JP5597997B2 - Ball for ball game - Google Patents
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Description
本発明は球技用ボールに関する。 The present invention relates to a ball for ball games.
野球などの球技において種々の球技用ボールが用いられている(特許文献1、2参照)。
このような球技用ボールの速度や弾道の計測を行う計測装置としてドップラーレーダを用いた装置が使用されている。
上記装置では、アンテナから球技用ボールに向けてマイクロ波からなる送信波を発射し、球技用ボールで反射された反射波を計測し、送信波と反射波から得られるドップラー信号に基づいて移動速度を求める。
Various ball balls are used in ball games such as baseball (see Patent Documents 1 and 2).
A device using a Doppler radar is used as a measuring device for measuring the speed and trajectory of such a ball for ball games.
In the above apparatus, a transmission wave composed of a microwave is emitted from the antenna toward the ball game ball, the reflected wave reflected by the ball game ball is measured, and the moving speed is based on the Doppler signal obtained from the transmission wave and the reflected wave. Ask for.
ところで、球技用ボールの移動速度などを安定して確実に計測するためには、反射波を効率よく得ることが重要である。言い換えると、反射波を効率よく得ることが計測距離を確保する上で有利となる。
しかしながら、従来の球技用ボールは、ゴムや繊維、皮革、合成皮革、あるいは種々の合成樹脂などの電波反射率が低い材料で構成されている。
したがって、例えば10m〜50m程度離れた箇所から球技用ボールの計測を行うためには、大型のアンテナを用いると共に、強度の高い送信波を送信できる電波出力が高い計測装置が必要となる不利があった。
そのため、近年普及しつつある特定小電力のポータブル測定器では、送信波の強度が低く、また、アンテナの受信感度もそれほど高くないため、球技用ボールの移動速度などを安定して確実に計測する上で不利がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電波出力が弱くあるいは受信感度が低い計測装置であっても移動速度や弾道の計測を的確にかつ正確に行う上で有利な球技用ボールを提供することにある。
By the way, it is important to efficiently obtain a reflected wave in order to stably and surely measure the moving speed of the ball game ball. In other words, obtaining the reflected wave efficiently is advantageous in securing the measurement distance.
However, the conventional ball for ball games is made of a material having a low radio wave reflectance such as rubber, fiber, leather, synthetic leather, or various synthetic resins.
Therefore, for example, in order to measure a ball game ball from a place about 10 m to 50 m away, there is a disadvantage that a large antenna is used and a measuring device with high radio wave output capable of transmitting a high intensity transmission wave is required. It was.
For this reason, portable measuring instruments of specific low power, which have become widespread in recent years, have low transmission wave intensity and the reception sensitivity of the antenna is not so high. There are disadvantages above.
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to accurately and accurately measure a moving speed and a trajectory even in a measuring device with weak radio wave output or low receiving sensitivity. It is to provide an advantageous ball game ball.
上記目的を達成するために、本発明の球技用ボールは、球体と、前記球体の中心を中心とした球面上に該球面の全域にわたって形成された電波反射性を有する反射層とを備え、前記反射層は、導電性を有する材料で形成され、前記反射層の表面抵抗が130Ω/sq.以下であり、前記球体は、球状で中実のコア層と、このコア層を覆うカバー層とで形成され、前記コア層は、球状で中実の内側コア層と、この内側コア層を覆う外側コア層とで構成され、前記球体の中心を中心とした球面は、前記外側コア層の外面または前記カバー層の内面であり、前記外側コア層は、前記内側コア層に巻き付けられた糸で構成された糸巻き層であり、前記糸巻き層の全部を構成する糸が、導電性を有する材料が含浸された糸で形成され、前記反射層は、前記糸巻き層で形成されていることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a ball game ball of the present invention includes a sphere, and a reflection layer having radio wave reflectivity formed over the entire surface of the sphere on a sphere centered on the center of the sphere, The reflective layer is formed of a conductive material, and the surface resistance of the reflective layer is 130Ω / sq. The sphere is formed of a spherical solid core layer and a cover layer covering the core layer, and the core layer covers the spherical solid inner core layer and the inner core layer. A spherical surface centered on the center of the sphere is an outer surface of the outer core layer or an inner surface of the cover layer, and the outer core layer is a thread wound around the inner core layer. A thread winding layer, wherein the thread constituting the entire thread winding layer is formed of a thread impregnated with a conductive material, and the reflective layer is formed of the thread winding layer. To do.
本発明によれば、ドップラーレーダを用いた計測装置のアンテナから発射された送信波が球技用ボールの反射層によって効率よく反射されるので、反射波の強度を確保することができる。したがって、電波出力が弱くあるいは受信感度が低い計測装置であっても、移動速度や弾道の計測を的確にかつ正確に行う上で有利となる。 According to the present invention, since the transmission wave emitted from the antenna of the measuring device using the Doppler radar is efficiently reflected by the reflection layer of the ball game ball, the intensity of the reflected wave can be ensured. Therefore, even a measurement device with weak radio wave output or low reception sensitivity is advantageous in accurately and accurately measuring movement speed and trajectory.
(第1の実施の形態)
本発明の球技用ボールの実施の形態について説明する前に、球技用ボールの移動速度の計測や弾道計測を行う計測装置について説明しておく。
なお、本発明において球技用ボールとは、各球技種目において、競技用、練習用、遊戯用、その他ボールを用いる場合に使われるボールを広く含む。
図1はドップラーレーダを用いて球技用ボールの移動速度の計測や弾道計測を行う計測装置10の構成を示すブロック図である。このような計測装置として近年普及しつつある特定小電力のポータブル測定器を使用することができる。
また、本実施の形態では、説明の簡単化を図るため、球技用ボールが野球用ボール2であり、野球用ボール2の移動速度を計測する場合について説明する。
図1に示すように、計測装置10は、アンテナ12、ドップラーセンサ14、処理部16、出力部18を含んで構成されている。
(First embodiment)
Before describing the embodiment of the ball for ball game of the present invention, a measuring device for measuring the movement speed of the ball for ball game and ballistic measurement will be described.
In the present invention, the ball for ball game widely includes balls used for competition, practice, play, and other balls in each ball game type.
FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of a
In the present embodiment, in order to simplify the description, a case where the ball for ball game is the
As shown in FIG. 1, the
アンテナ12は、ドップラーセンサ14から供給される送信信号に基づいて送信波W1としてのマイクロ波を野球用ボール2に向けて送信すると共に、野球用ボール2で反射された反射波W2を受信して受信信号をドップラーセンサ14に供給するものである。
なお、野球用ボール2は、投球によって空中に投げ出され、あるいは、バットによって打撃されることで空中に打ち出される。
The
The
ドップラーセンサ14は、アンテナ12に前記送信信号を供給すると共に、アンテナ12から供給される前記受信信号を受け付けてドップラー信号Sdを検出するものである。
ドップラー信号とは、前記送信信号の周波数F1と前記受信信号の周波数F2との差分の周波数F1−F2で定義されるドップラー周波数Fdを有する信号である。
なお、前記の送信信号としては、例えば、24GHzまたは10GHzのマイクロ波が使用される。
The Doppler
The Doppler signal is a signal having a Doppler frequency Fd defined by a frequency F1-F2 that is a difference between the frequency F1 of the transmission signal and the frequency F2 of the reception signal.
As the transmission signal, for example, a microwave of 24 GHz or 10 GHz is used.
