JP5690316B2 - フェムトセル基地局、負荷分散方法、および負荷分散プログラム - Google Patents

フェムトセル基地局、負荷分散方法、および負荷分散プログラム Download PDF

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Description

本発明に係るいくつかの態様は、例えば、それぞれ異なる周波数で移動局と通信可能な複数の本体装置を備えるフェムトセル基地局、通信品質確認方法、および通信品質確認プログラムに関する。
従来、フェムトセル基地局として、公衆回線のバックホール回線を用いてインターネット網に有線で接続されるリレーフェムト基地局を備える無線システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−147051号公報
ところで、従来のフェムトセル基地局は、通信機器が故障したり、他の基地局との間で通信を開始したりすると、移動局との間の通信が停止し、移動局にサービスを提供できないおそれがあった。
この問題を解決するために、複数のフェムトセル基地局を設置し、一のフェムトセル基地局が移動局との通信を停止しても、他のフェムトセル基地局が移動局との間で通信を継続してサービスを提供する方法が考えられる。
しかしながら、この方法では、通信を停止していた一のフェムトセル基地局が通信を再開しても、移動局は他のフェムトセル基地局との通信を続けるため、一のフェムトセル基地局と他のフェムトセル基地局との間で負荷(通信量)の偏りが生じてしまう場合があった。
本発明のいくつかの態様は前述の問題に鑑みてなされたものであり、負荷(通信量)を分散させることのできるフェムトセル基地局、負荷分散方法、および負荷分散プログラムを提供することを目的の1つとする。
本発明に係るフェムトセル基地局は、それぞれ異なる周波数で移動局と通信可能な複数の本体装置を備え、各本体装置は、他の本体装置の送信状態を監視する監視部と、監視部により監視された他の本体装置の送信状態に基づいて、当該本体装置の所定の設定値を制御する設定値制御部と、を備える。
好ましくは、設定値制御部は、監視部により他の本体装置の送信の停止が検出されたときに、前述の所定の設定値の値を増やす。
好ましくは、設定値制御部は、監視部により他の本体装置の送信の再開が検出されたときに、前述の所定の設定値を元の値に戻す。
好ましくは、各本体装置は、移動局から送信される接続要求に対して応答を送信する接続応答部をさらに備え、接続応答部は、監視部により他の本体装置の送信の再開が検出されたときに、接続要求の送信先を他の本体装置に変更させる応答を送信する。
好ましくは、各本体装置は、移動局から送信される通話要求に対して応答を送信する通話応答部をさらに備え、通話応答部は、通話中の移動局の数が所定数に達したときに、通話要求の送信先を他の本体装置に変更させる応答を送信する。
好ましくは、各本体装置は、他の本体装置が送信を停止する時間帯に基づいて、当該本体装置が送信を停止する時間帯を設定する送信停止設定部をさらに備える。
好ましくは、各本体装置は、監視部により監視された他の本体装置の送信状態に基づいて、警報を出力する警報出力部をさらに備える。
また、本発明に係る負荷分散方法は、それぞれ異なる周波数で移動局と通信可能な複数の本体装置を備えるフェムトセル基地局の各本体装置が、他の本体装置の送信状態を監視し、各本体装置が、監視された他の本体装置の送信状態に基づいて、当該本体装置の所定の設定値を制御する。
また、本発明に係る負荷分散プログラムは、それぞれ異なる周波数で移動局と通信可能な複数の本体装置を備えるフェムトセル基地局の各本体装置が、他の本体装置の送信状態を監視するステップと、各本体装置が、監視された他の本体装置の送信状態に基づいて、当該本体装置の所定の設定値を制御するステップと、を備える。
本発明のフェムトセル基地局、負荷分散方法、および負荷分散プログラムによれば、監視部により監視された他の本体装置の送信状態に基づいて、自己の本体装置の所定の設定値を制御することにより、他の本体装置の送信状態に応じて自己の通信能力(キャパシティまたは通信容量)を柔軟に(臨機応変に)変更することが可能となる。これにより、フェムトセル基地局は、複数の本体装置のうちの1つが送信を停止したときや、送信を停止していた本体装置が送信を再開したときでも、複数の本体装置の間で負荷(通信量)を分散することができる。
