JP5679616B2 - 報告を関連付けるための方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は無線通信の分野に関し、詳細には、報告を関連付けるための方法および装置に関する。
無線リンク障害(Radio Link Failure、以後RLFと略記する)とは、無線アクセスネットワークのエアインターフェースで発生するリンク異常現象である。アクティブ状態のユーザ装置(User Equipment、以後UEと略記する)上でRLFが発生すると、UEは、RLFが発生した時間の関連情報を自動的に記録してRLF報告を作成し、RLF報告をネットワーク側基地局に報告する。
最小限ドライブテスト(Minimized Drive Test、MDTと略記する)とは、ネットワーク確立段階およびその後の保守段階で事業者によって行われる従来のドライブテストを減らし、ドライブテスト作業効率を改善するのに使用される、新しいUE測定報告機能である。接続状態またはアイドル状態のUEは、MDT測定報告を作成するために、ネットワーク測定詳細情報を記録し、記録の時間と位置を記録することができる。
先行技術では、ネットワーク上の無線リンク問題を分析し、位置特定するプロセスは、MDT測定報告だけを使用し、RLF報告を使用することができない。したがって、MDT測定報告およびRLF報告の情報を、問題の分析および位置特定のプロセスで十分に適用することができず、そのため、問題の分析および位置特定の結果が十分に正確なものにならない。
本発明は報告を関連付けるための方法および装置を提供し、この方法および装置は、UEのRLF報告およびMDT測定報告の情報をネットワーク上の無線リンク問題の分析および位置特定に際して十分に適用することができないために分析および位置特定の結果が十分に正確ではないという先行技術の問題を解決することができる。
一態様において、本発明は、報告を関連付けるための方法であって、
基地局が、MDTジョブを実行するUEに対して、UEに割り振られた識別子を送るステップと、
基地局が、UEのRLF報告を受け取るステップであって、RLF報告は識別子を搬送するものである、受け取るステップと、
基地局が、UEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるステップと
を含む方法を提供する。
別の態様において、本発明は、報告を関連付けるための方法であって、
基地局が、MDTジョブを実行するUEのRLF報告を受け取るステップであって、RLF報告はUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送するものである、受け取るステップと、
基地局が、UEのRLF報告を送り、これにより、UEのRLF報告の受信機がUEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにするステップと
を含む方法を提供する。
別の態様において、本発明は、報告を関連付けるための方法であって、
基地局が、MDTジョブを実行するUEのRLF報告を受け取るステップと、
基地局が、UEのRLF報告を運用管理保守(operation, administration and maintenance:OAM)システムに送り、これにより、OAMシステムがUEのRLF報告とUEの識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにするステップと
を含み、
基地局によって受け取られるRLF報告はUEの識別子を搬送せず、基地局によって送られるRLF報告はUEの識別子を搬送し、UEの識別子はUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子である方法を提供する。
別の態様において、本発明は、報告を関連付けるための方法であって、
OAMシステムが、基地局によって送られるRLF報告およびMDT測定報告を受け取るステップと、
RLF報告とMDT測定報告の両方がUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送する場合には、OAMシステムが、RLF報告とMDT測定報告とを関連付けるステップと
を含む方法を提供する。
別の態様において、本発明は、報告を関連付けるための方法であって、
MDTジョブを実行するUEが、UEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を受け取るステップと、
UE上で無線リンク障害RLFが発生したときに、UEが、基地局にRLF報告を送るステップであって、RLF報告はソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送し、これにより、UEのRLF報告が識別子を搬送するMDT測定報告と関連付けられるようにする、送るステップと
を含む方法を提供する。
別の態様において、本発明は、基地局であって、
MDTジョブを実行するUEに対してUEに割り振られた識別子を送るように構成された第1の送信部と、
UEのRLF報告を受け取るように構成された第1の受信部であって、RLF報告は識別子を搬送するものである、第1の受信部と、
UEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるように構成された第1の処理部と
を含む基地局を提供する。
別の態様において、本発明は、基地局であって、
MDTジョブを実行するUEのRLF報告を受け取るように構成された第2の受信部であって、RLF報告はUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送するものである、第2の受信部と、
UEのRLF報告を送り、これにより、UEのRLF報告の受信機がUEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにするように構成された第2の送信部と
を含む基地局を提供する。
別の態様において、本発明は、基地局であって、
MDTジョブを実行するUEのRLF報告を受け取るように構成された第3の受信部と、
UEのRLF報告を運用管理保守(OAM)システムに送り、これにより、OAMシステムがUEのRLF報告とUEの識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにするように構成された第3の送信部と
を含み、
第3の受信部によって受け取られるRLF報告はUEの識別子を搬送せず、第3の送信部によって送られるRLF報告はUEの識別子を搬送し、UEの識別子はUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子である基地局を提供する。
別の態様において、本発明は、OAMシステムであって、
基地局によって送られるRLF報告およびMDT測定報告を受け取るように構成された第4の受信部と、
RLF報告とMDT測定報告の両方がUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送する場合には、RLF報告とMDT測定報告とを関連付けるように構成された第4の処理部と
を含むOAMシステムを提供する。
別の態様において、本発明は、MDTジョブを実行するUEであって、
UEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を受け取るように構成された第5の受信部と、
UEがMDTジョブを実行し、UE上でRLFが発生したときに、基地局にRLF報告を送り、RLF報告はソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送し、これにより、UEのRLF報告が識別子を搬送するMDT測定報告と関連付けられるようにするように構成された第5の送信部と
を含むUEを提供する。
上記の技術的解決策において、同じ識別子を含むRLF報告とMDT測定報告とは関連付けられ、これにより、同じUEによって報告されるRLF報告およびMDT測定報告に含まれる相補的情報(complementary information)が関連付けられ、ネットワーク上の無線リンク問題の分析および位置特定に際して適用され、それによって、分析および位置特定の結果がより正確になる。
