JP5667372B2 - 隙間制御方法及び装置 - Google Patents

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Description

本書で開示する内容は、隙間(clearance) 制御技術に関し、より具体的には、回転機械の静止構成要素と回転構成要素との間の隙間を調節するためのシステム及び方法に関するものである。
特定の用途では、相対的に運動する構成要素相互間に隙間が存在する。例えば、隙間は、圧縮機、タービンなどのような回転機械内の回転構成要素と静止構成要素との間に存在し得る。隙間は、温度変化又は他の因子に起因して回転機械の運転中に増大又は減少することがある。
米国特許第7234918号
タービン・エンジンでは、性能及び耐久性の観点から、始動のような過渡状態の際は隙間をより大きくし且つ定常状態の際は隙間をより小さくすることが望ましい。
以下に、「特許請求の範囲」に記載された発明の範囲に相応する特定の実施形態について概要を記載する。これらの実施形態は「特許請求の範囲」に記載された発明の範囲を限定しようとするものではなく、むしろ本発明の取り得る形態についての概要を提供しようとするに過ぎない。実際には、本発明は、以下に述べる実施形態と同様であるか又はそれらとは異なることのある様々な形態を包含することができる。
第1の実施形態では、タービン・エンジンが、燃焼ガスの流れを導くように構成されているタービン・ハウジングを含む。タービン・エンジンはまた、タービン・ハウジングの内部にシャフトに結合された複数の羽根を含む。タービン・エンジンはまた、シャフトに結合されていて、シャフトの軸に沿ってシャフトを磁気的に平行移動させて、タービン・ハウジングと複数の羽根との間の半径方向隙間を増大及び減少させるように構成されている磁気アクチュエータを含む。
第2の実施形態では、システムが、ハウジングと回転羽根との間の半径方向隙間を回転軸に沿った平行移動により調節するように構成されている磁気アクチュエータを含む。本システムはまた、帰還信号に応答して半径方向隙間を調節するために磁気アクチュエータに係合するように構成されている制御装置を含む。
第3の実施形態では、タービンを運転する方法が、タービンのシャフトを、該シャフトに結合された回転構成要素と該シャフトを囲む静止ハウジングとの間の隙間を増大させるように設定された第1の位置へ線形に位置決めする段階と、シャフトの回転速度を次第に増大させる段階と、回転構成要素とシャフトを囲むハウジングとの間の隙間を減少させるように設定された第2の位置へシャフトを磁気的に平行移動させる段階とを含む。
本発明のこれらの及び他の特徴、側面及び利点は、添付図面を参照した以下の詳しい説明を読むことによってより良く理解されよう。図面では、全図を通じて同様な部品を同様な参照符号で表している。
図1は、磁気作動型隙間制御装置を持つガスタービンを含むシステムの一実施形態を例示する概略図である。 図2は、図1のタービンの部分断面図であって、図1のタービンに用いられる隙間制御技術の実施形態を例示する。 図3は、図1のタービンの部分断面図であって、図1のタービンに用いられる隙間制御技術の実施形態を例示する。 図4は、図1のタービンの隙間調節を制御する負荷の一実施形態を例示する概略図である。 図5は、図1のタービンにおいて隙間調節を制御するために使用される線形アクチュエータの一実施形態を例示する概略図である。 図6は、磁気作動型隙間制御装置を持つガスタービンを含むシステムの別の実施形態を例示する概略図である。 図7は、磁気作動型隙間制御装置を持つガスタービンを含むシステムの別の実施形態を例示する概略図である。
本発明の1つ以上の特定の実施形態を以下に説明する。これらの実施形態の説明を簡潔にするために、実際の具現化手段の全ての特徴を本明細書で説明することはできない。任意の工学的又は設計計画におけるような任意のこのような実際の具現化手段の開発において、具現化手段毎に変わることのあるシステム関連及び事業関連の制約を順守することのような開発者の特有の目標を達成するために、多数の具現化手段特有の決定を行わなければならないことを理解されたい。また更に、このような開発努力は複雑で時間がかかるが、それにも拘わらず、この開示を利用する通常の技術者にとって設計、製作及び製造についての日常的な仕事であることを理解されたい。
本発明の様々な実施形態の要素を導入するとき、数を明記しない要素及び「前記」と付した要素は、1つ以上の要素があることを意味するものとする。また用語「有する」、「含む」及び「持つ」は、排他的なものではなく、列挙した要素以外の追加の要素が存在し得ることを意味するものとする。
