JP5680990B2 - Folding door assist device - Google Patents
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Description
本発明は、複数個のドアパネルで構成される折り畳みドアのアシスト装置に関する。アシスト装置は、たとえば、所定位置まで閉じ操作した折り畳みドアを全閉位置まで閉じ支援でき、あるいは、所定位置まで開放操作した折り畳みドアを全開位置まで開放支援できる。 The present invention relates to a folding door assist device including a plurality of door panels. For example, the assist device can assist the closing of the folding door, which has been closed to a predetermined position, to the fully closed position, or can assist the opening of the folding door, which has been opened to the predetermined position, to the fully opened position.
本発明に関して、折り畳みドアを任意の開放位置から全閉操作できる折り畳み動作復帰機構が公知である(特許文献1)。そこでは、戸先側の第1ドアと吊元側の第2ドアとを折り畳み可能に連結し、ガイドレールで移行案内されるランナーで第1ドアを開閉可能に支持している。ランナーは定トルクばねで閉じ勝手に付勢してあり、ランナーが開閉領域のどの位置にあっても、定トルクばねで全閉位置へ閉じ操作できる。また、ランナーの開閉ストロークの閉じ端寄りにエアーダンパーを設けて、折り畳みドアをゆっくりと全閉位置へ移動できるようにしている。 In relation to the present invention, a folding operation return mechanism that can fully close a folding door from any open position is known (Patent Document 1). There, the first door on the door end side and the second door on the hanging side are connected so as to be foldable, and the first door is supported so as to be opened and closed by a runner guided by a guide rail. The runner is closed and urged by a constant torque spring, and the runner can be closed to the fully closed position by the constant torque spring regardless of the position of the open / close region. In addition, an air damper is provided near the closed end of the open / close stroke of the runner so that the folding door can be moved slowly to the fully closed position.
同様に、自閉機能と制動機能を備えた折戸は特許文献2に公知である。そこでは、第1ドアと第2ドアの隣接部分に、互いに噛み合う第1、第2のギヤを設け、折り畳みドアが開放されるとき、第2ドアとともに回転する第2ギヤで蓄力ばねを巻締めている。開放された折り畳みドアは、蓄力ばねに蓄積されたばね力で閉じ位置へ自動閉止でき、閉じ端側において折り畳みドアをゆっくりと閉止させるために、第1ギヤの側に制動装置を設けている。制動装置は、粘性流体を収容する容器と、容器内に収容される回転抵抗板とを備えており、回転抵抗板の回転軸が一方向クラッチを介して第1ギヤに連結してある。折り畳みドアが蓄力ばねのばね力で自動閉止されるとき、第1ギヤは第2ギヤで回転駆動され、その動力が一方向クラッチと回転軸を介して回転抵抗板に伝動され、回転抵抗板に作用する粘性流体の流体摩擦によって、折り畳みドアが急激に閉止されるのを防ぐ。
Similarly, a folding door having a self-closing function and a braking function is known from
特許文献1の折り畳み動作復帰機構によれば、折り畳みドアを任意の開放位置から全閉位置まで自動閉止できる。また、定トルクばねでランナーを閉じ付勢するので、第1ドアを開放操作するときの操作力を常に一定にして、折り畳みドアの開放を軽快に行なえる。しかし、通常のばね体に比べてコストが高い定トルクばねを駆動源とするので、折り畳み動作復帰機構の全体コストが嵩む。また、定トルクばねの出力が小さいため、適用対象が比較的軽量の折り畳みドアに限られる不利がある。さらに、定トルクばねの寿命が短いので、その交換を定期的に行なわなければならない煩わしさもある。定トルクばねやエアーダンパーを含む全体装置の占有スペースが大きいので、折り畳みドアを新規に構築する場合は問題ないが、既存の折り畳みドアを改装し、あるいは既存の揺動ドアを折り畳みドアに改装したい場合に、全体装置を設置するのがスペース的に困難となる。
According to the folding operation return mechanism of
その点、特許文献2の折戸によれば、自閉装置と制動装置を第1ドアと第2ドアの隣接部分の上部に配置するので、既存の揺動ドアを折り畳みドアに改装する際にも適用できる。問題は、自閉装置および制動装置を第1、第2の両ドアとガイドレールとの間に配置するので、自閉装置および制動装置が常に露出した状態となり、外観上の体裁に問題がある。また、折り畳みドアの開放度合いに比例して、蓄力ばねの張力が大きくなるので、たとえば、車椅子に座った状態のままで折り畳みドアを全開放操作するのに大きな力が必要となる。さらに、ドア開口を通り抜けるあいだ、折り畳みドアを全開放状態に保持し続けねばならない不便があり、全体としてドアの開閉を軽快に行なえない。
In that respect, according to the folding door of
本発明者等は、定トルクばねに換えて、たとえば引っ張りコイル形のばねでランナーを閉じ勝手に付勢することを検討した。引っ張りコイル形のばねを駆動源にすると、コストが少なくて済むうえ、必要な出力を確保でき、さらに定トルクばねに比べて寿命を格段に向上できるからである。 The inventors of the present invention studied to close the runner with a tension coil type spring instead of the constant torque spring and urge it without permission. This is because if a tension coil spring is used as a drive source, the cost can be reduced, a necessary output can be secured, and the life can be significantly improved compared to a constant torque spring.
しかし、引っ張りコイル形のばねは、特許文献2の蓄力ばねと同様に、折り畳みドアの開放度合いに比例して張力が大きくなる。加えて、第2ドアが閉じ端に近づくほどばねの張力が小さくなるのを避けられない。そのため、ドア枠に設けたパッキンの変形抵抗や、エアーダンパーの制動力に打勝って第2ドアを全閉操作することが困難となり、折り畳みドアを人手で全閉状態に戻さねばならない煩わしさがある。引っ張りコイル形のばねの初期張力を大きくすると、第2ドアを全閉操作してパッキンに密着できるが、そうすると、折り畳みドアを開放する際に大きな力を第2ドアに加える必要があり、折り畳みドアを軽快に開放することが困難となる。
However, the tension of the tension coil spring increases in proportion to the degree of opening of the folding door, similar to the accumulation spring of
本発明の目的は、コイル形のばねを駆動源にしながら、折り畳みドアを軽快に開閉でき、しかも、折り畳みドアを開閉ストロークの中途部から移動端へ向かってゆっくりと確実に閉じ、あるいは開放操作できる、折り畳みドアのアシスト装置を提供することにある。
本発明の目的は、全体コストが少なくてすみ、ドアのサイズや重量とは無関係に広範に適用でき、しかも長期にわたってばね部品の交換を行なう必要がない折り畳みドアのアシスト装置を提供することにある。
本発明の目的は、折り畳みドアを閉じ支援し同時に開放支援できる折り畳みドアのアシスト装置を提供することにある。
The object of the present invention is to open and close the folding door lightly while using a coil-shaped spring as a drive source, and to close and open the folding door slowly and reliably from the middle of the opening and closing stroke toward the moving end. Another object of the present invention is to provide a folding door assist device.
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a folding door assist device that can be applied in a wide range regardless of the size and weight of the door, and that does not require replacement of spring parts over a long period of time. .
An object of the present invention is to provide a folding door assist device capable of assisting in closing and simultaneously opening the folding door.
