JP5601428B1 - 仮想化システム、制御方法、および制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】高可用性を有している場合であっても電源供給側とのシャットダウン連動機能を実現する。
【解決手段】複数の物理ハードウェアと、該複数の物理ハードウェアにそれぞれ電力を供給する複数の無停電電源装置とがネットワークを介して通信可能に接続されるとともに、複数の物理ハードウェアのいずれかで動作可能な複数の仮想ハードウェアを備え、複数の物理ハードウェアのいずれか一つは、仮想化統合プラットフォームを管理する第1の管理手段を備え、第1の管理手段を備える物理ハードウェアまたは該物理ハードウェアで動作する仮想ハードウェアのいずれかは、第1の管理手段と連動する第2の管理手段であって、複数の無停電電源装置のいずれかに電源異常が発生した場合、該電源異常が発生した無停電電源装置が電力を供給する物理ハードウェアで動作する仮想ハードウェアを停止して別の物理ハードウェアへ移動させる第2の管理手段を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、物理ハードウェアおよび該物理ハードウェアに電源を供給する無停電電源装置を備え、該物理ハードウェア上で仮想ハードウェアが動作可能な仮想化システム、制御方法、および制御プログラムに関する。
近年、スマートフォンやタブレットなどの普及に伴い、インターネット環境が身近なものとなっている。インターネットでは通信速度が大幅に向上し、単なるメッセージを送信する手段としての利用よりも、コンテンツを取り扱う手段としての利用がメインとなりつつある。このため、インターネット上では常時莫大なデータが取り扱われている。
このようなビッグデータ化に伴い、データを取り扱うサーバでは、取り扱い可能な情報量の増加、堅牢なセキュリティ、障害時でもサービスを提供し続けられる高可用性等の多種多様な要求に応える必要が生じている。そうした多種多様な要求を満たすには、個々の要求に特化したサーバをインターネット上で用意しなければならず、サーバ台数が増加する傾向にある。特に高可用性の要求に対してはサーバの冗長化も必要となるため、サーバの配置スペースや消費電力が顕著に増加する傾向にある。
一方、サーバが備える各種デバイスの性能は日々向上している。例えば、CPU(Central Processing Unit)では、処理速度の向上や並列処理を可能とするマルチコア化などが進み、演算で取り扱うアドレス空間を32ビットから64ビットへ拡張させたアーキテクチャが標準となりつつある。また、メモリでは低価格化や高密度化による容量の増加に伴い、搭載メモリ容量が増加してきている。
上述したように多種多様な要求に応えるべくサーバの台数を増加させる場合、個々のサーバの性能が向上している現状では、サーバの性能を十分に活かし切ることができず、無駄が生じてしまうことも多い。こうした背景から、コンピュータリソースの有効活用やサーバ運用コストの削減を実現することができる仮想化システムが注目されてきている(例えば、特許文献1を参照)。
仮想化システムは、1台の物理ハードウェアから仮想的なハードウェア(仮想ハードウェア)を作り出し、それらのハードウェアから仮想サーバを作成、配置することにより、複数のサーバを配置した場合と同様の効果を得るための技術である。この技術では、物理ハードウェアの資源を使って仮想サーバを作成するため、資源の有効活用とサーバの省スペース化を同時に実現することができる。
このような仮想化システムとして、OS(Operating System)を仮想化させる“OS仮想化方式”と、HW(ハードウェア)を仮想化させる“HW仮想化方式”の2つの方式がよく用いられる。
OS仮想化方式では、ホストOS上に仮想OSを動作させるために、ホストOS上のリソースを分割して仮想OSに割り当てる構成を有する。OS仮想化方式は、ホストOSの影響を受けやすい一方、ゲストOSの管理を行いやすい。このため、OS仮想化方式は拡張性に乏しいものの、比較的小規模なシステムには容易に導入することができる。
HW仮想化方式では、ハードウェアを管理する専用のカーネルが存在する。このカーネルは、ハイパーバイザまたは仮想マシンモニタと称される。HW仮想化方式では、ハイパーバイザが、ハードウェアを管理しながら各仮想ホスト側へ仮想ハードウェアを提供する役割を担う。このようなHW仮想化方式では、ホストOSが必要ないため、それぞれの仮想サーバ間の影響は少なく、大規模なシステムにも導入することができる。
最近では、クラウドコンピューティングの普及により、大規模な仮想化システムが必要となってきており、この意味でHW仮想化方式が主流となってきている。しかしながら、HW仮想化方式では、同一システム内に多くのハイパーバイザが存在する場合が多く、仮想サーバの管理がより一層、難しいという問題がある。この問題を解決するため、ハイパーバイザを管理する仮想化統合プラットフォームとしての管理ソフトが登場している。管理ソフトは、複数のハイパーバイザおよび各ハイパーバイザ上で動作する仮想サーバの情報を収集して管理を行うものであり、HW仮想化方式による仮想化システムでは導入されることが多い。このような管理ソフトとして、例えばVMware(登録商標)社のVMware vCenter Server(登録商標)などが知られている(例えば、非特許文献1を参照)。
HW仮想化方式では、クラスタ構成を構築することがある。高可用性を目的としたクラスタシステムはHA(High Availability)クラスタと称され、運用系とスタンバイ系でハートビートと呼ばれる互いに死活監視する動作を行う。HAクラスタが構築されたHW仮想化方式の仮想化システムでは、ハイパーバイザ同士でハートビートを行い、互いに死活監視を行う。
死活監視によって異常が検出されると、仮想化システムは、他のスタンバイ系物理ハードウェア上のハイパーバイザへ仮想サーバを移動させるフェイルオーバ動作を行う。こうしたフェイルオーバ動作はvMotion(登録商標)またはマイグレーション(migration)と呼ばれる(例えば、非特許文献2を参照)。このvMotion(登録商標)やマイグレーションは、サービスを停止することなく仮想サーバを自動的に移動させる事ができるため、運用側にとってはメリットがとても大きい。
vMotion(登録商標)またはマイグレーションは、仮想化統合プラットフォームとしての管理ソフトによって任意のタイミングで実行させることもできる。例えば、最初は小規模なシステムを構築して運用を開始し、運用を重ねるにつれてシステムが大きくなった場合には、物理ハードウェアリソースが枯渇してしまうことがある。そのような場合には、上記管理ソフトがvMotion(登録商標)またはマイグレーションを動作させることによってメンテナンス対応の物理ハードウェア上で動作する仮想サーバを退避させ、保守完了後にもとの物理ハードウェア上に仮想サーバを戻せば、サービスを停止することなくメンテナンスを行うことができる。
