JP5691306B2 - 情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システムにかかり、特に、インメモリにてデータベースを管理することが可能な情報処理システムに関する。
航空管制システムなど交通機関のデータを扱う基幹業務システムでは、データベースの処理に関しては、「高速性」と「高信頼性」が要求されている。このうち、高信頼性を実現するための技術としては、データベースを二重化することが一般的に行われている。
また、データ処理の高速化を実現する技術としては、インメモリデータベースがある。インメモリデータベースとは、データをディスク上ではなく、メインメモリ上に格納することによって、アプリケーションからデータへのアクセスの高速化を実現している。
ここで、特許文献1に、インメモリデータベースを用いたシステムの一例が開示されている。このシステムでは、インメモリデータベースを装備した現用系のノード装置と待機系のノード装置とを備える。そして、まず、現用系のノード装置が、業務データの更新指示に基づいて更新ログを生成し、メモリに保持する。その後、現用系のノード装置は、生成した更新ログを待機系のノード装置に送信して、これを受信した待機系のノード装置は更新ログをメモリに保持する。さらに、その後、現用系のノード装置は、メモリに保持している更新ログに基づいて業務データを実更新し、これとは非同期に、待機系のノード装置も更新ログに基づいて業務データを実更新する。これにより、現用系と待機系との複数のノード装置のメモリに、同じ業務データを保持することを可能としている。
国際公開WO2008/105098号
ここで、上述したようにインメモリデータベースを用いたシステムの場合であっても、サービス停止中やサーバの縮退、追加などの際には、インメモリデータベースに展開しているデータベースを、ディスク装置などの補助記憶装置に一時的に記憶する必要が生じる。すると、インメモリデータベースによる処理を再開する時には、補助記憶装置からメモリ装置にデータベースを読み出す必要があるが、データベースのデータ量が膨大である場合には、かかるデータロードに多くの時間がかかり、迅速に処理を開始することができない、という問題が生じる。さらに、データロードに時間がかかると、その間に行われるデータベースに対する更新の正確性が損なわれ、データの信頼性の低下、という問題も生じうる。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、インメモリデータベースを搭載した情報処理システムにおける処理開始の速度低下の問題と、データの信頼性低下の問題を解決することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態である情報処理システムは、
処理対象データを記憶する補助記憶装置と、この補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備するサーバ装置と、を備え、
前記サーバ装置は、前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出すデータ読み出し手段と、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うインメモリデータ管理手段と、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶するデータ格納手段と、を備えると共に、
前記補助記憶装置は、前記メモリ装置上の前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶する前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報を、当該処理対象データと関連付けて記憶しており、
前記サーバ装置の前記データ読み出し手段は、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出す、
という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるサーバ装置は、
処理対象データを記憶する補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備したサーバ装置であって、
前記補助記憶装置に、前記メモリ装置上の前記処理対象データが前記サーバ装置から前記補助記憶装置に戻して記憶される前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報が、当該処理対象データと関連付けて記憶されており、
前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出すデータ読み出し手段と、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うインメモリデータ管理手段と、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶するデータ格納手段と、を備え、
前記データ読み出し手段は、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出す、
という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
処理対象データを記憶する補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備したサーバ装置に組み込まれるプログラムであって、
前記補助記憶装置に、前記メモリ装置上の前記処理対象データが前記サーバ装置から前記補助記憶装置に戻して記憶される前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報が、当該処理対象データと関連付けて記憶されている場合に、
前記サーバ装置に、前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出すデータ読み出し手段と、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うインメモリデータ管理手段と、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶するデータ格納手段と、を実現すると共に、
前記データ読み出し手段は、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出す、
という構成を採る。
また、本発明の他の形態である情報処理方法は、
処理対象データを記憶する補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備したサーバ装置による情報処理方法であって、
前記補助記憶装置に、前記メモリ装置上の前記処理対象データが前記サーバ装置から前記補助記憶装置に戻して記憶される前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報が、当該処理対象データと関連付けて記憶されており、
前記サーバ装置が、前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出し、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行い、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶する処理を行うと共に、
前記サーバ装置が、前記補助記憶装置から前記処理対象データの読み出し時に、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出す、
という構成を採る。
本発明は、以上のように構成されることにより、インメモリデータベースを搭載した情報処理システムにおける処理開始の高速化と、データの信頼性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態1における情報処理システムの全体構成を示すブロック図である。 図1に開示したAPサーバとOLTPサーバの構成を示すブロック図である。 図2に開示したDBサーバが記憶するデータの一例を示す図である。 図2に開示したAPサーバとOLTPサーバが記憶するデータの一例を示す図である。 図1に開示した情報システムの動作の概略を示すフローチャートである。 図2に開示したAPサーバとOLTPサーバの動作を示す説明図である。 図2に開示したAPサーバとOLTPサーバの動作を示す説明図である。 図2に開示したAPサーバとOLTPサーバの動作を示す説明図である。 図2に開示したAPサーバとOLTPサーバの動作を示す説明図である。 図2に開示したAPサーバとOLTPサーバの動作を示すフローチャートである。 図2に開示したOLTPサーバの動作を示す説明図である。 図2に開示したOLTPサーバの動作を示す説明図である。 図2に開示したOLTPサーバの動作を示す説明図である。 図2に開示したOLTPサーバの動作を示す説明図である。 本発明の付記1における情報処理システムの構成を示すブロック図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図14を参照して説明する。図1乃至図4は、情報処理システムの構成を示す図であり、図5乃至図14は、情報処理システムの動作を示す図である。
