JP5650414B6 - デジタルブロードバンド伝送を提供するための方法、システムおよびネットワークエンティティ - Google Patents
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Description
本発明は、通信リンク上の分散データのためのシステム、方法、そしてネットワークエンティティに関する。
放送は、ラジオにおいておよそ1世紀の伝統を有する。TVでさえ、歴史は、1930年代に戻る。放送業は、大衆へのエンターテイメントおよび情報の両方をもたらす時に、世界中で成功し続けている。
放送業における最近の動向は、ラジオとTV両方のデジタル化である。デジタルラジオは、市場において大きな需要を得なかった。しかしながら、デジタルTVが新しい利益とサービスを消費者に運び、結果として、放送業界に新しい収入の流れを生むという多くの希望がある。しかしながら、TVサービスそれ自身の基本概念は、あまりおおきく変化していない。むしろ、TVは、デジタルになっても、以前と同じようにある。
1990年の中盤以降において、我々はインターネットブームに出会った。新しいサービスとコンテンツのセットの全体は、短期で、革命的で、宣伝が熾烈な間に、消費者に利用可能となった。その期間は、eコマース、インターネットサービスプロバイダ(ISPs)、ポータル、アイボールゲーム(eyeballs game)、ドットコムカンパニ、ニューエコノミーすら生まれた。アクセス技術(例えばADSL)とコード化技術(例えばMPEG4ストリーミング)の両方における発展は、インターネットを通して家庭にビデオのようなリッチメディアコンテンツを運ぶことも可能になった。これらの技術と市場のブレークスルーにも拘わらず、メディアハウスは、その“無料”体質と海賊行為の脅威のために、それらのコンテンツがインターネットを通して配布されることにずっと乗り気ではなかった。インターネットは、その絶大な人気にも拘わらず、主要な広告プラットフォームとしての伝統的なメディアの役割に挑戦することはなかった。
放送は、莫大な情報量と共に、受信器を与える。その受信器は、放送情報からサービスを得るために、接続と案内情報を得る必要があり、および/または、接続と案内情報に示されるサービスの一部を得るために、接続と案内情報を得る必要がある。その接続と案内情報は、典型的には、サービスの開示を示し、案内する番組配列情報(SI)内に含まれる。そのSIは、少なくとも1つの放送ネットワークの様々なサービスを示す。
放送の最新器具は、受信器に電力消費考慮の必要を挙げ、受信器における省電力化の努力が成されている。しかしながら、これらの努力はSIと一致しているけれども、受信器とシステムは、十分な利益を与えていない。さらに、それらは、放送に関して盲目である。この場合には、受信器は、省電力原則に適するように修正される多重送信内に運ばれるストリーム、あるいは、それが存在しないことを、識別できない。
ETSI EN 300 468 V1.4.1、Digital Video Broadcasting (DVB); Specification for Service Information (SI) in DVB systems (2000年11月)
ISO/IEC 13818-1、Information technology − Generic coding of moving pictures and associated audio information: Systems (2000年12月)
放送固有の様々な制限のために、これらの、または、他の従来技術に関連する問題を回避し、軽減するのが望ましい。このように、省電力原則を考えると、ブロードバンド伝送の部分を識別する要求がある。
本発明の一つの形態によれば、受信器における省電力のためのデジタルブロードバンド伝送を受信する方法において、この方法は、最大バースト時間を示す情報を提供し、提供情報に基づいて、受信器内の省電力に適合するように配置される部分を検出し、および、提供情報に基づいて、少なくとも受信器の一部分をオン/オフに切り替える方法が提供される。
本発明の他の形態によれば、受信器における省電力のためのデジタルブロードバンド伝送を伝送する方法において、その方法は、最大バースト時間を示す情報を提供し、および、提供情報に基づいて少なくとも受信器の一部分をオン/オフに切り替えるために、提供情報に基づいて、受信器内の省電力に適合するように配置される部分を分類する方法が提供される。
本発明のさらに他の形態によれば、受信器における省電力のためのデジタルブロードバンド伝送を提供するシステムにおいて、最大バースト時間を示す情報を提供する手段と、提供情報に基づいて受信器内の省電力に適合するように配置される部分を検出する手段と、提供情報に基づいて少なくとも受信器の一部分をオン/オフに切り替える手段とを備えるシステムが提供される。
本発明のさらに他の形態によれば、受信器で省電力のためのデジタルブロードバンド伝送を受信するその受信器において、最大バースト時間を示す情報を受信する手段と、提供情報に基づいて受信器内の省電力に適合するように配置される部分を検出する手段と、受信情報に基づいて少なくとも受信器の一部分をオン/オフに切り替える手段とを備える受信器が提供される。
本発明のさらに他の形態によれば、受信器における省電力のためのデジタルブロードバンド伝送を送信するための送信器は、最大バースト時間を示す情報を提供する手段と、提供情報に従って、少なくとも受信器の一部分をオン/オフに切り替えるために、提供情報に基づいて、受信器内の省電力に適合するように配置される部分を分類する手段とを備える送信器が提供される。
本発明のさらに他の形態によれば、受信器で省電力するためのデジタルブロードバンド伝送を伝送するための送信器は、前記デジタルブロードバンド伝送の部分に関する情報を提供する手段であって、前記受信器で該認識のための部分を分類するために、該部分は該受信器で省電力のために適するようになっている手段と、前記提供情報に従って少なくとも受信器のオン/オフの部分を切り替えるための提供情報に基づいて該部分を分類する手段とを備えることを特徴とする送信器が提供される。
本発明のより良い理解のための言及は、次の説明でなされ、添付の図に関連して採り上げられ、そしてその範囲は、添付しているクレームで指摘されるだろう。添付の図に関して、本発明は例示のみで述べられている。