また、HAクラスタが構築されたHW仮想化方式の仮想化システムでは、夜間バッチ処理などで特定の仮想サーバが高負荷となり、その物理ハードウェアリソースが枯渇した場合、物理ハードウェア上に他の仮想サーバを移動させ、さらなる物理ハードウェアリソースを確保することも可能である。こうした負荷分散機能には、DRS(Distributed Resource Scheduler:分散資源スケジューラ)やDPM(Distributed Power Management)などがある。仮想サーバはIP(Internet Protocol)アドレスやMAC(Media Access Control)アドレスを変更せずに物理ハードウェア上を移動するため、ネットワークも仮想的に作成される。
以上のように、近年の仮想化システムは導入するメリットが大きくなってきているが、こうした仮想化システムを構築するには、次の3つの制約事項に注意しなければならない。
1.仮想サーバの移動にはデータ領域(ストレージ)は含まれないため、ネットワークを介した別の場所に共有ストレージを配置しておく必要がある。
2.共有ストレージは仮想サーバからアクセス可能であり、クラスタ構成をした場合は、運用系およびスタンバイ系からアクセス可能である必要がある。
3.仮想化統合プラットフォームとしての管理ソフトは複数同時の監視処理を実施するため、ハードウェア上の制約として、CPUのコアが2つ以上必要とする事が多く、前記のHAクラスタ構成内に納めることができない。
ところで、仮想化システムを構成する各サーバではOSが動作しているため、システムを停止させる時にはサーバを安全に停止してから、電源を停止させる必要がある。サーバ動作中にサーバの電源を停止させた場合、データの消失やハードウェアの破損などが発生する可能性があるため、必ずシャットダウン処理(サーバ停止処理)を実施してから、電源を停止させる必要がある。
重要なデータやサービスが動作するサーバでは、電源異常発生時のデータの消失やハードウェアの破損などの事態を防ぐために、無停電電源装置から電源の供給を受けることが多い(例えば、特許文献2を参照)。無停電電源装置は、電源異常発生時でもバックアップ運転を行うため、サーバの電源が急に停止することはない。しかしながら、電源異常発生時に無停電電源装置から供給する電源は、無停電電源装置自身が備えるバッテリから供給されるため、バックアップ時間は有限である。したがって、この場合にはバッテリの電源が無くなるまでにサーバを安全に停止させる必要がある。そこで、無停電電源装置を備えたシステムでは、所定時間以上バックアップ運転が継続した場合、無停電電源装置を停止させるとともにサーバのOSを自動的に停止させるシャットダウン連動機能を有しているものが多い。
シャットダウン連動機能を実現する方式には複数の方式がある。その1つの方式として、無停電電源装置にRS232Cによる通信を行うCOMポートを設ける方式がある。この方式では、サーバに無停電電源装置の管理ソフトをインストールし、無停電電源装置と常時通信を行うことで、サーバ側で無停電電源装置の状態を監視する。無停電電源装置に電源異常が発生すると、サーバ内のタイマーによって電源異常の継続時間を計測する。この継続時間が所定時間を超えると、サーバ自身をシャットダウンさせ、無停電電源装置に対しても出力を停止する指令を送信する。この方式では、無停電電源装置とサーバが一対一の関係となるため、複数台のサーバをシャットダウンさせるには、別の手段が必要となる。
シャットダウン連動機能を実現する別の方式として、無停電電源装置にイーサネット(登録商標)のインタフェースであるLAN(Local Area Network)ポートを設ける方式がある。イーサネット(登録商標)は1対多の接続(バス接続)が可能であり、複数台のサーバで無停電電源装置の状態を監視することができる。一般に、LANポートは、コストとの関係からオプションカードとして無停電電源装置に増設される場合が多い。この場合、無停電電源装置に増設するオプションカードには、無停電電源装置の状態を監視するためのCPU(Central Proccessing Unit)が設けられるため、無停電電源装置の状態を監視するサーバが不要となる。この方式では、電源異常が発生すると、オプションカード内でその継続時間が計測され、継続時間が予め設定されていた時間を超えたタイミングでOSのシャットダウンが開始される。
LANポートを設ける方式の場合、シャットダウンさせるサーバに予めシャットダウン専用ソフトウェアをインストールしておくとともに、オプションカードにシャットダウンさせるサーバのIPアドレスを設定しておくのが一般的である。なお、最近では、シャットダウンさせるサーバがNAS(Network Attached Storage)や組み込み機器である場合が増えており、各サーバにシャットダウンソフトをインストールできない場合もある。このような場合には、各OS標準で実装されている通信プロトコルを使った方式を無停電電源装置に実装させておけばよい。
特開2011−164732号公報 特開2012−38157号公報
ヴイエムウェア株式会社、@IT、"VMware Infrastructure 3 徹底入門 実践編(15)"、[online]、平成21年6月9日、[平成26年1月20日検索]、インターネット〈URL:http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0906/09/news116.html〉 ヴイエムウェア株式会社、@IT、"VMware Infrastructure 3 徹底入門(3)"、[online]、平成20年8月18日、[平成26年1月20日検索]、インターネット〈URL:http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0808/18/news108.html〉
上述したように、HW仮想化方式によって構築された仮想化システムでは、より効率的に管理、運用するため、各ハイパーバイザを監視する機能を有する仮想化統合プラットフォームとしての管理ソフトを導入しているケースが多く、システムが複雑化する傾向にある。さらに、HAクラスタだけでなく、vMotion(登録商標)やマイグレーション動作、DRS、DPMなどによって、仮想サーバが物理ハードウェア上を移動するため、実際にどの物理ハードウェアでどの仮想サーバが動作しているか否かを外部から把握することは難しい。