本発明のアシスト装置は、複数個のドアパネル1・2が折り畳み開閉自在に連結され、閉じ端側に配置した第1ドアパネル1が、ランナー6を介してガイドレール5で移行案内してある折り畳みドアに適用する。図1に示すように、アシスト装置は、第1ドアパネル1の開閉ストロークの中途部から移動端へ向かって第1ドアパネル1を移動操作する、コイル形の第1ばね21を備えた第1支援構造と、第1ばね21の伸縮ストロークの中途部から、第1ばね21と協同して第1ドアパネル1を移動端へ向かって移動操作する、コイル形の第2ばね22を備えた第2支援構造とを備えている。また、アシスト装置は、ランナー6と同行移動して、第1支援構造および第2支援構造の状態を切り換えて、第1ばね21および第2ばね22を蓄力状態にし、あるいは蓄力状態の第1ばね21および第2ばね22を出力状態にする切換具60を備えている。さらに、アシスト装置は、第1ドアパネル1の移動端側に配置されて、ランナー6の移動端への移動を制動する制動構造を備えている。第1支援構造は、第1ばね21と、同ばね21の出力端に固定されるスライドブロック31および第1磁石56と、第1ばね21が蓄力された状態において第1磁石56を磁気吸着する第1ばね保持体58とで構成されている。第2支援構造は、第2ばね22と、同ばね22の出力端に固定されるエンドブロック30および第2磁石57と、第2ばね22が蓄力された状態において第2磁石57を磁気吸着する第2ばね保持体59とで構成されている。これら第1支援構造、第2支援構造、および制動構造は、ガイドレール5と並行に配置されたガイド枠15内に収容されており、ガイド枠15は、前後に隣接する第1レール枠17と第2レール枠18と、両レール枠17・18を前後に区分する区分壁20とを備えている。第1レール枠17に第1支援構造と、制動構造を構成するエアーシリンダー23が配置され、第2レール枠18に第2支援構造が配置されている。第1ドアパネル1を所定の開放位置から第1ばね21の付勢力で移動端へ向かって移動操作し、第1ドアパネル1の移動途中に第2ばね22の付勢力を加え、さらに、制動構造で移動を制動しながら第1ドアパネル1を移動端まで移動操作することを特徴とする。アシスト装置は、折り畳みドアに対する組付け位置を変更することにより、折り畳みドアの閉じ操作を支援する装置として使用でき、あるいは折り畳みドアの開放操作を支援する装置として使用できる。
The assist device according to the present invention includes a folding door in which a plurality of
ランナー6のガイドレール5内における移行に伴って、切換具60がガイド枠15内を移行するように構成されている。ガイド枠15内における、第1ドアパネル1の折り畳み開閉動作に伴う切換具60の移動ストロークの中途部に第1ばね保持体58が配置され、ガイド枠15内の第1ばね保持体58よりも移動端寄りに第2ばね保持体59が配置されている。The
第2ばね22の張力を、第1ばね21の張力より大きく設定する。第2ばね22の伸縮ストロークは、第1ばね21の伸縮ストロークの2分の1から4分の1の範囲内に設定する。なお、この発明において、各ばね21・22の伸縮ストロークとは、閉じ方向あるいは開放方向へ伸縮するときに各ばね21・22が実際に伸縮した有効距離を意味している。
The tension of the
第1ドアパネル1がガイド枠15の長手方向線に対して約30度傾いた開放位置にあるとき、切換具60が第2磁石57に対して着脱できる位置に、第2ばね保持体59を配置する(図11(b)参照)。また、第1ドアパネル1がガイド枠15の長手方向線に対して約45度傾いた開放位置にあるとき、切換具60が第1磁石56に対して着脱できる位置に、第1ばね保持体58を配置する(図11(c)参照)。
When the
第1レール枠17と第2レール枠18の閉じ端寄りに、基端ブロック29を固定する。図7に示すように、第1レール枠17に収容したスライドブロック31と基端ブロック29との間に、第1ばね21とエアーシリンダー23を上下に隣接する状態で配置する。図8に示すように、第2レール枠18に収容したエンドブロック30と基端ブロック29との間に第2ばね22を配置する。
A
本発明に係る別のアシスト装置は、複数個のドアパネル1・2が折り畳み開閉自在に連結され、閉じ端側に配置した第1ドアパネル1が、ランナー6を介してガイドレール5で移行案内してある折り畳みドアに適用する。アシスト装置は、第1ドアパネル1の開閉ストロークの中途部から閉じ端へ向かって第1ドアパネル1を閉じ支援する閉じ支援装置と、第1ドアパネル1の開閉ストロークの中途部から開放端へ向かって第1ドアパネル1を開放支援する開放支援装置とからなる。開放支援装置は、第1ドアパネル1の開閉ストロークの中途部から開放端へ向かって第1ドアパネル1を移動操作する、コイル形の開放ばね72を備えた開放支援構造と、ランナー6と同行移動して、開放支援構造の状態を切り換えて、開放ばね72を蓄力状態にし、あるいは蓄力状態の開放ばね72を出力状態にする切換具60と、第1ドアパネル1の開放端側に配置されて、ランナー6の開放端への移動を制動する制動構造とで構成する。閉じ支援装置は、先に説明した折り畳みドアの閉じ操作を支援するアシスト装置で構成する。
In another assist device according to the present invention, a plurality of
開放支援構造は、開放ばね72と、開放ばね72の出力端に固定されるスライドブロック77および第3磁石91・92と、開放ばね72が蓄力された状態において第3磁石91・92を磁気吸着する第3ばね保持体96とで構成する。
In the opening support structure, the
ガイド枠15は、前後に隣接する第1レール枠17と第2レール枠18と、両レール枠17・18を前後に区分する区分壁20を備えている。第1レール枠17と第2レール枠18の開放端寄りに、開放端ブロック75を固定する。両レール枠17・18に収容したスライドブロック77と、開放端ブロック75との間に、開放ばね72とダンパー73を配置して、アシスト装置をユニット部品化する。
The
本発明においては、コイル形の第1ばね21および第2ばね22を備えた、第1支援構造および第2支援構造と、これらの支援構造の状態を切り換える切換具60と、ランナー6の移動端への移動を制動する制動構造などでアシスト装置を構成した。このアシスト装置においては、第1ドアパネル1を所定の開放位置から第1ばね21の付勢力で移動端へ向かって移動操作し、移動途中に第2ばね22の付勢力を加えて、第1ドアパネル1を制動構造で制動しながら移動端までゆっくりと移動操作できる。
In the present invention, the first support structure and the second support structure provided with the coil-shaped
上記のように、第2ばね22の付勢力を付加して第1ドアパネル1の閉じ途中における閉じ操作力を増強すると、移動端の近傍においても第1ドアパネル1を、より大きな操作力で確実に移動操作できる。したがって、制動構造で第1ドアパネル1の移動を緩慢なものとしているにもかかわらず、開口枠14に設けたパッキンの弾性力やラッチの乗り越え抵抗に打ち勝って、折り畳みドアを全閉位置まで完全に閉じ操作し、あるいは全開位置まで完全に開放操作できる。また、第1ドアパネル1を移動端から開放操作し、あるいは閉じ操作する場合には、その操作途中において第2ばね22を蓄力状態に保持して、第2ばね22による操作抵抗を軽減できる。したがって、本発明のアシスト装置によれば、駆動源として1個のコイルばねを用いる場合に比べて、折り畳みドアの開放操作や閉じ操作を軽快に行なうことができる。
As described above, if the urging force of the
また、安価で済むコイルばねからなる第1ばね21と第2ばね22を駆動源にして第1第2の支援構造を構成するので、定トルクばねを駆動源とする従来装置に比べて、アシスト装置の全体コストを削減できる。加えて、第1ばね21および第2ばね22は、張力やサイズを自由に設定でき、しかも、初期張力や伸縮ストロークを変更できるので、ドアのサイズや重量が異なる場合でも広範に適用できる。さらに、定トルクばねとは異なり長期にわたってばね部品の交換を行なう必要もなく、メンテナンス費用を節約できる。
In addition, since the first and second support structures are configured by using the
第1ばね21、スライドブロック31、第1磁石56、第1ばね保持体58で第1支援構造を構成し、第2ばね22、エンドブロック30、第2磁石57、第2ばね保持体59で第2支援構造を構成すると、単に第1ドアパネル1を開閉操作するだけで、第1、第2のばね21・22の蓄力状態を磁気吸着構造で保持できる。また、ランナー6に同行する切換具60で各磁石56・57を断続的に吸着して同行させることにより、第1、第2のばね21・22の張力を所定のタイミングで出力できる。したがって、ユーザーは折り畳みドアを通常通りに開閉操作するだけで、アシスト装置の状態を切り換えて、折り畳みドアの閉じ支援動作や開放支援動作を的確に行うことができる。さらに、開閉ストロークの中途部において、第1、第2のばね21・22を第1、第2のばね保持体58・59で吸着して蓄力状態に保持するので、各ばね21・22を蓄力状態にした後は、折り畳みドアを軽快に開閉し、あるいは折り畳みドアを全閉位置や全開放位置に位置保持できる。
The
第2ばね22の張力を、第1ばね21の張力より大きく設定すると、第1ドアパネル1の開閉ストロークの移動端寄りにおいて、より大きな操作力で第1ドアパネル1を移動操作でき、したがって、第1ドアパネル1を移動端までさらに確実に開閉できる。第2ばね22の伸縮ストロークが、第1ばね21の伸縮ストロークの2分の1を越えると、第2ばね22の張力に打ち勝って、第2磁石57を第2ばね保持体59に吸着させるまでの操作力(距離)が大きくなり、ユーザーに負担を強いることになる。また、第2ばね22の伸縮ストロークが、第1ばね21の伸縮ストロークの4分の1未満であると、第2ばね22による加速が不十分となって、第1ドアパネル1を移動端まで移動操作できないことがある。こうした理由から、第2ばね22の伸縮ストロークは、第1ばね21の伸縮ストロークの2分の1から4分の1の範囲内に設定するのが好ましい。