デジタルビデオ放送(DVB:Digital Video Broadcasting)は、高帯域広帯域伝送チャンネル(high bandwidth broadband transmission channel)を提供し、そこでは、配信は、典型的に、ブロードキャスト、マルチキャスト、または、代替的にユニキャストである。その高帯域伝送チャンネルは、そのようなシステムのユーザに様々なサービスを提供する。様々なサービスを得るための識別は、適当なサービスモデルと受信器に集中させることが必要である。DVBは、適用可能な原理を提供し、そして、地上デジタルビデオ放送(DVB−T:Terrestrial Digital Video Broadband)が本発明の実施例において適応されるのが好ましい。代替的には、本発明は、アドバンストテレビジョンシステム委員会(ATSC:Advanced Television Systems Committee)に従って、適当な範囲で、伝送に適用され得る。
デジタルブロードバンド伝送は、莫大な量のデータ情報を受信器に与える。デジタルブロードバンド伝送の本質は、伝送は典型的に、ブロードキャスト、マルチキャストを適用する複数の受信器へのストリーミング配信であって、あるいはまた、単一の受信器に対するユニキャストポイントツーポイント配信でもある。受信器は、莫大な伝送データ情報の中に適切な情報を見つけられるべきである。関係のあるサービス、および/または、受信器に提供可能なサービスまたは受信器によって要求されるサービスを受信することができるために、受信器は、あるパラメータを要求する。なぜなら、デジタルブロードバンド伝送は、たくさんのデータを配信することが出来るので、それは受信器にサービス、および/または、伝送情報の中のサービス部分を発見させることが可能なパラメータを配信できる。これらのパラメータは、デジタルブロードバンド伝送によって、受信器に伝送される。受信器は、それらを認識し、パラメータに従ってそれ自身を修正することができる。それゆえ、受信器は、ブロードバンド伝送の中の莫大なデータから関係するデータを識別することによって、サービスの受信をすぐに開始することが出来る。ブロードバンド配信のデータ配信リンクは、ワイヤレスリンク、固定リンク、配線リンクであり得る。デジタルブロードバンド伝送システムは、受信器とのインタラクションを有しても良いが、そのインタラクションは、必須の要件ではない。電力消費が制限される受信器、例えばモバイルDVB−TのようなモバイルDVB受信器の電力消費という局面のため、受信器内でDVB伝送の省電力原理に適応するように修正されるDVB伝送のそれらの部分を認識し、集中させることは、有益である。例えば、受信器は、機能的であり、または、関係のある伝送が送られる時間間隔の間には物理的であり、典型的に周期的で、あるいはまた非同期的で、さもなければオフである。加えて、DVB伝送における省電力原則のためのパラメータは、サービスと省電力原則に従って伝送されるサービスに関する付加的な情報を配信し、報告するために有益的に修正される。
ここで使われるように、伝送はブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストを参照し、そしてデータは、IPプロトコール−コード化されたデータを含むことができるが、それに制限はされない。
本発明の好ましい実施例は、方法、システム、送信器、PSI/SIテーブルを用いたタイムスライスされたエレメンタリーストリームの認識用の受信器を提供する。この認識は、タイムスライスされてないエレメンタリーストリームからタイムスライスされたエレメンタリーストリームを分ける方法を提供する。好ましい本実施例は、タイムスライスされるエレメンタリーストリームを認識するために使われるタイムスライス識別記述子を規定する。
有益にも、この記述子は、送られたエレメンタリーストリームについての付加的な情報を与えるためにも使われる。このように、この実施発明は、ブロードキャスト環境にPSI/SIテーブルを通してタイムスライスされたエレメンタリーストリームについての付加的な情報を知らせる方法を与える。その上、それは、ノンタイムスライスおよびタイムスライスとして単一のエレメンタリーストリームを分類する構造を与える。
本好ましい実施例は、DVBネットワーク上で配信されるタイムスライスされたエレメンタリーストリームを識別する方法を与え、そしてそれらのストリーム上に付加的な情報を与える。これは、タイムスライス識別記述子を用いてなされる。記述子は、少なくと、ネットワーク情報テーブル(NIT:Network Information Table)、放送番組マップテーブル(PMT:Program Map Table)およびIP/MAC通知テーブル(INT:IP/MAC Notification Table)内で使用される。各々のテーブルは、次のようなレベルで情報を提供する。
NIT−記述子は、各トランスポートストリーム毎に情報を提供するために使用される(例えば、トランスポートストリーム内の全ての適用可能なエレメンタリーストリームは、タイムスライスされる)。
PMT−記述子は、1つ以上のIP/MACストリームを運ぶ各エレメンタリーストリーム毎の情報を提供するために使用される。
INT−記述子は、1つ以上のIP/MACストリームを運ぶ各エレメンタリーストリーム毎の情報を提供するために使用される。
このコネクション上のSI、および/または、このコネクション上のPSIおよびPSIテーブルをも備えるSIテーブルに特に言及する。SI/PSIテーブルは、タイムスライス識別記述子を含み、それらは受信器に配信されるのは好ましい。タイムスライス識別記述子は、技術明細書内でタイムスライス-識別記述子(time-slice-identifier-descriptor)として参照される。
本発明の幾つかの実施例は、DVB内にタイムスライスデータ伝送原理を適応する。次の短い導入部では、DVB内に実施されるタイムスライスが供給される。(ラジオ周波数とベースバンド部品の両方を含む)現状のDVB−T受信器は、モバイル集中ターミナル内に統合するにはあまりにも電力を消費しすぎることが考慮されている。その電力消費は、現在の最高水準にある技術で約2.5Wである。しかしながら、モバイルハンドヘルド端末においては、いかなる付加的な受信器の平均電力消費は、250mW以下である。これはバッテリー容量の制限のためだけでなく、ミニチュア化した環境下における熱の消失の極度的挑戦のためである。それゆえ、およそ80〜90%の電力消費削減が、モバイル端末におけるDVB−T受信器を使うことが出来るために必要とされている。たいてい、モバイル端末で使用されるサービスは、本来極めて低いビットレート伝送に基づいている。しばしば、最大ビットレートは、350kbits/sのオーダーである。DVB−T伝送システムは、モバイル互換性を持つ変調パラメータ選択でさえ12Mbits/sビットレートまで提供する。