こうした仮想化システム上の物理ハードウェアの電源として無停電電源装置を導入する場合、無停電電源装置は、1または複数のサーバをシャットダウンさせる機能を有しているものの、仮想化統合プラットフォームとしての管理ソフトが行うような高可用性による物理ハードウェアの動的移動を想定していない。このため、無停電電源装置を含むシステムにおいて、高可用性を有している場合に電源異常が発生すると、システム内のどのサーバをシャットダウンさせるかの判断が行うことができず、連動したシャットダウン動作を行うことができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高可用性を有している場合であっても電源供給側とのシャットダウン連動機能を実現することができる仮想化システム、制御方法および制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る仮想化システムは、複数の物理ハードウェアと、該複数の物理ハードウェアにそれぞれ電力を供給する複数の無停電電源装置とがネットワークを介して通信可能に接続されるとともに、前記複数の物理ハードウェアのいずれかで動作可能な複数の仮想ハードウェアを備えた仮想化システムであって、前記複数の物理ハードウェアのいずれか一つは、前記仮想ハードウェアとして、仮想化統合プラットフォームを管理する第1の管理手段を備え、前記第1の管理手段を備える物理ハードウェアまたは該物理ハードウェアで動作する仮想ハードウェアのいずれかは、前記第1の管理手段と連動する第2の管理手段であって、前記複数の無停電電源装置のいずれかに電源異常が発生した場合、該電源異常が発生した無停電電源装置が電力を供給する物理ハードウェアで動作する仮想ハードウェアを停止して別の物理ハードウェアへ移動させる第2の管理手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る仮想化システムは、上記発明において、前記第2の管理手段は、前記電源異常が発生した無停電電源装置の電源異常が解消した場合、異常発生後に前記別の物理ハードウェアへ移動させた仮想ハードウェアを停止して異常発生前に動作していた仮想ハードウェアへ移動させることを特徴とする。
本発明に係る仮想化システムは、上記発明において、前記第1の管理手段は、前記第2の管理手段を含むことを特徴とする。
本発明に係る仮想化システムは、上記発明において、前記物理ハードウェアは、前記仮想ハードウェアの動作を制御する仮想ハードウェア制御手段を有し、前記第2の管理手段は、前記ネットワークを介して前記仮想ハードウェア制御手段の状態を監視することを特徴とする。
本発明に係る仮想化システムは、上記発明において、前記第2の管理手段は、前記ネットワークを介した疎通確認を行うことができない前記仮想ハードウェア制御手段の数が所定数を上回った場合、前記第1の管理手段を備える物理ハードウェアを停止することを特徴とする。
本発明に係る仮想化システムは、上記発明において、前記第2の管理手段は、定期的に前記無停電電源装置の状態を監視し、監視結果に基づいて当該仮想化システムの可用性を確認することを特徴とする。
本発明に係る仮想化システムは、上記発明において、前記第2の管理手段は、当該仮想化システムの可用性を確認した結果、該可用性を保持することができないと判断した場合、前記第1の管理手段を除く前記仮想ハードウェアを停止することを特徴とする。
本発明に係る仮想化システムは、上記発明において、前記第1の管理手段を除く前記仮想ハードウェアは、互いに異なる物理ハードウェアが備える前記仮想ハードウェアとHAクラスタを構成することを特徴とする。
本発明に係る仮想化システムは、上記発明において、前記無停電電源装置は、電源異常が発生した場合、電力の供給対象である前記物理ハードウェアが有する前記仮想ハードウェア制御手段を、前記ネットワークを介して停止させる信号を送信する停止処理手段を有することを特徴とする。
本発明に係る仮想化システムは、上記発明において、前記無停電電源装置は、前記停止処理手段を含み、前記ネットワークに接続するLANポートが設けられたオプションカードを有することを特徴とする。
本発明に係る制御方法は、複数の物理ハードウェアと、該複数の物理ハードウェアにそれぞれ電力を供給する複数の無停電電源装置とがネットワークを介して通信可能に接続されるとともに、前記複数の物理ハードウェアのいずれかで動作可能な複数の仮想ハードウェアを備えた仮想化システムが行う制御方法であって、仮想化統合プラットフォームを管理する第1の管理手段を備える物理ハードウェアへ電源を供給する無停電電源装置に電源異常が発生した場合、該物理ハードウェアで動作する仮想ハードウェアを停止して別の物理ハードウェアへ移動させるステップを含むことを特徴とする。
本発明に係る制御プログラムは、複数の物理ハードウェアと、該複数の物理ハードウェアにそれぞれ電力を供給する複数の無停電電源装置とがネットワークを介して通信可能に接続されるとともに、前記複数の物理ハードウェアのいずれかで動作可能な複数の仮想ハードウェアを備えた仮想化システムに、仮想化統合プラットフォームを管理する第1の管理手段を備える物理ハードウェアへ電源を供給する無停電電源装置に電源異常が発生した場合、該物理ハードウェアで動作する仮想ハードウェアを停止して別の物理ハードウェアへ移動させるステップを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、高可用性を有している場合であっても電源供給側とのシャットダウン連動機能を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る仮想化システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る仮想化システムを模式的に示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る仮想化システムにおいて、電源異常が発生した場合の処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、第1の管理手段の移動を模式的に示す図である。 図5は、仮想サーバの自動的な切り替え(第1サーバの電源異常発生時)を模式的に示す図である。 図6は、仮想サーバの自動的な切り替え(第2サーバの電源異常発生時)を模式的に示す図である。 図7は、第1の管理手段の復帰を模式的に示す図である。 図8は、本発明の実施の形態2に係る仮想化システムの構成を模式的に示す図である。 図9は、本発明の実施の形態2に係る仮想化システムにおいて、システムが停止する状況を模式的に示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る仮想化システムの機能構成を示すブロック図である。図2は、本実施の形態1に係る仮想化システムを模式的に示す図である。これらの図に示す仮想化システム1は、HW仮想化方式によって仮想化されたシステムであって、物理ハードウェアが無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply。以下、UPSという)によって電力の供給を受けるシステムである。
仮想化システム1は、物理ハードウェアである第1サーバ2a、第2サーバ2bと、第1サーバ2a、第2サーバ2bに対してそれぞれ電力を供給する第1UPS3a、第2UPS3bと、を備える。第1サーバ2a、第2サーバ2b、第1UPS3a、第2UPS3bは、ネットワークNWを介して相互に通信可能に接続されている。本実施の形態1において、ネットワークNWは、ネットワーク機器4によって構成される。
