、MPLS−TP網MNを構成する通信装置のうちの、当該MPLS−TP網MNを構成する通信装置のみと接続されている非エッジ装置である。また、通信装置P2は、MIPを構成している。
次に、各通信装置C1,CE1,PE1,P1,P2,PE2,CE2,C2の構成について、より詳細に説明する。
図2に示したように、通信装置C1は、フレーム制御部11と、フレーム制御部12と、クロスバースイッチ13と、を備える。
フレーム制御部11は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して図示しないユーザ端末と接続されている。また、フレーム制御部12は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して通信装置CE1と接続されている。クロスバースイッチ13は、フレーム制御部11とフレーム制御部12とを接続する。なお、通信装置C1は、フレーム制御部11、及び、フレーム制御部12以外にもフレーム制御部を備えていてもよい。
通信装置C1は、フレーム制御部11に接続されたユーザ端末と、フレーム制御部12に接続された通信装置CE1と、の間の通信を中継する。
フレーム制御部11は、OAM(Operations,Administration and Maintenance)処理実行部11aを含む。
OAM処理実行部11aは、通信装置C1がフレームを受信した場合において、そのフレームがOAMフレームであるとき、宛先が自ポートであるか否かを判定する。
OAMフレームは、図3に示したように、Dest(Destination) MAC(Medium Access Control)と、Source MACと、Typeと、OAM PDU(Protocol Data Unit)(EFP)と、を含む。
Dest MACは、フレームの宛先を特定するための宛先MACアドレスである。
Source MACは、フレームの送信元を特定するための送信元MACアドレスである。
Typeは、フレームの種別を表すフレーム種別情報である。ここでは、Typeは、フレームの種別がOAMフレームであることを表すフレーム種別情報である。
図3に示したように、OAM PDU(EFP)は、Op codeと、Target MEP/MIP ID TLVと、を含む。Op codeは、処理の内容を表す処理内容情報である。本例では、Op codeは、ループバック処理を表す処理内容情報である。ループバック処理は、フレームの送信元である通信装置へ当該フレームを送り返す処理である。
Target MEP/MIP ID TLVは、MPLS−TP網MNを構成する通信装置を識別するためのMPLS通信装置識別情報である。
本例では、OAM処理実行部11aは、フレームに含まれるDest MACが、自ポート(フレーム制御部11が備えるポート)のMACアドレスと一致している場合、当該フレームの宛先が自ポートであると判定する。
OAM処理実行部11aは、宛先が自ポートであると判定された場合、OAMフレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行する。本例では、OAM処理実行部11aは、OAM処理としてループバック処理を実行する。即ち、OAM処理実行部11aは、自ポートを介して受信したフレームの、Source MACと、Dest MACと、を置換したフレームを、自ポートを介して送信する。
フレーム制御部12は、OAMフレーム送信部(OAMフレーム送信手段)12aと、OAM処理実行部12bと、を含む。
OAMフレーム送信部12aは、図3に示したOAMフレームを生成する。
OAMフレームEFに含まれるOAM PDU(EFP)は、当該OAMフレームの宛先がMEPである場合、MPLS通信装置識別情報EFT1を含む。MPLS通信装置識別情報EFT1は、MEP ID(EFT11)を含む。MEP IDは、MPLS−TP網MNにおいて、MEPとしての通信装置を識別するための情報と、ポートを識別するための情報と、を含む。
また、OAMフレームEFに含まれるOAM PDU(EFP)は、当該OAMフレームの宛先がMIPである場合、MPLS通信装置識別情報EFT2を含む。MPLS通信装置識別情報EFT2は、Node−ID(EFT21)と、IF−Numと、ICCと、を含む。
Node−IDは、MPLS−TP網MNにおいて、MIPとしての通信装置を識別するための情報を含む。IF−Numは、ポートを識別するための情報を含む。ICCは、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)により定められたキャリア・コードである。
OAMフレーム送信部12aは、生成されたOAMフレームを、自ポート(フレーム制御部12が備えるポート)を介して送信する。
また、OAM処理実行部12bは、OAM処理実行部11aと同様の機能を有する。
なお、イーサネット網EN1,EN2を構成する、他の通信装置CE1,CE2,C2のそれぞれも、通信装置C1と同様の構成を備える。
ここで、通信装置CE1が備えるフレーム制御部11は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して通信装置C1と接続されている。また、通信装置CE1が備えるフレーム制御部12は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して通信装置PE1と接続されている。
また、通信装置CE2が備えるフレーム制御部11は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して図示しないユーザ端末と接続されている。また、通信装置CE2が備えるフレーム制御部12は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して通信装置PE2と接続されている。
図4に示したように、通信装置PE1は、フレーム制御部21と、MPLS制御部22と、クロスバースイッチ23と、を備える。
フレーム制御部21は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して通信装置CE1と接続されている。また、MPLS制御部22は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して通信装置P1と接続されている。クロスバースイッチ23は、フレーム制御部21とMPLS制御部22とを接続する。なお、通信装置PE1は、フレーム制御部21、及び、MPLS制御部22以外にも、フレーム制御部、及び、MPLS制御部を備えていてもよい。
通信装置PE1は、フレーム制御部21に接続された通信装置CE1と、MPLS制御部22に接続された通信装置P1と、の間の通信を中継する。
フレーム制御部21は、OAM処理実行部21aを含む。OAM処理実行部21aは、OAM処理実行部11aと同様の機能を有する。
MPLS制御部22は、カプセル化処理実行部(カプセル化処理実行手段)22aと、OAM処理実行部(OAM処理実行手段)22bと、フレーム転送部(フレーム転送手段)22cと、を含む。
カプセル化処理実行部22aは、通信装置PE1がイーサネット網EN1(本例では、通信装置CE1)からフレーム(即ち、イーサネットフレーム)を受信した場合、当該フレームに、MPLS−TP網MNにてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行する。これにより、カプセル化処理実行部22aは、MPLSフレームを生成する。
カプセル化処理実行部22aは、ヘッダ情報として、OAM識別子と、Source MACと、Typeと、MPLSラベルと、を含む情報を用いる。
OAM識別子MFOは、図5に示したように、通信装置PE1がイーサネット網EN1(本例では、通信装置CE1)から受信したフレーム(即ち、イーサネットフレーム)がOAMフレームである(即ち、フレームの種別がOAMフレームであることを、フレームに含まれるフレーム種別情報が表す)場合、当該フレームに含まれる(本例では、OAM PDUに含まれる)MPLS通信装置識別情報を含む。
具体的には、OAM識別子MFO1は、MPLS通信装置識別情報により識別される通信装置がMEPである場合、MEP ID(MFO11)と、識別子と、を含む。識別子は、OAMフレームであるか否かを表す情報と、フレームの宛先がMEP及びMIPのいずれであるかを表す情報と、を含む。