以下に詳しく説明されるように、開示される実施形態は、相対的に運動する構成要素相互間の隙間を制御するための磁気アクチュエータを含む。隙間は、環状ギャップ、線形ギャップ、矩形ギャップ、或いは、システム、運動の種類及び他の因子に依存した任意の他の幾何学的形状に対応させることができる。例えば、隙間は、圧縮機、タービン又は同様な機器の静止ハウジングと回転羽根との間のギャップに対応させることができる。従って、隙間は、回転羽根とハウジングとの間での漏洩又は摩擦の量を制御することができる。漏洩は、空気、水、蒸気、高温燃焼ガスなどのような任意の流体に対応させることができる。磁気アクチュエータは、圧縮機又はタービンのような回転機械の回転軸に沿って直線的な運動を生じさせることができる。詳しく述べると、本書に開示する実施形態では、隙間を制御するためにタービンのシャフトを直線的に水平移動させるための技術を提供する。更に、シャフトの移動は、発電機のようなシステム負荷によって制御することができ、また流体圧でよりもむしろ電気的に制御することができる。これはタービンを簡単化し、既存の技術と比較して信頼性を改善することができる。また更に、実施形態によっては、シャフトの平行移動は、温度センサ、振動センサ、位置センサ、隙間センサなどのようなセンサによって測定することのできるタービンの動作状態に依存して、徐々に生じさせることができる。シャフトの調節を徐々に行うことによって、隙間は、任意の所与の時点におけるタービンの動作状態に従って、タービン羽根とタービン・ハウジングとの間の接触の可能性を防止することとタービン効率とを釣り合わせるように微細調節することができる。しかしながら、特定の実施形態では、磁気アクチュエータの係合と切り離しに対応する最大隙間と最小隙間を持つ簡単な2段又は2位置隙間制御装置を提供することができる。
図1は、本発明技術の実施形態に従った磁気作動型隙間制御装置を持つガスタービン・エンジン12を含む模範的なシステム10のブロック図である。システム10は、航空機、船舶、機関車、発電システム、又はそれらの組合せを含むことができる。従って、タービン・エンジン12は、発電機、プロペラ、伝動装置、駆動システム又はそれらの組合せのような様々な負荷14を駆動することができる。例示したガスタービン・エンジン12は、空気取入れ部16、圧縮機18、燃焼器部20、タービン22、及び排気部24を含む。タービン22はシャフト26を介して圧縮機18に駆動結合される。
矢印によって示されているように、空気が取入れ部16を通って圧縮機18に流入する。圧縮機18は、取入れ空気を燃焼器部20へ導く圧縮機ハウジング19を含む。圧縮機18の内部では、羽根34がシャフト26に結合され、且つシャフト26と圧縮機ハウジング19の内壁との間の半径方向ギャップにわたって延在する。圧縮機羽根34は、圧縮機羽根34と圧縮機ハウジング19の内壁との間の接触を避けるために圧縮機ハウジング19の内壁から小さな半径方向ギャップだけ離間する。シャフト26の回転が圧縮機羽根34の回転を生じさせることにより、空気を圧縮機18に引き入れて、該空気を燃焼器部20に入る前に圧縮する。
例示した燃焼器部20は、圧縮機18とタービン22との間で軸方向のシャフト26の周りに同心に又は環状に配置された燃焼器ハウジング28を含む。燃焼器ハウジング28の内部では、燃焼器部20は、シャフト26の周りに円形又は環状構成で複数の円周方向位置に配置された複数の燃焼器30を含むことができる。圧縮機18からの圧縮空気は各々の燃焼器30に入り、次いでタービン22を駆動するためにそれぞれの燃焼器30内で燃料と混合して燃焼する。
矢印で示されているように、燃焼器12から流出する高温燃焼ガスがタービン22を駆動する。タービン22は、燃焼ガスを排気部24へ導くタービン・ハウジング23を含む。タービン22の内部では、タービン羽根36がシャフト26に結合され、且つシャフト26とタービン・ハウジング23の内壁との間の半径方向ギャップにわたって延在する。タービン羽根36は、タービン羽根36とタービン・ハウジング23の内壁との間の接触を避けるためにタービン・ハウジング23の内壁から小さな半径方向ギャップだけ離間する。タービンを通って流れる燃焼ガスがタービン羽根36にぶつかり且つ羽根の間を流れて、タービン羽根36を、従ってシャフト26を駆動し回転させる。シャフト26の回転は圧縮機18及び/又は負荷14に動力を与えるために用いることができる。実施形態によっては、排気はジェット機のような乗り物用の推進源として用いることができる。
図2及び図3を参照して更に以下に説明するように、タービン羽根36の先端とタービン・ハウジング23との間の半径方向隙間は、矢印38で示されているように、シャフト26の回転軸に沿って直線的にシャフト26を動かすことによって調節することができる。実施形態によっては、この長手方向の又は直線的な移動は負荷によって遂行することができ、また電気的に又は磁気的に遂行することができる。このように、タービン22によって負荷14へ供給される動力の幾分かは、シャフト26の直線的な平行移動を遂行するために用いることができる。また更に、システム10は、温度、振動、ノイズ、線形位置、入口案内翼(IGV)角度、又は羽根隙間のようなタービン22のパラメータを測定する帰還回路40も含むことができる。帰還回路40は、測定されたパラメータを表す信号を負荷14へ伝送することができ、その結果、負荷14がそれに対応してシャフト26の線形位置を調節することができる。このようにして羽根隙間を調節することによって、燃焼器部12内での燃料の燃焼によって生じた動力のより多くをタービン22によって捕捉することができる。
本書で述べる隙間制御技術は、シャフト26の平行移動によりタービン22の羽根隙間調節を例示する図2及び図3を参照すればより良く理解することができる。シャフト26を作動し且つシャフト26の位置を測定する技術が図4及び図5に示されている。本発明技術の様々な他の面及び用途が図6及び図7に示されている。