処理部16は、ドップラーセンサ14から供給されるドップラー信号Sdに基づいて野球用ボール2の移動速度およびスピン量を計測するものである。
出力部18は処理部16で計測された計測値を出力するものである。
具体的には、出力部18は、液晶パネルのような表示装置によって計測値を表示出力する。あるいは、プリンタを用いて計測値を印字出力する。
また、出力部18が、パーソナルコンピュータなどの外部装置に計測値を供給してもよい。
The
The
Specifically, the
Further, the
ここで、野球用ボール2の移動速度の計測について説明する。
従来から知られているように、ドップラー周波数Fdは式(1)で表される。
Fd=F1−F2=V・F1/c (1)
ただし、V:野球用ボール2の速度、c:光速(3・108m/s)
したがって、(1)式をVについて解くと、(2)式となる。
V=c・Fd/F1 (2)
すなわち、野球用ボール2の速度Vは、ドップラー周波数Fdに比例することになる。
したがって、ドップラー信号Sdからドップラー周波数Fdを検出し該ドップラー周波数Fdから速度Vを求めることができる。
Here, measurement of the moving speed of the
As is conventionally known, the Doppler frequency Fd is expressed by Expression (1).
Fd = F1-F2 = V · F1 / c (1)
Where V: speed of the
Therefore, when equation (1) is solved for V, equation (2) is obtained.
V = c · Fd / F1 (2)
That is, the velocity V of the
Therefore, the Doppler frequency Fd can be detected from the Doppler signal Sd, and the velocity V can be obtained from the Doppler frequency Fd.
次に第1の実施の形態の野球用ボールについて説明する。
第1の実施の形態では野球用ボール2が硬式野球用ボールである場合について説明する。
図2は第1の実施の形態における野球用ボール2の断面図である。
野球用ボール2は、球体20と、反射層22とを備えている。
球体20は、球状で中実のコア層24と、このコア層24を覆うカバー層26とで形成されている。
コア層24は、球状で中実の内側コア層2402と、この内側コア層2402を覆う外側コア層2404とで構成されている。
内側コア層2402の材料としては、例えば、ゴムなどの従来公知のさまざまな材料が用いられる。
外側コア層2404の材料としては、例えば、毛糸や綿糸などの糸、あるいは、発泡ウレタンなどの合成樹脂材料が用いられる。
外側コア層2404は、毛糸や綿糸が内側コア層2402を覆うように巻き付けられることで構成され、あるいは、発泡ウレタンなどの合成樹脂が内側コア層2402を覆うように成形されことで構成される。
カバー層26の材料としては、例えば、牛革が用いられ、カバー層26は、外側コア層2404を覆う牛革を糸で縫合することで構成される。
すなわち、本実施の形態では、カバー層26は、後述する反射層22による電波の反射がなされるように、電波の通過を許容する材料、例えば、導電性物質を含有しない材料などで形成されている。
Next, the baseball for the first embodiment will be described.
In the first embodiment, a case where the
FIG. 2 is a cross-sectional view of the
The
The
The
As a material of the
As a material of the
The
As the material of the
That is, in the present embodiment, the
反射層22は電波反射性を有するものであり、球体20の中心を中心とした球面上に該球面の全域にわたって形成されている。
本実施の形態では、反射層22は、カバー層26の内面の全域、すなわち、外側コア層2404の外面の全域にわたって形成されている。
言い換えると、球体20の中心を中心とした球面は、カバー層26の内面あるいは外側コア層2404の外面である。
反射層22は高い電波反射特性を有しており、電波(マイクロ波)を効率よく反射する。
The
In the present embodiment, the
In other words, the spherical surface centered on the center of the
The
反射層22は、反射波W2の強度を十分に確保することができればよく、例えば、次に示す従来公知の関係式を用いることによって、反射層22の表面抵抗として必要な範囲を求めることができる。
すなわち、電波反射率:Γ、表面抵抗:Rとしたとき、式(1)、式(2)が成立する。
Γ=(377−R)/(377+R) (1)
R=(377(1−Γ))/(1+Γ) (2)
Γ=1は全反射、Γ=0は無反射を示し、377は空気の特性インピーダンスを示す。
したがって、式(2)より
Γ=1のときR=0
Γ=0のときR=377
ここで、Γ=0.5とすると、R=377(0.5/1.5)≒130となる。
したがって、電波反射率Γとして十分な値をΓ=0.5(50%)以上とすると、表面抵抗Rは130Ω/sq.以下とすることが必要となる。
また、電波反射率Γが0.9(90%)以上であり、したがって、表面抵抗Rが20Ω/sq.以下であることが、反射波W2の強度を確保する上でより好ましい。
なお、電波反射率Γは、導波管法や自由空間法など従来公知方法によって測定することができるものである。
The
That is, when the radio wave reflectance is Γ and the surface resistance is R, Expressions (1) and (2) are established.
Γ = (377−R) / (377 + R) (1)
R = (377 (1-Γ)) / (1 + Γ) (2)
Γ = 1 indicates total reflection, Γ = 0 indicates no reflection, and 377 indicates the characteristic impedance of air.
Therefore, from equation (2), when Γ = 1, R = 0
R = 377 when Γ = 0
Here, when Γ = 0.5, R = 377 (0.5 / 1.5) ≈130.
Therefore, if a sufficient value for the radio wave reflectance Γ is Γ = 0.5 (50%) or more, the surface resistance R is 130Ω / sq. It is necessary to:
Further, the radio wave reflectance Γ is 0.9 (90%) or more, and therefore the surface resistance R is 20 Ω / sq. The following is more preferable in securing the intensity of the reflected wave W2.
The radio wave reflectance Γ can be measured by a conventionally known method such as a waveguide method or a free space method.
反射層22を構成する材料として、導電性を有する材料を使用することができる。
導電性を有する材料は、例えば、金属粉末を含む塗料である。このような塗料を外側コア層2404の外面(あるいはカバー層26の内面)の全域に塗布することで(印刷することで)反射層22が形成される。
このような塗料として、例えば亜鉛を含むさび止め用の塗料を使用するなど、従来公知のさまざまな塗料が使用可能である。
また、導電性を有する材料は、金属箔であってもよい。このような金属箔を外側コア層2404の外面(あるいはカバー層26の内面)に接着剤で貼り付けることで反射層22を形成することができる。
このような金属箔としてアルミニウム箔など従来公知のさまざまな金属箔が使用可能である。
また、導電性を有する材料を外側コア層2404の外面(あるいはカバー層26の内面)に蒸着することで反射層22を形成してもよい。
As a material constituting the
The conductive material is, for example, a paint containing metal powder. The
As such a paint, various conventionally known paints can be used, for example, a rust preventive paint containing zinc is used.
In addition, the conductive material may be a metal foil. The
As such a metal foil, various conventionally known metal foils such as an aluminum foil can be used.
Alternatively, the
また、反射層22は、外側コア層2404の外面(あるいはカバー層26の内面)に導電性を有する材料が蒸着されることで形成された蒸着膜あるいは不連続蒸着膜で構成してもよい。
なお、不連続蒸着膜は、真空中で行う不連続蒸着によって形成されている。不連続蒸着膜とは、ターゲットから蒸発した原子が非蒸着体としての外側コア層2404の外面(あるいはカバー層26の内面)に付着して複数の成長核が成長する過程において、各成長核どうしが接触しない段階、言い換えると各成長核どうしが連続していない段階で蒸着を止めて、成長核間が電気的に導通していない状態の蒸着膜である。
したがって、不連続蒸着膜では、成長核どうしが電気的に導通せず非導電体となっているが、電波反射性を有している。
なお、導電性を有する材料として、金属以外の導電物質、例えばカーボンを含む材料など従来公知のさまざまな材料が使用可能である。
また、外側コア層2404が内側コア層2402に巻き付けられた糸で構成される場合、言い換えると、外層コア層2404が糸巻き層で構成される場合は、糸巻き層の一部または全部を構成する糸として、導電性を有する材料で形成された糸、例えば、金属製のワイヤを用いてもよい。あるいは、糸巻き層の一部または全部を構成する糸として、導電性を有する材料が含浸された糸を用いてもよい。この場合、反射層22は、導電性を有する糸で形成される。
The
In addition, the discontinuous vapor deposition film is formed by discontinuous vapor deposition performed in a vacuum. The discontinuous vapor deposition film refers to each growth nucleus in a process in which atoms evaporated from a target adhere to the outer surface of the outer core layer 2404 (or the inner surface of the cover layer 26) as a non-deposition body and a plurality of growth nuclei grow. Is a vapor deposition film in which the deposition is stopped at a stage where the growth nuclei are not in contact with each other, in other words, the growth nuclei are not continuous, and the growth nuclei are not electrically connected.