ここでは、識別子は、フレームの宛先がMEPであることを表す情報を含む。また、識別子は、フレームがOAMフレームである場合、OAMフレームであることを表す情報を含み、一方、フレームがユーザフレームである場合、OAMフレームでないことを表す情報を含む。
また、OAM識別子MFO2は、MPLS通信装置識別情報により識別される通信装置がMIPである場合、Node−ID(MFO21)と、識別子と、を含む。ここでは、識別子は、フレームの宛先がMIPであることを表す情報を含む。
即ち、カプセル化処理実行部22aは、OAM識別子を、宛先MACアドレスとして(即ち、OAM識別子を宛先MACアドレスに代えて)ヘッダ情報に含ませるように構成されている、と言うことができる。
また、カプセル化処理実行部22aは、通信装置PE1がMPLS−TP網MN(本例では、通信装置P1)からフレーム(即ち、MPLSフレーム)を受信した場合、当該フレームから、MPLS−TP網MNにてフレームを転送するためのヘッダ情報を除去するデカプセル化処理を実行する。これにより、カプセル化処理実行部22aは、イーサネットフレームを生成する。
OAM処理実行部22bは、通信装置PE1がMPLSフレームを受信した場合、又は、カプセル化処理実行部22aがMPLSフレームを生成した場合、当該MPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する。具体的には、OAM処理実行部22bは、MPLSフレームが含むOAM識別子に基づいて、MPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する。
OAM処理実行部22bは、MPLSフレームがOAMフレームであると判定した場合において、MPLSフレームのヘッダ情報に含まれるOAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、OAM処理を実行する。具体的には、OAM処理実行部22bは、MPLSフレームに含まれるポート特定情報により特定されるポートが自ポート(即ち、MPLS制御部22が備えるポート)である場合、OAM処理を実行する。
ポート特定情報は、OAM処理の対象となるポートを特定するための情報である。ここでは、ポート特定情報は、MEP IDである。
なお、OAM処理は、上記フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づく処理である。
フレーム転送部22cは、通信装置PE1がMPLSフレームを受信した場合、又は、カプセル化処理実行部22aがMPLSフレームを生成した場合、当該MPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する。具体的には、フレーム転送部22cは、MPLSフレームがOAM識別子に基づいて、MPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する。
フレーム転送部22cは、MPLSフレームがOAMフレームであると判定した場合において、MPLSフレームのヘッダ情報に含まれるOAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置でないとき、当該MPLSフレームを他の通信装置へ転送する。
また、フレーム転送部22cは、MPLSフレームがユーザフレームであると判定した場合、MPLSフレームのヘッダ情報に含まれるMPLSラベルに従って、当該MPLSフレームを他の通信装置へ転送する。
なお、MPLS−TP網MNを構成する、エッジ装置PE2も、通信装置PE1と同様の構成を備える。
なお、エッジ装置PE2が備えるフレーム制御部21は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して通信装置CE2と接続されている。また、エッジ装置PE2が備えるMPLS制御部22は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して通信装置P2と接続されている。
図6に示したように、通信装置P1は、MPLS制御部31と、MPLS制御部32と、クロスバースイッチ33と、を備える。
MPLS制御部31は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して通信装置PE1と接続されている。また、MPLS制御部32は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して通信装置P2と接続されている。クロスバースイッチ33は、MPLS制御部31とMPLS制御部32とを接続する。なお、通信装置P1は、MPLS制御部31、及び、MPLS制御部32以外にも、MPLS制御部を備えていてもよい。
通信装置P1は、MPLS制御部31に接続された通信装置PE1と、MPLS制御部32に接続された通信装置P2と、の間の通信を中継する。
MPLS制御部31は、フレーム転送部(フレーム転送手段)31aと、OAM処理実行部(OAM処理実行手段)31bと、を含む。
フレーム転送部31aは、通信装置P1がMPLSフレームを受信した場合、当該MPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する。具体的には、フレーム転送部31aは、MPLSフレームが含むOAM識別子に基づいて、MPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する。
フレーム転送部31aは、MPLSフレームがOAMフレームであると判定した場合において、MPLSフレームのヘッダ情報に含まれるOAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置でないとき、当該MPLSフレームを他の通信装置へ転送する。
また、フレーム転送部31aは、MPLSフレームがユーザフレームであると判定した場合、MPLSフレームのヘッダ情報に含まれるMPLSラベルに従って、当該MPLSフレームを他の通信装置へ転送する。
OAM処理実行部31bは、通信装置P1がMPLSフレームを受信した場合、当該MPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する。具体的には、OAM処理実行部31bは、MPLSフレームが含むOAM識別子に基づいて、MPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する。
OAM処理実行部31bは、MPLSフレームがOAMフレームであると判定した場合において、MPLSフレームのヘッダ情報に含まれるOAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、OAM処理を実行する。具体的には、OAM処理実行部31bは、MPLSフレームに含まれるポート特定情報により特定されるポートが自ポート(即ち、MPLS制御部31が備えるポート)である場合、OAM処理を実行する。ここでは、ポート特定情報は、OAM PDUに含まれるIF−Numである。
なお、MPLS制御部32は、MPLS制御部31と同様の機能を有する。即ち、MPLS制御部32は、フレーム転送部31aと同様の機能を有するフレーム転送部32aと、OAM処理実行部31bと同様の機能を有するOAM処理実行部32bと、を含む。
また、MPLS−TP網MNを構成する、非エッジ装置P2も、通信装置P1と同様の構成を備える。
なお、非エッジ装置P2が備えるMPLS制御部31は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して通信装置PE2と接続されている。また、非エッジ装置P2が備えるMPLS制御部32は、図示しないポートを備え、当該ポートを介して通信装置P1と接続されている。
(作動)
次に、上述した通信システム1の作動について説明する。
先ず、通信装置C1がユーザフレームを通信装置C2へ向けて送信した場合を想定する。この場合、通信装置C1により送信されたユーザフレームは、通信装置CE1を経由して通信装置PE1により受信される。
通信装置PE1は、図7にフローチャートにより示した処理を実行するようになっている。具体的に述べると、通信装置PE1は、図7の処理を開始すると、ステップS101にて、イーサネットフレームを受信するまで待機する。
上記仮定に従えば、通信装置PE1は、イーサネットフレームを受信する。従って、通信装置PE1は、「Yes」と判定してステップS102へ進み、カプセル化処理を実行する(ステップS102)。
