JP5649694B2 - Communication device, control method, and program - Google Patents
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Description
本発明は、通信装置、制御方法、及びプログラムに関する。 The present invention relates to a communication device, a control method, and a program.
IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線LANに代表される無線通信を行うにあたっては、使用前に設定しておかなければならない設定項目が数多く存在する。具体的には、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等が挙げられ、これら無線通信を行うための通信パラメータを、ユーザが手入力により設定するのは非常に煩雑な作業である。 There are many setting items that must be set before use when performing wireless communication represented by a wireless LAN compliant with the IEEE 802.11 standard series. Specifically, SSID as a network identifier, an encryption method, an encryption key, an authentication method, an authentication key, and the like can be mentioned. It is very complicated for a user to manually set communication parameters for performing wireless communication. Work.
このため様々なメーカから、通信パラメータを簡単に無線通信装置に設定するための自動設定方法が考案されている。これらの自動設定方法では、接続する通信装置間で予め定められた手順、及びメッセージにより、一方の機器から他方の通信装置に通信パラメータを提供することで、通信パラメータの設定を自動的に行うように構成されている。 For this reason, various manufacturers have devised automatic setting methods for easily setting communication parameters in a wireless communication device. In these automatic setting methods, communication parameters are automatically set by providing communication parameters from one device to the other communication device using a predetermined procedure and message between connected communication devices. It is configured.
また、特許文献1には、無線LANアドホックモードの通信(以下、アドホック通信)における通信パラメータの自動設定の一例が開示されている。更に、非特許文献1には、アクセスポイント(基地局)とステーション(端末局)間における通信パラメータの自動設定の業界標準規格であるWi−Fi Protected Setup(以下、WPS)が開示されている。更に、非特許文献2には、無線通信における暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の業界標準規格であるWi−Fi Protected Access(以下、WPA)が開示されている。
このうにWPSのように、通信パラメータを提供する通信装置(以下、提供装置)と受信する通信装置(以下、受信装置)の役割が予め決められている場合には、通信パラメータの転送方向も一意に決まることとなる。 In this way, when the roles of a communication device that provides communication parameters (hereinafter referred to as a providing device) and a communication device that receives (hereinafter referred to as a receiving device) are determined in advance as in WPS, the transfer direction of communication parameters is also unique. Will be determined.
しかしながら、提供装置と受信装置の役割が予め決められていない場合には、通信パラメータの転送方向を一意に決定することができない。 However, when the roles of the providing device and the receiving device are not determined in advance, the transfer direction of the communication parameter cannot be uniquely determined.
更には、複数の通信装置が提供装置となってしまうと、受信装置はどの提供装置から通信パラメータを受け取ればよいのかを判別することができない。 Furthermore, if a plurality of communication devices become providing devices, the receiving device cannot determine from which providing device the communication parameter should be received.
この場合に、どの通信装置を提供装置とし、どの通信装置を受信装置とするかをユーザに選択させる構成とすると、ユーザの操作性が損なわれるという問題がある。 In this case, if the user is allowed to select which communication device is the providing device and which communication device is the receiving device, there is a problem that the operability of the user is impaired.
上記問題は、既に複数の通信装置間で構築済みのネットワークに新たに通信装置を追加する場合にも起こり得る。この場合、ネットワークに参加中の通信装置が提供装置となり、新たに参加する通信装置が受信装置となって該ネットワークの通信パラメータを受信することが望ましい。しかしながら、提供装置と受信装置の役割が予め決められていない場合には、新たに参加する通信装置に適切な通信パラメータを設定することができない。 The above problem can also occur when a new communication device is added to a network that has already been constructed among a plurality of communication devices. In this case, it is desirable that the communication device participating in the network is the providing device, and the newly participating communication device is the receiving device to receive the communication parameters of the network. However, if the roles of the providing device and the receiving device are not determined in advance, it is not possible to set appropriate communication parameters for the newly participating communication device.
また上記問題は、無線通信を行うための通信パラメータに限らず、通信装置間の通信において設定が必要な有線等による通信を行うための通信パラメータについても同様に起こり得る。 Further, the above problem is not limited to communication parameters for performing wireless communication, but may similarly occur for communication parameters for performing communication by wired or the like that needs to be set in communication between communication apparatuses.
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、通信パラメータの自動設定の際に役割が予め決められていない場合であっても、ユーザの操作性が損なわれること無く適切に通信パラメータを設定することができるようにすることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and even when the role of the communication parameter is automatically set is not determined in advance, the communication parameter can be appropriately set without impairing the operability of the user. The purpose is to be able to set.
上記の目的を達成するために本発明に係る通信装置は、無線通信のための通信パラメータを提供する提供装置又は通信パラメータを受信する受信装置として動作する通信装置であって、ユーザにより通信パラメータ設定処理の開始が指示され、前記提供装置として動作する場合、前記提供装置であることを示す情報を参加中のネットワークに送信する送信手段と、前記受信装置として動作する場合、他の通信装置からの要求に対して、提供装置として動作している装置の識別情報を応答する応答手段と、前記通信パラメータの提供処理が完了すると、完了通知を前記ネットワークに送信する完了手段と、を有する。
In order to achieve the above object, a communication apparatus according to the present invention is a communication apparatus that operates as a providing apparatus that provides communication parameters for wireless communication or a receiving apparatus that receives communication parameters. When the start of the process is instructed and operates as the providing apparatus, a transmission unit that transmits information indicating the providing apparatus to a participating network, and when operating as the receiving apparatus, from another communication apparatus Response means for responding to the request with identification information of a device operating as a providing device , and completion means for sending a completion notification to the network when the communication parameter provision processing is completed.
本発明によれば、通信パラメータの自動設定の際に役割が予め決められていない場合であっても、ユーザの操作性が損なわれること無く適切に通信パラメータを設定することができるようになる。 According to the present invention, it is possible to appropriately set communication parameters without impairing the operability of the user even when the role is not determined in advance when the communication parameters are automatically set.
以下、本発明の各実施形態に係る通信装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LANシステムを用いた場合について説明するが、通信形態は必ずしもIEEE802.11準拠の無線LANシステムを用いた場合に限定されない。 Hereinafter, a communication device according to each embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the following description, a case where a wireless LAN system compliant with the IEEE 802.11 series is used will be described. However, the communication mode is not necessarily limited to the case where a wireless LAN system compliant with IEEE 802.11 is used.
1.通信装置のハードウェア構成
はじめに本実施形態に係る通信装置のハードウェア構成について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る通信装置(提供装置または受信装置)の構成の一例を表すブロック図である。
1. Hardware Configuration of Communication Device First, the hardware configuration of the communication device according to the present embodiment will be described. FIG. 1 is a block diagram showing an example of the configuration of a communication apparatus (providing apparatus or receiving apparatus) according to an embodiment of the present invention.
101は通信装置全体を示す。102は、記憶部103に記憶されるコンピュータプログラムを実行することにより通信装置全体を制御する制御部である。制御部102は、他の通信装置との間で通信パラメータの設定制御も行う。
103は制御部102が実行するコンピュータプログラムと、通信パラメータ等の各種情報とを記憶する記憶部である。通信装置における後述する各種処理は、記憶部103に記憶されたコンピュータプログラムを制御部102が実行することにより実現される。
A
104は無線通信を行うための無線部である。105は各種表示を行うための表示部でありLCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、あるいはスピーカなどの音出力を行う機能を有する。
106は通信パラメータ設定処理を開始するトリガ(開始指示)を与える設定ボタンである。制御部102は、ユーザによる設定ボタン106の操作を検出すると、後述する処理を実行する。
107はアンテナ制御部であり、108はアンテナである。109は、ユーザが各種入力を行うための入力部である。
2.通信装置の機能ブロック
図2は、後述する通信パラメータの自動設定処理において、各通信装置が実行するソフトウェア機能ブロックの構成の一例を表すブロック図である。
2. Functional Block of Communication Device FIG. 2 is a block diagram illustrating an example of a configuration of software functional blocks executed by each communication device in communication parameter automatic setting processing to be described later.
201は通信装置全体を示している。202は通信パラメータの自動設定機能ブロックである。本実施形態では、当該機能ブロックが動作することで、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等、無線通信を行うための通信パラメータの自動設定処理が行われる。
203は各種通信に関わるパケットを受信するためのパケット受信部である。ビーコン(報知信号)の受信は、パケット受信部203によって行われる。204は各種通信に関わるパケットを送信するためのパケット送信部である。ビーコンの送信は、パケット送信部204によって行われる。なおビーコンには、送信元の通信装置の各種情報(自己情報)が付加されているものとする。
205はプローブリクエストなどの検索信号の送信を制御する検索信号送信部である。なお、プローブリクエストは、所望のネットワークを検索するためのネットワーク検索信号ということもできる。プローブリクエストの送信は、検索信号送信部205により行われる。また、受信したプローブリクエストに対する検索応答信号であるプローブレスポンスの送信も検索信号送信部205により行われる。
A search
206は他の通信装置からのプローブリクエストなどの検索信号の受信を制御する検索信号受信部である。プローブリクエストの受信は、検索信号受信部206により行われる。また、プローブレスポンスの送信も検索信号受信部206により行われる。なお検索信号、及び検索応答信号には、送信元の通信装置の各種情報(自己情報)が付加されているものとする。
A search
207は、ネットワークへの通信接続処理を制御するネットワーク制御部である。無線LANアドホックネットワークへの無線通信接続処理などは、ネットワーク制御部207により実施される。
A
通信パラメータの自動設定機能ブロック202において、208は、通信パラメータ自動設定処理における各種プロトコルを制御する自動設定制御部である。
In the communication parameter automatic
209は他の通信装置に通信パラメータを提供する通信パラメータ提供部である。後述する通信パラメータの自動設定処理のうち、通信パラメータ提供処理は、自動設定制御部208による制御のもと、通信パラメータ提供部209によって行われる。
210は他の通信装置より通信パラメータを受信する通信パラメータ受信部である。後述する通信パラメータの自動設定処理のうち、通信パラメータ受信処理は、自動設定制御部208による制御のもと、通信パラメータ受信部210によって行われる。
A communication
また、通信パラメータの自動設定処理が開始されてからの経過時間が、通信パラメータ自動設定処理の制限時間を越えたか否かの判定も、自動設定制御部208によって行われる。また、当該制限時間を超えたと判定した場合には、自動設定制御部208による制御のもとで、自動設定処理が中止される。
The automatic
211は、通信パラメータの自動設定処理における役割を決定する役割決定部である。
A
212は、通信パラメータの自動設定処理の開始と終了の通知に関する処理を制御する設定通知制御部である。後述する提供装置における開始通知メッセージおよび完了通知メッセージの送受信処理は、設定通知制御部212によって行われる。
A setting
213はビーコン制御部であり、ビーコン(報知信号)の送信タイミングを制御する。ここで、IEEE802.11無線LANのアドホックネットワークにおけるビーコンの送信アルゴリズムについて説明する。
アドホックネットワークにおけるビーコンの送信は、ネットワークを構成する全ての通信装置間で自律分散的に行われる。ビーコンの送信間隔(ビーコン周期)は、アドホックネットワークを最初に作成した通信装置が決定することになっており、通常は100ms程度の間隔でいずれかの通信装置からビーコンが送信される。なお、アドホックネットワークではいずれか1つの通信装置がビーコンの送信を開始することにより、ネットワークが形成される。 Transmission of a beacon in an ad hoc network is performed in an autonomous and distributed manner among all communication devices constituting the network. The beacon transmission interval (beacon period) is determined by the communication device that first created the ad hoc network. Normally, a beacon is transmitted from one of the communication devices at an interval of about 100 ms. In the ad hoc network, any one communication device starts transmission of a beacon to form a network.
ビーコンを送信するタイミングはコンテンションウィンドウ(乱数発生範囲、以下CW)と呼ばれるパラメータにより制御される。ネットワーク内の各通信装置は、ビーコンを送信する時間になると0からCWの中からランダムなある値(CWrand)を求める。このCWrandに、予め定められた一定の間隔(スロットタイム)を掛けた時間をビーコン送信までの待ち時間(バックオフ時間)とする。 The timing of transmitting a beacon is controlled by a parameter called a contention window (random number generation range, hereinafter CW). Each communication device in the network obtains a random value (CWrand) from 0 to CW when it is time to transmit a beacon. A time obtained by multiplying this CWrand by a predetermined interval (slot time) is set as a waiting time (backoff time) until beacon transmission.
次に、当該ビーコン送信までの待ち時間をスロットタイムでデクリメントしていき、待ち時間が0になったときにビーコンを送信する。もし、自通信装置がビーコンを送信する前に他の通信装置からのビーコンを受信した場合には、ビーコンを送信する処理を中止する。 Next, the waiting time until the beacon transmission is decremented by the slot time, and the beacon is transmitted when the waiting time becomes zero. If the local communication apparatus receives a beacon from another communication apparatus before transmitting the beacon, the process of transmitting the beacon is stopped.
このように構成することにより、各通信装置から送信されるビーコンの衝突を防ぐことができる。アドホックネットワーク上の各通信装置は、0からCWの間の乱数を選択するため、ネットワークを構成している通信装置のうち、もっとも小さいCWrandを選択した通信装置がビーコンを送信することになる。 By comprising in this way, the collision of the beacon transmitted from each communication apparatus can be prevented. Since each communication device on the ad hoc network selects a random number between 0 and CW, the communication device that has selected the smallest CWrand among the communication devices constituting the network transmits a beacon.