本発明の実施形態における、または先行技術における技術的解決策をより明確に例示するために、実施形態または先行技術を説明するのに必要とされる添付の図面を以下で簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明の単なるいくつかの実施形態を示すものにすぎず、当業者は、造作なくこれらの添付の図面以外の図面をさらに導出するであろう。
本発明の一実施形態による方法のフローチャートである。 本発明の別の実施形態による方法のフローチャートである。 本発明の別の実施形態による方法のフローチャートである。 本発明の別の実施形態による基地局の概略的構成図である。 本発明の別の実施形態による基地局の概略的構成図である。 本発明の別の実施形態による基地局の概略的構成図である。 本発明の別の実施形態による基地局の概略的構成図である。 本発明の別の実施形態によるOAMシステムの概略的構成図である。 本発明の別の実施形態によるUEの概略的構成図である。 本発明の別の実施形態による情報を獲得するための方法のフローチャートである。
以下で、本発明の実施形態における技術的解決策を、本発明の実施形態における添付の図面を参照して、明確に、余すところなく説明する。明らかに、記載する実施形態は、本発明のすべての実施形態ではなく、単なる一部にすぎない。当業者により本発明の実施形態に基づいて造作なく得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものである。
本発明のすべての実施形態において、UE上でRLFが発生するセルを提供する基地局はソース基地局であり、UEがRLFの発生後に無線リソース制御(Radio Resource Control、以後RRCと略記する)接続を正常に再確立するセルを提供する基地局はターゲット基地局である。ターゲット基地局は、ソース基地局と異なる基地局であってもよく、ソース基地局と同じ基地局であってもよいことに留意すべきである。例えば、UEがRLFの発生後にRRC接続を正常に再確立するセルを提供する基地局が、UE上でRLFが発生しないセルを提供する基地局でもある場合には、ターゲット基地局とソース基地局とは同じ基地局である。
図1に示すように、本発明の一実施形態は、報告を関連付けるための方法を提供し、この方法は以下のステップを含む。
ステップ101:ソース基地局がMDTジョブを実行するUEに対して、UEに割り振られた識別子を送る。
任意選択で、本発明のすべての実施形態において、ソース基地局によってMDTジョブを実行するUEに割り振られる識別子は、トレース参照(Trace Reference、以後TRと略記する)とトレース記録セッション参照(Trace Recording Session Reference、以後TRSRと略記する)との組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子との組み合わせとすることができる。TRとTRSRとの組み合わせを、本明細書では、TRとTRSRとによって形成された識別子セットと呼ぶ。TRは運用管理保守(Operation Administration and Maintenance、以後OAMと略記する)システムがMDTジョブを作成するときにOAMシステムによって基地局に割り振られるジョブ識別子であるため、TRは、全公衆陸上移動網(Public Land Mobile Network、以後PLMNと略記する)上の1つのMDTジョブを識別することができる。TRSRは、MDTジョブを実行すべきUEを選択する基地局によってUEに割り振られる識別子であり、MDT測定情報を記録するのに使用される。したがって、TRとTRSRとの組み合わせは、MDTジョブを実行し、MDT測定および記録を行うUEに対応する。TRとTRSRの組み合わせとUEとの間には一意に定まる関係が存在することが理解されるであろう。MDTジョブを実行するUEがPLMN内でハンドオーバプロセスを実行するときに、UEに対応するTRとTRSRの組み合わせは変更されないままでよいことに留意すべきである。特に、管理領域に基づくMDTジョブでは、OAMシステムはMDTジョブに関与すべき領域内の複数のセルの基地局を選択するため、異なるセルの基地局が異なるUEに同じTRSRを割り振る場合がある。したがって、同じTRSRを有する(MDTを実行する)異なるUEをさらに区別するために、TRとTRSRとセル識別子との組み合わせが、MDTジョブを実行するUEに対応する識別子として使用されうる。
任意選択で、ソース基地局が、MDTジョブを実行するUEに識別子を送る具体的なプロセスは、ソース基地局が、MDTジョブを実行するUEにRRC接続再構成メッセージを送るプロセスであり、メッセージはソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送する。
MDTジョブは、この実施形態では、即時の(immediate)MDTジョブであることが理解されるであろう。任意選択で、この実施形態は、ステップ101の前にステップ100をさらに含む。ステップ100で、ソース基地局は、OAMシステムによって送られたジョブの種類(Job Type)を受け取り、ジョブの種類の値が即時のMDTおよびRLF報告(Immediate MDT and RLF reporting)であるときに、ソース基地局はUEに対してUEに割り振られた識別子を送る。例えば、ソース基地局は、OAMシステムによって送られたシグナリングトレース・セッション・アクティブ化要求(Trace Session Activation Request)コマンドを受け取り、このコマンドはジョブの種類を含み、これはジョブの種類がコマンドで搬送されるパラメータであることを意味する。ソース基地局は、Job Typeの値に従って、UEに対して、UEに割り振られた識別子を送るべきかどうか判定する。ステップ100の後、ソース基地局はステップ101を実行して、すなわち、UEに割り振られた識別子を送ってよい。
ステップ102:MDTジョブを実行するUEは、UEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を受け取る。
ステップ103:UE上でRLFが発生したとき、UEはソース基地局にRLF報告を送り、RLF報告は、ソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送する。
具体的には、このステップは以下の通りとすることができる。UEは、ステップ101でMDTジョブのソース基地局によってUEに割り振られた受け取り識別子をRLF報告に書き込んでよく、これにより、RLF報告はソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送する。任意選択で、UEのターゲット基地局とソース基地局とが同じ基地局である場合には、このステップで、UEはRLF報告をソース基地局に直接送り、これは、RLF報告が他の機器を介して転送されないことを意味する。あるいは、UEのターゲット基地局とソース基地局とが異なる基地局である場合には、このステップで、UEは、まず、RLF報告をターゲット基地局に送り、次いで、ターゲット基地局がRLF報告をソース基地局に送る。
ステップ104:ソース基地局はUEのRLF報告を受け取り、RLF報告はUEの識別子を搬送する。
任意選択で、この実施形態では、ソース基地局またはOAMシステムは、RLF報告とMDT測定報告とを関連付けてもよい。以下でこれらの2つの事例を説明する。
事例1:ソース基地局は関連付けプロセスを完了する。図1を参照すると、プロセスは以下のステップ1051を含む。
ステップ1051:ソース基地局は、UEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付ける。
任意選択で、このステップは、基地局が、UEのRLF報告と、同じ識別子を搬送するMDT測定報告とを組み合わせるステップを特に含む。例えば、基地局は、同じ識別子を有するRLF報告およびMDT測定報告内の同一のレコードのうちの一部を取っておき、RLF報告およびMDT測定報告内の異なるレコードも同時に取っておく。すなわち、組み合わせ結果は、同じUEのRLF報告およびMDT測定報告のすべての情報を含み、反復情報を含まない。任意選択で、組み合わせ結果は依然として報告であり、すなわち、ソース基地局の関連付け結果は組み合わせ後の報告である。