図2及び図3は、本発明技術に従った図1のタービンにおける隙間調節を例示する図1のタービンの部分断面図である。図2に示されているように、タービン・ハウジング23の内側表面44は円錐形であり、従って外向きにテーパが付けられている。すなわち、開口の直径が、(矢印46によって表されている)燃焼ガスの外向きの流れの方向に増大している。更に、羽根36の外側表面48もまた、タービン・ハウジング23の内側表面44の輪郭に合わせてテーパが付けられている。このようなとき、タービン・ハウジング23の内側表面44と羽根36の外側表面48との間の半径方向ギャップ50(例えば、テーパ付きの環状ギャップ又は円錐形ギャップ)は羽根36の外側表面48にわたって比較的一様である。半径方向ギャップ50は羽根36とハウジング23との間の接触を防止する。しかしながら、半径方向ギャップ50を通って流れる燃焼ガスは羽根36の推進に寄与せず、その結果としてシャフト26への動力の損失を生じる。従って、半径方向ギャップの距離52が狭ければ狭いほど、タービン22によって発生される動力を大きくすることができる。
始動の際、タービン22内のロータ構造と静止構造との間の熱膨張の差により、半径方向ギャップの距離52が減少して、潜在的に摩擦状態を引き起こそうとする傾向がある。従って、半径方向ギャップの距離52を始動の際に増大させて、摩擦の可能性を低減することができる。タービンが燃焼器部20からの燃焼ガスにより熱せられるにつれて、羽根36及びロータ構造は半径方向に膨張して、半径方向ギャップの距離52を減少させる傾向がある。羽根36が半径方向に膨張するとき、半径方向ギャップの距離52を、以下に述べるように、調節して、 所望の半径方向ギャップの距離52に維持することができる。タービン22及び羽根36が熱平衡に達するにつれて、半径方向ギャップの距離52は安定化しようとする。従って、タービン22の安定な動作中は、半径方向ギャップの距離52は比較的小さく保って、タービン22の効率を増大させることができる。理解されるように、摩擦は材料特性の劣化を招き、この結果、高サイクル疲労により耐久性の問題を引き起こすことがある。また、摩擦は羽根先端及び静止構成要素の界面から材料を擦り落とし、これにより定常状態でのギャップを増大させて、性能の低下を招く。そこで、過渡状態中は摩擦状態の可能性を最小にし且つ定常状態中は性能を最大にするように能動隙間制御を設けることが望ましいと考えられる。
タービン22はまた、タービン22の動作状態を監視するために1つ以上のセンサ54,56を含むことができる。実施形態によっては、センサ56はタービン22の温度及び/又はタービン22内の振動レベルを監視することができる。このセンサ56からの信号は、タービン22の振動安定性及び熱安定性に基づいて、所望の半径方向ギャップの距離52を決定するために用いることができる。理解されるように、実際の隙間測定値と温度測定値に基づいて、温度と半径方向ギャップ隙間52との間の関係を作成して、後者の温度測定値を用いて隙間を決定できるようにすることができる。このやり方では、タービン22の静止部品の簡単な温度測定値を用いて、半径方向隙間52を決定することができ、従って、半径方向隙間52の調節を開始するための制御パラメータとして作用させることができる。しかしながら、実施形態によっては、センサ54を用いることにより、実際の半径方向ギャップの距離52を測定することができる。例えば、センサ54は、センサ54と羽根の外側表面48との間の静電容量を検出することによって、実際の半径方向ギャップの距離52を測定することができる。所望の半径方向ギャップの距離52と実際の測定された半径方向ギャップの距離52との間の差は、図4及び図5に関して以下に述べるように、所望の半径方向ギャップの距離52を維持するように半径方向ギャップの距離52を調節するために用いることができる。半径方向ギャップの距離52はまた、設定時間、閾値出力レベルを越えた後の設定時間、又は別の動作パラメータに基づいて制御することができる。
センサ54及び56からの信号は帰還回路40へ送ることができ、帰還回路40はセンサ信号を処理して、例えば、温度、振動、実際の半径方向ギャップの距離52などのような、測定されたパラメータを表す帰還信号を負荷14へ送る。次いで、以下に詳しく説明するように、負荷14は、半径方向ギャップの距離52を電気的に調節するために帰還信号を使用することができる。このやり方では、半径方向ギャップの距離52は、タービン22の効率を増大させることと、タービン羽根36とタービン・ハウジング23との接触の可能性を減少させることとの間での適当な釣り合いを維持するために、タービン22の動作全体を通じて連続的に調節することができる。
タービン羽根36及びタービン・ハウジング23のテーパを付けた形状の結果として、半径方向ギャップの距離52は、矢印38で示されるように、シャフト26を前方及び後方に軸方向に平行移動させることによって調節することができる。以下に更に説明するように、シャフト26の平行移動は磁気アクチュエータを用いて行うことができる。本説明のために、用語「前方」は、タービン22の空気入口へ向かう内側を指す方向を表すために用いられ、また用語「後方」は、タービン22の排気部へ向かう外側を指す方向を表すために用いられる。換言すれば、空気及び燃焼ガスの流れに関して表すと、前方は上流方向であり、また後方は下流方向である。図2に示されているように、シャフト26は、矢印58で示されるように、後方に位置決めされる。シャフト26を後方に位置決めすると、羽根36が後方へ動かされて、図示のように半径方向ギャップの距離52を増大させ、従って、摩擦の可能性を減少させる。