Therefore, in the discontinuous vapor deposition film, the growth nuclei are not electrically connected to each other and are non-conductive, but have radio wave reflectivity.
In addition, as a material having conductivity, various conventionally known materials such as a conductive substance other than metal, for example, a material containing carbon can be used.
Further, when the
また、外側コア層2404を、導電性を有する材料を合成樹脂に混合した材料などで形成することにより、反射層22を形成するようにしてもよい。この場合には、導電性を有する材料が点在することになるので、反射層22は、外側コア層2404の内面から外面にわたって厚さ方向の全域に形成されることになる。
したがって、反射層22は、導電性を有する材料と非導電性を有する材料とが混合されて形成されている。
このような構成によれば、反射層22の形成に要する工数を削減でき製造コストの低減を図る上で有利となる。
Further, the
Therefore, the
According to such a configuration, the number of steps required for forming the
次に本実施の形態の野球用ボール2の作用効果について説明する。
本実施の形態の野球用ボール2は、球体20の中心を中心とした球面上に該球面の全域にわたって反射層22が形成されている。
したがって、計測装置10のアンテナ12から発射された送信波W1が野球用ボール2の反射層22によって効率よく反射される。そのため、反射波W2の電波強度を確保する上で有利となる。
そのため、より長い期間にわたってドップラー信号の信号強度を確保することができ、移動速度や弾道の検出を安定して確実に行う上で有利となる。
したがって、電波出力が弱くあるいはアンテナの受信感度がそれほど高くない計測装置10や特定小電力のポータブル測定器を使用しても移動速度や弾道の計測を的確にかつ正確に行う上で有利となる。
また、反射波W2の電波強度を確保することができるので、計測装置10の電波出力の強度やアンテナの受信感度を下げることができ、ひいては、計測装置10の簡素化、小型化、コストダウンを図る上でも有利となる。
また、本実施の形態では、カバー層26によって反射層22が保護されるため、バットによって野球用ボール2が打撃された場合に反射層22が剥がれることを抑制し、耐久性の向上を図る上で有利となる。
Next, the effect of the
In the
Therefore, the transmission wave W <b> 1 emitted from the
Therefore, the signal intensity of the Doppler signal can be ensured over a longer period, which is advantageous in stably and reliably detecting the moving speed and the trajectory.
Therefore, even if the measuring
Further, since the radio wave intensity of the reflected wave W2 can be ensured, the radio wave output intensity of the
In the present embodiment, since the
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。
図3は第2の実施の形態における野球用ボール2の断面図である。なお、以下の実施の形態において第1の実施の形態と同様の部分、部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態は第1の実施の形態の変形例であり、第1の実施の形態に対して反射層22が形成されている箇所のみが異なっている。
第2の実施の形態では、反射層22は、内側コア層2402の外面すなわち外側コア層2404の内面の全域にわたって形成されている。
したがって、反射層22は球体20の中心を中心とした球面上に該球面の全域にわたって形成されている。
言い換えると、球体20の中心を中心とした球面は、内側コア層2402の外面あるいは外側コア層2404の内面である。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment will be described.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the
The second embodiment is a modification of the first embodiment, and differs from the first embodiment only in the location where the
In the second embodiment, the
Therefore, the
In other words, the spherical surface centered on the center of the
また、内側コア層2402を、導電性を有する材料をゴムに混合した材料などで形成することにより、反射層22を形成するようにしてもよい。この場合には、導電性を有する材料が点在することになるので、反射層22は、内側コア層2402の中心から外面にわたって形成されることになる。
したがって、反射層22は、導電性を有する材料と非導電性を有する材料とが混合されて形成されている。
このような構成によれば、反射層22の形成に要する工数を削減でき製造コストの低減を図る上で有利となる。
Further, the
Therefore, the
According to such a configuration, the number of steps required for forming the
このような第2の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
また、カバー層26、外側コア層2404によって反射層22が保護されるため、バットによって野球用ボール2が打撃された場合に反射層22が剥がれることを抑制し、耐久性の向上を図る上で有利となる。
In the second embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained.
Further, since the
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について説明する。
図4は第3の実施の形態における野球用ボール2の断面図である。
第3の実施の形態は第1の実施の形態の変形例であり、第1、第2の実施の形態に対して反射層22が形成されている箇所のみが異なっている。
第3の実施の形態では、反射層22は、カバー層26の外面の全域にわたって形成されている。
したがって、反射層22は球体20の中心を中心とした球面上に該球面の全域にわたって形成されている。
言い換えると、球体20の中心を中心とした球面は、カバー層26の外面である。
このように反射層22が球体20の最外層に位置していると、言い換えると、反射層22が球体20の外面に露出していると、反射波の強度を高める上で有利となる。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment will be described.
FIG. 4 is a cross-sectional view of the
The third embodiment is a modification of the first embodiment, and is different from the first and second embodiments only in the portion where the
In the third embodiment, the
Therefore, the
In other words, the spherical surface centered on the center of the
Thus, if the
また、カバー層26を、導電性を有する材料を混合したゴムに混合した材料などで形成することにより、反射層22を形成するようにしてもよい。この場合には、導電性を有する材料が点在することになるので、反射層22は、カバー層26の内面から外面にわたって厚さ方向の全域に形成されることになる。
このような構成によれば、反射層22の形成に要する工数を削減でき製造コストの低減を図る上で有利となる。
このような第3の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
なお、第3の実施の形態においては、反射層22の表面の全域にわたって反射層22を保護するための皮膜(クリア層)を設けてもよい。
Further, the
According to such a configuration, the number of steps required for forming the
In the third embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained.
In the third embodiment, a film (clear layer) for protecting the
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態について説明する。
図5は第4の実施の形態における野球用ボール2の断面図である。
第4の実施の形態は、野球用ボール2が軟式野球用ボールであり、中空状に形成されている場合について説明する。
図5に示すように、野球用ボール2は、球体20と、反射層22とを備えている。
球体20は、球状で中空のコア層40と、このコア層40を覆うカバー層42により形成されている。なお、図中符号20Aは中空部を示す。
コア層40、カバー層42の材料としては、ゴムなどの弾性材料が使用可能である。
すなわち、本実施の形態では、コア層40、カバー層42は、後述する反射層22による電波の反射がなされるように、電波の通過を許容する材料、例えば、導電性物質を含有しない材料などで形成されている。
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment will be described.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the
In the fourth embodiment, a case where the
As shown in FIG. 5, the
The
As a material for the
In other words, in the present embodiment, the
第1の実施の形態と同様に、反射層22は電波反射性を有するものであり、球体20の中心を中心とした球面上に該球面の全域にわたって形成されている。
第4の実施の形態では、反射層22は、コア層40の内面の全域にわたって形成されている。
したがって、反射層22は球体20の中心を中心とした球面上に該球面の全域にわたって形成されている。
言い換えると、球体20の中心を中心とした球面は、コア層40の内面である。
このような第4の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
また、コア層40、カバー層42によって反射層22が保護されるため、バットによって野球用ボール2が打撃された場合に反射層22が剥がれることを抑制し、耐久性の向上を図る上で有利となる。
Similar to the first embodiment, the
In the fourth embodiment, the
Therefore, the
In other words, the spherical surface centered on the center of the
In the fourth embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained.