一実施形態における全体ネットワークの概略構成を説明する構成図である。 図1に示したフェムトセル基地局の構成を説明するブロック図である。 図2に示した本体装置が自己の所定の設定値を制御する動作を説明するフローチャートである。 図2に示した本体装置が通話要求に対して応答を送信する動作を説明するフローチャートである。 図2に示した本体装置が送信を停止する時間帯を設定する動作を説明するフローチャートである。
以下に本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものである。したがって、具体的な寸法などは以下の説明を照らし合わせて判断するべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。なお、以下の説明において、図面の上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」という。
図1ないし図5は、本発明に係るフェムトセル基地局、負荷分散方法、および負荷分散プログラムの一実施形態を示すためのものである。図1は、一実施形態における全体ネットワークWNの概略構成を説明する構成図である。図1に示すように、全体ネットワークWNは、移動局M1と、フェムトセル基地局10と、インターネット網INと、ゲートウェイ装置GWと、コアネットワークCNと、を備える。
移動局M1は、例えば、スマートフォンなどの携帯電話機である。移動局M1は、フェムトセル基地局10との間で、所定の通信方式、例えば、符号分割多重接続方式により、無線通信を行う。
フェムトセル基地局10は、例えば、屋内や地下などに設置され、ブロードバンド回線BLを介してインターネット網INに接続する。ブロードバンド回線BLは、例えば、xDSL(Digital Subscriber Line)、同軸ケーブル、光ファイバーなどの高速データ回線である。フェムトセル基地局10は、移動局M1がインターネット網INを介して通話またはデータ通信するのを中継する。
インターネット網INは、TCP/IPプロトコルに準拠したネットワークである。
ゲートウェイ装置GWは、例えば、セキュリティゲートウェイやパケットデータゲートウェイである。ゲートウェイ装置GWは、インターネット網50とコアネットワークCNとの間の通信を中継する。
コアネットワークCNは、移動通信事業者が運用、管理するネットワークである。コアネットワークCNには、例えば、移動局M1を位置登録するためのロケーションレジスタLRと、管理サーバSと、が接続される。
図2は、図1に示したフェムトセル基地局10の構成を説明するブロック図である。図2に示すように、フェムトセル基地局10は、アンテナ11と、混合部12と、2つの本体装置20A,20Bと、を備える。
アンテナ11は、移動局M1との間で電波(電磁波)を送受信する。アンテナ11は、複数の周波数帯の電波を放射(輻射)および受波可能である。
混合部12は、本体装置20Aから入力される信号、および本体装置20Bから入力される信号をアンテナ11に出力する。本体装置20Aから入力される信号と本体装置20Bから入力される信号とは、互いに異なる周波数帯の信号である。また、混合部12は、アンテナ11が受波(受信)した信号を本体装置20Aおよび本体装置20Bに出力する。混合部12は、例えば、混合器などで構成可能である。
本体装置20A,20Bは、それぞれ、無線通信部21と、ネットワーク通信部22と、制御部23と、を備える。
無線通信部21は、所定の周波数帯で混合部12およびアンテナ11を介して移動局M1との間で通信(送受信)可能である。これにより、本体装置20A,20Bは、それぞれ、アンテナ11を介してフェムト基地局10の通信エリア内に位置する移動局と通信することができるので、同時に通信可能な移動局の数を増加させることができる。所定の周波数帯は、本体装置20Aと本体装置20Bとの間で異なる周波数帯が割り当てられる。
ネットワーク通信部22は、UDP(User Datagram Protocol)などの所定の通信プロトコルに従い、図1に示したブロードバンド回線BLを介して通信するためのものである。
制御部23は、無線通信部21、ネットワーク通信部22などの各本体装置20A,20Bの各部を制御するためのものである。制御部23は、例えば、CPU、ROMやRAMなどのメモリ、入出力インターフェースなどで構成することが可能である。また、制御部23は、その機能構成として、監視部30と、設定値制御部40と、接続応答部50と、通話応答部60と、送信停止設定部70と、警報出力部80と、を備える。