ここでは、イーサネットフレームに含まれるフレーム種別情報は、フレームの種別が、OAMフレーム以外のユーザフレームであることを表す。従って、通信装置PE1は、カプセル化処理を実行することによって、OAMフレームでないことを表すOAM識別子と、Source MACと、Typeと、MPLSラベルと、を含むヘッダ情報を、イーサネットフレームに付加する。これにより、通信装置PE1は、MPLSフレームを生成する。
次いで、通信装置PE1は、生成されたMPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する(ステップS103)。ここでは、OAMフレームに含まれるOAM識別子は、OAMフレームでないことを表す。
従って、通信装置PE1は、「No」と判定してステップS109へ進み、MPLSフレームをヘッダ情報に含まれるMPLSラベルに従って、他の通信装置(ここでは、通信装置P1)へ転送(送信)する。
その後、通信装置PE1は、ステップS101へ戻り、ステップS101〜ステップS109の処理を繰り返し実行する。
一方、通信装置P1は、図8にフローチャートにより示した処理を実行するようになっている。具体的に述べると、通信装置P1は、図8の処理を開始すると、ステップS201にて、MPLSフレームを受信するまで待機する。
上記仮定に従えば、通信装置P1は、MPLSフレームを受信する。従って、通信装置P1は、「Yes」と判定してステップS202へ進み、受信されたMPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する。ここでは、OAMフレームに含まれるOAM識別子は、OAMフレームでないことを表す。
従って、通信装置P1は、「No」と判定してステップS208へ進み、MPLSフレームをヘッダ情報に含まれるMPLSラベルに従って、他の通信装置(ここでは、通信装置P2)へ転送する。
その後、通信装置P1は、ステップS201へ戻り、ステップS201〜ステップS208の処理を繰り返し実行する。
また、通信装置P2は、通信装置P1と同様に、図8にフローチャートにより示した処理を実行するようになっている。従って、通信装置P2は、通信装置P1からMPLSフレームを受信すると、通信装置P1と同様に、MPLSフレームをヘッダ情報に含まれるMPLSラベルに従って、他の通信装置(ここでは、通信装置PE2)へ転送する。
一方、通信装置PE2は、図9にフローチャートにより示した処理を実行するようになっている。具体的に述べると、通信装置PE2は、図9の処理を開始すると、ステップS301にて、MPLSフレームを受信するまで待機する。
上記仮定に従えば、通信装置PE2は、MPLSフレームを受信する。従って、通信装置PE2は、「Yes」と判定してステップS302へ進み、受信されたMPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する。ここでは、OAMフレームに含まれるOAM識別子は、OAMフレームでないことを表す。
従って、通信装置PE2は、「No」と判定してステップS309へ進み、MPLSフレームから、MPLS−TP網MNにてフレームを転送するためのヘッダ情報を除去するデカプセル化処理を実行する。これにより、通信装置PE2は、イーサネットフレームを生成する。
次いで、通信装置PE2は、生成されたイーサネットフレームを通信装置CE2へ転送する(ステップS310)。
その後、通信装置PE2は、ステップS301へ戻り、ステップS301〜ステップS310の処理を繰り返し実行する。
通信装置CE2は、通信装置PE2から受信したイーサネットフレームを通信装置C2へ転送する。これにより、通信装置C2は、通信装置C1により送信されたイーサネットフレームを受信する。
次に、通信装置C1が、通信装置PE1のMPLS制御部22が備えるポートに対するOAMフレーム(イーサネットフレーム)を送信した場合を想定する。即ち、このOAMフレームは、通信装置PE1のMPLS制御部22が備えるポートを特定するためのMEP IDを含む。
この場合、通信装置C1により送信されたOAMフレームは、通信装置CE1を経由して通信装置PE1により受信される。
従って、通信装置PE1は、イーサネットフレームを受信すると、図7のステップS101にて、「Yes」と判定してステップS102へ進み、カプセル化処理を実行する(ステップS102)。
ここでは、イーサネットフレームに含まれるフレーム種別情報は、フレームの種別が、OAMフレームであることを表す。従って、通信装置PE1は、カプセル化処理を実行することによって、OAMフレームであることを表す識別子と、通信装置PE1を識別するとともに上記ポートを特定するためのMEP IDと、を含むOAM識別子と、Source MACと、Typeと、MPLSラベルと、を含むヘッダ情報を、イーサネットフレームに付加する。これにより、通信装置PE1は、MPLSフレームを生成する。
次いで、通信装置PE1は、生成されたMPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する(ステップS103)。ここでは、OAMフレームに含まれるOAM識別子は、OAMフレームであることを表す。
従って、通信装置PE1は、「Yes」と判定してステップS104へ進み、宛先が自装置であるか否かを判定する。具体的には、通信装置PE1は、MPLSフレームのヘッダ情報に含まれるOAM識別子に基づいて宛先が自装置であるか否かを判定する。
ここでは、OAM識別子は、通信装置PE1を識別するとともに、通信装置PE1のMPLS制御部22が備えるポートを特定するためのMEP IDを含む。従って、通信装置PE1は、「Yes」と判定してステップS105へ進み、OAM処理の対象となるポートを特定する。ここでは、通信装置PE1は、MPLSフレームのヘッダ情報に含まれるMEP IDに基づいてポートを特定する。
そして、通信装置PE1は、MPLSフレームから、MPLS−TP網MNにてフレームを転送するためのヘッダ情報を除去するデカプセル化処理を実行する(ステップS106)。これにより、通信装置PE1は、イーサネットフレームを生成する。
次いで、通信装置PE1は、生成されたイーサネットフレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づくOAM処理を、上記特定されたポートに対して実行する(ステップS107)。本例では、通信装置PE1は、通信装置PE1のMPLS制御部22が備えるポートにてループバック処理を実行する。
これにより、通信装置PE1は、イーサネットフレームとしてのOAMフレームを通信装置C1へ送り返す。
その後、通信装置PE1は、ステップS101へ戻り、ステップS101〜ステップS109の処理を繰り返し実行する。
次に、通信装置C1が、通信装置P1のMPLS制御部31が備えるポートに対するOAMフレーム(イーサネットフレーム)を送信した場合を想定する。即ち、このOAMフレームは、通信装置P1を識別するためのNode−IDと、通信装置P1のMPLS制御部31が備えるポートを特定するためのIF−Numと、を含む。
この場合、通信装置C1により送信されたOAMフレームは、通信装置CE1を経由して通信装置PE1により受信される。
従って、通信装置PE1は、イーサネットフレームを受信すると、図7のステップS101にて、「Yes」と判定してステップS102へ進み、カプセル化処理を実行する(ステップS102)。
ここでは、イーサネットフレームに含まれるフレーム種別情報は、フレームの種別が、OAMフレームであることを表す。従って、通信装置PE1は、カプセル化処理を実行することによって、OAMフレームであることを表す識別子と、通信装置P1を識別するためのNode−IDと、を含むOAM識別子と、Source MACと、Typeと、MPLSラベルと、を含むヘッダ情報を、イーサネットフレームに付加する。これにより、通信装置PE1は、MPLSフレームを生成する。
次いで、通信装置PE1は、生成されたMPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する(ステップS103)。ここでは、OAMフレームに含まれるOAM識別子は、OAMフレームであることを表す。
従って、通信装置PE1は、「Yes」と判定してステップS104へ進み、宛先が自装置であるか否かを判定する。具体的には、通信装置PE1は、MPLSフレームのヘッダ情報に含まれるOAM識別子に基づいて宛先が自装置であるか否かを判定する。