例えば、各通信装置に初期値として同一のCWが設定されている場合には、各通信装置によるビーコンの送信確率は同じになり、その結果として、各通信装置による単位時間当たりのビーコンの送信回数はほぼ同じになる。言い換えれば、各通信装置によるビーコンの送信頻度(送信割合)は同じになる。 For example, if the same CW is set as an initial value for each communication device, the beacon transmission probability by each communication device is the same, and as a result, the number of beacons transmitted per unit time by each communication device Are almost the same. In other words, the beacon transmission frequency (transmission ratio) by each communication device is the same.
一方で、ネットワーク上の1つの通信装置が、CWを初期値よりも小さい値に設定すると、当該通信装置が他の通信装置よりもビーコンを送信する確率は高くなる。つまり、CWはビーコンの送信確率を決定するためのパラメータ、又は、ビーコンの単位時間当たりの送信回数を決定するためのパラメータということができる。あるいは、各通信装置が送信するビーコンの送信割合を決定するためのパラメータということもできる。 On the other hand, when one communication device on the network sets CW to a value smaller than the initial value, the probability that the communication device transmits a beacon becomes higher than other communication devices. That is, CW can be said to be a parameter for determining the beacon transmission probability, or a parameter for determining the number of beacons transmitted per unit time. Or it can also be called the parameter for determining the transmission rate of the beacon which each communication apparatus transmits.
更に、CWはビーコンを送信するタイミングを決定するためのパラメータ、ビーコンの送信までの待ち時間を決定するためのパラメータと言い換えることもできる。 Furthermore, the CW can be paraphrased as a parameter for determining the timing for transmitting a beacon and a parameter for determining a waiting time until beacon transmission.
なお、CWの値は、CWmin(最小値)からCWmax(最大値)までの範囲で変更することが可能であり、CWminに設定すると単位時間当たりのビーコンの送信回数が最大になる。各通信装置には、初期値としてCWinit(>CWmin)が設定されており、通信パラメータの自動設定処理が実行されていない間は、初期値を用いてビーコンの送信が行われる。 Note that the value of CW can be changed in a range from CWmin (minimum value) to CWmax (maximum value), and when set to CWmin, the number of beacon transmissions per unit time is maximized. In each communication device, CWinit (> CWmin) is set as an initial value, and beacon transmission is performed using the initial value while the communication parameter automatic setting process is not being executed.
3.通信パラメータの自動設定処理の説明(その1)
次に通信パラメータの自動設定処理の詳細について説明する。
3. Explanation of communication parameter automatic setting process (1)
Next, details of the communication parameter automatic setting processing will be described.
3.1 ネットワークの構成
はじめに、通信パラメータの自動設定処理が実行されるネットワークの構成について説明する。
3.1 Network Configuration First, a network configuration in which communication parameter automatic setting processing is executed will be described.
図3は、本実施形態に係る通信装置である、通信装置A300(以下、装置A)及び通信装置B301(以下、装置B)を示した図である。これらの通信装置は、先に説明した図1及び図2のハードウェア構成ならびに機能構成を有しているものとする。 FIG. 3 is a diagram illustrating a communication device A300 (hereinafter, device A) and a communication device B301 (hereinafter, device B), which are communication devices according to the present embodiment. These communication apparatuses are assumed to have the hardware configuration and functional configuration shown in FIGS. 1 and 2 described above.
また、装置Aと装置Bは共に、通信パラメータの提供装置として動作するか、受信装置として動作するかが決められておらず、各々、ネットワークA302(以下、ネットワークA)とネットワークB303(以下、ネットワークB)を作成しているものとする。 Further, it is not determined whether the device A and the device B operate as a communication parameter providing device or a receiving device, and the network A 302 (hereinafter referred to as network A) and the network B 303 (hereinafter referred to as network) are respectively determined. B) is created.
そして、装置Aと装置Bは、それぞれの通信装置を相互に発見し、どちらの通信装置が提供装置となるかを決定する。これにより、提供装置となった通信装置から受信装置となった通信装置に対して通信パラメータの提供が行われることとなる。 Device A and device B discover each other's communication devices and determine which communication device is the providing device. As a result, communication parameters are provided from the communication device serving as the providing device to the communication device serving as the receiving device.
なお、ネットワークAおよびネットワークBは、それぞれ、装置Aと装置Bにより作成されるアドホックネットワークであるとする。アドホックネットワークは、IBSS(Independ Basic Service Set)と呼ばれ、各ネットワークはネットワーク識別子であるBSSIDにより区別されている。 Note that the network A and the network B are ad hoc networks created by the devices A and B, respectively. The ad hoc network is called an IBSS (Independent Basic Service Set), and each network is distinguished by a BSSID which is a network identifier.
ここで、BSSIDとはネットワークを作成する通信装置が生成するランダムな値のネットワーク識別子である。なお、SSIDは通信装置に予め設定しておくことも、ユーザが任意の値を設定することも可能なネットワーク識別子であり、BSSIDとは異なるものである。また、上記説明で明らかなように、BSSIDは、通信パラメータの自動設定処理によって提供装置から受信装置へ提供される通信パラメータではない。 Here, the BSSID is a network identifier having a random value generated by a communication device that creates a network. The SSID is a network identifier that can be set in advance in the communication apparatus or can be set by the user to an arbitrary value, and is different from the BSSID. Further, as is apparent from the above description, the BSSID is not a communication parameter provided from the providing device to the receiving device by the communication parameter automatic setting process.
3.2 通信パラメータの自動設定処理の処理シーケンス
図4は、装置Aと装置Bにおいて、設定ボタン106が押下されることで、装置Aと装置Bの間で実施される通信パラメータの自動設定処理の処理シーケンスの一例を示した図である。
3.2 Processing Sequence of Communication Parameter Automatic Setting Processing FIG. 4 shows communication parameter automatic setting processing performed between the device A and the device B when the
装置Aと装置Bそれぞれにおいて、設定ボタン106が押下されると、装置AはユニークなネットワークAを作成し(F401)、装置BもユニークなネットワークBを作成する(F402)。なお、ここでは装置Bの設定ボタン106が先に押され、装置Bのネットワークが先に作成されるものとする。
When the
装置Aと装置Bには、その動作役割(以下、役割)が提供装置にも受信装置にも決定されていないことを示す「提供装置候補」が設定される(F403、F404)。そして、装置Aと装置Bは、役割を決定するまでの時間であるタイマT1を開始する(F405、F406)。 In “device A” and “device B”, a “providing device candidate” is set (F403, F404) indicating that the operation role (hereinafter, “role”) has not been determined by either the providing device or the receiving device. Device A and device B then start timer T1, which is the time until the role is determined (F405, F406).
装置Aおよび装置Bは、作成したネットワークにおいて、通信パラメータの自動設定処理機能を有していることを示す情報要素(Information Element)を含むビーコン(報知信号)を送信する(F407、F408)。あるいは自動設定処理中であることを通知する情報要素を含むビーコン(報知信号)を送信する(F407、F408)。なお、ビーコンには、現時点の役割である「提供装置候補」を示す情報要素が更に含まれていてもよい。 The devices A and B transmit beacons (notification signals) including an information element (Information Element) indicating that the created network has a communication parameter automatic setting processing function (F407, F408). Or the beacon (notification signal) containing the information element which notifies that it is in an automatic setting process is transmitted (F407, F408). Note that the beacon may further include an information element indicating “providing device candidate” which is the current role.
ビーコン(F407、F408)には、ネットワークAとネットワークBとで異なるBSSIDが含まれるため、該ビーコンを受信した通信装置では、いずれのネットワークに属する通信装置から送信されたビーコンであるかを認識することができる。 Since the beacons (F407 and F408) include different BSSIDs in the network A and the network B, the communication device that has received the beacon recognizes which beacon is transmitted from which communication device. be able to.
次に、装置Bは、検索信号Bを送信する(F409)。検索信号Bにもビーコン同様に、通信パラメータの自動設定処理機能を有していることを示す情報要素が含まれているものとする。また、自動設定処理中であることを示す情報要素や現時点の役割である「提供装置候補」を示す情報要素も含まれているものとする。 Next, the device B transmits a search signal B (F409). Similarly to the beacon, the search signal B includes an information element indicating that it has a communication parameter automatic setting processing function. It is also assumed that an information element indicating that automatic setting processing is being performed and an information element indicating “providing apparatus candidate” which is the current role are also included.
装置Aでは、装置Bから送信された検索信号B(F409)を受信すると、検索応答信号A(F410)を装置Bに対して送信する。なお、検索応答信号A(F410)にも、ビーコンや検索信号Bと同様に、通信パラメータの自動設定処理機能を有していることを示す情報要素が含まれているものとする。また、自動設定処理中であることを示す情報要素や現時点の役割である「提供装置候補」を示す情報要素が含まれているものとする。 Upon receiving the search signal B (F409) transmitted from the device B, the device A transmits the search response signal A (F410) to the device B. Note that, similarly to the beacon and the search signal B, the search response signal A (F410) also includes an information element indicating that it has a communication parameter automatic setting processing function. Further, it is assumed that an information element indicating that automatic setting processing is being performed and an information element indicating “providing device candidate” which is the current role are included.
ここで、装置Bにおいて提供装置を検出できないままタイマT1が満了すると(F411)、装置Bは自身の役割を提供装置に設定する(F412)。 Here, when the timer T1 expires without detecting the providing device in the device B (F411), the device B sets its role to the providing device (F412).
続いて、装置Aは、検索信号A(F413)を送信する。装置Aから送信される検索信号A(F413)にも、通信パラメータの自動設定処理機能を有していることを示す情報要素が含まれているものとする。また、自動設定処理中であることを示す情報要素や現時点の役割である「提供装置候補」を示す情報要素が含まれているものとする。 Subsequently, the device A transmits a search signal A (F413). It is assumed that the search signal A (F413) transmitted from the device A also includes an information element indicating that the communication parameter automatic setting processing function is provided. Further, it is assumed that an information element indicating that automatic setting processing is being performed and an information element indicating “providing device candidate” which is the current role are included.
装置Bでは、装置Aから送信された検索信号A(F413)を受信すると、検索応答信号B(F414)を装置Aに対して送信する。なお、検索応答信号B(F414)にも、ビーコンや検索応答信号Aと同様に、通信パラメータの自動設定処理機能を有していることを示す情報要素が含まれているものとする。また、自動設定処理中であることを示す情報要素や現時点の役割を示す情報要素が含まれているものとする。 When device B receives search signal A (F413) transmitted from device A, device B transmits search response signal B (F414) to device A. It is assumed that the search response signal B (F414) also includes an information element indicating that it has a communication parameter automatic setting processing function, like the beacon and the search response signal A. Further, it is assumed that an information element indicating that automatic setting processing is being performed and an information element indicating the current role are included.
なお、この時点では、装置Bの役割が「提供装置」に決定されているため、検索応答信号Bには、現時点の役割として「提供装置」を示す情報要素が含まれることとなる。ただし、「提供装置」を示す情報要素に加えて、通信パラメータを提供可能な状態であることを示す情報要素が付加されていてもよい。 At this time, since the role of the device B is determined as “providing device”, the search response signal B includes an information element indicating “providing device” as the current role. However, in addition to the information element indicating “providing device”, an information element indicating that the communication parameter can be provided may be added.
装置Aでは、装置Bから送信された検索応答信号B(F414)を受信すると、装置Bの役割が提供装置であり、通信パラメータを提供可能な状態であることを確認する。 Upon receiving the search response signal B (F414) transmitted from the device B, the device A confirms that the role of the device B is a providing device and that communication parameters can be provided.
そこで、装置Aでは、タイマT1を停止して(F415)、自身の役割を受信装置に設定し(F416)、装置Bが作成したネットワークBへ参加する(F417)。 Therefore, the device A stops the timer T1 (F415), sets its role to the receiving device (F416), and participates in the network B created by the device B (F417).
これによって、装置Aと装置Bの間では、通信パラメータの自動設定プロトコル処理で交わされる通信メッセージ(プロトコルメッセージ)を相互に送受信することが可能な状態となる。この結果、装置Bでは、通信パラメータ提供処理Iが開始され、装置Aでは、通信パラメータ受信処理が開始される(F418、F419)。 As a result, the communication messages (protocol messages) exchanged in the communication parameter automatic setting protocol process can be transmitted and received between the devices A and B. As a result, the communication parameter providing process I is started in the apparatus B, and the communication parameter receiving process is started in the apparatus A (F418, F419).
ここで、自動設定プロトコル処理とは、提供装置から受信装置へ通信パラメータを提供するために予め定められた各種通信メッセージの送受信を行う処理のことをいう。なお、WPSでは上記プロトコル処理のことをRegistrationプロトコルと呼んでいる(非特許文献1参照)。 Here, the automatic setting protocol processing refers to processing for transmitting / receiving various communication messages determined in advance to provide communication parameters from the providing device to the receiving device. In WPS, the above protocol processing is called a registration protocol (see Non-Patent Document 1).
本実施形態では説明を簡単にするため、受信装置から提供装置に対して通信パラメータ提供起動のメッセージ(F420)を送信し、該メッセージ(F420)に応じて提供装置が受信装置に対する通信パラメータの提供処理を行うものとする(F421)。そして、提供が完了したら通信パラメータ提供完了のメッセージ(F422)を送信するものとする。 In this embodiment, in order to simplify the description, a communication parameter provision start message (F420) is transmitted from the receiving apparatus to the providing apparatus, and the providing apparatus provides communication parameters to the receiving apparatus in response to the message (F420). Processing is to be performed (F421). When the provision is completed, a communication parameter provision completion message (F422) is transmitted.