監視部30は、他の本体装置の送信信号に基づいて、他の本体装置の送信状態を監視する。例えば、本体装置20Aの監視部30は、本体装置20Bの送信信号に基づいて、本体装置20Bの送信状態を監視する。他の本体装置の送信信号は、混合部12を介して入力される。監視部30は、他の本体装置の送信状態を監視することで、例えば、他の本体装置の送信の開始、停止、および停止後の再開などを検出することができる。
設定値制御部40は、監視部30により監視された他の本体装置の送信状態に基づいて、自己の本体装置が有する所定の設定値(パラメータ)を制御する。例えば、本体装置20Aの設定値制御部40は、本体装置20Bの送信状態に基づいて、本体装置20Aが有する所定の設定値を変更する。所定の設定値は、例えば、在圏数の上限値(最大値)、同時通話数の上限値(最大値)などであり、あらかじめ初期値が設定される。
通常、各本体装置20A,20Bの所定の設定値は、不測の事態に備えるためや安定して稼働させるために、通信能力(キャパシティまたは通信容量)の限度よりもかなり低い値が初期値として設定される。ここで、複数の本体装置のうち1つが送信を停止した場合、送信を停止した本体装置と通信していた移動局は残りの本体装置と通信しようとする。この場合、当該残りの本体装置が、自己の設定値を変更して通信能力を上げることで、フェムトセル基地局10と通信可能な移動局の数を維持、または減少を抑制することが可能となる。また、送信を停止していた本体装置が送信を再開した場合でも、移動局は当該残りの本体装置と通信し続ける。この場合、当該残りの本体装置が自己の設定値を変更して通信能力を下げることで、負荷が高くなっていた残りの本体装置の負荷(通信量)を低減するとともに、送信を再開した本体装置と移動局とが通信することで、負荷(通信量)の偏りを解消することが可能となる。よって、監視部30により監視された他の本体装置の送信状態に基づいて、自己の本体装置の所定の設定値を制御することにより、他の本体装置の送信状態に応じて自己の通信能力(キャパシティまたは通信容量)を柔軟に(臨機応変に)変更することが可能となる。
具体的には、設定値制御部40は、監視部30により監視された他の本体装置の送信の停止が検出されたときに、所定の設定値の値を増やす。例えば、本体装置20Aの設定値制御部40は、本体装置20Bの送信の停止が検出されたときに、本体装置20Aの在圏数の上限値(最大値)および同時通話数の上限値(最大値)の少なくとも一方の値を増やす。これにより、本体装置20Aは一時的に自己の通信能力(キャパシティまたは通信容量)を上げることができ、フェムトセル基地局10は、本体装置20Bが送信を停止している間、停止前の本体装置20Bの負荷を本体装置20Aに分散させることができる。
また、設定値制御部40は、監視部30により監視された他の本体装置の送信の再開が検出されたときに、所定の設定値の値を元に戻す。例えば、本体装置20Aの設定値制御部40は、送信を停止していた本体装置20Bの送信の再開が検出されたときに、増やしていた本体装置20Aの在圏数の上限値(最大値)および同時通話数の上限値(最大値)の少なくとも一方を元の値、すなわち、初期値に戻す。これにより、フェムトセル基地局10は、一時的に増加していた本体装置20Aの負荷を、本体装置20Bが送信を再開した後、本体装置20Bに分散させることができる。
接続応答部50は、移動局M1から送信される接続要求に対して応答を送信する。例えば、移動局M1から無線通信部21を介して接続要求の信号を受信した本体装置10Aの接続応答部50は、無線通信部21を介して応答信号を送信する。
具体的には、接続応答部50は、監視部30により監視された他の本体装置の送信の再開が検出されたときに、接続要求の送信先を当該他の本体装置に変更(リダイレクト)させる応答を送信する。例えば、本体装置20Aの接続応答部50は、送信を停止していた本体装置20Bの送信の再開が検出されたときに、移動局M1から送信された接続要求を拒絶(拒否)し、接続要求の送信先を本体装置20Bに変更(リダイレクト)させる応答を送信する。これにより、フェムトセル基地局10は、一時的に負荷が高くなっていた本体装置20Aから送信を再開した本体装置20Bへ、負荷の分散を促進することができる。