Further, since the
なお、コア層40の内面の全域に反射層22を形成する方法として、例えば、注射器などを用いることによって、導電性を有する液体状の材料をカバー層42の外側からコア層40の内側に注入したのち、この材料をコア層40の内面に粘着させ、あるいは、固化させる方法が考えられる。
導電性を有する液体状の材料としては、例えば、金属粉末を含む塗料、あるいは、金属以外の導電物質、例えばカーボンを含む材料を含む塗料など従来公知のさまざまな材料が使用可能である。
このような方法を用いることにより、反射層22の形成を容易かつ低コストに実現することができる。
また、このような方法を用いることにより、製造後の野球用ボール2であっても、導電性を有する液体状の材料をカバー層42の外側からコア層40の内側に注入することによって、反射層22をコア層40の内面に形成することができ、したがって、反射層22が形成された野球用ボール2を簡単に得ることができる利点がある。
In addition, as a method for forming the
As the liquid material having conductivity, for example, various conventionally known materials such as a paint containing a metal powder or a paint containing a conductive substance other than a metal such as a material containing carbon can be used.
By using such a method, the
Further, by using such a method, even in the manufactured
(第5の実施の形態)
次に第5の実施の形態について説明する。
図6は第5の実施の形態における野球用ボール2の断面図である。
第5の実施の形態は、第4の実施の形態の変形例であり、第4の実施の形態に対して反射層22が形成されている箇所のみが異なっている。
第5の実施の形態では、反射層22は、コア層40の外面すなわちカバー層42の内面の全域にわたって形成されている。
したがって、反射層22は球体20の中心を中心とした球面上に該球面の全域にわたって形成されている。
言い換えると、球体20の中心を中心とした球面は、コア層40の外面あるいはカバー層42の内面である。
(Fifth embodiment)
Next, a fifth embodiment will be described.
FIG. 6 is a cross-sectional view of the
The fifth embodiment is a modification of the fourth embodiment, and is different from the fourth embodiment only in a place where the
In the fifth embodiment, the
Therefore, the
In other words, the spherical surface centered on the center of the
また、コア層40を、導電性を有する材料をゴムに混合した材料などで形成することにより、反射層22を形成するようにしてもよい。この場合には、導電性を有する材料が点在することになるので、反射層22は、コア層40の内面から外面にわたって厚さ方向の全域に形成されることになる。
したがって、反射層22は、導電性を有する材料と非導電性を有する材料とが混合されて形成されている。
このような構成によれば、反射層22の形成に要する工数を削減でき製造コストの低減を図る上で有利となる。
Further, the
Therefore, the
According to such a configuration, the number of steps required for forming the
このような第5の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
また、カバー層42によって反射層22が保護されるため、バットによって野球用ボール2が打撃された場合に反射層22が剥がれることを抑制し、耐久性の向上を図る上で有利となる。
In the fifth embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained.
In addition, since the
(第6の実施の形態)
次に第6の実施の形態について説明する。
図7は第6の実施の形態における野球用ボール2の断面図である。
第6の実施の形態は、第4の実施の形態の変形例であり、第4、第5の実施の形態に対して反射層22が形成されている箇所のみが異なっている。
第6の実施の形態では、反射層22は、カバー層42の外面の全域にわたって形成されている。
したがって、反射層22は球体20の中心を中心とした球面上に該球面の全域にわたって形成されている。
言い換えると、球体20の中心を中心とした球面は、カバー層42の外面である。
このように反射層22が球体20の最外層に位置していると、言い換えると、反射層22が球体20の外面に露出していると、反射波の強度を高める上で有利となる。
(Sixth embodiment)
Next, a sixth embodiment will be described.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a
The sixth embodiment is a modification of the fourth embodiment, and is different from the fourth and fifth embodiments only in the location where the
In the sixth embodiment, the
Therefore, the
In other words, the spherical surface centered on the center of the
Thus, if the
また、この場合、カバー層42を、導電性を有する材料をゴムに混合した材料などで形成することにより、反射層22を形成するようにしてもよい。この場合には、導電性を有する材料が点在することになるので、反射層22は、カバー層42の内面から外面にわたって厚さ方向の全域に形成されることになる。
この場合、反射層22の形成に要する工数を削減でき製造コストの低減を図る上で有利となる。
このような第6の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
なお、第6の実施の形態においては、反射層22の表面の全域にわたって反射層22を保護するための皮膜(クリア層)を設けてもよい。
In this case, the
In this case, the number of steps required for forming the
In the sixth embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained.
In the sixth embodiment, a coating (clear layer) for protecting the
なお、第1乃至第3の実施の形態では、球体20がコア層24と、カバー層26とで形成され、コア層24が内側コア層2402と外側コア層2404とで構成され、球体20の中心を中心とした球面は、内側コア層2402の外面または外側コア層2406の外面または内面、あるいは、カバー層26の外面である場合について説明した。
しかしながら、球体20の構成はこれに限定されるものではなく以下のものにも本発明は無論適用される。
球体20が球状で中実のコア層と、このコア層を覆うカバー層とで形成されており、球体20の中心を中心とした球面がカバー層の外面または内面またはコア層の表面であるもの。
あるいは、球体は、球状で中実のコア層と、このコア層を覆う複数のカバー層とで形成されており、球体の中心を中心とした球面は、カバー層の外面または内面またはコア層の表面であるもの。
In the first to third embodiments, the
However, the configuration of the
The
Alternatively, the sphere is formed of a spherical solid core layer and a plurality of cover layers covering the core layer, and the spherical surface centered on the center of the sphere is the outer surface or inner surface of the cover layer or the core layer. What is the surface.
また、第4乃至第6の実施の形態では、球技用ボールを構成する球体20が球状で中空のコア層40と、このコア層40を覆う1つのカバー層42により形成され、球体20の中心を中心とした球面は、コア層40の内面またはカバー層42の外面または内面である場合について説明した。
しかしながら、球体20の構成はこれに限定されるものではなく以下のものにも本発明は無論適用される。
例えば、球技用ボールを構成する球体20が球状で中空のコア層40と、このコア層40を覆う2以上のカバー層により形成され、球体20の中心を中心とした球面は、何れかのコア層の内面またはカバー層の外面または内面であるもの。
あるいは、球技用ボールを構成する球体20が球状で中空のコア層により構成され、球体20の中心を中心とした球面は、コア層の外面または内面であるもの。この場合の球技用ボールは、例えば、卓球用ボールである。
In the fourth to sixth embodiments, the
However, the configuration of the
For example, the
Alternatively, the
(第7の実施の形態)
次に第7の実施の形態について説明する。
図8、図9は第7の実施の形態における野球用ボール2の構成を示す説明図である。
第7の実施の形態では野球用ボール2が硬式野球用ボールである場合について説明する。
第7の実施の形態の野球用ボール2は、球体20と、球体20の中心を中心とした球面上に球面に沿って環状に形成された電波反射性を有する反射領域50とを備えるものである。
より詳細に説明すると、球体20は、第1の実施の形態と同様に構成され、球状で中実のコア層24と、このコア層24を覆うカバー層26とで形成されている。
コア層24は、球状で中実の内側コア層2402と、この内側コア層2402を覆う外側コア層2404とで構成されている。
反射領域50は、球体20の中心を中心とした球面上に球面に沿って環状に形成され、本実施の形態では、反射領域50が球体20の中心を中心とした球面上に球体20の中心を中心とする円周に沿って環状に形成されている。
本実施の形態では、反射領域50は、カバー層26の内面、すなわち、外側コア層2404の外面に形成されている。
言い換えると、球体20の中心を中心とした球面は、カバー層26の内面あるいは外側コア層2404の外面であり、反射領域50を除く球面の部分は、外側コア層2404の外面で構成されている。
反射領域50は、第1の実施の形態における反射層22と同様に高い電波反射特性を有しており、電波(マイクロ波)を効率よく反射するものである。
反射領域50は、反射波W2の強度を十分に確保することができればよく、第1の実施の形態と同様に、反射領域50の表面抵抗Rは130Ω/sq.以下とすることが必要となる。
(Seventh embodiment)
Next, a seventh embodiment will be described.