If the tension of the
第1ドアパネル1がガイド枠15の長手方向線に対して約30度傾いた開放位置にあるとき、切換具60を第2磁石57に対して着脱できるようにすると、第1ドアパネル1が全閉あるいは全開放位置から移動操作されるときの、初期操作力を軽減できる。これは、移動開始から、第1ドアパネル1が約30度傾く開放位置までの間は、ランナー軸11回りのモーメントアームが大きいため、より小さな操作力で第1ドアパネル1を移動できるからである。さらに、第1ドアパネル1が約30度傾く開放位置までの間は、ランナー6の移動量が僅かでしかないため、第1、第2の両ばね21・22の張力の増加率が小さく、第1ドアパネル1をより小さな力で移動操作できるからである。また、第2磁石57が第2ばね保持体59に吸着したのちは、第2ばね22に比べて張力が小さな第1ばね21のみを蓄力すればよく、第1ドアパネル1の開放に要する操作力をさらに小さくできる。
When the
第1ドアパネル1がガイド枠15の長手方向線に対して約45度傾いた開放位置にあるとき、切換具60を第1磁石56に対して着脱できるようにすると、第1磁石56が第1ばね保持体58に吸着されたのちは、両ばね21・22を切り離した状態で第1ドアパネル1を開閉できる。したがって、第1ドアパネル1が45度から90度揺動するとき、あるいは45度から0度まで揺動するときの操作力を軽減でき、第1ドアパネル1の初期操作力を軽減できることと相俟って、全体として折り畳みドアの開閉を軽快に行える。
When the
前後に隣接する第1レール枠17と第2レール枠18でガイド枠15を構成し、第1レール枠17に第1支援構造とエアーシリンダー23を、第2レール枠18に第2支援構造を配置してアシスト装置をユニット部品化すると、その取り扱いを容易に行える。たとえば、施工現場においてはユニット部品化されたアシスト装置を開口枠14に取り付ければよく、アシスト装置を構成する部品の組立の手間を省いて施工に要する手間とコストを軽減できる。第1レール枠17と第2レール枠18を区分壁20で前後に区分するので、第1支援構造およびエアーシリンダー23と、第2支援構造との動作干渉を防いで、アシスト装置の動作の信頼性を向上できる。
A
第1レール枠17に設けたスライドブロック31と基端ブロック29との間に、第1ばね21とエアーシリンダー23を上下に隣接する状態で配置し、さらに第2レール枠18に設けたエンドブロック30と基端ブロック29との間に第2ばね22を配置すると、ガイド枠15の内部空間を有効に利用して、アシスト装置をコンパクトに構成できる。したがって、ガイド枠15を設置するスペースを確保することで折り畳みドアにアシスト装置を付加できる。さらに、必要があれば既存の揺動ドアであっても、容易にアシスト装置を備えた折り畳みドアに改装することができる。さらに、基端ブロック29と第1、第2の両ばね保持体58のガイド枠15に対する固定位置を変更することにより、各ばね21・22の蓄力状態の保持や、ばね出力の調整を円滑に行って、折り畳みドアの左右幅の違いに対応できる。また、施工時には、アシスト装置の作動開始位置を容易に調整することができる。
Between the
本発明のアシスト装置は、第1ドアパネル1を閉じ支援する閉じ支援装置と、第1ドアパネル1を開放支援する開放支援装置とで構成した。このアシスト装置によれば、第1ドアパネル1を閉じ支援装置で、所定の開放位置から閉じ位置まで制動しながら自動的に閉じることができる。また、第1ドアパネル1を開放支援装置で、所定の開放位置から全開放位置まで制動しながら自動的に閉じることができる。このように、閉じ支援装置と開放支援装置とで構成したアシスト装置によれば、折り畳みドアを閉じ端寄りおよび開放端寄りの双方において、それぞれ自動的にゆっくりと閉じ操作または開放操作して、ユーザーの手間を軽減できる。また、制動構造でランナー6の移動を制動しながら閉じ支援および開放支援を行うので、折り畳みドアが乱暴に開閉されるような場合であっても、折り畳みドアをゆっくりと安全に開閉できる。
The assist device according to the present invention includes a closing support device that supports closing of the
開放ばね72と、スライドブロック77および第3磁石91・92と、第3ばね保持体96で開放支援構造を構成すると、単に第1ドアパネル1を閉じ操作するだけで、第3磁石91を第3ばね保持体96に吸着させて、開放ばね72を蓄力状態に保持できる。また、ランナー6に同行する切換具60で第3磁石91を第3ばね保持体96から分離することにより、開放ばね72の張力を所定のタイミングで出力できる。したがって、ユーザーは折り畳みドアを通常通りに開閉操作するだけで、アシスト装置の状態を切り換えて、折り畳みドアの閉じ支援動作や開放支援動作を的確に行うことができる。
When the opening support structure is configured by the
第1レール枠17と第2レール枠18に、開放端ブロック75とスライドブロック77を組付け、これら両者75・77の間に開放ばね72とダンパー73を配置して、アシスト装置をユニット部品化すると、その取り扱いを容易に行える。たとえば、施工現場においてはユニット部品化されたアシスト装置を開口枠14に取り付ければよく、アシスト装置を構成する部品の組立の手間を省いて施工に要する手間とコストを軽減できる。
An
(実施例) 図1ないし図12は本発明に係る閉じ支援装置(アシスト装置)の実施例を示す。本発明における前後、左右、上下とは、図2、図3に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表示した前後、左右、上下の文字表示に従うこととする。図2において折り畳みドアは、左右幅が大きな第1ドアパネル(ドアパネル)1と、左右幅が小さな第2ドアパネル(ドアパネル)2とを、ヒンジ4を介して折り畳み開閉自在に連結して構成してある。第2ドアパネル2の吊元は、上下一対のピボット軸3で揺動開閉可能に軸支してある。
(Example) FIGS. 1-12 shows the Example of the closing assistance apparatus (assist apparatus) based on this invention. In the present invention, “front / rear”, “left / right”, and “upper / lower” refer to the crossed arrows shown in FIGS. In FIG. 2, the folding door is configured by connecting a first door panel (door panel) 1 having a large left-right width and a second door panel (door panel) 2 having a small left-right width so as to be folded openable and closable via a
図6に示すように、開口枠14の上枠にはガイドレール5が固定してあり、このガイドレール5でランナー6を移行案内し、ランナー6で戸先側の第1ドアパネル1を吊持している。ランナー6は、第1ドアパネル1の上端面の左右中央に装着してあり、第1ドアパネル1の折り畳み開閉動作に同行してガイドレール5内を左右に走行移動する。ランナー6は、ランナーボディ8の左右の前後、および下面の左右に、それぞれローラー9・10を回転自在に軸支して構成してあり、第1ドアパネル1をランナー軸11を介して吊持している(図4参照)。第1ドアパネル1は、ランナー軸11を中心にして回動しながら開閉して第2ドアパネル2を揺動変位させる。符号7は、第1ドアパネル1の閉じ端側の前後面に設けたドアハンドルである。
As shown in FIG. 6, a
第1ドアパネル1を、その開閉ストロークの中途部から閉じ端(移動端)へ向かって自動的に閉じ操作するために、ランナー6と開口枠14との間に閉じ支援装置を設けている。さらに、閉じ支援装置が作動を開始したのち、第1ドアパネル1を全閉位置までゆっくりと閉じ移動させるために、第1ドアパネル1の移動端側に、ランナー6の閉じ移動を制動する制動構造を設けている。
A closing support device is provided between the
閉じ支援装置は、第1支援構造と、第2支援構造と、これら第1、第2の両支援構造の状態を切り換える切換具60とで構成する。第1、第2の両支援構造は開口枠14の前面側に配置したガイド枠15の内部に収容してある。図5および図6に示すように、ガイド枠15は、開口枠14の下面に固定されるベース壁16と、ベース壁16に連続して下向きに開口する第1レール枠17と、第1レール枠17に連続する第2レール枠18とを一体に備えたアルミニウム条材からなる。第2レール枠18は、その下部側が第1レール枠17に向かって開口してあり、この開口を符号19で示す。また、第1レール枠17と第2レール枠18が共有する区分壁を符号20で示す。第1レール枠17の内部に制動構造と第1支援構造の第1ばね21とが配置され、第2レール枠18の内部に第2支援構造の第2ばね22が配置してある。
The closing support device includes a first support structure, a second support structure, and a
制動構造はエアーシリンダー23を制動要素にして構成する。詳しくは、図5に示すようにシリンダー本体24と、ピストンロッド25と、シリンダー本体24の基端部分(閉じ端側)に配置した調整弁26などで制動構造を構成している。調整弁26には、ピストンで押し出される空気量を調整する調整ねじ27や、シリンダー本体24内への空気の進入を許す逆止弁(図示していない)が設けてある。調整ねじ27を調整操作することにより、折り畳みドアのサイズの違いや重量の違いに応じて、第1ドアパネル1の閉じ速度を大小に調整することができる。エアーシリンダー23は、ピストンロッド25がシリンダー本体24の内部へ退入する場合にのみ制動作用を発揮し、ピストンロッド25がシリンダー本体24から進出するときは、殆ど抵抗のない状態で伸張できる。