[構成]
本発明における情報処理システムは、例えば、航空管制システムといった各航空機の状態などを管理するシステムである。そして、情報処理システムは、図1に示すように、各航空機の状態を表す情報などの処理対象データに対して所定の処理を行うよう指示する処理システム11〜13と、上記処理対象データをデータベースに格納して管理する現用系システムとしてのフロントシステム20と、このフロントシステム20に障害が生じたときに当該フロントシステム20に代わって作動する待機系システムとしてのバックアップシステム30と、を備える。
そして、上記各システム11等,20,30は、それぞれが複数台のサーバコンピュータにて構成されていてもよく、あるいは、それぞれが1台のサーバコンピュータにて構成されていてもよい。
なお、本発明における情報処理システムは、必ずしも航空管制システムに適用されるものであることに限定されず、いかなる情報を管理するシステムであってもよく、また、いかなる用途に利用されるシステムであってもよい。
そして、本実施形態における処理システム11等は、フロントシステム20に格納されている各処理対象データに対する更新処理や参照処理などの処理要求を、当該フロントシステム20に対して行う機能を有する。
また、本実施形態におけるフロントシステム20は、通信サーバ21と、APサーバ22と、OLTPサーバ23と、DBサーバ24と、を備える。なお、通信サーバ21と、APサーバ22と、OLTPサーバ23とは、それぞれ複数台のサーバコンピュータにて構成されている。また、フロントシステム20とバックアップシステム30とは、それぞれほぼ同一構成であるため、以下ではフロントシステム20についてのみ説明し、バックアップシステム30の構成についての説明は省略する。
以下、フロントシステム20の構成について詳細に説明する。通信サーバ21は、処理システム11等からフロントシステム20に対する処理要求メッセージを受信するなど、プロトコル制御を行って通信処理を行う。なお、処理要求メッセージは、例えば、処理対象を特定する識別情報である「FOID」と、当該処理対象データに対する処理内容を表す「メッセージ」(例えば、「更新」や「参照」など)と、を含むデータである。そして、処理要求メッセージには、例えば、処理対象データを特定する「FOID」が複数含まれている場合もある。
また、APサーバ22は、複数台のサーバコンピュータ、あるいは、単一のサーバコンピュータにて構成されており、主に、処理システム11等からの処理要求メッセージを、OLTPサーバ23に振り分ける処理を行う振り分け装置として機能する。具体的に、図2に示すように、APサーバ200は、装備されたCPUなどの演算装置にプログラムが組み込まれることで構築された、振り分け部201を備えている。また、APサーバ200は、装備された記憶装置に形成されたデータ管理テーブル202を備えている。
ここで、データ管理テーブル202に記憶されるデータの一例を図3(1−1)及び図3(1−2)を参照して説明する。まず、データ管理テーブル202には、図3(1−1)に示すように、「ハッシュ値」と「グループ」の対応表がある。このハッシュ値は、処理要求メッセージに含まれる処理対象データを特定する「FOID」をハッシュ処理した値であり、その値によって処理対象データが格納されているグループが特定される。また、データ管理テーブル202には、図3(1−2)に示すように、「FIODグループ」と「マスタ」と「スレーブ」との対応表がある。FOIDグループは、図3(1−1)で特定された処理対象データが区分けされるグループであり、各グループに属する処理対象データのマスタデータが格納されているOLTPサーバと、スレーブデータが格納されているOLTPサーバと、が特定されている。
そして、APサーバ200の振り分け部201は、処理システム11等から通信サーバ21を介して受け付けた処理要求メッセージ内の「FOID」をハッシュ処理してハッシュ値を算出し、そのハッシュ値に対応するマスタデータの所在を、データ管理テーブルに従って特定する。例えば、処理要求メッセージにて処理要求された処理対象データの「FOID」のハッシュ値が「1」である場合には、図3(1−1)からグループが「#1」と特定でき、図3(1−2)からこのグループのマスタデータは、「OLTPサーバ#1」に格納されている、と特定する。そして、振り分け部201は、マスタデータが格納されているOLTPサーバを特定したら、そのOLTPサーバに、処理要求メッセージを振り分けて送信する。
なお、APサーバ200の振り分け部201は、処理要求メッセージ内に「FOID」が複数含まれている場合には、先頭の「FOID」のハッシュ値のみを算出し、その値に応じて振り分け先となるOLTPサーバを特定して、当該OLTPサーバに処理要求メッセージを振り分ける。
次に、OLTPサーバ300について説明する。図2に示すように、OLTPサーバ300は、後述するDBサーバ400が備えるディスク装置などの補助記憶装置よりも、データの記録再生速度が高速なフラッシュメモリなどにより構成されたメモリ装置305を備えている。そして、このメモリ装置305は、データ管理テーブル306と、メモリテーブル307と、を記憶しており、また、後述するように、DBサーバ400から読み出した処理対象データを記憶保持して構築されたインメモリデータベース308を備えている。
また、OLTPサーバ300は、主に、APサーバ200から振り分けられた処理要求メッセージを受けて、自サーバのインメモリデータベース308に格納されている処理対象データのマスタデータに対して、要求された処理を行う機能を備える。具体的に、図2に示すように、OLTPサーバ300は、装備されたCPUなどの演算装置にプログラムが組み込まれることで構築された、データ読み出し部301と、インメモリデータ管理部302と、データ格納部303と、を備えている。
ここで、データ管理テーブル306に記憶されるデータは、上述したAPサーバ200と同様に、図3(1−1)、(1−2)に示すように、「ハッシュ値」と「グループ」の対応表と、「FIODグループ」と「マスタ」と「スレーブ」との対応表と、である。また、メモリテーブル307は、図3(2)に示すように、「FOID」と、そのデータの実際の格納先である「アドレス」との対応表である。
そして、OLTPサーバ300のデータ読み出し部301(データ読み出し手段)は、後述するDBサーバ400に格納されている処理対象データの一部を読み出して、メモリ装置305に記憶保持する機能を有する。DBサーバ400からの読み出し処理の詳細については後述するが、読み出した処理対象データは、複数のOLTPサーバ300がそれぞれ装備する複数のメモリ装置305にそれぞれ格納され、インメモリデータベース308が構築される。なお、インメモリデータベース308の構成についても後述する。
また、OLTPサーバ300のインメモリデータ管理部302(インメモリ管理手段)は、上述したように、各OLTPサーバ300の各メモリ装置305に構築されたインメモリデータベース308に対して、APサーバ200からの処理要求に応じた処理対象データに対する処理を実行する。なお、インメモリデータ管理部302の処理の詳細については後述する。
また、OLTPサーバ300のデータ格納部303(データ格納手段)は、メモリ装置305に記憶保持されてインメモリデータベース308を構築している処理対象データを、DBサーバ400に戻して記憶するバックアップ処理を行う。このバックアップ処理は、例えば、OLTPサーバ300の削除や追加、メンテナンスなど、種々の理由によりOLTPサーバ300によるインメモリデータベース308に対する処理を一時的に停止させるときに実行される。なお、処理対象データをDBサーバ400に戻す処理の詳細については後述する。
また、上記DBサーバ400は、ディスク装置などの補助記憶装置を備えたサーバコンピュータであり、補助記憶装置に上述したOLTPサーバ300に読み出されてメモリ装置305に記憶保持される処理対象データを記憶している。具体的に、DBサーバ400は、図4(3)に示すように、処理対象データ自体(データ)を、当該処理対象データの識別情報であるFOIDと関連付けて、データ記憶部403に記憶している。また、DBサーバ400は、補助記憶装置に、所在管理テーブル401とマスタ管理テーブル402とを記憶している。