8 and 9 are explanatory views showing the configuration of the
In the seventh embodiment, a case where the
The
More specifically, the
The
The
In the present embodiment, the
In other words, the spherical surface centered on the center of the
The
The
反射領域50を構成する材料として、第1の実施の形態における反射層22と同様に、導電性を有する材料を使用することができる。
すなわち、導電性を有する材料は、例えば、金属粉末を含む塗料である。このような塗料を外側コア層2404の外面(あるいはカバー層26の内面)に環状に塗布することで(印刷することで)反射領域50が形成される。
また、導電性を有する材料は、金属箔であってもよい。このような金属箔を外側コア層2404の外面(あるいはカバー層26の内面)に接着剤で貼り付けることで反射領域50を形成することができる。
このような金属箔としてアルミニウム箔など従来公知のさまざまな金属箔が使用可能である。
また、導電性を有する材料を外側コア層2404の外面(あるいはカバー層26の内面)に蒸着することで反射領域50を形成してもよい。
As a material constituting the
That is, the conductive material is, for example, a paint containing metal powder. The
In addition, the conductive material may be a metal foil. The
As such a metal foil, various conventionally known metal foils such as an aluminum foil can be used.
Alternatively, the
また、反射領域50は、外側コア層2404の外面(あるいはカバー層26の内面)に導電性を有する材料が蒸着されることで形成された蒸着膜あるいは不連続蒸着膜で構成してもよい。
なお、導電性を有する材料として、金属以外の導電物質、例えばカーボンを含む材料など従来公知のさまざまな材料が使用可能である。
また、反射領域50は、導電性を有する材料と非導電性を有する材料とが混合されて形成されていてもよい。
The
In addition, as a material having conductivity, various conventionally known materials such as a conductive substance other than metal, for example, a material containing carbon can be used.
The
また、反射領域50は、電波反射性を有するテープが球体20の球面に取着されることで形成されてもよい。このようなテープとして、例えば、導電性を有する材料で形成された粘着テープなど従来公知のさまざまなテープが使用可能である。
この場合、前記のテープを外側コア層2404の外面に取着することで反射領域50を外側コア層2404の外面に容易に形成することができるため、作業性の容易化を図れ製造コストの低減を図る上で有利となる。
The
In this case, since the
第7の実施の形態の野球用ボール2によれば、球体20の中心を中心とした球面上に該球面に沿って反射領域50が形成されている。
したがって、計測装置10のアンテナ12から発射された送信波W1が野球用ボール2の反射領域50によって効率よく反射される。そのため、反射波W2の電波強度を確保する上で有利となる。
そのため、第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
また、本実施の形態では、カバー層26によって反射領域50が保護されるため、バットによって野球用ボール2が打撃された場合に反射領域50が剥がれることを抑制し、耐久性の向上を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、反射領域50を外側コア層2404の外面に形成した場合について説明したが、反射領域50を内側コア層2402の外面(外側コア層2404の内面)に形成してもよい。
しかしながら、本実施の形態のようにすると、反射領域50が野球用ボール2の外面により近い箇所に位置するため、反射波W2の強度を高める上でより有利となる。
According to the
Accordingly, the transmission wave W1 emitted from the
Therefore, the same effect as the first embodiment is achieved.
In the present embodiment, since the
In the present embodiment, the case where the
However, according to the present embodiment, since the
(第8の実施の形態)
次に第8の実施の形態について説明する。
図10は第8の実施の形態における野球用ボール2の構成を示す断面図、図11は第8の実施の形態における野球用ボール2の構成を示す正面図である。
第8の実施の形態では野球用ボール2が硬式野球用ボールである場合について説明する。
図10に示すように、第8の実施の形態の野球用ボール2は、球状のコア層24と、コア層24を覆うカバー層52とを備えている。
言い換えると、野球用ボール2は、球体20を備え、球体20は、球状で中実のコア層24と、このコア層24を覆うカバー層52とで形成されている。
コア層24は、球状で中実の内側コア層2402と、この内側コア層2402を覆う外側コア層2404とで構成されている。
(Eighth embodiment)
Next, an eighth embodiment will be described.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing the configuration of the
In the eighth embodiment, a case where the
As shown in FIG. 10, the
In other words, the
The
図11に示すように、カバー層52は、複数の外皮5202、5204が縫い糸54を介して縫い合わされることで構成されている。
言い換えると、電波反射性を有する縫い糸54は球体20の中心を中心とした球面上に該球面に沿って設けられている。この場合、球体20の中心を中心とした球面は、カバー層56の外面である。
縫い糸54は電波反射性を有している。
縫い糸54は、第1の実施の形態における反射層22と同様に高い電波反射特性を有しており、電波(マイクロ波)を効率よく反射するものである。
縫い糸54は、反射波W2の強度を十分に確保することができればよく、第1の実施の形態と同様に、反射領域50の表面抵抗Rは130Ω/sq.以下とすることが必要となる。
このような縫い糸54として、導電性を有する材料で形成された糸、あるいは、導電性を有する材料が含浸された糸を用いることができる。
あるいは、縫い糸54によって外皮5202、5204を縫い合わせたのち、縫い糸54に導電性を有する材料を含浸させることで縫い糸54に電波反射性を持たせてもよい。
As shown in FIG. 11, the
In other words, the
The
The
The
As the
Alternatively, after sewing the
第8の実施の形態の野球用ボール2によれば、カバー層52に電波反射性を有する縫い糸54が設けられている。
したがって、計測装置10のアンテナ12から発射された送信波W1が野球用ボール2の電波反射性を有する縫い糸54によって効率よく反射される。そのため、反射波W2の電波強度を確保する上で有利となる。
そのため、第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
According to the
Therefore, the transmission wave W1 emitted from the
Therefore, the same effect as the first embodiment is achieved.
また、このように電波反射性を有する縫い糸54が球体20の中心を中心とした球面上に該球面に沿って設けられていることにより、計測装置10を用いて野球用ボール2の回転数を計測する上で有利となる。
以下、野球用ボール2の回転数の計測について具体的に説明する。
In addition, since the
Hereinafter, the measurement of the number of rotations of the
図12は野球用ボール2の回転数を検出する原理の説明図である。
野球用ボール2の表面のうち、送信波W1の送信方向となす角度が90度に近い表面の部分である第1部分Aでは送信波W1が効率よく反射され、したがって、第1部分Aでは反射波W2の強度が高い。
一方、野球用ボール2の表面のうち、送信波W1の送信方向となす角度が0度に近い表面の部分である第2部分B、第3部分Cでは送信波W1が効率よく反射されず、したがって、第2、第3部分B、Cでは反射波W2の強度が低い。
第2部分Bは、野球用ボール2のスピンによって移動する方向と野球用ボール2の移動方向とが反対向きとなる部分である。
第3部分Cは、野球用ボール2のスピンによって移動する方向と野球用ボール2の移動方向とが同じ向きとなる部分である。
FIG. 12 is an explanatory view of the principle of detecting the rotation speed of the
Of the surface of the
On the other hand, the transmission wave W1 is not efficiently reflected by the second part B and the third part C, which are parts of the surface of the
The second portion B is a portion in which the direction of movement due to the spin of the
The third portion C is a portion in which the direction of movement due to the spin of the
第1部分Aで反射される反射波W2に基づいて検出される速度を第1速度VA、第2部分Bで反射される反射波W2に基づいて検出される速度を第2速度VB、第3部分Cで反射される反射波W2に基づいて検出される速度を第3速度VCとする。
すると、以下の式が成立する。
VA=V (1)
VB=VA−ωr (2)
VC=VA+ωr (3)
(ただし、Vは野球用ボール2の移動速度、ωは角速度(rad/s)、rは野球用ボール2の半径)
したがって、第1、第2、第3速度V1、V2、V3を計測できれば、式(1)に基づいて第1速度VAから野球用ボール2の移動速度Vが求められることができる。また、(2)式または(3)式に基づいて、第2、第3速度V2、V3から角速度ωが求められるので、角速度ωから回転数を算出することができる。
The velocity detected based on the reflected wave W2 reflected by the first portion A is the first velocity VA, the velocity detected based on the reflected wave W2 reflected by the second portion B is the second velocity VB, the third. A speed detected based on the reflected wave W2 reflected by the portion C is defined as a third speed VC.