ここでは、OAM識別子は、通信装置P1を識別するためのNode−IDを含む。従って、通信装置PE1は、「No」と判定してステップS108へ進み、MPLSフレームをヘッダ情報に含まれるMPLSラベルに従って、他の通信装置(ここでは、通信装置P1)へ転送(送信)する。
その後、通信装置PE1は、ステップS101へ戻り、ステップS101〜ステップS109の処理を繰り返し実行する。
この時点では、通信装置PE1により送信されたMPLSフレーム(OAMフレーム)は、通信装置P1により受信される。
従って、通信装置P1は、MPLSフレームを受信すると、図8のステップS201にて、「Yes」と判定してステップS202へ進み、受信されたMPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する。ここでは、OAMフレームに含まれるOAM識別子は、OAMフレームであることを表す。
従って、通信装置P1は、「Yes」と判定してステップS203へ進み、宛先が自装置であるか否かを判定する。具体的には、通信装置P1は、MPLSフレームのヘッダ情報に含まれるOAM識別子に基づいて宛先が自装置であるか否かを判定する。
ここでは、OAM識別子は、通信装置P1を識別するためのNode−IDを含む。従って、通信装置P1は、「Yes」と判定してステップS204へ進み、MPLSフレームから、MPLS−TP網MNにてフレームを転送するためのヘッダ情報を除去するデカプセル化処理を実行する。これにより、通信装置P1は、イーサネットフレームを生成する。
次いで、通信装置P1は、OAM処理の対象となるポートを特定する(ステップS205)。ここでは、通信装置P1は、デカプセル化処理を実行することによって生成されたイーサネットフレームに含まれるIF−Numに基づいてポートを特定する。
そして、通信装置P1は、上記特定されたポートに対応付けられたICCと、デカプセル化処理を実行することによって生成されたイーサネットフレームに含まれるICCと、が一致している場合、当該特定されたポートに対してOAM処理を実行する(ステップS206)。このOAM処理は、デカプセル化処理を実行することによって生成されたイーサネットフレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づく処理である。本例では、通信装置P1は、通信装置P1のMPLS制御部31が備えるポートにてループバック処理を実行する。
これにより、通信装置P1は、OAMフレームを通信装置C1へ向けて送り返す。
その後、通信装置P1は、ステップS201へ戻り、ステップS201〜ステップS208の処理を繰り返し実行する。
次に、通信装置C1が、通信装置P1のMPLS制御部32が備えるポートに対するOAMフレーム(イーサネットフレーム)を送信した場合を想定する。即ち、このOAMフレームは、通信装置P1を識別するためのNode−IDと、通信装置P1のMPLS制御部32が備えるポートを特定するためのIF−Numと、を含む。
この場合も、通信システム1は、上述した場合と同様に作動する。これにより、通信装置P1は、通信装置P1のMPLS制御部32が備えるポートにてループバック処理を実行する。本例では、通信装置P1は、OAMフレームを通信装置C1へ向けて送り返す。
次に、通信装置C1が、通信装置P2のMPLS制御部31が備えるポートに対するOAMフレーム(イーサネットフレーム)を送信した場合を想定する。即ち、このOAMフレームは、通信装置P2を識別するためのNode−IDと、通信装置P2のMPLS制御部31が備えるポートを特定するためのIF−Numと、を含む。
この場合、通信装置C1により送信されたOAMフレームは、通信装置CE1、及び、通信装置PE1を経由して通信装置P1により受信される。
従って、通信装置P1は、MPLSフレームを受信すると、図8のステップS201にて、「Yes」と判定してステップS202へ進み、受信されたMPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する。ここでは、OAMフレームに含まれるOAM識別子は、OAMフレームであることを表す。
従って、通信装置P1は、「Yes」と判定してステップS203へ進み、宛先が自装置であるか否かを判定する。具体的には、通信装置P1は、MPLSフレームのヘッダ情報に含まれるOAM識別子に基づいて宛先が自装置であるか否かを判定する。
ここでは、OAM識別子は、通信装置P2を識別するためのNode−IDを含む。従って、通信装置P1は、「No」と判定してステップS207へ進み、MPLSフレームをヘッダ情報に含まれるMPLSラベルに従って、他の通信装置(ここでは、通信装置P2)へ転送する。
その後、通信装置P1は、ステップS201へ戻り、ステップS201〜ステップS208の処理を繰り返し実行する。
これにより、通信装置P2は、通信装置P1からMPLSフレーム(OAMフレーム)を受信する。従って、この時点では、通信装置P2は、ステップS201〜ステップS203のそれぞれにて「Yes」と判定して、ステップS204〜ステップS206の処理を実行する。
これにより、通信装置P2は、通信装置P2のMPLS制御部31が備えるポートにてループバック処理を実行する。これにより、通信装置P2は、OAMフレームを通信装置C1へ向けて送り返す。
なお、通信装置C1が、通信装置P2のMPLS制御部32が備えるポートに対するOAMフレーム(イーサネットフレーム)を送信した場合も、通信システム1は、上述した場合と同様に作動する。
次に、通信装置C1が、通信装置PE2のMPLS制御部22が備えるポートに対するOAMフレーム(イーサネットフレーム)を送信した場合を想定する。即ち、このOAMフレームは、通信装置PE2を識別するとともに、通信装置PE2のMPLS制御部22が備えるポートを特定するためのMEP IDを含む。
この場合、通信装置C1により送信されたOAMフレームは、通信装置CE1、通信装置PE1、通信装置P1、及び、通信装置P2を経由して通信装置PE2により受信される。
従って、通信装置PE2は、MPLSフレームを受信すると、図9のステップS301にて、「Yes」と判定してステップS302へ進み、受信されたMPLSフレームがOAMフレームであるか否かを判定する。ここでは、OAMフレームに含まれるOAM識別子は、OAMフレームであることを表す。
従って、通信装置PE2は、「Yes」と判定してステップS303へ進み、宛先が自装置であるか否かを判定する。具体的には、通信装置PE2は、MPLSフレームのヘッダ情報に含まれるOAM識別子に基づいて宛先が自装置であるか否かを判定する。
ここでは、OAM識別子は、通信装置PE2を識別するとともに、通信装置PE2のMPLS制御部22が備えるポートを特定するためのMEP IDを含む。従って、通信装置PE2は、「Yes」と判定してステップS304へ進み、OAM処理の対象となるポートを特定する。ここでは、通信装置PE2は、MPLSフレームのヘッダ情報に含まれるMEP IDに基づいてポートを特定する。
そして、通信装置PE2は、MPLSフレームから、MPLS−TP網MNにてフレームを転送するためのヘッダ情報を除去するデカプセル化処理を実行する(ステップS305)。これにより、通信装置PE2は、イーサネットフレームを生成する。
次いで、通信装置PE2は、生成されたイーサネットフレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づくOAM処理を、上記特定されたポートに対して実行する(ステップS306)。本例では、通信装置PE2は、通信装置PE2のMPLS制御部22が備えるポートにてループバック処理を実行する。
これにより、通信装置PE2は、MPLSフレームとしてのOAMフレームを通信装置C1へ向けて送り返す。
その後、通信装置PE2は、ステップS301へ戻り、ステップS301〜ステップS310の処理を繰り返し実行する。
なお、通信装置C1が、通信装置PE2のフレーム制御部21が備えるポートに対するOAMフレーム(イーサネットフレーム)を送信した場合も、通信システム1は、上述した場合と同様に作動する。これにより、通信装置PE2は、通信装置PE2のフレーム制御部21が備えるポートにてループバック処理を実行する。本例では、通信装置PE2は、OAMフレームを通信装置C1へ向けて送り返す。
次に、通信装置C1が、通信装置CE2のフレーム制御部12が備えるポートに対するOAMフレーム(イーサネットフレーム)を送信した場合を想定する。この場合、通信装置PE2は、図9のステップS303に進んだとき、「No」と判定してステップS307へ進む。