なお、装置AがネットワークBに参加した時点(F417)では、装置Aには、暗号鍵、認証鍵等の通信パラメータが設定されていないため、装置Aは装置Bとの間で暗号、認証を用いた通信を行うことはできない。 At the time when device A joins network B (F417), since communication parameters such as an encryption key and an authentication key are not set in device A, device A performs encryption and authentication with device B. The communication used cannot be performed.
また、上記説明では、装置Aと装置Bとの間で、役割を決定するにあたっては、検索信号と検索応答信号とを用いることとした。しかし、あえて検索信号や検索応答信号の送受信を行わず、相互に送受信するビーコンに含まれる情報要素を用いて役割を決定するようにしてもよい。 In the above description, the search signal and the search response signal are used in determining the role between the device A and the device B. However, the role may be determined using information elements included in the beacons transmitted and received mutually without transmitting / receiving the search signal and the search response signal.
図4に戻る。装置Aでは、装置Bが作成していたネットワークに参加し(F417)、通信パラメータ受信処理Iを開始すると(F419)、装置Bに対して通信パラメータ提供起動のメッセージを送信する(F420)。また、提供装置である装置Bでは、通信パラメータ提供起動のメッセージを受信すると、装置Aに対して通信パラメータの提供処理を行う(F421)。通信パラメータの提供処理が完了すると、装置Bは装置Aに対して通信パラメータ提供完了のメッセージを送信する(F422)。これにより通信パラメータ提供処理I及び通信パラメータ受信処理が完了し(F423、F424)、装置Aと装置Bの間で通信パラメータが共有される。 Returning to FIG. Device A participates in the network created by device B (F417) and starts communication parameter reception processing I (F419), and transmits a communication parameter provision start message to device B (F420). In addition, when receiving the communication parameter provision start message, the device B as the providing device performs communication parameter provision processing on the device A (F421). When the communication parameter provision processing is completed, apparatus B transmits a communication parameter provision completion message to apparatus A (F422). Thereby, the communication parameter providing process I and the communication parameter receiving process are completed (F423, F424), and the communication parameters are shared between the apparatuses A and B.
この結果、装置Aと装置Bでは、共有した通信パラメータを用いて通信接続処理を行うことが可能となる。 As a result, apparatus A and apparatus B can perform communication connection processing using the shared communication parameters.
なお、通信パラメータ提供処理Iの終了と同時に通信接続処理の開始を行うことで、ユーザに操作を強いることなく装置Aと装置Bとの通信が可能となる。その場合、通信装置は、通信接続処理を開始したことを明示的に表す接続要求信号を送信してもよい。 Note that by starting the communication connection process simultaneously with the end of the communication parameter providing process I, communication between the apparatus A and the apparatus B is possible without forcing the user to perform an operation. In this case, the communication device may transmit a connection request signal that explicitly indicates that communication connection processing has started.
アドホックモードでは、インフラストラクチャモードのようなアソシエーション処理が行われないが、接続要求信号の受信により、接続要求をしてきた通信装置を即座に認識することができる。 In the ad hoc mode, the association process as in the infrastructure mode is not performed, but the communication device that has requested the connection can be immediately recognized by receiving the connection request signal.
例えば、本実施形態では、装置Bが装置Aに対してネットワークBの通信パラメータを送信し、当該通信パラメータを用いて通信接続処理を行うこととしている。この場合、装置Aが装置Bに対して接続要求信号を送信することにより、装置Bでは、装置AがネットワークBに参加してきたことを知ることができ、参加台数の把握も容易になる。 For example, in the present embodiment, the device B transmits the communication parameter of the network B to the device A, and performs communication connection processing using the communication parameter. In this case, when the device A transmits a connection request signal to the device B, the device B can know that the device A has joined the network B, and the number of participants can be easily grasped.
また、通信接続処理の開始前にユーザに通信接続処理開始を確認するようにし、ユーザからの操作に応じて通信接続処理を開始するように構成してもよい。例えば、通信パラメータ提供処理Iが終了すると、表示部105にて、通信接続処理を開始するか否かの選択を促す表示を行い、ユーザが入力部109を介して入力を行った場合に、通信接続処理を開始するようにしてもよい。
Alternatively, the communication connection process may be confirmed with the user before the communication connection process is started, and the communication connection process may be started in response to an operation from the user. For example, when the communication parameter providing process I ends, the
また、装置Bが装置Aに対して、ネットワークBと異なるネットワークを示す通信パラメータを送信するように構成してもよい。例えば、ネットワークCで通信を行うための通信パラメータを装置Bから装置Aに対して提供し、提供後に装置A、B共にネットワークCで通信するように構成してもよい。その場合、装置Aまたは装置BはネットワークC上で他方の通信装置を検出したことをトリガに通信接続処理を開始するように構成されることとなる。 Further, the device B may be configured to transmit a communication parameter indicating a network different from the network B to the device A. For example, a communication parameter for performing communication in the network C may be provided from the device B to the device A, and the devices A and B may communicate with each other on the network C after the provision. In this case, the device A or the device B is configured to start the communication connection process triggered by the detection of the other communication device on the network C.
3.3 各通信装置における通信制御処理の流れ
次に、通信パラメータの自動設定処理を実施する場合の、各通信装置における通信制御処理の流れについて説明する。
3.3 Flow of Communication Control Processing in Each Communication Device Next, a flow of communication control processing in each communication device when performing communication parameter automatic setting processing will be described.
図5は、通信パラメータの自動設定処理を実施する場合の各通信装置における通信制御処理の流れを示したフローチャートである。 FIG. 5 is a flowchart showing the flow of communication control processing in each communication device when communication parameter automatic setting processing is performed.
以下、本フローチャートに沿って各通信装置が実行する通信制御処理について説明する。 Hereinafter, communication control processing executed by each communication device will be described with reference to this flowchart.
まず、通信パラメータの自動設定処理の開始を指示するための設定ボタン106が押されると、通信装置ではこれを認識する(ステップS501)。
First, when the
設定ボタン106が押下された通信装置では、自身が現在すでにネットワークに参加しているかどうかを調べる(ステップS502)。ここで、ネットワークに参加している場合とは、例えば既に他の通信装置との間で行った通信パラメータの自動設定処理によって共有した通信パラメータを用いてネットワークを構成している場合をいう。なお、ネットワークに参加している場合の処理については図7等を用いて後述する。
The communication device in which the
ステップS502において、ネットワークに参加していないと判断された場合には、役割を決定するために、自らネットワークを作成する(ステップS503)。そして、役割を提供装置候補に設定した上で(ステップS504)、タイマT1を開始する(ステップS505)。 If it is determined in step S502 that the user does not participate in the network, the network is created by itself in order to determine the role (step S503). And after setting a role to a provision apparatus candidate (step S504), the timer T1 is started (step S505).
更に、ステップS506では、ビーコン送信を開始する。なお、このとき送信するビーコンには、現時点の役割である「提供装置候補」を示す情報要素を含めてもよい。 In step S506, beacon transmission is started. The beacon transmitted at this time may include an information element indicating “providing device candidate” which is the current role.
そして、提供装置が見つかるか、タイマT1が満了するまで、提供装置の検索処理を行う(ステップS507〜ステップS512)。 Then, the providing device search process is performed until the providing device is found or the timer T1 expires (steps S507 to S512).
具体的には、タイマT1が満了でない場合(ステップS507においてNo)、各通信装置は、他の通信装置からの検索信号(プローブリクエスト)を受信したか否かを判定する(ステップS508)。そして、他の通信装置からの検索信号を受信したと判定した場合には、これに応答し、検索応答信号(プローブレスポンス)を送信する(ステップS509)。 Specifically, when the timer T1 has not expired (No in step S507), each communication device determines whether a search signal (probe request) from another communication device has been received (step S508). And when it determines with having received the search signal from another communication apparatus, in response to this, a search response signal (probe response) is transmitted (step S509).
また、自身も、検索信号(プローブリクエスト)を送信し(ステップS510)、検索応答信号(プローブレスポンス)の受信を待つ(ステップS511)。 Further, it also transmits a search signal (probe request) (step S510) and waits for reception of the search response signal (probe response) (step S511).
そして、検索応答信号を受信した場合には(ステップS511においてYes)、受信した検索応答信号に含まれる情報要素が示す他の通信装置の役割が、提供装置であるか否かを判定する(ステップS512)。そして、他の通信装置の役割が提供装置であると判定された場合には、タイマT1を停止するとともに、自身の役割を受信装置に設定する(ステップS513、ステップS514)。 When the search response signal is received (Yes in step S511), it is determined whether the role of the other communication device indicated by the information element included in the received search response signal is the providing device (step). S512). If it is determined that the role of the other communication device is the providing device, the timer T1 is stopped and the role of the communication device is set in the receiving device (steps S513 and S514).
更に、受信装置に設定された通信装置では、提供装置が作成したネットワークへ参加し(ステップS515)、ビーコンに、自身の役割が「受信装置」であることを示す情報要素を含めて送信する(ステップS516)。 Further, the communication device set as the receiving device participates in the network created by the providing device (step S515), and transmits a beacon including an information element indicating that its role is “receiving device” ( Step S516).
なお、この時点では提供装置から通信パラメータの提供を受けていないため、参加したネットワークにて暗号、認証を用いた通信を行うことはできない。ネットワークに参加した受信装置では、通信パラメータ受信処理(ステップS517)を開始する。なお、通信パラメータ受信処理の詳細は後述する。 At this time, since communication parameters are not provided from the providing device, communication using encryption and authentication cannot be performed in the participating network. The receiving apparatus that has joined the network starts the communication parameter receiving process (step S517). Details of the communication parameter reception process will be described later.
ステップS517において通信パラメータの受信処理が完了すると、通信接続処理が可能な状態となる。 When the communication parameter reception process is completed in step S517, the communication connection process is enabled.
以降、通信装置では、開始通知を受信したか否かを判定し(ステップS518)、開始通知を受信した場合には、代理応答処理(ステップS519)を実施する。なお、ステップS518、S519における処理の詳細は、ステップS525〜ステップS532の処理(自通信装置がネットワークに参加中の場合の処理)とあわせて、図7等を用いて後述する。 Thereafter, the communication apparatus determines whether or not a start notification has been received (step S518), and if a start notification is received, performs a proxy response process (step S519). Details of the processing in steps S518 and S519 will be described later with reference to FIG. 7 and the like together with the processing in steps S525 to S532 (processing when the own communication apparatus is participating in the network).
一方、ステップS507において、タイマT1が満了するまでに、役割が提供装置である通信装置を発見できなかったと判定された場合には、自身の役割を提供装置に設定する(ステップS520)。 On the other hand, if it is determined in step S507 that the communication device whose role is the providing device cannot be found before the timer T1 expires, its own role is set in the providing device (step S520).
そして、ビーコンに、自身の役割が「提供装置」であることを示す情報要素を含めて送信する(ステップS521)。また、他の通信装置からの検索信号を受信したか否かを判定し(ステップS522)、他の通信装置からの検索信号を受信したと判定された場合には、これに応答し、検索応答信号を送信する(ステップS523)。 And it transmits to the beacon including an information element indicating that its role is “providing device” (step S521). Further, it is determined whether or not a search signal from another communication device has been received (step S522). If it is determined that a search signal from another communication device has been received, a response to the search signal is received. A signal is transmitted (step S523).
更に、提供装置に設定された通信装置では、通信パラメータ提供処理I(ステップS524)を開始する。なお、通信パラメータ提供処理I(ステップS524)の詳細については後述する。 Further, the communication device set as the providing device starts communication parameter providing processing I (step S524). Details of the communication parameter providing process I (step S524) will be described later.
ステップS524において通信パラメータ提供処理が完了すると、通信装置では、ステップS518に進む。 When the communication parameter providing process is completed in step S524, the communication apparatus proceeds to step S518.
なお、ステップS508〜S512では、検索信号(プローブリクエスト)に対する検索応答信号(プローブレスポンス)の受信を待機することにより、提供装置を検索する方法(アクティブスキャン)を説明した。しかしながら、本発明はこれに限られない。 In steps S508 to S512, the method (active scan) of searching for a providing device by waiting for reception of a search response signal (probe response) to the search signal (probe request) has been described. However, the present invention is not limited to this.
上述したように、提供装置は、通信パラメータの自動設定処理中であることを示す情報要素が付加されたビーコンを送信するため、一定時間、当該ビーコンが送信されてくるのを受信装置が待つ方法(パッシブスキャン)を用いるようにしてもよい。 As described above, since the providing apparatus transmits a beacon to which an information element indicating that communication parameter automatic setting processing is being performed is added, the receiving apparatus waits for the beacon to be transmitted for a certain period of time. (Passive scan) may be used.
3.4 通信パラメータ提供処理Iの流れ
次に、通信パラメータ提供処理I(ステップS524)の詳細について説明する。図6Aは、通信パラメータ提供処理I(ステップS524)の詳細を示すフローチャートである。
3.4 Flow of Communication Parameter Providing Process I Next, details of the communication parameter providing process I (step S524) will be described. FIG. 6A is a flowchart showing details of the communication parameter provision processing I (step S524).
受信装置から、通信パラメータ提供起動のメッセージを受信すると(ステップS601においてYes)、提供装置では、通信パラメータの提供を開始する(ステップS602)。なお、このとき提供される通信パラメータは、ステップS503で作成したネットワークの通信パラメータである。 When a communication parameter provision start message is received from the receiving device (Yes in step S601), the providing device starts providing communication parameters (step S602). The communication parameters provided at this time are the network communication parameters created in step S503.