任意選択で、事例1では、ステップ1051の後、ソース基地局は、UEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告との間の関連付け結果をOAMシステムにさらに報告する(すなわち、ステップ1052)。
事例2:OAMシステムは関連付けプロセスを完了する。このプロセスは図1に示されておらず、以下のステップ1061からステップ1063を含む。
ステップ1061:ソース基地局は受け取ったUEのRLF報告をOAMシステムに送る。
ステップ1062:OAMシステムはソース基地局によって送られたRLF報告を受け取る。
ステップ1063:OAMシステムによって受け取られたRLF報告とMDT測定報告の両方がUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送する場合には、OAMシステムはRLF報告とMDT測定報告とを関連付ける。
任意選択で、事例2では、OAMシステムによって受け取られるMDT測定報告は、現在のプロセスに従ってソース基地局によって送られてよい。
本発明のすべての実施形態の解決策は、ソース基地局とターゲット基地局とが同じPLMNネットワークに属するシナリオに適用可能であり、ソース基地局とターゲット基地局とが同じ事業者の異なるPLMNネットワークに属するシナリオに適用可能であり、また、ソース基地局またはターゲット基地局が複数の事業者のPLMNネットワークによって共用されるシナリオにも適用可能である。
基地局が複数の事業者のPLMNネットワークによって共用されるシナリオは、同じ基地局が異なる事業者に属すること、すなわち、少なくとも2事業者のPLMNネットワークが同じ物理的基地局を共用するシナリオをいう。異なる事業者は異なるネットワーク管理システム(Network Management System、以後NMSと略記する)を使用して共用基地局を管理する。NMSはOAMシステムにおける1つの実装形態であることに留意すべきである。
UEのソース基地局またはターゲット基地局が複数のPLMNによって共用される基地局である場合には、この実施形態では、ステップ103でUEによってソース基地局に送られるRLF報告は、UEの登録PLMN(Registered PLMN、以後RPLMNと略記する)の情報およびUEのホームPLMN(Home PLMN、以後HPLMNと略記する)の情報のうちの少なくとも1つをさらに搬送しうる。このようにして、ソース基地局は、ステップ104でUEのRLF報告を受け取るプロセスによって、UEの登録PLMNの情報および/またはUEのホームPLMNの情報を獲得することができる。RPLMN情報は、RLF報告がRPLMN情報によって指定されるターゲットPLMNのNMSに報告されることを示すのに使用され、HPLMN情報は、RLF報告がHPLMNの情報によって指定されるターゲットPLMNネットワークのNMSに報告されることを示すのに使用される。UEは、事業者間のネットワーク共用プロトコル合意に従って、RLF報告にRPLMN情報を書き込むべきか、それともHPLMN情報を書き込むべきか決定することができる。
本発明の実施形態によって提供される報告を関連付けるための方法では、UEは、ソース基地局によってUEに割り振られた識別子を受け取り、UE上でRLFが発生したときに識別子をRLF報告に書き込み、これにより、ソース基地局またはOAMシステムが、UEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにする。このようにして、同じUEのRLF報告およびMDT測定報告に含まれる相補的情報を、ネットワーク上の無線リンク問題の分析および位置特定に際して適用することができ、それによって、分析および位置特定の結果がより正確になる。さらに、ソース基地局は、OAMシステムがシグナリングトレースジョブのジョブの種類を即時のMDTおよびRLF報告に設定することに従って、UEに割り振られた識別子がUEに送られる必要があると判定して、管理用途要件に従ってOAMシステムによってカスタマイズされたシグナリングトレースジョブをサポートすることができる。
本発明の別の実施形態によって提供される報告を関連付けるための方法は以下のステップを含む。
ステップ201:ソース基地局がMDTジョブを実行するUEに対して、UEに割り振られた識別子を送る。
このステップの例に関する詳細については、上記の実施形態のステップ101を参照する。
任意選択で、この実施形態は、ステップ201の前にステップ200をさらに含む。ステップ200で、ソース基地局は、OAMシステムによって送られたジョブの種類を受け取る。ジョブの種類の値が即時のMDTおよびRLF報告であるとき、ソース基地局はUEに対して、UEに割り振られた識別子を送る。ステップ200の例に関する詳細については、上記の実施形態のステップ100を参照する。
ステップ202:MDTジョブを実行するUEは、UEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を受け取る。
このステップの例に関する詳細については、上記の実施形態のステップ102を参照する。
ステップ203:UE上でRLFが発生したとき、UEはターゲット基地局にRLF報告を送り、RLF報告は、ソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送する。
ステップ204:ターゲット基地局は、MDTジョブを実行するUEのRLF報告、すなわち、ステップ203でUEによって送られたRLF報告を受け取る。
さらに、この実施形態では、ターゲット基地局はUEのRLF報告を送り、これにより、ターゲット基地局からUEのRLF報告を受け取る受信機が、UEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けることができるようにしてよい。任意選択で、受信機は、UEのソース基地局またはOAMシステムとすることもできる。以下で具体的な解決策を例示する。
解決策1:受信機はUEのソース基地局であり、これは図2に示されていない。
ステップ2051:UEのターゲット基地局はUEのRLF報告をUEのソース基地局に送る。
ステップ2052:UEのソース基地局はUEのRLF報告を受け取り、UEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付ける。
さらに、この解決策は、以下のステップをさらに含んでいてよい。
ステップ2053:ソース基地局はステップ2052の関連付け結果をOAMシステムに報告する。
解決策2:受信機は、図2に示すOAMシステムである。
ステップ2061:UEのターゲット基地局はUEのRLF報告をOAMシステムに送る。
ステップ2062:OAMシステムはターゲット基地局によって送られたRLF報告を受け取る。
ステップ2063:OAMシステムによって受け取られたRLF報告とMDT測定報告の両方がUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送する場合には、OAMシステムはRLF報告とMDT測定報告とを関連付ける。OAMシステムによって受け取られるMDT測定報告は、本発明のプロセスに従ってソース基地局によってOAMシステムに送られてよい。
この実施形態では、UEのソース基地局またはターゲット基地局が複数のPLMNによって共用される基地局である場合には、ステップ203でUEによってターゲット基地局に送られるRLF報告は、UEの登録PLMNの情報および/またはUEのホームPLMNの情報をさらに搬送しうる。このようにして、ターゲット基地局は、ステップ204でUEのRLF報告を受け取るプロセスによって、UEの登録PLMNの情報および/またはUEのホームPLMNの情報を獲得することができる。