The braking structure is configured using the
第1支援構造および第2支援構造は、第1、第2の両ばね21・22と、基端ブロック29、エンドブロック30、スライドブロック31、および磁気吸着構造などで構成してあり、第1、第2の両ばね21・22を段階的に作動させて第1ドアパネル1を閉じ操作する。第1ばね21および第2ばね22は、それぞれ引っ張りコイルばねからなり、第2ばね22の線径およびコイル径を、第1ばね21の線径およびコイル径より大きく設定して、第2ばね22の張力を第1ばね21の張力より大きくしている。
The first support structure and the second support structure are composed of first and
図5において基端ブロック29は、直方体状のブロック本体34と、ブロック本体34の後面下部から連出されるベース部35とを一体に備えた、縦断面がL字状のプラスチック成形品からなる。ブロック本体34は第2レール枠18に収容され、ベース部35は第1レール枠17に収容される。つまり、基端ブロック29は、第1レール枠17と第2レール枠18とを開口19を介して跨ぐ状態でガイド枠15内に配置してある。ベース部35には、調整ねじ27用の操作穴36と、ねじ挿通穴37が上下貫通状に形成してある。先の第1ばね21の固定端は、ベース部35の側端にピン38を介して連結され、第2ばね22の固定端は、ブロック本体34にピン39を介して連結してある。基端ブロック29は、シリンダー本体24の基端部と共に、ねじ挿通穴37に下面側から挿通した締結ビス40と板ナット41で第1レール枠17に固定してある(図7、図9参照)。この取付状態において、先に説明した調整ねじ27は、操作穴36を介して基端ブロック29の下方に突出している。
In FIG. 5, the
エンドブロック30は、第1レール枠17の側に収容される直方体状の受動部44と、第2レール枠18の側に収容される直方体状の連結部45とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。受動部44と連結部45とは、受動部44が連結部45の左右幅分だけ閉じ端側へ位置ずれする状態で設けてある。スライドブロック31を受動部44で受け止めるためである。受動部44の上半部には、ピストンロッド25用の挿通穴46が形成され、下半部には第1ばね21用の逃げ溝47が下向きに開口する状態で形成してある。連結部45の側端には、第2磁石57用の装着凹部48が形成してある。連結部45には、第2ばね22の出力端がピン49で連結してある。
The
スライドブロック31は、先の受動部44に相当する直方体状のプラスチック成形品からなり、その側端に第1磁石56用の装着凹部51が形成され、装着凹部51に連通する状態で装着穴52が横向きに形成してある。この装着穴52にピストンロッド25の端部が差し込まれてピン53で連結してある。また、ピン53を利用して第1ばね21の出力端がスライドブロック31に連結してある。このように、基端ブロック29とスライドブロック31とでエアーシリンダー23を支持することにより、スライドブロック31はピストンロッド25および第1ばね21の伸縮動作に連動して、第1レール枠17内を左右方向へスライド移動できる。なお、エンドブロック30およびスライドブロック31は、第1レール枠17、第2レール枠18、および区分壁20に設けたガイドリブで左右スライドのみ可能に案内してある(図6、図10参照)。
The
磁気吸着構造は、縦に長い直方体状の第1磁石56および第2磁石57と、第1、第2の各レール枠17・18に配置される第1、第2のばね保持体58・59(図1参照)と、ランナー6と同行移動する切換具60とで構成する。第1磁石56は、スライドブロック31の装着凹部51に吸着ベース62を介して固定され、第2磁石57は、連結部45の装着凹部48に吸着ベース63を介して固定してある。吸着ベース62・63は、L字状に折り曲げた磁性金属板製の2個のベース金具を背中合わせ状に隣接させてT字状に構成してあり、それぞれピン49・53を利用して装着凹部48・51に固定してある。以上により、第1磁石56は第1ばね21の出力端にスライドブロック31を介して固定され、第2磁石57は第2ばね22の出力端にエンドブロック30を介して固定される。
The magnetic attraction structure includes a vertically long rectangular parallelepiped
第1ばね保持体58および第2ばね保持体59は、それぞれL字状に折り曲げたプレス金具からなり、鋼板に代表される磁性金属板を素材にして形成してある。第1ばね保持体58は、第1レール枠17の上壁にビスで固定されて、その吸着壁64が第1レール枠17の上半部に臨ませてある(図7参照)。同様に第2ばね保持体59は、第2レール枠18の上壁にビスで固定されて、その吸着壁65が第2レール枠18の上半部に臨ませてある(図8参照)。第1ばね保持体58および第2ばね保持体59は、切換具60の移動領域より上側に配置されて、第1、第2の両磁石45・46の上半部に吸着する。第2ばね保持体59は、第1ばね保持体58と第1ドアパネル1の移動端との間に配置してある(図11参照)。
The first
切換具60は磁性金属板を素材とする平板状のプレス金具からなり、ランナー6に固定される主面壁68と、主面壁68の前部一側から上向きに折り起こされる吸着腕69とを一体に備えている。主面壁68はランナーボディ8の下面に固定されて、開口枠14の下面下方に沿ってガイドレール5とガイド枠15との間を前後に横断する。吸着腕69は第1レール枠17の内部の下半側に入り込んでおり、さらに開口19を介して第2レール枠18の内部の下半側に入り込んでおり(図6参照)、第1、第2の両磁石56・57の下半部に吸着する。
The switching
以上、説明したように、第1支援構造は、第1ばね21と、同ばね21の出力端に固定されるスライドブロック31および第1磁石56と、第1ばね21が蓄力された状態において第1磁石56を磁気吸着する第1ばね保持体58とで構成する。第1支援構造は、第1ドアパネル1の開閉ストロークの中途部から閉じ端(移動端)へ向かって第1ドアパネル1を移動操作する。
As described above, the first support structure has the
第2支援構造は、第2ばね22と、同ばね22の出力端に固定されるエンドブロック30および第2磁石57と、第2ばね22が蓄力された状態において第2磁石57を磁気吸着する第2ばね保持体59とで構成する。第2支援構造は、第1ばね21の伸縮ストロークの中途部から、第1ばね21と協同して第1ドアパネル1を閉じ端へ向かって移動操作する。第1、第2の両支援構造によって、第1ドアパネル1を所定の開放位置から第1ばね21の付勢力で閉じ端へ向かって移動操作し、第1ドアパネル1の移動途中に第2ばね22の付勢力を加えて、制動構造で移動を制動しながら第1ドアパネル1を閉じ端まで移動操作することができる。
The second support structure magnetically attracts the
閉じ支援装置は、第1ドアパネル1がガイドレール5の長手方向線に対して約45度傾いた状態で閉じ支援動作を開始する。この開始位置を越えて第1ドアパネル1が閉じ操作される場合には、まず第1ばね21のみで閉じ動作を支援し、次ぎに第2ばね22が第1ばね21と協同して閉じ動作を支援する。このように第1ばね21と第2ばね22を異なるタイミングで作動させるために、図11に示すように、第1ばね保持体58を第1ドアパネル1の開閉ストロークの中途部に配置し、第2ばね保持体59を第1ばね21の伸縮ストロークの中途部に配置している。
The closing support device starts the closing support operation in a state where the
詳しくは、図11(c)に示すように、第1ドアパネル1がガイド枠15の長手方向線に対して約45度傾いた開放位置にあるとき、切換具60の吸着腕69が第1ばね保持体58の吸着壁64に対して着脱できる位置に、第1ばね保持体58を配置している。また、図11(b)に示すように、第1ドアパネル1がガイド枠15の長手方向線に対して約30度傾いた開放位置にあるとき、切換具60の吸着腕69が第2ばね保持体59の吸着壁65に対して着脱できる位置に、第2ばね保持体59を配置している。
Specifically, as shown in FIG. 11C, when the
この実施例では、第1ドアパネル1が全閉位置(図11(a)に示す位置)にあるときを基準位置にして、第1ばね21が基準位置から210mm伸張した状態で、その出力端に設けた第1磁石56が第1ばね保持体58に吸着されるようにしている(図11(c)参照)。同様に、第2ばね22が基準位置から80mm伸張した状態で、その出力端に設けた第2磁石57が第2ばね保持体59に吸着されるようにしている(図11(b)参照)。
In this embodiment, when the
第2ばね22の閉じストロークは、第1ばね21の閉じストロークの2分の1(0.5)から4分の1(0.25)の範囲内に設定することが好ましい。第2ばね22の閉じストロークが、第1ばね21の閉じストロークの2分の1を越えると、第2ばね22の張力に打ち勝って、第2磁石57を第2ばね保持体59に吸着させるまでの操作力(距離)が大きくなるのを避けられない。また、第2ばね22の閉じストロークが、第1ばね21の閉じストロークの4分の1未満であると、第2ばね22による加速が不十分となって、第1ドアパネル1を全閉位置まで移動操作できないことがある。この実施例では、第2ばね22の閉じストロークが80mm、第1ばね21の閉じストロークが210mmであるので、第2ばね22の閉じストロークと、第1ばね21の閉じストロークの比は、0.38となる。