ステップS603では、通信パラメータの提供が完了したか否かを判定する。ステップS603において、通信パラメータの提供が完了したと判定された場合には、ステップS606に進み、通信パラメータの提供完了のメッセージを受信装置に送信する。 In step S603, it is determined whether the provision of communication parameters has been completed. If it is determined in step S603 that the provision of communication parameters has been completed, the process proceeds to step S606, and a communication parameter provision completion message is transmitted to the receiving apparatus.
更に、ステップS607において、通信パラメータの自動設定処理が成功したことを示す表示を行う。 Further, in step S607, a display indicating that the communication parameter automatic setting process has been successful is performed.
具体的には、表示部105でLCDにメッセージを表示したり、LEDの点滅・点灯・色や音などでユーザが識別可能なように、通信パラメータの自動設定処理が成功したことを示す表示を行う。
Specifically, the
一方、ステップS603において、エラーが発生した場合には、ステップS604に進み、通信パラメータの自動設定処理においてエラーが発生したことを示す表示を行う。 On the other hand, if an error has occurred in step S603, the process proceeds to step S604 to display that an error has occurred in the communication parameter automatic setting process.
具体的には、表示部105でLCDにメッセージを表示したり、LEDの点滅・点灯・色や音などでユーザが識別可能なように、通信パラメータの自動設定処理においてエラーが発生したことを示す表示を行う。
Specifically, it indicates that an error has occurred in the communication parameter automatic setting process so that the
3.5 通信パラメータ受信処理の流れ
次に、通信パラメータ受信処理(ステップS517)の詳細について説明する。図6Bは、通信パラメータ受信処理(ステップS517)の詳細を示すフローチャートである。
3.5 Flow of Communication Parameter Receiving Process Next, details of the communication parameter receiving process (step S517) will be described. FIG. 6B is a flowchart showing details of the communication parameter reception process (step S517).
受信装置では、通信パラメータの提供を要求するために、提供装置に対して、通信パラメータ提供起動のメッセージを送信し(ステップS611)、提供装置からの通信パラメータの受信処理を開始する(ステップS612)。 In order to request provision of communication parameters, the receiving apparatus transmits a communication parameter provision start message to the providing apparatus (step S611), and starts receiving communication parameters from the providing apparatus (step S612). .
ステップS613では、通信パラメータの受信が完了したか否かを判定する。ステップS613において、通信パラメータの受信が完了したと判定された場合には、ステップS616に進み、通信パラメータの受信が完了したことを示す表示を行う。 In step S613, it is determined whether reception of communication parameters is completed. If it is determined in step S613 that reception of communication parameters has been completed, the process advances to step S616 to display that reception of communication parameters has been completed.
具体的には、表示部105でLCDにメッセージを表示したり、LEDの点滅・点灯・色や音などでユーザが識別可能なように、通信パラメータの受信が成功したことを示す表示を行う。
Specifically, the
一方、ステップS614において、エラーが発生した場合には、ステップS615に進み、通信パラメータの受信処理においてエラーが発生したことを示す表示を行う。 On the other hand, if an error has occurred in step S614, the process proceeds to step S615 to display that an error has occurred in the communication parameter reception process.
具体的には、表示部105でLCDにメッセージを表示したり、LEDの点滅・点灯・色や音などでユーザが識別可能なように、通信パラメータの受信処理においてエラーが発生したことを示す表示を行う。
Specifically, the
4.通信パラメータの自動設定処理の説明(その2)
次に、構築済みのアドホックネットワークへ新たに通信装置が参加する場合の通信パラメータの自動設定処理について説明する。なお、構築済みのアドホックネットワークとは、通信パラメータの自動設定処理を行った通信装置間で共有された通信パラメータにより複数の通信装置で構成されたアドホックネットワークのことを指すものとする。
4). Explanation of communication parameter automatic setting process (2)
Next, communication parameter automatic setting processing when a communication device newly joins an established ad hoc network will be described. Note that an established ad hoc network refers to an ad hoc network configured by a plurality of communication devices based on communication parameters shared between communication devices that have performed communication parameter automatic setting processing.
4.1 ネットワークの構成
図7は、第2の通信装置A300(以下、装置A)及び第1の通信装置B301(以下、装置B)、第3の通信装置C700(以下、装置C)、およびネットワークBを示した図である。なお、装置A、装置B、および装置Cは先に説明した図1及び図2のハードウェア構成ならびに機能構成を有しているものとする。
4.1 Network Configuration FIG. 7 illustrates a second communication device A300 (hereinafter referred to as device A), a first communication device B301 (hereinafter referred to as device B), a third communication device C700 (hereinafter referred to as device C), and 1 is a diagram showing a network B. FIG. Note that the devices A, B, and C have the hardware configuration and the functional configuration shown in FIGS. 1 and 2 described above.
ここで、装置Aと装置Bから構成されるネットワークBへ装置Cが参加する際に、装置Bと装置Cの設定ボタン106が押下された場合の通信パラメータの自動設定処理について以下に説明する。
Here, the communication parameter automatic setting process when the
4.2 通信パラメータの自動設定処理の処理シーケンス
図8は、装置Aと装置BとによりネットワークBが構成された状態において、装置Bと装置Cの設定ボタン106が押下されることで実施される通信パラメータの自動設定処理の処理シーケンスの一例を示した図である。
4.2 Processing Sequence of Communication Parameter Automatic Setting Processing FIG. 8 is performed when the
なお、装置Aは、通信パラメータの自動設定処理により装置Bから通信パラメータの提供を受け、該通信パラメータにより通信を行うネットワークBに既に参加しているものとする(F421、F422)。また、装置Cは、まだ通信パラメータの提供を受けていないものとする。 It is assumed that device A receives communication parameters from device B through communication parameter automatic setting processing, and has already participated in network B that performs communication using the communication parameters (F421, F422). Further, it is assumed that the device C has not yet received communication parameters.
装置Bは、通信パラメータの自動設定処理により既に装置Aとの間で共有された通信パラメータを用いることによりネットワークBへ参加している。そして、ユーザにより装置Bの設定ボタン106が押されると、装置Bでは、自身の役割を提供装置に設定する(F801)。
The device B participates in the network B by using the communication parameter already shared with the device A by the communication parameter automatic setting process. When the
続いて、装置Bでは、通知処理を起動する(F802)。通知処理を起動後、装置Bは開始通知メッセージ(F803)を送信し、ビーコンの単位時間当たりの送信頻度(送信割合、送信回数)を増加させる。 Subsequently, apparatus B activates notification processing (F802). After starting the notification process, apparatus B transmits a start notification message (F803), and increases the transmission frequency (transmission ratio, number of transmissions) per unit time of the beacon.
開始通知メッセージ(F803)を受信した装置Aでは、代理応答処理を起動し(F804)、ビーコンの送信頻度を削減する。 The device A that has received the start notification message (F803) activates proxy response processing (F804), and reduces the beacon transmission frequency.
このように、装置Bがビーコンの送信頻度を増加し、装置Aがビーコンの送信頻度を削減することで、新たに参加する装置Cは、提供装置である装置Bをより短時間に検出することが可能となる。 As described above, when the device B increases the beacon transmission frequency and the device A reduces the beacon transmission frequency, the newly joining device C detects the providing device B in a shorter time. Is possible.
一方、ユーザにより装置Cの設定ボタン106が操作されると、装置CはユニークなネットワークCを作成し、役割を「提供装置候補」に設定した後、タイマT1を開始し、ビーコン送信を開始する。なお、図8ではこれらの処理の記載は省略して記載してある。
On the other hand, when the
装置Cでは、更に提供装置を検出するために検索信号Cを送信する(F805)。装置Cから送信された検索信号C(F805)に対して、ネットワークBの装置A及び装置Bでは、検索応答信号A、Bを返信する(F806、F807)。また、検索応答信号B(F806)を返信した装置Bでは、通信パラメータ提供処理II(F811)を開始する。 The device C further transmits a search signal C to detect the providing device (F805). In response to the search signal C (F805) transmitted from the device C, the devices A and B in the network B return search response signals A and B (F806 and F807). In addition, the device B that has returned the search response signal B (F806) starts communication parameter provision processing II (F811).
ここで、装置Aが検索応答信号A(F807)を返信する場合には、装置Aは提供装置である装置Bの識別情報(MACアドレス)を検索応答信号に格納して返信するものとする。 Here, when the device A returns the search response signal A (F807), the device A stores the identification information (MAC address) of the device B as the providing device in the search response signal and returns it.
また、装置Bが検索応答信号B(F806)を返信する場合には、装置Bは自身が提供装置であることを示す情報要素を検索応答信号B(F806)に格納して返信するものとする。これにより、装置Cでは、ネットワークBのどの通信装置から検索応答信号を受信した場合でも、提供装置である装置Bを確実に検出することが可能となる。 When device B returns search response signal B (F806), device B stores an information element indicating that it is a providing device in search response signal B (F806) and returns it. . As a result, the device C can reliably detect the device B, which is the providing device, even when the search response signal is received from any communication device in the network B.
装置Cでは、提供装置の存在を検出すると、自身の役割を受信装置に設定する(F808)。そして、ネットワークBに参加し(F809)、提供装置である装置BからネットワークBでの通信に必要な通信パラメータの受信処理を開始する(F810)。 Upon detecting the presence of the providing device, device C sets its role as the receiving device (F808). Then, it participates in the network B (F809), and starts reception processing of communication parameters necessary for communication in the network B from the providing device B (F810).
そして、装置Cでは、通信パラメータ提供起動のメッセージを送信し(F812)、提供装置である装置Bでは、受信装置である装置Cに対して通信パラメータの提供処理を行う(F813)。通信パラメータの提供処理が完了すると、装置Bでは、装置Cに対して通信パラメータ提供完了のメッセージを送信する(F814)。更に、装置Aへ完了通知メッセージを送信する(F815)。 Then, the device C transmits a communication parameter provision start message (F812), and the device B as the providing device performs communication parameter provision processing on the device C as the receiving device (F813). When the communication parameter provision processing is completed, apparatus B transmits a communication parameter provision completion message to apparatus C (F814). Further, a completion notification message is transmitted to apparatus A (F815).
これにより、通信パラメータ提供処理II及び通信パラメータ受信処理が完了し(F816、F817)、装置Cと装置B(及び装置A)の間で通信パラメータが共有される。 Thereby, the communication parameter providing process II and the communication parameter receiving process are completed (F816, F817), and the communication parameters are shared between the device C and the device B (and the device A).
また、装置Bでは、更に、増加させたビーコンの送信頻度を元に戻し、通知処理を終了する(F819)。 Further, the device B further returns the increased beacon transmission frequency to the original, and ends the notification process (F819).
装置Bより完了通知メッセージを受信した装置Aでは、削減したビーコンの送信頻度を元に戻し、代理応答処理を終了する(F818)。 In the device A that has received the completion notification message from the device B, the reduced transmission frequency of the beacon is restored, and the proxy response process is terminated (F818).
このように、ユーザは設定ボタン106の操作を行うのみで、自動的に装置CをネットワークBへ参加させることが可能となる。
As described above, the user can automatically join the device C to the network B only by operating the
なお、図8の説明では装置Bの設定ボタン106が操作された場合について説明したが、装置Aの設定ボタン106が操作されることも考えられる。装置Aの設定ボタン106が操作された場合であっても、同様に、装置Aが提供装置となることで、図8のように装置CをネットワークAに参加させることができる。
In the description of FIG. 8, the case where the
4.3 通信装置における通信制御処理の流れ
次に、装置Aと装置BとによりネットワークBが構成された状態において、装置Bと装置Cの設定ボタン106が押下されることで通信パラメータの自動設定処理を実施する場合の、各通信装置における通信制御処理について図5を用いて説明する。
4.3 Flow of Communication Control Processing in Communication Device Next, in a state where the network B is configured by the device A and the device B, the communication parameter is automatically set by pressing the
はじめに装置Bにおける通信制御処理について説明する。装置Bの設定ボタンが押下されると、装置Bではこれを認識する(ステップS501)。 First, the communication control process in apparatus B will be described. When the setting button of apparatus B is pressed, apparatus B recognizes this (step S501).
設定ボタン106が押下された装置Bでは、自身が現在すでにネットワークに参加中であると判断し(ステップS502においてYes)、役割を提供装置に設定する(ステップS525)。そして、ビーコンに、自身の役割が「提供装置」であることを示す情報要素及び自動設定処理中であることを示す情報要素を含めて送信する(ステップS526)。
The device B whose
続いて、装置Bでは、通知処理を開始する。具体的には、ステップS527において、ビーコンの単位時間当たりの送信頻度(送信割合、送信回数)を増加させる(第1の変更工程)。 Subsequently, apparatus B starts notification processing. Specifically, in step S527, the transmission frequency (transmission ratio, number of transmissions) per unit time of the beacon is increased (first changing step).
なお、IEEE802.11無線LANのアドホックネットワークにおいては、検索応答信号(プローブレスポンス)を返信する通信装置は、検索信号(プローブリクエスト)を受信する直前にビーコンを送信した通信装置であることが規定されている。 In an IEEE 802.11 wireless LAN ad hoc network, it is specified that a communication device that returns a search response signal (probe response) is a communication device that transmits a beacon immediately before receiving a search signal (probe request). ing.
そこで、ステップS527では、CWを初期値よりも小さな値に設定する。これにより、提供装置(ここでは、装置B)による単位時間当たりのビーコンの送信回数が、ネットワークに参加中の他の通信装置(ここでは、装置A)よりも多くなる。 Therefore, in step S527, CW is set to a value smaller than the initial value. As a result, the number of beacons transmitted per unit time by the providing device (here, device B) is larger than that of other communication devices (here, device A) participating in the network.