なお、監視部30により監視された他の本体装置の送信の再開が検出されたときに、先に、自己の本体装置と接続中の移動局に対して接続を切断するようにしてもよい。この場合、接続を切断された移動局は、再び当該本体装置に接続要求を送信すると考えられるが、接続応答部50の応答により、接続先を他の本体装置に変更(リダイレクト)される。これにより、さらにスムーズ(円滑)に負荷の分散を促進することができる。
また、本実施形態では、接続要求の送信先を当該他の本体装置に変更(リダイレクト)させる応答を送信するか否かを接続応答部50自身が判定する例を示したが、これに限定されない。例えば、各本体装置20A,20Bは、ネットワーク通信部22を介して自己の本体装置と接続中の移動局の数をコアネットワークCNの管理サーバSに送信するようにしてもよい。この場合、管理サーバSは、各本体装置20A,20Bに接続中の移動局の数に基づいて、例えば、接続中の移動局の数が多い本体装置に、移動局M1から送信された接続要求を拒絶(拒否)する指示信号を送信する。当該指示信号を受信した本体装置の接続応答部50は、他の本体装置の送信の再開が検出されたか否かにかかわらず、移動局M1から送信された接続要求を拒絶(拒否)する応答を送信する。この方法によっても、相対的に負荷が高い本体装置から相対的に負荷の低い本体装置へ、負荷の分散を促進することができる。
通話応答部60は、移動局M1から送信される接続要求に対して応答を送信する。例えば、移動局M1から無線通信部21を介して通話要求の信号を受信した本体装置10Aの通話応答部60は、無線通信部21を介して応答信号を送信する。
具体的には、通話応答部60は、通話中の移動局の数が所定数に達したときに、通話要求の送信先を他の本体装置に変更(リダイレクト)させる応答を送信する。例えば、本体装置20Aの通話応答部60は、通話中の移動局の数が同時通話数の上限値(最大値)に達したときに、移動局M1から送信された通話要求を拒絶(拒否)し、通話要求の送信先を本体装置20Bに変更(リダイレクト)させる応答を送信する。これにより、フェムトセル基地局10は、本体装置20Aのキャパシティオーバーを防止することができるとともに、同時通話数の上限値(最大値)に達していた本体装置20Aから本体装置20Bへ、通話負荷の分散を促進することができる。
送信停止設定部70は、他の本体装置が送信を停止する時間帯に基づいて、自己の本体装置が送信を停止する時間帯を設定する。他の本体装置が送信を停止する時間帯は、他の本体装置の送信停止設定部70により、例えば、ネットワーク通信部22を介してコアネットワークCNの管理サーバSに送信される。管理サーバSは、各本体装置20A,20Bの送信停止設定部70から送信された時間帯を受信し、一の本体装置が送信を停止する時間帯を他の装置の送信停止設定部70に送信するとともに、他の本体装置が送信を停止する時間帯を一の装置の送信停止設定部70に送信する。
ここで、各本体装置20A,20Bは、例えば、フェムトセル基地局10の周辺基地局から周辺セル情報をサーチして受信する周辺基地局情報サーチ処理を定期的に行っており、周辺基地局情報サーチ処理の間は、移動局M1との通信(送受信)を停止する必要がある。このため、各本体装置20A,20Bは、あらかじめ定めた時間帯に送信を停止するように設定される。このため、本体装置20Aが送信を停止する時間帯と、本体装置20Aが送信を停止する時間帯とが重複すると、移動局M1はフェムトセル基地局10と通信できない時間帯が発生してしまう。よって、他の本体装置が送信を停止する時間帯に基づいて、自己の本体装置が送信を停止する時間帯を設定することにより、本体装置20Aが送信を停止する時間帯と、本体装置20Aが送信を停止する時間帯との重複を回避することができ、フェムトセル基地局10がサービスを提供し続けることができる。
警報出力部80は、監視部30により監視された他の本体装置の送信状態に基づいて、警報を出力する。例えば、本体装置20Aの警報出力部80は、監視部30により監視された本体装置20Bの送信状態に基づいて、警報を出力する。警報を出力する手段としては、例えば、警報ランプを点灯したり、スピーカなどの音声出力手段から警報音を出力したり、ディスプレイなどの表示手段に警報メッセージを出力したりする。または、警報出力部80は、コアネットワークCNに接続された管理サーバSに警報データを送信するようにしてもよい。この場合、管理サーバSはフェムトセル基地局10の送信状態を管理するサーバとして機能する。これにより、フェムトセル基地局10が備える複数の本体装置20A,20Bのうちの少なくとも1つが送信を停止したときに、フェムトセル基地局10を管理、運用する通信事業者に知らせることができ、例えば、本体装置の故障などに起因して送信が停止した場合に、通信事業者は迅速に対応することができる。