手短に図3について説明すると、シャフト26が前方位置に示されており、これにより、矢印60で示されるように羽根36が前方へ動かされて、図3に示されているように半径方向ギャップの距離52を減少させて、半径方向ギャップ50を通る燃焼ガスの流れを減少させる。半径方向ギャップ50を通るガス流を減少させると、ガス流が優先的に羽根36に当たって羽根36を通過してシャフト26を回転駆動するようになることによって、タービン22の効率が増大する。ここで、図2及び図3に示されているシャフト26の位置が単に2つの取り得るシャフト26の位置を表しているに過ぎないこと、及びシャフトが図示の2つの位置の間の任意の場所にも位置決めすることができること、すなわち、所望の半径方向ギャップの距離52が離散的な変分に制限されないことが理解されよう。実施形態によっては、ギャップ幅52は後方位置での約1〜3mmから前方位置での約0.5〜1.5mmまで変えることができる。また更に、ギャップ幅52のこの変化は、シャフトを約1〜5mm平行移動させることによって達成することができる。理解されるように、実際の値はタービンの大きさ(例えば、外径)に比例する。
次に図4について説明すると、本発明技術に従って、図1のタービン22の隙間調節を制御する負荷14の一実施形態を例示するブロック図である。図4に示されているように、負荷14は発電機64を含むことができる。発電機64はシャフト26の回転によって駆動することができ、また電気出力66を発生することができる。実施形態によっては、電気出力66は三相交流(AC)であってよい。電力出力66は、任意の適当な種類の電気機械に電力を供給する送電網に結合することができる。
負荷14はまたアクチュエータ68を含むことができ、アクチュエータ68は、前に述べたように、シャフト26を前方及び後方に平行移動させる。アクチュエータ68は任意の適当な電気的線形位置決め装置を含むことができる。例えば、アクチュエータ68は、電動機、ソレノイド、可動コイル・アクチュエータなどを含むことができる。実施形態によっては、アクチュエータは、図5を参照して以下に詳しく説明するよう、シャフト26を動かすために可変磁気力を供給することのできる磁気スラスト軸受を含むことができる。更に、図4に示されているように、アクチュエータ68は発電機64から給電することができる。このやり方では、シャフト26を動かすために第2の電源が使用されないと云う事実により、システム10は簡単化することができる。しかしながら、代替実施形態では、アクチュエータ68はまた、負荷14の外部にある外部電源(図示せず)から給電することができる。また更に、アクチュエータ68はまた、負荷14の外側である場所を含めて、シャフト26に沿った任意の場所に配置することができる。
アクチュエータ68は、発電機64の出力66から電気エネルギを受け取る制御回路70によって制御することができる。このやり方では、シャフト26の回転を介してタービン22から受け取る機械エネルギにより、発電機64及び制御回路70の両方が作動される。実施形態によっては、発電機64の出力レベルを用いることにより、タービン22の動作状態に関する情報を制御回路70に与えることができる。例えば、低電圧の出力66は一般に、タービン22が始動動作段階にあることを表すことができ、この始動動作時には、半径方向ギャップの距離52は広いことが望ましい。対照的に、高電圧の出力66は一般に、タービン22が定常状態の動作段階にあること表すことができ、この定常状態の動作時には、半径方向ギャップの距離52は狭いことが望ましい。タービンの動作状態に関するこの情報は、次いで、シャフト26の適当な線形位置を少なくとも部分的に決定するために制御回路70によって用いることができる。例えば、実施形態によっては、シャフト26の線形位置は発電機64の出力電圧に比例させることができる。
制御回路70はまた帰還回路40から1つ以上の帰還信号を受け取ることができる。前に述べたように、帰還信号は、センサ54及び56によって測定されている1つ以上のパラメータを表すデータを制御回路70に供給することができる。例えば、制御回路70はセンサ56からの温度データ又は振動データを使用して、所望の半径方向ギャップの距離52を推定することができる。別の例では、制御回路70はセンサ54によって測定された実際の半径方向ギャップの距離52を用いて、実際の測定された半径方向ギャップの距離52を所望の半径方向ギャップの距離52に持って来るためのシャフト位置調節量を推定することができる。制御回路70が帰還回路40から受け取る信号は、アナログ又はディジタルであってよい。更に、制御回路70は受け取った信号を、該制御回路70にプログラムされたファームウエア又はソフトウエアに従って処理することができる。