これは、時分割多重通信方式(TDM:Time Division Multiplexing)の導入によって、平均DVB−T受信器の電力消費を劇的に減らす可能性を与える。時間分割多重通信方式(TDM)は、ここではアクティブと非アクティブ間が伝統的なTDMよりずっと長いために、タイムスライスと呼ばれる。原理的なアイデアは、DVB−T伝送チャンネル帯域の重要な部分(あるいは全て)を利用して、バースト内に情報を送ることである。例えば、異なる隣接バーストは異なるサービスに関連し、バーストは周期的に伝送される。そのような伝送は、典型的なTDMのケースのように、非連続になる必要性はないが、連続的な伝送は、受信フォーカスが伝送と関係する部分上にあるか、たとえ伝送が連続でも伝送の関係する部分上に強い強調があるような方法で適応可能である。これは、受信器が時間の小さい部分のみをアクティブにするのを可能にし、受信したバーストをバッファリングすることによって定常的に低いビットレートを与える。このように、タイムスライシングは、TDM原理を適用し、不使用時に受信器を少なくとも部分的にオフにする。タイムスライシングは、ストリーミングと他の連続的なパラレルIPデータサービスに適応されるのが好ましい。IPデータは、DVB−T伝送チャンネル帯域の重要な部分(もしくは全て)を利用するバーストとして伝送される。同じサービスに関連する2つのバースト間の時間間隔は、使用されるビットレートに依存している。受信器は、受信の関係するバースト間に機能的であり、さもなければ少なくとも部分的にオフである。
タイムスライシングシステムは、ターミナル性能を改良するために、主に省電力のために導入される。タイムスライシングシステムは、それ故、インプリメンテーションが受信器にとって最適になる最終的な観点から最適化される。送信器側は、実行するためにはもっと複雑になり得る。この選択は、受信器の数は送信器よりもずっと多いので、正当化される。DVB−Tシステムは、(1から他への)ブロードキャストタイプである。それ故、送信器の数は極めて少なく。しかし、送信器側のインプリメンテーションコストは、受信器のインプリメンテーションと比較すると制限は少ない。有利にも、タイムスライスストリームがDVB上を伝送される場合に、タイムスライスストリームは、タイムスライス認識記述子によって認識され得る。加えて、記述子は、記述子を含みおよび関連するストリームとサービス上に更に情報を与える。
さらにタイムスライス実施例に言及すると、伝送されるサービスは、送信器側でバーストに分けられる。低いビットレートサービス(例えば、ストリーミングビデオ)は、DVB−Tチャンネルの全体の容量を用いて、高いビットレートバーストで伝送される。これは、同量のデータを連続システムより短い時間で送ることを可能にする。
送信器は、受信器のためにシステムクロック情報を、例えばクロックスタンプを送ることによって、提供する。このシステムとともに、送信器と受信器は、常に粗く時刻同期されている。
送信器は、相対時計をバーストのタイミングを指示するために使用する。送信器は、幾つかのプロトコールと共に、例えば、開始、停止、期間、バーストのオン/オフ間隔についての情報を送る。全てのタイミング情報は、バーストのスタートに関連しており、必須ではない。受信器は、この情報をDVB−T受信器をオンとオフに設定するために使用する。送信器は、相対タイミング情報(間隔)がフレーム情報内に挿入されるために最初のものを送る前に少なくとも2つのバッファを有さなければならない。
さらにタイムスライスの実施例について言及すると、送信器は、要求されるタイミング情報を発生する。その情報は、伝送直前の伝送情報に加えられるべき、もしくは、タイミング情報挿入と実際の伝送間の遅延は、固定されるか、予測可能であるべきである。
タイミング情報は、例えば次のものに挿入される。1)DVB−MPE(Multiprotocol Encapsulation(マルチプロトコールカプセル化))フレームまたは他のDVBデータ、2)IPパケット、3)DVB−T内のTPS(Transmitter Parameter Signalling(送信器パラメータ信号化))のようなモジュール化データ。
ターミナルは、バーストが伝送されるちょっと前に、タイミング情報を抜き取り、受信器をオンに切り替える。これは、受信器が、役に立つデータバーストが受信される前に入ってくるストリームに同期する時間を与える。
一般的に低い精度(+−1s)クロックが、どれか次のSIテーブルの標準、即ち時間およびデータテーブルまたはタイムオフセットテーブル、から抜き出される。このクロック情報は、受信を開始するために使用される。それはSFDL(SFDL:scheduled file download(スケジュールされたファイルダウンロード))のためにも使用される。
タイムスライシングにとって、相対タイミング情報は、提供されるべきである。送信器と受信器の両方は、それらの独立したクロックを有するが、これらのクロックの相対的な精度は十分に良いと仮定される。実際には、相対タイミング情報は、例えばMPEフレーム内に、例えば10msの分解で伝送される。送信器は、現在のバーストに関連する次のバーストの開始の信号を送る。ターミナルは、次のバーストが来るまでスリープするために、その所有するリアルタイムクロックを使用する。
本発明の一実施例に従って、図1の例は、そのような送信器のための伝送と受信原理を示す。その例は、タイムスライスデータブロードバンド伝送を表現し、および、どのように異なるサービスが分けられているか、図形100で表現している。それは、また省電力原則に従って、適当なサービスが受信されるような方法で、受信器がオンとオフになる時を表現する受信電力図101を示す。
図1の例は、伝送されるべき4つのサービスを有している。受信器は、サービス3を受信するのを希望し、それにそって受信器電源オン/オフタイミングは、サービス3が伝送される時は実質的にオンとし、さもなければ受信器の電力消費をセーブ/減少するためにオフにするような方法で調整される。
本発明に適用される伝送プロトコールの幾つかの実施例は、仕様ISO/IEC13818‐1(Information Technology-Generic Coding of Moving Picture and Associated Audio Information: Systems on pages viii-xii 参考としてここに含む)内に表されている方法とシステムに基づいている。ISO/IEC13818‐1は、サービス伝送およびDVBのための基本を形成するトランスポートストリーム(TS)を規定する。