この結果、新規に参加する装置Cによる提供装置の検索処理(図5のステップS510〜S512)において、提供装置からの検索応答信号(プローブレスポンス)を短時間で検出することが可能となる。 As a result, the search response signal (probe response) from the providing device can be detected in a short time in the providing device search process (steps S510 to S512 in FIG. 5) by the newly participating device C.
このように、提供装置のビーコンの送信頻度を高くすることで、新規に参加する装置Cが提供装置を検索する場合に、提供装置からの検索応答信号(プローブレスポンス)を受信する確率が高くなる。また、新規に参加する装置Cがパッシブスキャンにより提供装置を検索する場合であっても、提供装置からのビーコンを受信する確率が上がる。 In this way, by increasing the transmission frequency of the beacon of the providing device, when the newly participating device C searches for the providing device, the probability of receiving a search response signal (probe response) from the providing device increases. . Further, even when a newly participating device C searches for a providing device by passive scanning, the probability of receiving a beacon from the providing device increases.
その結果、新規に参加する装置Cが提供装置を検出できないまま通信パラメータ提供処理の制限時間を経過してしまう確率を下げることが可能となる。また、新規に参加する装置Cが提供装置を短時間で検出することができれば、通信パラメータの提供処理が完了するまでの時間も短縮することができる。 As a result, it is possible to reduce the probability that the time limit for the communication parameter providing process will elapse without the newly participating device C being able to detect the providing device. Further, if the newly participating device C can detect the providing device in a short time, the time until the communication parameter providing processing is completed can be shortened.
図5に戻る。ステップS528において、装置Bは、通信パラメータの提供処理が開始されることを通知する開始通知メッセージをブロードキャスト送信する。なお、開始通知メッセージは、ネットワークに参加している各通信装置に対して、ユニキャスト送信するようにしてもよい。また、開始通知メッセージは、装置Bが提供装置としての動作を開始したことを通知するメッセージと言い換えることもできる。 Returning to FIG. In step S528, the apparatus B broadcasts a start notification message notifying that the communication parameter providing process is started. The start notification message may be unicast transmitted to each communication device participating in the network. In addition, the start notification message can be paraphrased as a message notifying that the device B has started the operation as the providing device.
ステップS529では、ネットワークへ新たに参加しようとしている装置Cからの検索信号を受信したか否かを判定し、検索信号を受信したと判定された場合には、これに応答し、検索応答信号を装置Cに対して送信する(ステップS530)。 In step S529, it is determined whether or not a search signal is received from the device C that is about to newly join the network. If it is determined that the search signal has been received, the search response signal is returned in response to this. It transmits with respect to the apparatus C (step S530).
更に、提供装置に決定された通信装置では、通信パラメータ提供処理II(ステップS531)を開始する。なお、通信パラメータ提供処理II(ステップS531)の詳細については後述する。 Further, the communication device determined as the providing device starts communication parameter providing processing II (step S531). Details of the communication parameter providing process II (step S531) will be described later.
ステップS531において通信パラメータ提供処理IIが完了すると、装置Bでは、CWを初期値に再設定することで(ステップS532)、ステップS527において増加させたビーコン送信頻度を元に戻し、通知処理を終了する。 When the communication parameter providing process II is completed in step S531, the device B resets the CW to the initial value (step S532), returns the beacon transmission frequency increased in step S527 to the original, and ends the notification process. .
なお、CWの初期値への再設定は、通信パラメータ提供処理IIの開始後であれば、処理開始直後でも、提供処理完了後でも、エラー発生後のいつであってもよい。 The CW may be reset to the initial value after the start of the communication parameter provision process II, immediately after the start of the process, after the completion of the provision process, or any time after the occurrence of an error.
処理開始直後に再設定した場合、ビーコンを送信する頻度(回数)が低くなるので、ビーコン送信による消費電力をより効率的に低減させることができる。また、ステップS528にて送信した開始通知メッセージは、通信パラメータ提供処理IIがエラー終了するか、または受信装置への通信パラメータの提供処理が完了するまで、繰り返し送信されるものとする。 When resetting immediately after the start of processing, the frequency (number of times) of beacon transmission is reduced, so that power consumption due to beacon transmission can be more efficiently reduced. The start notification message transmitted in step S528 is repeatedly transmitted until the communication parameter providing process II ends in error or the communication parameter providing process to the receiving apparatus is completed.
続いて、装置Cにおける通信制御処理について説明する。装置Bの設定ボタンが押されると、装置Bではこれを認識する(ステップS501)。 Subsequently, a communication control process in the device C will be described. When the setting button of apparatus B is pressed, apparatus B recognizes this (step S501).
設定ボタン106が押下された装置Bでは、ネットワークに参加していないと判断し(ステップS503においてYes)、役割を提供装置候補に設定した上で(ステップS504)、タイマT1を開始する(ステップS505)。更に、ステップS506では、ビーコン送信を開始する。
The device B on which the
更に、タイマT1が満了でない場合(ステップS507においてNo)、検索信号を送信し(ステップS509)、検索応答信号の受信を待つ(ステップS511)。そして、検索応答信号に含まれる情報要素が示す他の通信装置の役割(装置Bの役割)が、提供装置であると判断すると、タイマT1を停止し、自身の役割を受信装置に設定する(ステップS513、S514)。 Furthermore, if the timer T1 has not expired (No in step S507), a search signal is transmitted (step S509), and reception of a search response signal is awaited (step S511). When it is determined that the role of the other communication device (the role of device B) indicated by the information element included in the search response signal is the providing device, the timer T1 is stopped and its role is set to the receiving device ( Steps S513 and S514).
更に、提供装置である装置Bが作成したネットワークへ参加し(ステップS515)、ビーコンに、自身の役割が「受信装置」であることを示す情報要素を含めて送信する(ステップS516)。ネットワークに参加した装置Cでは、通信パラメータ受信処理(ステップS517)を開始する。なお、通信パラメータ受信処理の詳細は既に説明済みであるため、ここでは説明を省略する。 Furthermore, it joins the network created by the device B, which is the providing device (step S515), and transmits a beacon including an information element indicating that its role is “receiving device” (step S516). The device C participating in the network starts communication parameter reception processing (step S517). Note that details of the communication parameter reception processing have already been described, and a description thereof will be omitted here.
続いて、装置Aにおける通信制御処理について説明する。装置Aでは、装置Bとの間で、通信パラメータの自動設定処理が実行され、通信パラメータ受信処理(ステップS517)が完了した状態にある。 Next, communication control processing in apparatus A will be described. In the device A, the communication parameter automatic setting process is executed with the device B, and the communication parameter receiving process (step S517) is completed.
そこで、ステップS518において、装置Bより開始通知メッセージを受信したか否かを判定し、開始通知メッセージを受信した場合には、代理応答処理(ステップS519)を実施する。なお、代理応答処理(ステップS519)の詳細な流れは後述する。 Therefore, in step S518, it is determined whether or not a start notification message has been received from the device B. If a start notification message is received, proxy response processing (step S519) is performed. The detailed flow of the proxy response process (step S519) will be described later.
以上の通信制御処理を実行することによって通信装置間で簡単に通信パラメータを共有することが可能となる。 By executing the communication control process described above, communication parameters can be easily shared between communication devices.
上述した通り、装置Bと装置Cとで設定ボタン106が操作されるだけで、装置Bと装置Cとの間で通信接続処理を行い、ネットワークBを構成することとなる。
As described above, simply by operating the
なお、通信接続処理は、上述した通り、通信パラメータ提供処理完了後に自動で開始しても良いし、設定ボタン106の再押下や、入力部109による接続コマンド投入などによって開始しても良い。なお、通信接続処理は、共有された通信パラメータである、認証方式および暗号方式によって異なる。
As described above, the communication connection process may be started automatically after the communication parameter providing process is completed, or may be started by pressing the
4.4 通信パラメータ提供処理IIの流れ
次に、通信パラメータ提供処理II(ステップS531)の詳細について説明する。図9Aは、通信パラメータ提供処理II(ステップS531)の詳細を示すフローチャートである。
4.4 Flow of Communication Parameter Providing Process II Next, details of the communication parameter providing process II (step S531) will be described. FIG. 9A is a flowchart showing details of the communication parameter provision processing II (step S531).
受信装置から、通信パラメータ提供起動のメッセージを受信すると(ステップS901においてYes)、提供装置では、通信パラメータの提供を開始する(ステップS902)。なお、このとき提供される通信パラメータは、ステップS503で作成したネットワークの通信パラメータである。 When a communication parameter provision start message is received from the receiving device (Yes in step S901), the providing device starts providing communication parameters (step S902). The communication parameters provided at this time are the network communication parameters created in step S503.
ステップS903では、通信パラメータの提供処理が完了したか否かを判定する。ステップS903において、通信パラメータの提供処理が完了したと判定された場合には、ステップS907に進み、通信パラメータの提供完了のメッセージを受信装置に送信する。 In step S903, it is determined whether the communication parameter providing process is completed. If it is determined in step S903 that the communication parameter provision processing has been completed, the process proceeds to step S907, and a communication parameter provision completion message is transmitted to the receiving apparatus.
更に、ステップS908において、受信装置への通信パラメータの提供処理が完了したことを示す完了通知メッセージをブロードキャスト送信する。なお、完了通知メッセージをネットワークに参加している通信装置(ここでは、装置A)にユニキャスト送信してもよい。 Further, in step S908, a completion notification message indicating that the communication parameter providing process to the receiving apparatus has been completed is broadcast. Note that the completion notification message may be unicast transmitted to a communication device (here, device A) participating in the network.
更に、ステップS909において、通信パラメータの自動設定処理が成功したことを示す表示を行う。 Further, in step S909, a display indicating that the communication parameter automatic setting processing has been successful is performed.
具体的には、表示部105でLCDにメッセージを表示したり、LEDの点滅・点灯・色や音などでユーザが識別可能なように、通信パラメータの自動設定処理が成功したことを示す表示を行う。
Specifically, the
一方、ステップS904において、エラーが発生した場合には、ステップS905に進み、エラー通知メッセージをブロードキャスト送信する。なお、エラー通知メッセージは、ネットワークに参加している通信装置(ここでは、装置A)にユニキャスト送信してもよい。 On the other hand, if an error has occurred in step S904, the process proceeds to step S905 to broadcast an error notification message. Note that the error notification message may be unicasted to a communication device (here, device A) participating in the network.
更に、ステップS906では、通信パラメータの自動設定処理においてエラーが発生したことを示す表示を行う。 Furthermore, in step S906, a display indicating that an error has occurred in the communication parameter automatic setting processing is performed.
具体的には、表示部105でLCDにメッセージを表示したり、LEDの点滅・点灯・色や音などでユーザが識別可能なように、通信パラメータの自動設定処理においてエラーが発生したことを示す表示を行う。
Specifically, it indicates that an error has occurred in the communication parameter automatic setting process so that the
4.5 代理応答処理の流れ
次に、代理応答処理(ステップS519)の詳細について説明する。図9Bは、代理応答処理(ステップS519)の詳細を示すフローチャートである。
4.5 Flow of Proxy Response Processing Next, details of proxy response processing (step S519) will be described. FIG. 9B is a flowchart showing details of the proxy response process (step S519).
装置Aが開始通知メッセージを受信すると(ステップS518においてYes)、図9Bの代理応答処理が開始される。 When apparatus A receives the start notification message (Yes in step S518), the proxy response process in FIG. 9B is started.
装置Aの自動設定制御部208では、開始通知メッセージの受信を検出すると、ステップS912〜S919において実行される処理についての制限時間を経過したか否かを判定するタイマを起動する(ステップS911)。
When the automatic
次に自動設定制御部208は、送信するビーコンおよび検索応答信号(プローブレスポンス)に含める情報要素の内容を変更する(ステップS912)。
Next, the automatic
具体的には、自動設定制御部208は、送信するビーコンおよび検索応答信号に、提供装置(装置B)を一意に識別する識別情報を付加する。識別情報としては、例えば提供装置のMACアドレス情報を格納する。これにより、検索信号に対して提供装置ではない装置Aが検索応答信号を返信した場合でも、検索信号の送信元の通信装置(装置C)は提供装置の存在を検出することが可能となる。
Specifically, the automatic
そして、ビーコン制御部213は、ステップS913において、CWを初期値より大きい値に変更して設定することで、ビーコンの送信頻度(送信割合)を削減する(第2の変更工程)。
And the
これにより、ネットワークに参加中の提供装置以外の通信装置(装置A)による単位時間当たりのビーコンの送信回数が、提供装置(装置B)よりも少なくなる。この結果、新規に参加する通信装置(装置C)による提供装置の検索処理(図5のステップS509〜S512)において、提供装置からの検索応答信号(プローブレスポンス)を短時間で検出することが可能となる。 As a result, the number of beacons transmitted per unit time by a communication device (device A) other than the providing device participating in the network is smaller than that of the providing device (device B). As a result, the search response signal (probe response) from the providing device can be detected in a short time in the providing device search processing (steps S509 to S512 in FIG. 5) by the newly participating communication device (device C). It becomes.
その後、装置Aは提供装置(装置B)から送信される完了通知メッセージまたはエラー通知メッセージを待ち受ける(ステップS916、ステップS917)。 Thereafter, the device A waits for a completion notification message or an error notification message transmitted from the providing device (device B) (steps S916 and S917).