Then, the following formula is established.
VA = V (1)
VB = VA−ωr (2)
VC = VA + ωr (3)
(Where V is the moving speed of the
Therefore, if the first, second, and third speeds V1, V2, and V3 can be measured, the moving speed V of the
第1、第2、第3速度V1、V2、V3の計測について説明する。
図13は、専用の装置によって打ち出された野球用ボール2を計測装置10で計測した場合におけるドップラー信号Sdをウェーブレット解析した結果を示す図である。
横軸は時間t(ms)、縦軸はドップラー周波数Fd(kHz)および野球用ボール2の速度V(m/s)を示す。
このような線図は、例えば、ドップラー信号Sdをサンプリングしてデジタルオシロスコープに取り込んでデジタルデータに変換し、該デジタルデータをパーソナルコンピュータなどを用いてウェーブレット解析、あるいは、FFT解析することで得られる。
The measurement of the first, second, and third speeds V1, V2, and V3 will be described.
FIG. 13 is a diagram showing the result of wavelet analysis of the Doppler signal Sd when the measuring
The horizontal axis represents time t (ms), and the vertical axis represents the Doppler frequency Fd (kHz) and the velocity V (m / s) of the
Such a diagram can be obtained, for example, by sampling the Doppler signal Sd, taking it into a digital oscilloscope and converting it into digital data, and performing wavelet analysis or FFT analysis on the digital data using a personal computer or the like.
図13に示す周波数分布において、ハッチングで示した部分はドップラー信号Sdの強度が大きく、実線で示した部分はドップラー信号Sdの強度がハッチングで示した部分よりも小さいことを示している。
したがって、符号DAで示す周波数分布は、信号強度が強く、第1速度VAに対応する部分である。
符号DBで示す周波数分布は、周波数分布DAよりも信号強度が低く、第2速度VBに対応する部分である。
符号DCで示す周波数分布は、周波数分布DAよりも信号強度が低く、第3速度VBに対応する部分である。
したがって、ドップラー信号Sdの強度を周波数について解析することにより、周波数分布DA、DB、DCを特定し、それぞれの周波数分布DA、DB、DCから前記の式(1)、(2)、(3)の原理を用いることによって、第1、第2、第3速度VA、VB、VCを時系列データとして得ることができるのである。
このような処理は、従来公知のさまざまな信号処理回路を用いることによって、あるいは、信号処理プログラムに基づいて動作するマイクロプロセッサを用いることによって実現可能である。
In the frequency distribution shown in FIG. 13, the hatched portion indicates that the intensity of the Doppler signal Sd is large, and the solid line portion indicates that the intensity of the Doppler signal Sd is smaller than the portion indicated by hatching.
Therefore, the frequency distribution indicated by the symbol DA is a portion corresponding to the first speed VA with a strong signal strength.
The frequency distribution indicated by the symbol DB is a portion corresponding to the second speed VB having a signal intensity lower than that of the frequency distribution DA.
The frequency distribution indicated by the reference sign DC is a portion corresponding to the third speed VB with a signal intensity lower than that of the frequency distribution DA.
Therefore, by analyzing the intensity of the Doppler signal Sd with respect to the frequency, the frequency distributions DA, DB, and DC are specified, and the above equations (1), (2), and (3) are determined from the respective frequency distributions DA, DB, and DC. By using this principle, the first, second and third speeds VA, VB and VC can be obtained as time series data.
Such processing can be realized by using various conventionally known signal processing circuits or by using a microprocessor that operates based on a signal processing program.
そして、野球用ボール2の回転数を求めるにあたっては、第2、第3速度VA、VCの計測を安定して確実に行うことが必要であり、したがって、ドップラー信号Sdの計測を安定して確実に行うことが必要となる。
しかしながら、投球された、あるいは、打撃された野球用ボール2がアンテナ12から離間するほど(時間が経過するほど)、アンテナ12で受信される反射波W2の信号強度が低下し、各周波数分布DA、DB、DCの信号強度はそれぞれ低下する。
この際、ドップラー信号Sdの周波数分布DB、DCの信号強度は周波数分布DAの信号強度に比較して元々弱い。
そのため、第2、第3速度V2、V3を安定して計測する上で不利があり、アンテナ12で受信可能な信号強度が周波数分布DAよりも短時間で下回ってしまうため、第2、第3速度V2、V3の計測可能な時間はごく限られた期間となる不利もある。
In determining the rotation speed of the
However, as the pitched or hit
At this time, the signal strengths of the frequency distributions DB and DC of the Doppler signal Sd are originally weaker than the signal strength of the frequency distribution DA.
Therefore, there is a disadvantage in stably measuring the second and third velocities V2 and V3, and the signal intensity that can be received by the
第8の実施の形態では、計測装置10のアンテナ12から発射された送信波W1が野球用ボール2の回転と共に移動する縫い糸54によって反射される。そのため、反射波W2の電波強度を確保する上で有利となる。
そのため、打撃された野球用ボール2がアンテナ12から離間してアンテナ12で受信される反射波W2の信号強度が低下しても、各周波数分布DA、DB、DCの信号強度を確保することができる。
特に、周波数分布DAの信号強度に比較して元々弱い周波数分布DB、DCの信号強度を確保することができるので、第2、第3速度V2、V3を安定して計測する上で有利となる。
すなわち、ドップラー信号における回転数を検出するために必要な周波数分布の信号強度を確保することができ、回転数の検出を安定して確実に行う上で有利となる。
したがって、より長い期間、第2、第3速度V2、V3を計測することでより長い期間にわたって回転数の計測を安定して行うことができる。
また、例えば、計測装置10が低出力タイプであるために、送信波W1が比較的低出力であり、S/N比が十分得られなくても、十分な信号強度を有する周波数分布DB、DCを得ることができる。
そのため、野球用ボール2の回転数を正確に算出することができ、野球用ボール2の挙動をより正確に分析する上で有利となる。
さらに、電波反射性を有する縫い糸54によって反射される反射波を利用することにより、野球用ボール2の縫い糸54の単位時間当たりの通過回数や野球用ボール2の回転軸の方向などの野球用ボール2の挙動を示すパラメータを求めることも可能となるため、野球用ボール2の挙動のより正確な分析を行う上で有利となる。
In the eighth embodiment, the transmission wave W1 emitted from the
Therefore, even if the hit
In particular, since the signal strengths of the frequency distribution DB and DC originally weaker than the signal strength of the frequency distribution DA can be secured, it is advantageous in stably measuring the second and third speeds V2 and V3. .
That is, the signal intensity of the frequency distribution necessary for detecting the rotational speed in the Doppler signal can be ensured, which is advantageous in stably and reliably detecting the rotational speed.