そして、通信装置PE2は、MPLSフレームから、MPLS−TP網MNにてフレームを転送するためのヘッダ情報を除去するデカプセル化処理を実行する。これにより、通信装置PE2は、イーサネットフレームを生成する。
次いで、通信装置PE2は、生成されたイーサネットフレームを通信装置CE2へ転送する(ステップS308)。
その後、通信装置PE2は、ステップS301へ戻り、ステップS301〜ステップS310の処理を繰り返し実行する。
その後、通信装置CE2は、通信装置CE2のフレーム制御部12が備えるポートにてループバック処理を実行する。これにより、通信装置CE2は、OAMフレームを通信装置C1へ向けて送り返す。
このようにして、通信システム1によれば、図10に示したように、通信装置C1により送信されたOAMフレームに基づいて、通信システム1を構成する他の通信装置CE1,PE1,P1,P2,PE2,CE2,C2のそれぞれに、当該通信装置が備える各ポートにてOAM処理を実行させることができる。
本例では、イーサネット網EN1を構成する通信装置C1により送信されたOAMフレームに基づいて、MPLS−TP網MNを構成する通信装置PE1,P1,P2,PE2のそれぞれに、OAM処理としてのループバック処理を実行させることができる。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態に係る通信システム1によれば、エッジ装置PE1が、OAMフレームに含まれるMPLS通信装置識別情報をTTL値に変換することなく、イーサネット網EN1からのOAMフレームを、MPLS−TP網MNを構成する通信装置P1,P2,PE2へ、転送することができる。これにより、エッジ装置PE1が、MPLS通信装置識別情報と、TTL値と、を対応付けたテーブルを記憶することが不要となる。この結果、通信システム1を製造するために要するコスト、及び、通信システム1を運用するために要するコストを低減することができる。
更に、通信システム1によれば、MPLS−TP網MN網において、OAMフレームのヘッダ情報がMPLS通信装置識別情報を含む。従って、MPLS−TP網MNを構成する通信装置PE1,P1,P2,PE2は、OAMフレームに対して、MPLS−TP網MNにてフレームを転送するためのヘッダ情報を除去するデカプセル化処理を実行することなく、当該OAMフレームを転送するか否かを決定することができる。この結果、MPLS−TP網MNにおいて、比較的高速にフレームを転送することもできる。
なお、第1実施形態に係る通信システム1においては、MPLS−TP網MNを構成する複数の通通信装置PE1,P1,P2,PE2のすべては、MEP又はMIPを構成していた。ところで、MPLS−TP網MNを構成する複数の通通信装置PE1,P1,P2,PE2の一部は、MEP及びMIPのいずれも構成していなくてもよい。
また、第1実施形態に係る通信システム1においては、通信装置C1のフレーム制御部12のみがOAMフレーム送信部12aを備えていたが、フレーム制御部11もOAMフレーム送信部を備えていてもよい。
ところで、第1実施形態に係る通信システム1においては、MIPを構成する通信装置は、自装置が宛先であるOAMフレームに基づいてポートを特定し、特定されたポートと対応付けられたMPLS制御部のみがデカプセル化処理を実行することによりOAM処理を実行するように構成されていた。
なお、第1実施形態の変形例に係る通信システム1においては、MIPを構成する通信装置は、自装置が宛先であるOAMフレームに対して、MPLS制御部のそれぞれがデカプセル化処理を実行する。更に、各MPLS制御部は、当該MPLS制御部に対応付けられたMIP値(Node−ID、IF−Num、及び、ICC)と、OAMフレームに含まれるMIP値と、が一致している場合にOAM処理を実行するように構成される。
このように構成された通信システム1においても、第1実施形態に係る通信システム1と同様の作用及び効果を奏することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る通信システムについて図11を参照しながら説明する。
第2実施形態に係る通信システム100は、
イーサネット(登録商標)網200と、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網300と、が接続されたシステムである。
イーサネット網200を構成する通信装置210は、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを表すフレーム種別情報と、上記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するためのMPLS通信装置識別情報と、処理の内容を表す処理内容情報と、を含むOAMフレームを送信するOAMフレーム送信部(OAMフレーム送信手段)211を備える。
MPLS−TP網300を構成する通信装置のうちの、イーサネット網200と接続されている通信装置であるエッジ装置310は、イーサネット網200からフレームを受信した場合、当該フレームに、MPLS−TP網300にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行するカプセル化処理実行部(カプセル化処理実行手段)311を備える。
カプセル化処理実行部311は、フレームの種別がOAMフレームであることを、上記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、当該フレームに含まれるMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む上記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成される。
MPLS−TP網300を構成する通信装置320は、フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が上記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる上記処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するOAM処理実行部(OAM処理実行手段)321を備える。
これによれば、エッジ装置310が、OAMフレームに含まれるMPLS通信装置識別情報をTTL値に変換することなく、イーサネット網200からのOAMフレームを、MPLS−TP網300を構成する通信装置310,320へ、転送することができる。これにより、エッジ装置310が、MPLS通信装置識別情報と、TTL値と、を対応付けたテーブルを記憶することが不要となる。この結果、通信システム100を製造するために要するコスト、及び、通信システム100を運用するために要するコストを低減することができる。
更に、通信システム100によれば、MPLS−TP網300において、OAMフレームのヘッダ情報がMPLS通信装置識別情報を含む。従って、MPLS−TP網300を構成する通信装置310,320は、OAMフレームに対して、MPLS−TP網300にてフレームを転送するためのヘッダ情報を除去するデカプセル化処理を実行することなく、当該OAMフレームを転送するか否かを決定することができる。この結果、MPLS−TP網300において、比較的高速にフレームを転送することもできる。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、上記各実施形態において通信装置の各機能は、回路等のハードウェアにより実現されていた。ところで、通信装置は、処理装置と、プログラム(ソフトウェア)を記憶する記憶装置と、を備えるとともに、処理装置がそのプログラムを実行することにより、各機能を実現するように構成されていてもよい。この場合、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
イーサネット(登録商標)網と、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網と、が接続された通信システムであって、
前記イーサネット網を構成する通信装置が、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを表すフレーム種別情報と、前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するためのMPLS通信装置識別情報と、処理の内容を表す処理内容情報と、を含むOAMフレームを送信するOAMフレーム送信手段と、