本発明の実施形態によって提供される報告を関連付けるための方法では、UEはソース基地局によってUEに割り振られた識別子を受け取り、UE上でRLFが発生したときにRLF報告に識別子を書き込み、識別子を搬送するRLF報告をターゲット基地局に送り;ターゲット基地局は、識別子を搬送するRLF報告をソース基地局またはOAMシステムに送り、これにより、ソース基地局またはOAMシステムがUEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにする。このようにして、同じUEのRLF報告およびMDT測定報告に含まれる相補的情報を、ネットワーク上の無線リンク問題の分析および位置特定に際して適用することができ、それによって、分析および位置特定の結果がより正確になる。さらに、ソース基地局は、OAMシステムがシグナリングトレースジョブのジョブの種類を即時のMDTおよびRLF報告に設定することに従って、UEに割り振られた識別子がUEに送られる必要があると判定して、管理用途要件に従ってOAMシステムによってカスタマイズされたシグナリングトレースジョブをサポートすることができる。
図3に示すように、本発明の別の実施形態によって提供される報告を関連付けるための方法は以下のステップを含む。
ステップ301:MDTジョブを実行するUE上でRLF報告が発生したときに、UEはターゲット基地局にRLF報告を送る。
RLF報告はUEの識別子を搬送せず、現在のプロセスに従ってUEによって送られてよい。
ステップ302:ターゲット基地局は、MDTジョブを実行するUEのRLF報告を受け取る。
このステップのRLF報告は、ステップ301でUEによって送られるRLF報告であり、UEの識別子を搬送しない。
ステップ303:ターゲット基地局は受け取ったRLF報告をOAMシステムに送り、RLF報告でUEの識別子を搬送する。
UEの識別子は、ターゲット基地局によって、ローカルMDTコンテキスト情報を解析することによってことによって獲得され、ステップ302で受け取ったRLF報告に追加される。ローカルMDTコンテキスト情報は、受け取ったUEコンテキスト情報を解析することによって獲得され、ターゲット基地局によって記憶される。
ステップ304:OAMシステムはターゲット基地局によって送られたRLF報告を受け取る。
ステップ305:OAMシステムによって受け取られたRLF報告とMDT測定報告の両方がUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送する場合には、OAMシステムはRLF報告とMDT測定報告とを関連付ける。
OAMシステムによって受け取られるMDT測定報告は、現在のプロセスに従ってソース基地局によってOAMシステムに送られてよい。
基地局が複数のPLMNによって共用される基地局である場合には、ターゲット基地局によって受け取られるRLF報告は、UEの登録PLMNの情報および/またはUEのホームPLMNの情報をさらに搬送しうる。
本発明の実施形態によって提供される報告を関連付けるための方法では、ターゲット基地局は、UEの識別子を搬送しないRLF報告を受け取り、RLF報告に識別子を書き込み、識別子を搬送するRLF報告をOAMシステムに送り、これにより、OAMシステムがUEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにする。このようにして、同じUEのRLF報告およびMDT測定報告に含まれる相補的情報を、ネットワーク上の無線リンク問題の分析および位置特定に際して適用することができ、それによって、分析および位置特定の結果がより正確になる。
本発明の一実施形態は、報告を関連付けるための装置をさらに提供し、この装置は以下のように例示される。
図4に示すように、本発明の実施形態は、第1の送信部41と、第1の受信部42と、第1の処理部43とを含む基地局400を提供する。第1の送信部41は、MDTジョブを実行するUEに対してUEに割り振られた識別子を送るように構成されている。任意選択で、識別子は、TRとTRSRの組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせとすることができる。第1の受信部42は、UEのRLF報告を受け取るように構成されており、RLF報告は識別子を搬送する。第1の処理部43は、UEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるように構成されている。
任意選択で、第1の送信部41は、MDTジョブを実行するUEにRRC接続再構成メッセージを送るように特に構成されており、メッセージは基地局400によってUEに割り振られた識別子を搬送する。
任意選択で、第1の処理部43は、UEのRLF報告と、同じ識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるように特に構成されている。
基地局400の第1の送信部41は、UEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告との間の関連付け結果をOAMシステムに報告するようにさらに構成されていてよい。
加えて、基地局400が複数のPLMNによって共用される基地局である場合には、第1の受信部41によって受け取られるUEのRLF報告は、UEの登録PLMNの情報およびUEのホームPLMNの情報のうちの少なくとも1つをさらに搬送しうる。
任意選択で、第1の受信部42は、OAMシステムによって送られたジョブの種類を受け取るようにさらに構成されており、例えば、第1の受信部42は、OAMシステムによって送られたトレース・セッション・アクティブ化要求コマンドを受け取るように特に構成されており、コマンドはジョブの種類を含む。第1の送信部41は、第1の受信部42によって受け取られたジョブの種類の値が即時のMDTおよびRLF報告であるときに、UEに対してUEに割り振られた識別子を送るようにさらに構成されている。
本発明の実施形態によって提供される基地局400はUEのソース基地局とすることができ、ソース基地局では、第1の受信部は識別子を搬送するRLF報告を受け取り、第1の処理部は、識別子を搬送するRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付ける。このようにして、同じUEのRLF報告およびMDT測定報告に含まれる相補的情報を、ネットワーク上の無線リンク問題の分析および位置特定に際して適用することができ、それによって、分析および位置特定の結果がより正確になる。
図5に示すように、本発明の別の実施形態は、第2の受信部51と第2の送信部52とを含む基地局500を提供する。第2の受信部51は、MDTジョブを実行するUEのRLF報告を受け取るように構成されており、RLF報告はUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送する。任意選択で、識別子は、TRとTRSRの組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせとすることができる。第2の送信部52は、UEのRLF報告を送り、これにより、UEのRLF報告の受信機がUEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにするように構成されている。
任意選択で、RLF報告の受信機は、UEのソース基地局またはOAMシステムとすることもできる。第2の送信部52は、UEのRLF報告をUEのソース基地局に送り、これにより、UEのソース基地局がUEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにするように特に構成されており、または、第2の送信部は、UEのRLF報告をOAMシステムに送り、これにより、OAMシステムがUEのRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにするように特に構成されている。
加えて、第2の受信部51によって受け取られるUEのRLF報告は、UEの登録PLMNの情報および/またはUEのホームPLMNの情報もさらに搬送しうる。この場合には、基地局500は、複数のPLMNによって共用される基地局とすることができる。
本発明の実施形態によって提供される基地局500は、UEのターゲット基地局とすることができ、ターゲット基地局では、第2の受信部は識別子を搬送するRLF報告を受け取り、第2の送信部は、識別子を搬送するRLF報告を、ソース基地局またはOAMシステムに送り、これにより、ソース基地局またはOAMシステムが識別子を搬送するRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けることができるようにする。このようにして、同じUEのRLF報告およびMDT測定報告に含まれる相補的情報を、ネットワーク上の無線リンク問題の分析および位置特定に際して適用することができ、それによって、分析および位置特定の結果がより正確になる。