上記所在管理テーブル401(格納場所管理テーブル)は、後述するようにOLTPサーバ300から処理対象データがDBサーバ400に戻して記憶される前における全ての処理対象データの格納場所を表す格納場所情報を、当該処理対象データの識別情報であるFOIDと関連付けたテーブルである。例えば、図4(1)に示すように、所在(格納場所情報)が「TAM&DB」である処理対象データは、OLTPサーバ300とDBサーバ400とに記憶されていたことを表しており、所在が「DB」である処理対象データは、DBサーバ400のみに記憶されていたことを表している。
また、上記マスタ管理テーブル402は、処理対象データがOLTPサーバ300のメモリ装置305に記憶されているときにおいて、後述するように当該処理対象データのマスタデータが記憶されるOLTPサーバ300を特定するサーバ情報と、その処理対象データの識別情報であるFOIDと、を関連付けたテーブルである。例えば、図4(2)に示すように、サーバが「#1」と特定されている処理対象データは、OLTPサーバ#1のメモリ装置305にマスタデータが格納されることを表している。但し、マスタ管理テーブル402は、必ずしもDBサーバ400に装備されていることに限定されない。例えば、DBサーバ400は、OLTPサーバ300に記憶されている図3(1−1)、(1−2)に示すデータ管理テーブル306を利用して、処理対象データのFOIDのハッシュ値からマスタデータが格納されているOLTPサーバを特定してもよく、その他の方法にて処理対象データのマスタデータが格納されているOLTPサーバを特定してもよい。
[動作]
次に、上述したフロントシステム20の動作を説明する。図5に示すように、フロントシステム20では、通常は、DBサーバ400(24)から処理対象データをOLTPサーバ300(23)のメモリ装置205にロードして、インメモリデータベース308を構築する。そして、処理システム11等からの処理要求を、APサーバ200(22)が各OLTPサーバ300(23)に振り分けることで、当該各OLTPサーバ300(23)はそれぞれインメモリデータベース308上で、処理要求のあった処理対象データの処理を行う。この状態が、TAMアクセス運用状態であり、図5では、OLTPサーバ300(23)の再配置直前の状態であることとする(ステップS1)。
続いて、フロントシステム20は、OLTPサーバ300(23)を追加するなど何らかの理由により、OLTPサーバ300(23)のメモリ装置305に記憶保持されている処理対象データを、DBサーバ400(24)に戻して記憶するバックアップ処理を行う。この状態が、DBセーブ状態であることとする(ステップS2)。
続いて、フロントシステム20は、上述したDBセーブ状態のときに、処理システム11からAPサーバ200を介して処理要求があった場合に、OLTPサーバ300(23)とDBサーバ400(243)との間における処理対象データを同期する処理を行う状態となる(ステップS3)。
続いて、フロントシステム20に対してOLTPサーバ300(23)の追加などの処理を実施する(ステップS4)。その後、フロントシステム20にてOLTPサーバ300(23)を用いたサービス提供、つまり、インメモリデータベースを用いた処理を再開するときに、DBサーバ400(24)からOLTPサーバ300(23)のメモリ装置305に処理対象データを読み出し、DBロード状態となる(ステップS5)。
そして、処理対象データの各OLTPサーバ300(23)の各メモリ装置305へのロードが完了してインメモリデータベース308が構築されると、処理システム11等からの処理要求を、APサーバ200(22)が各OLTPサーバ300(23)に振り分けて、当該各OLTPサーバ300(23)にてインメモリデータベース308上で処理要求のあった処理対象データの処理を行う状態となる(ステップS6)。以下、上述した各状態における動作を詳細に説明する。
[インメモリデータ管理]
上記再配置直前状態(図5のステップS1)、及び、再配置完了状態(図5のステップS6)では、処理システム11等からの処理要求がAPサーバ200(22)にて各OLTPサーバ300(23)に振り分けて、当該各OLTPサーバ300(23)にてインメモリデータベース308上で処理される状態である。このときのフロントシステム20の動作を、図6乃至図10を参照して説明する。
まず、図6に示すように、各OLTPサーバ310,320,330は、それぞれが装備しているメモリ装置305上に、DBサーバ24に格納されている処理対象データの一部を配置して、インメモリデータベースを構築する。このとき、図6に示すように、処理対象データは3つのFOデータ群1,2,3に区分けされている。そして、3つのFOデータ群1,2,3からなる処理対象データは、3台のOLTPサーバ310,320,330にそれぞれ記憶されている。
但し、処理対象データのマスタデータは、1つのOLTPサーバのみに配置されており、他のOLTPサーバには、その複製であるスレーブデータが配置される。例えば、FOデータ群1のマスタデータは、OLTPサーバ#1(310)のみに配置され、他のOLTPサーバ#2(320)、#3(330)には、FOデータ群1のスレーブデータが配置される。また、FOデータ群2のマスタデータは、OLTPサーバ#2(320)のみに配置され、他のOLTPサーバ#1(310)、#3(330)には、FOデータ群2のスレーブデータが配置される。また、FOデータ群3のマスタデータは、OLTPサーバ#3(330)のみに配置され、他のOLTPサーバ#1(310)、#2(320)には、FOデータ群3のスレーブデータが配置される。
そして、所定の処理システム11等からフロントシステム20に処理要求メッセージが送信されると、通信サーバ21を介してAPサーバ200にて受信される(図10のステップS1)。
APサーバ200は、受け付けた処理要求メッセージ内の「FOID」をハッシュ処理してハッシュ値を算出し(図10のステップS2)、そのハッシュ値に対応するマスタデータの所在を、データ管理テーブル202に従って特定する。例えば、処理要求メッセージにて処理要求された処理対象データの「FOID」のハッシュ値が「1」である場合には、図3(1−1)からグループが「#1」と特定でき(図10のステップS3)、図3(1−2)からこのグループのマスタデータは、「OLTPサーバ#1(310)」に格納されている、と特定する(図10のステップS4)。そして、APサーバ200は、マスタデータが格納されているOLTPサーバ310,320,330に、処理要求メッセージを振り分けて送信する(図6の矢印Y1,Y2,Y3)。
そして、OLTPサーバ310,320,330は、上述したようにAPサーバ200から振り分けられた処理要求メッセージを受けると、当該処理要求メッセージの処理対象データのマスタデータが自サーバのインメモリデータベース308に配置されているため、かかるマスタデータに対する処理、例えば、「更新」処理を行う(図10のステップS6)。
その後、OLTPサーバ310,320,330は、処理要求メッセージに従って処理を行ったマスタデータを、当該マスタデータの複製である他のOLTPサーバに配置されているスレーブデータに対してコピー処理を行う(図10のステップS7)。例えば、OLTPサーバ310で、FOデータ群1内のマスタデータを更新処理した場合には、このマスタデータに対応する他のOLTPサーバ320,330に格納されているスレーブデータであるFOデータ群1(321,322)に、コピー処理を行う(図7の矢印Y11,Y12)。なお、他のマスタデータが処理された場合も同様である(図7の矢印Y21,Y22,Y31,Y32参照)。このとき、コピー処理は、FOデータ群単位で行うが、処理対象データ単位で行ってもよい。
これにより、マスタデータが配置されているOLTPサーバに対して処理要求が振り分けられるため、各OLTPサーバの処理負荷が分散される。従って、各OLTPサーバの処理負荷を抑制でき、データ処理速度の向上やシステムの動作の安定化を図ることができる。その結果、情報処理システム全体の性能向上を図ることができる。
なお、上述したAPサーバ200では、処理要求メッセージ内に「FOID」が複数含まれている場合には、先頭の「FOID」のみに基づいて振り分けが行われる。すると、APサーバ200から振り分けられた処理要求メッセージには、OLTPサーバ300にマスタデータが配置されていない「FOID」が存在していることがあるが、OLTPサーバ300が上述したAPサーバ200の振り分け部201と同様に、そのFOIDのマスタデータを配置している他のOLTPサーバに、処理要求メッセージを振り分ける処理を行う。