前記MPLS−TP網を構成する通信装置のうちの、前記イーサネット網と接続されている通信装置であるエッジ装置が、前記イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行するカプセル化処理実行手段と、
を備え、
前記カプセル化処理実行手段は、フレームの種別がOAMフレームであることを、前記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、当該フレームに含まれるMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む前記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成され、
前記通信システムは、
前記MPLS−TP網を構成する通信装置が、フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる前記処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するOAM処理実行手段を備える通信システム。
これによれば、エッジ装置が、OAMフレームに含まれるMPLS通信装置識別情報をTTL値に変換することなく、イーサネット網からのOAMフレームを、MPLS−TP網を構成する通信装置へ、転送することができる。これにより、エッジ装置が、MPLS通信装置識別情報と、TTL値と、を対応付けたテーブルを記憶することが不要となる。この結果、通信システムを製造するために要するコスト、及び、通信システムを運用するために要するコストを低減することができる。
更に、上記通信システムによれば、MPLS−TP網において、OAMフレームのヘッダ情報がMPLS通信装置識別情報を含む。従って、MPLS−TP網を構成する通信装置は、OAMフレームに対して、MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を除去するデカプセル化処理を実行することなく、当該OAMフレームを転送するか否かを決定することができる。この結果、MPLS−TP網において、比較的高速にフレームを転送することもできる。
(付記2)
付記1に記載の通信システムであって、
前記MPLS−TP網を構成する通信装置が、フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置でないとき、当該フレームを転送するフレーム転送手段を備える通信システム。
(付記3)
付記1又は付記2に記載の通信システムであって、
前記カプセル化処理実行手段は、前記OAM識別子を、宛先MAC(Medium Access Control)アドレスとして前記ヘッダ情報に含ませるように構成された通信システム。
(付記4)
付記1乃至付記3のいずれかに記載の通信システムであって、
前記フレームは、前記OAM処理の対象となるポートを特定するためのポート特定情報を含み、
前記OAM処理実行手段は、前記ポート特定情報により特定されるポートに対して前記OAM処理を実行するように構成された通信システム。
(付記5)
付記1乃至付記4のいずれかに記載の通信システムであって、
前記MPLS通信装置識別情報は、当該MPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が、前記MPLS−TP網を構成する通信装置のうちの、当該MPLS−TP網以外の通信網に接続された通信装置であるエッジ装置としてのMEP(Maintenance End Point)である場合、MEP IDを含む通信システム。
(付記6)
付記1乃至付記5のいずれかに記載の通信システムであって、
前記MPLS通信装置識別情報は、当該MPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が、前記MPLS−TP網を構成する通信装置のうちの、当該MPLS−TP網を構成する通信装置のみと接続された通信装置である非エッジ装置としてのMIP(Maintenance Intermediate Point)である場合、Node−IDを含む通信システム。
(付記7)
付記1乃至付記6のいずれかに記載の通信システムであって、
前記OAM処理は、前記フレームの送信元である通信装置へ当該フレームを送り返すループバック処理である通信システム。
(付記8)
イーサネット(登録商標)網と、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網と、が接続された通信システムに適用される通信方法であって、
前記イーサネット網を構成する通信装置が、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを表すフレーム種別情報と、前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するためのMPLS通信装置識別情報と、処理の内容を表す処理内容情報と、を含むOAMフレームを送信し、
前記MPLS−TP網を構成する通信装置のうちの、前記イーサネット網と接続されている通信装置であるエッジ装置が、前記イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行するように構成され、
前記カプセル化処理は、フレームの種別がOAMフレームであることを、前記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、当該フレームに含まれるMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む前記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成され、
前記通信方法は、更に、
前記MPLS−TP網を構成する通信装置が、フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる前記処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するように構成される通信方法。
(付記9)
付記8に記載の通信方法であって、
前記MPLS−TP網を構成する通信装置が、フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置でないとき、当該フレームを転送するように構成される通信方法。
(付記10)
付記8又は付記9に記載の通信方法であって、
前記カプセル化処理は、前記OAM識別子を、宛先MAC(Medium Access Control)アドレスとして前記ヘッダ情報に含ませるように構成された通信方法。
(付記11)
MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、イーサネット(登録商標)網と接続されている通信装置であるエッジ装置であって、
前記イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行するカプセル化処理実行手段を備え、
前記カプセル化処理実行手段は、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを、前記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための、当該フレームに含まれるMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む前記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成され、
前記エッジ装置は、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するOAM処理実行手段を備えるエッジ装置。
(付記12)
付記11に記載のエッジ装置であって、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置でないとき、当該フレームを転送するフレーム転送手段を備えるエッジ装置。
(付記13)
付記11又は付記12に記載のエッジ装置であって、
前記カプセル化処理実行手段は、前記OAM識別子を、宛先MAC(Medium Access Control)アドレスとして前記ヘッダ情報に含ませるように構成されたエッジ装置。
(付記14)
MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、イーサネット(登録商標)網と接続されている通信装置であるエッジ装置に適用されるエッジ装置制御方法であって、
前記イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行するように構成され、
前記カプセル化処理は、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを、前記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための、当該フレームに含まれるMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む前記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成され、
前記エッジ装置制御方法は、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するように構成されたエッジ装置制御方法。
(付記15)
付記14に記載のエッジ装置制御方法であって、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置でないとき、当該フレームを転送するように構成されるエッジ装置制御方法。
(付記16)
付記14又は付記15に記載のエッジ装置制御方法であって、
前記カプセル化処理は、前記OAM識別子を、宛先MAC(Medium Access Control)アドレスとして前記ヘッダ情報に含ませるように構成されたエッジ装置制御方法。
(付記17)
MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、イーサネット(登録商標)網と接続されている通信装置であるエッジ装置に実行されるエッジ装置制御プログラムであって、
前記エッジ装置に、
前記イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行させるように構成され、
前記カプセル化処理は、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを、前記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための、当該フレームに含まれるMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む前記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成され、
前記エッジ装置制御プログラムは、前記エッジ装置に、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行させるように構成されたエッジ装置制御プログラム。
(付記18)
付記17に記載のエッジ装置制御プログラムであって、
前記エッジ装置に、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置でないとき、当該フレームを転送させるように構成されるエッジ装置制御プログラム。
(付記19)
付記17又は付記18に記載のエッジ装置制御プログラムであって、
前記カプセル化処理は、前記OAM識別子を、宛先MAC(Medium Access Control)アドレスとして前記ヘッダ情報に含ませるように構成されたエッジ装置制御プログラム。
(付記20)
MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、当該MPLS−TP網を構成する通信装置のみと接続された通信装置である非エッジ装置であって、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報がOAM(Operations,Administration and Maintenance)識別子を含み、且つ、前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するOAM処理実行手段を備える非エッジ装置。
(付記21)
付記20に記載の非エッジ装置であって、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置でないとき、当該フレームを転送するフレーム転送手段を備える非エッジ装置。
(付記22)
付記20又は付記21に記載の非エッジ装置であって、
前記OAM識別子は、宛先MAC(Medium Access Control)アドレスとして前記ヘッダ情報に含まれるように構成された非エッジ装置。
(付記23)
MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、当該MPLS−TP網を構成する通信装置のみと接続された通信装置である非エッジ装置に適用される非エッジ装置制御方法であって、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報がOAM(Operations,Administration and Maintenance)識別子を含み、且つ、前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するように構成された非エッジ装置制御方法。
(付記24)
付記23に記載の非エッジ装置制御方法であって、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置でないとき、当該フレームを転送するように構成された非エッジ装置制御方法。
(付記25)
付記23又は付記24に記載の非エッジ装置制御方法であって、
前記OAM識別子は、宛先MAC(Medium Access Control)アドレスとして前記ヘッダ情報に含まれるように構成された非エッジ装置制御方法。
(付記26)
MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、当該MPLS−TP網を構成する通信装置のみと接続された通信装置である非エッジ装置に実行される非エッジ装置制御プログラムであって、
前記非エッジ装置に、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報がOAM(Operations,Administration and Maintenance)識別子を含み、且つ、前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行させるように構成された非エッジ装置制御プログラム。
(付記27)
付記26に記載の非エッジ装置制御プログラムであって、
前記非エッジ装置に、
フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置でないとき、当該フレームを転送させるように構成された非エッジ装置制御プログラム。
(付記28)
付記26又は付記27に記載の非エッジ装置制御プログラムであって、
前記OAM識別子は、宛先MAC(Medium Access Control)アドレスとして前記ヘッダ情報に含まれるように構成された非エッジ装置制御プログラム。
なお、本発明は、日本国にて2011年10月31日に出願された特願2011−238238の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願にて開示された内容のすべてが本明細書に含まれるものとする。
本発明は、イーサネット(登録商標)網と、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網と、が接続された通信システム等に適用可能である。
1 通信システム
11 フレーム制御部
11a OAM処理実行部
12 フレーム制御部
12a OAMフレーム送信部
12b OAM処理実行部
13 クロスバースイッチ
21 フレーム制御部
21a OAM処理実行部
22 MPLS制御部
22a カプセル化処理実行部
22b OAM処理実行部
22c フレーム転送部
23 クロスバースイッチ
31 MPLS制御部
31a フレーム転送部
31b OAM処理実行部
32 MPLS制御部
32a フレーム転送部
32b OAM処理実行部
33 クロスバースイッチ
C1,CE1,PE1,P1,P2,PE2,CE2,C2 通信装置
EN1,EN2 イーサネット網
MN MPLS−TP網