第1サーバ2aは、CPU等を用いて構成され、第1サーバ2a全体の動作を統括して制御する制御部5aと、ROMやRAM等を用いて構成され、制御部5aが第1サーバ2aの処理を実行する際に読み出す各種プログラムやデータ等を使用可能な状態で記憶する記憶部6aと、ネットワークNWを介して外部機器との通信を行う通信部7aとを備える。なお、記憶部6aが記憶するプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも可能である。プログラムの記録部または記録媒体への記録は、コンピュータまたは記録媒体を製品として出荷する際に行ってもよいし、通信ネットワークを介したダウンロードにより行ってもよい。
記憶部6aは、HW仮想化方式において仮想ハードウェアの動作を制御する仮想ハードウェア制御手段としての機能を備えたハイパーバイザ61aと、ハイパーバイザ61aの制御のもとで動作可能な仮想サーバ62a、63a、64a、65aと、ハイパーバイザ61aの制御のもとで動作可能な仮想化統合プラットフォームとしての管理ソフトであって第1の管理手段としての機能を備えた管理ソフトであるVCS(Virtual Center Server)66とを有する。ハイパーバイザ61aは、1つのハードウェア資源を分散して複数の仮想ハードウェア(仮想サーバ62a、63a、64a、65aおよびVCS66)として使用するための制御を行う。仮想サーバ62a、63a、64a、65aおよびVCS66では、互いに独立なOSが起動する。
VCS66は、自身と連動可能な第2の管理手段としての機能を備えたUPS管理ソフト67(サーバシャットダウンソフト)を有する(図2では「U」と記載)。UPS管理ソフト67は専用アプリケーションであり、VCS66上のサービスアプリケーションとして動作する。この専用アプリケーションの設定は、VCS66上のプラグインとして動作する設定ツールから行う。このため、本実施の形態1では、第1の管理手段が第2の管理手段を含む構成を有する。VCS66は、第1サーバ2a上で動作する仮想サーバと第2サーバ2b上で動作する仮想サーバとの間で構築されるHAクラスタの管理を行う。このため、自身は非HAとして構成される。なお、UPS管理ソフト67は、第1サーバ2a等の物理ハードウェアにインストールすることも可能である。
UPS管理ソフト67は、第1UPS3a、第2UPS3bから専用プロトコル(シャットダウン指令)を受信可能であり、専用プロトコル送信元のIPアドレスに応じたバッチファイルを実行する機能を有する。UPS管理ソフト67は、専用プロトコル(シャットダウン指令)を受信すると、入力系統に電源異常が発生したUPSを特定し、どのサーバ上で動作するハイパーバイザが停止するかを判断する。UPS管理ソフト67が動作するハイパーバイザ61aが停止した場合、UPS管理ソフト67は、専用プロトコルを受信するとただちにバッチファイルを実行し、別のハイパーバイザ61b上に自身を含むVCS66を移動させる。
UPS管理ソフト67は、ネットワークNWを介して第1UPS3a、第2UPS3bの状態を定期的に監視し、可用性を保持することができるか否かを判断する機能を有する。具体的に、UPS管理ソフト67は、仮想化システム1で可用性を保持することができるか否かについて、電源異常による出力停止(シャットダウン)の予告通知を受信したUPSの数により判断する。仮想化システム1はUPSを2つ備えているので、UPS管理ソフト67は、予告通知を受信したUPSの数が1以下である場合、システムの可用性を保持することができると判断する一方、予告通知を受信したUPSの数が2である(1を上回る)場合、システムの可用性を保持することができないと判断する。なお、予告通知を受信したUPSの数は、記憶部6aの所定の記憶領域に格納される。
また、UPS管理ソフト67は、仮想化システム1内のハイパーバイザ61a、61bのIPアドレスを登録可能であり、それらのハイパーバイザ61a、61bの状態をネットワークの疎通確認によって監視する機能を有する。UPS管理ソフト67が監視を行う際には、ICMP(Internet Control Message Protocol)などのネットワーク疎通確認に加えて、SNMP(Simple Network Management Protocol)のMIB(Management Information Base)を用いた監視を行うことが好ましい。これにより、UPSがバックアップ運転中でUPSの出力が停止する可能性がある場合であっても可用性を保持することが可能となる。なお、SNMPのMIBとしては、RFC(Request For Comments)で規定されたMIB、日本電機工業会(JEMA)で規定されたMIB、ベンダー独自のプライベートMIBなどがあるが、UPSの状態が判断できるものであれば、どのMIBを使用しても構わない。
第2サーバ2bは、CPU等を用いて構成され、第2サーバ2b全体の動作を統括して制御する制御部5bと、ROMやRAM等を用いて構成され、制御部5bが第2サーバ2bの処理を実行する際に読み出す各種プログラムやデータ等を記憶する記憶部6bと、ネットワークNWを介して外部機器との通信を行う通信部7bとを備える。記憶部6bは、ハイパーバイザ61bと、ハイパーバイザ61bの制御のもとで動作可能な仮想サーバ62b、63b、64b、65bと、を有する。仮想サーバ62b、63b、64b、65bは、第2サーバ2bで動作する仮想ハードウェアである。
仮想化システム1では、HAクラスタが構築されている。具体的には、仮想サーバ62a、63a、64b、65bがプライマリとして構成され運用系として動作するとともに、仮想サーバ62b、63b、64a、65aが仮想サーバ62a、63a、64b、65bの各セカンダリとして構成されスタンバイ系として待機している。図2では、動作中の仮想サーバ(仮想サーバ62a、63a、64b、65b)を太枠で記載し、待機中の仮想サーバ(仮想サーバ62b、63b、64a、65a)を細枠で記載している。この記載方法は、以下で説明する模式図においても同様である。
第1UPS3aは、入力系統8aを介して電力の供給を受けることによって電力を内部に蓄電しつつ、第1サーバ2aおよびネットワーク機器4へ電力を供給する。第1UPS3aは、CPU等から構成され、電力の供給を制御する電力制御部9aと、ROMおよびRAMを用いて構成され、第1UPS3aの入力系統8aに異常が発生した場合(第1UPS3aに電源異常が発生した場合)に停止対象とするハイパーバイザ61aを記憶する記憶部10aと、ネットワーク機器4(ネットワークNW)を介して外部機器との通信を行う通信部11aと、通信部11aおよびネットワーク機器4を介して第1UPS3aの入力電圧や出力電圧などの測定情報、第1UPS3aの運転状態などを示すステータス情報をモニタ監視する監視部12aと、第1UPS3aに電源異常が発生した場合に通信部11aおよびネットワーク機器4を介してUPS管理ソフト67にハイパーバイザ61aおよび仮想サーバ62a、63a、64a、65aの停止処理を実行させる停止処理部13aと、を有する。
第1UPS3aは、入力系統8aからの電力の供給が断たれた場合であっても、電力制御部9aの制御のもと、供給対象への電力供給を継続するバックアップ運転機能を有する。