本発明の幾つかの実施例は、エレメンタリーストリーム(ES)を適用する。図2は、DVBネットワーク(200)、トランスポートストリーム(TS)(201)、DVBサービス(202)そしてコンポーネントを含むエレメンタリーストリーム(203)間の関係の例を示す。コンポーネントは、サービスのある部分を規定し、サービスやサービス部分の受信のためのパラメータを含むのが好ましい。コンポーネントは、典型的にコンポーネントタグ(component-tag)で認識される。コンポーネントタグは、DVBサービス内で独自である。コンポーネントは、エレメンタリーストリーム(ES)内に運ばれ、プログラム識別子(PID)によって認識される。PIDは、TS内で独自である。コンポーネントタグとPID間のマッピングは、プログラムマップテーブルで信号を送られる。図2の鎖線で説明されるように、1つのDVBサービスより多くのコンポーネントを運ぶ1つのESを有することがあり得る。有利なのは、様々なESがタイムスライス識別記述子によって識別され、加えて、タイムスライス記述子は、伝送されるエレメンタリーストリームについて付加的な情報を提供することが出来る。タイムスライス識別記述子は、SI/PSIテーブル内に含まれている。
典型的には、IPストリームは、IPデータグラムを備える。DVB上にIPを伝達するために、マルチプロトコールカプセル化(MPE)による解決が好ましい。MPEはDVB仕様で特定されたINTテーブルとともに作動する。
本発明の幾つかの実施例は、INTテーブルを適用する。IP/MAC通知テーブル(INT)は、DVBネットワーク内のIPストリームの利用可能性と位置を知らせるために使われる。INTは、IPストリームの利用可能性と位置を説明する。DVBネットワークのための全てのIPストリームをカバーする1または多くのINTがある。INTは、PMTのES情報(ES-info)ループ内の、例えば、データブロードキャストID記述子(the-data-broadcast-id-descriptor) OxOOOBによって参照される。TS内で利用可能なIPストリームを有する各IPプラットフォームは、TS内の実際の1つのINTサブテーブル(INT sub-table)内に知らされる。INTは、実際のTS内で利用可能な全IPストリームを知らせる。INTは、IPストリームを他のTS上に知らせるかもしれない。INT(例えば、重なったまたは近くのサービスエリア)を含むTSにアクセスを有する間は、INTは、受信器が(再チューニングによって)アクセスを有するDVBネットワークの全TS上の全IPストリームを知らせるべきである。有利なのは、タイムスライス識別記述子は、INTテーブル内で参照され、その記述子は1以上のIP/MACストリームを運ぶ各エレメンタリーストリーム毎に情報を提供するために使用される。
さらにINT実施例とINTテーブル内のタイムスライス識別記述子の使用に言及する。タイムスライス識別記述子は、INTのプラットフォームループとオペレーションループ内に位置する。
第1ループ内に識別子を加えることによって、識別子はサブテーブル内の全てのESに適用され、それ故、一度だけ必要とされる。有利なのは、INT内にタイムスライス識別子を適用することは、帯域の使用を最適化することである。もし多くのESがタイムスライスされ、(あったとしても)ごく少数のみがタイムスライスされない場合、これは帯域の使用を著しく最適化するだろう。例え、全ESがタイムスライスされる場合でも、INTは典型的に他の全てのPSIテーブルよりしばしば少なく再伝送されるので、INTに識別子を加えることは、帯域の使用を最適化する。タイムスライス識別ディスクプタのための系統的配列は、表1の例に示されている。
タイムスライス識別記述子がオペレーションループ内にある場合は、それはループ(オペレーションループ)内に知らされる全ESに適用される。
第1ループ内に識別子を加えることによって、識別子はサブテーブル内の全てのESに適用され、それ故、一度だけ必要とされる。有利なのは、INT内にタイムスライス識別子を適用することは、帯域の使用を最適化することである。もし多くのESがタイムスライスされるなら、あるとしてもほとんど少ない、これは帯域の使用を著しく最適化するだろう。例え、全ESがタイムスライスされる場合でも、INTは典型的に他の全てのPSIテーブルよりしばしば少なく再伝送されるので、INTに識別子を加えることは、帯域の使用を最適化する。タイムスライス識別ディスクプタのための系統的配列は、表1の例に示されている。
本発明の幾つかの実施例は、タイムスライス識別記述子を適用する。表1は、タイムスライス識別記述子テーブルの例を与える。
タイムスライス識別記述子は、タイムスライスしたIPストリームの情報を提供するために適用される5つのフィールドを有する。タイムスライス識別記述子は、次のPSI/SIテーブル、PMT、NITそしてINTに、少なくとも配置され、参照され得る。
タイムスライス識別記述子は、次のフィールド、記述子タグ(descriptor-tag(一般的な識別フィールド))、記述子長(descriptor-length(一般的な識別フィールド))、タイムスライシングバージョン(time-slicing-version)、最大バースト時間(max-burst-duration)、バースト内サービスサイズ(service-size-within-burst)、デルタtジッタ(delta-t-jitter)、およびデルタtファクタ(delta-t-factor)、を含む。次に、タイムスライス識別記述子のフィールドのより詳細な例が与えられる。
タイムスライシングバージョン(time-slicing-version): 使用されるタイムスライシングのバージョンを特定する。あるバージョンナンバは、例えば‘00’、参照されるESがタイムスライスされていないことを示すために保存される。そこでは、次のフィールドのケースは無視される。有利なのは、バージョンIDの存在はタイムスライススタンダードの多くの異なるバージョンを同じネットワークに送ることを可能にする。さらに、スライスMPEレベルとTSにおいても同時に検討される。
これは、静的なタイムアウト値を備える。有利にも、バーストの最後のデータが幾つかの理由のために失われるなら、この場合、受信器は、それでも休憩(および電力をセーブ)することが可能である。バースト最大期間の情報に基づいて、受信器は受信期間を推定し、たとえバーストが失われるとしてもデータ受信が妨げられないように休憩することが出来る。
これは、静的なタイムアウト値を備える。有利にも、バーストの最後のデータが幾つかの理由のために失われるなら、この場合、受信器はまだ休憩(および電力をセーブ)することが可能である。バースト最大期間の情報に基づいて、受信器は受信期間を評価し、たとえバーストが失われるとしても受信データがじゃましないように休憩することが出来る。