制御回路70はまた、位置センサ72から、シャフト26の線形位置を表す1つ以上の信号を受け取ることができる。位置センサ72は、例えば光学センサ又はホール効果センサのような任意の種類の線形位置センサとすることができる。実施形態によっては、制御回路70は、シャフト26の線形位置とその結果の半径方向ギャップの距離52とに関する情報を含むプログラム可能なメモリを含むことができる。位置センサ72はシャフト位置信号を制御回路70に送ることができ、この信号は、少なくとも部分的に、測定された半径方向ギャップの距離52を所望の半径方向ギャップの距離52に持って来るためにシャフト26の位置を調節するように用いることができる。実施形態によっては、シャフト26の線形位置とその結果の半径方向ギャップの距離52との間の関係は、位置センサ72を較正するために用いられる経験的な測定値に基づいて定めることができ、この経験的な測定値は制御回路70のメモリにプログラムすることができる。このやり方では、半径方向ギャップの距離52は、シャフト26の線形位置のみに基づいて、又はそれに部分的に基づいて推定することができる。位置センサ72及び帰還回路40(例えば、センサ54及び56)の1つ以上から受け取ったデータに応答して、制御回路70はシャフト26の線形位置を調節するために電気信号をアクチュエータ68に送ることができる。実施形態によっては、位置センサ72又はセンサ54及び56の1つ以上を省略することができる。実施形態によっては、システム10の信頼性を高めるために、位置センサ72並びにセンサ54及び56の2つ以上を一緒に使用することができる。
システム10の動作中、アクチュエータ68は、発電機64の出力電圧、帰還回路40からの信号、位置センサ72からの信号、又はそれらの組合せに基づいて、シャフト26を前方及び後方に平行移動させることができる。例えば、一実施形態では、アクチュエータ68は、発電機64の増大する電圧出力に応答してシャフト26を前方に平行移動させることができる。しかも、平行移動の程度は発電機64の電圧出力に比例させることができる。別の実施形態では、アクチュエータ68は、タービン・エンジン12の始動中はシャフト26を後方に平行移動させ、またタービン・エンジン12の定常状態動作中は前方に平行移動させることができる。更に、シャフト26は、センサ54及び56並びに/又は発電機64の電気出力によって表されるようにタービン・エンジン12が定常動作状態に近づくにつれて後方位置から前方位置へ徐々に平行移動させることができる。例えば、シャフト26は、タービン羽根36がセンサ54によって表されるように熱的安定及び/又は振動安定に近づくにつれて前方位置へ徐々に平行移動することができる。別の実施形態では、センサ54によって測定されるような回転羽根及び/又はハウジングの温度は、タービン羽根36及びタービン・ハウジング23の既知の熱膨張又は収縮特性に基づいて実際の半径方向ギャップの距離52の表示として役立てることができる。この実施形態では、制御回路70は、回転羽根36及び/又はタービン・ハウジング23の温度に少なくとも部分的に基づいて所望の半径方向ギャップの距離52を維持するためにシャフト26を平行移動させるように構成することができる。
実施形態によっては、タービン羽根36に突き当たる燃焼ガスは、シャフト26に後方への力を加えることができる。更に、シャフト26の配置方向が垂直である実施形態では、重力もシャフト26に後方への力を加えることができる。更にまた、実施形態によっては、システム10は、シャフト26を後方へ偏圧する弾性装置(例えば、バネ)を含むことができる。従って、アクチュエータ68は、シャフト26に前方への力のみを加えるように構成することができる。このやり方では、シャフト26の位置は、燃焼ガス、重力、又はバネによって加えられる後方への力に抗して、アクチュエータ68によって加えられる前方への力を釣り合わせることによって、制御することができる。このやり方では、アクチュエータ68の設計を簡単化することができる。その上、このやり方はまたフェールセーフ機構の利点をもたらすことができる。換言すると、アクチュエータ68が予想外にパワーを失うか、さもなくば機能停止した場合、シャフト26は後方へ自動的に平行移動させ、これにより半径方向ギャップの距離52を増大させて、タービン羽根36とタービン・ハウジング23との間の接触の可能性を低減する。他の実施形態では、アクチュエータ68はシャフト26に前方への力及び後方への力の両方を加えるように構成することができる。
次に図5について説明すると、本発明技術に従った一実施形態の線形アクチュエータ68を例示する概略図が示されている。図5は構成要素の特定の配置方向を例示しているが、線形アクチュエータ68は開示された実施形態の範囲内で任意の適当な配置方向又は構成で使用することができる。例えば、線形アクチュエータ68は、タービン22、圧縮機18、又はタービン・エンジン12内の任意の適当な場所に沿って、低温端、高温端、中間位置、又は複数の位置に配置することができる。別の例では、線形アクチュエータ68の1つを複数の独立のシャフトに関連させることができ、例えば、第1の線形アクチュエータ68は第1のタービン段内の第1のタービン・シャフトに使用することができ、第2の線形アクチュエータ68は第2のタービン段内の第2のタービン・シャフトに使用することができ、第3の線形アクチュエータ68は第3のタービン段内の第3のタービン・シャフトに使用することができると云うようになされる。この態様では、システムは様々なタービン段において独立の隙間制御を行うことができる。同じ考え方を圧縮機18の異なる段で用いることができる。