第2UPS3bは、入力系統8bを介して電力の供給を受けることによって電力を内部に蓄電しつつ、第2サーバ2bおよびネットワーク機器4へ電力を供給する。第2UPS3bは、CPU等から構成され、電力の供給を制御する電力制御部9bと、ROMおよびRAMを用いて構成され、第2UPS3bの入力系統8bに異常が発生した場合(第2UPS3bに電源異常が発生した場合)に停止対象とするハイパーバイザ61bを記憶する記憶部10bと、ネットワーク機器4を介して外部機器との通信を行う通信部11bと、通信部11bおよびネットワーク機器4を介して第2UPS3bの測定情報およびステータス情報をモニタ監視する監視部12bと、第2UPS3bに電源異常が発生した場合に通信部11bおよびネットワーク機器4を介してUPS管理ソフト67にハイパーバイザ61bおよび仮想サーバ62b、63b、64b、65bの停止処理を実行させる停止処理部13bと、を有する。
第2UPS3bは、入力系統8bからの電力の供給が断たれた場合であっても、電力制御部9bの制御のもと、供給対象への電力供給を継続するバックアップ運転機能を有する。
第1UPS3a、第2UPS3bには、LANポートを有するオプションカード31a、31bがそれぞれ実装されている。オプションカード31aは、記憶部10a、通信部11a、監視部12a、停止処理部13aの機能を有する。同様に、オプションカード31bは、記憶部10b、通信部11b、監視部12b、停止処理部13bの機能を有する。オプションカード31a、31bは、例えばWeb/SNMPカードである。
オプションカード31aは、2つの方法で第1サーバ2aをシャットダウンすることができる。第1の方法は、第1サーバ2aを専用プロトコル(専用通信)によってシャットダウンする方法である。第2の方法は、オプションカード31aに実装された通信プロトコルを使用することにより、ネットワーク機器4を介してハイパーバイザ61aにログインし、ハイパーバイザ61aの内部コマンドを実行して第1サーバ2aをシャットダウンする方法である。
オプションカード31aに実装される通信プロトコルは、rsh、telnet、sshなどである。rshは、従来知られているレガシーな通信プロトコルであり、ネットワーク経由でローカルのプログラムおよびコマンド、シェルスクリプトを実行可能な機能を有する。telnetは、対話型のターミナルを有し、ネットワーク経由でローカルのプログラムおよびコマンド、シェルスクリプトを実行する機能を有する。sshは、telnetのネットワーク通信を暗号化して通信し、通信途中のパケットデータの盗聴における脅威を防止する機能を有する。
オプションカード31aは、UPS管理ソフト67に上述したバッチファイルを実行させる際、まずUPS管理ソフト67に対して第1UPS3aの出力を停止(シャットダウン)する予告通知を行う。バッチファイルには、予告通知送信元であるオプションカード31aのIPアドレスに応じた設定が施されている。予告通知送信元がオプションカード31aである場合には、第1UPS3aがバックアップしている第1サーバ2a上で動作する仮想ハードウェアを別の場所へ移動させる内容が記載されている。例えば、vMotion(登録商標)の環境下では、バッチファイルに“Move-VM”などのコマンドセットが記載されている。
オプションカード31bは、オプションカード31aと同様、第2サーバ2bをシャットダウンする方法として、専用プロトコル(専用通信)によるシャットダウン方法と、rsh、telnet、ssh等の通信プロトコルを用いたシャットダウン方法とを実行可能である。
なお、第1UPS3a、第2UPS3bが予めオプションカード31a、31bの機能をそれぞれ具備した構成とすることも可能である。
ネットワーク機器4は、イーサネット(登録商標)用のハブであり、オプションカード31a、31b、第1サーバ2a、第2サーバ2bの各LANポートに接続したLANケーブルを接続して、相互に通信可能とする装置である。ネットワーク機器4は、第1UPS3a、第2UPS3bを冗長電源として電力の供給を受ける。ネットワーク機器4には、他の外部ストレージも接続可能である。
図3は、以上の構成を有する仮想化システム1において、電源異常が発生した場合の処理の流れを示すフローチャートである。以下では、代表的な例として、最初に第1UPS3aに電源異常が発生する場合の処理の流れを説明する。
第1UPS3aに電源異常が発生すると(ステップS1:Yes)、第1UPS3aは入力異常を検出し、電力制御部9aの制御のもと、バックアップ運転への切り替えを行う(ステップS2)。第1UPS3aに電源異常が発生しない場合(ステップS1:No)、仮想化システム1はステップS1を繰り返す。
オプションカード31aは、第1UPS3aがバックアップ運転に切り替わったことを認識すると、そのバックアップ運転の継続時間の計測を開始する(ステップS3)。
バックアップ運転の継続時間が所定の時間だけ経過すると(ステップS4:Yes)、オプションカード31aは、VCS66内のUPS管理ソフト67に対し、ネットワーク機器4を介して第1UPS3aの出力を停止する予告通知を送信する(ステップS5)。バックアップ運転の継続時間が所定の時間経過していない場合(ステップS4:No)、仮想化システム1はステップS4を繰り返す。
UPS管理ソフト67がオプションカード31aからネットワーク機器4を介して送信されてくる予告通知を受信した時点で、予告通知を受信したUPSの数は1である。したがって、UPA管理ソフト67は、ステップS5の後で最初に監視および可用性確認を行うタイミングにおいて、仮想化システム1の可用性を保持することができると判断する(ステップS6)。なお、上述したように、UPS管理ソフト67は、図3のフローチャートに記載しないタイミングでも定期的に監視と可用性の確認を行っている。このため、例えばステップS6の後で第1UPS3aが復旧した場合、UPS管理ソフト67は、予告通知を受信したUPSの数から第1UPS3aの分を削減する処理を行う。
続いて、UPS管理ソフト67は、送信元のIPアドレスに基づいて予め設定されたバッチファイルを実行することにより、自身を含むVCS66を第2サーバ2bへ移動させる(ステップS7)。図4は、VCS66の第2サーバ2bへの移動を模式的に示す図である。第2サーバ2bへ移動したUPS管理ソフト67は、引き続きネットワーク機器4を介して第1UPS3a、第2UPS3bの状態を定期的に監視する。
VCS66の移動が完了した後、オプションカード31aは、ハイパーバイザ61aの停止処理を通信プロトコルrsh、telnet、sshのいずれかによって実行する(ステップS8)。この際、通信プロトコルは、ネットワーク機器4を介してハイパーバイザ61aの内部コマンドを実行する。
ステップS8において、例えばvMotion(登録商標)の環境下では、仮想サーバが移動する間はハイパーバイザ61aを停止することができないため、移動に要する時間を予め見積もっておき、その分を遅延時間として設定しておく必要がある。この場合のシャットダウン用のシェルスクリプトは、例えば以下のように設定される。
#!/bin/ash
shutdown.sh
poweroff
このシェルスクリプトのファイル名をdoshutdown.shとすると、オプションカード31aでは、例えば以下のような設定がなされている。
遅延時間:3秒
ユーザ名/パスワード:root/****