バースト内サービスサイズ(service-size-within-burst): 1つのバースト内のサービスセッション毎の最大ビット数を特定する。ただ1つのサービスセッションがES内で運ばれる場合に、これはES内のバーストの最大サイズである。多数のサービスセッションがES内で運ばれる場合には、バーストのサイズは特定された値より大きくなるかもしれない。下に示す表3は、バースト内の最大サービスサイズのコード例を与える。
セッション毎のバーストサイズのオブジェクトは、セッション毎のバーストサイズに制限される。有利なのは、セッション毎のバーストサイズの適用は、エレメンタリーストリーム内のIPストリームがタイムスライスされることを可能にする。もう1つの有益は、受信器がそのセッションに関係を付属するように、そのセッションに基づいて明快にメモリの使用を最適化(減らす)ことである。送信器は、バーストがエレメンタリーストリーム特性で作られる方法で伝送を操作する。送信器は、まさにシングルセッションがあらかじめ定義されたバーストのバイト量より多く適用されていることに注意を払う。受信器がそのような伝送を受信する場合は、受信器はバーストがセッションから形成されると認知する。このように、送信器によって処理されるバーストサイズは、受信器で見られるバーストサイズと異なる。セッション毎のバーストの適用の利益は、受信器がより大きなデータエンティティ(多くのセッション/バースト)をより上手に処理すること、受信器のメモリ使用が減少されること、メモリの適切なサイズに関する情報が最適使用により近づく利用可能なメモリに基づいて得られること、タイムスライスオン/オフ回数の適応スケールがより大きくされることである。
このように受信器によって認知されるバーストのサイズを制限するためのセッションの適用が与えられる。
デルタtジッタ(delta-t-jitter): タイムスライス識別記述子は、デルタtオフセットパラメータであるデルタtジッタを示すフィールドも有することが出来る。デルタtパラメータは、受信器がタイムスライスされたデジタルブロードバンド伝送内の次の関係するバーストをオフにすべきである時間を示す。このように、次の関係するバーストへのオフタイムはデルタtパラメータで受信器に信号が送られる。デルタ-tの精度が受信器に示されるべきである。例えば、論理的または現在に適用されている使用から+/−10ms、または、+/−20msである。これは、ある単位または、現在のまたはランニングしているものが適用されるもの以外の他の単位も示す。このためのパラメータはデルタtジッタとして参照されるのが好ましい。上記パラメータは、送信器内のMPEバーストの出力許容限度を特定する。IRDによって各バーストのMPEヘッダに与えられるデルタt値を訂正するために使用される。そのパラメータは、どのように伝送時間精度が次のバーストに結果としてもたらすかという情報を提供する。デルタtは、バースト毎に示される。下に示す表4は、デルタtジッタのコード化例を提供する。
デルタtファクタ(delta‐t‐factor): デルタtが掛けられなければならない値を特定する。例えば、もしバーストから読み出されるデルタtが10msおよびそのファクタ(factor)が2であるなら、次のバーストへの時間は、10×2=20msである。典型的には、ファクタのために特定された値が1であり、しかし他の値が適用されても良い。下に示す表5は、デルタtファクタのコード化例を与える。
図3は、さらなる発明の実施例において、デルタtジッタの適用例を説明する。図3の例は2つのバースト(バースト300とバースト301)の伝送を説明する。そこで参照a)は、伝送前のMPEヘッダに設定されるデルタtの情報を示す。さらに、参照b)は、実際の伝送で生ずるジッタを示す。そこで、デルタtジッタはnとして示される。
このように、オペレータ(あるいは送信器として参照される)が各々の伝送で生ずるデルタtジッタ(+/−)に気付き、タイムスライス-識別記述子内のデルタtジッタフィールドの中でそれを知らせるならば、IRDはこのジッタエラーの準備をするかもしれない。
本発明の幾つかの実施例では、NITを適用する。NITは、与えられたDVBネットワーク内の多重送信/TSの物理的な組織およびDVBネットワークそれ自身の特長に関連する情報を伝達する。NIT上の更なる詳細は、スタンダードスペックEN 300 468 (2000−11)の16ページ上に見られる。タイムスライス識別記述子がNIT内に適用される時、タイムスライス識別記述子は各トランスポートストリーム毎の情報を提供するために使用される。例えば、トランスポートストリーム内の全ての適用可能なエレメンタリーストリームは、タイムスライスされる。タイムスライス識別記述子は、NITのトランスポートストリームループ内に配置される。NITのトランスポートストリームループ上の更なる詳細は、スタンダードスペックEN 300 468の16ページの表3に見つけられる。タイムスライス識別記述子は、タイムスライス識別記述子が含む情報と共に各トランスポートストリームをマップする。
本発明の幾つかの実施例は、PMTを適用する。各PMTは、プログラムのビデオ、オーディオ、データ構成要素をリストしながら、逐語的に特定のプログラムを示す。この情報と共に、デコーダは簡単にプログラム内容を、発見し、デコードし、表示する。スペックISO/IEC 13818−1(Information Technology-Generic Coding of Moving Picture and Associated Audio Information):システムは、44ページ上のPMT上に更なる技術詳細を提供する。有利なのは、タイムスライス識別記述子は、PMTで使用される各エレメンタリーストリーム毎の情報を提供するために使用される。さらなる例において、PMTテーブル内のタイムスライス識別記述子は、次のようである。タイムスライス識別記述子は、PMTの第2ループ内に配置される。PMT第2ループは、ISO/IEC 13818−1のページ44の表2−28内で参照される。タイムスライス識別記述子がPMTに適用される時は、それは各エレメンタリーストリームを、タイムストリーム識別記述子が含まれる情報と共にマップする。