図5に示されているように、実施形態によっては、線形アクチュエータ68は磁気スラスト軸受とすることができる。このようなとき、線形アクチュエータ68は、前方ステータ84内に保持されていて、矢印90で示されるように、シャフト26を前方に平行移動させるように構成されているスラスト・ディスク80及び前方コイル82を含むことができる。実施形態によっては、線形アクチュエータ68はまた、後方ステータ88内に保持されていて、点線の矢印92で示されるように、シャフト26を後方に平行移動させるように構成されている後方コイル86を含むことができる。明確にするために、コイル82,86及びステータ84,88は断面で示されている。スラスト・ディスク80は、鉄のような強磁性材料を含む円形ディスクとすることができる。更に、スラスト・ディスク80はシャフト26に固定されていて、コイル82に隣接して、又は2つのコイルを持つ実施形態では、コイル82及び86の間で、シャフト26と共に回転する。コイル82及び86の各々は、シャフト26の周りに複数回巻装された導体を含むことができ、且つコイルを付勢する電流を導いて、磁力線94及び96によって表されるように、スラスト・ディスク80付近に磁界を発生するように構成されている。ステータ84及び88は鉄のような強磁性材料を含むことができ、且つスラスト・ディスク80付近にコイル82及び86によって発生された磁界を集中させるように構成することができる。この実施形態では、システム10はまた、シャフト26を支持するように構成されている磁気ラジアル軸受98を含むことができる。このような場合、制御回路70は磁気ラジアル軸受98へ制御信号を送ることができる。制御回路からの制御信号は磁気ラジアル軸受98内に磁界を発生させ、該磁界は、シャフト26が磁気ラジアル軸受98に直接接触することなく磁気ラジアル軸受98内で自由に浮動するように作用する。特定の実施形態では、磁気ラジアル軸受98により得られるこの自由な浮動は、線形アクチュエータ68(例えば、磁気スラスト軸受)による軸方向の平行移動を容易にすることができる。
制御回路70は、コイル82及び86に電気結合されて、磁界を発生する電流をコイル82及び86に生じさせるように構成することができる。シャフト26の平行移動の際、制御回路70はコイル82及び86を付勢し、この結果、コイル82及び86によって発生される磁界がスラスト・ディスク80に推進力を加える。例えば、シャフト26を前方90に平行移動させるために、制御回路70はコイル82に電流を供給して、コイル82を囲み且つスラスト・ディスク80に侵入する磁界94を発生させることができる。磁界94はスラスト・ディスク80に推進力を生じさせ、これによりスラスト・ディスク80を前方90に引っ張って、タービン羽根36とタービン・ハウジング23との間のギャップの距離52を減少させる(図3参照)。シャフト26の位置を維持するために、制御回路70はコイル82をターンオフするか、或いは図4に関して前に述べたように、タービン羽根36に燃焼ガスよって及び/又は偏圧機構によって加えられる後方への推進力に抗して、コイル82によって加えられる前方への推進力を釣り合わせるレベルまで、コイル82の電流を減少させることができる。
破線の矢印92によって示されているように、シャフト26を後方に平行移動させるため、制御回路70は、実施形態によっては、燃焼ガス又はバネによって加えられる後方への力が磁界94によって加えられる前方への力を克服することができるレベルまでコイル82の電流を減少させることができ、これによりシャフト26を後方92に平行移動させることができる。しかしながら、他の実施形態では、アクチュエータ68は、コイル86を介してシャフト26を後方に平行移動させることができる。この実施形態では、シャフト26を後方に平行移動させるために、制御回路70はコイル86に電流を供給して、コイル86を囲み且つスラスト・ディスク80に侵入する磁界96を発生させることができる。磁界96はスラスト・ディスク80に推進力を生じさせ、これによりスラスト・ディスク80を後方92に引っ張って、タービン羽根36とタービン・ハウジング23との間のギャップの距離52を増大させる(図2参照)。様々な実施形態では、制御回路70からアクチュエータ68へ出力される電流は、シャフト26の所望の程度の平行移動に比例するものとすることができる。また更に、実施形態によっては、制御回路70からアクチュエータ68へ出力される電流は、発電機64の電気出力66が増大するにつれて増大させることができ、また発電機64の電気出力66に比例させることさえもできる。このやり方では、シャフト26の位置は発電機64の電気出力66の大きさに依存させることができる。この実施形態では、発電機64の電気出力66は始動直前の時点でゼロである。従って、アクチュエータ68のコイル82に対する入力電流もまたゼロであり、またシャフト26は後方92の位置にあって、半径方向ギャップの距離52を比較的大きくすることができる。発電機64が出力上昇を開始すると、発電機64の出力電圧が次第に増大し、従ってコイル82に印加される電流も増大する。コイル82に印加される電流が増大すると、シャフト26を徐々により前方の位置へ平行移動させ、従って半径方向ギャップの距離52を減少させ且つタービン22の効率を増大させる。このやり方では、半径方向ギャップの距離52は、始動の際の大きいギャップから、次第にタービン22が定常動作状態に近づくにつれて徐々により小さいギャップへ減少する。実施形態によっては、コイル82への電流は発電機出力66に完全に比例しないことがある。むしろ、発電機出力電圧に加えて、帰還回路40及び/又は位置センサ72からの信号もまた、コイル82への電流出力を制御するために用いることができる。このやり方では、タービン羽根温度、シャフト26の測定された位置などのような因子もまた、シャフト26の位置を調節するために用いることができる。