通知メッセージを受信すると、装置Aのビーコン制御部213はCWを初期値に再設定し、ステップS913にて削減したビーコンの送信頻度を元に戻す(ステップS918)。
When receiving the notification message, the
更に自動設定制御部208は、送信するビーコンおよび検索応答信号に含める情報要素の内容を、ステップS912で行った変更前の内容に戻す(ステップS919)。すなわち、送信するビーコンおよび検索応答信号に付加された、提供装置(装置B)を一意に識別するための識別情報を、ビーコンおよび検索応答信号から除去する。
Further, the automatic
なお、ステップS911にて設定したタイマが満了すると、受信装置(装置A)はステップS912〜S919の処理を中止する。なお、タイマ満了時にステップS912、ステップS913の処理が既に行われていた場合には、ステップS918、ステップS919と同様の再設定処理を行う。 When the timer set in step S911 expires, the receiving apparatus (apparatus A) stops the processes in steps S912 to S919. If the processing in steps S912 and S913 has already been performed when the timer expires, the same resetting processing as in steps S918 and S919 is performed.
5.認証方式及び暗号方式の説明
次に認証方式及び暗号方式について説明する。本実施形態において、認証方式および暗号方式として採用される組み合わせは、例えば図10のとおりとなる。
5. Description of Authentication Method and Encryption Method Next, the authentication method and encryption method will be described. In the present embodiment, combinations employed as the authentication method and the encryption method are as shown in FIG. 10, for example.
Open認証とは、IEEE802.11規格において、Open System Authenticationとして定義されている認証方式であり、詳細はIEEE802.11規格を参照されたい。Shared認証とは、IEEE802.11およびIEEE802.11i規格にて、Shared Key Authenticationとして定義されている認証方式であり、暗号方式としてWEPを使用する。 Open authentication is an authentication method defined as Open System Authentication in the IEEE 802.11 standard. For details, refer to the IEEE 802.11 standard. Shared authentication is an authentication method defined as Shared Key Authentication in the IEEE802.11 and IEEE802.11i standards, and uses WEP as an encryption method.
なお、WEPは、Wired Equivalent Privacyの略であり、詳細についてIEEE802.11もしくはIEEE802.11i規格を参照されたい。またWPA認証方式、WPA−PSK認証方式、WPA2認証方式、およびWPA2−PSK認証方式は、Wi−Fiアライアンスが規定する暗号化方式の規格である。これらは、IEEE802.11i規格におけるRSNA(Robust Security Network Association)をベースとしている。 WEP is an abbreviation for Wired Equivalent Privacy. For details, refer to the IEEE802.11 or IEEE802.11i standard. The WPA authentication method, the WPA-PSK authentication method, the WPA2 authentication method, and the WPA2-PSK authentication method are encryption method standards defined by the Wi-Fi Alliance. These are based on RSNA (Robust Security Network Association) in the IEEE 802.11i standard.
そして、TKIPは、Temporal Key Integrity Protocolの略である。CCMPは、CTRwith CBC−MAC Protocolの略であり、暗号方式にはAESを利用するものである。AESは、Advanced Encryption Standardの略である。 TKIP is an abbreviation for Temporal Key Integrity Protocol. CCMP is an abbreviation for CTRwith CBC-MAC Protocol, and uses AES as an encryption method. AES is an abbreviation for Advanced Encryption Standard.
いずれについても詳細についてはWi−Fiアライアンスの仕様書またはテスト仕様書を参照されたい。WPA−PSK認証方式およびWPA2−PSK認証方式は、事前共有鍵による認証方式である。WPA認証方式およびWPA2認証方式は、別途用意した認証サーバによりユーザ認証を行い、認証サーバより通信経路の暗号鍵を取得する方式である。どちらも、詳細については、IEEE802.11i規格を参照されたい。 For details, refer to the Wi-Fi Alliance specification or test specification. The WPA-PSK authentication method and the WPA2-PSK authentication method are authentication methods using a pre-shared key. The WPA authentication method and the WPA2 authentication method are methods in which user authentication is performed by a separately prepared authentication server and an encryption key for a communication path is acquired from the authentication server. Both refer to the IEEE 802.11i standard for details.
通信接続処理の方法は、認証方式によって異なる。現状採りうる認証方式としては、表にあるとおり、Open認証、Shared認証、WPA認証、WPA−PSK認証、WPA2認証、WPA2−PSK認証の6通りがある。このうち、WPA認証とWPA2認証、およびWPA−PSK認証とWPA2−PSK認証は、本質的には同一の認証方法である。このため、以下の説明ではWPAとWPA2およびWPA−PSKとWPA2−PSKは同一とみなし、4通り(OPEN、Shared、WPA、WPA−PSK)の認証方式について説明していく。 The communication connection processing method differs depending on the authentication method. As shown in the table, there are six authentication methods that can be used at present, namely, Open authentication, Shared authentication, WPA authentication, WPA-PSK authentication, WPA2 authentication, and WPA2-PSK authentication. Among these, WPA authentication and WPA2 authentication, and WPA-PSK authentication and WPA2-PSK authentication are essentially the same authentication method. Therefore, in the following description, WPA and WPA2 and WPA-PSK and WPA2-PSK are considered to be the same, and four types of authentication methods (OPEN, Shared, WPA, WPA-PSK) will be described.
ただし、WPA認証については、別途認証サーバを外部に設置し、該認証サーバとの間で認証処理を行うため、本実施形態のように全ての通信装置が対等な立場で動作する場合には煩雑な処理となるため、ここでの説明は割愛する。 However, for WPA authentication, a separate authentication server is installed outside, and authentication processing is performed with the authentication server. Therefore, it is complicated when all communication devices operate in an equal position as in this embodiment. Therefore, the description here is omitted.
そこで、本実施形態においては、Open認証、Shared認証、WPA−PSK認証のそれぞれについて説明を行う。 Therefore, in this embodiment, each of Open authentication, Shared authentication, and WPA-PSK authentication will be described.
6.認証方式の詳細
(1)Open認証
まず、Open認証について説明する。Open認証においては、互いの通信装置において、通信パラメータ自動設定処理において共有した通信パラメータを設定し、お互いを検索してIBSSネットワークを構成する。
6). Details of Authentication Method (1) Open Authentication First, open authentication will be described. In the open authentication, the communication parameters shared in the communication parameter automatic setting process are set in each communication device, and the IBSS network is configured by searching each other.
(2)Shared認証
次に、Shared認証について説明する。Shared認証の詳細な説明についてはIEEE802.11およびIEEE802.11iの仕様書に記述があるため詳細は省略するが、Shared認証を実施する場合は、RequesterとResponderを決定する必要がある。
(2) Shared authentication Next, Shared authentication will be described. The detailed description of the shared authentication is described in the specifications of IEEE802.11 and IEEE802.11i and will not be described in detail. However, when executing the shared authentication, it is necessary to determine a requester and a responder.
インフラストラクチャモードにおいて、STA(ステーション)はRequesterとして動作し、AP(アクセスポイント)はResponderとして動作する。一方、アドホックモードでは、APが存在しない。このため、IBSSでShared Key Authenticationを実現するためには、STAにResponder機能の実装および、Requester/Responder役割決定アルゴリズムを実装する必要がある。 In the infrastructure mode, the STA (station) operates as a requester, and the AP (access point) operates as a responder. On the other hand, in the ad hoc mode, there is no AP. Therefore, in order to realize Shared Key Authentication with IBSS, it is necessary to implement a responder function and a requester / responder role determination algorithm in the STA.
このRequester/Responder役割決定アルゴリズムは後述のWPA−PSK認証におけるSupplicant/Authenticator役割決定と同様の手法をとってもよい。例えば、通信パラメータ自動設定処理における通信パラメータの提供装置がResponderとなって、通信パラメータの受信装置がRequesterとなってもよい。 This Requester / Responder role determination algorithm may take the same method as that of the Supplicant / Authenticator role determination in WPA-PSK authentication described later. For example, the communication parameter providing device in the communication parameter automatic setting process may be a responder, and the communication parameter receiving device may be a requester.
(3)WPA−PSK認証
最後に、WPA−PSK認証について説明する。WPA−PSK認証は、IEEE802.11iおよび、WPAにて規格化されており、IBSSでの動作方法にも規定がある。図12にIEEE802.11iで規定されているシーケンスを記載する。詳細はIEEE802.11i規格を参照していただくとして、ここでは概要について説明をする。
(3) WPA-PSK authentication Finally, WPA-PSK authentication will be described. WPA-PSK authentication is standardized by IEEE802.11i and WPA, and the operation method in IBSS is also specified. FIG. 12 shows a sequence defined by IEEE802.11i. For details, refer to the IEEE802.11i standard, and an outline will be described here.
まず、通信パラメータ自動設定処理が終了した装置Aと装置Bが存在するとする。通信パラメータ自動設定処理が完了した後、自動的あるいは、ユーザ操作によって、自動設定された通信パラメータを用いて、通信接続処理が実行される。 First, it is assumed that there are devices A and B that have completed the communication parameter automatic setting process. After the communication parameter automatic setting process is completed, the communication connection process is executed using the communication parameter automatically set by the user operation or automatically.
まず、装置Aと装置Bは互いに相手を検索する(F1201)。互いが認識できた場合は、装置Aと装置BのうちMACアドレスの大きなものがAuthenticatorとなり、他方がSupplicantとなる。そして、一度目の4ウェイハンドシェイクおよびグループキーハンドシェイクを実行する(F1202〜F1203)。 First, devices A and B search for each other's partner (F1201). If the two devices can recognize each other, the device A and device B having the larger MAC address is the Authenticator, and the other is the Supplicant. Then, the first 4-way handshake and group key handshake are executed (F1202 to F1203).
4ウェイハンドシェイクとは、AuthenticatorとSupplicantとの間で乱数のやり取りを行い、事前共有鍵に基づいてペアワイズ鍵と呼ばれるユニキャストパケットの暗号鍵をセッション毎に生成する仕組みである。グループキーハンドシェイクは、Authenticatorが保有しているマルチキャストパケットやブロードキャストパケットの暗号鍵を送付する仕組みである。 The 4-way handshake is a mechanism for exchanging random numbers between the Authenticator and the Supplier and generating a unicast packet encryption key called a pairwise key for each session based on the pre-shared key. The group key handshake is a mechanism for sending a multicast packet or broadcast packet encryption key held by the Authenticator.
その後、AuthenticatorとSupplicantの役割を交換して、再度4ウェイハンドシェイクとグループキーハンドシェイクを実施する(F1204〜F1205)。以上により装置Aと装置Bとの間で暗号化通信が可能となる。 Thereafter, the roles of the Authenticator and the Supplicant are exchanged, and the 4-way handshake and the group key handshake are performed again (F1204 to F1205). As described above, encrypted communication can be performed between the device A and the device B.
7.処理時間の改善の方法
このようにIEEE802.11i仕様完全準拠では、4ウェイハンドシェイクおよびグループキーハンドシェイクが複数回行われるため、処理が冗長となる。冗長な処理の実施および、役割決定アルゴリズムの実行のために、接続完了までに時間がかかる。よって、冗長な処理の削減や処理時間の改善のための手法をとることも可能である。
7). Method for Improving Processing Time As described above, in full compliance with the IEEE802.11i specification, the 4-way handshake and the group key handshake are performed a plurality of times, so the processing becomes redundant. It takes time to complete the connection because of the redundant processing and the role determination algorithm. Therefore, it is possible to take a technique for reducing redundant processing and improving processing time.
その手法としては、いくつか考えられるが、ここでは、
第一の方法:4ウェイハンドシェイクを1回に統合
第二の方法:グループ鍵をネットワークで1つに統合
第三の方法:グループ鍵およびペアワイズ鍵を全て1つに統合
第四の方法:通信パラメータ自動設定処理のなかで鍵交換もあわせて実施
の以上4つについて説明する。
There are several possible methods, but here,
First method: Integration of four-way handshake at once Second method: Integration of group keys into one on the network Third method: Integration of all group keys and pair-wise keys Fourth method: Communication In the parameter automatic setting process, the above four operations including key exchange will be described.
前述の4つの方法による鍵交換シーケンスの回数の差異および、保有するペアワイズ鍵並びにグループ鍵の個数について図11に示す。 FIG. 11 shows the difference in the number of key exchange sequences by the above four methods, and the number of pair-wise keys and group keys held.
まず、保有する鍵の数について説明する。n個の通信装置からなるアドホックのIBSSネットワークでは、IEEE802.11iに完全準拠した場合は、ペアワイズ鍵は対向の通信装置分のn−1個必要である。また、グループ鍵は対向の通信装置分に加えて、自身の現在のグループ鍵と一つ前のグループ鍵の計2つが必要であり、合算するとn+1個が必要となる。自身のグループ鍵が2つ必要な理由は、グループキーハンドシェイクの進行状況によっては、同一ネットワークでは異なるグループ鍵を持つものが過渡期としては存在するからである。 First, the number of keys held will be described. In an ad hoc IBSS network composed of n communication devices, if the IEEE 802.11i is fully compliant, n-1 pairwise keys are required for the opposite communication device. In addition to the opposite communication device, two group keys, that is, the current group key and the previous group key, are required, and a total of n + 1 is required. The reason why two own group keys are required is that depending on the progress of the group key handshake, there is a group having different group keys in the same network as a transition period.
第一の方法では、シーケンスを減らすだけであり、所有する鍵の数は変わらない。 The first method only reduces the sequence and does not change the number of keys it owns.
第二の方法では、ペアワイズ鍵は同様にn−1個必要であるが、グループ鍵は全体で1個でよい。 In the second method, n-1 pair-wise keys are similarly required, but only one group key may be required.
第三の方法では、ペアワイズ鍵としてグループ鍵をそのまま利用するため、ペアワイズ鍵は0個となり、グループ鍵のみ1個持つこととなる。 In the third method, since the group key is used as it is as a pair-wise key, there are no pair-wise keys and only one group key is held.