図4は、前述で述べられた。次に、同一の参照記号が同一の部分に適用されている。本発明の幾つかの実施例は、図4のシステムに適用する。エンドユーザターミナル(EUT:End User Terminal)は、デジタル放送ネットワーク(DBN)の範囲の下で操作されるのが好ましい。EUTは、DBNが提供しているサービスに基づくIPを受信出来ることがあり得る。DBNはDVBに基づき、DBNの伝送はエレメンタリーストリーム(ES)を含む。その伝送は、タイムスライスおよびノンタイムスライス伝送に基づいても良い。その伝送前に、データはDBNで処理される。DBNは、それが伝送するその伝送を修正する手段を備える。DBNは、上述のように、例えば表1の例のように、タイムスライス識別記述子を与える。EUTは、その伝送からタイムスライス識別記述子を得ることができ、タイムスライスストリームを受信する。それ故、EUTは、タイムスライスとノンタイムスライスのエレメンタリーストリームを伝送から識別することが出来る。加えて、タイムスライス識別記述子に基づいて、EUTは伝送されるエレメンタリーストリーム上に更なる情報を有することが出来る。EUTは、そのような記述子とそのような伝送に対する修正を前もって必要としないが、それらはブロードキャスト伝送を受信する間には留意され得る。EUTは、タイムスライスとノンタイムスライスのエレメンタリーストリームを識別するためにいかなるインタラクションも要求しない。DBN伝送は、DVB−Tに基づいたEUTへのワイヤレスまたはモバイル伝送が好ましい。
さらに図4の例を参照すると、IPカプセル化するもの(IPエンカプセレータ)を含む電波中継局(HE:headend)は、マルチプロトコールのカプセル化(MPE)を実行し、IPデータをデータコンテナに基づいてMPEG−TS(Moving Picture Experts Group-Transport Stream)内に配置する。電波中継局(HE)は、テーブルの発生、テーブルの接続、およびテーブルの修正を実行する。
幾つかの実施例においては、IPエンカプセレータの操作は、UDPパケット内に受信データを配置することを含み、それはIPパケット内にカプセル化され、次にDVBパケット内にカプセル化される。このマルチプロトコールのカプセル化の詳細は、例えばスタンダード図書EN 301 192に、見られ、ここに参考として記載する。アプリケーションレイヤでは、使用できるプロトコールは、例えばUHTTP(一定方向のHTTP)、RTSP(リアルタイムストリーミングプロトコール)、RTP(リアルタイムトランスポートプロトコール)、SAP/SDP(サービスアナウンスメントプロトコール/サービスディスクリプションプロトコール)そしてFTPである。
さらにある実施例においては、IPカプセル化は、内容が適当な証明書と共に受信器によって使用のみできることを保障するIPSEC(インタネットプロトコールセキュリティ)を利用できる。カプセル化処理間に、ある独自の識別子が少なくともヘッダに加えられる。例えば、UHTTPが使用される時、独自の識別子は、UUIDフィールド下のUHTTPヘッダ内にコード化される。それゆえ、ある実施例では、特定のターミナルまたはターミナルのグループに対しデータの配信のため要求を満たすために、コンテナは、データがそのターミナルのために提供されるものかどうか決定するための受信器の条件つきのアクセスコンポーネントによって識別され、読み出されるアドレス情報を有する。あるいはまた、複数のターミナルにデータの配信のための要求を満たすために、マルチキャストが適応され、1つの送り側がたくさんの受け側に送る場合に有利である。ヴァーチャルプライベートネットワーク(VPN)は、DBNのシステムおよび受信器でも形成される。DBNブロードキャストのある帯域は、DBNから受信器へのポイントトゥーポイントまたはポイントトゥーマルチポイントコミュニケーションに配置される。そのDBNは、他のストリームランニングのための様々な伝送チャンネルを有する。受信器は、IPデータパケットを形成するためのマルチプロトコールデカプセル化を実行する。
そう生み出されるDVBパケットは、DVBデータリンク上を伝送される。EUTは、ブロードキャストデータをデジタル的に受信する。EUTはタイムスライス識別記述子、さらにタイムスライスエレメンタリーストリーム、そしてノンタイムスライスエレメンタリーストリームを受信する。EUTは、タイムスライスエレメンタリストリームとノンタイムスライスエレメンタリーストリームを記述子に基づいて識別することが出来る。加えて、EUTは記述子からタイムスライスエレメンタリーストリームに関する情報をさらに得ることが出来る。それゆえ、EUTは、サービスまたはサービスのセッションですら発見し、タイムスライスストリームを分類し、集中し、もし必要なら、ストリームがノンタイムスライスであることをはっきりさせ、タイムスライスストリームに関する情報とそれらの機能や属性を得ることができる。EUTは、サービスまたはサービスの部分をユーザに提供することが出来る。トランスミッション速度がキャスタ(caster)によって特定される時、その速度は守られる。
図5は、上記において述べられた。次に、同じ参照番号が同じ部分に適用されている。図5の例は、エンドユーザターミナル(EUT)を表現し、あるいはまた受信器として参照される。図5のEUTは、上述の例のどれか/全てで使用される。EUTは、処理装置CPU、ブロードバンド受信器部分または二者択一的にマルチキャリアブロードバンド信号受信器部分として参照されるものを備える。ブロードバンド受信器部分は、例えば、DVB−T信号のようなマルチキャリアブロードバンド信号、およびユーザーインタフェースUIを受信する。ブロードバンド受信器部分およびユーザーインタフェースUIは、処理装置CPUと組合される。ユーザーインタフェースUIは、ユーザに受信器を使うことを可能にするディスプレイとキーボードを備える。加えて、ユーザーインタフェースUIは、オーディオ信号を受信し生成するマイクロフォンとスピーカを備える。ユーザーインタフェースUIは、(示されていないが)音声認識をも備える。処理装置CPUは、(示されていないが)マイクロプロセッサ、メモリ、(示されていないが)可能性としてソフトウエアSWを備える。ソフトウエアSWは、メモリに保存される。マイクロプロセッサは、ユーザーインタフェースUIにおける出力とユーザーインタフェースUIから受け取る入力の読取を表示しながら、ソフトウエアSWに基づいて、受信器の操作、エレメンタリーストリームの受信のような、タイムスライス識別記述子に基づいたエレメンタリーストリームの認識を制御する。操作は、図1〜4、6〜8と表1〜5の例に描かれている。例えば、(示されていないが)ハードウエアは信号を検出する手段、タイムスライス識別記述子を検出する手段、エレメンタリーストリームを発見する手段、タイムスライスされるエレメンタリーストリームとタイムスライスされていないそれらを識別する手段、デスクリプタからエレメンタリーストリームのための情報を読み取る手段を備える。さらに、CPUはEUTのメモリの利用可能性を制御する。