The closing stroke of the
以下に、使用状態における閉じ支援装置および制動構造の動作の詳細を説明する。第1ドアパネル1が閉じ位置にあるとき、第1、第2の両ばね21・22は縮んだ状態で初期張力を発揮しており、ピストンロッド25の殆どの部分はシリンダー本体24の内部に退入した状態になっている。また、第1、第2の両磁石56・57の下半部は切換具60の吸着腕69に吸着している。
Below, the detail of operation | movement of the closing assistance apparatus and braking structure in a use condition is demonstrated. When the
上記の状態から、第1ドアパネル1を押し込み操作すると、第1ドアパネル1がランナー軸11を中心にして回動し、同時に第2ドアパネル2が第1ドアパネル1に同行しながら回動する。このとき、ランナー6は、第2ドアパネル2の回動量に見合う分だけ開放端側へ移動するが、この移動量の変化はコサインカーブ状となる。そのため、第1ドアパネル1を閉じ位置から開放操作し始めた状態のランナー6の横移動は小さく、したがって、第1ばね21と第2ばね22の張力増加は僅かでしかない。しかも、閉じ位置における第1ドアパネル1は、パネル面と直交する方向の力を加えればよく軽快に開放操作できる。
When the
図11(b)に示すように、第1ドアパネル1をガイドレール5の長手方向線に対して約30度回動するまで開放操作した状態では、図8に示すように、エンドブロック30に固定した第2磁石57の上半部が第2ばね保持体59の吸着壁65に吸着される。そのため、エンドブロック30は第2ばね保持体59で移動が阻止された状態となり、吸着腕69が第2磁石57から分離する。これにより、第2ばね22は、蓄力された状態で第2待機位置に吸着保持される。
As shown in FIG. 11B, when the
さらに第1ドアパネル1を開放操作すると、ランナー6の横移動量は増加するものの、吸着腕69に同行するのは第1ばね21だけとなるため、開放操作力は急に減少する。図11(c)に示すように、第1ドアパネル1がガイドレール5の長手方向線に対して約45度回動するまで開放操作すると、図7に示すように、スライドブロック31に固定した第1磁石56の上半部が第1ばね保持体58の吸着壁64に吸着する。そのため、スライドブロック31は第1ばね保持体58で移動が阻止された状態となり、吸着腕69が第1磁石56から分離する。これにより、第1ばね21が蓄力された状態で第1待機位置に吸着保持される。以後の第1ドアパネル1の開放操作は、第1ばね21および第2ばね22の影響を受けないので、さらに軽快に開放できる。また、回動角度が45度から90度の間の任意の開放位置において、第1ドアパネル1の開放操作を停止することにより、その位置に第1ドアパネル1を位置保持できる。
Further, when the
開口枠14を通過したのち、第1ドアパネル1を閉じ操作すると、吸着腕69はランナー6と共に閉じ側へ横移動し、やがてスライドブロック31に設けた第1磁石56の下半部に吸着して、その状態を維持したまま閉じ側へ横移動する。図7に吸着腕69が第1磁石56に吸着する直前の状態を示している。切換具60の閉じ移動に伴って、第1磁石56の上半部は第1ばね保持体58から分離し、第1磁石56の分離と同時に蓄力された第1ばね21の張力で第1ドアパネル1が閉じ操作される。つまり、第1磁石56が第1ばね保持体58から分離したのちは、閉じ支援装置が作動を開始するので第1ドアパネル1を閉じ操作する必要はない。
When the
第1磁石56が第2ばね保持体59から分離するのと同時に、ピストンロッド25がスライドブロック31に同行してシリンダー本体24の内部へ退入移動する。そのため、ランナー6にはエアーシリンダー23による制動力が作用することとなり、第1ドアパネル1は閉じ端へ向かってゆっくりと移動する。
Simultaneously with the separation of the
第1ドアパネル1がさらに閉じ移動することにより、吸着腕69がエンドブロック30に設けた第2磁石57の下半部に吸着した状態で閉じ側へ横移動する。これにより、第2磁石57の上半部は第2ばね保持体59から分離し、以後は、第1ばね21の張力と第2ばね22の張力の合計張力によって第1ドアパネル1が全閉位置まで閉じ操作される。先に説明したように、閉じ端近傍におけるランナー6の移動量はごく僅かでしかない。しかし、ランナー6には、第1ばね21の張力と第2ばね22の張力が同時に作用するので、開口枠14に設けたパッキンの弾性力やラッチの乗り越え抵抗に打ち勝って、第1ドアパネル1を確実に全閉操作できる。
When the
第1ドアパネル1を開放する場合には、吸着腕69は第1、第2の両磁石45・46の下半部に吸着した状態のままで、第1、第2の両ばね21・22を開放方向へ伸張させて蓄力でき、第1、第2の各磁石56・57を第1、第2の両ばね保持体58・59に順に吸着させて、両ばね21・22を蓄力状態に待機保持できる。
When the
図12の上半部に、折り畳みドアが開閉するときの第1ドアパネル1の揺動角度の変化を示し、図12の下半部に、第1、第2の両ばね21・22のばね力の変化を示している。図12の横軸は、全閉位置を移動開始点とするランナー6の移動距離である。第1ドアパネル1の移動量は、第2ドアパネル2の揺動角度の変化により決定されコサインカーブ状に変化する。そのため、全開放位置と全閉位置の近傍におけるランナー6の移動量は小さく、全開放位置と全閉位置の中間位置(45度位置)において最大となる。第1ばね21の張力は、第1磁石56が第1ばね保持体58から分離した時点で出力されて、第1ドアパネル1を閉じ移動させる。さらに、第1ばね21が閉じ方向へ縮む途中に、第2磁石57が第2ばね保持体59から分離することで第2ばね22の張力が出力されて、より大きな力で第1ドアパネル1を全閉位置へ向かって移動操作する。したがって、エアーシリンダー23で制動されている状態であっても、第1ドアパネル1を確実に全閉位置まで移動できる。
12 shows the change in the swing angle of the
以上のように構成した閉じ支援装置によれば、第1ドアパネル1の開放開始から、第2磁石57が第2ばね保持体59に吸着されるまでの間、左程大きな操作力を加える必要もなく、第1ドアパネル1を軽快に開放操作できる。これは、第1ドアパネル1の開放開始から、第1ドアパネル1がガイド枠15の長手方向線に対して約30度傾いた開放位置までの間は、ランナー軸11回りのモーメントアームが大きく、さらに、ランナー6の移動量が僅かでしかないため、第1、第2の両ばね21・22の張力の増加率が小さく、第1ドアパネル1をより小さな力で開放できるからである。
According to the closing assist device configured as described above, it is necessary to apply a large operating force to the left from the start of opening the
また、第2磁石57が第2ばね保持体59に吸着されたのちは、第2ばね22に比べて張力が小さな第1ばね21のみを蓄力すればよく、第1ドアパネル1の開放に要する操作力をさらに小さくできる。さらに、第1磁石56が第1ばね保持体58に吸着されたのちは、両ばね21・22を切り離した状態で第1ドアパネル1を開放操作できる。したがって、1個のコイルばねでランナーを閉じ勝手に付勢する場合に比べて、折り畳みドアを軽快に開閉操作することができ、折り畳みドアに適合した閉じ支援装置が得られる。しかも、所定位置まで閉じ操作された折り畳みドアをゆっくりと全閉位置まで確実に閉じ操作できる。
Further, after the
コイルばねからなる第1ばね21と第2ばね22を駆動源にして閉じ支援装置を構成するので、定トルクばねを駆動源とする従来装置に比べて、閉じ支援装置の全体コストを削減できる。また、第1ばね21および第2ばね22は、張力やサイズを自由に設定できるので、ドアのサイズや重量とは無関係に広範に適用でき、しかも長期にわたってばね部品の交換を行なう必要もなく、メンテナンス費用を節約できる。閉じ支援装置の構成部材の殆どをガイド枠15の内部に収容するので、ガイド枠15を設置するスペースを確保するだけで、既存の揺動ドアであっても、容易に閉じ支援装置を備えた折り畳みドアに改装することができる。
Since the closing support device is configured using the
先に説明したように、基端ブロック29は、その下面側からねじ込んだ締結ビス40でガイド枠15に固定してある。したがって、締結ビス40を緩めて、基端ブロック29の固定位置を調整し、第1ばね21および第2ばね22と、シリンダー本体24のガイド枠15における固定位置を変更し、さらに、ランナー6の第1ドアパネル1に対する固定位置を変更することにより、折り畳みドアの左右幅の違いに対応できる。また、施工時には、閉じ支援装置の作動開始位置を容易に調整することができる。
As described above, the
本発明に係るアシスト装置は、開放支援装置として使用することができ、その場合には、上記の閉じ支援装置をガイド枠15の開放端寄りに、上記の実施例とは逆向きに配置するとよい。
The assist device according to the present invention can be used as an opening support device. In that case, the closing support device may be disposed near the open end of the
図13および図19は、閉じ支援動作と開放支援動作を行える折り畳みドアの開閉支援装置(アシスト装置)を示す。開閉支援装置は、第1ドアパネル1の開閉ストロークの中途部から閉じ端へ向かって第1ドアパネル1を閉じ支援する閉じ支援装置と、第1ドアパネル1の開閉ストロークの中途部から開放端へ向かって第1ドアパネル1を開放支援する開放支援装置とからなる。