スクリプト:nohup/vmfs/volumes/UPS/doshutdown.sh
この設定では、遅延時間が3秒である場合を想定している。なお、シェルスクリプトは、ハイパーバイザ61aから実行可能な場所に配置しておけばよく、例えばネットワーク機器4を介して接続される外部ストレージに配置しておけばよい。
ステップS8の後、仮想サーバ62a、63aは停止し、それぞれ第2サーバ2bのハイパーバイザ61b上で動作するセカンダリの仮想サーバ62b、63bへ自動的に切り替わる(ステップS9)。これにより、動作中の仮想サーバの第1サーバ2aから第2サーバ2bへの移動が完了する。図5は、仮想サーバの自動的な切り替えを模式的に示す図である。
続いて、第2UPS3bにも電源異常が発生した場合(ステップS10:Yes)を説明する。この場合、第2UPS3bは、電力制御部9bの制御のもとでバックアップ運転への切り替えを行う(ステップS11)。オプションカード31bは、第2UPS3bがバックアップ運転に切り替わったことを認識すると、バックアップ運転の継続時間の計測を開始する(ステップS12)。
バックアップ運転の継続時間が所定の時間だけ経過すると(ステップS13:Yes)、オプションカード31aは、VCS66内のUPS管理ソフト67に対し、ネットワーク機器4を介して第2UPS3bの出力を停止する予告通知を送信する(ステップS14)。バックアップ運転の継続時間が所定の時間経過していない場合(ステップS13:No)、仮想化システム1はステップS13を繰り返す。
ステップS14の後、UPS管理ソフト67は、仮想化システム1の可用性を確認する(ステップS15)。まず、UPS管理ソフト67が仮想化システム1の可用性を確認した結果、システムの可用性を保持することができないと判断した場合(ステップS15:No)を説明する。これは、UPS管理ソフト67が確認する時点で予告通知を受信したUPSの数が2である場合に相当する。この場合、UPS管理ソフト67は、システム全体停止用のバッチファイルを実行することにより、仮想化システム1全体の仮想サーバを停止(シャットダウン)する処理を行う(ステップS16)。このステップS16で使用されるバッチファイルには、仮想化システム1全体の仮想ハードウェアを停止させる処理が記載されている。UPS管理ソフト67は、VCS66を除く動作中の全ての仮想サーバ62b、63b、64b、65bを停止させる。
続いて、オプションカード31bが、所定の通信プロトコルにより、ネットワーク機器4を介してVCS66およびハイパーバイザ61bを停止させる(ステップS17)。VCS66の停止処理は、仮想化システム1内の全ての仮想サーバを停止させる処理を行うバッチファイルの最後の処理として実行される。この後、オプションカード31bは、所定の通信プロトコルにより、ネットワーク機器4を介してハイパーバイザ61bを停止させる。これにより、仮想化システム1は完全に停止する。
ステップS17を実行するために、オプションカード31bには、全体停止用の設定として、全ての仮想サーバ、VCS66およびハイパーバイザ61bの停止時間を含むような遅延時間を設定しておく必要がある。オプションカード31aに対しても同様の設定をしておく必要があることはいうまでもない。
次に、ステップS15でUPS管理ソフト67が仮想化システム1の可用性を確認した結果、システムの可用性を保持することができると判断した場合(ステップS15:Yes)を説明する。これは、ステップS15でUPS管理ソフト67が確認する時点で第1UPS31aが正常な状態に復旧している場合(予告通知を受信したUPSの数が1である場合)に相当する。この場合、仮想化システム1では、仮想サーバ62b、63b、64b、65bが停止し、仮想サーバ62a、63a、64a、65aへ自動的に切り替わる(ステップS18)。これにより、動作中の仮想サーバの第2サーバ2bから第1サーバ2aへの移動が完了する。
続いて、UPS管理ソフト67は、自身を含むVCS66を第1サーバ2a上へ移動させる(ステップS19)。これにより、VCS66は元の場所に復帰する。図6は、ステップS19が終了した時点での仮想サーバの動作状況を模式的に示す図である。図6では、全ての仮想サーバが第1サーバ2a上で動作している。
VCS66の移動が完了した後、オプションカード31bは、ハイパーバイザ61bの停止処理を通信プロトコルrsh、telnet、sshのいずれかによって実行する(ステップS20)。この際、通信プロトコルは、ネットワーク機器4を介してハイパーバイザ61bの内部コマンドを実行する。ステップS20の後、仮想化システム1は一連の処理を終了する。
次に、ステップS10で第2UPS3bに電源異常が発生していない場合(ステップS10:No)を説明する。この場合において、第1UPS3aが正常状態に復旧しているとき(ステップS21:Yes)、仮想化システム1では、DRS等の負荷分散機能によって仮想サーバ62b、63bが停止し、第1サーバ2aのハイパーバイザ61a上で動作するプライマリの仮想サーバ62a、63aへ自動的に切り替わる(ステップS22)。これにより、動作中の一部の仮想サーバの第2サーバ2bから第1サーバ2aへの移動が完了する。第1UPS3aの正常状態への復旧は、UPS管理ソフト67の監視機能によって検知される。この際、UPS管理ソフト67は、予告通知を受信したUPSの数を変更する。なお、ステップS21において、第1UPS3aが復旧していない場合(ステップS21:No)、仮想化システム1はステップS10へ戻る。
ステップS22の後、UPS管理ソフト67は、自身を含むVCS66を第1サーバ2a上へ移動させる(ステップS23)。これにより、VCS66は元の場所に復帰する。図7は、VCS66の第1サーバ2aへの復帰を模式的に示す図である。ステップS23の後、仮想化システム1は一連の処理を終了する。
以上説明した一連の処理によれば、電源異常時のHAクラスタ動作で仮想サーバが物理ハードウェア間(ここでは第1サーバ2aと第2サーバ2bとの間)を動的に移動可能なシステムにおいても、UPSがバックアップ対象とする物理ハードウェアを安全に停止させるとともに、仮想化システムをそのまま継続して動作させることが可能となる。したがって、高可用性を有している場合であっても、UPSによって安全に保護される仮想化システムを提供することができる。
ここまで、仮想化システム1において、最初に第1UPS3aに電源異常が発生した場合を説明したが、仮想化システム1で別のパターンの電源異常が発生した場合にも同様の処理を行うのはもちろんである。例えば、最初に第2UPS3bに電源異常が発生した場合には、仮想サーバ64b、65bが停止してハイパーバイザ61a上で動作するセカンダリの仮想サーバ64a、65aへ自動的に切り替わった後、ハイパーバイザ61bを停止するようにすればよい。この後、第2UPS3bが復旧したとき、仮想化システム1では、負荷分散機能により仮想サーバ64a、65aがプライマリの仮想サーバ64b、65bへ自動的に切り替わる。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、高可用性を有する仮想化システムにおいて、1つのサーバは、仮想化統合プラットフォームを管理するVCSを備え、このVCSまたはこのVCSを備えるサーバは、VCSと連動し、複数の無停電電源装置のいずれかに電源異常が発生した場合、該電源異常が発生した無停電電源装置が電力を供給するサーバで動作する仮想ハードウェアを停止して別のサーバへ移動させるUPS管理ソフトを備えるため、高可用性を有している場合であっても電源供給側とのシャットダウン連動機能を実現することができる。