フェムトセル基地局10には、商用電源(図示省略)から電力が供給される。しかし、フェムトセル基地局10は商用電源から電力が供給される場合に限定されず、例えば、フェムトセル基地局10がキャパシタや二次電池などの蓄電装置を備えるようにしてもよい。
本実施形態では、監視部30、設定値制御部40、接続応答部50、通話応答部60、送信停止設定部70、および警報出力部80が、制御部23の一機能である例を示したが、これに限定されない。例えば、各本体装置20A,20Bが、監視部30、設定値制御部40、接続応答部50、通話応答部60、送信停止設定部70、および警報出力部80のうちの少なくとも1つをさらに備えるようにしてもよい。
次に、フェムトセル基地局10の動作について説明する。なお、前述したように、本体装置10Aと本体装置10Bとは、送受信する周波数帯が異なる点を除き、同一の構成を備えており、その動作についても、本体装置10Aと本体装置10Bとを入れ換えることで同一である。よって、以下の説明では、本体装置10Aの説明をもって本体装置10Bの説明を省略する。
図3は、図2に示した本体装置10Aが自己の所定の設定値を制御する動作を説明するフローチャートである。フェムトセル基地局10の本体装置20Aは、例えば、起動時に、制御部23が図3に示す設定値制御処理S110を実行する。
最初に、監視部30は、他の本体装置20Bの送信状態の監視を開始する(S111)。次に、監視部30は、混合部12および無線通信部21を介して入力される本体装置20Bの送信信号に基づいて、他の本体装置20Bが送信を停止したか否かを判定する(S112)。
S112の判定の結果、他の本体装置20Bの送信が停止していない、すなわち、他の本体装置20Bが送信している場合、監視部30は、本体装置20Bの送信の停止を検出するまで、S112のステップを繰り返す。
一方、S112の判定の結果、他の本体装置20Bが送信を停止している場合、本体装置10Aは、自己の設定値を変更して通信能力(キャパシティ)を上げなければ、キャパシティオーバーに陥るおそれがある。よって、設定値制御部40は、本体装置20Aの所定の設定値、例えば、例えば、在圏数の上限値(最大値)や同時通話数の上限値(最大値)の値を増やす(S113)。また、警報出力部80は警報を出力する(S114)。
次に、監視部30は、混合部12および無線通信部21を介して入力される本体装置20Bの送信信号に基づいて、他の本体装置20Bが送信を再開したか否かを判定する(S115)。
S115の判定の結果、他の本体装置20Bが送信を再開していない、すなわち、他の本体装置20Bが送信を停止したままである場合、監視部30は、他の本体装置20Bが送信を再開するまでS115のステップを繰り返す。
一方、S115の判定の結果、他の本体装置20Bが送信を再開した場合、本体装置10Aは、自己の設定値を変更して通信能力(キャパシティ)を下げなければ、負荷(通信量)が高いままになり、送信を再開した他の本体装置20Bとの間で負荷の偏りが生じるおそれがある。よって、設定値制御部40は、増やしていた本体装置20Aの所定の設定値、在圏数の上限値(最大値)や同時通話数の上限値(最大値)を元の値に戻す(S116)。
なお、本体装置20Bが送信を再開している場合には、本体装置20Bの送信が停止していた原因(理由)は解消したものと考えられる。よって、警報出力部80は、S114において出力した警報を停止するようにしてもよい。
また、接続応答部50は、移動局M1から送信された接続要求を拒絶(拒否)し、接続要求の送信先を他の本体装置20Bに変更(リダイレクト)させる応答を送信する(S117)。その後、制御部23は、設定値制御処理S110を終了する。
本実施形態では、フェムトセル基地局10の起動時に設定値制御処理S110を実行するようにしたが、これに限定されない。制御部23は、例えば、所定の間隔で定期的に、または、不定期に、設定値制御処理S110を実行するようにしてもよいし、設定値制御処理S110を終了せずに、本体装置20Aの作動中は常時実行するようにしてもよい。