ここで、上述の技術は、互いに相対的に動く構成要素相互の間、例えば、回転及び静止構成要素の間に隙間が維持される任意の適当なシステムに用いることができることを理解されよう。例えば、上述の技術は、ガスタービン・エンジン、又は蒸気タービン・エンジン、又は水力タービンに用いることができる。同様に、上述の技術は、圧縮機に、例えば、独立型圧縮機又は多段圧縮機に用いることができる。次に図6及び図7について説明すると、本発明の実施形態に従ったシステム10の様々な模範的な実施形態が示されている。図6に示されているように、上述の技術は単一シャフト高温端駆動用途で具現化することができる。この実施形態では、図1に示された実施形態と異なり、タービン・エンジン12の排気端で仕事が発生される。このような場合、シャフト26はタービン・エンジン12及び排気部24を通過して、負荷14に結合される。前に述べたように、負荷14は、開示した技術に従ってシャフト26の作動を制御するように構成することができる。
図7に示されているように、上述の技術はまた、多重シャフト用途で具現化することができる。この実施形態では、図6の場合と同様に、タービン・エンジン12の排気端で仕事が発生される。しかしながら、この実施形態では、システム10は複数のタービン段又は部分、例えば、高圧タービン110及び低圧タービン112を含むことができる。燃焼ガスは両方のタービン部分110,112を通過することができる。高圧タービン部分110は第1組のタービン羽根114を含むことができ、該第1組のタービン羽根114は、燃焼ガスが高圧タービン110を通過して第1組の羽根114に衝突するとき第1のシャフト115を回転させることによって、圧縮機18に動力を供給するように構成されている。また更に、第1組のタービン羽根114は、圧縮機18に伝達される動力を増大又は減少させるように調節可能とすることができる。例えば、第1組のタービン羽根114の羽根ピッチは、燃焼ガスによって第1のシャフト115に加えられる仕事が少なくなるように調節することができる。次いで、燃焼ガスは高圧タービン110を出て、低圧タービン112に入って負荷14を駆動する。従って、低圧タービン112は、第2のシャフト118に結合された第2組のタービン羽根116を含む。特定の実施形態では、タービン羽根116の上流の可変面積タービン翼(VATN)を回転することによって、第1及び第2のタービン部分110及び112の間の動力整合を達成することができる。上述のタービン22の場合と同様に、タービン羽根116とタービン・ハウジングとの間の半径方向ギャップの距離52(図2及び図3)は、低圧タービン112の効率に影響を及ぼす。そこで、前に述べたように、半径方向ギャップの距離52を増大又は減少させるために第2のシャフト118を負荷14によって平行移動させることができる。
この場合も、前に述べたように、システム10は、異なるタービン段、異なる圧縮機段、又は両方に独立の隙間制御装置を提供することができる。例えば、独立なシャフト115及び118を備えたシステム10は、それぞれのタービン110及び112において半径方向ギャップの距離52を独立に制御するために各々のシャフト115及び118を磁気的に平行移動させることができる。理解されるように、それぞれのタービン110及び112の各々のシャフト115及び118に別々の磁気アクチュエータを関連させることができる。同様に、単一の制御装置又は独立の複数の制御装置をこれらの別々の磁気アクチュエータと共に用いることができる。
以上の説明から、開示した技術を用いて幾つかの利点を得ることができることが理解されよう。例えば、シャフトを電気的に平行移動させるために負荷を使用することによって、システムは流体圧又は他の技術と比較して簡単化することができる。別の例として、シャフトを流体圧によるよりもむしろ電気的に平行移動させることによって、作動流体の漏れに起因したシステム故障の可能性を無くすことができる。また更に、シャフトの平行移動を徐々に生じさせることができると云う事実に起因して、隙間は、タービン効率とタービン羽根及びタービン・ハウジングの接触の可能性との間で適当な釣り合いを与えるように微細に調節することができる。開示した電気的/磁気的隙間制御システムは、タービンの寿命及び性能を向上させながら、一般に清潔で維持費が低い。開示した電気的/磁気的隙間制御システムは、非流体駆動型又は無流体システムとして記述することができ、また可動部品(例えば、流体圧システムのピストン・シリンダ)相互間の摩耗表面を無くすか又は低減する。本発明の技術的効果は、タービンの測定された動作特性に従って、ハウジング内で回転するタービン羽根とタービン・ハウジングとの間の隙間を調節することを含む。