13 and 19 show a folding door opening / closing support device (assist device) capable of performing a closing support operation and an opening support operation. The opening / closing support device includes a closing support device that supports the closing of the
閉じ支援装置は、先に説明した閉じ支援装置と実質的に同じ構造であるので、先の閉じ支援装置と同じ部材には同じ符号を付して、その説明を省略する。図19に示すように、アシスト装置を構成するガイド枠15は、基本的に、先に説明したガイド枠15と同じであるが、第1レール枠17と第2レール枠18が共有する区分壁20の上下寸法が小さい点が異なる。また、エンドブロック30およびスライドブロック31をスライド案内するリブ構造が異なる。第1レール枠17の内部に、第1ばね21およびエアーシリンダー23と後述する開放ばね72が配置され、第2レール枠18の内部に第2ばね22と後述するダンパー(制動構造)73が配置してある。
Since the closing assistance device has substantially the same structure as the closing assistance device described above, the same members as those in the previous closing assistance device are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted. As shown in FIG. 19, the
図14において、開放支援装置は、引っ張りコイル形の開放ばね72を備えた開放支援構造と、ランナー6と同行移動して開放支援構造の状態を切り換える切換具60と、ランナー6の開放端への移動を制動するダンパー73とで構成する。ダンパー73は、シリンダー74の内部にオイルが封入してあるシリンダー型のオイルダンパーからなり、シリンダー74の基端部分が、ガイド枠15の開放端に固定した開放端ブロック75に固定され、ピストンロッド76の突端がスライドブロック77に連結してある。ダンパー73は、ピストンロッド76がシリンダー74内へ退入するときに制動作用を発揮する。
In FIG. 14, the opening support device includes an opening support structure provided with a tension coil-shaped
図15および図16に示すように、開放端ブロック75は、第1レール枠17と第2レール枠18とを跨ぐ、断面が横臥L字状のプラスチック成形品からなり、ブロック壁の下面側から挿通した締結ビス78を板ナット79にねじ込んでガイド枠15に固定してある。第1レール枠17側のブロック壁に、開放ばね72がピン80で連結してある。第2レール枠18側のブロック壁には、断面がU字状の連結溝81が形成してあり、この連結溝81にシリンダー74の基端部分が、左右移動不能に係合し固定してある(図15参照)。
As shown in FIGS. 15 and 16, the
図15および図17に示すように、スライドブロック77は、断面が凹字状の摺動部83と、摺動部83から開放端の側へ向かって連出される腕部84と、腕部84の連出端の下側に突設されるホルダー部85とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。摺動部83は、第1レール枠17と第2レール枠18の上半部で左右スライド自在に案内されており、その開放端側の側面に開放ばね72の出力端がピン86で連結してある。開放ばね72を収容するために、腕部84の上面にはU字状の逃げ溝87が形成してある。
As shown in FIG. 15 and FIG. 17, the
摺動部83およびホルダー部85の閉じ端側の側面には装着凹部89・90が形成してあり、これらの装着凹部89・90に第3磁石91・92が吸着ベース93・94を介して固定してある。吸着ベース93・94は、磁性金属板をL字状に折り曲げて形成してあり、ピン86・95で各装着凹部89・90に固定してある。上記のように、摺動部83とホルダー部85に第3磁石91・92を設けることにより、切換具60がホルダー部85側の第3磁石92に吸着する位置と、第3ばね保持体96が摺動部83側の第3磁石91に吸着する位置を、開閉方向へ異ならせることができる。なお、切換具60が第3磁石92に吸着する位置と、第3ばね保持体96が第3磁石91に吸着する位置は一致させることができ、その場合には上下に長い1個の第3磁石をスライドブロック77に固定すればよい。
Mounting recesses 89 and 90 are formed on the side surfaces of the sliding
上記の開放ばね72と、開放端ブロック75と、開放ばね72の出力端に固定したスライドブロック77と、第3磁石91・92と、第3磁石91・92に対応して第1レール枠17の上壁に固定される第3ばね保持体96とで開放支援構造が構成してある。第3ばね保持体96は、第1ばね保持体58と同じ磁性金属板製のL字状のプレス金具からなり、その吸着壁97が切換具60の移動領域を避けて、第1レール枠17の上半部に臨ませてある(図15参照)。吸着壁97で摺動部83に設けた第3磁石91を吸着することにより、開放ばね72を蓄力した状態に保持することができる。
The
以上のように構成した開閉支援装置における閉じ支援装置の動作は、先に説明したとおりであるので、開放支援装置の動作についてのみ説明する。閉じ支援装置の第1ばね21が蓄力状態に保持されたのち、さらに第1ドアパネル1を開放操作すると、図13に想像線で示すように、両ドアパネル1・2は開口枠14の開放端寄りにおいてV字状に屈折し、ランナー6がピボット軸3の近傍まで移動する。そして、第1ドアパネル1がガイド枠15の長手方向線に対して82度傾くと、切換具60の吸着腕69が第3ばね保持体96の下方をくぐり抜けたのち、図18に示すように、ホルダー部85側の第3磁石92に吸着して、スライドブロック77を第1ドアパネル1に同行して移動させる。
Since the operation of the closing support device in the opening / closing support device configured as described above is as described above, only the operation of the opening support device will be described. When the
切換具60の移動に伴って、摺動部83に設けた第3磁石91が、第3ばね保持体96の吸着壁97から分離する。この分離動作と同時に開放ばね72の張力が切換具60を介してランナー6に作用するので、第1ドアパネル1は開放ばね72で開放端まで引き寄せられる。また、ダンパー73のピストンロッド76がシリンダー74の内部へ退入移動しながら、第1ドアパネル1を制動してゆっくりと全開放位置まで移動させる。第1ドアパネル1が全開放された状態における開放ばね72は初期張力を発揮して僅かに緊張しており、ピストンロッド76の殆どの部分はシリンダー74の内部に退入した状態になる。
With the movement of the
全開放状態から第1ドアパネル1を閉じ操作すると、ランナー6に同行する切換具60が、ホルダー部85側の第3磁石92を吸着した状態のままで閉じ端へ向かって移動する。これにより、スライドブロック77に連結した開放ばね72が徐々に伸張され、同時にピストンロッド76がシリンダー74から引き出される。やがて、摺動部83に設けた第3磁石91が第3ばね保持体96の吸着壁97に吸着する。この吸着状態では、スライドブロック77の移動が第3ばね保持体96で阻止されるので、切換具60の吸着腕69はホルダー部85側の第3磁石92から分離する。これにより、開放ばね72は蓄力された状態で待機位置に吸着保持される。以後は、既に説明したとおり、切換具60の吸着腕69が第1磁石56に吸着して、第1磁石56を第1ばね保持体58から分離させることにより、第1ドアパネル1を閉じ支援装置で自動的に閉じ操作することができる。
When the
上記の実施例では、既存の揺動ドアを改装するために、ガイドレール5とは別にガイド枠15を設けて、その内部にアシスト装置の構成部材を収容したが、その必要はない。たとえば、ガイド枠15の第1レール枠17および第2レール枠18をガイドレール5と一体に形成することができる。その場合には、ガイドレール5の前後いずれか一側に、第1レール枠17と第2レール枠18をまとめて配置し、あるいは、ガイドレール5の前後いずれか一側に第1レール枠17を、他側に第2レール枠18を配置することができる。
In the above embodiment, in order to retrofit the existing swing door, the
上記の実施例では、折り畳みドアが片開き型のドアである場合について説明したが、本発明のアシスト装置は、前後いずれへも開放操作できる両開き型の折り畳みドアに適用することができる。また、本発明のアシスト装置は、左右幅が大きな第1ドアパネル1と、左右幅が小さな第2ドアパネル2および第3ドアパネルで構成した、3枚構造の折り畳みドアに適用することができる。
In the above-described embodiment, the case where the folding door is a single-opening door has been described. However, the assist device of the present invention can be applied to a double-opening folding door that can be opened both front and rear. Further, the assist device of the present invention can be applied to a three-fold folding door constituted by a