また、本実施形態では、S112の判定の結果、本体装置20Bが送信を停止していた場合、S113において所定の設定値の値を増やし、S114において警報を出力するようにしたが、これに限定されない。制御部23は、S113およびS114のいずれか一方のみを行うようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、S115の判定の結果、本体装置20Bの送信が再開している場合、S116において所定の設定値を元の値を戻し、S117において接続要求の送信先を他の本体装置20Bに変更(リダイレクト)させる応答を送信するようにしたが、これに限定されない。制御部23は、S116およびS117のいずれか一方のみを行うようにしてもよい。
図4は、図2に示した本体装置10Aが通話要求に対して応答を送信する動作を説明するフローチャートである。フェムトセル基地局10の本体装置20Aは、例えば、起動時に、制御部23が図4に示す通話要求応答処理S120を実行する。
最初に、通話応答部60は、本体装置20Aを介して通話している(通話中の)移動局の数が所定数、例えば、同時通話数の上限値(最大値)、に達したか否かを判定する(S121)。
S121の判定の結果、通話中の移動局の数が所定数に達した場合、通話応答部60は、移動局M1から送信された通話要求を拒絶(拒否)し、通話要求の送信先を他の本体装置20Bに変更(リダイレクト)させる応答を送信する(S122)。
一方、S121の判定の結果、通話中の移動局の数が所定数に達していない場合、通話応答部60は、通話要求を許可する応答を送信する(S123)。
S122またはS123の終了後、通話応答部60は、本体装置10Aが停止するまでS121〜S123のステップを繰り返す。
図5は、図2に示した本体装置10Aが送信を停止する時間帯を設定する動作を説明するフローチャートである。フェムトセル基地局10の本体装置20Aは、例えば、起動時に、制御部23が図5に示す送信停止設定処理S130を実行する。
最初に、送信停止設定部70は、本体装置20Aが送信を停止する時間帯の初期値を設定する(S131)。初期値は、例えば、移動局M1との通信が少ない時間帯から選択される。
次に、送信停止設定部70は、ネットワーク通信部22を介して、他の本体装置20Bが送信を停止する時間帯を管理サーバSから受信する(S132)。
次に、送信停止設定部70は、S131において設定した初期値と、他の本体装置20Bが送信を停止する時間帯とが重複するか否かを判定する(S133)。
S133の判定の結果、初期値と、他の本体装置20Bが送信を停止する時間帯とが重複する場合、送信停止設定部70は、他の本体装置20Bが送信を停止する時間帯に基づいて、本体装置20Aが送信を停止する時間帯を設定する(S134)。送信停止設定部70は、例えば、他の本体装置20Bが送信を停止する時間帯から所定の時間間隔を空けて、本体装置20Aが送信を停止する時間帯を設定する。
一方、S133の判定の結果、重複しない場合、送信停止設定部70は、何もしない。これにより、本体装置20Aが送信を停止する時間帯として、S131において設定した初期値が設定される。
次に、送信停止設定部70は、ネットワーク通信部22を介して、本体装置20Aが送信を停止する時間帯を管理サーバSに送信し(S135)、送信停止設定処理S130を終了する。
本実施形態では、フェムトセル基地局10が2つの本体装置20A,20Bを備える例を示したが、これに限定されない。フェムトセル基地局10は複数の本体装置を備えていればよく、フェムトセル基地局10は3つ以上の複数の本体装置を備えるようにしてもよい。
このように、本実施形態によれば、監視部30により監視された他の本体装置の送信状態に基づいて、自己の本体装置の所定の設定値を制御することにより、他の本体装置の送信状態に応じて自己の通信能力(キャパシティまたは通信容量)を柔軟に(臨機応変に)変更することが可能となる。これにより、フェムトセル基地局10は、複数の本体装置20A,20Bのうちの1つが送信を停止したときや、送信を停止していた本体装置が送信を再開したときでも、複数の本体装置20A,20Bの間で負荷(通信量)を分散することができる。