例えば、図8に示すように、OLTPサーバ310が処理要求メッセージを受けた場合には、まず、処理要求メッセージに含まれるFOIDのうち、自サーバにマスタデータが配置されているFOIDの処理対象データを処理し(図8の矢印Y41参照)、他のOLTPサーバに格納されているスレーブデータにコピー処理を行う。そして、自サーバにマスタデータが配置されていないFOIDに対しては、ハッシュ値を算出し、そのハッシュ値に対応するマスタデータの所在を、データ管理テーブルに従って特定する。そして、処理対象データのマスタデータがFOデータ群2であるとすると、他のOLTPサーバ320を特定し、当該他のOLTPサーバ320に、処理要求メッセージを振り分けて送信する(図10のステップS5)。
そして、他のOLTPサーバ320は、受け付けた処理要求メッセージに従って、自サーバにマスタデータが配置されているFOIDの処理対象データを処理し(図8の矢印Y42参照)、別のOLTPサーバに格納されているスレーブデータにコピー処理を行う。
このようにすることで、処理要求メッセージに複数の処理対象データに対する処理要求が含まれている場合であっても、マスタデータが配置されているOLTPサーバに適切に処理を振り分けることができる。従って、上述同様に、各OLTPサーバの処理負荷が分散され、データ処理速度の向上やシステムの動作の安定化を図ることができる。
また、図9を参照して、OLTPサーバ310が受け付けた処理要求メッセージがFOデータ群1に含まれるマスタデータの「更新」処理であるが(図9の矢印Y51参照)、かかる「更新」処理を行うに伴って、自サーバ310にマスタデータが無いFOデータ群2のデータの内容を「参照」処理する必要がある場合を説明する。この場合には、OLTPサーバ310は、FOデータ群1に含まれるマスタデータに対する「更新」処理を行うと共に(図9の矢印Y52参照)、さらに、自サーバ310に格納されたFOデータ群2のスレーブデータに対して、「参照」処理を行う(図9の矢印Y53参照)。
このように、「参照」処理などスレーブデータに対して処理を行っても影響の無い処理については、マスタデータを格納している他のOLTPサーバに処理要求を振り分けずに、特定の処理を行うOLTPサーバで同時に処理を行うようにする。これにより、OLTPサーバの処理負荷の増大を抑制しつつ、処理の高速化を図ることができる。
[DBセーブ状態、DB同期状態]
次に、OLTPサーバ300のメモリ装置305からDBサーバ400に、処理対象データを戻して記憶するときの状態である図5のDBセーブ状態(ステップS2)と、処理対象データのバックアップが完了したときの状態であるDB同期状態(ステップS3)との動作を、図11を参照して説明する。
まず、OLTPサーバ300は、図11の矢印Y61に示すように、メモリ装置305にロードしてインメモリデータベースを構築している処理対象データを、DBサーバ400に戻して記憶する処理を開始する。このとき、OLTPサーバ300は、通常は、メモリ装置305上の処理対象データを、一定の時間間隔や任意のタイミングでDBサーバ400にバックアップする処理を行っているが、かかる機能を停止して、バックアップするタイミングでなくても、バックアップを開始する。
そして、上記DBセーブ状態であり、OLTPサーバ300からDBサーバ400への処理対象データのバックアップが完了するまでの間に、処理システム11等からAPサーバ200を介して、OLTPサーバ300に処理要求が出されることがある(図11の矢印Y62参照)。この場合には、基本的には、処理要求をバッファBに保持し、当該処理要求にかかる処理を保留する。
但し、このとき、OLTPサーバ300は、処理システム11等からの処理要求が、更新順序を保つ必要がある処理であるであるか否かを、処理要求の内容から判断する。例えば、OLTPサーバ300に、更新順序を保つ必要がある処理を特定する情報を登録しておき、実際に受けた処理要求の内容から、当該処理要求が更新順序を保つ必要がある処理であるかを判定する。そして、受け付けた処理要求が、更新順序を保つ必要がある処理である場合には、上述したように処理要求にかかる処理を保留する。一方で、受け付けた処理要求が、更新順序を保つ必要がない処理である場合には、DBサーバ400に記憶されている処理対象データに対して、処理要求にかかる処理を実行する(図11の矢印Y63)。
なお、OLTPサーバ300は、処理要求を受けたときに、当該処理要求が処理の対象としている処理対象データごとに、処理を行う順番を表す処理順序を記憶しておく。例えば、処理対象データごとに、処理要求を受けた順序を記憶しておく。そして、上述したように、DBサーバ400に対して処理対象データの処理を行った処理要求については、処理が完了している旨を処理順序と共に登録しておく。
そして、上述したDBセーブ状態の終了後、つまり、OLTPサーバ300からDBサーバ400への処理対象データのバックアップが完了した後に、処理を保留した処理要求にかかる処理を、DBサーバ400に記憶されている処理対象データに対して実行する(図11の矢印Y64)。このとき、上述したように記憶している処理対象データ毎の処理順序を参照して、処理が保留されている処理要求に対して、処理順序が遅い同一の処理対象データに対する処理要求が既に処理されていることが登録されていた場合には、処理順序が早い方の処理要求に対する処理は、未処理であっても実行しない。これにより、DBサーバ400にて処理対象データが最新の状態に保たれる。
[DBロード状態]
次に、DBサーバ400からOLTPサーバ300のメモリ装置305に、処理対象データを読み出すときの状態である図5のDBロード状態(ステップS5)の動作を、図12乃至図14を参照して説明する。
まず、OLTPサーバ300は、図12の矢印Y71に示すように、DBサーバ400に記憶されている所在管理テーブル401を読み出し、このうち、所在が「TAM&DB」である処理対象データの識別情報であるFOIDを抽出する。つまり、DBサーバ400にバックアップされる前に、OLTPサーバ300のメモリ装置305に格納されていた処理対象データのFOIDを抽出する。図12の例では、まず、「キー(1)」、「キー(3)」、「キー(4)」のFOIDが抽出される。
そして、この抽出したFOIDにて特定される処理対象データのマスタデータが、DBサーバ400にバックアップされる前に格納されていたOLTPサーバ300を、マスタ管理テーブル402から特定する(図12の矢印Y72)。図12の例では、FOIDが「キー(1)」のマスタデータは、「#1」のOLTPサーバ300に読み出されることが特定される。
その後、OLTPサーバ300は、自サーバがマスタデータを記憶していた処理対象データを、FOIDを参照してDBサーバ400から読み出し、自サーバのメモリ装置305に記憶保持する(図12の矢印Y73)。図12の例では、例えば、「#1」のOLTPサーバ300が、FOIDが「キー(1)」である処理対象データを、DBサーバ400から自サーバ300のメモリ装置305にロードする。
続いて、OLTPサーバ300は、メモリ装置305にマスタデータをロードした後に、当該マスタデータを他のOLTPサーバのメモリ装置にコピーする。例えば、図13の例では、OLTPサーバ310が処理対象データのマスタデータ(FOデータ)からなる「FOデータ群1」311をメモリ装置にDBサーバ400からロードした場合には、この「FOデータ群1」311を他のOLTPサーバ320,330のメモリ装置に、符号321,331に示すようコピーする(矢印Y81,Y82)。他のFOデータ群についても同様に、マスタデータをロードしたOLTPサーバが、他のOLTPサーバにコピーする(矢印Y83,Y84,Y85,Y86)。
これにより、DBサーバ400からOLTPサーバ300に処理対象データをロードするときに、当該OLTPサーバ300によるDBサーバ400に対するアクセス回数を抑制でき、迅速にインメモリデータベースを構築でき、フロントシステム20におけるインメモリデータベースを用いた処理再開の高速化を図ることができる。そして、複数のOLTPサーバ300にて処理対象データのインメモリデータベースを構築した後には、当該インメモリデータベース上で、後にAPサーバ200から振り分けられた処理要求にかかる処理を実行する。
なお、上記DBロード状態であり、DBサーバ400からOLTPサーバ300への処理対象データの読み出し、つまり、インメモリデータベースの構築が完了するまでの間に(図14の矢印Y91)、処理システム11等からAPサーバ200を介して、OLTPサーバ300に処理要求が出されることがある(図14の矢印Y92)。この場合に、OLTPサーバ300は、処理要求をバッファBに保持し、当該処理要求にかかる処理を保留する。