図6に示すように、本発明の別の実施形態は、第3の受信部61と第3の送信部62とを含む基地局600を提供する。第3の受信部61は、MDTジョブを実行するUEのRLF報告を受け取るように構成されている。第3の送信部62は、UEのRLF報告をOAMシステムに送り、これにより、OAMシステムがUEのRLF報告とUEの識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるように構成されている。第3の受信部61によって受け取られるRLF報告はUEの識別子を搬送せず、第3の送信部62によって送られるRLF報告はUEの識別子を搬送し、UEの識別子はUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子である。
任意選択で、識別子は、TRとTRSRの組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせとすることができる。任意選択で、図7に示すように、基地局600は、第3の処理部63をさらに含み、第3の記憶部64をさらに含んでいてよい。UEの識別子は、基地局600の第3の処理部63によって、ローカルMDTコンテキスト情報を解析することによって獲得され、受け取ったRLF報告に追加される。任意選択で、ローカルMDTコンテキスト情報は、基地局600の第3の記憶部64に記憶され、例えば、第3の受信部61は、MDTコンテキスト情報を搬送するUEコンテキスト情報を受け取り、これにより、第3の記憶部64がUEコンテキスト情報を記憶するようにさらに構成されている。
加えて、第3の受信部によって受け取られるUEのRLF報告は、UEの登録PLMNの情報および/またはUEのホームPLMNの情報もさらに搬送しうる。この場合には、基地局600は、複数のPLMNによって共用される基地局である。
本発明の実施形態によって提供される基地局600はUEのターゲット基地局であり、ターゲット基地局では、第3の受信部は識別子を搬送しないRLF報告を受け取り、第3の処理部は識別子を搬送しないRLF報告に識別子を書き込み、第3の送信部は識別子を搬送するRLF報告をOAMシステムに送り、これにより、OAMシステムが識別子を搬送するRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けられるようにする。このようにして、同じUEのRLF報告およびMDT測定報告に含まれる相補的情報を、ネットワーク上の無線リンク問題の分析および位置特定に際して適用することができ、それによって、分析および位置特定の結果がより正確になる。
図8に示すように、本発明の別の実施形態は、第4の受信部81と第4の処理部82とを含むOAMシステム800を提供する。第4の受信部81は、基地局によって送られるRLF報告およびMDT測定報告を受け取るように構成されている。第4の処理部82は、RLF報告とMDT測定報告の両方がUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送する場合には、RLF報告とMDT測定報告とを関連付けるように構成されている。
任意選択で、識別子は、TRとTRSRの組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせとすることができる。
任意選択で、第4の処理部82は、RLF報告とMDT測定報告の両方がUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送する場合には、RLF報告とMDT測定報告とを組み合わせるように特に構成されている。
本発明の実施形態によって提供されるOAMシステムでは、第4の受信部は識別子を搬送するRLF報告を受け取り、第4の処理部は、識別子を搬送するRLF報告と識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付ける。このようにして、同じUEのRLF報告およびMDT測定報告に含まれる相補的情報を、ネットワーク上の無線リンク問題の分析および位置特定に際して適用することができ、それによって、分析および位置特定の結果がより正確になる。
図9に示すように、第5の受信部91と第5の送信部92とを含むUE900が提供される。第5の受信部91は、UEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を受け取るように構成されている。第5の送信部92は、UEがUE上でMDTジョブを実行し、UE上でRLFが発生したときに、基地局にRLF報告を送り、RLF報告はソース基地局によってUEに割り振られた識別子を搬送し、これにより、UEのRLF報告が識別子を搬送するMDT測定報告と関連付けられるようにするように構成されている。
基地局は、UEのソース基地局またはUEのターゲット基地局である。
任意選択で、識別子は、TRとTRSRの組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせとすることができる。
基地局が複数のPLMNによって共用される基地局である場合には、第5の送信部92によって基地局に送られるRLF報告は、UEの登録PLMNの情報および/またはUEのホームPLMNの情報をさらに搬送しうる。
本発明の実施形態によって提供されるUEでは、第5の受信部はUEのソース基地局によってUEに割り振られた識別子を受け取り、UE上でRLFが発生したときに、識別子を搬送するRLF報告がソース基地局またはターゲット基地局に送られ、これにより、識別子を搬送するRLF報告が識別子を搬送するMDT測定報告と関連付けられうるようになる。このようにして、同じUEのRLF報告およびMDT測定報告に含まれる相補的情報を、ネットワーク上の無線リンク問題の分析および位置特定に際して適用することができ、それによって、分析および位置特定の結果がより正確になる。
上記の実施形態における基地局、OAMシステムおよびUEは、上記の実施形態で提供される方法を実施するように構成されうることに留意すべきである。したがって、基地局、OAMシステムおよびUEの詳細については、上記の方法実施形態を参照することができ、ここにはこれ以上の詳細を記載しない。
異なる管理用途シナリオでは、事業者は、経営者が必要とする情報を提供するのに異なる報告を使用しうる。例えば、事業者がネットワークのセルカバレッジマップを作成する必要がある場合、事業者はMDT測定報告を使用してよく、その場合、MDT測定報告は、セルカバレッジマップを作成するのに必要とされるセル信号サンプリング点の情報を含む。事業者がネットワーク内のあるセルのカバレッジを最適化する必要がある場合、事業者は、カバレッジ問題の位置を特定することができるように、RLF報告とMDT測定報告とを関連付けて、異なる位置におけるセル信号のより詳細なサンプリング点およびサンプリングイベントを獲得する必要がある。しかし、先行技術では、セルカバレッジを最適化するのに必要とされる情報は普通、適時に獲得することができない。
本発明の別の実施形態は情報を獲得するための方法を提供し、方法は上記の問題を解決することができ、以下のステップを含む。この実施形態は図10として示すことができる。
ステップ1001:統合参照点マネージャ(Integration Reference Point Manager、以後IRPManagerと略記する)が、統合参照点エージェント(Integration Reference Point Agent、以後IRPAgentと略記する)からシグナリングトレース・ジョブ・アクティブ化(activateTraceJob)操作を呼び出して、IRPAgentにシグナリングトレースジョブを生成するよう要求し、シグナリングトレースジョブのジョブの種類(Job Type)は即時のMDTおよびRLF報告(Immediate MDT and RLF reporting)である。
例えば、IRPManagerは、シグナリングトレースジョブ統合参照点(Trace IRP)からIRPAgentにシグナリングトレース・ジョブ・アクティブ化操作を呼び出し、シグナリングトレース・ジョブ・アクティブ化操作は、具体的には、シグナリングトレースジョブのシグナリングトレース・ジョブ・アクティブ化操作とすることができ、シグナリングトレースジョブはIRPManagerの管理対象オブジェクトである。