なお、前述した実施形態の構成は、組み合わせたり、あるいは一部の構成部分を入れ替えたりしたりしてもよい。また、本発明の構成は前述した各実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。
10…フェムトセル基地局
11…アンテナ
12…混合部
20A,20B…本体装置
21…無線通信部
22…ネットワーク通信部
23…制御部
30…監視部
40…設定値制御部
50…接続応答部
60…通話応答部
50…送信停止設定部
80…警報出力部
BL…ブロードバンド回線
CN…コアネットワーク
LR…ロケーションレジスタ
GW…ゲートウェイ装置
IN…インターネット網
M1…移動局
RC…無線ネットワーク制御局
S…管理サーバ
S110…設定値制御処理
S120…通話要求応答処理
S130…送信停止設定処理

Claims (7)

  1. それぞれ異なる周波数で移動局と通信可能な複数の本体装置を備え、
    各前記本体装置は、
    他の前記本体装置の送信状態を監視する監視部と、
    前記監視部により監視された前記他の本体装置の送信状態に基づいて、該前記本体装置の所定の設定値を制御する設定値制御部と、
    前記移動局から送信される接続要求に対して応答を送信する接続応答部と、を備え、
    前記設定値制御部は、前記監視部により前記他の本体装置の送信の停止が検出されたときに、前記所定の設定値の値を増やし、
    前記接続応答部は、前記監視部により前記他の本体装置の送信の再開が検出されたときに、前期接続要求の送信先を前記他の本体装置に変更させる応答を送信する、
    フェムトセル基地局。
  2. 前記設定値制御部は、前記監視部により前記他の本体装置の送信の再開が検出されたときに、前記所定の設定値を元の値に戻す、
    請求項1に記載のフェムトセル基地局。
  3. 各前記本体装置は、前記移動局から送信される通話要求に対して応答を送信する通話応答部をさらに備え、
    前記通話応答部は、通話中の移動局の数が所定数に達したときに、通話要求の送信先を他の前記本体装置に変更させる応答を送信する、
    請求項1または2に記載のフェムトセル基地局。
  4. 各前記本体装置は、他の前記本体装置が送信を停止する時間帯に基づいて、該前記本体装置が送信を停止する時間帯を設定する送信停止設定部をさらに備える、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載のフェムトセル基地局。
  5. 各前記本体装置は、前記監視部により監視された他の前記本体装置の送信状態に基づいて、警報を出力する警報出力部をさらに備える、
    求項1ないし4のいずれか一項に記載のフェムトセル基地局
  6. れぞれ異なる周波数で移動局と通信可能な複数の本体装置を備えるフェムトセル基地局の各前記本体装置が、他の前記本体装置の送信状態を監視することと
    各前記本体装置が、監視された前記他の本体装置の送信状態に基づいて、該前記本体装置の所定の設定値を制御することと、
    各前記本体装置が、前記移動局から送信される接続要求に対して応答を送信することと、を備え、
    前記制御することが、前記他の本体装置の送信の停止が検出されたときに、前記所定の設定値の値を増やすことを含み、
    前記送信することが、前記他の本体装置の送信の再開が検出されたときに、前記移動局から送信される接続要求の送信先を前記他の本体装置に変更させる応答を送信することを含む、
    負荷分散方法。
  7. それぞれ異なる周波数で移動局と通信可能な複数の本体装置を備えるフェムトセル基地局の各前記本体装置が、他の前記本体装置の送信状態を監視するステップと、
    各前記本体装置が、監視された前記他の本体装置の送信状態に基づいて、該前記本体装置の所定の設定値を制御するステップと、
    各前記本体装置が、前記移動局から送信される接続要求に対して応答を送信するステップと、を備え、
    前記制御するステップが、前記他の本体装置の送信の停止が検出されたときに、前記所定の設定値の値を増やすステップを含み、
    前記送信するステップが、前記他の本体装置の送信の再開が検出されたときに、前記移動局から送信される接続要求の送信先を前記他の本体装置に変更させる応答を送信するステップを含む、
    負荷分散プログラム。
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