第四の方法では、ペアワイズ鍵は同様にn−1個必要である。グループ鍵は、それぞれ所有しても良いし、全体で1つとしても良いため、場合によってn+1個持つ場合もあるし、1個だけ持つ場合もある。 In the fourth method, n-1 pair-wise keys are similarly required. Each group key may be owned or may be one as a whole, so that there may be n + 1 or only one group key depending on circumstances.
次に、対向の装置1台当たりに実施される鍵交換の数について説明する。IEEE802.11iに完全に準拠した場合は、既に図12を用いて説明した通り、4ウェイハンドシェイクを2回、グループキーハンドシェイクを2回それぞれ実施する。 Next, the number of key exchanges performed for each opposing device will be described. When fully compliant with IEEE802.11i, the 4-way handshake is performed twice and the group key handshake is performed twice as described with reference to FIG.
第一の方法では、冗長であった4ウェイハンドシェイクを削減するため、4ウェイハンドシェイクの実施回数が1回となる。グループキーハンドシェイクについては変わらず2回の実施となる。 In the first method, in order to reduce the redundant 4-way handshake, the number of executions of the 4-way handshake is one. The group key handshake remains the same twice.
第二の方法では、グループ鍵がネットワークで1つに統合されるため、常に新規端末に配布するだけとなり、グループキーハンドシェイクは1回となる。4ウェイハンドシェイクの実施回数については、第一の方法に準じて1回の実施でも良いし、IEEE802.11i規格に準拠して2回双方向で実施してもよい。 In the second method, since the group key is integrated into one in the network, it is always distributed to new terminals, and the group key handshake is performed once. Regarding the number of executions of the 4-way handshake, it may be performed once according to the first method, or may be performed bi-directionally twice according to the IEEE 802.11i standard.
第三の方法では、予め設定した1つの鍵をペアワイズ鍵およびグループ鍵として利用するため、鍵交換シーケンスは行わない。 In the third method, since one preset key is used as a pairwise key and a group key, no key exchange sequence is performed.
第四の方法では、WPSの通信パラメータ自動設定処理シーケンスで鍵交換処理相当を行ってしまうため、独立した4ウェイハンドシェイクは実施しない。グループキーハンドシェイクについては、任意の実行回数となる。 In the fourth method, key exchange processing is performed in the WPS communication parameter automatic setting processing sequence, so that an independent 4-way handshake is not performed. The group key handshake is an arbitrary number of executions.
以上、図11を参照して説明したように、これらの方法は、先に述べたIEEE802.11i仕様に完全準拠したものに比べ、鍵交換シーケンス数および保有する鍵の数において有利となっている。 As described above with reference to FIG. 11, these methods are advantageous in the number of key exchange sequences and the number of held keys, compared with the method fully compliant with the IEEE802.11i specification described above. .
引き続き、前述の4つの手法についてシーケンス図を用いて詳細な説明を行う。 Subsequently, the above four methods will be described in detail using sequence diagrams.
7.1 各方法の説明
(1)第一の方法
第一の方法について、図13を用いて説明する。
7.1 Description of Each Method (1) First Method The first method will be described with reference to FIG.
まず、通信パラメータ自動設定処理が終了した装置Aと装置Bが存在するとする。通信パラメータ自動設定処理が完了した後、自動的あるいは、ユーザ操作によって、自動設定された通信パラメータを用いて、通信接続処理が実行される。 First, it is assumed that there are devices A and B that have completed the communication parameter automatic setting process. After the communication parameter automatic setting process is completed, the communication connection process is executed using the communication parameter automatically set by the user operation or automatically.
まず、装置Aと装置Bは互いに相手を検索する(F1301)。互いが認識できた場合は、装置Aと装置BのうちMACアドレスの大きなものがAuthenticatorとなり、他方がSupplicantとなる。そして、4ウェイハンドシェイクおよび一度目のグループキーハンドシェイクを実行する(F1302〜F1303)。 First, devices A and B search for each other's partner (F1301). If the two devices can recognize each other, the device A and device B having the larger MAC address is the Authenticator, and the other is the Supplicant. Then, the 4-way handshake and the first group key handshake are executed (F1302 to F1303).
その後、AuthenticatorとSupplicantの役割を交換して、再度グループキーハンドシェイクを実施する(F1304)。以上により通信が可能となる。 Thereafter, the roles of the Authenticator and the Supplier are exchanged, and the group key handshake is performed again (F1304). Communication is possible as described above.
このように第一の方法では、IEEE802.11i仕様では一組の通信装置について2回実施される4ウェイハンドシェイク処理を1回に削減する。 As described above, in the first method, the four-way handshake process performed twice for a set of communication devices in the IEEE802.11i specification is reduced to one time.
4ウェイハンドシェイクは4ウェイハンドシェイクを実行している通信装置間でペアワイズ鍵を共有するための処理であるため、連続して2回実施してもセキュリティ向上にはならず、冗長なだけである。よって、第一の方法においては、従来方向を変えて2回実施していた4ウェイハンドシェイクを1回に削減することで、通常の通信接続処理に要する時間を短縮することができる。 The 4-way handshake is a process for sharing a pair-wise key between communication devices executing the 4-way handshake. Therefore, even if it is performed twice in succession, the security is not improved but only redundant. is there. Therefore, in the first method, the time required for normal communication connection processing can be shortened by reducing the four-way handshake that has been performed twice while changing the conventional direction to one time.
(2)第二の方法
第二の方法について、図14を用いて説明する。まず、通信パラメータ自動設定処理が終了した装置Aと装置Bが存在するとする。通信パラメータ自動設定処理が完了した後、自動的あるいは、ユーザ操作によって、自動設定された通信パラメータを用いて、通信接続処理が実行される。
(2) Second Method The second method will be described with reference to FIG. First, it is assumed that there are devices A and B that have completed the communication parameter automatic setting process. After the communication parameter automatic setting process is completed, the communication connection process is executed using the communication parameter automatically set by the user operation or automatically.
まず、装置Aと装置Bは互いに相手を検索する(F1401)。互いが認識できた場合は、装置Aと装置BのうちMACアドレスの大きなものがAuthenticatorとなり、他方がSupplicantとなり、4ウェイハンドシェイクおよびグループキーハンドシェイクを実行する(F1402〜F1403)。以上により通信が可能となる。 First, apparatus A and apparatus B search for each other (F1401). If they can recognize each other, the device A and device B having the larger MAC address becomes the Authenticator, and the other becomes the Supplicant, and the 4-way handshake and the group key handshake are executed (F1402 to F1403). Communication is possible as described above.
IEEE802.11i仕様では、通信装置ごとに異なるグループ鍵が設定されているが、第二の方法でば、グループ鍵をネットワークとして1つに統合する。 In the IEEE802.11i specification, different group keys are set for each communication device. However, in the second method, the group keys are integrated into one network.
ペアワイズ鍵は通信経路毎に用意するがグループ鍵はネットワークとして共通の1つを使いまわす。これによりグループキーハンドシェイク処理もIEEE802.11i準拠では2回実施しなければいけないところを、1回に削減できる。また、グループ鍵を1つだけ設定することにより、ブロードキャストパケット及びマルチキャストパケットの暗号・復号処理を送信した通信装置毎に異なる鍵を保持する必要がなく、簡潔になるという利点がある。 A pair-wise key is prepared for each communication path, but a common group key is used as a network. As a result, the group key handshake process, which must be performed twice according to IEEE 802.11i, can be reduced to one time. Also, by setting only one group key, there is an advantage that it is not necessary to maintain a different key for each communication device that has transmitted encryption / decryption processing of broadcast packets and multicast packets, and this is simplified.
(3)第三の方法
第三の方法は、非特許文献2に記載されているWPA−None(Optional IBSS Global Pre−Shared Key System)と同様である。
(3) Third Method The third method is the same as WPA-None (Optional IBSS Global Pre-Shared Key System) described in
WPA−Noneの詳細については前述した文献に記載されているため詳細については割愛する。通常のWPAでは、4ウェイハンドシェイクにより、ペアワイズ鍵の元となる要素に乱数を作用させ、セッション鍵を生成する。一方、WPA−Noneでは、ペアワイズ鍵の元となる要素をそのままセッション鍵として適用する。 Since the details of WPA-None are described in the above-mentioned literature, the details are omitted. In ordinary WPA, a session key is generated by applying a random number to a source element of a pairwise key by a 4-way handshake. On the other hand, in WPA-None, the element that is the source of the pair-wise key is applied as it is as a session key.
すなわち、第三の方法の大きな特徴は、鍵交換処理が実施されないことである。よって接続のたびにセッション鍵が生成される通常のWPA接続処理よりもセキュリティは低下する。そこで、本方法をとる場合は、接続の都度、通信パラメータ自動設定処理を起動して、そこで共有される通信パラメータの通信鍵を毎回ランダムにすることでセキュリティを向上できる。 That is, a major feature of the third method is that no key exchange process is performed. Therefore, the security is lower than the normal WPA connection process in which a session key is generated for each connection. Therefore, when this method is adopted, the security can be improved by starting the communication parameter automatic setting process every connection and randomizing the communication key of the communication parameter shared there every time.
(4)第四の方法
第四の方法について、図15を用いて説明する。まず、図4の説明で述べたように、通信パラメータ自動設定処理における、他の通信装置の検索および役割の決定が実施される(F1501)。引き続き、通信パラメータ自動設定処理により、通信パラメータが通信パラメータの提供装置から通信パラメータの受信装置へ転送される(F1502)。このF1502の処理の中で、従来は実施していなかった鍵交換処理を通信パラメータ提供処理と同時実行する。
(4) Fourth Method The fourth method will be described with reference to FIG. First, as described in the description of FIG. 4, the search for other communication devices and the determination of the role are performed in the communication parameter automatic setting process (F1501). Subsequently, the communication parameters are transferred from the communication parameter providing apparatus to the communication parameter receiving apparatus by the communication parameter automatic setting process (F1502). In the process of F1502, a key exchange process that has not been conventionally performed is executed simultaneously with the communication parameter providing process.
ここで、同時実行にあたっては、通信パラメータ提供処理のメッセージ交換処理で利用される乱数を鍵交換処理の乱数で利用するなどがある。よってF1502終了時点で装置Aと装置Bとでペアワイズ鍵が共有されている。通信パラメータ自動設定処理終了後、グループ鍵交換処理を実施する(F1503)。このように第四の方法は、通信パラメータの自動設定処理のなかで鍵交換もあわせて実施することを特徴としている。 Here, in simultaneous execution, a random number used in the message exchange process of the communication parameter providing process is used as a random number of the key exchange process. Therefore, the pair-wise key is shared between apparatus A and apparatus B at the end of F1502. After the communication parameter automatic setting process is completed, a group key exchange process is performed (F1503). Thus, the fourth method is characterized in that key exchange is also performed in the communication parameter automatic setting process.
第四の方法であれば、同一のネットワークであっても装置間のペアワイズ鍵はそれぞれ異なるためセキュリティが向上する。また通信パラメータ自動設定処理内で4ウェイハンドシェイク相当の処理を実施することにより、トータルの接続時間を短縮することが可能となる。 According to the fourth method, even if the network is the same, the pairwise keys between the devices are different, so that the security is improved. Also, the total connection time can be shortened by performing a process equivalent to a 4-way handshake in the communication parameter automatic setting process.
また、この説明ではグループ鍵交換は別途実施するとしたが、グループ鍵交換までも通信パラメータ自動設定処理内で実施すれば、さらにトータルの接続時間を短縮することが可能となる。 In this description, the group key exchange is separately performed. However, if the group key exchange is performed within the communication parameter automatic setting process, the total connection time can be further shortened.
以上で説明した、IEEE802.11i準拠の方法とあわせて5つの方法については、システムとしてどれか1つを選んでも良いし、どの方法を使用するかの情報を通信パラメータに含めて提供するようにしてもよい。また、通信パラメータ自動設定処理のモードによって動的に切り替えを実施しても良い。 In addition to the above-described IEEE802.11i compliant method, any one of the five methods may be selected as a system, and information on which method is used is included in the communication parameters and provided. May be. Further, the switching may be dynamically performed according to the communication parameter automatic setting processing mode.
7.2 各方式の切り替え
ここでは、通信パラメータ自動設定処理のモードによって動的に切り替えを実施する場合について、図16を用いて説明を行う。
7.2 Switching of Each Method Here, the case of dynamically switching according to the communication parameter automatic setting processing mode will be described with reference to FIG.
通信パラメータ自動設定処理によって通信パラメータとして鍵交換が必要なWPA−PSKまたはWPA2−PSK等が選択されたとする。この場合、既にネットワークで利用されている鍵交換方式を判定する(ステップS1601)。この判定処理により、既に何らかの鍵交換方式が選択されている場合は(ステップS1601−2のYes)、その方式をそのまま使用する。特に選択されていない場合については(ステップS1601−2のNo)、引き続き通信パラメータ自動設定処理の処理モードを判定する(ステップS1602)。 It is assumed that WPA-PSK or WPA2-PSK that requires key exchange is selected as a communication parameter by the communication parameter automatic setting process. In this case, the key exchange method already used in the network is determined (step S1601). If any key exchange method has already been selected by this determination processing (Yes in step S1601-2), that method is used as it is. If not particularly selected (No in step S1601-2), the processing mode of the communication parameter automatic setting process is subsequently determined (step S1602).