制動構造としては、既知のガスダンパーやオイルダンパーなどを制動要素とするものであってもよく、エアーシリンダー23を制動要素とするものには限定しない。制動構造の制動タイミングは、第2ばね22が第2ばね保持体59から分離する前、あるいは分離した後であってもよい。必要があれば、ピストンロッド25を吸着保持するためのロッド保持体を設け、さらにピストンロッド25の先端にロッド保持体を吸着する第3の磁石を付加することができる。第2ばね22の張力は、第1ばね21の張力より大きく設定する必要はなく、第1ばね21の張力の特性によっては、第1ばね21の張力と同じかこれより小さく設定することができる。第1ばね21および第2ばね22は圧縮コイルばねで構成することができ、その場合には、第1ばね21および第2ばね22の張力で第1ドアパネル1を開放途中位置から閉じ操作し、あるいは開放操作する。
As a braking structure, a known gas damper, oil damper, or the like may be used as a braking element, and is not limited to a structure using the
1 第1ドアパネル
2 第2ドアパネル
5 ガイドレール
6 ランナー
14 開口枠
15 ガイド枠
17 第1レール枠
18 第2レール枠
21 第1ばね
22 第2ばね
23 エアーシリンダー
29 基端ブロック
30 エンドブロック
31 スライドブロック
56 第1磁石
57 第2磁石
58 第1ばね保持体
59 第2ばね保持体
60 切換具
DESCRIPTION OF
Claims (8)
アシスト装置が、第1ドアパネル(1)の開閉ストロークの中途部から移動端へ向かって第1ドアパネル(1)を移動操作する、コイル形の第1ばね(21)を備えた第1支援構造と、
第1ばね(21)の伸縮ストロークの中途部から、第1ばね(21)と協同して第1ドアパネル(1)を移動端へ向かって移動操作する、コイル形の第2ばね(22)を備えた第2支援構造と、
ランナー(6)と同行移動して、第1支援構造および第2支援構造の状態を切り換えて、第1ばね(21)および第2ばね(22)を蓄力状態にし、あるいは蓄力状態の第1ばね(21)および第2ばね(22)を出力状態にする切換具(60)と、
第1ドアパネル(1)の移動端側に配置されて、ランナー(6)の移動端への移動を制動する制動構造とで構成されており、
第1支援構造が、第1ばね(21)と、同ばね(21)の出力端に固定されるスライドブロック(31)および第1磁石(56)と、第1ばね(21)が蓄力された状態において第1磁石(56)を磁気吸着する第1ばね保持体(58)とで構成されており、
第2支援構造が、第2ばね(22)と、同ばね(22)の出力端に固定されるエンドブロック(30)および第2磁石(57)と、第2ばね(22)が蓄力された状態において第2磁石(57)を磁気吸着する第2ばね保持体(59)とで構成されており、
これら第1支援構造、第2支援構造、および制動構造は、ガイドレール(5)と並行に配置されたガイド枠(15)内に収容されており、
ガイド枠(15)が、前後に隣接する第1レール枠(17)と第2レール枠(18)と、両レール枠(17・18)を前後に区分する区分壁(20)とを備えており、
第1レール枠(17)に第1支援構造と、制動構造を構成するエアーシリンダー(23)が配置され、第2レール枠(18)に第2支援構造が配置されており、
第1ドアパネル(1)を所定の開放位置から第1ばね(21)の付勢力で移動端へ向かって移動操作し、第1ドアパネル(1)の移動途中に第2ばね(22)の付勢力を加えて、制動構造で移動を制動しながら第1ドアパネル(1)を移動端まで移動操作することを特徴とする折り畳みドアのアシスト装置。 A plurality of door panels (1, 2) are connected to each other so that they can be folded and opened, and the first door panel (1) arranged on the closed end side is guided by a guide rail (5) through a runner (6). A door assist device,
A first support structure including a coil-shaped first spring (21) in which the assist device moves and operates the first door panel (1) from an intermediate part of the opening / closing stroke of the first door panel (1) toward the moving end; ,
A coil-shaped second spring (22) that operates to move the first door panel (1) toward the moving end in cooperation with the first spring (21) from the middle of the expansion / contraction stroke of the first spring (21). A second support structure provided;
Accompanying the runner (6), the states of the first support structure and the second support structure are switched, and the first spring (21) and the second spring (22) are stored in the stored state, or the first stored in the stored state. A switching tool (60) for bringing the first spring (21) and the second spring (22) into an output state;
It is arranged on the moving end side of the first door panel (1), and is composed of a braking structure that brakes the movement of the runner (6) to the moving end,
In the first support structure, the first spring (21), the slide block (31) fixed to the output end of the spring (21), the first magnet (56), and the first spring (21) are stored. And a first spring holder (58) that magnetically attracts the first magnet (56)
In the second support structure, the second spring (22), the end block (30) fixed to the output end of the spring (22), the second magnet (57), and the second spring (22) are stored. And a second spring holder (59) that magnetically attracts the second magnet (57)
These first support structure, second support structure, and braking structure are accommodated in a guide frame (15) arranged in parallel with the guide rail (5),
The guide frame (15) includes a first rail frame (17) and a second rail frame (18) that are adjacent to each other in the front-rear direction, and a partition wall (20) that divides both rail frames (17, 18) in the front-rear direction. And
The first support structure and the air cylinder (23) constituting the braking structure are arranged on the first rail frame (17), and the second support structure is arranged on the second rail frame (18),
The first door panel (1) is moved from a predetermined open position toward the moving end by the biasing force of the first spring (21), and the biasing force of the second spring (22) is moved during the movement of the first door panel (1). In addition, the folding door assist device is configured to move the first door panel (1) to the moving end while braking the movement with the braking structure.