ステップ1002:IRPAgentはシグナリングトレースジョブを生成し、シグナリングトレースジョブのジョブの種類は即時のMDTおよびRLF報告である。
ステップ1003:IRPAgentは、シグナリングトレース・セッション・アクティブ化要求(Trace Session Activation Request)コマンドをソース基地局に送り、コマンドはジョブの種類を含み、これはジョブの種類がコマンドで搬送されるパラメータであることを意味する。ソース基地局は、ジョブの種類の値が即時のMDTおよびRLF報告であるかどうかに従って、UEに対してUEに割り振られた識別子を送るかどうか判定する。
ステップ1004:IRPAgentは、ソース基地局によって送られたMDT測定報告とRLF報告との間の関連付け結果を獲得し、関連付け結果をIRPManager内のトレース収集エンティティ(TCE、Trace Collection Entity)に送る。関連付け結果は、MDT測定報告とRLF報告との組み合わせ結果、例えば、上記の実施形態におけるUEのRLF報告と、同じUEの識別子を搬送するMDT測定報告との組み合わせ結果などとすることができる。
ステップ1005:IRPManagerは、IRPAgentによって送られたMDT測定報告とRLF報告との間の関連付け結果を獲得する。さらに、IRPManagerは、関連付け結果に従ってセルカバレッジ問題に関する位置特定および分析を行うこともできる。
この実施形態のIRPManagerおよびIRPAgentはOAMシステムに位置するものであることが理解されるであろう。
上記の実施形態と類似した別の実施形態は、ステップ1001と、上記の実施形態のステップ1005とを含む、情報を獲得するための方法を提供する。任意選択で、この実施形態は、ステップ1002とステップ1004とをさらに含んでいてよい。
この実施形態では、OAMシステムのIRPManagertとIRPAgentとの間の管理インターフェースでの構成管理操作によって、IRPAgentはIRPManagerが必要とする情報を適時にフィードバックし、これにより、事業者がセルカバレッジを最適化するのに必要な情報を適時に獲得するようにする。加えて、事業者は、管理用途要件に従って、必要な情報、例えば、関連付けられたRLF報告およびMDT測定報告などの配信を柔軟に利用し、カバレッジの最適化情報を収集して問題検出および位置特定の正確さを高めるための情報源を追加することができる。
この実施形態は、報告を関連付けるための方法を提供する上記の実施形態と組み合わされてよい。例えば、ステップ100またはステップ200では、ソース基地局によって受け取られるジョブの種類は、OAMシステム内のIRPAgentがOAMシステム内のIRPManagerによって呼び出されたシグナリングトレース・ジョブ・アクティブ化操作に従ってシグナリングトレースジョブを生成した後で、IRPAgentによってソース基地局に送られ、シグナリングトレース・ジョブ・アクティブ化操作はIRPAgentにシグナリングトレースジョブを生成するよう要求するのに使用され、シグナリングトレースジョブのジョブの種類は即時のMDTおよびRLF報告である。別の例としては、ステップ1052またはステップ2053で、OAMシステム内のIRPAgentはソース基地局によって送られた関連付け結果を受け取り、また、その関連付け結果を記憶するためにIRPManager内のTCEにさらに送り、これにより、IRPManagerがセルカバレッジ問題に関して位置特定および分析を行うようにしうる。
本発明の別の実施形態は、上記のステップ1001を実行するように構成されたIRPManagerを含むOAMシステムをさらに提供する。さらに、IRPManagerは、上記のステップ1005を実行するようにさらに構成されていてよい。任意選択で、OAMシステムは、上記のステップ1002からステップ1004を実行するように構成されたIRPAgentをさらに含む。システムは、セルカバレッジ問題に関する位置特定および分析を適時に行うことができる。
上記の実施方法の説明によって、当業者は、本発明がソフトウェアに必要な汎用ハードウェアを加えたものを使用することによって実施されてもよく、もちろん、ハードウェアを使用することによって実施されてもよいことを明確に理解するであろう。しかし、たいていの場合は、前者が好まれる実施方法である。そうした理解に基づき、本発明の技術的解決策は基本的には、すなわち先行技術に寄与する部分は、ソフトウェア製品の形で実施されうる。コンピュータソフトウェア製品は、可読記憶媒体、例えば、コンピュータのフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスクなどに記憶され、(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク機器などとすることのできる)コンピュータ機器に、本発明の実施形態に記載される方法を実行するよう指示する複数の命令を含む。
以上の説明は、本発明の単なる具体的な実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定するためのものではない。本発明において開示される技術的範囲内で当業者によって容易に考案されるあらゆる変形または置換は、本発明の保護範囲内に含まれるものである。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものである。
(関連出願の相互参照)
本出願は、2011年8月10日に中国特許庁に出願された、「METHOD AND APPARATUS FOR ASSOCIATING REPORTS」という名称の中国特許出願第201110228841.4号、および2011年9月29日に中国特許庁に出願された、「METHOD AND APPARATUS FOR ASSOCIATING REPORTS」という名称の中国特許出願第201110295649.7号の優先権を主張するものであり、両出願は参照によりその全体が本明細書に組み入れられる。

Claims (45)

  1. 報告を関連付けるための方法であって、
    基地局が、最小限ドライブテスト(minimized drive test:MDT)ジョブを実行するユーザ装置(user equipment:UE)に対して、前記UEに割り振られた識別子を送るステップと、
    前記基地局が、前記UEの無線リンク障害(radio link failure:RLF)報告を受け取るステップであって、前記RLF報告は前記識別子を搬送するものである、前記受け取るステップと、
    前記基地局が、前記UEの前記RLF報告と前記識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるステップと
    を含む方法。
  2. 基地局が、MDTジョブを実行するUEに対して識別子を送る前記ステップは、
    前記基地局が、前記MDTジョブを実行する前記UEに無線リソース制御(radio resource control:RRC)接続再構成メッセージを送るステップであって、前記メッセージは前記基地局によって前記UEに割り振られた前記識別子を搬送するものである、前記送るステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基地局が、前記UEの前記RLF報告と前記識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付ける前記ステップは、
    前記基地局が、前記UEの前記RLF報告と、前記同じ識別子を搬送する前記MDT測定報告とを組み合わせるステップ
    を含む請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記基地局が、前記UEの前記RLF報告と前記識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付ける前記ステップの後に、