また、本実施の形態1によれば、複数のハイパーバイザを有し、システム異常時には、サーバ(物理ハードウェア)間の移動を実施する大規模仮想化システムにおいて、必要なタイミングに応じて仮想サーバのシャットダウンが可能であり、そのシャットダウンに応じた電源ON/OFFの連動するシステムの構築が可能となる。
また、本実施の形態1によれば、システムの規模に応じた台数のハイパーバイザに対応可能であり、HW仮想化方式の汎用的な仮想サーバ環境において無停電電源装置のサーバ電源を適切に管理することができる。
また、本実施の形態1によれば、VCSがUPS管理ソフトを有しているため、より高い連動性を実現することができる。
また、本実施の形態1によれば、異なるサーバで動作する仮想サーバがHAクラスタを構成しているため、一段と可用性を向上させることができる。
本実施の形態1は、3つ以上のUPSを備えた仮想化システムとして実現することも可能である。この場合、UPS管理ソフトは、予告通知を受信したUPSの数に基づいて可用性を保持することができるか否かを判断する。この仮想化システムでは、予告通知を受信したUPSの数が所定数を上回った場合にシステム全体を停止する一方、その所定数以下の場合には、可用性を保持することができると判断し、VCSがさらに別の仮想サーバ上へ移動する。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2に係る仮想化システムを模式的に示す図である。同図に示す仮想化システム21は、n(>2)個の物理ハードウェアである第1サーバ22−1、第2サーバ22−2、・・・、第nサーバ22−nと、各サーバにそれぞれ電力を供給する第1UPS23−1、第2UPS23−2、・・・、第nUPS23−nと、を備える。各サーバおよび各UPSは、図示しないネットワーク機器(ハブ)を介して相互に通信可能に接続されている。なお、各サーバは、実施の形態1で説明した第1サーバ2a等と同様、制御部、記憶部、および通信部を備える。また、各UPSは、実施の形態1で説明した第1UPS3aと同様、電力制御部、記憶部、通信部、監視部、および停止処理部を備える。
第mサーバ22−m(m=1、2、・・・n)は、ネットワーク制御手段としての機能を有するハイパーバイザ24−mと、ハイパーバイザ24−mの制御のもとで動作可能な仮想サーバ25−m、26−mとを有する。また、第1サーバ22−1のハイパーバイザ24−1上では、第1の管理手段としての機能を備えたVCS27が動作可能である。VCS27は、第2の管理手段としての機能を備えたUPS管理ソフト28(図8では「U」と記載)を記憶する。なお、仮想化システム21は、実施の形態1の仮想化システム1とは異なり、仮想サーバ間でHAクラスタを構成していない。
VCS27は、全てのUPS(第mUPS23−m)、全てのハイパーバイザ(ハイパーバイザ24−m)、全ての仮想サーバ(仮想サーバ25−m、26−m)のリストを記憶している。VCS27では、このリストに基づいて、システムの運用に必要な最小のハイパーバイザの動作台数が設定される。このハイパーバイザの動作台数は、システムの運用に必要とされる正常な出力状態のUPSの台数と等しくなるように設定される。システムの運用においてUPSの出力状態が正常であることが必要とされる台数と等しくなるように設定される。UPS管理ソフト28は、第mUPS23−mの状態をICMPおよびSNMPのMIBによって定期的に監視する。
本実施の形態2において、UPS管理ソフト28が監視した結果、ハイパーバイザの動作台数がシステムの運用に必要最小限の動作台数を下回った場合、換言すれば、疎通確認を行うことができないハイパーバイザの数が所定数を上回った場合、仮想化システム21は、システム全体を停止する処理を実行する。例えば、仮想化システム21において、システムの運用に必要なハイパーバイザの必要最小限の動作台数が2台である場合において、図9に示すように、1台のサーバ上(図9では第2サーバ22−2上)にすべての仮想サーバがvMotion(登録商標)またはマイグレーション等によって移動してきたとき、仮想化システム21は、システム全体を停止する処理を実行する。
これに対し、UPS管理ソフト28が監視した結果、ハイパーバイザの動作台数がシステムの運用に必要最小限の動作台数以上である場合、換言すれば、疎通確認を行うことができないハイパーバイザの数が所定数以下である場合、正常にvMotion(登録商標)またはマイグレーション等の移動が実施され、システム全体の停止処理は行われない。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、実施の形態1と同様、高可用性を有している場合であっても電源供給側とのシャットダウン連動機能を実現することができる。
また、本実施の形態2によれば、冗長化した大規模仮想化システムにおいて、仮想サーバを動的移動させるシステムにおいても、無停電電源装置に電源を保護させ、可用性を保持することができない場合にはシステム全体を安全に停止させることが可能となる。
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は、上述した2つの実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序はあくまでも一例に過ぎず、本発明を実施する際に矛盾のない範囲で変更することが可能である。このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含みうるものである。
1、21 仮想化システム
2a、22−1 第1サーバ
2b、22−2 第2サーバ
3a、23−1 第1無停電電源装置(UPS)
3b、23−2 第2無停電電源装置(UPS)
4 ネットワーク機器
5a、5b 制御部
6a、6b、10a、10b 記憶部
7a、7b 通信部
8a、8b 入力系統
9a、9b 電力制御部
11a、11b 通信部
12a、12b 監視部
13a、13b 停止処理部
22−3 第3サーバ
22−n 第nサーバ
24−1、24−2、24−3、24−n、61a、61b ハイパーバイザ
25−1、26−1、25−2、26−2、25−3、26−3、25−n、26−n、62a、62b、63a、63b、64a、64b、65a、65b 仮想サーバ
27、66 VCS
28、67 UPS管理ソフト
31a、31b オプションカード
NW ネットワーク

Claims (9)

  1. 複数の物理ハードウェアと、該複数の物理ハードウェアにそれぞれ電力を供給する複数の無停電電源装置とがネットワークを介して通信可能に接続されるとともに、前記複数の物理ハードウェアのいずれかで動作可能な複数の仮想ハードウェアを備えた仮想化システムであって、