この利用可能性は、時々(またはスケジュールされたサービス伝送に基づいて規定される)CPUによってチェックされ、受信器をオンに切り替えまたは受信器をオンに維持するための決定をするためにバースト内に含まれるサービスの最大サイズの情報に比較される。
さらに図5を参照すると、二者択一的に、ミドルウエアまたはソフトウエアの実装は、(示されていないが)適応される。EUTは、ユーザが気楽に運べるハンドヘルドデバイスになり得る。あるいはまた、EUTはブロードキャスト受信器またはDVB−T放送伝送ストリームを受信(これは図5に鎖線ブロックで示されており、それはこのように二者択一的なオプションのみである)するためのマルチキャリア信号受信器部分を備えるセルラーモバイルフォンとなり得る。それゆえ、EUTはおそらくはサービスプロバイダと互いに伝達し合う。
図6の例は、タイムスライスエレメンタリーストリームを識別するためのフローチャート形式で方法を表現する。ステップ600では、DBNは作動中であり、EUTはブロードキャスト伝送を受信するためにスイッチを入れられている。ステップ601では、EUTは、SI/PSIテーブルを認識し、さらにEUTは全ての知らされたストリームに関する情報を得る。タイムスライス識別記述子は、SI/PSIテーブル内に含まれ、結果的に、EUTはステップ602で記述子を発見する。さらに、EUTは全ての知らされたタイムスライスストリームに関する情報を得る。記述子の例は表1〜5の例で上述される。EUTは、DBNのブロードバンド伝送のエレメンタリーストリームもまた受信する。記述子に基づいて、EUTはタイムスライスおよびノンタイムスライスストリームのためのストリームを分け、分類することが出来る(ステップ603)。特に、EUTはタイムスライス原理の下で伝送されるそれらのエレメンタリーストリームを発見することが出来る。EUTは、ブロードキャスト受信上のタイムスライシング省電力原理を適用することが出来る。加えて、記述子は、タイムスライスされた(ステップ604)受信されたエレメンタリーストリームに関する付加的な情報をEUTに提供する。与えられた情報の例は、表2〜5と図1〜5の例で述べられる。
図7の例は、タイムスライスされたエレメンタリーストリームを分けるためのフローチャート形式での方法を表現する。ステップ700では、DBNは作動し、EUTはブロードキャスト伝送を受信するためにスイッチを入れられる。ステップ701では、EUTはSI/PSIテーブルを識別し、EUTは全公表ストリームに関する情報を得る。タイムスライス認識記述子は、SI/PSIテーブルで得られ、結果的に、EUTはステップ702で記述子を発見し、そしてEUTも全ての知らされたタイムスライスストリームに関する情報を得る。記述子の例は、表1〜5の例で上述されている。EUTはDBNのブロードバンド伝送のエレメンタリーストリームをも受信する。記述子に基づいて、EUTはタイムスライスとノンタイムスライスストリームのためのストリームを分けることが出来る(ステップ703)。特に、EUTはタイムスライス原則下で伝送されるそれらのエレメンタリーストリームを発見することが出来る。EUTは、ブロードキャスト受信でタイムスライス省電力原則を適用する(ステップ704)。加えて、記述子はタイムスライスされる受信したエレメンタリーストリームに関する付加的な情報と共にEUTを提供する(ステップ705)。提供される情報の例は、表2〜5と図1〜5の例で述べられる。さらに、付随的にEUTはノンタイムスライスストリームを受信してもよい(ステップ706)。
図8の例は、DVB伝送ストリームの分類のためのフローチャート形式の方法を表現する。ステップ800では、DBNは作動し、DVB伝送のためのサービスデータを処理する。ステップ801では、DBNは伝送でのSI/PSIデータを提供する。タイムスライス識別記述子は、SI/PSIテーブル内に含まれ、結果的に、タイムスライス識別記述子は、ステップ802内で全てのタイムスライスストリームのための伝送で供給される。記述子の例は、表1〜5の例で上述される。DBNは、タイムスライスストリームと、たぶんノンタイムスライスストリームもステップ803で伝送する。記述子に基づいて、DBNはタイムスライスおよびノンタイムスライスストリームのためのストリームを分類することが出来る。特に、EUTはタイムスライス原理下で伝送されるそれらのエレメンタリーストリームを発見することが出来る。EUTは、ブロードバンド受信内でタイムスライス省電力原理を適用することが出来る。加えて、記述子はタイムスライスされた受信したエレメンタリーストリームに関する付加的な情報と共にEUTを提供する。提供される上の例は、表1〜5と図1〜5の例で述べられる。
本発明の幾つかの実施例は、図1〜3と5〜8の例で上記で参照される方法を操作する図4のネットワークシステムで実施される。さらに、本発明は、図1〜4と6〜8の上述の例を操作する図5の受信装置で実施される。受信器は、有益にも受信器が省電力原理を適用することが出来るDVB伝送のそれらの伝送上に焦点を合わせることができる。このように、受信器の作用でかなりの電力減少になり、そしてそれはDVB受信器のモバイル形態に寄与する。
受信器は、デジタル放送の他の記述子を受信し識別するために使われる相当な手段を適用することによって、ただ規定された記述子を解釈することが出来ることを必要とする。本発明の幾つかの実施例は、IPデータキャスト受信器におけるポータブル受信器を支援し、モバイルハンドヘルド受信器のためにも作用することができる。本実施例の性能は、経済のような意図の利益を押し上げる。
例えば、DVB−tは配布データに効果的で安い方法を提供し、そして本実施例は、たとえ放送システムに基づいた電力消費の無い運転である場合でも、放送データストリームのための少ない電力消費受信方法を促進する。
本発明の特有の実施と実施例は、述べられた。本発明は上述した実施例の詳細に制限されないが、本発明の特徴から派生しない相当手段を用いて他の実施例において実行され得るのは、当業者には明らかである。本発明の範囲は、添付した特許請求項によってのみ制限される。結果的に、相当なものを含み、請求項によって決定されるような発明を実施する選択できるものは、本発明の範囲にも属する。
Claims (33)
- デジタルブロードキャスト伝送をバーストとして受信する受信器の方法であって、
前記バーストの最大バースト時間を示す情報を受信するステップと、
受信器内の省電力をするのに前記受信器をオフにセットすることができる時間を、前記受信された情報に基づいて検出するステップと、
前記検出された時間の情報に基づいて、少なくとも前記受信器の一部分をオン/オフに切り替えるステップと、