但し、このとき、OLTPサーバ300は、DBサーバ400から所在管理テーブル303を読み出して、処理要求にかかる処理対象データの所在を確認する。そして、処理要求にかかる処理対象データの所在が、「DB」のみである場合には、DBロード状態であっても、DBサーバ400に対して処理要求にかかる処理を実行する。これは、処理要求の対象となっている処理対象データは、そもそもOLTPサーバ300には読み出されないため、当該OLTPサーバ300によるロードを待つ必要が無く、DBサーバ400に記憶されている処理対象データに対して処理を行っても影響はないことによる。
そして、OLTPサーバ300は、DBサーバ400からOLTPサーバ300への処理対象データの読み出しが完了した後に、バッファBに保持している処理要求を、OLTPサーバ300のメモリ装置305上、つまり、インメモリデータベース上で処理する。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における情報処理システムの構成の概略を、図15のブロック図を参照して説明する。また、本発明におけるサーバ装置、プログラム、情報処理方法の構成の概略について説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
処理対象データ2100を記憶する補助記憶装置2000と、この補助記憶装置2000から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置1100を装備するサーバ装置1000と、を備え、
前記サーバ装置1000は、前記補助記憶装置2000に記憶されている前記処理対象データ2100の一部を前記メモリ装置1100に読み出すデータ読み出し手段1001と、前記メモリ装置1100上で前記処理対象データに対する処理を行うインメモリデータ管理手段1002と、前記メモリ装置1100に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置2000に戻して記憶するデータ格納手段1003と、を備えると共に、
前記補助記憶装置2000は、前記メモリ装置1100上の前記処理対象データを前記補助記憶装置2000に戻して記憶する前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報2001を、当該処理対象データと関連付けて記憶しており、
前記サーバ装置1000の前記データ読み出し手段1001は、前記格納場所情報2001に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置1100である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データ2100を前記補助記憶装置2000から前記メモリ装置1100に読み出す、
情報処理システム。
(付記2)
付記1に記載の情報処理システムであって、
前記補助記憶装置は、前記処理対象データ自体と、当該処理対象データを識別する識別情報と、を関連付けて記憶すると共に、前記処理対象データを識別する識別情報と、当該処理対象データの前記格納場所情報と、を関連付けた格納場所管理テーブルを記憶しており、
前記サーバ装置の前記データ読み出し手段は、前記格納場所管理テーブルに基づいて、前記格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データの識別情報を特定して、当該識別情報に対応する前記処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出す、
情報処理システム。
(付記3)
付記2に記載の情報処理システムであって、
前記サーバ装置を複数備えると共に、
前記補助記憶装置は、前記処理対象データの識別情報と、当該処理対象データのマスタデータが記憶されている前記メモリ装置が装備された前記サーバ装置を特定する情報と、を関連付けて記憶しており、
前記サーバ装置の前記データ読み出し手段は、前記格納場所管理テーブルに基づいて、前記格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データの識別情報に対応する前記処理対象データのマスタデータが記憶される前記サーバ装置を特定し、当該サーバ装置が装備する前記メモリ装置に前記処理対象データを格納すると共に、当該処理対象データの複製となるスレーブデータを他の前記サーバ装置が装備する前記メモリ装置にコピーする、
情報処理システム。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の情報処理システムであって、
前記サーバ装置の前記インメモリデータ管理手段は、前記データ読み出し手段にて前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求を保持し、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記保持している処理要求に対する処理を前記メモリ装置上で実行する、
情報処理システム。
(付記5)
付記4に記載の情報処理システムであって、
前記サーバ装置の前記インメモリデータ管理手段は、前記データ読み出し手段にて前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求のうち、前記補助記憶装置に記憶された前記格納場所情報に基づいて、格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データに対する処理要求を、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記メモリ装置上で処理し、格納場所が前記補助記憶装置である前記処理対象データに対する処理要求を前記補助記憶装置上で処理する、
情報処理システム。
(付記6)
付記1乃至5のいずれかに記載の情報処理システムであって、
前記サーバ装置の前記インメモリデータ管理手段は、前記データ格納手段にて前記メモリ装置に保持されていた前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶する処理が完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求を保持し、当該処理対象データの前記補助記憶装置への格納が完了した後に当該補助記憶装置上で前記処理対象データに対する前記処理要求を処理する、
情報処理システム。
(付記7)
付記6に記載の情報処理システムであって、
前記サーバ装置の前記インメモリデータ管理手段は、前記データ格納手段にて前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データの前記補助記憶装置への格納が完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求のうち、更新順序を保つ必要のある処理要求は保持して、前記処理対象データの前記補助記憶装置への格納が完了した後に当該補助記憶装置上で前記処理要求を処理し、更新順序を保つ必要のない処理要求は、前記処理対象データの前記補助記憶装置への格納が完了する前であっても当該補助記憶装置上で処理する、
情報処理システム。
(付記8)
付記7に記載の情報処理システムであって、
前記サーバ装置の前記インメモリデータ管理手段は、前記データ格納手段にて前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データの前記補助記憶装置への格納が完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求の処理順序を記憶し、同一の前記処理対象データに対する処理要求のうち、処理順序が早い未処理の処理要求に対して処理順序が遅い処理要求が前記補助記憶装置に対して既に処理されている場合には、前記処理順序が早い処理要求の処理を実行しない、
情報処理システム。
(付記9)
処理対象データを記憶する補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備したサーバ装置であって、
前記補助記憶装置に、前記メモリ装置上の前記処理対象データが前記サーバ装置から前記補助記憶装置に戻して記憶される前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報が、当該処理対象データと関連付けて記憶されており、
前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出すデータ読み出し手段と、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うインメモリデータ管理手段と、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶するデータ格納手段と、を備え、