    前記複数の物理ハードウェアのいずれか一つは、前記仮想ハードウェアとして、仮想化統合プラットフォームを管理する第1の管理手段を備え、
    前記第1の管理手段を備える物理ハードウェアまたは該物理ハードウェアで動作する仮想ハードウェアのいずれかは、前記第1の管理手段と連動する第2の管理手段であって、前記複数の無停電電源装置のいずれかに電源異常が発生した場合、該電源異常が発生した無停電電源装置が電力を供給する物理ハードウェアで動作する仮想ハードウェアを停止して別の物理ハードウェアへ移動させる第2の管理手段を備え
    前記物理ハードウェアは、
    前記仮想ハードウェアの動作を制御する仮想ハードウェア制御手段を有し、
    前記第2の管理手段は、
    前記仮想ハードウェア制御手段および前記無停電電源装置のいずれか一方の状態を前記ネットワークを介して監視し、監視結果に基づいて当該仮想化システムの可用性を確認し、該可用性を保持することができないと判断した場合、前記第1の管理手段を除く前記仮想ハードウェアを停止し、
    前記無停電電源装置は、
    前記第2の管理手段が当該仮想化システムの可用性を保持することができないと判断した場合、前記第1の管理手段および該第1の管理手段を含む前記物理ハードウェアが有する前記仮想ハードウェア制御手段を停止させる信号を、前記ネットワークを介して該物理ハードウェアへ送信する停止処理手段を有することを特徴とする仮想化システム。
  2. 前記無停電電源装置は、
    電源異常が発生した場合、出力を停止する予告通知を電力の供給対象である前記物理ハードウェアに対して送信し、
    前記第2の管理手段は、
    前記無停電電源装置の状態を監視し、前記予告通知の送信元である前記無停電電源装置の数が所定数を上回った場合、前記可用性を保持することができないと判断することを特徴とする請求項1に記載の仮想化システム。
  3. 前記第2の管理手段は、
    前記仮想ハードウェア制御手段の状態を監視し、前記ネットワークを介した疎通確認を行うことができない前記仮想ハードウェア制御手段の数が所定数を上回った場合、前記可用性を保持することができないと判断することを特徴とする請求項1に記載の仮想化システム。
  4. 前記第2の管理手段は、
    前記電源異常が発生した無停電電源装置の電源異常が解消した場合、異常発生後に前記別の物理ハードウェアへ移動させた仮想ハードウェアを停止して異常発生前に動作していた仮想ハードウェアへ移動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の仮想化システム。
  5. 前記第1の管理手段は、前記第2の管理手段を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の仮想化システム。
  6. 前記第1の管理手段を除く前記仮想ハードウェアは、互いに異なる物理ハードウェアが備える前記仮想ハードウェアとHAクラスタを構成することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の仮想化システム。
  7. 前記無停電電源装置は、
    前記停止処理手段を含み、前記ネットワークに接続するLANポートが設けられたオプションカードを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の仮想化システム。
  8. 複数の物理ハードウェアと、該複数の物理ハードウェアにそれぞれ電力を供給する複数の無停電電源装置とがネットワークを介して通信可能に接続されるとともに、前記複数の物理ハードウェアのいずれかで動作可能な複数の仮想ハードウェアを備え、前記複数の物理ハードウェアのいずれか一つが、前記仮想ハードウェアとして、仮想化統合プラットフォームを管理する第1の管理手段を有し、前記第1の管理手段を備える物理ハードウェアまたは該物理ハードウェアで動作する仮想ハードウェアのいずれかが、前記第1の管理手段と連動する第2の管理手段であって、前記複数の無停電電源装置のいずれかに電源異常が発生した場合、該電源異常が発生した無停電電源装置が電力を供給する物理ハードウェアで動作する仮想ハードウェアを停止して別の物理ハードウェアへ移動させる第2の管理手段を有する仮想化システムが行う制御方法であって、
    前記第2の管理手段が、前記物理ハードウェアが有し、前記仮想ハードウェアの動作を制御する仮想ハードウェア制御手段および前記無停電電源装置のいずれか一方の状態を前記ネットワークを介して監視し、監視結果に基づいて当該仮想化システムの可用性を確認するステップと、
    前記第2の管理手段が前記可用性を保持することができないと判断した場合、前記第2の管理手段が、前記第1の管理手段を除く前記仮想ハードウェアを停止するステップと、
    前記無停電電源装置が、前記第1の管理手段および該第1の管理手段を含む前記物理ハードウェアが有する前記仮想ハードウェア制御手段を停止させる信号を、前記ネットワークを介して該物理ハードウェアへ送信するステップと、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  9. 複数の物理ハードウェアと、該複数の物理ハードウェアにそれぞれ電力を供給する複数の無停電電源装置とがネットワークを介して通信可能に接続されるとともに、前記複数の物理ハードウェアのいずれかで動作可能な複数の仮想ハードウェアを備え、前記複数の物理ハードウェアのいずれか一つが、前記仮想ハードウェアとして、仮想化統合プラットフォームを管理する第1の管理手段を有し、前記第1の管理手段を備える物理ハードウェアまたは該物理ハードウェアで動作する仮想ハードウェアのいずれかが、前記第1の管理手段と連動する第2の管理手段であって、前記複数の無停電電源装置のいずれかに電源異常が発生した場合、該電源異常が発生した無停電電源装置が電力を供給する物理ハードウェアで動作する仮想ハードウェアを停止して別の物理ハードウェアへ移動させる第2の管理手段を有する仮想化システムに、
    前記第2の管理手段が、前記物理ハードウェアが有し、前記仮想ハードウェアの動作を制御する仮想ハードウェア制御手段および前記無停電電源装置のいずれか一方の状態を前記ネットワークを介して監視し、監視結果に基づいて当該仮想化システムの可用性を確認するステップと、
    前記第2の管理手段が前記可用性を保持することができないと判断した場合、前記第2の管理手段が、前記第1の管理手段を除く前記仮想ハードウェアを停止するステップと、
    前記無停電電源装置が、前記第1の管理手段および該第1の管理手段を含む前記物理ハードウェアが有する前記仮想ハードウェア制御手段を停止させる信号を、前記ネットワークを介して該物理ハードウェアへ送信するステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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