    前記基地局が、前記UEの前記RLF報告と前記識別子を搬送する前記MDT測定報告との間の関連付け結果を、運用管理保守(operation, administration and maintenance:OAM)システムに報告するステップ
    をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記識別子は、トレース参照(trace reference:TR)とトレース記録セッション参照(trace recording session reference:TRSR)の組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記基地局が複数の公衆陸上移動網(public land mobile network:PLMN)によって共用される基地局である場合には、前記基地局によって受け取られる前記UEの前記RLF報告は、前記UEの登録PLMNの情報および/または前記UEのホームPLMNの情報をさらに搬送する、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記基地局は前記OAMシステムによって送られたジョブの種類を受け取り、前記ジョブの種類の値が即時のMDTおよびRLF報告であるときに、前記基地局は前記UEに対して前記UEに割り振られた前記識別子を送る、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記基地局によって受け取られる前記ジョブの種類は、統合参照点エージェント(integration reference point agent:IRPAgent)が前記OAMシステム内の統合参照点マネージャ(integration reference point manager:IRPManager)によって呼び出されたシグナリングトレース・ジョブ・アクティブ化操作に従ってシグナリングトレースジョブを生成した後で、前記OAMシステム内の前記IRPAgentによって前記基地局に送られ、前記シグナリングトレース・ジョブ・アクティブ化操作は前記IRPAgentにシグナリングトレースジョブを生成するよう要求するのに使用され、前記シグナリングトレースジョブのジョブの種類は即時のMDTおよびRLF報告である、請求項7に記載の方法。
  9. 報告を関連付けるための方法であって、
    基地局が、最小限ドライブテスト(MDT)ジョブを実行するユーザ装置(UE)の無線リンク障害(RLF)報告を受け取るステップであって、前記RLF報告は前記UEのソース基地局によって前記UEに割り振られた識別子を搬送するものである、前記受け取るステップと、
    前記基地局が、前記UEの前記RLF報告を送り、これにより、前記UEの前記RLF報告の受信者が前記UEの前記RLF報告と前記識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにするステップと
    を含む方法。
  10. 前記基地局によって送られる前記RLF報告の前記受信機は前記UEの前記ソース基地局または運用管理保守(OAM)システムである、請求項9に記載の方法。
  11. 前記識別子は、トレース参照(TR)とトレース記録セッション参照(TRSR)の組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせである、請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記基地局が複数の公衆陸上移動網(PLMN)によって共用される基地局である場合には、前記基地局によって受け取られる前記UEの前記RLF報告は、前記UEの登録PLMNの情報および/または前記UEのホームPLMNの情報をさらに搬送する、請求項9から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 報告を関連付けるための方法であって、
    最小限ドライブテスト(MDT)ジョブを実行するユーザ装置(UE)が、前記UEのソース基地局によって前記UEに割り振られた識別子を受け取るステップと、
    前記UE上で無線リンク障害(RLF)が発生したときに、前記UEが基地局にRLF報告を送るステップであって、前記RLF報告は前記ソース基地局によって前記UEに割り振られた前記識別子を搬送し、これにより、前記UEの前記RLF報告が前記識別子を搬送するMDT測定報告と関連付けられるようにする、前記送るステップと
    を含む方法。
  14. 前記識別子は、トレース参照(TR)とトレース記録セッション参照(TRSR)の組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせである、請求項13に記載の方法。
  15. 前記基地局が複数の公衆陸上移動網(PLMN)によって共用される基地局である場合には、前記UEによって前記基地局に送られる前記RLF報告は、前記UEの登録PLMNの情報および/または前記UEのホームPLMNの情報を搬送する、請求項13または14に記載の方法。
  16. 前記基地局は、前記UEの前記ソース基地局または前記UEのターゲット基地局である、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 最小限ドライブテスト(MDT)ジョブを実行するユーザ装置(UE)に対して前記UEに割り振られた識別子を送るように構成された第1の送信部と、
    前記UEの無線リンク障害(RLF)報告を受け取るように構成された第1の受信部であって、前記RLF報告は前記識別子を搬送するものである、前記第1の受信部と、
    前記UEの前記RLF報告と前記識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるように構成された第1の処理部と
    を備える基地局。
  18. 前記第1の送信部は、前記MDTジョブを実行する前記UEに無線リソース制御(RRC)接続再構成メッセージを送るように特に構成されており、前記メッセージは前記基地局によって前記UEに割り振られた前記識別子を搬送するものである、請求項17に記載の基地局。
  19. 前記第1の処理部は、前記UEの前記RLF報告と前記同じ識別子を搬送する前記MDT測定報告とを関連付けるように特に構成されている、請求項17または18に記載の基地局。
  20. 前記第1の送信部は、前記UEの前記RLF報告と前記識別子を搬送する前記MDT測定報告との間の関連付け結果を運用管理保守(OAM)システムに報告するようにさらに構成されている、請求項17から19のいずれか一項に記載の基地局。
  21. 前記第1の受信部は、前記OAMシステムによって送られたジョブの種類を受け取るようにさらに構成されており、前記第1の送信部は、前記第1の受信部によって受け取られた前記ジョブの種類の値が即時のMDTおよびRLF報告であるときに、前記UEに対して前記UEに割り振られた前記識別子を送るようにさらに構成されている、請求項17から20のいずれか一項に記載の基地局。
  22. 前記第1の受信部によって受け取られる前記ジョブの種類は、統合参照点エージェント(IRPAgent)が前記OAMシステム内の統合参照点マネージャ(IRPManager)によって呼び出されたシグナリングトレース・ジョブ・アクティブ化操作に従ってシグナリングトレースジョブを生成した後で、前記OAMシステム内の前記IRPAgentによって送られ、前記シグナリングトレース・ジョブ・アクティブ化操作は前記IRPAgentにシグナリングトレースジョブを生成するよう要求するのに使用され、前記シグナリングトレースジョブのジョブの種類は即時のMDTおよびRLF報告である、請求項21に記載の基地局。
  23. 前記識別子は、トレース参照(TR)とトレース記録セッション参照(TRSR)の組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせである、請求項17から22のいずれか一項に記載の基地局。
  24. 前記基地局が複数の公衆陸上移動網(PLMN)によって共用される基地局である場合には、前記第1の受信部によって受け取られる前記UEの前記RLF報告は、前記UEの登録PLMNの情報および/または前記UEのホームPLMNの情報をさらに搬送する、請求項17から23のいずれか一項に記載の基地局。