100 通信システム
200 イーサネット網
210 通信装置
211 OAMフレーム送信部
300 MPLS−TP網
310,320 通信装置
311 カプセル化処理実行部
321 OAM処理実行部

Claims (9)

  1. イーサネット(登録商標)網と、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網と、が接続された通信システムであって、
    前記イーサネット網を構成する通信装置が、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを表すフレーム種別情報と、前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するためのMPLS通信装置識別情報と、処理の内容を表す処理内容情報と、を含むOAMフレームを送信するOAMフレーム送信手段と、
    前記MPLS−TP網を構成する通信装置のうちの、前記イーサネット網と接続されている通信装置であるエッジ装置が、前記イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行するカプセル化処理実行手段と、
    を備え、
    前記カプセル化処理実行手段は、フレームの種別がOAMフレームであることを、前記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、当該フレームに含まれる、前記エッジ装置とは異なる前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するためのMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む前記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成され、
    前記通信システムは、
    前記MPLS−TP網を構成する通信装置が、フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる前記処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するOAM処理実行手段を備える通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記MPLS−TP網を構成する通信装置が、フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置でないとき、当該フレームを転送するフレーム転送手段を備える通信システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の通信システムであって、
    前記カプセル化処理実行手段は、前記OAM識別子を、宛先MAC(Medium Access Control)アドレスとして前記ヘッダ情報に含ませるように構成された通信システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の通信システムであって、
    前記フレームは、前記OAM処理の対象となるポートを特定するためのポート特定情報を含み、
    前記OAM処理実行手段は、前記ポート特定情報により特定されるポートに対して前記OAM処理を実行するように構成された通信システム。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の通信システムであって、
    前記MPLS通信装置識別情報は、当該MPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が、前記MPLS−TP網を構成する通信装置のうちの、当該MPLS−TP網を構成する通信装置のみと接続された通信装置である非エッジ装置としてのMIP(Maintenance Intermediate Point)である場合、Node−IDを含む通信システム。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の通信システムであって、
    前記OAM処理は、前記フレームの送信元である通信装置へ当該フレームを送り返すループバック処理である通信システム。
  7. イーサネット(登録商標)網と、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網と、が接続された通信システムに適用される通信方法であって、
    前記イーサネット網を構成する通信装置が、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを表すフレーム種別情報と、前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するためのMPLS通信装置識別情報と、処理の内容を表す処理内容情報と、を含むOAMフレームを送信し、
    前記MPLS−TP網を構成する通信装置のうちの、前記イーサネット網と接続されている通信装置であるエッジ装置が、前記イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行するように構成され、
    前記カプセル化処理は、フレームの種別がOAMフレームであることを、前記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、当該フレームに含まれる、前記エッジ装置とは異なる前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するためのMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む前記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成され、
    前記通信方法は、更に、
    前記MPLS−TP網を構成する通信装置が、フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報が前記OAM識別子を含み、且つ、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が自装置であるとき、当該フレームに含まれる前記処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するように構成される通信方法。
  8. MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、イーサネット(登録商標)網と接続されている通信装置であるエッジ装置であって、
    前記イーサネット網からフレームを受信した場合、当該フレームに、当該MPLS−TP網にてフレームを転送するためのヘッダ情報を付加するカプセル化処理を実行するカプセル化処理実行手段を備え、
    前記カプセル化処理実行手段は、フレームの種別がOAM(Operations,Administration and Maintenance)フレームであることを、前記受信されたフレームに含まれるフレーム種別情報が表す場合、当該フレームに含まれる、前記エッジ装置とは異なる前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するためのMPLS通信装置識別情報を含むOAM識別子を含む前記ヘッダ情報を、当該フレームに付加するように構成されエッジ装置。
  9. MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching Transport Profile)網を構成する通信装置のうちの、当該MPLS−TP網を構成する通信装置のみと接続された通信装置である非エッジ装置であって、
    フレームを受信した場合において、当該フレームのヘッダ情報がOAM(Operations,Administration and Maintenance)識別子を含み、且つ、前記MPLS−TP網を構成する通信装置を識別するための、当該OAM識別子に含まれるMPLS通信装置識別情報により識別される通信装置が前記非エッジ装置である自装置であるとき、当該フレームに含まれる処理内容情報が表す処理の内容に基づいてOAM処理を実行するOAM処理実行手段を備える非エッジ装置。
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