本明細書は、最良の実施形態を含めて、本発明を開示するために、また当業者が任意の装置又はシステムを作成し使用し、任意の採用した方法を遂行すること含めて、本発明を実施することができるようにするために、様々な例を使用した。本発明の特許可能な範囲は「特許請求の範囲」の記載に定めており、また当業者に考えられる他の例を含み得る。このような他の例は、それらが特許請求の範囲の文字通りの記載から実質的に差異のない構造的要素を持つ場合、或いはそれらが「特許請求の範囲」の文字通りの記載から実質的に差異のない等価な構造的要素を含む場合、特許請求の範囲内にあるものとする。
10 システム
12 ガスタービン・エンジン
18 圧縮機
19 圧縮機ハウジング
20 燃焼器部
22 タービン
23 タービン・ハウジング
28 燃焼器ハウジング
30 燃焼器
34 圧縮機羽根
36 複数の羽根
38 平行移動の方向
44 内側表面
46 燃焼ガスの流れ
48 外側表面
50 半径方向ギャップ
52 半径方向ギャップの距離
54 センサ
56 センサ
58 後方への移動方向
60 前方への移動方向
66 電気出力
80 スラスト・ディスク
82 前方コイル
84 前方ステータ
86 後方コイル
88 後方ステータ
90 前方への移動方向
92 後方への移動方向
94 磁力線
96 磁力線
98 磁気ラジアル軸受
110 高圧タービン
112 低圧タービン
114 第1組のタービン羽根
115 第1のシャフト
116 第2組のタービン羽根
118 第2のシャフト

Claims (10)

  1. 空気と燃焼ガスの流れを導くように構成されているタービン・ハウジング(23)と、
    前記タービン・ハウジング(23)の内部のシャフト(26)に結合された複数の羽根(36)と、
    前記空気と燃焼ガスの流れ方向に関し前記シャフト(26)を後方へ偏圧する弾性装置と、
    前記シャフト(26)に結合されていて、前記空気と燃焼ガスの流れ方向に関し前記シャフト(26)の軸に沿って前記シャフト(26)を前方へ磁気的に平行移動させて、前記タービン・ハウジング(23)と前記複数の羽根(36)との間の半径方向隙間(50,52)を増大及び減少させるように構成されている磁気アクチュエータ(68)と、
    を有するタービン・エンジン(12)。
  2. 前記タービン・ハウジング(23)の内側表面が燃焼ガスの流れの方向に外向きにテーパが付けられており、また前記複数の羽根(36)が、前記タービン・ハウジング(23)の前記内側表面からずれているテーパ付きの表面を有している、請求項1記載のタービン・エンジン(12)。
  3. 前記磁気アクチュエータ(68)は磁気スラスト軸受を有している、請求項1又は2記載のタービン・エンジン(12)。
  4. 前記磁気アクチュエータ(68)の入力に電気的に結合されていて、前記半径方向隙間(50,52)に関連した帰還信号に応答して前記シャフト(26)を平行移動させるために前記磁気アクチュエータ(68)に電気信号を送るように構成されている制御回路(70)を更に有している請求項1乃至3のいずれか1項に記載のタービン・エンジン(12)。
  5. 前記タービン・エンジン(12)は、前記制御回路(70)の別の入力に結合された出力を持つ発電機(64)を更に有しており、前記制御回路(70)から前記磁気アクチュエータ(68)に送られる前記電気信号が、前記発電機(64)の出力電力に少なくとも部分的に基づいて定められ、前記磁気アクチュエータ(68)が前記出力電力の変化に応答して前記半径方向隙間(50,52)を変更する、請求項4記載のタービン・エンジン(12)。
  6. 前記複数の羽根(36)の各々と前記タービン・ハウジング(23)との間の半径方向隙間(50,52)の幅を測定して、対応する隙間信号を帰還信号として前記制御回路(70)へ送るように構成されている隙間センサ(54)を更に有している請求項4又は5記載のタービン・エンジン(12)。
  7. 前記タービン・ハウジング(23)及び前記複数の羽根(36)の内の少なくとも1つの温度を測定して、対応する隙間信号を帰還信号として前記制御回路(70)へ送るように構成されている温度センサ(56)を更に有している請求項4又は5記載のタービン・エンジン(12)。
  8. ハウジング(23)と回転羽根(36)との間の半径方向隙間(50,52)を流体の流れ方向に関し回転軸に沿った前方への平行移動により調節するように構成されている磁気アクチュエータ(68)と、
    前記流体の流れ方向に関し前記回転軸を後方へ偏圧する弾性装置と、
    帰還信号に応じて前記半径方向隙間(50,52)を調節するために前記磁気アクチュエータ(68)に係合するように構成されている制御装置(70)と、
    を有するシステム。
  9. 前記磁気アクチュエータ(68)は、定常状態及び非定常状態を表す帰還信号に基づいた平行移動により前記半径方向隙間(50,52)を徐々に調節するように構成されている、請求項8記載のシステム。
  10. 前記制御装置(70)は、前記磁気アクチュエータ(68)に係合して、非定常状態の際は前記半径方向隙間(50,52)を増大させ且つ定常状態の際は前記半径方向隙間(50,52)を減少させるように構成されている、請求項9記載のシステム。
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