ガイド枠(15)内における、第1ドアパネル(1)の折り畳み開閉動作に伴う切換具(60)の移動ストロークの中途部に第1ばね保持体(58)が配置され、
ガイド枠(15)内の第1ばね保持体(58)よりも移動端寄りに第2ばね保持体(59)が配置されている請求項1に記載の折り畳みドアのアシスト装置。 With the transition of the runner (6) in the guide rail (5), the switching tool (60) is configured to shift in the guide frame (15),
In the guide frame (15), the first spring holder (58) is arranged in the middle of the moving stroke of the switching tool (60) accompanying the folding opening / closing operation of the first door panel (1),
The assist device for a folding door according to claim 1 , wherein the second spring holder (59) is disposed closer to the moving end than the first spring holder (58) in the guide frame (15) .
第2ばね(22)の閉じストロークが、第1ばね(21)の閉じストロークの2分の1から4分の1の範囲内に設定してある請求項1または2に記載の折り畳みドアのアシスト装置。 The tension of the second spring (22) is set larger than the tension of the first spring (21),
The assisting of the folding door according to claim 1 or 2, wherein the closing stroke of the second spring (22) is set within a range of [1/2] to [1/4] of the closing stroke of the first spring (21). apparatus.
第1ドアパネル(1)がガイド枠(15)の長手方向線に対して約45度傾いた開放位置にあるとき、切換具(60)が第1磁石(56)に対して着脱できる位置に、第1ばね保持体(58)が配置してある請求項1乃至3のいずれかに記載の折り畳みドアのアシスト装置。 When the first door panel (1) is in the open position inclined about 30 degrees with respect to the longitudinal line of the guide frame (15), the switching tool (60) can be attached to and detached from the second magnet (57). A second spring retainer (59) is disposed;
When the first door panel (1) is in the open position inclined about 45 degrees with respect to the longitudinal direction line of the guide frame (15), the switching tool (60) can be attached to and detached from the first magnet (56). The folding door assist device according to any one of claims 1 to 3, wherein a first spring holder (58) is arranged.
第1レール枠(17)に収容したスライドブロック(31)と基端ブロック(29)との間に、第1ばね(21)とエアーシリンダー(23)とが上下に隣接する状態で配置されており、
第2レール枠(18)に収容したエンドブロック(30)と基端ブロック(29)との間に第2ばね(22)が配置してある請求項1に記載の折り畳みドアのアシスト装置。 A proximal block (29) is fixed near the closed ends of the first rail frame (17) and the second rail frame (18),
A first spring (21) and an air cylinder (23) are arranged between the slide block (31) and the base end block (29) housed in the first rail frame (17) so as to be adjacent to each other in the vertical direction. And
The assist device for a folding door according to claim 1 , wherein a second spring (22) is disposed between the end block (30) and the base end block (29) accommodated in the second rail frame (18) .
アシスト装置は、第1ドアパネル(1)の開閉ストロークの中途部から閉じ端へ向かって第1ドアパネル(1)を閉じ支援する閉じ支援装置と、
第1ドアパネル(1)の開閉ストロークの中途部から開放端へ向かって第1ドアパネル(1)を開放支援する開放支援装置とからなり、
開放支援装置は、第1ドアパネル(1)の開閉ストロークの中途部から開放端へ向かって第1ドアパネル(1)を移動操作する、コイル形の開放ばね(72)を備えた開放支援構造と、
ランナー(6)と同行移動して、開放支援構造の状態を切り換えて、開放ばね(72)を蓄力状態にし、あるいは蓄力状態の開放ばね(72)を出力状態にする切換具(60)と、
第1ドアパネル(1)の開放端側に配置されて、ランナー(6)の開放端への移動を制動する制動構造とで構成されており、
閉じ支援装置が、請求項1から5のいずれかひとつに記載したアシスト装置で構成してある折り畳みドアのアシスト装置。 A plurality of door panels (1, 2) are connected to each other so that they can be folded and opened, and the first door panel (1) arranged on the closed end side is guided by a guide rail (5) through a runner (6). A door assist device,
The assist device includes a closing support device that supports the closing of the first door panel (1) from the middle of the opening / closing stroke of the first door panel (1) toward the closing end;
An opening support device for supporting opening of the first door panel (1) from the middle of the opening / closing stroke of the first door panel (1) toward the opening end;
The opening support device includes an opening support structure including a coil-shaped opening spring (72) that moves and operates the first door panel (1) from an intermediate part of the opening / closing stroke of the first door panel (1) toward the opening end.
A switching tool (60) that accompanies the runner (6) and switches the state of the opening support structure to place the opening spring (72) in the accumulating state or to put the opening spring (72) in the accumulating state into the output state. When,
It is arranged on the open end side of the first door panel (1), and is composed of a braking structure that brakes the movement of the runner (6) to the open end,
An assist device for a folding door, wherein the closing assist device is configured by the assist device according to any one of claims 1 to 5 .
第1レール枠(17)と第2レール枠(18)の開放端寄りに、開放端ブロック(75)が固定されており、
両レール枠(17・18)に収容したスライドブロック(77)と、開放端ブロック(75)との間に、開放ばね(72)とダンパー(73)を配置して、アシスト装置がユニット部品化してある請求項7に記載の折り畳みドアのアシスト装置。 The guide frame (15) includes a first rail frame (17) and a second rail frame (18) adjacent to the front and rear, and a partition wall (20) for dividing the rail frames (17 and 18) in the front and rear directions. ,
An open end block (75) is fixed near the open ends of the first rail frame (17) and the second rail frame (18),
An opening device (72) and a damper (73) are arranged between the slide block (77) accommodated in both rail frames (17, 18) and the open end block (75), and the assist device is unitized. The folding door assist device according to claim 7 .
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