ここで述べる処理モードとは、例えば通信パラメータ自動設定処理によって設定された通信パラメータを恒久的に使用するか、一時的なセッション情報として使用するかなどがある。例えば、設定された通信パラメータを恒久的に使用する処理モード(電源を一度オフした後に再度無線通信を行うときも同一の通信パラメータを用いるモード)であれば、セキュリティの高い方式(第一、第四の方法等)を選択する。そして、一時的なセッション情報として使用するモード(一度電源をオフすると設定した通信パラメータを消去、もしくは使用不可能とするモード)であれば、セキュリティよりも処理負荷を優先した方式(第二、第三の方法等)を選択するようにしてもよい。 The processing mode described here includes, for example, whether the communication parameter set by the communication parameter automatic setting process is used permanently or used as temporary session information. For example, if it is a processing mode that permanently uses the set communication parameters (a mode that uses the same communication parameters when wireless communication is performed again after the power is turned off once), a method with high security (first and second) Select the fourth method). And if it is a mode used as temporary session information (a mode in which the communication parameters that have been set are deleted or cannot be used once the power is turned off), a method that prioritizes processing load over security (second, second, etc.) The third method may be selected.
処理モードによっても、どの鍵交換方式を利用するかが確定しない場合は(ステップS1602−2のNo)、引き続き同一ネットワークに存在する通信装置の台数を判定する(ステップS1603)。そして、通信装置の台数によって好適な鍵交換方式を選択する。たとえば、通信装置が2台の場合には、IEEE802.11iに完全準拠、もしくは第一の方法、第四の方法を選択し、通信装置が3台以上の場合には、第二の方法、第三の方法を選択するようにしてもよい。 If it is not determined which key exchange method to use depending on the processing mode (No in step S1602-2), the number of communication devices existing in the same network is subsequently determined (step S1603). A suitable key exchange method is selected according to the number of communication devices. For example, when there are two communication devices, the IEEE 802.11i is fully compliant, or the first method and the fourth method are selected, and when there are three or more communication devices, the second method, Three methods may be selected.
このように本実施形態によれば、ネットワークに参加中の通信装置の設定ボタンが操作された場合に、当該通信装置が提供装置となって通信パラメータの提供処理を実行する。また、提供装置として動作を開始すると、ネットワークに参加中の他の装置へ開始通知メッセージを送信する。そして、該開始通知メッセージを受信した装置は、新規にネットワークに参加しようとする装置からの検索信号を受信した際に、提供装置として動作を開始した装置の情報を含めた応答信号を送信する。また、提供装置として動作を開始した装置はビーコンの送信頻度を増加させ、開始通知メッセージを受信した装置はビーコンの送信頻度を低減する。このため、ネットワークに新たに参加しようとする装置は、提供装置からのビーコン又は検索応答信号を受信する確率が高くなる。この結果、ユーザはネットワークに参加中の通信装置の中から提供装置、受信装置を意識することなく、任意の通信装置を選択すれば、通信パラメータの提供を受けることが可能となる。 As described above, according to the present embodiment, when a setting button of a communication apparatus participating in the network is operated, the communication apparatus becomes a providing apparatus and executes communication parameter provision processing. When the operation is started as the providing apparatus, a start notification message is transmitted to another apparatus participating in the network. When the device that has received the start notification message receives a search signal from a device that intends to newly join the network, the device transmits a response signal including information on the device that has started operating as a providing device. In addition, a device that has started operating as a providing device increases the beacon transmission frequency, and a device that has received the start notification message decreases the beacon transmission frequency. For this reason, a device that intends to newly join the network has a higher probability of receiving a beacon or a search response signal from the providing device. As a result, the user can receive communication parameters by selecting an arbitrary communication device without being aware of the providing device and the receiving device from among the communication devices participating in the network.
つまり、提供装置を選択すること無く、任意の通信装置の設定ボタンを操作することで、ネットワークへ新規に通信装置を追加することが可能となる。また、提供処理の終了後、増加させていたビーコンの送信頻度を元に戻すことにより、ビーコン送信による消費電力を低減することができる。なお、通信パラメータの提供処理開始直後にビーコンの送信頻度を元に戻せば、ビーコン送信による消費電力をより効率的に低減することができる。 That is, it is possible to newly add a communication device to the network by operating a setting button of any communication device without selecting a providing device. Moreover, the power consumption by beacon transmission can be reduced by returning the beacon transmission frequency that has been increased after the providing process is completed. Note that if the beacon transmission frequency is restored immediately after the communication parameter providing process is started, power consumption due to beacon transmission can be more efficiently reduced.
そして通信パラメータを簡単に安全に提供した後に、ネットワークへ新規追加する際に、鍵交換アルゴリズムについての選択肢を広げ、それを自動的に判定して設定することにより、ネットワークを形成する際のユーザのストレスを低減させることができる。また、安全・簡単・短時間にネットワークを形成することができる。 And after providing communication parameters easily and securely, when adding new to the network, the options for the key exchange algorithm are expanded and automatically determined and set so that the user can Stress can be reduced. In addition, a network can be formed safely, easily and in a short time.
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態のみに限定する趣旨ではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で、実施形態は種々に変形することが可能である。 The preferred embodiment of the present invention has been described above, but this is an example for explaining the present invention, and the scope of the present invention is not limited to this embodiment. The embodiment can be variously modified without departing from the gist of the present invention.
上記各実施形態では、提供装置による単位時間当たりのビーコンの送信回数を他の通信装置よりも多くするために、CWの値を変更する例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、提供装置が他の通信装置よりもビーコンの送信回数を多くできるのであれば、他のパラメータを用いてもよい。例えば、ビーコンの送信間隔(ビーコン周期)を変更できるのであれば、提供装置においてビーコンの送信間隔を小さくすることによって、単位時間当たりにビーコンの送信回数を多くすることができる。 In each of the above-described embodiments, the example in which the CW value is changed in order to increase the number of beacons transmitted per unit time by the providing device more than other communication devices has been described. However, the present invention is not limited to this, and other parameters may be used as long as the providing device can increase the number of beacon transmissions compared to other communication devices. For example, if the beacon transmission interval (beacon cycle) can be changed, the number of beacon transmissions per unit time can be increased by reducing the beacon transmission interval in the providing device.
上記説明では、CWの変更は初期値より大きくする、又は小さくすると説明した。この変更は、各通信装置のCWの初期値が同一とは限らないため、変更可能な範囲内での最小値(CWmin)又は最大値(CWmax)に変更すれば、ビーコンの送信頻度(回数)をより確実に変更できる。また、開始通知メッセージは、通信パラメータの自動設定処理が開始されたことを通知するメッセージとして説明した。 In the above description, it has been described that the change in CW is made larger or smaller than the initial value. Since this change does not necessarily mean that the initial value of CW of each communication device is the same, if the value is changed to the minimum value (CWmin) or the maximum value (CWmax) within the changeable range, the beacon transmission frequency (number of times) Can be changed more reliably. The start notification message has been described as a message notifying that the communication parameter automatic setting process has started.
しかしながら、開始通知メッセージは、設定ボタン106が操作されたことを通知するメッセージ、提供装置が他の受信装置に通信パラメータを提供できるようにするためのメッセージと言い換えることもできる。
However, the start notification message can also be referred to as a message for notifying that the
また、上記説明はIEEE802.11準拠の無線LANを例に説明した。しかしながら、本発明は、ワイヤレスUSB、MBOA、Bluetooth(登録商標)、UWB、ZigBee等の他の無線媒体において実施してもよい。また、有線LAN等の有線通信媒体において実施してもよい。 Also, the above description has been made with reference to an IEEE 802.11-compliant wireless LAN as an example. However, the present invention may be implemented in other wireless media such as wireless USB, MBOA, Bluetooth (registered trademark), UWB, and ZigBee. Moreover, you may implement in wired communication media, such as wired LAN.
ここで、MBOAは、Multi Band OFDM Allianceの略である。また、UWBには、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、WINETなどが含まれる。 Here, MBOA is an abbreviation for Multi Band OFDM Alliance. UWB includes wireless USB, wireless 1394, WINET, and the like.
また、通信パラメータとしてネットワーク識別子、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵を例にしたが、他の情報であってもよいし、他の情報も通信パラメータには含まれるようにしてもよいことは言うまでも無い。 In addition, the network identifier, the encryption method, the encryption key, the authentication method, and the authentication key are exemplified as communication parameters, but other information may be used, and other information may be included in the communication parameters. Needless to say.
本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体を、システムあるいは装置に供給するよう構成することによっても達成されることはいうまでもない。この場合、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することにより、上記機能が実現されることとなる。なお、この場合、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。 It goes without saying that the present invention can also be achieved by supplying a system or apparatus with a computer-readable storage medium that records a program code of software that implements the functions of the above-described embodiments. In this case, the above functions are realized by the computer (or CPU or MPU) of the system or apparatus reading and executing the program code stored in the storage medium. In this case, the storage medium storing the program code constitutes the present invention.
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。 As a storage medium for supplying the program code, for example, a floppy (registered trademark) disk, hard disk, optical disk, magneto-optical disk, CD-ROM, CD-R, magnetic tape, nonvolatile memory card, ROM, or the like is used. be able to.
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される場合に限られない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。 Further, the present invention is not limited to the case where the functions of the above-described embodiments are realized by executing the program code read by the computer. For example, an OS (operating system) running on a computer performs part or all of actual processing based on an instruction of the program code, and the functions of the above-described embodiments may be realized by the processing. Needless to say, it is included.
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。つまり、プログラムコードがメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって実現される場合も含まれる。 Furthermore, after the program code read from the storage medium is written in a memory provided in a function expansion board inserted into the computer or a function expansion unit connected to the computer, the functions of the above-described embodiments are realized. Is also included. That is, after the program code is written in the memory, the CPU or the like provided in the function expansion board or function expansion unit performs part or all of the actual processing based on the instruction of the program code, and is realized by the processing. This is also included.
201 提供装置
202 通信パラメータ自動設定機能ブロック
203 パケット受信部
204 パケット送信部
205 検索信号送信部
206 検索信号受信部
207 ネットワーク制御部
208 自動設定制御部
209 通信パラメータ提供部
210 通信パラメータ受信部
211 役割決定部
212 設定通知制御部
213 ビーコン制御部
201 providing
Claims (12)
ユーザにより通信パラメータ設定処理の開始が指示され、前記提供装置として動作する場合、前記提供装置であることを示す情報を参加中のネットワークに送信する送信手段と、
前記受信装置として動作する場合、他の通信装置からの要求に対して、提供装置として動作している装置の識別情報を応答する応答手段と、
前記通信パラメータの提供処理が完了すると、完了通知を前記ネットワークに送信する完了手段と、
を有することを特徴とする通信装置。 A communication device that operates as a providing device that provides communication parameters for wireless communication or a receiving device that receives communication parameters,
When the user is instructed to start communication parameter setting processing and operates as the providing device, a transmission unit that transmits information indicating the providing device to a participating network;
When operating as the receiving device, in response to a request from another communication device, response means for responding with identification information of the device operating as the providing device;
When the communication parameter providing process is completed, a completion unit that transmits a completion notification to the network;
A communication apparatus comprising:
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 A role determination unit that determines a role of providing communication parameters for wireless communication with another device when the user instructs the start of the communication parameter setting process;
The communication apparatus according to claim 1.
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 In accordance with the start of the operation as the providing device, the communication device further includes changing means for changing a parameter for controlling the transmission of the notification signal so that the number of transmissions of the notification signal per unit time by the communication device increases. ,
The communication apparatus according to claim 1.
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。 Further comprising key exchange means for performing an encryption key exchange process upon completion of the communication parameter providing process;
The communication apparatus according to claim 1 or 2, wherein
前記鍵交換手段は、前記選択手段により選択された方式の交換処理が行われる、
ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。 A selection means for selecting a method to be used from a plurality of encryption key exchange processing methods in which at least one of the number of encryption keys and the number of encryption key exchange sequences is different;
The key exchange means performs an exchange process of the method selected by the selection means.
The communication apparatus according to claim 4.
ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。 The selection means selects a method to be used according to whether or not the provided communication parameter is in a mode for temporarily using.
The communication apparatus according to claim 5.
を特徴とする請求項5に記載の通信装置。 The selecting means selects a method of exchanging encryption keys to be used according to the number of communication devices on the network in which the communication device participates;
The communication device according to claim 5.
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。 The wireless communication is a wireless LAN compliant with the IEEE 802.11 series.
The communication device according to claim 1, wherein the communication device is a device.
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置。 The communication parameter includes at least one of a network identifier, an encryption method, an encryption key, an authentication method, and an authentication key.
The communication apparatus according to claim 1, wherein the communication apparatus is configured as described above.
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の通信装置。 The communication apparatus according to any one of claims 1 to 9, wherein
送信手段が、ユーザにより通信パラメータ設定処理の開始が指示され、前記提供装置として動作する場合、前記提供装置であることを示す情報を参加中のネットワークに送信する送信工程と、
応答手段が、前記受信装置として動作する場合、他の通信装置からの要求に対して、提供装置として動作している装置の識別情報を応答する応答工程と、
完了手段が、前記通信パラメータの提供処理が完了すると、完了通知を前記ネットワークに送信する完了工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 A method for controlling a communication apparatus that operates as a providing apparatus that provides communication parameters for wireless communication or a receiving apparatus that receives communication parameters,
When the transmission unit is instructed by the user to start communication parameter setting processing and operates as the providing device, a transmission step of transmitting information indicating the providing device to a participating network;
When the response means operates as the receiving device, a response step of responding to a request from another communication device with identification information of the device operating as the providing device;
Completion means, when the communication parameter providing process is completed, a completion step of transmitting a completion notification to the network;
A control method characterized by comprising:
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