  25. 最小限ドライブテスト(MDT)ジョブを実行するユーザ装置(UE)の無線リンク障害(RLF)報告を受け取るように構成された第2の受信部であって、前記RLF報告は前記UEのソース基地局によって前記UEに割り振られた識別子を搬送するものである、前記第2の受信部と、
    前記UEの前記RLF報告を送り、これにより、前記UEの前記RLF報告の受信機が前記UEの前記RLF報告と前記識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにするように構成された前記第2の送信部と
    を備える基地局。
  26. 前記第2の送信部は、前記UEの前記RLF報告を前記UEのソース基地局に送り、これにより、前記UEの前記ソース基地局が前記UEの前記RLF報告と前記識別子を搬送する前記MDT測定報告とを関連付けるようにするように特に構成されており、または、前記第2の送信部は、前記UEの前記RLF報告を運用管理保守(OAM)システムに送り、これにより、前記OAMシステムが前記UEの前記RLF報告と前記識別子を搬送する前記MDT測定報告とを関連付けるようにするように特に構成されている、請求項25に記載の基地局。
  27. 前記識別子は、トレース参照(TR)とトレース記録セッション参照(TRSR)の組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせである、請求項25または26に記載の基地局。
  28. 前記基地局が複数の公衆陸上移動網(PLMN)によって共用される基地局である場合には、前記第2の受信部によって受け取られる前記UEの前記RLF報告は、前記UEの登録PLMNの情報および/または前記UEのホームPLMNの情報をさらに搬送する、請求項25から27のいずれか一項に記載の基地局。
  29. ユーザ装置(UE)のソース基地局によって前記UEに割り振られた識別子を受け取るように構成された第5の受信部と、
    前記UEが最小限ドライブテスト(MDT)ジョブを実行し、前記UE上で無線リンク障害(RLF)が発生したときに、基地局にRLF報告を送り、前記RLF報告は前記ソース基地局によって前記UEに割り振られた前記識別子を搬送し、これにより、前記UEの前記RLF報告が前記識別子を搬送するMDT測定報告と関連付けられるようにするように構成された第5の送信部と
    を備えるUE。
  30. 前記識別子は、トレース参照(TR)とトレース記録セッション参照(TRSR)の組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせである、請求項29に記載のUE。
  31. 前記第5の送信部によって前記基地局に送られる前記RLF報告は、前記UEの登録公衆陸上移動網(PLMN)情報および/または前記UEのホームPLMN情報をさらに搬送し、前記基地局は複数のPLMNによって共有される基地局である、請求項29または30に記載のUE。
  32. 前記基地局は、前記UEの前記ソース基地局または前記UEのターゲット基地局である、請求項29から31のいずれか一項に記載のUE。
  33. 報告を関連付けるための方法であって、
    基地局が、最小限ドライブテスト(MDT)ジョブを実行するユーザ装置(UE)の無線リンク障害(RLF)報告を受け取るステップと、
    前記基地局が、前記UEの前記RLF報告を運用管理保守(OAM)システムに送り、これにより、前記OAMシステムが前記UEの前記RLF報告と前記UEの識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにするステップと
    を含み、
    前記基地局によって受け取られる前記RLF報告は前記UEの識別子を搬送せず、前記基地局によって送られる前記RLF報告は前記UEの前記識別子を搬送し、前記UEの前記識別子は前記UEのソース基地局によって前記UEに割り振られた識別子である方法。
  34. 前記UEの前記識別子は、前記基地局によって、ローカルMDTコンテキスト情報を解析することによって獲得され、前記受け取ったRLF報告に追加される、請求項33に記載の方法。
  35. 前記識別子は、トレース参照(TR)とトレース記録セッション参照(TRSR)の組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせである、請求項33または34に記載の方法。
  36. 前記基地局が複数の公衆陸上移動網(PLMN)によって共用される基地局である場合には、前記基地局によって受け取られる前記RLF報告は、前記UEの登録PLMNの情報および/または前記UEのホームPLMNの情報をさらに搬送する、請求項33から35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 報告を関連付けるための方法であって、
    運用管理保守(OAM)システムが、基地局によって送られる無線リンク障害(RLF)報告および最小限ドライブテスト(MDT)測定報告書を受け取るステップと、
    前記RLF報告と前記MDT測定報告の両方がユーザ装置(UE)のソース基地局によって前記UEに割り振られた識別子を搬送する場合には、前記OAMシステムが前記RLF報告とMDT測定報告とを関連付けるステップと
    を含む方法。
  38. 前記OAMシステムが、前記RLF報告とMDT測定報告とを関連付ける前記ステップは、
    前記OAMシステムが、前記RLF報告と前記MDT測定報告とを組み合わせるステップ
    を含む請求項37に記載の方法。
  39. 前記識別子は、トレース参照(TR)とトレース記録セッション参照(TRSR)の組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせである、請求項37または38に記載の方法。
  40. 最小限ドライブテスト(MDT)ジョブを実行するユーザ装置(UE)の無線リンク障害(RLF)報告を受け取るように構成された第3の受信部と、
    前記UEの前記RLF報告を運用管理保守(OAM)システムに送り、これにより、前記OAMシステムが前記UEの前記RLF報告と前記UEの識別子を搬送するMDT測定報告とを関連付けるようにするように構成された第3の送信部と
    を備え、
    前記第3の受信部によって受け取られる前記RLF報告は前記UEの前記識別子を搬送せず、前記第3の送信部によって送られる前記RLF報告は前記UEの前記識別子を搬送し、前記UEの前記識別子は前記UEのソース基地局によって前記UEに割り振られた識別子である基地局。
  41. 第3の処理部をさらに備え、前記第3の処理部は、ローカルMDTコンテキスト情報を解析することによって前記UEの前記識別子を獲得し、前記識別子を前記受け取ったRLF報告に追加し、これにより、前記第3の送信部が前記RLF報告を送るようにするように構成されている、請求項40に記載の基地局。
  42. 前記識別子は、トレース参照(TR)とトレース記録セッション参照(TRSR)の組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせである、請求項40または41に記載の基地局。
  43. 基地局によって送られる無線リンク障害(RLF)報告および最小限ドライブテスト(MDT)測定報告を受け取るように構成された第4の受信部と、
    前記RLF報告と前記MDT測定報告の両方がユーザ装置(UE)のソース基地局によって前記UEに割り振られた識別子を搬送する場合には、前記RLF報告と前記MDT測定報告とを関連付けるように構成された第4の処理部と
    を備える運用管理保守(OAM)システム。
  44. 前記第4の処理部は、前記RLF報告と前記MDT測定報告の両方が前記UEの前記ソース基地局によって前記UEに割り振られた前記識別子を搬送する場合には、前記RLF報告と前記MDT測定報告とを組み合わせるように特に構成されている、請求項43に記載のOAMシステム。
  45. 前記識別子は、トレース参照(TR)とトレース記録セッション参照(TRSR)の組み合わせ、またはTRとTRSRとセル識別子の組み合わせである、請求項43または44に記載のOAMシステム。
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