Therefore, the rotation speed can be stably measured over a longer period by measuring the second and third speeds V2 and V3 for a longer period.
Further, for example, since the
Therefore, the rotation speed of the
Further, by utilizing the reflected wave reflected by the
(第9の実施の形態)
次に第9の実施の形態について説明する。
図14は第9の実施の形態における野球用ボール2の構成を示す断面図、図15は第9の実施の形態における野球用ボール2の構成を示す正面図である。
第9の実施の形態では野球用ボール2が軟式野球用ボールであり、中空状に形成されている場合について説明する。
第9の実施の形態の野球用ボール2は、図15に示すように、球体20と、球体20の表面に沿って帯状に延在形成された帯状領域60と、帯状領域60の全長にわたって形成された複数の凹凸部62とを備え、複数の凹凸部62を構成する凹部および凸部の双方または一方に電波反射性を有する反射部64が形成されているものである。
(Ninth embodiment)
Next, a ninth embodiment will be described.
FIG. 14 is a cross-sectional view showing the configuration of the
In the ninth embodiment, a case where the
As shown in FIG. 15, the
より詳細に説明すると、図14に示すように、球体20は、第4の実施の形態と同様に構成され、球状で中空のコア層40と、このコア層40を覆うカバー層42により形成されている。
コア層40、カバー層42の材料としては、ゴムなどの弾性材料が使用可能である。
反射部64は、球体20の中心を中心とした球面上に該球面に沿って設けられ、この場合、球体20の中心を中心とした球面は、カバー層46の表面である。
反射部64は、第1の実施の形態における反射層22と同様に高い電波反射特性を有しており、電波(マイクロ波)を効率よく反射するものである。
反射部64は、反射波W2の強度を十分に確保することができればよく、第1の実施の形態と同様に、反射領域50の表面抵抗Rは130Ω/sq.以下とすることが必要となる。
反射部64を構成する材料として、第1の実施の形態における反射層22と同様に、導電性を有する材料を使用することができる。
すなわち、導電性を有する材料は、例えば、金属粉末を含む塗料である。このような塗料を複数の凹凸部62を構成する凹部および凸部の双方または一方に塗布することで(印刷することで)反射部64が形成される。
また、導電性を有する材料は、金属箔であってもよい。このような金属箔を複数の凹凸部62を構成する凹部および凸部の双方または一方に接着剤で貼り付けることで反射部64を形成することができる。
このような金属箔としてアルミニウム箔など従来公知のさまざまな金属箔が使用可能である。
また、導電性を有する材料を複数の凹凸部62を構成する凹部および凸部の双方または一方に蒸着することで反射部64を形成してもよい。
More specifically, as shown in FIG. 14, the
As a material for the
The reflection portion 64 is provided along the spherical surface centered on the center of the
The reflection unit 64 has high radio wave reflection characteristics like the
The reflection part 64 only needs to be able to sufficiently secure the intensity of the reflected wave W2, and the surface resistance R of the
As a material constituting the reflection portion 64, a material having conductivity can be used as in the
That is, the conductive material is, for example, a paint containing metal powder. The reflection part 64 is formed by apply | coating such a coating material to the one or both of the recessed part and convex part which comprise the several uneven | corrugated | grooved part 62 (by printing).
In addition, the conductive material may be a metal foil. The reflective part 64 can be formed by adhering such a metal foil to both or one of the concave and convex parts constituting the plurality of concave and convex parts 62 with an adhesive.
As such a metal foil, various conventionally known metal foils such as an aluminum foil can be used.
Alternatively, the reflective portion 64 may be formed by vapor-depositing a conductive material on both or one of the concave portions and convex portions constituting the plurality of concave and convex portions 62.
また、反射部64は、複数の凹凸部62を構成する凹部および凸部の双方または一方に導電性を有する材料が蒸着されることで形成された蒸着膜あるいは不連続蒸着膜で構成してもよい。
なお、導電性を有する材料として、金属以外の導電物質、例えばカーボンを含む材料など従来公知のさまざまな材料が使用可能である。
また、反射部64は、導電性を有する材料と非導電性を有する材料とが混合されて形成されていてもよい。
Moreover, the reflection part 64 may be comprised by the vapor deposition film formed by vapor-depositing the material which has electroconductivity in the recessed part and convex part which comprise the some uneven | corrugated | grooved part 62, or one side, or a discontinuous vapor deposition film. Good.
In addition, as a material having conductivity, various conventionally known materials such as a conductive substance other than metal, for example, a material containing carbon can be used.
In addition, the reflective portion 64 may be formed by mixing a conductive material and a non-conductive material.
また、反射部64は、帯状領域60に沿って該帯状領域60に埋設された導電性を有する材料で形成された糸、あるいは、導電性を有する材料が含浸された糸で構成してもよい。
また、このような糸として金属製のワイヤを用いていてもよい。
Moreover, the reflection part 64 may be comprised with the thread | yarn formed with the conductive material embed | buried in this strip | belt-shaped area |
Moreover, you may use metal wires as such a thread | yarn.
第9の実施の形態の野球用ボール2によれば、球体20の表面に反射部64が形成されている。
したがって、計測装置10のアンテナ12から発射された送信波W1が野球用ボール2の反射部64によって効率よく反射される。そのため、反射波W2の電波強度を確保する上で有利となり、第8の実施の形態と同様の効果が奏される。
すなわち、反射部64によって反射される反射波を利用することにより、反射部64の単位時間当たりの通過回数や野球用ボール2の回転軸の方向などの野球用ボール2の挙動を示すパラメータを求めることも可能となるため、野球用ボール2の挙動のより正確な分析を行う上で有利となる。
According to the
Therefore, the transmission wave W <b> 1 emitted from the
That is, by using the reflected wave reflected by the reflecting unit 64, parameters indicating the behavior of the
(第10の実施の形態)
次に第10の実施の形態について説明する。
図16は第10の実施の形態におけるサッカーボール4の構成を示す正面図である。
第10の実施の形態のサッカーボール4は、図16に示すように、球体20と、球体20の表面を構成する複数の表面領域70とを備え、表面領域70を区画する境目72に沿って電波反射性を有する反射部74が形成されているものである。
言い換えると、反射部74は球体20の中心を中心とした球面上に該球面に沿って設けられている。
より詳細に説明すると、本実施の形態では、表面領域70は、正五角形を呈する第1の表面領域7002と、正六角形を呈する第2の表面領域7004とで構成されている。
第1の表面領域7002の5つの辺のそれぞれに隣接して第2の表面領域7004が配置されている。
なお、表面領域70は、正五角形の第1の表面領域7002と、正六角形の第2の表面領域7004とで構成されるものに限定されるものではなく、従来公知のさまざまな形状の表面領域70が採用可能である。
境目72は、隣接する第1の表面領域7002と第2の表面領域7004との間に形成され、また、隣接する第2の表面領域7004同士の間に形成されている。
(Tenth embodiment)
Next, a tenth embodiment will be described.
FIG. 16 is a front view showing the configuration of the soccer ball 4 in the tenth embodiment.
As shown in FIG. 16, the soccer ball 4 according to the tenth embodiment includes a
In other words, the reflection portion 74 is provided along the spherical surface on the spherical surface centered on the center of the
More specifically, in the present embodiment, the surface region 70 includes a first surface region 7002 that exhibits a regular pentagon and a second surface region 7004 that exhibits a regular hexagon.
A second surface region 7004 is disposed adjacent to each of the five sides of the first surface region 7002.
The surface region 70 is not limited to a regular pentagonal first surface region 7002 and a regular hexagonal second surface region 7004, and is a surface region having various well-known shapes. 70 can be adopted.