前記データ読み出し手段は、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出す、
サーバ装置。
(付記10)
付記9に記載のサーバ装置であって、
前記インメモリデータ管理手段は、前記データ読み出し手段にて前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求を保持し、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記保持している処理要求に対する処理を前記メモリ装置上で実行する、
サーバ装置。
(付記11)
処理対象データを記憶する補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備したサーバ装置に組み込まれるプログラムであって、
前記補助記憶装置に、前記メモリ装置上の前記処理対象データが前記サーバ装置から前記補助記憶装置に戻して記憶される前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報が、当該処理対象データと関連付けて記憶されている場合に、
前記サーバ装置に、前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出すデータ読み出し手段と、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うインメモリデータ管理手段と、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶するデータ格納手段と、を実現すると共に、
前記データ読み出し手段は、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出す、
プログラム。
(付記12)
付記11に記載のプログラムであって、
前記インメモリデータ管理手段は、前記データ読み出し手段にて前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求を保持し、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記保持している処理要求に対する処理を前記メモリ装置上で実行する、
プログラム。
(付記13)
処理対象データを記憶する補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備したサーバ装置による情報処理方法であって、
前記補助記憶装置に、前記メモリ装置上の前記処理対象データが前記サーバ装置から前記補助記憶装置に戻して記憶される前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報が、当該処理対象データと関連付けて記憶されており、
前記サーバ装置が、前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出し、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行い、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶する処理を行うと共に、
前記サーバ装置が、前記補助記憶装置から前記処理対象データの読み出し時に、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出す、
情報処理方法。
(付記14)
付記13に記載の情報処理方法であって、
前記サーバ装置が、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うときに、前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求を保持し、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記保持している処理要求に対する処理を前記メモリ装置上で実行する、
情報処理方法。
11〜13 処理システム
20 フロントシステム
21,31 通信サーバ
22,32,200 APサーバ
23,33,300,310,320,330 OLTPサーバ
24,34,400 DBサーバ
30 バックアップシステム
201 振り分け部
202,306 データ管理テーブル
301 データ読み出し部
302 インメモリデータ管理部
303 データ格納部
305 メモリ装置
307 メモリテーブル
308 インメモリデータベース
311,312,313,321,322,323,331,332,333 FOデータ群
401 所在管理テーブル
402 マスタ管理テーブル
403 データ記憶部
1000 サーバ装置
1001 データ読み出し手段
1002 インメモリデータ管理手段
1003 データ格納手段
1100 メモリ装置
2000 補助記憶装置
2001 格納場所情報
2100 処理対象データ

Claims (14)

  1. 処理対象データを記憶する補助記憶装置と、この補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備するサーバ装置と、を備え、
    前記サーバ装置は、前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出すデータ読み出し手段と、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うインメモリデータ管理手段と、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶するデータ格納手段と、を備えると共に、
    前記補助記憶装置は、前記メモリ装置上の前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶する前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報を、当該処理対象データと関連付けて記憶しており、
    前記サーバ装置の前記データ読み出し手段は、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出し、
    さらに、前記補助記憶装置は、前記処理対象データ自体と、当該処理対象データを識別する識別情報と、を関連付けて記憶すると共に、前記処理対象データを識別する識別情報と、当該処理対象データの前記格納場所情報と、を関連付けた格納場所管理テーブルを記憶しており、
    前記サーバ装置の前記データ読み出し手段は、前記格納場所管理テーブルに基づいて、前記格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データの識別情報を特定して、当該識別情報に対応する前記処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出す、
    情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記サーバ装置を複数備えると共に、
    前記補助記憶装置は、前記処理対象データの識別情報と、当該処理対象データのマスタデータが記憶されている前記メモリ装置が装備された前記サーバ装置を特定する情報と、を関連付けて記憶しており、
    前記サーバ装置の前記データ読み出し手段は、前記格納場所管理テーブルに基づいて、前記格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データの識別情報に対応する前記処理対象データのマスタデータが記憶される前記サーバ装置を特定し、当該サーバ装置が装備する前記メモリ装置に前記処理対象データを格納すると共に、当該処理対象データの複製となるスレーブデータを他の前記サーバ装置が装備する前記メモリ装置にコピーする、
    情報処理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理システムであって、
    前記サーバ装置の前記インメモリデータ管理手段は、前記データ読み出し手段にて前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求を保持し、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記保持している処理要求に対する処理を前記メモリ装置上で実行する、
    情報処理システム。
  4. 請求項3に記載の情報処理システムであって、