を含み、前記最大バースト時間は、受信器が受信期間を決定するのを可能にする静的なタイム・アウト値である、方法。 - 前記最大バースト時間を示す前記情報は、タイムスライス識別記述子内で通知される、請求項1に記載の方法。
- 前記タイムスライス識別記述子は、1以上の番組特定情報または番組配列情報テーブルで運ばれる、請求項2に記載の方法。
- 前記1以上の番組特定情報または番組配列情報テーブルは、ネットワーク情報テーブル、放送番組マップテーブルおよびIP/MAC通知テーブルを含む、請求項3に記載の方法。
- 前記バーストの残りが紛失しても、前記最大バースト時間を示す前記情報は、省電力に適用可能である、請求項1に記載の方法。
- 前記デジタルブロードキャスト伝送は、マルチキャリア信号伝送を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記デジタルブロードキャスト伝送は、デジタルビデオブロードキャスティング伝送を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記デジタルビデオブロードキャスティング伝送は、地上デジタルビデオブロードキャスティング伝送を含む、請求項7に記載の方法。
- 前記デジタルブロードキャスト伝送は、ワイヤレスデジタルブロードキャスト伝送を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記ワイヤレスデジタルブロードキャスト伝送は、モバイル地上デジタルビデオブロードキャスティング伝送を含む、請求項9に記載の方法。
- デジタルブロードキャスト伝送をバーストとして送信する送信器の方法であって、
前記バーストの最大バースト時間を示す情報を提供するステップと、
前記提供された情報に従って、少なくとも受信器の一部分をオン/オフに切り替えるために、該提供された情報に基づいて、該受信器内の省電力に適合するように構成される部分を分類するステップと、
を含み、
前記最大バースト時間は、受信器が受信期間を決定するのを可能にする静的なタイム・アウト値である、方法。 - 前記最大バースト時間を示す前記情報は、タイムスライス識別記述子内で通知される、請求項11に記載の方法。
- 前記タイムスライス識別記述子は、1以上の番組特定情報または番組配列情報テーブルで運ばれる、請求項12に記載の方法。
- 前記1以上の番組特定情報または番組配列情報テーブルは、ネットワーク情報テーブル、放送番組マップテーブルおよびIP/MAC通知テーブルを有する、請求項13に記載の方法。
- 請求項1または請求項11に記載の方法のステップを実行する手段を備えるデータ処理システム。
- コンピュータ上で実行される場合に、請求項1または請求項11に記載の方法のステップを実行するようになっているコンピュータプログラム。
- コンピュータ読取可能媒体上で具体化される請求項16記載のコンピュータプログラム。
- コンピュータ上で実行される場合に、請求項1または請求項11に記載の方法を実行するようになっているコンピュータプログラムを含むコンピュータ読取可能媒体。
- デジタルブロードキャスト伝送をバーストとして提供する手段と、
前記バーストの最大バースト時間を示す情報を提供する手段と、
受信器内の省電力をするのに前記受信器をオフにセットすることができる時間を、前記提供された情報に基づいて検出する手段と、
前記検出された時間の情報に基づいて、少なくとも前記受信器の一部分をオン/オフに切り替える手段と、を備えるシステムであって、前記最大バースト時間は、受信器が受信期間を決定するのを可能にする静的なタイム・アウト値である、システム。 - 前記最大バースト時間を示す前記情報は、タイムスライス識別記述子内で通知される、請求項19に記載のシステム。
- 前記タイムスライス識別記述子は、1以上の番組特定情報または番組配列情報テーブルで運ばれる、請求項20に記載のシステム。
- 前記1以上の番組特定情報または番組配列情報テーブルは、ネットワーク情報テーブル、放送番組マップテーブルおよびIP/MAC通知テーブルを有する、請求項21に記載のシステム。
- デジタルブロードキャスト伝送をバーストとして受信する手段と、
前記バーストの最大バースト時間を示す情報を受信する手段と、
受信器内の省電力をするのに前記受信器をオフにセットすることができる時間を、前記受信された情報に基づいて検出する手段と、
受信器内の省電力をするのに前記受信器をオフにセットすることができる時間を、前記受信された情報に基づいて検出する手段と、
前記検出された時間の情報に基づいて少なくとも前記受信器の一部分をオン/オフに切り替える手段と、
を備える受信器であって、前記最大バースト時間は、受信器が受信期間を決定するのを可能にする静的なタイム・アウト値である、受信器。 - 前記最大バースト時間を示す情報は、タイムスライス識別記述子内で通知される、請求項23に記載の受信器。
- 前記タイムスライス識別記述子は、1以上の番組特定情報または番組配列情報テーブルで運ばれる、請求項24に記載の受信器。
- 前記1以上の番組特定情報または番組配列情報テーブルは、ネットワーク情報テーブル、放送番組マップテーブルおよびIP/MAC通知テーブルを含む、請求項25に記載の受信器。
- 前記受信器は、さらに、モバイル地上デジタルビデオブロードキャスティング受信器を含む、請求項23に記載の受信器。
- 前記バーストの残りが紛失しても、前記最大バースト時間を示す前記情報は前記受信器における省電力に適用される、請求項27に記載の受信器。
- 前記受信器は、さらに、前記デジタルブロードキャスト伝送とのインタラクションのためのモバイルステーションを備える、請求項27に記載の受信器。
- デジタルブロードキャスト伝送をバーストとして送信する手段と、
前記バーストの最大バースト時間を示す情報を提供する手段と、
前記提供された情報に従って、少なくとも受信器の一部分をオン/オフに切り替えるために、該提供された情報に基づいて、該受信器内の省電力に適合するように構成される部分を分類する手段と、
を含む送信器であって、前記最大バースト時間は、受信器が受信期間を決定するのを可能にする静的なタイム・アウト値である、送信器。 - 前記最大バースト時間を示す前記情報は、タイムスライス識別記述子内で通知される、請求項30に記載の送信器。
- 前記タイムスライス識別記述子は、1以上の番組特定情報または番組配列情報テーブルで運ばれる、請求項31に記載の送信器。
- 前記1以上の番組特定情報または番組配列情報テーブルは、ネットワーク情報テーブル、放送番組マップテーブルおよびIP/MAC通知テーブルを有する、請求項32に記載の送信器。
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