The boundary 72 is formed between the adjacent first surface region 7002 and the second surface region 7004, and is formed between the adjacent second surface regions 7004.
反射部74は、第1の実施の形態における反射層22と同様に高い電波反射特性を有しており、電波(マイクロ波)を効率よく反射するものである。
反射部74は、反射波W2の強度を十分に確保することができればよく、第1の実施の形態と同様に、反射領域50の表面抵抗Rは130Ω/sq.以下とすることが必要となる。
反射部74を構成する材料として、第1の実施の形態における反射層22と同様に、導電性を有する材料を使用することができる。
すなわち、導電性を有する材料は、例えば、金属粉末を含む塗料である。このような塗料を境目72に沿って塗布することで(印刷することで)反射部74が形成される。
また、導電性を有する材料は、金属箔であってもよい。このような金属箔を境目72に沿って接着剤で貼り付けることで反射部74を形成することができる。
このような金属箔としてアルミニウム箔など従来公知のさまざまな金属箔が使用可能である。
また、導電性を有する材料を境目72に沿って蒸着することで反射部74を形成してもよい。
The reflection unit 74 has high radio wave reflection characteristics like the
The reflection unit 74 only needs to ensure the intensity of the reflected wave W2, and the surface resistance R of the
As a material constituting the reflecting portion 74, a material having conductivity can be used as in the case of the
That is, the conductive material is, for example, a paint containing metal powder. By applying such a paint along the boundary 72 (by printing), the reflection portion 74 is formed.
In addition, the conductive material may be a metal foil. The reflective portion 74 can be formed by sticking such a metal foil along the boundary 72 with an adhesive.
As such a metal foil, various conventionally known metal foils such as an aluminum foil can be used.
Alternatively, the reflective portion 74 may be formed by evaporating a conductive material along the boundary 72.
また、反射部74は、境目72に沿って導電性を有する材料が蒸着されることで形成された蒸着膜あるいは不連続蒸着膜で構成してもよい。
なお、導電性を有する材料として、金属以外の導電物質、例えばカーボンを含む材料など従来公知のさまざまな材料が使用可能である。
また、反射部74は、導電性を有する材料と非導電性を有する材料とが混合されて形成されていてもよい。
Further, the reflection portion 74 may be formed of a vapor deposition film or a discontinuous vapor deposition film formed by depositing a conductive material along the boundary 72.
In addition, as a material having conductivity, various conventionally known materials such as a conductive substance other than metal, for example, a material containing carbon can be used.
In addition, the reflective portion 74 may be formed by mixing a conductive material and a non-conductive material.
なお、本例では、表面領域70が、正五角形を呈する第1の表面領域7002と、正六角形を呈する第2の表面領域7004とで構成されている場合について説明したが、表面領域70の構成はこれに限定されるものではない。
サッカーボール4の表面領域70の構成はデザインによってさまざまであり、例えば、図17の変形例に示すようなものがある。
このサッカーボール4においては、表面領域70が湾曲した輪郭で縁取られた互いに同一形状を呈する第1、第2の表面領域7010、7012で構成されている。したがって、表面領域70を区画する境目72の形状は湾曲した形状となっている。
この場合も、表面領域70を区画する境目72に沿って電波反射性を有する反射部74が形成されており、したがって、反射部74は球体20の中心を中心とした球面上に該球面に沿って設けられている。
このように本発明は従来公知のさまざまな表面領域70を有するサッカーボール4に適用可能である。
In this example, the case where the surface region 70 includes the first surface region 7002 having a regular pentagon and the second surface region 7004 having a regular hexagon has been described. Is not limited to this.
The configuration of the surface area 70 of the soccer ball 4 varies depending on the design, and there is, for example, a modification shown in FIG.
In this soccer ball 4, the surface region 70 is composed of first and second surface regions 7010 and 7012 having the same shape and bordered by curved contours. Therefore, the boundary 72 that defines the surface region 70 has a curved shape.
Also in this case, a reflection part 74 having radio wave reflectivity is formed along the boundary 72 that defines the surface region 70. Therefore, the reflection part 74 is formed along a spherical surface centering on the center of the
As described above, the present invention is applicable to the soccer ball 4 having various conventionally known surface regions 70.
第10の実施の形態のサッカーボール4によれば、球体20の表面に反射部74が形成されている。
したがって、計測装置10のアンテナ12から発射された送信波W1がサッカーボール4の反射部74によって効率よく反射される。そのため、反射波W2の電波強度を確保する上で有利となり、第8の実施の形態と同様の効果が奏される。
すなわち、反射部74によって反射される反射波を利用することにより、反射部74の単位時間当たりの通過回数やサッカーボール4の回転軸の方向などのサッカーボール4の挙動を示すパラメータを求めることも可能となるため、サッカーボール4の挙動のより正確な分析を行う上で有利となる。
According to the soccer ball 4 of the tenth embodiment, the reflection portion 74 is formed on the surface of the
Therefore, the transmission wave W <b> 1 emitted from the
That is, by using the reflected wave reflected by the reflecting portion 74, parameters indicating the behavior of the soccer ball 4 such as the number of times the reflecting portion 74 passes per unit time and the direction of the rotation axis of the soccer ball 4 can be obtained. Therefore, it is advantageous in performing a more accurate analysis of the behavior of the soccer ball 4.
また、実施の形態では、球技用ボールが野球用ボール、あるいは、サッカーボールである場合について説明したが、本発明は、硬式テニスボール、軟式テニスボール、バレーボール、バスケットボール、卓球用ボール、ゴルフボールなどのさまざまな球技用ボールに広く適用可能である。 Further, in the embodiment, the case where the ball game ball is a baseball ball or a soccer ball has been described. It can be widely applied to various ball balls.
2……野球用ボール、20……球体、22……反射層、24……コア層、2402……内側コア層、2404……外側コア層、26……カバー層、40……コア層、42……カバー層。 2 ... Baseball ball, 20 ... Sphere, 22 ... Reflective layer, 24 ... Core layer, 2402 ... Inner core layer, 2404 ... Outer core layer, 26 ... Cover layer, 40 ... Core layer, 42 …… Cover layer.
Claims (2)
前記球体の中心を中心とした球面上に該球面の全域にわたって形成された電波反射性を有する反射層とを備え、
前記反射層は、導電性を有する材料で形成され、
前記反射層の表面抵抗が130Ω/sq.以下であり、
前記球体は、球状で中実のコア層と、このコア層を覆うカバー層とで形成され、
前記コア層は、球状で中実の内側コア層と、この内側コア層を覆う外側コア層とで構成され、
前記球体の中心を中心とした球面は、前記外側コア層の外面または前記カバー層の内面であり、
前記外側コア層は、前記内側コア層に巻き付けられた糸で構成された糸巻き層であり、
前記糸巻き層の全部を構成する糸が、導電性を有する材料が含浸された糸で形成され、
前記反射層は、前記糸巻き層で形成されている、
ことを特徴とする球技用ボール。 A sphere,
A radio frequency reflective layer formed over the entire spherical surface on a spherical surface centered on the center of the sphere,
The reflective layer is formed of a conductive material,
The reflective layer has a surface resistance of 130 Ω / sq. And
The sphere is formed of a spherical solid core layer and a cover layer covering the core layer,
The core layer is composed of a spherical and solid inner core layer and an outer core layer covering the inner core layer,
Sphere centered on the center of the sphere, the outer Menma other of the outer core layer is Ri inner Mendea of the cover layer,
The outer core layer is a wound layer composed of yarn wound around the inner core layer,
The yarn constituting the entire wound layer is formed of a yarn impregnated with a conductive material,
The reflective layer is formed of the spool layer,
A ball for ball games.
ことを特徴とする請求項1記載の球技用ボール。 The ball for ball game is a hard baseball ball,
The ball for ball games according to claim 1 .
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