    前記サーバ装置の前記インメモリデータ管理手段は、前記データ読み出し手段にて前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求のうち、前記補助記憶装置に記憶された前記格納場所情報に基づいて、格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データに対する処理要求を、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記メモリ装置上で処理し、格納場所が前記補助記憶装置である前記処理対象データに対する処理要求を前記補助記憶装置上で処理する、
    情報処理システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理システムであって、
    前記サーバ装置の前記インメモリデータ管理手段は、前記データ格納手段にて前記メモリ装置に保持されていた前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶する処理が完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求を保持し、当該処理対象データの前記補助記憶装置への格納が完了した後に当該補助記憶装置上で前記処理対象データに対する前記処理要求を処理する、
    情報処理システム。
  6. 請求項5に記載の情報処理システムであって、
    前記サーバ装置の前記インメモリデータ管理手段は、前記データ格納手段にて前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データの前記補助記憶装置への格納が完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求のうち、更新順序を保つ必要のある処理要求は保持して、前記処理対象データの前記補助記憶装置への格納が完了した後に当該補助記憶装置上で前記処理要求を処理し、更新順序を保つ必要のない処理要求は、前記処理対象データの前記補助記憶装置への格納が完了する前であっても当該補助記憶装置上で処理する、
    情報処理システム。
  7. 請求項6に記載の情報処理システムであって、
    前記サーバ装置の前記インメモリデータ管理手段は、前記データ格納手段にて前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データの前記補助記憶装置への格納が完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求の処理順序を記憶し、同一の前記処理対象データに対する処理要求のうち、処理順序が早い未処理の処理要求に対して処理順序が遅い処理要求が前記補助記憶装置に対して既に処理されている場合には、前記処理順序が早い処理要求の処理を実行しない、
    情報処理システム。
  8. 処理対象データを記憶する補助記憶装置と、この補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備するサーバ装置と、を備え、
    前記サーバ装置は、前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出すデータ読み出し手段と、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うインメモリデータ管理手段と、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶するデータ格納手段と、を備えると共に、
    前記補助記憶装置は、前記メモリ装置上の前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶する前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報を、当該処理対象データと関連付けて記憶しており、
    前記サーバ装置の前記データ読み出し手段は、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出し、
    前記サーバ装置の前記インメモリデータ管理手段は、前記データ読み出し手段にて前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求を保持し、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記保持している処理要求に対する処理を前記メモリ装置上で実行し、
    さらに、前記サーバ装置の前記インメモリデータ管理手段は、前記データ読み出し手段にて前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求のうち、前記補助記憶装置に記憶された前記格納場所情報に基づいて、格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データに対する処理要求を、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記メモリ装置上で処理し、格納場所が前記補助記憶装置である前記処理対象データに対する処理要求を前記補助記憶装置上で処理する、
    情報処理システム。
  9. 処理対象データを記憶する補助記憶装置と、この補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備するサーバ装置と、を備え、
    前記サーバ装置は、前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出すデータ読み出し手段と、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うインメモリデータ管理手段と、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶するデータ格納手段と、を備えると共に、
    前記補助記憶装置は、前記メモリ装置上の前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶する前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報を、当該処理対象データと関連付けて記憶しており、
    前記サーバ装置の前記データ読み出し手段は、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出し、
    前記サーバ装置の前記インメモリデータ管理手段は、前記データ格納手段にて前記メモリ装置に保持されていた前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶する処理が完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求を保持し、当該処理対象データの前記補助記憶装置への格納が完了した後に当該補助記憶装置上で前記処理対象データに対する前記処理要求を処理する、
    情報処理システム。
  10. 処理対象データを記憶する補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備したサーバ装置であって、
    前記補助記憶装置に、前記メモリ装置上の前記処理対象データが前記サーバ装置から前記補助記憶装置に戻して記憶される前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報が、当該処理対象データと関連付けて記憶されており、
    前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出すデータ読み出し手段と、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うインメモリデータ管理手段と、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶するデータ格納手段と、を備え、
    前記データ読み出し手段は、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出し、
    前記インメモリデータ管理手段は、前記データ読み出し手段にて前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求を保持し、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記保持している処理要求に対する処理を前記メモリ装置上で実行し、
    さらに、前記インメモリデータ管理手段は、前記データ読み出し手段にて前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求のうち、前記補助記憶装置に記憶された前記格納場所情報に基づいて、格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データに対する処理要求を、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記メモリ装置上で処理し、格納場所が前記補助記憶装置である前記処理対象データに対する処理要求を前記補助記憶装置上で処理する、
    サーバ装置。
  11. 処理対象データを記憶する補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備したサーバ装置であって、
    前記補助記憶装置に、前記メモリ装置上の前記処理対象データが前記サーバ装置から前記補助記憶装置に戻して記憶される前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報が、当該処理対象データと関連付けて記憶されており、
    前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出すデータ読み出し手段と、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うインメモリデータ管理手段と、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶するデータ格納手段と、を備え、
    前記データ読み出し手段は、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出し、
    さらに、前記補助記憶装置は、前記処理対象データ自体と、当該処理対象データを識別する識別情報と、を関連付けて記憶すると共に、前記処理対象データを識別する識別情報と、当該処理対象データの前記格納場所情報と、を関連付けた格納場所管理テーブルを記憶しており、
    前記データ読み出し手段は、前記格納場所管理テーブルに基づいて、前記格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データの識別情報を特定して、当該識別情報に対応する前記処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出す、
    サーバ装置。
  12. 処理対象データを記憶する補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備したサーバ装置であって、
    前記補助記憶装置に、前記メモリ装置上の前記処理対象データが前記サーバ装置から前記補助記憶装置に戻して記憶される前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報が、当該処理対象データと関連付けて記憶されており、
    前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出すデータ読み出し手段と、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うインメモリデータ管理手段と、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶するデータ格納手段と、を備え、
    前記データ読み出し手段は、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出し、
    前記インメモリデータ管理手段は、前記データ格納手段にて前記メモリ装置に保持されていた前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶する処理が完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求を保持し、当該処理対象データの前記補助記憶装置への格納が完了した後に当該補助記憶装置上で前記処理対象データに対する前記処理要求を処理する、
    サーバ装置。
  13. 処理対象データを記憶する補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備したサーバ装置に組み込まれるプログラムであって、
    前記補助記憶装置に、前記メモリ装置上の前記処理対象データが前記サーバ装置から前記補助記憶装置に戻して記憶される前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報が、当該処理対象データと関連付けて記憶されている場合に、
    前記サーバ装置に、前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出すデータ読み出し手段と、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うインメモリデータ管理手段と、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶するデータ格納手段と、を実現すると共に、
    前記データ読み出し手段は、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出し、
    前記インメモリデータ管理手段は、前記データ読み出し手段にて前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求を保持し、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記保持している処理要求に対する処理を前記メモリ装置上で実行し、
    さらに、前記インメモリデータ管理手段は、前記データ読み出し手段にて前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求のうち、前記補助記憶装置に記憶された前記格納場所情報に基づいて、格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データに対する処理要求を、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記メモリ装置上で処理し、格納場所が前記補助記憶装置である前記処理対象データに対する処理要求を前記補助記憶装置上で処理する、
    プログラム。
  14. 処理対象データを記憶する補助記憶装置から読み出された前記処理対象データを記憶保持するメモリ装置を装備したサーバ装置による情報処理方法であって、
    前記補助記憶装置に、前記メモリ装置上の前記処理対象データが前記サーバ装置から前記補助記憶装置に戻して記憶される前における前記処理対象データの格納場所を表す格納場所情報が、当該処理対象データと関連付けて記憶されており、
    前記サーバ装置が、前記補助記憶装置に記憶されている前記処理対象データの一部を前記メモリ装置に読み出し、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行い、前記メモリ装置に記憶保持されている前記処理対象データを前記補助記憶装置に戻して記憶する処理を行うと共に、
    前記サーバ装置が、前記補助記憶装置から前記処理対象データの読み出し時に、前記格納場所情報に基づいて、前記処理対象データの格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データを特定して、当該特定した処理対象データを前記補助記憶装置から前記メモリ装置に読み出し、
    前記サーバ装置が、前記メモリ装置上で前記処理対象データに対する処理を行うときに、前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求を保持し、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記保持している処理要求に対する処理を前記メモリ装置上で実行し、
    さらに、前記サーバ装置が、前記補助記憶装置から前記メモリ装置に前記処理対象データの読み出しが完了するまでに受け付けた前記処理対象データに対する処理要求のうち、前記補助記憶装置に記憶された前記格納場所情報に基づいて、格納場所が前記メモリ装置である前記処理対象データに対する処理要求を、当該処理対象データの前記メモリ装置への読み出しが完了した後に前記メモリ装置上で処理し、格納場所が前記補助記憶装置である前記処理対象データに対する処理要求を前記補助記憶装置上で処理する、
    情報処理方法。
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